JP2012084080A - 警報マット - Google Patents
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Abstract
【課題】電源を必要としない製造容易で安価な警報マットを提供する。
【解決手段】弾性材料からなる平坦な基材2に、それぞれ内部が空洞を成して上面側に突出する半円柱形の複数本の突出部4を有する前記基材2よりも柔軟な弾性材料で一体成形したカバーシート3を張り合わせ、それぞれの前記突出部4の少なくとも片方の端部51に開口部5を設け、開口部5に空気の流出入によって音を発する笛6を嵌入し、笛6を保持する保持部7を前記突出部4内に設ける。
【選択図】図1
【解決手段】弾性材料からなる平坦な基材2に、それぞれ内部が空洞を成して上面側に突出する半円柱形の複数本の突出部4を有する前記基材2よりも柔軟な弾性材料で一体成形したカバーシート3を張り合わせ、それぞれの前記突出部4の少なくとも片方の端部51に開口部5を設け、開口部5に空気の流出入によって音を発する笛6を嵌入し、笛6を保持する保持部7を前記突出部4内に設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば工場や建設作業現場等において立入りの危険なエリアの周囲床面上に敷設される警報マットに関するもので、人がこのマットに足を踏み入れた時、警報音を発して当該危険エリアへの立入りを未然に防止しうる警報マットに関する。
下記の特許文献1には、ベニヤ板より成る基板上に半球形の多数の突起部を設け、その突起部及び突起部内の空洞に設けた蛇腹上の密閉筒状体に空気の流出入により鳴動する笛を取付けた電源を不要とする警報マットが開示されている。また、下記の特許文献2には、ベニヤ板より成る基板上に弾性変形可能な半球形の突起部を多数設け、突起内に密閉筒状体を敷設し、密閉筒状体の変形に伴って鳴動する笛が設けられ、かつ密閉筒状体下部の周囲を取り囲む保護用部材からなる電源を不要とする警報マットが開示されている。また、下記の特許文献3には、弾性板に空洞を設け、その空洞内に通気性を有するスポンジを充填し、弾性板に設けた貫通孔にリード笛を嵌挿固定した警報マットが開示されている。
従来の特許文献1及び2に示すような警報マットは、多数の突起部内にそれぞれ密閉筒状体及び笛を設置しなければならず、警報マット製造時の工数が多く手間が掛かるとともに製造コストも掛かる。また、特許文献3に示す警報マットは、弾性板に設けられた空洞の容積が大きく、警報マットが人の足で踏み付けられた際の弾性変形量が容積と比して小さいため、空洞から笛を通して流出する空気の勢いが弱く音が鳴らない場合がある。さらに、空洞を形成する弾性板の面積も大きいため、足で踏みつけられた弾性板が速やかに元の形状に復元せず、笛の鳴動が安定しない。本発明は、上記の実情に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、従来よりも安価で製造容易かつ笛の鳴動が安定した電源を不要とする警報マットを提供することにある。
本発明は、弾性材料からなる平坦な基材2と、該基材2に、それぞれ内部が空洞を成して上面側に突出する半円柱形の複数本の突出部4を有する前記基材2よりも柔軟な弾性材料で一体成形したカバーシート3を張り合わせ、それぞれの前記突出部の少なくとも片方の端部51に開口部5を設け、該開口部に空気の流出入によって音を発する笛6を嵌入し、該笛を保持する保持部7を前記突出部内に設けたことを特徴としている。
また、本発明は、弾性材料からなる方形で平坦な基材2と、該基材2に、それぞれ内部が空洞を成して上面側に突出する半円柱形の複数本の突出部4を有する前記基材2よりも柔軟な弾性材料で一体成形したカバーシート3を張り合わせ、前記複数本の突出部のうちの1本は前記基材の対角線上に設けられ、他の突出部は対角線上に設けられた突出部と所定の幅を隔て平行に設けられ、それぞれの前記突出部の少なくとも片方の端部51に開口部5を設け、該開口部に空気の流出入によって音を発する笛6を嵌入し、該笛を保持する保持部7を前記突出部内に設けるとともに、複数本の前記突出部間上面に前記カバーシートと異なる色の平坦で弾性変形可能な上面カバー材8を被着させ、前記基材2及び前記カバーシート3に警報マット同士を繋ぎ合わせるジョイント部材10を嵌着させるための嵌着口9を設けたことを特徴としている。
さらに本発明は、前記カバーシート3を成形する際に、保持部7を突出部4内に一体成形して設けることを特徴としている。
本発明に係る警報マットによれば、人が半円柱形の突出部を踏むことで、その突出部が圧縮変形し、圧縮変形することにより突出部内の空気が外部へ流出する際に空気の流出により笛が鳴動する。また、突出部を踏んだ足が退けられると、突出部の圧縮変形が速やかに弾性復元するため、その復元の際に空気が突出部内に流入するので笛が再度鳴動するとともに連続して警報マットが踏まれた場合でも突出部が再度圧縮変形するので笛の鳴動が安定する。また、笛が設けられた突出部の端部が人により踏まれた場合には、保持部によって笛が押し潰されるのを防止する。また、カバーシートと異なる色の上面カバー材を突出部間に設けたことで視覚的にも危険エリアを認知し易い。そして、従来よりも大幅に部品点数が少ないため、製造が容易であり、かつ製造コスト及び維持コストが安価になる。
本発明の実施形態を図面により説明する。図1及び図2は本発明の一実施形態による警報マット1を平面図及び正面図で示したものである。これらの図面において2はゴムあるいは合成樹脂等の弾性材料からなる平坦で方形を成す基材2で、この基材2の側面から上面を基材2よりも柔軟なゴムあるいは合成樹脂からなるカバーシート3により覆い被せて両面接着テープや接着剤により張り合わせ、カバーシート3には、それぞれ内部が空洞を成して上面側に突出する半円柱形の複数本の突出部4が一体成形されている。突出部4を半円柱形状にすることにより、足で踏まれた際に突出部4に掛かる圧力を適度に分散させ極端な変形を防ぐことができ、足が退かされた時つまり圧力が取り除かれた時に突出部4が弾性復元し易くなっている。
この突出部4のうちの1本は、方形を成す基材2の対角線上に設けられており、他の突出部は、対角線上に設けられた突出部4と平行に所定の間隔を隔てて設けられている。また、突出部4間の所定間隔を有する平坦部分には、カバーシート3とは異なる色の平坦で弾性変形可能な上面カバー材8が被着されている。
図3及び図6は端部51周辺の拡大図である。図3に示すように上面カバー材8を被着させるカバーシート3の平坦部分に溝部31を設けている。また、図6に示すようにカバーシート3の側面部32は基材2の外側に位置し、基材2を取り囲むように形成されている。そうすることにより、基材2とカバーシート3との密着性が増し、空気漏れを防止できる。
図3及び図6に示すように、突出部4の少なくとも片方の端部51に笛6の断面形状に合致した形状の開口部5を設け、その開口部5に笛6を嵌入している。
笛6は、突出部4が人に踏まれることで圧縮変形され、その圧縮変形によって生じる突出部4からの空気の流出によって笛が鳴動する。そして踏んだ足が突出部4から退かされると突出部4は速やかに弾性復元し、その際に生じる突出部4への空気の流入によって再度笛6が鳴動する。なお、突出部4が速やかに弾性復元するので、人が連続して突出部4を踏み込んだ際にも笛6は連続して鳴動する。換言すると、人が連続して突出部4を踏み込んだ場合でも空気の流出入は安定して発生する。この笛6は突出部4からの空気の流出及び流入のいずれかの場合に音を発するものでも良い。
また、笛6は、図4に示す保持部7により保持されている。この保持部7は、C型溝71を有し、このC型溝71内に笛6が収容される。この保持部7は、人が端部51及び笛6の上を踏んだ際に、笛6が潰れるような過度な圧力が加わらないように保護する。
また、人が警報マット1に足を踏み入れた際に、端部51につま先が当たりつまずく恐れがある為、つまずきを防止するために端部51のそれぞれは傾斜させているとともに、笛6に直接つま先が当たらないように端部51の中央部分は内側に窪んでいる。なお、本実施例においては端部51は窪みを除き水平面から約50度で傾斜させている。
基材2とそれに張り合わされるカバーシート3には、図7に示すジョイント部材10を嵌着させるための嵌着口9を方形各辺2箇所の合計8箇所設けている。ジョイント部材10はゴムや合成樹脂等の弾性材料で成形される。図5は、ジョイント部材10を用いて警報マット1を繋ぎ合わせた場合の模式図であり、また図8は警報マット1を2枚、図9は警報マット1を3枚以上繋ぎ合わせた場合の例を示している。特に図8は2枚繋ぎ合わせた警報マット1に人が右足を踏み入れた場合の例を示している。警報マット1を繋ぎ合わせる場合、一方の警報マット1の下方からジョイント部材10の凸部11を嵌着口9に嵌入し、他方の警報マット1の嵌着口9にジョイント部材10の他方の凸部11を嵌入することで、警報マット1同士を繋ぎ合わせることができる。
本実施形態において基材2とカバーシート3、及び、カバーシート3と上面カバー材8とは両面接着テープや接着剤により張り合わされており、ボルトやナット等の部品を用いる必要がないため、装置が非常に簡素で製造が極めて容易である。
以下に警報マット1の組立てプロセスを説明する。まず、基材2を従来周知の成形方法により成形する。次に、カバーシート3と保持部7を、従来周知の圧縮成形を用いて一体成形する。一体成形する際に、カバーシート3の底面と保持部7の底面を面一となるようにし、基材2とカバーシート3との張り合わせ及び基材2と保持部7との接着を容易にする。保持部7の底面と基材2とが接着されているため、端部51付近が足で踏み付けられた場合でも保持部7がずれる恐れがない。なお、開口部5はカバーシート3成形時に穿孔されている。
次に、図6の図面視左から右に笛6を押し込むことで開口部5に嵌入する。図3に示すように、開口部5と保持部7のC型溝71は対応させているので笛6はC型溝71内に収容される。そして、カバーシート3と基材2を両面接着テープや接着剤を用いて張り合わせる。
そして、嵌着口9を穿孔し、上面カバー材8を溝部31内に被着させる。本実施形態においては基材2及びカバーシート3成形時に嵌着口9となる部分に切り込みを入れている。このことで、基材2とカバーシート3との張り合わせ後、人の手(指)により簡単に嵌着口9を穿孔できる。なお、切り込みを入れる以外には、成形時に嵌着口9となる部分に溝を設けるように接着面のみをごく薄く残し、人の手(指)により簡単に嵌着口9を穿孔できるようにしても良い。あるいは、基材2及びカバーシート3各々の成形時に設けることも、張り合わせ後に切削工具等を用い穿孔することもできる。
突出部4のうちの1本を方形を成す基材2の対角線上に設け、他の突出部4を対角線上に設けられた突出部4と平行に所定の間隔を隔てて設けることで、警報マット1に容積の異なる突出部を形成することができ、例えば、対角線上の突出部とその隣の突出部が同時に踏まれた時、それぞれの突出部の空気流出入量が異なるのでそれぞれの突出部に設けられた笛の音の大きさ及び音の高さが異なり警告効果が高まる。
突出部4間の所定間隔を有する平坦部分に、カバーシート3とは異なる色の上面カバー材8を被着することで、警報マット1を複数繋ぎ合わせた際、図9に示すような全体的に統一された各種の模様を形成することが可能となる。例えば、カバーシート3の色を黒色、上面カバー材8を黄色にすることで、警報マット1は注意を喚起する虎柄模様を形成でき、立入禁止箇所への立入りを視覚的にも未然に防止し得る。なお、図9においてはジョイント部材及び嵌着口は図示を省略している。
本実施形態において基材2とカバーシート3、及び、カバーシート3と上面カバー材8とは両面接着テープや接着剤により張り合わされており、ボルトやナット等の部品を用いる必要がないため、装置が非常に簡素で製造が極めて容易である。
警報マット1とこれを敷設する床とは、両面接着テープ等を用いて固定しなくても良い。特に、基材2をゴムで構成する場合、警報マット1を床に固定しなくても両者の間に適度な摩擦が生じ、警報マット設置場所からずれにくいうえ、接着テープを使用できない床にも設置が可能である。
本発明は、例えば工場や建設作業現場等において立入禁止箇所の手前側及び周囲床面上に敷設される警報マットに関するもので、人がこのマットに足を踏み入れた時、警報を発して当該立入禁止箇所への立入りを未然に防止しうる警報装置に関する。
1…警報マット
2…基材
3…カバーシート
4…突出部
5…開口部
6…笛
7…保持部
8…上面カバー材
9…嵌着口
10…ジョイント部材
2…基材
3…カバーシート
4…突出部
5…開口部
6…笛
7…保持部
8…上面カバー材
9…嵌着口
10…ジョイント部材
Claims (3)
- 弾性材料からなる平坦な基材と、
該基材に、それぞれ内部が空洞を成して上面側に突出する半円柱形の複数本の突出部を有する前記基材よりも柔軟な弾性材料で一体成形したカバーシートを張り合わせ、
それぞれの前記突出部の少なくとも片方の端部に開口部を設け、
該開口部に空気の流出入によって音を発する笛を嵌入し、
該笛を保持する保持部を前記突出部内に設けたことを特徴とする警報マット。
- 前記基材が方形を成し、
前記複数本の突出部のうちの1本は前記基材の対角線上に設けられ、他の突出部は対角線上に設けられた突出部と所定の幅を隔て平行に設けられ、
前記複数本の突出部間上面に前記カバーシートと異なる色の平坦で弾性変形可能な上面カバー材を被着させ、
前記基材及び前記カバーシートに警報マット同士を繋ぎ合わせるジョイント部材を嵌着させるための嵌着口を設けたことを特徴とする請求項1に記載の警報マット。
- 前記カバーシートを成形する際に、前記保持部を前記突出部内に一体成形して設けることを特徴とする請求項2に記載の警報マット。
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