JP2012001278A - シート製の逆止弁構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】確実な逆流の防止と共に、上流から下流への流体の流れ(順流)に際して、流体の流れの抵抗を小さくすることができるシート製の逆止弁構造の提供を図り、併せて、逆止弁の小型化を実現する。
【解決手段】前後の弁シート16、17同士は、縦方向に伸びる左弁シール32と右弁シール33とによって接合され、この左右の弁シール32、33によって逆止弁流路21が規定される。左右の弁シール32、33の上端間が上流口22とされ、下端間が下流口23とされる。前弁シート16は、上流口よりも上方に延設されると共に、その延設された突出部分19が、前延設部シール40で前袋シート13に接合される。後弁シート17は、上流口よりも上方に延設された突出部分20を備え、この突出部分20が後延設部シール41で後袋シート14に接合される。
【選択図】図1
【解決手段】前後の弁シート16、17同士は、縦方向に伸びる左弁シール32と右弁シール33とによって接合され、この左右の弁シール32、33によって逆止弁流路21が規定される。左右の弁シール32、33の上端間が上流口22とされ、下端間が下流口23とされる。前弁シート16は、上流口よりも上方に延設されると共に、その延設された突出部分19が、前延設部シール40で前袋シート13に接合される。後弁シート17は、上流口よりも上方に延設された突出部分20を備え、この突出部分20が後延設部シール41で後袋シート14に接合される。
【選択図】図1
Description
本願発明は、シート製の逆止弁構造、この逆止弁構造を備えた袋、袋の製造方法及び弁シートに関するものである。
従来より、シート製の逆止弁構造は種々の袋に用いられる。例えば、逆止弁の上流側を袋の外部に配位し、空気等の流体を袋の外部から内部に逆止弁を通して袋内に流入させて、その流体を袋から抜けないようにするために用いられる。具体的な用途とすれば、風船、緩衝材、気体の収納袋、液体の収納袋等を例示できる。
また、逆止弁の上流側を袋の内部に配位し、空気等の流体を袋の内部から外部に逆止弁を通して排出させて、袋内を外部よりも負圧に保つために用いられる。具体的な用途とすれば、衣料品、布団、食品等の種々の物品の収納袋を挙げることができる。さらにまた、袋内にコーヒー豆等のガスを発生する物品を収納し、発生したガスを袋の内部から外部に逆止弁を通して排出させて、袋内を所定の圧力に保つために用いられる。
この種の逆止弁構造として、先行技術文献1〜4に示されるものが知られている。これらの逆止弁構造は、前後に配位された前後の袋シートの間に、前後少なくとも2枚の前後の弁シートが配位され、上記の前後の弁シート間が逆止弁流路とされ、この逆止弁流路の上流口から下流口への一方向のみの流体の通過を許し、下流口から上流口への逆流を防止したもので、上記の前後の弁シート同士は、縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとによって接合されることによって、上記逆止弁流路が規定され、上記左右弁シールの上端間が上記上流口とされ、上記左右弁シールの下端間が上記下流口とされたものである。
この種の逆止弁構造は、2枚の前後の弁シートに形成された前記左右弁シールによって上流から下流への流体の流れ(順流)のみを許し、前後の弁シートが密着することで逆流を許さないようにしたものである。
この種の逆止弁に求められる性能は、第1に逆流を確実に防止できることである。逆流を確実に防止するには、先行技術文献4のように左右弁シール間の間隔を上流から下流に向けて徐々に小さくして逆止弁流路を絞ったり、逆止弁流路を長くすることが好ましい。ところが、逆止弁流路を絞ったり長くしたりすると、順流においても抵抗が高くなる傾向にある。そのため、袋内に空気を導入する場合に、人の呼気で空気を導入することが困難となり、ポンプ等の機器を用いなければならない場合がある。また、逆止弁流路を長くすることは、袋の容積を小さくすることを希望する場合には、不利な要因となる。
さらに、逆止弁流路を絞る場合、傾斜したシールを行なうことが最も一般的であるが、傾斜したシールの影響で弁シートが歪んで皺がよってしまい、逆流防止効果の低下の原因となる。特に、前後の弁シートの左右両端を前後の袋シートに固定している場合、空気などで膨らむと、袋内部の前後弁シートの歪みが顕著となり、十分な逆流防止効果を得ることができなくなる。
本願発明は、逆流の防止と共に、上流から下流への流体の流れ(順流)に際して、流体の流れの抵抗を小さくすることができるシート製の逆止弁構造の提供を目的とする。
本願発明の他の目的は、短い逆止弁流路であっても有効に逆流防止効果を得ることができるシート製の逆止弁構造を提供することにある。
本願発明の他の目的は、短い逆止弁流路であっても有効に逆流防止効果を得ることができるシート製の逆止弁構造を提供することにある。
本願発明のさらに他の目的は、緩衝材としての利用に適するように、複数のセルを備えた袋であって、流体流入の際、小さな抵抗でセルを膨らませることができる逆止弁付き袋を提供することにある。
本願発明のさらに他の目的は、緩衝材としての利用に適するように、複数のセルを備えた袋であって、流体流入の際、小さな抵抗でセルを膨らませることができる逆止弁付き袋の製造方法を提供することにある。
本願発明のさらに他の目的は、逆流の防止と共に、上流から下流への流体の流れ(順流)に際して、流体の流れの抵抗を小さくすることができるシート製の逆止弁構造を形成するのに適した弁シートの提供を目的とする。
本願の請求項の各発明の手段によって、上記課題を解決する。なお、本願の各発明において、上下前後左右は各部の相対的な位置関係を示すに止まり、絶対的な位置を特定するものではない。
本願の請求項1に係る発明は、
前後に配位された前後の袋シートの間に、少なくとも1枚の弁シートが配位され、
上記袋シートと上記弁シートとの間、又は、上記の弁シート同士の間が逆止弁流路とされ、
この逆止弁流路の上流口から下流口への一方向のみの流体の通過を許し、下流口から上流口への逆流を防止したシート製の逆止弁構造において、
上記の逆止弁流路を構成するシート同士は、縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとによって接合されることによって、上記逆止弁流路が規定され、
上記左右弁シールの上端間が上記上流口とされ、上記左右弁シールの下端間が上記下流口とされ、
上記弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されると共に、その延設された部分における延設部シールで上記袋シートに接合されたことを特徴とするシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項2に係る発明は、
上記延設部シールの左右長さが、上記上流口の左右幅以上であることを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項3に係る発明は、
上記左右弁シールは、上記逆止弁流路の上流側から下流側に向かうに従って段階的に左右の間隔が小さくなるものであり、且つ、上記左右弁シールは互いに平行に配置されていることを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項4に係る発明は、
上記弁シートが前後少なくとも2枚配位されたものであり、
上記の前後の弁シート間が逆止弁流路とされ、
上記の前後の弁シート同士は、縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとによって接合されることによって、上記逆止弁流路が規定され、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されると共に、その延設された部分における前延設部シールで上記前袋シートに接合され、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されると共に、その延設された部分における後延設部シールで上記後袋シートに接合されたことを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項5に係る発明は、
上記前弁シートの上端の上記上流口からの突出長さと、上記後弁シートの上端の上記上流口からの突出長さとは、その何れか一方が何れか他方よりも長いことを特徴とする請求項4記載のシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項6に係る発明は、
上記前後弁シートの他に、少なくとも1枚の補助弁シートが上記前後弁シートと重ねて配位され、上記補助弁シートは前後弁シートの前後又は前後弁シートの間に配位されていることを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項7に係る発明は、
上記前後の袋シートが間仕切りシールによって接合されることによって、複数の密封されたセルが形成され、
上記前後の袋シートには、前後の袋シートを通路シールによって接合することにより共通流路が形成され、
上記共通流路は、上記複数のセルを接続すると共に、袋の外部に導通可能であり、
上記セルと共通流路との接続部分は、請求項1〜6の何れかに記載のシート製の逆止弁構造を備え、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における前延設部シールで上記前袋シートに接合され、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における後延設部シールで上記後袋シートに接合されたことを特徴とする逆止弁を備えた袋を提供する。
本願の請求項8に係る発明は、
上記前後の袋シートと上記前後の弁シートとを用意し、
上記前後の袋シート同士を間仕切りシールによって接合することによって、複数の密封されたセルを形成し、
上記前後の袋シートを通路シールによって接合することにより共通流路を形成し、
上記共通流路は、上記複数のセルを接続すると共に、袋の外部に導通可能であり、
上記セルと共通流路との接続部分は、請求項1〜5の何れかに記載のシート製の逆止弁構造を備え、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における前延設部シールで上記前袋シートに接合され、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における後延設部シールで上記後袋シートに接合され、
上記前延設部シールと上記後延設部シールとを熱融着でシールする際に、上記前弁シートと上記後弁シートとの間に耐熱部材を配位したことを特徴とする逆止弁を備えた袋の製造方法を提供する。
本願の請求項9に係る発明は、
上記前後の弁シートは、上記前後の袋シートとの接合がなされる前に、アウトラインで予め上記縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとが接合されることにより、上記の逆止弁流路が規定されたものであり、
上記予め接合された前後の弁シートを上記前後の袋シートの間に挿入し、
上記前延設部シールと上記後延設部シールとを熱融着でシールした後、
上記前後の袋シート同士を間仕切りシールによって接合すると共に上記前後の袋シートを通路シールによって接合することを特徴とする請求項8記載の逆止弁を備えた袋の製造方法を提供する。
本願の請求項10に係る発明は、
請求項1〜6の何れかに記載のシート製の逆止弁構造に用いられる弁シートにおいて、
前後少なくとも2枚の上記前後の弁シートは、横方向に長く伸びる帯状体であり、
上記の前後の弁シート同士は、縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとによって接合されることによって、上記逆止弁流路が規定され、
上記左右弁シールの上端間が上記上流口とされ、上記左右弁シールの下端間が上記下流口とされ、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されることにより、上記前延設部シールを形成する部分が設けられ、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されることにより、上記後延設部シールを形成する部分が設けられ、
上記帯状体である上記前後の弁シートに、複数組の上記左右弁シールが横方向に並べて形成されたことを特徴とする逆止弁構造に用いられる弁シートを提供する。
本願の請求項1に係る発明は、
前後に配位された前後の袋シートの間に、少なくとも1枚の弁シートが配位され、
上記袋シートと上記弁シートとの間、又は、上記の弁シート同士の間が逆止弁流路とされ、
この逆止弁流路の上流口から下流口への一方向のみの流体の通過を許し、下流口から上流口への逆流を防止したシート製の逆止弁構造において、
上記の逆止弁流路を構成するシート同士は、縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとによって接合されることによって、上記逆止弁流路が規定され、
上記左右弁シールの上端間が上記上流口とされ、上記左右弁シールの下端間が上記下流口とされ、
上記弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されると共に、その延設された部分における延設部シールで上記袋シートに接合されたことを特徴とするシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項2に係る発明は、
上記延設部シールの左右長さが、上記上流口の左右幅以上であることを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項3に係る発明は、
上記左右弁シールは、上記逆止弁流路の上流側から下流側に向かうに従って段階的に左右の間隔が小さくなるものであり、且つ、上記左右弁シールは互いに平行に配置されていることを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項4に係る発明は、
上記弁シートが前後少なくとも2枚配位されたものであり、
上記の前後の弁シート間が逆止弁流路とされ、
上記の前後の弁シート同士は、縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとによって接合されることによって、上記逆止弁流路が規定され、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されると共に、その延設された部分における前延設部シールで上記前袋シートに接合され、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されると共に、その延設された部分における後延設部シールで上記後袋シートに接合されたことを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項5に係る発明は、
上記前弁シートの上端の上記上流口からの突出長さと、上記後弁シートの上端の上記上流口からの突出長さとは、その何れか一方が何れか他方よりも長いことを特徴とする請求項4記載のシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項6に係る発明は、
上記前後弁シートの他に、少なくとも1枚の補助弁シートが上記前後弁シートと重ねて配位され、上記補助弁シートは前後弁シートの前後又は前後弁シートの間に配位されていることを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造を提供する。
本願の請求項7に係る発明は、
上記前後の袋シートが間仕切りシールによって接合されることによって、複数の密封されたセルが形成され、
上記前後の袋シートには、前後の袋シートを通路シールによって接合することにより共通流路が形成され、
上記共通流路は、上記複数のセルを接続すると共に、袋の外部に導通可能であり、
上記セルと共通流路との接続部分は、請求項1〜6の何れかに記載のシート製の逆止弁構造を備え、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における前延設部シールで上記前袋シートに接合され、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における後延設部シールで上記後袋シートに接合されたことを特徴とする逆止弁を備えた袋を提供する。
本願の請求項8に係る発明は、
上記前後の袋シートと上記前後の弁シートとを用意し、
上記前後の袋シート同士を間仕切りシールによって接合することによって、複数の密封されたセルを形成し、
上記前後の袋シートを通路シールによって接合することにより共通流路を形成し、
上記共通流路は、上記複数のセルを接続すると共に、袋の外部に導通可能であり、
上記セルと共通流路との接続部分は、請求項1〜5の何れかに記載のシート製の逆止弁構造を備え、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における前延設部シールで上記前袋シートに接合され、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における後延設部シールで上記後袋シートに接合され、
上記前延設部シールと上記後延設部シールとを熱融着でシールする際に、上記前弁シートと上記後弁シートとの間に耐熱部材を配位したことを特徴とする逆止弁を備えた袋の製造方法を提供する。
本願の請求項9に係る発明は、
上記前後の弁シートは、上記前後の袋シートとの接合がなされる前に、アウトラインで予め上記縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとが接合されることにより、上記の逆止弁流路が規定されたものであり、
上記予め接合された前後の弁シートを上記前後の袋シートの間に挿入し、
上記前延設部シールと上記後延設部シールとを熱融着でシールした後、
上記前後の袋シート同士を間仕切りシールによって接合すると共に上記前後の袋シートを通路シールによって接合することを特徴とする請求項8記載の逆止弁を備えた袋の製造方法を提供する。
本願の請求項10に係る発明は、
請求項1〜6の何れかに記載のシート製の逆止弁構造に用いられる弁シートにおいて、
前後少なくとも2枚の上記前後の弁シートは、横方向に長く伸びる帯状体であり、
上記の前後の弁シート同士は、縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとによって接合されることによって、上記逆止弁流路が規定され、
上記左右弁シールの上端間が上記上流口とされ、上記左右弁シールの下端間が上記下流口とされ、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されることにより、上記前延設部シールを形成する部分が設けられ、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されることにより、上記後延設部シールを形成する部分が設けられ、
上記帯状体である上記前後の弁シートに、複数組の上記左右弁シールが横方向に並べて形成されたことを特徴とする逆止弁構造に用いられる弁シートを提供する。
本願発明は、逆流の防止と共に、上流から下流への流体の流れ(順流)に際して、流体の流れの抵抗を小さくすることができるシート製の逆止弁構造を提供することができたものである。さらに、短い逆止弁流路であっても有効に逆流防止効果を得ることができるシート製の逆止弁構造を提供することができたものである。
また、本願発明は、緩衝材としての利用に適するように、複数のセルを備えた袋であって、流体流入の際、小さな抵抗でセルを膨らませることができる逆止弁付き袋を提供することができたものである。
さらに本願発明は、緩衝材としての利用に適するように、複数のセルを備えた袋であって、流体流入の際、小さな抵抗でセルを膨らませることができる逆止弁付き袋の製造方法を提供することができたものである。
さらにまた、本願発明は、逆流の防止と共に、上流から下流への流体の流れ(順流)に際して、流体の流れの抵抗を小さくすることができるシート製の逆止弁構造を形成するのに適した弁シートを提供することができたものである。
図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
この実施の形態は、逆止弁11を備えた軟質合成樹脂製の袋であって、特に、緩衝材として使用するのに適する袋である。この袋は、図3に示すように、多数のセル51を備え、各セル51に空気が密封されるもので、各セル51に逆止弁11が設けられている。
この緩衝材用の袋は、図1(A)〜(C)に示すように、前後2枚の袋シート12(前袋シート13、後袋シート14)と、前後2枚の弁シート15(前弁シート16、後弁シート17)とを備える。詳しくは、前後に配位された前袋シート13、後袋シート14によって、袋の全体形状が規定され、前袋シート13と後袋シート14との間に、前弁シート16、後弁シート17が配位されている。
この緩衝材用の袋の全体の構成を簡単に説明しておくと、袋シート12が間仕切りシール42によって接合されることによって、複数の密封されたセル51が形成される。これらのセル51は、横方向に複数個配列されている。より詳しくは、間仕切りシール42、左右の側部シール43と、左右の側部シール43同士の上部に設けられた上部シール44と、左右の側部シール43下部間を結ぶ下部シール45とを備え、これらのシールによってセル51が規定されている。このセル51の形状は4角形とされているが、その形状は、他の多角形や円形や楕円形や不定形等々、適宜変更して実施することができる。また、この例では隣合うセル51の間に1本の側部シール43を形成し、隣合うセル51の左右の側部を、1本の側部シール43で共用するものとしているが、各セル51毎に、独立した側部シール43を形成することもできる。その場合、隣合うセル51の間に2本の側部シール43が形成されることになる。そして、2本の側部シール43の間にミシン目などの切り取り線を形成しておくこともできる。これによって、この切り取り線を切り取ることで、適宜の数のセル51を分離して使用することができる。また、各セル51に折り曲げ用シール49を形成して実施することもできる。この折り曲げ用シール49は、側部シール43との間に空気を導通させる隙間を残して、前袋シート13、後袋シート14とを接合したもので、これによって、空気が充填された後にも、袋を折り曲げ易くできるものである。
これらのセル51は、共通流路52によって、連通している。この共通流路52は、前袋シート13と後袋シート14とを、横方向に伸びる通路シール46で接合することによって、通路シール46と上部シール44との間に形成されたものである。この共通流路52は複数のセル51を接続すると共に、袋の外部に流路口53が開口している。そして、流路口53から空気等の流体を導入すると、その流体は共通流路52から各セル51へと流入する。
この共通流路52とセル51との接続部分に、逆止弁11が形成されている。
この共通流路52とセル51との接続部分に、逆止弁11が形成されている。
この逆止弁11は、前述の前後2枚の弁シート15(前弁シート16、後弁シート17)によって構成されるものであり、前弁シート16と後弁シート17の間に逆止弁流路21が形成される。この逆止弁流路21は、上流口22から下流口23への一方向のみに空気等の流体の通過を許し、逆方向への逆れを許さない逆止弁構造を形成する。袋全体で言えば、共通流路52からセル51内への流体の流入(順流)を許し、セル51から共通流路52への流体の流出(逆流)を防止する。
前弁シート16と後弁シート17とは、縦方向に伸びる弁シール31(左弁シール32、右弁シール33)によって接合されており、この左弁シール32と右弁シール33との間が逆止弁流路21となる。左弁シール32と右弁シール33との上端間が上流口22とされ、左弁シール32と右弁シール33との下端間が下流口23とされる。
図2は、袋シート12に装着される前の弁シート15(前弁シート16、後弁シート17)を示したもので、この図を参照しつつ、弁シール31についてより詳しく説明する。
上記弁シール31(左弁シール32、右弁シール33)は、上流口22から下流口23に向けて上下方向に伸びるもので、互いに平行な直線であってもよいが、この例では、逆流防止の効果を高めるために、上流口22から下流口23に向かうに従って、段階的に左右の間隔が小さくなるものである。この例では、上流側から第1段部35、第2段部36、第3段部37、第4段部38の4つの段が形成されているが、この数は、2個以上適宜の数に変更して実施することができる。この例では、各段(第1段部35、第2段部36、第3段部37、第4段部38)は左右対象に形成され、互いに平行に配置されている。各段(第1段部35、第2段部36、第3段部37、第4段部38)は左右において同じ長さとされているが、異なる長さとすることもできる。また、左弁シール32と右弁シール33の何れか一方を段のない直線として、他方にのみ段を形成するようにしてもよい。この例では、空白部48を形成することで、ヒートシールの幅を略等しいものとしているが、空白部48を設けずに、空白部48の箇所もヒートシールしてしまってもよい。また、この例では、左弁シール32、右弁シール33の外側を上下に一直線に伸びるものとしているが、図5(A)に示すように、左弁シール32、右弁シール33の外側にも段を形成することで、ヒートシールの幅を略等しくしてもよい。
図2に戻って説明を続けると、この例では、左弁シール32の下端に、右弁シール33へ向けて横方向に伸びる下端弁シール34が形成されている。この下端弁シール34は、下流口23をさらに狭めることによって逆流をより確実に防止するために設けられたものであるが、省略することもできる。また、下端弁シール34に代えて又は併用して、左弁シール32と右弁シール33との間や、下流口23の下流側に、独立したポイントシールを形成することもできる。
さらに、この例では、上流口22に耐熱インキ47が塗布されている。この耐熱インキ47は、弁シート15を袋シート12に取り付ける際に、ヒートシールを行なうが、そのヒートシールによって上流口22が閉じられてしまうことを防止するためのものである。
この袋シート12(前袋シート13、後袋シート14)は、上流口22よりもさらに上方に延設された突出部18(前突出部19、後突出部20)を備えている。図1(A)〜(C)に示すように、前突出部19は前袋シート13に対して前延設部シール40で接合され、後突出部20は後袋シート14に対して、後延設部シール41で接合される。前突出部19と後突出部20とは接合されておらず、単に重ねられているだけである。この例では、延設部シール39(前延設部シール40、後延設部シール41)は、横に連続したものとして実施されているが、断続的に設けることもできる。断続的に設ける場合には、図5(A)に示すように、上流口22の上方であって、上流口22の横幅の長さ以上の長さを備えたものとすることが望ましい。
このように、突出部18を設けて、延設部シール39で袋シート12に接合しておくことによって、順流の際の抵抗を小さくできるという効果を発揮する。具体的には、流路口53から空気等の流体を導入する前の状態では、袋シート12及び弁シート15は重ねられた状態で軽く密着している。そして、流路口53から空気等の流体を導入することによって、まず、共通流路52が筒状に膨らむ。ここで、前突出部19は前袋シート13に対して前延設部シール40で接合され、後突出部20は後袋シート14に対して、後延設部シール41で接合されているため、筒状の膨らみによって前袋シート13と後袋シート14とが離れるのに従って、前突出部19(即ち前弁シート16)と、後突出部20(即ち後弁シート17)とが離れる。その結果、上流口22が開いた状態になり、スムーズに流体が逆止弁流路21に流入し、順流の際の抵抗を小さくすることができる。特に、この例では、上流口22をヒートシールで塞がないために、耐熱インキ47を用いたが、熱と圧の影響によって上流口22がブロッキングされている場合があり、流体の導入で上流口22を開くのに大きな抵抗を受けている。ところが、本発明では上記のように、共通流路52の膨らみによって上流口22が開かれるため、ブロッキングを生じている場合にあっても、小さな抵抗で流体を逆止弁流路21に流入させることができる。具体的には、今日実用化されているこの種の逆止弁付きの緩衝材用袋にあっては、空気の流入抵抗が大きいため、電動ポンプを用いた空気の導入が必要であったが、本願の実施の形態にあっては、手動ポンプは勿論、人の呼気によっても膨らませることも可能である。
なお、前突出部19と後突出部20の突出長さは、同じ長さとしてもよいが、図5(B)に示すように、互いの長さが異なるようにしてもよい。これによって、上流口22がより開きやすくなる。この場合、前延設部シール40と後延設部シール41とは、同一位置に形成することもでき、異なる位置に形成することもできる。
逆止弁流路21に入った空気等の流体は、前述のように、段階的に狭くなる逆止弁流路21内を通過し、上流口22からセル51内に流出する。これにより、重ねられていた前袋シート13、後袋シート14が筒状に膨らむ(図4(A)参照)。ここで、前弁シート16と後弁シート17は、前袋シート13と後袋シート14に対して、左右両端の側部シール43で接合されている。そして、前述のように、前弁シート16と後弁シート17とは、縦方向に伸びる弁シール31(左弁シール32、右弁シール33)によって接合されているが、これらの弁シール31では前袋シート13と後袋シート14に対して接合されていない。従って、前袋シート13、後袋シート14が筒状に膨らむことによって、左右両端の側部シール43間の距離が短くなり、前弁シート16と後弁シート17はセル51内で立体形状に変形する。その際、前述のように、弁シール31が段階的に左右の間隔が小さくなるものであり、且つ、上記左右弁シールは互いに平行に配置されているため、大きな皺を生ずることなく変形する。そして、流体の導入が止まることによって、前弁シート16と後弁シート17とは無理なく密着状態に戻ることができ、逆流が防止される。
他方、図4(B)に示すように、弁シール31を斜めの線で形成した場合には、大きな皺sが生じる場合が多く、また、全体的に変形がいびつになりやすい(図4(C)参照)。従って、前弁シート16と後弁シート17とが良好に密着せず、逆流防止の効果を損なうおそれがあった。
発明者が、本発明に係る図1の逆止弁と、図4(B)の逆止弁とを制作し、テストを行なったところ、本発明の逆止弁では24個中、下流口23個の逆止弁が図4(A)のような安定した形状になり、皺が実質的に生ずることなく、良好な逆流防止効果を得ることができたのに対して、図4(B)の逆止弁では、左弁シール32個中29個の逆止弁が図4(C)に示すようないびつな形状に変形して大きな皺が生じてしまい、十分な逆流防止効果を得ることができなかった。なお、両者の寸法は、本発明の図1の逆止弁では、弁シート15が縦60mm、逆止弁流路21が縦40mm、第1段部35間の横幅が12mm、第2段部36間の横幅が8mm、第3段部37間の横幅が6mm、第4段部38間の横幅が4mmとした。図4(B)の逆止弁では、弁シート15が縦100mm、逆止弁流路21が縦80mmとした。上端の横幅が12mm、下端の横幅が4mmとした。材質は共に30μmのポリエチレンシートを用いた。このように、本発明の実施の形態に係る逆止弁の構造にあっては、30〜60mmという極めて短い寸法であっても、十分な逆止効果を挙げることができるものであり、今日使用されているこの種の逆止弁の半分以下の長さを実現することができたものである。
なお、図5(C)(D)に示すように、袋シート12の下端から上方に向けて、切り込み68を形成することによって、逆止弁流路21の変形を防止するようにしてもよい。
また、図5(E)に示すように、前弁シート16、後弁シート17の他に、少なくとも1枚の補助弁シート69を設けても良い。図の例では、後弁シート17と後袋シート14との間に配位したが、前弁シート16と後弁シート17との間や、前弁シート16と前袋シート13との間に配位することもできる。この例では、前弁シート16、後弁シート17、補助弁シート69の下端の長さを互いに異なるものとしているが、同じ長さでもよい。また図1の例にあっても、前弁シート16と後弁シート17の下端の長さを互いに異なるものとしてもよい。
次に、この逆止弁付き袋の製造方法を説明する。
次に、この逆止弁付き袋の製造方法を説明する。
まず、図2に示すように、前弁シート16と後弁シート17とを重ね合わせて、接合する。その際、前弁シート16と後弁シート17は連続したウエブとして供給し、間歇的に長さ方向に送る。停止したステージで、弁シール31をヒートシールする。図示は省略するが、このヒートシールは、常法で行なうことができるものであり、例えば、第1のステージで、前弁シート16と後弁シート17のうち何れか一方に、耐熱インキ47を塗布する。第2ステージで、弁シール31の形状をなす雄型と受け型との間に前弁シート16と後弁シート17とを挟んで、加熱圧着してヒートシールする。
次に、図7に示すように、上述の前弁シート16と後弁シート17とを接合した弁シート15を巻回した弁シートロール58と、ウエブ状の前袋シート13を巻回した前袋シートロール56と、ウエブ状の後袋シート14を巻回した後袋シートロール57とを用意し、これらを重ね合わせて間歇的に送る。
第1ステージ61では、雄型63と受け型64との間に重ね合わせたシートを、雄型63と受け型64との間に挟んで、延設部シール39(前延設部シール40、後延設部シール41)のヒートシールを行なう。このとき、図6(A)(B)に示すように、前弁シート16と後弁シート17とが接着されてしまわないように、前弁シート16と後弁シート17との間にシリコン加工された金属板製等の耐熱部材67を挿入する。
第2ステージ62では、間仕切りシール42(側部シール43、上部シール44、下部シール45)及び通路シール46を、雄型65、受け型66との間に挟んでヒートシールすることによって、各シールが施された緩衝袋用のウエブが完成する。
なお、上記のウエブ状のまま出荷することもできるが、第3ステージ(図示せず)を設けて、適宜長さに切断すると共に、共通流路52の端部をヒートシールなどで閉じて、適宜長さの袋として出荷することもできる。
上記の例では、弁シート15を別工程で作成した後、前袋シート13及び後袋シート14と組み合わせて製袋を行なったが、前袋シート13、後袋シート14、前弁シート16、後弁シート17を別々のロールから供給して、弁シート15の製作と製袋とを一連の工程で行なうこともできる。図8はその工程の概略図であり、図9はその装置の概略図である。図8(A)に示す工程では、前弁シート16と後弁シート17との間に耐熱部材67aを挟んだ状態で、前延設部シール40、後延設部シール41、上部シール44をヒートシールする。次に、(B)に示す工程で、後袋シート14と後弁シート17との間に耐熱部材67bを挟んだ状態で、弁シール31(図では下端弁シール34のみを図示)をヒートシールする。なお、先の例では、弁シール31は、前弁シート16と後弁シート17との間のみをシールしたが、この例では、前弁シート16と後弁シート17との間に加えて、前弁シート16と前袋シート13との間もヒートシールされてしまう。最後に(C)耐熱部材67を外した状態で、間仕切りシール42と通路シール46(図では通路シール46のみを図示)をヒートシールすることで、各シールが完了する。
上記の例では、前延設部シール40、後延設部シール41、上部シール44を一度にヒートシールしたが、別工程で実施することもできる。図10は、その工程を示すものであり、図10(A)に示す工程では、前弁シート16と後弁シート17との間に耐熱部材67を挟んだ状態で、上部シール44をヒートシールする。次に、図10(B)に示す工程で、後袋シート14と後弁シート17との間に耐熱部材67aを挟んだ状態で、前延設部シール40と後延設部シール41をヒートシールすると共に、後袋シート14と後弁シート17との間に耐熱部材67bを挟んだ状態で、弁シール31(図では下端弁シール34のみを図示)をヒートシールする。この例でも、前弁シート16と後弁シート17との間に加えて、前弁シート16と前袋シート13との間もヒートシールされてしまう。最後に図10(C)に示すように、耐熱部材67を外した状態で、間仕切りシール42と通路シール46(図では通路シール46のみを図示)をヒートシールすることで、各シールが完了する。
以上の例では、前弁シート16と後弁シート17との間に耐熱部材67を挟んだ状態で延設部シール39(前延設部シール40、後延設部シール41)をヒートシールしたが、耐熱部材67の代わりに耐熱インキ47を塗布してヒートシールしてもよい。例えば、図11に示すように、共通流路52の上下にセル51を形成する場合などでは、この方法が有効である。
次に、本願発明の逆止弁には、流路の適宜位置にフィルタ71を配位して実施することもできる。フィルタ71には、不織布、織布、編地、紙など、濾過機能を有するシート状体を用いることができる。このフィルタ71を付加した例を図12に示す。図12(A)は図1(B)と同一切断位置の断面図であり、図12(B)はこの逆止弁の製造工程の説明図である。
この逆止弁にあっては、フィルタ71を前弁シート16と後弁シート17との間に配位している。より詳しくは、フィルタ71の上端を前弁シート16に接着しているものであり、図1の例でも用いた上部シール44によって、前弁シート16とフィルタ71とがヒートシールされる。フィルタ71の下端は後弁シート17に接着される。この後弁シート17への接着は、フィルタ用シール72をヒートシールで形成することによって、行なわれる。
この逆止弁にあっては、フィルタ71を前弁シート16と後弁シート17との間に配位している。より詳しくは、フィルタ71の上端を前弁シート16に接着しているものであり、図1の例でも用いた上部シール44によって、前弁シート16とフィルタ71とがヒートシールされる。フィルタ71の下端は後弁シート17に接着される。この後弁シート17への接着は、フィルタ用シール72をヒートシールで形成することによって、行なわれる。
図12(B)はこの逆止弁の製造工程の説明図であり、この図に示されるように、上記のフィルタ71上端と前弁シート16とを上部シール44でヒートシールする際、フィルタ71上端と後弁シート17とがヒートシールされてしまわないように、耐熱部材67がフィルタ71上端の前面側に配位される。また、フィルタ用シール72をヒートシールする際に、フィルタ71下端と前弁シート16とがヒートシールされてしまわないように、耐熱インキ73が前弁シート16に塗布されている。
上記の説明は、図8、図9のように、前弁シート16と後弁シート17とを予めヒートシールせずに、前袋シート13及び後袋シート14と重ね合わせて接合する際に、フィルタ71をも併せて供給し、ヒートシールする方法を前提にして説明を行なったが、図1、図7のように、前弁シート16と後弁シート17とを予めヒートシールしておく方法でも適用することができるものであり、前弁シート16と後弁シート17とを予めヒートシールする際にフィルタ71を供給して、前弁シート16と後弁シート17とフィルタ71とを接合したものを製作し、次に、これを、前弁シート16と後弁シート17との間に供給しヒートシールすることによって、逆止弁付きの袋体を完成させてもよい。なお、図12において、先の実施の形態と実質的に同一の部分は、同じ符号を付して、その説明を省略した。
上述の各実施の形態では、前弁シート16と後弁シート17との2枚の弁シートを用いたが、本願発明は、1枚の弁シート15のみを用いて実施することもできる。図13はこの例を示したものであり、図1の例と基本的な構造を同一としつつ、弁シートとして1枚の弁シート15のみを用いたものである。なお、図1の例と実質的に同一の部分については、同一の符号を用いて、その説明を省略する。
この例にあっては、弁シート15と前袋シート13との間の空間が逆止弁流路21となるものであり、下端弁シール34を含む弁シール31によって、弁シート15と前袋シート13とがヒートシールされて逆止弁の形状が形成される。そして、側部シール43、上部シール44、下部シール45を含む間仕切りシール42によって、前袋シート13、後袋シート14及び弁シート15が接着され、収納室の形状が規定される。その際、上流口22は、耐熱インキ47が弁シート15に塗布されることによって、ヒートシールされず開放状態を保つ。そして、弁シート15における上流口22よりも上方の部分は、延設部シール39によって、後袋シート14とヒートシールされる。
この例にあっては、弁シート15と前袋シート13との間の空間が逆止弁流路21となるものであり、下端弁シール34を含む弁シール31によって、弁シート15と前袋シート13とがヒートシールされて逆止弁の形状が形成される。そして、側部シール43、上部シール44、下部シール45を含む間仕切りシール42によって、前袋シート13、後袋シート14及び弁シート15が接着され、収納室の形状が規定される。その際、上流口22は、耐熱インキ47が弁シート15に塗布されることによって、ヒートシールされず開放状態を保つ。そして、弁シート15における上流口22よりも上方の部分は、延設部シール39によって、後袋シート14とヒートシールされる。
なお弁シールの形状は適宜変更して実施することができる。その一例を図14に示す。図14(A)の例にあっては、左弁シール32における流入口22寄りの部分である導入部32aと、他方側シール部33とが、上流側から下流側に向かうにしたがって、互いに近づくように、傾斜して形成されている。ただし、左弁シール32は、導入部32aの下流寄りに位置する中間部32bでは、屈曲して、右弁シール33から遠ざかるように伸びる。この中間部32bの下端は下端弁シール34につながっており、この下端弁シール34は右弁シール33に向けて横方向に伸ばされている。ここで、下端弁シール34の先端と右弁シール33の先端とを結んだ線が下流口23となる。そして、この下流口23よりもさらに下流に通路延長部24が形成される。この通路延長部24は、上記の下流口23と、1枚又は複数枚の弁フィルム15の下流側端辺15aと、仮想線25とによって規定される。この仮想線25は、右弁シール33の下流側先端33aと弁フィルム15の下流側端辺15aとを結ぶものである。この仮想線25においては、弁フィルム11,12同士が接着されておらず、逆止弁流路21の空気は上記の下流口23から通路延長部24を通って上記弁フィルム15の外に流出する。この図14(A)においては、上記仮想線25は右弁シール33の延長線に一致しないが、図14(B)に示すように、下端弁シール34を短くすることで、上記仮想線25を右弁シール33の延長線に一致させることもできる。また、下端弁シール34の先端を、上記延長線に位置させるようにしてもよい。
以上、上記の各実施の形態は、本発明を緩衝材用袋として実施した例を示したものであるが、本発明は、これに限らず、種々のシート製の逆止弁を用いるものに適用できる。例えば、逆止弁の上流側を袋の外部に配位し、空気等の流体を袋の外部から内部に逆止弁を通して袋内に流入させるものとして、風船、気体の収納袋、液体の収納袋等を例示できる。また、逆止弁の上流側を袋の内部に配位し、空気等の流体を袋の内部から外部に逆止弁を通して排出させて、袋内を外部よりも負圧に保つために用いることができるものであり、衣料品、布団、食品等の種々の物品の収納袋を挙げることができる。さらにまた、袋内にコーヒー豆等のガスを発生する物品を収納し、発生したガスを袋の内部から外部に逆止弁を通して排出させて、袋内を所定の圧力に保つようにした袋にも用いることができる。また、上記の実施の形態では、1つのセル51について一つの逆止弁を設けたが、1つのセル51について複数の逆止弁を設けて実施することもできる。具体的には、1つのセル51の入口に1つの逆止弁を設けるのに加えて、セル51の内部にも入口から奥に向けて1つ又は2個以上の逆止弁を設けて実施することも可能である。
11 逆止弁
12 袋シート
13 前袋シート
14 後袋シート
15 弁シート
16 前弁シート
17 後弁シート
21 逆止弁流路
22 上流口
23 下流口
31 弁シール
32 左弁シール
33 右弁シール
34 下端弁シール
39 延設部シール
40 前延設部シール
41 後延設部シール
42 間仕切りシール
46 通路シール
47 耐熱インキ
51 セル
52 共通流路
53 流路口
12 袋シート
13 前袋シート
14 後袋シート
15 弁シート
16 前弁シート
17 後弁シート
21 逆止弁流路
22 上流口
23 下流口
31 弁シール
32 左弁シール
33 右弁シール
34 下端弁シール
39 延設部シール
40 前延設部シール
41 後延設部シール
42 間仕切りシール
46 通路シール
47 耐熱インキ
51 セル
52 共通流路
53 流路口
Claims (10)
- 前後に配位された前後の袋シートの間に、少なくとも1枚の弁シートが配位され、
上記袋シートと上記弁シートとの間、又は、上記の弁シート同士の間が逆止弁流路とされ、
この逆止弁流路の上流口から下流口への一方向のみの流体の通過を許し、下流口から上流口への逆流を防止したシート製の逆止弁構造において、
上記の逆止弁流路を構成するシート同士は、縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとによって接合されることによって、上記逆止弁流路が規定され、
上記左右弁シールの上端間が上記上流口とされ、上記左右弁シールの下端間が上記下流口とされ、
上記弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されると共に、その延設された部分における延設部シールで上記袋シートに接合されたことを特徴とするシート製の逆止弁構造。 - 上記延設部シールの左右長さが、上記上流口の左右幅以上であることを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造。
- 上記左右弁シールは、上記逆止弁流路の上流側から下流側に向かうに従って段階的に左右の間隔が小さくなるものであり、且つ、上記左右弁シールは互いに平行に配置されていることを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造。
- 上記弁シートが前後少なくとも2枚配位されたものであり、
上記の前後の弁シート間が逆止弁流路とされ、
上記の前後の弁シート同士は、縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとによって接合されることによって、上記逆止弁流路が規定され、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されると共に、その延設された部分における前延設部シールで上記前袋シートに接合され、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されると共に、その延設された部分における後延設部シールで上記後袋シートに接合されたことを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造。 - 上記前弁シートの上端の上記上流口からの突出長さと、上記後弁シートの上端の上記上流口からの突出長さとは、その何れか一方が何れか他方よりも長いことを特徴とする請求項4記載のシート製の逆止弁構造。
- 上記前後弁シートの他に、少なくとも1枚の補助弁シートが上記前後弁シートと重ねて配位され、上記補助弁シートは前後弁シートの前後又は前後弁シートの間に配位されていることを特徴とする請求項1記載のシート製の逆止弁構造。
- 上記前後の袋シートが間仕切りシールによって接合されることによって、複数の密封されたセルが形成され、
上記前後の袋シートには、前後の袋シートを通路シールによって接合することにより共通流路が形成され、
上記共通流路は、上記複数のセルを接続すると共に、袋の外部に導通可能であり、
上記セルと共通流路との接続部分は、請求項1〜6の何れかに記載のシート製の逆止弁構造を備え、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における前延設部シールで上記前袋シートに接合され、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における後延設部シールで上記後袋シートに接合されたことを特徴とする逆止弁を備えた袋。 - 上記前後の袋シートと上記前後の弁シートとを用意し、
上記前後の袋シート同士を間仕切りシールによって接合することによって、複数の密封されたセルを形成し、
上記前後の袋シートを通路シールによって接合することにより共通流路を形成し、
上記共通流路は、上記複数のセルを接続すると共に、袋の外部に導通可能であり、
上記セルと共通流路との接続部分は、請求項1〜5の何れかに記載のシート製の逆止弁構造を備え、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における前延設部シールで上記前袋シートに接合され、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方の上記共通流路内に延設されると共に、その延設された部分における後延設部シールで上記後袋シートに接合され、
上記前延設部シールと上記後延設部シールとを熱融着でシールする際に、上記前弁シートと上記後弁シートとの間に耐熱部材を配位したことを特徴とする逆止弁を備えた袋の製造方法。 - 上記前後の弁シートは、上記前後の袋シートとの接合がなされる前に、アウトラインで予め上記縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとが接合されることにより、上記の逆止弁流路が規定されたものであり、
上記予め接合された前後の弁シートを上記前後の袋シートの間に挿入し、
上記前延設部シールと上記後延設部シールとを熱融着でシールした後、
上記前後の袋シート同士を間仕切りシールによって接合すると共に上記前後の袋シートを通路シールによって接合することを特徴とする請求項8記載の逆止弁を備えた袋の製造方法。 - 請求項1〜6の何れかに記載のシート製の逆止弁構造に用いられる弁シートにおいて、
前後少なくとも2枚の上記前後の弁シートは、横方向に長く伸びる帯状体であり、
上記の前後の弁シート同士は、縦方向に伸びる左弁シールと右弁シールとによって接合されることによって、上記逆止弁流路が規定され、
上記左右弁シールの上端間が上記上流口とされ、上記左右弁シールの下端間が上記下流口とされ、
上記前弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されることにより、上記前延設部シールを形成する部分が設けられ、
上記後弁シートは、上記上流口よりも上方に延設されることにより、上記後延設部シールを形成する部分が設けられ、
上記帯状体である上記前後の弁シートに、複数組の上記左右弁シールが横方向に並べて形成されたことを特徴とする逆止弁構造に用いられる弁シート。
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010138227A Division JP4673929B1 (ja) | 2010-06-17 | 2010-06-17 | シート製の逆止弁構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012001278A true JP2012001278A (ja) | 2012-01-05 |
Family
ID=45533722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011009475A Pending JP2012001278A (ja) | 2011-01-20 | 2011-01-20 | シート製の逆止弁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012001278A (ja) |
-
2011
- 2011-01-20 JP JP2011009475A patent/JP2012001278A/ja active Pending
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