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JP2012048181A - 偏光板およびそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

偏光板およびそれを用いた液晶表示装置 Download PDF

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JP2012048181A
JP2012048181A JP2010203684A JP2010203684A JP2012048181A JP 2012048181 A JP2012048181 A JP 2012048181A JP 2010203684 A JP2010203684 A JP 2010203684A JP 2010203684 A JP2010203684 A JP 2010203684A JP 2012048181 A JP2012048181 A JP 2012048181A
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Atsushi Uchida
温 内田
Hiroshi Hosoya
浩史 細谷
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SANRITSUTSU KK
Sanritsu Electric Co Ltd
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SANRITSUTSU KK
Sanritsu Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 偏光板の一方の保護フィルムにポリエチレンテレフタレート系樹脂を用いた場合に、そのヘイズ値を最適化して視認性を確保し、かつ保護フィルムを薄膜化しても機械的強度、耐熱性、耐湿性を有し、さらに他方の保護フィルムとの膜厚関係を最適化して製造工程中でのカールの発生を防ぎ安定して製造できる偏光板、およびそれを用いた液晶表示装置を提供する。
【解決手段】 液晶セルの視認側に配置される偏光板において、前面側に配置される第1の保護フィルムにヘイズ値が1%〜14%のポリエチレンテレフタレート系樹脂を用い、液晶セル側に配置される第2の保護フィルムにトリアセチルセルロース系樹脂を用いた。また、第2の保護フィルムの膜厚を第1の保護フィルムの膜厚の0.2倍〜1.6倍とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、偏光板に関し、とくに、液晶表示装置に用いられる偏光板、およびそれを用いた液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、薄型で低消費電力のため、テレビをはじめ、コンピュータ、携帯電話、カーナビゲーションシステムなどの表示装置として、広い用途に用いられている。このような液晶表示装置は、主としてバックライトシステムと液晶パネルから構成される。液晶パネルはさらに、液晶セルと、その前面(視認側の面)および背面(バックライトシステム側の面)に、それぞれ粘着剤層を介して設けられた偏光板とで構成される。
このような液晶表示装置に用いられる偏光板は、偏光性能を有する偏光素子と、偏光素子の両面に、それぞれ接着剤層を介して設けられ偏光素子を保護する保護フィルムとから構成される。偏光素子は、一般に、ヨウ素で染色され一軸延伸されたポリビニルアルコール(以下、PVAと称す場合がある)系樹脂で形成されており、保護フィルムは、一般に、トリアセチルセルロース(以下、TACと称す場合がある)系樹脂で形成されている。また、接着剤層を構成する接着剤としては、たとえば、PVA系接着剤、アクリル系接着剤、ウレタン系接着剤が挙げられるが、偏光素子がPVA系樹脂で保護フィルムがTAC系樹脂の場合、どちらも親水性が高いため、水系接着剤であるPVA系接着剤が好ましく用いられる。
しかしながら、TAC系樹脂は、耐湿性や熱安定性が劣り、また機械的強度が弱く薄膜化にも不利であり、コスト面でも不利であるという問題点があった。近年、液晶表示装置の薄型化の要求が高まり、そのため液晶セルに貼合される偏光板にも薄膜化が要求されてくるようになった。さらに、耐湿性、耐熱性、コストの面でもより優れた偏光板の保護フィルムが要求されるようになった。
このような要求を満たす偏光板の保護フィルムとして、TAC系樹脂に変えて、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと称す場合がある)系樹脂を用いることが提唱されている。PET系樹脂は、TAC系樹脂に比べ、耐湿性、熱安定性に優れ、また機械的強度も強く、薄膜化も容易であり、コスト的にもTAC系樹脂より安価である。
偏光板の保護フィルムとしてPET系樹脂を用いることは、たとえば、特許文献1(特開2009−157347)、特許文献2(特開2009−169389)に開示されている。
特許文献1、特許文献2のいずれも、液晶セルの背面側(バックライトシステム側)の偏光板の背面側(液晶セルとは反対側)の保護フィルムと、液晶セルの前面側(視認側)の偏光板の前面側(液晶セルとは反対側)の保護フィルムに、PET系樹脂を用いることが開示されている。
特開2009−157347号 公報 特開2009−169389号 公報
このように、液晶セルに対して、背面側(バックライトシステム側)の偏光板の保護フィルムにPET系樹脂を用いると、液晶表示装置の表示に色むら(干渉むら)が顕著に現れる。そこで、特許文献1では、前面側(視認側)の偏光板のPET系樹脂の保護フィルムに、ヘイズ値が15%以上45%以下の範囲の防眩性を持たせることが開示されている。また、特許文献2では、前面側(視認側)の偏光板のヘイズ値を45%以上80%以下の範囲にすることが開示されている。
このように、前面側(視認側)の偏光板あるいはその保護フィルムに大きなヘイズ値をもたせることによって、色むらは解消されるが、大きなヘイズによって光の透過率が著しく減少し、液晶表示装置の輝度、視認性が悪化するという問題が発生する。また、それを補うためにバックライトの光量を上げる必要が生じ、電気エネルギーを浪費するという問題が生じる。
また、1つの偏光板の偏光素子に対し一方の面の保護フィルムにPET系樹脂を用いた場合、他方の面の保護フィルムにTAC系樹脂を用いると、その膜厚差によっては、偏光板の製造工程中、偏光素子とこれら保護フィルムをそれぞれ接着剤によって接着して乾燥させる工程において、保護フィルムの材質の違いと膜厚差とによって生じる応力の差によって、カールが生じるという問題が、発明者らによって見出された。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、色むらを生じやすい背面側(バックライトシステム側)の偏光板の保護フィルムにPET系樹脂を用いるのではなく、前面側(視認側)の偏光板の一方の保護フィルムにPET系樹脂を用いた場合に、そのヘイズ値を最適化することにより、輝度や視認性を充分確保することを課題とするものである。
さらに、本発明は、偏光板の一方の保護フィルムにPET系樹脂を用いても、偏光板の製造工程中でのカールの発生を抑制することを課題とするものである。
本発明の偏光板は、偏光性能を有する偏光素子と、前記偏光素子の一方の面に第1の接着剤層を介して形成された第1の保護フィルムと、前記偏光素子の他方の面に第2の接着剤層を介して形成された第2の保護フィルムとからなる偏光板であって、前記第1の保護フィルムはポリエチレンテレフタレート系樹脂で構成されているフィルムを少なくとも含み、前記第1の保護フィルムのヘイズ値は1%〜14%であり、前記第2の保護フィルムはトリアセチルセルロース系樹脂で構成されている。
前記第1の保護フィルムは、ポリエチレンテレフタレート系樹脂からなるフィルムと、前記ポリエチレンテレフタレート系樹脂からなるフィルムの一方の表面設けられたアンチグレア層と、他方の表面に設けられた易接処理層とからなり、前記易接処理層の表面が前記第1の接着剤層に接していることが好ましい。あるいは、前記第1の保護フィルムは、内部にヘイズを有するポリエチレンテレフタレート系樹脂からなるフィルムと、前記内部にヘイズを有するポリエチレンテレフタレート系樹脂からなるフィルムの一方の表面に設けられた易接処理層とからなり、前記易接処理層の表面が前記第1の接着剤層に接していることが好ましい。
前記第2の保護フィルムの膜厚は、前記第1の保護フィルムの膜厚の0.2倍〜1.6倍であることが好ましい。また、前記第1の保護フィルムの膜厚は、17μm〜60μmであることが好ましい。
前記第1の接着剤層および前記第2の接着剤層は、いずれも水系接着剤で構成されていることが好ましく、また、水系接着剤は、ポリビニルアルコール系樹脂であることが好ましい。
また、本発明の液晶表示装置は、液晶セルの視認側に、粘着剤層を介して、前記偏光板が前記第2の保護フィルムの側を前記粘着剤層に接するように配置されている。
本発明の偏光板は、偏光素子の一方の面に形成される第1の保護フィルムにPET系樹脂を用いたため、保護フィルムを薄膜化でき、すなわち偏光板を薄膜化できる。また薄膜化しても充分な機械的強度、耐湿性や熱安定性を有する偏光板を得ることができる。さらに、他方の面に形成される第2の保護フィルムをTAC系樹脂とし、その膜厚を第1の保護フィルムの0.2倍〜1.6倍としたため、偏光板の製造工程中でのカールの発生を抑制し、安定して偏光板を製造することを可能とする。
さらに、本発明の液晶表示装置は、液晶セルの前面側(視認側)に、上述の第1の保護フィルムにPET系樹脂を用いた偏光板を配置したため、色むらを生じることが無い。そのため、前面側(視認側)の偏光板の第1の保護フィルムのヘイズ値を1%〜14%と低く設定することができ、視認性を悪化させることがなく、そのためバックライトの光量を不必要に上げる必要も無い。また、液晶セルの前面側(視認側)の偏光板の前面側(液晶セルとは反対側)の保護フィルムにPET系樹脂を用いているので、液晶表示装置の耐湿性や熱安定性を確保することができる。
本発明の偏光板の一実施例の断面図 本発明の偏光板の第1の保護フィルムの構成例を示す断面図 本発明の偏光板の第1の保護フィルムの別の構成例を示す断面図 本発明の液晶表示装置の液晶パネルの一実施例の断面図
以下に、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は本発明の偏光板の一例の断面図である。図1に示すように、本発明の偏光板10は、偏光素子11と、偏光素子11の一方の面に第1の接着剤層12を介して形成された第1の保護フィルム13と、偏光素子11の他方の面に第2の接着剤層14を介して形成された第2の保護フィルム15とから構成されている。
偏光素子11は、たとえば、ヨウ素など二色性染料で染色され一軸延伸されたPVA系樹脂のフィルムで形成され、偏光性能を有する。その膜厚は、たとえば、20μm〜100μmである。
第1の保護フィルム13の構成の一例を図2に示す。ここに示すように、第1の保護フィルム13は、第1の保護フィルム本体13aと、第1の保護フィルム本体13aの一方の表面に形成されたアンチグレア(以下、AGと称す)層13bと、第1の保護フィルム本体13aの他方の表面に形成された易接処理層13cとからなる。さらに、第1の保護フィルム本体13aとAG層13bとの間に、第2の易接処理層13dを有していてもよい。
第1の保護フィルム本体13aは、第1の保護フィルム13の膜厚のうちの大部分を占め、第1の保護フィルムを構成する主体となる膜であり、PET系樹脂で形成されている。第1の保護フィルム本体13aの膜厚は、たとえば、15μm〜50μmが好ましく、30μm〜45μmがより好ましい。この第1の保護フィルム本体13aを構成するPET系樹脂は、繰り返し単位がエチレンテレフタレートで構成される樹脂であるが、80モル%以上がエチレンテレフタレートで構成されれば、他に共重合成分を含んでいてもよい。PETは、たとえばエチレングリコールとテレフタル酸の脱水縮合反応によって生成されるが、これに限定されない。また、PET系樹脂にUVカット剤を含有させてもよい。また、第1の保護フィルム本体13aは、PET系樹脂からなるフィルムを、二軸延伸することによって得られたフィルムであることが望ましい。
AG層13bは、たとえば、第1の保護フィルム本体13aの一方の表面に、散乱粒子を含んだアクリル系樹脂を塗布してUV硬化させることによって得られる。アクリル系樹脂に散乱粒子を含有させることによってAG効果が付与されるが、これに代えて、アクリル系樹脂の表面に微細な凹凸を設けることによってAG効果を付与させてもよい。また、散乱粒子と表面の凹凸の組み合わせによってAG効果を付与させてもよい。散乱粒子としては、たとえばシリカ、アルミナ、炭酸カルシウムなどの無機微粒子、ポリイミド、シリコーン樹脂などの有機微粒子が例示される。AG層13bの膜厚は、4μm〜12μmが好ましく、たとえば7μmである。第1の保護フィルム本体13aとAG層13bの密着を良好にするため、第1の保護フィルム本体13aのAG層13bを設ける側の表面に、第2の易接処理層13dを設けることが好ましいが、第2の易接処理層13dは無くともよい。
易接処理層13cは、後述する水系接着剤との接着性を良好にするために形成されるものであり、たとえば、第1の保護フィルム本体13aの、AG層13bが設けられる側とは反対側の表面に、親水性材料を薄く塗工することによって形成される。
第1の保護フィルム13のヘイズ値は、第1の保護フィルム13全体として、1%〜14%、好ましくは5%〜10%、より好ましくは6%〜8%に調節される。ヘイズ値はJIS3716規格によるものである。このヘイズ値は、前述のAG層13bに付与されたAG効果によって調節される。
また、AG層13bを用いる代わりに、PET系樹脂自体にヘイズを付与させ、これによって、第1の保護フィルム13のヘイズ値を上述の値に調節してもよい。この場合、AG層13bおよび第2の易接処理層13dを省略でき、第1の保護フィルム13の膜厚を低減できる。このような第1の保護フィルム13の構成例を図3に示す。この例における第1の保護フィルム13は、内部にヘイズを有するPET系樹脂からなる第1の保護フィルム本体13Aと、その一方の面に形成された易接処理層13cからなる。PET系樹脂自体にヘイズを持たせる手段としては、PET系樹脂の内部に、散乱粒子、たとえばシリカ、アルミナ、炭酸カルシウムなどの無機微粒子、ポリイミド、シリコーン樹脂などの有機微粒子を含有させることによる。これによって、第1の保護フィルム13は、前述の図2で例示した場合と同様のヘイズ値に調節される。また、このようにPET系樹脂自体にヘイズを付与させた場合AG層13bを省略できるため、易接処理層13cの反対側の面に、AG層13bにかえて、第1の保護フィルム13に別の機能を有する層、たとえば静電防止層(AS層)や低反射性能を有する層を設けることもできる。
また、第1の保護フィルム13は、図2のようにAG層13bを設けた上で、さらに第1の保護フィルム本体13aを構成するPET系樹脂自体にも上述のようにヘイズを持たせ、その両者よって第1の保護フィルム13を上記ヘイズ値に調節してもよい。
偏光素子11と第1の保護フィルム13は、偏光素子11の一方の面と、第1の保護フィルム13の易接処理層13cの側の表面が、第1の接着剤層12によって接着されている。第1の接着剤層12は、水系接着剤で構成されることが好ましく、水系接着剤としてはPVA系樹脂からなる接着剤が好適である。偏光素子11はPVA系樹脂で構成されるため、水系接着剤、とくにPVA系樹脂からなる接着剤には良好に接着し、第1の保護フィルム13も易接処理層13cが設けられているため良好に接着する。
第2の保護フィルム15は、TAC系樹脂で形成されている。TAC系樹脂からなるフィルムの一方または両方の表面に、鹸化処理が施されていてもよい。第2の保護フィルム15は透明フィルムが好ましいが、所定のヘイズ値を有していてもよい。
偏光素子11の第1の保護フィルム13とは反対側の面と第2の保護フィルム15の一方の面とは、第2の接着剤層14によって接着されている。第2の保護フィルム15はTAC系樹脂で構成されており、親水性が高いため、第2の接着剤層14は、水系接着剤で構成されることが好ましい。第1の接着剤層12とは異なる材質で構成されてもよいが、第1の接着剤層12と同じ材質、とくにPVA系接着剤であることがより好ましい。第1の接着剤層12と第2の接着剤層14を同じ材料で構成することによって、材料を共通化でき、製造コストが低減できる。
ここで、偏光素子11に第1の保護フィルム13、第2の保護フィルム15を、それぞれ第1の接着剤層12、第2の接着剤層14によって接着させる製造方法の例を説明する。偏光素子11の一方の面に第1の保護フィルム13の上述した接着面を近接させ、同時に、偏光素子11の他方の面に第2の保護フィルム15の上述した接着面を近接させ、偏光素子11の一方の面と近接した第1の保護フィルム13との間、偏光素子11の他方の面と近接した第2の保護フィルム15との間に、それぞれ、第1の接着剤層12、第2の接着剤層となるPVA系樹脂からなる水系接着剤の水溶液を同時にそれぞれ塗布し、ローラなどで圧着することによって、偏光素子11に第1の保護フィルム13と第2の保護フィルム15を同時に接着させる。その後、所定の温度にて乾燥させる。
次に、第1の保護フィルム13と第2の保護フィルム15との膜厚の関係を説明する。第2の保護フィルム15の膜厚は、第1の保護フィルムの膜厚の0.2倍〜1.6倍の範囲内であることが好ましく、0.5倍〜1.3倍の範囲内であることがより好ましく、0.8倍〜1倍の範囲内であることがさらに好ましい。この範囲内にすることによって、偏光素子11のそれぞれの面に、PVA系樹脂からなる水系接着剤を塗布して接着させた後、乾燥させる工程において、カールの発生を抑制することができる。
第1の保護フィルム13の膜厚は、好ましくは17μm〜60μmであり、より好ましくは35μm〜50μmであり、たとえば45μmである。従来、TAC系樹脂による保護フィルムの膜厚は一般に80μm程度であったため、保護フィルムの膜厚を低減でき、偏光板10の厚さを低減でき、液晶表示装置の薄型化を図ることができる。また、このように薄膜化しても、第1の保護フィルム13は、PET系樹脂を主体としているため、充分な機械的強度が得られる。なお、ここで第1の保護フィルム13の膜厚とは、第1の保護フィルム13を構成する層のすべてを含めた膜厚である。たとえば、図2で例示した場合は第1の保護フィルム本体13a、AG層13b、易接処理層13c、第2の易接処理層13dのすべてを含んだ膜厚を指すものとする。
第1の保護フィルム13の膜厚を45μmとした場合、第2の保護フィルム15の膜厚は、9μm〜72μmの範囲内であることが好ましく、22.5μm〜58.5μmの範囲内であることがより好ましく、36μm〜45μmの範囲内であることがさらに好ましい。この範囲にすることにより、カールの発生を製造上問題ない範囲に抑制することができた。第1の保護フィルム13を図2で例示した構造とし、その膜厚を45μmとした場合、第2の保護フィルム15の膜厚は、40μmとすることが好適であり、この場合、乾燥工程でもカールは発生しなかった。第2の保護フィルム15をこのような膜厚にすることによって、偏光板10の厚さをさらに低減でき、液晶表示装置の薄型化をさらに図ることができる効果もある。また、第1の保護フィルム13の膜厚を45μmとして、第2の保護フィルム15の膜厚を50μmとしてもほとんどカールは発生せず、60μmとするとやや発生したが製造上問題ないレベルであった。一方で、第1の保護フィルム13の膜厚を45μmとして、第2の保護フィルム15の膜厚を従来一般的であった80μmとすると、上述の乾燥工程において、第1の保護フィルム13が内側となる方向にカールが発生し、偏光板の製造上の不都合が生じた。
なお、偏光素子11に第1の保護フィルム13と第2の保護フィルム15を同時に接着させて乾燥させる方法について説明したが、第1の保護フィルム13と第2の保護フィルム15の一方を先に接着させて、その後他方を接着させてもよい。この場合、乾燥は、両方を接着させてから行ってもよく、またそれぞれの接着後にそれぞれ行ってもよい。
次に、本発明による偏光板10を用いた本発明の液晶表示装置について説明する。図4は、本発明の液晶表示装置を構成する液晶パネル50を示す。液晶表示装置は、このほか、液晶パネル50の背面側に配置されたバックライトシステムからなるが、公知の構成をとることができるため、図示及び説明を省略する。本発明による液晶パネル50を構成する液晶セル51は、TN型、STN型、VA型、IPS型のいずれでもよく、公知のものを用いることができ、その説明及び内部構造の図示を省略する。
液晶セル51の前面側(視認側、つまりバックライトシステムとは反対側)の面には、本発明による偏光板10が、第1の粘着剤層52を介して設けられている。偏光板10は、第1の保護フィルム13が前面側(液晶セル51とは反対側)に、第2の保護フィルム15が液晶セル51の側に配置される。つまり、第2の保護フィルム15の、偏光素子11の側とは反対側の面が第1の粘着剤層52を介して液晶セル51に対面している。なお図4では、偏光板10の第1の接着剤層12、第2の接着剤層14は図示を省略している。
ここで、本発明の偏光板10の第2の保護フィルムは、TAC系樹脂を用いている。第2の保護フィルム15にPET系樹脂を用いると、PET系樹脂は二軸延伸により形成されているため位相差を有しており、また配向軸が均一でないため、視認性が悪化するので、好ましくない。それに対し、TAC系樹脂によるフィルムはその製法よって光学異方性を制御して作製できる。そのため、本発明の偏光板10のように、第2の保護フィルム15は、このようなTAC系樹脂が好ましく、たとえば、第2の保護フィルム15は、光学異方性を制御して作製されたTAC系樹脂が好適に用いられる。
液晶セル51の背面側(バックライトシステム側)の面には、第2の偏光板60が、第2の粘着剤層53を介して設けられている。第2の偏光板60は、その偏光軸が偏光板10の偏光軸とクロスニコルになるように配置される。第2の偏光板60は、偏光性能を有する第2の偏光素子61と、その一方の面に第3の接着剤層を介して形成される第3の保護フィルム63と、他方の面に第4の接着剤層を介して形成される第4の保護フィルム65とからなる。なお、第3の接着剤層、第4の接着剤層は図示を省略している。ここで、第3の保護フィルム63が背面側(液晶セル51とは反対側)に、第4の保護フィルム65が液晶セル51の側に配置されているものとする。
第2の偏光素子61は、偏光板10の偏光素子11と同様のものが例示される。第3の保護フィルム63と第4の保護フィルム65は、PET系樹脂以外であればよく、限定はされないが、いずれも、TAC系樹脂、あるいはノルボルネン系樹脂などのシクロオレフィン系樹脂から選択されることが好ましい。第3の保護フィルム63と第4の保護フィルム65は、透明フィルムが好ましいが、所定のヘイズ値を有していてもよい。第3の保護フィルム63と第4の保護フィルム65は、同じ材質でもよく、また、異なる材質、たとえば一方がTAC系樹脂、他方がシクロオレフィン系樹脂でもよい。また、一方または両方が積層膜であってもよい。また、一方が位相差板として機能してもよい。また、第3の接着剤層、第4の接着剤層を構成するそれぞれの接着剤についても、第3の保護フィルム63と第4の保護フィルム65の材質に応じて任意のもの、たとえば水系接着剤、アクリル系接着剤、ウレタン系接着剤などを用いることができる。
第1の粘着剤層52、第2の粘着剤層53を構成するそれぞれの粘着剤についても、公知のものを用いることができる。たとえばアクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤などが挙げられる。また、UVカット機能を有する粘着剤を用いてもよい。第1の粘着剤層52、第2の粘着剤層53は、製造上は、偏光板10、第2の偏光板60の、それぞれ上述の液晶セル51に貼合されるべき面に偏光板製品の一部としてあらかじめ形成されている。この場合、偏光板製品の一部として形成されたそれぞれの粘着剤層の表面は、剥離フィルム(図示せず)などによって保護されており、この剥離フィルムは、液晶セル51に偏光板を貼合する直前に剥離除去される。偏光板製品は、あらかじめ液晶セル51の形状に対応して切断されたシート状製品として液晶パネル製造ラインに供給して液晶セル51に貼合してもよく、またロール状で液晶パネル製造ラインに供給して、液晶セル51に貼合する直前に液晶セル51の形状に応じて切断し貼合してもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれ限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。
10 偏光板
11 偏光素子
12 第1の接着剤層
13 第1の保護フィルム
13a、13A 第1の保護フィルム本体
13b AG層
13c 易接処理層
13d 第2の易接処理層
14 第2の接着剤層
15 第2の保護フィルム
50 液晶パネル
51 液晶セル
52 第1の粘着剤層
53 第2の粘着剤層
60 第2の偏光板
61 第2の偏光素子
63 第3の保護フィルム
65 第4の保護フィルム

Claims (8)

  1. 偏光性能を有する偏光素子と、
    前記偏光素子の一方の面に第1の接着剤層を介して形成された第1の保護フィルムと、
    前記偏光素子の他方の面に第2の接着剤層を介して形成された第2の保護フィルムとからなる偏光板であって、
    前記第1の保護フィルムはポリエチレンテレフタレート系樹脂で構成されているフィルムを少なくとも含み、
    前記第1の保護フィルムのヘイズ値は1%〜14%であり、
    前記第2の保護フィルムはトリアセチルセルロース系樹脂で構成されている
    ことを特徴とする偏光板。
  2. 前記第1の保護フィルムは、ポリエチレンテレフタレート系樹脂からなるフィルムと、前記ポリエチレンテレフタレート系樹脂からなるフィルムの一方の表面設けられたアンチグレア層と、他方の表面に設けられた易接処理層とからなり、前記易接処理層の表面が前記第1の接着剤層に接している請求項1に記載の偏光板。
  3. 前記第1の保護フィルムは、内部にヘイズを有するポリエチレンテレフタレート系樹脂からなるフィルムと、前記内部にヘイズを有するポリエチレンテレフタレート系樹脂からなるフィルムの一方の表面に設けられた易接処理層とからなり、前記易接処理層の表面が前記第1の接着剤層に接している請求項1に記載の偏光板。
  4. 前記第2の保護フィルムの膜厚は、前記第1の保護フィルムの膜厚の0.2倍〜1.6倍である請求項1乃至3のいずれかに記載の偏光板。
  5. 前記第1の保護フィルムの膜厚は、17μm〜60μmである請求項1乃至4のいずれかに記載の偏光板。
  6. 前記第1の接着剤層および前記第2の接着剤層は、いずれも水系接着剤で構成されている請求項1乃至5のいずれかに記載の偏光板。
  7. 前記水系接着剤は、ポリビニルアルコール系樹脂である請求項6に記載の偏光板。
  8. 液晶セルの視認側に、粘着剤層を介して、請求項1乃至7のいずれかに記載の偏光板が前記第2の保護フィルムの側を前記粘着剤層に接するように配置された液晶表示装置。
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