JP2012014764A - ディスク搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスクの重複挿入を確実に防止しながら、ディスク挿入阻止部材の突出位置と後退位置の昇降位置切換を確実に行い得ると共に、その保持状態を安定して行い得る。
【解決手段】ディスク搬送手段によってディスクが再生可能な位置に搬送されたことをトリガ部材が検出することにより、移動開始するスライドカム部材の移動に連動してディスクを再生可能なクランプ動作を行うように構成し、クランプ状態にある場合はディスク挿入口300に突出し、ディスクが挿入されていない場合は後退した位置に昇降可能に構成された阻止片33aを有するディスク挿入阻止部材33と、スライドカム部材の移動に連動して阻止片33aをディスク挿入口への突出位置と後退位置とにおいてそれぞれ保持可能な手段11dを有する切換機構11を備え、阻止部材33は突出位置及び後退位置のそれぞれの状態において相反する方向に対して弾性的に当接可能な構成とした。
【選択図】図24
【解決手段】ディスク搬送手段によってディスクが再生可能な位置に搬送されたことをトリガ部材が検出することにより、移動開始するスライドカム部材の移動に連動してディスクを再生可能なクランプ動作を行うように構成し、クランプ状態にある場合はディスク挿入口300に突出し、ディスクが挿入されていない場合は後退した位置に昇降可能に構成された阻止片33aを有するディスク挿入阻止部材33と、スライドカム部材の移動に連動して阻止片33aをディスク挿入口への突出位置と後退位置とにおいてそれぞれ保持可能な手段11dを有する切換機構11を備え、阻止部材33は突出位置及び後退位置のそれぞれの状態において相反する方向に対して弾性的に当接可能な構成とした。
【選択図】図24
Description
本発明は、ディスク搬送装置に関し、特に、ディスクを直接挿入してローラで保持しながら搬入するようにしたスロットイン方式において、ディスクの重複挿入を防止することができるディスク搬送装置に関する。
従来、このようなディスクの重複挿入を防止することができるディスク搬送装置としては、下記のものが知られている。
例えば、ディスクをディスク装置内に自動搬送するディスク搬送が完了した後、2枚目のディスク挿入を防止するシャッター機構を有するものが提案されている(特許文献1参照)。この文献には、「ディスクの供給を阻止する供給口閉鎖手段としてのシャッタ457を有し、このシャッタ457に対して、2枚目のディスク等によって負荷がかけられたとき、シャッタ457を保護するためにシャッタ457に当接するシャッタサポート459を設けた」内容が開示されている。
また、2枚のディスクが続けて挿入されるときの誤動作を避けるスロットイン型ディスク装置が提案されている(特許文献2参照)。この文献には、「スロットイン型ディスク装置10の筺体14に設けられる開口部15から、ディスク11を挿入すると、先端11aが中央検知手段12によって検知される。制御手段17は、搬送ローラ16を回転させ、ディスク11を搬入させる。側端11bが側端検知手段13によって検知され、さらに後端11cが中央検知手段12によって検知されなくなると、搬送ローラ16を停止する。ディスク11が続けて挿入されて、中央検知手段12が後端11cを検知しないときには、側端検知手段13によって側端11bの検知が終了する時点で異常と判断し、搬送ローラ16によるディスク11の搬入を停止する。」という内容が開示されている。
前述した従来例では、特許文献1のものでは、搬送されたディスの移動動作に連動して、バネで付勢された揺動するシャッタ機構を作動させてディスクの誤挿入を防止するものであるため、シャッタサポートを設ける必要がある等の問題があった。また、特許文献2のものでは、ディスク挿入の検知スイッチとその検知に基づく制御手段が必要であるというものであった。いずれにしても、重複挿入防止のための連動機構や制御回路等の構成が必要であるものであった。
一方、同じディスク装置であっても、DVDやBDといった画像を扱うディスク装置においては、従来のCD等の音楽データのものとは異なり、ハイビジョン画像の再生やダビングといった使用目的のために、高速大容量の転送レートでのデータの受け渡しが必要となっている。そのため、ディスクの回転数は、4000rpm以上という高速駆動が要求され、これに伴うメカニズムの振動発生及び振動音発生の問題を引き起こしており、その対策が要望されている。
そこで、本発明は、上記の問題を解決し、クランプ動作等に連動する構成としながら、ディスクの重複挿入を確実に防止し、ディスク挿入阻止部材の突出位置と後退位置の昇降位置切換と保持を確実に行い得ると共に、その状態で振動音を発生することなく保持を安定して行い得るディスク搬送装置を提供することを目的としてなされたものである。
上記目的を達成するために、本発明のディスク搬送装置は、ディスクを装置本体正面の挿入口に挿入してディスクを搬入するようにしたスロットイン方式のディスク搬送装置であって、挿入されたディスクを保持しながら搬送するディスク搬送手段と、前記ディスクが再生可能な位置に搬送されたことを検出するトリガ部材と、前記トリガ部材がディスクを検出することにより当該トリガ部材の作用により移動開始するスライドカム部材と、前記スライドカム部材の移動に連動して前記ディスクを再生可能なクランプ状態とするためのクランプ機構と、前記クランプ状態にある場合はディスク挿入口に突出し、ディスクが挿入されていない場合は後退した位置に昇降可能に構成された阻止片を有するディスク挿入阻止部材と、前記スライドカム部材の移動に連動して前記ディスク挿入阻止部材をディスク挿入口への突出位置と後退位置とにおいてそれぞれ保持可能な手段を有する切換機構を備え、前記阻止部材は、前記切換機構の姿勢保持手段との連係により突出位置及び後退位置のそれぞれの状態において、装置本体への相反する方向に対して弾性的に当接可能とする弾性手段を構成したものである。
これにより、ディスクを直接挿入してローラで保持しながら搬入するようにしたスロットイン方式において、ディスクの重複挿入の防止を、ディスクを再生可能な位置に搬送されたことを検出することにより行うディスクのクランプ動作に連動して、ディスク挿入阻止部材の昇降切換を行うので、ディスクが装着された場合の重複挿入の阻止を確実に行い得るものであり、そのディスク挿入阻止部材の突出位置と後退位置の昇降位置は切換機構により保持され、かつその状態は弾性的に保持されるため、高速駆動に対しても振動音が発生することなく保持できるディスク搬送装置が得られる。
上記の構成によれば、ディスクの重複挿入を確実に防止しながら、ディスク挿入阻止部材の突出位置と後退位置の昇降位置切換を確実に行い得ると共に、その保持を振動音が発生することなく、安定して行いうるディスク搬送装置を提供できる。
(実施の形態1)
以下、本発明のディスク搬送装置の実施形態1について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のディスク搬送装置を有するディスク装置本体とこれに挿入されるディスクを示す外観斜視図、図2はディスク装置全体を構成する部品を一部ユニット化して示す分解斜視図である。ここで、図1では水平配置された例を示し、図2では水平配置の分解斜視図としたが、当該装置自体は縦・横配置のどちらにも対応できるものであり、以下は、便宜上、「左右」、「上下」や「昇降」等の表現で説明する。
以下、本発明のディスク搬送装置の実施形態1について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のディスク搬送装置を有するディスク装置本体とこれに挿入されるディスクを示す外観斜視図、図2はディスク装置全体を構成する部品を一部ユニット化して示す分解斜視図である。ここで、図1では水平配置された例を示し、図2では水平配置の分解斜視図としたが、当該装置自体は縦・横配置のどちらにも対応できるものであり、以下は、便宜上、「左右」、「上下」や「昇降」等の表現で説明する。
図1において、1は装置本体を構成する上カバーとしての第1の筐体、2は同下カバーとしての第2の筐体であり、両筐体1,2で構成される装置本体の正面にディスクの挿入口となる開口部1aを設け、その開口部1aは防塵カバー3により塞がれる構成となっている。この図1に示すように、開口部1aにおいて、防塵カバー3を弾性変形させながらディスク100を直接挿入することにより、このディスク100は、内部に構成されたディスク搬送装置の作用で、記録再生可能な所定の位置まで搬送される。ここで、図示するディスク100は大径ディスクである12cmディスク、ディスク200は小径ディスクである8cmディスクを示している。
図2に示すように、ディスク装置全体としては、前述した筐体1,2の内部に有するディスク回転駆動・再生装置及びディスク搬送装置と、これらに関連する機構部品が構成されている。防塵カバー3は、第1の筐体1の開口部1aを塞ぐようにその内側に配置され、この防塵カバー3は、フェルト等の弾性材シート3aを備え、そのほぼ中央部にディスク100を挿入し通過させるためのスリット3bが形成されている。防塵カバー3の装置内側に対向する位置には、挿入されるディスク100(200)の上側をガイドする上ガイド4と下側をガイドするローラベース5のガイド部5aが設けられている。ローラベース5は、挿入されたディスク100(200)を装置内部に搬送するガイド及び駆動力伝達手段となるゴムローラ6a〜6dを有する一対のローラアーム7a,7bを、回動自在に保持している。右側の一対のゴムローラ6a,6bはローラアーム7aに回動自在に設けられており、左側の一対のゴムローラ6c,6dはローラアーム7bに固定されている。そして、回動自在なゴムローラ6a,6bに一体に設けたローラギア6e,6fに対し、ローラアーム7aに設けたギア8a〜8cよりなるギア列8を介して、駆動源のモータ9の駆動力が伝達される。その駆動力は、モータ9の駆動力をウォームギア9a及びギア10a〜10eよりなるギア列10を介し、ギア10aからギア8cに伝達され、かつその伝達はクラッチプレート11の回動によりギア10bと10cの噛み合いが切り離されることにより切り換えられるようになっている。その際、モータ9の駆動力は、ギア10dからギア10fのみへの伝達となり、ギア10fと一体に形成されたピニオン10gを介し、後述するスライドカム16を駆動するようになっている。このような搬送装置は、メカシャーシ12に、必要に応じて回動自在又は摺動可能に保持構成されている。
また、図2に示すように、ディスク装置は、スピンドルモータを一体に構成してディスク100(200)を載置するターンテーブル13と、光ピックアップ14を有るトラバース15を備えている。そして、このトラバース15は、昇降可能な構成とすると共に、フローティング支持されており、挿入されたディスクを装着してその再生を行うことができるようになっている。
16はメカシャーシ12の右側に摺動自在に設けられたスライドカムであり、メカシャーシ12の下部に回動自在に支持されたリンクアーム17を介して、メカシャーシ12の左側に摺動自在に設けられたスライドカム18と連結されており、スライドカム16とスライドカム18が同期して相互に逆方向に摺動するように構成されている。19はトラバース15の一方を支持する中間シャーシであり、メカシャーシ12にピン19a,19bで回動自在に設けると共に、スライドカム16,18に形成した昇降カム(後述する)と係合するピン19c,19dが設けられている。この構成により、スライドカム16,18をスライドすることによって、中間シャーシ19を、ピン19a,19bを中心としてピン19c,19d側を上下方向に回動して昇降する構成となっている。
トラバース15は、中間シャーシ19の前方にフローティングゴム20a,20bを介して、左右それぞれ1ヶ所固定されており、その後部はフローティングゴム20c,20dを介してメカシャーシ12に固定されている。この構成により、スライドカム16,18のスライドによる中間シャーシ19の上下方向の回動動作に伴い、トラバース15はフローティングゴム20d,20c側を中心とする回動動作を行い、それに伴ってターンテーブル13部分が昇降動作を行えるようになっている。
21はディスクを保持するクランパであり、ターンテーブル13と対向する上部において、ディスク100(200)をターンテーブル13にクランプするように設けられている。ターンテーブル13にはマグネットが設けられており、クランパ21に設けられた鉄製のヨーク21aにより、クランパ21がターンテーブル13に磁力により引っ張られてディスク100(200)を挟み込むように構成されている。このクランパ21は、筐体1内にトラバース15の上部を覆うように配置された上側シャーシとなるアッパーベース22に形成された開口部22aより、ターンテーブル13に対向して装着/離脱されるように設けられており、アッパーベース22上に設けられた左右のクランパリフタ23a,23bの移動によりその装着/離脱が行われるようになっている。
アッパーベース22には、その下面側に、ディスクのセンタリングを行うセンタリング部材24と、ディスクの搬送を検出しトラバース15の昇降動作へ切り換えるためのトリガレバー25とが、摺動・回動自在に設けられている。また、挿入されたディスクをターンテーブル13とクランパ21の間に高さを安定して保持するためのガイドレバー26が、回動自在に保持されている。ここで、アッパーベース22はメカシャーシ12に固定され、メカシャーシ12は両筐体1,2に挟み込まれて固定される構成となっている。
また、図2において、27aはディスク挿入用開口部1aにディスクを挿入した際にこれを検出する検出スイッチ、27bはディスクの排出時にローディング終了を検出する検出スイッチ、27cはディスクを再生可能な位置に搬送した際に検出する検出スイッチであり、ローラアーム7bと対向する位置の基板27上に設けられている(図3参照)。28aと28bはローラベース5に回動自在に設けられたリンクアームであり、この両者によりローラアーム7a、7bは同期して回動するようにローラベース5に設けられている。29はローラアーム7bに設けられたディスク検出レバーであり、検出スイッチ27aを作動させるものである。
次に、図3について説明する。この図3は、図2に示す全体構成の中で、筐体1,2、ローラアーム7a,7bを含むローラベース5部分及びアッパーベース22とその構成部分を除いた各構成部品を、メカシャーシ12に取り付けた状態の上面図を示す。
図3に示すように、ターンテーブル13と光ピックアップ14は、トラバース15上でディスク装置のほぼ中央に配置され、トラバース15のターンテーブル13側を載置するように中間シャーシ19が配置されている。この中間シャーシ19の右側にスライドカム16、左側にスライドカム18を、メカシャーシ12の両側において、ディスクの搬送方向と同じ前後方向(矢印イ及びロ方向)にスライド自在に配置している。初期状態では、メカシャーシ12との間に張設されたバネ16jにより、スライドカム16は矢印イ方向、スライドカム18はリンクアーム17を介して矢印ロ方向に付勢されている。中間シャーシ19は、そのスライドカム16,18に形成した昇降カム16a,18aに左右のピン19c,19dを係合し、左右のピン19a,19bをメカシャーシ12に形成した軸受部12a,12bに回動自在に保持している。この構成により、スライドカム16,18をスライドすることによって、中間シャーシ19を、ピン19a,19bを中心としてピン19c,19d側を上下方向に回動して昇降する構成となっている。
ここで、スライドカム16,18のスライドは、後述するディスクの挿入によりその搬送力でトリガレバー25が回動し、スライドカム16が矢印ロ方向に若干スライドさせられることによってラック30がピニオン10gに噛み合うことにより、モータ9の駆動力をウォームギア9a及びギア10e−10d−10fを介し、そのギア10fと同軸のピニオン10gを回転し、行うことができるようになっている。このピニオン10gの回転により、噛み合うラック30を介して、スライドカム16が矢印ロ方向に更にスライドし、このスライドに伴って、リンクアーム17を介してスライドカム18を矢印イ方向に移動させる構成となっている。
すなわち、モータ9の駆動によって、ディスクを搬送し、ディスクが再生可能な位置まで搬送されると、トリガレバー25の作用とモータ9の駆動力の伝達切換によって、スライドカム16,18をスライドさせ、中間シャーシ19及びトラバース15を昇降させ、ターンテーブル13上にディスクを装着し、クランパ21がターンテーブル13に磁力により引っ張られてディスクを挟み込んで保持することにより、再生可能状態とすることができる。
また、図3に示すように、装置本体の正面にディスク挿入用開口部1aに対応するメカシャーシ12の空間31には、メカシャーシ12に形成した軸32に回動自在に保持されたディスク挿入阻止部材33を配置構成している。このディスク挿入阻止部材33は、先端にディスクの挿入を阻止する阻止片33aを有し、他方をメカシャーシ12に形成した軸32に保持した回動中心33bとして回動可能であり、その回動によりに阻止片33aを昇降可能に構成している。
次に、ディスクを挿入して再生可能な位置まで搬送するスロットイン方式の搬送装置部分の構成について説明する。図4〜図6は、ディスクの搬送状態を示すため、両筐体1,2と、上ガイド4を含むアッパーベース22を除いた状態の図である。
図4は、大径ディスク100をディスク挿入口に挿入した直後の状態であり、この時ディスク100は右側の一対のゴムローラ6a,6b及び左側の一対のゴムローラ6c,6dに当接しており、ローラアーム7bに設けられたディスク検出レバー29がディスク100によって回動することにより、検出スイッチ27aを作動させることによってディスク100の挿入が検出された状態である。この状態で、検出スイッチ27aの作動によりモータ9が動作を開始し、ギア列10とギア列8を介して、ゴムローラ6a,6bを駆動することになるが、この駆動ローラとしてのゴムローラ6a,6bが矢印ハ方向に回動することにより、そのゴムローラ6bの回転駆動力及び摩擦力と、もう一方の回動しないゴムローラ6c,6dのうち一つのゴムローラ6dの摩擦力とによって、ゴムローラ6dを回動中心として、ディスク100は矢印ニ方向に回動することとなる。
ゴムローラ6bの回転駆動力により、ゴムローラ6dを中心に回動することによりディスク100は矢印イ方向に搬送され、この移動によりゴムローラ6bと6d間はディスク100によって押し広げられるので、一対のローラアーム7a,7bは矢印ホ方向及び矢印ヘ方向、すなわち開く方向に回動する。このように、ローラアーム7a,7bが開くことにより、ゴムローラ6a,6cは、一旦、ディスク100の周縁から離れるが、図5に示す状態で共に当接する状態となる。
図5はゴムローラ6a,6b,6c及び6dの全てがディスク100と当接した状態であり、図4の挿入した直後のディスク位置100Aから、再生可能なディスク位置100C(図6)まで搬送される過程で、この図5に示すディスク位置100Bは、ディスク100の回転駆動がゴムローラ6bと6dによる駆動からゴムローラ6aと6cによる駆動に切り換えられる位置である。この位置からディスク位置100Cまでは、ゴムローラ6aの回転駆動力で、ゴムローラ6cの位置を中心として、ディスク100は矢印ニ方向に回動しながら更に矢印イ方向搬送されることになる。
このディスク100の搬送においては、図2で示したガイドレバー26によりその厚み方向が保持されながら搬送され、センタリング部材24によって左右方向の位置が決定されながら搬送される。そして、ディスク100が図6に示す位置、すなわちターンテーブル13に対向するディスク再生可能な位置まで搬送されると、トリガレバー25によってディスク100の搬送完了位置、すなわち前述のディスク位置100Cが検出される。この図6に示すディスク位置100Cにおいて、トリガレバー25の作用により、モータ9による駆動力の伝達が、ディスク100の搬送駆動からスライドカム16,18の駆動に切り換えられ、ディスク装着のクランプ動作が行われるが、そのトリガレバー25による切換の状態を示すのが図7及び図8である。
図7は、搬送されたディスク100がトリガレバー25の検出部25aに当接して、回動軸25cを中心に回動し、押圧部25bがスライドカム16の係合部16cに当接した瞬間の状態である。前述したディスク100の搬送は、図7の状態になる前に、ディスク100はガイドレバー26の位置決め用ガイド26bによりその厚み方向が保持され、センタリング部材24のセンタリング位置決め当接部24a,24bによって左右方向の位置が決定されながら搬送され、ディスク100の搬送軌跡位置に配置されたトリガレバー25の検出部25aに当接することにより搬送が検出され、当該トリガレバー25が回動軸25cを中心に回動し、押圧部25bがスライドカム16の係合部16cに当接した状態が図7である。そして、ディスク100が、更に、若干搬送され、前述した図6の再生可能なディスク位置100Cに達すると、図8に示す状態の位置となる。
ここで、トリガレバー25は、回動軸25cを中心に図7に示す状態から図8に示す状態まで回動している。このトリガレバー25の矢印ヌ方向への回動時に、押圧部25bによりスライドカム16を矢印ロ方向に、若干スライドさせる構成となっている。そして、この若干スライドすることにより、このスライドカム16に設けたラック30が、モータ9の回転力が伝達されているピニオン10gと噛み合いを開始し、この噛み合いにより、この後、スライドカム16はモータの9駆動力により直接駆動される。
この図8に示す状態から、モータ9の駆動力により、ピニオン10gとラック30を介して、スライドカム16を矢印ロ方向に更にスライドし、このスライドに伴って、リンクアーム17を介してスライドカム18は矢印イ方向に移動させる。この駆動により、前述したように、ディスク100のターンテーブル13上へのクランプ動作が行われる。
ここで、ディスクの搬送動作からクランプ動作への切換の過程で、図6に示すように、ディスク100をゴムローラ6aと6cによって挟持している状態は、スライドカム16,18の移動に連動して切り離され、クランプ動作に支障が無いようになっている。
そして、図2及び図3で説明したように、スライドカム16,18がスライドすることにより、中間シャーシ19を上下方向に回動し、トラバース15の回動動作を行い、それに伴ってターンテーブル13部分を上昇動作すると共に、クランパ21によりディスク100をターンテーブル13上にクランプことにより、ディスク100を再生可能な状態とすることができる構成となっている。
次に、ディスク100の排出時について説明する。再生可能な状態にあるディスク100のクランプ状態の解除、トラバース15の下降動作を行い、再度ゴムローラ6aと6cによって挟持することにより、ディスク100を排出可能な図6の状態とすることができる。そして、ゴムローラ6aと6bには、モータ9により挿入搬送時とは逆の駆動力が伝達され、図4〜図6に示す矢印ハ方向とは逆方向の駆動力により、ゴムローラ6aと6cによる駆動で排出の搬送を開始する。ディスク100を図4〜図6に示す矢印ニ方向とは逆方向に回動させながら搬送することになる。ディスク位置100Cから図5に示すディスク位置100Bまでは、ゴムローラ6aの回転駆動力で、ゴムローラ6cの位置を中心として、ディスク100を矢印ニ方向とは逆方向に回動しながら搬送し、ゴムローラ6a,6b,6c及び6dの全てがディスク100と当接した状態となる。この図5から図4の状態までは同様にゴムローラ6bと6dによる駆動で搬送し、図4に示す状態となる。そして、図4は搬出時にディスク100が、ユーザの手指によって取り出しが可能な状態であり、この状態で、ゴムローラ6a〜6dによる挟持及び摩擦力と、防塵カバー3の弾性による摩擦力で飛び出すことなく保持されるようになっている。
ここで、ローラアーム7a及び7bについて、図9及び図10に基づき説明する。ローラアーム7a及び7bは、ローラベース5に対し、回動軸7a−1及び7b−1を中心に、リンクアーム28a及び28bにより同期して回動するように設けられており、前述した図4〜図6に示したディスク100に対するゴムローラ6a〜6dの当接が可能なように構成されている。このため、ローラアーム7a及び7bは、前述したディスク100による拡開する矢印ホ方向及び矢印ヘ方向と逆の方向、すなわち矢印ト方向及び矢印チ方向に付勢するためのねじりコイルバネ7a−2及び7b−2を設けている。この付勢力によって、ゴムローラ6a,6bと6c,6dとによりディスク100を挟み込み、常に当接しながら搬送できるように構成されている。
次に、前述したディスクの挿入を行うディスク挿入口の構成について、図11(a)(b)及び図12に基づいて説明する。
まず、図11(a)図は、ディスク挿入口に挿入されるディスクの上側をガイドする上ガイド4を示すものであり、全体としては中央部を上方向とする緩やかな弓形に湾曲した形状としたガイド面を構成しており、その中央部に、前述したディスク挿入阻止部材33の先端に形成した阻止片33aが挿入される貫通孔4aを形成している。また(b)図は、挿入されるディスクの下側をガイドするローラベース5を示すものであり、前述した挿入口のガイド部5aの他、挿入後のディスク100(200)の前面縁部の下面をガイドする下面ガイド部5bと、前述した一対のローラアーム7a,7bに支持されたゴムローラ6a〜6d及びディスク検出レバー29を、ディスク挿入・搬送面上に配置するための、貫通孔ガイド5c〜5e及び切欠ガイド5f,5gを形成すると共に、前述したディスク挿入阻止部材33の先端に形成した阻止片33aが貫通される貫通孔5hを形成している。ここで、ガイド部5aは、挿入されるディスク100(200)の記録面が接触して傷付くのを防止するため、挿入されるディスク平面に対して、中央部が最も低く、両側が高くなるように、緩やかな弓形に湾曲した形状に構成している。これにより、挿入されるディスク100(200)は、その両端縁の下側部分が接触しながら挿入されることとなる。
次に、図12(a)(b)は、第1の筐体1、第2の筐体2及び防塵カバー3を取り除いた状態を示すものであり、上ガイド4と、ローラベース5に形成したガイド部5aとによって、ディスク挿入口300を構成している。
図12(a)図は、ディスクを挿入していない状態を示す正面図であり、同図より明らかなように、ディスクを挿入する挿入口300を構成する上ガイド4とローラベース5のガイド部5aは、それぞれ上下方向に緩やかな弓形に湾曲した形状としたガイド面を構成し、その両者間のほぼ中央部を、挿入されるディスクの搬送中心としている。そして、この搬送中心の同一平面上に、前述した、ゴムローラ6a〜6dのディスク当接部分が位置し、ディスク検出レバー29が臨み、挿入されたディスクの厚み方向を規制するディスク規制部材41,42が臨んでおり、この上ガイド4とローラベース5のガイド部5aにガイドしてディスクを挿入することができる。なお、この図12(a)図に示す状態では、ターンテーブル13の頂部は、ディスクの挿入に支障がない、下方に位置している。
図12(b)図は、ディスク100を挿入した状態を示す正面図であり、ディスク100が前述した搬送手段により挿入され、ターンテーブル13上に装着されることにより、前述したディスク挿入阻止部材33の先端に形成した阻止片33aが、ローラベース5に形成された前述の貫通孔5hを通してディスクの挿入口300に突出し、更なるディスクの挿入を阻止することができる構成となっている。この図12(b)図の状態では、ターンテープ13は、図12(a)図の状態から上昇しており、その上昇動作は前述したスライドカム16,18のスライドにより行われ、このような、ディスク100の挿入に基づく搬送動作と、それに続く上昇動作に連動して、図12(a)図から(b)図へのディスク挿入阻止部材33の状態変化は行われるものであり、そのタイミング及びその作用については後述する。
ここで、図13〜図16に基づいて、ディスク100の挿入に基づく搬送動作に続く前述したターンテーブル13の昇降動作について説明する。
図13及び図14は、ターンテーブル13が下降した状態にあり、ディスクが挿入されていない待機状態である。この状態では、スライドカム16はバネ16jにより、矢印イ方向に付勢されている。一方、リンクアーム17に連結されたスライドカム18は、軸17aを中心に回動自在なこのリンクアーム17の作用により、同じバネ16jにより、逆の矢印ロ方向に付勢されている。この状態では、ターンテーブル13が下降した状態にあるため、ディスクが挿入可能となっており、前述した図12(a)の正面図に示す状態となっている。図14において、スライドカム18に形成した突出部18bは、ディスクを再生可能な位置にスライドした際に検出する検出スイッチ27cに当接するものである。また、この図13及び図14の状態は、前述したようにディスク100が挿入され、再生可能に位置に搬送され、トリガレバー25の作用により、スライドカム16が押圧されてラック30がピニオン10gに噛み合ってスライドを開始するまで継続される。
そして、モータ9の駆動力が、ピニオン10gからラック30を介してスライドカム16に伝達されることにより、スライドカム16をスライドし、スライドカム16の昇降カム16a及びスライドカム18の昇降カム18a、中間シャーシ19の左右ピン19c,19dを介して、中間シャーシ19を上昇させてターンテーブル13を上昇させ、前述した作用により、ディスクの装着完了状態となる。その上昇完了状態を示すのが、図15及び図16である。
図15及び図16は、前述した図6のディスク搬送位置における装着の完了状態であり、スライドカム16,18は、スライドカム18に形成した突出部18bが検出スイッチ27cに当接することにより、当該位置を検出してモータ9によるラック30の駆動を停止し、その噛み合いのまま保持された状態である。この状態は、装着されたディスクの排出が指示され、モータ9が逆転駆動を開始して、ラック30に装着時とは逆方向の駆動力が伝達されるまで維持される。
図17及び図18は、スライドカム16,18及びリンクアーム17を下面側から見た図を示すものである。この図に示すように、リンクアーム17の両端に形成した係合ピン17b,17cをそれぞれスライドカム16,18に形成した係合凹部16n,18dに係合することにより、両者を連結して連動して動作するようにしている。この係合凹部16n,18dは、リンクアーム17の軸17aを中心とする回動に伴う相対距離に対応するため、スライド方向に対して直角方向に長くなるように形成された溝形状となっている。この構成により、スライドカム16,18は、リンクアーム17により、連動して相互に逆方向にスライドできるようになっている。
また、図17及び図18に示すように、スライドカム16は、裏面側において、そのスライドに連動して、クラッチプレート11を回動動作させるためのカム16pを形成している。このカム16pは、スライドカム16のスライド方向に対して直角方向に形成された第1のカム部16p−1と、これに連続して形成され、スライドカム16のスライド方向に形成された第2のカム部16p−2を形成している。
次に、クラッチプレート11について、図19に基づいて説明する。クラッチプレート11は、メカシャーシ12に形成された軸に回動自在に支持するための軸受け部11aと、スライドカム16に形成したカム16pに係合する係合ピン11bと、ギア10cを回動自在に支持する軸11cと、ディスク挿入阻止部材33を昇降させるカム11dを構成している。このクラッチプレート11は、軸受け部11aがモータ9の駆動力を伝達するギア10dの回動軸と同軸上に構成され、軸11cに支持するギア10cを搭載状態で回動可能である。また、カム11dは、下面カム部11d−1と、傾斜カム部11b−2と、上面カム部11b−3を有している。
このクラッチプレート11の回動は、係合ピン11bが、スライドカム16のカム16pに係合することにより行われる。クラッチプレート11は、図18に示す状態で、スライドカム16が矢印ロ方向にスライドされることにより、係合ピン11bが第1のカム部16p−1に当接すると、クラッチプレート11は軸受け部11aを中心に矢印ワ方向に回動する。そして、スライドカム16が矢印ロ方向に更にスライドされ、係合ピン11bが第1のカム部16p−1から第2のカム部16p−2に移行し、この時点でクラッチプレート11の回動は停止される。この係合ピン11bが第2のカム部16p−2にガイドされて、スライドカム16は矢印ロ方向に更にスライドされ、前述した再生可能な位置でディスクの装着が完了した時点で、スライドカム16のスライドが停止された状態が図29である。この状態で、係合ピン11bは第2のカム部16p−2に保持され、クラッチプレート11は回動が規制された状態となっている。
次に、図20に基づいて、クラッチプレート11とディスク挿入阻止部材33との関係について説明する。ここで、ディスク挿入阻止部材33は、前述した図3及び図10で説明したように、ディスク装置における、ディスクの挿入口300付近に配置されている。そして、先端にディスクの挿入を阻止する阻止片33aを有し、他方を回動中心33bとして、回動可能に構成され、前述した図19に示すクラッチプレート11のカム11d係合する係合ピン33cを設けている。クラッチプレート11のカム11dは、前述した図19に示すように、ディスク挿入阻止部材33を昇降させる構成であり、下面カム部11d−1と、傾斜カム部11b−2と、上面カム部11b−3を有している。
この構成により、ディスク挿入阻止部材33の阻止片33aは、ディスク100(200)がターンテーブル13上に装着されていない挿入可能な状態では、図20(a)に示す下降した状態で、前述した図12(a)に示すように挿入口300に突出していない状態にある。そして、前述したように、ディスク100(200)を挿入して搬送手段による搬送が完了し、スライドカム16が図20(a)に示す状態から矢印ロ方向にスライドして、クラッチプレート11を矢印ワ方向に回動する。この回動により、ディスク挿入阻止部材33は、その係合ピン33cが係合するラッチプレート11のカム11dにより、下面カム部11d−1から傾斜カム部11b−2を介して上面カム部11b−3にガイドされることとなる。この過程で、ディスク挿入阻止部材33は、回動中心33bにより矢印タ方向に回動して、図20(b)に示す状態となる。
ここで、図20(b)に示す状態は、係合ピン33cが上面カム部11b−3上に保持され、前述した図12(b)の状態で、阻止片33aが挿入口300に突出している状態にある。この状態では、ディスク100(200)がターンテーブル13上に装着されているため、他のディスク100(200)が挿入できないように、阻止片33aによって、ディスク100(200)の挿入を阻止することができる状態となっている。
このディスク挿入阻止部材33の図20(a)から図20(b)に示す状態への状態変化のタイミングは、前述したスライドカム16に対するクラッチプレート11の回動に影響される。次に、その作用について、図21〜図23に基づき、クラッチプレート11により、モータ9の駆動力をディスク搬送から、スライドカム16のスライドによりディスク装着のための昇降動作に切り換える動作について説明する。ここで、クラッチプレート11は、スライドカム16のスライドに連動して、モータ9の駆動力の伝達をディスクの搬送動作からディスクの昇降動作への切換を行う役割を有している。
図21の状態は、モータ9の駆動力をウォームギア9a及びギア10e−10d−10c−10bのギア列10を介し、ギア10aに伝達可能となっており、この時、ギア10fはギア10dの下側歯車と噛み合って同時に回転可能であるが、ギア10fと同軸のピニオン10gはラック30と噛み合っていない状態である。この状態では、駆動源のモータ9を駆動することにより、その駆動力が、ローラアーム7aに設けたギア8a〜8cよりなるギア列8に伝達され、ローラギア6e,6fを介してゴムローラ6a,6bを回転駆動可能な状態である。従って、この状態で、ディスクを挿入してこれを検出し、モータ9を駆動することにより、その駆動力は、ゴムローラ6a,6bに伝達されてディスク搬送力として働くこととなる。この状態で、前述したディスク100(200)の挿入により搬送を行うことができ、そのディスク100(200)が再生可能な位置まで矢印イ方向に搬送されることにより、前述したように、トリガレバー25により、スライドカム16を矢印ロ方向にスライドする。そして、ラック30が回転しているピニオン10gと噛み合うことにより、ラック30と噛み合ってスライドカム16は矢印ロ方向に更にスライドされることとなる。このスライドカム16のスライドにより、クラッチプレート11は、図17及び図20で説明したように矢印ワ方向に回動する。この回動によって、クラッチプレート11上に設けられたギア10cも同時に矢印ワ方向に移動するので、メカシャーシ12上に設けられたギア10bとの噛み合いが切り離され、この切り離された状態が、図22の状態である。
図22の状態では、ディスク100(200)の搬送を完了した状態で、ギア10bと噛み合うギア10aへの伝達が切り離され、ゴムローラ6a,6bへの駆動力の伝達は切り離されている。そして、モータ9の駆動力は、ギア10dからギア10fのみへの伝達となり、スライドカム16の駆動、すなわちディスク装着動作の駆動を行うこととなる。この状態で、スライドカム16が更にスライドされることにより、クラッチプレート11は、係合ピン11bがカム16pの第2のカム部16p−2との係合に移行し、それ以上の回動はなく、かつ当該クラッチプレート11の回動状態は保持されることとなる。この係合ピン11bが第2のカム部16p−2と係合する状態では、スライドカム16の矢印ロ方向への更なる移動を許容し、その後、前述した図18の状態でスライドカム16のスライドが停止される。この第1のカム部16p−1から第2のカム部16p−2によるクラッチプレート11の回動の過程で、ディスク装着動作を行う。そして、図23のディスク装着完了状態となる。
図23の状態は、図20(b)と同じ状態であり、モータ9によるラック30の駆動を停止し、その噛み合いのまま保持された状態である。この状態は、ターンテーブル13上に装着されたディスクの排出が指示され、モータ9が逆転駆動を開始して、ラック30に装着時とは逆方向の駆動力が伝達されるまで維持される。また、この図21におけるクラッチプレート11の状態は、図22の状態と比較してクラッチプレート11が若干矢印ワ方向に回動した状態となっている。
次に、前述したディスク挿入阻止部材33の詳細な構成について、図24(a)(b)に基づいて説明する。同図において、ディスク挿入阻止部材33は、図における上面側においてやや阻止片33a側寄りに弾性片33dを形成し、当該弾性片33dの先端を突出形成して当接部33eとしており、図における下面側をシャーシ12内面に沿う平面部33fとしている。一方、ディスク挿入阻止部材33の下面平面部33fが対向するシャーシ12の位置には、U字状の切欠12cによって弾性片12dが形成され、その先端を突出形成して当接部12eとしている。同図には、また、前述したディスク挿入阻止部材33の係合ピン33cと、クラッチプレート11のカム11dとの関係を示している。ここで、弾性片12dが形成されたシャーシ12及び弾性片33dが形成されたディスク挿入阻止部材33は、弾性変形可能な合成樹脂成形材により構成されている。
図24(a)図は、ディスク挿入阻止部材33がディスクの挿入口300に突出していない状態の断面図であり、図12(a)図及び図20(a)図の状態である。この図の状態は、先端に構成した阻止片33aが、ローラベース5の下面ガイド部5bよりも下部の位置に後退した状態に保持された状態となっている。この状態の保持は、ディスク挿入阻止部材33の係合ピン33cが、クラッチプレート11のカム11dの下面カム部11d−1により、回動中心33bを中心として阻止片33a側がシャーシ12の内面側に付勢されることにより行われる。この状態では、ディスク挿入阻止部材33は、下面平面部33fの先端部分がシャーシ12の弾性片12dの当接部12eに当接しており、その弾性片12dの弾性力により弾性的に保持されている。この図の状態は、前述したように、ディスクが挿入されていない状態から、ディスク挿入後に再生可能な位置まで搬送され、ディスク装着動作の過程でスライドカム16の移動に連動してクラッチプレート11が回動するまで維持されることとなる。
次に、図24(b)図は、ディスク挿入阻止部材33がディスクの挿入口300に突出した状態の断面図であり、図12(b)図及び図20(b)図の状態である。この図の状態は、先端に構成した阻止片33aが、ローラベース5に形成された貫通孔5hを通してディスクの挿入口300に突出する位置に保持された状態となっている。この状態への変化は、図24(a)図から、前述した作用により、クラッチプレート11が回動することにより、係合ピン33cがカム11dの下面カム部11d−1に対応する状態から、傾斜カム部11b−2を経て上面カム部11b−3に乗り上げ、阻止片33aが上昇することによって行われる。そして、この状態の保持は、ディスク挿入阻止部材33の係合ピン33cが、上面カム部11d−3に位置することにより、回動中心33bを中心としてローラベース5の下面側に回動付勢されることにより行われる。この状態では、ディスク挿入阻止部材33は、弾性片33dの先端の当接部33eが、ローラベース5の下面ガイド部5bの壁面下側に当接しており、その弾性片33dの弾性力により弾性的に保持されている。また、この状態では、阻止片33aが上ガイド4に形成した貫通孔4aに挿入された状態となっており、阻止片33aは貫通孔5hと貫通孔4aとによって、ディスク挿入方向(矢印イ方向)への外部負荷に対して、挿入口300の開口における上下において規制され、ディスク挿入阻止部材33の変形を防止しうる構成となっている。つまり、貫通孔4a,5hは、阻止片33aの規制部となっていると共に、軸32に支持された回動中心33bとによってディスク挿入阻止部材33自体の変形の防止も行う構成となっている。
また、図24(a)(b)及び図25図において、ディスク挿入阻止部材33の側部には、当該ディスク挿入阻止部材33が、ディスクの挿入方向に揺動・変形するのを防止する変形防止部材としてのガイド部12f,12g,12hをシャーシ12に一体に形成している。ガイド部12fは、阻止片33aの内側部に設けられ、当該阻止片33aが上下移動する場合のガイドとして作用すると共に、特に、ディスク挿入方向における阻止片33aの下流側(内側)への変形を防止するようにしている。また、ガイド部12g,12hは、ディスク挿入阻止部材33の弾性片33dを形成した本体部分の両側に設けられ、ディスク挿入阻止部材33が上下移動する場合のガイドとして作用し、当該ディスク挿入阻止部材33が昇降移動する際の揺動・変形を防止し、安定に昇降することができるようにしている。
本実施の形態のディスク搬送装置は、以上説明したように、ディスクを装置本体正面の挿入口に挿入してディスクを搬入するようにしたスロットイン方式のディスク搬送装置であって、挿入されたディスクを保持しながら搬送するディスク搬送手段と、前記ディスクが再生可能な位置に搬送されたことを検出するトリガ部材と、前記トリガ部材がディスクを検出することにより当該トリガ部材の作用により移動開始するスライドカム部材と、前記スライドカム部材の移動に連動して前記ディスクを再生可能なクランプ状態とするためのクランプ機構と、前記クランプ状態にある場合はディスク挿入口に突出し、ディスクが挿入されていない場合は後退した位置に昇降可能に構成された阻止片を有するディスク挿入阻止部材と、前記スライドカム部材の移動に連動して前記ディスク挿入阻止部材をディスク挿入口への突出位置と後退位置とにおいてそれぞれ保持可能な手段を有する切換機構を備え、前記阻止部材は、前記切換機構の姿勢保持手段との連係により突出位置及び後退位置のそれぞれの状態において、装置本体への相反する方向に対して弾性的に当接可能とする弾性手段を構成したものであり、ディスクを直接挿入してローラで保持しながら搬入するようにしたスロットイン方式において、ディスクの重複挿入の防止を、ディスクを再生可能な位置に搬送されたことを検出することにより行うディスクのクランプ動作に連動して、ディスク挿入阻止部材の昇降切換を行うので、ディスクが装着された場合の重複挿入の阻止を確実に行い得るものであり、そのディスク挿入阻止部材の突出位置と後退位置の昇降位置は切換機構により保持され、かつその状態は弾性的に保持されるため、高速駆動に対しても振動音が発生することなく保持できるという作用を有する。
また、本実施の形態のディスク搬送装置は、前記ディスク阻止部材に対する弾性手段は、当該ディスク阻止部材自体又はシャーシに一体成形により形成された弾性片により構成したものであり、振動音を発生させない構造を簡単に構成することができるという作用を有する。
また、本実施の形態のディスク搬送装置は、前記ディスク挿入口の下部及び上部には、当該挿入口に突出する前記ディスク阻止部材の阻止片が対応する位置に、当該ディスク阻止部材の変形防止用規制部を構成したものであり、阻止片に対してディスクの挿入等による外部負荷が加えられたとしても確実に阻止できるという作用を有する。
また、本実施の形態のディスク搬送装置は、前記切換機構は、前記ディスク挿入阻止部材の突出位置と後退位置の姿勢保持手段としてカム部を形成したものであり、その状態保持を確実に行い得るという作用を有する。
また、本実施の形態のディスク搬送装置は、前記昇降可能なディスク阻止部材の少なくとも阻止片を形成した側部において、シャーシに一体形成されたガイド部を構成し、昇降動作時のガイドとするように構成したものであり、揺動・変形を防止し、回動可能なディスク阻止部材の回動中心と阻止片との間の寸法が多少大きくても安定に昇降することができるため、阻止片の昇降寸法を大きくとることもできるという作用を有する。
本発明のディスク装置は、ディスクの周縁部をガイドするローラによって両サイドを保持し搬入するようにしたスロットイン方式のディスク搬送装置として、特に、CDやDVD,BD等のディスク状の記録媒体を、トレイを用いずに装置内にローディングするスロットインローディング機構を備えるディスク装置に有用である。
1 第1の筐体
2 第2の筐体
3 防塵カバー
4 上ガイド
4a 貫通孔
5 ローラベース
5b 下面ガイド部
5h 貫通孔
6a〜6d ゴムローラ
6e、6f ローラギヤ
7a、7b ローラアーム
8a〜8c 伝達ギヤ
9 モータ
10a〜10f 伝達ギヤ
11 クラッチプレート(切換機構)
11d カム
11d−1 下面カム部
11d−2 傾斜カム部
11d−3 上面カム部
12 メカシャーシ
12c U字状の切欠
12d 弾性片
12e 当接部
12f,12g,12h ガイド部
13 ターンテーブル
15 トラバース
16、18 スライドカム
17 リンクアーム
21 クランパ
24 センタリング部材
25 トリガレバー
26 ガイドレバー
32 軸
33 ディスク挿入阻止部材
33a 阻止片
33b 回動中心
33c 係合ピン
33d 弾性片
33e 当接部
300 ディスク挿入口
2 第2の筐体
3 防塵カバー
4 上ガイド
4a 貫通孔
5 ローラベース
5b 下面ガイド部
5h 貫通孔
6a〜6d ゴムローラ
6e、6f ローラギヤ
7a、7b ローラアーム
8a〜8c 伝達ギヤ
9 モータ
10a〜10f 伝達ギヤ
11 クラッチプレート(切換機構)
11d カム
11d−1 下面カム部
11d−2 傾斜カム部
11d−3 上面カム部
12 メカシャーシ
12c U字状の切欠
12d 弾性片
12e 当接部
12f,12g,12h ガイド部
13 ターンテーブル
15 トラバース
16、18 スライドカム
17 リンクアーム
21 クランパ
24 センタリング部材
25 トリガレバー
26 ガイドレバー
32 軸
33 ディスク挿入阻止部材
33a 阻止片
33b 回動中心
33c 係合ピン
33d 弾性片
33e 当接部
300 ディスク挿入口
Claims (5)
- ディスクを装置本体正面の挿入口に挿入してディスクを搬入するようにしたスロットイン方式のディスク搬送装置であって、
挿入されたディスクを保持しながら搬送するディスク搬送手段と、
前記ディスクが再生可能な位置に搬送されたことを検出するトリガ部材と、
前記トリガ部材がディスクを検出することにより当該トリガ部材の作用により移動開始するスライドカム部材と、
前記スライドカム部材の移動に連動して前記ディスクを再生可能なクランプ状態とするためのクランプ機構と、
前記クランプ状態にある場合はディスク挿入口に突出し、ディスクが挿入されていない場合は後退した位置に昇降可能に構成された阻止片を有するディスク挿入阻止部材と、
前記スライドカム部材の移動に連動して前記ディスク挿入阻止部材をディスク挿入口への突出位置と後退位置とにおいてそれぞれ保持可能な手段を有する切換機構を備え、
前記阻止部材は、前記切換機構の姿勢保持手段との連係により突出位置及び後退位置のそれぞれの状態において、装置本体への相反する方向に対して弾性的に当接可能とする弾性手段を構成したディスク搬送装置。 - 前記ディスク阻止部材に対する弾性手段は、当該ディスク阻止部材自体又はシャーシに一体成形により形成された弾性片により構成した請求項1に記載のディスク搬送装置。
- 前記ディスク挿入口の下部及び上部には、当該挿入口に突出する前記ディスク阻止部材の阻止片が対応する位置に、当該ディスク阻止部材の変形防止用規制部を構成した請求項1又は2に記載のディスク搬送装置。
- 前記切換機構は、前記ディスク挿入阻止部材の突出位置と後退位置の姿勢保持手段としてカム部を形成した請求項1〜3に記載のディスク搬送装置。
- 前記昇降可能なディスク阻止部材の少なくとも阻止片を形成した側部において、シャーシに一体形成されたガイド部を構成し、昇降動作時のガイドとするように構成した請求項1〜4に記載のディスク搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010148730A JP2012014764A (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | ディスク搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012014764A true JP2012014764A (ja) | 2012-01-19 |
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ID=45601014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2010148730A Pending JP2012014764A (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | ディスク搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012014764A (ja) |
-
2010
- 2010-06-30 JP JP2010148730A patent/JP2012014764A/ja active Pending
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