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JP2012049640A - 符号化装置、符号化方法、動画像伝送システム - Google Patents

符号化装置、符号化方法、動画像伝送システム Download PDF

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JP2012049640A JP2010187555A JP2010187555A JP2012049640A JP 2012049640 A JP2012049640 A JP 2012049640A JP 2010187555 A JP2010187555 A JP 2010187555A JP 2010187555 A JP2010187555 A JP 2010187555A JP 2012049640 A JP2012049640 A JP 2012049640A
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Yusuke Hirota
悠介 廣田
Kozo Murakami
孝三 村上
Hideki Tode
英樹 戸出
Kazuhiko Kinoshita
和彦 木下
Akihiro Fujimoto
章宏 藤本
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Abstract

【課題】ネットワーク負荷を最小限に留めながら、パケットのバーストロス及び重要フレームの損失が動画像全体の映像品質に与える影響を抑制する。
【解決手段】複数の動画像ストリームを複数の伝送路を介して伝送する動画像伝送システム100が備える符号化装置200であって、複数の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットの各々について、重要度がより高いデータパケットほど、及び、複数の伝送路のうちパケットロス率がより高い伝送路を介して伝送される動画像ストリームに含まれるデータパケットほど、より大きくなるようにデータパケットの復元に用いられる指標である復元指標を算出する復元指標算出部210と、より大きな復元指標が割り当てられたデータパケットほど、より高い確率でパリティパケットを生成する符号化を行うことでパリティストリームを生成するパリティ生成部208とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、パリティパケットを生成する符号化装置に関し、特に、複数の動画像ストリームを複数の伝送路を介して伝送する動画像伝送システムが備える符号化装置に関する。
近年、ADSL又はFTTHなどの高速なネットワークを利用した動画像ストリーム伝送サービスが注目を集めている。ストリーム伝送は、従来の通信と比較して高ビットレートであり、遅延時間に厳しい制約があるなどの特性をもつ。ストリーム伝送においてQoS(Quality of Service)を高めるためには、これらの特性を考慮する必要がある。
このようなストリーム伝送サービスに用いられるネットワークとしては、例えばCDN(Content Distribution Network)が有効である(非特許文献1を参照)。
CDNはネットワーク上に複数のキャッシュサーバ(サーバ群)を備えており、ユーザからのリクエストがある毎にそのサーバ群から適切なサーバを選択し、選択されたサーバからコンテンツを伝送する。
このような伝送形態をとることで、動画像ストリーム伝送における転送遅延及びサーバへの過負荷を抑制することができる。しかし、CDNによるストリーム伝送を行っても、インターネットのようなベストエフォート網での伝送では、パケットロスによる動画像の品質の低下は避けられない。
動画像ストリームは一般的にフレームと呼ばれる単位から構成され、あるフレームを再生する際に別のフレームの情報を参照することで効率の高い圧縮が行われている。しかし、これはパケットロスによる一部のフレームのデータの損傷が、別のフレームに影響を与え、ある期間の全体的な画質を劣化させることを意味する。
このような画質劣化を防ぐために、損失したデータの再送又は復元等を行うための仕組みが提案されている。具体的には、ARQ(Automatic Repeat Request)(非特許文献2を参照)、FEC(Forward Error Correction)(非特許文献3を参照)、及びそれらの組み合わせ(非特許文献4を参照)など、様々な方式が研究されている。
特に、再送遅延が許容できないサービスでは、サーバ側で予め付加した冗長データから、クライアント側が損失データの復元を行うFECが用いられる。しかし、FECでは連続して多数のデータが損失する、いわゆるバースト的なパケットロスをクライアント側が復元することは困難である。
すなわち、FECを用いてバースト的なパケットロスに対応するためには、サーバがFEC冗長量を増加させる必要が生じるが、変化するネットワーク状況に応じてクライアント毎に適切なFEC冗長量をサーバが設定することは現実的ではない。
バーストロスに対応可能な復元方式としては、Inter−Stream FEC(非特許文献5を参照)という復号方式が提案されている。
通常のFEC(以後“Intra−Stream FEC”と呼ぶ)がストリーム毎にパリティパケットを付与するのに対し、Inter−Stream FECは複数のストリームのデータを用いてパリティパケットを生成する。
これにより、例え1本のストリームでバースト的に多量のパケットロスが生じたとしても、クライアント側では、他の正常に受信されたストリームのデータを用いてロスしたデータを復元することができる。
また、動画像ストリームのフレームは別のフレームのデータを参照して再生されるため、より多くのフレームから参照されているデータを持つフレームは重要なフレームとみなすことができる。よって、このような重要なフレームを、他のフレームに影響を与えない重要度の低いフレームと比較して高確率で復元することにより、動画像全体の品質を向上させることができると考えられる。
このような考えのもと、UEP(Unequal Error Protection)と呼ばれる、データの重要度を考慮した符号化手法が提案されている(非特許文献6、非特許文献7)。
UEPは、重要でないパケットの復元確率を抑制するかわりに重要なパケットの復元確率を高めることができるように設計された符号化方式である。
G. Peng, "CDN: Content distribution network", Arxiv preprint cs/0411069, 2004. T. Lam1, L. Karam, R. Bazzi and G. Abousleman, "Reduced-Delay Selective ARQ For LowBit-Rate Image and Multimedia Data Transmission", Proc. IEEE ICASSP' 05, pp. 309-312, Mar. 2005. X. Yu, J. Modestino and Y. Chan, "A Model-Based Evaluation Methodology for Assessing the Efficacy of Packet-Level FEC for Delay-Constrained Video Network Transport", Proc.IEEE ICIP' 06, pp. 1289-1292, Oct. 2005. R. Cohen, G. Grebla and L. Katzir, "Cross-Layer Hybrid FEC/ARQ Reliable Multicast with Adaptive Modulation and Coding in Broadband Wireless Networks", Proc. IEEE INFO-COM' 09, pp. 1917-1925, Apr. 2009. H. Tode, T. Fujie, and K. Murakami, "Inter-Stream FEC Method for Multiserver Content Distribution", Proc. IEEE GLOBECOM'07, pp. 2043-2047, 2007. P. Wu, J. Hwang, C. Lee and Y. Teng, "Receiver Driven Overlap FEC for Scalable Video Coding Extension of the H.264/AVC", Proc. IEEE IS-CAS' 09, pp. 637-640, May 2009. A. G. Dimakis, J. Wang, K. Ramchandran, "Unequal growth codes: Intermediate Performance and Unequal Error Protection for Video Streaming", Proc. MMSP 2007, pp. 107-110, Oct. 2007.
しかしながら、このInter−Stream FEC方式は,対象データの種類を特に限定しない一般的な技術である。したがって、特に動画像ストリームの圧縮技術として一般的なフレーム間予測を用いて圧縮された動画像のストリーム伝送にInter−Stream FECが適用された場合、他のフレームから多数参照されている基準フレーム(例えば、MPEG−2におけるIピクチャ)の損失により、視聴される映像の全体的な品質が大幅に低下するという、動画像ストリームの転送に特有の課題が残されている。
また、重要なフレーム復元確率をその他のフレームよりも高めることができるUEPでは、上記動画像ストリームの伝送に特有の課題には対応できるものの、パケットのバーストロスには対応できない。すなわち、1本のストリームで連続的にパケットロスが発生すると,UEPを用いた動画伝送システムでは、クライアント(復号装置)側でデータを復元することができず、そのストリームの再生時において十分な映像品質を維持できないという課題がある。
また、上記のInter−Stream FEC及びUEPは、いずれも、パリティパケットを増やすことにより、映像品質を高めることはできるものの、必要以上にパリティパケットを増やすと、データ量が増大するためにネットワークの負荷が高まり、通信品質が低下するという悪循環に陥る恐れがある。
そこで、本発明は、複数の動画像ストリームを複数の伝送路を介して伝送する際に、ネットワーク負荷を最小限に留めながら、パケットのバーストロス及び重要フレームの損失が動画像全体の映像品質に与える影響を抑制可能な符号化装置及び動画像伝送システムを提供することを目的とする。
本発明のある局面に係る動画像伝送システムが備える符号化装置は、複数の動画像ストリームを複数の伝送路を介して伝送する動画像伝送システムが備える符号化装置であって、前記複数の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットの各々について、重要度がより高いデータパケットほど、及び、前記複数の伝送路のうちパケットロス率がより高い伝送路を介して伝送される動画像ストリームに含まれるデータパケットほど、より大きくなるように前記データパケットの復元に用いられる指標である復元指標を算出する復元指標算出部と、より大きな前記復元指標が割り当てられたデータパケットほど、より高い確率でパリティパケットを生成する符号化を行うことでパリティストリームを生成するパリティ生成部とを備える。
この構成によると、パスダイバーシティによる復元効率を得るために複数の伝送路を介して動画像ストリームを伝送する場合において、符号化装置は、符号化時に、伝送路毎に異なるパケットロス率と、パケット毎に異なる動画像品質への影響を考慮することができる。具体的には、パケットの各々について、そのパケットが損失した場合の復元のされやすさを管理・調整するためのパリティストリームを動画像ストリームとは別に、復号装置へ送ることができる。その結果、ネットワーク負荷を最小限に留めながら、パケットのバーストロス及び重要フレームの損失が動画像全体の映像品質に与える影響を抑制することが可能となる。
また、前記複数の動画像ストリームは、フレーム間予測方式により圧縮されており、前記復元指標算出部は、前記複数のデータパケットの各々について、前記複数の動画像ストリームに含まれる複数のフレームのうち他のフレームからの被参照数がより多いフレームを含むデータパケットほど、より高くなるように重要度を決定する重要度決定部と、前記複数のデータパケットの各々について、前記パケットロス率がより高い伝送路を介して伝送されるデータパケットほど、より大きくなるようにロス度を決定するロス度決定部とを備え、前記重要度と前記ロス度との和が大きいほど、より大きくなるように前記復元指標を算出する。
この構成によると、特に、フレーム間予測方式により圧縮された動画像ストリームの伝送において、映像品質に与える影響の大きさ及び、伝送路のパケットロス率の2点を総合的に考慮して、パケットの復元確率を高めることができる。
その結果、パリティパケットの送信によるネットワークへの負担を最小限に抑えつつ、パケットのバーストロス及び重要フレームの損失が動画像全体の映像品質に与える影響を抑制することが可能となる。
また、前記パリティ生成部は、前記複数のデータパケットの中から1回の符号化で使用する1以上のデータパケットを符号化ブロックとして選択し、前記復元指標が大きいほど大きくなるように、前記符号化ブロックに含まれる前記データパケットの各々について、当該データパケットが符号化される前記確率である被選択確率を算出し、前記符号化ブロックの中から、事前に定められた値であるD個のデータパケットを前記被選択確率に従って選択し、選択された前記D個のデータパケットの同じビット位置で排他的論理和を算出することによってパリティパケットとして符号化し、前記符号化ブロックを対象とした符号化を、事前に定められた値であるM回繰り返すことによりM個のパリティパケットを含む前記パリティストリームを生成する。
本発明の他の局面に係る動画像伝送システムが備える符号化装置は、さらに、前記複数の伝送路の前記パケットロス率の平均値が大きいほど、より小さくなるように前記Dの値を算出するパケット数算出部を備える。
この構成によると、復元確率に影響を与えるパラメタDの決定において、最適な値を決定できる。その結果、Inter−Stream FEC方式及びIntra−Stream FEC方式を併用した損失パケットの復元確率を向上させることができる。
また、前記符号化装置は、さらに、前記Mを算出するストリーム長算出部を備えており、前記ストリーム長算出部は、前記Mを、前記符号化ブロックに含まれるデータパケットの数であるNと、前記複数の伝送路の前記パケットロス率の平均値であるl0と、前記Dと、前記動画像ストリームに含まれる全データパケットのうち前記パリティストリームを用いた復号によっても損失するデータパケットの割合として許容できる許容パケット損失率lcとを用いて、M=N×(loge(l0)−loge(lc))/(D×(1−lc(D-1))の式によって算出する。
この構成によると、本実施の形態に係る動画像配信システムが備える符号化装置は、損失パケットの復元確率とネットワーク負荷のトレードオフが生じる符号化処理のパラメタ決定において、最適なパラメタを算出することができる。
その結果、ネットワーク負荷を最小限に留めながら、Inter−Stream FEC方式を用いた損失パケットの復元確率を向上させることができる。よって、パケットのバーストロス及び重要フレーム(参照フレーム)の損失が生じる場合でも、動画像ストリームの映像品質を一定水準以上に管理することが可能な符号化装置を提供することができる。
なお、本発明は、このような符号化装置として実現できるだけでなく、符号化装置に含まれる特徴的な手段をステップとする符号化方法として実現したり、そのような特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
さらに、本発明は、このような符号化装置の機能の一部又は全てを実現する半導体集積回路(LSI)として実現してもよい。
また、本発明は、このような符号化装置及びその復号装置を備える動画像伝送システムとして実現してもよく、このような動画像伝送システムに含まれる特徴的な手段をステップとする動画像伝送方法として実現してもよい。さらに、これら特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現してもよい。
以上より、本発明は、複数の動画像ストリームを複数の伝送路を介して伝送する際に、ネットワーク負荷を最小限に留めながら、パケットのバーストロス及び重要フレームの損失が動画像全体の映像品質に与える影響を抑制可能な符号化装置及び動画像伝送システムを提供することができる。
図1は、CDNとして構成された、本発明の実施の形態1又は2に係る動画像伝送システムの概要図である。 図2は、従来技術であるInter−Stream FEC(Forward Error Correction)の概要を説明する図である。 図3は、従来技術であるInter−Stream FECを用いたパリティストリームの生成方法を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1又は2に係る動画像伝送システムが備える符号化サーバのブロック図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る動画像伝送システムが備える符号化装置のブロック図である。 図6は、本発明の実施の形態1又は2に係る動画像伝送システムが備えるEEN(Enhanced Edge Node)のブロック図である。 図7は、本発明の実施の形態1又は2に係る動画像伝送システムが備える復号装置のブロック図である。 図8は、本発明の実施の形態1又は2に係る動画像伝送システムを用いたCDNにおける処理の流れの概要を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施の形態1又は2に係る復元指標を説明する図である。 図10は、本発明の実施の形態1又は2に係る復元指標を算出する処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、本発明の実施の形態1又は2に係るパリティストリームの生成処理を説明する概念図である。 図12は、本発明の実施の形態1又は2に係るパリティストリームの生成処理の流れを示すフローチャートである。 図13は、本発明の実施の形態2に係る動画像伝送システムが備える符号化装置のブロック図である。 図14は、本発明の実施の形態2に係るパリティパケットを構成するデータパケット数を決定する関数の一例を示す図である。 図15は、本発明の実施の形態2に係る動画像伝送システムの性能評価シミュレーションの概要を示す図である。 図16は、本発明の実施の形態2に係る動画像伝送システムの性能評価シミュレーションに用いられた条件を説明する図である。 図17は、本発明の実施の形態2に係る動画像伝送システムの性能評価シミュレーションの結果を示す図である。 図18は、本発明の実施の形態1又は2に係る動画像伝送システムが備える符号化装置及び復号装置を実現するコンピュータシステムの一例を示す外観図である。 図19は、本発明の実施の形態1又は2に係る動画像伝送システムが備える符号化装置及び復号装置を実現するコンピュータシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る符号化装置及び動画像伝送システムの実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、CDNとして構成された、本発明の実施の形態1に係る動画像伝送システムの概要図である。なお、図1に示される矢印のうち、140、142、144の符号が付されたものは伝送路を示す。また、145、150、152、154の符号が付されたものは、例えば動画像ストリームや、パリティストリーム等の信号を示す。
図1に示されるように、CDNとして構成された動画像伝送システム100は、オリジンサーバ102と、サロゲート106及びサロゲート108と、符号化サーバ120と、EEN(Enhanced Edge Node)110と、クライアント112及びクライアント114とを備える。
動画像伝送システム100は、複数の中継キャッシュサーバを介して、オリジンサーバ102からクライアントまで動画像ストリームを伝送する。
オリジンサーバ102は、伝送する動画像の全てを記憶し、他のサーバへ伝送する計算機である。オリジンサーバ102は、例えば大容量のHDD(Hard Disk Drive)を備えており、そこに動画像を記憶するとともに、動画像ストリームとしてサロゲートへ伝送する。
本実施の形態では、オリジンサーバ102は、サロゲート106及びサロゲート108に、第1の動画像ストリーム150及び第2の動画像ストリーム152をそれぞれ伝送する。
サロゲート106及びサロゲート108は、オリジンサーバ102が記憶している動画像の少なくとも一部をキャッシュし、EEN110へ伝送する中継キャッシュサーバである。具体的には、サロゲート106及びサロゲート108は、第1の動画像ストリーム150及び第2の動画像ストリーム152をそれぞれキャッシュからEEN110へ伝送している。
EEN110は、ユーザからの動画像伝送要求を受け付け、サロゲートから伝送されたストリームをユーザがもつPC(Personal Computer)等の計算機へ伝送する。EEN110の詳細については後述する。
クライアント112及びクライアント114は、動画像伝送システム100によって動画像ストリームの伝送サービスを受けるユーザが使用する計算機である。
符号化サーバ120は、EEN110から要求を受けて、動画像ストリームの伝送に最適化されたInter−Stream FEC方式で1以上のパリティからなるパリティストリーム154を生成し、第3の伝送路144を介してEEN110へ伝送する。
なお、符号化サーバ120及びEEN110も、サロゲート106及びサロゲート108と同様に、キャッシュサーバとしての機能を有していてもよい。
図2は、符号化サーバ120がパリティストリーム154の生成に用いるInter−Stream FEC(Forward Error Correction)の概要を説明する図である。
Inter−Stream FECは、Intra−Stream FECと同様、いわゆる伝送路符号化の一方式である。ただし、Intra−Stream FECが単一のストリームに含まれるデータパケットからパリティパケットを生成するのに対し、Inter−Stream FECでは、複数のストリームに含まれるデータパケットからパリティパケットを生成する。
より具体的には、図2に示されるように、Inter−Stream FECは、動画像ストリームA320、動画像ストリームB322、動画像ストリームC324の3つのストリームから、パリティストリーム330を生成する。
ここで、動画像ストリームA320、動画像ストリームB322、動画像ストリームC324はそれぞれ、1以上の符号化ブロック310を含む。符号化ブロック310は、パリティパケットの生成処理における処理範囲となる。
符号化ブロック310は、各動画像ストリームに含まれるパケットブロック311をそれぞれ1つ含む。パケットブロック311は、事前に定められたパケット数ごとに区切られたパケットの組である。
各動画像ストリームは、パケットブロック311を1以上含む。パケットブロック311は、映像パケット312と、映像パケット312をIntra−Stream FEC方式で符号化したパリティを含むパリティパケット314とを含む。映像パケット312及びパリティパケット314を総称して、データパケット313と呼ぶ。
各動画像ストリームがIntra−Stream FEC方式によるパリティパケット314を含むことにより、動画像ストリームを受信したEEN110は、
(1)パリティストリーム330を用いてパケットブロック311内の損失パケットを復元するか、
(2)パケットブロック311に含まれるパリティパケット314を用いて、同じパケットブロック311に含まれる映像パケット312の損失パケットを復元する
という、2種類の復元を行うことで損失パケットの復元率を高めることができる。
図3は、従来技術であるInter−Stream FECを用いたパリティストリームの生成方法を示す図である。
具体的に説明するため、パリティストリーム330に含まれる1つのパリティパケット331に注目する。図3に示されるように、パリティパケット331は、映像パケットA1と、映像パケットB2と、映像パケットC3のビット単位での排他的論理和により算出されたパリティP1の値を含む。また、パリティパケット331は、P1を算出するための用いられたデータパケット313の識別情報(A1、B2、C3)を含む。
したがって、A1、B2、C3のうち、いずれか1つのデータパケット313が伝送中に損失した場合であっても、受信側はパリティストリームに含まれるパリティP1を用いて、ビット単位で排他的論理和を算出することにより、損失したデータパケットを復元することができる。
このように、Inter−Stream FECでは複数の伝送経路によるパスダイバーシティを得ることで、パリティパケットの復元確率を高めている。
図4は、本発明の実施の形態1に係る動画像伝送システムが備える符号化サーバ120のブロック図である。
図4に示されるように、本実施の形態に係る符号化サーバ120は、通信部122と、キャッシュ部124と、符号化装置200とを備える。
通信部122は、符号化サーバ120がオリジンサーバ102及びEEN110と、データの送受信を行うための通信インタフェースである。通信部122は、必要なデータが後述するキャッシュ部124にキャッシュされている場合には、キャッシュデータを優先して使用する。
キャッシュ部124は、通信部122から取得したデータを一時的にキャッシュする処理部である。キャッシュ部124はまた、キャッシュ部124に記憶されているデータの有効期間を管理して有効期間が過ぎたデータを削除する等の、キャッシュ管理を行う。
符号化装置200は、EEN110からの要求に応じて、EEN110がユーザへ伝送するために必要なパリティストリーム154を生成し、通信部122からEEN110へ伝送する。
図5を用いて、符号化装置200について詳細に説明する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る動画像伝送システムが備える符号化装置のブロック図である。
図5に示されるように、符号化装置200は、パリティ生成部208と、復元指標算出部210とを備える。
パリティ生成部208は、Inter−Stream FEC方式により、複数の動画像ストリームから、パリティストリーム154を生成する。
Inter−Stream FECは従来技術であるが、この技術を動画像ストリームの伝送に適用する場合に生じる課題(主として、画像品質の劣化とデータ量増加のトレードオフ)を、パリティ生成処理を最適化することにより解決したことが本願発明である。なお、その詳細については、後述する。
復元指標算出部210は、動画像ストリームに含まれるデータパケット各々について、復元指標を算出する。大きな復元指標が割り当てられたデータパケットほど、ネットワーク伝送中にパケットロスが生じた場合であっても、パリティパケットを用いてEEN110により復元される可能性が高まる。
復元指標算出部210は、重要度決定部212と、ロス度決定部214とを備える。
重要度決定部212は、動画像ストリームに含まれるデータパケットの各々について、その重要度を決定する。
ここでいう重要度とは、そのデータパケットが伝送されないことにより、動画像ストリームの全体的な画像品質に与える影響の大きさを意味する。
例えば、動画像ストリームの圧縮形式として現在広く用いられているMPEG(Moving Picture Expert Group)−2やMPEG−4等では、動画像ストリームを構成する近接フレーム間の類似性に注目したフレーム間予測方式を用いて動画像ストリームが符号化される。
フレーム間予測方式を用いて符号化された動画像ストリームは、基準となる参照フレームが損失すると、その参照フレームとの差分情報のみが含まれるフレームは全て、正しく復号することができなくなる。
その結果、動画像ストリームの全体的な映像品質が著しく劣化する。前述のMPEG−4では、Iピクチャ等を含むデータパケットの損失がこれに相当する。
このような動画像ストリームの映像品質に与える影響が大きいフレームを含むデータパケットに、重要度決定部212は、より高い重要度が割り当てられるように重要度を決定する。
ロス度決定部214は、動画像ストリームに含まれるデータパケットの各々について、そのロス度を算出する処理部である。
ここでいうロス度とは、動画像ストリームの伝送中におけるパケットロスの発生のし易さを意味する。すなわち、パケットロス率の高い伝送路を介して伝送されるパケットのロス度は高く設定され、逆に、パケットロス率の低い伝送路を介して伝送されるパケットのロス度は低く設定される。詳細については、重要度決定部212の処理とあわせて、後述する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る動画像伝送システムが備えるEEN110のブロック図である。
図6に示されるように、EEN110は、通信部132と、ロス率算出部138と、復号装置400とを備える。
通信部132は、EEN110がCDNに含まれる他のサーバ及びクライアントとデータの送受信を行うための通信インタフェースである。
ロス率算出部138は、EEN110が第1の伝送路140及び第2の伝送路142を介して、第1の動画像ストリーム150及び第2の動画像ストリーム152をそれぞれ取得する際における、パケットロス率を算出する。
具体的には、EEN110に、一定期間中に到着すべきパケット数で、実際に到着したパケット数を除算することによりパケットロス率が算出される。
算出されたパケットロス率は、EEN110から符号化サーバ120に通知され(図1の信号145を参照)、符号化サーバ120におけるロス度の算出に用いられる。
復号装置400は、サロゲートから伝送された動画像ストリームのうち、ユーザからリクエストがあったものに含まれる損失パケットを、パリティストリーム154を用いて復元する。
図7は、本発明の実施の形態1に係る動画像伝送システム100が備える復号装置400のブロック図である。
図7に示されるように、復号装置400は、入出力処理部402と、要求処理部406と、復号処理部410とを備える。
入出力処理部402は、復号装置400が行う入出力を管理する入出力インタフェースである。
要求処理部406は、入出力処理部402が取得した入力が、動画像ストリームの伝送要求であった場合に必要な処理を行う。
具体的には、要求処理部406は、サロゲート106及びサロゲート108へ、動画像ストリームの伝送要求を送る。さらに、要求処理部406は、ロス率算出部138から各伝送路におけるパケットロス率を取得し、取得したパケットロス率を含むパリティストリームの生成要求を符号化サーバ120へ送る。
要求処理部406は、さらに、動画像ストリーム中のフレーム位置を特定するための情報である開始シーケンス番号を符号化サーバ120へ送る。符号化サーバ120は、符号化に使用される動画像ストリーム各々について、開始シーケンス番号で指定されたフレームから、パリティストリームを生成する。
復号処理部410では、入出力処理部402から取得した複数の動画像ストリーム及びパリティストリームを用いて、ユーザから要求された動画像ストリームに含まれる損失パケットの復元を行う。損失パケットが復元された動画像ストリームは、入出力処理部402により、通信部132を介してユーザへ伝送される。
入出力処理部402は、要求入出力部404と、ストリーム入出力部408とを備える。
入出力処理部402は、ユーザからの伝送要求を取得し、サロゲート及び符号化サーバ120へ伝送要求を出力する。
ストリーム入出力部408は、サロゲート及び符号化サーバ120から動画像ストリーム及びパリティストリームをそれぞれ取得し、復号化ののち、ユーザから要求された動画像ストリームをユーザが有するクライアントへ出力する。
復号処理部410は、第1復号部412と、第2復号部414と、バッファ部416とを備える。
第1復号部412は、Inter−Stream FEC方式によるパリティを用いて、ユーザから要求された動画像ストリームに含まれる損失パケットを復元する。
すなわち、図2を参照して、符号化ブロック310に含まれる損失したデータパケット313を、同じ符号化ブロック310に含まれる他のデータパケット313及びパリティストリーム330に含まれるパリティパケットを用いて復元する。
例えば、A1、B2、C3のビット単位での排他的論理和が、パリティパケットP1である場合であって、A1、B2、P1が正しく伝送され、C3は伝送中に損失したものとする。
この場合、正しく伝送された、A1、B2、P1の排他的論理和をとることにより、C3を復元することができる。
第2復号部414は、Intra−Stream FEC方式によるパリティを用いて、動画像ストリームの各々についてデータパケットを復元する。
すなわち、図2を参照して、パケットブロック311に含まれる映像パケット312を、同じパケットブロック311に含まれるパリティパケット314で復元する。
例えば、動画像ストリームA320に含まれるA1、A2、A3のビット単位での排他的論理和が、パリティパケットR1である場合であって、A1、A2、R1が正しく伝送され、A3は伝送中に損失したものとする。
この場合、正しく伝送されたA1、A2、R1の排他的論理和をとることにより、A3を復元することができる。
バッファ部416は、第1復号部412及び第2復号部414による作業領域である。
第1復号部412による符号化処理と、第2復号部414による符号化処理は、相互に依存する。
例えば、図3を参照して、データパケットB2とデータパケットC3とが損失した場合、第1復号部412は、これらを復元することはできない。しかし、動画像ストリームB322に含まれるパリティパケット314を用いて、第2復号部414がB2を復元できた場合、第1復号部412は、復元されたB2と、A1と、P1とを用いて、C3を復元することができる。
すなわち、第1復号部412及び第2復号部414が損失パケットを復元することにより、元々損失のないデータパケットに加え、復元されたデータパケットを用いて、第1復号部412及び第2復号部414は損失パケットを復元することができる。
第1復号部412と第2復号部414は、バッファ部416を介して復元結果を共有し、これ以上復元ができないと判断されるまで、パリティを用いた復元を繰り返す。
図8は、本発明の実施の形態1に係る動画像伝送システム100を用いたCDNにおける処理の流れの概要を示すフローチャートである。
以下、EEN110が第1の動画像ストリーム150をクライアント112へ伝送する場合に注目して説明するが、他のストリーム(例えば、第2の動画像ストリーム152をクライアント114へ伝送する場合)であっても、同様である。
まず、クライアント112が、EEN110へ、第1の動画像ストリーム150をクライアント112へ伝送するよう要求したとする(S100)。
クライアント112からの要求を受信したEEN110は、第1の動画像ストリーム150の伝送をサロゲート106へ要求する。
また、クライアント114が、EEN110へ、第2の動画像ストリーム152をクライアント114へ伝送するよう要求したとする。
クライアント114からの要求を受信したEEN110は、第2の動画像ストリーム152の伝送をサロゲート108に要求する。
EEN110はまた、第1の伝送路140において第1の動画像ストリーム150が損失した場合にその損失パケットを復元するため、符号化サーバ120に第1の動画像ストリーム150と第2の動画像ストリーム152から生成されるパリティストリーム154の伝送を要求する(S102)。さらに、EEN110は、符号化サーバ120へ第1の伝送路140及び第2の伝送路142のパケットロス率を通知する。
次に、符号化サーバ120が備えるパリティ生成部208は、第1の動画像ストリーム150と、第2の動画像ストリーム152とから、Inter−Stream FEC方式により、パリティストリーム154を生成する(S104)。
次に、符号化サーバ120は、パリティストリーム154を第3の伝送路144を介してEEN110へ送信する(S106)。
次に、EEN110は、パリティストリーム154並びに、第1の動画像ストリーム150及び第2の動画像ストリーム152を受信し(S108)、パリティを用いて、受信した第1の動画像ストリーム150に伝送途中におけるパケット損失があるか否かを検出する(S110)。
その結果、第1の動画像ストリーム150に含まれる全てのパケットが損失なく受信されたと判断した場合(S110でNo)、EEN110は、受信した第1の動画像ストリーム150をクライアント112へ伝送する(S114)。
一方、EEN110が、第1の動画像ストリーム150に含まれるパケットが損失していることを発見した場合(S110でYes)、EEN110はパリティを用いてその復元を行った後(S112)、クライアント112へ伝送する(S114)。
EEN110は、以上のステップS108〜ステップS114を、クライアント112へ伝送すべき第1の動画像ストリーム150を全て伝送するまで繰り返す(S116でNoのループ)。
図9は、本発明の実施の形態1に係る復元指標を説明する図である。
前述の通り、パリティ生成部208は、復元指標を用いてパリティストリーム154を生成することで、動画像ストリームの伝送に最適なInter−Stream FECを行う。
図9(A)に示されるように、簡単のため、動画像ストリームA、動画像ストリームB、動画像ストリームCはそれぞれ、3つのデータパケットを含む1つのパケットブロック311を含む。いま、3つのパケットブロック311を含む符号化ブロック310から1つのパリティパケットを生成することを考える。
符号化ブロック310に含まれるデータパケット1〜9は、前述した重要度とロス度に基づいて4つに分類されている。図9(B)は、図9(A)に示される9つのパケットがどの分類に属するかを示す図である。
図9(A)に示されるデータパケット1、データパケット3及びデータパケット9は、重要度、ロス度共に高い。
データパケット4は、重要度は高いが、ロス度は低い。
データパケット2、データパケット7及びデータパケット8は、重要度は低いが、ロス度が高い。
データパケット5及びデータパケット6は、重要度、ロス度共に低い。
図9(C)は、以上の分類に基づき、復元指標算出部210が復元指標を算出した結果を示す。この例では、復元指標算出部210は、各々のデータパケットの重要度又はロス度が「高」に該当するごとに、そのパケットの復元指標に1を加算している。
よって、重要度及びロス度が共に「高」であるデータパケット1、データパケット3及びデータパケット9は、復元指標が2となり、重要度及びロス度のいずれか一方が「高」であるデータパケット2、データパケット4、データパケット7、データパケット8は、復元指標が1となり、データパケット5及びデータパケット6は復元指標が0となる。
なお、本実施の形態において復元指標算出部210は重要度及びロス度をそれぞれ「高」「低」の2段階に分類したが、重要度及びロス度の少なくとも一方を1段階以上の任意の数で分類してもよい。
また、本実施の形態において復元指標算出部210は復元指標に与える影響を重要度とロス度で等しく1としたが、重要度及びロス度で異なる重み付けを行って復元指標を算出してもよい。
例えば、重要度が1増えると復元指標は1増えるのに対し、ロス度が1増えると復元指標が2増える、等として復元指標算出部210は復元指標を算出してもよい。
図10は、本発明の実施の形態1に係る復元指標算出部210において復元指標を算出する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、重要度決定部212はデータパケットの重要度を決定する。
前述のとおり、パケットの重要度は、そのデータパケットが損失した場合に動画像品質に与える影響の大きさが大きいほど、大きくなるように、重要度決定部212が重要度を決定する。
例えば、重要度決定部212は、動画像ストリームに含まれる映像パケット312の各々がMPEG−2やMPEG−4等、フレーム間予測を用いて圧縮されているフレームを含む場合、対象とする映像パケットがIピクチャを含むか否かを判定する(S210)。Iピクチャであれば、他のフレームに参照される数である被参照数が高く、よってIピクチャを含む映像パケット312は重要度が高いと判断できるためである。
映像パケットがIピクチャを含む場合(S210でYes)、重要度決定部212はその映像パケットの重要度を1に設定する(S212)。一方、映像パケットがIピクチャを含まない場合(S210でNo)、重要度決定部212はその映像パケットの重要度を0に決定する(S214)。
なお、パリティパケット314の重要度は、例えばそのパリティパケットの生成に用いられたデータパケットの中にIピクチャを含む映像パケット312が含まれていれば重要であると判断すること等が考えられる。
また、重要度決定部212は、Iピクチャ以外に、Pピクチャを含むか否かを判定してもよい。例えば、Iピクチャを含む映像パケットは重要度を2に設定し、Pピクチャを含む映像パケットは重要度を1に設定するなど、ピクチャの種類に応じて異なる重要度を割り当てることが考えられる。
次に、ロス度決定部214が、各パケットのロス度を決定する。
より具体的には、ロス度決定部214は、EEN110から取得した第1の伝送路140及び第2の伝送路142のパケットロス率と、事前に定められた閾値とをそれぞれ比較する(S216)。
比較の結果、パケットロス率が閾値以上であれば(S216でYes)、ロス度決定部214は、その伝送路を介して伝送されるデータパケット313のロス度を1に決定する(S218)。一方、比較の結果、パケットロス率が閾値未満であれば(S216でNo)、ロス度決定部214は、その伝送路を介して伝送されるデータパケット313のロス度を0に決定する(S220)。
次に、復元指標算出部210は、復元指標uhを、重要度とロス度の和として算出する(S222)。
図11は、本発明の実施の形態1に係るパリティ生成部208によるパリティストリーム330の生成処理を説明する概念図である。
なお説明のため、図11に示されるように、動画像ストリームA〜Cがそれぞれ6個のデータパケットを含んでおり、これら18個のデータパケットを含む1つの符号化ブロック310からパリティストリームを生成するものとする。各パケットには、復元指標算出部210によって復元指標が算出され、割り当てられている。
図11に示されるように、例えば、動画像ストリームAは、復元指標が2であるパケットQ1、Q2、Q3及び、復元指標が1であるパケットQ4、Q5、Q6を含む。
パリティ生成部208は、パリティストリーム330に含まれる1つのパリティパケットを生成する際に、符号化ブロック310に含まれる全18個のパケットの中から、事前に定められたD個を選択する。次に、パリティ生成部208は、そのD個のビット毎の排他的論理和としてパリティを算出し、算出されたパリティを含むパリティパケットを生成する。
パリティ生成部208が符号化ブロック310に含まれる全18個のパケットの中からD個を選択する際には、復元指標の大きさが考慮される。具体的には、復元指標が大きいパケットほど、D個の内の1つとして、パリティ生成部208によって選択されやすくなる。
より具体的には、復元指標がuhであるパケットがパリティ生成部208により選択される確率をPuhとすると、パリティ生成部208はPuhを以下の数式1によって算出する。
Figure 2012049640
ここで、wuhは、復元指標uhに対して設定する重みであり、この重みが大きいほど、対象パケットはパリティ生成部208に選択されやすくなる。また、Iは重要度の分類(水準)数を、Jはロス度の分類(水準)数を、Nupは符号化ブロック310のうち復元指標がupであるパケット数をそれぞれ示す。
パリティ生成部208は、数式1を用いて算出されたPuhに従って、D個のパケットを選択し、その排他的論理和を算出することで、1つのパリティパケットを生成する。
図11に示されるように、合計m個のパリティパケットを含むパリティストリーム330を生成する場合、パリティ生成部208は、上述した、D個のパケットの選択及びその排他的論理和の算出をm回繰り返す。
以上の処理により、例えばパリティストリーム330に含まれるパリティパケットP1は、パケットQ1、Q4、Q8、Q16の4つのパケットを用いて、パリティ生成部208により生成される。
なお、各パリティパケットを生成する際に使用されたデータパケットの識別情報はパリティストリーム330に含めて伝送される。
図12は、本発明の実施の形態1に係るパリティ生成部208によるパリティストリームの生成処理(符号化処理)の流れを示すフローチャートである。
パリティ生成部208は、まず、パリティストリームを生成する動画像ストリームの識別子(ストリームID)と、これら識別子に対応する動画像ストリームにおける符号化開始位置(開始シーケンス番号)と、1度の符号化に用いられるデータパケット数Dと、1つの符号化ブロックに対して生成されるパリティストリームの長さ(ストリーム長)Mを、取得する(S310)。
次に、パリティ生成部208は、各動画像ストリームの開始シーケンス番号から順に事前に定められた数のパケットをそれぞれ選択してパケットブロック311を生成し、動画像ストリームごとにパケットブロック311を集めた集合として符号化ブロック310を生成する(S312)。
次に、パリティ生成部208は復元指標算出部210から復元指標を取得する(S314)。
次に、パリティ生成部208は、取得した復元指標を用いて、前述の選択確率Puhをパケットごとに算出する(S316)。
次に、パリティ生成部208は、符号化ブロック310の中から、選択確率PuhにしたがってD個のパケットを選択する(S318)。
次に、パリティ生成部208は、選択されたD個のパケットについて、対応するビット毎に排他的論理和をとることでパリティを算出する(S320)。
次に、パリティ生成部208は、算出されたパリティを含むパリティパケットを生成し、パリティストリーム330に追加する。その後、パリティ生成部208は、パリティストリーム330のストリーム長がM以上か否かを判定する(S322)。
判定の結果、パリティストリーム330のストリーム長がM以上であれば(S322でYes)、パリティ生成部208は、この符号化ブロック310に対するパリティストリームの生成処理を中止し、必要に応じて新たな符号化ブロックについてのパリティストリームの生成を開始する。
一方、パリティストリーム330のストリーム長がM未満であれば、パリティ生成部208は再度、ステップS318からの処理を繰り返すことで、パリティパケットを生成する(S322でNo)。
以上述べたように、本実施の形態に係る動画像伝送システム100が備える符号化装置200は、複数の動画像ストリームを複数の伝送路を介して伝送する動画像伝送システム100が備える符号化装置200であって、複数の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットの各々について、重要度がより高いデータパケットほど、及び、複数の伝送路のうちパケットロス率がより高い伝送路を介して伝送される動画像ストリームに含まれるデータパケットほど、より大きくなるように復元指標を算出する復元指標算出部210と、より大きな復元指標が割り当てられたデータパケットほど、より高い確率でパリティパケットを生成する符号化を行うことでパリティストリームを生成するパリティ生成部208とを備えている。
また、複数の動画像ストリームは、フレーム間予測方式により圧縮されており、復元指標算出部210は、複数のデータパケットの各々について、複数の動画像ストリームに含まれる複数のフレームのうち他のフレームからの被参照数がより多いフレームを含むデータパケットほど、より高くなるように重要度を決定する重要度決定部212と、パケットロス率がより高い伝送路を介して伝送されるデータパケットほど、より大きくなるようにロス度を決定するロス度決定部214とを備え、重要度とロス度との和が大きいほど、より大きくなるように復元指標を算出する。
また、パリティ生成部208は、複数のデータパケットの中から1回の符号化で使用する1以上のデータパケットを符号化ブロックとして選択し、復元指標が大きいほど大きくなるように、符号化ブロックに含まれるデータパケットの各々について、当該データパケットが符号化される頻度に対応した確率である被選択確率を算出し、符号化ブロックの中から、事前に定められた値であるD個のデータパケットを被選択確率に従って選択し、選択されたD個のデータパケットを対応するビット毎に排他的論理和を算出することによってパリティパケットとして符号化し、符号化ブロックを対象とした符号化を、事前に定められた値であるM回繰り返すことによりM個のパリティパケットを含むパリティストリームを生成する。
また、こうした符号化装置200を備えた動画像伝送システム100は、複数の動画像ストリームのうち第1の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットである第1パケットと、複数の動画像ストリームのうち第2の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットである第2パケットとを、第1及び第2パケットに含まれる複数のデータパケットの各々について算出された復元指標に基づいて符号化することにより1以上のパリティパケットを生成し、パリティストリームとして伝送する符号化装置200と、複数の伝送路のうち第1の伝送路を介して第1の動画像ストリームを取得し、複数の伝送路のうち第2の伝送路を介して第2の動画像ストリームを取得し、複数の伝送路のうち第3の伝送路を介してパリティストリームを取得し、第1の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットのうち伝送中にパケットロスが生じたデータパケットを、パリティストリームと、第1の動画像ストリームと、第2の動画像ストリームとを用いて復元する復号装置400とを備える。
ここで、符号化装置200は、第1及び第2パケットに含まれる複数のデータパケットの各々について、重要度がより高いデータパケットの復元指標ほど、及び、複数の伝送路のうちパケットロス率がより高い伝送路を介して伝送される動画像ストリームに含まれるデータパケットの復元指標ほど、より大きくなるように復元指標を算出する復元指標算出部210と、より大きな復元指標が割り当てられたデータパケットほど、より高い確率でパリティパケットを生成する符号化を行うことによりパリティストリームを生成するパリティ生成部208とを備える。
この構成によると、パスダイバーシティによる復元効率を得るために複数の伝送路を介して動画像ストリームを伝送する場合において、符号化側は、伝送路毎に異なるパケットロス率と、パケット毎に異なる動画像品質への影響を考慮し、パケットが損失した場合の復元のされやすさをパケット毎に管理することができる。その結果、パリティパケットの送信によるネットワークへの負担を最小限に抑えつつ、動画像ストリームの映像品質を一定水準以上に管理することが可能となる。
また、複数の動画像ストリームに渡って生成されたパリティパケットを含むパリティストリームを、動画像ストリームとは別に送ることで、パケットのバーストロスに強い誤り訂正(復元)が可能となる。
さらに、パリティストリームに、パリティストリーム自身をIntra−Stream FEC方式により符号化したパリティパケットを追加してもよい。パリティストリームにパリティパケットを含めることで、伝送データの復元率をさらに高めることができる。
なお、本発明の実施の形態1に係る復元指標算出部210は、重要度決定部212及びロス度決定部214の少なくとも1つを備えなくともよい。
例えば、EEN110が備える復号装置400が重要度決定部212及びロス度決定部214のうち少なくとも1つを備え、そこで決定された重要度及びロス度のうち少なくとも1つを、通信部122を介してパリティ生成部208に通知することによっても、符号化装置200は前述と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態1に係る符号化装置及び動画像伝送システムについて説明した。
次に、本発明の実施の形態2に係る符号化装置及び動画像配信システムについて説明する。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る動画像配信システム100は、パリティ生成部208がパリティストリーム330を生成する際に使用するパラメタである、前述のD及びMを最適に決定する処理部を設けている。この構成を追加することで、動画像伝送システム100は、再生される動画像ストリームの映像品質を保ったまま、ネットワーク負荷を最小限に抑えることができる。
図13は、本発明の実施の形態2に係る動画像伝送システム100が備える符号化装置200のブロック図である。
なお、実施の形態2に係る符号化装置200の構成要素は、パケット数算出部216及びストリーム長算出部218が加わったこと以外は、同一の符号を付した実施の形態1に係る符号化装置200の構成要素と同様である。
よって、以下、パケット数算出部216及びストリーム長算出部218について詳細に説明する。
パケット数算出部216は、パリティ生成部208が1つのパリティパケットを生成する際に使用するデータパケット313の個数を示すDを決定する。
すなわち、パリティ生成部208は、符号化ブロック310に含まれるデータパケット313の中から、復元指標に基づいて決定される選択確率に従って、D個のデータパケット313を決定し、その排他的論理和を算出する。
Dの決定については、以下のこと考慮する必要がある。すなわち、Dが大きいほど復元対象となるデータパケット313の数が増加する。しかし、1つの損失パケットを復号装置400で復元するには、その損失パケット以外の全てのデータパケット313を復号装置400が正しく受信できなければならない。よって、Dが大きいほど損失パケットを復元できる確率は減少する。
ストリーム長算出部218は、このトレードオフを考慮した以下の処理により、最適なDを決定する。
なお、以下の説明において、1つの符号化ブロック310に含まれるデータパケット313に対し、復号装置400は、全ての損失パケットが復元されるか、どのパリティパケットを用いても損失パケットが復元できなくなるまで、各復元ステップを繰り返すものとする。
また、各ステップでは、その時点で復元されうる全てのパケットが復号装置400によって復元されるものとする。
また、前述の通り、x番目の復元ステップでは、復号装置400は、x−1番目の復元ステップまでに復元された全てのパケットと、元々正しく受信されたパケットとを用いて、復元処理をすることができるものとする。
なお、1つのパリティパケットは1つのパケットしか復元できないので、パリティストリームの長さをMとすると、復号装置400は最大でM回の復元ステップを繰り返すことになる。
まず、復号装置による復元が失敗するのは、損失パケットの情報を含んでいるパリティパケットのいずれもが、その損失パケットを復元できなかった場合である。よって、x回目の復元ステップにおける復元失敗確率fxmは、数式2で表される。ただし、Exは、x回目の復元ステップにおいて1つのパリティパケットが復元に成功する確率を表し、mは損失パケットの情報が含まれているパリティパケットの個数を表す。
Figure 2012049640
符号化ブロック310に含まれる全てのデータパケット313の個数をNとすると、1つのデータパケット313がInter−Stream FEC方式により符号化される確率の平均値Pは、次の数式3により算出される。ここで、I及びJの意味は、前述の数式1と同様である。
Figure 2012049640
次に、符号化装置200が行うInter−Stream FEC方式の符号化によって、1つのデータパケット313がm個のパリティパケットに符号化される確率であるφmは、次の数式4によって表される。
Figure 2012049640
したがって、x回目の復元ステップにおいて、復号装置400が復元に失敗する確率fxは、次の数式5によって表される。
Figure 2012049640
パリティパケットはD個のデータパケット313から生成されるので、復号装置400が損失パケットを復元するためには、残りのD−1個のデータパケット313を復号装置400が受信しなければならない。したがって、パリティパケットが復元に成功する確率Exは、次の数式6により表される。ただし、lxはx回目の復元ステップが終了した後にあるパケットが損失している確率とし、特にl0を、復号装置400が復元処理を行う前の元々のパケットロス率(すなわち、EEN110における平均パケットロス率)とする。
Figure 2012049640
以上より、fxは次の数式7により表される。
Figure 2012049640
これを、lxを用いて表すと、次の数式8が得られる。
Figure 2012049640
ここで、x=0とすると、l1は復号装置400が復元処理を1ステップ行った場合の復元後のパケットロス率を表すので、l1を最小にするDを求める。数式8の両辺をDで微分し、l1をDで微分した値が0となるD’を求めると、以下の数式9となる。なお、対数は自然対数である(以後、同様)。
Figure 2012049640
ただし、数式9は、復元処理を1ステップ行った場合のDの最適値である。前述の通り、実際には、復号装置400は復元処理を数ステップ繰り返しうる。ここで、各ステップで復元されたデータパケットは、次のステップでの復号装置400による復元処理に利用できる。復元に利用できるパケット数が多いほど、Dが大きなパリティパケットを復元できるため、復元処理を繰り返した場合のDの最適値は、D’よりも大きくなる。
よって、最適なDは、実数αを所定の値として以下の数式10により求められる。
Figure 2012049640
なお、αは環境に依存するが、実験的に、α=3の場合が良好である。また、符号化装置200による符号化の計算量を考えると、Dがあまりに多いことは好ましくない。よって、パケット数算出部216は、Dの上限値を30に設定し、数式10で得られた値と上限値30のうち、小さい方をDの値として出力してもよい。
以上の手順により、パケット数算出部216は、最適なDを決定する。
なお、損失パケットを復元できないリスクは、複数の伝送路の中でもロス率の大きな伝送路のリスクに応じて大きくなる。したがって、伝送路間でパケットのロス率にばらつきが大きい場合には、最適なDは数式9のD’よりも小さくなる傾向にある。
よって、伝送路間でのパケットのロス率のばらつきを考慮に入れると、パケット数算出部216は、次の数式11によってDを算出してもよい。なお、αの値は実験的に求めた適正値である3.5とし、sdはストリーム間のロス率の標準偏差を表す。
Figure 2012049640
図14は、本発明の実施の形態に係るパケット数算出部216がsd=0.05とした場合の数式11を用いて算出するDの値をプロットした図である。
例えば、EEN110における平均パケットロス率が0.1程度ならば、符号化装置200は、Inter−Stream FEC方式により、20個程度のデータパケット313から1つのパリティパケットを生成すればよいことがわかる。
一方、ストリーム長算出部218は、1つの符号化ブロック310に対応する、パリティストリーム330の長さ(パリティストリーム330に含まれるパリティパケットの数)であるMを決定する。
一般に、Mが大きくなると、復号装置400における損失パケットの復元確率は向上する。しかし、Mを大きくすることは、パリティストリーム330のサイズを増大させ、その結果、ネットワークのトラフィック負荷が増大する。これは、動画像ストリームのように、ネットワークの遅延がサービス品質に与える影響が大きいアプリケーションでは、好ましくない。
一方、Mが小さい場合には、EEN110は損失パケットの十分な復元ができない。
このトレードオフを解消するため、ストリーム長算出部218は、以下に導出する数式を用いて、最適なパリティパケット数Mを決定する。
なお、以下の導出においては、復号装置400について、パケット数算出部216で述べたものと同様の前提をおく。
また、Mを決定する処理の導出において、数式8までは、Dを決定する数式と同様であるため説明を省略する。
数式8を参照して、lxが定数lcに収束すると仮定し、数式8をMについて解くと、以下の数式12が得られる。
Figure 2012049640
このとき、収束値であるlcに、EEN110において品質を保証すべきパケットロス率(すなわち、動画像ストリームに含まれる全パケットのうち復号装置400において復号できず最終的に損失するパケットの割合として許容できるパケットの損失率)を代入することで、パリティストリーム330の適切なパリティストリーム長(すなわち、パリティストリーム330に含めるべき適切なパリティパケット数)が得られる。
以上の手順で導出される数式11を用いて、ストリーム長算出部218は、最適なMを決定する。
すなわち、符号化装置200は、さらに、複数の伝送路の前記パケットロス率の平均値が大きいほど、より小さくなるようにパラメタDの値を算出するパケット数算出部216を備えている。
また、符号化装置200は、さらに、パラメタMを算出するストリーム長算出部218を備えており、ストリーム長算出部218は、Mを、符号化ブロックに含まれるデータパケットの数であるNと、複数の伝送路のパケットロス率の平均値であるl0と、Dと、動画像ストリームに含まれる全データパケットのうちパリティストリームを用いた復元によっても損失するデータパケットの割合として許容できる許容パケット損失率lcとを用いて、
M=N×(loge(l0)−loge(lc))/(D×(1−lc(D-1)
の式によって算出する。
以上の構成により、本実施の形態に係る動画像配信システム100が備える符号化装置200は、損失パケットの復元確率とネットワーク負荷のトレードオフが生じる符号化処理のパラメタ決定において、最適なパラメタを算出することができる。
その結果、ネットワーク負荷を最小限に留めながら、Inter−Stream FEC方式を用いて符号化されたパリティパケットを用いて損失パケットの復元確率を向上させることができる。よって、パケットのバーストロス及び参照フレームの損失が動画像全体の映像品質に与える影響を抑制可能な動画像伝送システムを提供することができる。
次に、上記のストリーム長算出部218を用いてパラメタMを決定することによって得られる効果を検証したシミュレーション結果を示す。
図15は、本発明の実施の形態2に係るストリーム長算出部218を用いた動画像伝送システム100の性能評価シミュレーションの概要を示す図である。
図15に示されるように、本シミュレーションでは、20台のサロゲートと1台の符号化サーバ120が、EEN110へストリームを伝送する。各伝送路におけるパケットのロス率であるl0〜l19の値はそれぞれ異なり、シミュレーション開始時に平均lave、標準偏差sdの正規分布に従ってランダムに決定される。なお、l20は0とする。
図16は、本発明の実施の形態2に係るストリーム長算出部218を用いた動画像伝送システムの性能評価シミュレーションに用いられた条件をまとめた図である。
図16(A)は、シミュレーションにおいて共通する設定を示す。
図16(A)に示されるように、シミュレーションにおいてパケットブロック311の大きさは100パケットであり、1パケットのサイズは固定長で1500Bytesである。
また、シミュレーションにおいて、1つのデータパケット313は複数の動画像フレームの情報を同時に持つことはないと仮定している。このため、動画像データをパケット化する際に、1パケットに含められる動画像データのサイズが固定長の1パケットのサイズよりも小さくなる場合には、余った領域はパディングした。
また、シミュレーションにおいては、解像度がCIFであるforemanビデオシーケンスをMPEG−2で符号化し、これをパケット化した。このとき、それぞれのピクチャタイプの情報を含むパケット数の比率は、I:P:B=0.15:0.58:0.27である。
図16(B)は、シミュレーションにおいてパリティ生成部208がパリティパケットを生成する際のパラメタの既定値を示す。なお、目標パケットロス率lcは、通常求められるロス率よりも厳しい値である0.04とした。
また、シミュレーションではロス度を決定する閾値Thjを0.05、0.1の2段階とした。これに対応し、各伝送路におけるパケットロス率が0以上0.05以下であれば、ロス度を0とし、パケットロス率が0.05を超えて0.1以下であれば、ロス度を2とし、パケットロス率が0.1を超えていれば、ロス度を4とした。
図17は、本発明の実施の形態2に係るストリーム長算出部218を用いた動画像伝送システムの性能評価シミュレーションの結果を示す図である。
図17(A)は、平均パケットロス率laveを0.02から0.20まで変化させたときの、EEN110での復元後受信率を示す。
ここで、復元後受信率とは、正常に受信されたデータパケット313の総数とパリティパケットを用いて復元されたデータパケット313の総数の和を、受信すべきデータパケット313の総数(すなわち、各サーバから送信されたデータパケット313の総数)で除算した値である。
凡例は、上から順に、重要パケットとそれ以外のパケットをまとめた場合(「平均」)、重要パケットのみで算出した場合(「重要」)、重要ではないパケットのみで算出した場合(「非重要」)、パケットの復元指標を考慮せずにInter−Stream FECを適用した場合(「重要度なし」)、の4つの場合を示す。
図17(A)に示されるように、平均パケットロス率が高くなっても、重要パケットの復元後受信率は低下せず、高く保たれていることがわかる。一方、非重要パケットの復元後受信率は、平均パケットロス率が高くなるにつれ、急激に低下している。
この結果により、パリティ生成部208が復元指標を考慮したパリティストリームを生成することにより、パケット全体としての復元後受信率を下げることなく、重要なパケットの復元確率を向上させることが可能であることが示された。
図17(B)は、平均パケットロス率と、ストリーム長算出部218により算出されたストリーム長Mの関係を示す図である。
縦軸は、1つの符号化ブロック(2000個のデータパケット313を含む)に対応するパリティストリームに含まれるパリティパケットの数を示す。
図17(B)に示されるように、伝送路におけるパケットロス率が低いときには、復元性能を維持したままストリーム長を小さく抑えることができている。
図17(C)は、パリティ生成部208が復元指標を考慮した場合の、復元後受信率が一定値以上の動画像ストリームの割合と、平均パケットロス率との関係を示す図である。
図17(C)に示されるように、復元後受信率が要求受信率である0.95に達しているストリームの割合は、平均パケットロス率に関わらず、ほぼ9割前後である。
復元後受信率が0.95に達する場合、Intra−Stream FECを併用することで、EEN110は動画像ストリームを完全に復元できる。よって、本実施の形態に係る動画像配信システムでは、ほぼ全てのパケットを完全に復元できることがわかる。
一方、図17(D)は、パリティ生成部208が復元指標を考慮しない場合の、復元後受信率が一定値以上の動画像ストリームの割合と、平均パケットロス率との関係を示す図である。
図17(D)に示されるように、復元後受信率が要求受信率である0.95に達しているストリームの割合は、およそ7割前後である。
この結果より、本実施の形態に係る動画像配信システムにより、ネットワークのパケットロス率に応じてネットワーク負荷を抑制しつつ、高い復元確率を維持した動画像ストリームの伝送を実現することができると言える。
なお、実施の形態1又は2に係るパリティ生成部208は、Intra−Stream FEC方式によりパリティストリーム330自身のパリティを1以上生成し、これをパリティストリーム330に付加してもよい。これにより、パリティストリーム330に含まれるパケットが伝送路でロスした場合であっても、EEN110は損失したパリティパケットを復元できる。
なお、実施の形態1又は2に係るパリティ生成部208は、データパケット313全体からパリティストリーム330を生成する代わりに、映像パケット312のみからパリティストリーム330を生成してもよく、パリティパケット314のみからパリティストリーム330を生成してもよい。
なお、実施の形態1又は2に係るパリティ生成部208は、パリティストリーム330に含まれるパリティパケットの各々に、そのパリティを生成するために使用されたデータパケットの識別情報を含める代わりに、パリティストリーム330に含まれる全てのパリティパケットについて、その位置と、そのパリティパケットを生成するために使用されたデータパケット313の識別情報とを含むヘッダをパリティストリーム330に含めてもよい。
なお、実施の形態1又は2に係るパリティ生成部208がパリティパケットを生成するためにD個のパケットを選択する際の選択方法は、復元抽出としても、非復元抽出としてもよい。
なお、実施の形態1又は2に係るEEN110は、パケットロス率を符号化サーバ120に通知しなくともよい。例えば、符号化サーバ120は、オリジンサーバ102から符号化サーバ120への伝送路のパケットロス率を、符号化サーバ120とEEN110間の伝送路のパケットロス率の代わりに使用してもよく、又は、事前に定められる値を使用してもよい。
なお、実施の形態1又は2に係るEEN110がキャッシュサーバとしても機能する場合には、クライアントから要求された動画像がキャッシュされていない場合に限り、他のサーバへ動画像及びパリティストリームの送信を要求してもよい。
なお、実施の形態1又は2に係る重要度決定部212は、データパケット313の重要度を、そのデータパケット313がIピクチャを含むか否かで決定したが、他の方法で対象パケットに含まれているフレームが他のパケットに含まれているフレームから参照されている数である被参照数を取得し、被参照数が大きいほど大きな重要度を割り当ててもよい。
なお、実施の形態1又は2に係るロス度決定部214は、1つの閾値を用いてロス度を決定したが、シミュレーションで示したように、ロス度決定部214は複数の閾値を用いてロス度を決定してもよい。
なお、実施の形態1又は2に係る復元指標算出部210は、復元指標uを、重要度とロス度の少なくとも1つを変数として含む任意の関数によって決定してもよい。
なお、実施形態1又は2で説明した動画像伝送システムが備える符号化装置、復号装置及びその他のサーバ・クライアント等は、コンピュータにより実現することが可能である。
図18を参照して、動画像伝送システムが備える符号化装置、復号装置及びその他のサーバ・クライアント等は、コンピュータ34と、コンピュータ34に指示を与えるためのキーボード36及びマウス38と、コンピュータ34の演算結果等の情報を提示するためのディスプレイ32と、コンピュータ34で実行されるプログラムを読み取るためのCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)装置40及び通信モデム(図示せず)とを含む。
動画像伝送システムが備える符号化装置、復号装置及びその他のサーバ・クライアント等が行う処理であるプログラムは、コンピュータで読取可能な媒体であるCD−ROM42に記憶され、CD−ROM装置40で読み取られる。又は、コンピュータネットワークを通じて通信モデム52で読み取られる。
図19は、動画像伝送システムが備える符号化装置、復号装置及びその他のサーバ・クライアント等を実現するコンピュータシステム700のハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ34は、CPU(Central Processing Unit)44と、ROM(Read Only Memory)46と、RAM(Random Access Memory)48と、ハードディスク50と、通信モデム52と、バス54とを含む。
CPU44は、CD−ROM装置40又は通信モデム52を介して読み取られたプログラムを実行する。ROM46は、コンピュータ34の動作に必要なプログラム及びデータを記憶する。RAM48は、プログラム実行時のパラメタなどのデータを記憶する。ハードディスク50は、プログラム及びデータなどを記憶する。通信モデム52は、コンピュータネットワークを介して他のコンピュータとの通信を行う。バス54は、CPU44、ROM46、RAM48、ハードディスク50、通信モデム52、ディスプレイ32、キーボード36、マウス38及びCD−ROM装置40を相互に接続する。
さらに、上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
さらにまた、上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。ICカード又はモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカード又はモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカード又はモジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
また、本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラム又は上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu-ray Disc(登録商標))、USBメモリ、SDカードなどのメモリカード、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、上記コンピュータプログラム又は上記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、上記プログラム又は上記デジタル信号を上記記録媒体に記録して移送することにより、又は上記プログラム又は上記デジタル信号を、上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
さらに、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、符号化装置に適用でき、特に、圧縮動画像のストリーム伝送等に適用できる。
32 ディスプレイ
34 コンピュータ
36 キーボード
38 マウス
40 CD−ROM装置
42 CD−ROM
44 CPU
46 ROM
48 RAM
50 ハードディスク
52 通信モデム
54 バス
100 動画像伝送システム
102 オリジンサーバ
106、108 サロゲート
110 EEN
112、114 クライアント
120 符号化サーバ
122 通信部
124 キャッシュ部
132 通信部
138 ロス率算出部
140 第1の伝送路
142 第2の伝送路
144 第3の伝送路
150 第1の動画像ストリーム
152 第2の動画像ストリーム
154、330 パリティストリーム
200 符号化装置
208 パリティ生成部
210 復元指標算出部
212 重要度決定部
214 ロス度決定部
216 パケット数算出部
218 ストリーム長算出部
310 符号化ブロック
311 パケットブロック
312 映像パケット
313 データパケット
314、331 パリティパケット
320 動画像ストリームA
322 動画像ストリームB
324 動画像ストリームC
332 パリティ値
400 復号装置
402 入出力処理部
404 要求入出力部
406 要求処理部
408 ストリーム入出力部
410 復号処理部
412 第1復号部
414 第2復号部
416 バッファ部

Claims (11)

  1. 複数の動画像ストリームを複数の伝送路を介して伝送する動画像伝送システムが備える符号化装置であって、
    前記複数の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットの各々について、重要度がより高いデータパケットほど、及び、前記複数の伝送路のうちパケットロス率がより高い伝送路を介して伝送される動画像ストリームに含まれるデータパケットほど、より大きくなるように前記データパケットの復元に用いられる指標である復元指標を算出する復元指標算出部と、
    より大きな前記復元指標が割り当てられたデータパケットほど、より高い確率でパリティパケットを生成する符号化を行うことでパリティストリームを生成するパリティ生成部とを備える
    符号化装置。
  2. 前記複数の動画像ストリームは、フレーム間予測方式により圧縮されており、
    前記復元指標算出部は、
    前記複数のデータパケットの各々について、前記複数の動画像ストリームに含まれる複数のフレームのうち他のフレームからの被参照数がより多いフレームを含むデータパケットほど、より高くなるように重要度を決定する重要度決定部と、
    前記複数のデータパケットの各々について、前記パケットロス率がより高い伝送路を介して伝送されるデータパケットほど、より大きくなるようにロス度を決定するロス度決定部とを備え、
    前記重要度と前記ロス度との和が大きいほど、より大きくなるように前記復元指標を算出する
    請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記パリティ生成部は、
    前記複数のデータパケットの中から1回の符号化で使用する1以上のデータパケットを符号化ブロックとして選択し、
    前記復元指標が大きいほど大きくなるように、前記符号化ブロックに含まれる前記データパケットの各々について、当該データパケットが符号化される前記確率である被選択確率を算出し、
    前記符号化ブロックの中から、事前に定められた値であるD個のデータパケットを前記被選択確率に従って選択し、
    選択された前記D個のデータパケットの同じビット位置で排他的論理和を算出することによってパリティパケットとして符号化し、
    前記符号化ブロックを対象とした符号化を、事前に定められた値であるM回繰り返すことによりM個のパリティパケットを含む前記パリティストリームを生成する
    請求項1又は2に記載の符号化装置。
  4. 前記符号化装置は、さらに、前記複数の伝送路の前記パケットロス率の平均値が大きいほど、より小さくなるように前記Dの値を算出するパケット数算出部を備える
    請求項3に記載の符号化装置。
  5. 前記符号化装置は、さらに、前記Mを算出するストリーム長算出部を備えており、
    前記ストリーム長算出部は、前記Mを、前記符号化ブロックに含まれるデータパケットの数であるNと、前記複数の伝送路の前記パケットロス率の平均値であるl0と、前記Dと、前記動画像ストリームに含まれる全データパケットのうち前記パリティストリームを用いた復号によっても損失するデータパケットの割合として許容できる許容パケット損失率lcとを用いて、
    M=N×(loge(l0)−loge(lc))/(D×(1−lc(D-1)
    の式によって算出する
    請求項3又は4に記載の符号化装置。
  6. 複数の動画像ストリームを複数の伝送路を介して伝送する動画像伝送システムであって、
    前記複数の動画像ストリームのうち第1の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットである第1パケットと、前記複数の動画像ストリームのうち第2の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットである第2パケットとを、前記第1及び第2パケットに含まれる複数のデータパケットの各々について算出された前記データパケットの復元に用いられる指標である復元指標に基づいて符号化することにより1以上のパリティパケットを生成し、パリティストリームとして伝送する符号化装置と、
    前記複数の伝送路のうち第1の伝送路を介して前記第1の動画像ストリームを取得し、前記複数の伝送路のうち第2の伝送路を介して前記第2の動画像ストリームを取得し、前記複数の伝送路のうち第3の伝送路を介して前記パリティストリームを取得し、前記第1の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットのうち伝送中にパケットロスが生じたデータパケットを、前記パリティストリームと、前記第1の動画像ストリームと、前記第2の動画像ストリームとを用いて復元する復号装置とを備えており、
    前記符号化装置は、
    前記第1及び第2パケットに含まれる複数のデータパケットの各々について、重要度がより高いデータパケットの前記復元指標ほど、及び、前記複数の伝送路のうちパケットロス率がより高い伝送路を介して伝送される動画像ストリームに含まれるデータパケットの前記復元指標ほど、より大きくなるように前記復元指標を算出する復元指標算出部と、
    より大きな前記復元指標が割り当てられたデータパケットほど、より高い確率でパリティパケットを算出する符号化を行うことでパリティストリームを生成するパリティ生成部とを備える
    動画像伝送システム。
  7. 前記複数の動画像ストリームは、フレーム間予測方式により圧縮されており、
    前記復元指標算出部は、
    前記第1及び第2パケットに含まれる複数のデータパケットの各々について、前記第1及び第2の動画像ストリームに含まれる複数のフレームのうち他のフレームからの被参照数がより多いフレームを含むデータパケットほど、より高くなるように重要度を決定する重要度決定部と、
    前記復号装置から前記第1及び第2の伝送路における前記パケットロス率を取得し、前記復号装置へ伝送される前記第1及び第2の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットの各々について、前記パケットロス率がより高い伝送路を介して伝送されるデータパケットほど、より大きくなるようにロス度を決定するロス度決定部とを備え、
    前記重要度と前記ロス度との和が大きいほど、より大きくなるように前記復元指標を算出する
    請求項6に記載の動画像伝送システム。
  8. 前記パリティ生成部は、
    前記第1及び第2パケットそれぞれから、前記復号装置より取得した開始シーケンス番号に対応する位置から事前に定められた数だけデータパケットを選択することにより、1回の符号化で使用する複数のデータパケットを符号化ブロックとして選択し、
    前記復元指標が大きいほど大きくなるように、前記符号化ブロックに含まれるデータパケットの各々について、当該データパケットが符号化される前記確率である被選択確率を算出し、
    前記符号化ブロックの中から、事前に定められた値であるD個のデータパケットを前記被選択確率に従って選択し、
    選択された前記D個のデータパケットの同じビット位置で排他的論理和を算出することによってパリティパケットとして符号化し、
    前記符号化ブロックを対象とした符号化を、事前に定められた値であるM回繰り返すことによりM個のパリティパケットを含む前記パリティストリームを生成する
    請求項6又は7に記載の動画像伝送システム。
  9. 前記符号化装置は、さらに、前記第1及び第2の伝送路の前記パケットロス率の平均値が大きいほど、より小さくなるように前記Dの値を算出するパケット数算出部を備える
    請求項6〜8のいずれか1項に記載の動画像伝送システム。
  10. 前記符号化装置は、さらに、前記Mを算出するストリーム長算出部を備えており、
    前記ストリーム長算出部は、前記Mを、前記符号化ブロックに含まれるデータパケットの総数であるNと、前記第1及び第2の伝送路の前記パケットロス率の平均値であるl0と、前記Dと、前記動画像ストリームに含まれる全パケットのうち前記パリティストリームを用いた復号によっても損失するパケットの割合として許容できる許容パケット損失率lcとを用いて、
    M=N×(loge(l0)−loge(lc))/(D×(1−lc(D-1)
    の式によって算出する
    請求項6〜9のいずれか1項に記載の動画像伝送システム。
  11. 複数の動画像ストリームを複数の伝送路を介して伝送する動画像伝送システムが備える符号化方法であって、
    前記複数の動画像ストリームに含まれる複数のデータパケットの各々について、重要度がより高いデータパケットほど、及び、前記複数の伝送路のうちパケットロス率がより高い伝送路を介して伝送される動画像ストリームに含まれるデータパケットほど、より大きくなるように前記データパケットの復元に用いられる指標である復元指標を算出する復元指標算出ステップと、
    より大きな前記復元指標が割り当てられたデータパケットほど、より高い確率でパリティパケットを生成する符号化を行うことでパリティストリームを生成するパリティ生成ステップとを含む
    符号化方法。
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