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JP2011222669A - パワーモジュール用基板及びパワーモジュール - Google Patents

パワーモジュール用基板及びパワーモジュール Download PDF

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JP2011222669A JP2010088784A JP2010088784A JP2011222669A JP 2011222669 A JP2011222669 A JP 2011222669A JP 2010088784 A JP2010088784 A JP 2010088784A JP 2010088784 A JP2010088784 A JP 2010088784A JP 2011222669 A JP2011222669 A JP 2011222669A
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Abstract

【課題】半導体素子から発生した熱を効率的に放散させることが可能であるとともに、冷熱サイクルを負荷した場合でも半導体素子との間に介装されたはんだ層におけるクラックの発生を抑制でき、信頼性に優れたパワーモジュールを構成することができるパワーモジュール用基板及びこのパワーモジュール用基板を用いたパワーモジュールを提供する。
【解決手段】セラミックス基板11の一方の面に金属からなる回路層12が配設され、この回路層12の上に半導体素子3が搭載されるパワーモジュール用基板10であって、回路層12の一方の面には、炭素質部材中に金属が充填された金属基複合材料からなる金属基複合板20が配設されており、この金属基複合板20を介して半導体素子3が搭載されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、大電流、高電圧を制御する半導体装置に用いられるパワーモジュール用基板及びパワーモジュールに関するものである。
半導体素子の中でも電力供給のためのパワー素子を搭載するパワーモジュール用基板としては、例えば特許文献1に記載されているように、AlN(窒化アルミ)からなるセラミックス基板上にAl(アルミニウム)の金属板がAl−Si系のろう材を介して接合されたパワーモジュール用基板が用いられる。この金属板は回路層とされ、回路層の上には、はんだ材を介してパワー素子としての半導体素子が搭載される。なお、セラミックス基板の下面にも放熱のためにAl等の金属板が接合されて金属層とされ、この金属層を介して冷却器が接合されたものが提案されている。
このようなパワーモジュール用基板においては、半導体素子から発生した熱が、回路層、セラミックス基板等を介して冷却器へと放散されることになる。
最近では、パワーモジュールの小型化・薄肉化が進められるとともに、その使用環境も厳しくなってきており、かつ、半導体素子からの発熱量が大きくなる傾向にあり、熱を効率的に放散することができるパワーモジュール用基板が要求されている。また、半導体素子の高出力化に伴って、回路層に比較的大きな電流が通電されることがある。
そこで、回路層の厚さを、例えば0.6mmを超えるように厚く構成したパワーモジュール用基板が提案されている。この場合、半導体素子から発生した熱を、回路層においてパワーモジュール用基板の板面方向に拡散することにより、熱の放散を促進することが可能となる。すなわち、回路層をヒートスプレッダとして利用するものである。また、回路層を厚く構成することで、大電流を通電することも可能となる。
特開2007−311528号公報
ところで、前述のパワーモジュール用基板においては、セラミックス基板に金属板が積層された構造とされていることから、セラミックス基板の厚さと金属板の厚さによって、パワーモジュール用基板全体の熱膨張係数が変化することになる。セラミックス基板の厚さが比較的厚い場合には、熱膨張係数はセラミックス基板に依存することになり、比較的小さくなる。一方、金属板(回路層)の厚さが比較的厚い場合には、熱膨張係数は金属板に依存することになって比較的大きくなる。
ここで、半導体素子を構成するシリコンの熱膨張係数は約2×10−6/℃と小さいために、前述のように回路層を厚く形成したパワーモジュール用基板においては、半導体素子の熱膨張係数とパワーモジュール用基板の熱膨張係数とが大きく異なることになる。すると、このパワーモジュール用基板に半導体素子が搭載されたパワーモジュールに対して冷熱サイクルが負荷された場合には、この熱膨張係数の差による応力がはんだ層に作用し、はんだ層にクラックが発生するといった問題があった。
そこで、回路層と半導体素子との間に、緩衝層として熱膨張係数が半導体素子に近似したMo板やCu−Mo板を介在させ、はんだ層のクラックの発生を抑制することが考えられる。
しかしながら、MoやCu−Mo合金においては、熱伝導率が低いために、半導体素子から発生した熱を、パワーモジュール用基板の板面方向に向けて十分に拡散することができず、熱の放散を効率良く行うことができないといった問題があった。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、半導体素子から発生した熱を効率的に放散させることが可能であるとともに、冷熱サイクルを負荷した場合でも半導体素子との間に介装されたはんだ層におけるクラックの発生を抑制でき、信頼性に優れたパワーモジュールを構成することができるパワーモジュール用基板及びこのパワーモジュール用基板を用いたパワーモジュールを提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明のパワーモジュール用基板は、セラミックス基板の一方の面に、金属からなる回路層が配設されたパワーモジュール用基板であって、前記回路層の一方の面には、炭素質部材中に金属が充填された金属基複合材料からなる金属基複合板が配設されており、この金属基複合板を介して半導体素子が搭載されることを特徴としている。
この構成のパワーモジュール用基板においては、前記回路層の一方の面に、炭素質部材中に金属が充填された金属基複合材料からなる金属基複合板が配設されており、この金属基複合板を介して半導体素子が搭載される構成とされているので、半導体素子が搭載される金属基複合板の熱膨張係数が、銅やアルミニウム等の熱膨張係数よりも小さく設定されることになり、冷熱サイクルによるはんだ層のクラックの発生を抑制することが可能となる。すなわち、回路層を構成する金属の熱膨張係数と半導体素子の熱膨張係数との間の中間の熱膨張係数を有する金属基複合板によって、熱応力を緩和してはんだ層のクラック発生を抑制することが可能となるのである。なお、このような作用効果は、回路層を比較的厚く形成したパワーモジュール用基板において、特に顕著となる。
ここで、前記金属基複合板の熱膨張係数が8×10−6/℃以下とされていることが好ましい。
この場合、前記金属基複合板の熱膨張係数が8×10−6/℃以下とされているので、半導体素子が搭載される金属基複合板の熱膨張係数が、半導体素子の熱膨張係数に近似することになり、はんだクラックの発生を確実に抑制することができ、このパワーモジュール用基板の信頼性を大幅に向上させることができる。
前記金属基複合板は、一方向における熱伝導率が他方向における熱伝導率よりも高くなるように異方性を有していることが好ましい。
この場合、一方向における熱伝導率が他方向における熱伝導率よりも高くなるように異方性を有しているので、前記金属基複合板において、半導体素子から発生した熱を一の方向に向けて優先的に伝達することが可能となり、効率的に熱を放散するように設計することができる。
また、前記金属基複合板における高熱伝導率方向の熱伝導率が400W/m・K以上とされており、この高熱伝導率方向に直交する方向の熱伝導率が200W/m・K以上とされていることが好ましい。
この場合、高熱伝導率方向の熱伝導率が400W/m・K以上とされていることから、半導体素子から発生した熱を高熱伝導率方向に向けて優先的に放散することが可能となる。また、高熱伝導率方向に直交する方向の熱伝導率が200W/m・K以上とされているので、高熱伝導率方向以外においても熱の伝達が行われることになり、半導体素子から発生した熱を効率良く放散させることができる。
さらに、前記高熱伝導率方向が、前記金属基複合板の厚さ方向を向くように構成されていることが好ましい。
この場合、前記金属基複合板における高熱伝導率方向が、前記金属基複合板の厚さ方向を向くように構成されているので、半導体素子から発生した熱を回路層へと優先的に伝達することができ、回路層においてパワーモジュール用基板の板面方向に熱を拡げることによって、効率的に熱を放散することが可能となる。
また、前記金属基複合板を構成する金属基複合材料において充填される金属材料がアルミニウムまたはアルミニウム合金とされていることが好ましい。
この場合、アルミニウムまたはアルミニウム合金の融点が比較的低いことから、炭素質部材中にこれらアルミニウムまたはアルミニウム合金を比較的容易に充填することができる。また、金属基複合板の高熱伝導方向における熱伝導率が400〜450W/m・K、RT〜200℃の熱膨張係数が6〜8×10−6/℃となり、高熱伝導方向に直交する方向における熱伝導率が200〜250W/m・K、RT〜200℃の熱膨張係数が2〜4×10−6/℃となり、半導体素子との熱膨張係数の差に起因するはんだ層のクラック発生を抑制することができるとともに、効率良く熱を放散することができる。
あるいは、前記金属基複合板を構成する金属基複合材料において充填される金属材料が銅または銅合金とされていることが好ましい。
この場合、金属基複合板の熱伝導率が500〜650W/m・K、熱膨張係数が5〜7×10−6/℃となり、半導体素子との熱膨張係数の差に起因するはんだ層のクラック発生を抑制することができるとともに、効率良く熱を放散することができる。
また、前記金属基複合板の一方の面側には、前記金属基複合材料において炭素質部材中に充填された金属からなる金属スキン層が形成されていることが好ましい。
この場合、前記金属基複合板の一方の面側に、前記金属基複合材料において炭素質部材中に充填された金属からなる金属スキン層が形成されているので、はんだ層を介して半導体素子を確実に搭載することができる。また、この金属スキン層にNiめっき等を行うことによって、さらにはんだ材との密着性を向上させることも可能である。
さらに、前記金属基複合板の他方の面側に、前記金属基複合材料において炭素質部材中に充填された金属からなる第2金属スキン層が形成されていることが好ましい。
この場合、第2金属スキン層を介して、金属からなる回路層と前記金属基複合板とを良好に接合することが可能となる。
また、本発明のパワーモジュールは、前述のパワーモジュール用基板と、前記パワーモジュール用基板の前記金属基複合板の一方の面側に搭載される半導体素子と、を備えたことを特徴としている。
この構成のパワーモジュールによれば、半導体素子から発生する熱を効率的に放散することができるとともに、冷熱サイクル負荷時においても、はんだ層にクラックが発生することがない。よって、パワーモジュールの信頼性を大幅に向上させることができる。
本発明によれば、半導体素子から発生した熱を効率的に放散させることが可能であるとともに、冷熱サイクルを負荷した場合でも半導体素子との間に介装されたはんだ層におけるクラックの発生を抑制でき、信頼性に優れたパワーモジュールを構成することができるパワーモジュール用基板及びこのパワーモジュール用基板を用いたパワーモジュールを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態であるパワーモジュール用基板及びパワーモジュールの概略説明図である。 図1に示すパワーモジュール用基板の金属基複合板及び回路層の拡大説明図である。 図1に示すパワーモジュールの製造方法のフロー図である。 金属基複合板の製造方法の説明図である。 本発明の第2の実施形態であるパワーモジュール用基板及びパワーモジュールの概略説明図である。 図5に示すパワーモジュール用基板の金属基複合板及び回路層の拡大説明図である。 図5に示すパワーモジュールの製造方法のフロー図である。
以下に、本発明の実施形態について添付した図面を参照して説明する。図1及び図2に本発明の第1の実施形態であるパワーモジュール用基板及びパワーモジュールを示す。
このパワーモジュール1は、回路層12が配設されたパワーモジュール用基板10と、このパワーモジュール用基板10の一方の面(図1において上面)側にはんだ層2を介して接合された半導体素子3と、パワーモジュール用基板10の他方の面(図1において下面)側に配設された冷却器30と、を備えている。
半導体チップ3は、Siで構成されており、その熱膨張係数が2〜3×10−6/℃程度とされている。この半導体チップ3は、例えばSn−Ag系、Sn−In系、若しくはSn−Ag−Cu系のはんだ材からなるはんだ層2を介して接合されている。
冷却器30は、前述のパワーモジュール用基板10を冷却するためのものであり、冷却媒体(例えば冷却水)を流通するための流路31が複数設けられた多穴管構造をなしている。冷却器30は、熱伝導性が良好な材質で構成されることが望ましく、本実施形態においては、A6063(アルミニウム合金)で構成されている。
パワーモジュール用基板10は、セラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面(図1において上面)に配設された回路層12と、セラミックス基板11の他方の面(図1において下面)に配設された金属層13とを備えている。
セラミックス基板11は、回路層12と金属層13との間の電気的接続を防止するものであって、絶縁性の高いAlN(窒化アルミ)で構成されている。また、セラミックス基板11の厚さCは、0.2mm以上1.5mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.635mmに設定されている。なお、本実施形態では、図1に示すように、セラミック基板11の幅は、回路層12及び金属層13の幅より広く設定されている。
回路層12は、セラミックス基板11の一方の面に導電性を有する金属板が接合されることにより形成されている。本実施形態においては、回路層12は、純度が99.99%以上のアルミニウム(いわゆる4Nアルミニウム)の圧延板からなる金属板がセラミックス基板11に接合されることにより形成されている。
ここで、回路層12の厚さAは、0.6mm以上3.6mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、A=1.0mmに設定されている。また、回路層12の厚さAとセラミックス基板11の厚さCとの比A/Cが、1.5≦A/C≦12の範囲内に設定されている。すなわち、本実施形態では、回路層12の厚さが、比較的厚く形成されているのである。
また、金属層13は、セラミックス基板11の他方の面に金属板が接合されることにより形成されている。本実施形態においては、金属層13は、回路層12と同様に、純度が99.99%以上のアルミニウム(いわゆる4Nアルミニウム)の圧延板からなる金属板がセラミックス基板11に接合されることで形成されている。
金属層13の厚さは、0.25mm以上3.6mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.6mmに設定されている。
そして、回路層12の上面には、炭素質部材中に金属が充填された金属基複合材料からなる金属基複合板20が配設されている。
また、この金属基複合板20の一方の面には、炭素質部材中に充填された金属からなる第1金属スキン層21が形成されている。この第1金属スキン層21の上には、Niめっき層5が形成されており、このNiめっき層5の上にはんだ層2を介して半導体チップ3が搭載される構成とされている。
さらに、この金属基複合板20の他方の面には、炭素質部材中に充填された金属からなる第2金属スキン層22が形成されている。
本実施形態においては、金属基複合板20を構成する金属基複合材料は、平均面間隔d002が0.340nm以下とされた炭素質部材中に、純度99%以上のアルミニウム(純アルミニウム)が充填されたアルミニウム−グラファイト複合材料で構成されており、炭素質部材の気孔の90体積%以上が純アルミニウムによって置換され、この純アルミニウムの含有率が、アルミニウム−グラファイト複合材料全体積基準で35%以下とされている。
また、前述の第1金属スキン層21及び第2金属スキン層22は、炭素質部材中に充填された純度99%以上のアルミニウム(純アルミニウム)で構成されていることになる。
ここで、前述の炭素質部材は、押出加工によって製造されるものであり、その押出方向に沿って炭素の結晶が並ぶように構成されている。よって、この炭素質部材にアルミニウムを充填した場合には、炭素質部材の押出方向においては、アルミニウムが連続して配置されることになり熱伝導率が高くなるのである。一方、押出方向に交差する方向では、炭素質部材によってアルミニウムが分断され、熱伝導率が低下することになる。このように、金属基複合板20を構成するアルミニウム−グラファイト複合材料(金属基複合材料)は、炭素質部材の押出方向における熱伝導率が、その他の方向における熱伝導率よりも高くなるように異方性を有しており、炭素質部材の押出方向が高熱伝導率方向とされているのである。
本実施形態では、金属基複合板20の熱膨張係数は、8×10−6/℃以下とされている。また、金属基複合板20における高熱伝導率方向の熱伝導率が400W/m・K以上、具体的には、400〜450W/m・Kとされており、この高熱伝導率方向に直交する方向の熱伝導率が200W/m・K以上、具体的には、200〜250W/m・Kとされている。
また、金属基複合板20の厚さDは、0.5mm以上3mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、D=1.2mmに設定されている。第1スキン層21の厚さEは、0.05mm以上0.8mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、E=0.2mmに設定されている。第2金属スキン層22の厚さFは、0.05mm以上0.8mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、F=0.2mmに設定されている。
次に、本実施形態であるパワーモジュール1の製造方法について、図3及び図4を参照して説明する。
まず、アルミニウム−グラファイト複合材料からなる金属基複合板20を形成する(金属基複合板形成工程S1)。この金属基複合板形成工程S1について図4を参照して説明する。まず、気孔率10〜30体積%の黒鉛板41を準備する。このとき、黒鉛板41(炭素質部材)における押出方向が厚さ方向を向くものとする。この黒鉛板41の両面にそれぞれ気孔率5体積%以下の黒鉛からなる挟持板42,42を配設し、この挟持板42,42と黒鉛板41とを、ステンレス製の押圧板43,43によって挟持する。これを、例えば100〜200MPaで加圧した状態で750〜850℃に加熱し、純度99.98%以上の溶融アルミニウムを黒鉛板41に含浸させ、これを冷却凝固させ、アルミニウム−グラファイト複合材料からなる金属基複合板20が製出される。このとき、溶融アルミニウムの一部が、黒鉛板41(金属基複合板20)の表面に滲み出してアルミニウム層44、44が形成される。このアルミニウム層44、44に切削加工を施して厚さを調整することにより、第1金属スキン層21および第2スキン層22が形成されることになる。
次に、回路層12となるアルミニウム板及び金属層13となるアルミニウム板を準備し、これらのアルミニウム板を、セラミックス基板11の一方の面及び他方の面にそれぞれろう材を介して積層し、加圧・加熱後冷却することによって、前記アルミニウム板とセラミックス基板11とを接合する(金属板接合工程S2)。この金属板接合工程S2においては、ろう材としては、例えばAl−Si合金箔が使用され、ろう付けの温度は、600℃〜640℃に設定されている。
次に、回路層12の上に金属基複合板20を接合する(金属基複合板接合工程S3)。ここで、金属基複合板20の他方の面側には、アルミニウムからなる第2金属スキン層22が形成されていることから、この第2金属スキン層22と回路層12とが接合されることになる。金属基複合板接合工程S3では、第2金属スキン層22と回路層12とは、Al−Si系のろう材を介して接合されており、ろう付けの温度は、580℃〜620℃に設定されている。
このようにして、本実施形態であるパワーモジュール用基板10が製出されることになる。なお、金属板接合工程S2と金属基複合板接合工程S3とを、同時に行うことも可能である。
次に、このパワーモジュール用基板10の他方の面側に、冷却器30を接合する(冷却器接合工程S4)。この冷却器接合工程S4においては、金属層13と冷却器30とが、Al−Si系のろう材を介して接合されており、ろう付けの温度は、580℃〜620℃に設定されている。
次に、金属基複合板20の一方の面側に形成された第1金属スキン層21の表面にNiめっき膜5を形成する(Niめっき工程S5)。このNiめっき工程S5においては、電解めっき、または、無電解めっきのいずれの方法も用いることができる。
そして、金属基複合板20の一方の面側に形成されたNiめっき膜5の上に、はんだ材を介して半導体チップ3を載置し、還元炉内においてはんだ接合する(半導体素子接合工程S6)。
これにより、はんだ層2を介して半導体チップ3がパワーモジュール用基板10上に接合され、本実施形態であるパワーモジュール1が製出されることになる。
以上のような構成とされた本実施形態であるパワーモジュール用基板10及びパワーモジュール1においては、回路層12の一方の面に、炭素質部材中に金属が充填された金属基複合材料からなる金属基複合板20が配設されており、この金属基複合板20を介して半導体チップ3が搭載されているので、金属基複合板20の熱膨張係数が8×10−6/℃以下となって、半導体チップ3を構成するSi等の熱膨張係数に近似することになり、冷熱サイクルによるはんだ層2のクラックの発生を抑制することが可能となる。
また、金属基複合板20は、一方向における熱伝導率が他方向における熱伝導率よりも高くなるように異方性を有しており、金属基複合板20における高熱伝導率方向が、金属基複合板20の厚さ方向を向くように構成されているので、半導体チップ3から発生した熱を回路層12へと優先的に伝達することができ、比較的厚く形成された回路層12においてパワーモジュール用基板10の板面方向に熱を拡げることが可能となり、効率的に熱を放散することができる。
本実施形態では、金属基複合板20における高熱伝導率方向の熱伝導率が400W/m・K以上、具体的には、400〜450W/m・Kとされているので、半導体チップ3から発生した熱を高熱伝導率方向(金属基複合板20の厚さ方向)に向けて優先的に放散することが可能となり、回路層12に熱を効率的に伝達することができる。さらに、金属基複合板20において、高熱伝導率方向に直交する方向の熱伝導率が200W/m・K以上、具体的には、200〜250W/m・Kとされているので、金属基複合板20においても熱が板面方向に拡散されることになり、半導体チップ3から発生した熱を効率良く放散させることができる。
また、金属基複合板20を構成する金属基複合材料において充填される金属材料が、比較的融点の低い金属であるアルミニウムとされているので、炭素質部材中にアルミニウムを比較的容易に充填することができる。また、前述のように、金属基複合板20の高熱伝導方向における熱伝導率が400〜450W/m・K、RT〜200℃の熱膨張係数が6〜8×10−6/℃となり、高熱伝導方向に直交する方向における熱伝導率が200〜250W/m・K、RT〜200℃の熱膨張係数が2〜4×10−6/℃となり、半導体チップ3との熱膨張係数の差に起因するはんだ層2のクラック発生を抑制することができるとともに、効率良く熱を放散することができる。
また、金属基複合板20の一方の面には、金属基複合材料において炭素質部材中に充填されたアルミニウムからなる第1金属スキン層21が形成されているので、この第1金属スキン層21にNiめっき膜5を形成することにより、はんだ層2を介して半導体チップ3を確実に搭載することができる。
さらに、金属基複合板20の他方の面側に、金属基複合材料において炭素質部材中に充填されたアルミニウムからなる第2金属スキン層22が形成されているので、第2金属スキン層22を介して、アルミニウムからなる回路層12と金属基複合板20と、ろう材を介して接合することが可能となる。
また、本実施形態では、回路層12がアルミニウムで構成されており、この回路層12の厚さAが0.6mm以上とされ、回路層12の厚さAとセラミックス基板11の厚さCとの比A/Cが、1.5以上に設定されているので、金属基複合板20より下方部分の熱膨張係数が回路層12側に近似することになり、金属基複合板20による熱応力緩和の効果を確実に奏功せしめることができる。
一方、回路層12の厚さAが3.6mm以下とされ、回路層12の厚さAとセラミックス基板11の厚さCとの比A/Cが12以下とされているので、冷熱サイクル負荷時において接合界面のはがれやセラミックス基板11の割れ等を防止することができる。
このように本実施形態であるパワーモジュール用基板10及びパワーモジュール1によれば、半導体チップ3から発生した熱を効率的に放散させることが可能であるとともに、冷熱サイクルを負荷した場合でも半導体チップ3との間に介装されたはんだ層2におけるクラックの発生を抑制することができ、パワーモジュール用基板10及びパワーモジュール1の信頼性の向上を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について図5から図7を参照して説明する。
この第2の実施形態であるパワーモジュール101は、図5に示すように、パワーモジュール用基板110と、このパワーモジュール用基板110の一方の面(図5において上面)側にはんだ層102を介して接合された半導体チップ103と、パワーモジュール用基板110の他方の面(図5において下面)側に配設された冷却器130と、を備えている。ここで、はんだ層102は、例えばSn−Ag系、Sn−In系、若しくはSn−Ag−Cu系のはんだ材とされている。
冷却器130は、前述のパワーモジュール用基板110を冷却するためのものであり、
天板部131と、この天板部131から垂設された放熱フィン132とを備えている。冷却器130は、熱伝導性が良好な材質で構成されることが望ましく、本実施形態においては、例えば無酸素銅等の銅または銅合金で構成されている。
パワーモジュール用基板110は、セラミックス基板111と、このセラミックス基板111の一方の面(図5において上面)に配設された回路層112と、セラミックス基板111の他方の面(図5において下面)に配設された金属層113とを備えている。
セラミックス基板111は、回路層112と金属層113との間の電気的接続を防止するものであって、絶縁性の高いSi(窒化ケイ素)で構成されている。また、セラミックス基板111の厚さCは、0.2mm以上1.5mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.32mmに設定されている。なお、本実施形態では、図5に示すように、セラミック基板111の幅は、回路層112及び金属層113の幅より広く設定されている。
回路層112は、セラミックス基板111の一方の面に導電性を有する金属板が接合されることにより形成されている。本実施形態においては、回路層112は、純度が99.999%以上の純銅の圧延板からなる金属板がセラミックス基板111に接合されることにより形成されている。
ここで、回路層112の厚さAは、0.6mm以上3.6mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、A=1.0mmに設定されている。また、回路層112の厚さAとセラミックス基板111の厚さCとの比A/Cが、1.5≦A/C≦12の範囲内に設定されている。すなわち、本実施形態では、回路層112の厚さが、比較的厚く形成されているのである。
また、金属層113は、セラミックス基板111の他方の面に金属板が接合されることにより形成されている。本実施形態においては、金属層113は、回路層112と同様に、純度が99.999%以上の純銅の圧延板からなる金属板がセラミックス基板111に接合されることで形成されている。
金属層113の厚さは、0.25mm以上3.6mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.6mmに設定されている。
そして、回路層112の上面には、炭素質部材中に金属が充填された金属基複合材料からなる金属基複合板120が配設されている。
また、この金属基複合板120の一方の面には、炭素質部材中に充填された金属からなる第1金属スキン層121が形成されており、この第1金属スキン層121の上はんだ層102を介して半導体チップ103が搭載される構成とされている。
さらに、この金属基複合板120の他方の面には、炭素質部材中に充填された金属からなる第2金属スキン層122が形成されている。
本実施形態においては、金属基複合板120を構成する金属基複合材料は、炭素質部材中に、純度99%以上の純銅が充填された銅−グラファイト複合材料で構成されており、炭素質部材の気孔の90体積%以上が純銅によって置換され、この純銅の含有率が、銅−グラファイト複合材料全体積基準で35%以下とされている。
また、前述の第1金属スキン層121及び第2金属スキン層122は、炭素質部材中に充填された純度99%以上の純銅で構成されていることになる。
ここで、前述の金属基複合板120は、炭素質部材の押出方向における熱伝導率が、その他の方向における熱伝導率よりも高くなるように異方性を有しており、炭素質部材の押出方向が高熱伝導率方向とされている。
本実施形態では、金属基複合板120における高熱伝導率方向の熱伝導率が500W/m・K以上、具体的には、500〜550W/m・Kとされており、この高熱伝導率方向に直交する方向の熱伝導率が300W/m・K以上、具体的には、300〜350W/m・Kとされている。
また、金属基複合板120の熱膨張係数は、8×10−6/℃以下とされている。
また、金属基複合板120の厚さDは、0.5mm以上3mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、D=1.2mmに設定されている。第1スキン層121の厚さEは、0.05mm以上0.8mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、E=0.2mmに設定されている。第2スキン層122の厚さFは、0.05mm以上0.8mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、F=0.2mmに設定されている。
次に、本実施形態であるパワーモジュール101の製造方法について、図7を参照して説明する。
まず、銅−グラファイト複合材料からなる金属基複合板120を形成する(金属基複合板形成工程S11)。この金属基複合板形成工程S11では、気孔率10〜30体積%の黒鉛板を、気孔率5体積%以下の黒鉛からなる一対の挟持板及び一対のステンレス製の押圧板によって挟持し、これを、例えば100〜200MPaで加圧した状態で750〜850℃に加熱し、純度99%以上の溶銅を黒鉛板に含浸させ、これを冷却凝固させ、銅−グラファイト複合材料からなる金属基複合板120を製出する。このとき、溶銅の一部が、黒鉛板(金属基複合板120)の表面に滲み出して銅層が形成される。この銅層に切削加工を施して厚さを調整することにより、第1金属スキン層121および第2スキン層122が形成されることになる。
次に、回路層112となる銅板及び金属層113となる銅板を準備し、これらの銅板を、セラミックス基板111の一方の面及び他方の面にそれぞれろう材を介して積層し、加圧・加熱後冷却することによって、前記銅板とセラミックス基板111とを接合する(金属板接合工程S12)。この金属板接合工程S12においては、Ag−Cu系のろう材を介して接合しており、ろう付けの温度は、800℃〜900℃に設定されている。
次に、回路層112の上に金属基複合板120を接合する(金属基複合板接合工程S13)。ここで、金属基複合板120の他方の面側には、銅からなる第2金属スキン層122が形成されていることから、この第2金属スキン層122と回路層112とが接合されることになる。金属基複合板接合工程S13では、第2金属スキン層122と回路層112とは、Ag−Cu系のろう材を介して接合されており、ろう付けの温度は、800℃〜870℃に設定されている。
このようにして、本実施形態であるパワーモジュール用基板110が製出されることになる。なお、金属板接合工程S12と金属基複合板接合工程S13とを、同時に行うことも可能である。
次に、このパワーモジュール用基板110の他方の面側に、冷却器130を接合する(冷却器接合工程S14)。この冷却器接合工程S14においては、金属層113と冷却器130とが、Ag−Cu系のろう材を介して接合されており、ろう付けの温度は、800℃〜870℃に設定されている。
そして、金属基複合板120の一方の面に、はんだ材を介して半導体チップ103を載置し、還元炉内においてはんだ接合する(半導体素子接合工程S15)。
これにより、はんだ層102を介して半導体チップ103がパワーモジュール用基板110上に接合され、本実施形態であるパワーモジュール101が製出されることになる。
以上のような構成とされた第2の本実施形態である絶縁基板110及びパワーモジュール101においては、金属基複合板120を構成する金属基複合材料において充填される金属材料が銅とされているので、この金属基複合板120の面に垂直方向の熱伝導率が500〜550W/m・K、面に平行方向の熱膨張係数が6〜8×10−6/℃となり、半導体チップ103との熱膨張係数の差に起因するはんだ層102のクラック発生を抑制することができるとともに、効率良く熱を放散することができる。
さらに、金属基複合板120を構成する金属基複合材料において充填される金属材料が銅とされ、回路層112が同じく銅で構成されているので、回路層112と金属基複合板120とをろう材を介して接合することができる。
また、基板本体120の一方の面に、銅からなる第1金属スキン層121が形成されているので、Niめっき膜を形成することなく、はんだ材を介して半導体チップ103を接合することができる。よって、このパワーモジュール101の製造コストの削減を図ることができる。
また、本実施形態では、回路層112が銅で構成されており、この回路層112の厚さAが0.6mm以上とされ、回路層112の厚さAとセラミックス基板11の厚さCとの比A/Cが、1.5以上に設定されているので、金属基複合板120より下方部分の熱膨張係数が回路層112側に近似することになり、金属基複合板120による熱応力緩和の効果を確実に奏功せしめることができる。
一方、回路層112の厚さAが3.6mm以下とされ、回路層112の厚さAとセラミックス基板11の厚さCとの比A/Cが12以下とされているので、冷熱サイクル負荷時において接合界面のはがれやセラミックス基板111の割れ等を防止することができる。
次に、本発明の効果を確認すべく行った確認実験の結果について説明する。
押し出し法で製造した炭素質部材を押し出し方向が板厚方向となるように切断し、グラファイト材を準備した。これらをモールド内にセットし、純アルミニウムまたは純銅の溶湯を注いだ後、高圧をかけることにより、金属基複合板(アルミニウム−グラファイト複合材または銅―グラファイト複合材)を製造した。
このようにして製造されたアルミニウム−グラファイト複合材の熱伝導率を、レーザーフラッシュ法で板厚方向に平行方向と垂直方向とで測定した。その結果、板厚方向で422W/m・K、垂直方向で241W/m・Kであった。また、面内に平行方向にRT〜200℃までの平均熱膨張係数を測定した結果、7.1×10−6/℃であった。
また、銅−グラファイト複合材の熱伝導率を、レーザーフラッシュ法で板厚方向に平行方向と垂直方向とで測定した。その結果、板厚方向で530W/m・K、垂直方向で342W/m・Kであった。また、面内に平行方向にRT〜200℃までの平均熱膨張係数を測定した結果、7.5×10−6/℃であった。
この金属基複合板(アルミニウム−グラファイト複合材または銅−グラファイト複合材)を用いて、平均熱膨張係数、熱抵抗、はんだクラック、金属板とセラミックス基板との界面の破断について評価した。
まず、50mm角の金属基複合板と金属板とをろう材を介して接合した複合基板を作製し、該複合基板の熱膨張係数をRT〜200℃で測定し、平均熱膨張係数を算出した。
次に、熱抵抗Rthは、50mm角の前記複合基板に、Sn−Ag−Cuからなるはんだ材を介して10mm角のシリコンチップを接合し、このシリコンチップを発熱させて温度測定を行い、複合基板上面と金属板下面の熱抵抗を以下の式で算出した。
Rth=(Tj−Ta)/Q
Tj:シリコンチップ温度、Ta:複合基板下面の温度、Q(W):半導体チップ発熱量
はんだクラックについては、上述の熱抵抗測定用サンプルを温度サイクル−40℃〜125℃×3000回(液相)後に、シリコンチップ下はんだ部を断面観察し、クラックの進展の程度を評価した(○:端部からのクラック進展長さが0.5mm以下、△:端部からのクラック進展長さが0.5mm超えるが実用上問題なし)。
金属板とセラミックス基板との界面の破断については、上述の熱抵抗測定用サンプルを温度サイクル−40℃〜125℃×3000回(液相)後に、金属板とセラミックス基板との界面を断面観察し、セラミックス基板のクラック、界面のはがれの有無を確認した(○:端部からのクラック進展長さが1mm以下、×:端部からのクラック進展長さが1mm超)。
評価結果を表1、表2に示す。
Figure 2011222669
Figure 2011222669
アルミニウム−グラファイト複合材からなる金属基複合板とアルミニウムからなる金属板とを備えた実施例1−20、25−28においては、金属板とセラミックス基板との界面の破断は認められていない。ただし、セラミックス基板の厚さCと金属板の厚さAとの比A/Cが12とされた実施例25−28においては、はんだクラックの発生が認められた。
また、銅−グラファイト複合材からなる金属基複合板と銅からなる金属板とを備えた実施例21−24においても、金属板とセラミックス基板との界面の破断は認められていない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、金属基複合材料を、炭素質部材中にアルミニウムを充填したアルミニウム−グラファイト複合材料、または、炭素質部材中に銅を充填した銅−グラファイト複合材料として説明したが、これに限定されることはなく、アルミニウム合金、銅合金や、他の金属を充填したものであってもよい。
また、炭素質部材として、黒鉛板(黒鉛部材)を用いたものとして説明したが、これに限定されることはなく、炭化ケイ素(SiC)やダイヤモンド等で構成された炭素質部材であってもよい。
さらに、第1金属スキン層及び第2金属スキン層を、金属基複合板中に充填されたアルミニウムまたは銅を滲み出させて形成するものとして説明したが、これに限定されることはなく、金属基複合板を形成する際に、アルミニウムや銅の板材を挟持板の間に挟みこんで、第1金属スキン層及び第2金属スキン層を形成してもよい。
さらに、冷却器の構造や材質は、本実施形態に限定されることはなく、他の構造や材質であってもよい。
また、冷却器と金属層とを接合した構成で説明したが、冷却器と金属層との間に、緩衝層を介在させてもよい。
1、101 パワーモジュール
2、102 はんだ層
3,103 半導体チップ(半導体素子)
10、110 パワーモジュール用基板
11、111 セラミックス基板
12、112 回路層
20、120 金属基複合板
21、121 第1金属スキン層(金属スキン層)
22、122 第2金属スキン層

Claims (10)

  1. セラミックス基板の一方の面に金属からなる回路層が配設され、この回路層の上に半導体素子が搭載されるパワーモジュール用基板であって、
    前記回路層の一方の面には、炭素質部材中に金属が充填された金属基複合材料からなる金属基複合板が配設されており、この金属基複合板を介して半導体素子が搭載されることを特徴とするパワーモジュール用基板。
  2. 前記金属基複合板の熱膨張係数が8×10−6/℃以下とされていることを特徴とする請求項1に記載のパワーモジュール用基板。
  3. 前記金属基複合板は、一方向における熱伝導率が他方向における熱伝導率よりも高くなるように異方性を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパワーモジュール用基板。
  4. 前記金属基複合板における高熱伝導率方向の熱伝導率が400W/m・K以上とされており、この高熱伝導率方向に直交する方向の熱伝導率が200W/m・K以上とされていることを特徴とする請求項3に記載のパワーモジュール用基板。
  5. 前記高熱伝導率方向が、前記金属基複合板の厚さ方向を向くように構成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のパワーモジュール用基板。
  6. 前記金属基複合板を構成する金属基複合材料において充填される金属材料がアルミニウムまたはアルミニウム合金とされていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板。
  7. 前記金属基複合板を構成する金属基複合材料において充填される金属材料が銅または銅合金とされていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板。
  8. 前記金属基複合板の一方の面側に、前記金属基複合材料において炭素質部材中に充填された金属からなる金属スキン層が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板。
  9. 前記金属基複合板の他方の面側に、前記金属基複合材料において炭素質部材中に充填された金属からなる第2金属スキン層が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板と、前記パワーモジュール用基板の前記金属基複合板の一方の面側に搭載される半導体素子と、を備えたことを特徴とするパワーモジュール。
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