JP2012093269A - 流量測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 空気流量計(AFM)のセンサボディは、絞り流路23の高さ方向の中央側から両側に向かって絞り流路23の幅を徐々に減少させる流路絞り部22を備えている。絞り流路23は、その流路高さ方向の両側に絞り流路空間51、52を有している。また、流路絞り部22は、センシング素子5近傍の内壁面からセンシング素子5までの絞り流路23の幅方向の距離よりも、最幅狭部51a、52aからセンシング素子5までの絞り流路23の高さ方向の距離を大きく設定している。また、流路絞り部22は、最幅狭部51aからセンシング素子5までの絞り流路23の高さ方向の距離よりも、最幅狭部52aからセンシング素子5までの絞り流路23の高さ方向の距離を大きく設定している。
【選択図】 図2
Description
従来より、内燃機関(エンジン)の吸気通路を形成する吸気管の取付孔に着脱自在に取り付けられる空気流量計(エアフローメータ)を備えた空気流量測定装置が公知である。 この空気流量計は、図10に示したように、吸気管の内部に突出するように取り付けられたセンサボディ101と、このセンサボディ101の内部に配置されるセンサ支持体102と、このセンサ支持体102の表面上に搭載される空気流量センサとを備えている。
第1バイパス流路104の出口には、第1バイパス流路104の流れ方向に向かって流路断面積を次第に減少させるテーパ形状の流路絞り部106が設けられている。
第2バイパス流路105の入口と出口との間には、空気流量センサが設置されるセンサ設置部107が設けられている。
センサチップ108は、センサ支持体102のセンサチップ搭載エリアに搭載されている。センシング素子109は、センサチップ108の表面上に所定のパターンで形成される薄膜抵抗体(例えば発熱抵抗体や空気温度検出抵抗体等)により構成されている。
ここで、第2バイパス流路105のセンサ設置部107に流路絞り部が設けられていない場合(図11(a)参照)、センサ設置部107に流入する空気の流れに乱れや剥離が発生する。この場合には、センサ出力信号が変動し、空気の流量の測定値に計測誤差が生じるため、空気の流量の計測精度が低下するという不具合があった。
ところが、特許文献1及び2に記載の空気流量計においては、2次元絞り形状の流路絞り部121や3次元絞り形状の流路絞り部122を設けることで、空気の流れの剥離や乱れに伴うセンシング素子109の出力変動を抑えることができるものの、第2バイパス流路105のセンサ設置部107における流路断面積が大幅に小さくなり、流路抵抗や圧力損失が増加するため、低流量時における流量(流速)が低下し、流量計測範囲が狭くなるという問題があった。すなわち、センシング素子109の出力変動の抑制と流量計測範囲の拡大とは、トレードオフの関係にあった。
また、特許文献3には、エンジンの吸気通路を流れる主流の一部が流入するバイパス流路の入口から出口までの全流路に渡って、バイパス流路の幅方向両側の流路壁面間に形成される流路外周壁面を半円形状の凹曲面としたり、片側を傾斜面としたり、両側を傾斜面とした空気流量測定装置が開示されている。しかるに、特許文献3に開示された空気流量測定装置は、バイパス流路全ての流路外周壁面が上記の形状を備えているので、センシング素子の出力変動の抑制は可能であるが、センシング素子の出力変動の抑制と流量計測範囲の拡大とを両立させることができなかった。
ハウジングの内部には、流体(空気等の被測定流体)が流れる流路が形成されている。 支持体は、流路を流れる流体の流れ方向に沿うように配置されている。例えば支持体の表裏面が、流路を流れる流体の流れ方向と平行に配置される。
流量測定素子とは、流路を流れる流体の流量(流体の流速または流体の流れ方向)を検出(測定)する流量検出素子のことである。この流量測定素子は、支持体の表面に配置(形成)されている。
この流路絞り部の内部には、流量測定素子が配置されている。そして、流路絞り部の内壁面として、流路の高さ方向の中央側から両側に向かって流路の幅を徐々に減少させる内壁面を設けたことにより、トレードオフではなく、流量測定素子の出力変動や計測誤差の発生を抑制する効果と低流量側への計測範囲を拡大する効果とを両立させることができる。
この流路絞り部の内部には、流量測定素子が配置されている。そして、流路絞り部の内壁面として、流路の高さ方向の中央側または一方側から他方側に向かって流路の幅を徐々に減少させる内壁面を設けたことにより、トレードオフではなく、流量測定素子の出力変動や計測誤差の発生を抑制する効果と低流量側への計測範囲を拡大する効果とを両立させることができる。
また、流量測定素子近傍における流路絞り部の内壁面から流量測定素子までの流路の幅方向の距離よりも、流路の幅が最も狭い最幅狭部から流量測定素子までの流路の高さ方向の距離を大きくしたことにより、流路断面積の縮小化(流路抵抗の増加)を抑制できるので、低流量側の流速を確保することが可能となる。つまり現状よりも更に低流量側への計測範囲を拡大させることが可能となる。
これによって、トレードオフではなく、流量測定素子の出力変動や計測誤差の発生を抑制する効果と低流量側への計測範囲を拡大する効果とを両立させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、流路の幅方向とは、支持体の表裏方向(板厚方向)のことである。
請求項5に記載の発明によれば、流路の高さ方向とは、支持体の表裏方向(板厚方向)に対して直交する垂直方向のことである。
また、流路絞り部よりも流体の流れ方向の下流側に流路屈曲部がある場合、低流量側への計測範囲を拡大させる効果を更に向上させることができる。なお、流路屈曲部の曲がり方向外側は、慣性力により流体の流速が速くなり、流路抵抗を減少させる絞り流路空間(後述する)が設けられていなくても、流量測定素子の出力が安定する。そして、流路屈曲部の曲がり方向外側に絞り流路空間を設けていないので、流路絞り部を通過する流体の流量が増加するため、低流量側への計測範囲を更に拡大することができる。
請求項8に記載の発明によれば、流路絞り部における流路の高さ方向の両側または他方側に、三角形状の絞り流路空間を設けたことにより、流路断面積の縮小化(流路抵抗の増加)を抑制できるので、低流量側の流速を確保することが可能となる。つまり現状よりも更に低流量側への計測範囲を拡大させることが可能となる。
請求項10に記載の発明によれば、流路絞り部における流路の高さ方向の両側または他方側に、半円形状の絞り流路空間を設けたことにより、流路断面積の縮小化(流路抵抗の増加)を抑制できるので、低流量側の流速を確保することが可能となる。つまり現状よりも更に低流量側への計測範囲を拡大させることが可能となる。
請求項12に記載の発明によれば、流路を流れる流体の流れの順方向のみ整流することが可能な絞り形状の流路絞り部を設けたことにより、流路を流れる流体の流れの剥離や乱れを低減(抑制)できるので、流体の流れの剥離や乱れによる流量測定素子の出力変動や計測誤差の発生を抑制することが可能となる。また、逆流検出不能なタイプの流量測定素子を備えた空気流量測定装置に適用することが可能となる。
請求項14に記載の発明によれば、流路絞り部の流量測定素子近傍に、流路の幅を一定とする直線部を設けたことにより、流路絞り部を流れる流体の流れの剥離や乱れによる流量測定素子の出力変動や計測誤差の発生を抑制することが可能となる。これにより、流量測定装置の計測精度を向上することができる。
請求項15に記載の発明によれば、支持体の表面に配置される流量測定素子が、流路を流れる流体の流れ方向と平行な平板状の基板、およびこの基板の表面に形成される抵抗体により構成されている。抵抗体とは、例えば基板の表面に所定のパターンで形成される薄膜抵抗体(少なくとも1つ以上の発熱抵抗体を含む)のことである。
本発明は、支持体の表面に配置される流量測定素子(平板状の基板の表面に形成される発熱抵抗体と感温抵抗体からなる流量検出部:流量センサのセンシング素子)の出力変動を低減し、且つ現状よりも更に低流量側への流量計測範囲を拡大させるという目的を、流路の高さ方向の中央側から両側に向かって流路の幅を徐々に減少させる内壁面を有する流路絞り部を設けたことで実現した。あるいは流路の高さ方向の中央側または一方側から他方側に向かって流路の幅を徐々に減少させる内壁面を有する流路絞り部を設けたことで実現した。
図1ないし図4は本発明の実施例1を示したもので、図1は空気流量計(AFM)を吸気管に取り付けた状態を示した図で、図2および図3は空気流量計の流路絞り部を示した図で、図4は空気流量計を示した図である。
この空気流量測定装置は、エンジンの吸気管を流れる吸入空気の流量に対応した電気信号を出力する発熱抵抗式空気流量計(流量センサモジュール、熱式エアフローメータ:以下空気流量計またはAFMと呼ぶ)と、このAFMより出力される電気信号(センサ出力信号Vout)に基づいて、エンジンの各気筒毎の燃焼室に吸入される空気の流量や流速を計測(算出)するエンジン制御ユニット(エンジン制御装置:以下ECUと呼ぶ)とを備えている。
また、ECUは、AFMより出力されるセンサ出力信号Voutに基づいて空気流量だけでなく、空気の流れ方向も検出する。エンジン制御では、例えば検出した空気流量値に基づいて、エンジンに噴射供給する燃料噴射量を演算する。そして、この演算された燃料噴射量に応じてインジェクタの通電時間(開弁期間)を可変制御する。
エンジンの複数(各気筒毎)の吸気ポートには、吸気管が接続されている。この吸気管の内部には、エンジンの各気筒毎の燃焼室に吸入空気を供給するための吸気通路(流体流路)が形成されている。また、エンジンの複数(各気筒毎)の排気ポートには、排気管が接続されている。この排気管の内部には、エンジンの各気筒毎の燃焼室より流出する排気ガスを排気浄化装置を経由して外部に排出するための排気通路が形成されている。
空気流量センサは、センサ支持体3のセンサチップ搭載エリアに搭載されるセンサチップ4と、このセンサチップ4の表面上に薄膜抵抗体で形成される流量検出部(流量測定素子:以下センシング素子5と言う)と、複数のボンディングワイヤ6を介して、センサチップ4の長手方向の先端部(図示上端部)上に形成される電極パッド群に電気的に接続されるコントローラ7とを備えている。
センサボディは、メイン流路10を流れる空気の流れ方向と平行する方向に延びる直管状の第1ブロック(以下ブロックと呼ぶ)1と、このブロック1の幅方向の両側を覆うように配置されるフード壁部(図示せず)を有し、ブロック1の図示上方に位置するように設けられる第2ブロック(以下ブロックと呼ぶ)2とを備えている。
また、センサボディ、特にブロック2の図示上部には、締結ネジ等によってダクト8の取付孔9の開口周縁部(外壁面)に締結固定されるフランジ2fが一体的に形成されている。
バイパス流路11は、吸気管の吸気通路を流通する空気流方向に平行となるように形成され、吸気管の吸気通路を迂回する空気流路(直線流路)である。このバイパス流路11の上流端には、吸気管の吸気通路から吸入空気が流入する入口が設けられている。また、バイパス流路11の下流端には、吸気管の吸気通路へ吸入空気が流出する出口が設けられている。
ブロック1またはバイパス流路11は、バイパス流路11の出口付近に、吸入空気の流れ方向に向かって流路断面積を徐々に減少(縮小)させる第1流路絞り部(以下流路絞り部と呼ぶ)12を備えている。この流路絞り部12の内部には、バイパス流路11の流路断面積を絞る絞り形状の第1絞り流路(以下絞り流路と呼ぶ)13が形成されている。この絞り流路13は、周囲を流路絞り部12により取り囲まれている。
バイパス流路21は、吸気管の吸気通路を迂回する空気流路(旋回流路)である。このバイパス流路21は、絞り流路13よりも空気流方向の上流側で分岐する入口、およびバイパス流路11を挟んでその両側に形成される出口を有している。また、バイパス流路21は、その出口よりも空気流方向の上流側で分岐している。
ブロック2またはバイパス流路21は、図2および図3に示したように、バイパス流路21のうちの所定の区間に、吸入空気の流れ方向に向かって流路断面積を徐々に減少(縮小)させる第2流路絞り部(以下流路絞り部と呼ぶ)22を備えている。この流路絞り部22の内部には、バイパス流路21の流路断面積を絞る絞り形状の第2絞り流路(以下絞り流路と呼ぶ)23が形成されている。この絞り流路23は、周囲を流路絞り部22により取り囲まれている。
そして、バイパス流路21のうちで空気流量センサ、特にセンシング素子5が設置される素子設置部(センサ設置部)を構成する流路連通部33を除く、流路垂直部31、流路屈曲部32、34および流路垂直部35は、図4に示したように、周囲をブロック2の4つの流路壁面(内壁面)で囲まれる流路断面積が絞られておらず、つまり空気の流れ方向に向かって一定の流路断面積を備えている。本実施例では、長方形状の流路断面を有している。
なお、センサボディ、特にブロック2の流路絞り部22の詳細は後述する。
センサ支持体3は、絶縁性樹脂により形成された保護ケースであり、センサボディのブロック2に形成されるセンサ挿入口からセンサボディ内部(流路連通部33内に露出するよう)に挿し込まれてブロック2に保持されている。また、センサ支持体3の図示上部には、空気流量センサとECUやバッテリ(電源)とを電気的に接続する複数のターミナル36を保持するコネクタハウジング37が一体的に形成されている。
センサチップ4の長手方向の先端部(流量検出部以外の部位)には、ボンディングワイヤ6と配線部とを電気的に接続するための電極パッド群が形成されている。このセンサチップ4は、バイパス流路21のうちの所定の区間(絞り流路23内)を流れる空気の流れ方向と平行な平板状のシリコン基板を含んで構成されている。
絶縁膜は、例えば窒化シリコンよりなる絶縁性の支持膜であって、シリコン基板の表面上にスパッタ法またはCVD法等により形成されている。
ヒータ抵抗体は、自身を流れる加熱電流により高温に発熱する薄膜状の発熱抵抗体である。このヒータ抵抗体は、例えば白金(Pt)、ポリシリコン(Poly−Si)や単結晶シリコン等を真空蒸着やスパッタリングによってセンサチップ4のメンブレンの表面上に薄膜形成されている。つまりヒータ抵抗体は、センサチップ4のメンブレンの表面上に所定のパターンで形成される薄膜抵抗体である。また、ヒータ抵抗体は、ボンディングワイヤ6を介してコントローラ7の電極パッド群に電気的に接続されている。
ヒータ抵抗体および空気温度センサ抵抗体の各配線部は、ヒータ抵抗体および空気温度センサ抵抗体と同様に、金属薄膜または半導体薄膜を真空蒸着やスパッタリングすることによって、センサチップ4の表面上に薄膜形成されている。また、各配線部の端部には、電極パッド群が形成されている。この電極パッド群の各電極パッドは、ボンディングワイヤ6を介して、コントローラ7の電極パッドまたは端子と電気的に接続されている。
流量検出部および配線部の表面上には、流量検出部を保護するための窒化シリコンよりなる絶縁性の保護膜が形成されている。これにより、流量検出部と配線部との接続信頼性が確保されている。
ヒータ抵抗体の温度制御回路は、ヒータ抵抗体の加熱温度と空気温度センサ抵抗体で検出される空気温度との温度偏差が一定値になるように、ヒータ抵抗体に供給する電力(加熱電流)を制御している。つまり温度制御回路は、ヒータ抵抗体を通電(電流)制御する通電回路である。
AFMの流量検出回路は、ヒータ抵抗体から、ヒータ抵抗体周りを流れる空気に放熱された放熱量を電気信号としてECUに出力する。例えばヒータ抵抗体および空気温度センサ抵抗体は、ブリッジ回路の中に組み込まれ、ヒータ抵抗体周りを流れる空気によりヒータ抵抗体の放熱量が変化しても常に一定の抵抗値(発熱温度)を保つような電流制御を行い、この電流値を電圧変換してセンサ出力信号(空気流量電圧信号)VoutとしてECUに出力する。
次に、空気流量センサおよびセンサボディのブロック2の流路絞り部22の詳細を図1ないし図4に基づいて簡単に説明する。なお、実施例1では、図2および図3に示したように、センサ支持体3の表面上にセンシング素子5が直接搭載されたものを記載しているが、センサ支持体3のセンサチップ搭載エリア上にセンサチップ4が搭載され、このセンサチップ4の表面上にセンシング素子5が形成されたものを実施例2として説明する。
空気流量センサ、特にセンサチップ4の表面上に形成された流量検出部(ヒータ抵抗体および空気温度センサ抵抗体等のセンシング素子5)は、ブロック2の流路絞り部22の内部(絞り流路23)に配置されている。なお、センサ支持体3およびセンサチップ4は、その表裏方向(板厚方向)が、図1に示したように、バイパス流路21の絞り流路23を流れる空気の流れ方向に対して直交する垂直方向、つまり絞り流路23の流路幅方向を向いている。
流路絞り部22は、図2および図3に示したように、ブロック2の内壁面から絞り流路23の中心側に向かって突出する2つの突出壁41、42を有し、絞り流路23は、2つの突出壁41、42の内壁面間に形成されている。
このような構造の流路絞り部22は、バイパス流路21のうちで空気流量センサ、特にセンシング素子5が設置される素子設置部(センサ設置部)を構成する流路連通部33のみに設けられている。
これによって、トレードオフではなく、センシング素子5の出力変動や計測誤差の発生を抑制する効果と低流量側への計測範囲を拡大する効果とを両立させることができる。
また、流路絞り部22は、空気流量センサから流路屈曲部32、34の曲がり方向外側に連なる一方側の壁面(ブロック2の天井側の壁面)までの絞り流路23の流路高さ方向の距離よりも、空気流量センサから流路屈曲部32、34の曲がり方向内側に連なる他方側の壁面(最幅狭部52a)までの絞り流路23の流路高さ方向の距離を大きく設定している。
なお、図2(b)の流路絞り部22には、図2(a)に示した例と比べて、更なる低流量側への計測範囲の拡大を目的として断面三角形状の絞り流路空間51が設けられていない。
このような構造の流路絞り部22は、バイパス流路21のうちで空気流量センサ、特にセンシング素子5が設置される素子設置部(センサ設置部)を構成する流路連通部33のみに設けられている。
また、流路絞り部22よりも空気の流れ方向の下流側に流路屈曲部34がある場合、低流量側への計測範囲を拡大させる効果を更に向上させることができる。なお、流路屈曲部34の曲がり方向外側は、慣性力により空気の流速が速くなり、流路抵抗を減少させる絞り流路空間51が設けられていなくても、センシング素子5の出力が安定する。また、流路屈曲部34の曲がり方向外側に絞り流路空間51を設けていないので、流路絞り部22を通過する空気流量が増加するため、低流量側への計測範囲を更に拡大することができる。
また、バイパス流路21の絞り流路23の流路高さ方向とは、センサ支持体3およびセンサチップ4の表裏方向(板厚方向)に対して直交する垂直方向のことである。
すなわち、流路絞り部22は、図2(a)に示したように、センサ支持体3およびセンサチップ4の表裏方向(板厚方向)に対して直交する垂直方向の両側に断面三角形状の絞り流路空間51、52を有している。また、流路絞り部22は、図2(b)に示したように、センサ支持体3およびセンサチップ4の表裏方向(板厚方向)に対して直交する垂直方向の他方側に断面三角形状の絞り流路空間52を有している。
以上のような構成によって、流路絞り部22よりも上流側における空気の流れの乱れが大きい場合でも、その乱れによるセンシング素子5の出力変動、計測誤差の発生を抑制できるので、計測精度を向上することができる。
以上のような構成によって、流路絞り部22よりも上流側および下流側における空気の流れの乱れが大きい場合でも、その乱れによるセンシング素子5の出力変動、計測誤差の発生を抑制できるので、計測精度を向上することができる。また、2つの突出壁41、42の絞り高さを調整することで、エンジンの吸気脈動特性をチューニング(調整)することが可能になる。
流路絞り部22は、図5(a)に示したように、ブロック2の内壁面から絞り流路23の中心側に向かって突出する3つの突出壁41〜43を有し、絞り流路23は、3つの突出壁41〜43の内壁面間に形成されている。
また、流路絞り部22は、図5(a)に示したように、センシング素子5近傍における2つの突出壁41、42の各内壁面からセンシング素子5までの絞り流路23の流路幅方向の距離よりも、絞り流路23の流路幅が最も狭い最幅狭部52aからセンシング素子5までの絞り流路23の流路高さ方向の距離を大きく設定している。また、流路絞り部22は、ブロック2の天井側の内壁面からセンシング素子5までの絞り流路23の流路高さ方向の距離よりも、最幅狭部52aからセンシング素子5までの絞り流路23の流路高さ方向の距離を大きく設定している。
なお、2つの流路屈曲部32、34の曲がり方向外側(天井側)には、実施例1の図2(b)と同様に、絞り流路空間51が設けられていない。
図5(a)に示した流路絞り部22の場合は、センシング素子5の出力変動を実施例1と比べて更に低減することができる。したがって、センシング素子5の出力変動、計測誤差の発生を更に抑制できるので、計測精度を実施例1よりも向上することができる。
この流路絞り部22は、図5(b)に示したように、ブロック2の内壁面から絞り流路23の中心側に向かって突出する2つの突出壁41、42を有し、絞り流路23は、2つの突出壁41、42の内壁面間に形成されている。
ここで、流路絞り部22を構成する2つの突出壁41、42の各内壁面は、図5(b)に示したように、バイパス流路21の流路連通部33の流路高さ方向の中央側(特にセンシング素子5近傍)から他方側に向かってバイパス流路21の流路連通部33(絞り流路23)の流路幅を徐々に減少(縮小)させる流路壁面となっている。また、2つの突出壁41、42の内壁面間に形成される絞り流路23は、センシング素子5近傍から絞り流路23の流路高さ方向の一方側までの断面四角形状の絞り流路空間、およびこの絞り流路空間よりも絞り流路23の流路高さ方向の他方側に断面半円形状の絞り流路空間52を有している。
なお、2つの流路屈曲部32、34の曲がり方向外側(天井側)には、実施例1の図2(b)と同様に、絞り流路空間51が設けられていない。
なお、2つの流路屈曲部32、34の曲がり方向外側(天井側)には、実施例1の図2(b)と同様に、絞り流路空間51が設けられていない。
以上のような構成によって、図2(b)に示した流路絞り部22と同様な効果を達成することができる。
なお、図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)に示した流路絞り部22は、実施例1と同様に、バイパス流路21のうちで空気流量センサ、特にセンシング素子5が設置される素子設置部(センサ設置部)を構成する流路連通部33のみに設けられている。
流路絞り部22は、図7および図8に示したように、ブロック2の内壁面から絞り流路23の中心側に向かって突出する少なくとも2つの突出壁41、42を有し、絞り流路23は、少なくとも2つの突出壁41、42の内壁面間に形成されている。
以上の構成によって、空気流量センサが逆流検出不能センサである場合に、この図7(a)に示した流路絞り部22を備えたAFM(エアフローメータ)を使用できる。
AFMの仕様に応じて、図7(b)に示した構成を採用することにより、バイパス流路21に流入する吸入空気の流れの乱れによるセンシング素子5の出力変動および計測誤差の発生を抑制できるので、AFMによる空気流量の計測精度を向上することができる。
以上のような構成によって、流路絞り部22よりも上流側における空気の流れの乱れが大きい場合でも、その乱れによるセンシング素子5の出力変動、計測誤差の発生を抑制できるので、AFMによる空気流量の計測精度を向上することができる。
図8(b)に示した流路絞り部22の構成により、空気流量センサの近傍では、絞り流路23の流路断面積が一定で、空気流量センサの直下流での流路断面積の拡大がないので、応答感度が高い空気流量センサを使用しても、センシング素子5の出力変動、計測誤差の発生を抑制できる。これにより、AFMによる空気流量の計測精度を向上することができる。
なお、図7(a)、(b)及び図8(a)、(b)に示した流路絞り部22は、実施例1と同様に、バイパス流路21のうちで空気流量センサ、特にセンシング素子5が設置される素子設置部(センサ設置部)を構成する流路連通部33のみに設けられている。
本実施例では、本発明の流量測定装置を、内燃機関(エンジン)の燃焼室に供給される空気の流量や空気の流れ方向を検出する空気流量測定装置に適用しているが、本発明の流量測定装置を、ガス器具に供給されるガスや内燃機関(エンジン)の燃焼室に供給される気体燃料または液体燃料等の流体の流量を検出する流量測定装置に適用しても良い。
なお、空気温度センサ抵抗体をヒータ抵抗体の熱の影響を受けず、周囲の空気の温度を検出する場所に配置しているが、温度センサ抵抗体をヒータ抵抗体の熱により発生する温度分布を検出できるようにヒータ抵抗体の下流側または上下流両側に位置するようにセンサチップ4のメンブレン上に形成しても良い。
なお、空気流量測定装置であるAFM(エアフローメータ)の仕様(空気流量センサ仕様)に応じて、図2(a)、(b)、図5(a)、(b)、図6(a)、(b)で示した流路絞り部の縦断面構造と、図3(a)、(b)、図7(a)、(b)、図8(a)、(b)で示した流路絞り部の横断面構造とを任意(自由)に組み合わせても良い。
また、図9に示したように、バイパス流路21の高さ方向の中央側からバイパス流路21の高さ方向の両側に向かってバイパス流路21の幅を徐々に減少させる内壁面を有する流路絞り部22を設けても良い。そして、流路絞り部22は、図9に示したように、センサ支持体3およびセンサチップ4の表裏方向(板厚方向)の両側に断面三角形状の絞り流路空間71、72を有している。
2 ブロック(ハウジング、センサボディ)
3 センサ支持体
4 センサチップ
5 センシング素子(流量測定素子、流量検出部)
7 コントローラ
21 バイパス流路(流路)
22 流路絞り部
23 絞り流路
32 流路屈曲部
34 流路屈曲部
41 突出壁
42 突出壁
43 突出壁
51 絞り流路空間
52 絞り流路空間
63 流路絞り部の直線部
64 流路絞り部の直線部
51a 絞り流路空間の最幅狭部
52a 絞り流路空間の最幅狭部
Claims (15)
- (a)内部に流路が形成されたハウジングと、
(b)前記流路を流れる流体の流れ方向に沿うように配置される板状の支持体と、
(c)この支持体の表面に配置されて、前記流路を流れる流体の流量を検出する流量測定素子と
を備えた流量測定装置において、
前記ハウジングは、前記流路のうちの所定の区間に、前記流路の断面積を減少させる流路絞り部を有し、
前記流量測定素子は、前記流路絞り部の内部に配置されており、
前記流路絞り部は、前記流路の高さ方向の中央側から両側に向かって前記流路の幅を徐々に減少させる内壁面を有していることを特徴とする流量測定装置。 - (a)内部に流路が形成されたハウジングと、
(b)前記流路を流れる流体の流れ方向に沿うように配置される板状の支持体と、
(c)この支持体の表面に配置されて、前記流路を流れる流体の流量を検出する流量測定素子と
を備えた流量測定装置において、
前記ハウジングは、前記流路のうちの所定の区間に、前記流路の断面積を減少させる流路絞り部を有し、
前記流量測定素子は、前記流路絞り部の内部に配置されており、
前記流路絞り部は、前記流路の高さ方向の中央側または一方側から他方側に向かって前記流路の幅を徐々に減少させる内壁面を有していることを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1または請求項2に記載の流量測定装置において、
前記流路絞り部は、前記流量測定素子近傍における前記流路絞り部の内壁面から前記流量測定素子までの前記流路の幅方向の距離よりも、前記流路の幅が最も狭い最幅狭部から前記流量測定素子までの前記流路の高さ方向の距離を大きくしたことを特徴とする流量測定装置。 - 請求項3に記載の流量測定装置において、
前記流路の幅方向とは、
前記支持体の表裏方向のことであることを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の流量測定装置において、
前記流路の高さ方向とは、
前記支持体の表裏方向に対して直交する垂直方向のことであることを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の流量測定装置において、
前記ハウジングは、前記流路絞り部よりも流体の流れ方向の上流側または下流側に、流体の流れ方向を直角に変化させる流路屈曲部を有し、
前記流路絞り部は、前記流量測定素子から前記流路屈曲部の曲がり方向外側に連なる一方側の壁面までの前記流路の高さ方向の距離よりも、前記流量測定素子から前記流路屈曲部の曲がり方向内側に連なる他方側の壁面までの前記流路の高さ方向の距離の方が大きいことを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の流量測定装置において、
前記流路絞り部は、前記流路のうちで前記流量測定素子が設置される設置部近傍のみに設けられていることを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の流量測定装置において、
前記流路絞り部は、前記流路の高さ方向の両側または他方側に三角形状の絞り流路空間を有していることを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の流量測定装置において、
前記流路絞り部は、前記流路の高さ方向の両側または他方側に台形状の絞り流路空間を有していることを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の流量測定装置において、
前記流路絞り部は、前記流路の高さ方向の両側または他方側に半円形状の絞り流路空間を有していることを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項10のうちのいずれか1つに記載の流量測定装置において、
前記流路絞り部は、前記流路を流れる流体の流れの順方向および逆方向に整流することが可能な絞り形状に形成されていることを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項10のうちのいずれか1つに記載の流量測定装置において、
前記流路絞り部は、前記流路を流れる流体の流れの順方向のみ整流することが可能な絞り形状に形成されていることを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項12のうちのいずれか1つに記載の流量測定装置において、
前記流路絞り部は、前記流路を流れる流体の流れ方向に向かって前記流路の幅を徐々に減少させる壁面稜線が曲線形状または直線形状に形成されていることを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項13のうちのいずれか1つに記載の流量測定装置において、
前記流路絞り部は、前記流量測定素子近傍に、前記流路の幅を一定とする直線部を有していることを特徴とする流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項14のうちのいずれか1つに記載の流量測定装置において、
前記流量測定素子は、前記流路を流れる流体の流れ方向と平行な平板状の基板、およびこの基板の表面に形成される抵抗体を有していることを特徴とする流量測定装置。
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