JP2012089299A - 防水コネクタ - Google Patents
防水コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012089299A JP2012089299A JP2010233806A JP2010233806A JP2012089299A JP 2012089299 A JP2012089299 A JP 2012089299A JP 2010233806 A JP2010233806 A JP 2010233806A JP 2010233806 A JP2010233806 A JP 2010233806A JP 2012089299 A JP2012089299 A JP 2012089299A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber ring
- inner housing
- housing
- protrusion
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 22
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
【課題】ゴムリングの組み付け作業性を向上させる。
【解決手段】本発明は、相手側コネクタと嵌合可能な防水コネクタ10であって、アウタハウジング40と、このアウタハウジング40に対して前側から組み付けられたインナハウジング30とを備え、インナハウジング30の外周面には、同外周面から外側へ突出する突部36が設けられるとともに、同外周面にはゴムリング70が嵌着され、このゴムリング70は、インナハウジング30の外周面のうち突部36よりも前側に嵌着可能な略筒状をなすシール部71と、このシール部71から突部36に向けて延設されたゴムリング係止部72とを備えて構成され、インナハウジング30をアウタハウジング40に組み付ける途上においては、ゴムリング係止部72が突部36に対して嵌合方向に係止することによりシール部71がインナハウジング30に対して仮係止状態で保持されている構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明は、相手側コネクタと嵌合可能な防水コネクタ10であって、アウタハウジング40と、このアウタハウジング40に対して前側から組み付けられたインナハウジング30とを備え、インナハウジング30の外周面には、同外周面から外側へ突出する突部36が設けられるとともに、同外周面にはゴムリング70が嵌着され、このゴムリング70は、インナハウジング30の外周面のうち突部36よりも前側に嵌着可能な略筒状をなすシール部71と、このシール部71から突部36に向けて延設されたゴムリング係止部72とを備えて構成され、インナハウジング30をアウタハウジング40に組み付ける途上においては、ゴムリング係止部72が突部36に対して嵌合方向に係止することによりシール部71がインナハウジング30に対して仮係止状態で保持されている構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、相手側コネクタと嵌合可能な防水コネクタに関する。
この種の防水コネクタとしては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。この防水コネクタは合成樹脂製のハウジングを有し、このハウジングは、端子金具が保持されたインナハウジングと、このインナハウジングの外周に、所定の間隔を空けて配置されたアウタハウジングとから構成されている。一方、相手側コネクタは前方に開口するフード部を有し、防水コネクタとの嵌合に伴ってフード部がインナハウジングとアウタハウジングとの間に嵌合するようになっている。
また、インナハウジングの外面には環状のゴムリングが嵌着されている。このゴムリングにはゴムリング係止部が後方に突出して設けられている。このゴムリング係止部は、ハウジングの奥壁に設けられた貫通孔に挿入可能とされている。ゴムリング係止部は、弾性変形しながら貫通孔に進入し、正規の挿入位置に至ると弾性復帰して貫通孔の開口縁部に対して後方から係止する。これにより、ゴムリングがハウジングに対して固定されるようになっている。
しかしながら、上記したゴムリングをインナハウジングに装着するにあたっては、組み付け治具などを用いてゴムリング係止部をハウジングの奥壁に向けて押し込んでやる必要があり、組み付け作業性がよくない。このため、作業者による組み付け作業のバラツキが大きくなり、例えばゴムリング係止部が貫通孔を完全に貫通しない状態で組み付け治具による押し込み作業を止めてしまった場合には不完全な係止状態となってゴムリングの保持力が低下することも考えられる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ゴムリングの組み付け作業性を向上させることを目的とする。
本発明は、相手側コネクタと嵌合可能な防水コネクタであって、アウタハウジングと、このアウタハウジングに対して相手側コネクタとの嵌合方向前側から組み付けられたインナハウジングとを備え、インナハウジングの外周面には、同外周面から外側へ突出する突部が設けられるとともに、同外周面にはゴムリングが嵌着され、このゴムリングは、インナハウジングの外周面のうち突部よりも嵌合方向前側に嵌着可能な略筒状をなすシール部と、このシール部から突部に向けて延設されたゴムリング係止部とを備えて構成され、インナハウジングをアウタハウジングに組み付ける途上においては、ゴムリング係止部が突部に対して嵌合方向に係止することによりシール部がインナハウジングに対して仮係止状態で保持されている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、組み付け治具などを用いることなくゴムリングをインナハウジングに組み付けることができる。また、ゴムリングをインナハウジングに組み付けた状態では、ゴムリング係止部が突部に嵌合して相手側コネクタとの嵌合方向に係止しているため、シール部をインナハウジングに対して仮係止状態で保持することができる。このため、インナハウジングをアウタハウジングに組み付ける途上ではゴムリングをインナハウジングに保持しておく必要がなく、インナハウジングをアウタハウジングにそのまま組み付けることができる。したがって、ゴムリングの組み付け作業性を向上させることができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
インナハウジングをアウタハウジングに組み付けた状態では、ゴムリング係止部が突部とアウタハウジングとの間で挟み込まれることによりシール部がインナハウジングに対して本係止状態で保持されている構成としてもよい。
このような構成によると、インナハウジングをアウタハウジングに組み付けることに伴ってゴムリング係止部が突部とアウタハウジングとの間で挟み込まれ、シール部をインナハウジングに本係止状態で保持することができる。すなわち、両ハウジングでゴムリングを挟み込む構造を採用したことによりシール部をインナハウジングに本係止状態で保持しておくために十分な保持力を得ることができる。
インナハウジングをアウタハウジングに組み付けた状態では、ゴムリング係止部が突部とアウタハウジングとの間で挟み込まれることによりシール部がインナハウジングに対して本係止状態で保持されている構成としてもよい。
このような構成によると、インナハウジングをアウタハウジングに組み付けることに伴ってゴムリング係止部が突部とアウタハウジングとの間で挟み込まれ、シール部をインナハウジングに本係止状態で保持することができる。すなわち、両ハウジングでゴムリングを挟み込む構造を採用したことによりシール部をインナハウジングに本係止状態で保持しておくために十分な保持力を得ることができる。
アウタハウジングには、突部よりも嵌合方向後側に配される後壁が設けられており、本係止状態では、ゴムリング係止部のうち突部よりも嵌合方向後側の部分が突部と後壁との間で嵌合方向から挟み込まれている構成としてもよい。
このような構成によると、ゴムリング係止部のうち突部よりも嵌合方向後側の部分を突部と後壁との間で嵌合方向から挟み込むことができる。これにより、シール部をインナハウジングに本係止状態で保持することができる。
このような構成によると、ゴムリング係止部のうち突部よりも嵌合方向後側の部分を突部と後壁との間で嵌合方向から挟み込むことができる。これにより、シール部をインナハウジングに本係止状態で保持することができる。
ゴムリング係止部は、突部に対して嵌合方向と交差する方向から嵌合可能な嵌合凹部を有している構成としてもよい。
このような構成によると、嵌合凹部を突部に対して相手側コネクタとの嵌合方向と交差する方向から嵌合させることによりシール部をインナハウジングに対して保持することができる。
このような構成によると、嵌合凹部を突部に対して相手側コネクタとの嵌合方向と交差する方向から嵌合させることによりシール部をインナハウジングに対して保持することができる。
ゴムリング係止部は、嵌合方向と交差する方向からインナハウジングを挟み込む位置に少なくとも一対が設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、少なくとも一対のゴムリング係止部によって嵌合方向と交差する方向からインナハウジングを挟み込むように保持することができるため、ゴムリング係止部による保持力を向上させることができる。
このような構成によると、少なくとも一対のゴムリング係止部によって嵌合方向と交差する方向からインナハウジングを挟み込むように保持することができるため、ゴムリング係止部による保持力を向上させることができる。
本発明によれば、ゴムリングの組み付け作業性を向上させることができる。
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図5の図面を参照しながら説明する。本実施形態における防水コネクタ10は、図1に示すように、端子金具20を内部に収容してなるインナハウジング30と、このインナハウジング30を囲むようにしてその外周側に配置されたアウタハウジング40と、相手側コネクタ(図示せず)との嵌合作業および離脱作業を補助する倍力機構としてのスライドレバー50とを備えて構成されている。なお、以下において前後方向とは図1における紙面と直交する方向を基準として相手側コネクタとの嵌合面側を前側とし、また、上下方向および左右方向については図1を基準として説明する。
本発明の実施形態を図1ないし図5の図面を参照しながら説明する。本実施形態における防水コネクタ10は、図1に示すように、端子金具20を内部に収容してなるインナハウジング30と、このインナハウジング30を囲むようにしてその外周側に配置されたアウタハウジング40と、相手側コネクタ(図示せず)との嵌合作業および離脱作業を補助する倍力機構としてのスライドレバー50とを備えて構成されている。なお、以下において前後方向とは図1における紙面と直交する方向を基準として相手側コネクタとの嵌合面側を前側とし、また、上下方向および左右方向については図1を基準として説明する。
端子金具20は、図2に示すように、角筒状をなす接続部21を有し、この接続部21の後方にワイヤバレル部22、インシュレーションバレル部23がこの順に配置された構成である。この端子金具20は、電線Wの端末部分に接続されており、端子金具20の後方に連なる位置には、ゴム栓60が電線Wの外周面に被着されている。
接続部21は、前後方向に貫通する形態をなし、その前縁から後方に折り返すことによって形成された弾性接触片24を有している。この弾性接触片24は、撓み可能に設けられている。相手側コネクタに設けられた雄型の相手側端子金具は、両コネクタ10の嵌合に伴って接続部21の前端開口から内部に進入し、弾性接触片24と弾性的に接触する。これにより、端子金具20と相手側端子金具が導通可能に接続される。
ワイヤバレル部22は、電線Wの端末にてその絶縁被覆を皮剥きすることにより露出された芯線をかしめ付ける一対のかしめ片を有している。両かしめ片によって電線Wの芯線が圧着されることにより、端子金具20と電線Wが導通可能に接続される。
インシュレーションバレル部23は、ゴム栓60ともども電線Wの絶縁被覆を両側から抱き込むようにして保持する一対の抱持片を有している。両抱持片によってゴム栓60および電線Wの絶縁被覆がともに圧着されることにより、ゴム栓60が端子金具20に固着されている。
インナハウジング30は合成樹脂製であって、図1および図2に示すように、横長のブロック状をなしている。インナハウジング30の内部には、前後方向に貫通する形態をなす複数のキャビティ31が形成されている。これらのキャビティ31は、図4に示すように、小型の端子金具20を収容する複数の小キャビティと、大型の端子金具20を収容する複数の大キャビティとを備えて構成され、小キャビティ群の左右両側に、一対の大キャビティがそれぞれ配置されている。
キャビティ31の内壁には、図2に示すように、端子金具20の後方への抜け止めを行うランス32が形成されている。このランス32は、キャビティ31の内壁から片持ち状をなして前方に突出する形態をなしている。キャビティ31の内部構造は、具体的には、接続部21を収容する前側収容部と、ゴム栓60および両バレル部22,23を収容する後側収容部とからなり、後側収容部が前側収容部よりも大きめに設定されている。
前側収容部の内壁と接続部21との間には、所定のクリアランスが設けられている。このクリアランスは、接続部21とランス32との係止代よりも小さめとされている。したがって、接続部21を前側収容部に対して容易に挿入することができるとともに、接続部21のガタツキによって接続部21とランス32との係止状態が解除されることはない。
後側収容部は、ゴム栓60を圧縮状態で内部に収容できる程度の大きさとされている。これにより、ゴム栓60が後側収容部の内部に収容された状態では、ゴム栓60が電線Wの外周面と後側収容部の内周面とに密着し、キャビティ31の後方から内部に水が浸入することを規制できる。
インナハウジング30の外面における幅方向両側には、図5に示すように、一対の係止片33が設けられている。両係止片33は、アウタハウジング40の内面における幅方向両側に設けられた被係止部41に対して前後方向に係止可能とされている。インナハウジング30をアウタハウジング40に対して嵌合方向前側から組み付けると、両係止片33が両被係止部41に係止することにより、インナハウジング30がアウタハウジング40に対して抜け止め状態に保持される。
なお、インナハウジング30の内部には、リテーナ34が装着されている。このリテーナ34は格子状をなし、端子金具20のキャビティ31への進入を許容する仮係止位置と、ランス32とともに端子金具20の抜け止めを行う本係止位置との間を移動可能とされている。リテーナ34は、同リテーナ34を本係止位置に保持するための一対の取付脚部34Aを備えており、両取付脚部34Aは、インナハウジング30に設けられたリテーナ係止部34Bに対して上下方向に係止可能とされている。
インナハウジング30の外周面には、図4に示すように、奥壁35が周設されている。この奥壁35は、図1に示すように、インナハウジング30とアウタハウジング40との間に形成された空間Sの後端部分を構成している。この空間Sには、相手側コネクタに設けられたフード部(図示せず)が進入可能とされている。また、奥壁35は、インナハウジング30の後端部寄りに配置されている。
インナハウジング30の上下両面には、一対の突部36がそれぞれ設けられている。両突部36は、左右方向の両端部寄りにそれぞれ配置されている。また、各突部36は、図5に示すように、奥壁35の一部を切り欠くことで形成され、左右方向において両係止片33と対応する位置に配置されている。
各突部36は、詳細には図4に示すように、インナハウジング30の上下両面から段付き状に上下二段で構成されており、その基端側36Aが奥壁35に連結され、その先端側36Bが奥壁35とは非接触でかつ奥壁35の突出端を超えない高さ範囲内で基端側36Aから上下方向に突出して形成されている。
アウタハウジング40は合成樹脂製であって、図3に示すように、左右方向に長い略方形をなす外形を有し、かつ、前後方向に貫通する角筒状をなしている。すなわち、アウタハウジング40の内部には、左右方向に長い長孔形状をなすハウジング装着孔42が形成されており、このハウジング装着孔42の内部にインナハウジング30が装着可能とされている。前記した一対の被係止部41は、ハウジング装着孔42の内壁における左右両側にはそれぞれ設けられている。したがって、インナハウジング30の係止片33がアウタハウジング40の被係止部41に対して前後方向に係止することにより、インナハウジング30がハウジング装着孔42の内部に保持される。
アウタハウジング40における上下両側には、一対のレバー収容部43が設けられている。ここで、スライドレバー50の構成を簡単に説明すると、スライドレバー50は、操作部51の両端から一対のカム板52を対向状態で立ち上げることで構成され、全体として略門形をなしている。操作部51は、図1に示すように、スライドレバー50がアウタハウジング40に対して完全に押し込まれた状態ではアウタハウジング40の外側面に沿って配置されるようになっている。一方、両カム板52は、図2に示すように、両レバー収容部43の内部にそれぞれ収容されている。
カム板52には、相手側コネクタに設けられたカムピン(図示せず)を内部に収容可能とするカム溝(図示せず)が弧状をなして凹設されており、カムピンとカム溝の係合に基づくカム作用によって両コネクタ10が嵌合、離脱するようになっている。また、カム板52には、インナハウジング30の上下両面に設けられた一対の保持ピン37を内部に収容可能とする保持溝(図示せず)が直線状をなして凹設されており、両コネクタ10の嵌合、離脱の際にインナハウジング30がアウタハウジング40に対して前後方向に移動することを規制している。
また、アウタハウジング40のハウジング装着孔42の内壁のうち突部36と対向する部分は対向壁44とされている。対向壁44は、レバー収容部43の一部を構成している。対向壁44は、両レバー収容部43に対応して上下二箇所に配置されている。対向壁44の一部には、前後方向に切り欠くことで前後方向に延びるガイド溝45が凹設されている。このガイド溝45は全部で4つ設けられており、図3に示すように、ハウジング装着孔42の上側における左右二箇所と、下側における左右二箇所とに配置されている。これらのガイド溝45は、ハウジング装着孔42側と前側とに開口する形態とされている。一方、ガイド溝45の後端位置は、図2に示すように、突部36よりも前側とされている。すなわち、ガイド溝45は、突部36と対向する位置に対向壁44を残しつつ、その対向壁44の前方に形成されている。
さらに、対向壁44の後端には、突部36を回り込むようにしてインナハウジング30に向けて張り出す後壁46が設けられている。この後壁46は、図3に示すように、アウタハウジング40のハウジング装着孔42の内面に沿って周方向に長く延びており、アウタハウジング40の四隅に対応して4箇所に分離して配置されている。
さて、図2に示すように、本実施形態においては、インナハウジング30の外周面にゴムリング70が装着されており、このゴムリング70をインナハウジング30に対して仮係止状態で保持できるようになっている。ゴムリング70は、インナハウジング30の外周面に嵌着されたシール部71と、突部36に嵌合して前後方向に係止することでシール部71を保持可能なゴムリング係止部72とを一体に備えて構成されている。
シール部71は略筒状をなし、突部36よりも前側に配置されている。また、シール部71は複数のリップを有し、これらのリップは、両コネクタ10が嵌合した状態においてインナハウジング30の外周面と相手側コネクタのフード部の内周面とに密着している。これにより、両コネクタ10間が防水され、インナハウジング30の内部への浸水が規制されるようになっている。
ゴムリング係止部72は、各突部36に対応して4箇所に配置されている。また、ゴムリング係止部72は、図5に示すように、シール部71の後端から後方に向けて(突部36に向けて)延出する形態で設けられている。詳細には、ゴムリング係止部72は、図2に示すように、突部36に対して上下方向から嵌合可能な嵌合凹部73を有しており、嵌合状態では嵌合凹部73が突部36に対して前後方向および幅方向に係止することにより、シール部71がインナハウジング30に対して仮係止状態で保持されるようになっている。
また、ゴムリング係止部72は、インナハウジング30の上下両側に配置されており、インナハウジング30を上下方向から挟み込むようにして組み付けられている。したがって、仮係止状態におけるゴムリング係止部72による保持力を高めることができる。この仮係止状態におけるゴムリング係止部72による保持力は、インナハウジング30をアウタハウジング40に対して前側から装着する際に、ゴムリング70がインナハウジング30から外れない程度に設定されている。このため、インナハウジング30をアウタハウジング40にそのまま組み付けるだけでゴムリング70の組み付けを完了させることができる。換言すると、インナハウジング30をアウタハウジング40に組み付けた後に、組み付け治具などを用いてゴムリング70をインナハウジング30に組み付ける必要がなく、ゴムリング70の組み付け作業性を格段に向上させることができる。
しかしながら、仮係止状態においてゴムリング70に対して前後方向に無理な力が加わった場合、ゴムリング係止部72が上下方向に開くように撓み変形し、嵌合凹部73が突部36から離脱することになる。このため、ゴムリング70を本係止状態で保持しておくためには、ゴムリング係止部72の開き方向への変位を規制してやる必要がある。
そこで、本実施形態では、図2に示すインナハウジング30をアウタハウジング40に組み付けた状態においてゴムリング係止部72の撓み領域に対向壁44が配置されており、この対向壁44と突部36との間でゴムリング係止部72が上下方向から挟み込まれるようになっている。さらに、ゴムリング係止部72のうち突部36よりも後側の部分は、突部36と後壁46との間で前後方向から挟み込まれるようになっている。つまり、対向壁44と後壁46をそれぞれゴムリング係止部72の撓み領域に配置したことによって、ゴムリング係止部72の嵌合凹部73が突部36から離脱することを確実に規制できるようになっている。
これらに加えて、インナハウジング30の保持ピン37がカム板52の保持溝に嵌り込んでおり、インナハウジング30の前後方向における位置が固定されているため、ゴムリング係止部72の嵌合凹部73が突部36から離脱可能な位置までインナハウジング30が前方に位置ずれするおそれもない。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、ゴムリング70をインナハウジング30の外周面に嵌着し、ゴムリング係止部72の嵌合凹部73を突部36に嵌合させる。これにより、ゴムリング70がインナハウジング30に対して仮係止状態で保持される。この状態では、インナハウジング30をアウタハウジング40に組み付ける途上においてゴムリング70が位置ずれするおそれがなく、インナハウジング30の組み付け作業を円滑に行うことができる。したがって、インナハウジング30をアウタハウジング40にそのまま組み付けるだけでゴムリング70の組み付けが完了し、組み付け治具などを使用しなくてもよいため、ゴムリング70の組み付け作業性を向上させることができる。
インナハウジング30の組み付けが完了すると、ゴムリング係止部72が突部36と対向壁44との間で上下方向から挟み込まれ、かつ、ゴムリング係止部72のうち突部36よりも後側の部分が突部36と後壁46との間で前後方向から挟み込まれた状態となる。この状態では、ゴムリング70がインナハウジング30に対して本係止状態で保持されているため、両コネクタ10嵌合の際に相手側コネクタのフード部によってゴムリング70が後方に押し込まれたり、あるいは離脱の際にフード部とともにゴムリング70が前方に連れ戻されたりすることを規制できる。
次に、アウタハウジング40の両レバー収容部43に、スライドレバー50の両カム板52を挿入し、スライドレバー50を初期位置にセットする。この状態では、カム板52のカム溝がカムピンを受け入れ可能な位置に配置されており、両コネクタ10を浅く嵌合させると、相手側コネクタのカムピンがカム溝の入口に進入する。そして、スライドレバー50を初期位置から嵌合位置へ押し込むと、カムピンがカム溝に沿ってその終端側へ移動し、これに伴って相手側コネクタが防水コネクタ10側に引き寄せられることで、両コネクタ10が正規嵌合に至る。この間、保持ピン37が保持溝に嵌合しているため、インナハウジング30を定位置に保持することができ、ひいてはゴムリング70を定位置に保持することができる。
以上のように本実施形態では、ゴムリング係止部72の嵌合凹部73を突部36に対して上下方向から嵌合させ、ゴムリング係止部72を突部36に対して前後方向に係止させるようにしたから、インナハウジング30をアウタハウジング40に装着する前においてシール部71を仮係止状態で保持することができる。この結果、インナハウジング30をアウタハウジング40に組み付けた後に組み付け治具などでゴムリング70をインナハウジング30に対して押し込む必要がなく、インナハウジング30をアウタハウジング40に組み付ける作業だけで、ゴムリング70の組み付け作業を完了させることができる。したがって、ゴムリング70の組み付け作業性を向上させることができる。
また、インナハウジング30をアウタハウジング40に組み付けた状態では、ゴムリング係止部72が突部36と対向壁44とによって上下方向から挟み込まれるとともに、ゴムリング係止部72のうち突部36よりも後側の部分が突部36と後壁46とによって前後方向から挟み込まれることにより、シール部71を本係止状態で保持することができる。したがって、両コネクタ10を嵌合させる途上において相手側コネクタのフード部によってゴムリング70が後方に押し込まれたり、両コネクタ10を離脱させる途上において相手側コネクタのフード部とともにゴムリング70が連れ戻されたりするおそれがない。
さらに、ゴムリング係止部72をインナハウジング30の上下両側にそれぞれ配置しているため、これらのゴムリング係止部72によって両突部36を上下両側から挟み込むことができ、ゴムリング係止部72による保持力を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では両コネクタ10を嵌合させた状態においてゴムリング係止部72が突部36と対向壁44との間に挟み込まれることでシール部71が本係止状態で保持されているものの、本発明によると、シール部71の本係止を行う係止部をゴムリング係止部72とは別に設けてもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では両コネクタ10を嵌合させた状態においてゴムリング係止部72が突部36と対向壁44との間に挟み込まれることでシール部71が本係止状態で保持されているものの、本発明によると、シール部71の本係止を行う係止部をゴムリング係止部72とは別に設けてもよい。
(2)上記実施形態ではゴムリング係止部72をインナハウジング30の突部36とアウタハウジング40との間で挟み込む係止方法を採用しているものの、本発明によると、ゴムリング係止部72を必ずしも挟み込む必要はなく、インナハウジング30に対して前後方向に係止可能な構成であれば他の係止方法を採用してもよい。
(3)上記実施形態では突部36に嵌り込む嵌合凹部73をゴムリング係止部72に設けているものの、本発明によると、突部36に貫通する貫通孔をゴムリング係止部に設けてもよい。
(4)上記実施形態ではゴムリング係止部72がインナハウジング30の上下両側に設けられているものの、本発明によると、ゴムリング係止部をインナハウジング30の上側のみに設けてもよい。
(5)上記実施形態では両コネクタ10の嵌合、離脱を行わしめる倍力機構としてスライドレバー50を用いているものの、本発明によると、倍力機構として回動式のレバーを用いてもよい。あるいは倍力機構が設けられていないコネクタに本発明を適用してもよい。
10…防水コネクタ
30…インナハウジング
36…突部
40…アウタハウジング
44…対向壁
46…後壁
70…ゴムリング
71…シール部
72…ゴムリング係止部
73…嵌合凹部
30…インナハウジング
36…突部
40…アウタハウジング
44…対向壁
46…後壁
70…ゴムリング
71…シール部
72…ゴムリング係止部
73…嵌合凹部
Claims (5)
- 相手側コネクタと嵌合可能な防水コネクタであって、
アウタハウジングと、このアウタハウジングに対して前記相手側コネクタとの嵌合方向前側から組み付けられたインナハウジングとを備え、
前記インナハウジングの外周面には、同外周面から外側へ突出する突部が設けられるとともに、同外周面にはゴムリングが嵌着され、このゴムリングは、前記インナハウジングの外周面のうち前記突部よりも前記嵌合方向前側に嵌着可能な略筒状をなすシール部と、このシール部から前記突部に向けて延設されたゴムリング係止部とを備えて構成され、
前記インナハウジングを前記アウタハウジングに組み付ける途上においては、前記ゴムリング係止部が前記突部に対して前記嵌合方向に係止することにより前記シール部が前記インナハウジングに対して仮係止状態で保持されていることを特徴とする防水コネクタ。 - 前記インナハウジングを前記アウタハウジングに組み付けた状態では、前記ゴムリング係止部が前記突部と前記アウタハウジングとの間で挟み込まれることにより前記シール部が前記インナハウジングに対して本係止状態で保持されていることを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
- 前記アウタハウジングには、前記突部よりも前記嵌合方向後側に配される後壁が設けられており、前記本係止状態では、前記ゴムリング係止部のうち前記突部よりも前記嵌合方向後側の部分が前記突部と前記後壁との間で前記嵌合方向から挟み込まれていることを特徴とする請求項2に記載の防水コネクタ。
- 前記ゴムリング係止部は、前記突部に対して前記嵌合方向と交差する方向から嵌合可能な嵌合凹部を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
- 前記ゴムリング係止部は、前記嵌合方向と交差する方向から前記インナハウジングを挟み込む位置に少なくとも一対が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010233806A JP2012089299A (ja) | 2010-10-18 | 2010-10-18 | 防水コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010233806A JP2012089299A (ja) | 2010-10-18 | 2010-10-18 | 防水コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012089299A true JP2012089299A (ja) | 2012-05-10 |
Family
ID=46260733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010233806A Pending JP2012089299A (ja) | 2010-10-18 | 2010-10-18 | 防水コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012089299A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108513482A (zh) * | 2018-04-17 | 2018-09-07 | 广东林积为实业投资有限公司 | 一种防水端子的定位结构及其成型方法 |
| CN110088991A (zh) * | 2017-01-24 | 2019-08-02 | 矢崎总业株式会社 | 弹簧式连接器 |
| JP2023008972A (ja) * | 2021-07-06 | 2023-01-19 | タイコエレクトロニクス フランス エスアーエス | プラグコネクタのシールドケーブルフィードスルー |
-
2010
- 2010-10-18 JP JP2010233806A patent/JP2012089299A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110088991A (zh) * | 2017-01-24 | 2019-08-02 | 矢崎总业株式会社 | 弹簧式连接器 |
| CN110088991B (zh) * | 2017-01-24 | 2020-10-27 | 矢崎总业株式会社 | 弹簧式连接器 |
| CN108513482A (zh) * | 2018-04-17 | 2018-09-07 | 广东林积为实业投资有限公司 | 一种防水端子的定位结构及其成型方法 |
| JP2023008972A (ja) * | 2021-07-06 | 2023-01-19 | タイコエレクトロニクス フランス エスアーエス | プラグコネクタのシールドケーブルフィードスルー |
| JP7326548B2 (ja) | 2021-07-06 | 2023-08-15 | タイコエレクトロニクス フランス エスアーエス | プラグコネクタのシールドケーブルフィードスルー |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5500680B2 (ja) | レバー式電気コネクタ | |
| JP4752606B2 (ja) | コネクタ | |
| JP4317973B2 (ja) | コネクタ | |
| US8177584B2 (en) | Connector with wire sealing resilient plug | |
| CN107863649B (zh) | 杆式连接器 | |
| JP5341477B2 (ja) | コネクタ | |
| JP2013045693A (ja) | ゴム栓及び防水コネクタ | |
| JP6914232B2 (ja) | コネクタ構造 | |
| CN105390872A (zh) | 连接器组件 | |
| JP2012079552A (ja) | コネクタ | |
| KR20170120115A (ko) | 체결 장치를 구비하는 플러그 커넥터 | |
| JP5776667B2 (ja) | コネクタ | |
| JP2023055366A (ja) | コネクタ装置 | |
| JP2018067378A (ja) | コネクタ | |
| JP2021519491A (ja) | コネクタ位置保証部材 | |
| JP5754388B2 (ja) | コネクタ | |
| EP3346557B1 (en) | Waterproof structure for connector | |
| JP2012089299A (ja) | 防水コネクタ | |
| EP3644452B1 (en) | Fitting connector | |
| JP7445206B2 (ja) | 電線カバー、及び電線カバー付きコネクタ | |
| WO2014199835A1 (ja) | コネクタ | |
| JP5776647B2 (ja) | 防水コネクタ | |
| JP2014032915A (ja) | 防水コネクタ | |
| JP5691899B2 (ja) | 中継コネクタ | |
| JP2009230988A (ja) | ショート端子及びコネクタ |