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JP2012061889A - 搬送台車 - Google Patents

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JP2012061889A
JP2012061889A JP2010205781A JP2010205781A JP2012061889A JP 2012061889 A JP2012061889 A JP 2012061889A JP 2010205781 A JP2010205781 A JP 2010205781A JP 2010205781 A JP2010205781 A JP 2010205781A JP 2012061889 A JP2012061889 A JP 2012061889A
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Shinichi Sekine
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Abstract

【課題】荷台の横揺れを抑えられる搬送台車を提供する。
【解決手段】作業者に押されることによって荷物を搬送する搬送台車1であって、車輪4、5を介して走行する走行フレーム2と、この走行フレーム2の上に設けられる荷台3と、走行フレーム2に対して荷台3を水平方向について移動可能に支持するフローティング支持手段と、走行フレーム2と荷台3の間に介装されて荷台3の横揺れを抑える減衰力を発生する横揺れ減衰手段とを備える構成とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、作業者に押されることによって荷物を搬送する搬送台車に関するものである。
荷物のワレやカケ等の損傷を防止できる搬送台車として、特許文献1に開示されたものは、車輪を介して走行する走行フレームと、荷物が載せられる荷台と、走行フレームに対して荷台を鉛直方向について移動可能に支持する振動吸収減衰手段とを備えている。
この振動吸収減衰手段は、走行フレームと荷台の間に介装される4個のコイルバネと、このコイルバネを包むように設けられる蛇腹とを備え、コイルバネが伸縮することによって鉛直方向の衝撃、振動が荷物に伝播することを直前で抑止し、荷物の損傷を防止するようになっている。
特開2009−137368号公報
しかしながら、このような従来の搬送台車にあっては、旋回走行時や加減速時に、走行フレームの横揺れが荷物に伝播し、荷物に損傷を与えるという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、荷台の横揺れを抑えられる搬送台車を提供することを目的とする。
本発明は、作業者に押されることによって荷物を搬送する搬送台車であって、車輪を介して走行する走行フレームと、この走行フレームの上に設けられる荷台と、走行フレームに対して荷台を水平方向について移動可能に支持するフローティング支持手段と、走行フレームと荷台の間に介装されて荷台の横揺れを抑える減衰力を発生する横揺れ減衰手段とを備えることを特徴とする。
本発明によると、搬送台車の旋回走行時や加減速時に、荷台がフローティング支持手段を介して水平方向に移動することにより、荷台上に載せられた荷物に水平方向の衝撃が生じることが抑えられるとともに、横揺れ減衰手段によって荷台に振動が伝えられることを抑えられ、荷物が損傷することを防止できる。
本発明の実施形態を示す搬送台車の側面図。 同じく搬送台車の正面図。 同じく搬送台車の平面図。 他の実施形態を示す横揺れ抑制装置側面図と平面図。 さらに他の実施形態を示す横揺れ抑制装置側面図と平面図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜3に示す搬送台車1は、例えば工場などにて、重量物を運搬するのに使用される。搬送台車1は、作業者に押されて移動するときに、電動モータ(図示せず)によって補助動力が与えられるようになっている。
搬送台車1は、その本体として設けられる走行フレーム2と、この走行フレーム2上に設けられる荷台3と、走行フレーム2の前部に設けられるキャスタ40のキャスタ車輪4と、走行フレーム2の左右側部に設けられる左右のドライブ車輪5と、荷台3の後方に位置して設けられる操作ハンドル8とを備える。
走行フレーム2に後部フレーム11が結合され、この後部フレーム11に操作ハンドル8が支持される。
搬送台車1は、左右のドライブ車輪5をそれぞれ駆動する左右の電動モータ(図示せず)と、バッテリ(図示せず)から左右の電動モータに供給される電力を制御するコントローラ(図示せず)とを備え、作業者が操作ハンドル8を押す操作力に応じてコントローラが左右の電動モータの出力を制御し、左右のドライブ車輪5に動力が与えられるようになっている。
搬送台車1は、作業者が操作ハンドル8を押す力の大きさと方向を検出する操作力検出手段として、操作ハンドル8に生じる水平軸まわりのトルクを検出する前後方向トルクセンサ9と、操作ハンドル8に生じる鉛直軸まわりのトルクを検出する旋回方向トルクセンサ10とを備える。
コントローラは、前後方向トルクセンサ9と旋回方向トルクセンサ10によって検出されるトルク値に応じた動力を左右の電動モーターにそれぞれ発生させる制御を行い、搬送台車1を前進または後進させるとともに、直進、旋回、曲折させる駆動力が与えられる。
走行フレーム2に前部フレーム12が結合され、この前部フレーム12にキャスタ40が支持される。
図1に示すように、キャスタ40は、路面に転接するキャスタ車輪4と、キャスタ車輪4を回転可能に支持する車輪軸41と、車輪軸41を支持するアーム42と、このアーム42の基端部を水平軸まわりに回動可能に支持する旋回ブラケット43とを備え、この旋回ブラケット43が旋回軸T4(図3参照)まわりに回動可能に支持される。
キャスタ40は、旋回ブラケット43の旋回軸T4と車輪軸41とは水平方向についてオフセットされ、搬送台車1が前後左右いずれかの方向に移動するのに伴って、キャスタ車輪4の摩擦抵抗により旋回ブラケット43が回動して旋回し、キャスタ車輪4が進行方向を向くように操舵される。
アーム42と旋回ブラケット43の間にはダンパゴム44(図3参照)が介装されており、路面不整などによるキャスタ車輪4の上下振動を緩和、吸収して、振動が走行フレーム2に伝達されることを抑えられる。
左右のドライブ車輪5は、走行フレーム2に後述する懸架装置20を介して昇降可能に支持され、路面不整などによるドライブ車輪5の上下振動を緩和、吸収して、振動が走行フレーム2に伝達されることを抑えられる。
走行フレーム2と荷台3の間には昇降装置80が設けられる。この昇降装置80は、図示しない電動昇降シリンダによって荷台3を昇降する。例えば、荷台3に重量物が載せられ、キャスタ40及び懸架装置20が沈み込む場合に、昇降装置80が荷台3を上昇させ、路面に対する荷台3の高さを略一定に調節するようになっている。
図3の(a)は搬送台車1を上方から見た平面図であり、(b)は搬送台車1を下方から見た平面図である。
荷台3は走行フレーム2とキャスタ40と左右のドライブ車輪5の上方の略全域を覆うようにして設けられる。荷台3上には、荷物が直接載せられる。また、走行フレーム2上には、荷台3の代わりに、図示しないローラコンベアが設置され、このローラコンベアを介して荷物が載せられる場合もある。
搬送台車1には、その前部中央に単一のキャスタ車輪4が設けられる。キャスタ車輪4の旋回軸T4は、荷台3、走行フレーム2の前後方向に延びる荷台左右方向中心線Ox上に配置される。
なお、これに限らず、搬送台車1に左右(2個)のキャスタ車輪を設けてもよい。この場合には、左右のキャスタ車輪の旋回軸は、荷台3、走行フレーム2の前後方向に延びる中心線から左右方向に等距離を持つように配置される。
荷台前後方向中心線Oyに対して左右のドライブ車輪5の車輪回転軸がキャスタ車輪4の車輪回転軸より近づけて配置される。これにより、キャスタ車輪4にかかる荷重の分担割合が減らされるため、進行方向を向くように操舵されるキャスタ車輪4の摩擦抵抗を抑えて、発進時に必要とする動力が削減され、重量物を円滑に運搬することが可能となる。
図3の(b)に示すように、ドライブ車輪5と左右方向について並んでローラ車輪6が設けられる。左右のローラ車輪6は、左右のドライブ車輪5の内側に並んで設けられる。
左右のドライブ車輪5は、荷台3の前後方向に延びる荷台左右方向中心線Oxから左右方向に等距離を持つように配置される。
左右のローラ車輪6は、荷台3の前後方向に延びる荷台左右方向中心線Oxから左右方向に等距離を持つように配置される。
図3の(a)(b)において、左右方向に延びるドライブ車輪軸設置面Sを設定し、このドライブ車輪軸設置面S上に左右のドライブ車輪5と左右のローラ車輪6の車輪回転軸(車輪中心軸)がそれぞれ配置される。ドライブ車輪軸設置面Sは、荷台左右方向中心線Oxに直交し、荷台3の左右方向に延びる中心線Oyと平行に延びる鉛直面である。
ドライブ車輪軸設置面Sは、中心線Oyより後方に配置される。キャスタ車輪4の車輪回転軸O4は、荷台前後方向中心線Oyより前方に配置される。
ドライブ車輪5は、車輪軸5bを介して回転可能に支持されるホイール5cと、このホイール5cの外周部に装着されるゴム製のタイヤ5aとを有し、タイヤ5aが路面に転接する。タイヤ5aは、その内部には空気またはゴム材が充填され、これにかかる荷重によって路面に対する接触部が平面状に弾性変形し、例えば50kg以下の荷重を支えられる。
ローラ車輪6は、硬質樹脂製のローラ6aを有し、環状のローラ6aが路面に転接する。ローラ車輪6は、ローラ6aの路面に対する接触部が大きく弾性変形せず、例えば200〜900kgの荷重を支えられる。
ローラ車輪6は、ドライブ車輪5に比べて路面に対する接触部の剛性が高く、大きな耐荷重を持つ。
図2の(a)は搬送台車1を前方から見た正面図であり、(b)は搬送台車1を後方から見た正面図である。
懸架装置20は、左右のドライブ車輪5とローラ車輪6をそれぞれ支持する左右のサブフレーム21が設けられる。
ドライブ車輪5の車輪軸5bは、その両端部がサブフレーム21に支持される。
ローラ車輪6は、その外径(車輪直径)がドライブ車輪5より小さく、その車輪軸(図示せず)の両端部がブラケット7に支持され、このブラケット7がサブフレーム21の下部に締結される。これにより、ローラ車輪6がドライブ車輪5に近接して配置することが可能となる。
懸架装置20は、走行フレーム2に左右のサブフレーム21を昇降可能に支持する左右4本つづ設けられるサスペンションアーム22と、走行フレーム2と左右のサブフレーム21の間に左右1本つづ設けられるスプリングダンパ23とを備える。
各サスペンションアーム22は、それぞれの両端部が走行フレーム2と左右のサブフレーム21に水平軸まわりに回動可能に連結され、走行フレーム2に対してサブフレーム21を平行移動可能に支持する平行リンク機構を構成する。
上記構成に基づき、走行フレーム2に対してサブフレーム21が昇降しても、サブフレーム21の姿勢が変化せず、ドライブ車輪5とローラ車輪6の位置関係(アライメント)が一定に保たれる。これにより、サブフレーム21が昇降しても、ドライブ車輪5とローラ車輪6の一方が路面から浮くことが抑えられる。
なお、懸架装置20は、これに限らず、走行フレーム2に対するサブフレーム21の姿勢が保たれるならば、他の構造としてもよい。
スプリングダンパ23は、コイル状のサスペンションスプリング23aと、サスペンションダンパ23bとを備え、サブフレーム21が昇降するのに伴って伸縮する。
サスペンションスプリング23aは、そのバネ力によってサブフレーム21が受ける荷重を支持し、サブフレーム21が昇降するのに伴って伸縮する。
サスペンションダンパ23bは、伸縮作動するのに伴ってこれに充填された作動油が減衰機構(図示せず)を流れ、路面不整などによるサブフレーム21の振動を抑える減衰力を発生する。これにより、サブフレーム21の振動が走行フレーム2に伝達されることを抑えられる。
懸架装置20は、その作動によって荷台3が鉛直方向に揺れる縦揺れを抑えるものの、搬送台車1の旋回走行時や加減速時に走行フレーム2の横揺れが荷台3に伝播することを抑えられない。このため、走行フレーム2上に荷台3が固定して設けられる場合には、荷台3上に載せられる荷物に損傷を与える可能性があった。
これに対処して、搬送台車1は、走行フレーム2上に荷台3が水平方向に揺れる横揺れを抑える横揺れ抑制装置60を搭載する。
横揺れ抑制装置60は、走行フレーム2に支持される基台61と、この基台61に対して荷台3を水平方向に移動可能に支持する荷台支持スプリング62と、基台61に対する荷台3の振動を水平前後方向について減衰する前後方向減衰ダンパ63と、基台61に対する荷台3の振動を水平左右方向について減衰する左右方向減衰ダンパ64とを備える。
図3の(a)に示すように、4個の荷台支持スプリング62が荷台3の隅部に配置される。
荷台支持スプリング62は、線状のバネ材がコイル状に巻かれ、その下端部62a(図1参照)が基台61に結合され、その上端部62bが荷台3に結合される。
これにより、荷台3に水平方向の荷重が働くと、荷台支持スプリング62が倒れ変形し、基台61に対して荷台3を水平方向に移動する。荷台支持スプリング62の弾性復元力によって荷台3が基台61に対する相対変位を零とする中立位置に保持される。
このように、4個の荷台支持スプリング62は、基台61に対して荷台3を水平方向について移動可能に支持するフローティング支持手段を構成する。
なお、荷台支持スプリング62が設置される個数は、荷台3の形状、大きさに対応して増減される。
図3の(a)に示すように、2本の前後方向減衰ダンパ63が走行フレーム2の前後方向に延びる荷台左右方向中心線Oxに対して均等な距離を持って平行に延びるように配置される。
前後方向減衰ダンパ63は、図1に示すように、シリンダ63cとピストンロッド63dが伸縮作動するのに伴ってこれに充填された作動油が減衰機構(図示せず)を流れることによって、減衰力を発生する。
ピストンロッド63dの先端部63aが荷台3に連結され、シリンダ63cの基端部63bが基台61に連結される。これにより、前後方向減衰ダンパ63は、基台61に対して荷台3が前後方向に移動するのに伴って伸縮作動し、荷台3の前後方向の横揺れを抑える減衰力を発生する横揺れ減衰手段を構成する。
図3の(a)に示すように、2本の左右方向減衰ダンパ64が走行フレーム2の左右方向に延びる中心線Oyに対して均等な距離を持って平行に延びるように配置される。
左右方向減衰ダンパ64は、図2に示すように、シリンダ64cとピストンロッド64dが伸縮作動するのに伴ってこれに充填された作動油が減衰機構(図示せず)を流れ、減衰力を発生する。
ピストンロッド64dの先端部64aが荷台3に連結され、シリンダ64cの基端部64bが基台61に連結される。これにより、左右方向減衰ダンパ64は、基台61に対して荷台3が左右方向に移動するのに伴って伸縮作動し、荷台3の左右方向の横揺れを抑える減衰力を発生する横揺れ減衰手段を構成する。
搬送台車1は、作業者に押されることによって移動するため、発進時、減速時に荷台3に生じる前後方向の加速度は、搬送台車1の旋回走行時に荷台3に生じる左右方向の加速度に対して高い。これに対応して、前後方向減衰ダンパ63が発生する減衰力は、左右方向減衰ダンパ64が発生する減衰力に比べて所定の比率で大きく設定される。そして、前後方向減衰ダンパ63が伸縮する最大ストロークは、左右方向減衰ダンパ64が伸縮する最大ストロークより長く設定される。
なお、前後方向減衰ダンパ63、左右方向減衰ダンパ64が設置される本数は、荷台3の形状、大きさ、要求される減衰力などに対応して増減される。
搬送台車1の走行時において、路面不整などによって走行フレーム2に生じる鉛直方向の揺れは、懸架装置20のサスペンションスプリング23aと荷台支持スプリング62がそれぞれ伸縮して荷台3が鉛直方向に移動することによって吸収され、サスペンションダンパ23bが伸縮するのに伴って生じる減衰力により荷台3が鉛直方向に揺れることを抑えられる。
そして、路面不整などによって走行フレーム2に生じる水平方向の揺れは、荷台支持スプリング62が倒れ変形して荷台3が水平方向に移動することによって吸収され、前後方向減衰ダンパ63、左右方向減衰ダンパ64が伸縮作動するのに伴って生じる減衰力により荷台3が水平方向に揺れることを抑えられる。
搬送台車1の旋回走行時において、走行フレーム2に生じる左右方向の変位は、荷台支持スプリング62が左右方向に倒れ変形することによって吸収され、左右方向減衰ダンパ64が伸縮作動するのに伴って生じる減衰力により荷台3が左右方向に揺れることを抑えられ、荷台3上に載せられた荷物に左右方向の衝撃、振動が生じることを抑えられる。
搬送台車1の加減速時において、走行フレーム2に生じる前後方向の変位は、荷台支持スプリング62が前後方向に倒れ変形することによって吸収され、前後方向減衰ダンパ63が伸縮作動するのに伴って生じる減衰力により荷台3が前後左右方向に揺れることを抑えられ、荷台3上に載せられた荷物に前後方向の衝撃、振動が生じることを抑えられる。
これについて詳述すると、搬送台車1は、運搬開始時に操作ハンドル8が作業者に前方に押されるのに伴って、電動モータによって左右のドライブ車輪5に補助動力が与えられることによって発進する。この発進時に、走行フレーム2に生じる前方向の変位は、荷台支持スプリング62が後方向に倒れ変形することによって吸収され、荷台3に載せられた荷物に働く加速度を低減し、荷物に衝撃が生じることを抑えられる。この発進時に、前後方向減衰ダンパ63が収縮作動するのに伴って生じる減衰力により荷台3が後方向に揺れることを抑えられ、荷台3上に載せられた荷物に前後方向の衝撃、振動が生じることを抑えられる。
搬送台車1は、減速時に操作ハンドル8が作業者に後方に押される(引かれる)のに伴って、電動モータによって左右のドライブ車輪5に制動力が与えられることによって減速し、停止する。この減速時に、走行フレーム2に生じる後方向の変位は、荷台支持スプリング62が後方向に倒れ変形することによって吸収され、荷台3に載せられた荷物に働く加速度を低減し、荷物に衝撃が生じることを抑えられる。この減速時に、前後方向減衰ダンパ63が伸張作動するのに伴って生じる減衰力により荷台3が前方向に揺れることを抑えられ、荷台3上に載せられた荷物に前後方向の衝撃、振動が生じることを抑えられる。
以上のように、本実施形態では、作業者に押されることによって荷物を搬送する搬送台車1であって、車輪4、5を介して走行する走行フレーム2と、この走行フレーム2の上に設けられる荷台3と、走行フレーム2に対して荷台3を水平方向について移動可能に支持するフローティング支持手段と、走行フレーム2と荷台3の間に介装されて荷台3の横揺れを抑える減衰力を発生する横揺れ減衰手段とを備える構成とした。
上記構成に基づき、搬送台車1の走行時に、走行フレーム2が水平方向に移動する加速度が変化するのに伴って荷台3がフローティング支持手段を介して水平方向に移動することにより、荷台3上に載せられた荷物に水平方向の衝撃が生じることを抑えられるとともに、横揺れ減衰手段によって荷台3上に載せられた荷物に振動が伝えられることを抑えられ、荷物が損傷することを防止できる。
本実施形態では、フローティング支持手段として、走行フレーム2と荷台3の間に介装される複数の荷台支持スプリング62を備え、荷台支持スプリング62が倒れ変形して荷台3が水平方向に移動する構成とした。
上記構成に基づき、路面不整などによって走行フレーム2に生じる水平方向の揺れは、荷台支持スプリング62が倒れ変形して荷台3が水平方向に移動することによって吸収され、荷台支持スプリング62の弾性復元力によって荷台3が中立位置に戻される。これにより、荷台3を水平方向に移動可能に支持するベアリング等を設ける必要がなく、構造の簡素化がはかれる。
本実施形態では、横揺れ減衰手段として、走行フレーム2と荷台3との間に介装されて前後方向に伸縮作動する前後方向減衰ダンパ63と、走行フレーム2と荷台3との間に介装されて左右方向に伸縮作動する左右方向減衰ダンパ64とを備え、前後方向減衰ダンパ63が発生する減衰力は、左右方向減衰ダンパ64が発生する減衰力に比べて所定の比率で大きく設定される構成とした。
上記構成に基づき、搬送台車1の発進時、減速時に荷台3に生じる前後方向の加速度が、搬送台車1の旋回走行時に荷台3に生じる左右方向の加速度に対して高いが、前後方向減衰ダンパ63が発生する減衰力が左右方向減衰ダンパ64が発生する減衰力に比べて所定の比率で大きく設定されることにより、荷台3に生じる振動を前後方向と左右方向について有効に抑えられ、荷物が損傷することを防止できる。
次に図4に示す他の実施の形態を説明する。これは基本的には図1〜3の実施の形態と同じ構成を有し、相違する部分のみ説明する。
図4の(a)は横揺れ抑制装置60の概略構成を示す側面図であり、(b)は同じく平面図である。
横揺れ抑制装置60は、走行フレーム2に支持される基台61と、この基台61に対して荷台3を水平方向に移動可能に支持する4個の荷台支持ベアリング65と、基台61に対して荷台3を水平前後方向について中立位置に戻すように付勢する2本の前後方向戻しスプリング66と、基台61に対する荷台3の振動を水平前後方向について減衰する2本の前後方向減衰ダンパ63と、基台61に対して荷台3を水平左右方向について中立位置に戻すように付勢する2本の左右方向戻しスプリング67と、基台61に対する荷台3の振動を水平左右方向について減衰する2本の左右方向減衰ダンパ64とを備える。
4個の荷台支持ベアリング65が荷台3の隅部に配置され、荷台3が基台61に対して水平方向に移動可能に支持される。
なお、荷台支持ベアリング65の設置数は、これに限らず、荷台3の形状などに対応して増減してもよい。
2本の前後方向戻しスプリング66は、それぞれ前後方向減衰ダンパ63に介装され、前後方向減衰ダンパ63と共に伸縮作動する。
前後方向戻しスプリング66は、線状のバネ材がコイル状に巻かれ、その一端が前後方向減衰ダンパ63のシリンダ先端部63eに結合され、その他端がピストンロッド先端部63aに結合される。
なお、前後方向戻しスプリング66は、前後方向減衰ダンパ63と離して並列に設置してもよい。
2本の左右方向戻しスプリング67は、それぞれ左右方向減衰ダンパ64に介装され、左右方向減衰ダンパ64と共に伸縮作動する。
なお、左右方向戻しスプリング67は、左右方向減衰ダンパ64と離して並列に設置してもよい。
また、前後方向戻しスプリング66、左右方向戻しスプリング67の設置数は、荷台3の形状、大きさ、要求されるバネ力などに対応して増減してもよい。
搬送台車1の発進時、減速時に荷台3に生じる前後方向の加速度が、搬送台車1の旋回走行時に荷台3に生じる左右方向の加速度に対して高い。これに対応して、前後方向戻しスプリング66のバネ力は、左右方向戻しスプリング67のバネ力より大きく設定される。そして、前後方向減衰ダンパ63が発生する減衰力は、左右方向減衰ダンパ64が発生する減衰力に比べて所定の比率で大きく設定される。さらに、前後方向減衰ダンパ63が伸縮する最大ストロークは、左右方向減衰ダンパ64が伸縮する最大ストロークより長く設定される。
搬送台車1の走行時において、路面不整などによって走行フレーム2に生じる水平方向の揺れは、前後方向戻しスプリング66、左右方向戻しスプリング67が伸縮して荷台3が荷台支持ベアリング65を介して水平方向に移動することによって吸収され、前後方向減衰ダンパ63、左右方向減衰ダンパ64が伸縮作動するのに伴って生じる減衰力により荷台3が水平方向に揺れることを抑えられる。
搬送台車1の旋回走行時において、走行フレーム2に生じる左右方向の変位は、左右方向戻しスプリング67が伸縮して荷台3が荷台支持ベアリング65を介して左右方向に移動することによって吸収され、左右方向減衰ダンパ64が伸縮作動するのに伴って生じる減衰力により荷台3が左右方向に揺れることを抑えられ、荷台3上に載せられた荷物に左右方向の衝撃、振動が生じることを抑えられる。
搬送台車1の加減速時において、走行フレーム2に生じる前後方向の変位は、前後方向戻しスプリング66が伸縮して荷台3が荷台支持ベアリング65を介して水平方向に移動することによって吸収され、前後方向減衰ダンパ63が伸縮作動するのに伴って生じる減衰力により荷台3が前後左右方向に揺れることを抑えられ、荷台3上に載せられた荷物に前後方向の衝撃、振動が生じることを抑えられる。
以上のように本実施形態では、フローティング支持手段として、走行フレーム2に荷台3を水平方向に移動可能に支持する荷台支持ベアリング65と、弾性復元力によって荷台3を中立位置に戻す戻しスプリング66、67とを備え、荷台3が戻しスプリング66、67が伸縮して水平方向に移動する構成とした。
上記構成に基づき、路面不整などによって走行フレーム2に生じる水平方向の揺れは、戻しスプリング66、67を伸縮させて荷台3が水平方向に移動することによって吸収され、戻しスプリング66、67の弾性復元力によって荷台3が中立位置に戻される。搬送台車1の加速度などに対応して戻しスプリング66、67の配置などを任意に設定することにより、荷台3の揺れを有効に抑えられる。
次に図5に示す他の実施の形態を説明する。これは基本的には図1〜3の実施の形態と同じ構成を有し、相違する部分のみ説明する。
図5の(a)は横揺れ抑制装置60の概略構成を示す側面図であり、(b)は同じく平面図である。
横揺れ抑制装置60は、走行フレーム2に支持される基台61と、この基台61に対して荷台3を水平方向に移動可能に支持する4個の荷台支持ベアリング65と、基台61に対して荷台3を水平前後方向について中立位置に戻すように付勢する4本の前後方向戻しスプリング66と、基台61に対する荷台3の振動を水平前後方向について減衰する4本の前後方向減衰ダンパ63と、基台61に対して荷台3を水平左右方向について中立位置に戻すように付勢する4本の左右方向戻しスプリング67と、基台61に対する荷台3の振動を水平左右方向について減衰する4本の左右方向減衰ダンパ64とを備える。
4本の前後方向戻しスプリング66は、それぞれ前後方向減衰ダンパ63に介装され、前後方向減衰ダンパ63と共に伸縮作動する。
荷台3の下面には2つのストッパ部68が突出形成される。2本の前後方向減衰ダンパ63は、このストッパ部68を挟んで前後方向に並ぶように配置される。
前後方向減衰ダンパ63は、そのシリンダ63cが基台61に固定される。
荷台3が図5に示すように中立位置にある状態にて、前後方向減衰ダンパ63は最伸張し、そのピストンロッド先端部63aがストッパ部68に前後方向の間隙71を持つように配置される。
4本の左右方向戻しスプリング67は、それぞれ左右方向減衰ダンパ64に介装され、左右方向減衰ダンパ64と共に伸縮作動する。
荷台3の下面には2つのストッパ部69が突出形成される。2本の左右方向減衰ダンパ64は、このストッパ部69を挟んで左右方向に並ぶように配置される。
左右方向減衰ダンパ64は、そのシリンダが基台61に固定される。荷台3が図5に示すように中立位置にある状態にて、左右方向減衰ダンパ64は最伸張し、そのロッド先端部がストッパ部68に左右方向の間隙72を持つように配置される。
搬送台車1の走行時において、路面不整などによって走行フレーム2に生じる小さい揺れは、荷台3が間隙71、72のストローク範囲内にて水平方向に移動することによって吸収される。
走行フレーム2に生じる大きい揺れは、荷台3が間隙71、72のストローク範囲内にて水平方向に移動した後に、前後方向減衰ダンパ63、左右方向減衰ダンパ64がストッパ部68、69に当接し、前後方向戻しスプリング66、左右方向戻しスプリング67が収縮して荷台3が水平方向に移動することによって吸収され、前後方向減衰ダンパ63、左右方向減衰ダンパ64が収縮作動するのに伴って生じる減衰力により荷台3が水平方向に揺れることを抑えられる。
以上のように本実施形態では、フローティング支持手段として、弾性復元力によって荷台3を中立位置の近傍に戻す戻しスプリング66、67を備え、荷台3が中立位置の近傍にて水平方向に移動するときに戻しスプリング66、67が荷台3の動きに対して干渉しない構成とした。
本実施形態では、フローティング支持手段として、戻しスプリング66、67を圧縮するストッパ部68、69を備え、荷台3が中立位置の近傍にあるときに戻しスプリング66、67とストッパ部68、69との間に荷台3の動きを干渉しない間隙71、72が設けられる構成とした。
上記構成に基づき、荷台3の動きを干渉しない間隙71、72が設けられることにより、路面不整などによって走行フレーム2に生じる小さな揺れは、荷台3が戻しスプリング66、67を伸縮させることなく自由に移動することによって吸収され、この揺れが荷台3に伝播することを抑えられる。
走行フレーム2に生じる大きい揺れは、荷台3が戻しスプリング66、67を伸縮させて荷台3が水平方向に移動することによって吸収され、戻しスプリング66、67の弾性復元力によって荷台3が中立位置の近傍に戻される。搬送台車1の加速度などに対応して戻しスプリング66、67の配置などを任意に設定することにより、荷台3の揺れを有効に抑えられる。
本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
1 搬送台車
2 走行フレーム
3 荷台
20 懸架装置
60 横揺れ抑制装置
62 荷台支持スプリング
63 前後方向減衰ダンパ
64 左右方向減衰ダンパ
65 荷台支持ベアリング
66 前後方向戻しスプリング
67 左右方向戻しスプリング
68、69 ストッパ部
71、72 間隙

Claims (7)

  1. 作業者に押されることによって荷物を搬送する搬送台車であって、
    車輪を介して走行する走行フレームと、
    この走行フレームの上に設けられる荷台と、
    前記走行フレームに対して前記荷台を水平方向について移動可能に支持するフローティング支持手段と、
    前記走行フレームと前記荷台の間に介装されて前記荷台の横揺れを抑える減衰力を発生する横揺れ減衰手段と、を備えることを特徴とする搬送台車。
  2. 前記横揺れ減衰手段は、
    前記走行フレームと前記荷台との間に介装されて前後方向に伸縮作動する前後方向減衰ダンパと、
    前記走行フレームと前記荷台との間に介装されて左右方向に伸縮作動する左右方向減衰ダンパと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の搬送台車。
  3. 前記前後方向減衰ダンパが発生する減衰力は、前記左右方向減衰ダンパが発生する減衰力に比べて大きく設定されることを特徴とする請求項2に記載の搬送台車。
  4. 前記フローティング支持手段は、
    前記走行フレームと前記荷台の間に介装される複数の荷台支持スプリングを備え、
    この荷台支持スプリングが倒れ変形して前記荷台が水平方向に移動することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の搬送台車。
  5. 前記フローティング支持手段は、
    前記走行フレームに前記荷台を水平方向に移動可能に支持する荷台支持ベアリングと、
    前記荷台を弾性復元力によって中立位置に戻す戻しスプリングと、を備え、
    前記荷台が前記戻しスプリングを伸縮させて水平方向に移動することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の搬送台車。
  6. 前記フローティング支持手段は、
    弾性復元力によって前記荷台を中立位置の近傍に戻す戻しスプリングを備え、
    前記荷台が中立位置の近傍にて水平方向に移動するときに前記戻しスプリングが前記荷台の動きに対して干渉しない構成としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の搬送台車。
  7. 前記フローティング支持手段は、
    前記戻しスプリングを圧縮するストッパ部を備え、
    前記荷台が中立位置の近傍にあるときに前記戻しスプリングと前記ストッパ部との間に前記荷台の動きを干渉しない間隙が設けられる構成としたしたことを特徴とする請求項6に記載の搬送台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019218180A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 株式会社ダイフク 物品搬送体

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