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JP2012010450A - 蒸気タービン発電機の軸受保持構造 - Google Patents

蒸気タービン発電機の軸受保持構造 Download PDF

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JP2012010450A JP2010142408A JP2010142408A JP2012010450A JP 2012010450 A JP2012010450 A JP 2012010450A JP 2010142408 A JP2010142408 A JP 2010142408A JP 2010142408 A JP2010142408 A JP 2010142408A JP 2012010450 A JP2012010450 A JP 2012010450A
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Shigeru Takabe
茂 高部
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Abstract

【課題】軸受の挙動を安定化させ、軸受内部に充填されたグリースが漏出して飛散することを確実に防止でき、軸受の寿命延長を図り得る蒸気タービン発電機の軸受保持構造を提供する。
【解決手段】発電機ケーシング7と軸受12,15との間に、該発電機ケーシング7より線膨張係数が大きい環状樹脂部材26を介装する。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気タービン発電機の軸受保持構造に関するものである。
一般に、蒸気タービン発電機は、蒸気のエネルギを利用してタービンを回転駆動することにより、発電を行うようにしたものである。
前記蒸気タービン発電機としては、近年、自動車に搭載できる小型・軽量の発電機の開発が進められており、この種の蒸気タービン発電機は、発電機ケーシングを軽量化のためにアルミニウム合金製とし、該アルミニウム合金製とした発電機ケーシングに対し、軸受鋼で構成される軸受を介してタービン軸を回転自在に支持せしめた構造を有している。
尚、前述の如き自動車に搭載できるような小型・軽量の蒸気タービン発電機は、特許文献、非特許文献には見当たらないが、蒸気タービンを用いた発電装置の一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
特開2009−68367号公報
ところで、前述の如き蒸気タービン発電機においては、発電機ケーシングを構成するアルミニウム合金の線膨張係数が24×10-6[1/℃]であるのに対し、軸受を構成する軸受鋼の線膨張係数が12.5×10-6[1/℃]であり、常温(20[℃])で組み立てられて製造された蒸気タービン発電機の発電機ケーシング及び軸受は、運転時には、流通する蒸気により、およそ80[℃]程度まで温度上昇する。
このため、前記蒸気タービン発電機の運転時には、前記発電機ケーシングと軸受の外輪との間に生ずるクリアランスをcとすると、該軸受の外径をD=φ17[mm]とし、製造時と運転時との温度差をΔTとした場合、
c=D×ΔT×(24−12.5)×10-6
=17×(80−20)×(24−12.5)×10-6
=0.01173[mm]
≒12[μm]
といったように前記クリアランスが拡がる形となり、軸受の挙動が不安定になって軸受内部に充填されているグリースが漏出し、飛散してしまい、軸受の寿命が短くなるという不具合があった。
尚、本発明者等は、前記グリースの漏出を見込んで、該グリースを軸受内部に多めに充填することも検討したが、グリースを軸受内部に多めに充填した場合、摩擦が増えて逆に発熱量が増加し、グリースの劣化を早めてしまい、好ましい対策であるとは言えなかった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、軸受の挙動を安定化させ、軸受内部に充填されたグリースが漏出して飛散することを確実に防止でき、軸受の寿命延長を図り得る蒸気タービン発電機の軸受保持構造を提供しようとするものである。
本発明は、発電機ケーシングに対し、両側に軸を有し一方の軸にタービンが設けられたロータを、前記発電機ケーシングと線膨張係数の異なる材質からなる軸受を介して回転自在に支持せしめた蒸気タービン発電機の軸受保持構造であって、
前記発電機ケーシングと軸受との間に、環状樹脂部材を設け、
該環状樹脂部材の線膨張係数が前記発電機ケーシングの線膨張係数よりも大きいことを特徴とする蒸気タービン発電機の軸受保持構造にかかるものである。
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
前記発電機ケーシングと軸受との間には、該発電機ケーシングより線膨張係数が大きい環状樹脂部材を介装してあるため、常温で組み立てられて製造された蒸気タービン発電機の発電機ケーシング及び軸受が、運転時に流通する蒸気により温度上昇し、該発電機ケーシング7と軸受の外輪との間のクリアランスが温度上昇に伴う膨張差により拡がったとしても、前記環状樹脂部材が前記発電機ケーシングと軸受の外輪との間で、拡がったクリアランスを補うのに十分な膨張をすることにより、前記発電機ケーシングと軸受との間にがたつきが生じる心配がなくなる。
この結果、前記蒸気タービン発電機の運転時に、従来のように、前記軸受の挙動が不安定となることが避けられ、又、樹脂のダンピングにより振動が減衰され、軸受内部に充填されているグリースが漏出しにくくなり、軸受の寿命を長くすることが可能となる。
前記蒸気タービン発電機の軸受保持構造においては、前記発電機ケーシングに形成した凹溝に対し前記環状樹脂部材を嵌入することができる。
又、前記蒸気タービン発電機の軸受保持構造においては、前記発電機ケーシングに形成した凹溝と前記軸受に形成した凹溝に対し溶融樹脂を注入して固化させることにより、前記環状樹脂部材を形成することもできる。
本発明の蒸気タービン発電機の軸受保持構造によれば、軸受の挙動を安定化させ、軸受内部に充填されたグリースが漏出して飛散することを確実に防止でき、軸受の寿命延長を図り得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の蒸気タービン発電機の軸受保持構造の第一実施例を示す側断面図である。 本発明の蒸気タービン発電機の軸受保持構造の第一実施例における要部拡大断面図である。 本発明の蒸気タービン発電機の軸受保持構造の第二実施例を示す側断面図である。 本発明の蒸気タービン発電機の軸受保持構造の第二実施例における要部拡大断面図である。 本発明の蒸気タービン発電機の軸受保持構造の第三実施例を示す側断面図である。 本発明の蒸気タービン発電機の軸受保持構造の第三実施例における要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の蒸気タービン発電機の軸受保持構造の第一実施例であって、1は両側に軸2,3を備えたロータであり、該ロータ1の一方の軸2にはタービン4が一体に嵌着されている。5は前記タービン4を収容するように形成されたタービンハウジングであり、該タービンハウジング5は、蒸気を前記タービン4に導くためのガス通路6を有していると共に、タービン4を回転駆動した後の低圧となった蒸気を排気するための排出通路6aを有している。
7aは固定ボルト8によって前記タービンハウジング5に一体に組み付けるようにした発電機ケーシング7を構成するステータハウジングであり、該ステータハウジング7aは、前記一方の軸2に近づくよう内周側に突出し更に内周部がロータ1に近づくように環状に突出した筒状突出部9を有しており、該筒状突出部9によって形成されるモータステータ収容部10に、ロータ1を包囲するように形成したモータステータ11のタービンハウジング5側の一端部(図1の例では左側端部)を収容して保持するようになっている。更に、前記筒状突出部9の内周部と一方の軸2との間には第一の軸受12が配置されて一方の軸2を回転可能に支持するようになっている。尚、前記モータステータ11は、内側のコイルからなるステータ11aと、該ステータ11aの外周に嵌着されたステータスリーブ11bとから構成されている。
7bは固定ボルト13によって前記ステータハウジング7aに一体に組み付けるようにして該ステータハウジング7aと共に発電機ケーシング7を構成する軸受フランジであり、該軸受フランジ7bは、前記モータステータ11の反タービンハウジング5側の他端部(図1の例では右側端部)の内側において軸方向へ突出して該モータステータ11の他端部を保持するようにした筒状突出部14を有しており、更に、該筒状突出部14の内周部と前記ロータ1の他方の軸3との間には第二の軸受15が配置されて他方の軸3を回転可能に支持するようになっている。
尚、前記タービンハウジング5に一体に組み付けられるステータハウジング7aの端面には、前記ガス通路6の蒸気をタービン4へ周方向から導くノズル部16に対して周方向に複数配置するようしたベーン17を有し且つ該各ベーン17を固定するノズルフランジ18が取り付けられている。
又、前記軸受フランジ7bには、コネクタ取付カバー19が固定ボルト20によって一体に組み付けられると共に、該コネクタ取付カバー19には、前記モータステータ11のステータ11aにコード21を介して電気的に接続された発電機コネクタ22が固定ボルト23によって一体に組み付けられている。
更に又、前記タービンハウジング5とステータハウジング7aとの間、前記モータステータ11の外周とステータハウジング7aとの間、前記ステータハウジング7aと軸受フランジ7bとの間、並びに前記軸受フランジ7bとコネクタ取付カバー19との間にはそれぞれ、Oリング等からなるシール材を介装してあり、前記モータステータ11の外周とステータハウジング7aとの間に設けたシール材24は、ステータハウジング7aに形成されたモータステータ11用の冷却水路25に対し給排口(図示せず)を介して流通される冷却水のシールを行うようになっている。
そして、前記発電機ケーシング7を構成するステータハウジング7aと軸受フランジ7bはアルミニウム合金で形成され、その線膨張係数は24×10-6[1/℃]であるのに対し、前記第一の軸受12と第二の軸受15は軸受鋼で形成され、その線膨張係数は12.5×10-6[1/℃]であるが、本第一実施例の場合、前記発電機ケーシング7と軸受12,15との間に、該発電機ケーシング7より線膨張係数が大きい環状樹脂部材26を介装してある。
前記環状樹脂部材26としては、例えば、ポリアミド樹脂である6ナイロンを選定することができ、その線膨張係数は80×10-6[1/℃]であり、前記発電機ケーシング7の線膨張係数のおよそ三倍程度である。尚、前記環状樹脂部材26としては、前記6ナイロンの代わりに、例えば、ポリアセタール(線膨張係数は90×10-6[1/℃])、ポリプロピレン(線膨張係数は110×10-6[1/℃])、或いはポリカーボネイト(線膨張係数は70×10-6[1/℃])等を選定することができる。
因みに、前記軸受12,15の外径をD=φ17[mm]とし、運転時に前記発電機ケーシング7と軸受12,15の外輪との間に生ずるクリアランスが、例えば、c≒12[μm]程度である場合には、図2に示す如く、深さがh=2[mm]、幅がw=2[mm]程度の環状の凹溝9a,14aを予め、前記ステータハウジング7aの筒状突出部9と軸受フランジ7bの筒状突出部14の内周側に、軸受12,15の玉(図1参照)の中心線Oの延長線上に位置するよう形成しておき、該凹溝9a,14aに前記環状樹脂部材26を嵌入すれば良い。ここで、製造時(常温として20[℃])と運転時(80[℃])との温度差をΔTとした場合、前記軸受12,15の外周に嵌装される形となる環状樹脂部材26の膨張量をΔeとすると、
Δe=D×ΔT×80×10-6
=17×(80−20)×80×10-6
=0.0816[mm]
≒80[μm]
となるため、前記環状樹脂部材26の弾性変形も考慮し、該環状樹脂部材26の外径を凹溝9a,14aの内径よりおよそ20〜50[μm]程度小さめに製造しておき、該凹溝9a,14aの内周面と環状樹脂部材26の外周面との間に製造時において隙間が生じているようにすることが好ましい。
次に、上記第一実施例の作用を説明する。
前記タービンハウジング5のガス通路6に導入された蒸気は、ノズル部16からベーン17を経てタービン4へ導かれ、該タービン4を回転駆動した後の低圧となった蒸気は排出通路6aから排出されるが、前記タービン4が回転駆動されることにより、ロータ1がモータステータ11のステータ11aに対して回転し、発電が行われ、該モータステータ11のステータ11aにコード21を介して電気的に接続された発電機コネクタ22から電気が取り出される。
ここで、前記発電機ケーシング7を構成するステータハウジング7aと軸受フランジ7bはアルミニウム合金で形成され、その線膨張係数は24×10-6[1/℃]であるのに対し、前記第一の軸受12と第二の軸受15は軸受鋼で形成され、その線膨張係数は12.5×10-6[1/℃]であるが、本第一実施例の場合、前記発電機ケーシング7と軸受12,15との間には、該発電機ケーシング7より線膨張係数が数倍(二以上の整数倍、例えば三倍)以上となる環状樹脂部材26(例えば、6ナイロンを選定した場合、その線膨張係数は80×10-6[1/℃])を介装してあるため、常温(20[℃])で組み立てられて製造された蒸気タービン発電機の発電機ケーシング7及び軸受12,15が、運転時に流通する蒸気により、およそ80[℃]程度まで温度上昇し、該発電機ケーシング7と軸受12,15の外輪との間のクリアランスが温度上昇に伴う膨張差により拡がったとしても、前記環状樹脂部材26が前記発電機ケーシング7と軸受12,15の外輪との間で、拡がったクリアランスを補うのに十分な膨張をすることにより、前記発電機ケーシング7と軸受12,15との間にがたつきが生じる心配がなくなる。
この結果、前記蒸気タービン発電機の運転時に、従来のように、前記軸受12,15の挙動が不安定となることが避けられ、又、樹脂のダンピングにより振動が減衰され、軸受12,15内部に充填されているグリースが漏出しにくくなり、軸受12,15の寿命を長くすることが可能となる。
こうして、軸受12,15の挙動を安定化させ、軸受12,15内部に充填されたグリースが漏出して飛散することを確実に防止でき、軸受12,15の寿命延長を図り得る。
図3及び図4は本発明の蒸気タービン発電機の軸受保持構造の第二実施例であって、図中、図1及び図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図1及び図2に示す第一実施例と同様であるが、本第二実施例の特徴とするところは、図3及び図4に示す如く、前記発電機ケーシング7に形成した凹溝9a,14aと前記軸受12,15に形成した凹溝12a,15aに対し溶融樹脂を注入して固化させることにより、前記環状樹脂部材26を形成するようにした点にある。
本第二実施例の場合、前記凹溝9a,14aは、図4に示す如く、深さがh=2[mm]、幅がw=2[mm]程度の環状で、前記発電機ケーシング7を構成するステータハウジング7aの筒状突出部9と軸受フランジ7bの筒状突出部14の内周側に、軸受12,15の玉(図3参照)の中心線Oの延長線上に位置するよう形成し、これに対応させて、前記凹溝12a,15aは、深さがi=0.5[mm]、幅がw=2[mm]程度の環状で、前記軸受12,15の外周側に、軸受12,15の玉(図3参照)の中心線Oの延長線上に位置するよう形成してある。
又、前記凹溝9a,14aには、孔径がφj=1[mm]程度の注入口9b,14bを接続してあり、ロータ1の軸2,3に嵌着された軸受12,15を、前記発電機ケーシング7を構成するステータハウジング7aの筒状突出部9の内周部と軸受フランジ7bの筒状突出部14の内周部に装着した後、前記タービンハウジング5とコネクタ取付カバー19をステータハウジング7aと軸受フランジ7bに取り付ける前の段階で、前記注入口9b,14bから溶融樹脂を注入して固化させることができるようにしてある。
尚、前記溶融樹脂として6ナイロンを用いる場合、その融点は225[℃]であることから、樹脂注入温度は250[℃]程度となり、該溶融樹脂が前記凹溝9a,14a及び凹溝12a,15aに注入され常温(20[℃])まで温度低下して固化することにより、前記発電機ケーシング7と軸受12,15との間に介装される形となる環状樹脂部材26は収縮するため、該収縮量と、運転時に80[℃]程度まで温度上昇した際の環状樹脂部材26の膨張量とを見込んで、前記溶融樹脂の注入量を調整すれば良い。
又、前記発電機ケーシング7と軸受12,15の外輪との間のクリアランスは、運転時にc≒12[μm]程度となるが、前記溶融樹脂を前記凹溝9a,14a及び凹溝12a,15aに注入する際には12[μm]以下となっているため、この隙間から溶融樹脂が漏れる心配は全くない。
図3及び図4に示す第二実施例においては、前記発電機ケーシング7と軸受12,15との間には、溶融樹脂を注入することにより固化させた環状樹脂部材26を介装してあるため、図1及び図2に示す第一実施例の場合と同様、常温(20[℃])で組み立てられて製造された蒸気タービン発電機の発電機ケーシング7及び軸受12,15が、運転時に流通する蒸気により、およそ80[℃]程度まで温度上昇し、該発電機ケーシング7と軸受12,15の外輪との間のクリアランスが温度上昇に伴う膨張差により拡がったとしても、前記環状樹脂部材26が前記発電機ケーシング7と軸受12,15の外輪との間で、拡がったクリアランスを補うのに十分な膨張をすることにより、前記発電機ケーシング7と軸受12,15との間にがたつきが生じる心配がなくなる。
この結果、図3及び図4に示す第二実施例においても、前記蒸気タービン発電機の運転時に、従来のように、前記軸受12,15の挙動が不安定となることが避けられ、又、樹脂のダンピングにより振動が減衰され、軸受12,15内部に充填されているグリースが漏出しにくくなり、軸受12,15の寿命を長くすることが可能となる。
こうして、図3及び図4に示す第二実施例においても、図1及び図2に示す第一実施例の場合と同様、軸受12,15の挙動を安定化させ、軸受12,15内部に充填されたグリースが漏出して飛散することを確実に防止でき、軸受12,15の寿命延長を図り得る。
図5及び図6は本発明の蒸気タービン発電機の軸受保持構造の第三実施例であって、図中、図3及び図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図3及び図4に示す第二実施例と同様であるが、本第三実施例の特徴とするところは、図5及び図6に示す如く、溶融樹脂を注入して固化させることにより形成する前記環状樹脂部材26を、軸受12,15に対しそれぞれ複数個(図の例では二個)ずつ配設するようにした点にある。
本第三実施例の場合、図6に示す如く、深さがh=2[mm]、幅がw=1[mm]程度の環状の凹溝9aを、前記発電機ケーシング7を構成するステータハウジング7aの筒状突出部9の内周側に、軸受12の玉(図5参照)の中心線Oを挟んで離間距離がx=2[mm]程度となるよう形成し、これに対応させて、深さがi=0.5[mm]、幅がw=1[mm]程度の環状の凹溝12aを、前記軸受12の外周側に、軸受12の玉(図5参照)の中心線Oを挟んで離間距離がx=2[mm]程度となるよう形成すると共に、深さがh=2[mm]、幅がw=1[mm]程度の環状の凹溝14aを二個、前記発電機ケーシング7を構成する軸受フランジ7bの筒状突出部14の内周側に、軸受15の玉(図5参照)の中心線Oを挟んで離間距離がx=2[mm]程度となるよう形成し、これに対応させて、深さがi=0.5[mm]、幅がw=1[mm]程度の環状の凹溝15aを二個、前記軸受15の外周側に、軸受15の玉(図5参照)の中心線Oを挟んで離間距離がx=2[mm]程度となるよう形成してある。
又、前記二個の凹溝9aにはそれぞれ、孔径がφj=1[mm]程度の注入口9bを接続すると共に、前記二個の凹溝14aにはそれぞれ、孔径がφj=1[mm]程度の注入口14bを接続してあり、ロータ1の軸2,3に嵌着された軸受12,15を、前記発電機ケーシング7を構成するステータハウジング7aの筒状突出部9の内周部と軸受フランジ7bの筒状突出部14の内周部に装着した後、前記タービンハウジング5とコネクタ取付カバー19をステータハウジング7aと軸受フランジ7bに取り付ける前の段階で、前記二個の注入口9bと二個の注入口14bからそれぞれ溶融樹脂を注入して固化させることができるようにしてある。
尚、図5及び図6に示す第三実施例において、前記溶融樹脂として6ナイロンを用いる場合、図3及び図4に示す第二実施例の場合と同様、その融点は225[℃]であることから、樹脂注入温度は250[℃]程度となり、該溶融樹脂が前記凹溝9a,14a及び凹溝12a,15aに注入され常温(20[℃])まで温度低下して固化することにより、前記発電機ケーシング7と軸受12,15との間に介装される形となる環状樹脂部材26は収縮するため、該収縮量と、運転時に80[℃]程度まで温度上昇した際の環状樹脂部材26の膨張量とを見込んで、前記溶融樹脂の注入量を調整すれば良い。
又、図5及び図6に示す第三実施例において、前記発電機ケーシング7と軸受12,15の外輪との間のクリアランスは、図3及び図4に示す第二実施例の場合と同様、運転時にc≒12[μm]程度となるが、前記溶融樹脂を前記凹溝9a,14a及び凹溝12a,15aに注入する際には12[μm]以下となっているため、この隙間から溶融樹脂が漏れる心配は全くない。
図5及び図6に示す第三実施例においては、前記発電機ケーシング7と軸受12,15との間には、溶融樹脂を注入することにより固化させた環状樹脂部材26を介装してあるため、図1及び図2に示す第一実施例並びに図3及び図4に示す第二実施例の場合と同様、常温(20[℃])で組み立てられて製造された蒸気タービン発電機の発電機ケーシング7及び軸受12,15が、運転時に流通する蒸気により、およそ80[℃]程度まで温度上昇し、該発電機ケーシング7と軸受12,15の外輪との間のクリアランスが温度上昇に伴う膨張差により拡がったとしても、前記環状樹脂部材26が前記発電機ケーシング7と軸受12,15の外輪との間で、拡がったクリアランスを補うのに十分な膨張をすることにより、前記発電機ケーシング7と軸受12,15との間にがたつきが生じる心配がなくなる。
この結果、図5及び図6に示す第三実施例においても、前記蒸気タービン発電機の運転時に、従来のように、前記軸受12,15の挙動が不安定となることが避けられ、又、樹脂のダンピングにより振動が減衰され、軸受12,15内部に充填されているグリースが漏出しにくくなり、軸受12,15の寿命を長くすることが可能となる。
しかも、図5及び図6に示す第三実施例においては、溶融樹脂を注入して固化させることにより形成する前記環状樹脂部材26を、軸受12,15の玉の中心線Oを挟んで対称に振り分けるようにそれぞれ二個ずつ配設してあるため、軸受12,15を非常にバランス良く支持することが可能となり、軸受12,15の挙動を安定化させる上で有効となっている。
こうして、図5及び図6に示す第三実施例においても、図1及び図2に示す第一実施例並びに図3及び図4に示す第二実施例の場合と同様、軸受12,15の挙動を安定化させ、軸受12,15内部に充填されたグリースが漏出して飛散することを確実に防止でき、軸受12,15の寿命延長を図り得る。
尚、本発明の蒸気タービン発電機の軸受保持構造は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 ロータ
2 軸
3 軸
4 タービン
7 発電機ケーシング
7a ステータハウジング
7b 軸受フランジ
9 筒状突出部
9a 凹溝
11 モータステータ
12 軸受
12a 凹溝
14 筒状突出部
14a 凹溝
15 軸受
15a 凹溝
26 環状樹脂部材

Claims (3)

  1. 発電機ケーシングに対し、両側に軸を有し一方の軸にタービンが設けられたロータを、前記発電機ケーシングと線膨張係数の異なる材質からなる軸受を介して回転自在に支持せしめた蒸気タービン発電機の軸受保持構造であって、
    前記発電機ケーシングと軸受との間に、環状樹脂部材を設け、
    該環状樹脂部材の線膨張係数が前記発電機ケーシングの線膨張係数よりも大きいことを特徴とする蒸気タービン発電機の軸受保持構造。
  2. 前記発電機ケーシングに形成した凹溝に対し前記環状樹脂部材を嵌入するようにした請求項1記載の蒸気タービン発電機の軸受保持構造。
  3. 前記発電機ケーシングに形成した凹溝と前記軸受に形成した凹溝に対し溶融樹脂を注入して固化させることにより、前記環状樹脂部材を形成するようにした請求項1記載の蒸気タービン発電機の軸受保持構造。
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Cited By (1)

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