以下、本発明の好ましい実施例を添付した図面を参照して詳しく説明する。本発明を説明するに当たって、関連の公知機能または構成についての具体的な説明が本発明の旨を不明確にする虞があると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
本発明の実施例では、多数電極と静電容量感知部とを利用して、ユーザの接触による静電容量の特定の変化を感知するようにする人体接触感知を利用した人体通信装置を適用し、このような本発明の実施例による人体通信装置について添付した図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の実施例による人体接触感知を利用した人体通信装置の構造を示した図面である。
上記図1を参照すると、上記人体通信装置100は、接触感知部110と、信号解釈部120と、制御信号発生部130とを含んで構成することができる。
上記接触感知部110は、人体と信号を受け渡す多数の電極101a〜101iと、接触及び近接による静電容量を検出する機能を有する多数の静電容量感知部102a〜102iを含む。ここで、上記多数の電極のうち少なくとも一つの電極は、人体通信のための送・受信部またはモデムと連結され、人体通信がなされる間に送・受信部またはモデムと連結された一つ以上の電極が人体と持続的な接点を形成する。
上記信号解釈部120は、上記接触感知部110の多数の静電容量感知部102a〜102iから出力される電気的信号を解析する。
上記制御信号発生部130は、上記信号解釈部120によって解析された信号の入力を受けて制御信号を発生する。
このように構成された人体通信装置は、所与の静電容量の特定の変化パターンがユーザにより発生する時に、人体と接触している上記の電極101aから101iのうち少なくとも一つの電極と、人体通信用の送・受信部またはモデムの間に信号を連結する。このような過程を通じて、人体通信以外の目的でユーザが機器に接触または接近した時に、誤動作により消費される電力を最小化することによって、人体通信が適用された移動機器の待機時間特性を向上させることができる。
上述したような構造を有する人体通信装置を適用した本発明の第1の実施例について添付した図面を参照して説明する。ここで、本発明の第1の実施例による人体通信装置は、時分割方式の人体通信装置である。
図2は、本発明の第1の実施例による人体接触感知部を有する時分割方式の人体通信装置の構造を示したブロック図である。
上記図2を参照すると、時分割方式の人体通信装置200は、送信と受信とが同じ搬送周波数を用いる場合でも使用可能であり、上記図1に示したような接触感知部210、信号解釈部220、制御信号発生部230を含み、さらに、時分割方式のデータ信号処理部240を含んで構成することができる。
ここで、上記データ信号処理部240は、受信部241と、送信部242と、スイッチ部243とで構成することができる。この場合、上記受信部241は、連続周波数復調手段を有し、上記送信部242は、連続周波数変調手段を含む。上記スイッチ部243は、上記制御信号発生部230から発生した上記制御信号に応じて人体201へのデータ信号送信、或いは人体201からのデータ信号受信を選択する。ここで、上記基底帯域信号は、通信チャンネルの特性が反映されたスプレディング(spreading)及びチャンネルコーディングされた信号であり、非常に短いパルス周期を有するUWB信号を含む。
上記制御信号発生部230、受信部241、及び送信部242は、中央処理装置(CPU)250と連結される。
上記接触感知部210は、多数の電極と、多数の静電容量感知部とを含む。
次に、このような構造を有する時分割方式の人体通信装置の動作について説明する。
上記接触感知部210は、人体201の接触を通じて変化する静電容量(または磁場)を感知して電気的信号を発生し、これを上記信号解釈部220に伝送する。すると、上記信号解釈部220は、静電容量の変化により発生した電気的信号パターンからユーザの意図を解析する。このように解析された信号は、上記制御信号発生部230に入力される。これにより、上記制御信号発生部230は、上記解析された信号を確認した後、制御信号であるウェークアップ(Wake−up)信号を上記中央処理装置250に発生させる。制御信号発生部230の出力は、中央処理装置250が待機モードから通常状態に動作するように信号を印加するだけでなく、データ信号処理部240の電源を制御することもできる。
上記制御信号が受信されることにより動作される上記中央処理装置250は、上記送信部242に送信データ信号TxDを伝送する。これにより、上記送信部242は、上記送信データ信号TxDを基底帯域信号に変換して、スイッチ部243を通じて上記接触感知部210に伝送する。すると、上記接触感知部210は、少なくとも一つの電極に接触された人体201に上記基底帯域信号を印加する。
この時、上記接触感知部210は、電極に連結された人体の接触を通じて変化する静電容量を感知し、感知した電気的信号である基底帯域信号をスイッチ部230を通じて上記受信部241に伝達する。これにより、上記受信部241は、伝達された上記基底帯域信号をデジタル信号である受信データ信号RxDに変換して上記中央処理装置250に伝送する。
次いで、上述したような人体通信装置を適用して、本発明の第2の実施例について説明する。本発明の第2の実施例による人体通信装置は、送信と受信とが互いに異なる搬送周波数を使用する場合の人体接触感知を利用した周波数分割方式の人体通信装置であり、これについては添付した図面を参照して具体的に説明する。
図3は、本発明の第2の実施例による人体接触感知部を有する周波数分割方式の人体通信入出力装置の構造を示したブロック図である。
上記図3を参照すると、上記周波数分割方式の人体通信装置300は、送信と受信とが互いに異なる搬送周波数を使用することにより、二つの信号の経路を区分するデュプレクサ343を含み、これと共に、接触感知部310と、信号解釈部320と、制御信号発生部330と、周波数分割方式のデータ信号処理部340とを含んで構成することができる。ここで、上記データ信号処理部340は、受信部341と、送信部342と、デュプレクサ343とを含む。
以下に、このような構造を有する周波数分割方式の人体通信装置の動作について説明する。
上記接触感知部310は、人体301の接触を通じて変化する静電容量(または磁場)を感知して電気的信号を発生し、これを上記信号解釈部320に伝送する。すると、上記信号解釈部320は、静電容量の変化により発生した電気的信号パターンからユーザの意図を解析する。このように解析された信号は、上記制御信号発生部330に入力される。これにより、上記制御信号発生部330は、上記解析された信号を確認した後、制御信号であるウェークアップ信号を上記中央処理装置350に発生させる。制御信号発生部330の出力は、中央処理装置350が待機モードから通常状態に動作するように信号を印加するだけでなく、データ信号処理部340の電源を制御することもできる。これにより、上記中央処理装置350は、上記制御信号に応じて動作して、上記送信部342にデジタル信号である送信データ信号TxDを伝送する。
従って、上記送信部342は、上記受信した送信データ信号TxDを基底帯域信号に変換し、搬送周波数を利用して連続周波数変調を行った後、これをデュプレクサ343を通じて接触感知部310に伝送する。これにより、上記接触感知部310は、上記受信された信号を人体301に印加するようになる。この場合、上記図2における場合と違って、中央処理装置350からの選択信号は不要になる。
この時、接触感知部310は、内部の電極に接触された人体301から電気的信号を感知し、感知した電気的信号をデジタル信号である受信データ信号RxDに変換して、上記デュプレクサ343を通じて上記受信部341に伝送する。これにより、上記受信部341は、連続周波数復調回路を利用して人体301を通じて受信された上記信号をデジタル信号である受信データRxDに復元し、これを中央処理装置350に伝送する。
上述したような人体通信装置を利用して通信可能な方式の信号の例として、マンチェスターコーディングを含み、パルス変調方式及び連続周波数変調方式の信号を含む。パルス変調方式の信号を適用する場合は、周波数利用効率を高め、スプリアス(spurious)を制限するために、出力端にフィルタを使用することができる。
本発明による人体通信装置は、連続周波数変調を行っていないデジタル信号を時分割方式によって受け渡すことができ、この時、受信部341は、入力された微弱な信号からデジタル信号に復元するための回路で構成され、送信部342は、中央処理装置350から受けた信号を受信可能な信号にするための回路として増幅機能を含むことができる。
一方、本発明の第3の実施例では、光電効果を利用して非接触状態でも人体に誘起される電場を検出することができる人体通信装置について、添付した図面を参照して具体的に説明する。
図4は、本発明の第3の実施例による光電センサー(electric field sensor)を利用した人体通信装置の構造を示したブロック図である。
上記図4を参照すると、本発明の第3の実施例による人体通信装置は、人体に接する領域に絶縁フィルム401が付着された接触感知部410と、信号解釈部420と、制御信号発生部430と、光電センサー440と、受信部450と、送信部460と、ネットワークインターフェース部470とを含んで構成することができる。
上記接触感知部410は、伝導性を有する接触パッド、即ち、送受信電極と静電容量感知部とを含み、人体通信のためのユーザの特定のパターンを分析して、人体通信がなされる前まで多くの電力消費を有する光電センサー440、及び受信部450、送信部460の消費電力を減らすことができる。
上記受信部450は、光電センサー440から受信された信号を増幅する増幅器451、増幅された信号をフィルタリングする帯域通過フィルタ452、ピークホールド回路453、及び第1と第2の比較器454、455を含む。
上記送信部460は、送信信号を発生する送信回路461と、上記送信回路461及び上記受信部450に制御信号を発生するデータ感知回路462とを含む。
ここで、上記送信部460及び受信部450の具体的な機能は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば誰でも理解可能なものであるので、より詳細な説明は省略する。
次いで、このような本発明の第3の実施例による人体通信装置の動作について説明する。
上記送信部460は、上記ネットワークインターフェース部470から入力された受信信号を接触感知部410に伝達する。これにより、上記接触感知部410は、絶縁フィルム401を通じて上記受信信号を人体に印加する。
その後、上記接触感知部410は、絶縁フィルム401を通じて人体と非接触状態で人体内の微弱な電場を感知した後、感知した電場信号を信号解釈部420及び光電センサー440に伝達する。これにより、上記信号解釈部420は、上記接触感知部410から受信された電場信号を解析し、解析された信号を上記制御信号発生部430に伝達する。すると、上記制御信号発生部430は、上記解析された信号を確認して、制御信号を上記ネットワークインターフェース部470に発生させる。
この時、上記光電センサー440は、上記接触感知部410から入力された微弱な電場信号を電気的信号に変換した後、変換された電気的信号を上記受信部450に伝達する。これにより、上記受信部450は、上記受信した電気的信号をネットワークインターフェース部470に伝達する。
上述したような本発明の実施例において、接触感知部を構成する接触センサーの動作原理は、人体の接触がない場合は、基準静電容量による固有の発振周波数を発生させ、人体の接触がある場合は、負荷静電容量の変化による発振周波数の変化を比較器を介して出力信号として発生させる。接触センサーの動作原理は、本発明が属する技術分野で通常の知識を持った者であれば誰でも理解可能なものであるので、詳細な説明は省略する。
本発明に使用される電極の場合、人体との直接的な接触を感知するために、伝導性物質で構成されるだけでなく、誘電体で塗布された伝導性物質としても構成可能である。また、それぞれの電極は、人体との安定した接点を維持するために、送受信電極を多数で構成する場合、多チャンネルセンサーを利用して構成することが可能である。
接触型センサータイプの静電容量感知部の場合、基準静電容量を調節すれば接触感度を調節することができ、高い接触感度を有するように設定されたセンサーの場合、接触パッド(あるいは電極)と人体との数mm〜数cm間の近接を検出することができる。このような場合、信号解釈部を通じて制御信号発生に至る時間を調節して、ユーザの人体通信の意思伝達から実際の通信に至る時間、及び送受信回路の通常状態に至る時間を減らすことができる。
本発明で言及したマイクロコントローラは、通信入出力装置に内蔵してもよいが、人体通信が適用可能な機器、例えば、携帯電話、PDA、MP3、ポータブル映像情報装置、PC、ノート・パンコン、プリンター等に使用されているマイクロコントローラの機能を利用してもよい。
本発明による人体接触を感知する通信入出力装置は、移動機器間の通信、及び移動機器と固定機器、固定機器と固定機器との間で人体を媒質として通信がなされるところで使用されることができる。
本明細書で開示した装置及び方法で使用される機能は、コンピューターで読み取れる記録媒体にコンピューターが読み取れるコードとして具現可能である。コンピューターが読み取れる記録媒体は、コンピューターシステムによって読み取られるデータが格納される全種類の記録装置を含む。コンピューターが読み取れる記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ格納装置などがあり、かつ搬送波(例えば、インターネットを通じた伝送)の形態で具現することも含む。また、コンピューターが読み取れる記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピューターシステムに分散して、分散方式でコンピューターが読み取れるコードが格納されて実行することができる。さらに、本発明を具現するための機能的な(functional)プログラム、コード及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野のプログラマーによって容易に推論されることができる。
以上のように、最適の実施例が図面と明細書に開示された。ここで、特定の用語が使用されたが、これは、本発明を説明するための目的として使用されただけであり、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。よって、本技術分野の通常の知識を持った者であれば、これにより多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるということは自明である。従って、本発明の真の技術的保護の範囲は、添付した特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。