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JP2012069640A - 半導体装置及び電力用半導体装置 - Google Patents

半導体装置及び電力用半導体装置 Download PDF

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JP2012069640A JP2010211910A JP2010211910A JP2012069640A JP 2012069640 A JP2012069640 A JP 2012069640A JP 2010211910 A JP2010211910 A JP 2010211910A JP 2010211910 A JP2010211910 A JP 2010211910A JP 2012069640 A JP2012069640 A JP 2012069640A
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hole
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Masahiro Shimura
昌洋 志村
Yasuhito Saito
泰仁 斉藤
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】1種類の接続部材で各種のサイズの半導体素子を実装可能な半導体装置及び電力用半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、基台と、この基台上に実装された半導体素子と、基台と離間して設けられた電極端子と、半導体素子と、電極端子と、を接続する接続部材と、接合材と、を備える。接続部材には、半導体素子と接続される一端部に複数の貫通孔が設けられている。また、接合材は、半導体素子と、接続部材と、のあいだに介在するとともに、複数の貫通孔内に入り込む。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体装置及び電力用半導体装置に関する。
半導体装置は、チップ状の半導体素子と、半導体素子を封止するパッケージと、半導体素子と導通し、パッケージの内部から外部に延出する電極端子と、を備えている。パッケージの内部では、半導体素子と電極端子とが、接続部材によって接続されている。このような半導体装置において、例えば大電流に対応するためには、接続部材として金属板を所定形状に加工した部品が用いられる。
しかしながら、半導体素子のチップサイズは数多く存在することから、それぞれのチップサイズに合わせて最適な接続部材を設計、製造するのは部品点数の増加及び製造コストの上昇を招く。
特開2001−230362号公報
本発明の実施形態は、1種類の接続部材で各種のサイズの半導体素子を実装可能な半導体装置及び電力用半導体装置を提供する。
本実施形態に係る半導体装置は、基台と、この基台上に実装された半導体素子と、基台と離間して設けられた電極端子と、半導体素子と、電極端子と、を接続する接続部材と、接合材と、を備える。接続部材には、半導体素子と接続される一端部に複数の貫通孔が設けられている。また、接合材は、半導体素子と、接続部材と、のあいだに介在するとともに、複数の貫通孔内に入り込む。
また、本実施形態の電力用半導体装置は、基台と、この基台上に実装された電力用半導体素子と、基台と離間して設けられた電極端子と、電力用半導体素子と、電極端子と、を接続する接続部材と、接合材と、封止部材と、を備える。接続部材には、電力用半導体素子と接続される一端部に複数の貫通孔が設けられている。また、接合材は、電力用半導体素子と、接続部材と、のあいだに介在するとともに、複数の貫通孔内に入り込む。また、封止部材は、少なくとも電力用半導体素子を封止する。
第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。 半導体素子を説明する模式図である。 貫通孔の具体例を例示した模式的断面図である。 貫通孔の具体例を例示した模式的断面図である。 接続部材に貫通孔が設けられていない半導体装置の具体例を例示する模式的平面図である。 接続部材に貫通孔が設けられた半導体装置の具体例を例示する模式的平面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。 第4の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。 第5の実施形態に係る電力用半導体装置の構成を例示する模式図である。 接続部材及び電極端子の変形例を説明する模式図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。
同図(a)は、本実施形態に係る半導体装置の模式的平面図、同図(b)は、同図(a)に示すA−A線矢視の模式的断面図である。
すなわち、図1(a)及び(b)に表したように、本実施形態に係る半導体装置110は、基台10と、半導体素子20と、電極端子30Aと、接続部材40Aと、接合材51、52及び53と、を備える。
なお、本実施形態の説明では、基台10の主面10aに沿った一方向をX方向、主面10aに沿った方向でX方向に対して直交する方向をY方向、主面10aに対して垂直な方向をZ方向ということにする。
基台10は、半導体素子20を支持するとともに、電気的な接続を行うフレーム部材である。基台10には、例えば銅(Cu)が用いられる。基台10は、半導体素子20を実装する台座部11と、台座部11から延出する電極端子30Cと、を有する。台座部11には、例えば、はんだである接合材51を介して半導体素子20が接続される。
半導体素子20には、トランジスタやダイオード等の能動素子、抵抗やコンデンサ等の受動素子が形成されている。半導体素子20は、半導体基板を切り出してチップ状に設けられている。図1に例示した半導体素子20では、裏面及び表面で、それぞれ電気的な接続が行われる。なお、半導体素子20としては、例えば表面のみで電気的な接続が行われてもよい。
電極端子30Aは、基台10と離間して設けられている。図1に例示した電極端子30Aでは、基台10の台座部11とあいだを開けて、台座部11から延出する電極端子30Cとほぼ並行に延出するように配置されている。図1に例示した半導体装置110では、2つの電極端子30A及び30Bが設けられている。なお、本実施形態において、電極端子30A及び30Bを総称して電極端子30ということにする。
電極端子30の個数は、2つに限定されず、半導体素子20の電極や、半導体装置110の仕様などによって適宜の個数が設けられる。電極端子30には、例えば基台10と同じCuが用いられる。図1に例示した半導体装置110では、台座部11からY方向に延出する電極端子30Cと、この両側に配置される電極端子30A及び30Bと、によって、X方向に3端子が配置される装置になっている。例えば、半導体素子20がMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)の場合、上記の3端子に、ゲート、ソース及びドレインが割り当てられる。
電極端子30は、半導体装置110の製造工程の途中まで、例えば台座部11から延出する電極端子30Cとタイバー(図示せず)によって連結されている。タイバーは、封止部材を形成後に切断される。これにより、電極端子30は、電極端子30Cから独立する。
接続部材40Aは、半導体素子20と電極端子30Aとを導通させる金属製の部材である。半導体装置110において、複数の電極端子30A及び30Bを有する場合、電極端子30Aに対応して接続部材40Aが接続され、電極端子30Bに対応して接続部材40Bが接続される。また、さらに電極端子を有する場合には、それぞれの電極端子に接続部材が接続される。
接続部材40Aは、半導体素子20と接続される一端部401と、電極端子30Aと接続される他端部402と、一端部401と他端部402との間に設けられた中間部403と、を有する。
一端部401は、半導体素子20の表面とほぼ並行に設けられる。また、他端部402は、電極端子30Aの表面とほぼ並行に設けられる。また、中間部403は、必要に応じて一端部401及び他端部402に対して折り曲げられており、一端部401と他端部402とのZ方向に沿った高さの差を設けている。
本実施形態の半導体装置110では、接続部材40Aの一端部401に、複数の貫通孔41が設けられている。一端部401に設けられた複数の貫通孔41は、一端部401の主面401aに沿った開口形状が例えば円形になっている。
また、複数の貫通孔41は、接続部材40Aにおける一端部401の領域S1に、マトリクス状に設けられている。
領域S1の面積は、半導体素子20における、接続部材40Aの一端部401が接続する面(領域S2)の面積よりも広くなっている。すなわち、半導体素子20は、領域S1の範囲内で接続部材40Aと接続されている。
半導体素子20と接続部材40Aの一端部401とは、接合材52によって接合されている。接合材52は、例えば、はんだである。また、接続部材40Aの他端部402と電極端子30Aとは、接合材53によって接合されている。接合材53は、例えば、はんだである。
ここで、接合材52は、半導体素子20と、接続部材40Aと、のあいだに介在するとともに、接続部材40Aに設けられた貫通孔41内に入り込んでいる。
図1(b)に表したように、接続部材40Aの一端部401は、半導体素子20の表面に設けられた保護用絶縁膜22に支持される。接合材52は、保護用絶縁膜22で支持されることで生じた半導体素子20の表面と接続部材40Aとの隙間に介在する。
また、接合材52がはんだである場合、溶融した接合材52は、表面張力によって貫通孔41内に吸い上げられる。これにより、接続部材40Aの一端部401と、半導体素子20の表面と、のあいだに介在した接合材52が、保護用絶縁膜22で囲まれた領域外へはみ出すことを防止している。
図1に例示した半導体装置110では、接続部材40Bも設けられている。接続部材40Bは、半導体素子20と、電極端子30Bと、を接続する。接続部材40Bにも、上記説明した接続部材40Aと同様に、複数の貫通孔が設けられていてもよい。なお、図1に例示した半導体装置110では、接続部材40Aのみに複数の貫通孔41が設けられている。
本実施形態に係る半導体装置110では、接続部材40Aに複数の貫通孔41が設けられていることで、接合材52が接続部材40Aと半導体素子20との間のほか、貫通孔41内にも入り込み、接合材52のはみ出しを抑制できる。このように、接合材52のはみ出しが抑制されることから、半導体素子20の面積よりも大きな一端部401を有する接続部材40Aを用いることができる。つまり、大きな接続部材40Aによって、各種のサイズの半導体素子20の接続に対応できるようになる。
また、隣接する接続部材40A及び40Bの間隔を狭くしても、両者の短絡を防止できるようになる。このため、接続部材40Aと、これに隣接する接続部材40Bとの間隔を狭くすることができ、半導体装置110の大型化を防止できる。
次に、各部の具体例について説明する。
図2は、半導体素子を説明する模式図である。
同図(a)は、半導体素子の模式的平面図、同部(b)は、同図(a)に示すC−C線矢視の模式的断面図である。
半導体素子20は、チップ状に切り出されている。半導体素子20の表面には、保護用絶縁膜22が設けられている。保護用絶縁膜22は、半導体素子20の表面の電極201及び202を除く部分に設けられている。保護用絶縁膜22は、例えばソルダーレジスト(熱硬化性樹脂)である。
半導体素子20の裏面には電極203が設けられている。半導体素子20が例えばMOSFETの場合、例えば電極201はゲート電極、電極202はソース電極、電極203はドレイン電極である。例えばゲート電極となる電極201は、半導体素子20の表面の周縁部に配置されている。また、例えばソース電極となる電極202は、半導体素子20の表面の中央部に、電極201よりも広く設けられている。また、例えばドレイン電極となる電極203は、半導体素子20の裏面の全面に設けられている。
半導体素子20の裏面に設けられた電極203は、図1(b)に示す接合材51によって基台10の台座部11と接合される。また、半導体素子20の表面に設けられた電極201は、図1に示す接続部材40Bと接合材52を介して接合される。
また、半導体素子20の表面に設けられた電極202は、図1に示す接続部材40Aと接合材52を介して接合される。ここで、接続部材40Aは、電極202の領域S2と接合される。領域S2は、保護用絶縁膜22の内周で囲まれる領域と同じでもよいし、わずかに小さい領域でもよい。この接続部材40Aが接合される領域S2の面積に比べ、図1(a)に示す接続部材40Aにおける貫通孔41が設けられた領域S1の面積のほうが広い。これにより、異なるサイズの半導体素子20であっても、貫通孔41が設けられた領域S1の内側で電極202と接続部材40Aとを接合できることになる。
このように、接続部材40Aは、電極202の大部分の領域S2と接合される。接続部材40Aは金属で形成されていることから、半導体素子20と大きな面積で接合されるほど半導体素子20の表面抵抗の低減を図ることができる。
なお、電極201、202及び203の配置は一例であり、これに限定されるものではない。
図3及び図4は、貫通孔の具体例を例示した模式的断面図である。
図3は、接続部材に貫通孔が設けられた具体例、図4は、接続部材に貫通孔及び突起が設けられた具体例をそれぞれ示している。両図(a)は、図1(a)のB−B線矢視の模式的断面図である。また、図3(b)は、図3(a)の一点鎖線枠Z1の拡大図、図4(b)は、図4(a)の一点鎖線枠Z2の拡大図である。
先ず、図3に基づき、接続部材に貫通孔が設けられた具体例を説明する。
図3に表したように、接続部材40Aは、半導体素子20の表面に設けられた保護用絶縁膜22の上に支持されている。そして、電極202と接続部材40Aとの間には接合材52が介在している。
接合材52は、例えば、はんだであり、接合の際に溶融して電極202と接続部材40Aとのあいだに拡がっていく。この際、表面張力によって接合材52は、貫通孔41の中に吸い上げられる。これにより、電極202と接続部材40Aとの間で、保護用絶縁膜22の方向へ拡がる接合材52が、保護用絶縁膜22の外側へはみ出すことを防止できることになる。
一方、接続部材40Aに貫通孔41が設けられていない場合、溶融した接合材52が接続部材40Aの表面を伝わり、保護用絶縁膜22を乗り越えて外部へ漏れ出やすい。これに対し、本実施形態のように、接続部材40Aに貫通孔41が設けられていると、溶融した接合材52が接続部材40Aの表面を伝わり拡がる途中で貫通孔41内に引き込まれ、保護用絶縁膜22を乗り越えずに済むことになる。
また、接合材52として、例えば有機材料を含むはんだが用いられている場合、このはんだの溶融によって有機材料がガス状になって揮発する。この揮発したガスは、貫通孔41を介して外部へ容易に抜け出ることになる。つまり、貫通孔41は、有機材料が揮発する際のガス抜きのための孔として利用される。
このように、接合材52が保護用絶縁膜22の外側へはみ出すことを防止できること、及び接合材52から発生したガスが貫通孔41から容易に抜けること、によって、本実施形態では、貫通孔41が設けられていない場合に比べ、接合材52を厚めに設けることができる。接合材52を厚めに設けると、半導体素子20と接続部材40Aとの間の熱サイクルでの接合材52の劣化を抑制できる。
次に、図4に基づき、接続部材に貫通孔及び突起が設けられた具体例を説明する。
図4に表したように、接続部材40Aには、複数の貫通孔41が設けられている。また、貫通孔41には、貫通孔41の内壁41aから、半導体素子20とは反対側(上側)のZ方向に立ち上がる突起41bが設けられている。すなわち、突起41bは、貫通孔41の上側の縁から立ち上がっている。
このような突起41bは、例えば、接続部材40Aの貫通孔41を穴開け加工する際に生じるバリを利用してもよいし、穴開け加工した後に別途突起41bを設ける処理を施してもよい。
貫通孔41に突起41bが設けられていると、貫通孔41に吸い上げられた接合材52が、貫通孔41の上側の突起41bの位置まで入り込むようになる。例えば、接合材52としてはんだを用いる場合、溶融したはんだの表面張力によってはんだが貫通孔41内に吸い上げられる。さらに、はんだは突起41bの位置まで吸い上げられる。
ここで、ある貫通孔41の上側の縁から立ち上がる突起41bとして、この突起41bにより構成されるX方向に沿った開口径が、貫通孔41の上側の縁から離れるに従い狭くなるよう設けられていると、接合材52の表面張力による吸い上げの効果がより顕著となる。
このように、貫通孔41に突起41bが設けられていることによって、突起41bの位置まで接合材52を確実に入り込ませることができる。したがって、接合材52の保護用絶縁膜22の外側へのはみ出しの抑制を、より効果的に発揮させることができる。つまり、貫通孔41に突起41bを設けると、図3に例示した接続部材40Aの効果を、より高めることができる。
次に、半導体素子のサイズの相違による接続部材の状態の具体例を説明する。
図5は、接続部材に貫通孔が設けられていない半導体装置の具体例を例示する模式的平面図である。
図6は、接続部材に貫通孔が設けられた半導体装置の具体例を例示する模式的平面図である。
先ず、図5に基づき、接続部材に貫通孔が設けられていない場合を説明する。
図5(a)〜(c)にかけて半導体素子(20A、20B及び20C)の大きさが順に小さくなっている。
すなわち、図5(b)に表した半導体装置190Bの半導体素子20Bのサイズは、図5(a)に表した半導体装置190Aの半導体素子20Aのサイズよりも小さい。また、図5(c)に表した半導体装置190Cの半導体素子20Cのサイズは、半導体装置190Bの半導体素子20Bのサイズよりも小さい。
ここで、接続部材40A(L)、40A(M)及び40A(S)には貫通孔が設けられていない。このため、保護用絶縁膜22の外側へ接合材52が漏れ出す可能性を考慮し、接続部材40A(L)、40A(M)及び40A(S)と、これに隣接する接続部材40Bと、の間隔d1を比較的広く設ける必要がある。この間隔d1に応じて保護用絶縁膜22の幅が広くなっている。
図5に表した半導体素子20A、20B及び20Cでは、間隔d1をある程度確保するため、素子サイズに小さくなるに従い、接続部材40A(L)、40A(M)及び40A(S)との接触面積が小さくなる。図5に表した半導体装置190A、190B及び190Cでは、半導体素子20A、20B及び20Cと接続部材40A(L)、40A(M)及び40A(S)との接触面積に応じて異なる接続部材40A(L)、40A(M)及び40A(S)を用意している。
次に、図6に基づき、接続部材に貫通孔が設けられている場合を説明する。
図6(a)〜(c)にかけて半導体素子(20A、20B及び20C)の大きさが順に小さくなっている。
すなわち、図6(b)に表した半導体装置110Bの半導体素子20Bのサイズは、図6(a)に表した半導体装置110Aの半導体素子20Aのサイズよりも小さい。また、図6(c)に表した半導体装置110Cの半導体素子20Cのサイズは、半導体装置110Bの半導体素子20Bのサイズよりも小さい。
図6に表した接続部材40Aには複数の貫通孔41が設けられているため、保護用絶縁膜22の外側への接合材52の漏れ出しが抑制される。このため、接続部材40Aと、これに隣接する接続部材40Bと、の間隔d2を、図5に表した間隔d1よりも狭くすることができる。保護用絶縁膜22の幅は、この間隔d2に応じて設定される。したがって、図6に表した半導体素子20A、20B及び20Cでは、図5に表した例に比べ、半導体素子20A、20B及び20Cと、接続部材40Aとの接触面積を大きくすることができる。
また、図6に表した半導体素子20A、20B及び20Cでは、間隔d2を図5に表した間隔d1よりも狭くできるため、素子サイズが小さくなっても、接続部材40Aとの接触面積を十分に確保できる。
さらに、図6に表した半導体装置110A、110B及び110Cの接続部材40Aでは、複数の貫通孔41が設けられる領域S1の面積が、接続部材40Aと半導体素子20A、20B及び20Cとの接合の領域S2の面積よりも大きくなっている。したがって、半導体素子20A、20B及び20Cのサイズが異なっていても、1つの種類の接続部材40Aで対応できることになる。
また、接続部材40Aに設けられた複数の貫通孔41が、例えば、はんだによる接合材52のガス抜き用として利用され、接合材52によって接続部材40Aと半導体素子20A、20B及び20Cとを確実に接合できることになる。
ここで、図5に表した例のうち、最も大きい接続部材40A(L)を用い、これを図5(c)に表した半導体素子20Cに接続したとする。この場合、例えば、はんだによる接合材52が溶融した際、接続部材40A(L)の表面を伝わり、保護用絶縁膜22の外側に漏れ出す可能性がある。
一方、図6に表したように、接続部材40Aに複数の貫通孔41が設けられていれば、溶融したはんだが接続部材40Aの表面を伝わっても、貫通孔41内に引き込まれ、保護用絶縁膜22の外側に漏れ出すことを抑制できる。
したがって、図6に表した半導体装置110A、110B及び110Cでは、半導体素子20A、20B及び20Cのサイズが異なっていても1つの種類の接続部材40Aで対応できるようになる。しかも、接続部材40Aと、これに隣接する接続部材40Bとの間隔d2を狭くできるため、半導体装置110A、110B及び110Cの小型化を図ることができる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。
図7に表したように、本実施形態に係る半導体装置120では、貫通孔42の一端部401の主面401aに沿った開口形状が矩形になっている。
すなわち、貫通孔42は、XY平面視において矩形に設けられている。
また、貫通孔42A、42B、42C、42D及び42Eは、X方向に延びた矩形の第1貫通孔421と、Y方向に延びた矩形の第2貫通孔422と、が組み合わされている。
第1貫通孔421及び第2貫通孔422は、互いの一端が接続され、XY平面視においてL字型を構成している。
しかも、貫通孔42A、42B、42C、42D及び42Eのうち、貫通孔42Aは最も外側に設けられ、貫通孔42B、42C、42D及び42Eは、この順に貫通孔42Aの内側に設けられている。
ここで、貫通孔42A、42B、42C、42D及び42Eの第1貫通孔421及び第2貫通孔422の大きさは、接続部材40Aが接続される半導体素子20の電極202の大きさに対応している。つまり、第1貫通孔421及び第2貫通孔422によるL字型が、種々のサイズの電極202における2辺に対応している。
このような貫通孔42、42A、42B、42C、42D及び42Eが設けられた接続部材40Aを用いると、サイズの異なる半導体素子20であっても、電極202の内側に、貫通孔42、42A、42B、42C、42D及び42Eの少なくとも1つが配置されることになる。
したがって、接続部材40Aと電極202との間に介在する接合材52が、電極202の内側に配置された貫通孔42、42A、42B、42C、42D及び42Eの少なくとも1つに引き込まれる。これによって、接合材52が保護用絶縁膜22の外側へ漏れ出すことを防止する。
このような接続部材40Aであっても、1つの種類の接続部材40Aによって、異なるサイズの半導体素子20の接続に対応することができるようになる。
なお、図7に例示した貫通孔42A、42B、42C、42D及び42Eでは、第1貫通孔421及び第2貫通孔422の互いの一端が接続されているが、必ずしも接続されていなくてもよい。また、第1貫通孔421及び第2貫通孔422によるL字型の向きも、図7に示したものに限定されない。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。
図8に表したように、本実施形態に係る半導体装置130は、3端子の中央に電極端子30Aが配置され、3端子の一方の端に電極端子30Cが配置されている。
すなわち、基台10からY方向に延出する電極端子30Cは、3端子の一方の端に配置される。また、3端子の中央に配置された電極端子30Aは、接続部材40Aによって半導体素子20と接続される。3端子の他方の端に配置された電極端子30Bは、接続部材40Bによって半導体素子20と接続される。
接続部材40Aには、複数の貫通孔41が設けられている。貫通孔41は、図3及び図4に例示したいずれの構成であってもよい。接続部材40Aは、接続先の電極端子30Aの配置に合わせた形状になっている。
半導体装置130のように、電極端子30Aが3端子の中央に配置されていても、貫通孔41を備えた接続部材40Aを用いることで、1つの接続部材40Aによって種々のサイズの半導体素子20に対応できるようになる。
(第4の実施形態)
図9は、第4の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。
図9に表したように、本実施形態に係る半導体装置140では、接続部材40Aに吸着用の平坦部45が設けられている。
平坦部45は、接続部材40Aにおける複数の貫通孔41が設けられた一端部401に設けられている。平坦部45には、貫通孔41は設けられていない。複数の貫通孔41が設けられた一端部401は、接続部材40Aのなかで大きな面積を占めている。このため、接続部材40Aの重心は、一端部401側に寄っている。
接続部材40Aを例えば真空吸着によって保持する際、重心位置に近いところで保持することが望ましい。ここで、接続部材40Aの一端部401には複数の貫通孔41が設けられており、貫通孔41の位置では真空吸着した際に空気漏れが生じる。したがって、接続部材40Aの重心位置に近い一端部401に、貫通孔41のない平坦部45を設けておく。これにより、貫通孔41が設けられた接続部材40Aであっても、重心位置に近い平坦部45で真空吸着することができるようになる。
なお、平坦部45は、重心位置に近いことが好ましく、重心位置と一致することが最も好ましい。ただし、平坦部45には貫通孔41が設けられないため、貫通孔41の効果をなるべく阻害しない位置に配置することが望ましい。
(第5の実施形態)
図10は、第5の実施形態に係る電力用半導体装置の構成を例示する模式図である。
同図(a)は、本実施形態に係る電力用半導体装置の模式的平面図、同図(b)は、同図(a)に示すD−D線矢視の模式的断面図である。
すなわち、図10(a)及び(b)に表したように、本実施形態に係る電力用半導体装置200は、基台10と、基台10上に実装された電力用半導体素子20Pと、基台10と離間して設けられた電極端子30Aと、電力用半導体素子20Pと、電極端子30Aと、を接続し、電力用半導体素子20Pと接続される領域に複数の貫通孔41が設けられた接続部材40Aと、電力用半導体素子20Pと、接続部材40Aと、のあいだに介在するとともに、複数の貫通孔41内に入り込む接合材52と、少なくとも電力用半導体素子20Pを封止する封止部材60と、を備える。
電力用半導体素子20Pは、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、IEGT(Injection Enhanced Gate Transistor)、パワーMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタといった高電圧及び大電流に対応したトランジスタ素子である。本実施形態に係る電力用半導体装置200では、電力用半導体素子20Pの一例としてIGBTが適用されている。
電力用半導体素子20Pは、基台10の台座部11に、例えば、はんだである接合材51によって接続されている。電力用半導体素子20Pの台座部11との接続面(裏面)は、IGBTのコレクタである。台座部11には、封止部材60の外側まで延出する電極端子30Cが設けられている。したがって、電極端子30Cは、電力用半導体装置200のコレクタ電極として利用される。
図10に例示した電力用半導体装置200では、さらに2つの電極端子30A及び30Bが設けられている。電極端子30Aは、接続部材40Aによって電力用半導体素子20Pと接続されている。また、電極端子30Bは、接続部材40Bによって電力用半導体素子20Pと接続されている。電極端子30A及び30Bの一方は、電力用半導体装置200のエミッタ電極またはベース電極として利用され、他方は、電力用半導体装置200のベース電極またはエミッタ電極として利用される。
接続部材40Aは、半導体素子20と接続される一端部401と、電極端子30Aと接続される他端部402と、一端部401と他端部402との間に設けられた中間部403と、を有する。
一端部401は、電力用半導体素子20Pの表面とほぼ並行に設けられる。また、他端部402は、電極端子30Aの表面とほぼ並行に設けられる。また、中間部403は、必要に応じて一端部401及び他端部402に対して折り曲げられており、一端部401と他端部402とのZ方向に沿った高さの差を設けている。
複数の貫通孔41は、接続部材40Aの一端部401に設けられている。電力用半導体素子20Pと接続部材40Aの一端部401とは、接合材52によって接合されている。接合材52は、例えば、はんだである。また、接続部材40Aの他端部402と電極端子30Aとは、接合材53によって接合されている。接合材53は、例えば、はんだである。
ここで、接合材52は、電力用半導体素子20Pと、接続部材40Aと、のあいだに介在するとともに、接続部材40Aに設けられた貫通孔41内にも入り込んでいる。
図10(b)に表したように、接続部材40Aの一端部401は、電力用半導体素子20Pの表面に設けられた保護用絶縁膜22に支持される。接合材52は、保護用絶縁膜22で支持されることで生じた半導体素子20の表面と接続部材40Aとの隙間に介在する。
また、接合材52は、表面張力によって貫通孔41内に吸い上げられる。これにより、接続部材40Aの一端部401と、半導体素子20の表面と、のあいだに介在した接合材52が、接続部材40Aの外側へはみ出すことを防止している。
そして、封止部材60は、少なくとも電力用半導体素子20Pを封止している。封止部材60には、例えばエポキシ樹脂が用いられる。本実施形態では、電力用半導体素子20P、基台10、電極端子30A、30B及び30Cの一部が封止部材60によって封止されている。
本実施形態に係る電力用半導体装置200では、複数の貫通孔41が設けられた接続部材40Aによって、接合材52のはみ出しを抑制できる。これにより、電力用半導体素子20Pの面積よりも大きな一端部401を有する接続部材40Aを用いることができ、1つの接続部材40Aで各種のサイズの電力用半導体素子20Pの接続に対応できるようになる。
また、隣接する接続部材40A及び40Bの間隔を狭くしても、両者の短絡を防止できるようになる。このため、大きな接続部材40Aを用いても、隣接する接続部材40Bとの間隔を不必要に拡げなくてもよく、電力用半導体装置200の大型化を防止できる。
また、電力用半導体素子20Pよりも大きな一端部401を有する接続部材40Aを用いることで、電力用半導体素子20Pで発生した熱を接続部材40Aを介して外部へ放出しやすくなる。すなわち、電力用半導体装置200の放熱特性を向上できる。
さらには、電極202と接続部材40Aとの接触面積の増大によって、IGBT等の電力用半導体素子20Pのオン抵抗を低減することができる。
なお、図10に例示した電力用半導体装置200では、円形の貫通孔41を備えた接続部材40Aを用いているが、矩形の貫通孔42、42A、42B、42C、42D及び42Eを備えた接続部材40Aを用いてもよい。また、電力用半導体装置200は、1つの電力用半導体素子20Pが基台10に搭載されるもののほか、複数の電力用半導体素子20Pが基台10に搭載されるものであってもよい。
(接続部材及び電極端子の変形例)
図11は、接続部材及び電極端子の変形例を説明する模式図である。
同図(a)は、接続部材の他端部におけるXZ平面での模式的断面図である。同図(b)は、電極端子のYZ平面での模式的断面図である。
図11(a)に表した接続部材40Cでは、他端部402が、電極端子30Aと接続される第1の面402aと、第1の面402aに設けられ電極端子30Aの側面に隣接する第2の面402bと、を有する。
第2の面402bは、第1の面402aのX方向に沿った両端に設けられている。
この接続部材40Cを用いると、接続部材40Cの他端部402を電極端子30Aに接合材53を介して接合する際、2つの第2の面402bによって電極端子30Aの側面の外側を抱え込む状態になる。したがって、接続部材40Cを配置する際、電極端子30Aを基準にしてX方向に沿った位置が規制される。
また、例えば、はんだによる接合材53によって接続部材40Cと電極端子30Aとを接合する際、第1の面402aと電極端子30Aの表面との間で溶融した接合材53が外側へ拡がり、第2の面402bと電極端子30Aの側面との間に回り込むことになる。これによって、接合材53のはみ出しを抑制できる。
図11(b)に表した電極端子30Aでは、途中に段差部35が設けられている。段差部35は、電極端子30Aの途中がZ方向に沿って立ち上がるように設けられた部分である。接続部材40Aを電極端子30Aに接合する際、接続部材40Aの他端部402の先端が、電極端子30Aの段差部35に突き当たる。これによって、接続部材40Aを配置する際、電極端子30Aを基準にしてY方向に沿った位置が規制される。
以上説明したように、本実施形態に係る半導体装置110、120、130及び140及び電力用半導体装置200によれば、1種類の接続部材40Aを用いて各種のサイズの半導体素子20を実装することが可能になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…基台、11…台座部、20,20A,20B,20C…半導体素子、30,30A,30B,30C…電極端子、40A,40B…接続部材、41…貫通孔、41a…内壁、41b…突起、51,52,53…接合材、60…封止部材、110,120,130,140…半導体装置、200…電力用半導体装置

Claims (10)

  1. 基台と、
    前記基台上に実装された半導体素子と、
    前記基台と離間して設けられた電極端子と、
    前記半導体素子と、前記電極端子と、を接続し、前記半導体素子と接続される一端部に複数の貫通孔が設けられた接続部材と、
    前記半導体素子と、前記接続部材と、のあいだに介在するとともに、前記複数の貫通孔内に入り込む接合材と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記一端部における前記複数の貫通孔が設けられた領域の面積は、前記半導体素子における前記接続部材との接続面の面積よりも広いことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記接続部材は、前記貫通孔の内壁から前記半導体素子とは反対側に立ち上がる突起を有し、
    前記接合材は、前記貫通孔の前記半導体素子の側から前記突起の位置まで入り込んだことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記接続部材は、前記電極端子の表面と接続された第1の面と、前記第1の面に設けられ前記電極端子の側面に隣接した第2の面と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体装置。
  5. 前記電極端子は、前記接続部材の先端が突き当たる段差部を有することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の半導体装置。
  6. 前記接続部材は、前記一端部に、前記貫通孔が設けられていない平坦部を有することを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の半導体装置。
  7. 前記貫通孔の前記一端部の主面に沿った開口形状は円形であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の半導体装置。
  8. 前記貫通孔の前記一端部の主面に沿った開口形状は矩形であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の半導体装置。
  9. 前記貫通孔は、前記主面に沿った第1の方向へ延びる第1貫通部と、前記第1の方向に対して直交し前記主面に沿った前記第2の方向へ延びる第2貫通部と、を有することを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
  10. 基台と、
    前記基台上に実装された電力用半導体素子と、
    前記基台と離間して設けられた電極端子と、
    前記電力用半導体素子と、前記電極端子と、を接続し、前記電力用半導体素子と接続される一端部に複数の貫通孔が設けられた接続部材と、
    前記電力用半導体素子と、前記接続部材と、のあいだに介在するとともに、前記複数の貫通孔内に入り込む接合材と、
    少なくとも前記電力用半導体素子を封止する封止部材と、
    を備えたことを特徴とする電力用半導体装置。
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