JP2012012180A - 用紙搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】専用の駆動源や除電部材を追加することなく搬送ローラとアースとを接続または切断して除電すると共に、異音や磨耗を抑制する除電装置を提供する。
【解決手段】用紙上で転動することにより、用紙を搬送するための搬送ローラ1を、操作機構により、用紙に圧接する圧接状態の位置と、用紙から離間した待機状態の位置との間で、移動させるよう構成する。操作機構に、導電性材料で形成された弾性部材3を、アースと接続され、かつ搬送ローラ1に付勢力を付与するように装着する。弾性部材3の一端部を延出させた部分3bを、搬送ローラ1が待機状態の位置にあるときにのみ、電気的に接触してアースできるように臨ませて構成する。
【選択図】図7
【解決手段】用紙上で転動することにより、用紙を搬送するための搬送ローラ1を、操作機構により、用紙に圧接する圧接状態の位置と、用紙から離間した待機状態の位置との間で、移動させるよう構成する。操作機構に、導電性材料で形成された弾性部材3を、アースと接続され、かつ搬送ローラ1に付勢力を付与するように装着する。弾性部材3の一端部を延出させた部分3bを、搬送ローラ1が待機状態の位置にあるときにのみ、電気的に接触してアースできるように臨ませて構成する。
【選択図】図7
Description
本発明は、用紙搬送に伴って搬送部材に発生した静電気を除去する除電機能を備えた用紙搬送装置及び画像形成装置に関する。
画像形成装置の用紙搬送装置では、用紙を安定的に搬送するための搬送部材として、摩擦係数の高い材質特にゴムやウレタン等を、金属から成る軸部に串刺し状に取り付けた搬送ローラが広く用いられている。この搬送ローラは、駆動モータで回転駆動される。
この画像形成装置では、給紙動作として用紙の先端を用紙カセットから分離し、次に用紙搬送動作として用紙を印画部へと搬送する。
この搬送動作の際、用紙と搬送ローラとは、弾性的に圧接された状態で搬送ローラが用紙上を転動することにより、用紙と搬送ローラとの表面の摩擦力によって用紙を搬送する。このため、用紙搬送装置では、搬送ローラと用紙との圧接力を高く設定すれば搬送力も高くすることができ、より安定した搬送性能を得ることが可能となる。
しかしながら、このような用紙搬送装置では、用紙カセットが画像形成装置にセットされたまま長期間放置された場合、その圧接力によって用紙や搬送ローラが変形してしまう。また圧接力が反作用として用紙カセットに加わるため、ユーザーが用紙カセットを装填し難いという弊害がある。
そこで用紙搬送装置では、アクチュエータなどの駆動源を追加するなどして搬送ローラを圧接状態と退避状態との位置を切り換えられるように移動可能に構成し、用紙を搬送するときだけ搬送ローラを用紙に圧接させるようにしたものがある。
このような搬送ローラの位置の切り換えを行う用紙搬送装置を装着した画像形成装置においては、通常、複数枚の印画を連続して実行するモードが具備されている。このような画像形成装置で連続印画のモードを実行した場合には、印画枚数に応じて給紙動作や用紙搬送動作を複数回、長時間に渡って繰り返すことになる。この用紙搬送動作に伴い、用紙と搬送ローラとの間には、摩擦帯電により静電気が蓄積する。印画動作を複数回繰り返すうちに静電気が蓄積されると、電気ノイズによる装置の誤作動を引き起こす場合がある。この他にも蓄積された静電気が引き金となって、用紙同士が吸着し給紙動作のエラーが発生したり、紙粉などの周囲のゴミがゴム部などに付着し搬送力が低下したりする。また、例えば用紙カセットの交換時等で搬送ローラが露出しているときに、静電気が残留している搬送ローラに導体が接触すると放電されるので注意が必要となる。
そこで、このような用紙搬送装置には、搬送ローラの軸受として、導電性を有するボールベアリングや含油金属を用いるものがあった。この導電性を有する軸受を用いた用紙搬送装置では、導電性を有しない樹脂軸受を用いた場合と比較して、高価になる上、導電性軸受を保持するフレーム自体も導電性を有する部材で構成し、かつアースと接続するよう構成する必要があった。
また、このような用紙搬送装置には、搬送ローラの軸部に除電を目的とした金属部品を直接接触させるものがあった。このように構成された用紙搬送装置では、回転駆動される搬送ローラの軸部と除電用金属部品とが、常時金属同士で接触しているために異音の発生又は磨耗を生じ、搬送ローラや金属部品の使用寿命が短くなる。
そこで、従来の用紙搬送装置には、用紙の帯電を認知する温湿度計などの認知手段と、その判定結果によって除電部材を離間させる接離手段とを備え、除電部材を常時接触させておくのではなく、不必要なときに搬送ローラから離間する。これにより除電部材の長寿命化を実現するものが、提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、紙の搬送方向と直角方向に移動する移動刃と、紙を挟んで反対側に配置された固定刃により、紙を切断するよう構成する。そして、プラテンロ−ラ−と接触または非接触の除電ブラシを設け、移動刃と同期して往復運動を行い、プラテンロ−ラ−の全幅にわたり除電を行うものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前述の特許文献1に開示された紙葉類処理装置では、温湿度計などの認知用の部材に加え、除電ブラシなどの除電専用の部材が必要であり、除電部材を離間させる専用の接離機構が必要である。よって、この紙葉類処理装置の構成では、部品点数が増加し、構造が複雑となって高価になる。
また、前述の特許文献2に開示された紙切断装置では、カッターを備えた装置であることが前提であって、カッター可動刃と搬送ローラとが近接して設けられている構成が必須である。このため、この除電のための構成は、用紙搬送装置及び画像形成装置に適用することが困難であり、この除電機構を装置内に配置するときのレイアウトにも制約がある。さらに、この紙切断装置の構成では、除電ブラシなどの除電専用の部材が必要であり、部品点数が増加し、構造が複雑となって高価になる。
本発明の目的は、専用の駆動源や除電部材を追加することなく確実に除電できるようにし、かつ異音の発生を抑制する。これと共に、除電用の部材の磨耗を抑制して耐久性を向上した、部品点数が少なく構成が簡素で廉価に製造できる用紙搬送装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の用紙搬送装置は、用紙を搬送するための搬送ローラと、前記搬送ローラを、前記用紙に圧接する圧接状態の位置と、前記用紙から離間した待機状態の位置との間で、移動させるための移動機構と、を備えた用紙搬送装置であって、導電性材料で形成された導電性部材を、アースと接続されるように装着し、前記導電性部材の一部分が、前記搬送ローラが待機状態の位置にあるときにのみ、前記搬送ローラの一部と電気的に接触するように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、用紙と搬送ローラとの圧接状態と退避状態とを切り換える構成を利用するので、搬送ローラとアースとの接続状態と切断状態とを切り換えるために専用の駆動源を追加することがない。本発明によれば、圧接状態においては搬送ローラとアースとが切断状態となり、異音や磨耗を防ぐことができる。また、退避状態においては搬送ローラとアースとが接続状態となり、搬送ローラに蓄積された静電気を確実に除去することができるように構成可能である。本発明によれば、用紙と搬送ローラとの圧接状態と退避状態とを切り換えるために具備されている導電性部材をアースとして利用する。これにより、本発明では、新たに除電部材を追加し又はフレームから接触面を形成するなどして除電部を設ける必要がない。これにより、専用の駆動源や除電部材を追加することなく搬送ローラとアースとを接続または切断し、搬送ローラを確実に除電する一方で異音や磨耗を抑制できる構成が簡素で廉価な装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の要部を示す図1の斜視図で、1は、搬送ローラであるところの給紙ローラである。この給紙ローラ1は、金属から成る軸部1aとゴム部1bとで構成される能動ローラであり、片側の端にギア1cが圧入されたユニットとして構成されている。この給紙ローラ1のギア1cは、後述する図8に示す紙送りモータ27とギア列を介して常時連結されている。
この給紙ローラ1は、紙送りモータ27を制御して、所要方向の駆動力をギア列及びギア1cを介して伝達することにより、給紙方向又は収納方向に切り替えて回転駆動される。
また、図1の斜視図で、2は樹脂部材であり、常に金属の軸部1aと接触していても異音や磨耗を生じにくい摺動性及び耐磨耗性に優れた樹脂、例えばPOMやPBTの材料で構成されている。
この樹脂部材2は、後述するように、給紙ローラ1の軸部1aと給紙ローラ移動モータ5bの軸部50bとの間に架設されている。
図1の斜視図で、3は、導電性部材であるところのトーションバネである。このトーションバネ3は、後述する図6に示すように、コイル部3cの両端部に形成した可動端3aと固定端3bとを備えている。
このトーションバネ3は、その一部分である可動端3aが樹脂部材2を介して間接的に給紙ローラ1を図6に向かって略下方向に相当する退避方向に付勢するように配置される。すなわち、搬送ローラである給紙ローラ1は、トーションバネ3によって、カムギアのカム曲面側(カムギア側)に付勢されている。
図1の斜視図で、4は、アースと接続されたフレーム部材である。フレーム部材4には、後述する図6にも示すように、トーションバネ3のコイル部3cが、挿通された状態で電気的に導通するように取り付けられている。これにより、トーションバネ3は、フレーム部材4を介して、アースと接続されることになる。
さらに、フレーム部材4は、印画手段の構成部品、用紙搬送手段の構成部品及びカセットのロック手段の構成部品等、画像形成装置にとって主要な構成部品を保持している。
図1の斜視図で、5aは、給紙ローラ1の移動させるためのカムギアであり、5bはカムギア5aを回転駆動するローラ移動モータである。
図1の斜視図で、6は、用紙ガイドであり、被記録材である用紙Pに対する摺動抵抗が少ないという特性を備えた(いわゆる摺動性に優れた)樹脂によって形成されている。この用紙ガイド6は、給紙ローラ1によって用紙カセット12から分離された用紙Pの先端を、円滑にキャプスタンローラ8とピンチローラ9とで構成されたローラ対に導くための搬送路を形成する。
このように配置された用紙ガイド6は、フレーム部材4に設置されたトーションバネ3と接近した位置に、カムギア5aを覆い、移動手段5及びフレーム部材4の破断面等をカバーするように配置される。
この用紙ガイド6には、用紙Pに蓄積された静電気を除去する除電部材である除電ブラシ7が取り付けられている。この除電ブラシ7は、給紙ローラ1の長手方向と平行に、用紙Pの幅よりもやや大きい幅に渡って、導電性のブラシを直線上に並べて配設し、ブラシの先端が用紙Pの裏面と接触するように構成されている。
図1の斜視図で、8はキャプスタンローラであり、9はピンチローラである。このキャプスタンローラ8は、金属から成る能動ローラであって、給紙動作後に主となって用紙搬送を行うためのものである。またピンチローラ9は、キャプスタンローラ8と対をなす従動ローラであり、弾性部材で形成され、キャプスタンローラ8の軸部の法線方向に移動するよう弾性的に付勢され、キャプスタンローラ8に圧接しながら転動する。
図1の斜視図で、10は用紙カセット12をロックし、装置内の装着部における所定の位置で保持するロック部材である。また11は、用紙カセット検知センサであり、用紙カセット12が正常に装置内に装填され、所定の位置に規制されているかどうかを判定するものである。
次に、画像形成装置におけるその他の主要な構成部品とその役割について、図2の画像形成装置の要部の概略断面図を参照して説明する。
図2の概略断面図で、12は、連続した帯状の用紙Pをローラ状のボビン12aに巻回して保持する用紙カセットである。この用紙カセット12の外周面部には、用紙Pを引き出すためのスリット状の用紙出口が設けられている。また分離部材12bの先端部は、バネ部材12cの付勢により常に用紙Pに圧接されている。
用紙Pにはカードサイズ、Lサイズ、ポストカードサイズ等、複数種のサイズが用意されており、それぞれ専用または兼用の用紙カセット12に収納されている。ユーザーは、装置内に所要のサイズの用紙カセット12を装填する。すると、ロック部材10が用紙カセット12をロックし、用紙カセット検知センサ11が用紙カセット12を検知する。
この用紙カセット12では、給紙ローラ1が回転駆動すると、用紙Pがボビン12aと共に回転し、分離部材12bが回転する用紙Pの先端をすくい上げて用紙出口へと引き出して搬出する。
図2の概略断面図で、13は印画手段であるサーマルヘッドである。また、14は用紙Pの搬送経路を挟み、サーマルヘッド13と対向して配置されたプラテンローラである。15aは、インクリボンであり、供給ロール格納部内の供給ボビン15b及び巻き取りロール格納部内の巻き取りボビン15cに巻回される。このインクリボン15aは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各インク層とオーバーコート(OC)層とが画面毎に並べて設けられている。
サーマルヘッド13は複数の発熱素子を有する加熱部13aを備えており、画像形成情報に応じて発熱素子を選択的に加熱し、インクリボン15a上に一様に塗布されたインクを用紙Pに熱転写する。サーマルヘッド13は、略上下方向に移動可能な取り付けフレーム13bとバネ部材13cとで構成されている。このサーマルヘッド13では、印画動作時に、取り付けフレーム13bが所定の位置まで移動し、加熱部13aとプラテンローラ14とを押圧する。そして、このサーマルヘッド13では、インクリボン15aと用紙Pとを、バネ部材13cの付勢力で、圧着させて熱転写を行う。
図2の概略断面図で、16は、用紙Pを切断するためのカッターユニットである。16aはカッター可動刃、16bはカッター固定刃、16cは後述する図8に示すカッターモータ16dと連結したカムギアである。
このカッターユニットでは、カッターモータ16dがカムギア16cを回転駆動し、カッター可動刃16aを用紙Pの面に対して垂直方向に往復させる。これにより、カッター可動刃16aとカッター固定刃16bとは、はさみ状に擦りあわされて用紙Pを切断する。
なお、カッターユニットは、用紙Pの幅方向(横方向)に往復するロータリーカッター等で構成しても良い。
図2の概略断面図で、17と18は、それぞれ用紙Pの下面と上面に対向して配置された排紙ローラと従動ローラであり、切断した用紙Pを排出すると共に用紙Pの切断時にたるみやばたつきを抑える役割を果たす。
この画像形成装置に用いる用紙カセット12は、図3の用紙カセットの要部の拡大断面図に示すように、ボビン12aが用紙カセット12のハウジング内で図3に向かって略上下方向(法線方向)にスライド可能に装着されている。さらにボビン12aは、バネ部材12dにより図3に向かって略下方向に付勢されている。
このように構成された用紙カセット12では、図2に示すように、給紙ローラ1が圧接位置にある場合に、給紙ローラ1に巻回された用紙Pが、ボビン12aを介してバネ部材12dにより圧接された状態となる。
この用紙カセット12に収納された用紙Pを給紙する場合には、給送ローラ1を給送方向に回転駆動し、円筒状に巻回された用紙P全体を転がす。この動作により、円筒状に巻回された用紙Pの外周面にある用紙Pの先端は、分離部材12bにガイドされて搬送経路に給送される。
なお、この用紙カセット12では、円筒状に巻回された用紙Pの巻き径が大きい状態から用紙Pが消費されて用紙Pの巻き径が小さくなるのに従いバネ部材12dの付勢力によって片寄せし、給紙ローラ1に圧接させる。よって、円筒状に巻き回された用紙Pを、使用開始当初から最後の一巻きまで適切に使用できる。
この画像形成装置では、図4(a)及び図4(b)に示すように、用紙カセット12を画像形成装置側面から、用紙搬送方向と直交する方向、つまり給紙ローラ1の長手方向と平行に装填する構成となっている。
この画像形成装置では、外観デザインに制約が少ないことや誤操作防止の観点等から、外装カバーである蓋部材19が画像形成装置の側面に取り付けられている。この蓋部材19は、開閉自在に構成されており、用紙カセット12を抜き差しする際に開けるように構成されている。
この画像形成装置には、用紙カセット検知センサ11が装着されている。この用紙カセット検知センサ11は、用紙カセット12が図4(a)に示す装填状態において用紙カセット12と接触してON状態となり正常に装置内に装填された場合にのみ用紙カセット12を検知する。さらに、この画像形成装置は、蓋部材19が正常に閉まっているかどうかを検知する蓋検知センサ20を備える。
この画像形成装置では、蓋検知センサ20が、蓋部材19が正常に閉まっている場合にのみ、用紙カセット12が不用意に飛び出す虞がないと判定して、印画開始を許可するように構成されている。
この画像形成装置では、蓋部材19が開状態で、ユーザーがロック部材10を不用意に操作し、印画動作中に用紙カセット12のロックが解除され用紙カセット12が引き出されて、用紙Pがダメージを受けることを防止する。さらに、この画像形成装置では、給紙ローラ1が圧接状態のままで用紙カセット12が取り出されて、静電気が蓄積されている給紙ローラ1が露出することを防止する。
また、印画動作中に蓋検知センサ20がOFF状態となり、蓋部材19が開いたことを検知した場合には、直ちに用紙Pを用紙カセット12内に収納する又は用紙Pをカッターユニット16により切断し排紙するよう制御する。
これと共に、ユーザーが用紙カセット12を取り出すよりも前に、給紙ローラ1を圧接状態から退避状態へと移動させることで、給紙ローラ1を除電するよう制御し、静電気が蓄積されている給紙ローラ1が露出することを防止する。
また、この画像形成装置では、ロック部材10のロック解除を制限する機構を追加しても良い。このロック解除を制限する機構は、例えば、ソレノイドなどによって係合爪をロック部材10と係合させ、給紙ローラ1の退避が完了するまでの間、ロック部材10を解除方向へ操作できないように制限する。なお、ロック解除を制限する機構としては、不用意に操作されないようにするための、従来から利用されている種々の手段を適用できる。
このように構成することにより、ユーザーが蓋部材19を開いてから、印画サイズや印画状況によって給紙ローラ1の退避など全ての制御を完了するまで待った後に、ロック部材10を解除して用紙カセット12を取り出せるようにすることができる。
次に、この画像形成装置における給紙ローラの移動及び除電に係わる構成について、図5(a)及び(b)の要部を取り出して示す拡大断面図を参照して説明する。
この図5(a)及び(b)で、5cは、カムギア5aの停止位置を検知する給紙ローラ位置検知センサであり、5dは常時カムギア5aと連結しているウォームギアである。
このカムギア5aは、給紙ローラ1とフレーム部材4との間に挟まれるようにして配置されている。カムギア5aの回転中心である軸5eは、給紙ローラ1からずれた位置に配置され、給紙ローラの軸部1aがカムギア5のカム曲面上に乗るように配置されている。
このカムギア5aは、給紙ローラ移動モータ5bの軸部50bと略一体的に構成されているウォームギア5dの回転駆動に同期して軸5eを回転中心として回転するように装着されている。このカムギア5aは、端面カムとして構成されており、リフトの高い側のカム面5fとリフトの低い側のカム面5gとが滑らかに連続するカム曲面が形成されている。
このカムギア5aは、回転駆動されることにより給紙ローラの軸部1aをカムギア5のカム曲面上を摺動させて、図5(a)に示す退避位置と図5(b)に示す圧接位置との間を移動させる。
このとき、給紙ローラ位置検知センサ5cによってカムギア5aの位置を監視し、圧接位置に対応した所定の停止位置までカムギア5aが回転したことを検知したときに給紙ローラ移動モータ5bの回転駆動を停止させる。これにより給紙ローラ1は、図5(b)に示す圧接位置にセットされる。
また、給紙ローラ1を逆に圧接位置から退避位置へ移動する場合には、給紙ローラ位置検知センサ5cによってカムギア5aの位置が退避位置に対応した所定の停止位置までカムギア5aが回転したことを検知する。そして、給紙ローラ位置検知センサ5cが検知したときには、給紙ローラ移動モータ5bの回転駆動を停止させる。これにより給紙ローラ1は、図5(a)に示す退避位置にセットされる。
上述した給紙ローラ1と用紙Pとの圧接状態と離間状態とを切り換えるためのカムギア5aを利用した構成は、装置の小型化に好適である。
なお、給紙ローラ1と用紙Pとの圧接状態と離間状態とを切り換えるための構成には、例えば、給紙ローラ1の位置を固定したまま、用紙カセット12全体を給紙ローラ1に対して圧接または離間する構成を利用しても良い。さらに、給紙ローラ1と用紙Pとの圧接状態と離間状態とを切り換えるための構成は、用紙カセット12内に設けたバネ部材12dをボビン12aに対して圧接又は離間する構成を利用しても良い。
次に、この画像形成装置における除電手段に係わる構成について、給紙ローラが退避状態にあるときの除電手段の部分を取り出して示す図6の要部拡大斜視図を参照して説明する。
この図6に示すトーションバネ3は、導電性材料である金属、例えばピアノ線や硬鋼線などのばね材から成るである。このトーションバネ3は可動端3aと固定端3bとコイル部3cとを備える。
このトーションバネ3の一部分である可動端3aは、樹脂部材2を押圧する。このトーションバネ3の一部分である固定端3bは、フレーム部材4に取り付けられた保持部材21によって保持されている。またコイル部3cは、フレーム部材4から立ち曲げられて形成されたコイル保持部4aとその内周を接するようにして保持されている。
このフレーム部材4は、導電性を有する金属、例えば亜鉛メッキ鋼板やステンレス鋼板などの板金部材から成り、図示しないケーブル等の手段によってアースと接続されている。これによりトーションバネ3は、フレーム部材4を介して、アースに対して常に良好な導電性を確保できる。
このような除電のための導電性材料である金属を用いて構成した場合には、前述した従来の導電性樹脂を用いた構成と比較すると、導電性金属の方が導電性樹脂よりも電気的な抵抗値が低いので、安定した除電効果を得ることができる。さらに、除電のための導電性材料である金属を用いた場合には、導電性金属の方が導電性樹脂よりも安価であるので、廉価な製品を提供できるという効果がある。
次に、この画像形成装置における除電手段に係わる動作について、図7(a)、(b)に示す要部拡大断面図を参照して説明する。この図7(a)は給紙ローラ1が退避状態を示し、7(b)は給紙ローラ1が圧接状態を示すもので、それぞれ前述した図5(a)と図5(b)とに対応している。
図7(a)に示す待機状態では、用紙カセット12の装填又は取り出しが可能な状態で、かつ各動作が停止しており、給紙ローラ1が用紙カセット12内に保持されている用紙Pから退避した状態となっている。
また、図7(b)に示す圧接状態では、給紙ローラ1が用紙カセット12内に保持されている用紙Pと圧接する位置にあり、用紙Pの搬送が可能であり給紙や用紙の収納が可能な搬送可能な状態となっている。この搬送可能な状態では、ボビン12aが、給紙ローラ1に対して用紙Pを挟むように対向して配置されており、バネ部材12dによって、給紙ローラ1の法線方向に付勢されている。そのため、ボビン12aに保持されている用紙Pは、ボビン12aを介してバネ部材12dの付勢力を受け、給紙ローラ1と圧接した状態となっている。
この待機状態と圧接状態(搬送可能な状態)との間を移行させるための移動機構の一部である樹脂部材2は、その一端部に形成した湾曲した頭部が給紙ローラの軸部1aに係合されている。また、樹脂部材2は、その他端部に穿設された長穴に、給紙ローラ移動モータ5bの軸部50bが回転かつ移動可能に遊挿されている。これにより樹脂部材2は、給紙ローラ移動モータ5bの軸部50bと給紙ローラの軸部1aとの間にアーム部材状に架設される。
さらに、給紙ローラ1を待機状態と圧接状態との間で移行させる移動機構を構成するため、トーションバネ3をフレーム部材4と樹脂部材2との間に取り付ける。
このねじりコイルばねであるトーションバネ3は、図6で説明したように、フレーム部材4に立設されたコイル保持部4aにコイル部3cが保持され、フレーム部材4に立設された保持部材21に固定端3bが係止される。これと共に、トーションバネ3の可動端3aは、樹脂部材2から突設された係止アーム部に係止される。
このように構成された待機状態と圧接状態との間を移行させる移動機構では、トーションバネ3の付勢力により、樹脂部材2が給紙ローラ移動モータ5bの軸部50bを中心にして図7に向かって反時計周りに回転するよう付勢される。
これにより樹脂部材2は、自由端部が係着する給紙ローラの軸部1a及びこれと一体の給紙ローラ1全体を、軸部50bを中心にして図7に向かって反時計周りに回転させるよう付勢する。
このようにトーションバネ3の付勢力を受けた給紙ローラ1は、図5に示すように、その給紙ローラの軸部1aが、給紙ローラを移動させるためのカムギア5aのカム曲面5f、5gに圧接した状態を維持する。
上述のように構成された給紙ローラ1を待機状態と圧接状態との間で移行させる移動機構では、給紙ローラ移動モータ5bを駆動制御して、軸部50bに設けたウォームギア5dと噛合するカムギア5aを回動する。これによりカムギア5aのカム曲面に摺接する給紙ローラの軸部1aが従動して、給紙ローラ1は、図7(a)に示す待機状態の位置と図7(b)に示す圧接状態の位置との間を移行させる。
また、上述した待機状態と圧接状態との間を移行させる移動機構は、給紙ローラ1の除電手段(除電機構)を兼ねる。
このため、トーションバネ3の固定端3bは、保持部材21に係止された位置から給紙ローラの軸部1aの移動範囲内における待機状態の位置近傍に延出させて臨ませる。これにより、給紙ローラの軸部1aは、待機状態の位置に至ったときに、固定端3bの延出部と電気的に接触し、給紙ローラ1に蓄積された静電気をトーションバネ3及びフレーム部材4を通してアースして除去するよう構成する。
なお、トーションバネ3の固定端3bの延出された部分は、図7(a)の退避状態で給紙ローラの軸部1aと接触し、図7(b)の圧接状態で給紙ローラの軸部1aと離間することとなる。
さらに、前述した待機状態と圧接状態との間を移行させる移動機構は、除電部材である除電ブラシ7の除電手段(除電機構)を兼ねる。
この除電ブラシ7は、図7(a)に示すように、用紙カセット12から引き出された用紙Pの裏面に接触するように、用紙ガイド6の用紙搬送面上に取り付けられている。この用紙ガイド6は前述したように、樹脂によって形成されており、導電性を有しないので、除電ブラシ7に蓄積した静電気が逃げる所が無い。
また、本実施の形態における画像形成装置では、用紙搬送面とフレーム部材4との間に給紙ローラの移動手段5を配置しているため、極力小型化された除電ブラシ7をフレーム部材4と直接接触させて除電させることは困難である。また、従来のように、除電ブラシ7とフレーム部材4とを導電ケーブルを介して接続する構成にすると、部品点数が増えコストが高くなる。
そこで本実施の形態では、給紙ローラ1の圧接状態のときに、トーションバネ3の可動端3aの延出部が、除電ブラシ7の下面と接触するように可動端3aを延長して構成する。
このように構成した除電ブラシ7の除電手段では、給紙ローラ1の圧接状態への移動に伴って、トーションバネ3の可動端3aが、図7(a)に示す待機状態の位置から図7(b)に示す圧接状態の位置へと略上方向へ開かれる。そして、図7(b)に示す給紙ローラ1の圧接状態において、トーションバネ3の可動端3aの延出部は、除電ブラシ7の下面と接触し、除電ブラシ7がアースと接続され除電される。
ここで、除電ブラシ7は、用紙Pが搬送経路上にある場合にのみ、用紙Pと接触して除電するものであるので、給紙ローラ1が圧接状態のときにだけアースと接続されていれば足りる。よって、図7(b)に示す給紙ローラ1の圧接状態の場合だけ、トーションバネ3の可動端3aの延出部が、除電ブラシ7の下面と接触してアースすれば良い。
要するに、前述した待機状態と圧接状態との間を移行させる移動機構は、給紙ローラ1の除電手段(除電機構)と、除電ブラシ7の除電手段(除電機構)とを兼ねることになる。
そして、前述した待機状態と圧接状態との間を移行させる移動機構におけるトーションバネ3は、給紙ローラ1が退避状態にある場合に、トーションバネ3の固定端3bの延出部が給紙ローラ1を除電する。これと逆に給紙ローラ1が圧接状態にある場合には、トーションバネ3の可動端3aの延出部が除電ブラシ7を除電するように作用する。
また、本実施の形態における画像形成装置では、前述した待機状態と圧接状態との間を移行させる移動機構が、給紙ローラの除電手段(除電機構)と、除電ブラシの除電手段(除電機構)とを兼用するためのトーションバネ3を備えている。
このトーションバネ3の固定端3bの延出部は、給紙ローラ1の退避状態において、接触圧が比較的小さいとはいえ軸部1aとトーションバネ3の固定端3bとが金属接触する。
また、給紙ローラ1は、退避状態のときに用紙Pと離間しており用紙搬送が不可能な状態である。
そこで、本実施の形態における画像形成装置では、給紙ローラ1を、退避状態のときに回転駆動せず、圧接状態及びその移動中においてのみ回転駆動するよう制御する。これにより、トーションバネ3の固定端3bが回転する給紙ローラの軸部1aと摺接して異音や磨耗が発生することを防止することができる。
次に、本実施の形態における画像形成装置の機能について、図8の機能構成を示すブロック図を参照して説明する。
この画像形成装置の機能構成を示す図8のブロック図で、22は、画像形成装置全体を制御する制御部としてのメインコントローラである。また、図8で、11は、用紙カセット12の有無を検知する用紙カセット検知センサであり、20は、蓋部材19の閉じ状態を検知する蓋検知センサである。
この画像形成装置では、誤作動防止のため、用紙カセット検知センサ11と蓋検知センサ20とが共にON状態であるときにのみ、画像形成装置が印画開始動作に移行できるよう構成されている。
この図8で、23は、用紙検知センサであり、用紙搬送経路上のキャプスタンローラ8とプラテンローラ14との略中間位置に配置されている。この用紙検知センサ23は、用紙搬送時に、用紙カセット12から引き出された用紙Pの先端部がキャプスタンローラ8の後方を通過したことを検知する。さらに、24は、インクリボン検知センサであり、インクリボン15aの各色の先端部に塗布された識別帯を検知する。また、25は、カッター検知センサであり、カッター可動刃16aが待機位置にあるのか切断位置にあるのかを検知する。この図8に示す給紙ローラ位置検知センサ5cは、前述のように、給紙ローラ1の移動手段であるカムギア5aの停止位置を検知する。
この図8で、26は、紙送りモータ27を駆動するための紙送りモータドライバである。紙送りモータ27は、回転機構を介して、給紙ローラ1やキャプスタンローラ8等に連結されている。
この図8で、28は、インクリボン巻上げモータドライバであり、インクリボン巻上げモータ29の回転を制御する。インクリボン15aが装着された状態では、巻き取りロール格納部内の巻き取りボビン15cとインクリボン巻上げモータ29とが回転機構を介して連結されている。このインクリボン15aが装着された状態において、インクリボン巻上げモータドライバ28は、インクリボン15aの巻き取り、巻き上げを制御する。なお、インクリボン巻上げモータ29によるインクリボン15aの巻き上げ動作は、インクリボン検知センサ24の検知結果に基づいて制御される。
この図8で、30は、サーマルヘッド移動モータドライバである。このドライバ30がサーマルヘッド13の昇降を行うサーマルヘッド移動モータ31の回転を制御することで、サーマルヘッド13を印画位置と退避位置との間で動作させる。
この図8で、32は、カッターモータドライバである。カッターモータドライバ32が、カッター可動刃16aを駆動するカッターモータ16dを制御することで、用紙Pの切断を行う。
この図8で、33は、給紙ローラ移動モータドライバであり、給紙ローラ移動モータ5bの回転を制御する。前述のように、給紙ローラ移動モータドライバ33による給紙ローラ移動モータ5bの回転駆動は、給紙ローラ位置検知センサ5cの検知結果に基づいて制御される。
この図8で、34は、LCD等の表示画面から構成される表示部35を制御する表示制御部である。表示部35は、印画される画像データを表示したり、印画に必要な設定データを入力するためにメニューを表示したりする。
この図8で、36は、操作部であり、画像形成装置の電源のON/OFFを指示する電源スイッチや、表示部35に表示された各種メニューを選択するための選択スイッチなどを備える。
次に、本実施の形態にかかわる画像形成装置における、印画開始から印画終了までの一連の処理動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。
この画像形成装置のメインコントローラ22は、ユーザーが、ロール紙カセット12及びインクリボン15aを装置本体に装着した状態で操作部35の選択ボタンを押下する等して印画開始を指示するまで待機する(ステップS1でNO)。そして、ユーザーが、操作部35の選択ボタンを押下して印画開始の指令を入力すると、メインコントローラ22は、印画処理を開始する(ステップS1でYES)。
この印画処理が開始されると、まず始めにメインコントローラ22は、用紙カセット検知及び蓋検知(ステップS2)を行う。さらに、メインコントローラ22は、用紙カセット検知センサ11及び蓋検知センサ20が共にON状態になっているかどうかを判定(ステップS3)することによって、用紙カセット12が印画動作中に不用意に飛び出してくる虞がないことを確認する。このとき、メインコントローラ22は、2つのセンサのうち1つでもOFF状態であった場合に、印画動作を中止(ステップS4)し、LCD等の表示部35にエラー情報を表示する。
この画像形成装置では、用紙カセット12のロックが不完全な状態のまま見過ごされることを避けるようにメインコントローラ22が制御しなければならない。この画像形成装置では、一度印画動作が開始されると、ローラや歯車が回転駆動し、印画ヘッドが動作する。ここで仮に蓋部材19が開き、用紙カセット12が装置外に飛び出るようなことがあれば、印画品位が低下するばかりか、装置の損傷等の不都合を生じかねない。特に不特定多数のユーザーに使用されることを想定したこの種の画像形成装置では、こうした不具合を防止する必要がある。このため、メインコントローラ22は、まず始めに用紙カセット検知及び蓋検知(ステップS2)を行い、共にON状態であることを判定(ステップS3)する。
次に、メインコントローラ22は、給紙ローラ移動モータ5bを回転駆動(ステップS5)し、給紙ローラ1の圧接動作を行う。ここでメインコントローラ22は、給紙ローラ位置検知センサ5cがカムギア5aの停止位置を検知(ステップS6)し、給紙ローラ1の圧接位置を判定(ステップS7)するまで、給紙ローラ移動モータ5bを回転駆動(ステップS5)する。
次に、メインコントローラ22は、給紙ローラ1の圧接動作が完了した後、給紙動作(ステップS8)を行う。この画像形成装置では、図2及び図7(b)に示す状態で給紙ローラ1を給紙方向へ回転駆動すると、ボビン12aに巻回されている用紙Pの先端が、用紙カセット12の内周面に沿って進む。この後、用紙Pの先端は、分離部材12bですくい上げられる。ここで更に給紙ローラ1を給紙方向に回転駆動すると、用紙Pの先端は、分離部材12bにガイドされて用紙出口へ導かれる。
この給紙ローラ1が圧接状態にある場合には、自動的にトーションバネ3の可動端3aの延出部が除電ブラシ7の下面と接触してアースし、除電する状態となっている。
このようにして給紙された用紙Pは、給紙ローラ1によって更に搬送され、互いに対向して配置されたキャプスタンローラ8とピンチローラ9とで構成されたローラ対に狭持される。このとき給紙ローラ1は、キャプスタンローラ8の回転動作と同期しているため、引き続き用紙Pを用紙カセット12から給紙方向に送り出していく。その後、メインコントローラ22は、用紙検知センサ23の検知情報に基づいて、一枚の画像を印画するのに必要な用紙Pを用紙カセット12から送り出し、印画開始位置まで搬送して停止するよう制御する。
印画開始位置まで用紙Pの搬送が終了すると、メインコントローラ22は、次にマーカー検知動作(ステップS9)を行う。具体的にいうと、メインコントローラ22は、インクリボン15aを、インクリボン巻上げモータ29並びに該モータに接続された不図示のギア列を介して巻き上げる過程で、インクリボン15aの先頭位置合わせの制御を行う。
ここで、マーカー検知動作(ステップS10)は、メインコントローラ22が、投光部と受光部とから成るインクリボン検知センサ24の受光レベルの変化を検知し、インクリボン15aに設けられた遮光マーカーの位置を判定するものである。
このマーカー検知動作(ステップS9)の後、メインコントローラ22は、Y、M、C、OCの各画面について印画動作(ステップS10)を行う。この印画動作(ステップS10)は、印画開始位置から印画終了位置まで、用紙Pとインクリボン15aとを上流方向(用紙Pの収納方向)に搬送する間に行われる。
まず、メインコントローラ22は、サーマルヘッド移動モータ31を制御してサーマルヘッド13の取り付けフレーム13bを圧接位置まで移動させ、加熱部13aをプラテンローラ14に押圧する。
次に、メインコントローラ22は、用紙Pとインクリボン15aとを共に巻き取りボビン15cに巻きつけてたるみを取り除きながらサーマルヘッド13とプラテンローラ14との間を搬送させる。このときの印画終了位置は、用紙Pの先端が対向したサーマルヘッド13とプラテンローラ14との間を通過して、用紙カセット12側(上流側)に移動した位置である。
次に、メインコントローラ22は、印画動作が終了していないと判断した場合(ステップS11でNO)に、印画終了位置から印画開始位置まで用紙Pを逆搬送(ステップS12)させるよう制御する。この印画開始位置への逆搬送(ステップS12)時に、メインコントローラ22は、サーマルヘッド移動モータ31を再び駆動し、サーマルヘッド13の取り付けフレーム13bを所定の退避位置に退避させる。さらにメインコントローラ22は、用紙Pを印画開始位置まで逆搬送(ステップS12)させるよう制御する。この後、メインコントローラ22は、残りの画面についても、上述した動作と同様にして印画動作(ステップS10)を繰り返しながら用紙P上に順次インクを重ねて所望の印画像を熱転写するよう制御する。
次に、メインコントローラ22は、保護層であるOCの印画を終了したことを検出することにより印画動作が終了したか否かを判定(ステップS11)する。そして、メインコントローラ22は、印画動作が終了したと判断した場合(ステップS11でYES)に、用紙Pを切断位置まで搬送(ステップS13)して用紙Pの切断動作(ステップS14)に移る。
このとき用紙Pは、切断位置まで搬送(ステップS13)される途中において、排紙ローラ17と従動ローラ18とで構成されるローラ対に挟持された状態で、更に排紙方向へ搬送される。用紙Pの停止位置である切断位置は、用紙Pの印画領域と未印画領域の境界がカッターユニット16の切断位置と合致する位置である。
メインコントローラ22は、用紙Pを切断位置まで搬送(ステップS13)した後、印画部分と余白との境界で切断するため、切断動作(ステップS14)を行う。この切断動作(ステップS14)では、カッターモータ16dを回転駆動し、カッター可動刃16aを切断位置へ移動させる。このとき前述のように、カッター可動刃16aとカッター固定刃16bとが、はさみ状に上下の刃を擦りあわせることによって、用紙Pを切断する。用紙Pの切断を終えたカッター可動刃16aは、非切断位置(最上点)から切断位置(最下点)へ移動している。
そこで、メインコントローラ22は、切断位置(最下点)からカッター検知センサ25の検知情報に基づいて、カッター可動刃16aを再び切断前の非切断位置(最上点)へ戻し待機状態とする。このとき、切断された用紙Pは、排紙ローラ17と従動ローラ18とで構成されたローラ対により挟持された状態にある。
次に、メインコントローラ22は、切断動作(ステップS14)の後、切断された用紙Pを不図示の用紙受け上に排紙するため、排紙動作(ステップS15)を実行する。この切断された用紙Pの排紙(ステップS15)時には、印画終了位置から更に下流方向(排紙方向)に、排紙ローラ17と従動ローラ18とで構成されたローラ対の保持力のみで搬送する状態となる。この排紙ローラ17に対しては、紙送りモータ27からの駆動力が不図示のギア列によって伝達されており、キャプスタンローラ8と同期して排紙ローラ17による排紙動作(ステップS15)が行われる。
そのため排紙動作(ステップS15)時には、未印画の用紙Pの先端も排紙時の搬送動作に伴って排紙方向に前進する。この結果、切断された用紙Pは、排紙ローラ17により排紙方向に送られた後、上流側から来た未印画の用紙Pの先端に押し出され装置外に出る。このようにして排出された切断された用紙Pは、不図示の用紙受け上に整然と積載され、排紙動作(ステップS15)が終了する。
この排紙動作(ステップS15)終了後、未印画の用紙Pは、用紙カセット12から引き出された状態になっている。連続して次の印画を行わない場合には、未印画の用紙Pが用紙カセット12内に完全に収納されて、用紙カセット12が着脱可能である待機状態になっていなければならない。そのため排紙動作(ステップS15)の後、用紙Pを収納位置へ逆搬送(ステップS16)する必要がある。
このため用紙Pは、収納位置までの逆搬送(ステップS16)の途中で、給紙動作(ステップS8)とは逆に、用紙Pの先端がキャプスタンローラ8とピンチローラ9とで構成されたローラ対から離れ、給紙ローラ1のみで搬送される状態となる。さらに給紙ローラ1は、回転駆動を続け、用紙Pを用紙カセット12内に収納し、用紙Pの先端が用紙出口から十分に引き込まれた位置まで逆搬送して停止する。
メインコントローラ22は、用紙Pが用紙カセット12に完全に収納されてから、最後に給紙ローラ1の退避動作を実行する。ここで、印画動作(ステップS10)中は、給紙ローラ1が常に用紙Pと圧接した圧接位置にあり、搬送状態となっている。
この画像形成装置では、一連の印画動作が終了した時点で、用紙カセット12の装填や取り出しを可能とし又は長期間放置された場合でも用紙Pや給紙ローラ1の変形を防止するため、給紙ローラ1を用紙Pから退避させて待機状態とする必要がある。
ここでは前述したように、給紙ローラ1の圧接動作とはほぼ逆の手順で進める。具体的には、メインコントローラ22が、給紙ローラ位置検知センサ5cによりカムギア5aの停止位置を検知(ステップS18)する。この後、メインコントローラ22は、給紙ローラ1の退避位置を判定(ステップS19)するまで給紙ローラ移動モータ5bを回転駆動(ステップS17)するよう制御することで待機状態に至る。この待機状態では、トーションバネ3の固定端3bの延出部が、自動的に給紙ローラ1の給紙ローラの軸部1aに電気的に接触してアースする。
このようにして、メインコントローラ22は、印画開始(ステップS1)から印画終了(ステップS20)までの一連の処理動作を終了する。
要するに、本発明の実施の形態に係わる画像形成装置では、上述した印画開始から印画終了までの一連の処理動作を実行することによって、自動的に給紙ローラ1と除電ブラシ7の除電をすることができる。よって、給紙ローラ1と除電ブラシ7の除電のために、特別の操作を必要としないので、メインコントローラ22による制御に負担をかけることがない。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能なことは勿論である。
Claims (9)
- 用紙を搬送するための搬送ローラと、
前記搬送ローラを、前記用紙に圧接する圧接状態の位置と、前記用紙から離間した待機状態の位置との間で、移動させるための移動機構と、
を備えた用紙搬送装置であって、
導電性材料で形成された導電性部材を、アースと接続されるように装着し、
前記導電性部材の一部分が、前記搬送ローラが待機状態の位置にあるときにのみ、前記搬送ローラの一部と電気的に接触するように構成したことを特徴とする用紙搬送装置。 - 前記導電性部材は、トーションバネであり、
前記トーションバネの一端を延出させて形成した延出部が、待機状態の位置にあるときにのみ前記搬送ローラの軸部と接触するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。 - 前記トーションバネのコイル部が、アースと接続されたフレーム部材に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の用紙搬送装置。
- 前記トーションバネと接近した位置に、少なくとも一部が用紙と接触する除電部材を配置し、
前記トーションバネの他端部を、前記搬送ローラが圧接状態の位置にあるときにのみ、前記除電部材に電気的に接触するように構成したことを特徴とする請求項2または3に記載の用紙搬送装置。 - 前記トーションバネの一端である前記延出部は固定端であり、他端部は自由端であることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
- 前記移動機構は、リフトの高いカム面とリフトの低いカム面とが滑らかに連続するカム曲面を有するカムギアと、当該カムギアを回転させる駆動手段を有し、
前記駆動手段により前記カムギアを回転させることにより、当該カムギアのカム曲面側に付勢されている前記搬送ローラが、前記圧接状態の位置または前記待機状態の位置に移動することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。 - 前記移動機構は、リフトの高いカム面とリフトの低いカム面とが滑らかに連続するカム曲面を有するカムギアと、当該カムギアを回転させる駆動手段を有し、
前記トーションバネの付勢力により、前記搬送ローラが、前記カムギア側に付勢されて前記カム曲面に接しており、
前記駆動手段により前記カムギアを回転させることにより、当該カムギアのカム曲面側に付勢されている前記搬送ローラが、前記圧接状態の位置または前記待機状態の位置に移動することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の用紙搬送装置を備え、
前記用紙搬送装置に対して用紙カセットを装填及び取り出し可能な装着部を有し、
前記用紙カセットを前記装着部から取り出すよりも前に、前記搬送ローラを退避状態の位置に移動させるよう、前記移動機構を制御する制御部を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、前記搬送ローラが待機状態の位置にあるときには、前記搬送ローラの回転駆動が停止されているように制御することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010151106A JP2012012180A (ja) | 2010-07-01 | 2010-07-01 | 用紙搬送装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2010151106A JP2012012180A (ja) | 2010-07-01 | 2010-07-01 | 用紙搬送装置及び画像形成装置 |
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|---|---|
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2010151106A Pending JP2012012180A (ja) | 2010-07-01 | 2010-07-01 | 用紙搬送装置及び画像形成装置 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2012012180A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109968444A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-07-05 | 浙江刘小白智能科技有限公司 | 切纸机 |
| US10458157B2 (en) | 2015-07-09 | 2019-10-29 | Mitsui Kinzoku Act Corporation | Vehicle door lock device |
-
2010
- 2010-07-01 JP JP2010151106A patent/JP2012012180A/ja active Pending
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| CN109968444A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-07-05 | 浙江刘小白智能科技有限公司 | 切纸机 |
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