JP2011228781A - 受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】受信機において、遠隔制御の内容に適した遠隔制御可能エリアを実現することにある。
【解決手段】RSSI及びしきい値の比較を通じて、2つの遠隔制御可能エリアを設定することができる。具体的には、車両ドアの解錠又はスライドドアの開動作は第1の遠隔制御可能エリア41において遠隔制御可能となり、車両ドアの施錠又はエンジンの始動は第2の遠隔制御可能エリア42において遠隔制御可能となる。これにより、要求内容に適した遠隔制御可能エリアを実現することができ、セキュリティ性及び利便性を確保することができる。
【選択図】図2
【解決手段】RSSI及びしきい値の比較を通じて、2つの遠隔制御可能エリアを設定することができる。具体的には、車両ドアの解錠又はスライドドアの開動作は第1の遠隔制御可能エリア41において遠隔制御可能となり、車両ドアの施錠又はエンジンの始動は第2の遠隔制御可能エリア42において遠隔制御可能となる。これにより、要求内容に適した遠隔制御可能エリアを実現することができ、セキュリティ性及び利便性を確保することができる。
【選択図】図2
Description
この発明は、受信機に関する。
従来、電子キーのスイッチ操作を通じて車両ドアの施解錠、電動スライドドア等の各種車載機器の遠隔制御を可能とする電子キーシステムが知られている。すなわち、電子キーには、各種制御に対応した複数のスイッチが設けられている。電子キーの各スイッチが操作されると、電子キーから各種制御を要求する旨の無線信号が送信される。この無線信号は車載機によって受信される。車載機は、無線信号に含まれる制御内容に基づき、ドアの施解錠等の制御を行う(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、上記電子キーから送信される無線信号は、それに含まれる制御内容に関わらず、同一の信号強度にて送信されている。ここで、無線信号はその信号強度に応じて、信号の到達距離が決まる。従って、電子キーは信号の到達距離を半径とする車両を中心とした円形の領域である遠隔制御可能エリア内において車載機器の遠隔制御が可能となる。
遠隔制御可能エリアは、無線信号に含まれる制御内容に応じて適切な大きさが存在する。例えば、車両ドアの施錠操作については、ユーザの利便性を鑑みると、遠隔制御可能エリアは比較的大きいことが好ましい。一方、車両ドアの解錠操作やスライドドア開動作の操作については、セキュリティ性の観点から、遠隔制御可能エリアは比較的小さいことが好ましい。このように、それぞれ制御内容に適した遠隔制御可能エリアが存在するのにも関わらず、そのエリアは画一的であった。なお、このような問題は電子キーにて住宅ドアの施解錠を可能とする住宅用の電子キーシステムにおいても生じうる。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遠隔制御の内容に適した遠隔制御可能エリアを実現する受信機を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、制御対象に第1又は第2の制御の実行を要求する旨の情報が含められて電子キーから送信される無線信号を受信するとともに、その無線信号の信号強度を検出する受信回路と、前記受信回路が検出した前記無線信号の信号強度がしきい値を超える場合、無線信号に含まれる制御内容を問わず、この制御内容に応じて制御対象を制御し、前記受信回路が検出した前記無線信号の信号強度がしきい値以下の場合、無線信号に含まれる制御内容が第1の制御内容であるときには同制御を実行し、第2の制御内容であるときには同制御を実行しない制御装置と、を備え、前記しきい値は、前記第2の制御内容の実行に適した前記制御対象からの距離における前記電子キーから送信される無線信号の信号強度に基づき設定されることをその要旨としている。
請求項1に記載の発明は、制御対象に第1又は第2の制御の実行を要求する旨の情報が含められて電子キーから送信される無線信号を受信するとともに、その無線信号の信号強度を検出する受信回路と、前記受信回路が検出した前記無線信号の信号強度がしきい値を超える場合、無線信号に含まれる制御内容を問わず、この制御内容に応じて制御対象を制御し、前記受信回路が検出した前記無線信号の信号強度がしきい値以下の場合、無線信号に含まれる制御内容が第1の制御内容であるときには同制御を実行し、第2の制御内容であるときには同制御を実行しない制御装置と、を備え、前記しきい値は、前記第2の制御内容の実行に適した前記制御対象からの距離における前記電子キーから送信される無線信号の信号強度に基づき設定されることをその要旨としている。
同構成によれば、無線信号の信号強度がしきい値を超えるか否かで要求内容に応じて制御対象を制御するか否かが決まる。ここで、信号強度は受信機及び電子キー間の距離に基づき変化する。具体的には、受信機及び電子キー間の距離が小さくなるにつれて信号強度が大きくなる。すなわち、信号強度がしきい値を超えるときには受信機及び電子キー間の距離は比較的小さく、しきい値以下のときには受信機及び電子キー間の距離は比較的大きい。
ところで、各制御内容にはそれぞれ好適な遠隔制御可能エリアが存在する。例えば、第1の制御内容の一つであるドアの施錠に関する操作の際には、遠隔制御可能エリアは、ユーザの利便性を鑑みると、比較的大きいことが好ましい。一方、第2の制御内容の一つであるドアの解錠に関する操作の際には、遠隔制御可能エリアは、セキュリティ性を鑑みると、比較的小さいことが好ましい。
制御内容に適した遠隔制御可能エリアを形成するべく、しきい値は、第2の制御内容に適した遠隔制御可能エリアに基づき設定されている。制御装置は、無線信号の信号強度がしきい値以下のとき、すなわち、電子キーが第2の制御内容に適した遠隔制御可能エリアに存在しないとき、たとえ、第1の制御を要求する旨の無線信号を受けても、同制御を実行しない。これにより、制御内容に適した遠隔制御可能エリアを実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の受信機において、前記制御装置は、前記無線信号の信号強度と前記しきい値との比較処理の実行に先立ち同無線信号に含まれる制御内容を認識し、同制御内容が第2の制御内容である場合には、同無線信号の信号強度と前記しきい値との比較を通じて当該制御内容の実行の妥当性を判定し、同制御内容が第1の制御内容である場合には、信号強度としきい値との比較処理を行うことなく、その制御内容に応じて制御対象を制御することをその要旨としている。
同構成によれば、無線信号に含まれる制御内容が第1の制御内容である場合には、信号強度が前記しきい値を超えるか否か判断することなく、その制御内容に応じて制御対象が制御される。従って、信号強度の認識及び、信号強度としきい値との比較に係る処理を省略することができる。これにより、制御装置は、第1の制御内容の要求に応じてより迅速に制御対象を制御することができる。
本発明によれば、受信機において、遠隔制御の内容に適した遠隔制御可能エリアを実現することができる。
以下、本発明にかかる受信機を車両用の電子キーシステムに具体化した一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、電子キーシステム1は、車両ユーザが所持する電子キー2と、車両に設けられる車載機3とを備え、電子キー2(送信側)及び車載機3(受信側)間で単方向通信が行われる。
図1に示すように、電子キーシステム1は、車両ユーザが所持する電子キー2と、車両に設けられる車載機3とを備え、電子キー2(送信側)及び車載機3(受信側)間で単方向通信が行われる。
電子キー2は、キー制御部23と、送信回路24と、送信アンテナ25と、アンロックスイッチ26と、ロックスイッチ27と、エンジンスタートスイッチ28と、スライドドアスイッチ29とを備えている。なお、電子キー2には図示しない電池が内蔵され、同電池から電子キー2の各部に動作電源が供給される。
キー制御部23は、不揮発性のメモリ23aを備えるとともに、そのメモリ23aには、電子キー2に個別に設定されたIDコードが記憶されている。
各スイッチ26〜29は、電子キー2の表面に設けられている。各スイッチ26〜29は、操作されるとその旨を示す操作信号をキー制御部23へ出力する。キー制御部23は、各スイッチ26〜29からの操作信号を受けると、車両に対してスイッチ26〜29に対応した制御内容の実行を要求する指令コードと、メモリ23aに記憶されたIDコードとを含む要求信号を生成する。すなわち、アンロックスイッチ26が操作された場合には車両ドアの解錠を要求する旨、ロックスイッチ27が操作された場合には車両ドアの施錠を要求する旨の指令コードがそれぞれ要求信号に含められる。同様に、エンジンスタートスイッチ28が操作された場合にはエンジンの始動を要求する旨、スライドドアスイッチ29が操作された場合にはスライドドアの開動作を要求する旨の指令コードがそれぞれ要求信号に含められる。そして、キー制御部23は、生成した要求信号を送信回路24に出力する。
各スイッチ26〜29は、電子キー2の表面に設けられている。各スイッチ26〜29は、操作されるとその旨を示す操作信号をキー制御部23へ出力する。キー制御部23は、各スイッチ26〜29からの操作信号を受けると、車両に対してスイッチ26〜29に対応した制御内容の実行を要求する指令コードと、メモリ23aに記憶されたIDコードとを含む要求信号を生成する。すなわち、アンロックスイッチ26が操作された場合には車両ドアの解錠を要求する旨、ロックスイッチ27が操作された場合には車両ドアの施錠を要求する旨の指令コードがそれぞれ要求信号に含められる。同様に、エンジンスタートスイッチ28が操作された場合にはエンジンの始動を要求する旨、スライドドアスイッチ29が操作された場合にはスライドドアの開動作を要求する旨の指令コードがそれぞれ要求信号に含められる。そして、キー制御部23は、生成した要求信号を送信回路24に出力する。
送信回路24は、キー制御部23から入力された要求信号を所定周波数帯の電波に変調する。なお、本実施形態において所定周波数帯はRF(Radio Frequency)帯である。送信回路24により変調された要求信号は送信アンテナ25を介して車両側に送信される。
図1に示すように、車載機3は、受信機30を備えている。この受信機30は、受信アンテナ31と、受信回路32と、CPU(Central Processing Unit)33と、を備えている。受信アンテナ31は、要求信号を受信する。受信回路32は、受信アンテナ31を介して受信された電子キー2からの要求信号を復調して、この復調信号をCPU33に出力する。また、受信回路32は、受信した要求信号の強さ、すなわちRSSI(Receive Signal Strength Indication)を検出して、この検出結果をCPU33に出力する。
受信機30は、CPU33にてアクセスされる不揮発性のメモリ33aを備えるとともに、そのメモリ33aには、電子キー2のIDコードと同一のIDコードが記憶されている。また、メモリ33aには、後述する所定条件のもと、各種車載機器の制御を行う制御プログラムが格納されている。
CPU33は、要求信号に含まれるIDコードを認識し、そのIDコードとメモリ33aに記憶されたIDコードとを照合する。CPU33は、両IDコードの照合が成立しないとき、信号は正規のものでないとして、指令コードに係る処理を行わない。また、CPU33は、両IDコードの照合が成立したとき、要求信号に含まれる指令コードを認識する。
CPU33は、指令コードの内容に応じて、この要求信号のRSSIとしきい値Thとの比較を行うか否かを決定する。すなわち、指令コードが車両ドアの解錠又はスライドドアの開動作を要求する旨のコードである場合には、その指令コードを含む要求信号のRSSIを認識する。そして、そのRSSIがしきい値Thを超えるか否かで指令コードに従って車両ドアの解錠又はスライドドアの開動作を行うか否かを決定する。一方、指令コードが車両ドアの施錠又はエンジンの始動を要求する旨のコードである場合には、RSSIの認識を行わない。すなわち、即座に指令コードに従って、エンジン始動装置36を介してエンジンを始動させる、若しくは施解錠装置35を介して車両ドアを施錠させる。
ここで、受信機30が受信する要求信号のRSSIは、車両及び電子キー2間の距離が大きくなるにつれて小さくなる。従って、RSSIに基づき、車両に対する電子キー2の位置、すなわち、車両と電子キー2との間の距離を判断することができる。
また、上記背景技術においても説明したように、要求信号に含まれる制御内容(指令コード)には、それぞれに適した大きさの遠隔制御可能エリアが存在する。すなわち、スライドドアの開動作や車両ドアの解錠に係る操作に関する遠隔制御可能エリアは比較的小さいことが好ましい。これは、車両から遠く離れた位置からの誤操作により、スライドドアが開動作又は車両ドアが解錠するおそれがあり、車両のセキュリティ性が損なわれるからである。また、車両ドアの施錠やエンジン始動に係る操作に関する遠隔制御可能エリアは比較的大きいことが好ましい。これは、車両から比較的離れた位置からの操作が可能となることで、利便性が向上するからである。
上記のような事情を考慮して、本例では、図2に示すように、スライドドアの開動作や車両ドアの解錠に係る操作に関しては車両を中心とした比較的小さい円形の第1の遠隔制御可能エリア41を形成する。車両ドアの施錠やエンジン始動に係る操作に関しては、車両を中心とした第1の遠隔制御可能エリア41より大きい円形の第2の遠隔制御可能エリア42を形成する。
受信機30が要求信号を受信した場合には、少なくとも電子キー2は第2の遠隔制御可能エリア42内に存在していると判断される。すなわち、第2の遠隔制御可能エリア42は車両を中心とした車載機3及び電子キー2間の通信可能エリアである。そして、第2の遠隔制御可能エリア42に存在する電子キー2が第1の遠隔制御可能エリア41に存在するか否かの判断は、RSSIとしきい値Thとの比較を通じて行われる。ここで、しきい値Thは、スライドドアの開動作や車両ドアの解錠に係る操作に適した第1の遠隔制御可能エリア41を基準に、すなわち、遠隔制御可能エリア41内に存在する電子キー2から送信される要求信号のRSSIを基準に設定されている。例えば、電子キー2が第1の遠隔制御可能エリア41内に位置しているときにはRSSIはしきい値Thを超え、電子キー2が第2の遠隔制御可能エリア42における第1の遠隔制御可能エリア41を除く規制エリア44に位置しているときにはRSSIはしきい値Th以下となる。
図3の表に示されるように、CPU33は、指令コードが車両ドアの解錠を要求する旨のコードであると認識し、その指令コードを含む要求信号のRSSIがしきい値Thを超えると判断したとき、換言すると、電子キー2が第1の遠隔制御可能エリア41に位置しているとき、施解錠装置35を介して車両ドアを解錠する。また、CPU33は、指令コードが車両ドアの解錠を要求する旨のコードであると認識し、RSSIがしきい値Th以下であると判断したとき、換言すると、電子キー2が規制エリア44に位置しているとき、車両ドアの解錠は行わない。指令コードがスライドドアの開動作を要求する旨のコードであると認識された場合も同様に、RSSIがしきい値Thを超えるか否かでスライドドア装置37を介してスライドドアを開動作させるか否かが判断される。これにより、規制エリア44においては、アンロックスイッチ26又はスライドドアスイッチ29が操作されても、車両ドアが解錠又はスライドドアが開動作することはない。これにより、上述のように、車両のセキュリティ性を保つことができる。
また、規制エリア44において、ロックスイッチ27又はエンジンスタートスイッチ28が操作された場合、上述のように、車両ドアが施錠又はエンジンが始動される。これにより、ユーザの利便性が保たれる。第1の遠隔制御可能エリア41において、各スイッチ26〜29が操作されると、それに応じて各種車載機器が動作する。すなわち、第1の遠隔制御可能エリア41においては、電子キー2を通じて全ての車載機器を制御することができる。ここで、第1の遠隔制御可能エリア41においては、電子キー2及び車両間の距離が近いため、車両ドアが解錠又はスライドドアが開動作してもセキュリティ上の問題がない。なお、本実施形態では、車両ドアの施錠及びエンジンの始動が第1の制御内容に相当し、車両ドアの解錠及びスライドドアの開動作が第2の制御内容に相当する。
次に、CPU33が実行する制御プログラムについて、図4のフローチャートを参照しつつ説明する。
このプログラムは受信回路32からの要求信号の入力をトリガとして開始される。まず、要求信号に含まれるIDコードが認識される(S101)。そして、このIDコードと、メモリ33aに記憶されるIDコードとの照合が行われる(S102)。IDコードの照合が成立しない場合(S102でNO)、信号は正規のものでないとして、制御プログラムが終了される。IDコードの照合が成立した場合(S102でYES)、要求信号に含まれる指令コードが認識される(S103)。
このプログラムは受信回路32からの要求信号の入力をトリガとして開始される。まず、要求信号に含まれるIDコードが認識される(S101)。そして、このIDコードと、メモリ33aに記憶されるIDコードとの照合が行われる(S102)。IDコードの照合が成立しない場合(S102でNO)、信号は正規のものでないとして、制御プログラムが終了される。IDコードの照合が成立した場合(S102でYES)、要求信号に含まれる指令コードが認識される(S103)。
次に、ステップS103で認識された指令コードが車両ドアの解錠又はスライドドアの開動作を要求する旨のコードであるか否かが判断される(S104)。指令コードが車両ドアの解錠又はスライドドアの開動作を要求する旨のコードでない旨判断された場合(S104でNO)、すなわち、指令コードが車両ドアの施錠又はエンジンの始動を要求する旨のコードである旨判断された場合には、指令コードに従って車両ドアの施錠又はエンジンの始動が行われる(S107)。一方、指令コードが車両ドアの解錠又はスライドドアの開動作を要求する旨のコードである旨判断された場合には(S104でYES)、その指令コードを含む要求信号のRSSIが認識される(S105)。そして、RSSIがしきい値Thを超えるか否かが判断される(S106)。RSSIがしきい値Th以下の場合(S106でNO)、規制エリア44に電子キー2が存在しているとして、指令コードに従った制御が実行されることなく、制御プログラムが終了される。一方、RSSIがしきい値Thを超える場合(S106でYES)、第1の遠隔制御可能エリア41に電子キー2が存在しているとして、指令コードに従って車両ドアの解錠又はスライドドアの開動作が行われる。そして、制御プログラムが終了される。
以上の制御プログラムによれば、ステップS103において指令コードが認識された後で、ステップS105においてRSSIが認識されている。従って、ステップS104においてNOの場合、すなわち、指令コードが車両ドアの施錠又はエンジンの始動を要求する旨のコードである旨判断された場合には、RSSIの認識(S105)と、RSSI及びしきい値Thの比較(S106)に係る処理を省くことができる。これにより、迅速に車両ドアの施錠又はエンジンの始動が可能となるとともに、処理に係る電力を低減することができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)RSSI及びしきい値Thの比較を通じて、2つの遠隔制御可能エリアを設定することができる。具体的には、車両ドアの解錠又はスライドドアの開動作は第1の遠隔制御可能エリア41において遠隔制御可能となり、車両ドアの施錠又はエンジンの始動は第2の遠隔制御可能エリア42において遠隔制御可能となる。これにより、制御内容に適した遠隔制御可能エリアを実現することができ、セキュリティ性及び利便性を確保することができる。
(1)RSSI及びしきい値Thの比較を通じて、2つの遠隔制御可能エリアを設定することができる。具体的には、車両ドアの解錠又はスライドドアの開動作は第1の遠隔制御可能エリア41において遠隔制御可能となり、車両ドアの施錠又はエンジンの始動は第2の遠隔制御可能エリア42において遠隔制御可能となる。これにより、制御内容に適した遠隔制御可能エリアを実現することができ、セキュリティ性及び利便性を確保することができる。
(2)要求信号に含まれる指令コードが車両ドアの施錠又はエンジンの始動を要求する旨のコードである旨判断された場合には、RSSIがしきい値Thを超えるか否か判断することなく、車両ドアの施錠又はエンジンの始動が行われる。従って、RSSIの認識及び、RSSIとしきい値Thとの比較に係る処理を省略することができる。これにより、CPU33は、車両ドアの施錠又はエンジンの始動の要求に応じてより迅速に施解錠装置35又はエンジン始動装置36を制御することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態においては、ステップS103において指令コードが認識された後で、ステップS105においてRSSIが認識されていた。しかし、RSSIが認識された後に指令コードを認識してもよい。この場合、指令コードの内容に関わらず、その指令コードを含む要求信号のRSSIが認識される。このようにしても、上記(1)と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態においては、ステップS103において指令コードが認識された後で、ステップS105においてRSSIが認識されていた。しかし、RSSIが認識された後に指令コードを認識してもよい。この場合、指令コードの内容に関わらず、その指令コードを含む要求信号のRSSIが認識される。このようにしても、上記(1)と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において示した電子キー2のスイッチ操作により制御される車載機器は一例であって、数や種類はこれらに限定されるものではない。例えば、電子キー2のスイッチ操作によりエアコンディショナ、カーファインド装置及びトランク開閉装置の制御を可能としてもよい。この場合であっても、それぞれの要求内容に応じて規制エリア44における電子キー2による遠隔制御の可否が決定される。エアコンディショナ及びカーファインド装置は、利便性の観点から車両から離れた位置において制御できることが好ましいため、規制エリア44における制御を可能とする。また、トランク開閉装置は、セキュリティ性の観点から車両から離れた位置からの制御が規制されることが好ましいため、規制エリア44における制御を不能とする。
また、電子キー2のスイッチ操作に応じて車両側で実行される制御内容は、車両から比較的離れた位置からの操作に適した制御内容と、車両から比較的近い位置からの操作に適した制御内容との少なくとも2つあればよい。例えば、車両ドアの施錠は車両から比較的離れた位置からの操作に適した制御内容であり、車両ドアの解錠は車両から比較的近い位置からの操作に適した制御内容である。そこで、エンジンスタートスイッチ28及びスライドドアスイッチ29を省略して、電子キー2が要求信号を通じて車両に実行を要求する制御内容を車両ドアの解錠及び施錠のみとしてもよい。
・上記実施形態においては、しきい値Thは1つだけであったが、複数のしきい値を設定してもよい。この場合、3つ以上の遠隔制御可能エリアを形成することができる。これにより、いっそう制御内容に適した遠隔制御可能エリアを実現することができる。2つのしきい値を設定することで、3つの遠隔制御可能エリアを形成することができる。そして、例えば、最大の遠隔制御可能エリアにおいてはエンジンの始動操作を可能とし、中間の遠隔制御可能エリアにおいては車両ドアの施錠操作を可能とし、最小の遠隔制御可能エリアにおいては車両ドアの解錠操作を可能としてもよい。
・上記実施形態においては、電子キー2を車両用の電子キーシステムに適用したが、車両用に限らず、例えば、住宅用の電子キーシステムに適用してもよい。この場合、例えば、住宅用ドアから比較的離れた規制エリア44における住宅用ドアの解錠操作を規制し、住宅用ドアに比較的近い第1の遠隔制御可能エリア41における住宅用ドアの施錠操作を可能とする。これにより、セキュリティ性及び利便性が保たれる。
1…電子キーシステム、2…電子キー、3…車載機、26〜29…スイッチ、30…受信機、32…受信回路、33…CPU(制御装置)、35…施解錠装置、36…エンジン始動装置、37…スライドドア装置。
Claims (2)
- 制御対象に第1又は第2の制御の実行を要求する旨の情報が含められて電子キーから送信される無線信号を受信するとともに、その無線信号の信号強度を検出する受信回路と、
前記受信回路が検出した前記無線信号の信号強度がしきい値を超える場合、無線信号に含まれる制御内容を問わず、この制御内容に応じて制御対象を制御し、
前記受信回路が検出した前記無線信号の信号強度がしきい値以下の場合、無線信号に含まれる制御内容が第1の制御内容であるときには同制御を実行し、第2の制御内容であるときには同制御を実行しない制御装置と、を備え、
前記しきい値は、前記第2の制御内容の実行に適した前記制御対象からの距離における前記電子キーから送信される無線信号の信号強度に基づき設定される受信機。 - 請求項1に記載の受信機において、
前記制御装置は、前記無線信号の信号強度と前記しきい値との比較処理の実行に先立ち同無線信号に含まれる制御内容を認識し、同制御内容が第2の制御内容である場合には、同無線信号の信号強度と前記しきい値との比較を通じて当該制御内容の実行の妥当性を判定し、同制御内容が第1の制御内容である場合には、信号強度としきい値との比較処理を行うことなく、その制御内容に応じて制御対象を制御する受信機。
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