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JP2012013564A - 温度センサの取付構造 - Google Patents

温度センサの取付構造 Download PDF

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JP2012013564A
JP2012013564A JP2010150990A JP2010150990A JP2012013564A JP 2012013564 A JP2012013564 A JP 2012013564A JP 2010150990 A JP2010150990 A JP 2010150990A JP 2010150990 A JP2010150990 A JP 2010150990A JP 2012013564 A JP2012013564 A JP 2012013564A
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temperature sensor
sensor holding
temperature
gap
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JP2010150990A
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Yuko Kinoshita
優子 木下
Shinichi Takase
慎一 高瀬
Hiroki Hirai
宏樹 平井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】組電池を構成する電池セルの側面(隣接する電池セルと対向する面)の温度を適切に検出できる技術を提供する。
【解決手段】温度検出部材3は、温度センサ素子2を収容するセンサ保持部11が、温度を検出する対象となる対象電池セルと、当該電池セルに隣接する隣接電池セルとの隙間Vに挿入されることによって組電池に対して取り付けられる。隙間Vに挿入された状態において、張出部12が、電池セル9の上面に係止してセンサ保持部11を電池セル9に掛止する。また、付勢用突起13が、隣接電池セルに当接しながらセンサ保持部11を対象電池セルの側面に対して押し当てるように弾性付勢する。
【選択図】図2

Description

この発明は、温度センサを組電池に取り付けるための温度センサの取付構造に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車など、比較的高い出力電圧を必要とする各種の機器においては、組電池が利用されることが多い。組電池とは、複数の電池セルを所定方向に沿って配列したものであり、これら複数の電池セルを電気的に直列に接続することによって高い出力電圧を得るものである。
ところで、組電池には、その異常(過充電や過放電など)を検知するべく、温度センサが取り付けられる。
組電池に取り付けられる温度センサにおいては、これを電池セルに確実に接触させるような取付構造が構成されていることが重要である。温度センサが電池セルに適切に接触しておらず、温度センサと電池セルとの間に微小な隙間ができていると、温度センサにおいて電池セルの正確な温度を検出することができず、電池セルが異常発熱している場合にその検知が遅れてしまう危険があるからである。
このような事情に鑑みて、温度センサを、組電池を構成する電池セルに適切に接触させることができるような取付構造について従来から各種の技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、組電池における電極が形成された面に覆い被せるように取り付ける部材である「バスバーモジュール」に温度センサを組み付け、温度センサを組み付けた「バスバーモジュール」を組電池に取り付けることによって、組電池を構成する電池セルの上面と「バスバーモジュール」との間に温度センサを挟み込む構成が開示されている。特許文献2,3にも、これと類似する構成が開示されている。
特許文献1〜3に記載の構成によると、温度センサは、「バスバーモジュール」のように組電池の電極形成面に覆い被さるように取り付けられる部材と、電池セルの電極形成面との間に挟み込まれて、電池セルの上面に押し当てられる。そのため、温度センサの電池セルに対する接触不良、および、位置ずれが起こりにくくなる。
特開2009−277420号公報 特開2009−176601号公報 特開2008−304295号公報
ところで、組電池においては、複数の電池セルが所定方向に沿って互いに近接して配列されている。したがって、組電池を構成する電池セルにおいては、隣接する電池セルに対向する面(以下、電池セルの「側面」という)は他の面に比べて放熱しにくい。つまり、組電池を構成する電池セルにおいては、側面が他の面よりも高温になりやすいという事情がある。
組電池の異常を迅速に検出するためには、組電池において特に高温になりやすい部分(すなわち、電池セルの側面)の温度を測定することが有効である。特許文献1〜3に記載の構成においては、組電池の上から覆い被さるように取り付けられる部材と電池セルの電極形成面との間に温度センサを挟み込むので、温度センサを電池セルの電極形成面にしか接触させることができない。したがって、迅速な異常検知という点においては不利であった。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、温度センサに、組電池を構成する電池セルの側面(隣接する電池セルと対向する面)の温度を適切に検出させることを可能とする技術を提供することを目的としている。
第1の態様は、側面が相互に対向する状態で隙間をあけて配列された複数の電池セルを備える組電池に対し、特定の前記電池セルである対象電池セルの温度を検出する温度センサを取り付けるための温度センサの取付構造であって、前記温度センサを保持し、前記対象電池セルとそれに隣接する前記電池セルである隣接電池セルとの間の特定の隙間に挿入されるセンサ保持部と、前記センサ保持部に対し、前記特定の隙間への挿入方向に直交する方向へ張り出して設けられ、前記センサ保持部が前記特定の隙間に挿入された状態において、前記対象電池セルと前記隣接電池セルとのうちの少なくとも一方の上面に引っ掛かる張出部と、前記特定の隙間に挿入された前記センサ保持部と前記隣接電池セルの側面との間に配置され、前記センサ保持部を前記対象電池セルの側面の方向へ弾性付勢する付勢部と、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係る温度センサの取付構造であって、前記付勢部が、前記センサ保持部における前記隣接電池セルに対向する対向面に突出して形成された、可撓性を有する突起部である。
第3の態様は、第2の態様に係る温度センサの取付構造であって、前記突起部が、前記センサ保持部の前記対向面に固定された固定端から、前記対向面に対して斜め方向へ突出して形成された根元部と、前記根元部から連なり前記対向面の方向へ方向転換して形成された中間曲げ部と、前記中間曲げ部から前記対向面に対向する自由端へ連なる先端部と、
を備える。
第4の態様は、第1の態様に係る温度センサの取付構造であって、前記付勢部が、前記センサ保持部と分離可能に独立した部材である。
第5の態様は、第4の態様に係る温度センサの取付構造であって、前記付勢部と前記センサ保持部とは、それらの一部が嵌り合うことにより前記付勢部を前記センサ保持部に保持する保持構造を備える。
この発明の第1の態様によると、温度センサを保持するセンサ保持部は、対象電池セルと隣接電池セルとの隙間に挿入された状態において、張出部により電池セルに掛止されるとともに、付勢部により対象電池セルに押し当てられる。この構成によると、センサ保持部を対象電池セルの側面(隣接する電池セルと対向する面)に確実に接触させることができるので、温度センサに、対象電池セルの側面の温度を適切に検出させることができる。
この発明の第2の態様によると、付勢部が、センサ保持部における対向面に突出して形成された、可撓性を有する突起部であるので、取付構造をコンパクト化することが容易となり、電池セル間の隙間が狭い場合にも容易に対応できる。
この発明の第4の態様によると、付勢部がセンサ保持部と分離可能な独立部材として形成されるので、複数種類の付勢部を用意することにより、センサ保持部を共通化しつつ、電池セル間の隙間が狭い場合から広い場合まで対応することができる。すなわち汎用性の高い取付構造を実現することができる。
この発明の第5の態様によると、付勢部とセンサ保持部との間に保持構造が形成されるので、付勢部がセンサ保持部に対して位置ずれを起こしてしまうといった事態を防止できる。これによって、温度センサを対象電池セルの側面に確実に接触させることができる。
組電池および組電池に取り付けられた温度検出部材を模式的に示す図である。 第1の実施の形態に係る温度検出部材の斜視図である。 第1の実施の形態に係る温度検出部材の正面図である。 第1の実施の形態に係る温度検出部材の側面図である。 第1の実施の形態に係る温度検出部材の断面図である。 第1の実施の形態に係る温度検出部材が組電池に取り付けられた状態を示す図である。 第2の実施の形態に係る温度検出部材の斜視図である。 第2の実施の形態に係る温度検出部材の側面図である。 第2成形体の斜視図である。 第2成形体の上面図である。 第2の実施の形態に係る温度検出部材および第2成形体の斜視図である。 第2の実施の形態に係る温度検出部材が組電池に取り付けられた状態を示す図である。 変形例に係る温度検出部材の斜視図である。
<I.第1の実施の形態>
<1.全体の概要>
この発明の第1の実施の形態に係る温度センサの取付構造について具体的に説明する前に、組電池およびそこに取り付けられる温度センサの概要について図1を参照しながら説明する。図1は、組電池900および組電池900に取り付けられた温度検出部材3を模式的に示す図である。なお、図1には、Y方向が、複数の電池セル9が配列された方向に沿い、X方向が、各電池セル9において電極が配列された方向(電池セル9の幅方向)に沿い、Z方向が、各電池セル9の高さ方向に沿う、XYZ座標を付している。
<1−1.組電池900>
組電池900は、一列に配列された複数の電池セル9を備える。なお、図1においては、6個の電池セル9を備える組電池900が例示されているが、組電池900が備える電池セル9の個数はこれに限らない。また、組電池900は、一列に配列された複数の電池セル9のセットを複数列分備える場合もある。
複数の電池セル9は、電池セルケース(図示省略)内において、一定方向(Y方向)に沿って配列される。電池セルケース内に配列された状態の各電池セル9において、隣接する電池セル9と対向する面(X方向に沿う面)を、以下、電池セル9の「側面」という。すなわち、組電池900を構成する複数の電池セル9は、電池セルケース内において、それぞれの側面を互いに平行にして、側面と直交する方向(Y方向)に沿って配列されている。
隣接する電池セル9の間には樹脂等により形成されたセパレータ(図示省略)が配置され、複数の電池セル9は、電池セルケース内に配列された状態において、互いの側面が密着しないように微小な隙間Vをおいて配列される。隣接する電池セル9の間に微小な隙間Vが形成されることによって、各電池セル9の放熱性を最低限確保することができる。なお、各隙間Vの、電池セル9の配列方向に沿った幅(隙間幅D)は、ほぼ一定(例えば、3mm(ミリメートル)程度)とされているが、寸法公差によるばらつきが存在している。
複数の電池セル9は、電池セルケース内において、その電極形成面(一対の端子(正端子901および負端子902)が形成された面)を上に向けて配列される。さらに、複数の電池セル9は、それぞれの正端子901と負端子902とが交互になるように重ね合わされて配列される。したがって、複数の電池セル9の配列方向(Y方向)に沿って形成される2個の端子列903のそれぞれにおいては、正端子901と負端子902とが交互に並ぶことになる。
各端子列903には、接続プレート92が取り付けられる。接続プレート92(所謂、バスバーモジュール)は、絶縁性材料で形成されるバスバーケース921に、複数個のバスバー922が収容された構成となっている。バスバー922とは、導電性材料で形成される板状の部材であり、電池セル9の端子を挿通させるための貫通孔が2個、あるいは、1個形成されている。具体的には、一方の接続プレート92の両端に配置されるバスバー922(9221)には1個の貫通孔が、その他のバスバー922(9222)には2個の貫通孔が、それぞれ形成されている。接続プレート92が端子列903に取り付けられた状態において、端子列903に配列された各端子が、バスバーケース921に収容されたバスバー922に形成された各貫通孔に挿通される。バスバー9222の2個の貫通孔のそれぞれに、端子列903において隣接する正端子901と負端子902とがそれぞれ挿通されることによって、当該隣接する正端子901と負端子902とが電気的に接続されることになる。一方、バスバー9221の1個の貫通孔には、一方の端子列903の端に位置する端子が挿通される。
このように、各端子列903に接続プレート92が取り付けられることによって、電池セルケース内に配置された複数の電池セル9が電気的に直列に接続されることになる。
<1−2.温度検出部材3>
温度検出部材3は、そのセンシング面に当接した物体の温度を検出する部材であり、組電池900を構成する複数の電池セル9のうち、特定の電池セル9(以下「対象電池セル9t」という)に当接して、当該対象電池セル9tの温度を検出する。具体的には、温度検出部材3は、対象電池セル9tと、これに隣接する電池セル9(以下「隣接電池セル9n」という)と間の隙間Vに、対象電池セル9tの側面に当接するように挿入されて、対象電池セル9tの側面の温度を検出する。
なお、組電池900には、1個以上の温度検出部材3が取り付けられてもよい。例えば、電池セル9の配列方向に沿って所定個おき(例えば、10個おき)の電池セル9のそれぞれについて温度検出部材3を取り付けてもよい。
<2.温度検出部材3>
温度検出部材3の構成について、図2〜図5を参照しながら説明する。図2は、温度検出部材3の斜視図である。図3は、温度検出部材3の正面図である。図4は、温度検出部材3の側面図である。図5は、温度検出部材3を図3の矢印Kから見た断面図である。なお、図2〜図5には、X方向がセンサ保持部11の幅方向に沿い、Y方向がセンサ保持部11の第2側面112の法線方向に沿い、Z方向がセンサ保持部11の長尺方向に沿う、XYZ座標を付している。
温度検出部材3は、温度センサ素子2が内部に埋め込まれた樹脂モールド部材であり、温度センサ素子2と、温度センサ素子2を内部に収容する成形体1とを備える。
<2−1.温度センサ素子2>
温度センサ素子2は、温度検出用の素子であり、例えばサーミスタにより構成される。温度センサ素子2と接続される導線101は、端子列903に取り付けられた接続プレート92(図1参照)に沿って外部の回路(図示省略)まで導かれて、当該回路と接続される。これによって、温度センサ素子2からの信号が、導線101を介して外部の回路に入力されることになる。
<2−2.成形体1>
成形体1は、例えば、樹脂材料をインモールド成形することにより形成され、その内部に温度センサ素子2が収容(樹脂モールド)される。成形体1は、センサ保持部11と、張出部12と、付勢用突起13とを備える。
<センサ保持部11>
センサ保持部11は、温度センサ素子2を保持する機能部であり、対象電池セル9tと隣接電池セル9との間の隙間Vに挿入される。センサ保持部11は、先端がわずかに先細に形成され、長尺の平板形状に形成されている。温度センサ素子2は、センサ保持部11の先端部付近であって、センサ保持部11の一方の側面(図の例では−Y側の側面)(第1側面111)に近接した位置(具体的には、センサ保持部11の厚み方向において、第1側面111寄りに偏った位置)に収容されており、当該第1側面111に接触した対象物の温度を検出する。
つまり、センサ保持部11の第1側面111(すなわち、内部において温度センサ素子2が近接している側の側面)は、温度検出部材3のセンシング面を構成する。また、他方の側面(第2側面)112は、センサ保持部11が隙間Vに挿入された状態において、隣接電池セル9nに対向する対向面を構成する。
<張出部12>
張出部12は、センサ保持部11に対し、側面111,112に直交する方向へ張り出して設けられ、センサ保持部11が隙間Vに挿入された状態において、対象電池セル9tと隣接電池セル9とのうちの少なくとも一方の上面(電極形成面)に引っ掛かる。張出部12は、対象電池セル9tの上面に係止する(当接して動きを止める)第1張出部121と、隣接電池セル9nの上面に係止する第2張出部122とを備える。
第1張出部121は、第1側面111の上端部付近に形成され、センサ保持部11が隙間Vに挿入された状態において、対象電池セル9tの上面に係止する。一方、第2張出部122は、第2側面112の上端部付近に形成され、センサ保持部11が隙間Vに挿入された状態において、隣接電池セル9nの上面に係止する。
<付勢用突起13>
付勢用突起13は、隙間Vに挿入されたセンサ保持部11と隣接電池セル9nの側面との間の隙間(残余隙間Vs)に配置され、センサ保持部11を対象電池セル9tの側面の方向へ弾性付勢する。
付勢用突起13は、具体的には、センサ保持部11の第2側面112(対向面)に突出して形成された、可撓性を有する突起部である。
この実施の形態においては、付勢用突起13は屈曲形状に形成される。具体的には、センサ保持部11の第2側面112に固定された固定端から、第2側面112に対して斜め方向へ突出して形成された根元部131と、根元部131から連なって、第2側面112の方向へ方向転換して形成された中間曲げ部132と、中間曲げ部132から第2側面112に対向する自由端へ連なる先端部133とを備える。
図2〜図5に示されているのは、自然状態(外力が付加されていない状態)における付勢用突起13の様子である。ただし、自然状態における付勢用突起13の突起幅Loと、センサ保持部11の厚みCとを足した幅(すなわち、第1側面111から自然状態における付勢用突起13の頂点までの離間距離であり、以下単に「全体幅」という)Moは、組電池900の隙間幅Dよりも大きくなるように規定されている(Mo>D)。
上述したとおり、付勢用突起13は可撓性を有する突起部であるので、突起を押し込める向きの外力がはたらくと、その突起幅が自然状態よりも小さくなるように変形する。
<3.温度検出部材3の取付構造>
温度検出部材3の取付構造について、図1、図6を参照しながら説明する。図6は、組電池900に取り付けられた状態の温度検出部材3の側面図である。なお、図6にも、図1と同様のXYZ座標を付している。
温度検出部材3を取り付ける場合は、センサ保持部11が、対象電池セル9tと隣接電池セル9nとの隙間Vに上方から(すなわち、電池セル9の電極形成面側から)挿入され、張出部12が、対象電池セル9tおよび隣接電池セル9nの各上面(電極形成面)に引っ掛かる位置まで押し込まれる。具体的には、第1張出部121が対象電池セル9tの上面に係止するとともに、第2張出部122が隣接電池セル9nの上面に係止する位置まで押し込まれる。
張出部12が、対象電池セル9tおよび隣接電池セル9nの各上面に引っ掛かることによって、隙間Vに挿入されたセンサ保持部11は、電池セル9に掛止される。これによって、挿入方向についてのセンサ保持部11の動きが規制される。したがって、センサ保持部11が挿入方向について位置ずれすることが防止され、センサ保持部11が隙間Vの中にずり落ちてしまうといった事態も回避される。
また、センサ保持部11は、その側面111,112のうち、内部において温度センサ素子2が近接している側の側面111(センシング面)を対象電池セル9tの側面の側に向けるとともに、他方の側面112(対向面)を隣接電池セル9nの側面に向けた姿勢で隙間Vに挿入される。
上述したとおり、自然状態における付勢用突起13の突起幅Loは、自然状態における全体幅Moが組電池900の隙間幅Dよりも大きくなるように規定されている(Mo>D)。このため、センサ保持部11が隙間Vに挿入された状態において、第2側面112(対向面)に形成された付勢用突起13は、その突起端(中間曲げ部132)が隣接電池セル9nの側面に当接しており、さらに、その突起幅が自然状態よりも小さくなるように変形している。
したがって、この状態において付勢用突起13には自然状態に戻ろうとする(突起幅を大きくしようとする)弾性力Fが発生している。すなわち、付勢用突起13は、隣接電池セル9nに当接しながら、センサ保持部11の第1側面111(センシング面)を対象電池セル9tの側面に対して押し当てるように弾性付勢している。これによって、センサ保持部11のセンシング面が対象電池セル9tに確実に接触させられる。
<4.効果>
第1の実施の形態によると、温度センサ素子2を保持するセンサ保持部11は、隙間Vに挿入された状態において、張出部12により電池セル9に掛止されるとともに、付勢用突起13により対象電池セル9tに押し当てられる。したがって、センサ保持部11の第1側面111(センシング面)を対象電池セル9tの側面に確実に接触させることができる。これによって、温度センサ素子2に、対象電池セル9tの側面の温度を適切に検出させることができる。特に、電池セル9の上面などではなく側面の温度を検出させることができるので、電池セル9の異常を迅速に検出することができる。すなわち、組電池900のように所定方向に沿って複数個の電池セル9が配列される状況においては、隣接する電池セル9と対向している面である電池セル9の側面が特に高温になりやすいところ、温度センサ素子2に電池セル9の側面の温度を検出させることによって、電池セル9が昇温しはじめた場合に、これを早期に検知することが可能となる。
また、第1の実施の形態によると、付勢用突起13は、隣接電池セル9nに当接しながらセンサ保持部11を対象電池セル9tに対して弾性付勢するので、寸法公差などのために隙間幅Dにばらつきがある場合でも、付勢用突起13においてそのばらつきを吸収して、常にセンサ保持部11を対象電池セル9tに適切に押し当てることができる。
さらに、電池セル9は、一般に電池セル9の中心に近づくほど高温になりやすいところ、上記の実施の形態によると、センサ保持部11を隙間Vに挿入することによって温度検出部材3を組電池900に取り付けるので、センサ保持部11の長尺方向についての長さを長く形成すれば、温度センサ素子2に電池セル9の中心近くの温度を検出させることができる。
また、付勢用突起13がセンサ保持部11と一体に形成されているので、付勢用突起13の突起幅を小さく形成すれば、温度検出部材3の全体幅Moを小さくすることも容易である。すなわち、温度検出部材3をコンパクト化することが容易となり、隙間Vが狭い組電池900に対応することも容易である。
<II.第2の実施の形態>
この発明の第2の実施の形態に係る温度センサの取付構造について説明する。組電池およびそこに取り付けられる温度検出部材3aの概要は第1の実施の形態と同様である(図1参照)。
<1.温度検出部材3a>
温度検出部材3aの構成について、図7〜図10を参照しながら説明する。図7は、温度検出部材3aの斜視図である。図8は、温度検出部材3aの側面図である。図9は、温度検出部材3aの取り付けに関する構成である第2成形体1bの斜視図である。図10は、第2成形体1bの上面図である。なお、図7、図8には、X方向がセンサ保持部11の幅方向に沿い、Y方向がセンサ保持部11の第2側面112の法線方向に沿い、Z方向がセンサ保持部11の長尺方向に沿う、XYZ座標を付している。また、図9、図10には、X方向が筒状部14の主面141に沿い、Y方向が筒状部14の筒幅方向に沿い、Z方向が筒状部14の高さ方向に沿う、XYZ座標を付している。以下の説明においては、第1の実施の形態と相違しない点については説明を省略し、同じ符号を付して示す。
<1−1.温度検出部材3a>
温度検出部材3aは、温度センサ素子2が内部に埋め込まれた樹脂モールド部材であり、温度センサ素子2と、温度センサ素子2を内部に収容する第1成形体1aとを備える。
温度センサ素子2の構成は、第1の実施の形態において説明したとおりである。
第1成形体1aは、第1の実施の形態に係る成形体1とほぼ同様であるが、付勢用突起13を備えない点が相違する。すなわち、第1成形体1aは、例えば、樹脂材料をインモールド成形することにより形成され、その内部に温度センサ素子2が収容(樹脂モールド)される。また、第1成形体1aは、センサ保持部11と、張出部12とを備える。センサ保持部11、張出部12の各構成は上述したとおりである。
<1−2.第2成形体1b>
第2成形体1bは、例えば、樹脂材料をインモールド成形することにより形成される。第2成形体1bは、筒状部14と、延出部15とを備える。
<筒状部14>
筒状部14は、隙間Vに挿入された温度検出部材3aのセンサ保持部11と、隣接電池セル9nの側面との間の隙間(残余隙間Vs)に配置され、センサ保持部11を対象電池セル9tの側面の方向へ弾性付勢する。
筒状部14は、一方向(Y方向)に潰れた扁平な筒形状に形成され、対向する主面141と屈曲した側面142とを備える。
図9、図10に示されているのは、自然状態(外力が付加されていない状態)における筒状部14の様子である。自然状態における筒状部14の筒幅(主面141に垂直な方向(Y方向)についての筒幅であり、以下単に「筒幅」という)Noは、残余隙間幅Dsよりも大きくなるように規定されている(No>Ds)。ただし、「残余隙間幅Ds」とは、図12に示すように、対象電池セル9tと隣接電池セル9nとの隙間Vに温度検出部材3aを挿入して対象電池セル9tの側面に温度検出部材3aのセンサ保持部11を当接させた状態において、隣接電池セル9nの側面と温度検出部材3aとの間にできる隙間(残余隙間Vs)の、電池セル9の配列方向に沿った幅である。
上述したとおり、筒状部14は可撓性を有する部材により扁平な筒形状に形成されているので、筒幅を狭める向きの外力がはたらくと、その筒幅が自然状態よりも小さくなるように変形する。
<延出部15>
延出部15は、作業者が第2成形体1bを残余隙間Vsに挿入する際に、第2成形体1bをつまんで持つためのつまみとして機能する。延出部15は、筒状部14の一方の側面142に、筒状部14の主面141と平行な姿勢に立設される。
なお、延出部15の端部には、張出部151が形成されてもよい。張出部151は、延出部15の側面に直交する方向へ張り出して設けられ、第2成形体1bが残余隙間Vsに挿入された状態において、対象電池セル9tと隣接電池セル9とのうちの少なくとも一方の鉛直面(電池セル9の側面と電極形成面とに直交する面)に当接する。張出部151を形成することによって、電池セル9の鉛直面に対する第2成形体1bの差し込み深さを規制することができる。
<2.温度検出部材3aの取付構造>
温度検出部材3aの取付構造について、図11、図12を参照しながら説明する。図11は、温度検出部材3aおよび第2成形体1bの斜視図である。ここでは、温度検出部材3a、および第2成形体1bは、組電池900に取り付けられた状態の位置関係で示されている。図12は、組電池900に取り付けられた状態の温度検出部材3aおよび第2成形体1bの側面図である。なお、図11、図12にも、図1と同様のXYZ座標を付している。
温度検出部材3aを取り付ける場合は、まず、温度検出部材3aのセンサ保持部11が、対象電池セル9tと隣接電池セル9nとの隙間Vに上方から挿入され、張出部12が、対象電池セル9tおよび隣接電池セル9nの各上面(電極形成面)に引っ掛かる位置まで押し込まれる。
上述したとおり、張出部12が、対象電池セル9tおよび隣接電池セル9nの各上面に引っ掛かることによって、隙間Vに挿入されたセンサ保持部11は、電池セル9に掛止される。これによって、挿入方向についてのセンサ保持部11の動きが規制される。
また、センサ保持部11は、その側面111,112のうち、内部において温度センサ素子2が近接している側の側面111(センシング面)を対象電池セル9tの側面の側に向けるとともに、他方の側面112(対向面)を隣接電池セル9nの側面に向けた姿勢で隙間Vに挿入される。
温度検出部材3aが隙間Vに挿入されると、続いて、第2成形体1bが、温度検出部材3aと隣接電池セル9nの側面との隙間(残余隙間Vs)に側方(電池セル9の鉛直面側から)から挿入され、筒状部14の一方の主面141がセンサ保持部11の第2側面112(対向面)に当接する位置まで押し込まれる。なお、この状態において、張出部151が電池セル9の鉛直面に係止することによって、第2成形体1bの差し込み深さが規制されてもよい。
上述したとおり、自然状態における筒状部14の筒幅Noは、残余隙間幅Dsよりも大きくなるように規定されている(No>Ds)。このため、温度検出部材3aのセンサ保持部11が残余隙間Vsに挿入された状態において、第2成形体1bの筒状部14は、一方の主面141においてセンサ保持部11の第2側面112(対向面)に当接するとともに、他方の主面141において隣接電池セル9nの側面に当接している。さらに、この状態において、筒状部14は、その筒幅が自然状態よりも小さくなるように変形している。
したがって、この状態において筒状部14には自然状態に戻ろうとする(筒幅を大きくしようとする)弾性力Fが発生している。すなわち、筒状部14は、隣接電池セル9nに当接しながら、温度検出部材3aのセンサ保持部11の第1側面111(センシング面)を対象電池セル9tの側面に対して押し当てるように弾性付勢している。これによって、センサ保持部11のセンシング面が対象電池セル9tに確実に接触させられる。
<3.効果>
第2の実施の形態によると、温度センサ素子2を保持するセンサ保持部11は、隙間Vに挿入された状態において、張出部12により電池セル9に掛止されるとともに、筒状部14により対象電池セル9tに押し当てられる。したがって、センサ保持部11の第1側面111(センシング面)を対象電池セル9tの側面に確実に接触させることができる。これによって、温度センサ素子2に、対象電池セル9tの側面の温度を適切に検出させることができる。特に、電池セル9の上面などではなく側面の温度を検出させることができるので、電池セル9の異常を迅速に検出することができる。
また、第2の実施の形態によると、筒状部14は、隣接電池セル9nに当接しながらセンサ保持部11を対象電池セル9tに対して弾性付勢するので、寸法公差などのために隙間幅Dにばらつきがある場合でも、筒状部14においてそのばらつきを吸収して、常にセンサ保持部11を対象電池セル9tに適切に押し当てることができる。
さらに、上記の実施の形態によると、センサ保持部11の長尺方向についての長さを長く形成すれば、温度センサ素子2に電池セル9の中心近くの温度を検出させることができる。
また、筒状部14がセンサ保持部11と分離可能に独立した部材として形成されるので、筒状部14の筒幅が様々に異なる第2成形体1bを用意することにより、温度検出部材3aを共通化しつつ、電池セル9間の隙間Vが比較的狭い場合から広い場合まで対応することができる。すなわち汎用性の高い取付構造を実現することができる。
<III.変形例>
上記の各実施の形態においては、温度検出部材3(あるいは温度検出部材3a)は、隙間Vに上方から挿入されるものとした。ここで、温度検出部材3(あるいは温度検出部材3a)は、作業者により直接に隙間Vに挿入されてもよいし、接続プレート92を介して隙間Vに挿入されてもよい。
後者の態様について具体的に説明する。例えば温度検出部材3を、接続プレート92を介して隙間Vに挿入する場合、接続プレート92の裏面の所定位置に予め温度検出部材3を取り付けておく。具体的には、温度検出部材3を、接続プレート92の裏面の所定位置に、当該裏面に対して垂直に立設されるような姿勢で取り付けておく。そして、温度検出部材3が取り付けられた接続プレート92を組電池900の電極形成面に取り付けることによって、温度検出部材3を隙間Vに挿入する。温度検出部材3aを、接続プレート92を介して隙間Vに挿入する場合もこれと同様である。
また、上記の各実施の形態においては、温度検出部材3(あるいは温度検出部材3a)は、対象電池セル9tおよび隣接電池セル9nの各上面(電極形成面)に引っ掛かる張出部12を備える構成としていたが、張出部12は、対象電池セル9tの上面だけ(あるいは、隣接電池セル9nの上面だけ)に係止する構成でもよい。すなわち、張出部12は、第1張出部121と第2張出部122のうちの一方のみを備える構成でもよい。
また、第1の実施の形態に係る付勢用突起13は、センサ保持部11の第2側面112(対向面)の中央付近に形成されてもよいし、先端付近に形成されてもよい。また、第2の実施の形態に係る第2成形体1bは、筒状部14が、センサ保持部11の側面112(対向面)の中央付近に当接するような位置に挿入してもよいし、側面112(対向面)の先端付近に当接するような位置に挿入してもよい。付勢部として機能する構成(付勢用突起13、あるいは、筒状部14)を対向面の先端付近に配置すれば、センシング面の先端付近(すなわち、温度センサ素子2が配置されている付近)を対象電池セル9tに確実に押し当てることができる。
また、第1の実施の形態に係る付勢用突起13は屈曲形状とされていたが、付勢用突起13の形状はこれに限らず、外力に応じて、その突起幅を変化させるように変形可能な形状であればよい。例えば、湾曲形状とされてもよい。同様に、第2の実施の形態に係る筒状部14の形状も、扁平な筒形状に限らず、外力に応じて、その幅を変化させるように変形可能な形状であればよい。
また、第2の実施の形態において、第2成形体1bが温度検出部材3aと隣接電池セル9nとの間に挿入された状態において、温度検出部材3aのセンサ保持部11と第2成形体1bの筒状部14との間に、それらの一部が嵌り合うことにより筒状部14をセンサ保持部11に保持する保持構造を備える構成としてもよい。
保持構造は、具体的には、例えば図13に示すように、温度検出部材3aの第2側面112(対向面)に、第2成形体1b(図9)の筒状部14を係合させるための凹部113を形成することによって実現できる。すなわち、第2成形体1bを残余隙間Vsに挿入する際に、第2成形体1bの筒状部14を凹部113に嵌め合わせることによって、センサ保持部11と筒状部14との間に保持構造を形成することができる。このような保持構造を形成することによって、第2成形体1bが温度検出部材3aに対して位置規制され、第2成形体1bがずり落ちるといった事態を防止することができる。その結果、センサ保持部11を対象電池セル9tの側面に確実に接触させることができる。
1 成形体
1a 第1成形体
1b 第2成形体
2 温度センサ素子
3,3a 温度検出部材
9 電池セル
11 センサ保持部
12 張出部
13 付勢用突起
14 筒状部
900 組電池

Claims (5)

  1. 側面が相互に対向する状態で隙間をあけて配列された複数の電池セルを備える組電池に対し、特定の前記電池セルである対象電池セルの温度を検出する温度センサを取り付けるための温度センサの取付構造であって、
    前記温度センサを保持し、前記対象電池セルとそれに隣接する前記電池セルである隣接電池セルとの間の特定の隙間に挿入されるセンサ保持部と、
    前記センサ保持部に対し、前記特定の隙間への挿入方向に直交する方向へ張り出して設けられ、前記センサ保持部が前記特定の隙間に挿入された状態において、前記対象電池セルと前記隣接電池セルとのうちの少なくとも一方の上面に引っ掛かる張出部と、
    前記特定の隙間に挿入された前記センサ保持部と前記隣接電池セルの側面との間に配置され、前記センサ保持部を前記対象電池セルの側面の方向へ弾性付勢する付勢部と、
    を備える温度センサの取付構造。
  2. 請求項1に記載の温度センサの取付構造であって、
    前記付勢部が、前記センサ保持部における前記隣接電池セルに対向する対向面に突出して形成された、可撓性を有する突起部である温度センサの取付構造。
  3. 請求項2に記載の温度センサの取付構造であって、
    前記突起部が、
    前記センサ保持部の前記対向面に固定された固定端から、前記対向面に対して斜め方向へ突出して形成された根元部と、
    前記根元部から連なり前記対向面の方向へ方向転換して形成された中間曲げ部と、
    前記中間曲げ部から前記対向面に対向する自由端へ連なる先端部と、
    を備える温度センサの取付構造。
  4. 請求項1に記載の温度センサの取付構造であって、
    前記付勢部が、前記センサ保持部と分離可能に独立した部材である温度センサの取付構造。
  5. 請求項4に記載の温度センサの取付構造であって、
    前記付勢部と前記センサ保持部とは、それらの一部が嵌り合うことにより前記付勢部を前記センサ保持部に保持する保持構造を備える温度センサの取付構造。
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