以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施形態:操作システム100)
図1は、第1の実施形態にかかる操作システム100を説明するための説明図である。特に、図1(a)は、操作システム100を構成する各装置の概略的な接続関係を示し、図1(b)は、携帯端末110の外観斜視図を示す。図1(a)に示すように、操作システム100は、携帯端末110と、操作装置210とを含んで構成される。
図1(b)に示すように、携帯端末110は、端末表示部112と、端末表示部112に重ねて配置された端末タッチパネル114とを備えている。例えば、ユーザが、端末タッチパネル114に指で触れて操作すると、携帯端末110は、自体が有するアプリケーションを実行する。
本実施形態では、操作装置210の操作対象である携帯端末110として、通話機能や、ネットワーク通信機能、スケジュール管理等の情報処理機能等を備えたスマートフォンを例に挙げて説明するが、これに限定されず、ポータブルメディアプレーヤ、音楽プレーヤ、携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、PC、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ポータブルテレビ、ゲーム機器等、表示部と、表示部に重ねて配置されたタッチパネルとを有する様々な電子機器を操作装置210の操作対象とすることもできる。ユーザは、操作装置210を通じて、これらの操作対象を操作することができる。
携帯端末110は、USB(Universal Serial Bus)、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11a/b(WiFi)、IEEE802.11g/j/n、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、赤外線通信等により操作装置210とデータ通信を行う端末通信部116も備える。ここでは、図1(a)に示すように、USBやUARTといった有線で接続されている例を示す。
操作装置210は、例えば、オーディオシステムやカーナビゲーションシステム等の機能も有する車載装置であり、操作装置210に設けられた操作部を通じたユーザの操作入力を受けて、操作装置210に設けられたオーディオ再生機能やカーナビゲーション機能等様々な機能を実行することができる。また、操作装置210は、制御線を介して、上述した別体の携帯端末110と接続されることで、ユーザの操作入力を受けて、携帯端末110を操作することもできる。操作装置210は、搭乗者がいる確率が高い運転席や助手席等に近い位置に設置されるため、運転席や助手席にいるユーザは操作装置210を操作することができる。一方、携帯端末110は、自由に移動させることができるので、運転席や助手席にいるユーザのみならず、リアシート(後部座席)等にいるユーザも携帯端末110を操作することが可能である。
本実施形態の操作装置210は、操作装置210の操作部へのユーザによる操作入力に応じて、操作システム100の操作モードを、直接操作モードと間接操作モードとに切り換える機能を備えている。ここで、直接操作モードは、携帯端末110自体に設けられた端末タッチパネル114等の操作部を通じて携帯端末110を直接操作することができるモードであり、間接操作モードは、操作装置210の操作部を通じて間接的に携帯端末110を操作することができるモードである。
例えば、ユーザが携帯端末110に含まれる音楽コンテンツの再生を試みたとき、直接操作モードが選択されていると、携帯端末110への操作入力は可能であるが、操作装置210を通じた操作入力は制限される。そこでユーザが携帯端末110の端末タッチパネル114を通じて操作入力を行うと、携帯端末110は、ユーザによる端末タッチパネル114への例えば音楽コンテンツの再生を指示する、その操作入力を受け付け、携帯端末110は音楽コンテンツの再生を開始する。
一方、ユーザが携帯端末110に含まれる音楽コンテンツの再生を試みたとき、間接操作モードが選択されていると、携帯端末110への操作入力は制限され、その代わりに操作装置210を通じた操作入力が可能となる。そこでユーザが操作装置210の操作部を通じて操作入力を行うと、操作装置210は、ユーザによる操作装置210の操作部への例えば音楽コンテンツの再生を指示する、その操作入力を受け付け、その操作入力に応じた制御信号を携帯端末110に送信する。そして、携帯端末110はその制御信号を受けて音楽コンテンツの再生を開始する。このように、携帯端末110を操作することができるのは、携帯端末110自体、または外部の操作装置210のいずれかに制限されていることが多い。
携帯端末110上で再生された音楽コンテンツの音声信号は、端末通信部116を通じて操作装置210に送信される。操作装置210は、音楽コンテンツの音声信号を受信して、操作装置210の音声出力部または操作装置210に接続されたスピーカを通じて、その音声信号に基づいた音声を出力する。こうして、ユーザは、携帯端末110に含まれる音楽コンテンツを車両内のスピーカで楽しむことが可能となる。
しかし、このような操作主体を単に切り換える技術では、常に、ユーザ自らが操作装置を操作して操作モードを切り換えなければならず、手間がかかっていた。例えば、操作装置は、搭乗者がいる確率が高い運転席や助手席等に近い位置に設置されるため、操作モードを、操作装置を通じて携帯端末110を操作することができる間接操作モードに設定したとしても、一旦、携帯端末110を直接操作することができる直接操作モードに切り換えられてしまうと、操作装置を通じて携帯端末110を操作することができず、その後に操作装置を通じた携帯端末110の操作を所望する場合、再度携帯端末110を操作して間接操作モードに切り換えなければならなかった。なお、操作主体とは、携帯端末110を操作することができる機器のことである。つまり、直接操作モードのときの操作主体は携帯端末110であり、間接操作モードのときの操作主体は操作装置210である。
そこで、本実施形態では、ユーザによる操作モードの切り換え回数を少なくすることができる操作装置210について説明する。以下、操作装置210を構成する各機能部について説明し、その後、当該操作装置210を用いた携帯端末110の操作方法について説明する。
(操作装置210)
図2は、第1の実施形態にかかる操作装置210の概略的な機能を示した機能ブロック図であり、図3は、操作装置210の使用形態を説明するための説明図である。図2および図3に示すように、操作装置210は、操作部250と、データ通信部252と、音声入力部254と、装置表示部256と、音声出力部258と、中央制御部260とを含んで構成される。なお、ここでは、携帯端末110に含まれる音楽コンテンツを再生する場合を例に挙げて説明する。
操作部250は、操作キー、十字キー、ジョイスティック、後述する装置表示部256の表示面に重ねて配置されたタッチパネル250a等で構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
データ通信部252は、例えば、上述したUSBやUARTといった有線を通じて携帯端末110とデータ通信を行う。
音声入力部254は、マイクロホン等で構成され、音声を電気的な音声信号に変換して、中央制御部260に出力する。
装置表示部256は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成され、後述する表示制御部264の制御指令に応じて、地図情報や、操作装置210が設置された車両の目的地までのルート等を示す様々な画像を表示する。また本実施形態において装置表示部256は、GUI(Graphical User Interface)用の画像、携帯端末110が送信する画像等を表示する。
音声出力部258は、スピーカ等で構成され、後述する音声制御部266の制御指令に応じて、操作装置210が設置された車両の目的地の方向を示す音声や、操作部250の操作を案内する音声等の様々な音声を出力する。また本実施形態において音声出力部258は、データ通信部252を通じて携帯端末110から入力される携帯端末110上で再生された音楽コンテンツの音声信号に基づいた音声を出力する。
中央制御部260には、中央処理装置(CPU)や信号処理装置(DSP:Digital Signal Processor)、プログラム等が格納されたROMやメモリ、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路を用いることができ、中央制御部260は、操作装置210全体を管理および制御する。本実施形態において、中央制御部260は、端末制御部262、表示制御部264、音声制御部266、操作主体制御部268としても機能する。
端末制御部262は、後述する操作主体制御部268が操作主体を当該操作装置210としている間、すなわち間接操作モードである場合に、操作部250へのユーザの操作入力に応じた制御信号を、データ通信部252を通じて携帯端末110に送信することにより、携帯端末110を操作する。端末制御部262の具体的な動作については、後に説明する操作装置210を用いた携帯端末110の操作方法で詳述する。
表示制御部264は、地図情報や、操作装置210が設置された車両の目的地までのルートといった様々な画像を装置表示部256に表示させる。本実施形態において表示制御部264は、データ通信部252を通じて取得した映像データに基づく映像も装置表示部256に表示させる。
また、本実施形態において表示制御部264は、携帯端末110から受信した、端末表示部112に現在表示させているGUI用の画像に含まれるアイコンに対応した機能を示す情報である操作内容データを示す画像を装置表示部256に表示させる。携帯端末110は、後述する操作装置210の操作主体制御部268が間接操作モードに切り換えたときに送信する切換信号に基づいて、端末表示部112に現在表示させているGUI用の画像に含まれるアイコンに対応した機能を示す情報を操作内容データとして操作装置210に送信している。ここで、表示制御部264は、携帯端末110から送信された操作内容データを再構築し、再構築した操作内容データに基づく画像を装置表示部256に表示させる。
音声制御部266は、操作装置210が設置された車両の目的地の方向を示す音声や、操作部250の操作を案内する音声、データ通信部252を通じて携帯端末110から入力される、携帯端末110上で再生された音楽コンテンツの音声信号に基づいた音声等の様々な音声を音声出力部258に出力させる。また音声制御部266は、音声入力部254が変換した音声信号を、データ通信部252に出力する。音声入力部254から得た音声信号は、例えば携帯端末110が有する電話機能に用いられる。
操作主体制御部268は、ユーザによる、携帯端末110を操作する操作主体の切換えを指示する操作入力に応じて、操作主体を、携帯端末110から操作装置210へ、または操作装置210から携帯端末110へ切り換える。例えば、ユーザが、操作部250を構成する所定のキー250bを押下すると、操作主体制御部268は、その時点で設定されている操作モードが間接操作モードである場合には直接操作モードに、直接操作モードである場合には間接操作モードに、操作装置210の操作モードを切り換える。
また、操作主体制御部268は、操作主体の切り換えと並行して、携帯端末110または操作装置210のどちらの操作主体に切り換えたかを示す切換信号を、データ通信部252を通じて携帯端末110に送信する。
操作主体制御部268は、上述したユーザによる操作入力に応じた操作主体の切り換え後に、操作主体となっている方に対して所定の操作が実行されると、操作主体の切り換えを指示する操作入力なしに、操作主体を切り換え前のものに戻す。なお、操作主体制御部268は、所定の操作が実行されると、切り換え前の操作主体に戻すために、切換信号を携帯端末110に送信する。
このように、所定の操作が実行されると、操作主体制御部268が切り換え前の操作主体に自動的に戻すので、ユーザが自ら操作モードを切り換える手間を省くことができ、操作装置210の操作モードの切り換えに関する操作性を向上することが可能となる。
ここで、操作主体制御部268が、操作主体の切り換えを指示する操作入力なしに、操作主体を切り換え前のものに戻す契機となる所定の操作は、その後の連続した操作入力を要さない、操作主体を戻しても支障を来さない、携帯端末110の動作を実行する契機となる操作である。操作主体の切り換えを指示する操作入力なしに、操作主体を切り換え前のものに戻す契機となる所定の操作は、例えば、携帯端末110の記憶媒体が記憶している複数のコンテンツのうちのいずれか1のコンテンツの再生を開始させることを指示する操作(以下、単に、再生操作と称する)である。再生操作は、ユーザがアルバムの中の曲の選択を指示する操作入力を行うと自動的に再生が開始される場合の、アルバムの中の曲の選択を指示する操作入力も含む。
例えば、所定の操作は、ユーザが音楽コンテンツの再生を所望する場合、単にアルバムの選択を指示する操作入力、単にアルバムの中の曲の選択を指示する操作入力等ではなく、選択された曲の再生操作である。
したがって、間接操作モードのときの所定の操作は、再生操作を行うためのユーザによる操作部250(タッチパネル250a)への操作入力である。また、直接操作モードのときの所定の操作は、再生操作を行うためのユーザによる端末タッチパネル114への操作入力である。なお、直接操作モードの場合、操作装置210は、携帯端末110が、端末タッチパネル114への操作入力に応じて送信する信号を受信したことや、携帯端末110の再生操作に伴って送信される音声データを受信したこと、後述する携帯端末110に発呼させることを指示する操作に伴って送信される、通話相手から送信される音声データ受信したこと等で、携帯端末110で所定の操作が行われたと判断する。
上述のような操作を契機として、自動的に操作主体を切り換えるようにすれば、操作主体制御部268は、操作主体を戻す(切り換える)ことが好ましい操作に関してのみ自動的な切り換えを実行し、例えば、アルバムのリストページの切換操作や、アルバムの選択操作や、選曲操作等のさらなる操作入力が必要な操作であるにも拘わらず操作主体を自動的に戻すことがないため、より好ましい。
また、操作主体制御部268は、ユーザによる操作入力に応じた操作主体の切り換え後、第1所定時間(例えば30秒)、ユーザによる操作入力に応じた操作主体の切り換え後に操作主体となっている方に対して何らかの操作が実行されなかった場合、操作主体を切り換え前のものに戻してもよい。
第1所定時間操作入力がない場合に、操作主体の切り換えが不要になったとみなし、切り換え前の操作主体に戻すことで、操作部250を通じて操作主体を切り換えたものの、やはり操作主体への切り換えが不要になった場合等であっても操作主体の再度の切り換え(操作主体を切り換え前のものに戻す)といった操作を行う必要がなくなる。
さらに、本実施形態において、操作主体制御部268は、所定の操作が実行されたとしても第2所定時間(例えば10秒)は、操作主体を切り換え前のものに戻さず、ユーザによる操作入力を受け付けるように構成してもよい。
かかる構成により、ユーザが誤った操作入力をしてしまった場合でも、操作主体が直ちに切り換え前のものに戻ることがないため、ユーザは続けて同じ操作主体で操作入力を行うことができ、例えば、訂正の操作入力や新たな操作入力が可能となる。
以上説明したように、本実施形態にかかる操作装置210によれば、ユーザによる操作入力に応じて操作主体が切り換えられたとしても、所定の操作が実行されると、操作主体制御部268が操作主体を切り換え前のものに自動的に戻すので、ユーザが自ら操作モードを切り換える回数を少なくすることができる。
なお、ここでは、携帯端末110に含まれる音楽コンテンツを再生する場合を例に挙げて説明したので、操作主体制御部268による操作モードの切り換えの契機となる所定の操作は、音楽コンテンツの再生操作としたが、携帯端末110に含まれる映像データを再生する場合、操作主体制御部268による操作モードの切り換えの契機となる所定の操作を、映像コンテンツの再生操作等とすることもできる。
また、携帯端末110が有する電話機能を、操作装置210を通じてハンドフリー電話として利用することもできる。この場合、操作主体制御部268が切り換え前の操作主体に自動的に戻す契機となる所定の操作は、携帯端末110に発呼させることを指示する操作とすることもできる。例えば、ユーザが、携帯端末110が有する電話機能を実行する場合、電話帳をリスト化した画像表示させたり、リストから任意の人物の電話番号を選択したりする操作を実行しても、操作主体制御部268は、その操作を所定の操作と認識しないで操作主体を切り換え前のものに戻さない。一方、ユーザが、携帯端末110に、任意の電話機の電話番号へ発呼(電話を通じて相手方を呼び出すこと)させることを指示する操作を行うと、操作主体制御部268は、その操作(発呼)を所定の操作とみなして操作主体の切り換えを行う。この場合、発呼後のユーザが発する音声は音声入力部254が音声信号に変換して、かかる音声データは、データ通信部252を通じて携帯端末110に送信される。また、通話相手から送信される音声データは、携帯端末110から操作装置210へ送信され、音声データを受信した操作装置210は、音声出力部258を通じて音声データに基づく音声を出力する。
なお、ここではデフォルトの操作モードは予め設定されており、例えば、操作装置210の電源がオフになった場合は、操作モードがリセットされ、次回、電源がオンなるとまたデフォルトの操作モードが設定される。操作装置210のデフォルトの操作モードは、ユーザによる操作部250への操作入力に応じて、設定されてもよい。なお、デフォルトの操作モードの設定は、操作装置210の出荷時や、ユーザが操作装置210を搭載する車両に乗車する際等に行われるものであり、頻繁に行われないことを想定している。
また、コンピュータによって、操作装置210として機能するプログラムや当該プログラムを記録した記録媒体も提供される。
(操作方法)
また、上述した操作装置210を用いた操作方法も提供される。図4は、第1の実施形態にかかる操作方法の処理の流れを説明するためのシーケンス図であり、図5、図6は、表示制御部264と操作主体制御部268の処理を説明するための説明図である。ここでは、操作装置210の現在の操作モード(デフォルトの操作モード)が直接操作モードであり、ユーザによる操作部250への操作入力に応じて、操作主体制御部268が携帯端末110を操作する操作主体を操作装置210(すなわち間接操作モード)に切り換える場合を例に挙げて説明する。
図4に示すように、デフォルトの操作モードが直接操作モードであり、携帯端末110の端末表示部112が、図5(a)に示すようなGUI用の画像120を表示している場合に、ユーザによる操作部250を構成する所定のキー250bへの操作入力に応じて、操作主体制御部268が、操作モードを、直接操作モードから間接操作モードに切り換えると(S300)、操作主体制御部268は、携帯端末110を操作する操作主体を操作装置210に切り換えた旨を示す切換信号(以下、単に間接操作モードを示す切換信号と称する)を送信する(S302)。これにより、携帯端末110の端末タッチパネル114への操作入力が制限され、その代りに操作装置210を通じた操作入力が有効となる。
切換信号送信ステップS302で操作装置210から送信された、間接操作モードを示す切換信号を受信すると(S304)、携帯端末110は、GUI用の画像120に含まれるアイコン122(図5(a)中122a〜122eで示す)の内容をそれぞれ示す1または複数の操作内容データ(以下、単にライブラリ操作内容データと略す)を、操作装置210に送信する(S306)。
続いて、操作装置210は、携帯端末110から送信された1または複数のライブラリ操作内容データを受信し(S308)、表示制御部264は、1または複数のライブラリ操作内容データを再構築(加工)してリスト化し(S310)、1または複数のライブラリ操作内容データをそれぞれ示す1または複数のアイコンを含んで構成されるGUI用の画像280を装置表示部256に表示させる(S312)。装置表示部256は、図5(b)に示すように、1または複数のアイコン282(図5(b)中、282a〜282eで示す)を含んで構成されるGUI用の画像280を表示する。
ここで、図5(b)に示すように、ユーザによるタッチパネル250aへの操作入力に基づいて、GUI用の画像280に含まれるアイコン282aが選択されると(S314)、端末制御部262は、アイコン282aが選択された旨、すなわちアイコン「アルバム」が選択された旨を示す制御信号(以下、単にアルバム選択制御信号と略す)を、データ通信部252を通じて携帯端末110に送信する(S316)。
制御信号送信ステップS316で操作装置210から送信された、アルバム選択制御信号を受信すると(S318)、携帯端末110は、アイコン「アルバム」を選択する操作を実行し(S320)、アイコン「アルバム」を選択したことによって展開されるアイコンの内容をそれぞれ示す1または複数の操作内容データ(以下、タイトル操作内容データと略す)を操作装置210に送信する(S322)。
続いて、操作装置210は、携帯端末110から送信された1または複数のタイトル操作内容データを受信し(S324)、表示制御部264は、1または複数のタイトル操作内容データを再構築してリスト化し(S326)、1または複数のタイトル操作内容データをそれぞれ示す1または複数のアイコンを含んで構成されるGUI用の画像284を装置表示部256に表示させる(S328)。装置表示部256は、図6(a)に示すように、1または複数のアイコン286(図6(a)中、286a〜286gで示す)を含んで構成されるGUI用の画像284を表示する。
ここで、ユーザによるタッチパネル250aへの操作入力に基づいて、GUI用の画像284に含まれるアイコン286bが選択されると(S330)、端末制御部262は、アイコン286bが選択された旨、すなわちアルバムのタイトル(名称)を示すアイコン「BBB」が選択された旨を示す制御信号(以下、単にタイトル選択制御信号と略す)を、データ通信部252を通じて携帯端末110に送信する(S332)。
携帯端末110は、タイトル選択制御信号を受信し(S334)、アルバムのタイトルを示すアイコン「BBB」を選択する操作を実行し(S336)、アルバムのタイトルを示すアイコン「BBB」を選択したことによって展開されるアイコンの内容をそれぞれ示す1または複数の操作内容データ(以下、単にコンテンツ操作内容データと略す)を操作装置210に送信する(S338)。
続いて、操作装置210は、1または複数のコンテンツ操作内容データを受信し(S340)、表示制御部264は、1または複数のコンテンツ操作内容データを再構築して(S342)、1または複数のコンテンツ操作内容データをそれぞれ示す1または複数のアイコンを含んで構成されるGUI用の画像288を装置表示部256に表示させる(S344)。装置表示部256は、図6(b)に示すように、1または複数のアイコン290(図6(b)中、290a〜290lで示す)を含んで構成されるGUI用の画像288を表示する。
ここで、ユーザによる操作装置210のタッチパネル250aへの操作入力に基づいて、GUI用の画像288に含まれる再生を示すアイコン290hが選択されると(S346)、端末制御部262は、アイコン290hが選択された旨を示す制御信号(以下、単にコンテンツ再生制御信号と略す)を、データ通信部252を通じて携帯端末110に送信する(S348)。
このとき、操作主体制御部268は、所定の操作(ここでは、コンテンツの再生操作S346)が実行されたのを契機に、切換ステップS302においてユーザによる操作入力に応じて操作モードが切り換えられる前の操作主体(ここでは、携帯端末110)に戻した(切り換えた)旨を示す切換信号を、データ通信部252を通じて携帯端末110に送信する(S350)。これにより、操作装置210を通じた操作入力が制限され、その代わりに携帯端末110の端末タッチパネル114への操作入力が有効となる。
コンテンツ再生制御信号を受信した携帯端末110(S352)は、アルバム「BBB」の再生を開始し(S354)、再生した音楽コンテンツの音声信号を、端末通信部116を通じて操作装置210に送信する(S356)。そして操作装置210は、音楽コンテンツの音声信号を受信して(S358)、音声制御部266は、操作装置210の音声出力部258または操作装置210に接続されたスピーカを通じて、受信した音楽コンテンツの音声信号に基づく音声を出力する(S360)。
次に操作主体の切り換えに着目して本実施形態の操作方法について説明する。図7は、操作主体の切り換えに着目した操作方法の処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、操作モードの切り換えを所望したユーザによる操作部250を構成する所定のキー250bへの操作入力があると(S400)、操作主体制御部268は、デフォルトで設定されている操作モードとは異なる操作モードに切り換える(S402)。このとき、操作主体制御部268は、タイムアウトの時間に相当する第1所定時間を計時する第1タイマおよび再度の操作入力を受け付ける時間である第2所定時間を計時する第2タイマをリセットする。そして、操作主体制御部268は、第1タイマで第1所定時間(例えば、30秒)の計時を開始する(S404)。
続いて、操作主体制御部268は、ユーザによる操作部250を通じた操作入力があったか否かを判定し(S406)、操作入力がなかった場合(S406におけるNO)、第1タイマにおいて第1所定時間が経過したか否か、すなわち、操作入力がキャンセルされたか否かを判定する(S408)。第1所定時間が経過していれなければ(S408におけるNO)、操作主体制御部268は、第2タイマにおいて第2所定時間(例えば、10秒)が経過しているか否か、すなわち、操作入力を確定してよいか否かを判定する(S410)。第2所定時間が経過していなければ(S410のNO)、操作入力判定ステップS406に戻る。
操作入力があった場合(SS406におけるYES)、操作主体制御部268は、第1タイマをリセットし(S412)、この操作入力が所定の操作にかかるものであるか否かを判定する(S414)。所定の操作である場合(S414におけるYES)、操作主体制御部268は、第2タイマで第2所定時間の計時を開始し(S416)、操作入力判定ステップS406に戻る。
所定の操作ではない場合(S414におけるNO)、操作主体制御部268は、第2所定時間を計時しているタイマを停止し(S418)、かかる第2タイマをリセットして(S420)、操作入力判定ステップS406に戻る。
第1所定時間経過判定ステップS408において、第1所定時間が経過したと判定された場合(S408におけるYES)または、第2所定時間経過判定ステップS410において、第2所定時間が経過したと判定された場合(S410におけるYES)、操作主体制御部268は、操作モードを切換ステップS402で切り換える前の操作モードに戻す(S422)。
以上説明したように、本実施形態にかかる操作方法は、ユーザによる操作入力に応じて操作主体が切り換えられたとしても、所定の操作が実行されると、操作主体制御部268が自動的に操作主体を切り換え前のものに戻す(切り換える)ので、ユーザが自ら操作モードを切り換える回数を少なくすることができる。
(第2の実施形態:操作装置510)
図8は、第2の実施形態にかかる操作装置510の概略的な機能を示した機能ブロック図である。図8に示すように、操作装置510は、操作部250と、データ通信部252と、音声入力部254と、装置表示部256と、音声出力部258と、検出センサ520と、中央制御部560とを含んで構成される。中央制御部560には、中央処理装置(CPU)や信号処理装置(DSP)、プログラム等が格納されたROMやメモリ、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路を用いることができ、中央制御部560は、操作装置510全体を管理および制御する。また、本実施形態において、中央制御部560は、端末制御部262、表示制御部264、音声制御部266、操作主体制御部568としても機能する。
第1の実施形態における構成要素として既に述べた操作部250、データ通信部252、音声入力部254、装置表示部256、音声出力部258、端末制御部262、表示制御部264、音声制御部266は、実質的に機能が等しいので重複説明を省略し、ここでは、構成が相違する検出センサ520および操作主体制御部568を主に説明する。また、本実施形態においても、携帯端末110に含まれる音楽コンテンツを再生する場合を例に挙げて説明する。
本実施形態において、操作装置510は、例えば、オーディオシステムやカーナビゲーションシステム等の機能も有する車載装置であり、操作装置510に設けられた操作部を通じたユーザの操作入力を受けて、操作装置510に設けられたオーディオ再生機能やカーナビゲーション機能等様々な機能を実行することができる。また、操作装置510は、制御線を介して、上述した別体の携帯端末110と接続されることで、ユーザの操作入力を受けて、携帯端末110を操作することもできる。操作装置510は、搭乗者がいる確率が高い運転席や助手席等に近い位置に設置されるため、運転席や助手席にいるユーザが操作装置510を操作することができ、一方、携帯端末110は、自由に移動させることができるので、リアシート等にいるユーザも携帯端末110を操作することが可能である。
検出センサ520は、操作装置510が搭載された車両の車軸の回転数に基づいて、操作装置510が搭載された車両の走行状態を検出する。また、検出センサ520は、操作装置510自体に設けられた加速度センサまたはGPSに基づいて、走行状態を検出してもよいし、精度を上げるために加速度センサおよびGPSを併用して走行状態を検出してもよい。
かかる構成により、車両の走行状態を検出するためのセンサを操作装置510に別途設けずとも、操作装置510に既に備わっている機能である加速度センサやGPSを有効利用することができる。
なお、ここでは、検出センサ520が操作装置510に設けられている構成について説明したが、外部の機器、例えば携帯端末110に設けられた加速度センサやGPS、車両に既に備わっている速度計を検出センサとして利用することもできる。この場合、後述する操作主体制御部568は、外部の機器に設けられた検出センサから、操作装置510が搭載された車両の走行状態を示す走行状態情報を取得する。
操作主体制御部568は、検出センサ520から、操作装置510が搭載された車両の走行状態を示す走行状態情報を取得する。そして、操作主体制御部568は、操作主体が操作装置510となっているとき、すなわち間接操作モードであるとき、取得した走行状態情報が示す車両の走行状態が所定速度(例えば10km/h)未満になると、操作主体を操作装置510から携帯端末110に、すなわち直接操作モードに切り換える。また操作主体制御部568は、取得した走行状態情報が示す車両の走行状態が所定速度以上になると、操作主体を携帯端末110から操作装置510(間接操作モード)に切り換える。
操作装置510は、携帯端末110よりも運転席の近くに設置されるため、ユーザは、操作装置510に手が届きやすい。また、携帯端末110の端末表示部112よりも装置表示部256の方が大きいため、ユーザは、装置表示部256の方が視認しやすい。さらに、携帯端末110と比較して操作装置510の方が、操作が簡単であるため、車両の走行中は、ユーザに操作装置510を通じて携帯端末110を動作させた方が、ユーザの使い勝手がよい。
しかし、車両の走行状態が所定速度未満、例えば停車状態になった場合には、操作装置510を介すよりも、ユーザが操作慣れしており、細かい操作が可能な携帯端末110自体に専用に設けられた端末タッチパネル114等の操作部を通じて直接操作した方がユーザにとって利便性は高い。
そこで、操作主体制御部568が、車両の走行状態が所定速度未満になると、自動的に操作主体を携帯端末110(直接操作モード)に切り換え、車両の走行状態が所定速度以上になると、自動的に操作主体を操作装置510(間接操作モード)に切り換えるので、ユーザが自ら操作モードを切り換える回数を少なくすることができ、操作装置210の操作モードの切り換えに関する操作性を向上することが可能となる。
なお、本実施形態において操作主体制御部568は、車両の走行状態が所定速度未満となったとき直接操作モードに切り換えるが、車両の走行状態が所定速度以上となってもすぐに間接操作モードに切り換えず、所定速度よりも大きい第1閾値となったとき、はじめて間接操作モードに切り換える、所謂ヒステリシス特性を有していてもよい。
かかるヒステリシス特性により、操作主体制御部568は、車両の走行状態が所定速度付近で発振した場合においても不要な操作モードの切り換え(チャタリング)を回避することができ、安定した操作モードの切換制御を行うことが可能となる。
また、車両の走行状態が所定速度未満となり、操作主体が携帯端末110となっているとき、携帯端末110に対して所定の操作が実行されると、操作主体制御部568は、操作主体を携帯端末110から操作装置510に戻す。具体的に操作主体制御部568は、所定の操作が実行されると、操作主体を操作装置510に戻したことを示す切換信号を携帯端末110に送信する。
このように、車両の走行状態が所定速度未満となり、切り換えられた操作主体である携帯端末110に対して所定の操作が実行されると、操作主体制御部568が操作主体を操作装置510に自動的に戻すので、ユーザが自ら操作モードを切り換える手間を省くことができ、操作装置510の操作モードの切り換えに関する操作性を向上することが可能となる。
ここで、操作主体制御部568が、操作主体を操作装置510に戻す契機となる所定の操作は、その後の連続した操作入力を要さない、操作主体を切り換えても支障を来さない、携帯端末110の動作を実行する契機となる操作である。この所定の操作は、例えば、携帯端末110の記憶媒体が記憶している複数のコンテンツのうちのいずれか1のコンテンツの再生を開始させることを指示する操作である。
したがって、所定の操作は、再生操作を行うためのユーザによる端末タッチパネル114への操作入力である。なお、この際、操作装置510は、携帯端末110が、端末タッチパネル114への操作入力に応じて送信する信号を受信したことや、携帯端末110の再生操作に伴って送信される音声データを受信したこと等で、携帯端末110で所定の操作が行われたと判断する。
上述のような操作を契機として、自動的に操作主体を切り換えるようにすれば、操作主体制御部568は、操作主体を切り換える(戻す)ことが好ましい操作に関してのみ自動的な切り換えを実行し、例えば、アルバムのリストページの切換操作や、アルバムの選択操作や、選曲操作等のさらなる操作入力が必要な操作であるにも拘わらず操作主体を自動的に戻すことがないため、より好ましい。
また、操作主体制御部568は、車両の走行状態が所定速度未満となり、操作主体を操作装置510から携帯端末110に切り換えた後、第1所定時間(例えば、30秒)、携帯端末110に対して操作が実行されなかった場合、操作主体を操作装置510に戻してもよい。
第1所定時間操作入力がない場合に、操作主体の携帯端末110への切り換えが不要となったとみなし、切り換え前の操作主体である操作装置510に戻すことで、例えば、渋滞等車両の走行状態が所定速度未満である場合であっても、自動的に操作主体を操作装置510に切り換えるので操作主体の再度の切り換えといった操作を行う必要がなくなる。
さらに、本実施形態において、操作主体制御部568は、所定の操作が実行されたとしても第2所定時間(例えば10秒)は、操作主体を操作装置510に戻さず(切り換えず)、ユーザによる端末タッチパネル114を通じた再度の操作入力を受け付けるように構成してもよい。
かかる構成により、ユーザが誤った操作入力をしてしまった場合でも、操作主体が直ち操作装置510に切り換えられることがないため、ユーザは続けて、同じ操作主体(携帯端末110)で操作入力を行うことができ、例えば、訂正の操作入力や新たな操作入力が可能となる。
以上説明したように、本実施形態にかかる操作装置510によれば、操作主体制御部568が、車両の走行状態が所定速度未満になると、自動的に操作主体を携帯端末110に切り換え、車両の走行状態が所定速度以上になると、自動的に操作主体を操作装置510に切り換えるので、ユーザが自ら操作モードを切り換える回数を少なくすることができる。
また、コンピュータによって、操作装置510として機能するプログラムや当該プログラムを記録した記録媒体も提供される。
(操作方法)
また、上述した操作装置510を用いた操作方法も提供される。図9は、第2の実施形態にかかる操作方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。なお、上述した第1の実施形態における図7の第1所定時間計時ステップS404から第2タイマリセットステップS420については、実質的に機能が等しいので、同一の符号を付して重複説明を省略する。
図9に示すように、操作主体制御部568は、まず、検出センサ520から、車両の走行状態を示す走行状態情報を取得し、取得した走行状態情報が示す車両の走行状態が所定速度未満であるか否かを判定する(S600)。所定速度未満である場合(S600におけるYES)、現在の操作主体が携帯端末110であるか否か、すなわち直接操作モードであるか否かを判定する(S602)。直接操作モードでない場合、すなわち間接操作モードである場合(S602におけるNO)、操作主体制御部568は、操作主体を携帯端末110(直接操作モード)に切り換え(S604)、タイムアウトの時間に相当する第1所定時間を計時する第1タイマおよび再度の操作入力を受け付ける時間である第2所定時間を計時する第2タイマをリセットする(S606)。現在の操作主体が携帯端末110(直接操作モード)である場合(S602におけるYES)は、タイマリセットステップS606の処理を遂行する。
続いて、第1所定時間計時ステップS404、操作入力判定ステップS406の処理を遂行し、操作入力がなかった場合(S406におけるNO)、走行状態が所定速度以上であるか否かを判定する(S608)。所定速度以上でない場合(S608におけるNO)、第1所定時間経過判定ステップS408以降の処理を遂行する。
所定速度以上である場合(S608におけるYES)、操作主体制御部568は、操作主体を操作装置510(間接操作モード)に切り換える(S610)。
以上説明したように、本実施形態にかかる操作方法においても、操作主体制御部568が、車両の走行状態が所定速度未満になると、自動的に操作主体を携帯端末110(直接操作モード)に切り換え、車両の走行状態が所定速度以上になると、自動的に操作主体を操作装置510(間接操作モード)に切り換えるので、ユーザによる操作モードの切り換え回数を少なくすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した第2の実施形態における検出センサ520は、加速度センサ、GPS、速度計で測定した車両の速度に基づいて走行状態を検出しているが、これに限定されず、所定速度未満であるか否か検出できればよく、例えば、車両の振動に基づいて走行状態を検出してもよい。
また、操作装置210、510が車載装置であることは、一例であり、これに限らない。
なお、本明細書の操作方法における各工程は、必ずしもシーケンス図やフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
また、本発明は操作装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを含むものである。これらのプログラムは、記録媒体から読み取られてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して伝送されてコンピュータに取り込まれてもよい。