JP2012010492A - 電池残量通知回路、電池パック、及び電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】二次電池の満充電容量値の補正を行う場合に、当該補正が行われる前に二次電池が充電されて補正の機会が失われてしまうおそれを低減することができる電池残量通知回路、電池パック、及び電気機器を提供する。
【解決手段】二次電池4の残量がアラーム値Almより小さな基準値Refになったとき、端子電圧値Vbに基づき満充電容量値FCCの補正を実行する補正部503と、充放電電流の積算により求められた積算残量が、アラーム値Almより大きな通知判定値Ajを超えるとき、当該積算残量を示す情報を前記二次電池の残量として機器本体3へ通知し、二次電池4の放電に伴い積算残量が通知判定値Ajになってから補正部503による補正が実行されるまでの間、通知判定値Ajを二次電池4の残量として機器本体3へ通知する通知部504とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】二次電池4の残量がアラーム値Almより小さな基準値Refになったとき、端子電圧値Vbに基づき満充電容量値FCCの補正を実行する補正部503と、充放電電流の積算により求められた積算残量が、アラーム値Almより大きな通知判定値Ajを超えるとき、当該積算残量を示す情報を前記二次電池の残量として機器本体3へ通知し、二次電池4の放電に伴い積算残量が通知判定値Ajになってから補正部503による補正が実行されるまでの間、通知判定値Ajを二次電池4の残量として機器本体3へ通知する通知部504とを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、二次電池の残量を通知する電池残量通知回路、及びこれを備えた電池パックと電気機器とに関する。
従来より、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、ハイブリッドエレベータ、太陽電池や発電装置と二次電池とを組み合わされた電源システム、無停電源装置等の電池搭載装置、システム等、種々の装置、システムにおいて、二次電池が広く用いられている。
そして、例えば携帯型パーソナルコンピュータ等の電気機器では、ユーザビリティの観点から、二次電池の使用可能な充電残量を表示したり、電池切れになる前にアラームを発してユーザに充電を促したりするようになっている。
また、二次電池の残量は、満充電容量(FCC:Full Charge Capacity)に対する充電電気量の比率(百分率)であるSOC(State Of Charge)で表されるのが一般的である。二次電池の充電電気量は、二次電池に流れる電流を積算することで算出される。このようにして得られた充電電気量と、満充電容量値とから、SOCが算出される。
しかしながら、二次電池の満充電容量は、二次電池の劣化に伴い減少していくため、出荷時の満充電容量値をそのまま用いてSOCを求めると、SOCの算出誤差が大きくなってしまう。そこで、満充電状態から放電終止状態までの放電電流の積算量を算出することで、満充電容量値を算出して補正する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、電池切れになる前にアラームを発してユーザに充電を促すようにした電気機器では、二次電池が放電終止状態になる前にアラームが報知されて、ユーザが二次電池を充電する。そのため、二次電池が放電終止状態まで放電されることがない。従って、特許文献1に記載の技術では、満充電容量値を補正する機会が得られないという、不都合があった。
本発明の目的は、二次電池の満充電容量値の補正を行う場合に、当該補正が行われる前に二次電池が充電されて補正の機会が失われてしまうおそれを低減することができる電池残量通知回路、電池パック、及び電気機器を提供することである。
本発明に係る電池残量通知回路は、二次電池の残量が予め設定されたアラーム値を下回るとき当該二次電池の充電を促すアラームを報知する機器本体へ、前記残量を通知する電池残量通知回路であって、前記二次電池の端子電圧値を検出する電圧検出部と、前記二次電池に流れる充放電電流の電流値を検出する電流検出部と、前記電流検出部によって検出された前記二次電池の充放電電流に基づき、前記二次電池における充電電気量の加算と放電電気量の減算とを累積的に行うことにより得られる積算値から、前記二次電池の残量を積算残量として算出する残量算出部と、前記二次電池の満充電容量値を記憶する容量記憶部と、前記二次電池の残量が前記アラーム値より小さな値に設定された基準値になったとき、前記電圧検出部によって検出された端子電圧値に基づいて、前記容量記憶部に記憶されている満充電容量値の補正を実行する補正部と、前記積算残量が、前記アラーム値より大きな値に設定された通知判定値を超えるとき、当該積算残量を示す情報を前記二次電池の残量として前記機器本体へ通知し、前記二次電池の放電に伴い前記積算残量が前記通知判定値になってから前記補正部による前記補正が実行されるまでの間、前記通知判定値を前記二次電池の残量として前記機器本体へ通知する通知部とを備える。
この構成によれば、二次電池に流れる電流の積算値に基づき算出された積算残量が、アラーム値より大きな値に設定された通知判定値を超えるとき、通知部によって、当該積算残量を示す情報が、二次電池の残量として機器本体へ通知される。そうすると、機器本体では、二次電池の残量がアラーム値より大きいから、アラームの報知を行わない。
そして、積算残量が、二次電池の放電に伴い減少して通知判定値になってから、積算残量が基準値になって、補正部により二次電池の端子電圧値に基づいて容量記憶部に記憶されている満充電容量値の補正が実行されるまでの間、通知部によって、通知判定値が二次電池の残量として機器本体へ通知される。
そうすると、満充電容量値の補正が実行されるまでは、アラーム値より大きな通知判定値が二次電池の残量として機器本体へ通知されるから、満充電容量値の補正が実行される前に、機器本体が二次電池の充電を促すアラームの報知を行うことがない。これにより、二次電池の満充電容量値の補正が行われる前に二次電池が充電されて補正の機会が失われてしまうおそれが低減される。
また、前記通知部は、前記補正部による前記補正が実行された後、再び前記二次電池の放電に伴い前記積算残量が前記通知判定値になるまで前記積算残量を示す情報を前記二次電池の残量として前記機器本体へ通知することが好ましい。
この構成によれば、補正部による満充電容量値の補正が実行された後、積算残量を示す情報が二次電池の残量として機器本体へ通知される。そうすると、機器本体では、通知された二次電池の残量に基づいて、二次電池の充電を促すアラームの報知を行うことが可能となる。
また、前記機器本体から前記アラーム値を受信し、前記通知判定値を、当該受信されたアラーム値より大きな値に設定する通知判定値設定部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、例えば機器本体が変わったり、機器本体で用いられているOSが変わったりするなどしてアラーム値が変化した場合であっても、正しいアラーム値を取得して、通知判定値を適切に設定することが可能となる。
また、前記電圧検出部によって検出された端子電圧値に基づいて、前記二次電池の残量を推定残量として推定する残量推定部をさらに備え、前記補正部は、前記推定残量が前記基準値になったとき、前記補正を実行することが好ましい。
二次電池は、残量が多い領域よりも少ない領域の方が、残量の変化に対する端子電圧値の変化量が大きくなる性質がある。そこで、この構成によれば、端子電圧値に基づいて推定された二次電池の推定残量がアラーム値より小さな値に設定された基準値になったとき、すなわち充電を促そうとする残量レベルよりも残量が少なくなり、従って残量の変化に対する端子電圧値の変化量が十分大きいと考えられるタイミングで、補正部によって、二次電池の端子電圧値に基づいて満充電容量値の補正が実行されるので、満充電容量値の補正精度が向上する。
なお、前記補正部は、前記積算残量が前記基準値になったとき、前記補正を実行してもよい。しかしながら、この場合、積算残量の誤差が大きくなると、実際の二次電池の残量が多く、従って残量の変化に対する端子電圧値の変化量が小さいと考えられるタイミングで、補正部による端子電圧値に基づく満充電容量値の補正が実行されて、満充電容量値の補正精度が低下するおそれがある。そのため、補正部は、推定残量が基準値になったとき、補正を実行することがより好ましい。
また、前記補正部は、前記推定残量が前記基準値になったとき、当該推定残量と前記積算残量との差に相当する差分電気量を、当該積算残量より当該推定残量の方が多いときは前記容量記憶部に記憶されている満充電容量値に加算し、当該積算残量より当該推定残量の方が少ないときは前記容量記憶部に記憶されている満充電容量値から減算して補正することが好ましい。
この構成によれば、充電電気量の加算と放電電気量の減算とが累積的に実行されて得られる積算値と、二次電池の端子電圧値を用いて推定される二次電池の推定残量との差である差分電気量は、満充電容量値の変化量に相当すると考えられるから、差分電気量を用いて満充電容量値を補正することで、二次電池の劣化に伴う実際の満充電容量の減少に応じて、容量記憶部に記憶されている満充電容量値を補正することができる。
また、前記基準値を、前記二次電池の満充電容量値に対する百分率で表した値をRef、前記推定残量と前記積算残量との差に相当する差分電気量をQd、前記容量記憶部に記憶されている満充電容量値をFCCとすると、前記補正部は、前記推定残量が前記基準値になったとき、前記積算残量より前記推定残量の方が多ければ下記の式(A)に基づき満充電容量値FCCnを算出し、前記積算残量より前記推定残量の方が少なければ下記の式(B)に基づき満充電容量値FCCnを算出し、このようにして算出された満充電容量値FCCnを新たな満充電容量値FCCとして前記容量記憶部に記憶させることによって、満充電容量値を補正するようにしてもよい。
FCCn ← FCC+|Qd|×100/(100−Ref) ・・・(A)
FCCn ← FCC−|Qd|×100/(100−Ref) ・・・(B)
差分電気量Qdは、二次電池のSOCが100%の満充電状態から基準値Refになるまで、二次電池4が放電されることによって、生じた差分であると考えられる。一方、理想的には、SOCが100%の満充電状態から0%の放電終止状態になるまで放電されたときに生じる差分電気量Qdを、容量記憶部に記憶されている満充電容量値FCCに加算、又は減算した場合に、満充電容量値FCCの補正精度が最も高くなる。
FCCn ← FCC−|Qd|×100/(100−Ref) ・・・(B)
差分電気量Qdは、二次電池のSOCが100%の満充電状態から基準値Refになるまで、二次電池4が放電されることによって、生じた差分であると考えられる。一方、理想的には、SOCが100%の満充電状態から0%の放電終止状態になるまで放電されたときに生じる差分電気量Qdを、容量記憶部に記憶されている満充電容量値FCCに加算、又は減算した場合に、満充電容量値FCCの補正精度が最も高くなる。
そこで、この構成によれば、推定残量が基準値Refになったときの差分電気量Qdの絶対値に、100/(100−Ref)を乗算することで、差分電気量Qdを、100%から0%までの理想的な放電で得られる差分電気量Qdに換算し、この換算値を式(A),(B)に示すように、加算又は減算することで、満充電容量値FCCの補正精度を向上させることができる。
また、前記残量算出部は、前記容量記憶部に記憶されている満充電容量値と前記積算値とに基づいて、前記二次電池のSOCを前記積算残量として算出することが好ましい。
この構成によれば、残量算出部は、容量記憶部に記憶されている満充電容量値と積算値とに基づいて、二次電池の積算残量がSOCとして算出されるから、補正部による満充電容量値の補正が実行されると、残量算出部によって算出されるSOCの精度が向上する。
また、本発明に係る電池パックは、上述の電池残量通知回路と、前記二次電池とを備える。
また、本発明に係る電気機器は、上述の電池残量通知回路と、前記二次電池と、前記機器本体とを備える。
このような構成の電池パック及び電気機器によれば、二次電池の満充電容量値の補正を行う場合に、当該補正が行われる前に機器本体でアラームが報知されて、ユーザが二次電池の充電操作を行うことで、二次電池が充電されて補正の機会が失われてしまうおそれを低減することができる。
このような構成の電池残量通知回路、電池パック、及び電気機器は、二次電池の満充電容量値の補正を行う場合に、当該補正が行われる前に二次電池が充電されて補正の機会が失われてしまうおそれを低減することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る電池残量通知回路5を備えた、電池パック2及び電気機器1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す電気機器1は、電池パック2と、機器本体3とが組み合わされて構成されている。
電気機器1は、例えば、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、等の電気機器である。そして、機器本体3は、例えばこれら電気機器の本体部分であり、負荷回路34は、これら電気機器において、電池パック2からの電力供給により動作する負荷回路である。
電池パック2は、二次電池4、電池残量通知回路5、電流検出抵抗6、温度センサ7、スイッチング素子Q1,Q2、及び接続端子11,12,13を備えている。また、電池残量通知回路5は、制御部50、電圧検出部51、電流検出部52、温度検出部53、及び通信部54を備えている。
なお、電気機器1は、必ずしも電池パック2と機器本体3とに分離可能に構成されるものに限られず、電気機器1全体で一つの電池残量通知回路5が構成されていてもよい。また、電池残量通知回路5を、電池パック2と機器本体3とで分担して備えるようにしてもよい。また、二次電池4は、電池パックにされている必要はなく、例えば電池残量通知回路5が、車載用のECU(Electric Control Unit)として構成されていてもよい。
機器本体3は、接続端子31,32,33、負荷回路34、充電部35、通信部36、制御部37、及び表示部38を備えている。充電部35は、給電用の接続端子31,32に接続され、通信部36は、接続端子33に接続されている。
また、電池パック2が、機器本体3に取り付けられると、電池パック2の接続端子11,12,13と、機器本体3の接続端子31,32,33とが、それぞれ接続されるようになっている。
通信部54,36は、接続端子13,33を介して互いにデータ送受信可能に構成された通信インターフェイス回路である。
充電部35は、制御部37からの制御信号に応じた電流、電圧を、接続端子31,32を介して電池パック2へ供給する電源回路である。充電部35は、例えば商用電源電圧から電池パック2の充電電流を生成する電源回路であってもよく、例えば太陽光、風力、あるいは水力といった自然エネルギーに基づき発電する発電装置や、内燃機関等の動力によって発電する発電装置等であってもよい。
表示部38は、例えば液晶表示器やLED(Light Emitting Diode)が用いられる。なお、例えば機器本体3が、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等の電子機器である場合、当該電子機器が備える液晶表示器等の表示装置を表示部38として用いてもよい。
制御部37は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成された制御回路である。そして、制御部37は、例えばユーザが電気機器1に対して、二次電池4の充電を行うための操作を行うと、制御部50へ通信部36を介して充電の開始を要求する。そして、制御部37は、例えば電池パック2における制御部50から通信部54によって送信された要求指示が、通信部36によって受信されると、制御部37は、通信部36によって受信された要求指示に応じて充電部35を制御することにより、電池パック2から送信された要求指示に応じた電流や電圧を、充電部35から接続端子11,12へ出力させて、二次電池4を充電させる。
また、制御部37は、電池残量通知回路5から、二次電池4の残量を示す情報であるRSOC(Relative State Of Charge)を、通信部36を介して受信する。そして、制御部37は、RSOCが、予め設定されたアラーム値Almを下回ると、表示部38によって、ユーザに充電を促すためのアラームを報知する。
アラームの報知は、表示部38によって、例えばLEDを発光させたり、例えば液晶表示器に「充電してください」といったメッセージを表示させたりすることによって、実行される。
制御部37は、例えば図略のHDD(Hard Disk Drive)に記憶されているWindows(登録商標)等のOS(Operaing System)を実行する。このようなOSは、電源管理機能を備えており、OSによって、予めアラーム値Almの初期値が設定されている。そのため、このような汎用OSを用いると、例え電気機器1の製造メーカであっても、アラーム値Almの初期値を自由に設定することができない。アラーム値Almは、例えば10%に設定されている。
制御部37は、例えば起動時に、アラーム値Almを、通信部36によって電池残量通知回路5へ送信させる。
電池パック2では、接続端子11は、スイッチング素子Q2とスイッチング素子Q1とを介して二次電池4の正極に接続されている。スイッチング素子Q1,Q2としては、例えばpチャネルのFET(Field Effect Transistor)が用いられる。
スイッチング素子Q1,Q2は、それぞれ寄生ダイオードを有している。そして、スイッチング素子Q2の寄生ダイオードは、二次電池4の放電電流の流れる方向(二次電池4の正極から接続端子11へ向かう方向)が、順方向になる向きに配置されている。これにより、スイッチング素子Q2は、オフすると二次電池4の充電方向(接続端子11から二次電池4の正極へ向かう方向)の電流のみを遮断するようになっている。
また、スイッチング素子Q1の寄生ダイオードは、二次電池4の充電電流の流れる方向が、順方向になる向きに配置されている。これにより、スイッチング素子Q1は、オフすると二次電池4の放電方向の電流のみを遮断するようになっている。スイッチング素子Q1,Q2は、通常、オンされており、異常時にオフされて二次電池4を保護するようになっている。
また、接続端子12は、電流検出抵抗6を介して二次電池4の負極に接続されており、接続端子11からスイッチング素子Q2、スイッチング素子Q1、二次電池4、及び電流検出抵抗6を介して接続端子12に至る電流経路が構成されている。
なお、接続端子11,12,13,31,32,33は、電池パック2と機器本体3とを電気的に接続するものであればよく、例えば電極やコネクタ、端子台等であってもよく、ランドやパッド等の配線パターンであってもよい。
電流検出抵抗6は、電流検出用の、いわゆるシャント抵抗であり、二次電池4の充電電流および放電電流を電圧値に変換する。なお、電流検出抵抗6の代わりに、例えば電流変成器やホール素子等の電流検出素子を用いてもよい。
温度センサ7は、例えばサーミスタや熱電対等の感熱素子を用いて構成されており、例えば二次電池4に密着させて、あるいは二次電池4の近傍に配設されている。そして、温度センサ7は、二次電池4の温度tを示す電圧信号を、温度検出部53へ出力する。
二次電池4は、例えば単電池であってもよく、例えば複数の二次電池が直列接続された組電池であってもよく、例えば複数の二次電池が並列接続された組電池であってもよく、直列と並列とが組み合わされて接続された組電池であってもよい。二次電池4としては、例えばリチウムイオン二次電池が用いられる。なお、二次電池4は、リチウムイオン二次電池に限られず、例えばニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池等、種々の二次電池を用いることができる。
しかしながら、後述する残量推定部502は、二次電池4の端子電圧値Vbに基づき二次電池4の残量(推定残量Qe、推定残量SOCe)を推定するので、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池よりも、二次電池4の残量の変化に対する端子電圧の変化量が大きいリチウムイオン二次電池の方が、二次電池4としてより適している。
電圧検出部51は、例えばアナログデジタルコンバータを用いて構成されており、二次電池4の端子電圧(端子間電圧)を検出し、その端子電圧値Vbを示す信号を制御部50へ出力する。
電流検出部52は、例えばアナログデジタルコンバータを用いて構成されており、電流検出抵抗6の両端間の電圧Vrを検出し、その電圧Vrを示す信号を、二次電池4に流れる電流値Icを示す情報として制御部50へ出力する。また、電流検出部52は、電流値Icを示す情報(電圧Vr)について、例えば二次電池4を充電する方向をプラスの値で、二次電池4を放電する方向をマイナスの値で表すようになっている。
制御部50では、この電圧Vrを電流検出抵抗6の抵抗値Rで除算することにより、二次電池4に流れる電流値Icを取得する。
温度検出部53は、例えばアナログデジタルコンバータを用いて構成されており、温度センサ7から出力された電圧信号をデジタル値に変換し、温度tを示す信号として制御部50へ出力する。
制御部50は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いて構成された容量記憶部505と、例えばROMを用いて構成されたテーブル記憶部506と、これらの周辺回路等とを備えて構成されている。
そして、制御部50は、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、通知判定値設定部500、残量算出部501、残量推定部502、補正部503、及び通知部504として機能する。
容量記憶部505には、初期値としての満充電容量値FCC(Full Charge Capacity)が、例えば電池パック2の出荷時に予め記憶されている。満充電容量値FCCの初期値は、例えば理論計算や実測によって測定された値が予め記憶されている。また、容量記憶部505に記憶される満充電容量値FCCは、補正部503によって、適宜補正されるようになっている。
テーブル記憶部506には、二次電池4のSOCと二次電池4を流れる電流値Icと二次電池の温度tとを、二次電池4の端子電圧値Vbと対応付けるルックアップテーブルLTが、予め記憶されている。
図2は、図1に示すテーブル記憶部506に記憶されるルックアップテーブルLTの一例を示す説明図である。図2(a)は、SOCが95%のときの、端子電圧値Vb(V11a〜V54a)と、二次電池4の電流値Icと、二次電池4の温度tとの対応関係を示している。電流値Icは、プラスで充電方向を、マイナスで放電方向を表している。図2(b)は、SOCが50%のときの、端子電圧値Vb(V11b〜V54b)と、二次電池4の電流値Icと、二次電池4の温度tとの対応関係を示している。図2(c)は、SOCが5%のときの、端子電圧値Vb(V11c〜V54c)と、電流値Icと、二次電池4の温度tとの対応関係を示している。
図2に示すルックアップテーブルLTは、例えば新品の二次電池4を用いて実験的に測定されたデータが、予めROMに記憶されて構成されている。図2においては、SOCが95%、50%、5%に対応するルックアップテーブルLTを例示しているが、テーブル記憶部506には、SOCが、0%〜100%の全範囲に対応するルックアップテーブルLTが記憶されている。
ここで、二次電池4の残量が多いほど、すなわちSOCが大きいほど、端子電圧値Vbは高くなるので、電流値Icと温度tとが変化しない条件下では、図2(a),(b),(c)において、V**a>V**b>V**c(*は任意の一文字)の関係となる。
また、二次電池4に電流が流れると、二次電池4の内部抵抗で生じる電圧によって、電流値Icが大きくなるほど端子電圧値Vbは高くなる。すなわち、充電時は充電電流が増大し、電流値Icの値が大きくなるほど端子電圧値Vbは高くなる。一方、放電時は放電方向の電流が減少してマイナスの値である電流値Icの絶対値が小さくなり、すなわち電流値Icが大きくなるほど端子電圧値Vbは高くなる(端子電圧値Vbの低下量が少なくなる)。従って、図2(a),(b),(c)において、SOCと温度tとが変化しない条件下では、V1**>V2**>V3**>V4**>V5**(*は任意の一文字)の関係となる。
また、二次電池4の残量(SOC)と端子電圧値Vbとの対応関係は、温度tによって変化する。一般的には、温度tが高くなるほど、同一の残量(SOC)に対応する端子電圧値Vbが低下する。そのため、図2(a),(b),(c)において、SOCと電流値Icとが変化しない条件下では、V*1*>V*2*>V*3*>V*4*(*は任意の一文字)の関係となる。
なお、電池の正極、負極を構成する材料によっては、温度tが高くなると、同一の残量(SOC)に対応する端子電圧値Vbが上昇する場合もある。従って、図2(a),(b),(c)におけるV*1*、V*2*、V*3*、V*4*の関係は、二次電池4の特性に応じて適宜設定すればよい。
なお、図2に示すルックアップテーブルLTは、SOCと、端子電圧値Vbと、二次電池4に流れる電流値Icと、二次電池4の温度tとを対応付けているが、ルックアップテーブルLTは、二次電池4の温度tをパラメータとして含んでいなくてもよい。また、ルックアップテーブルLTは、温度t及び電流値Icをパラメータとして含んでいなくてもよい。
残量算出部501は、電流検出部52によって検出された電流値Icを単位時間毎に積算することによって、二次電池4に充電されている残電気量を積算残量Qaとして算出する。この場合、電流値Icは、二次電池4を充電する方向の電流がプラス、二次電池4から放電される方向の電流がマイナスで表されているので、残量算出部501によって、二次電池4に充電される充電電気量が加算され、二次電池4から放電される放電電気量が減算されて、二次電池4に充電されている積算残量Qaが算出される。
また、残量算出部501は、容量記憶部505に記憶されている満充電容量値FCCに対する積算残量Qaの比率(百分率)を、残量に相当するSOC(State Of Charge)である積算残量SOCaとして算出する。これにより、残量算出部501は、積算残量をSOCで表すようになっている。
積算残量SOCaは、以下の式(1)によって与えられる。なお、残量算出部501は、積算残量Qaをそのまま電池の残量として用いてもよい。
SOCa=(Qa/FCC)×100 (%)・・・(1)
残量推定部502は、電圧検出部51によって検出された端子電圧値Vbと電流検出部52によって検出された電流値Icと温度検出部53によって検出された温度tとを用いて、二次電池4の残量を推定残量SOCeとして推定する。そして、残量推定部502は、推定残量SOCeを電気量に換算することで、推定残量Qeを推定残量として用いてもよい。
残量推定部502は、電圧検出部51によって検出された端子電圧値Vbと電流検出部52によって検出された電流値Icと温度検出部53によって検出された温度tとを用いて、二次電池4の残量を推定残量SOCeとして推定する。そして、残量推定部502は、推定残量SOCeを電気量に換算することで、推定残量Qeを推定残量として用いてもよい。
基準値Refとしては、予め、例えば5.5%の値が設定されている。図3は、正極活物質としてLiFePO4を用いたリチウムイオン二次電池の、OCV(Open circuit voltage)とSOCとの関係の一例を示すグラフである。図3に示す例では、SOCの変化に対するOCVすなわち端子電圧値Vbの変化量が、SOCが10%以下の領域では大きく、SOCが10%を超える領域では小さい。
このように、二次電池4は、SOCの変化に対する端子電圧値Vbの変化量が大きな領域である第1領域と、SOCの変化に対する端子電圧値Vbの変化量が第1領域よりも小さな領域である第2領域とが存在する。図3においては、SOCが10%未満の領域が第1領域に相当し、SOCが10%以上の領域が第2領域に相当している。
そうすると、残量推定部502は、第2領域において推定残量SOCeを推定するよりも、第1領域において推定残量SOCeを推定する方が推定残量SOCeの推定精度が向上する。そこで、基準値Refは、第1領域に属する値として、例えば5.5%が設定されている。
一方、上述したように、アラーム値Almは、例えば10%といった値に設定されており、多くの場合、第2領域の値が設定されている。そのため、基準値Refとして第1領域の値を設定すると、基準値Refとして、アラーム値Almより小さなSOCの値が設定されることとなる。
残量推定部502は、具体的には、端子電圧値Vbと電流値Icと温度tとの組み合わせが、ルックアップテーブルLTにおいて対応付けられた端子電圧値Vbと電流値Icと温度tとの組み合わせと実質的に一致した場合、当該ルックアップテーブルLTによって当該端子電圧値Vb、電流値Ic、及び温度tと対応付けられているSOCを、二次電池4に充電されている電気量をSOCで表した推定残量SOCeとして推定する。
ここで、ルックアップテーブルLTには、端子電圧値Vbが上昇するほど二次電池4のSOCが増大するように端子電圧値VbとSOCとが対応付けられているので、残量推定部502は、端子電圧値Vbが上昇するほど推定残量SOCeを増大させることになる。
また、ルックアップテーブルLTには、同一のSOCに対して電流値Icが大きくなり、すなわち充電方向において電流値Icが増大するほど端子電圧値Vbが上昇するように、電流値Icと端子電圧値Vbとが対応付けられている。また、ルックアップテーブルLTには、同一のSOCに対して放電電流が減少し、すなわち放電方向において電流値Icの絶対値が小さくなるほど端子電圧値Vbが上昇するように、電流値Icと端子電圧値Vbとが対応付けられている。
そのため、残量推定部502は、電流検出部52によって検出された電流値Icと電圧検出部51によって検出された端子電圧値Vbとを、ルックアップテーブルLTと照合すると、電流値Icが大きくなるほど推定残量SOCeを減少させるように、すなわち充電電流が増大し、放電電流が減少するほど推定残量SOCeを減少させるように、推定残量SOCeを推定することになる。
また、ルックアップテーブルLTには、同一のSOCに対して温度tが高くなるほど端子電圧値Vbが低下するように、温度tと端子電圧値Vbとが対応付けられているので、残量推定部502は、温度検出部53によって検出された温度tと電圧検出部51によって検出された端子電圧値Vbとを、ルックアップテーブルLTと照合すると、温度tが高くなるほど推定残量SOCeを増大させるように、推定残量SOCeを推定することになる。
このように、ルックアップテーブルLTには、二次電池4のSOC(残量)と相関関係のある複数のパラメータ、端子電圧値Vb、電流値Ic、及び温度tと二次電池4のSOCとが対応付けられているので、推定残量SOCeからは、電流値Icや温度tの影響が低減される結果、残量推定部502は、精度よく推定残量SOCeを推定することができる。
そして、残量推定部502は、以下の式(2)を用いて推定残量を電気量で表した推定残量Qeを算出する。
Qe=(SOCe×FCC)/100 ・・・(2)
なお、ルックアップテーブルLTは、設定残量を電気量で表すものであってもよく、この場合、残量推定部502は、ルックアップテーブルLTで得られた設定電気量を、直接推定残量Qeとしてもよい。
なお、ルックアップテーブルLTは、設定残量を電気量で表すものであってもよく、この場合、残量推定部502は、ルックアップテーブルLTで得られた設定電気量を、直接推定残量Qeとしてもよい。
ところで、ルックアップテーブルLTに設定されている値は、離散的な値になるのに対し、電圧検出部51によって検出される端子電圧値Vb、電流検出部52によって検出される電流値Ic、及び温度検出部53によって検出される温度tは、連続的に変化する。そのため、残量推定部502は、端子電圧値Vb、電流値Ic、及び温度tを、例えば四捨五入したり端数を丸めたりする近似処理を施した上で、ルックアップテーブルLTと照合するようになっている。
「実質的に一致」とは、このように、電圧検出部51によって検出される端子電圧値Vb、電流検出部52によって検出される電流値Ic、及び温度検出部53によって検出される温度tを、例えば四捨五入したり端数を丸めたりする等の近似処理を施した結果、一致する場合を含む意味である。
なお、残量推定部502は、端子電圧値Vb、電流値Ic、及び温度tを用いて二次電池4の残量を推定する例に限られず、端子電圧値Vbのみを用いて推定してもよく、端子電圧値Vbと電流値Icを用いて推定してもよく、あるいは端子電圧値Vbと温度tを用いて、二次電池4の残量を推定するようにしてもよい。
補正部503は、残量推定部502によって推定された推定残量SOCeが基準値Refになったとき、当該推定された推定残量Qeと残量算出部501によって算出された積算残量Qaとの差に相当する差分電気量Qd=Qe−Qaを、容量記憶部505に記憶されている満充電容量値FCCに加算する。
すなわち、積算残量Qaより推定残量Qeの方が多いときは、(Qe−Qa)の絶対値を容量記憶部505に記憶されている満充電容量値FCCに加算し、積算残量Qaより推定残量Qeの方が少ないときは(Qe−Qa)の絶対値を容量記憶部505に記憶されている満充電容量値FCCから減算することによって、当該満充電容量値FCCを補正する。
具体的には、補正部503は、下記の式(3)を用いて、満充電容量値FCCを補正する。
新たなFCC ← 現在のFCC+(Qe−Qa) ・・・(3)
なお、補正部503は、残量算出部501によって算出された積算残量SOCaが基準値Refになったとき、式(3)を用いて満充電容量値FCCを補正してもよい。しかしながら、積算残量SOCaが基準値Refになったときに満充電容量値FCCを補正する場合、積算残量SOCaの誤差が大きいと、推定残量SOCeが10%以上のとき、すなわち推定残量SOCeが第2領域の値となっているときに、補正が実行されるおそれがある。そうすると、上述したように、推定残量SOCeの推定精度が低下する結果、満充電容量値FCCの補正精度が低下する。
なお、補正部503は、残量算出部501によって算出された積算残量SOCaが基準値Refになったとき、式(3)を用いて満充電容量値FCCを補正してもよい。しかしながら、積算残量SOCaが基準値Refになったときに満充電容量値FCCを補正する場合、積算残量SOCaの誤差が大きいと、推定残量SOCeが10%以上のとき、すなわち推定残量SOCeが第2領域の値となっているときに、補正が実行されるおそれがある。そうすると、上述したように、推定残量SOCeの推定精度が低下する結果、満充電容量値FCCの補正精度が低下する。
従って、補正部503は、推定残量SOCeが基準値Refになったときに補正を実行することが、より望ましい。
なお、補正部503は、端子電圧値Vbに基づいて満充電容量値FCCを補正するものであればよく、いかなる方法で満充電容量値FCCを補正してもよい。例えば、補正部503は、残量推定部502によって推定された推定残量SOCeが基準値Refになったとき、積算残量Qaより推定残量Qeの方が多ければ下記の式(A)に基づき満充電容量値FCCnを算出し、積算残量Qaより推定残量Qeの方が少なければ下記の式(B)に基づき満充電容量値FCCnを算出し、このようにして算出された満充電容量値FCCnを新たな満充電容量値FCCとして容量記憶部505に記憶させることによって、満充電容量値FCCを補正するようにしてもよい。
FCCn ← FCC+|Qd|×100/(100−Ref) ・・・(A)
FCCn ← FCC−|Qd|×100/(100−Ref) ・・・(B)
差分電気量Qdは、SOCが100%の満充電状態から基準値Refになるまで、二次電池4が放電されることによって、生じた差分であると考えられる。一方、理想的には、SOCが100%の満充電状態から0%の放電終止状態になるまで放電されたときに生じる差分電気量Qdを、容量記憶部505に記憶されている満充電容量値FCCに加算、又は減算した場合に、満充電容量値FCCの補正精度が最も高くなる。
FCCn ← FCC−|Qd|×100/(100−Ref) ・・・(B)
差分電気量Qdは、SOCが100%の満充電状態から基準値Refになるまで、二次電池4が放電されることによって、生じた差分であると考えられる。一方、理想的には、SOCが100%の満充電状態から0%の放電終止状態になるまで放電されたときに生じる差分電気量Qdを、容量記憶部505に記憶されている満充電容量値FCCに加算、又は減算した場合に、満充電容量値FCCの補正精度が最も高くなる。
そこで、推定残量SOCeが基準値Refになったときの差分電気量Qdの絶対値に、100/(100−Ref)を乗算することで、差分電気量Qdを、100%から0%までの理想的な放電で得られる差分電気量Qdに換算し、この換算値を式(A),(B)に示すように、加算又は減算することで、満充電容量値FCCの補正精度を向上させることができる。
なお、式(A),(B)に基づき満充電容量値FCCを補正する場合、基準値Refの値が大きいほど、100/(100−Ref)の値が大きくなって、差分電気量Qdの倍率が増大する。差分電気量Qdの倍率が増大すると、差分電気量Qdに含まれる誤差も拡大する。従って、もし仮に基準値Refをアラーム値Almより大きな値に設定すると、差分電気量Qdに含まれる誤差が拡大されて、満充電容量値FCCの補正精度が低下することになる。
通知判定値設定部500は、制御部37から送信されたアラーム値Almを受信する。そして、通知判定値設定部500は、例えばアラーム値Almに、”1%”を加算したり、”1.1”を乗算したりすることによって、通知判定値Ajを算出する。これにより、通知判定値設定部500は、アラーム値Almより大きな値を通知判定値Ajとして設定するようになっている。
通知部504は、積算残量SOCaが通知判定値Ajを超えるとき、積算残量SOCaを示す情報を二次電池4の残量であるRSOCとして、通信部54,36によって制御部37へ送信させる。これにより、制御部37において、二次電池4の残量を把握することが可能となる。
また、通知部504は、二次電池4の放電に伴い、積算残量SOCaが通知判定値Ajになってから、推定残量SOCeが基準値Refになって補正部503による補正が実行されるまでの間、通知判定値Ajを二次電池4のRSOCとして、通信部54,36によって制御部37へ送信させる。
次に、図1に示す電池残量通知回路5の動作について説明する。図4は、図1に示す電池残量通知回路5の動作の一例を示すフローチャートである。また、図5は、図1に示す電池残量通知回路5の動作の一例を説明するための説明図である。図5において、横軸は時間の経過を示し、縦軸は通知部504によって二次電池4の残量を示す情報として機器本体3へ送信されるRSOC(Relative State Of Charge)を示している。
まず、電気機器1が起動されると、制御部37から制御部50へ、例えば10%に設定されたアラーム値Almが送信され、そのアラーム値Almが通知判定値設定部500によって受信される(ステップS1)。
次に、通知判定値設定部500によって、アラーム値Almに例えば1%が加算されて、通知判定値Ajが算出される(ステップS2)。なお、通知判定値設定部500を備えず、通知判定値Ajとしてアラーム値Almより大きい値が予め設定されていてもよい。
しかしながら、通知判定値設定部500を備えることで、電池パック2と組み合わされる機器本体3の機種やメーカが変更されたりOSが変更されたりする等してアラーム値Almが変化した場合であっても、通知判定値Ajを適切に設定することが可能となる。
次に、電流検出部52によって、二次電池4に流れる電流値Icが検出される(ステップS3)。次に、残量算出部501によって、電流値Icが単位時間毎に積算されて、二次電池4に充電されている積算残量Qaが算出される(ステップS4)。次に、残量算出部501によって、式(1)を用いて、容量記憶部505に記憶されている満充電容量値FCCと積算残量Qaとから、積算残量SOCaが算出される(ステップS5)。
ステップS2〜S5の処理は、以下の処理と並行して常時実行され、積算残量Qaと積算残量SOCaとは、常時最新の値に更新される。
次に、通知部504によって、最新の積算残量SOCaが、RSOCとして制御部37へ送信され、機器本体3に通知される(ステップS6)。
次に、通知部504によって、電流値Icと0とが比較され(ステップS7)、電流値Icが0未満でなければ(ステップS7でNO)、すなわち二次電池4が放電していなければ、再びステップS6へ戻ってステップS6、S7が繰り返される。
一方、電流値Icが0に満たないマイナスの値であり(ステップS7でYES)、すなわち二次電池4が放電しているときは、通知部504によって、積算残量SOCaが通知判定値Ajと比較される(ステップS8)。そして、積算残量SOCaが通知判定値Ajを超えていれば(ステップS8でNO)、再びステップS6へ戻ってステップS6〜S8が繰り返され、通知部504によって、積算残量SOCaがRSOCとして機器本体3に通知される。
一方、二次電池4が放電中に(ステップS7でYES)、積算残量SOCaが通知判定値Aj以下になると(ステップS8でYES)、通知部504によって、通知判定値AjがRSOCとして機器本体3に通知される(ステップS9、図5のタイミングT1)。
次に、電圧検出部51によって端子電圧値Vbが検出され、温度検出部53によって二次電池4の温度tが検出される(ステップS10)。そして、残量推定部502によって、テーブル記憶部506に記憶されているルックアップテーブルLTが参照される。そして、残量推定部502によって、ルックアップテーブルLTにおいて電流値Ic、端子電圧値Vb、及び温度tと対応付けられているSOCが、推定残量SOCeとして取得される(ステップS11)。
そして、補正部503によって、推定残量SOCeと基準値Refとが比較され(ステップS12)、推定残量SOCeと基準値Refとが等しくなければ(ステップS12でNO)ステップS9〜S12が繰り返される。
一方、推定残量SOCeと基準値Refとが等しければ(ステップS12でYES、図5のタイミングT2)、補正部503による満充電容量値FCCの補正が実行される(ステップS13)。以後、補正後の満充電容量値FCCに基づいて、残量算出部501による積算残量SOCaの算出が行われる。
以上、ステップS7〜S13の処理によれば、図5におけるタイミングT1から、タイミングT2において補正部503による満充電容量値FCCの補正が実行されるまでの期間、アラーム値Almよりも大きな値である通知判定値Ajが、二次電池4のRSOCとして機器本体3へ通知される。
そうすると、機器本体3では、補正部503による満充電容量値FCCの補正が実行されるまで、制御部37が、ユーザに充電を促すためのアラームを報知することがない。これにより、満充電容量値FCCの補正を行う場合に、当該補正が行われる前に二次電池4が充電されて補正の機会が失われてしまうおそれを低減することができる。
そして、満充電容量値FCCが補正された後、通知部504は、再びステップS6へ移行して、積算残量SOCaをRSOCとして制御部37へ送信し、機器本体3に通知する(ステップS6)。以下、ステップS6〜S13の処理が繰り返される。
RSOCを受信した制御部37は、RSOCがアラーム値Almを下回っているので、表示部38によって、ユーザに充電を促すためのアラームを報知する。これにより、満充電容量値FCCの補正後に、機器本体3によるアラームの報知を実行させることが可能となる。
本発明に係る電池残量通知回路、電池パック、及び電気機器は、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、ハイブリッドエレベータ、太陽電池や発電装置と二次電池とを組み合わされた電源システム、無停電源装置等の電池搭載装置、システムにおいて、好適に利用することができる。
1 電気機器
2 電池パック
3 機器本体
4 二次電池
5 電池残量通知回路
6 電流検出抵抗
7 温度センサ
11,12,13,31,32,33 接続端子
34 負荷回路
35 充電部
36,54 通信部
37,50 制御部
38 表示部
51 電圧検出部
52 電流検出部
53 温度検出部
500 通知判定値設定部
501 残量算出部
502 残量推定部
503 補正部
504 通知部
505 容量記憶部
506 テーブル記憶部
Aj 通知判定値
Alm アラーム値
FCC 満充電容量値
Ic 電流値
Q1,Q2 スイッチング素子
Qa,SOCa 積算残量
Qd 差分電気量
Qe,SOCe 推定残量
Ref 基準値
Vb 端子電圧値
2 電池パック
3 機器本体
4 二次電池
5 電池残量通知回路
6 電流検出抵抗
7 温度センサ
11,12,13,31,32,33 接続端子
34 負荷回路
35 充電部
36,54 通信部
37,50 制御部
38 表示部
51 電圧検出部
52 電流検出部
53 温度検出部
500 通知判定値設定部
501 残量算出部
502 残量推定部
503 補正部
504 通知部
505 容量記憶部
506 テーブル記憶部
Aj 通知判定値
Alm アラーム値
FCC 満充電容量値
Ic 電流値
Q1,Q2 スイッチング素子
Qa,SOCa 積算残量
Qd 差分電気量
Qe,SOCe 推定残量
Ref 基準値
Vb 端子電圧値
Claims (9)
- 二次電池の残量が予め設定されたアラーム値を下回るとき当該二次電池の充電を促すアラームを報知する機器本体へ、前記残量を通知する電池残量通知回路であって、
前記二次電池の端子電圧値を検出する電圧検出部と、
前記二次電池に流れる充放電電流の電流値を検出する電流検出部と、
前記電流検出部によって検出された前記二次電池の充放電電流に基づき、前記二次電池における充電電気量の加算と放電電気量の減算とを累積的に行うことにより得られる積算値から、前記二次電池の残量を積算残量として算出する残量算出部と、
前記二次電池の満充電容量値を記憶する容量記憶部と、
前記二次電池の残量が前記アラーム値より小さな値に設定された基準値になったとき、前記電圧検出部によって検出された端子電圧値に基づいて、前記容量記憶部に記憶されている満充電容量値の補正を実行する補正部と、
前記積算残量が、前記アラーム値より大きな値に設定された通知判定値を超えるとき、当該積算残量を示す情報を前記二次電池の残量として前記機器本体へ通知し、前記二次電池の放電に伴い前記積算残量が前記通知判定値になってから前記補正部による前記補正が実行されるまでの間、前記通知判定値を前記二次電池の残量として前記機器本体へ通知する通知部と
を備える電池残量通知回路。 - 前記通知部は、
前記補正部による前記補正が実行された後、再び前記二次電池の放電に伴い前記積算残量が前記通知判定値になるまで前記積算残量を示す情報を前記二次電池の残量として前記機器本体へ通知する請求項1記載の電池残量通知回路。 - 前記機器本体から前記アラーム値を受信し、前記通知判定値を、当該受信されたアラーム値より大きな値に設定する通知判定値設定部をさらに備える請求項1又は2記載の電池残量通知回路。
- 前記電圧検出部によって検出された端子電圧値に基づいて、前記二次電池の残量を推定残量として推定する残量推定部をさらに備え、
前記補正部は、
前記推定残量が前記基準値になったとき、前記補正を実行する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池残量通知回路。 - 前記補正部は、
前記推定残量が前記基準値になったとき、当該推定残量と前記積算残量との差に相当する差分電気量を、当該積算残量より当該推定残量の方が多いときは前記容量記憶部に記憶されている満充電容量値に加算し、当該積算残量より当該推定残量の方が少ないときは前記容量記憶部に記憶されている満充電容量値から減算して補正する請求項4記載の電池残量通知回路。 - 前記基準値を、前記二次電池の満充電容量値に対する百分率で表した値をRef、前記推定残量と前記積算残量との差に相当する差分電気量をQd、前記容量記憶部に記憶されている満充電容量値をFCCとすると、
前記補正部は、
前記推定残量が前記基準値になったとき、前記積算残量より前記推定残量の方が多ければ下記の式(A)に基づき満充電容量値FCCnを算出し、前記積算残量より前記推定残量の方が少なければ下記の式(B)に基づき満充電容量値FCCnを算出し、このようにして算出された満充電容量値FCCnを新たな満充電容量値FCCとして前記容量記憶部に記憶させることによって、満充電容量値を補正する請求項4記載の電池残量通知回路。
FCCn ← FCC+|Qd|×100/(100−Ref) ・・・(A)
FCCn ← FCC−|Qd|×100/(100−Ref) ・・・(B) - 前記残量算出部は、
前記容量記憶部に記憶されている満充電容量値と前記積算値とに基づいて、前記二次電池のSOCを前記積算残量として算出する請求項1〜5のいずれか1項に記載の電池残量通知回路。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電池残量通知回路と、
前記二次電池と
を備える電池パック。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電池残量通知回路と、
前記二次電池と、
前記機器本体と
を備える電気機器。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2010
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