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JP2012048818A - 端子圧着方法 - Google Patents

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JP2012048818A
JP2012048818A JP2010186723A JP2010186723A JP2012048818A JP 2012048818 A JP2012048818 A JP 2012048818A JP 2010186723 A JP2010186723 A JP 2010186723A JP 2010186723 A JP2010186723 A JP 2010186723A JP 2012048818 A JP2012048818 A JP 2012048818A
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敏 韓
Toshio Kometani
敏夫 米谷
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】一対のバレルによる圧着の際に径方向内側に圧縮されるスリーブが座屈により破断してしまうことを防止して、スリーブおよびバレルに対するシールドケーブルの引き抜き強度の低下が防止される端子圧着方法を提供すること。
【解決手段】複数本の信号線を導電性の編組と絶縁性のシースにより被覆してなるシールドケーブルの編組が露出されるように皮剥されたシースの端末部外周に円管形状を有する導電性のスリーブを装着すると共に、露出された編組を反転させてスリーブの外周に被せた編組反転部に外導体端子が備える一対のバレルを圧着させる端子圧着方法であって、シース端末部外周に装着されたスリーブにその径方向に湾曲した湾曲部を外周に沿って複数形成させる第1の工程と、該第1の工程の後、露出された編組を反転させてスリーブの外周に被せた編組反転部に一対のバレルを圧着させる第2の工程を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は信号線を複数本有するシールドツイストペアケーブルなどのシールドケーブルの端末部に接続されるシールドコネクタの接続に関し、更に詳しくは、シールドケーブルが備える編組にシールドコネクタが備える外導体端子のバレルをかしめて圧着接続する端子圧着方法に関するものである。
一般的に、STP(シールド・ツイステッド・ペア)と呼ばれるシールドツイストペアケーブルが備える編組の内側には、2本の信号線を撚り合わせたものが用いられている。この撚り合わせのツイストにより形成された隣り合う信号線のループで発生する磁界の向きが逆になって、お互いに発生磁界を打ち消し合うことにより、電磁誘導の影響を少なくすることができるのが特徴で、この場合更に外側を金属細線をメッシュ状に編み込んだ編組で覆うことで、より電磁誘導ノイズを外部に輻射し難いとともにノイズを外部から受け難いことが知られており、高速伝送用のLANケーブルとして広く使われている。
通常、このようなシールドツイストペアケーブルはモジュラーコネクタと呼ばれる専用のコネクタに端末加工されて接続されるが、近年、カーナビゲーション等の自動車に搭載される電気機器等を、このようなシールドツイストペアケーブルを用いて車載ネットワークを構成することがある。
このシールドツイストペアケーブルが備える編組と通常自動車等に用いられるシールドコネクタが備える外導体端子との接続構造としては、例えば、図11に示されるようなものがある。図示されるように、シールドツイストペアケーブルWは、2本の信号線Waを撚り合わせてそれらを金属箔Wdで覆い、更にその外周を編組WeとシースWfで覆った構成になっている。
このシールドツイストペアケーブルWの端末部分に接続されるシールドコネクタ11は、信号線Waに接続される内導体端子12、この内導体端子12を収容保持するインナーハウジング13、編組Weに接続される外導体端子14を備えている。
この場合、図12(a)にも示されるように、シースWfの皮剥ぎにより露出された編組Weを反転させてシースWfの端末部外周に装着された円管状のスリーブ15の上に被せて編組反転部Wgを形成し、この編組反転部Wgの上から外導体端子14に設けられた一対の編組バレル14a,14bが圧着されており、これによってシールドツイストペアケーブルWが備える編組Weとシールドコネクタ11が備える外導体端子14との接続が図られている。
通常、シールドツイストペアケーブルWに引っ張り力が加わったときにシールドツイストペアケーブルWがシールドコネクタ11から抜けないようにするために、シースWf外周面へのスリーブ15の固着力を増大させるべく、図11に示されるように、スリーブ15の内径をシースWfの外径よりも小さくなるように編組バレル14a,14bを圧着することにより、スリーブ15が径方向内側に圧縮されている。
この場合、図示されるように、金属箔Wdで覆われた信号線Waと編組Weとの間の隙間が無くなる程度にまでスリーブ15を圧縮すると、シースWfとスリーブ15との固着力が飛躍的に増大し、シールドコネクタ11に対するシールドツイストペアケーブルWの引っ張り強度を向上させることができる。尚、本発明に関連する先行技術文献としては下記特許文献が挙げられる。
特開2007−18734号公報 特開平10−108346号公報
しかしながら、信号線Waと編組Weとの間の隙間が無くなる程度にまでスリーブ15を径方向内側に圧縮して潰すと、図12(b)に示されるようにスリーブ15の一部が座屈して、その部分で破断してしまう場合がある。このようにスリーブ15が破断してしまうと、シースWfとの固着力が低下してしまい、シールドコネクタ11に対するシールドツイストペアケーブルWの十分な引き抜き強度を確保することができない。
また、スリーブ15の内径の寸法公差に対してシースWfの外径の寸法公差が大きく、つまりスリーブ15の内径の寸法に対して、シースWfの外径の寸法のバラツキが大きく、スリーブ15とシースWfとの間の隙間が大きい場合には、スリーブ15を径方向内側に圧縮して潰すと、スリーブ15の座屈が発生し易いという問題がある。
そこで本発明が解決する課題は、外導体端子が備える一対のバレルによる圧着の際に径方向内側に圧縮されるスリーブが座屈により破断してしまうことを防止して、スリーブおよびバレルに対するシールドケーブルの引き抜き強度の低下を防止することが可能な端子圧着方法を提供することである。
上記課題を解決するため本発明は、複数本の信号線を導電性の編組と絶縁性のシースにより被覆してなるシールドケーブルの前記編組が露出されるように皮剥された前記シースの端末部外周に円管形状を有する導電性のスリーブが装着されると共に、露出された前記編組を反転させて前記スリーブの外周に被せた編組反転部に外導体端子の一端に設けられた底板の左右端部から上方に向かって延設された一対のバレルを圧着させる端子圧着方法であって、前記シース端末部外周に装着されたスリーブにその径方向に湾曲した湾曲部を外周に沿って複数形成させる第1の工程と、該第1の工程の後、露出された前記編組を反転させて前記スリーブの外周に被せた編組反転部に前記一対のバレルを圧着させる第2の工程を備えることを要旨とするものである。
このような構成の端子圧着方法によれば、外導体端子に設けられた一対のバレルによる圧着前において、シースの端末部外周に装着されたスリーブには、径方向に湾曲した湾曲部が外周に沿って複数形成されているので、一対のバレルの圧着によるスリーブの径方向内側への圧縮の際に、複数の湾曲部がスリーブの径方向内側にスムーズに倒れ込むように変位されることになり、従来のような圧縮によりスリーブの一部が座屈して、その部分で破断してしまうことが防止される。これにより、複数の信号線と編組との間の隙間が無くなる程度にまでスリーブを径方向内側に圧縮して潰してもスリーブが座屈により破断しないので、シースとスリーブとの間には所望の固着力が得られ、その結果、スリーブおよびバレルに対するシールドケーブルの十分な引っ張り強度を確保することができる。
この場合、前記第1の工程においては、前記複数の湾曲部が前記スリーブの径方向において互いに向かい合う位置に形成されるようにした構成にすれば、一対のバレルの圧着によるスリーブの径方向内側への圧縮の際に、スリーブのそれぞれの湾曲部に加わる圧力を均等にすることができ、スリーブの径方向内側への各湾曲部の変位を均等にすることが可能である。これにより、いずれかの湾曲部が他の湾曲部と比べて大きく内側に変位して座屈してしまうことが防止される。
また、前記第1の工程においては、前記スリーブを上方に配されたクリンパの加圧面と下方に配されたアンビルの受圧面により挟み込んでかしめることにより、前記シース端末部外周に装着された該スリーブにその径方向に湾曲した湾曲部を外周に沿って複数形成するに際し、前記加圧面および前記受圧面には複数の突出部が突出形成され、該複数の突出部に前記スリーブの外周面の一部が押圧されることにより該スリーブに前記湾曲部が複数形成されるようにした構成にすれば、このようなクリンパとアンビルによってスリーブに複数の湾曲部を簡便に形成することが可能である。
更に、前記第1の工程においては、前記スリーブを上方に配されたクリンパの加圧面と下方に配されたアンビルの受圧面により挟み込んでかしめることにより、前記シース端末部外周に装着された該スリーブにその径方向に湾曲した湾曲部を外周に沿って複数形成するに際し、前記加圧面および前記受圧面には複数の逃げ部が凹設され、該複数の逃げ部に前記スリーブの外周面の一部がはみ出ることにより該スリーブに前記湾曲部が複数形成されるようにした構成にすれば、このようなクリンパとアンビルによってスリーブに複数の湾曲部を簡便に形成することが可能である。
そして、前記一対のバレルは前記スリーブよりも幅狭に設けられると共に、前記第2の工程においては、該一対のバレルは該スリーブの前後端部を所定長さ残すように前記編組反転部に圧着されるようにした構成にすれば、スリーブの前後端部には圧縮された部分よりも径が大きいくびれ部が形成されるので、シールドケーブルが引っ張られたときに、このくびれ部にバレルの端部が引っかかる構成にすることができる。これにより、スリーブおよびバレルに対するシールドケーブルの引っ張り強度を更に向上させることが可能になる。
更に、前記一対のバレルの先端には、互いに係止される係止部が設けられると共に、前記第2の工程においては、該一対のバレルは互いに係止された状態で前記編組反転部に圧着されるようにした構成にすれば、圧着後のスプリングバック(材料に荷重を加えて塑性変形させた後除荷すると、材料のもつ弾性のために原形に戻ろうとする現象)によるバレルの開きが防止されるので、編組を介した状態でバレルがスリーブを安定した保持力で保持することができ、スリーブおよびバレルに対するシールドケーブルの引っ張り強度を更に向上させることが可能になる。
本発明に係る端子圧着方法によれば、シースの端末部外周に装着されたスリーブには、外導体端子が備えるバレルによる圧着前において予め径方向に湾曲した湾曲部が外周に沿って複数形成されているので、バレルの圧着によるスリーブの径方向内側への圧縮の際に、複数の湾曲部がスリーブの径方向内側にスムーズに倒れ込むように変位されることになり、従来のようなスリーブの一部が座屈により破断してしまうことが防止され、スリーブおよびバレルに対するシールドケーブルの引っ張り強度の低下が防止されることになる。
(a)は本発明の一実施形態に係る端子圧着方法が適用されるシールドコネクタを側方から見た断面図、(b)は(a)のA−A線における断面図である。 図1(a)のシールドコネクタを上方から見た断面図である。 (a)はシールドツイストペアケーブルのシースが皮剥された状態を示した図、(b)はシースの端末部外周にスリーブが装着された状態を示した図である。 (a)はスリーブに湾曲部が形成された状態を示した図、(b)はスリーブの上に編組が反転されて被せられた状態を示した図である。 (a)はスリーブに湾曲部が形成される手順を示した図、(b)は湾曲部が形成されたスリーブおよびシールドツイストペアケーブルの断面図である。 シールドツイストペアケーブルの信号線に接続された内導体端子を収容保持したインナーハウジングが外導体ケースに収容される手順を示した図である。 外導体ケースに外導体カバーが装着される手順を示した図である。 シールドツイストペアケーブルに接続されたシールドコネクタの上面図である。 (a)はスリーブに湾曲部が形成される手順の変形例を示した図、(b)は湾曲部が形成されたスリーブおよびシールドツイストペアケーブルの断面図である。 図9(b)の湾曲部が形成されたスリーブに編組バレルが圧着された状態を示した断面図である。 従来用いられてきたシールドコネクタを側方から見た断面図である。 (a)は図11の外導体端子が備える編組バレルが圧着される前の状態を示した断面図、(b)は圧着後の状態を示した断面図である。
以下に、本発明に係る端子圧着方法の実施の形態について図面を参照して説明する。尚、本実施形態に係る端子圧着方法は、信号線を多数本有するシールドケーブルに適用されるもので、本実施例では特に信号線を4本有するシールドツイストペアケーブルに適用した場合について説明する。
図1および図2に示されるように、シールドツイストペアケーブルWは、2本の信号線Waを撚り合わせてそれらを金属箔Wdで覆い、更にその外周を編組WeとシースWfで覆った構成になっている。このようなシールドツイストペアケーブルWの端末部分に接続されるシールドコネクタ1は、信号線Waに接続される内導体端子2、この内導体端子2を収容保持するインナーハウジング3、編組Weに接続される外導体端子4を備えている。
図示されるように、シースWfの皮剥ぎにより露出された編組Weを反転させ、これをシースWfの端末部外周に装着された円管形状を有するスリーブ7の上に被せて編組反転部Wgを形成し、この編組反転部Wgの上から外導体端子4に設けられた一対の編組バレル6b,6cが圧着されており、これによってシールドツイストペアケーブルWの編組Weとシールドコネクタ1の外導体端子4が接続されている。
内導体端子2は、シールドツイストペアケーブルWの信号線Waの信号導体Wbに接続されて高周波信号を伝達するもので、いわゆるメス型と呼ばれる端子形状を有している。内導体端子2の後端部は信号線Waの絶縁体が皮剥されて露出された信号導体Wbに圧着により接続されている。
内導体端子2を収容保持するインナーハウジング3は、内導体端子2と外導体端子4の導体間を絶縁状態にするためのもので、所定の比誘電率を有する樹脂製の絶縁部材により成形されている。このインナーハウジング3に前後方向に貫通した端子収容部3aが形成されており、内導体端子2は端子収容部3aの後方から挿入されて保持される。
外導体端子4は、シールドツイストペアケーブルWの編組Wdに接続されて、内導体端子2の周囲を覆って電磁的にシールドするものである。この外導体端子4は、図6および図7に示されるように、外導体ケース5と、この外導体ケース5に組み付けられる外導体カバー6の2つの部材から構成される。
外導体ケース5は、導電性板材の折り曲げ加工により略筒状に形成されている。外導体ケース5の本体部5a内には、インナーハウジング3が収容可能になっている。また、本体部5aの後方上面および後面には、インナーハウジング3の収容を容易にするために上面開口部5bおよび後面開口部5cが形成されている。また、外導体ケース5の本体部5aの後方には、図1(b)および図6に示されるように上方に開いた断面円弧形状の接続片5dが設けられている。
外導体カバー6は、外導体ケース5と同じく導電性板材の折り曲げ加工により略蓋状に形成されている。この外導体カバー6は、上述した外導体ケース5の上面開口部5bおよび後面開口部5cを塞ぐカバー部6aと、このカバー部6aの後方に設けられた断面円弧状の底板6fの左右端部から下方に延設された一対の編組バレル6b,6cを備えている。この場合、図7に示されるように編組バレル6b,6cは下方に開いた状態になっている。尚、上述した外導体ケース5の上面開口部5bおよび後面開口部5cは、この外導体カバー6のカバー部6aにより塞がれるので、シールド性能の低下が抑えられている。
また、対になって設けられた編組バレル6b,6cの一方の編組バレル6bの先端には逆台形状の係止片6dが突出形成され、他方の編組バレル6cの先端には係止片6dが嵌り込む台形状の係止孔6eが切欠形成されている。この場合、編組バレル6b,6cの前後方向の幅は、後述するスリーブ7の前後方向の幅よりも幅狭に形成されており、編組バレル6b,6cはスリーブ7の前後端部を所定長さ残して圧着されるようになっている。
スリーブ7は、円管形状を有する導電性の部材で、図3(b)に示されるように皮剥されたシースWfの端末部外周に装着される。このスリーブ7は、図5(a)に示されるように、かしめ装置100が備える上方に配置されたクリンパ101と下方に配置されたアンビル103にって挟み込まれてかしめられるようになっている。
この場合、クリンパ101には、断面形状が下方に開いた半円形状の半円部102aとこの半円部102aの両円弧端に緩やかに繋がるように下方に延びたテーパ部102b,102bを有する加圧面102が形成されており、半円部102aの中央とその左右両側には三角形状に突出した突出部102c,102c,102cが設けられている。また、アンビル103には、断面形状が上方に開いた半円よりも円弧角度が小さい円弧部104aを有する受圧面104が形成されており、円弧部104aの中央とその左右両側には三角形状に突出した突出部104b,104b,104bが設けられている。
図示されるように、シールドツイストペアケーブルWのシースWfの外周に装着されたスリーブ7を、アンビル103の受圧面104上に載置し、その上方からクリンパ101が下降すると、加圧面102の突出部102cによりスリーブ7の上側の外周面の3箇所が押圧され、受圧面104の突出部104bによりスリーブ7の下側の外周面の3箇所が押圧される。これにより、図5(b)に示されるように、スリーブ7の上側の中央とその左右両側には内側に湾曲した湾曲部7a,7a,7aが形成され、同じくスリーブ7の下側の中央とその左右両側にも内側に湾曲した湾曲部7a,7a,7aが形成される。これら湾曲部7aはスリーブ7の径方向において互いに向かい合う位置に形成されている。
このような複数の湾曲部7aの形成に伴いスリーブ7の内径が縮径化されるので、縮径化されたスリーブ7の内径は、図示されるようにシールドツイストペアケーブルWのシースWfの外径よりも小さく形成されることになる。このとき、シースWfも径方向内側に圧縮されるので、図示されるように編組Weと金属箔Wdで覆われた信号線Waとの隙間が圧縮前よりも小さくなっている。
次に、このような構成を有するシールドコネクタ1をシールドツイストペアケーブルWの端末部分に接続する手順について説明する。先ず、図3(a)に示されるように、シールドツイストペアケーブルWのシースWfの端末部を所定長さ皮剥して、編組Weを露出させる。次いで、図3(b)に示されるように、スリーブ7を皮剥されたシースWfの端末部外周に装着する。
そして、図4(a)に示されるように、上述したかしめ装置100を用いてスリーブ7に径方向内側に湾曲した湾曲部7aを外周に沿って複数形成する。この場合、湾曲部7aは、スリーブ7の幅方向(前後方向)に延びるように形成されている。また、各湾曲部7aは互いに平行になるように形成されている。
次いで、図4(b)に示されるように、露出された編組Wfを後方に折り返して反転させ、スリーブ7の上に被せて編組反転部Wgを形成する。このとき信号線Waを2本ずつ覆う金属箔Wdが露出される。
そして、図6に示されるように、先ず、金属箔Wdを所定長さ切断して、信号線Waを露出させると共に、信号線Waの端部の絶縁体を皮剥して露出された信号導体Wbに内導体端子2を接続する。次に、内導体端子2をインナーハウジング3に収容保持させ、このインナーハウジング3を外導体ケース5の本体部5a内に収容させると共に、外導体ケース5の後方に設けられた接続片5dの上に編組反転部Wgを載置する。
次いで、図7に示されるように、外導体カバー6を、外導体ケース5の上面開口部5bおよび後方開口部5cを塞ぐように装着する。このとき、外導体カバー6の後方の一対の編組バレル6b,6cが延設された底板6fが、編組Weの編組反転部Wgの上に載置される。
そして、図8に示されるように、編組バレル6b,6cに圧着加工を施すことにより、編組反転部Wgに編組バレル6b,6cが圧着されて接続されることになる。このとき、図1(a),(b)に示されるように、一方の編組バレル6bの先端に突出形成された係止片6dが、他方の編組バレル6cの先端に切欠形成された係止孔6eに嵌り込むことで、編組バレル6b,6cの先端同士が係止され、圧着後においてスプリングバックにより編組バレル6b,6cが開いてしまうことが防止されている。
尚、図1(a),(b)に示されるように外導体ケース5に設けられた接続片5dは、編組反転部Wgと編組バレル6b,6cとの間に挟み込まれており、編組Weおよび編組バレル6b,6cと接続されている。
上述したように編組バレル6b,6cによる圧着前において、シースWfの端末部外周に装着されたスリーブ7には、径方向に湾曲した湾曲部7aが外周に沿って複数形成されているので、編組バレル6b,6cの圧着によるスリーブ7の径方向内側への圧縮の際にこれら湾曲部7aが、図5(b)に示される状態から図1(b)に示される状態へと、スリーブ7の径方向内側にスムーズに倒れ込むように変位されることになる。
このようにスリーブ7が径方向内側へ圧縮されるときに、複数の湾曲部7aがスリーブ7の径方向内側にスムーズに倒れ込むように変位されるので、圧縮によりスリーブ7の一部が座屈して、その部分で破断してしまうことが防止されている。
これにより、図1(b)に示されるように、シースWfとスリーブ7との固着力を向上させるべく、信号線Waと編組Weの間の隙間が無くなる程度にまでスリーブ7を径方向内側に圧縮して潰してもスリーブ7が座屈により破断しないので、シースWfとの所望の固着力が得られ、その結果、シールドコネクタ1に対するシールドツイストペアケーブルWの十分な引っ張り強度を確保することができる。
また、図1(a)に示されるように、編組バレル6b,6cは、スリーブ7の前後端部を所定長さ残すように圧着されているので、スリーブ7の前後端部には圧縮された部分よりも径が大きいくびれ部7b,7bが形成されている。これにより、シールドツイストペアケーブルWが引っ張られたときに、後方のくびれ部7bに編組バレル6b,6cの後端縁が引っかかる構成にすることができる。また、シールドツイストペアケーブルWが前方に押し込まれるような場合は、前方のくびれ部7bに編組バレル6b,6cの前端縁が引っかかる構成にすることができる。これにより、シールドコネクタ1に対するシールドツイストペアケーブルWの押し込み強度や引っ張り強度が向上している。
次に、スリーブ7に湾曲部7aを形成する変形例について図9および図10を用いて説明する。この変形例に係るスリーブ7は、図9(a)に示されるように、かしめ装置110が備える上方に配置されたクリンパ111と下方に配置されたアンビル113による挟み込みによってかしめられるようになっっている。
この場合、クリンパ111には、スリーブ7の外径より径が小さく断面形状が下方に開いた半円部112aとこの半円部112aの両円弧端の外側部分が凹設された逃げ部112b,112bを有した加圧面112が形成されている。また、アンビル113も、同じくスリーブ7の外径よりも径が小さく断面形状が上方に開いた半円部114aとこの半円部114aの両円弧端の外側部分が凹設された逃げ部114b,114bを有した受圧面114が形成されている。
図9(a)に示されるように、シールドツイストペアケーブルWのシースWfの外周に装着されたスリーブ7を、アンビル113の受圧面114上に載置し、その上方からクリンパ111が下降すると、加圧面112と受圧面114による挟み込みによりスリーブ7はその径方向内側に圧縮され、スリーブ7の肉厚の余った分が、加圧面112の逃げ部112b,112bと受圧面114の逃げ部114b,114bとの間にはみ出されて、図9(b)に示されるようにスリーブ7の左右両側には外側に湾曲した湾曲部7a,7aが形成される。
このような湾曲部7a,7aの形成に伴いスリーブ7の内径が縮径化されるので、縮径化されたスリーブ7の内径は、図示されるようにシールドツイストペアケーブルWのシースWfの外径よりも小さく形成されることになる。このとき、シースWfも径方向内側に圧縮されるので、図示されるように編組Weと金属箔Wdで覆われた信号線Waとの隙間が圧縮前よりも小さくなっている。
そして、図10に示されるように、シースWfの端末部外周に装着されたスリーブ7には、径方向外側に突出するように湾曲した湾曲部7a,7aが左右両側に形成されているので、編組バレル6b,6cの圧着によるスリーブ7の径方向内側への圧縮の際にこれら湾曲部7a,7aが、図9(b)に示される状態から図10に示される状態へと、スリーブ7の径方向内側にスムーズに倒れ込むように変位されることになる。
このようにスリーブ7が径方向内側へ圧縮されるときに、左右両側の湾曲部7a,7aがスリーブ7の径方向内側にスムーズに倒れ込むように変位されるので、圧縮によりスリーブ7の一部が座屈して、その部分で破断してしまうことが防止される。
以上説明した端子圧着方法によれば、編組バレル6b,6cの圧着前において、シースWfの端末部外周に装着されたスリーブ7には、径方向に湾曲した湾曲部7aが外周に沿って複数形成されているので、編組バレル6b,6cの圧着によるスリーブ7の径方向内側への圧縮の際に、複数の湾曲部7aがスリーブ7の径方向内側にスムーズに倒れ込むように変位されることになる、
これにより、従来技術で説明した図12(b)に示されるような圧縮によりスリーブ15の一部が座屈して、その部分で破断してしまうことが防止される。また、図1(b)および図10に示されるように、信号線Waと編組Weとの間の隙間が無くなる程度にまでスリーブ7を径方向内側に圧縮して潰してもスリーブ7が座屈により破断しないので、シースWfとの所望の固着力が得られ、その結果、シールドコネクタ1に対するシールドケーブルWの十分な引っ張り強度を確保することができる。
この場合、複数の湾曲部7aは、スリーブ7の径方向において互いに向かい合う位置に形成されているので、編組バレル6b,6cの圧着によるスリーブ7の径方向内側への圧縮の際に、スリーブ7のそれぞれの湾曲部7aに加わる圧力を均等にすることができ、スリーブ7の径方向内側への各湾曲部7aの変位を均等にすること可能である。これにより、いずれかの湾曲部7aが他の湾曲部7aと比べて大きく内側に変位して座屈してしまうことが防止される。
また、編組バレル6b,6cは、スリーブ7よりも幅狭に設けられ、スリーブ7の前後端部を所定長さ残すように圧着することにより、スリーブ7の前後端部には圧縮された部分よりも径が大きいくびれ部7b,7bが形成されるので、シールドツイストペアケーブルWの引っ張りや押し込みのときに、このくびれ部7b,7bに編組バレル6b,6cの端縁が引っかかる構成にすることができる。これにより、シールドコネクタ1に対するシールドツイストペアケーブルWの押し込み強度や引っ張り強度を更に向上させることが可能になる。
更に、編組バレル6b,6cの両先端同士が、係止片6dと係止孔6eとにより圧着後において互いに係止されているので、圧着後のスプリングバックによる編組バレル6b,6cの開きが防止されており、編組Weを介した状態で編組バレル6b,6cがスリーブ7を安定した保持力で保持することができ、スリーブおよびバレルに対するシールドケーブルの引っ張り強度を更に向上させることが可能になる。
以上、本発明に係る端子圧着方法の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、実施例ではシールドケーブルは信号線4本を有するシールドツイストペアケーブルを用いて説明したが、信号線の数は限定されない。また、シールドコネクタはオス型、メス型いずれの場合であっても適用可能なのは言うまでもない。
1:シールドコネクタ 2:内導体端子 3:インナーハウジング 4:外導体端子 5:外導体ケース 6:外導体カバー 6b,6c:編組バレル 6d:係止片 6e:係止孔 6f:底板 7:スリーブ 7a:湾曲部 7b:くびれ部 100:かしめ装置 101:クリンパ 102:加圧面 102a:半円部 102b:テーパ部 102c:突出部 103:アンビル 104:受圧面 104a:円弧部 104b:突出部 110:かしめ装置 111:クリンパ 112:加圧面 112a:半円部 112b:逃げ部 113:アンビル 114:受圧面 114a:半円部 114b:逃げ部 W:シールドツイストペアケーブル Wa:信号線 Wd:金属箔 We:編組 Wf:シース Wg:編組反転部

Claims (6)

  1. 複数本の信号線を導電性の編組と絶縁性のシースにより被覆してなるシールドケーブルの前記編組が露出されるように皮剥された前記シースの端末部外周に円管形状を有する導電性のスリーブが装着されると共に、露出された前記編組を反転させて前記スリーブの外周に被せた編組反転部に外導体端子の一端に設けられた底板の左右端部から上方に向かって延設された一対のバレルを圧着させる端子圧着方法であって、前記シース端末部外周に装着されたスリーブにその径方向に湾曲した湾曲部を外周に沿って複数形成させる第1の工程と、該第1の工程の後、露出された前記編組を反転させて前記スリーブの外周に被せた編組反転部に前記一対のバレルを圧着させる第2の工程を備えることを特徴とする端子圧着方法。
  2. 前記第1の工程においては、前記複数の湾曲部が前記スリーブの径方向において互いに向かい合う位置に形成されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の端子圧着方法。
  3. 前記第1の工程においては、前記スリーブを上方に配されたクリンパの加圧面と下方に配されたアンビルの受圧面により挟み込んでかしめることにより、前記シース端末部外周に装着された該スリーブにその径方向に湾曲した湾曲部を外周に沿って複数形成するに際し、前記加圧面および前記受圧面には複数の突出部が突出形成され、該複数の突出部に前記スリーブの外周面の一部が押圧されることにより該スリーブに前記湾曲部が複数形成されるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の端子圧着方法。
  4. 前記第1の工程においては、前記スリーブを上方に配されたクリンパの加圧面と下方に配されたアンビルの受圧面により挟み込んでかしめることにより、前記シース端末部外周に装着された該スリーブにその径方向に湾曲した湾曲部を外周に沿って複数形成するに際し、前記加圧面および前記受圧面には複数の逃げ部が凹設され、該複数の逃げ部に前記スリーブの外周面の一部がはみ出ることにより該スリーブに前記湾曲部が複数形成されるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の端子圧着方法。
  5. 前記一対のバレルは前記スリーブよりも幅狭に設けられると共に、前記第2の工程においては、該一対のバレルは該スリーブの前後端部を所定長さ残すように前記編組反転部に圧着されるようにしたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の端子圧着方法。
  6. 前記一対のバレルの先端には、互いに係止される係止部が設けられると共に、前記第2の工程においては、該一対のバレルは互いに係止された状態で前記編組反転部に圧着されるようにしたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の端子圧着方法。
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