JP2012059551A - 車輌用前照灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】ビーム切替構造の小型化を図る。
【解決手段】ランプハウジング2とランプハウジングの開口を覆うカバー3とによって構成された灯具外筐4の内部に灯具ユニット7が配置され、灯具ユニットに、光源11が取り付けられ光源から出射された光を反射する反射面10aを有するリフレクター10と、光源から出射された光を投影する投影レンズ9と、投影レンズの後方に位置され光源から出射された光の一部を遮蔽する遮蔽部17を有する固定シェード14と、固定シェードに移動自在に支持され所定の位置に移動されて光源から出射された光の一部を遮蔽する可動シェード19と、可動シェードを移動させる駆動機構23と、駆動機構の駆動力を可動シェードに伝達する伝達機構26とを設け、固定シェードの遮蔽部を垂直方向に対して前後方向へ傾斜した状態で配置した。
【選択図】図1
【解決手段】ランプハウジング2とランプハウジングの開口を覆うカバー3とによって構成された灯具外筐4の内部に灯具ユニット7が配置され、灯具ユニットに、光源11が取り付けられ光源から出射された光を反射する反射面10aを有するリフレクター10と、光源から出射された光を投影する投影レンズ9と、投影レンズの後方に位置され光源から出射された光の一部を遮蔽する遮蔽部17を有する固定シェード14と、固定シェードに移動自在に支持され所定の位置に移動されて光源から出射された光の一部を遮蔽する可動シェード19と、可動シェードを移動させる駆動機構23と、駆動機構の駆動力を可動シェードに伝達する伝達機構26とを設け、固定シェードの遮蔽部を垂直方向に対して前後方向へ傾斜した状態で配置した。
【選択図】図1
Description
本発明は車輌用前照灯に関する。詳しくは、光源から出射された光の一部を遮蔽する固定シェードの遮蔽部を垂直方向に対して前後方向へ傾斜した状態で配置して小型化を図る技術分野に関する。
車輌用前照灯には、例えば、カバーとランプハウジングによって構成された灯具外筐の内部に、光源を有する灯具ユニットが配置されたものがある。
車輌用前照灯の灯具ユニットには、固定シェードと可動シェードを有し、可動シェードが固定シェードに対して移動(回動)されることにより光源から出射される光の照射モードを切り替えることが可能とされているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車輌用前照灯にあっては、例えば、可動シェードが光源から出射される光を遮蔽する遮蔽位置に移動されることにより近距離を照射する所謂ロービーム用の照射モードに切り替えられ、可動シェードが光源から出射される光を遮蔽しない非遮蔽位置に移動されることにより遠距離を照射する所謂ハイビーム用の照射モードに切り替えられる。
ところで、灯具ユニットを有する車輌用前照灯は小型化されることが望ましく、特に、近年車輌用前照灯に設けられる光学系の短焦点化に伴い一層の小型化の要求が高くなっている。
ところが、特許文献1に記載された車輌用前照灯にあっては、固定シェードの下方に可動シェードを固定シェードに対して移動させるための駆動機構が配置されており、固定シェードや可動シェードを含めたビーム切替構造に関し、特に、上下方向における高さが高く、小型化に支障を来たしている。
そこで、本発明車輌用前照灯は、上記した問題点を克服し、小型化を図ることを課題とする。
車輌用前照灯は、上記した課題を解決するために、少なくとも一方に開口を有するランプハウジングと前記ランプハウジングの前記開口を覆うカバーとによって構成された灯具外筐の内部に灯具ユニットが配置され、前記灯具ユニットは、光源が取り付けられ前記光源から出射された光を反射する反射面を有するリフレクターと、前記光源から出射された光を投影する投影レンズと、前記投影レンズの後方に位置され前記光源から出射された光の一部を遮蔽する遮蔽部を有する固定シェードと、前記固定シェードに移動自在に支持され所定の位置に移動されて前記光源から出射された光の一部を遮蔽する可動シェードと、前記可動シェードを移動させる駆動機構と、前記駆動機構の駆動力を前記可動シェードに伝達する伝達機構とを備え、前記固定シェードの遮蔽部が垂直方向に対して前後方向へ傾斜した状態で配置されたものである。
従って、車輌用前照灯にあっては、固定シェードの遮蔽部に対して駆動機構の相対高さが低くなる。
本発明車輌用前照灯は、少なくとも一方に開口を有するランプハウジングと前記ランプハウジングの前記開口を覆うカバーとによって構成された灯具外筐の内部に灯具ユニットが配置された車輌用前照灯であって、前記灯具ユニットは、光源が取り付けられ前記光源から出射された光を反射する反射面を有するリフレクターと、前記光源から出射された光を投影する投影レンズと、前記投影レンズの後方に位置され前記光源から出射された光の一部を遮蔽する遮蔽部を有する固定シェードと、前記固定シェードに移動自在に支持され所定の位置に移動されて前記光源から出射された光の一部を遮蔽する可動シェードと、前記可動シェードを移動させる駆動機構と、前記駆動機構の駆動力を前記可動シェードに伝達する伝達機構とを備え、前記固定シェードの遮蔽部が垂直方向に対して前後方向へ傾斜した状態で配置されたことを特徴とする。
従って、固定シェードの遮蔽部が垂直方向に対して前後方向へ傾斜した状態で配置されているため、固定シェードや可動シェードを含めたビーム切替構造の小型化を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記可動シェードが前記固定シェードと同じ角度傾斜された状態で前記固定シェードに回動自在に支持されている。
従って、可動シェードの回動位置が車輌用前照灯の小型化に支障を来たすことがなく、可動シェードの回動動作によらず車輌用前照灯の小型化を図ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記可動シェードが前記光源から出射された光を遮蔽する遮蔽位置と前記光源から出射された光を遮蔽しない非遮蔽位置との間で回動可能とされ、光軸を挟んで前記固定シェードにおける反対側の両端部に前記可動シェードの回動支点になる軸受部と前記可動シェードを前記遮蔽位置に保持するストッパー部とを設けている。
従って、可動シェードに撓みが生じ難く、可動シェードの遮蔽位置における良好な位置精度を確保することができる。
請求項4に記載した発明にあっては、前記固定シェードの少なくとも前記遮蔽部が板状に形成され、前記固定シェードに前記遮蔽部の下縁から前方へ突出された中間部と前記中間部の前縁から前斜め下方へ突出された取付部とを設け、前記取付部に前記駆動機構を取り付け、前記駆動機構として前記遮蔽部に沿って移動される出力軸を有するソレノイドを用いている。
従って、出力軸の移動スペースを容易に確保することが可能であり、その分、車輌用前照灯の小型化を図ることができる。
請求項5に記載した発明にあっては、前記可動シェードが前記光源から出射された光を遮蔽する遮蔽位置と前記光源から出射された光を遮蔽しない非遮蔽位置との間で回動可能とされ、前記駆動機構として前記遮蔽部に沿って移動される出力軸を有するソレノイドを用い、前記伝達機構として両端部がそれぞれ前記可動シェードと前記出力軸に連結されるリンク部材を用い、前記光源の光軸を挟んだ反対側に前記可動シェードと前記出力軸に対する前記リンク部材との各連結点を設けている。
従って、可動シェードと出力軸の間に直交変換機構を設ける必要がなく、その分、機構の簡素化及び小型化を図ることができる。
請求項6に記載した発明にあっては、前記可動シェードに前記リンク部材の一端部が連結される連結部を設け、前記連結部を前記可動シェードの前記固定シェードに対する回動支点の近傍に設けている。
従って、可動シェードの回動時における連結部の移動量と連結部に連結されたリンク部材の移動量とを小さくすることができ、連結部とリンク部材の移動スペースが小さくなり、車輌用前照灯の小型化を図ることができる。
請求項7に記載した発明にあっては、前記リンク部材を前記可動シェードと前記駆動機構の間に位置させ、前記リンク部材に、前記可動シェードが回動されるときに前記可動シェードが摺動可能とされ前記可動シェードの所定の回動軌跡を保持する保持突部を設けている。
従って、可動シェードが回動時に保持突部に摺動可能とされ、保持突部によって可動シェードの所定の回動軌跡が保持され可動シェードの円滑かつ適正な動作を確保することができる。
請求項8に記載した発明にあっては、前記可動シェードを樹脂材料によって形成し、前記可動シェードに前記光源から出射された光を遮蔽する平板状の遮光部と前記遮光部から突出された被支持軸部とを一体に形成し、前記固定シェードの遮蔽部を金属材料によって形成し、前記固定シェードに、前記遮蔽部に連続し前記可動シェードの被支持軸部を支持する樹脂材料によって形成された軸受部を設け、前記可動シェードの被支持軸部に、弾性変形可能とされ前記被支持軸部の前記軸受部からの脱落を防止する抜け止め部を設けている。
従って、軸受部に被支持軸部を挿入するだけで可動シェードが固定シェードに支持され可動シェードの固定シェードへの結合作業を容易に行うことができると共に抜け止め部によって可動シェードの固定シェードからの脱落を防止することができる。
以下に、本発明車輌用前照灯を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。
車輌用前照灯1は、それぞれ車体の前端部における左右両端部に取り付けられて配置されている。
車輌用前照灯1は、図1に示すように、前方に開口された凹部を有するランプハウジング2とランプハウジング2の開口を閉塞するカバー3とを備えている。ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成され、灯具外筐4の内部空間は灯室5として形成されている。
ランプハウジング2の後端部には前後に貫通された取付孔2aが形成されている。取付孔2aにはバックカバー6が取り付けられている。
灯室5には灯具ユニット7が配置されている(図1乃至図3参照)。灯具ユニット7は、レンズホルダー8とレンズホルダー8の前端部に取り付けられた投影レンズ9とレンズホルダー8の後方に位置されたリフレクター10とリフレクター10の後端部に取り付けられた光源11とを有している。光源11としては、例えば、放電ランプが用いられている。
レンズホルダー8は前後に貫通された略円筒状に形成され、左右両側部にそれぞれ外方へ突出された被支持突部8a、8aを有している。レンズホルダー8の上下両端部にはそれぞれ後方に開口された切欠部8b、8bが形成されている。
リフレクター10は内面が反射面10aとして形成されている。リフレクター10の上下両端部にはそれぞれ前方に開口された切欠部10b、10bが形成されている。リフレクター10の前端部は外方へ張り出された締結部12として設けられている。リフレクター10には下端部に締結部12から前方へ突出された連結用突部13が設けられ、連結用突部13は上下に貫通された環状に形成されている。
リフレクター10の締結部12には、例えば、ネジ止め等によってレンズホルダー8が取り付けられる。
リフレクター10の下端部における内面(上面)には固定シェード14が取り付けられている(図1及び図2参照)。固定シェード14は板状の材料によって形成され、上下方向を向く中間部15と中間部15の前縁から前斜め下方へ突出された取付部16と中間部15の後縁から前斜め上方へ突出された遮蔽部17とを有している。中間部15と取付部16と遮蔽部17は金属材料によって一体に形成されている。
このように中間部15と取付部16と遮蔽部17を金属材料によって形成することにより、光源11から光が出射されたときの良好な放熱性を確保することができ、灯室5の温度上昇を抑制することができる。また、中間部15と取付部16と遮蔽部17を金属材料によって形成することにより、固定シェード14の強度の向上を図ることができる。
遮蔽部17には上方に開口された透過用切欠17aが形成されている。透過用切欠17aは遮蔽部17の左右両端部を除く部分に形成され、開口縁が下方へ凸の略円弧状に形成されている。遮蔽部17の右端部には前方へ突出されたストッパー部17bが設けられている。
遮蔽部17の左端部には樹脂材料によって形成された軸受部18が設けられている。軸受部18は後述する可動シェードの回動支点として機能する。
固定シェード14の軸受部18とストッパー部17bは、図4に示すように、光源11の光軸Pを挟んだ反対側においてそれぞれ左右両端部に位置されている。
固定シェード14の前面には可動シェード19が回動自在に支持される。可動シェード19は樹脂材料によって形成され、図1及び図2に示すように、略左右方向に延びる遮光部20と遮光部20の左端部における下端部から前方へ突出された連結部21と遮光部20の左端部から後方へ突出された被支持軸部22とが一体に形成されて成る。
上記のように可動シェード19の遮光部20と連結部21と被支持軸部22を樹脂材料によって一体に形成することにより、部品点数の削減及び可動シェード19の成形性の向上を図ることができる。また、可動シェード19は樹脂材料によって形成されているため軽量化が図られ、固定シェード14に対して回動されたときの動作速度の向上を図ることができる。
連結部21は被支持軸部22、即ち、固定シェード14に対する回動支点の下方における近傍に位置されている。
被支持軸部22は先端部が複数の抜け止め部22a、22a、・・・として設けられ、抜け止め部22a、22a、・・・間にはそれぞれ後方に開口されたスリットが形成されている。従って、抜け止め部22a、22a、・・・は被支持軸部22の軸中心に近付く方向へ弾性変形可能とされている。抜け止め部22a、22a、・・・にはそれぞれ前方へ行くに従って外側へ変位するように傾斜された係合爪が設けられ、係合爪の前端に前方を向く係合面が形成されている。
可動シェード19は被支持軸部22が軸受部18に挿入されて固定シェード14に回動自在に支持される。被支持軸部22が軸受部18に挿入されるときには、抜け止め部22a、22a、・・・が被支持軸部22の軸中心に近付く方向へ弾性変形され、さらに被支持軸部22が軸受部18に挿入されることにより抜け止め部22a、22a、・・・が弾性復帰され、各係合面が軸受部18の後側開口縁に係合されて可動シェード19の固定シェード14からの脱落が防止される。
このように可動シェード19には軸受部18に挿入される被支持軸部22に弾性変形可能な抜け止め部22a、22a、・・・が設けられているため、軸受部18に被支持軸部22を挿入するだけで可動シェード19が固定シェード14に支持され可動シェード19の固定シェード14への結合作業を容易に行うことができると共に抜け止め部22a、22a、・・・によって可動シェード19の固定シェード14からの脱落を防止することができる。
可動シェード19は固定シェード14に対して軸受部18を支点として遮蔽位置(図5参照)と非遮蔽位置(図6参照)の間で回動される。可動シェード19は遮蔽部17の傾斜状態に沿って固定シェード14に回動可能に支持されており、垂直方向に対して前方へ傾斜されている。
遮蔽位置は固定シェード14の透過用切欠17aを閉塞する位置であり、可動シェード19が遮蔽位置に回動されると光源11から出射される光の一部が固定シェード14と可動シェード19によって遮蔽され、近距離を照射する所謂ロービーム用の照射モードに切り替えられる。また、非遮蔽位置は固定シェード14の透過用切欠17aを開放する位置であり、可動シェード19が非遮蔽位置に回動されると光源11から出射される光の一部が固定シェード14のみによって遮蔽され、遠距離を照射する所謂ハイビーム用の照射モードに切り替えられる。
可動シェード19は右端部が固定シェード14のストッパー部17bに係合されて遮蔽位置に保持される(図5参照)。また、可動シェード19は下縁が固定シェード14の中間部15に接して非遮蔽位置に保持される(図6参照)。
上記したように、固定シェード14の軸受部18とストッパー部17bは、光源11の光軸Pを挟んだ反対側においてそれぞれ左右両端部に位置されているため、可動シェード19に撓みが生じ難く、可動シェード19の遮蔽位置における良好な位置精度を確保することができる。
固定シェード14の取付部16には駆動機構23が取り付けられて配置される(図1、図2及び図4参照)。駆動機構23としては、例えば、ソレノイドが用いられ、駆動機構23は本体部24と本体部24に対して左右方向へ移動される出力軸25とを有している。
本体部24の内部には図示しないコイルとマグネットを有する図示しない駆動部が設けられている。本体部24には出力軸25に右方、即ち、本体部24から突出される方向への移動力を付与する図示しない付勢バネが配置されている。出力軸25は右端部が本体部24から右方へ突出されている。
駆動機構23に通電が行われると出力軸25が駆動部に吸着されて左方への移動力が付与されて左方の移動端に保持される。逆に、駆動機構23に対する通電が解除されると付勢バネの付勢力によって出力軸25が右方の移動端に保持される。
尚、通電時に出力軸25が本体部24の内部に引き込まれて保持される構成とした場合には、通電時に出力軸25が本体部24から突出されて保持される構成とした場合に比し、駆動部による出力軸25に対する保持力を高めることが可能であり、その分、駆動機構23の小型化を図ることも可能である。
駆動機構23は固定シェード14の取付部16に取り付けられるため、前側に傾いた状態で遮蔽部17の前方に位置される(図1参照)。駆動機構23の配置位置としては、可動シェード19の回動動作が適正に行われ、かつ、固定シェード14や可動シェード19を含めたビーム切替構造の小型化、特に、上下方向における高さが低くなるような位置が望ましく、例えば、遮蔽部17の上端を支点とした一定角度の範囲S(図1参照)内であることが望ましい。
上記のように車輌用前照灯1にあっては、駆動機構23としてソレノイドを用い固定シェード14の遮蔽部17に沿って左右方向へ移動される出力軸25を設けているため、出力軸25の移動スペースを容易に確保することが可能であり、その分、車輌用前照灯1の小型化を図ることができる。
駆動機構23の駆動力は伝達機構として機能するリンク部材26によって可動シェード19に伝達される(図1、図2及び図4参照)。リンク部材26は針金状の金属材料が所定の形状に折り曲げられて形成され、左右方向に延びる延設部27と延設部27の一端から折り曲げられた第1の結合部28と延設部27の他端から折り曲げられた第2の結合部29とから成る。
延設部27の中間の部分は後方へ凸のコ字状に屈曲された保持突部27aとして設けられている。第1の結合部28はL字状に形成されている。第2の結合部29は先端部が円弧状に形成されている。
リンク部材26は、第1の結合部28が連結部21に結合されて可動シェード19に連結され、第2の結合部29の先端部が出力軸25の右端部に結合されて駆動機構23に連結される。第1の結合部28の連結点である連結部21と第2の結合部29の連結点である出力軸25の右端部とは、光源11の光軸Pを挟んだ左右反対側に位置されている(図4参照)。
リンク部材26によって可動シェード19と駆動機構23が連結された状態においては、リンク部材26の延設部27が可動シェード19と駆動機構23の間の空間に位置される(図1及び図4参照)。
上記のように、延設部27が可動シェード19と駆動機構23の間の空間に位置されることにより、可動シェード19は回動時に保持突部27aに摺動可能とされ、保持突部27aによって可動シェード19の所定の回動軌跡が保持され可動シェード19の円滑かつ適正な動作を確保することができる。また、延設部27が左右方向に延びる形状に形成されているため、保持突部27aを設けることにより固定シェード14側に特別な保持部材を必要としない。
また、光源11の光軸Pを挟んだ反対側に可動シェード19と出力軸25に対するリンク部材26との連結点を設けているため、可動シェード19と出力軸25の間に直交変換機構を設ける必要がなく、その分、機構の簡素化及び小型化を図ることができる。
さらに、可動シェード19の連結部21が可動シェード19の固定シェード14に対する回動支点の近傍に設けられているため、可動シェード19の回動時における連結部21の移動量と連結部21に連結されたリンク部材26の移動量とを小さくすることができる。従って、連結部21とリンク部材26の移動スペースが小さくなり、車輌用前照灯1の小型化を図ることができる。
灯室5には灯具ユニット7が支持された図示しないフレームが配置されており、フレームは図示しないエイミング調整機構を介してランプハウジング2に傾動自在に支持されている。従って、エイミング調整機構の動作により灯具ユニット7がフレームと一体になって上下方向又は左右方向へ傾動され、光源11の光軸調整(初期調整)が行われる。
灯具ユニット7はフレームに、例えば、レンズホルダー8の被支持突部8a、8aを支点として上下方向へ傾動可能に支持されている。灯具ユニット7がフレームに上下方向へ傾動可能に支持されている場合には、灯具ユニット7に図示しないレベリング調整機構が連結され、レベリング調整機構の動作によって灯具ユニット7が被支持突部8a、8aを支点として上下方向へ傾動され、車載物の重量に応じて光源11の光軸の向きが調整される。
また、灯具ユニット7はフレームに、例えば、水平方向へ回動可能に支持されていてもよい。灯具ユニット7がフレームに水平方向へ回動可能に支持されている場合には、灯具ユニット7に図示しないスイブル機構が連結され、スイブル機構の動作によって灯具ユニット7が水平方向へ回動され、車輌の走行方向に追従して光軸の向きが変更される。
上記のように、レベリング調整機構やスイブル機構が配置されている場合には、レベリング調整やスイブル動作を行うためのアクチュエーターが灯具ユニット7の下端部に配置される。アクチュエーターは図示しない連結軸を介してリフレクター10に設けられた連結用突部13に連結される。
以上に記載した通り、車輌用前照灯1にあっては、固定シェード14の遮蔽部17が垂直方向に対して前後方向へ傾斜した状態で配置されているため、固定シェード14や可動シェード19を含めたビーム切替構造の小型化を図ることができる。特に、遮蔽部17の高さが低くなるため、上下方向における小型化を図ることができる。
また、可動シェード19が固定シェード14と同じ角度傾斜された状態で固定シェード14に回動自在に支持されているため、可動シェード19の回動位置が車輌用前照灯1の小型化に支障を来たすことがなく、可動シェード19の回動動作によらず車輌用前照灯1の小型化を図ることができる。
尚、上記には固定シェード14の遮蔽部17が垂直方向に対して前方に傾斜された例を示したが、遮蔽部17の傾斜方向は前方に限られることはなく、垂直方向に対して後方に傾斜されていてもよい。遮蔽部17が垂直方向に対して後方に傾斜されている場合には、例えば、可動シェード19を遮蔽部17の後面側に支持し、駆動機構23を遮蔽部17の後方側に配置することが可能である。
上記した発明を実施するための最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
1…車輌用前照灯、2…ランプハウジング、3…カバー、4…灯具外筐、7…灯具ユニット、9…投影レンズ、10…リフレクター、10a…反射面、11…光源、14…固定シェード、15…中間部、16…取付部、17…遮蔽部、17b…ストッパー部、18…軸受部(回動支点)、19…可動シェード、20…遮光部、21…連結部、22…被支持軸部、22a…抜け止め部、23…駆動機構(ソレノイド)、25…出力軸、26…リンク部材(伝達機構)、27a…保持突部
Claims (8)
- 少なくとも一方に開口を有するランプハウジングと前記ランプハウジングの前記開口を覆うカバーとによって構成された灯具外筐の内部に灯具ユニットが配置された車輌用前照灯であって、
前記灯具ユニットは、
光源が取り付けられ前記光源から出射された光を反射する反射面を有するリフレクターと、
前記光源から出射された光を投影する投影レンズと、
前記投影レンズの後方に位置され前記光源から出射された光の一部を遮蔽する遮蔽部を有する固定シェードと、
前記固定シェードに移動自在に支持され所定の位置に移動されて前記光源から出射された光の一部を遮蔽する可動シェードと、
前記可動シェードを移動させる駆動機構と、
前記駆動機構の駆動力を前記可動シェードに伝達する伝達機構とを備え、
前記固定シェードの遮蔽部が垂直方向に対して前後方向へ傾斜した状態で配置された
ことを特徴とする車輌用前照灯。 - 前記可動シェードが前記固定シェードと同じ角度傾斜された状態で前記固定シェードに回動自在に支持された
ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。 - 前記可動シェードが前記光源から出射された光を遮蔽する遮蔽位置と前記光源から出射された光を遮蔽しない非遮蔽位置との間で回動可能とされ、
光軸を挟んで前記固定シェードにおける反対側の両端部に前記可動シェードの回動支点になる軸受部と前記可動シェードを前記遮蔽位置に保持するストッパー部とを設けた
ことを特徴とする請求項2に記載の車輌用前照灯。 - 前記固定シェードの少なくとも前記遮蔽部が板状に形成され、
前記固定シェードに前記遮蔽部の下縁から前方へ突出された中間部と前記中間部の前縁から前斜め下方へ突出された取付部とを設け、
前記取付部に前記駆動機構を取り付け、
前記駆動機構として前記遮蔽部に沿って移動される出力軸を有するソレノイドを用いた
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車輌用前照灯。 - 前記可動シェードが前記光源から出射された光を遮蔽する遮蔽位置と前記光源から出射された光を遮蔽しない非遮蔽位置との間で回動可能とされ、
前記駆動機構として前記遮蔽部に沿って移動される出力軸を有するソレノイドを用い、
前記伝達機構として両端部がそれぞれ前記可動シェードと前記出力軸に連結されるリンク部材を用い、
前記光源の光軸を挟んだ反対側に前記可動シェードと前記出力軸に対する前記リンク部材との各連結点を設けた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車輌用前照灯。 - 前記可動シェードに前記リンク部材の一端部が連結される連結部を設け、
前記連結部を前記可動シェードの前記固定シェードに対する回動支点の近傍に設けた
ことを特徴とする請求項5に記載の車輌用前照灯。 - 前記リンク部材を前記可動シェードと前記駆動機構の間に位置させ、
前記リンク部材に、前記可動シェードが回動されるときに前記可動シェードが摺動可能とされ前記可動シェードの所定の回動軌跡を保持する保持突部を設けた
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の車輌用前照灯。 - 前記可動シェードを樹脂材料によって形成し、
前記可動シェードに前記光源から出射された光を遮蔽する平板状の遮光部と前記遮光部から突出された被支持軸部とを一体に形成し、
前記固定シェードの遮蔽部を金属材料によって形成し、
前記固定シェードに、前記遮蔽部に連続し前記可動シェードの被支持軸部を支持する樹脂材料によって形成された軸受部を設け、
前記可動シェードの被支持軸部に、弾性変形可能とされ前記被支持軸部の前記軸受部からの脱落を防止する抜け止め部を設けた
ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7に記載の車輌用前照灯。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2010201727A JP2012059551A (ja) | 2010-09-09 | 2010-09-09 | 車輌用前照灯 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2010201727A JP2012059551A (ja) | 2010-09-09 | 2010-09-09 | 車輌用前照灯 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JP2012059551A true JP2012059551A (ja) | 2012-03-22 |
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ID=46056417
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|---|---|---|---|
| JP2010201727A Pending JP2012059551A (ja) | 2010-09-09 | 2010-09-09 | 車輌用前照灯 |
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| JP (1) | JP2012059551A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104964229A (zh) * | 2014-02-24 | 2015-10-07 | 株式会社小糸制作所 | 车辆用灯具单元 |
| CN107489985A (zh) * | 2016-06-13 | 2017-12-19 | 巨铠精密工业股份有限公司 | 车用头灯 |
| US10889234B2 (en) | 2017-01-20 | 2021-01-12 | Ichikoh Industries, Ltd. | Vehicle lamp |
| CN117267655A (zh) * | 2022-06-14 | 2023-12-22 | 常州星宇车灯股份有限公司 | 遮光罩运动机构、车灯 |
-
2010
- 2010-09-09 JP JP2010201727A patent/JP2012059551A/ja active Pending
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