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JP2012009771A - 防水機器 - Google Patents

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JP2012009771A
JP2012009771A JP2010146535A JP2010146535A JP2012009771A JP 2012009771 A JP2012009771 A JP 2012009771A JP 2010146535 A JP2010146535 A JP 2010146535A JP 2010146535 A JP2010146535 A JP 2010146535A JP 2012009771 A JP2012009771 A JP 2012009771A
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waterproof
recess
seal member
waterproof device
contact surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP2010146535A
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English (en)
Inventor
Yusuke Hayashimi
祐介 林見
Naoki Matsumura
直樹 松村
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Olympus Corp
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Olympus Imaging Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】蓋部材のパッキン部材形状を工夫し長寿命化を実現した防水機器を提供する。
【解決手段】機器本体2の凹部2aと、回動軸3aで機器本体に連結され軸周りに回動し凹部閉位置と同開位置とで開閉移動する蓋部材3と、蓋部材が閉位置にある時凹部周縁を囲う防水シール部材4は、蓋部材の内側面に設けられ内側面から凹部周縁の当接面に向けて突出しかつ凹部周縁各辺を囲う四つの直線状壁部4aと四つの直線状壁部のうち互いに隣接する二つの壁部を結ぶ四つの円弧状壁部4bとを有し矩形環状に形成され蓋部材が開位置から閉位置へと移動し当接面に当接し圧縮変形した時蓋部材の内側面に直角かつ壁部の壁面に直角となる平面の断面において、回転軸から離れた位置の壁部先端が凹部周縁外方に向けて変位するよう形成され防水シール部材の矩形環状の四隅の圧縮変形前の円弧状部半径Rを、円弧状部の引張応力σzがゴム劣化応力σ0未満となるように設定した。
【選択図】図2

Description

この発明は、防水機器、詳しくは機器本体の凹部の開口を覆う蓋部材と機器本体との間の防水構造に関するものである。
従来、小型で携帯可能なカメラ等の電子機器等においては、バッテリ(電池)や記録媒体等の構成部材を機器本体に対して着脱自在とするために、機器本体側に凹部を設け、この凹部の開口を覆う閉位置と、当該凹部の開口を開放する開位置との間で開閉移動する蓋部材を備えて構成されたものがある。
さらに、このような形態の電子機器等においては、機器本体と上記蓋部材との間を防水構造として、蓋部材を閉位置に配置した時に上記凹部内への水の侵入を防止する水密構造を実現することで、当該電子機器等を水辺環境や水中環境等においても使用可能とするように構成したいわゆる防水機器が実用化され広く普及している。
従来の防水機器において、開閉可能な蓋部材と機器本体側の凹部(例えば電池収納室や記録媒体収納部等)との間に構成する防水構造としては、蓋部材の内側面にパッキン部材等を設け、蓋部材が閉位置に配置された時に、該パッキン部材が機器本体側の凹部周縁部の当接面に押圧されて密着状態となるような構造を有するものが、例えば特開平05−021965号公報等によって提案されている。
このような形態の従来の防水機器において、防水構造を実現するために適用されるパッキン部材としては、例えばゴム部材等の伸縮自在な素材が適用される。このような、パッキン部材等に適用されるゴム部材等の素材は、経時劣化することが一般に周知である。
特開平05−021965号公報
ところが、上記特開平05−021965号公報等によって開示される従来の防水機器に適用されるパッキン部材は、単に機器本体と蓋部材等の間の水密性を維持するのに最適な形状となるように設計されるのみであり、従来の防水機器においては、例えばパッキン部材が経時劣化することを考慮して、パッキン部材の形状を設計するようなことは行われていないのが一般である。
ゴム部材等からなるパッキン部材に経時劣化が生じた場合、その防水性能が低下してしまうことは周知である。パッキン部材に生じる経時劣化は、例えば使用時に加わる応力等に起因することがわかっている。したがって、パッキン部材に加わる応力が不均一である場合には、経時劣化の程度が部分的に異なるものになる場合があり、蓋部材が閉位置に配置された時にパッキン部材に加わる応力が全体として劣化応力以下になっていることが望ましい。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、機器本体の凹部の開口を覆う蓋部材と機器本体との間の防水構造であって、凹部の開口を覆う閉位置と、該凹部の開口を開放する開位置との間で回動移動する構造の蓋部材に設けられたパッキン部材の形状を、蓋部材が閉位置に配置された時にパッキン部材に加わる応力を考慮して設定することによって、パッキン部材に加わる過大な応力の発生を抑え、よって防水機器における防水性能の長寿命化を実現することができる防水構造を備えた防水機器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による防水機器は、防水機器本体に設けられた凹部と、上記防水機器本体に対し回動軸により連結され、該回動軸周りに回動することにより上記凹部を覆う閉位置と、上記凹部を開放する開位置との間で開閉移動する蓋部材と、上記蓋部材が閉位置に配置されたときに上記凹部周縁部を囲うためのシール部材であって、上記蓋部材の内側面に設けられ、該内側面から上記凹部周縁部の当接面に向けて突出し、かつ上記凹部周縁部の各辺を囲う四つの直線状壁部とこれら四つの直線状壁部のうち互いに隣り合う二つの直線状壁部を結ぶ四つの円弧状壁部とを有して矩形環状に形成され、上記蓋部材が開位置から閉位置へと移動して上記当接面に当接して圧縮変形したとき、上記蓋部材の内側面に対して直角かつ上記壁部の壁面に対して直角となる平面における断面において、上記壁部のうち上記回転軸から離れた位置に配置される上記壁部の先端が上記凹部周縁の外方に向かって変形するように形成される防水シール部材とを具備し、上記防水シール部材において、矩形環状の四隅における圧縮変形前の状態の円弧状部の半径Rを、該円弧状部における引張応力σzがゴム劣化応力σ0未満となるように、即ち、
σz=E(R′−R)/R<σ0
(E=ゴムのヤング率,R′=円弧状部の変形後の状態の半径)
が成立するように設定したことを特徴とする。
本発明によれば、機器本体の凹部の開口を覆う蓋部材と機器本体との間の防水構造であって、凹部の開口を覆う閉位置と、該凹部の開口を開放する開位置との間で回動移動する構造の蓋部材に設けられたパッキン部材の形状を、蓋部材が閉位置に配置された時にパッキン部材に加わる応力を考慮して設定することによって、パッキン部材に加わる過大な応力の発生を抑え、よって防水機器における防水性能の長寿命化を実現することができる防水構造を備えた防水機器を提供することができる。
本発明の一実施形態の防水機器の一部(蓋部材近傍)を拡大して示す要部拡大斜視図 図1の防水機器における蓋部材のみを取り出して、該蓋部材の内側面を示す平面図 図2の蓋部材における[III]−[III]線に沿う断面を概略的に示す断面図 図2の蓋部材の防水シール部材の一部([IV]部)を切り出して、防水シール部材に加わる応力分布を模式的に示す要部拡大図 図1の防水機器における蓋部材の一変形例を概念的に示す概念図 図1の防水機器における蓋部材の別の変形例を概念的に示す概念図
図1は、本発明の一実施形態の防水機器の一部であって、機器本体に形成される凹部及び蓋部材が配設される近傍部位を拡大して示す要部拡大斜視図である。図2は、図1の防水機器における蓋部材のみを取り出して、該蓋部材の内側面を示す平面図である。この図2においては特に蓋部材に設けられるパッキン部材の平面形状を主に示している。図3は、図2の蓋部材における[III]−[III]線に沿う断面を概略的に示す断面図である。図4は、図2の蓋部材の防水シール部材の一部([IV]部)を取り出して、該防水シール部材に加わる応力分布を模式的に示す要部拡大図である。
なお、以下の説明に用いる各図面においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各構成要素毎に縮尺を異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、これらの図面に記載された構成要素の数量,構成要素の形状,構成要素の大きさの比率及び各構成要素の相対的な位置関係は、図示の形態のみに限定されるものではない。
本発明の一実施形態は、防水機器としてのカメラに本発明を適用した例を示すものである。また、図1〜図4においては、本実施形態のカメラの要部のみを図示している。
本実施形態のカメラ1は、機器本体2の一部に凹部2aを有している。この凹部2aは、例えばバッテリ(電池),記録媒体等を収納する電池収納室,記録媒体収納室等に相当するものである。したがって、この凹部2aには、バッテリ(電池),記録媒体等を出し入れするための略矩形状の開口が形成されている。
上記凹部2aの開口は、蓋部材3によって開閉自在となっている。蓋部材3は、平面が例えば矩形形状に形成されており、その一端に回動軸である軸部3aを備えて構成される。該軸部3aは、機器本体2の固定部に対して軸支されることで、該蓋部材3と機器本体2の固定部とを連結している。そして、蓋部材3は、軸部3aを回動中心点(図2の符号O参照)として、即ち回動軸(軸部3a)周りに図1の矢印RX方向に回動自在となっている。このような構成によって、蓋部材3は、上記凹部2aを覆う閉位置と、上記凹部2aを開放する開位置との間で回動移動して、凹部2aの開口を開閉するように構成されている。なお、図1に示す状態は、蓋部材3が凹部2aの開口を開放とする開位置にある状態を示している。
また、蓋部材3の内側面には、蓋部材3が閉位置に配置されたときに凹部2aの周縁部を囲って水密構造を実現するための防水シール部材4が配設されている。ここで、蓋部材3の内側面とは、蓋部材3を閉位置に配置したときに凹部2aに対向する面をいうものとする。
防水シール部材4は、蓋部材3の内側面から凹部2aの周縁部の当接面2bに向けて突出するように形成される壁状部を有して形成されるパッキン部材である。
より詳述すると、防水シール部材4の壁状部は、図2に示すように凹部2aの周縁部の四つの辺(直線部分)に対向する四つの直線状壁部4aと、これら四つの直線状壁部4aのうち互いに隣り合う二つの直線状壁部4aを円弧状に結ぶ四つの円弧状壁部4bとを有し、全体が矩形環状となるように形成されている。
なお、この防水シール部材4としては、伸縮自在な素材、例えばゴム部材等が適用される。
したがって、蓋部材3が開位置から閉位置へと移動したとき、防水シール部材4が当接面2bに当接し、この状態から蓋部材3が当接面2bに向けて押圧されると、防水シール部材4は圧縮されることになる。これにより、防水シール部材4は圧縮変形して、蓋部材3と機器本体2の当接面2bとの間を水密状態とするようになっている。
また、この状態において、蓋部材3の内側面に対して直角な平面であって、かつ上記直線状壁部4aの壁面に対して直角となる平面における断面において、上記直線状壁部4aのうち軸部3aから離れた位置(蓋部材3の先端側)に配置される防水シール部材4の直線状壁部4aの突端部分は、凹部2aの周縁から当該防水シール部材4の矩形環状における外方に向かって変位するようになっている。また、軸部3aに近い直線状壁部4aの突端部分は凹部2aに向かって変位することになる。
さらに、防水シール部材4は、圧縮変形前の状態において、その矩形環状の四隅に形成される円弧状壁部4bの円弧半径=Rとし、該円弧状壁部4bにおける引張応力=σzとし、E=ゴムのヤング率、円弧状壁部4bの圧縮変形後の状態の円弧半径R′としたとき、引張応力σzがゴム劣化応力σ0未満となるように、即ち
σz=E(R′−R)/R<σ0
上式が成立するように設定されている。
また、本実施形態においては、回動軸である軸部3aと機器本体2側の当接面2b(防水シール部材4が当接する面)との位置関係は、図3に示すようになっているものとする。即ち、軸部3aと当接面2bとは平行に設けられている。これと同時に、軸部3aは、当接面2bに対して機器本体2の外方側に配置されているものとする。言い換えると、軸部3aは、当接面2bに対して必要所定距離をとって離間した上方の位置にある。
このような形態のカメラ1において、防水シール部材4は、四つの円弧状壁部4bのうち、蓋部材3の回動軸となる軸部3aに近い側(基端側)の隅部の二つの円弧状壁部4bの円弧半径RAとし、軸部3aから遠い側(先端側)の隅部の二つの円弧状壁部4bの円弧半径RBとすると(図2参照)、RAはRBより小さくなるように(RBはRAより大きくなるように)、即ち、
RA<RB
が成立するように設定されている。
このように構成される本実施形態のカメラ1において、蓋部材3を開位置から閉位置へと回動移動させる際の作用を以下に説明する。
蓋部材3が、例えば図1に示すような開位置にある時、蓋部材3を同図1の矢印RXに沿う方向であって、蓋部材3の内側面が機器本体2の凹部2aに当接する方向へと回動させる。すると、まず、蓋部材3の内側面に設けられる防水シール部材4のうち軸部3aに近い側(基端側)の二つの円弧状壁部4bと、これらを結ぶ直線状壁部4aと、の各先端が機器本体2の当接面2bに当接する。この状態から、さらに蓋部材3を当接面2bの側に向けて押圧すると、防水シール部材4のうち先に当接面2bに当接した部位は圧縮変形しながら、かつ蓋部材3の長辺方向の二辺の直線状壁部4aも徐々に圧縮変形されつつ当接面2bに当接する。そして、最終的に、防水シール部材4のうち軸部3aに最も遠い側(先端側)の二つの円弧状壁部4bと、これらを結ぶ直線状壁部4aと、の各先端が機器本体2の当接面2bに圧縮変形した状態で当接する。この状態において、蓋部材3の該表面は、機器本体2の該表面と略面一状態になる。そして、蓋部材3は、所定のロック機構(図示せず)により、機器本体2に対して閉位置を維持した固定状態となる。このときの蓋部材3の配置位置を閉位置というものとし、この状態となったときの蓋部材3の状態を閉状態にあるというものとする。
蓋部材3が閉位置に配置されたとき、防水シール部材4は、その矩形環状の全体が凹部2aの開口を囲む位置に配置され、当接面2bに向けて押圧されて、圧縮変形した状態となっている。
図4は、防水シール部材4のうちの一部、即ち図2の符号[IV]で示す部位を取り出して模式的に示す要部拡大図である。
図4において、実線で示す線は防水シール部材4の圧縮変形前の状態を示しており、符号Rは、圧縮変形前の状態における円弧状壁部4bの円弧半径を示している。また、図4において、二点鎖線で示す線は防水シール部材4の圧縮変形後の状態を示し、符号R′は、円弧状壁部4bの圧縮変形後の状態の円弧半径を示している。
ここで、蓋部材3が開位置にあって防水シール部材4に負荷がかかっていない状態(自然状態にある時)における円弧状壁部4bの半径=Rとし、蓋部材3が閉位置にあって防水シール部材4が圧縮変形している状態における円弧状壁部4bの半径=R′とする。
この場合において、防水シール部材4の圧縮変形前後の様子を図4の模式図で考察する。蓋部材3が閉位置となったとき、防水シール部材4の直線状壁部4aは、図4に示すように矢印X2方向、即ち各壁面に対して直交する方向へ変形する。また、蓋部材3が閉位置となったとき、防水シール部材4の円弧状壁部4bに対しては、同様に図4に示す矢印X2方向、即ち円弧状壁部4bの壁面に対して直交する方向(径方向)に変形する。これと同時に、円弧状壁部4bは、直線状壁部4aが圧縮変形するのに伴って、円弧状壁部4bの壁面に沿う周方向へと引っ張られることによって、歪みεzが生じる。これにより、円弧状壁部4bには、矢印S方向への引張応力σzも発生する。
一方、図3において、
軸部3aの回動中心点を符号Oで、
防水シール部材4の先端と当接面2bとの当接点のうち軸部3aに近い側(基端側)の当接点を符号T1で、
防水シール部材4の先端と当接面2bとの当接点のうち軸部3aに遠い側(先端側)の当接点を符号T2で、
上記回動中心点Oと上記当接点T1とを結ぶ直線と当接面2bとのなす角を符号θ1で、
上記回動中心点Oと上記当接点T2とを結ぶ直線と当接面2bとのなす角を符号θ2で、
蓋部材3を閉位置にしたとき当接面2bから受ける反力のうち当接点T1における反力を符号Fで、
蓋部材3を閉位置にしたとき当接面2bから受ける反力のうち当接点T2における反力を符号F′で、
それぞれ示すものとする。
この場合において、蓋部材3を閉位置にしたとき、当接点T1における垂直抗力である反力Fにより生じる水平方向の力はNF(N:摩擦係数)であり、当接点T2における垂直抗力である反力F′により生じる水平方向の力はNF′である。そして、何れの合力も共に、図3に示す矢印X1方向、即ち蓋部材3の軸部3aから外側に向けて働くことになる。即ち、F′とNF′との合力Ft′とが軸部3aに離れた(遠い)直線状壁部4aに対して曲げモーメントを与え、他方の軸部3aに近い直線状壁部4aの変形と比較して曲げ変形が大きい。そして、軸部3aに近い直線状壁部4aに加わるFとNFの合力Ftは、曲げモーメント成分が比較的少なく、圧縮力成分が多い力となり、前者と比較して変形は少ない。このことから、軸部3aを回動中心として回動する蓋部材3に設けられる防水シール部材4は、軸部3aから遠い側(先端側)で当接面2bに当接する部位の方が、外側に向けて変形しやすい(図3参照)。
そして、直線状壁部4aが外側に向けて変形するほど、円弧状壁部4bは周方向へと引っ張られることになるので(即ち、歪εzが大となるので)、引張応力σzも大きくなる。このことから、蓋部材3を閉位置にしたとき、防水シール部材4においては、外側に変形しやすい先端側の円弧状壁部4bの引張応力σzの方が、軸部3a寄り(基端側)の円弧状壁部4bの引張応力σzよりも大きくなることがわかる。
他方、円弧状壁部4bの円弧半径が大きいほど、引張応力σzは小さくすることができることは周知である。
σz=Eεz
=E(2πR′/4−2πR/4)/2πR/4
=E(R′−R)/R
以上のことから、本実施形態における防水シール部材4は、矩形環状における四隅の円弧状壁部4bのうち、軸部3a寄りの円弧状壁部4bの円弧半径=RAとし、先端側の円弧状壁部4bの円弧半径=RBとすると、両者の関係は
RA<RB
となるように設定している。
以上説明したように上記一実施形態によれば、蓋部材3が機器本体2の凹部2aを覆う閉位置に配置された時、防水シール部材4が凹部2aの周縁部の当接面2bに当接して圧縮変形することにより防水構造を実現したカメラ1において、防水シール部材4は、矩形環状の四隅に形成され圧縮変形前の状態の円弧状壁部4bの半径Rを、該円弧状壁部4bにおける引張応力σzがゴム劣化応力σ0未満となるように、即ち、
σz=E(R′−R)/R<σ0
(E=ゴムのヤング率,R′=円弧状部の変形後の状態の半径)
が成立するように設定したので、直線状壁部4aに対する円弧状壁部4bの劣化の促進を抑止することができる。
また、矩形環状の防水シール部材4における四隅の円弧状壁部4bのうち、軸部3a寄りの円弧状壁部4bの円弧半径=RAよりも、先端側の円弧状壁部4bの円弧半径=RBの方が大となる(RA<RB)となるように設定したので、防水シールを全体的に劣化応力以下に設定することが可能となり、防水シール部材4の各四隅に加わる応力を均等となるようにすることもできる。したがって、防水シール部材4が部分的に劣化するのを抑制することができる。これによって、カメラ1における防水性能の長寿命化を実現することができる。
なお、上記一実施形態においては、回動軸である軸部3aと蓋部材3が当接する当接面2bとの位置関係は、図3に示すように、軸部3aと当接面2bとは平行となるように配置され、かつ軸部3aは当接面2bに対して機器本体2の外面寄りに配置されている場合の例を示している。
しかしながら、カメラ1における蓋部材3の軸部3aと当接面2bとの配置は、この例に限られることはなく、異なる配置となることも考えられる。
例えば、図5に示す例は、防水機器における蓋部材と当接面との配置における上記一実施形態とは異なる一変形例を概念的に示している。
図5に示す例では、回動軸としての軸部3aが当接面2bと平行に設けられていることは、上述の一実施形態と同じである。しかしながら、本例では軸部3aが当接面2bと同一平面上に配置されている。
この場合においては、蓋部材3を閉位置にしたとき、当接点T1における垂直抗力である反力=F、当接点T2における垂直抗力である反力=F′となり、何れも当接面2bに対して直交する方向に働く。このことから、防水シール部材4は、上記説明の実施形態に比較して略均等な応力が加わって、部位による変形の違いは少ないと考えられる。
したがって、この例の構成では、防水シール部材4の四隅の隅部において軸部3aに近い側の隅部の二つの円弧状壁部4bの円弧半径をRAとし、軸部3aから遠い側の隅部の二つの円弧状壁部4bの圧縮変形前の円弧半径をRBとすると、円弧半径RAと円弧半径RBとは等しくなるように、即ち
RB=RA
が成立するように設定すればよい。
一方、図6に示す例は、防水機器における蓋部材と当接面との配置における上記一実施形態及び上記一変形例とは異なる別の変形例を概念的に示している。
図6に示す例では、回動軸としての軸部3aが当接面2bと平行に設けられていることは、上述の一実施形態と同じである。しかしながら、本例では軸部3aが当接面2bよりも機器本体2の内側部位に配置されている。言い換えると、軸部3aは、当接面2bに対して必要所定距離をとって潜った下方の位置にある。
この場合においては、蓋部材3を閉位置にしたとき、当接点T1における垂直抗力である反力Fにより生じる水平方向の力はNFであり、当接点T2における垂直抗力である反力F′により生じる水平方向の力はNF′であるのは、上述の一実施形態と同じである。しかし、本例では、何れの合力も共に、図6に示す矢印X3方向、即ち蓋部材3の軸部3aの側に向けて働くことになる。即ち、FとNFとの合力が軸部3aに近い直線状壁部4aに対して曲げモーメントを与え、他方の軸部3aから離れた直線状壁部4aの変形と比較して曲げ変形が大きい。そして、軸部3aから離れた直線状壁部4aに加わるF′とNF′との合力は、曲げモーメント成分が比較的少なく、圧縮力成分が多い力となり、前者と比較して変形は少ない。この変形は、上述の通り、軸部3aの配置に依存して、軸部3aに近い側の直線状壁部4aの変形が大きくなったり、軸部3aから遠い側の直線状壁部4aの変形が大きくなったりする。つまり、軸部3aの配置に依存して上記合力のベクトル方向が決定され、このベクトルの圧力が直線状壁部4aにかかることになる。即ち、軸部3aの中心位置が、該中心と当接点T1,T2とを結ぶ線分と当接面2bとが成す角度θ(θ1,θ2)を決定し、当接点T1,T2に与えられる力の向きが決定されることになる。このことから、軸部3aを回動中心として回動する蓋部材3に設けられる防水シール部材4は、軸部3aから近い側(基端側)で当接面2bに当接する部位の方が、外側に向けて変形しやすい。
したがって、この例の構成では、防水シール部材4の四隅の隅部において軸部3aに近い側の隅部の二つの円弧状壁部4bの円弧半径をRAとし、軸部3aから遠い側の隅部の二つの円弧状壁部4bの圧縮変形前の円弧半径をRBとすると、円弧半径RAは円弧半径RBより大きくなるように、即ち
RB<RA
が成立するように設定すればよい。
以上説明をしてきた本発明の構成によれば、防水シール部材に発生する応力を適宜、安全な値とし、防水シール部材内に発生する応力の均一化をも図ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明は、上述の一実施形態で示した防水機器としてのカメラに限られることはなく、他の形態の防水機器、例えば携帯電話,録音機器,電子手帳,パーソナルコンピュータ,ゲーム機器,テレビ,時計,GPS(Global Positioning System)を利用したナビゲーション機器等、各種の防水機器に適用することができる。
1……カメラ
2……機器本体
2a……凹部
2b……当接面
3……蓋部材
3a……軸部
4……防水シール部材
4a……直線状壁部
4b……円弧状壁部

Claims (5)

  1. 防水機器において、
    防水機器本体に設けられた凹部と、
    上記防水機器本体に対し回動軸により連結され、該回動軸周りに回動することにより上記凹部を覆う閉位置と、上記凹部を開放する開位置との間で開閉移動する蓋部材と、
    上記蓋部材が閉位置に配置されたときに上記凹部周縁部を囲うためのシール部材であって、上記蓋部材の内側面に設けられ、該内側面から上記凹部周縁部の当接面に向けて突出し、かつ上記凹部周縁部の各辺を囲う四つの直線状壁部とこれら四つの直線状壁部のうち互いに隣り合う二つの直線状壁部を結ぶ四つの円弧状壁部とを有して矩形環状に形成され、上記蓋部材が開位置から閉位置へと移動して上記当接面に当接して圧縮変形したとき、上記蓋部材の内側面に対して直角かつ上記壁部の壁面に対して直角となる平面における断面において、上記壁部のうち上記回転軸から離れた位置に配置される上記壁部の先端が上記凹部周縁の外方に向かって変形するように形成される防水シール部材と、
    を具備し、
    上記防水シール部材において、矩形環状の四隅における圧縮変形前の状態の円弧状部の半径Rを、該円弧状部における引張応力σzがゴム劣化応力σ0未満となるように、即ち、
    σz=E(R′−R)/R<σ0
    (E=ゴムのヤング率,R′=円弧状部の変形後の状態の半径)
    が成立するように設定したことを特徴とする防水機器。
  2. 上記回動軸が上記当接面と平行に設けられ、上記回動軸が上記当接面より上記防水機器本体外方に配置されているとき、上記防水シール部材の上記回動軸に一番近い隅部における圧縮変形前の円弧半径をRAとし、上記回転軸から遠い隅部における圧縮変形前の円弧半径をRBとすると、該RAは上記RBより小さくなるように、即ち、
    RB>RA
    が成立するように設定したことを特徴とする請求項1に記載の防水機器。
  3. 上記回動軸が上記当接面と平行に設けられ、上記回動軸が上記当接面より上記防水機器本体外方に配置されているとき、上記防水シール部材の上記回動軸に一番近い隅部における圧縮変形前の円弧半径をRAとし、上記回転軸から遠い隅部における圧縮変形前の円弧半径をRBとすると、上記RBは上記RAより大きくなるように、即ち、
    RB>RA
    が成立するように設定したことを特徴とする請求項1に記載の防水機器。
  4. 上記回動軸が上記当接面と平行に設けられ、上記回動軸が上記当接面より上記防水機器本体内方に配置されているとき、上記防水シール部材の上記回動軸に一番近い隅部における圧縮変形前の円弧半径をRAとし、上記回転軸から遠い隅部における圧縮変形前の円弧半径をRBとすると、該RAは上記RBより大きくなるように、即ち、
    RB<RA
    が成立するように設定したことを特徴とする請求項1に記載の防水機器。
  5. 上記凹部は、上記防水機器の電池収納室又は記録媒体収納室であることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の防水機器。
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