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JP2011211309A - アンテナモジュール及び電子機器 - Google Patents

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JP2011211309A JP2010074657A JP2010074657A JP2011211309A JP 2011211309 A JP2011211309 A JP 2011211309A JP 2010074657 A JP2010074657 A JP 2010074657A JP 2010074657 A JP2010074657 A JP 2010074657A JP 2011211309 A JP2011211309 A JP 2011211309A
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義寛 加藤
Shinichi Fukuda
伸一 福田
Kenichi Kabasawa
憲一 樺澤
Yoshito Ikeda
義人 池田
Keisuke Matsunami
敬祐 松波
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Sony Corp
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Abstract

【課題】周囲に位置する金属部品によるアンテナコイルの共振周波数の変動が防止されたアンテナモジュール及び電子機器を提供すること
【解決手段】本発明のアンテナモジュール1は、アンテナコイル2と、磁性シート3と、導電体4とを具備する。アンテナコイル2は第1のパターン幅を有する。磁性シート3は、アンテナコイルが配置される第1の面を有し、第1の面の端からアンテナコイル2までの第1の距離が第1のパターン幅の2倍以上である。導電体4は、磁性シート3の第1の面の反対側が配置される第2の面を有し、第2の面の端からアンテナコイル2までの第2の距離が第1の距離以上である。
導電体4により、周囲の金属部品によるアンテナコイル2への干渉が遮蔽され、さらに磁性シート3により導電体4によるアンテナコイルへの干渉が防止される。これにより、金属部品の干渉による共振周波数の変動が防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、共振周波数を有するアンテナコイルが搭載されたアンテナモジュール及び当該アンテナモジュールが搭載された電子機器に関する。
現在、RFID(Radio Frequency Identification)と呼ばれる非接触通信システムが普及している。RFIDシステムで利用される非接触通信方法には、静電結合方式、電磁誘導方式、電波通信方式などが挙げられる。このうち電磁誘導方式のRFIDシステムは、例えばリーダライタ側の1次コイルとトランスポンダ側の2次コイルで構成され、これら2つのコイルの磁気的な結合によってコイル経由でデータ通信が行なわれる。
具体的には、リーダライタは、1次コイルで発生する磁界を振幅変調することによってデータを送信し、トランスポンダ側ではこれを検波する。また、トランスポンダは2次コイルの負荷切り替え(Load Switching:LS)により振幅変調などの変調処理を行なうことで、リーダライタへデータを送信することができる。
トランスポンダ及びリーダライタの各アンテナコイルはLC共振回路として動作しており、一般には、これらコイルの共振周波数を、通信に用いる搬送波の搬送波周波数に調整して共振させることにより、トランスポンダとリーダライタ間の適当な通信距離を設定することができる。
また、近年、非接触給電(非接触電力伝送、ワイヤレス電力伝送)システムも注目されている。非接触給電システムで利用される電力伝送方法には、電磁誘導方式、電磁共鳴方式などが挙げられる。電磁誘導方式は、既述したRFIDシステムでも用いられている方式と同様の原理であり、1次側のコイルに電流を流した際に生じる磁界を使って2次側のコイルに電力を送る。一方、電磁共鳴方式とは、電界結合と磁界結合があり、共振を利用して電界もしくは磁界の結合で電力伝送を行う。中でも磁界結合を利用した電磁共鳴方式が近年では注目され始めており、これらの共振アンテナはコイルを用いて設計される。
このような原理から、RFIDシステムや非接触給電システムにおいて、アンテナ部のコイル(以下、アンテナコイル)の共振設計が非常に重要である。これらのアンテナコイルが、デバイス単体では目的の周波数で共振するように設計されていても、実際に電子機器に実装されると、コイルから発生した磁界成分が周辺の金属の影響を受けてしまい目的の特性を得ることが難しい。これは、コイルから生じた磁界が周辺金属と干渉(結合)するために、コイルのインダクタンス成分が減少し共振周波数がシフトしてしまうこと、また渦電流損失が生じてしまうことが原因である。
これらの対策のひとつとして、磁性シートが利用されている。アンテナコイルと周囲に存在する金属との間に磁性シートを配置することによって、アンテナコイルから発生した磁束は磁性シート内に集められ、金属への干渉を減少することができる。ただし、電子機器の小型化・薄型傾向により、磁性シートの厚みにも制限がかかってしまい十分なシート厚みを確保できないため、磁性シートによって金属への磁界の干渉をゼロにできるわけではない。電子機器内における金属の配置箇所、アンテナコイルの配置箇所、磁性シートの透磁率特性・厚みなど様々な組み合わせを検討しながら、最終的には電子機器に実装した状態で目的の特性が出せるように共振回路設計を再調整する作業が必要とされる。
電子機器において、最もアンテナコイルに影響が大きい金属部品のひとつにバッテリが挙げられる。バッテリ、アンテナコイル、磁性シートを各々の部品として電子機器内に実装すると、実装段階にて上述のような再調整の検討が生じてしまう。しかしながら、バッテリとアンテナコイルと磁性シートが一体化された部品ならば、電子機器へ実装された状態の3者の位置関係が予め分かっているため、実装後でも実装前に調整したアンテナコイルの共振周波数からの変化は非常に小さく、実装時におけるアンテナコイル共振周波数の大きな再調整作業は不要となる。
例えば、特許文献1及び特許文献2には、アンテナコイルとバッテリが一体化された構造が提案されている。
特許文献1では、バッテリの外面を周回するように枠状または帯状の磁性材が配置され、その磁性材の外面にアンテナコイルが巻回されている。また、特許文献2では、磁性フィラーが充填された樹脂によってバッテリーケースが成形され、そのバッテリーケースにアンテナコイルが巻回されている。
特開2007−124557号公報(段落[0025]、図3) 特開2007−165141号公報(段落[0016]、図5)
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、例えば一般的な直方体形状のバッテリの場合、バッテリの外周をアンテナコイルが周回することによって、バッテリの4つの面にアンテナコイルが配置されることになってしまう。これでは、アンテナコイルとバッテリとの干渉は防ぐことができたとしても、4面における他の金属との干渉を考慮しなければならない。また、特許文献2に記載の構成では、バッテリケースはバッテリを収容するものであるため、このバッテリケース構造は磁性シートをバッテリの外面の大部分に配置しているのと同様であり、かなりのコスト上昇となる可能性がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、周囲に位置する金属部品によるアンテナコイルの共振周波数の変動が防止されたアンテナモジュール及び電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るアンテナモジュールは、アンテナコイルと、磁性シートと、導電体とを具備する。
上記アンテナコイルは第1のパターン幅を有する。
上記磁性シートは、上記アンテナコイルが配置される第1の面を有し、上記第1の面の端から上記アンテナコイルまでの上記第1の面における距離である第1の距離が上記第1のパターン幅の2倍以上である。
上記導電体は、上記磁性シートの上記第1の面の反対側が配置される第2の面を有し、上記第2の面の端から上記アンテナコイルまでの上記第2の面における距離である第2の距離が上記第1の距離以上である。
導電体は、第2の距離が第1の距離よりも大きく形成されているため、背面に位置する物体のアンテナコイルに対する干渉を遮蔽することが可能である。さらに、磁性シートは、第1の距離が、第1のパターン幅の2倍以上となるように形成されているため、導電体のアンテナコイルに対する干渉を防止することが可能である。これにより、当該アンテナモジュールを電子機器本体に搭載した際、電子機器本体に設けられている金属部品によるアンテナコイルへの干渉によって生じる共振周波数の変動を防止することが可能である。
上記導電体はバッテリであってもよい。
電子機器に用いられるバッテリは、一般的に比較的面積の大きい導電体を有する。このため、バッテリにアンテナコイル及び磁性シートを設けることによって上記アンテナモジュールとすることが可能である。
上記第1の距離は、上記第1のパターン幅の4倍以上であってもよい。
第1の距離を第1のパターン幅の4倍以上とすることにより、導電体のアンテナコイルに対する干渉を完全に防止することが可能である。
上記アンテナコイルは、RFID用のアンテナコイルであってもよい。
RFID(Radio Frequency Identification)通信は、共振周波数の相違により通信効率が大幅に低下する。このため、上記構成によって共振周波数の変動を防止すれば、最適な通信効率において通信することが可能となる。
上記アンテナコイルは、非接触電力伝送用のアンテナコイルであってもよい。
非接触電力伝送は、共振周波数の相違により伝送効率が大幅に低下する。このため、上記構成によって共振周波数の変動を防止すれば、最適な伝送効率において電力伝送をすることが可能となる。
本発明の別の形態に係る電子機器は、アンテナモジュールと、電子機器本体とを具備する。
上記アンテナモジュールは、第1のパターン幅を有するアンテナコイルと、上記アンテナコイルが配置される第1の面を有し上記第1の面の端から上記アンテナコイルまでの上記第1の面における距離である第1の距離が上記第1のパターン幅の2倍以上である磁性シートと、上記磁性シートの上記第1の面の反対側が配置される第2の面を有し、上記第2の面の端から上記アンテナコイルまでの上記第2の面における距離である第2の距離が上記第1の距離以上である導電体とを具備する。
上記電子機器本体は、上記アンテナモジュールが搭載される。
上記構成によれば、共振周波数が調整されたアンテナモジュールを電子機器本体に搭載した場合であっても、電子機器本体に設けられている金属部品によるアンテナコイルへの干渉によって生じる共振周波数の変動が防止される。これにより、電子機器は、予め調整された最適な共振周波数において通信あるいは電力伝送を行うことが可能となる。
上記導電体はバッテリであり、上記電子機器本体は上記バッテリによって駆動されてもよい。
バッテリをアンテナモジュールの一部とすることにより、導電体として機能する別の部品が不要となり、部品点数の削減をすることが可能となる。
本発明によれば、周囲に位置する金属部品によるアンテナコイルの共振周波数の変動が防止されたアンテナモジュール及び電子機器を提供することができる。
アンテナモジュールの斜視図である。 アンテナモジュールの分解斜視図である。 アンテナモジュールの断面図である。 第1のシミュレーションモデルの模式図である。 第1のシミュレーションモデルの断面図である。 第1のシミュレーションモデルの解析結果を示すグラフである。 第2のシミュレーションモデルの断面図である。 第2のシミュレーションモデルの解析結果を示すグラフである。 第2のシミュレーションモデルの解析結果を示すグラフである。 第3のシミュレーションモデルの断面図である。 第3のシミュレーションモデルの解析結果を示すグラフである。 アンテナモジュールの電子機器本体への実装の様子を示す模式図である。 RFIDシステム例1に係るアンテナモジュールを示す斜視図及び回路構成を示すブロック図である。 RFIDシステム例2に係るアンテナモジュールを示す斜視図及び回路構成を示すブロック図である。 RFIDシステム例3に係るアンテナモジュールを示す斜視図及び回路構成を示すブロック図である。 RFIDシステム例4に係るアンテナモジュールを示す斜視図及び回路構成を示すブロック図である。 非接触給電システム例1に係るアンテナモジュールを示す斜視図及び回路構成を示すブロック図である。 非接触給電システム例2に係るアンテナモジュールを示す斜視図及び回路構成を示すブロック図である。 非接触給電システム例3に係るアンテナモジュールを示す斜視図及び回路構成を示すブロック図である。 非接触給電システム例4に係るアンテナモジュールを示す斜視図及び回路構成を示すブロック図である。 非接触給電システム例5に係るアンテナモジュールを示す斜視図及び回路構成を示すブロック図である。 非接触給電システム例6に係るアンテナモジュールを示す斜視図及び回路構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[アンテナモジュールの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るアンテナモジュール1を示す斜視図であり、図2は、アンテナモジュール1の構造を示す分解斜視図である。また、図3は、アンテナモジュール1の断面図である。
これら図に示すように、アンテナモジュール1は、アンテナコイル2、磁性シート3及びバッテリ4を有する。アンテナコイル2、磁性シート3及びバッテリ4は、この順で積層されており、積層されている方向をZ方向、Z方向に直交する一方向をX方向、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
アンテナコイル2は、2次元的なコイル状に巻回された導線であり、その形状、巻回数は任意である。アンテナコイル2は、FR4(Flame Retardant Type 4)等を用いたプリント基板、ポリイミド等を用いたフレキシブルプリント基板、あるいは金属薄板を打ち抜いたものとすることができ、磁性シート3に粘着テープによって貼付することができる。また、アンテナコイル2は、磁性シート3上にメッキや蒸着等によって形成されたものであってもよい。
アンテナコイル2は周辺回路とともにLC共振回路を形成し、通信あるいは電力伝送を媒介する電磁波を授受する。以下、導線のパターン幅を第1の幅wとする。導線が、アンテナコイル2の全周に亘って同一の幅ではない場合、第1の幅wは最外周の導線の幅とする。
磁性シート3は、バッテリ4とアンテナコイル2の間に配置され、バッテリ4に含まれている金属がアンテナコイル2から生じた磁界と干渉(結合)することを防止する。磁性シート3は、Mn−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェライト、Ni−Zn−Cu系フェライト、Cu−Zn系フェライト、Cu−Mg−Zn系フェライト、Mn−Mg−Al系フェライト、YIG系フェライト等の焼結体からなるものとすることができる。また、Fe、Co、Fe−Al−Si系、Fe−Si−Cr系、Fe−Si系、Fe−Ni系、Fe−Co系、Fe−Co−Ni系、Fe−Cr系などの磁性金属粉末を樹脂と混合した複合体、あるいは上述のフェライト材料の粉末を樹脂と混合した複合体からなるものとすることもできる。
磁性シート3は、アンテナコイル2が設けられる第1の面3aとその反対側の裏面を有する。磁性シート3は、粘着テープによって裏面がバッテリ4に貼付されるものとすることができる。図3に示すように、第1の面3aの端からアンテナコイル2までの第1の面3aにおける距離を第1の距離dとする。磁性シート3は、第1の距離dが、上述した第1の幅wの2倍以上となるように形成されている。
バッテリ4は、携帯電話、携帯型情報端末等の本実施形態のアンテナモジュール1が搭載される電子機器のバッテリである。なお、本実施形態のアンテナモジュール1が搭載されるものは、携帯電話、携帯型情報端末等の電子機器に限らず、車載などの移動体であってもよい。バッテリ4は、金属からなる部材を有し、当該電子機器に設けられている金属部分によるアンテナコイル2への干渉を遮蔽する。バッテリ4の、磁性シート3が貼付される側の面を第2の面4aとし、第2の面4aの端からアンテナコイル2までの第2の面4aにおける距離を第2の距離xとする。バッテリ4は、第2の距離xが、上述した第1の距離d以上となるように形成されている。なお、バッテリ4は、例えば周囲を合成樹脂等によって被覆されていてもよい。
アンテナモジュール1は以上のように構成される。第1の幅w、第1の距離d及び第2の距離xの関係をまとめると以下の(式1)として表すことができる。
x≧d≧2w (式1)
第1の幅w、第1の距離d及び第2の距離xが(式1)を満たす場合、アンテナモジュール1を電子機器に実装した際に、電子機器に内蔵されている金属によるアンテナコイル2への干渉が防止され、共振周波数の変動を防止することが可能となる。以下、これについて説明する。
[導電体の大きさによる共振周波数への影響]
アンテナコイルに磁性シートを装着した状態において、磁性シートのみではアンテナコイルから生成される磁束の全てを吸収することができず、周囲の導電体との干渉が発生する。その干渉の程度は導電体の大きさによって異なるということをシミュレーション解析を用いて説明する。
図4は第1のシミュレーションモデルS1の模式図であり、図5は第1のシミュレーションモデルS1の断面図である。これらの図に示すように、第1のシミュレーションモデルS1は、この順で積層された金属板M1、磁性シートJ1及びアンテナコイルA1から構成されている。図4(A)〜(D)に示すように、第1のシミュレーションモデルS1は、金属板M1のサイズ(有無)がそれぞれ異なる。以下、図4(A)に示す第1のシミュレーションモデルS1をモデルS1とし、同様に図4(B)に示すモデルをモデルS1、図4(C)に示すモデルをモデルS1、図4(D)に示すモデルをモデルS1とする。
金属板M1及びアンテナコイルA1は、共に銅からなるものとした。磁性シートM1は、所定の複素比透磁率を有するものとした。複素比透磁率は、実部μ’と虚部μ"を有し、実部μ’は磁界と同位相の磁束密度成分に関係し、虚部μ"は位相の遅れを含む指標で磁気エネルギーの損失分に相当する。ここでは、実部μ’は80、虚部μ"は0とした。
アンテナコイルA1の幅(X又はY方向)は1.0mm、厚み(Z方向)は0.05mmとし、磁性シートJ1のサイズは15.0、14.5mm、0.1mm(X、Y、Z方向)とした。金属板M1のサイズは、モデルS1:15.0mm、14.5mm、0.3mm(X、Y、Z方向)、モデルS1:15.0mm、7.25mm、0.3mm(X、Y、Z方向)、モデルS1:7.5mm、7.25mm、0.3mm(X、Y、Z方向)、モデルS:金属板M1なし、とした。アンテナコイルA1と磁性シートJ1の間隔は0.1mm、磁性シートJ1と金属板M1の間隔は0.05mmとした。
図6は、本シミュレーション解析の結果を示すグラフである。横軸は周波数であり縦軸はS11特性である。S11特性とは回路の通過・反射電力特性を表現するSパラメータのひとつであり、入力端子に入力した電力に対する入力端子に反射した電力の比である。それぞれプロットにおいて、S11特性が最も小さい周波数が共振周波数である。
図6に示すように、金属板Mのサイズが大きいほど、共振周波数が高くなることがわかる。これは、アンテナコイルA1から生じる磁界成分と金属板M1との干渉が発生しているためである。金属板M1のサイズが大きいほど干渉の程度が増加し、インダクタンス成分が減少する。モデルS1とモデルS1を比較すると、1MHz以上の共振周波数のシフトが生じている。
これにより、単にアンテナコイルの背面に磁性シートを配置しただけでは、金属からアンテナコイルへの磁界の干渉を防止できず、アンテナコイルを電子機器に実装する際には、周囲に位置する金属の形状あるいは位置等によって共振周波数を再調整する必要があるということがわかる。また、電子機器の小型化、薄型化のために磁性シートの厚みが制限される場合には、アンテナコイルと金属との干渉の程度はより増大すると考えられる。
[アンテナコイル、磁性シート及びバッテリの最適配置]
次に、アンテナコイル、磁性シート及びバッテリの最適配置についてシミュレーションモデルを用いて検討した。図7は第2のシミュレーションモデルS2の模式的な断面図である。第2のシミュレーションモデルS2は第1のシミュレーションモデルS1と同様に、この順で積層されたアンテナコイルA2、磁性シートJ2及び金属板M2から構成されている。金属板M2は、第2の距離xが10mmとなるサイズとした。この第2のシミュレーションモデルS2を用いて、アンテナコイルA2の幅(第1の幅w)に対する磁性シートJ2のサイズ(第1の距離d)を変え、磁性シートJ2の複素比透磁率(実部μ’=40、80、100)毎に共振周波数を解析した。なお磁性シートJ2の複素比透磁率の虚部μ"はいずれも0である。
図8及び図9は解析結果を示すグラフであり、第1の距離dに対する共振周波数のプロットである。図8は第1の幅wが0.2mmの場合であり、図9は第1の幅wが1.0mmの場合である。図8及び図9に示すように、第1の距離dが増加するに従い、共振周波数の変化量が減少していくことがわかる。この傾向は、実部μ’が異なる場合であっても同様である。
また、第1の距離dが第1の幅wの2倍(図8において0.4mm、図9において2.0mm)程度から、共振周波数の変化量が特に小さくなっている。また、第1の距離dが第1の幅wの4倍(図8において0.8mm、図9において4.0mm)程度から、共振周波数の変化量がほぼ0となっている。
また、磁性シートの大きさ(第1の距離d)とバッテリの大きさ(第2の距離)による共振周波数への影響についてシミュレーションモデルを用いて検討した。図10は第3のシミュレーションモデルS3の模式的な断面図である。第3のシミュレーションモデルS3は第1のシミュレーションモデルS1及びS2と同様に、この順で積層されたアンテナコイルA3、磁性シートJ3及び金属板M3から構成されている。アンテナコイルA3の幅(第1の幅w)は1.0mmとし、磁性シートJ3の複素比透磁率は実部μ’=40、虚部μ"=0とした。この第3のシミュレーションモデルS3を用いて、第1の距離d及び第2の距離xを変え、共振周波数を解析した。
各第3のシミュレーションモデルS3の第1の距離d及び第2の距離xは次の通りである。
モデルS3:d=0.0mm、x=0.0mm
モデルS3:d=0.0mm、x=10.0mm
モデルS3:d=2.0mm、x=2.0mm
モデルS3:d=2.0mm、x=10.0mm
モデルS3:d=4.0mm、x=4.0mm
モデルS3:d=4.0mm、x=10.0mm
図11は解析結果を示す表である。同図に示すように、第1の距離dが0.0mmの場合(モデルS3、S3)、磁性シートJ3の背面に配置された金属板M3の大きさ(第2の距離x)によって共振周波数がシフトしていることがわかる。一方、第1の距離dが2.0mm(第1の幅w×2)の場合(モデルS3、S3)共振周波数のシフトは抑えられていることがわかる。さらに第1の距離dが4.0mm(第1の幅w×4)の場合(モデルS3、S3)、共振周波数は全くシフトしていないことがわかる。即ち、第1の距離dを十分大きくすれば、第2の距離xによらず、共振周波数のシフトを防止することが可能である。
以上から、第1の距離dを第1の幅wの2倍以上(d≧2w)とすることで、磁性シートの背面に位置する金属部品によるアンテナコイルへの干渉を、磁性シートによって防止することが可能であるといえる。
ここで、第2の距離xについて検討するに、第1の距離dが第1の幅wの2倍以上であれば、第2の距離xによらず、磁性シート3の背面に位置する導電体(バッテリ4)による共振周波数への影響を防止することができる。しかし、バッテリ4の大きさが磁性シート3より小さければ、アンテナモジュール1を実装した際に周囲に位置する金属部品による共振周波数への影響を避けることができない。このため、このような金属部品による影響を排除するために、バッテリ4の大きさは磁性シート3以上の大きさが必要となる。即ち、第2の距離xが第1の距離d以上(x≧d)である必要がある。
以上をまとめると、第2の距離xが第1の距離d以上である場合に、バッテリ4が背面に位置する金属部品のアンテナコイル2に対する干渉を遮蔽する。また、第1の距離dが第1の幅wの2倍以上である場合に、磁性シート3がバッテリ4のアンテナコイル2に対する干渉を防止する。即ち、第1の幅w、第1の距離d及び第2の距離xがx≧d≧2wの関係を満たす場合に、アンテナコイル2に対する周囲の金属部品の影響、即ち共振周波数のシフトを防止することが可能となる。
[アンテナモジュールの電子機器への実装]
図12は、アンテナモジュール1の電子機器本体20への実装を示す図である。
電子機器本体20は、携帯電話、携帯型情報端末等、バッテリによって駆動されるものである。図12に模式的に示すように、電子機器本体20には金属部品21が設けられている。蓋22は、電子機器本体20に搭載されたアンテナモジュール1を覆うための蓋である。
アンテナモジュール1は、アンテナコイル2側を外側(蓋22側)にして電子機器本体20に搭載される。この際、バッテリ4及びアンテナコイル2が電子機器本体20に電気的に接続される。金属部品21によるアンテナコイル2への干渉は、バッテリ4によって遮蔽されるため、アンテナコイル2の共振周波数は、電子機器本体20への搭載によって変動することが防止される。このため、予めアンテナコイル2の共振周波数が調整されたアンテナモジュール1を電子機器本体20に搭載するだけで、アンテナコイル2の最適環境を構築することが可能である。
これにより、例えば、構造が異なる複数種の電子機器にアンテナモジュール1を搭載する場合であっても、機種毎に共振周波数を調整する必要がない。また、アンテナモジュール1はバッテリ4とアンテナコイル2及び磁性シート3がひとつの部品となっているため、部品点数の削減にもなる。
以下、アンテナモジュール1及び電子機器本体20の回路構成についてRFIDシステム及び比接触給電システムの例を挙げて説明する。
[RFIDシステム例1]
図13(A)は本例におけるアンテナモジュール1を示す斜視図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には端子T1及び端子T2が設けられている。
図13(B)は本例におけるアンテナモジュール1及び電子機器本体20の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には、バッテリ4、アンテナコイル2に加え、バッテリ制御回路11が設けられている。電子機器本体20には、電源回路23、RFID制御回路24及びデジタル回路25が設けられている。
アンテナモジュール1において、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して端子T1に接続され、アンテナコイル2は端子T2に接続されている。電子機器本体20において、電源回路23は端子T1に対応する端子に接続され、RFID制御回路24は端子T2に対応する端子に接続されている。また、RFID制御回路24にはデジタル回路25が接続されている。
アンテナモジュール1が電子機器本体20に接続されると、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して電源回路23に電力を供給し、電源回路23はバッテリ4から供給される電力から電子機器本体20の駆動に用いられる電力を生成する。RFID制御回路24は、デジタル回路25から供給された信号をアンテナコイル2用の電流に変換し、又はアンテナコイル2から供給された電流をデジタル信号に変換する。
このように、本例のアンテナモジュール1は、端子T1を介してバッテリ4の電力を電子機器本体20に供給し、端子T2を介してRFID用の信号を電子機器本体20との間で授受する。
[RFIDシステム例2]
図14(A)は本例におけるアンテナモジュール1を示す斜視図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には端子T1が設けられている。端子T1は、電源端子、グランド端子、制御系端子に分割されている。
図14(B)は本例におけるアンテナモジュール1及び電子機器本体20の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には、バッテリ4、アンテナコイル2に加え、バッテリ制御回路11、抵抗12及びコンデンサ13が設けられている。電子機器本体20には、電源回路23、RFID制御回路24、デジタル回路25、抵抗26及びコンデンサ27が設けられている。なお、抵抗12、抵抗26はインダクタであってもよく、抵抗(インダクタ)12、抵抗(インダクタ)26の抵抗値及びコンデンサ13、コンデンサ27の容量は搬送波周波数によって決定される。
アンテナモジュール1において、バッテリ4はバッテリ制御回路11及び抵抗12を介して端子T1に接続されている。アンテナコイル2は、コンデンサ13を介して端子T1に接続されている。電子機器本体20において、電源回路23は抵抗26を介して端子T1に対応する端子に接続され、RFID制御回路24はコンデンサ27を介して端子T1に対応する端子に接続されている。また、RFID制御回路24にはデジタル回路25が接続されている。
アンテナモジュール1が電子機器本体20に接続されると、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して電源回路23に電力を供給し、電源回路23はバッテリ4から供給される電力から電子機器本体20の駆動に用いられる電力を生成する。この際、抵抗12及びコンデンサ13、抵抗26及びコンデンサ27はローパスフィルタとして機能する。RFID制御回路24は、デジタル回路25から供給された信号をアンテナコイル2用の電流に変換し、又はアンテナコイル2から供給された電流をデジタル信号に変換する。この際、抵抗12及びコンデンサ13、抵抗26及びコンデンサ27はハイパスフィルタとして機能する。
このように、本例のアンテナモジュール1は、端子T1を介してバッテリ4の電力を電子機器本体20に供給し、RFID用の信号を電子機器本体20との間で授受する。
[RFIDシステム例3]
図15(A)は本例におけるアンテナモジュール1を示す斜視図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には端子T1及び端子T2が設けられている。
図15(B)は本例におけるアンテナモジュール1及び電子機器本体20の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には、バッテリ4、アンテナコイル2に加え、バッテリ制御回路11及びRFID制御回路14が設けられている。電子機器本体20には、電源回路23及びデジタル回路25が設けられている。
アンテナモジュール1において、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して端子T1に接続されている。アンテナコイル2は、RFID制御回路14を介して端子T2に接続されている。電子機器本体20において、電源回路23は端子T1に対応する端子に接続され、デジタル回路25は端子T2に対応する端子に接続されている。
アンテナモジュール1が電子機器本体20に接続されると、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して電源回路23に電力を供給し、電源回路23はバッテリ4から供給される電力から電子機器本体20の駆動に用いられる電力を生成する。RFID制御回路14は、デジタル回路25から供給された信号をアンテナコイル2用の電流に変換し、又はアンテナコイル2から供給された電流をデジタル信号に変換する。
このように、本例のアンテナモジュール1は、端子T1を介してバッテリ4の電力を電子機器本体20に供給し、端子T2を介してRFID用の信号を電子機器本体20との間で授受する。
[RFIDシステム例4]
図16(A)は本例におけるアンテナモジュール1を示す斜視図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には端子T1が設けられている。
図16(B)は本例におけるアンテナモジュール1及び電子機器本体20の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には、バッテリ4、アンテナコイル2に加え、バッテリ制御回路11、抵抗12、コンデンサ13及びRFID制御回路14が設けられている。電子機器本体20には、電源回路23、デジタル回路25、抵抗26及びコンデンサ27が設けられている。
アンテナモジュール1において、バッテリ4はバッテリ制御回路11及び抵抗12を介して端子T1に接続されている。アンテナコイル2は、RFID制御回路14及びコンデンサ13を介して端子T1に接続されている。電子機器本体20において、電源回路23は抵抗26を介して端子T1に対応する端子に接続されている。また、デジタル回路25はコンデンサ27を介して端子T1に対応する端子に接続されている。
アンテナモジュール1が電子機器本体20に接続されると、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して電源回路23に電力を供給し、電源回路23はバッテリ4から供給される電力から電子機器本体20の駆動に用いられる電力を生成する。この際、抵抗12及びコンデンサ13、抵抗26及びコンデンサ27はローパスフィルタとして機能する。RFID制御回路14は、デジタル回路25から供給された信号をアンテナコイル2用の電流に変換し、又はアンテナコイル2から供給された電流をデジタル信号に変換する。この際、抵抗12及びコンデンサ13、抵抗26及びコンデンサ27はハイパスフィルタとして機能する。
このように、本例のアンテナモジュール1は、端子T1を介してバッテリ4の電力を電子機器本体20に供給し、RFID用の信号を電子機器本体20との間で授受する。
[非接触給電システム例1]
図17(A)は本例におけるアンテナモジュール1を示す斜視図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には端子T1及び端子T2が設けられている。
図17(B)は本例におけるアンテナモジュール1及び電子機器本体20の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には、バッテリ4、アンテナコイル2に加え、バッテリ制御回路11が設けられている。電子機器本体20には、電源回路23、電源制御回路28及び内蔵バッテリ29が設けられている。
アンテナモジュール1において、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して端子T1に接続され、アンテナコイル2は端子T2に接続されている。電子機器本体20において、電源回路23は端子T1に対応する端子に接続され、電源制御回路28は端子T2に対応する端子に接続されている。また、電源制御回路28には内蔵バッテリ29が接続されている。
アンテナモジュール1が電子機器本体20に接続されると、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して電源回路23に電力を供給し、電源回路23はバッテリ4から供給される電力から電子機器本体20の駆動に用いられる電力を生成する。電源制御回路28は、アンテナコイル2から供給された電力を内蔵バッテリ29に給電する。
このように、本例のアンテナモジュール1は、端子T1を介してバッテリ4の電力を電子機器本体20に供給し、端子T2を介して非接触給電により供給された電力を内蔵バッテリ29に給電する。
[非接触給電システム例2]
図18(A)は本例におけるアンテナモジュール1を示す斜視図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には端子T1が設けられている。
図18(B)は本例におけるアンテナモジュール1及び電子機器本体20の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には、バッテリ4、アンテナコイル2に加え、バッテリ制御回路11、抵抗12及びコンデンサ13が設けられている。電子機器本体20には、電源回路23、電源制御回路28、内蔵バッテリ29、抵抗26及びコンデンサ27が設けられている。
アンテナモジュール1において、バッテリ4はバッテリ制御回路11及び抵抗12を介して端子T1に接続されている。アンテナコイル2は、コンデンサ13を介して端子T1に接続されている。電子機器本体20において、電源回路23は抵抗26を介して端子T1に対応する端子に接続され、電源制御回路28はコンデンサ27を介して端子T1に対応する端子に接続されている。また、電源制御回路28には内蔵バッテリ29が接続されている。
アンテナモジュール1が電子機器本体20に接続されると、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して電源回路23に電力を供給し、電源回路23はバッテリ4から供給される電力から電子機器本体20の駆動に用いられる電力を生成する。この際、抵抗12及びコンデンサ13、抵抗26及びコンデンサ27はローパスフィルタとして機能する。電源制御回路28は、アンテナコイル2から供給された電力を内蔵バッテリ29に給電する。この際、抵抗12及びコンデンサ13、抵抗26及びコンデンサ27はハイパスフィルタとして機能する。
このように、本例のアンテナモジュール1は、端子T1を介してバッテリ4の電力を電子機器本体20に供給し、非接触給電により供給された電力を内蔵バッテリ29に給電する。
[非接触給電システム例3]
図19(A)は本例におけるアンテナモジュール1を示す斜視図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には端子T1及び端子T2が設けられている。
図19(B)は本例におけるアンテナモジュール1及び電子機器本体20の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には、バッテリ4、アンテナコイル2に加え、バッテリ制御回路11及び電源制御回路15が設けられている。電子機器本体20には、電源回路23及び内蔵バッテリ29が設けられている。
アンテナモジュール1において、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して端子T1に接続されている。アンテナコイル2は、電源制御回路15を介して端子T2に接続されている。電子機器本体20において、電源回路23は端子T1に対応する端子に接続され、内蔵バッテリ29は端子T2に対応する端子に接続されている。
アンテナモジュール1が電子機器本体20に接続されると、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して電源回路23に電力を供給し、電源回路23はバッテリ4から供給される電力から電子機器本体20の駆動に用いられる電力を生成する。電源制御回路15は、アンテナコイル2から供給された電力を内蔵バッテリ29に給電する。
このように、本例のアンテナモジュール1は、端子T1を介してバッテリ4の電力を電子機器本体20に供給し、端子T2を介して非接触給電により供給された電力を内蔵バッテリ29に給電する。
[非接触給電システム例4]
図20(A)は本例におけるアンテナモジュール1を示す斜視図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には端子T1が設けられている。
図20(B)は本例におけるアンテナモジュール1及び電子機器本体20の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には、バッテリ4、アンテナコイル2に加え、バッテリ制御回路11及び電源制御回路15が設けられている。電子機器本体20には、電源回路23が設けられている。
アンテナモジュール1において、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して端子T1に接続されている。アンテナコイル2は、電源制御回路15を介してバッテリ制御回路11に接続されている。電子機器本体20において、電源回路23は端子T1に対応する端子に接続されている。
アンテナモジュール1が電子機器本体20に接続されると、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して電源回路23に電力を供給し、電源回路23はバッテリ4から供給される電力から電子機器本体20の駆動に用いられる電力を生成する。電源制御回路15は、アンテナコイル2から供給された電力をバッテリ制御回路11を介してバッテリ4供給する。
このように、本例のアンテナモジュール1は、端子T1を介してバッテリ4の電力を電子機器本体20に供給し、非接触給電により供給された電力をバッテリ4に供給する。
[非接触給電システム例5]
図21(A)は本例におけるアンテナモジュール1を示す斜視図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には端子T1及び端子T2が設けられている。
図21(B)は本例におけるアンテナモジュール1及び電子機器本体20の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には、バッテリ4、アンテナコイル2に加え、バッテリ制御回路11が設けられている。電子機器本体20には、電源回路23及び電源制御回路28が設けられている。
アンテナモジュール1において、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して端子T1に接続されている。アンテナコイル2は端子T2に接続されている。電子機器本体20において、電源回路23は端子T1に対応する端子に接続されている。電源制御回路28は、端子T2に対応する端子と、端子T1に対応する端子とに接続されている。
アンテナモジュール1が電子機器本体20に接続されると、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して電源回路23に電力を供給し、電源回路23はバッテリ4から供給される電力から電子機器本体20の駆動に用いられる電力を生成する。電源制御回路15は、アンテナコイル2から供給された電力をバッテリ制御回路11を介してバッテリ4に供給する。
このように、本例のアンテナモジュール1は、端子T1を介してバッテリ4の電力を電子機器本体20に供給し、非接触給電により供給された電力を端子T1を介してバッテリ4に供給する。
[非接触給電システム例6]
図22(A)は本例におけるアンテナモジュール1を示す斜視図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には端子T1が設けられている。
図22(B)は本例におけるアンテナモジュール1及び電子機器本体20の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、アンテナモジュール1には、バッテリ4、アンテナコイル2に加え、バッテリ制御回路11、抵抗12及びコンデンサ13が設けられている。電子機器本体20には、電源回路23、電源制御回路28、抵抗26及びコンデンサ27が設けられている。
アンテナモジュール1において、バッテリ4はバッテリ制御回路11及び抵抗12を介して端子T1に接続されている。アンテナコイル2は、コンデンサ13を介して端子T1に接続されている。電子機器本体20において、電源回路23は抵抗26を介して端子T1に対応する端子に接続され、電源制御回路28はコンデンサ27を介して端子T1に対応する端子に接続され、さらに抵抗26を介して端子T1に接続されている。
アンテナモジュール1が電子機器本体20に接続されると、バッテリ4はバッテリ制御回路11を介して電源回路23に電力を供給し、電源回路23はバッテリ4から供給される電力から電子機器本体20の駆動に用いられる電力を生成する。この際、抵抗12及びコンデンサ13、抵抗26及びコンデンサ27はローパスフィルタとして機能する。電源制御回路28は、アンテナコイル2から供給された電力をバッテリ4に給電する。アンテナコイル2から電源制御回路28への際は、抵抗12及びコンデンサ13、抵抗26及びコンデンサ27はハイパスフィルタとして機能する。また、電源制御回路28からバッテリ4への際は、抵抗12及びコンデンサ13、抵抗26及びコンデンサ27はローパスフィルタとして機能する。
このように、本例のアンテナモジュール1は、端子T1を介してバッテリ4の電力を電子機器本体20に供給し、非接触給電により供給された電力をバッテリ4に給電する。
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変更され得る。
上述した実施形態では、アンテナモジュールの周囲に位置する金属からアンテナコイルへの干渉を防止する導電体としてバッテリを用いたが、これをバッテリ以外の導電体とすることも可能である。この場合、導電体は、電子機器に設けられている金属部分によるアンテナコイルへの干渉を遮蔽するのに十分な大きさを有するものとすることができる。例えばこのような導電体として、電子機器に設けられるEMC(ElectroMagnetic Compatibility)用のシールド板等が挙げられる。
1…アンテナモジュール
2…アンテナコイル
3…磁性シート
3a…第1の面
4…バッテリ
4a…第2の面
20…電子機器本体

Claims (7)

  1. 第1のパターン幅を有するアンテナコイルと、
    前記アンテナコイルが配置される第1の面を有し、前記第1の面の端から前記アンテナコイルまでの前記第1の面における距離である第1の距離が前記第1のパターン幅の2倍以上である磁性シートと、
    前記磁性シートの前記第1の面の反対側が配置される第2の面を有し、前記第2の面の端から前記アンテナコイルまでの前記第2の面における距離である第2の距離が前記第1の距離以上である導電体と
    を具備するアンテナモジュール。
  2. 請求項1に記載のアンテナモジュールであって、
    前記導電体はバッテリである
    アンテナモジュール。
  3. 請求項2に記載のアンテナモジュールであって、
    前記第1の距離は、前記第1のパターン幅の4倍以上である
    アンテナモジュール。
  4. 請求項3に記載のアンテナモジュールであって、
    前記アンテナコイルは、RFID用のアンテナコイルである
    アンテナモジュール。
  5. 請求項3に記載のアンテナモジュールであって、
    前記アンテナコイルは、非接触電力伝送用のアンテナコイルである
    アンテナモジュール。
  6. 第1のパターン幅を有するアンテナコイルと、前記アンテナコイルが配置される第1の面を有し前記第1の面の端から前記アンテナコイルまでの前記第1の面における距離である第1の距離が前記第1のパターン幅の2倍以上である磁性シートと、前記磁性シートの前記第1の面の反対側が配置される第2の面を有し、前記第2の面の端から前記アンテナコイルまでの前記第2の面における距離である第2の距離が前記第1の距離以上である導電体とを有するアンテナモジュールと、
    前記アンテナモジュールが搭載される電子機器本体と
    を具備する電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器であって、
    前記導電体はバッテリであり、
    前記電子機器本体は前記バッテリによって駆動される
    電子機器。
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