以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の現像剤回収装置の一実施形態を適用した画像形成装置を示す断面図である。この画像形成装置1は、スキャナ機能、複写機能、プリンター機能、及びファクシミリ機能等を有する所謂複合機であり、画像読取り装置2により読取られた原稿の画像を外部に送信したり(スキャナ機能に相当する)、この読取られた原稿の画像又は外部から受信した画像をカラーもしくは単色で記録用紙に記録形成する(複写機能、プリンター機能、及びファクシミリ機能に相当する)。
画像形成装置1は、画像を記録用紙に印刷するべく、レーザ露光装置11、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、帯電器15、中間転写ベルト装置16、定着装置17、用紙搬送経路S、給紙トレイ18、及び用紙排出トレイ19等を備えている。
画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。このため、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、及び帯電器15は、各色に応じた4種類のトナー像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
各感光体ドラム13は、それらの表面に光感光層を有している。各帯電器15は、それぞれの感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型であるローラ型やブラシ型の帯電器のほか、チャージャー型の帯電器が用いられる。
レーザ露光装置11は、レーザダイオード及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)であり、帯電された各感光体ドラム13表面を画像データに応じて露光して、それらの表面に画像データに対応する静電潜像を形成する。
各現像装置12は、それぞれの感光体ドラム13表面に形成された静電潜像を各色のトナーにより現像し、これらの感光体ドラム13表面にトナー像を形成する。各ドラムクリーニング装置14は、現像及び画像転写後にそれぞれの感光体ドラム13表面に残留したトナーを除去及び回収する。
中間転写ベルト装置16は、各感光体ドラム13の上方に配置されており、中間転写ベルト21、中間転写ベルト駆動ローラ22、従動ローラ23、4つの中間転写ローラ24、及びベルトクリーニング装置25を備えている。
中間転写ベルト21は、フィルムを無端ベルト状に形成したものである。中間転写ベルト駆動ローラ22、従動ローラ23、各中間転写ローラ24等は、中間転写ベルト21を張架して支持し、中間転写ベルト21を矢印C方向に周回移動させる。
各中間転写ローラ24は、中間転写ベルト21近傍に回転可能に支持され、中間転写ベルト21を介してそれぞれの感光体ドラム13に押圧されている。各感光体ドラム13表面のトナー像が中間転写ベルト21に順次重ねて転写されて、中間転写ベルト21上にカラーのトナー像(各色のトナー像)が形成される。各感光体ドラム13から中間転写ベルト21へのトナー像の転写は、中間転写ベルト21裏面に圧接されている各中間転写ローラ24によって行われる。各中間転写ローラ24は、金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われたローラである。各中間転写ローラ24には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されており、その導電性の弾性材により高電圧が記録用紙に対して均一に印加される。
こうして各感光体ドラム13表面のトナー像は、中間転写ベルト21で転写積層され、画像データによって示されるカラーのトナー像となる。このカラーのトナー像は、中間転写ベルト21と共に搬送され、中間転写ベルト21と2次転写装置26の転写ローラ26a間のニップ域で記録用紙上に転写される。
2次転写装置26の転写ローラ26aには、中間転写ベルト21上の各色のトナー像を記録用紙に転写させるための電圧(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
また、2次転写装置26によって中間転写ベルト21上のトナー像が記録用紙上に完全に転写されず、中間転写ベルト21表面にトナーが残留することがあり、この残留トナーが次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。このため、ベルトクリーニング装置25によって中間転写ベルト21表面の残留トナーを除去及び回収する。ベルトクリーニング装置25には、例えばクリーニング部材として、中間転写ベルト21表面に接触して残留トナーを除去するクリーニングブレードが設けられており、クリーニングブレードが接触する部位で、従動ローラ23により中間転写ベルト21裏側が支持されている。
記録用紙は、中間転写ベルト21と2次転写装置26の転写ローラ26a間のニップ域でカラーのトナー像を転写された後、定着装置17へと搬送される。定着装置17は、加熱ローラ31及び加圧ローラ32等を備えており、加熱ローラ31と加圧ローラ32間に記録用紙を挟み込んで搬送する。
加熱ローラ31は、図示しない温度検出器の検出出力に基づき、所定の定着温度となるように制御されており、加圧ローラ32と共に記録用紙を熱圧着することにより、記録用紙に転写されたカラーのトナー像を溶融、混合、圧接し、記録用紙に対して熱定着させる。
また、画像形成装置1の下部には、記録用紙を供給する給紙トレイ18が設けられている。画像形成装置1には、給紙トレイ18から供給された記録用紙を2次転写装置26や定着装置17を経由させて用紙排出トレイ19に送るための、用紙搬送経路Sが設けられている。
給紙トレイ18の端部には用紙ピックアップローラ33が設けられており、この用紙ピックアップローラ33により給紙トレイ18から記録用紙が1枚ずつ引き出されて用紙搬送経路Sへと搬送される。
用紙搬送経路Sに沿って、用紙レジストローラ34、定着装置17、搬送ローラ35、及び排紙ローラ36等が配置されている。搬送ローラ35は、記録用紙の搬送を促進補助するための小型のローラであり、複数組設けられている。
用紙レジストローラ34は、搬送されて来た記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃え、中間転写ベルト21と2次転写装置26の転写ローラ26a間のニップ域で中間転写ベルト21上のカラーのトナー像が記録用紙に転写されるように、各感光体ドラム13及び中間転写ベルト21の回転にあわせて、記録用紙をタイミングよく搬送する。
更に、記録用紙は、定着装置17でカラーのトナー像を定着され、定着装置17を通過した後、排紙ローラ36によって用紙排出トレイ19上にフェイスダウンで排出される。
また、記録用紙の表面だけではなく、裏面の印字を行う場合は、記録用紙を排紙ローラ36により搬送する途中で、排紙ローラ36を停止させてから逆回転させ、記録用紙を反転経路Srに通して、記録用紙の表裏を反転させ、記録用紙を用紙レジストローラ34へと導き、記録用紙の表面と同様に、記録用紙の裏面に画像を記録して定着し、記録用紙を用紙排紙トレイ19に排出する。
次に、画像形成装置1の本体上部に搭載された画像読取り装置2について説明する。この画像読取り装置2は、下側の読取りスキャナ41、上側の原稿搬送部42とを備えている。上側の原稿搬送装置42は、その奥一辺をヒンジ(図示せず)により下側の読取りスキャナ41の奥一辺に枢支され、その手前部分を上下させることにより開閉される。原稿搬送装置42が開かれたときには、読取りスキャナ41のプラテンガラス44が開放され、このプラテンガラス44上に原稿が載置される。
読取りスキャナ41は、プラテンガラス44、第1走査ユニット45、第2走査ユニット46、結像レンズ47、及びCCD(Charge Coupled Device)48等を備えている。第1走査ユニット45は、照明装置51及び第1反射ミラー52を備えており、副走査方向に原稿サイズに応じた距離だけ一定速度Vで移動しながら、プラテンガラス44上の原稿を照明装置51によって露光し、その反射光を第1反射ミラー52により反射して第2走査ユニット46へと導き、これにより原稿表面の画像を副走査方向に走査する。第2走査ユニット46は、第2及び第3反射ミラー53、54を備えており、第1走査ユニット45に追従して速度V/2で移動しつつ、原稿からの反射光を第2及び第3反射ミラー53、54により反射して結像レンズ47へと導く。結像レンズ47は、原稿からの反射光をCCD48に集光して、原稿表面の画像をCCD48上に結像させる。CCD48は、原稿の画像を繰り返し主走査方向に走査し、その度に、1主走査ラインのアナログ画像信号を出力する。
また、読取りスキャナ41は、静止原稿だけではなく、原稿搬送装置42により搬送されている原稿表面の画像を読取ることができる。この場合は、第1走査ユニット45を原稿読取りガラス55下方の読取り範囲に移動させ、第1走査ユニット45の位置に応じて第2走査ユニット46を位置決めし、この状態で、原稿搬送装置42による原稿の搬送を開始する。
原稿搬送装置42では、ピックアップローラ56を原稿トレイ57上の原稿に押し当て回転させて、原稿を引き出し、原稿を原稿搬送路58を通じて搬送し、原稿を原稿読取りガラス55と読取りガイド板59間に通過させ、更に原稿を排紙ローラ61から排紙トレイ62へと搬送する。原稿搬送路58に沿って、原稿をその先端を揃えてから搬送するレジストローラ63や、原稿を搬送する搬送ローラ64が配置されている。
この原稿の搬送に際し、第1走査ユニット45の照明装置51により原稿表面を原稿読取りガラス55を介して照明し、原稿表面からの反射光を第1及び第2走行ユニット45、46の各反射ミラーにより結像レンズ47へと導き、原稿表面からの反射光を結像レンズ47によりCCD48に集光させ、原稿表面の画像をCCD48上に結像させ、これにより原稿表面の画像を読取る。
また、原稿の裏面を読取る場合は、中間トレイ67をその軸周りで点線で示すように回転させておき、原稿を排紙ローラ61から排紙トレイ62へと排出する途中で、排紙ローラ61を停止させて、原稿を中間トレイ67上に受け、排紙ローラ61を逆回転させて、原稿を反転搬送路68を介してレジストローラ63へと導いて、原稿の表裏を反転させ、原稿表面の画像と同様に、原稿裏面の画像を読取り、中間トレイ67を実線で示す元の位置に戻して、原稿を排紙ローラ61から排紙トレイ62へと排出する。
こうしてCCD48により読取られた原稿の画像は、CCD48からアナログ画像信号として出力され、このアナログ画像信号がデジタル画像信号(画像データ)にA/D変換される。そして、この画像データは、種々の画像処理を施されてから画像形成装置1のレーザ露光装置11へと送受され、画像形成装置1において画像が記録用紙に記録され、この記録用紙が複写原稿として出力される。
一方、画像形成装置1においては、先に述べたように各感光体ドラム13表面に残留したトナーをそれぞれのドラムクリーニング装置14により除去したり、中間転写ベルト21表面に残留したトナーをベルトクリーニング装置25によって除去している。これらのクリーニング装置14、25により除去されたトナーは、本実施形態の現像剤回収装置により搬送され集められて収容される。
図2は、本実施形態の現像剤回収装置におけるトナー回収容器及び回転駆動ユニットを画像形成装置1の前方から見て示す斜視図である。また、図3は、現像剤回収装置におけるトナー回収容器を画像形成装置1の前方から見て示す縦断面図であって、背面側の内部構造を示している。また、図4は、現像剤回収装置におけるトナー回収容器及び各クリーニング装置14、25側に設けられたトナーの回収部を示す断面図である。
本実施形態の現像剤回収装置71は、トナー回収容器72、トナー回収部73、及び回転駆動ユニットUNを備えている。
トナー回収容器72は、画像形成装置1内の手前側スペースに配置されるものであって、上側容器72−1及び下側容器72−2を備えている。上側容器72−1は、各クリーニング装置14、25側のトナー回収部73に連結され、各トナー回収部73により搬送されてきたトナーを受け入れて導入する。下側容器72−2は、上側容器72−1に導入されたトナーを収容する。
上側容器72−1は、筐体状のものであって、手前側壁部74、背面側壁部75、底側開口部76、及び底側開口部76に配置された攪拌羽77を有している。下側容器72−2は、上側容器72−1の底側に装着される筐体状のものであって、上側開口部78を有している。
上側容器72−1の外周下側には、複数の嵌合孔72aが形成され、また下側容器72−2の外周上側には、複数の爪72cが形成されている。上側容器72−1の上側開口部78が上側容器72−1の底側開口部76の内側に嵌め込まれ、下側容器72−2の各爪72cが上側容器72−1の各嵌合孔72aにそれぞれ係合して、下側容器72−2が上側容器72−1の底側に装着される。
また、上側容器72−1の背面上側には、フック72bが形成され、また下側容器72−2の底側両端には、それぞれの突起部72d、72eが形成されている。下側容器72−2を画像形成装置1のフレーム(図示せず)に載せて、下側容器72−2の底側左端の突起部72dを画像形成装置1の取り付け部材79の凹所79aに嵌め込み、上側容器72−1の背面上側のフック72bを画像形成装置1のフレームの係合部(図示せず)に係合させて、トナー回収容器72を画像形成装置1に装着する。
トナー回収容器72を装着した状態では、下側容器72−2の底側右端の突起部72eが画像形成装置1側に設けられた回転駆動ユニットUNのレバー91aに載って、レバー91aを押し下げる。また、上側容器72−1の背面に各クリーニング装置14、25側のトナー回収部73が連結される。
ここで、上側容器72−1の背面側壁部75には、4つの筒状導入部75a、75b、75c、75dと1つの筒状導入部75eが形成されている。また、各クリーニング装置14、25側のトナー回収部73は、導管81及び導管81内に配置された搬送スクリュー82を有している。上側容器72−1の背面側壁部75の各筒状導入部75a〜75eに各クリーニング装置14、25側のトナー回収部73の導管81の端部81aが挿入されて、上側容器72−1の背面に各クリーニング装置14、25側のトナー回収部73が連結される。
4つの筒状導入部75a〜75dは、4色のトナー画像を形成する各感光体ドラム13をクリーニングするそれぞれのクリーニング装置14に対応しており、これらの筒状導入部75a〜75dには、各クリーニング装置14側のトナー回収部73の導管81の端部81aが挿入される。各トナー回収部73の導管81は、それぞれの感光体ドラム13の長手方向に沿って配置されて、その長手方向に沿う開口スリット(図示せず)を有しており、各クリーニング装置14のブレード等により各感光体ドラム13表面から除去されたトナーがそれぞれの開口スリットを通じて各導管81へと廃棄される。各搬送スクリュー82は、それぞれの導管81の内側で一方向に回転駆動されて、それぞれの導管81内のトナーを上側容器72−1の各筒状導入部75a〜75dの方向に搬送する。
また、1つの筒状導入部75eは、4色のトナー像が転写される中間転写ベルト21をクリーニングするクリーニング装置25に対応しており、この筒状導入部75eには、クリーニング装置25側のトナー回収部73の導管81の端部81aが挿入される。このトナー回収部73の導管81は、中間転写ベルト21の主走査方向に沿って配置されて、主走査方向に沿う開口スリット(図示せず)を有しており、クリーニング装置25のブレード等により中間転写ベルト21表面から除去されたトナーがその開口スリットを通じて導管81へと廃棄される。搬送スクリュー82は、導管81の内側で一方向に回転駆動されて、導管81内のトナーを上側容器72−1の筒状導入部75eの方向に搬送する。
各筒状導入部75a〜75eの内側では、各導管81の端部81aが回転可能であって、各端部81aの側壁にそれぞれの廃棄孔83が形成され、各端部81aの端面が閉塞されている。また、各筒状導入部75a〜75eの側壁にもそれぞれの廃棄孔84が形成されている。各導管81の端部81aを回転させて、各導管81の端部81aの廃棄孔83を各筒状導入部75a〜75eの廃棄孔84に重ね合わせた状態では、それぞれの搬送スクリュー82により搬送されて来たトナーが各廃棄孔83、84を通じて排出され、このトナーが上側容器72−1の底側開口部76及び下側容器72−2の上側開口部78を通じて下側容器72−2内に落下して収容される。
また、各導管81の端部81aを回転させて、各導管81の端部81aの廃棄孔83を各筒状導入部75a〜75eの廃棄孔84からずらした状態では、各導管81内のトナーが各廃棄孔83、84を通じて排出されることはない。この状態で、上側容器72−1もしくは下側容器72−2が交換される。
攪拌羽77は、上側容器72−1の底側開口部76に架け渡された軸77aにより回転可能に軸支されており、その軸77aの一端に固定されたギア85が回転駆動ユニットUNの出力ギア92に歯合し、回転駆動ユニットUNによりギア85が回転駆動されて、攪拌羽77が回転する。この攪拌羽77は、各筒状導入部75a〜75eの廃棄孔84から落下して来たトナーを攪拌し拡散して、下側容器72−2の底に貯まるトナー表面の高さを均一にする。
尚、各導管81内の搬送スクリュー82は、各クリーニング装置14、25側の動力源により回転駆動される。また、各導管81の端部81aを回転させる機構を図示していないが、各導管81の端部81aを手動で回転させる。
次に、回転駆動ユニットUNについて詳しく説明する。図5及び図6は、回転駆動ユニットUNを前方から見て示す斜視図及び後方から見て示す斜視図である。また、図7は、回転駆動ユニットUNを示す正面図である。
図5〜図7に示すように回転駆動ユニットUNは、レバー可動部91、出力ギア(第2回転部材)92、入力ギア93、ウォームギア94、カップリングギア95、カップリングフランジ(第1回転部材)96、コイルバネ97、スイッチ98、ノブ99、及びフレーム101等を備えている。
フレーム101は、中央上側壁部102、中央下側壁部103、両側の各側壁部104、105、及び底部106を有している。
レバー可動部91には軸孔91bが形成されており、この軸孔91bにフレーム101の中央下側壁部103の軸103aが通されて、レバー可動部91が軸103a周りで回転可能に支持されている。レバー可動部91の凹所91cには突起91dが形成されており、レバー可動部91の突起91dとフレーム101の底部106の突起106aにコイルバネ112の両端が嵌め入れられ、圧縮されたコイルバネ112によりレバー可動部91が軸103aを中心にして時計回り方向(図7上での方向)に付勢されている。
また、レバー可動部91の片面にはスイッチ98が固定されており、スイッチ98の可動片98aが上方向に突出している。このスイッチ98は、可動子98aを右方向に付勢するバネ(図示せず)を有しており、バネにより可動子98aが右方向に変位されているときにオフとなり、バネの付勢力に抗して可動子98aが左方向に変位したときにオンとなる。
ノブ99は、コイルバネ113によりノブ99が中央下側壁部103から突き放されるように付勢されている。
図5〜図7においては、ノブ99がコイルバネ113の付勢力に抗して中央下側壁部103側に押されて、ノブ99の鍔99bがレバー可動部91の係合部91eから中央下側壁部103側にずらされているので、レバー可動部91の係合部91eがノブ99の外周に当接するまで、レバー可動部91が時計回り方向(図7上での方向)に回転して、レバー可動部91のレバー91aが持ち上がる。また、このときに、スイッチ98の可動子98aがカップリングフランジ96に当接して左方向に変位し、スイッチ98がオンとなる。
入力ギア93及びウォームギア94は、軸111の両側にそれぞれ固定されており、軸111がフレーム101の中央上側壁部102の軸孔(図示せず)に通されて、入力ギア93及びウォームギア94が共に軸支され、ウォームギア94がカップリングギア95に歯合している。
出力ギア92、カップリングギア95、及びカップリングフランジ96は、軸中心を共有し、相互に係合している。出力ギア92とカップリングフランジ96の間には、コイルバネ97が圧縮されて介在している。
出力ギア92は、筒状軸92aを有し、この筒状軸92aが側壁部104の軸孔に挿入されて回転自在に支持され、出力ギア92が側壁部104に圧接して軸方向で位置決めされている。
カップリングギア95は、筒状軸95aを有し、この筒状軸95aが側壁部105の軸孔に挿入されて回転自在に支持され、カップリングギア95の凸部95bが側壁部105に圧接して、カップリングギア95が軸方向で位置決めされている。
カップリングフランジ96は、その軸の両側を出力ギア92の軸孔及びカップリングギア95の軸孔に通されて支持され、出力ギア92と共に回転し、出力ギア92に対して軸方向に移動可能である。
図8(a)は、出力ギア92、カップリングギア95、カップリングフランジ96、及びコイルバネ97を拡大して示す断面図である。図8(b)は、出力ギア92等を示す平面図である。
図8(a)、(b)から明らかなようにカップリングフランジ96の中心には軸96aが設けられており、軸96aの左側が出力ギア92の軸孔92bに移動自在に挿入され、軸96aの左端の爪96bが出力ギア92の軸孔92bの周縁に引っ掛かっている。
カップリングフランジ96は、軸96aの爪96bが出力ギア92の軸孔92bの周縁から離間する左方向には移動可能であり、軸96aの爪96bが出力ギア92の軸孔92bの周縁に引っ掛かるまでは右方向に移動可能であり、軸96aと共に移動する。また、カップリングフランジ96の軸96aの爪96bにより出力ギア92が軸96aから抜けることが防止される。
また、カップリングフランジ96の左側周面に突設された一対のガイド湾曲リブ96cが出力ギア92の軸孔92b周りに形成された一対の湾曲溝92cに入り込んでいる。これらのガイド湾曲リブ96cと湾曲溝92cの係合により、カップリングフランジ96と出力ギア92が共に回転する。
更に、カップリングフランジ96の軸96aの右側がカップリングギア95の軸孔95cに移動自在及び回転自在に挿入されている。
コイルバネ97は、カップリングフランジ(第1回転部材)96と出力ギア(第2回転部材)92間に圧縮され挿入されており、出力ギア92をカップリングフランジ96の軸96aに沿って左方向に付勢して側壁部104(図7に示す)に圧接し位置決めし、またカップリングフランジ96をカップリングギア95と共にカップリングフランジ96の軸96aに沿って右方向に付勢して、カップリングギア95を側壁部103(図7に示す)に圧接し位置決めする。
また、コイルバネ97は、出力ギア92に対してカップリングフランジ96を右方向(カップリングギア95の方向)に付勢している。
カップリングギア95とカップリングフランジ96の対向端部には、相互に係合する山型谷型のカム95d、96dが形成されている。コイルバネ97により出力ギア92に対してカップリングフランジ96が右方向に付勢されていることから、カップリングフランジ96がカップリングギア95に接近するように付勢され、カム95dとカム96dが相互に噛み合って係合し、カップリングギア95の筒状軸95aとカップリングフランジ96の軸96a間が結合する。この状態では、カップリングギア95が回転すると、カップリングフランジ96が回転し、出力ギア92も回転する。
また、後でも述べるように出力ギア92に過負荷がかかった状態では、カップリングフランジ96と出力ギア92が回転し難くなるので、カップリングギア95及びカム95dが回転しても、カップリングフランジ96及びカム96dが回転せず、カム95dとカム96dが滑って、カップリングギア95の筒状軸95aとカップリングフランジ96の軸96a間が遮断され、カップリングフランジ96と出力ギア92が停止状態となる。
従って、カップリングギア95のカム95d、カップリングフランジ96のカム96d、及びコイルバネ97は、トルクリミッタを構成している。
このような構成の回転駆動ユニットUNにおいては、ガイド湾曲リブ96cと湾曲溝92cの係合によりカップリングフランジ96と出力ギア92が共に回転し、これらのカップリングフランジ96と出力ギア92の間にコイルバネ97が挟み込まれていることから、コイルバネ97もカップリングフランジ96及び出力ギア92と共に回転する。このため、コイルバネ97が捻れることはなく、コイルバネ97の付勢力が安定的に維持され、カム95dとカム96dが滑って、各軸95a、96a間が遮断されるときの出力ギア92の過負荷も安定化する。
さて、図2に示すようにトナー回収容器72が画像形成装置1内の手前側スペースに配置されると、トナー回収容器72の攪拌羽77の軸77aの一端に固定されたギア85が回転駆動ユニットUNの出力ギア92に歯合し、また下側容器72−2の底側右端の突起部72eが画像形成装置1側に設けられた回転駆動ユニットUNのレバー91aに載って、レバー91aが押し下げられる。このとき、図9に示すようにレバー可動部91が軸103a周りで反時計回り方向に回転する。また、コイルバネ113の付勢力によりノブ99が突出して、ノブ99の鍔99bがレバー可動部91の係合部91eの下側に移動し、ノブ99の鍔99bによりレバー可動部91の回転位置が保持される。更に、スイッチ98の可動子98aがカップリングフランジ96から離間して右方向に変位し、スイッチ98がオフになる。従って、スイッチ98のオフが維持されていれば、トナー回収容器72が装着されているとみなすことができる。
この状態で、画像形成装置1が稼動すると、回転駆動ユニットUNの入力ギア93に画像形成装置1の動力源からの回転駆動力が伝達されて、入力ギア93が回転し、ウォームギア94も回転する。そして、ウォームギア94が回転すると、カップリングギア95が回転し、カップリングギア95のカム95dとカップリングフランジ96のカム96dが係合していることから、カップリングフランジ96と出力ギア92が回転し、攪拌羽77のギア85が回転して、攪拌羽77が回転する。攪拌羽77の回転により、トナー回収容器72の下側容器72−2へと落下して来たトナーが攪拌されて、下側容器72−2の底に貯まるトナー表面の高さが均一にされる。
次に、トナー回収容器72の下側容器72−2がトナーで満杯になって来ると、攪拌羽77がトナーに埋まって回転し難くなり、攪拌羽77に過負荷がかかる。この状態では、攪拌羽77のギア85に歯合する出力ギア92にも過負荷がかかり、出力ギア92とカップリングフランジ96が回転し難くなる。このとき、図10に示すようにカップリングギア95及びカム95dが回転しても、カップリングフランジ96及びカム96dが回転せず、カム95dとカム96dが滑って、カップリングギア95の筒状軸95aとカップリングフランジ96の軸96a間が遮断され、カップリングフランジ96と出力ギア92が停止状態となる。
カップリングフランジ96が停止した状態では、カップリングギア95の回転に伴い、周期的に、カム95dの山型とカム96dの山型が摺接して突き放し合い、カップリングフランジ96がコイルバネ97の付勢力に抗して左方向に移動し、カップリングフランジ96によりスイッチ98の可動子98aが押されて左方向に変位し、スイッチ98がオンになる(図10の状態)。また、周期的に、カム95dの山型とカム96dの谷型、カム95dの谷型とカム96dの山型が嵌り合い、コイルバネ97の付勢力によりカップリングフランジ96が右方向に移動し、スイッチ98の可動子98aがカップリングフランジ96から離間して右方向に変位し、スイッチ98がオフになる(図9の状態)。従って、カップリングギア95の回転に伴い、周期的にスイッチ98がオンオフに切替わっていれば、トナー回収容器72がトナーで満杯になった状態であるとみなすことができる。
次に、図2において、トナー回収容器72が交換のために取外されたならば、下側容器72−2の底側右端の突起部72eが回転駆動ユニットUNのレバー91aから外れる。そして、図5〜図7に示すようにノブ99が押されたならば、レバー可動部91の係合部91eがノブ99の外周に当接するまで、レバー可動部91が時計回り方向に回転して、レバー可動部91のレバー91aが持ち上げられ、スイッチ98の可動子98aがカップリングフランジ96に当接して左方向に変位し、スイッチ98がオンになる。
この状態では、回転駆動ユニットUNの動作又は停止にかかわらず、カップリングフランジ96が右方向に移動することはないので、スイッチ98の可動子98aが右方向に変位することもなく、スイッチ98のオンが維持し続けられる。
従って、スイッチ98のオンが維持されていれば、トナー回収容器72が取外されたとみなすことができる。
このように本実施形態の現像剤回収装置の回転駆動ユニットUNでは、カップリングフランジ(第1回転部材)96と出力ギア(第2回転部材)92との間にコイルバネ97を挟み込み、コイルバネ97により出力ギア92に対してカップリングフランジ96を右方向(カップリングギア95の方向)に付勢し、カップリングフランジ96のカム96dとカップリングギア95のカム95dを係合させ、カップリングギア95の筒状軸95aとカップリングフランジ96の軸96a間を結合させるというトルクリミッタを設けている。
このため、トナー回収容器72の下側容器72−2がトナーで満杯ではなく、攪拌羽77に過負荷がかからなければ、カップリングフランジ96のカム96dとカップリングギア95のカム95dが係合して、回転力がカップリングギア95→カップリングフランジ96→出力ギア92→ギア95と伝達され、攪拌羽77が回転する。また、下側容器72−2がトナーで満杯になって、攪拌羽77に過負荷がかかったときには、出力ギア92及びカップリングフランジ96にも過負荷がかかり、コイルバネ97の付勢力に抗してカップリングフランジ96のカム96dとカップリングギア95のカム95dが滑って、カップリングギア95の筒状軸95aとカップリングフランジ96の軸96a間が遮断され、攪拌羽77が停止する。
そして、カップリングフランジ96のカム96dとカップリングギア95のカム95dの係合と離間に応じてオンオフするスイッチ98を設けて、スイッチ98のオンオフに基づきトナー回収容器72がトナーで満杯になった状態であると判定している。
また、カップリングフランジ96と出力ギア92が共に回転し、カップリングフランジ96と出力ギア92の間に挟まれるコイルバネ97も共に回転するようにしているので、コイルバネ97が捻れることはなく、カップリングフランジ96に対するコイルバネ97の付勢力が安定化する。このため、カップリングフランジ96のカム96dとカップリングギア95のカム95dが滑って、各軸95a、96a間が遮断されるときの出力ギア92並びに攪拌羽77の過負荷が安定化し、スイッチ98のオンオフに基づく下側容器72−2の満杯状態の判定が正確になり、トナー回収容器72の適確なタイミングでの交換が可能になる。
また、カップリングフランジ96と出力ギア92のいずれにも余計な負荷がかからず、カップリングフランジ96と出力ギア92が磨耗せず、装置の耐久性が向上する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。