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JP2012048768A - 光ピックアップ装置用の対物レンズ及び光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置用の対物レンズ及び光ピックアップ装置 Download PDF

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JP2012048768A
JP2012048768A JP2010186911A JP2010186911A JP2012048768A JP 2012048768 A JP2012048768 A JP 2012048768A JP 2010186911 A JP2010186911 A JP 2010186911A JP 2010186911 A JP2010186911 A JP 2010186911A JP 2012048768 A JP2012048768 A JP 2012048768A
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Kentaro Nakamura
中村  健太郎
Yoichi Ogawa
洋一 小川
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Konica Minolta Opto Inc
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Konica Minolta Opto Inc
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Abstract

【課題】BD用の対物レンズにおいて、光ディスクとの干渉を抑制できる対物レンズ並びに当該対物レンズを搭載した光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】前記対物レンズを光軸直交方向から見たとき、前記対物レンズの前記フランジ部及び前記第2光学面において、前記第2光学面の面頂点が最も前記第2光学面側の外部に突出しているので、かかる対物レンズを光ピックアップ装置に搭載したときに、前記第2光学面の面頂点が最も第1光ディスクの表面に近くなる。つまり、光学的仕様が同じ対物レンズ同士を比較したな場合、フランジ部が第1光ディスクの表面に最も近い対物レンズに比べると、本発明の対物レンズは、第1光ディスクの表面までの間隔を最大限確保できるので、第1光ディスクと干渉する恐れを抑制できるのである。
【選択図】図1

Description

本発明は、高密度の光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生(記録/再生)を行える光ピックアップ装置及びそれに用いる対物レンズに関する。
近年、光ピックアップ装置において、光ディスクに記録された情報の再生や、光ディスクへの情報の記録のための光源として使用されるレーザ光源の短波長化が進み、例えば、青紫色半導体レーザ等、波長390〜420nmのレーザ光源が実用化されている。これら青紫色レーザ光源を使用すると、DVD(デジタルバーサタイルディスク)と同じ開口数(NA)の対物レンズを使用する場合で、直径12cmの光ディスクに対して、15〜20GBの情報の記録が可能となり、対物レンズのNAを0.85にまで高めた場合には、直径12cmの光ディスクに対して、23〜25GBの情報の記録が可能となる。
上述のようなNA0.85の対物レンズを使用する光ディスクの例として、BD(ブルーレイディスク)が挙げられる。光ディスクの傾き(スキュー)に起因して発生するコマ収差が増大するため、BDでは、DVD における場合よりも保護基板を薄く設計し(DVDの0.6mmに対して、0.1mm)、スキューによるコマ収差量を低減している(特許文献1参照)。
ところで、BD用の対物レンズは、金型から成形された後、外観検査等が行われて、梱包されて光ピックアップ装置メーカーに納入される。しかるに、外観検査を行う場合、支持台等に対物レンズを載置する必要があるが、例えば、特許文献1の対物レンズにあるように、DVD用の対物レンズの頃から、フランジ部の外周を一方の光学面よりも僅かに光軸方向外方に突出させ、これによりフランジ部の外周を支持台の平坦な表面に載置した際に、光学面が支持台の表面に接することがないようにし、光学面の傷付きを抑制して製品品質を確保するようにしていることが知られている。
特開2004−130703号公報
ところで、最近ではいわゆるスリムタイプといわれる薄形の光ピックアップ装置が開発されており、このため焦点距離の短い小径の対物レンズが使用されるようになった。このような対物レンズは、一般的にワーキングディスタンスが短くなる傾向があるが、そのためBDの表面に反りなどが生じると、フランジ部とBDとの干渉を招く恐れがある。また、BD用の対物レンズは厚肉になる場合が多いが、スリムタイプ用に対物レンズを薄肉にしようとすると、フランジ部が薄くなり過ぎ、脆くなってしまう等の課題も生じるが、特許文献1には、フランジ部の厚さ等についても言及がない。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、BD用の対物レンズにおいて、光ディスクとの干渉を抑制でき、フランジ部が薄くなり過ぎ脆くなることを防止する対物レンズ並びに当該対物レンズを搭載した光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の対物レンズは、第1波長λ1の第1光束を射出する第1光源を有し、前記第1光束を用いて厚さがt1の保護基板を有する第1光ディスクの情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置において用いられる対物レンズであって、
前記対物レンズは単レンズであり、
前記対物レンズは互いに対向する第1光学面と第2光学面と、前記第1光学面及び前記第2光学面の周囲に設けられたフランジ部とを有し、
前記第1光学面の曲率半径の絶対値は、前記第2光学面の曲率半径の絶対値に比して小さく、
前記第2光学面は、中央部分が凸状で、外周部分が凹状であり、
前記第1光学面の有効径は1.5mm以上、2.7mm以下であり、
前記対物レンズを光軸直交方向から見たとき、前記対物レンズの前記フランジ部及び前記第2光学面において、前記第2光学面の面頂点が最も前記第2光学面側の外部に突出していることを特徴とする。
本発明によれば、前記対物レンズを光軸直交方向から見たとき、前記対物レンズの前記フランジ部及び前記第2光学面において、前記第2光学面の面頂点が最も前記第2光学面側の外部に突出しているので、かかる対物レンズを光ピックアップ装置に搭載したときに、前記第2光学面の面頂点が最も第1光ディスクの表面に近くなる。つまり、フランジ部が第1光ディスクの表面に最も近い対物レンズに比べると、本発明の対物レンズは、フランジ部が第1光ディスク側に出っ張っていない分、第1光ディスクの表面までの間隔を最大限確保できるので、第1光ディスクと干渉する恐れを抑制できるのである。尚、対物レンズの外観検査等の際には、支持台上に載置した、端面が平行な環状の治具を介して対物レンズを保持することで、第2の光学面の面頂点が支持台等に接触することを回避できる。更に、第2光学面の外周部分が凹状となっていることにより、フランジ部の厚さを厚くでき、フランジ部の破損を防止できるのである。
請求項2に記載の対物レンズは、請求項1に記載の発明において、前記対物レンズは、ガラス製であることを特徴とする。
請求項3に記載の対物レンズは、請求項1又は2に記載の発明において、前記フランジ部の光軸方向の厚みにおいて最も厚いところの厚さが、0.3mm以上、0.45mm以下であることを特徴とする。
請求項4に記載の光ピックアップ装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の対物レンズを有することを特徴とする。
本発明に係る光ピックアップ装置は、少なくとも1つの光源(第1光源)を有する。さらに、本発明の光ピックアップ装置は、少なくとも第1光束を第1光ディスクの情報記録面上に集光させるための集光光学系を有する。また、本発明の光ピックアップ装置は、少なくとも第1光ディスクの情報記録面からの反射光束を受光する受光素子を有する。
第1光ディスクは、厚さがt1の保護基板と情報記録面とを有する。第1光ディスクがBDであることが好ましいが、これに限られるものではない。なお、第1光ディスクは、複数の情報記録面を有する複数層の光ディスクでもよい。
本明細書において、BDとは、波長390〜415nm程度の光束、NA0.8〜0.9程度の対物レンズにより情報の記録/再生が行われ、保護基板の厚さが0.05〜0.125mm程度であるBD系列光ディスクの総称であり、単一の情報記録層のみ有するBDや、2層又はそれ以上の情報記録層を有するBD等を含むものである。
なお、保護基板の厚さt1に関しては、以下の条件式(1)を満たすことが好ましいが、これに限られない。尚、ここで言う、保護基板の厚さとは、光ディスク表面に設けられた保護基板の厚さのことである。即ち、光ディスク表面から、表面に最も近い情報記録面までの保護基板の厚さのことをいう。
0.010mm ≦ t1 ≦ 0.125mm (1)
本明細書において、第1光源は、好ましくはレーザ光源である。レーザ光源としては、好ましくは半導体レーザ、シリコンレーザ等を用いることが出来る。
また、第1光ディスクとしてBDが用いられる場合、第1光源の第1波長λ1は好ましくは、350nm 以上、440nm以下、より好ましくは、390nm以上、415nm以下である。
受光素子としては、フォトダイオードなどの光検出器が好ましく用いられる。光ディスクの情報記録面上で反射した光が受光素子へ入射し、その出力信号を用いて、各光ディスクに記録された情報の読み取り信号が得られる。さらに、受光素子上のスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、この検出に基づいて、合焦、トラッキングのために対物レンズを移動させることが出来る。受光素子は、複数の光検出器からなっていてもよい。受光素子は、メインの光検出器とサブの光検出器を有していてもよい。例えば、情報の記録再生に用いられるメイン光を受光する光検出器の両脇に2つのサブの光検出器を設け、当該2つのサブの光検出器によってトラッキング調整用のサブ光を受光するような受光素子としてもよい。また、受光素子は各光源に対応した複数の受光素子を有していてもよい。
集光光学系は、対物レンズを有する。集光光学系は、対物レンズの他にコリメータ等のカップリングレンズを有していることが好ましい。カップリングレンズとは、対物レンズと光源の間に配置され、光束の発散角を変える単レンズ又はレンズ群のことをいう。コリメータは、カップリングレンズの一種で、コリメータに入射した光を平行光にして出射するレンズである。本明細書において、対物レンズとは、光ピックアップ装置において光ディスクに対向する位置に配置され、光源から射出された光束を光ディスクの情報記録面上に集光する機能を有する光学系を指す。また、本発明において対物レンズは、単玉のガラスレンズであることが好ましいが、単玉のプラスチックレンズであってもよい。対物レンズの光学面は、光路差付与構造を有していてもよいし、光路差不要構造のない屈折面であってもよい。尚、屈折面が非球面であることが好ましい。または、光路差付与構造が設けられるベース面が非球面であることが好ましい。
また、ガラス材料としては、ガラス転移点Tgが500℃以下、更に好ましくは450℃以下であるガラス材料を使用することが好ましい。ガラス転移点Tgが500℃以下であるガラス材料を使用することにより、比較的低温での成形が可能となるので、金型の寿命を延ばすことが出来る。このようなガラス転移点Tgが低いガラス材料としては、例えば(株)住田光学ガラス製のK−PG325や、K−PG375(共に製品名) がある。
ところで、ガラスレンズは一般的に樹脂レンズよりも比重が大きいため、対物レンズをガラスレンズとすると、重量が大きくなり対物レンズを駆動するアクチュエータに負担がかかる。そのため、対物レンズをガラスレンズとする場合には、比重が小さいガラス材料を使用するのが好ましい。具体的には、対物レンズを形成するガラス素材の比重が3以上、4以下であると好ましい。より好ましくは、3.1以上、3.5以下とすることである。更に好ましくは、3.1以上、3.3以下とすることである。
加えて、ガラスレンズを成形して製作する際に重要となる物性値の一つが線膨張係数αである。仮にTgが400℃以下の材料を選んだとしても、プラスチック材料と比較して室温との温度差は依然大きい。線膨張係数αが大きい硝材を用いてレンズ成形を行った場合、降温時に割れが発生しやすくなる。硝材の線膨張係数αは、200(10E−7/K)以下にあることが好ましく、更に好ましくは120以下であることが好ましい。
尚、プラスチック材料としては、ポリオレフィンが好ましい。また、対物レンズを構成する材料のアッベ数は、50以上であることが好ましい。対物レンズがガラスレンズである場合、アッベ数は、55以上であることが好ましい。より好ましくは、59.8以上であり、更に好ましくは、60以上である。また、対物レンズを形成するガラス素材の屈折率(n)が、波長405nmにおいて1.55〜1.62(好ましくは1.55〜1.60)であることが好ましい。また、対物レンズを形成するガラス素材の屈折率ndが1.550以上、1.588以下であることが好ましい。
対物レンズを形成するガラス素材が、ガラス成分全体に対する質量%で、
25:35〜45質量%(但し、45質量%を含まない)、
23:0.5〜10質量%(但し、10質量%を含まない)、
Al23:0〜16質量%、
SiO2:0〜2.5質量%、
BaO:0〜26質量%、
SrO:0〜20質量%、
ZnO:23〜50質量%、
CaO:6〜20質量%(但し、6質量%を含まない)、
MgO:0〜16質量%、
(但し、BaO、SrO、ZnO、CaO及びMgOの合計含有量は、55質量%以下)
Li2O:0〜1質量%(但し、1%を含まない)、
Na2O:3〜19質量%、
2O:0〜20質量%、
(但し、Li2O、Na2O及びK2Oの合計含有量は、24質量%以下)
の各ガラス成分を含有することが好ましい。
(L1/L2)について:
本明細書では、ビッカース圧子を押し込むことにより得られる圧痕の対角線長さL1を、当該圧痕の四隅から伸びるき裂の長さL2で除した値(L1/L2)を、クラック(き裂)の入りにくさ(靱性の高さ)を表す指標として用いている。その(L1/L2)が、0.38以上であることが好ましい。ここで、L1及びL2は、それぞれ下記の式によって求める。
L1=(A1+A2)/2
A1、A2:直交する2方向における圧痕の対角線長さ
L2=(B1+B2)/2
B1:A1方向に伸びた2本のき裂の両端の長さ
B2:A2方向に伸びた2本のき裂の両端の長さ
直交する2方向におけるビッカース圧痕の対角線長さ(A1、A2)、A1方向に伸びた2本のき裂の両端の長さ(B1)、A2方向に伸びた2本のき裂の両端の長さ(B2)をそれぞれ測定し、上記の式によってL1とL2を求める。上記の式から分かるように、(L1/L2)は、0〜1までの値をとり、クラック(き裂)が入りにくいほど大きくなって1に近づく。
(ガラス成分)
次に、好ましい光学ガラスの各成分の含有量を上記のように規定した理由について、詳細に説明する。なお、特に断らない限り、各成分の含有量は、ガラス成分全体に対する含有量を表す。
25はガラス骨格を構成する成分(ガラスフォーマー)であり、含有量を35〜45質量%(但し、45質量%を含まない)とすることで、ガラスが不安定にならず、失透傾向を防止でき、また、所望の光学定数を得ることが可能となり、耐候性も良好となるため好ましい。その中でも、40〜44.5質量%の範囲がより好ましい。
23は、ガラスを安定化する効果と、靱性(L1/L2)を高めてクラック(き裂)が入りにくくする効果とを有しており、0.5質量%以上含有させることが好ましい。また、線膨張係数を小さくする効果も有している。他方、B23の含有量を10質量%未満とすることで、ガラス転移温度Tgが上昇することを防止でき、耐失透性の低下を防止できる。その中でも、1〜5質量%の範囲がより好ましい。
Al23は、線膨張係数を小さくする効果と共に、ガラスの耐候性を向上させる効果を有している。Al23の含有量を16質量%を以下にすることで、ガラス転移温度Tgが高くなることを防止でき、ガラスが不安定になり耐失透性が低下することも防止できる。そのため、Al23の含有量は0〜16質量%の範囲(0を含む)とすることが好ましい。その中でも、1〜6質量%の範囲がより好ましい。
SiO2は、屈折率ndを下げる効果と、耐候性を向上させる効果とを有している。SiO2の含有量を2.5質量%を以下とすることで、ガラス中に未溶物が残ることを防げる。そのため、SiO2の含有量は0〜2.5質量%の範囲(0を含む)とすることが好ましい。
BaOは、屈折率ndを高める効果と、ガラスの安定性を向上させる効果とを有している。BaOの含有量を26質量%以下とすることで、線膨張係数が大きくなりすぎることを防止できる。そのため、BaOの含有量は0〜26質量%の範囲(0を含む)とすることが好ましい。その中でも、1〜15質量%の範囲がより好ましい。
SrOは、ガラスの安定性を向上させる効果を有している。SrOの含有量を20質量%以下とすることで、ガラスが不安定となって失透傾向が大きくなることを防止できる。そのため、SrOの含有量は0〜20質量%の範囲(0を含む)とすることが好ましい。その中でも、0〜10質量%の範囲(0を含む)がより好ましい。
ZnOは、靱性(L1/L2)を大きく低下させることなく、ガラス転移温度Tgを低下させる効果を有している。また、線膨張係数を増大させることもない。ZnOの含有量を23質量%以上にすることにより、ガラス転移温度Tgを低下させる効果を十分に得ることができる。また、ZnOの含有量を49質量%以下にすることにより、ガラスの安定性を保ち、失透傾向が大きくなることを防止できる。そのため、ZnOの含有量は23〜49質量%の範囲とすることが好ましい。その中でも、23.5〜38質量%の範囲がより好ましい。
CaOは、線膨張係数を小さくし、ガラスの化学的耐久性や耐候性を向上させる効果を有している。CaOの含有量を6質量%より大きくすることにより、これらの効果が十分に得られる。また、CaOの含有量を20質量%以下にすることにより、ガラス転移温度Tgが上昇することを防止し、ひいては、ガラスが不安定となって失透傾向が大きくなることを防止する。更に、靱性(L1/L2)を向上させることができる。そのため、CaOの含有量は6〜20質量%(但し、6質量%を含まない)の範囲とすることが好ましい。その中でも、6.5〜10質量%の範囲がより好ましい。
MgOは、線膨張係数を小さくし、ガラスの耐候性を向上させる効果を有している。MgOの含有量を16質量%以下にすることにより、ガラスが不安定となって失透傾向が大きくなることを防止でき、更に、靱性(L1/L2)の低下を防止することが可能となる。そのため、MgOの含有量は0〜16質量%の範囲(0を含む)とすることが好ましい。その中でも、0〜7質量%の範囲(0を含む)がより好ましい。
ここで、上記RO成分(BaO、SrO、ZnO、CaO及びMgO)の合計含有量を55質量%以下にすることにより、ガラスが不安定となって失透傾向が大きくなることを防止できるため好ましい。その中でも、48質量%以下がより好ましい。下限は29%であることが好ましい。
Li2Oは、ガラス転移温度Tgを低下させる効果が非常に高い。さらに、Li2Oの含有量を1質量%以下とすると、靱性(L1/L2)の低下を防止できるため好ましい。また、線膨張係数が大きくなり、ガラスの耐候性も大きく低下することも防止できる。そのため、Li2Oの含有量は0〜1質量%の範囲(0を含む。但し、1質量%を含まない。)であることが好ましい。その中でも、0.2〜0.6質量%の範囲がより好ましい。
Na2Oは、ガラス転移温度Tgを低下させる効果を有しており、3質量%以上含有させることが好ましい。他方、Na2Oの含有量を19質量%以下とすると、靱性(L1/L2)の低下を防止でき、化学的耐久性の低下も防止できる。そのため、Na2Oの含有量は3〜19質量%の範囲とすることが好ましい。その中でも、3.5〜10質量%の範囲がより好ましい。
2Oは、Na2Oと同様に、ガラス転移温度Tgを低下させる効果を有している。しかし、K2Oの含有量を20質量%以下とすることにより、靱性(L1/L2)の低下を防止でき、耐失透性の低下を防止できる。そのため、K2Oの含有量は0〜20質量%の範囲(0を含む)であることが好ましい。その中でも、1〜10質量%の範囲がより好ましい。
ここで、上記R’2O成分(Li2O、Na2O及びK2O)の合計含有量を24質量%以下にすることにより、靱性(L1/L2)の低下を防止でき、耐候性の悪化も防止できる。そのため、上記R’2O成分の合計含有量は24質量%以下とすることが好ましい。その中でも、12質量%以下がより好ましい。また、下限は3%とすることが好ましい。
TiO2は、屈折率ndを上昇させ、ガラスを安定化させる効果を有している。TiO2の含有量を5質量%未満とすることで、アッベ数νdを大きく維持でき所望の光学定数を得ることが可能となり、また、ガラスの着色も防止できる。そのため、TiO2の含有量は0〜5質量%の範囲(0を含む。但し、5質量%を含まない)が好ましい。
ZrO2は、光学定数を調整する効果と、耐候性を向上させる効果とを有している。ZrO2の含有量を10質量%以下にすることによって、所望のアッベ数νdを維持することができる。ZrO2の含有量は0〜10質量%の範囲(0を含む)が好ましい。
Ta25は、光学定数を調整する効果と、化学的耐久性を向上させる効果とを有している。Ta25の含有量を10質量%以下とすることによって、ガラスが不安定となることを防止でき失透傾向が増大することを防止できる。そのため、Ta25の含有量は0〜10質量%の範囲(0を含む)が好ましい。
また、一般的に光学ガラスに使用されることのある成分のうち、上記以外の成分(例えば、La23、MnO、Nb23、Bi23、WO3など)は含有しないことが好ましいが、光学ガラスの特性に影響を与えない程度に含有することは許容される。この場合、P25、B23、Al23、SiO2、BaO、SrO、ZnO、CaO、MgO、Li2O、Na2O、K2O、TiO2、ZrO2、及びTa25の合計含有量は98質量%以上であることが好ましい。より好ましくは99質量%以上であり、さらに好ましくは99.9質量%以上である。
PbO、As23、TeO2、及びフッ化物については、製造時の作業環境に配慮し、作業者の安全性を確保するという観点から、何れの成分も含有しないことが好ましい。
上述したガラスは、ガラス転移温度Tgが低く、クラック(き裂)が入りにくい(L1/L2が大きい)というプレス成形法に適した特性を有しているため、プレス成形法によって生産性良く低コストで対物レンズを製造することができる。プレス成形の方法に特に制限はなく、公知の方法によって製造すればよい。プレス成形の方法は、再加熱方式でもダイレクトプレス方式でもよいが、ダイレクトプレス方式によれば、より高い生産性で光学素子を製造することができる。
ダイレクトプレス方式では、成形金型は、光学素子に良好な光学面を転写できるように所定温度に加熱しておく必要がある。製造する光学素子の形状や大きさ等種々の条件によって異なるが、光学ガラスのガラス転移温度Tg近傍の温度に設定するのが一般的である。そのため、通常は、光学ガラスのガラス転移温度Tgが高いほど、成形金型の加熱温度を高くする必要があるため、成形金型の劣化が激しくなる。成形金型の劣化を抑える観点からは、光学ガラスのガラス転移温度Tgはできるだけ低いことが好ましい。上述した光学ガラスは、ガラス転移温度Tgが非常に低いため、成形金型の劣化を効果的に抑制することができ、高い生産性で光学素子を製造することができるというメリットがある。
また、ダイレクトプレス方式では、下型の上に滴下された溶融ガラス滴は、上下一対の成形金型でプレス成形される。成形金型による加圧の間、溶融ガラス滴は主に成形金型との接触面からの放熱によって急速に冷却・固化して光学素子となる。本発明の光学ガラスは、高い靱性(L1/L2)を有しているため、プレス成形の際の加圧による衝撃や、急激な温度変化を受けてもクラック(き裂)が入りにくいというメリットがある。
次に、対物レンズについて、光学設計の観点から、以下に説明する。
対物レンズは、通過する第1光束を、第1光ディスクの情報記録面上に情報の記録/再生ができるように集光する。
<光路差付与構造>
対物レンズは光路差付与構造を有していても良い。なお、本明細書でいう光路差付与構造とは、入射光束に対して光路差を付加する構造の総称である。光路差付与構造には、位相差を付与する位相差付与構造も含まれる。また、位相差付与構造には回折構造が含まれる。光路差付与構造は回折構造であることが好ましい。光路差付与構造は、段差を有し、好ましくは段差を複数有する。この段差により入射光束に光路差及び/又は位相差が付加される。光路差付与構造により付加される光路差は、入射光束の波長の整数倍であっても良いし、入射光束の波長の非整数倍であっても良い。段差は、光軸垂直方向に周期的な間隔をもって配置されていてもよいし、光軸垂直方向に非周期的な間隔をもって配置されていてもよい。また、光路差付与構造を設けた対物レンズが単玉非球面レンズの場合、光軸からの高さによって光束の対物レンズへの入射角が異なるため、光路差付与構造の段差量は各輪帯毎に若干異なることとなる。例えば、対物レンズが単玉非球面の凸レンズである場合、同じ光路差を付与させる光路差付与構造であっても、一般的に光軸から離れる程、段差量が大きくなる傾向となる。
また、本明細書でいう回折構造とは、段差を有し、回折によって光束を収束あるいは発散させる作用を持たせる構造の総称である。
ところで、光路差付与構造は、光軸を中心とする同心円状の複数の輪帯を有することが好ましい。また、光路差付与構造は、一般に、様々な断面形状(光軸を含む面での断面形状)をとり得、例えば、光軸を含む断面形状がブレーズ型構造のものであっても、階段型構造のものであってもよい。
<開口数>
次に、対物レンズの開口数について説明する。第1光ディスクに対して情報を再生/記録するために必要な対物レンズの像側開口数をNA1とする。NA1は、0.75以上、0.9以下であることが好ましく、より好ましくは、0.8以上、0.9以下である。
<レンズ外観>
次に、対物レンズの全体的な形状について説明する。対物レンズは、互いに対向する第1光学面と第2光学面を有する。第1光学面が光源側の光学面であり、第2光学面が光ディスク側の光学面となる。第1光学面の曲率半径は、第2光学面の曲率半径より小さいことが好ましい。
光学面の直径を、本明細書において光学面径という。例えば、図9(または、実施例1,2の図1,図3)において第1光学面S1の光学面径はΦA1であり、第2光学面S2の光学面径はΦA2である。
また、光学面において光束が通過する部分の直径を有効径という。例えば、図9(または、実施例1,2の図1,図3)において第1光学面S1の有効径はΦE1であり、第2光学面S2の有効径はΦE2である。本発明の対物レンズは、第1光学面の有効径が、1.5mm以上、2.7mm以下である。
ここで、第1光学面の全径に対する有効径の比率が、90%以上、100%以下である。(好ましくは、95%以上、100%未満、更に好ましくは、96%以上、99%以下)また、第2光学面の全径に対する有効径の比率が、75%以上、100%以下である。(好ましくは、80%以上、100%未満、更に好ましくは、91%以上、95%以下)この様な範囲とすることによって、ボビンに対物レンズを取り付けた際に光軸直交方向に僅かに偏心した場合であっても、有効径内に光束が入射できるため好ましい。
また、対物レンズの第2光学面は、中央部分が凸状で、外周部分が凹状である。凹状の部位は、第2光学面の有効径内に存在することが好ましい。図6は、第2光学面の拡大断面図である。(寸法の大小関係は誇張されており正確ではない。)対物レンズの光軸直交方向における所定の高さha、hb、hc、hdにおいて、各高さにおける第2光学面の頂点O2からの光軸方向の距離をda、db、dc、ddとする。なお、第1光学面から第2光学面に向かう方向を正とする。ここで、各高さにおけるΔdを取る。Δdとは、第2光学面における所定の高さhでの第2光学面の接線の光軸直交方向の直線からの傾きである。尚、光軸直交方向外側に向かって、dが大きくなっていくときを正、dが小さくなっていくときを負とする。このとき、本発明の対物レンズは、第2光学面の外周部分が凹状であるので、極小値S(最も第1光学面に近い)を有することが好ましく、以下の条件式(2)〜(6)を満たすことが好ましい。
0>Δda>Δdb (2)
Δdb<Δdc<0 (3)
Δdd>0 (4)
da>db>dc (5)
dc<dd (6)
また、対物レンズは、以下の条件式(7)を満たす。
0.9≦dmax/f≦1.5 (7)
但し、dmax(mm)は、図1に示すように対物レンズの軸上厚を表し、f(mm)は、第1光束における対物レンズの焦点距離を表す。
BDのような短波長、高NAの光ディスクに対応させる場合、対物レンズにおいて、非点収差が発生しやすくなり、偏心コマ収差も発生しやすくなるという課題が生じるが、条件式(7)を満たすことにより非点収差や偏心コマ収差の発生を抑制することが可能となる。
また、第1光ディスクを用いる際の対物レンズのWDは、0.25mm以上、1.0mm以下であることが好ましい。
対物レンズは、以下の条件式(8)を満たす。
2≦dmax/dmin≦8 (8)
但し、dmax(mm)は、例えば図1に示すように、対物レンズの軸上厚を表し、dmin(mm)は、例えば図1に示すように、対物レンズにおいて光軸方向に最も薄い部分における厚さを表す。
対物レンズは、第1光学面及び第2光学面の周囲にフランジ部を有する。このフランジ部は、対物レンズを光ピックアップ装置のボビンに取り付けるための部分である。
図1に示す例では、対物レンズは第1光学面S1、第2光学面S2を有し、その周辺にフランジFLを有し、フランジ部に光軸方向に最も薄い部分dminが存在している。
好ましくは、以下の条件式(8´)を満たすことである。
3≦dmax/dmin≦8 (8´)
また、本発明の対物レンズは、対物レンズを光軸直交方向から見たとき、対物レンズのフランジ部及び第2光学面において、第2光学面の面頂点が最も第2光学面側の外部に突出している。図7(a)に示すような態様は、第2の光学面の面頂点O2が、フランジの第2光学面側の面F2よりも第2光学面側の外部に突出しており、第2の光学面の面頂点が最も第2光学面側の外部に突出している。図7(a)に示すような態様は、第2の光学面の面頂点O2が、フランジの第2光学面側の面F2よりも第2光学面側の外部に突出しており、第2の光学面の面頂点が最も第2光学面側の外部に突出している。一方、図7(b)に示すような態様は、フランジの第2光学面側の面F2が、第2の光学面の面頂点O2よりも第2光学面側の外部に突出しているため、第2の光学面の面頂点O2は最も第2光学面側の外部に突出していない。
また、フランジ部には方向識別用のマーキングを設けることが好ましい。マーキングは、凹部や凸部を成形によって設けてもよいし、インク等により設けてもよい。凸部の例としては、図2,4に示すような細幅の長めの凸部であるケガキが一例として挙げられる。
また、対物レンズ全体の重さが、13mg以上、20mg以下が好ましく、より好ましくは、14mg以上、15mg以下である。
<コート>
ところで、光源から出射されるレーザ光を効率よく利用するために、対物レンズには、透過率を高める工夫がなされている。例えば対物レンズの光学面には、反射防止膜が成膜され、光の干渉を利用して光学面から反射する光の量を抑制するようにしている。
対物レンズに反射防止膜を成膜する場合、それに入射する異なる波長の光束それぞれに対して、反射防止を実現しなくてはならない。
光路差付与構造が設けられていない光学面における反射防止膜は、7層乃至10層のいずれかとすることが好ましい。
反射防止膜は、高屈折率層(H材ともいう)と低屈折率層(L材ともいう)を交互に設けるか、中屈折率層(M材ともいう)と低屈折率層を交互に設けるか、又は、高屈折率層と中屈折率層と低屈折率層とを交互に設けることが好ましい。尚、低屈折率層とは、好ましくは、設計波長(好ましくは480nm以上、540nm以下の波長)での屈折率が、1.30以上、1.50以下の層をいう。また、中屈折率層とは、好ましくは、設計波長での屈折率が、1.55以上、1.70以下の層をいう。また、高屈折率層とは、好ましくは、設計波長での屈折率が、1.75以上、2.50以下の層をいう。
低屈折率層の好ましい例としては、フッ化アルミニウム、フッ化マグネシウム、酸化シリコン等が挙げられる。中屈折率層の好ましい例としては、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、フッ化セリウム等が挙げられる。高屈折率層の好ましい例としては、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化チタン、酸化ハウニウム等が挙げられる。上述した材料の混合物を用いてもよい。例えば、高屈折率層の材料として、酸化ジルコニウムと酸化チタンの混合物を用いてもよい。また、コートの方法としては、真空蒸着法、スパッタ法、CVD法、大気圧プラズマ法、塗布法、ミスト法等が挙げられる。尚、対物レンズがガラスレンズである場合、反射防止膜を形成した後、アニール処理することが好ましい。
高屈折率層、低屈折率層、中屈折率層の、好ましい組み合わせの例を、表1に幾つか示す。
<倍率>
第1光束は、平行光として対物レンズに入射してもよいし、発散光若しくは収束光として対物レンズに入射してもよい。トラッキング時においても、コマ収差が発生することを防止するためには、第1光束を平行光又は略平行光として対物レンズに入射させることが好ましい。第1光束が平行光又は略平行光になる場合、第1光束が対物レンズに入射する時の対物レンズの結像倍率m1が、下記の式(9)を満たすことが好ましい。
−0.01<m1<0.01 (9)
本発明に係る光情報記録再生装置は、上述の光ピックアップ装置を有する光ディスクドライブ装置を有する。
ここで、光情報記録再生装置に装備される光ディスクドライブ装置に関して説明すると、光ディスクドライブ装置には、光ピックアップ装置等を収納している光情報記録再生装置本体から光ディスクを搭載した状態で保持可能なトレイのみが外部に取り出される方式と、光ピックアップ装置等が収納されている光ディスクドライブ装置本体ごと、外部に取り出される方式とがある。
上述した各方式を用いる光情報記録再生装置には、概ね、次の構成部材が装備されているがこれに限られるものではない。ハウジング等に収納された光ピックアップ装置、光ピックアップ装置をハウジングごと光ディスクの内周あるいは外周に向けて移動させるシークモータ等の光ピックアップ装置の駆動源、光ピックアップ装置のハウジングを光ディスクの内周あるいは外周に向けてガイドするガイドレールなどを有した光ピックアップ装置の移送手段及び、光ディスクの回転駆動を行うスピンドルモータ等である。
前者の方式には、これら各構成部材の他に、光ディスクを搭載した状態で保持可能なトレイおよびトレイを摺動させるためのローディング機構等が設けられ、後者の方式にはトレイおよびローディング機構がなく、各構成部材が外部に引き出し可能なシャーシに相当するドロワーに設けられていることが好ましい。
本発明は、BD用の対物レンズにおいて、光ディスクとの干渉を抑制でき、フランジ部厚さを厚くでき、フランジ部の破損を防止できる対物レンズ並びに当該対物レンズを搭載した光ピックアップ装置を提供することができる。
実施例1に係る対物レンズの光軸を含む断面図である。 実施例1に係る対物レンズを第2光学面側から光軸に沿って見た外観図である。 実施例2に係る対物レンズの光軸を含む断面図である。 実施例2に係る対物レンズを第2光学面側から光軸に沿って見た外観図である。 図3の矢印V部を拡大して示す図である。 第2光学面の拡大断面図である。 第2光学面の例を示す図である。 BDに対して適切に情報の記録及び/又は再生を行うことができる本実施の形態の光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。 本発明にかかる対物レンズの光軸を含む概略断面図である。 実施例1に係る対物レンズの第2光学面の形状図とその微分値のグラフである。 実施例2に係る対物レンズの第2光学面の形状とその微分値のグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図8は、BDに対して適切に情報の記録及び/又は再生を行うことができる本実施の形態の光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。かかる光ピックアップ装置PU1は、光情報記録再生装置に搭載できる。ここでは、第1光ディスクをBDとする。なお、本発明は、本実施の形態に限られるものではない。
光ピックアップ装置PU1は、対物レンズOBJ、λ/4波長板AP、コリメートレンズCL、偏光ビームスプリッタBS、情報の記録/再生を行う場合に発光され波長λ1=405nmのレーザ光束(第1光束)を射出する第1半導体レーザLD1(第1光源)、センサレンズSEN、光検出器としての受光素子PD等を有する。
本実施の形態にかかる単玉の対物レンズOBJは、ガラス製の対物レンズであり、第1光学面と第2光学面とを有し、その周りにフランジ部を有する。第1光学面の曲率半径の絶対値は、第2光学面の曲率半径の絶対値に比して小さく、第2光学面は、中央部分が凸状で、外周部分が凹状であり、第1光学面の有効径は1.5mm以上、2.7mm以下であり、対物レンズを光軸直交方向から見たとき、対物レンズのフランジ部及び第2光学面において、第2光学面の面頂点が最も第2光学面側の外部に突出している。
青紫色半導体レーザLD1から射出された第1光束(λ1=405nm)の発散光束は、実線で示すように、偏光ビームスプリッタBSを通過した後、アクチュエータ―AC1により所定の位置に移動されたコリメートレンズCLを通過して略平行光(わずかな発散光)となり、λ/4波長板APにより直線偏光から円偏光に変換され、絞りSTによりその光束径が規制され、対物レンズOBJに入射する。ここで、対物レンズOBJにより集光された光束は、厚さ0.1mmの保護基板PL1を介して、BDの情報記録面RL1上に形成されるスポットとなる。
情報記録面RL1上で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ、絞りSTを透過した後、λ/4波長板APにより円偏光から直線偏光に変換され、コリメートレンズCLにより収斂光束とされ、偏光ビームスプリッタBSで反射され、センサレンズSENを介して受光素子PDの受光面上に収束する。そして、受光素子PDの出力信号を用いて、2軸アクチュエータAC2により対物レンズOBJをフォーカシングやトラッキングさせることで、BDに記録された情報を読み取ることができる。ここで、第1光束に波長変動が生じた場合や、複数の情報記録層を有するBDの記録/再生を行う場合、波長変動や異なる情報記録層に起因して発生する球面収差を、倍率変更手段としてのコリメートレンズCLをアクチュエータ―AC1により光軸方向に変化させて、対物レンズOBJに入射する光束の発散角又は収束角を変更することで補正できるようになっている。
(実施例)
以下、上述した実施の形態に用いることができる実施例について説明する。尚、これ以降(表のレンズデータ含む)において、10のべき乗数(例えば、2.5×10-3)を、E(例えば、2.5×E−3)を用いて表す場合がある。また、対物レンズの光学面は、それぞれ数1式に表に示す係数を代入した数式で規定される、光軸の周りに軸対称な非球面に形成されている。
ここで、X(h)は光軸方向の軸(光の進行方向を正とする)、κは円錐係数、Aiは非球面係数、hは光軸からの高さ、rは近軸曲率半径である。
(実施例1)
実施例1に係る対物レンズの光軸を含む断面図を図1に示す。図1を参照して、実施例1の対物レンズの各種長さは以下の表2に示すようになっている。S1は光源側の第1光学面であり、S2は光ディスク側の第2光学面であり、S1,S2の光軸直交方向外側にフランジ部FLが形成されている。
また、実施例1に係る対物レンズを第2光学面側から光軸から見た外観図を図2に示す。図2からわかるように、本実施例に係る対物レンズは、第2光学面側のフランジ部に、方向識別用のケガキKを有していることがわかる。ケガキKの光軸方向高さは、最大で0.02mmである。また、対物レンズを光軸直交方向から見たとき、対物レンズのフランジ部及び第2光学面において、第2光学面の面頂点が最も第2光学面側の外部に突出していることが、図1からわかる。
次に、実施例1の反射防止膜について説明する。本対物レンズの第1光学面及び第2光学面には、以下の表3に示す7層の反射防止膜を、真空蒸着法を用いて設ける。
次に、実施例1の対物レンズの、光学面形状について説明する。実施例1の対物レンズは、ガラス製の単玉レンズである。第1光学面及び第2光学面共に非球面である。表4に実施例1の光学面のレンズデータを示す。
また、図10(a)は、実施例1に係る対物レンズの第2光学面を光軸直交方向から見たときの形状を示している。図10(a)から、実施例1に係る対物レンズの第2光学面は、中央部分が凸状で、外周部分が凹状となっていることがわかる。更に、図10(b)は、その第2光学面形状を微分したグラフである。このグラフにおいてY軸を跨っている点が凹の頂点を示している。即ち、実施例1に係る対物レンズにおいては、光軸からの高さ0.55mm付近に第2光学面の凹の頂点があることがわかる。
(実施例2)
実施例2に係る対物レンズの光軸を含む断面の外観図を図3に示す。S1は光源側の第1光学面であり、S2は光ディスク側の第2光学面であり、S1,S2の光軸直交方向外側にフランジ部FLが形成されている。図3からわかるように、実施例2の対物レンズの各種長さは以下の表5に示すようになっている。
また、実施例2に係る対物レンズを第2光学面側の光軸から見た外観図を図4に示す。図4からわかるように、本実施例に係る対物レンズは、第2光学面側のフランジ部に、方向識別用のケガキKを有していることがわかる。ケガキKの光軸方向高さは、最大で0.02mmである。また、対物レンズを光軸直交方向から見たとき、対物レンズのフランジ部及び第2光学面において、第2光学面の面頂点が最も第2光学面側の外部に突出していることが、図3からわかる。
図5は、図3の矢印V部を拡大して示す図である。図5に示すように、第2光学面S2の外周には、平面形状であるフランジ部の周囲領域TPが形成されており、更に周囲領域TPとフランジ部の光ディスク側面F2とをつなぐ斜面CPが設けられている。
次に、実施例2の反射防止膜について説明する。本対物レンズの第1光学面及び第2光学面には、以下の表6に示す7層の反射防止膜を、真空蒸着法を用いて設ける。
次に、実施例2の対物レンズの、光学面形状について説明する。実施例2の対物レンズは、ガラス製の単玉レンズである。第1光学面及び第2光学面共に非球面である。表7に実施例2の光学面のレンズデータを示す。
また、図11(a)は、実施例2に係る対物レンズの第2光学面を光軸直交方向から見たときの形状を示している。図11(a)から、実施例2に係る対物レンズの第2光学面は、中央部分が凸状で、外周部分が凹状となっていることがわかる。更に、図11(b)は、その第2光学面形状を微分したグラフである。このグラフにおいてY軸を跨っている点が凹の頂点を示している。即ち、実施例2に係る対物レンズにおいては、光軸からの高さ0.63mm付近に第2光学面の凹の頂点があることがわかる。
本発明は、明細書に記載の実施例に限定されるものではなく、他の実施例・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施例や思想から本分野の当業者にとって明らかである。明細書の記載及び実施例は、あくまでも例証を目的としており、本発明の範囲は後述するクレームによって示されている。
AC1 アクチュエータ
AC2 2軸アクチュエータ
AP λ/4波長板
BS 偏光ビームスプリッタ
CL コリメートレンズ
LD1 青紫色半導体レーザ
OBJ 対物レンズ
PD 受光素子
PL1 保護基板
PU1 光ピックアップ装置
RL1 情報記録面
SEN センサレンズ
ST 絞り

Claims (4)

  1. 第1波長λ1の第1光束を射出する第1光源を有し、前記第1光束を用いて厚さがt1の保護基板を有する第1光ディスクの情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置において用いられる対物レンズであって、
    前記対物レンズは単レンズであり、
    前記対物レンズは互いに対向する第1光学面と第2光学面と、前記第1光学面及び前記第2光学面の周囲に設けられたフランジ部とを有し、
    前記第1光学面の曲率半径の絶対値は、前記第2光学面の曲率半径の絶対値に比して小さく、
    前記第2光学面は、中央部分が凸状で、外周部分が凹状であり、
    前記第1光学面の有効径は1.5mm以上、2.7mm以下であり、
    前記対物レンズを光軸直交方向から見たとき、前記対物レンズの前記フランジ部及び前記第2光学面において、前記第2光学面の面頂点が最も前記第2光学面側の外部に突出していることを特徴とする対物レンズ。
  2. 前記対物レンズは、ガラス製であることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。
  3. 前記フランジ部の光軸方向の厚みにおいて最も厚いところの厚さが、0.3mm以上、0.45mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の対物レンズ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の対物レンズを有することを特徴とする光ピックアップ装置。
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