[go: up one dir, main page]

JP2012072671A - 内燃機関のバルブリフタ - Google Patents

内燃機関のバルブリフタ Download PDF

Info

Publication number
JP2012072671A
JP2012072671A JP2010216304A JP2010216304A JP2012072671A JP 2012072671 A JP2012072671 A JP 2012072671A JP 2010216304 A JP2010216304 A JP 2010216304A JP 2010216304 A JP2010216304 A JP 2010216304A JP 2012072671 A JP2012072671 A JP 2012072671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve lifter
crown
cam
crown surface
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010216304A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Tanaka
智也 田中
Noriomi Hosaka
憲臣 保坂
Seiji Tsuruta
誠次 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2010216304A priority Critical patent/JP2012072671A/ja
Priority to CN2011100785056A priority patent/CN102418573A/zh
Priority to US13/076,566 priority patent/US20120073534A1/en
Priority to FR1154780A priority patent/FR2965294A1/fr
Publication of JP2012072671A publication Critical patent/JP2012072671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/14Tappets; Push rods
    • F01L1/143Tappets; Push rods for use with overhead camshafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L3/00Lift-valve, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces; Parts or accessories thereof
    • F01L3/08Valves guides; Sealing of valve stem, e.g. sealing by lubricant
    • F01L3/085Valve cages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2820/00Details on specific features characterising valve gear arrangements
    • F01L2820/04Sensors
    • F01L2820/045Valve lift

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】冠面のフリクションと摩耗量の両方を低減することが可能なバルブリフタを提供する。
【解決手段】円筒状のスカート部17と、該スカート部の上端部に一体に設けられて、カムシャフト7に一体に設けられた駆動カム9の外周面9aが冠面20を摺動する冠部18と、からなり、冠面の軸中心Yが前記駆動カムのカム幅Wの中心Xに対して0.9mm〜1.1mmの範囲でオフセットした状態で配置される内燃機関のバルブリフタ11である。前記冠面は、中心が最も高くなるように球面凸状に形成されていると共に、該冠面の凸量であるクラウニング量Hが11〜50μmの範囲に設定されている。これによって、バルブリフタと駆動カムとの間のフリクションの低減と、バルブリフタの回転の確保による摩耗の発生を抑制する。
【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関のバルブリフタの改良技術に関する。
周知のように、4サイクル内燃機関のカムシャフトの回転を吸気弁や排気弁に伝達するバルブリフタとしては、例えば特許文献1に記載されているように、ほぼ有蓋円筒状に形成されて、円筒状のスカート部の上端部に一体に形成された冠部の平坦状の冠面に前記カムシャフトの駆動カムが回転摺動して回転力を往復運動に変換して、前記吸気弁や排気弁に伝達するようになっている。
ところが、前記冠面が平坦状に形成されていることから、駆動カムが摺動する際のフリクションが大きくなってしまうという技術的課題を招来している。
そこで、例えば特許文献2に記載されたバルブリフタのように、冠面を球面凸状に形成して前記フリクションを低減する改良技術が提供されている。
特開2001−342810号公報 特開2004−225610号公報
しかしながら、前記特許文献2に記載のバルブリフタにあっては、前記冠面の凸量(クラウニング量)を大きくし過ぎると、作動中におけるバルブリフタの自由な回転が損なわれて、駆動カムの摺動位置での面圧が大きくなって局部的に摩耗が発生するおそれがある。
本発明は、前記従来のバルブリフタの技術的課題に鑑みて案出されたもので、冠面のフリクションと摩耗量の両方を低減することが可能なバルブリフタを提供する。
請求項1記載の発明は、冠部の冠面は、中心が最も高くなるように球面凸状に形成されていると共に、該球面凸状の凸量が11〜50μmの範囲に設定されていることを特徴としている。
好ましくは、前記凸量を11〜32μmの範囲に設定する。
本発明によれば、冠面のフリクションと摩耗量の両方を低減することが可能になる。
本発明に係る内燃機関のバルブリフタの一実施形態を示す縦断面図である。 本実施形態のバルブリフタが適用された内燃機関に要部断面図である。 バルブリフタとカムとのフリクションを測定するフリクション測定器を示す縦断面図である。 バルブリフタとカムとのフリクションとクラウニング量との相対関係を示す特性図である。 Aはバルブリフタの冠面とカムとの接触状態示す断面図、Bはバルブリフタのカムに対するオフセット量を示す断面図である。 バルブリフタの冠面とカムの外周面との接触面幅とバルブリフタの回転許容範囲との関係を示す概略図である。 バルブリフタ冠面とカム外周面との接触面幅と冠面のクラウニング量との関係で、バルブリフタの回転域と非回転域を示す特性図である。 バルブリフタ冠面とカム外周面との接触面幅と冠面のクラウニング量との関係で、バルブリフタの回転域と非回転域を示す特性図である。
以下、本発明にかかる内燃機関のバルブリフタの実施形態を図面に基づいて詳述する。
図2は本発明に係るバルブリフタが適用される内燃機関の要部を示し、例えば4気筒の4サイクルガソリン機関の吸気側と排気側に適用したものである。
この内燃機関は、シリンダヘッド1の内部に形成された吸気ポート2と排気ポート3を開閉する機関弁である1気筒当たりそれぞれ2つの吸気弁4と排気弁5がバルブガイド6a,6bを介して摺動自在に設けられている。また、シリンダヘッド1の上端部にカム軸受に支持された吸気側、排気側カムシャフト7,8の外周面には、前記各吸気弁4と各排気弁5を開作動させる駆動カム9、10が一体に設けられている。
前記各吸気弁4と排気弁5は、バルブステムの下端側に有する傘部4a、5aが吸気、排気ポート2、3の開口端に設けられた環状のバルブシート2a、3aに離着座するようになっていると共に、上端部のステムエンド4b、5bに固定されたスプリングリテーナ13a、13bとシリンダヘッド1上端部の支持孔1a、1bの底面との間にそれぞれ弾装されたバルブスプリング14,15のばね力によってそれぞれ閉方向に付勢されている。
前記駆動カム9、10は、図2、図5に示すように、一般的なものであって、側面からみて卵形状に形成されていると共に、所定のカム幅Wに設定されている。
また、前記各吸気弁4と排気弁5と各駆動カム7a、8aとの間にバルブリフタ11、12が介装されている。この各バルブリフター11,12は、鉄系金属である炭素鋼によって一体に形成された直動型であって、吸気側と排気側では同じ構造であるから以下では、説明の便宜上、吸気側のバルブリフタ11について詳述する。
すなわち、バルブリフタ11は、図1及び図2に示すように、シリンダヘッド1の上端部に形成されたガイド孔16内に上下摺動自在に保持された円筒状のスカート部17と、該スカート部17の軸方向一端部である上端部に一体に形成された冠部18と、該冠部18の下面ほぼ中央位置に一体に設けられて、前記ステムエンド4bが当接する円形状のボス部19と、から主として構成されている。
前記スカート部17は、薄肉円筒状に形成されて外周面17aが前記ガイド孔16の内周面に所定のフリクションをもって摺動するようになっている。
前記冠部18は、比較的肉厚に形成され、上面に前記駆動カム9の外周面9aが摺動する球面凸状の冠面20が形成されていると共に、該冠面20と前記駆動カム9の外周面9aが摺動しない部位に、バルブリフタ11の内部に潤滑油を導く油孔21が貫通形成されている。
前記冠面20は、表面全体に所定の半径の球面凸状に形成されて、中心Yが最も高くなるように形成され、最も低い外周縁20aから頂部20bまでの凸量(クラウニング量)Hが11〜50μmの範囲内に設定されている。
このクラウニング量Hの範囲を特定した臨界的意義については、バルブリフタ11のフリクションの大きさと、前記ガイド孔16内での回転の有無によって設定され、この点については本願発明者による実験結果に基づくもので、具体的には後述する。
また、前記冠面20の表面全体には、周知の表面処理技術であるいわゆるダイヤモンドライクカーボン(DLC)処理が施され、これによって、高硬度でかつ低摩擦抵抗を有する表面処理層が形成されている。
さらに、前記冠面20の中心Yは、図5Bに示すように、前記駆動カム9の幅方向(カム幅W)の中心Xに対して0.9〜1.1mmの範囲で図5B中、左側に偏心(オフセット)しており、これは、駆動カム9の回転に伴ってこの外周面9aと冠面20との間に発生するフリクションによってバルブリフタ11自体が回転する領域範囲である。つまり、前記冠面20のオフセット量αが前述の範囲内であれば、駆動カム9の回転力によるバルブリフタ11の回転を確保することができる。
以下、前記冠面20のクラウニング量Hを11〜50μmに設定した臨界的意義について説明する。
まず、前記冠面20と駆動カム9との間のフリクションを最終的に求めるために、図3に示す実験用測定機30を用いて予め前記カムシャフト7のカムトルクTとバルブリフタ11のスカート部17外周面17aと前記ガイド孔16の内周面との間のフリクションを検出する。
前記実験用測定機30は、内燃機関の一部を模したもので、簡単に説明すれば、機関のシリンダヘッドに相当するほぼ円筒状のシリンダ基体31上に前後2つの軸受33,33によって前記カムシャフト7に相当する単一のカムシャフト32が回転自在に支持されている。このカムシャフト32は、前記両軸受33,33間に単一の駆動カム32aが一体的に設けられていると共に、一端部に図外の駆動機構によって回転駆動する駆動プーリ34が設けられている。
前記シリンダ基体31の上端部内には、ほぼ円筒状のベアリング35が設けられていると共に、該ベアリング35の内部には単一の吸気弁、排気弁に相当する機関弁36がバルブリテーナ37を介して上下摺動自在に保持されている。また、この機関弁36は、バルブスプリング38によって閉方向に付勢されていると共に、ステムエンド36aと前記駆動カム32aとの間にバルブリフタ39が介装されている。
このバルブリフタ39は、ベアリング35内周の小径スリーブ35a内に摺動自在に保持され、冠面39a全体が球面凸状に形成されている。そして、この実験測定機30で使用されるバルブリフタ39は、前記冠面39aが平坦状に近い曲率半径の大きなものから小さなもの、つまり、前記クラウニング量Hが約5μm〜44μmになっているものを複数用意しておき、これらを選択的に交換して実験したものである。
また、前記ベアリング35の上端部には、バルブリフタ39のスカート部外周面と前記小径スリーブ35aとの間の側面フリクションを測定するフリクションセンサ40が設けられていると共に、前記カムシャフト32のカムトルクを測定するカムトルクセンサ41が設けられている。
これらの測定は、前記カムシャフト32の回転数300rpmで2時間、油温は80℃の条件下でラッピングを行った後に、前記フリクションセンサ40とカムトルクセンサ41によって測定した。
したがって、前記駆動プーリ34が回転駆動されることによってカムシャフト32を介して駆動カム32aが回転すると、該駆動カム32aがバルブリフタ39の冠面39a上を摺動して、該バルブリフタ39が小径スリーブ35a内を上下に摺動して回転運動を往復運動に変換しつつ機関弁36に伝達する。これによって、機関弁36は、バルブスプリング38のばね力とともにバルブリテーナ37内を上下摺動(開閉作動)する。
この実験では、前述のように、バルブリフタ39の冠面39aのクラウニング量Hがそれぞれ異なるものを選択して、前記側面フリクションセンサ40とカムトルクセンサ41から検出されたそれぞれの数値に基づいて前記駆動カム32aの回転に伴う冠面39aのフリクションを求めたもので、カムトルクセンサ41から検出された全体のトルク数値から、側面フリクションセンサ40から検出された側面フリクション数値を側面フリクショントルクに変換した数値を差し引いた値を、冠面39aのフリクションとして算出したものである。
なお、図3中、42はシリンダ基体31の下部内に設けられたバルブリフトセンサである。
図4はこの実験による結果を示す特性図であって、横軸が前記冠面39aのクラウニング量H(μm)、縦軸がバルブリフタ39(冠面39a)のフリクション(N・m)を示している。
すなわち、クラウニング量Hが約5μmの場合あっては、冠面39aがほぼ平坦状に近いことから図中、4つの黒四角で表すように、冠面39aのフリクションが0.3〜0.4N・mと比較的大きくなってしまう。
これに対して、クラウニング量Hが11μm〜44μmの場合にあっては、黒三角で表すように、冠面39aのフリクションが漸次低下し、特に11μmでは急激にフリクションが低下して約0.29〜0.3N・mとなり、その後、44μmまでは次第に低下して行くことが解った。
図中の折れ線はフリクションとクラウニング量Hとの相対的な数値を平均したものであって、この折れ線からも明らかなように、クラウニング量Hが11μm以下の場合は、大きなフリクションになるが、11μmを境に44μmまで漸次低減していることが明らかである。
なお、ほぼ同じクラウニング量Hでもフリクションが若干異なるのは、実験測定機の作動のばらつきなどに起因している。
以上の実験結果からして、前記冠面39aのクラウニング量Hは、冠面39aのフリクションを低減する関係で最低でも11μmが必要であり、好ましくは、これ以上に設定することが望ましい。
次に、前記駆動カム9の回転に伴う前記ガイド孔16内でのバルブリフタ11の回転の有無を、冠面20と駆動カム9の外周面9aとの接触幅を変えた実験結果に基づいて説明する。
図5A、Bは駆動カム9とバルブリフタ11、カム幅W及び駆動カム9に対するバルブリフタ11のオフセット量αの関係を模式的に示し、この場合、駆動カム9の外周面9aとバルブリフタ11の冠面20の接触面幅をaで示している。つまり、図5Bに示すように、駆動カム9のカム幅Wの中心Xからバルブリフタ11軸心、つまり冠面20の中心Yをα量だけオフセット配置することによって、基本的に駆動カム9の回転に伴いバルブリフタ11はフリクションにより回転するが、図6に示すように、前記オフセット量αが同じでも冠面20のクラウニング量Hによって接触面幅aが大小変化する。
具体的には、クラウニング量Hが小さい場合、つまり平坦状に近い場合は、図6Aに示すように、接触面幅aがa1のように大きくなって、バルブリフタ11に対する駆動カム9のフリクションによる回転力が働いて、該バルブリフタ11は回転する。
また、クラウニング量Hをやや大きくした場合は、図6Bに示すように、接触面幅aはやや小さくなってa2となるものの、バルブリフタ11に対する駆動カム9のフリクションによる回転力が働いて、バルブリフタ11は回転する。
ところが、クラウニング量Hを過度に大きくすると、図6Cに示すように、前記接触面幅aは小さくなってa3となる。この状態では、バルブリフタ11に対する駆動カム9のフリクションによる回転力が働かなくなり、バルブリフタ11は回転しなくなるのである。
要するに、前記バルブリフタ11のガイド孔16内での回転の有無は、前記冠面20のクラウニング量Hに大きく依存するのである。
そこで、図7と図8は前記冠面20のクラウニング量Hと接触面幅aとの関係を、前記駆動カム9のカム幅Wと、バルブリフタ11のオフセット量α及び駆動カム9によるバルブリフタ11への入力荷重を大小変化させてバルブリフタ11の回転の有無を実験した結果を表したものである。
図7に示す実験例では、前記カム幅Wを10mm、オフセット量を1mm、入力荷重を大とした大排気量の機関に適用した場合であって、クラウニング量Hを約20μmから100μmまで大きくしていくと、それに伴って接触面幅aが小さくなり、クラウニング量Hが約20μm〜40μmまでは接触面幅aが7.0mmから約3.7mmまで急激に低下する。クラウニング量Hを40μmから100μmに設定した場合は、接触面幅aは約3.8mmから100mmまで漸次小さくなる。
そして、前記接触面幅aが約3.5mm以下になるとバルブリフタ11が回転しなくなり、それ以上であると回転することが解った。つまり、この約3.5mmの接触面幅の境界点は、クラウニング量Hが50μmであって、それ以下では前記接触面幅aの関係でバルブリフタ11は回転するが、50μm以上ではバルブリフタ11は回転しなくなることが明らかである。
特に、冠面20全体に施されたダイヤモンドライクカーボンDLCは、冠面20の摩擦抵抗が小さく、駆動カム9の回転によってバルブリフタ11自体を回転させる力が小さくなる。したがって、クラウニング量Hは、接触面幅a3.5mm以上となる50μm以下で、好ましくは32μm以下が望ましい。
図8に示す実験例では、前記カム幅Wを7mm、オフセット量を0.5mm、入力荷重を小とした小排気量の機関に適用した場合であって、入力荷重が小さいと駆動カム9を冠面20に押し付ける力が小さいため、接触面幅aは小さくなり、クラウニング量Hが約18μm〜50μmまでは接触面幅aが約7.0mmから約2.5mmまで急激に低下する。クラウニング量Hを50μmから100μmに設定した場合は、接触面幅aは約2.5mmから100mmまで漸次小さくなり、特性ラインは図7の特性ラインよりも下がる傾向になる。
一方、カム幅W及びオフセット量αは小さいため、バルブリフタ11が回転しなくなる許容接触面幅aは小さくなる。この実験例のように、カム幅Wが7mm、オフセット量が0.5mmのとき、許容接触面幅は2.5mmである。このときの冠面20のクラウニング量Hは前記50μmと殆ど変化はない。つまり、内燃機関の排気量(入力荷重、カム幅W、オフセット量α)の相違によって接触面幅aに対する冠面20のクラウニング量Hの変化はないのである。
すなわち、クラウニング量Hを約17μmから100μmまで漸次大きくしていくと、それに伴って接触面幅aが小さくなり、該接触面幅aが約2.5mm以下になるとバルブリフタ11が回転しなくなり、それ以上であると回転することが解った。つまり、この約2.5mmの接触面幅aの境界点は、クラウニング量Hが50μmであって、それ以下では前記接触面幅aの関係でバルブリフタ11は回転するが、50μm以上ではバルブリフタ11は回転しなくなることが解った。
したがって、前記それぞれの実験結果からして、機関の排気量に拘わらず、前記バルブリフタ11の回転を得るには、前記クラウニング量が50μm以下である必要があることが解った。
よって、本実施形態では、前記バルブリフタ11の冠面20のクラウニング量Hを、11μm〜50μmに設定したのである。好ましくは11μm〜32μmに設定するのが望ましい。
これによって、前記駆動カム9の外周面9aと冠面20との間のフリクションを十分に低減しつつバルブリフタ11の自由な回転を確保して冠面20の摩耗を十分に抑制することができる。
また、前記バルブリフタ11を、炭素鋼によって形成したことによって、駆動カム9との摺動箇所のさらなる摩耗の発生を抑制できる。
さらに、この実施形態によれば、前記油孔21を、冠面20に駆動カム9が摺動する以外の部位に形成したことから、冠部18のボス部19と吸気弁4のステムエンド4bとの間に潤滑油を積極的に供給できると共に、駆動カム9の摺動に伴う油孔の孔縁の摩耗や剥離などの発生を抑制できる。
本発明は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば内燃機関の仕様を、前記実験例に示した大、小排気量以外の排気量のものに変更したものにも適用できる。
また、前記実施形態では、吸気側のバルブリフタ11について説明したが、排気側のバルブリフタ12の冠面のクラウニング量も同じように設定されている。
前記実施形態から把握される前記請求項以外の発明の技術的思想について以下に説明する。
〔請求項a〕請求項1に記載の内燃機関のバルブリフタにおいて、
前記冠部の前記冠面がカムと摺動する領域以外の位置に、少なくとも1つの油孔を貫通形成したことを特徴とする内燃機関のバルブリフタ。
この発明によれば、前記油孔を、冠面にカムが摺動する以外の部位に形成したことから、冠部下面側の部位と機関弁との間に潤滑油を積極的に供給できると共に、カムの摺動に伴う油孔の孔縁の摩耗や剥離などの発生を抑制できる。
〔請求項b〕請求項1に記載の内燃機関のバルブリフタにおいて、
前記冠部の偏心量を、該冠部の中心がカムの巾方向の中心に対して0.9mm〜1.1mmの範囲に設定したことを特徴とする内燃機関のバルブリフタ。
この発明によれば、冠部の偏心量が前述の範囲内であれば、カムの回転力によるバルブリフタの回転を確保することができる。
〔請求項c〕請求項1に記載の内燃機関のバルブリフタにおいて、
前記カムの巾を、6mm〜12mmに設定したことを特徴とする内燃機関のバルブリフタ。
〔請求項d〕請求項1に記載の内燃機関のバルブリフタにおいて、
前記バルブリフタ全体を鉄系金属によって形成したことを特徴とする内燃機関のバルブリフタ。
バルブリフタは好ましくは炭素鋼によって形成することによって、カムとの摺動箇所のさらなる摩耗の発生を抑制できる。
〔請求項e〕
円筒状のスカート部と、該スカート部の軸方向一端側に一体に設けられて、冠面にカムの外周面が摺動する冠部と、からなり、該冠部の軸中心が前記カムの巾方向の中心に対してオフセットした位置に配置される内燃機関のバルブリフタであって、
前記冠面は、中心が最も高くなるように球面凸状に形成されていると共に、該球面凸状の凸量が11μm以上で、かつ、前記カムの外周面の接触部位が冠面中心に対して非対称形状となる凸量以下に設定されていることを特徴とする内燃機関のバルブリフタ。
1・・・シリンダヘッド
4・・・吸気弁
5・・・排気弁
7・8・・・吸気、排気側カムシャフト
9・10・・・駆動カム
11・12…バルブリフタ
14・15・・・バルブスプリング
16・・・ガイド孔
17・・・スカート部
18・・・冠部
19・・・ボス部
20・・・冠面
21・・・油孔
a・・・接触面幅
H・・・クラウニング量
X・・・駆動カムのカム幅中心
Y・・・冠面の中心

Claims (3)

  1. 円筒状のスカート部と、該スカート部の軸方向一端側に一体に設けられて、冠面にカムの外周面が摺動する冠部と、からなり、該冠部の軸中心が前記カムの巾方向の中心に対して偏心した状態で配置される内燃機関のバルブリフタであって、
    前記冠面は、中心が最も高くなるように球面凸状に形成されていると共に、該球面凸状の凸量が11〜50μmの範囲に設定されていることを特徴とする内燃機関のバルブリフタ。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のバルブリフタにおいて、
    少なくとも前記冠面に、ダイヤモンドライクカーボン処理を施したことを特徴とする内燃機関のバルブリフタ。
  3. 円筒状のスカート部と、該スカート部の軸方向一端側に一体に設けられて、冠面にカムの外周面が摺動する冠部と、からなり、該冠部の軸中心が前記カムの巾方向の中心に対してオフセットした位置に配置される内燃機関のバルブリフタであって、
    前記冠面は、中心が最も高くなるように球面凸状に形成されていると共に、該球面凸状の凸量が11μm以上で、かつ、バルブリフタが前記カムの回転力によって回転する凸量以下に設定されていることを特徴とする内燃機関のバルブリフタ。
JP2010216304A 2010-09-28 2010-09-28 内燃機関のバルブリフタ Pending JP2012072671A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010216304A JP2012072671A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 内燃機関のバルブリフタ
CN2011100785056A CN102418573A (zh) 2010-09-28 2011-03-30 内燃机的气门挺柱
US13/076,566 US20120073534A1 (en) 2010-09-28 2011-03-31 Valve lifter for internal combustion engine
FR1154780A FR2965294A1 (fr) 2010-09-28 2011-05-31 Leve-soupape pour un moteur a combustion interne

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010216304A JP2012072671A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 内燃機関のバルブリフタ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013058876A Division JP2013144988A (ja) 2013-03-21 2013-03-21 内燃機関のバルブリフタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012072671A true JP2012072671A (ja) 2012-04-12

Family

ID=45814956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010216304A Pending JP2012072671A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 内燃機関のバルブリフタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20120073534A1 (ja)
JP (1) JP2012072671A (ja)
CN (1) CN102418573A (ja)
FR (1) FR2965294A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014157048A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 株式会社リケン 摺動部材及びその製造方法並びに該摺動部材と相手材との組合せ
JP2014190258A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Mitsubishi Motors Corp カム構造
JP2014190257A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Mitsubishi Motors Corp カム構造
JP2015161272A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 三菱自動車工業株式会社 エンジンのバルブ構造
JP2016014351A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 三菱自動車工業株式会社 エンジンの動弁構造

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013209862A1 (de) * 2013-05-28 2014-12-04 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Anordnung eines Elektromagneten zur Ansteuerung eines Zentralventils
CN104265391A (zh) * 2014-09-17 2015-01-07 安徽江淮汽车股份有限公司 一种发动机阀系布置结构
CN105587358A (zh) * 2016-02-23 2016-05-18 山西微风无人系统科技有限公司 顶置式凸轮轴四冲程电喷无人直升机发动机
CN110159381B (zh) * 2019-06-29 2020-06-26 潍柴动力股份有限公司 一种凸轮挺柱组件、气门配气机构及发动机
US11306624B2 (en) 2020-07-16 2022-04-19 Caterpillar Inc. Valve actuation system for engine and valve lifter and rocker arm for same
CN113945307B (zh) * 2021-10-08 2023-07-21 哈尔滨工程大学 一种测量发动机凸轮挺柱接触力的传感器及测量方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03105004A (ja) * 1989-09-14 1991-05-01 Nissan Motor Co Ltd タペット構造
JPH04314903A (ja) * 1991-04-12 1992-11-06 Ngk Spark Plug Co Ltd タペット
JPH05332104A (ja) * 1992-06-01 1993-12-14 Toyota Motor Corp 動弁機構のカム接触部構造
JPH09324608A (ja) * 1996-06-04 1997-12-16 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の直動式動弁装置
JP2001342810A (ja) * 2000-05-30 2001-12-14 Unisia Jecs Corp 内燃機関のバルブリフタ
JP2002227614A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Fuji Oozx Inc 内燃機関用タペットの製造方法
JP2004225610A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Riken Corp 動弁系バルブリフタ及び動弁系バルブリフタ構造
JP2005036666A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関用動弁機構
JP2006046123A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Hitachi Ltd バルブリフタの表面処理方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3308550A1 (de) * 1983-03-10 1984-09-13 M.A.N. Maschinenfabrik Augsburg-Nürnberg AG, 8500 Nürnberg Flachstoessel fuer ventilantriebe
EP0778398A4 (en) * 1995-06-26 1998-09-23 Sumitomo Electric Industries Ceramic sliding part
WO1999047810A1 (en) * 1998-03-19 1999-09-23 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Combination of shim and cam
JP2008128122A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Hitachi Ltd 内燃機関のバルブリフタ
JP2009108807A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Toyota Motor Corp 動弁機構

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03105004A (ja) * 1989-09-14 1991-05-01 Nissan Motor Co Ltd タペット構造
JPH04314903A (ja) * 1991-04-12 1992-11-06 Ngk Spark Plug Co Ltd タペット
JPH05332104A (ja) * 1992-06-01 1993-12-14 Toyota Motor Corp 動弁機構のカム接触部構造
JPH09324608A (ja) * 1996-06-04 1997-12-16 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の直動式動弁装置
JP2001342810A (ja) * 2000-05-30 2001-12-14 Unisia Jecs Corp 内燃機関のバルブリフタ
JP2002227614A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Fuji Oozx Inc 内燃機関用タペットの製造方法
JP2004225610A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Riken Corp 動弁系バルブリフタ及び動弁系バルブリフタ構造
JP2005036666A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関用動弁機構
JP2006046123A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Hitachi Ltd バルブリフタの表面処理方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190258A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Mitsubishi Motors Corp カム構造
JP2014190257A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Mitsubishi Motors Corp カム構造
WO2014157048A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 株式会社リケン 摺動部材及びその製造方法並びに該摺動部材と相手材との組合せ
JP2015161272A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 三菱自動車工業株式会社 エンジンのバルブ構造
JP2016014351A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 三菱自動車工業株式会社 エンジンの動弁構造

Also Published As

Publication number Publication date
FR2965294A1 (fr) 2012-03-30
US20120073534A1 (en) 2012-03-29
CN102418573A (zh) 2012-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012072671A (ja) 内燃機関のバルブリフタ
US8813698B2 (en) Variable valve apparatus of internal combustion engine
US20060027200A1 (en) Valve lifter and forming and processing method therefor
JP6133087B2 (ja) 可変動弁機構
EP3196430B1 (en) Roller-type rocker arm
JP6326349B2 (ja) 内燃機関の可変動弁機構
JP2013144988A (ja) 内燃機関のバルブリフタ
JP4499873B2 (ja) バルブリフタ及び動弁機構
JP5577969B2 (ja) タペットローラ
JP2011140903A (ja) カムシャフトの支持構造
US9309791B2 (en) Valve control for a gas exchange valve of an internal combustion engine
JP4866328B2 (ja) 可変動弁機構
JP2016079932A (ja) 内燃機関の可変動弁機構
JPWO2015163198A1 (ja) ローラー式ロッカーアーム
JP6330466B2 (ja) カムシャフトの軸受部潤滑構造
JP7303068B2 (ja) ロッカアーム
JP4278607B2 (ja) 揺動カム装置
JP2015034483A (ja) 内燃機関のバルブリフタと該バルブリフタの製造方法及びバルブリフタの製造装置
JP6691409B2 (ja) ピボット装置
JP2000170881A (ja) 三次元カム装置、エンジンの動弁装置、エンジンの動弁装置用三次元カムの製造方法
JP2008128122A (ja) 内燃機関のバルブリフタ
JP2010281295A (ja) 内燃機関の動弁装置
JP5854807B2 (ja) 摺動面の加工方法
JP5368359B2 (ja) 直打式動弁機構
JP2012219709A (ja) 内燃機関のバルブリフタ及び該バルブリフタの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120813

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131203