JP2012016077A - 電力系統の周波数制御装置 - Google Patents
電力系統の周波数制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012016077A JP2012016077A JP2010147379A JP2010147379A JP2012016077A JP 2012016077 A JP2012016077 A JP 2012016077A JP 2010147379 A JP2010147379 A JP 2010147379A JP 2010147379 A JP2010147379 A JP 2010147379A JP 2012016077 A JP2012016077 A JP 2012016077A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- secondary battery
- charge
- depth
- frequency
- charging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
【課題】電力需給の不均衡に応じて二次電池に対して適切に充放電制御ができる電力系統の周波数制御装置を提供することである。
【解決手段】周波数偏差演算手段14は、予め定められた基準周波数f0と周波数検出器15で検出された周波数fとの偏差Δfを求め、充放電制御手段17は、周波数偏差演算手段16で得られた周波数偏差Δfが予め定めた範囲内になるように二次電池の充放電制御を行うとともに、充電深度検出器19で検出された二次電池13の充電深度cが50%になるように二次電池13の充電深度を補正する充電深度補正信号sを充電深度補正手段18から入力し、二次電池13の充電深度cが50%になるように充電深度補正制御を行う。
【選択図】図1
【解決手段】周波数偏差演算手段14は、予め定められた基準周波数f0と周波数検出器15で検出された周波数fとの偏差Δfを求め、充放電制御手段17は、周波数偏差演算手段16で得られた周波数偏差Δfが予め定めた範囲内になるように二次電池の充放電制御を行うとともに、充電深度検出器19で検出された二次電池13の充電深度cが50%になるように二次電池13の充電深度を補正する充電深度補正信号sを充電深度補正手段18から入力し、二次電池13の充電深度cが50%になるように充電深度補正制御を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、二次電池を用いて電力系統の周波数を制御する電力系統の周波数制御装置に関する。
電力系統は、発電所で発電した電力と負荷で消費する電力とが均衡を保つように運用されている。発電所の発電電力と負荷の消費電力との間に不均衡が生じると、電力系統の周波数が変動するので、電力系統の周波数を監視し電力系統の周波数が基準周波数(50Hzまたは60Hz)を維持するように発電所の出力調整を行っている。
電力系統における電力の需給制御は、発電所で単独に行われる制御と中央給電指令所の出力制御指令により行われる制御とがある。短い周期(数分以下)の変動幅が狭い需要変動については、各発電所の発電機のガバナフリー運転により、電力系統の周波数変動に応じて発電機の出力を制御している。一方、中央給電指令所からの出力制御信号により行われる発電所の出力制御としては、LFC(負荷周波数制御)とEDC(経済負荷配分制御)とがあり、LFCは、数分から十数分程度の周期での需要変動に対応して各発電所の出力制御を行うものであり、EDCは、LFCが対象とするよりも長い周期(十数分以上)の大幅な需要変動に対応して各発電機の出力制御を行うものである。これにより、電力の需給に不均衡が生じたときに、電力系統の周波数が基準周波数の所定の範囲から逸脱しないように発電機の出力を制御している。
発電機の出力制御を支援する目的で、電力系統に電力貯蔵設備を接続し需要の少ないときに電力を貯蔵し、需要の多いときには貯蔵した電力を放出して需要変動に対応する場合がある。
電力貯蔵設備として二次電池を用いて、電力系統の周波数偏差が所定範囲を超え大幅な需給不均衡が生じているときは、LFCにより、発電所の電力発電量を制御して大幅な需給不均衡を解消し、周波数偏差が所定の範囲以下の小幅な需給不均衡であるときは、二次電池の充放電により小幅な需給不均衡を解消するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
これは、二次電池の充電深度が所定の値に保たれるように充放電を制御するものであり、例えば、充電深度が70〜80%(または95%)程度となるまで充電を行い、充電深度が20〜30%(または5%)程度となるまで放電を行い、充電深度をこの範囲に保つことにより、200〜250%程度の過負荷運転を可能としている。
しかし、特許文献1のものでは、二次電池の充電深度が所定の値に保たれるように充放電を制御するものであることから、例えば、電力系統の周波数が上昇し二次電池に充電をしなければならない状態となったときに、二次電池の充電深度が70〜80%(または95%)に保たれていると、たとえ過負荷運転を許容するとしても二次電池に充電できる充電量が制限される。逆に、電力系統の周波数が下降し二次電池から放電をしなければならない状態となったときに、二次電池の充電深度が20〜30%(または5%)程度に保たれていると、たとえ過負荷運転を許容するとしても二次電池から放電できる放電量が制限される。
このように、二次電池の充電深度がいずれか一方に偏っていると、その偏っている充電深度側に充放電制御しなければならない電力需給の不均衡が発生したときには、二次電池の充放電制御が適切にできないことがある。その場合、周波数変動の抑制に適切に対応できないことがある。
本発明の目的は、電力需給の不均衡に応じて二次電池に対して適切に充放電制御ができる電力系統の周波数制御装置を提供することである。
請求項1の発明に係る電力系統の周波数制御装置は、電力系統の需要変動に応じて前記電力系統に接続された複数台の二次電池の充放電制御を行って前記電力系統の周波数を基準周波数になるように制御する電力系統の周波数制御装置において、前記電力系統の周波数を検出する周波数検出器と、予め定められた基準周波数と前記周波数検出器で検出された周波数との偏差を求める周波数偏差演算手段と、前記周波数偏差演算手段で得られた周波数偏差が予め定めた範囲内になるように二次電池の充放電制御を行う充放電制御手段と、前記二次電池の充電深度を検出する充電深度検出器と、前記充電深度検出器で検出された前記二次電池の充電深度が50%になるように前記二次電池の充電深度を補正する充電深度補正信号を前記充放電制御手段に出力する充電深度補正手段を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明に係る電力系統の周波数制御装置は、請求項1の発明において、前記充電深度補正手段は、前記周波数偏差が予め定めた範囲内にあるときに、前記二次電池の充電深度が50%になるように補正する充電深度補正信号を前記充放電制御手段に出力することを特徴とする。
請求項3の発明に係る電力系統の周波数制御装置は、請求項1の発明において、前記充電深度補正手段は、前記二次電池の充電深度が予め定めた範囲を逸脱しているときに前記二次電池の充電深度が50%になるように補正する充電深度補正信号を前記充放電制御手段に出力することを特徴とする。
請求項4の発明に係る電力系統の周波数制御装置は、請求項1乃至3の発明において、前記充電深度補正手段は、前記周波数偏差が小さくなる方向に、前記二次電池の充電深度が50%になるように補正する充電深度補正信号を前記充放電制御手段に出力することを特徴とする。
請求項5の発明に係る電力系統の周波数制御装置は、請求項1乃至4のいずれか一の発明において、前記充放電制御手段は、前記二次電池の放電制御を行うときは、充電深度が大きい二次電池を優先して放電対象の二次電池とし、放電対象の二次電池が充電深度の下限値になるまで放電を行い、前記二次電池の充電制御を行うときは、充電深度が小さい二次電池を優先して充電対象の二次電池とし、充電対象の二次電池が充電深度の上限値になるまで充電を行うことを特徴とする。
請求項6の発明に係る電力系統の周波数制御装置は、請求項1乃至5のいずれか一の発明において、前記充電深度補正手段は、電力の需要が増加すると予測されるときは前記二次電池の充電深度を50%に補正することに代えてそれより大きい値に補正し、電力の需要が減少すると予測されるときは前記二次電池の充電深度を50%に補正することに代えてそれより小さい値に補正することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、二次電池の充電深度が50%になるように二次電池の充電深度を補正するので、二次電池の充電深度は50%近傍に保たれ、電力需給の不均衡が発生したとき二次電池に対して充放電のいずれであっても同程度に制御できる。
請求項2の発明によれば、周波数偏差が予め定めた範囲内にあるときに二次電池の充電深度が50%になるように補正するので、電力系統の周波数変動にほとんど影響を与えることなく二次電池の充電深度を50%に補正できる。
請求項3の発明によれば、二次電池の充電深度が予め定めた範囲を逸脱しているときに二次電池の充電深度が50%になるように補正するので、二次電池の充電深度の補正のための充放電制御を頻繁に行うことを抑制できる。
請求項4の発明によれば、周波数偏差が小さくなる方向に二次電池の充電深度が50%になるように補正するので、電力系統の周波数変動を抑制しつつ二次電池の充電深度を50%に補正できる。
請求項5の発明によれば、二次電池の放電制御を行うときは充電深度が大きい二次電池を優先して放電対象の二次電池とし充電深度の下限値になるまで放電を行い、二次電池の充電制御を行うときは充電深度が小さい二次電池を優先して充電対象の二次電池とし充電深度の上限値になるまで充電を行うので、充放電制御の対象となる二次電池を頻繁に切り替えることなく、しかも上限値から下限値までの充放電制御ができ、二次電池の充放電によるロスを抑制できる。
請求項6の発明によれば、電力需給の増加に備えて二次電池の充電量を大きくするので、電力需要の増加に伴う不足電力を補う二次電池からの放電量を多くでき、同様に、電力需要の減少に備えて二次電池の充電深度を小さくするので、電力需要の減少に伴う余剰電力の二次電池への充電量を多くできる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係る電力系統の周波数制御装置の構成図である。電力系統11には複数の発電所の発電機12a〜12nが接続され、電力系統11に電力を供給している。また、電力系統11には複数台の二次電池13a〜13iが接続されており、二次電池13a〜13iは電力系統11の余剰電力を充電し、電力系統11の電力需給に不足が生じたときは二次電池13a〜13iに充電していた電力を電力系統11に放電するものである。
周波数制御装置14は、電力系統11の需要変動に応じて二次電池13a〜13iの充放電制御を行って電力系統11の周波数f(以下、系統周波数fという)を基準周波数f0になるように制御するものである。周波数制御装置14の周波数検出器15は、電力系統11の電圧または電流の周波数fを検出し周波数偏差演算手段16に出力する。周波数偏差演算手段16は、予め定められた基準周波数f0と周波数検出器15で検出された周波数fとの偏差Δf(=f0−f)を求め、充放電制御手段17及び充電深度補正手段18a〜18iに出力する。
充放電制御手段17は、周波数偏差演算手段16で得られた周波数偏差Δfが予め定めた範囲内になるように二次電池13a〜13iの充放電制御を行う。これは、電力系統11の電力の過不足は周波数変動として表れるからである。例えば、系統周波数fが基準周波数f0より小さい(周波数偏差Δfが正である)ときは二次電池13a〜13iの放電制御を行い、系統周波数fが基準周波数f0より大きい(周波数偏差Δfが負である)ときは二次電池13a〜13iの充電制御を行う。
また、二次電池13a〜13iの充電深度ca〜ciは充電深度検出器19a〜19iで検出され充電深度補正手段18a〜18iに入力される。充電深度補正手段18a〜18iは、充電深度検出器19a〜19iで検出された二次電池13a〜13iの充電深度ca〜ciが50%になるように二次電池13a〜13iの充電深度ca〜ciを補正する充電深度補正信号sa〜siを充放電制御手段17に出力する。充放電制御手段17は充電深度補正信号sa〜siを加味して二次電池13の充電制御を行う。
図2は本発明の実施の形態に係る電力系統の周波数制御装置14の実施例1の動作を示す波形図である。図2では説明を簡単にするため2個の二次電池13a、13bである場合を示しており、2個の二次電池13a、13bは充電深度ca、cbが上限値80%〜下限値20%の範囲で運用される場合を示している。
系統周波数fが予め定められた許容範囲ε(f0−ε/2≦f0≦f0+ε/2)内にある場合には、二次電池13a、13bの充電深度ca、cbは基準値の50%に保たれている。いま、時点t1で系統周波数fが許容範囲εを下降方向に逸脱しf=f0−ε/2未満になったとすると、まず、充放電制御手段17は二次電池13aを放電開始する。そして、時点t2で二次電池13aの充電深度caが下限値の20%となると、充放電制御手段17は2台目の二次電池13bを放電開始する。そして、時点t3で系統周波数fが許容範囲εに復帰したとすると、充放電制御手段17は二次電池13bの放電を停止する。このときの二次電池13bの充電深度cbは、例えば下限値の20%よりも大きな30%であるとする。
一方、時点t1で二次電池13aが放電開始することに伴い二次電池13aの充電深度caが50%でなくなるので、充電深度補正手段18aは時点t1から充電深度補正信号saを充放電制御手段17に出力することになる。同様に、時点t2で二次電池13bが放電開始することに伴い二次電池13bの充電深度cbが50%でなくなるので、充電深度補正手段18bは時点t2から充電深度補正信号sbを充放電制御手段17に出力することになる。
充放電制御手段17は、時点t1〜時点t2においては充電深度補正手段18aからの充電深度補正信号saを加味しつつ二次電池13aの放電制御を行い、時点t2以降においては二次電池13aの充電深度caが50%になるまで充電深度補正制御を行うことになる。同様に、充放電制御手段18bは時点t2〜時点t3においては充電深度補正手段18bからの充電深度補正信号sbを加味しつつ二次電池13bの放電制御を行い、時点t3以降においては二次電池13bの充電深度cbが50%になるまで充電深度補正制御を行うことになる。
時点t4において、二次電池13bの充電深度cbが基準値の50%になると、充電深度補正手段18bからの充電深度補正信号sbがなくなるので、充放電制御手段17は二次電池13bの充電深度補正制御を停止する。一方、二次電池13aの充電深度caは基準値の50%になっていないので、充放電制御手段17は二次電池13aの充電深度補正制御を継続する。
二次電池13aの充電深度caが基準値の50%になる以前の時点t5で、系統周波数fが許容範囲εを上昇方向に逸脱しf=f0+ε/2を超えたとすると、充放電制御手段17は、二次電池13aの充電深度補正制御を継続しながら二次電池13aを充電開始する。そして、時点t6で二次電池13aの充電深度caが上限値の80%となると、充放電制御手段17は2台目の二次電池13bを充電開始する。その後、時点t7で系統周波数fが許容範囲f=f0±ε/2以内に復帰したとすると、充放電制御手段17は二次電池13bの充電を停止する。このときの二次電池13bの充電深度cbは、例えば上限値の80%よりも小さな70%であるとする。
一方、時点t5で二次電池13aが充電開始することに伴い二次電池13aの充電深度caは、50%未満から50%を通過して50%を超えた状態となり、基準値の50%で維持できないので、充電深度補正手段18aは時点t5以降も充電深度補正信号saを充放電制御手段17に出力することになる。
二次電池13bの充電深度cbは時点t4で基準値の50%に維持されているが、時点t6で二次電池13bが充電開始することに伴い二次電池13bの充電深度cbが50%でなくなるので、充電深度補正手段18bは時点t6から充電深度補正信号sbを充放電制御手段17に出力することになる。
従って、充放電制御手段17は、時点t5〜時点t6においては充電深度補正手段18aからの充電深度補正信号saを加味しつつ二次電池13aの充電制御を行い、時点t6以降においては二次電池13aの充電深度caが50%になるまで充電深度補正制御を行うことになる。同様に、充放電制御手段18bは時点t6〜時点t7においては充電深度補正手段18bからの充電深度補正信号sbを加味しつつ二次電池13bの充電制御を行い、時点t7以降においては二次電池13bの充電深度cbが50%になるまで充電深度補正制御を行うことになる。
実施例1によれば、二次電池13の充放電制御とともに、充電深度cが50%になるように二次電池13の充電深度cを充電深度補正制御を行うので、二次電池13の充放電制御により一時的に充電深度cが偏ったとしても、最終的には充電深度cは基準値の50%近傍に保たれる。従って、電力需給の不均衡が発生したとき二次電池13に対して充放電のいずれであっても同程度に制御できる。
図3は本発明の実施の形態に係る電力系統の周波数制御装置14の実施例2の動作を示す波形図である。この実施例2は、図2に示した実施例1に対し、周波数偏差Δfが予め定めた範囲内にあるときに、二次電池13の充電深度cが基準値の50%になるように補正するようにしたものである。図3では、図2の場合と同様に、2個の二次電池13a、13bである場合を示しており、2個の二次電池13a、13bは充電深度ca、cbが上限値80%〜下限値20%の範囲で運用される場合を示している。また、周波数偏差Δfの予め定めた範囲は、|Δf|≦ε/2である場合を示している。つまり、系統周波数fが予め定められた許容範囲ε(f0−ε/2≦f0≦f0+ε/2)内にある場合である。
二次電池13a、13bの充電深度ca、cbが基準値の50%に保たれている状態において、いま、時点t1で系統周波数fが許容範囲εを下降方向に逸脱しf=f0−ε/2未満になったとすると、まず、充放電制御手段17は二次電池13aを放電開始する。そして、時点t2で二次電池13aの充電深度caが下限値の20%となると、充放電制御手段17は2台目の二次電池13bを放電開始する。そして、時点t3で系統周波数fが許容範囲f=f0±ε/2以内に復帰したとすると、充放電制御手段17は二次電池13bの放電を停止する。このときの二次電池13bの充電深度cbは、例えば下限値の20%よりも大きな30%であるとする。
一方、時点t1で二次電池13aが放電開始することに伴い二次電池13aの充電深度caが50%でなくなるが、時点t1〜時点t3においては周波数偏差Δfは予め定めた範囲|Δf|≦ε/2内でないので、充電深度補正手段18aは充電深度補正信号saを充放電制御手段17に出力することはない。同様に、時点t2で二次電池13bが放電開始することに伴い二次電池13bの充電深度cbが50%でなくなるが、時点t2〜時点t3においては周波数偏差Δfは予め定めた範囲|Δf|≦ε/2内でないので、充電深度補正手段18bは充電深度補正信号sbを充放電制御手段17に出力することはない。
時点t3になると、周波数偏差Δfは予め定めた範囲|Δf|≦ε/2内となり、二次電池13aの充電深度caは20%であり基準値の50%ではないので、充電深度補正手段18aは充電深度補正信号saを充放電制御手段17に出力する。同様に、時点t3では、二次電池13bの充電深度cbは30%であり基準値の50%ではないので、充電深度補正手段18bは充電深度補正信号sbを充放電制御手段17に出力する。
これにより、充放電制御手段17は、時点t3以降において充電深度補正手段18aからの充電深度補正信号saにより二次電池13aの充電深度caが基準値の50%になるまで充電深度補正制御を行い、同様に、充電深度補正手段18bからの充電深度補正信号sbにより二次電池13bの充電深度cbが基準値の50%になるまで充電深度補正制御を行う。
そして、時点t4において、二次電池13bの充電深度cbが基準値の50%になると、充電深度補正手段18bからの充電深度補正信号sbがなくなるので、充放電制御手段17は二次電池13bの充電深度補正制御を停止する。一方、二次電池13aの充電深度caは基準値の50%になっていないので、充放電制御手段17は二次電池13aの充電深度補正制御を継続する。
二次電池13aの充電深度caが基準値の50%になる以前の時点t5で、系統周波数fが許容範囲εを上昇方向に逸脱しf=f0+ε/2を超えたとすると、周波数偏差Δfは予め定めた範囲|Δf|≦ε/2内でないので、充電深度補正手段18aは充電深度補正信号saの出力を停止する。これにより、充放電制御手段17は、二次電池13aの充電深度補正制御を停止するとともに、二次電池13aの充電制御を開始する。そして、時点t6で二次電池13aの充電深度caが上限値の80%となると、充放電制御手段17は2台目の二次電池13bを充電開始する。
その後、時点t7で系統周波数fが許容範囲f=f0±ε/2以内に復帰したとすると、充放電制御手段17は二次電池13bの充電を停止するとともに、周波数偏差Δfは予め定めた範囲|Δf|≦ε/2内となるので、充電深度補正手段18aは充電深度補正信号saを、充電深度補正手段18bは充電深度補正信号sbをそれぞれ充放電制御手段17に出力する。これにより、充放電制御手段17は周波数偏差Δfが予め定めた範囲|Δf|≦ε/2内にあるときに充電深度補正制御を行うことになる。
実施例2によれば、周波数偏差Δfが予め定めた範囲|Δf|≦ε/2内にあるときに二次電池13の充電深度cが基準値の50%になるように補正するので、系統周波数fにほとんど影響を与えることなく二次電池13の充電深度cを50%に補正できる。
図4は、本発明の実施の形態に係る電力系統の周波数制御装置の実施例3の動作を示す波形図である。この実施例3は、二次電池13の充電深度cが予め定めた範囲を逸脱しているときに二次電池13の充電深度cが基準値の50%になるように補正するようにしたものである。図4では、充電深度cの予め定めた範囲として、下限閾値30%〜上限閾値70%の範囲を設定した場合を示している。
二次電池13a、13bの充電深度cは基準値の50%に保たれている状態において、いま、時点t1で系統周波数fが許容範囲εを上昇方向に逸脱したとすると、充放電制御手段17は充電制御を開始する。これにより、二次電池13の充電深度cが大きくなり、時点t2で充電深度cが上限閾値70%を超えたとすると、充電深度補正手段18は充電深度補正信号sを充放電制御手段17に出力する。これにより、充放電制御手段17は、時点t2から充電深度補正手段18からの充電深度補正信号sを加味しつつ二次電池13の充電制御を行い、時点3で充電制御が終了すると、時点t3以降は二次電池13の充電深度cが基準値の50%になる時点t4まで充電深度補正制御を行う。
次に、充電深度cが基準値の50%に保たれた状態の時点t5で系統周波数fが下降方向に許容範囲εを逸脱したとすると、充放電制御手段17は放電制御を開始する。そして、例えば、放電深度cが下限閾値30%になる前の時点t6において、充電深度が40%で放電制御が終了したとすると、充電深度40%は下限閾値30%より大きいので、充電深度補正手段18は充電深度補正信号sを充放電制御手段17に出力することはない。従って、充放電制御手段17は充電深度補正制御を行わない。
そして、時点t7において放電制御が開始され、時点t8で二次電池13の充電深度cが下限閾値30%未満となったとすると、充電深度補正手段18は充電深度補正信号sを充放電制御手段17に出力する。これにより、充放電制御手段17は、時点t8から充電深度補正手段18からの充電深度補正信号sを加味しつつ二次電池13の放電制御を行い、時点t9で放電制御が終了すると、時点t9以降は二次電池13の充電深度cが基準値の50%になる時点t10まで充電深度補正制御を行う。
実施例3によれば、二次電池13の充電深度cが予め定めた範囲(例えば、下限閾値30%〜上限閾値70%)を逸脱しているときに、二次電池13の充電深度cが基準値の50%になるように補正するので、二次電池13の充電深度cの補正のための充放電制御の頻度を抑制できる。これにより、充放電制御手段17の演算処理を軽減でき、また、二次電池13の小刻みな充放電によるロスを回避できる。
図5は、本発明の実施の形態に係る電力系統の周波数制御装置の実施例4の動作を示す波形図である。この実施例4は、実施例1乃至実施例3において、周波数偏差Δfが小さくなる方向に、二次電池13の充電深度cが基準値の50%になるように補正するようにしたものである。
図5に示すように、系統周波数fが許容範囲εを上側に逸脱している状態から、時点t1で許容範囲ε内に入り、時点t2で基準周波数f0となり、時点t3で基準周波数f0より小さくなり、さらに時点t4で許容範囲εを下側に逸脱した場合を考える。
図5の時点t2以前においては、系統周波数fは基準周波数より大きいので、電力系統11に余剰電力がある状態である。従って、この場合は、充放電制御手段17は、二次電池13の充電深度が基準値の50%未満である場合に充電深度補正制御を行い、二次電池13の充電深度cが基準値の50%を超えている場合には、充電深度補正制御は行わない。もし、二次電池13の充電深度cが基準値の50%を超えている場合に充電深度補正制御を行うと、二次電池13から電力系統11に補正用電力を放電することになり、系統周波数fをさらに大きくする方向となるから、それを避けるためである。
一方、図5の時点t3以降においては、系統周波数fは基準周波数より小さいので、電力系統11は電力が不足している状態である。従って、この場合は、充放電制御手段17は、二次電池13の充電深度が基準値の50%を超える場合に充電深度補正制御を行い、二次電池13の充電深度cが基準値の50%未満である場合には、充電深度補正制御は行わない。もし、二次電池13の充電深度cが基準値の50%未満場合に充電深度補正制御を行うと、電力系統11から二次電池13に補正用電力を充電することになり、系統周波数fをさらに小さくする方向となるから、それを避けるためである。
実施例4によれば、周波数偏差Δfが小さくなる方向に二次電池13の充電深度cが基準値の50%になるように補正するので、電力系統11の周波数変動を抑制しつつ二次電池13の充電深度cを50%に補正できる。
図6は、本発明の実施の形態に係る電力系統の周波数制御装置の実施例5の動作を示す波形図である。この実施例5は、実施例1乃至実施例4において、二次電池13の放電制御を行うときは、充電深度cが大きい二次電池13を優先して放電対象の二次電池とし、放電対象の二次電池13が充電深度cの下限値20%になるまで放電を行い、二次電池13の充電制御を行うときは、充電深度cが小さい二次電池13を優先して充電対象の二次電池13とし、充電対象の二次電池13が充電深度cの上限値80%になるまで充電を行うようにしたものである。すなわち、放電対象の二次電池13は一旦下限値20%になるまで放電制御を行い、充電対象の二次電池13は一旦上限値80%になるまで充電制御を行うようにしたものである。
図6では、3個の二次電池13a、13b、13cである場合を示しており、3個の二次電池13a、13b、13cは充電深度ca、cb,ccが上限値80%〜下限値20%の範囲で運用され、それらの充電深度ca、cb、ccは初期値として基準値の50%に保たれている場合を示している。また、説明を簡単にするため、充電深度ca、cb、ccは充電深度補正制御による変化分の図示は省略している。また、初期状態では、3個の二次電池13a、13b、13cの充電深度ca、cb、ccはすべて基準値の50%に保たれているので、その場合は、予め定めたabcの順番で二次電池13a、13b、13cを起動することになる。
いま、時点t1で系統周波数fが許容範囲εを下降方向に逸脱したとすると、充放電制御手段17は、二次電池13a、13b、13cのうちのいずれかの二次電池13を選択して放電制御を行うことになる。この場合、二次電池13a、13b、13cの充電深度ca、cb、ccはすべて基準値の50%で同じであるので、予め定めた順番(例えば、abc順)で二次電池13aを選択し、1台目の二次電池13aを選択し放電開始する。
そして、放電制御が継続している状態で、時点t2で二次電池13aの充電深度caが下限値の20%となると、充放電制御手段17は、残りの二次電池13b、13cのいずれかを選択して放電制御を行うことになる。この場合、二次電池13b、13cの充電深度cb、ccは基準値の50%で同じであるので、予め定めた順番(例えば、bc順)で二次電池13bを選択し、2台目の二次電池13bを放電開始する。
そして、時点t3で系統周波数fが許容範囲εに復帰したとすると、充放電制御手段17は二次電池13bの放電を停止する。このときの二次電池13bの充電深度cbは、例えば下限値の20%よりも大きな35%であるとする。なお、二次電池13cの充電深度ccは充放電制御が行われていないので、初期値のままである。時点t3〜時点t4では系統周波数fが許容範囲εに入っている状態であり、充放電制御手段17による充放電制御は停止している。
次に、時点t4で、系統周波数fが許容範囲εを上昇方向に逸脱したとすると、充放電制御手段17は、二次電池13の充電制御を行うことになる。充放電制御手段17は、二次電池13a、13b、13cのうち充電深度cが最も小さい二次電池13aを優先して充電対象の二次電池とし、充電対象の二次電池13aの充電制御を行う。充電対象の二次電池は一旦上限値80%になるまで充電制御が行われる。
充電制御が継続し、時点t5で二次電池13aの充電深度caが上限値の80%となると、充放電制御手段17は、残りの二次電池13b、13cのいずれかを選択して充電制御を継続することになる。この場合、二次電池13bは、時点t2〜時点t3において放電制御の対象となっており、まだ、下限値20%まで放電制御されていないので、放電対象の二次電池である。従って、放電対象の二次電池を除いて充電深度cが最も大きい二次電池を優先して放電対象の二次電池とする。つまり、二次電池13cが2台目の充電対象の二次電池として選択され充電制御が開始される。
そして、時点t6で系統周波数fが許容範囲εに復帰したとすると、充放電制御手段17は二次電池13cの充電を停止する。このときの二次電池13cの充電深度ccは、例えば上限値の80%よりも小さい67%であるとする。なお、二次電池13bの充電深度cbは充放電制御が行われていないので、時点t3における35%のままである。時点t6〜時点t7では系統周波数fが許容範囲εに入っている状態であり、充放電制御手段17による充放電制御は停止している。
次に、時点t7で、系統周波数fが許容範囲εを下降方向に逸脱したとすると、充放電制御手段17は、二次電池13の放電制御を行うことになる。充放電制御手段17は、二次電池13a、13b、13cのうちから放電対象の二次電池を選択することになる。この場合、二次電池13aは充電深度caが最も大きい二次電池であるが、二次電池13bは、時点t2〜時点t3において放電制御の対象となっており、まだ、下限値20%まで放電制御されていないので、二次電池13aより二次電池13bの方が放電対象の二次電池として優先度が高い。従って、充放電制御手段17は、二次電池13bを放電対象の二次電池として選択し二次電池13bの放電制御を開始する。
放電制御が継続し、時点t8で二次電池13bの充電深度cbが下限値の20%となると、充放電制御手段17は、残りの二次電池13a、13cのいずれかを選択して放電制御を継続することになる。この場合、二次電池13cは、時点t5〜時点t6において充電制御の対象となっており、まだ、上限値80%まで充電制御されていないので、充電対象の二次電池であり放電対象の二次電池ではない。従って、充電対象の二次電池を除いて充電深度cが最も大きい二次電池13aが2台目の放電対象の二次電池として選択され放電制御が開始される。
そして、時点t9で系統周波数fが許容範囲εに復帰したとすると、充放電制御手段17は二次電池13aの放電を停止する。このときの二次電池13aの充電深度caは、例えば下限値の20%よりも大きい40%であるとする。なお、二次電池13cの充電深度ccは充放電制御が行われていないので、時点t6における67%のままである。時点t9〜時点t10では系統周波数fが許容範囲εに入っている状態であり、充放電制御手段17による充放電制御は停止している。
次に、時点t10で、系統周波数fが許容範囲εを上昇方向に逸脱したとすると、充放電制御手段17は、二次電池13の充電制御を行うことになる。充放電制御手段17は、二次電池13a、13b、13cのうち放電対象の二次電池を選択することになる。この場合、二次電池13bは充電深度cbが最も小さい二次電池であるが、二次電池13cは、時点t5〜時点t6において充電制御に対象となっており、まだ、上限値80%まで充電制御されていないので、二次電池13bより二次電池13cの方が放電対象の二次電池として優先度が高い。従って、充放電制御手段17は、二次電池13cを充電対象の二次電池として選択し二次電池13cの充電制御を開始する。
充電制御が継続し、時点t11で二次電池13cの充電深度ccが上限値の80%となると、充放電制御手段17は、残りの二次電池13a、13bのいずれかを選択して充電制御を継続することになる。この場合、二次電池13aは、時点t8〜時点t9において放電制御の対象となっており、まだ、下限値20%まで放電制御されていないので、放電対象の二次電池であり充電対象の二次電池ではない。従って、放電対象の二次電池を除いて充電深度が最も小さい二次電池13bが2台目の充電対象の二次電池として選択され充電制御が開始される。
そして、時点t12で系統周波数fが許容範囲εに復帰したとすると、充放電制御手段17は二次電池13bの充電を停止する。このときの二次電池13bの充電深度cbは、例えば上限値の80%よりも小さい62%であるとする。なお、二次電池13aの充電深度caは充放電制御が行われていないので、時点t9における40%のままである。時点t12〜時点t13では系統周波数fが許容範囲εに入っている状態であり、充放電制御手段17による充放電制御は停止している。
次に、時点t13で、系統周波数fが許容範囲εを下降方向に逸脱したとすると、充放電制御手段17は、二次電池13の放電制御を行うことになる。充放電制御手段17は、二次電池13a、13b、13cのうちから放電対象の二次電池を選択することになる。この場合、二次電池13cは充電深度ccが最も大きい二次電池であるが、二次電池13aは、時点t8〜時点t9において放電制御の対象となっており、まだ、下限値20%まで放電制御されていないので、二次電池13cより二次電池13aの方が放電対象の二次電池として優先度が高い。従って、充放電制御手段17は、二次電池13aを放電対象の二次電池として選択し二次電池13aの放電制御を開始する。
放電制御が継続し、時点t14で二次電池13aの充電深度caが下限値の20%となると、充放電制御手段17は、残りの二次電池13b、13cのいずれかを選択して充電制御を継続することになる。この場合、二次電池13bは、時点t11〜時点t12において充電制御の対象となっており、まだ、上限値80%まで充電制御されていないので、充電対象の二次電池であり放電対象の二次電池ではない。従って、充電対象の二次電池を除いて最も充電深度の大きい二次電池13cが2台目の放電対象の二次電池として選択され放電制御が開始される。
そして、時点t15で系統周波数fが許容範囲εに復帰したとすると、充放電制御手段17は二次電池13cの放電を停止する。このときの二次電池13cの充電深度ccは、例えば下限値の20%よりも大きい40%であるとする。なお、二次電池13bの充電深度cbは充放電制御が行われていないので、時点t12における62%のままである。時点t15〜時点t16では系統周波数fが許容範囲εに入っている状態であり、充放電制御手段17による充放電制御は停止している。
次に、時点t16で、系統周波数fが許容範囲εを上昇方向に逸脱したとすると、充放電制御手段17は、二次電池13の充電制御を行うことになる。充放電制御手段17は、二次電池13a、13b、13cのうち放電対象の二次電池を選択することになる。この場合、二次電池13aは充電深度caが最も小さい二次電池であるが、二次電池13bは、時点t11〜時点t12において充電制御に対象となっており、まだ、上限値80%まで充電制御されていないので、二次電池13aより二次電池13bの方が放電対象の二次電池として優先度が高い。従って、充放電制御手段17は、二次電池13bを充電対象の二次電池として選択し二次電池13bの充電制御を開始する。
充電制御が継続し、時点t17で二次電池13bの充電深度bcが上限値の80%となると、充放電制御手段17は、残りの二次電池13a、13cのいずれかを選択して充電制御を継続することになる。この場合、二次電池13cは、時点t14〜時点t15において放電制御の対象となっており、まだ、下限値20%まで放電制御されていないので、放電対象の二次電池であり充電対象の二次電池ではない。従って、放電対象の二次電池を除いて充電深度が最も小さい二次電池13aが2台目の充電対象の二次電池として選択され充電制御が開始される。
そして、時点t18で系統周波数fが許容範囲εに復帰したとすると、充放電制御手段17は二次電池13aの充電を停止する。このときの二次電池13aの充電深度caは、例えば上限値の80%よりも小さい37%であるとする。なお、二次電池13cの充電深度ccは充放電制御が行われていないので、時点t14における40%のままである。時点t18〜時点t19では系統周波数fが許容範囲εに入っている状態であり、充放電制御手段17による充放電制御は停止している。
次に、時点t19で、系統周波数fが許容範囲εを下降方向に逸脱したとすると、充放電制御手段17は、二次電池13の放電制御を行うことになる。充放電制御手段17は、二次電池13a、13b、13cのうちから放電対象の二次電池を選択することになる。この場合、二次電池13bは充電深度cが最も大きい二次電池であるが、二次電池13cは、時点t14〜時点t15において放電制御の対象となっており、まだ、下限値20%まで放電制御されていないので、二次電池13bより二次電池13cの方が放電対象の二次電池として優先度が高い。従って、充放電制御手段17は、二次電池13cを放電対象の二次電池として選択し二次電池13cの放電制御を開始する。
放電制御が継続し、時点t20で二次電池13cの充電深度ccが下限値の20%となると、充放電制御手段17は、残りの二次電池13b、13cのいずれかを選択して充電制御を継続することになる。この場合、二次電池13aは、時点t17〜時点t18において充電制御の対象となっており、まだ、上限値80%まで充電制御されていないので、充電対象の二次電池であり放電対象の二次電池ではない。従って、二次電池13bが2台目の放電対象の二次電池として選択され放電制御が開始される。
実施例5によれば、一旦放電対象となった二次電池13は必ず下限値20%になるまで放電制御を行い、一旦充電対象の二次電池13は必ず上限値80%になるまで充電制御を行うので、充放電制御の対象となる二次電池を頻繁に切り替えることなく、しかも上限値80%から下限値20%までの充放電制御でき、二次電池13の充放電によるロスを抑制できる。
以上の説明では、二次電池13の充電深度cを基準値の50%に補正する場合について説明したが、電力需要の予測に応じて充電深度cを基準値を変更するようにしてもよい。
一般に、電力需要は早朝から徐々に増加し始め、企業の始業時期の午前9時前後からさらに増加する。そして、昼休みに一旦減少して、企業の終業時期の午後6時前後から減少し始め、深夜にはベースロードとなる。従って、電力の需要が増加すると予測される時期には、予め二次電池13の充電深度cを50%に補正することに代えて、それより大きい値例えば70%に補正するようにする。一方、電力の需要が減少すると予測される時期には、予め二次電池13の充電深度cを50%に補正することに代えて、それより小さい値例えば30%に補正する。これにより、電力需給の増加の時期には、二次電池13の充電量が大きくなっているので、電力需要の増加に伴う不足電力を補う二次電池からの放電量を多くできる。同様に、電力需要の減少の時期には、二次電池13の充電量が小さくなっているので、電力需要の減少に伴う余剰電力の二次電池13への充電量を多くできる。
11…電力系統、12…発電機、13…二次電池、14…周波数制御装置、15…周波数検出器、16…周波数偏差演算手段、17…充放電制御手段、18…充電深度補正手段、19…充電深度検出器
Claims (6)
- 電力系統の需要変動に応じて前記電力系統に接続された複数台の二次電池の充放電制御を行って前記電力系統の周波数を基準周波数になるように制御する電力系統の周波数制御装置において、
前記電力系統の周波数を検出する周波数検出器と、
予め定められた基準周波数と前記周波数検出器で検出された周波数との偏差を求める周波数偏差演算手段と、
前記周波数偏差演算手段で得られた周波数偏差が予め定めた範囲内になるように二次電池の充放電制御を行う充放電制御手段と、
前記二次電池の充電深度を検出する充電深度検出器と、
前記充電深度検出器で検出された前記二次電池の充電深度が50%になるように前記二次電池の充電深度を補正する充電深度補正信号を前記充放電制御手段に出力する充電深度補正手段を設けたことを特徴とする電力系統の周波数制御装置。 - 前記充電深度補正手段は、前記周波数偏差が予め定めた範囲内にあるときに、前記二次電池の充電深度が50%になるように補正する充電深度補正信号を前記充放電制御手段に出力することを特徴とする請求項1記載の電力系統の周波数制御装置。
- 前記充電深度補正手段は、前記二次電池の充電深度が予め定めた範囲を逸脱しているときに前記二次電池の充電深度が50%になるように補正する充電深度補正信号を前記充放電制御手段に出力することを特徴とする請求項1記載の電力系統の周波数制御装置。
- 前記充電深度補正手段は、前記周波数偏差が小さくなる方向に、前記二次電池の充電深度が50%になるように補正する充電深度補正信号を前記充放電制御手段に出力することを特徴とする請求項1乃至3記載の電力系統の周波数制御装置。
- 前記充放電制御手段は、前記二次電池の放電制御を行うときは、充電深度が大きい二次電池を優先して放電対象の二次電池とし、放電対象の二次電池が充電深度の下限値になるまで放電を行い、前記二次電池の充電制御を行うときは、充電深度が小さい二次電池を優先して充電対象の二次電池とし、充電対象の二次電池が充電深度の上限値になるまで充電を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一記載の電力系統の周波数制御装置。
- 前記充電深度補正手段は、電力の需要が増加すると予測されるときは前記二次電池の充電深度を50%に補正することに代えてそれより大きい値に補正し、電力の需要が減少すると予測されるときは前記二次電池の充電深度を50%に補正することに代えてそれより小さい値に補正することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一記載の電力系統の周波数制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010147379A JP2012016077A (ja) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | 電力系統の周波数制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010147379A JP2012016077A (ja) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | 電力系統の周波数制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012016077A true JP2012016077A (ja) | 2012-01-19 |
Family
ID=45601872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010147379A Pending JP2012016077A (ja) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | 電力系統の周波数制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012016077A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013176195A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Kansai Electric Power Co Inc:The | 二次電池の充電深度管理方法 |
| KR20140046664A (ko) * | 2012-10-10 | 2014-04-21 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 초전도 에너지 저장장치의 전력 안정화 방법 |
| WO2015045084A1 (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | 株式会社日立製作所 | 電力系統制御装置、電力系統システムおよび電力系統制御方法 |
| JP2015198526A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | 富士電機株式会社 | 電力系統における周波数制御方法及び周波数制御システム |
| WO2015186161A1 (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 充放電制御装置および充放電制御方法 |
| JP2016015875A (ja) * | 2014-06-09 | 2016-01-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 周波数制御方法、周波数制御装置、システムおよび蓄電装置 |
| JP2016093049A (ja) * | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 東京電力株式会社 | 需給制御装置及び需給制御方法 |
| JP2016119820A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-06-30 | 富士電機株式会社 | 自立運転システム |
| WO2016143239A1 (ja) * | 2015-03-12 | 2016-09-15 | 日本電気株式会社 | 電力調整装置、電力流通システム、電力調整方法及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体 |
| JP2017011938A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | 株式会社東芝 | グリッド制御装置、グリッド制御システム及びグリッド制御プログラム |
| US9692243B2 (en) | 2013-11-19 | 2017-06-27 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Frequency regulation method, frequency regulation apparatus, and storage battery system |
| US10566795B2 (en) | 2015-08-26 | 2020-02-18 | Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc. | Method for controlling storage battery system |
| CN114285095A (zh) * | 2021-11-26 | 2022-04-05 | 华北电力大学(保定) | 基于二次分组的集中式电池储能电站调频控制策略 |
| JP2023023565A (ja) * | 2021-08-05 | 2023-02-16 | 株式会社東芝 | 蓄電装置分散配置システム |
-
2010
- 2010-06-29 JP JP2010147379A patent/JP2012016077A/ja active Pending
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013176195A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Kansai Electric Power Co Inc:The | 二次電池の充電深度管理方法 |
| KR20140046664A (ko) * | 2012-10-10 | 2014-04-21 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 초전도 에너지 저장장치의 전력 안정화 방법 |
| KR101856953B1 (ko) | 2012-10-10 | 2018-06-29 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 초전도 에너지 저장장치의 전력 안정화 방법 |
| JP6028102B2 (ja) * | 2013-09-27 | 2016-11-16 | 株式会社日立製作所 | 電力系統制御装置、電力系統システムおよび電力系統制御方法 |
| WO2015045084A1 (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | 株式会社日立製作所 | 電力系統制御装置、電力系統システムおよび電力系統制御方法 |
| US9692243B2 (en) | 2013-11-19 | 2017-06-27 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Frequency regulation method, frequency regulation apparatus, and storage battery system |
| JP2015198526A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | 富士電機株式会社 | 電力系統における周波数制御方法及び周波数制御システム |
| WO2015186161A1 (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 充放電制御装置および充放電制御方法 |
| JP2015231317A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 充放電制御装置および充放電制御方法 |
| US9583945B2 (en) | 2014-06-09 | 2017-02-28 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Frequency control method and frequency control apparatus |
| JP2016015875A (ja) * | 2014-06-09 | 2016-01-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 周波数制御方法、周波数制御装置、システムおよび蓄電装置 |
| JP2016093049A (ja) * | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 東京電力株式会社 | 需給制御装置及び需給制御方法 |
| JP2016119820A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-06-30 | 富士電機株式会社 | 自立運転システム |
| WO2016143239A1 (ja) * | 2015-03-12 | 2016-09-15 | 日本電気株式会社 | 電力調整装置、電力流通システム、電力調整方法及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体 |
| JP2017011938A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | 株式会社東芝 | グリッド制御装置、グリッド制御システム及びグリッド制御プログラム |
| US10566795B2 (en) | 2015-08-26 | 2020-02-18 | Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc. | Method for controlling storage battery system |
| JP2023023565A (ja) * | 2021-08-05 | 2023-02-16 | 株式会社東芝 | 蓄電装置分散配置システム |
| JP7706981B2 (ja) | 2021-08-05 | 2025-07-14 | 株式会社東芝 | 蓄電装置分散配置システム |
| CN114285095A (zh) * | 2021-11-26 | 2022-04-05 | 华北电力大学(保定) | 基于二次分组的集中式电池储能电站调频控制策略 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2012016077A (ja) | 電力系統の周波数制御装置 | |
| JP5613447B2 (ja) | 蓄電池制御システム及び蓄電池制御方法 | |
| JP4796974B2 (ja) | 風力発電装置と蓄電装置のハイブリッドシステム,風力発電システム,電力制御装置 | |
| US8401712B2 (en) | Method for controlling distributed power sources | |
| US20210257839A1 (en) | Grid system, control device, control method for grid system, and power conversion device | |
| JP2015186316A (ja) | 二次電池の充電システム及び方法並びに電池パック | |
| JP6712802B2 (ja) | 蓄電システム、制御装置、及び蓄電装置 | |
| US10355320B2 (en) | Power storage device for a battery group and connection control of capacitor and switching device | |
| WO2015075758A1 (ja) | 周波数制御方法、周波数制御装置、及び、蓄電池システム | |
| JPWO2013121849A1 (ja) | 調整装置、組電池装置および調整方法 | |
| KR20160121773A (ko) | 축전지 제어 장치 및 축전지 제어 방법 | |
| JP2012100487A (ja) | 電力系統安定化装置 | |
| JP6200086B2 (ja) | 蓄電池制御装置 | |
| JP2018152943A (ja) | 制御装置、制御方法およびコンピュータプログラム | |
| AU2008364376B2 (en) | Output power control apparatus | |
| US9847656B2 (en) | Energy storage system and method for driving the same | |
| JP6768571B2 (ja) | 電力制御装置、方法及び発電システム | |
| JP6674849B2 (ja) | 電力変動制御装置及び方法 | |
| JP5901495B2 (ja) | 分散型電源装置の出力安定化制御装置 | |
| JP6071539B2 (ja) | 電力貯蔵システム及び制御方法 | |
| JP2018046604A (ja) | 電力制御システムおよび電力制御方法 | |
| JP5536185B2 (ja) | 平滑化システム、soc補正電力算出装置、平滑化方法、soc補正電力算出方法およびプログラム | |
| JP6604275B2 (ja) | 電力制御システム | |
| WO2014030472A1 (ja) | 電池制御装置、蓄電装置、蓄電装置の動作方法、及びプログラム | |
| JP6391958B2 (ja) | 電力系統安定化装置 |