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JP2011504730A - 標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子およびその合成方法 - Google Patents

標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子およびその合成方法 Download PDF

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JP2011504730A
JP2011504730A JP2010535200A JP2010535200A JP2011504730A JP 2011504730 A JP2011504730 A JP 2011504730A JP 2010535200 A JP2010535200 A JP 2010535200A JP 2010535200 A JP2010535200 A JP 2010535200A JP 2011504730 A JP2011504730 A JP 2011504730A
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梁子才
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章駿斌
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蘇州瑞博生物技術有限公司
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Abstract

本発明は、標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子およびその合成方法に関する。前記複合体分子は少なくとも80%が相補的である二本鎖のsiRNA鎖X1とX2を含む。鎖X1の5’末端と鎖X2の3’末端とは、非核酸分子L1を介して連結され、鎖X2の5’末端と鎖X1の3’末端とが非核酸分子L2を介して連結される。本発明によれば供する複合体分子の二本鎖のsiRNA鎖X1とX2の5’末端と3’末端はいずれも非核酸分子を介して連結されるため、siRNA鎖の巻き戻しおよび分解ができなくなり、siRNAの化学的安定性と血中での滞留時間を大幅に改善できる。前記複合体分子が細胞内に導入されると、細胞内に存在しているダイサー(Dicer)酵素により複合体分子中のロックされたsiRNAを放出し、巻き戻された後、siRNAのアンチセンス鎖が二重鎖のsiRNAから放出され、標的遺伝子発現の干渉を実現する。

Description

本発明は、標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子およびその合成方法に関する。
スモールインターフェアリングRNA(RNAiまたはsiRNA)は、最近発見された遺伝子発現を抑制する小型RNAである。siRNAの主な作用原理は、アンチセンスRNAと標的遺伝子のmRNAとの実質的配列同一性の相補を介して遺伝子の発現を抑制することである。siRNAは標的遺伝子の発現を特異的に抑制できるため、医薬分野への応用が大きく期待されている。しかし、外因性のsiRNAは、化学的安定性が乏しく、血中での滞留時間が短く、さらに細胞および組織侵入性が弱いという問題を抱えている。これらの問題は外因性のsiRNAの標的遺伝子発現抑制への適用を強く妨げている。
siRNAの化学的不安定性の原因は、二本鎖の形式で分解されることではなく、二本鎖−一本鎖のハイブリダイセーション−巻き戻しの平衡(二本鎖核酸の“ゆらぎ”としても知られる)において、その一本鎖がRNaseにより分解されることにより、その平衡がすぐに崩れ、その結果、さらに二本鎖のsiRNAが速く巻き戻され、分解されることにある。上記原理に従い、多くの研究者は、siRNAを修飾することによってその二本鎖の巻き戻しが容易にできなくなり、それによって安定性と血中での滞留時間を増大させることを試みた。しかし、それらの修飾はsiRNAの安定性改善にとって十分とはいえない。例えば特許文献WO2004/015075には、「干渉のヘアピン型RNAはX1−L−X2の構造を有する。ここで、X1とX2は二本鎖ステムハイブリッドを形成できる十分な相補性をもつ塩基配列であり、Lは非核酸リンカー分子からなるループ領域であり、前記二本鎖ステムに位置する塩基配列の少なくとも一部は標的RNAの配列と相補している」ことが開示されている。即ち、両方のsiRNA鎖の一つの末端は非核酸分子(非ヌクレオチド)を介して連結し、ヘアピン siRNAを形成し、ここで、前記非核酸分子は、ポリエーテル、ポリアミン、ポリエステル、ポリリン酸ジエステル、アルキレン、付加物、生体複合体(バイオコンジュゲート)、発色団、レポーター基、色素標識RNAおよび非天然起源核酸類似物など、およびこれらの組み合わせ物からなる群より選択される。しかし、前記ヘアピン型構造の安定性と血中での滞留時間は依然として満足ではない。さらにそのような櫛型構造に機能性分子の導入は容易ではない。前記機能性分子の例としては、細胞指向識別分子、細胞侵入性を増大する脂質類分子、および蛍光標識分子などが挙げられる。
本発明は、化学的安定性が乏しく、血中滞留時間が短いというような従来のsiRNAが有する欠点を解消し、標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子、即ちジップ核酸(zipped interfering RNA、ziRNA)およびその合成方法を提供することを主な目的とする。
本発明によれば、標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子が提供される。前記複合体分子は、少なくとも80%が相補的である二本鎖のsiRNA鎖X1とX2を含み、非核酸分子L1を介して鎖X1の5’末端と鎖X2の3’末端とを連結し、非核酸分子L2を介して鎖X2の5’末端と鎖X1の3’末端とを連結する。
さらに、本発明によれば、標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子の合成方法が提供される。前記方法は、少なくとも80%が相補的である修飾された二本鎖のsiRNAと、結合可能な基を有する修飾された二本鎖のsiRNAの5’末端と3’末端とを調製し、修飾された1つのsiRNA鎖の5’末端と3’末端の連結可能な基を、もう1つのsiRNA鎖の3’末端と鎖5’末端の連結可能な基に連結することを含む。
本発明の提供する複合体分子の二本鎖のsiRNA鎖X1とX2の5’末端と3’末端とはいずれも非核酸分子を介して連結するため、siRNA鎖の巻き戻しと分解ができなくなり、siRNAの化学的安定性と血中での滞留時間を大幅に改善できる。前記複合体分子が細胞内に導入されると、細胞内に存在しているダイサー(Dicer)酵素により複合体分子からロックされたsiRNAを放出し、巻き戻された後、アンチセンス鎖のsiRNAが二本鎖siRNAから放出され、標的遺伝子発現の干渉を実現できる。
本発明の複合体分子を表す図である。 実施例1におけるziRNAの薬物代謝動態学の結果を表す図である。 実施例1におけるziRNAの安定性に関する電気泳動試験結果を表す図である。 従来のsiRNAの安定性に関する電気泳動試験結果を表す図である。
本発明の提供する標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子は、少なくとも80%が相補的である二本鎖のsiRNA鎖X1とX2を含み、非核酸分子L1を介して鎖X1の5’末端と鎖X2の3’末端とを連結し、非核酸分子L2を介して鎖X2の5’末端と鎖X1の3’末端とを連結する。ここで説明したいこととして、前記5’末端と3’末端は非核酸鎖の方向を示すのみに用いて、5’位と3’位に限定されることではない。例えば、3’末端の連結は3’位のヒドロキシル基で行ってもいいし、2’位または1’位のヒドロキシル基で行ってもよい。
siRNA鎖のX1とX2は標的遺伝子の発現を干渉する機能を有する種々のsiRNA鎖を使用できる。siRNA鎖X1とX2は少なくとも80%が相補的であればよい。好ましくは、siRNA鎖X1またはX2の少なくとも90%の塩基が前記標的遺伝子と相補的である。より好ましくはsiRNA鎖X1またはX2の全塩基が前記標的遺伝子と相補的である。siRNA鎖X1またはX2は19から50個の塩基を有し、好ましくは19から40個の塩基を有し、より好ましくは19から30個の塩基を有する。
前記非核酸連結分子L1は共有結合で、鎖X1の5’末端のリン酸基またはヒドロキシル基と鎖X2の3’末端のリン酸基またはヒドロキシル基とを連結し、前記非核酸連結分子L2は共有結合で鎖X2の5’末端のリン酸基またはヒドロキシル基と鎖X1の3’末端のリン酸基またはヒドロキシル基とを連結する。前記非核酸連結分子L1および非核酸連結分子L2は種々の連結基を用いることができる。好ましくは、前記非核酸連結分子L1および前記非核酸連結分子L2はそれぞれ独立して、カルボキシル基、アミノ基、およびメルカプト基からなる群より選択される基を有するオリゴペプチド、ポリエステル、ポリエーテル、アルカン、アルケン、アルキン、および人工合成核酸類似物からなる群より選択される。前記非核酸連結分子L1および前記非核酸連結分子L2の原子総数は10から100個であってもよい。
より好ましくは、前記非核酸連結分子L1および前記非核酸連結分子L2はそれぞれ独立して、下記に示されている式I、式IIおよび式IIIからなる群より選択される。
前記R1、R2、R3、R4、R10およびR12は独立して、カルボキシル基、アミノ基、またはメルカプト基であり;
5は、
であり;
7およびR8は独立して、−(CH2n−であり;
6、R9およびR11は独立して、以下に示されている基からなる群より選択され;
且つ、上記各基のnはそれぞれ独立して、0から10の整数であり、mは1から5の整数である。
前記非核酸連結分子L1および/またはL2に細胞指向識別分子、細胞侵入性を増大する脂質類分子および蛍光標識分子からなる群より選択される少なくとも1種を連結することができる。前記非核酸連結分子L1および前記非核酸連結分子L2の少なくとも一つは式Iに示されているものであり、かつR5は、
である。ここで、mは2から5の整数である。前記細胞指向識別分子、細胞侵入性を増大する脂質類分子および蛍光標識分子からなる群より選択される少なくとも1種はR5のアジド基(N3−)と連結する。
好ましくは、前記細胞指向識別分子、細胞侵入性を増大する脂質類分子および蛍光標識分子の構造式は、
であり、ここで、Rは細胞指向識別基、細胞侵入性を増大する脂質類基および蛍光標識基からなる群より選択される少なくとも1種であり、前記アルキニル基はL1及び/またはL2と連結する。
前記アルキニル基はL1及び/またはL2のR5のアジド基(N3−)と連結して、
を形成する。
前記細胞指向識別基、細胞侵入性を増大する脂質類基および蛍光標識基はそれらの機能を有する基の種々を用いることができる。
本発明の提供する複合体分子の例としては、下記に示されている式(I)、式(II)、式(III)および式(IV)が挙げられるが、これらの実例に限定されない。
ここで、式(I)、式(II)、式(III)および式(IV)において、nが0〜10の整数であってもよい。ここで説明したいこととして、式(I)、式(II)、式(III)および式(IV)において、Nから構成されている鎖は標的遺伝子により設定されているsiRNAまたは前記siRNAの相補的な鎖のイメージ表示であり、Nの数がそのsiRNAの長さを表すことではない。
本発明の提供する標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子の合成方法において、少なくとも80%が相補的である修飾された二本鎖のsiRNAを含み、修飾された二本鎖のsiRNAの5‘末端と3’末端はいずれも連結可能な基を有し、そして修飾された二本鎖のsiRNAの一本の5‘末端と3’末端の連結可能な基は修飾された二本鎖のsiRNAのもう一本の3‘末端と鎖5’末端の連結可能な基とを連結することを含む。
本発明の好ましい第一の実施態様によれば、前記複合体分子の合成方法において、a3とa3’をそれぞれ固定させ、a3において3’から5’の方向へX1を合成し、a3’において3’から5’の方向へX2を合成し、a3−X1とa3’−X2を得るステップ;a1とa1’をa3−X1とa3’−X2の5’末端にそれぞれ導入し、a1−X1−a3とa1’−X2−a3’を形成するステップ;a2とa2’をa1−X1−a3とa1’−X2−a3’にそれぞれ導入し、a2−a1−X1−a3とa2’−a1’−X2−a3’を形成するステップ;およびa2−a1−X1−a3とa2’−a1’−X2−a3’に対してアニーリングを行い、a2−a1−X1−a3のa2とa2’−a1’−X2−a3’のa3’とを、および、a2−a1−X1−a3のa3とa2’−a1’−X2−a3’のa2’とを、それぞれ連結反応させ、前記複合体分子を生成するステップを含む。
ここで、a1とa1’はそれぞれ独立して、
であり;
a2とa2’はそれぞれ独立して、
であり;
a2−a1とa2’−a1’はそれぞれ独立して、
であり;
a3とa3’はそれぞれ独立して、下記に示されている基からなる群より選択される;
なお、前記各基中のnは独立して、0から10の整数であり、mは1〜5の整数である。
記述の便宜のため、前記a1、a1’、a2、a2’、a3およびa3’に対して、分子および基の状態を具体的に区別していない。例えば、a3とa3’の基は、
であってもよいが、それに対応する反応前の分子状態は一般の前記基を含有する反応分子であってもよい。例えば、前記基にハロゲンを連結した分子であり、例としては、
が挙げられる。ここで、同様の例はさらに列挙しない。
核酸の汎用的合成方法を用いて、まずa3とa3’を固定させ、次いでa3において3’から5’の方向へX1を合成し、a3’において3’から5’の方向へX2を合成し、a3−X1とa3’―X2を得ることができる。例えば、「生化学」(I)(王鏡岩ら編著、第3版、高等教育出版社、中国)520〜521ページに紹介されている固相合成法を参照することができる。合成過程において、所定の長さに伸長した後、塩基上の保護基を除去することができる。保護基を除去する(脱保護)方法は以下に示されるステップを含むことができる:
(1) 0.5M LiClの濃アンモニア水溶液(アンモニア水の濃度:25%)を用いて、分子を55℃で3時間インキュベーションした後、残存のアンモニアをエバポレーターで除去する;
(2) アンモニアが除去されたRNA試料に、1Mのフッ化テトラn−ブチルアンモニウム(TBAF)を含むTHF溶液1mLを加えて密閉した後、60℃で24時間振とうする。トリメチルプロピルオキシシラン1mmolを加えて反応をクエンチし、残余液に同体積量のジエチルピロカーボネート(DEPC)を加え、混合体積量の10分の1のddH2O、3M酢酸ナトリウム緩衝液(PH=7.0)で処理し、5倍の体積量の無水エタノールを加えて沈殿させる。
a1とa1’をリン酸エステル結合によりa3−X1とa3’−X2の5’末端に導入し、a1−X1−a3とa1’−X2−a3’を形成する。
下記に示されている反応式(1)に記載されている方法に基づいて、a2とa2’をa1−X1−a3とa1’−X2−a3’にそれぞれ導入し、a2−a1−X1−a3とa2’−a1’−X2−a3’を形成することができる:
一般化されたアニーリング方法と条件を用いて、a2−a1−X1−a3とa2’−a1’−X2−a3’のアニーリングを行うことができる。
前記連結反応はアジド基とアルキニル基との付加環化反応を指し、アジド基とアルキニル基との付加環化反応の実例としては、反応式(2)に示されているものが挙げられる:
反応式(2)は、X1の一末端とX2の一末端との連結を表示しているが、もう一末端の連結はこれと類似する方法により行われる。
好ましくは、a2および/またはa2’は、
であり、好ましくはmは2から5の整数である。
この好ましい実施態様によれば、a2−a1−X1−a3のa2とa2’−a1’−X2−a3’のa3’と、および、a2−a1−X1−a3のa3とa2’−a1’−X2−a3’のa2’と、を連結反応させた後、a2および/またはa2’には残されたアジド基があり、その残されたアジド基は機能性分子と連結できる。前記機能性分子にはアジド基(N3−)と反応できる基があり、その反応によって機能性分子と非核酸分子とが連結される。好ましくは、前記細胞指向識別分子、細胞侵入性を増大する脂質類分子および蛍光標識分子の構造式は、
であり、ここで、Rは細胞指向識別基、細胞侵入性を増大する脂質類基および蛍光標識基からなる群より選択される少なくとも1種である。前記細胞指向識別基、細胞侵入性を増大する脂質類基および蛍光標識基は慣用の機能を有する基である。前記機能性分子のアルキニル基はa2および/またはa2’の残されたアジド基(N3−)と付加環化反応ができて、細胞指向識別基、細胞侵入性を増大する脂質類基および蛍光標識基からなる群より選択される少なくとも1種を複合体分子に導入できる。
本発明の好ましい第二の実施態様によれば、前記複合体分子の合成方法は、a4とa4’をそれぞれ固定させ、a4において3’から5’の方向へX1を合成し、a4’において3’から5’の方向へX2を合成し、a4−X1とa4’−X2を得る;a5とa5’をa4−X1とa4’−X2の5’末端にそれぞれ導入し、a5−X1−a4とa5’−X2−a4’を形成する;a6をa5−X1−a4とa5’−X2−a4’のどちらか一つの鎖と先に連結反応させる;二本鎖がアニーリングされてから、a6をもう一つの鎖と連結反応させ、前記複合体分子を生成することを含む。
ここで、a4、a4’、a5およびa5’はそれぞれ独立して、下記に示されている基からなる群より選択される:
ここで、前記各基においてnは独立して、0から10の整数である。
a6は、
であり、ここでpは2から12の整数である。
好ましい第二の実施態様において、a4およびa4’を固定させ、a4において3’から5’の方向へX1を合成し、a4’において3’から5’の方向へX2を合成し、a4−X1とa4’−X2を得る過程では、好ましい第一の実施態様と同じ方法を使用できる。
a6の二つのアジド基はそれぞれ結合性の反応基と(反応式(2)に示されているように)連結反応を行うことができる。この連結反応はクリック反応(Click Reaction)とも呼ばれ、前記クリック反応の反応条件は当分野において確立された条件を利用できる。
a6は、ジハロゲン炭化水素(炭素数が2個以上であり、かつその二つのハロゲン元素は炭化水素鎖の二つの末端炭素に位置する)とアジ化ナトリウムと反応して得ることができる。次に1,2−ジアジドエタン、1,3−ジアジドプロパンおよび1,4−ジアジドブタンの合成を例として挙げて、ジアジド化合物の合成をより詳しく説明する。
(1)1,2−ジアジドエタン(1,2−diazidoethane)の合成
50mlの反応器に、化合物8(1.87g、1mmol)およびアジ化ナトリウム(2.6g、4mmol)をDMF(N,N−ジメチルホルムアミド)(20ml)に溶解した。混合物を60℃で24時間加熱攪拌し、反応の終了をTLCによって確認した後、水(15ml)を加えて反応を停止し、ジクロロメタン(20ml×3)で3回抽出した。有機層を合併して、飽和食塩水で洗浄した。エバポレーターで溶剤を除去して得られた残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して、黄色油状の化合物9(1.02g、収率92%)を得た。1H NMR(400M, CDCl3) δ ppm 3.41(4H,s, CH2×2)。
(2)1,3−ジアジドプロパン(1,3−diazidopropane)の合成
50mlの反応器に、化合物10(2.00g、1mmol)およびアジ化ナトリウム(2.6g、4mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解し、60℃で24時間加熱攪拌し、反応の終了をTLCによって確認した後、水(15ml)を加えて反応を停止し、ジクロロメタン(20ml×3)で3回抽出した。有機層を合併して、飽和食塩水で洗浄した。エバポレーターで溶剤を除去して得られた残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して、黄色油状の化合物11(1.08g、収率86%)を得た。1H NMR(400M, CDCl3) δ ppm 3.44−3.40(4H,t, CH2−N3×2), 1.87−1.80(2H,quintet, CH2)。
(3)1,4−ジアジドブタン(1,4−diazidobutane)の合成
50mlの反応器に、化合物12(2.13g、1mmol)およびアジ化ナトリウム(2.6g、4mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解し、60℃で24時間加熱攪拌し、反応の終了をTLCによって確認した後、水(15ml)を加えて反応を停止し、ジクロロメタン(20ml×3)で3回抽出した。有機層を合併して、飽和食塩水で洗浄した。エバポレーターで溶剤を除去して得られた残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して、黄色油状の化合物13(1.13g、収率81%)を得た。1H NMR(400M, CDCl3) δ ppm 3.34(4H,s, CH2−N3×2), 1.69(4H,s, CH2×2)。
以下、実験例、実施例で本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例に用いる原材料の一部およびその入手先を以下に示す。
2−デオキシ−D−リボース:上海海曲化工公司
プロパルギルアルコール:Fluka社
ジメトキシトリチルクロライド(DMTr−Cl)および天然の保護されたヌクレオシド・ホスホロアミダイトの単量体:上海吉瑪製薬技術有限公司(Shanghai GenePharma Co., Ltd.)
ユニバーサルCPG:北京賽百盛遺伝子技術有限公司(Beijing SBS Genetech Co., Ltd.)
TLC(薄層クロマトグラフィー)は自家製で、青島海洋化工工場製のシリカゲル(品番:GF254、化学グレード)を用いる
カラムクロマトグラフィー用シリカゲル:ZCX−H、マクロ多孔性、200〜300メッシュ、青島海洋化工工場製)
合成に用いる溶媒、例えば、ピリジン、石油エーテル、酢酸エチル:天津試薬第六工場
実施例1
本実施例は本発明の標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子を合成する。
下記に示されているステップによって、標的遺伝子の表現を干渉する複合体分子を合成する。
1.標的遺伝子を選択し、X1とX2の配列を確定する
GAPDH(glyceraldehyde 3−phosphate dehydrogenase、グリセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ)(Genbank番号:NC 000012)を標的遺伝子に選択し、siRNAを設計した。NC 000012に対応する位置は2700−2718bpである。
ここで、X1がセンス鎖であり、その配列は、
5’ GUA UGA CAA CAG CCU CAA GTT 3’
であり;X2がアンチセンス鎖であり、その配列は、
5’ CUU GAG GCU GUU GUC AUA CTT 3’
である。
2. アルキニル基を含有するヌクレオシドを合成する(塩基Uを例にする):
(1)反応式(3)に示された方法に基づいて行う。20mlのマイクロ波反応瓶に、保護されたヌクレオシドU a(991mg、1.5mmol)を無水テトラヒドロフラン(15ml)に溶解し、無色澄明の溶液を得た。さらにアルキニル基を含む原料b(714mg、3mmol)と1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7(456mg,3mmol)を加え、マイクロ波で60℃に加熱して1時間反応した。反応液を酢酸エチルで抽出し、有機層は合併して、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。エバポレーターで溶剤を除去して得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:石油エーテル/酢酸エチル=2:1)で精製し、白色固体の粉末c(収率28%)と粘度の高い淡黄色固体d(収率20%)を得た。
(2)反応式(4)に示された方法に基づいて行う。25mlの丸底フラスコに、アルキニル基を含む原料d(185mg、0.24mmol)を無水テトラヒドロフラン(THF、10ml)に溶解し、無色澄明の溶液を得た。さらにフッ化テトラブチルアンモニウムの無水テトラヒドロフラン溶液(204μl、0.20mmol、1M 溶液)を16℃で加え、混合物を室温で2時間撹拌してから、水10mlを加え、反応をクエンチした。エバポレーターでTHFを除去し、反応液を酢酸エチルで抽出し、有機層は合併して、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。エバポレーターで溶剤を除去して得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル/メタノール=1:1:0.04)で精製し、粘度の高い淡黄色固体f(収率95%)を得た。
(3)反応式(5)に示された方法に基づいて行う。50mlの二つ口ナスフラスコに窒素雰囲気下でアルキニル基を含む原料f(128mg、1eq、1mmol)を無水ジクロロメタン(5ml)に溶解し、23℃で攪拌しながらジイソプロピルアミン(101mg、1eq、1mmol)およびテトラゾール(70mg、1eq、1mmol)を含む無水ジクロロメタン溶液(5ml)を滴下した。反応物をしばらく攪拌してから、ホスホロアミダイト試薬g(362mg、1.2eq、1.2mmol)を含む無水ジクロロメタン溶液(5ml)を滴下した。反応混合物を2時間、室温で撹拌しながら、TLCを用いて反応の進行具合を追跡した。飽和炭酸水素ナトリウムを加え、反応をクエンチし、有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、エバポレーターで溶剤を除去した(この操作はできるだけ速く完了する。まず氷浴中で溶剤除去し、ほぼ除去できたらフラスコを氷浴から外して大気中で減圧濃縮する。濃縮が完了したらフラスコを水に入れる。)。カラムクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル)で精製し、黄色の油状物i(収率90%)を得る。
3.反応式(6)に示された方法に基づいて下記の反応を行う:
(i)ジクロロメタン20mlに化合物a(0.46g、3.6mmol)とN−ヒド
ロキシ琥珀酸イミドc(0.49g、4.3mmol)を加え、室温で攪拌し均一に混合した。さらにジシクロへキシルカルボジイミドb(0.89g、4.3mmol)を加え、室温で4時間攪拌し、反応の終了をTLCによって確認した後、飽和食塩水(20ml)を加え、反応をクチエンし、有機層を分離し、水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン/メタノール=99:1)で精製し、無色の油状物d(0.51g、収率63%)を得た。
分析結果:IR (薄膜) υ: 2091, 1780, 1731 cm-1。 δH (300 MHz,CDCl3) 3.37(2H,t,J=6.6Hz, N3CH2), 2.77(4H,m, COCH2CH2CO), 2.66(2H,t,J 7.0Hz, COCH2−), 1.94(2H,m, CH2); δC (75 MHz,CDCl3) 168.9(CO), 167.9(CO), 50.0(N3CH2), 28.1(COCH2−), 25.6(COCH2CH2CO), 24.1(CH2). m/z LRMS [ES-, MeCN] 249 (M+Na+, 100%). HRMS (M+Na-) (C8104NaO4): calcd, 249.0594; found, 249.0590。
(ii)反応に使用する、5’末端アミノ基鎖が修飾されたRNA eは合成装置に
よって合成し、アミノ基を含む化合物および天然の保護されたヌクレオシド・ホスホルアミダイトの単量体は上海吉瑪製薬技術有限公司より購入した。
アミノ基を含む化合物の構造式は以下に示す:
アミノ基にあるTFA保護基はアンモニアによる脱塩基保護の過程中同時に除去できる。
具体的な操作方法:修飾されたRNA e(10〜50nmol)を炭酸ナトリウム/炭酸水素ナトリウム緩衝液(pH=8.75、0.5M、40μl)に溶解し、さらに化合物d(10μmol)を溶解したジメチルスルホキシド(DMSO)溶液(12μl)を加え、室温で4時間インキュベーションする。粗核酸生成物をNAP−10ゲルカラムで脱塩して、逆相HPLCで精製し、次いで、NAP−10ゲルカラムで脱塩し、最終生成物fを得る。
4.下記に示されている反応式(7)に基づき連結反応を行う:
塩化ナトリウム緩衝液(0.2M、950μl)にTBTA(1.38μmol)、ビタミンCナトリウム塩(2.0μmol)および硫酸銅五水塩(0.20μmol)を順次加え、均一に混合してから、修飾された一本鎖の核酸a(2.0nmol)と修飾された一本鎖の核酸b(2.0nmol)とを加える。反応混合物を室温で2時間インキュベーションする。反応が完結した後、粗核酸生成物をまず最初にNAP−10ゲルカラムで脱塩して、陰イオン交換HPLCで精製した。生成物cをNAP−10ゲルカラムで脱塩した後、MALDI−TOF(Matrix Assisted Laser Desorption/Ionization−Time of Flight−Time Of Flight、マトリックス支援レーザー脱離イオン化法−飛行時間)質量分析計で測定した。
上記各ステップで合成して得た化合物の一部分の構造式と1H NMRデータを表1に示し、上記各ステップで合成して得た化合物の一部分の構造式と31P NMRデータを表2に示す。
実施例2
本実施例は蛍光標記分子の連結を説明する。
反応式(8)に示された方法に基づいて行う。反応式(8)の化合物bは蛍光色素のダンシルクロリドが修飾された生成物であり、発光波長は約530nmである。
塩化ナトリウム緩衝液(0.2M、950μl)にTBTA(1.38μmol)、ビタミンCナトリウム塩(2.0μmol)および硫酸銅五水塩(0.20μmol)を順次加え、均一に混合してから、修飾された二本鎖の核酸a(2.0nmol)と蛍光色素分子b(2.0μmol)を加え、反応混合物を室温で2時間インキュベーションした。反応が終了した後、粗生成物をNAP−10ゲルカラムで脱塩し、陰イオン交換HPLCで精製し、生成物cを得る。生成物cはNAP−10ゲルカラムで脱塩した後、MALDI−TOF質量分析計または蛍光検出器で測定した。
反応式(8)にあるTBTAの構造式は以下に示す:
反応式(8)の中、NNNN……NNNNはsiRNA二本鎖を示し、センス鎖の配列は5’ GUA UGA CAA CAG CCU CAA GTT 3’であり、アンチセンス鎖の配列は5’ CUU GAG GCU GUU GUC AUA CTT 3’である。
実施例3
本実施例は、実施例1と実施例2で合成されたziRNAの標的遺伝子発現を抑制する効果を測定する。
(1)HEK293細胞(ヒト胎児腎細胞系)の培養
10%のウシ胎児血清および2mMLのグルタミンを含むMEM完全培地を用いて、6穴細胞培養用プレートに5×106個細胞/穴の濃度で、HEK293細胞(入手先:北京大学分子医学研究所)を接種し、5%CO2を含むインキュベーター中、37℃で培養する。48時間毎に継代し、新鮮な培地に交換した。
(2)ziRNAのトランスフェクション
Lipofectamine(商標名)2000脂質(インビトロンジェン社製)を用いて、実施例1で合成したziRNAと実施例2で合成したziRNAに対して、それぞれトランスフェクションを実施する。ziRNAの不添加を陰性対照にし、siRNAの添加を陽性対照にする。具体的な操作方法を以下に示す:
ziRNAをRNA酵素を含まない滅菌水に溶解し、20μmol/L濃度のziRNA溶液を調製した。HEK293細胞を24穴細胞培養用プレートに接種し、血清使用量低減培地OptiMEM I(インビトロンジェン社製、番号:31985−062)を用いて8×105個細胞/mlに希釈し、一つの穴あたり500μlずつとした。20μmol/L濃度のziRNA溶液(3μl)を血清使用量低減培地OptiMEM I(インビトロンジェン社製、番号:31985−062(50μl)で希釈し、Lipofectamine(商標名)2000脂質(1μl)を血清使用量低減培地OptiMEM I(インビトロンジェン社製、番号:31985−062(50μl)で希釈し、上記の2種の希釈溶液を室温で5分間インキュベーションしてから混合する。この混合溶液を室温に20分間静置してから、その中の100μl溶液を上記細胞を接種した24穴のプレート中に添加する。ziRNAの最終濃度は100nMである。37℃で4時間インキュベーションした後、10%のウシ胎児血清、2mMLのグルタミン、100U/mlのペニシリンおよび100μg/mlのストレプトマイシンを含むMEM完全培地(1ml)を添加して、その後、37℃でさらに24時間インキュベーションする。
(3)リアルタイム(realtime)法による標的遺伝子発現を抑制する効果の評価
リアルタイムPCRを用いて、トランスフェクションされた実施例1のziRNAおよび実施例2のziRNAのHEK293細胞のGAPDH遺伝子のmRNAの発現量を、ziRNAがトランスフェクションされていないHEK293細胞を陰性対照に用い、また、siRNA(センス鎖の配列:5’ GUA UGA CAA CAG CCU CAA GTT 3’、 アンチセンス鎖の配列:5’ CUU GAG GCU GUU GUC AUA CTT 3’)がトランスフェクションされたHEK293細胞を陽性対照に用いて、定量した。
具体的な操作方法:トランスフェクションされたziRNAのHEK293細胞および対照試料をトリゾール(trizol、GIBCOL社製)1mlで溶解し、トータルRNAを以下の方法により抽出する。
トータルRNAの抽出方法:トランスフェクションされた細胞を37℃、5%CO2を含むインキューベーター中で24時間インキュベートし、遠心分離によって細胞を回収し、予め冷却したPBS(リン酸緩衝化生理食塩水)2mlで1回洗浄する。前記PBSの組成物は、137mmol/LのNaCl、2.7mmol/LのKCl、4.3mmol/LのNa2HPO4および1.4mmol/LのKH2PO4から構成される。1つの穴あたりトリゾール1mlずつを注入し、室温で5分間放置し、細胞を溶解する。溶解物を1.5mlのエッペンドルフチューブに移す。200μlのクロロホルムを加え15秒間激しく手で振とうする。3分間室温に置いた後、14000rpm、4℃で15分間遠心する。液層の上清の約500μlを取って新しいエッペンドルフチューブに移し、500μlのイソプロパノールを加え、室温で10分間放置する。次いで、4℃、12000rpmで10分間遠心し、上清を取り除いた後、75%エタノール1mlで沈殿物を1回リンスする。4℃、7600rpmで5分間遠心する。上清を取り除き、室温でRNA沈殿を10分間乾燥し、20μlのddH2Oを加えRNAを溶解させる。
2UのDNase I(RNaseフリー)(タカラバイオ株式会社製)を上記のRNAを溶解したDEPC水(ジエチルピロカーボネート処理水)に加え、37℃で30分間静置し、トータルRNA中の残存したDNAを除去する。DNase Iで処理後、インビトロジェン社のPureLink Micro―to―Midi(商品名)トータルRNA精製キットを用いてトータルRNAを精製する。
精製の具体的な方法:トータルRNAに70%エタノール20μlを加え、振とうで均一に混合し、混合物を精製カラムに移し、室温12000rpmで15秒間遠心し、ろ過液を捨て、洗浄緩衝液I(タカラバイオ株式会社製)700μlを加え、室温12000rpmで15秒間遠心し、ろ過液を捨て、洗浄緩衝液II(タカラバイオ株式会社製)500μlを加え、室温12000rpmで15秒間遠心し、ろ過液を捨て、室温12000rpmで1分間遠心し、精製カラムをRNA回収管に移し、DEPC水30μlを加え、室温で1分間放置し、室温13000rpmで2分間遠心し、RNA試料を−80℃で保存する。
精製して得たトータルRNAに対して逆転写反応を行う。逆転写反応において、逆転写酵素M−MLV(プロメガ(Promega)社製)を使用する。
逆転写反応の具体的な方法:精製したトータルRNA 1μgとOligo−dT 0.5μgとを試験管中で混合し、DEPC水で総容積を16.25μlに調製し、試験管を70℃で5分間加熱する。次いで、試験管を0℃に速く冷却し、緩衝液(5×MLV buffer 5μl、10mMのdNTP 1.25μl、RNasin 0.5μl、M−MLV 1μl)を加え、42℃で1時間インキュベーションして、cDNAを得る。
得られたcDNAをPCR反応の鋳型にし、リアルタイムPCR反応を行う。リアルタイムPCR反応系は、ddH2O 17.5μl、10mMのdNTP 0.5μl、10×Taq緩衝液2.5μl、Taq 0.5μl、Fプライマー 0.5μl、Rプライマー 0.5μl、サイバーグリーンI(Syber Green I)1μlとcDNA 2μlから構成される。94℃2分間、94℃15秒、60℃30秒の計40サイクルのPCR反応条件を用いる。同時にβ−アクチン(actin)を内部標準遺伝子として使用し、下記の式に従って、ziRNAの抑制率を算出する。
ziRNAの抑制率=[1−(ziRNAがトランスフェクションされた後のGAPDH遺伝子のコピー数/ziRNAがトランスフェクションされた後のβ−アクチンのコピー数)/(対照穴のGAPDH遺伝子のコピー数/対照穴のβ−アクチンのコピー数)]×100%
上記式に従って以下の結果を得る:GAPDH遺伝子に対するsiRNAの抑制率が91%であり、実施例1で得たziRNAと実施例2で得たziRNAがそれぞれトランスフェクションされた後、GAPDHに対する抑制率はそれぞれ92%と89%である。
上記の結果により、本発明のziRNAはGAPDH遺伝子発現を高い効率で抑制することが確認される。
実施例4
本実施例は実施例1で得られたziRNAの薬物代謝動態学を測定する。
実施例1で合成されたziRNAと従来のsiRNA(センス配列:5’ GUA UGA CAA CAG CCU CAA GTT 3’、アンチセンス配列:5’ CUU GAG GCU GUU GUC AUA CTT 3’)とは32P末端標識方法によりそれぞれ標識され、標識の比活性は2μCi/μgである。実験動物は昆明マウス(体重20〜25g、メスまたはオス)60匹を用いる。10mg/kg体重の量で上記に放射線標記されたziRNAまたは従来のsiRNAを投与する。注射の前、注射した後の1min、10min、30min、60min、3h、6h、12h、24hと48hの各時間にマウスを3匹ずつ取り、眼窩の静脈より採血し、血漿を分離し、血漿中の放射比活性を測定する。結果を図2に示す。図2から明らかなように、従来のsiRNAに比べて、ziRNAは血清中での滞留時間が長い。
実施例5
本実施例は実施例1で合成されたziRNAの安定性を測定する。
実施例1で合成されたziRNAと10%血清とを1min、30min、1.5h、3h、6h、12hと24hの各時間、それぞれインキュベーションした後、20%PAGE(Polyacrylamido gel electrophoresis、ポリアクリルアミドゲル電気泳動)電気泳動試験を行い、ziRNAの血清中での安定性を観察した。結果を図3に示す。図3中の各数字の意味は以下のとおり:1 ziRNA;2 一本鎖RNA;3 1min;4 30min;5 1.5h;6 3h;7 6h;8 12h;9 24h;10 RNA。
従来のsiRNA(センス配列:5’ GUA UGA CAA CAG CCU CAA GTT 3’、 アンチセンス配列:5’ CUU GAG GCU GUU GUC AUA CTT 3’)と10%血清とを1min、30min、1.5h、3h、6h、12hと24hの各時間、それぞれインキュベーションした後、20%PAGE電気泳動試験を行い、siRNAの血清中での安定性を観察した。結果を図4に示す。図4中の各数字の意味は以下のとおり:1 従来のsiRNA;2 一本鎖RNA;3 1min;4 30min;5 1.5h;6 3h;7 6h;8 12h;9 24h;10 RNA。
図3と図4を比較すると、その結果は、ziRNAの血清中での安定性が従来のsiRNAより安定であることが確認される。従来のsiRNAは、血清中で30分のインキュベートの後に著しく分解され、6時間後2本鎖RNAの存在がほぼ確認できないことに対して、ziRNAは、血清中で24時間以上安定的に存在する。
実施例6
本実施例は本発明の標的遺伝子発現を干渉する複合体分子を合成する。
実施例1において、アルキニル基を含有するヌクレオシドを合成するステップ2の代わりに下記に示されるプロセスを用いる以外は、実施例1と同じ方法で行う。
(1) 2’−デオキシ−1’α/β−プロピニルオキシ−D−リボフラノースの合成
250mlのフラスコに、化合物1(5.2g、4mmol)とプロパルギルアルコール(3.9g、7.3mmol)を加え、氷浴中で攪拌しながら濃塩酸(1.27g)を滴下し、次いで、室温(20℃)で3時間攪拌した。反応の終了をTLCによって確認した後、蒸留・乾燥で処理されたピリジン(20ml)を加え、エバポレーターによって溶剤を除去し、得られる残留物をカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=1:1:0.25)で精製し、白色固体物(化合物2、6.6g、収率75%)を得た。1H NMR(400M,CDCl3) δ ppm 5.22(1H,m,H1’), 4.22−4.07(2H,m, OCH2), 3.91−3.86(2H,m,H4’,H5’a), 3.65−3.43(2H,m,H5’b,H3’), 2.45(1H,t,CH), 1.96−1.98(2H,m,H2’) .ESI−MS[M+Na]-, 195.0628。
(2)2’−デオキシ−1’α/β−プロピニルオキシ−3’−ジ−O−アセチル−D−リボフラノースの合成
100mlのフラスコに、化合物2(1.72g、1mmol)を乾燥処理されたピリジン(10ml)に溶解し、無水酢酸(3.06g、3mmol)を加え、150℃まで速やかに加熱し、5分間還流する。反応の終了をTLCによって確認した後、反応液を水(10ml)に加え、ジクロロメタン(15ml×3)で抽出し、乾燥した。エバポレーターによって溶剤を除去し、得られる残留物をカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:石油エーテル/酢酸エチル=5:1)で数回精製し、微黄色油状物(化合物3、0.86g)と白色結晶物(化合物4、1.60g)とを得た(総収率91%)。1H NMR,α−アノーマー:1H NMR(400M,CDCl3) δ ppm 5.09(1H,t,H1’), 4.24−4.21(2H,m,H4’,H3’), 3.88−3.76(4H,m,H5’, OCH2), 2.45(1H,s, CH), 1.97−1.91(8H,m, COCH3×2,H2’a,b);β−アノーマー:1H NMR(400M,CDCl3) δ ppm 5.23(1H,m,H1’), 4.32−4.16(3H,m,H4’,H3’,H5’a), 3.76−3.62(3H,m,H5’b, OCH2), 2.46(1H,m, CH), 2.23−1.95(8H,m, COCH3×2,H2’a,H2’b). ESI−MS[M+Na]-, 279.0839。
(3)2’−デオキシ−1’β−プロピニルオキシ−D−リボフラノースの合成
50mlのフラスコに、化合物3(500mg、1.95mmol)をメタノール5mlに攪拌しながら溶解し、10%のNaOHメタノール溶液(4ml)を加え、室温で5分間攪拌する。反応の終了をTLCによって確認した後、水10mlを加え、エバポレーターによって一部分のメタノールを除去し、酢酸エチル(15ml×3)で抽出し、乾燥し、エバポレーターによって溶剤を除去し、メタノールによって再結晶し、白色固体物(化合物5、320mg、収率92%)を得た。1H NMR(400M,CDCl3) δ ppm 5.23(1H,m,H1’), 4.30−4.23(2H,m, OCH2), 4.19(1H,m,H4’), 3.86(1H,m,H5’a), 3.65−3.61(2H,m,H5’b,H3’), 2.47(1H,dt, CH), 2.17−1.95(2H,m,H2’). ESI−MS[M+Na]-, 195.0628。
(4)2’−デオキシ−1’β−プロピニルオキシ−5’−O−ジメトキシトリチル−D−リボフラノースの合成
50mlのフラスコに、化合物5(320mg、1.9mmol)を加え、乾燥ピリジン(5ml)とエバポレーターによって水分除去を3回繰り返し、乾燥ピリジン(5ml)を加え溶解し、DMTr−Cl(1.352g、4mmol)を加え、室温で0.5時間攪拌して反応する。反応の終了をTLCによって確認した後、無水メタノール3mlを加え、さらに5分間攪拌し、反応液を5%炭酸水素ナトリウム水溶液(30ml)に加え、ジクロロメタン(15ml×3)で抽出し、乾燥した。エバポレーターによって溶剤を除去し、得られる残留物をカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:石油エーテル/酢酸エチル=3:1)で精製し、白色綿状固体(化合物6、600mg、収率71%)を得る。1H NMR(400M,CDCl3) δ ppm 7.56−7.21(9H,m, Ar−H), 6.84(4H,m, Ar−H), 5.23(1H,m,H1’), 4.34−4.11(3H, OCH2 ,H4’), 3.81(6H,s, OCH3×2), 3.63−3.51(3H,m,H3’H5’), 2.45(1H,m, CH), 2.36−2.06(2H,m,H2’). ESI−MS[M+Na]-, 497.1935。
(5)2’−デオキシ−1’β−プロピニルオキシ−3’−O−(2−シアノエチル−N、N−ジイソプロピルホスホロアミダイト)−5’−O−ジメトキシトリチル−D−リボフラノースの合成
50mlの二口のフラスコに、窒素雰囲気下で、1−H−テトラゾール(160mg、2.28mmol)とホスホロアミダイト試薬(760mg、5.56mmol)を再蒸留されたジクロロメタン(5ml)に溶解し、5分間攪拌した後、化合物6(600mg、1.27mmol)が溶解されている再蒸留されたジクロロメタン(4ml)の溶液を滴下し、窒素雰囲気下室温で10時間攪拌する。反応の終了をTLCによって確認した後、エバポレーターによって溶剤を除去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;石油エーテル/酢酸エチル=5:1)で精製し、白色綿状固体(化合物7、620mg、収82%)を得る。1H NMR(400M,CDCl3) δ ppm 7.56−7.21(9H,m, Ar−H), 6.84(4H,m, Ar−H), 5.36(1H,m,H1’), 4.37−4.23(4H,m, OCH2C, H4’, POCH2a), 3.80(6H,s, OCH3×2), 3.63−3.51(3H,m,H3’,H5’), 3.36−3.07(2H,m, CH×2), 2.65(1H,m, POCH2b), 2.56(1H,m, CCH), 2.37−2.06(2H,m,H2’), 1.23(12H,m, 4×CH3); 31P−NMR(162M,CDCl3): δ ppm 148.3,147.4; 13C NMR(CDCl3,100MHz) δ ppm 158.52, 145.89, 136.92, 130.52, 128.56, 127.65, 126.73, 117.72, 112.99, 96.752, 86.37, 79.69, 77.41, 77.10, 76.78, 73.90, 71.16, 66.73, 63.89, 57.20, 55.22, 53.90, 43.35, 32.09, 24.74, 20.38. ESI−MS[M+Na]-, 697.3013。

Claims (13)

  1. 標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子であって、少なくとも80%が相補的である二本鎖のsiRNA鎖X1とX2を含み、非核酸分子L1を介して鎖X1の5’末端と鎖X2の3’末端とを連結し、非核酸分子L2を介して鎖X2の5’末端と鎖X1の3’末端とを連結することを特徴とする標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子。
  2. 前記非核酸連結分子L1は共有結合で鎖X1の5’末端のリン酸基またはヒドロキシル基と鎖X2の3’末端のリン酸基またはヒドロキシル基とをそれぞれ連結し、前記非核酸連結分子L2は共有結合で鎖X2の5’末端のリン酸基またはヒドロキシル基と鎖X1の3’末端のリン酸基またはヒドロキシル基とをそれぞれ連結する、請求項1に記載の複合体分子。
  3. 前記非核酸連結分子L1および前記非核酸連結分子L2はそれぞれ独立して、カルボキシル基、アミノ基、およびメルカプト基からなる群より選択される基を有するオリゴペプチド、ポリエステル、ポリエーテル、アルカン、アルケン、アルキン、および人工合成核酸類似物からなる群より選択される、請求項1に記載の複合体分子。
  4. 前記非核酸連結分子L1および前記非核酸連結分子L2はそれぞれ独立して、以下に示されている式I、式II、および式IIIからなる群より選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合体分子。
    前記R1、R2、R3、R4、R10およびR12は独立して、カルボキシル基、アミノ基、およびメルカプト基からなる群より選択され;
    5は、
    からなる群より選択され;
    7およびR8は独立して、−(CH2n−であり;
    6、R9およびR11は以下に示されている基からなる群より選択され;
    且つ、上記各基のnはそれぞれ独立して、0から10の整数であり、mは1から5の整数である。
  5. 前記非核酸連結分子L1および/またはL2に細胞指向識別分子、細胞侵入性を増大する脂質類分子および蛍光標識分子からなる群より選択される少なくとも1種を連結する、請求項1に記載の複合体分子。
  6. 前記非核酸連結分子L1および前記非核酸連結分子L2はそれぞれ独立して、以下に示されている式I、式II、および式IIIからなる群より選択され、且つ前記非核酸連結分子L1および前記非核酸連結分子L2の少なくとも一つは式Iであり、および前記細胞指向識別分子、細胞侵入性を増大する脂質類分子および蛍光標識分子からなる群より選択される少なくとも1種はR5のアジド基(N3−)と連結する、請求項5に記載の複合体分子。
    前記R1、R2、R3、R4、R10およびR12は独立して、カルボキシル基、アミノ基、およびチオール基からなる群より選択され;
    5は、
    であり;
    7およびR8は独立して、−(CH2n−であり;
    6、R9およびR11は以下に示されている基からなる群より選択され;
    且つ、上記各基のnはそれぞれ独立して、0から10の整数であり、mは2から5の整数である。
  7. 前記細胞指向識別分子、細胞侵入性を増大する脂質類分子および蛍光標識分子の構造式は、
    であり、ここで、Rは細胞指向識別基、細胞侵入性を増大する脂質類基および蛍光標識基からなる群より選択される少なくとも1種であり、前記アルキニル基はL1及び/またはL2と連結する、請求項5または6に記載の複合体分子。
  8. 前記アルキニル基はL1及び/またはL2のR5のアジド基(N3−)と連結して、
    を形成する、請求項7に記載の複合体分子。
  9. 少なくとも80%が相補的である修飾された二本鎖のsiRNAと、修飾された二本鎖のsiRNAの連結可能な基を有するそれぞれの鎖の5’末端と3’末端とを調製し、修飾された一つのsiRNA鎖の5’末端と3’末端の連結可能な基を、修飾された他方のsiRNA鎖の3’末端と鎖5’末端の連結可能な基とをそれぞれ連結する、ことを含むことを特徴とする請求項1に記載の標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子の合成方法。
  10. a3とa3’をそれぞれ固定し、a3において3’から5’の方向へX1を合成し、a3’において3’から5’の方向へX2を合成し、a3−X1とa3’−X2を得るステップ;
    a1とa1’をa3−X1とa3’−X2の5’末端にそれぞれ導入し、a1−X1−a3とa1’−X2−a3’を形成するステップ;
    a2とa2’をa1−X1−a3とa1’−X2−a3’にそれぞれ導入し、a2−a1−X1−a3とa2’−a1’−X2−a3’を形成するステップ;および、
    a2−a1−X1−a3とa2’−a1’−X2−a3’とをアニーリングし、a2−a1−X1−a3のa2とa2’−a1’−X2−a3’のa3’と、および、a2−a1−X1−a3のa3とa2’−a1’−X2−a3’のa2’とを連結反応させ、前記複合体分子を生成するステップ、
    を含む、請求項9に記載の方法。
    ここで、a1とa1’はそれぞれ独立して、
    であり;
    a2とa2’はそれぞれ独立して、
    であり;
    a2−a1とa2’−a1’はそれぞれ独立して、
    であり;
    a3とa3’はそれぞれ独立して、下記に示されている基からなる群より選択される;
    ここで、前記各基中のnは独立して、0から10の整数であり、mは1〜5の整数である。
  11. a2および/またはa2’は、
    であり、mは2から5の整数であり、nは0から10の整数であり、さらに、a2−a1−X1−a3のa2とa2’−a1’−X2−a3’のa3’と、および、a2−a1−X1−a3のa3とa2’−a1’−X2−a3’のa2’とを連結反応させてから、a2および/またはa2’に細胞指向識別分子、細胞侵入性を増大する脂質類分子および蛍光標識分子からなる群より選択される少なくとも1種を連結させ、この細胞指向識別分子、細胞侵入性を増大する脂質類分子および蛍光標識分子からなる群より選択される少なくとも1種は、a2および/またはa2’のアジド基(N3−)と連結されることを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記細胞指向識別分子、細胞侵入性を増大する脂質類分子および蛍光標識分子の構造式は、
    であり、ここで、Rは細胞指向識別基、細胞侵入性を増大する脂質類基および蛍光標識基からなる群より選択される少なくとも1種であり、前記アルキニル基はa2および/またはa2’のアジド基(N3−)と連結して、
    を形成する、請求項11に記載の方法。
  13. a4とa4’をそれぞれ固定し、a4において3’から5’の方向へX1を合成し、a4’において3’から5’の方向へX2を合成し、a4−X1とa4’−X2を得る;a5とa5’をa4−X1とa4’−X2の5’末端にそれぞれ導入し、a5−X1−a4とa5’−X2−a4’を形成する;a6をa5−X1−a4とa5’−X2−a4’のいずれか一つの鎖と先に連結反応させる;二本の鎖をアニーリングしてから、a6を他方の鎖と連結反応させ、前記複合体分子を生成することを含む、請求項9に記載の方法。
    ここで、a4、a4’、a5およびa5’はそれぞれ独立して、下記に示されている基からなる群より選択される:
    ここで、前記各基においてnは独立して、0から10の整数であり、
    a6は、
    であり、ここでpは2から12の整数である。
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