以下、本発明の実施形態を、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の車載器利用サービスの基盤システム(以下、「基盤システム」という)を示す模式図である。この基盤システム1は、ETCの車載器を用いて道路通行料金の収受以外のサービスを行うために、基盤業務を提供するシステムである。なお、本発明において、ETC車載器とは、車両に搭載され、DSRC通信が可能であってETCの機能を有する機器を広く示す。本実施形態の基盤システム1は、ユーザ情報の登録及び管理と車載器の認証を行うと共に、基盤業務として、サービス利用料金の決済、及び、サービス事業者との間でのユーザ又は車両に関する情報の収受を行う。
まず、本実施形態の基盤システム1によって基盤業務が提供されるサービスの概要を説明する。
ETCの車載器の記憶装置には、一意的に付与された一意IDとしての機器番号が格納されている。ETCの車載器を道路通行料収受以外のサービス(例えば洗車サービス、給油サービス、物品販売もしくは駐車場提供サービス等)に用いる場合、機器番号を変換してなる利用車番号が、識別情報として用いられる。利用車番号は、車載器の機器番号を管理する機器番号管理者(現在、わが国では、財団法人道路システム高度化推進機構)により、サービスを行う事業者毎に異なる系列に変換されて付与される。利用車番号に、クレジット会社やクレジット番号等の決済情報を予め対応付けることにより、利用車番号を用いて車載器の認証を行うと共に、サービス利用料金の決済を行うことが可能となる。これにより、ユーザは、車載器により、有料道路の利用以外のサービスを受け、サービス利用料金の決済を行うことが可能となる。また、利用車番号に、ユーザ又は車両に関する情報を予め対応付けることにより、利用車番号を用いて車載器の認証を行うと共に、ユーザの消費動向調査や、車両の交通計画に関する調査や、ユーザへの情報配信を行うことが可能となる。
本実施形態の基盤システム1は、車載器の認証や基盤業務をサービス提供業務から分離して遂行し、サービス事業者に対して、ユーザの車載器の認証結果の提供や、決済の代行や、ユーザに関する情報授受を行う基盤業務を提供するものである。本実施形態では、基盤システム1により、サービス事業者としての駐車場事業者のために基盤業務を行う場合について説明するが、他のサービス事業者として、例えば小売事業者、レストラン事業者、洗車事業者及び給油事業者等に対して基盤業務を行うことも可能である。
本実施形態の基盤システム1は、基盤業務を行う基盤事業者の業務エリアに配置されたセンターサーバ2及びウェブサーバ3と、駐車場事業者の運営する駐車場に配置された路側サーバ4とで構成されている。
センターサーバ2と路側サーバ4は、インターネット回線Nや専用回線を通じて接続するように構成されている。センターサーバ2と路側サーバ4の間は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)により、SSL/TLS(Secure Socket Layer/ Transport Layer Security)の暗号化やスクランブル等で機密性が高められた通信が行われる。路側サーバ4は、駐車場に配置された精算装置9と、シリアル又はイーサネットにより接続されている。
ウェブサーバ3は、携帯電話7からの要求に対する応答として、TCP/IPにより、HTML(Hyper Text Markup Language)形式のデータを、ユーザの情報端末としての携帯電話7に送信すると共に、携帯電話7から指令情報を受信するように構成されている。ウェブサーバ3は、携帯電話7から指令情報を受信し、この指令情報に対応する制御情報をセンターサーバ2に出力して、センターサーバ2の停止機能が動作するように構成されている。
路側サーバ4は、駐車場の車両の入口と出口に配置されたアンテナ41を介して、車両5に搭載された車載器6と、DSRC方式の双方向無線通信(以下、DSRC通信という)を行い、サービスに関する情報の収受を行うように構成されている。
図2は、センターサーバ2と、路側サーバ4と、車載器6と、携帯電話7と、クレジット会社の決済サーバ8と、駐車場に配置された精算装置9の構成を示した模式図である。
センターサーバ2は、ユーザからの指令に基づいて、基盤処理の停止機能を作動させて車載器の利用の制御を行う利用制御部21と、車載器6の認証を行う認証部22と、ユーザのサービス利用代金の決済を行う決済部23と、路側サーバ4との通信を行う通信部24と、ユーザ及び車両に関する情報を格納するデータベース25と、ユーザの携帯電話に所定の情報を含んだメールを送信するメール送信部26を有する。
利用制御部21は、ユーザの携帯電話7を通じた入力指令に応じて、後述する基盤処理を即時停止する即時停止制御と、基盤処理を所定の停止日時から所定の停止期間にわたって停止する期間指定停止制御と、基盤処理を通常は停止する一方、所定の停止解除期間のみに基盤処理を行うオートロック制御とを行うように形成されている。
データベース25には、基盤事業者にサービス利用の申し込みをした全てのユーザに関する情報が格納されている。ユーザに関する情報とは、車載器の利用車番号と、この利用車番号に紐付けられた顧客ID、ユーザ情報、車両情報及び決済情報である。各情報は、データベース25の利用車番号格納部251と、顧客ID格納部252と、ユーザ情報格納部253と、車両情報格納部254と、決済情報格納部255とに夫々格納されている。
利用車番号格納部251に格納された利用車番号は、車載器6の機器番号が変換されて基盤事業者に割り振られたものであり、ユーザのサービス利用の申し込みの際に、ユーザを示す識別番号として機器番号管理者から基盤事業者に交付されたものである。利用車番号は、基盤事業者が申し込みを受けた車載器6と一意的に対応している。利用車番号格納部251には、利用車番号を示す情報の格納領域に加えて、後述する利用制御フラグの格納領域が設けられている。
顧客ID格納部252に格納された顧客IDは、基盤事業者がサービス事業者毎に異なる系列で付与したものである。したがって、ユーザの車載器6は、1つの利用車番号に対応して、駐車場を利用する際に用いられる顧客IDと、小売販売等の他のサービスを受ける際に用いられる顧客IDとの複数のIDが付与されている。
ユーザ情報格納部253に格納されたユーザ情報は、ユーザの氏名、性別及びメールアドレス等である。
車両情報格納部254に格納された車両情報は、ユーザの車両のナンバープレート番号や、車種等である。
決済情報格納部255に格納された決済情報は、ユーザがクレジット会社と契約して設定され、申し込み時に登録されたクレジット番号等の情報である。このクレジット番号等の情報と、精算装置9等で計算された決済金額とを含む売上情報を、対応するクレジット会社の決済サーバ8に送信する。決済サーバ8は、売上情報が与信の範囲内であれば、ユーザのクレジット番号等を含んだ売上情報を有効に受け付けて精算する。クレジット会社は、ユーザから予め指定された銀行口座から代金引き落としを行う等の方法により、ユーザから代金を回収する。
メール送信部26は、車載器6の認証結果や、入場した駐車場名や、入出庫日時や、利用代金等の情報を含んだメールを、予め登録されたユーザの携帯電話7のメールアドレス宛に送信する。なお、メール送信部26が送信するメールには、入庫した駐車場の近隣の店舗等に関する広告情報や、ユーザの履歴等に応じた割引情報等が添付されてもよい。また、メール送信部26は、停止機能の指令をユーザが行うためのページのURLを含んだメールを、ユーザの携帯電話7のメールアドレス宛に送信する。
センターサーバ2は、CPU、記憶装置、入出力装置及び通信モジュール等で構成されたコンピュータであり、記憶装置の所定領域にデータベース25が構築されていると共に、記憶装置の他の領域に格納されたプログラムがCPUで実行されて、上述の利用制御部21乃至通信部24の各機能を奏するように構成されている。
路側サーバ4は、車載器6から受信した機器番号を利用車番号に変換する変換部42と、センターサーバ2と通信を行う通信部43と、アンテナ41を介して車載器6とDSRC通信を行うDSRC通信部44を有する。
変換部42は、駐車場に訪れた車両5の車載器6から受信した機器番号を、利用車番号に変換する変換プログラムによって構成されている。この変換プログラムは、ユーザがサービス利用の申し込みを行った際に、機器番号管理者が基盤事業者へ利用車番号を交付するために機器番号を変換するためのプログラムと実質的に同じ変換アルゴリズムを有するものである。
通信部43は、センターサーバ2との間で、SSL/TLSの暗号化やスクランブル等で機密性を高めたTCP/IP通信を行う。
DSRC通信部44は、アンテナ41を介して、5.8GHz帯の電波を車載器6との間で送受信するDSRC通信を行い、車載器6から機器番号を受信するように形成されている。
路側サーバ4は、CPU、記憶装置、及び通信モジュール等で構成されたコンピュータであり、記憶装置に格納されたプログラムがCPUで実行されて、上述の変換部42乃至DSRC通信部44の各機能を奏するように構成されている。
路側サーバ4は、駐車場に配置された精算装置9に接続されており、この精算装置9は、車両の駐車期間に基づいて駐車料金を算出して決済料金を特定する精算部91と、遮断機93の開閉を制御する遮断機制御部92を有する。
車載器6は、機器番号が格納された記憶部61と、サービスの利用可能状態や通信状態等を車内のユーザに示す表示部62と、路側サーバ4とDSRC通信を行う通信部63とを有する。この車載器6は、記憶部61に格納された制御プログラムをCPUで実行し、路側サーバ4との通信に必要な処理を行うように構成されている。
携帯電話7は、通信状態や通信情報を示す表示部71と、操作のための入力を行う入力部72と、携帯電話7固有の識別情報や通信に関するデータを格納する記憶部73と、音声通話を行うための通話部74と、音声通信及び情報通信を行う無線通信部75とを有する。この携帯電話7は、記憶部73に格納された制御プログラムをCPUで実行し、通話及び情報通信に必要な処理を行うように構成されている。
以下、上記構成の基盤システム1の動作を説明する。
(通常動作)
この基盤システム1は、ユーザから基盤処理の停止指令を受けていない場合、次のような通常動作を行う。
まず、車両5が駐車場に進入すると、駐車場のセンサが車両5の進入を検知し、これに伴って路側サーバ4のDSRC通信部44が起動し、アンテナ41を介して車載器6とDSRC通信を開始する。DSRC通信が開始されると、車載器6は、記憶部61に格納された機器番号をDSRC通信部63で送信する。路側サーバ4は、DSRC通信部44が受信した機器番号を変換部42が変換し、利用車番号を生成する。車載器6の利用車番号が生成されると、通信部43がインターネット回線Nを介してセンターサーバ2に利用車番号を送信する。センターサーバ2は、通信部24で利用車番号を受信し、認証部22により、受信した利用車番号がデータベース25の利用車番号格納部251に存在するか否かを確認して、車載器6の認証を行う。受信した利用車番号が利用車番号格納部251に存在すると、顧客ID格納部252を検索して、利用車番号に対応する顧客IDの特定を行う。これと共に、利用車番号に紐付けられてユーザ情報格納部253に格納されたユーザ情報と、利用車番号に紐付けられて車両情報格納部254に格納された車両情報とを抽出する。認証部22は、認証成功の旨を示す情報と共に、利用車番号に対応するこれらの顧客ID、ユーザ情報及び車両情報を、通信部24で路側サーバ4に送信する。これと共に、メール送信部26が、認証成功の旨や入庫日時等の情報を含んだメールをユーザの携帯電話7に送信する。路側サーバ4は、認証成功の旨を示す情報を含む情報を受信すると、精算装置9の制御により、駐車場の入口に設置された遮断機93を制御してバーを開く。遮断機93のバーが開いた入口を通り、車両5が駐車場の駐車領域に進入し、駐車位置に駐車する。路側サーバ4は、精算装置9の精算部91に顧客IDユーザ情報を送信し、精算部91は、顧客IDと車両の入庫日時を記憶する。なお、顧客IDと車両の入庫日時は、路側サーバ4からセンターサーバ2へ送信され、センターサーバ2が認証部22等の記憶領域に記憶してもよい。このように、本実施形態の基盤システム1は、ユーザの駐車場の利用に際して、車両及びユーザに関する情報を、サービス事業者の精算装置9との間で授受する。
ユーザの車両5が出庫する場合、ユーザの車両5が出口に近づくと、駐車場のセンサが車両5の進入を検知し、これに伴って路側サーバ4のDSRC通信部44が起動し、アンテナ41を介して車載器6とDSRC通信を開始する。DSRC通信が開始されると、入庫時と同様に、路側サーバ4は、車載器6の機器番号をDSRC通信部44で受信して変換部42で利用車番号を生成し、通信部43で利用車番号をセンターサーバ2に送信する。センターサーバ2は、路側サーバ4から受信した利用車番号に基づいて認証部22が車載器6の認証を行い、認証が成功すると、認証成功の旨を示す情報と共に、利用車番号に対応する顧客ID等を含む情報を路側サーバ4に送信する。路側サーバ4は、認証成功の旨を示す情報を含む情報を受信すると、精算装置9に精算を指示する信号を送信する。精算装置9は、精算部91で、記憶された入庫日時と出庫日時に基づいて駐車料金を算出して決済金額を特定する。なお、顧客IDと車両の入庫日時がセンターサーバ2に格納される場合、センターサーバ2に精算部を設け、センターサーバ2の認証部22が車載器6の認証に成功した後に精算部が駐車料金を算出し決済金額を特定し、決済部23が後述のように決済を行ってもよく、又は認証部22が該当する顧客IDと入庫日時を路側サーバ4を経由して精算装置9に送信し、精算部91がこれに基づいて駐車料金を算出し決済金額を特定してもよい。特定された決済金額は精算装置9から路側サーバ4に送信され、路側サーバ4は、決済金額と顧客IDを含む情報をセンターサーバ2に送信する。センターサーバ2は、決済金額と顧客IDを含む情報を受信すると、決済部23により、顧客IDに紐付けられてデータベース25の決済情報格納部255に格納された決済情報に基づいて決済を行う。すなわち、決済部23は、決済情報に表されたクレジット会社の決済サーバ8に、決済金額とクレジット番号等を含む売上情報を送信する。決済サーバ8は、売上情報が与信の範囲内である場合、ユーザのクレジット番号に対応して決済金額を含む売上情報を有効に受け付けて精算すると共に、ユーザの引き落とし口座から代金を引き落とすための処理を行う。決済サーバ8の処理が完了すると、決済が完了した旨の完了情報がセンターサーバ2に送信され、完了情報を受信したセンターサーバ2は、路側サーバ4に決済の完了情報を送信する。決済の完了情報を受信した路側サーバ4は、精算装置9の遮断機制御部92により、出口の遮断機93のバーを開制御して、バーが開いた出口から車両5が出庫する。センターサーバ2のメール送信部26は、決済が完了した旨と利用代金等の情報を含んだメールを、ユーザの携帯電話7のメールアドレス宛に送信する。
このように、基盤システム1は、ユーザから基盤処理の停止指令を受けていない場合、基盤処理として、駐車場に車両5が入出場する際の車載器6の認証に付随するユーザ情報及び車両情報の送受信と、駐車場料金の決済とを行う。
ところで、車両5が修理や車検等のためにユーザから他の者に引き渡された場合や、他の者に貸与された場合や、盗難に遭った場合、車両5に搭載された車載器6が不正利用される恐れがある。そこで、基盤システム1は、ユーザの指令に基づいて、センターサーバ2の利用制御部21により、基盤処理を停止することが可能となっている。
(即時停止制御)
例えば車両5が盗難被害に遭った場合等のように、車載器6の利用を早急に停止する必要が生じた場合、ユーザは、基盤システム1の即時停止を指令できる。
図3は、ユーザが即時停止指令を行う場合の携帯電話7の入力部への入力と、センターサーバ2の利用制御部21の処理と、センターサーバ2の決済部23の決済可能状態を、紙面の下方に向かって進む時間軸に沿って表した図である。図3には、停止する基盤処理の一例として、決済部による決済処理を示しているが、ユーザ情報及び車両情報の授受処理についても決済処理と同様に制御される。
まず、ユーザが、携帯電話7のインターネットブラウザを起動し、インターネット回線Nを通じてウェブサーバ3に接続する。ウェブサーバ3は、携帯電話7に、停止に関する指令を行うための指令ページのデータを送信する。携帯電話7は、ウェブサーバ3からデータを受信し、液晶パネル等で形成された表示部に指令ページを表示する。指令ページは、例えば、「即時停止」と記されたボタンの画像(以下、単にボタンという)を含んだものを採用することができる。この指令ページのボタンを、ユーザが入力部72の操作によってクリックすることにより、即時停止指令が入力される(ステップS1)。即時停止指令が入力されると、即時停止を指令する停止指令情報が携帯電話7からウェブサーバ3に送信される。携帯電話7からの指令情報を受信したウェブサーバ3は、センターサーバ2に即時停止を指令する制御情報を出力する。センターサーバ2は、即時停止を指令する制御信号を受信すると、利用制御部21が停止処理を行う(ステップS2)。すなわち、利用制御部21が、データベース25の利用車番号に対応する利用制御フラグを「動作」から「停止」に書き換える。これにより、基盤システム1は、ユーザの車載器6に関して、決済処理を含む基盤処理が停止状態となる。
ユーザが携帯電話7を通じて即時停止を指令した後、車両5が駐車場を訪れると、路側サーバ4のDSRC通信部44が車載器6の機器番号を受信し、受信した機器番号を変換部42が変換して利用車番号を生成し、この利用車番号を通信部43がセンターサーバ2に送信する。センターサーバ2は、認証部22が、受信した利用車番号がデータベース25の利用車番号格納部251に存在するか否かを検索する。ここで、利用車番号格納部251に格納されたユーザの利用車番号には「停止」フラグが立っているので、認証部22は、ユーザの利用車番号がデータベース25に存在するにもかかわらず、認証失敗の旨を示す情報を路側サーバ4へ送信する。認証が失敗した旨の情報を受信した路側サーバ4は、精算装置9に認証が失敗した旨の情報を送信する。精算装置9は、路側サーバ4から認証失敗の旨の情報を受信すると、入口の遮断機93のバーを閉じ状態に保持すると共に、認証が失敗した旨を、表示装置による表示や、スピーカによる音声等で出力し、車載器6を利用できないことをユーザに知らせる。
このように、本実施形態の基盤システム1は、即時停止制御を行うことにより、ユーザの指令に応じて、ユーザの車載器6に関する基盤システム1の基盤処理を即時に停止する。したがって、車両5が盗難に遭った場合においても、車載器6の不正使用を迅速に防止することができる。
(期間指定停止制御)
ユーザが車両5から離れる日時と期間が予め判明している場合、ユーザの指令により、基盤システム1の基盤処理を所定の停止日時から所定期間にわたって停止させることができる。
図4は、ユーザが期間指定を伴う停止指令を行う場合の携帯電話7の入力部への入力と、センターサーバ2の利用制御部21の処理と、センターサーバ2の決済部23の決済可能状態を、紙面の下方に向かって進む時間軸に沿って表した図である。図4には、停止する基盤処理の一例として、決済部による決済処理を示しているが、ユーザ情報や車両情報の授受処理についても決済処理と同様に制御される。
まず、ユーザが、携帯電話7のインターネットブラウザを起動してウェブサーバ3に接続し、ウェブサーバ3から指令ページのデータを受信して表示部に指令ページを表示する。なお、指令ページの表示は、事前にセンターサーバ2のメール送信部26が携帯電話7に指令ページのURL(Uniform Resource Locator)を含んだメールを送信しておき、ユーザが上記URLを指定することによって行うのが好ましい。ユーザが、指令ページに表示される「期間指定停止」のモードを選択することにより、設定を入力する設定入力ページが表示される。なお、予め受信したメールに含まれるURLの指定によって、設定入力ページを直接表示してもよい。この設定入力ページには、基盤処理を停止する日時と、停止を継続する期間とが入力可能になっている。停止日時の入力と停止期間の入力は、設定入力ページに設定された入力窓に、数字を入力することによって行う。あるいは、カレンダー形式で表示された日付から所定の日付を選択し、或いは、プルダウンバーに記載された数字から所望の数字を選択して、停止日時や停止期間を入力してもよい。
停止日時と停止期間の入力が完了すると、設定入力ページから指令ページに戻り、停止実行のボタンを、ユーザが入力部72の操作によってクリックすることにより、停止日時と停止期間を指定した停止指令が入力される(ステップS11)。停止指令が入力されると、停止日時と停止期間を含む停止指令情報が携帯電話7からウェブサーバ3に送信され、ウェブサーバ3からセンターサーバ2に、停止日時と停止期間を含んで停止を指令する制御情報が入力される。センターサーバ2は、ウェブサーバ3から制御信号を受信すると、利用制御部21により、基盤処理の停止日時と停止解除日時を設定する。利用制御部21は、停止日時の到来を検出すると、データベース25のユーザの利用車番号に対応する利用制御フラグを「動作」から「停止」に書き換えて、ユーザの車載器6の利用停止処理を行う(ステップS12)。これにより、基盤システム1は、ユーザの車載器6に関して、決済処理を含む基盤処理が停止状態となる。
ユーザの指定した停止日時が到来した後、車両5が駐車場を訪れると、センターサーバ2の認証部22による車載器6の認証が失敗し、これにより、車載器6による決済が停止され、また、路側サーバ4と精算装置9との間のユーザ情報及び車両情報の授受が停止される。
ユーザの指定した停止日時から所定期間が経過すると、センターサーバ2の利用制御部21は、停止解除日時の到来を検出し、データベース25の利用車番号に対応する利用制御フラグを「停止」から「動作」に書き換えて、停止解除処理を行う(ステップS13)。これにより、基盤システム1は、ユーザの車載器6に関して、決済処理を含む基盤処理が可能になる。
このように、本実施形態の基盤システム1は、期間指定停止制御を行うことにより、ユーザの指令に応じた所定の停止日時から停止解除日時までの間に、ユーザの車載器6に関する基盤処理を停止する。したがって、ユーザが、予め定められた期間に車両5から離れる場合や、車両5を修理等のために他の者に引き渡す場合に、期間を指定して車載器6の不正使用を防止できる。また、ユーザが車両5の返却等を考慮して設定した解除日時を経過した後は、車載器6を自動的に利用可能な状態に復帰できる。
(オートロック制御)
不正使用の防止効果を更に高めるため、基盤システム1の基盤処理を通常は停止状態とし、ユーザの指令に応じて所定の期間にのみ基盤処理の停止の解除を行うオートロック制御を設定することができる。
図5は、ユーザがオートロック制御を指令する場合の携帯電話7の入力部への入力と、センターサーバ2の利用制御部21の処理と、センターサーバ2の決済部23の決済可能状態を、紙面の下方に向かって進む時間軸に沿って表した図である。図5には、停止する基盤処理の一例として、決済部による決済処理を示しているが、ユーザ情報や車両情報の授受処理についても決済処理と同様に制御される。
まず、ユーザが、携帯電話7のインターネットブラウザを起動してウェブサーバ3に接続し、ウェブサーバ3から指令ページのデータを受信して表示部に指令ページを表示する。指令ページの表示は、予め受信したメールに含まれるURLの指定によって行うのが好ましい。指令ページに表示される「オートロック開始」のボタンを、ユーザが入力部72の操作によってクリックすることにより、オートロック制御の開始指令が入力される(ステップS21)。オートロック制御の開始指令が入力されると、オートロック開始指令情報が携帯電話7からウェブサーバ3に送信され、ウェブサーバ3からセンターサーバ2に、オートロック制御の開始を指令する制御情報が入力される。センターサーバ2は、制御信号を受信すると、利用制御部21により、データベース25のユーザの利用車番号に対応する利用制御フラグを「動作」から「停止」に書き換えて、ユーザの車載器6の利用停止処理を行う(ステップS22)。これにより、基盤システム1は、ユーザの車載器6に関して、決済処理を含む基盤処理が停止状態となり、車載器6を用いたサービスの利用がロックされる。
この後、ユーザが、駐車場での駐車料金の決済に車載器6を使用する場合、駐車場に入場する前にロックの一時解除を行う。ロックの一時解除は、ユーザが携帯電話7を通して行う。
図6は、オートロックの一時解除を行う際に、携帯電話7の表示部に表示される指令ページの例を示す図である。この指令ページには、ロックを解除する期間が予め設定された期間指定解除ボタン81,82,83が設けられており、いずれかの期間指定解除ボタン81,82,83がクリックされると、クリックされたボタンに設定された期間の解除指令を行うように形成されている。期間指定解除ボタンは、10分間の解除を指令する10分解除ボタン81と、20分間の解除を指令する20分解除ボタン82と、60分間の解除を指令する60分解除ボタン83が設定されている。また、指令ページには、ロックの解除期間を設定する期間設定ボックス84と、期間設定ボックス84で設定された期間の一時解除を指令する解除ボタン85が設けられている。更に、指令ページには、ロックの解除後に、即時にロック状態に戻すためのロックボタン86が設けられている。
ユーザは、駐車場に入場する前、携帯電話7によってオートロックの一時解除の指令ページにアクセスし、予想される入口の通過時刻に基づいて、例えば10分解除ボタン81をクリックする。この10分解除ボタン81のクリックにより、10分のロック解除期間を指定したロック解除指令が入力される(ステップS23)。ロック解除指令が入力されると、10分の解除期間を含むロック解除指令情報が携帯電話7からウェブサーバ3に送信され、ウェブサーバ3からセンターサーバ2に、10分の解除期間にわたってロック解除を指令する制御情報が入力される。センターサーバ2は、ウェブサーバ3から制御信号を受信すると、利用制御部21により、データベース25のユーザの利用車番号に対応する利用制御フラグを「停止」から「動作」に書き換えて、ユーザの車載器6の利用停止解除処理を行うと共に、解除期間である10分の計時を開始する(ステップS24)。これにより、基盤システム1は、ユーザの車載器6に関して、決済処理を含む基盤処理が可能な状態となる。こうして、ユーザは、ロック解除の指令を行って基盤システム1の基盤処理を可能とした状態で、駐車場に入庫する。すなわち、ユーザの車両5が駐車場の入口に到着すると、車載器6が路側サーバ4とDSRC通信を行い、車載器6の利用車番号がセンターサーバ2に送信される。センターサーバ2では、データベース25のユーザの利用車番号に対応する利用制御フラグが「動作」であるので、ユーザの車載器6の認証が成功する。センターサーバ2での認証成功に伴い、認証成功の旨の情報を受けた路側サーバ4が精算装置9に遮断機93の開動作を指令する。精算装置9は、遮断機制御部92の制御によって駐車場の入口の遮断機93のバーを開き、車両5が駐車場内に進入して所定の駐車位置に車両5を駐車する。この後、センターサーバ2の利用制御部21が、10分のロック解除期間の終了を検出すると、データベース25のユーザの利用車番号に対応する利用制御フラグを「動作」から「停止」に書き換えて利用停止処理を行い(ステップS25)、ユーザの車載器6の利用がロック状態になる。
車両5が出庫する場合、ユーザは、駐車場に入場する前と同様に、携帯電話7によってオートロックの一時解除の指令ページにアクセスし、予想される出口の通過時刻に基づいて例えば10分解除ボタン81をクリックし、10分のロック解除期間を指定したロック解除指令を入力する(ステップS26)。ロック解除指令の入力により、センターサーバ2の利用制御部21が、データベース25のユーザの利用車番号に対応する利用制御フラグを「停止」から「動作」に書き換えて、ユーザの車載器6の利用停止解除処理を行うと共に、解除期間である10分の計時を開始する(ステップS27)。こうして、ユーザは、ロック解除の指令を行って基盤システム1の基盤処理を可能とした状態で、車両5を運転して出口に近づく。車両5が出口に近づくと、路側サーバ4がDSRC通信部44で車両5の車載器6と無線通信を行い、車載器6から取得した機器番号から利用車番号を生成してセンターサーバ2に送信する。センターサーバ2は、認証部22が車載器6の認証に成功すると、認証成功の旨の情報等を路側サーバ4に送信し、路側サーバ4は精算装置9に認証成功の旨の情報等を送信し、精算装置9は精算部91で駐車料金を算出して決済金額を特定する。特定された決済金額を精算装置9から受け取った路側サーバ4は、決済金額と顧客IDを含む情報をセンターサーバ2に送信する。決済金額と顧客IDを含む情報を受けたセンターサーバ2は、データベース25の利用制御フラグが「動作」であることを確認し、これに伴い、決済情報に基づいて決済サーバ8にアクセスして駐車料金の決済を行う。決済が完了すると、センターサーバ2から決済の完了情報を受信した路側サーバ4が精算装置9に決済完了の旨の情報等を送信する。決済完了の旨の情報等を受信した精算装置9は、遮断機制御部92の制御により、出口の遮断機93のバーを開き、開いた出口から車両5が出庫する。この後、センターサーバ2の利用制御部21が、10分のロック解除期間の終了を検出すると、データベース25のユーザの利用車番号に対応する利用制御フラグを「動作」から「停止」に書き換えて利用停止処理を行い(ステップS28)、ユーザの車載器6の利用がロック状態になる。
このように、本実施形態の基盤システム1は、オートロック制御を行うことにより、ユーザが指定した10分の比較的短い期間のみに、ユーザの車載器6に関する基盤処理が可能となる。したがって、ユーザの車載器6を用いたサービスの利用を、ユーザが積極的に指令を行う場合以外は停止させることができる。したがって、車載器6の不正使用を容易かつ確実に防止することができる。
なお、上記実施形態において、基盤システム1がオートロック制御を行う場合、ロックを解除した例えば10分の比較的短い期間内に、ユーザの車両5が駐車場への進入と退出とを夫々行ったが、ロックの解除を例えば60分の比較的長い期間に設定し、この期間内に、ユーザの車両5が駐車場への進入と退出を行ってもよい。このように、ユーザは、車載器6が路側サーバ4とDSRC通信を行うタイミングにあわせて比較的短い期間のロック解除を行ってもよく、或いは、複数のタイミングにあわせて比較的長い期間のロック解除を行ってもよい。
また、センターサーバ2にデータベース25を設置し、データベース25に格納した利用車番号及び顧客ID等の情報に基づいて車載器6の認証を行ったが、路側サーバ4に、認証部と、利用車番号及び顧客ID等の情報を格納したデータベースを設置し、車載器6の認証を路側サーバ4で行ってもよい。この場合、路側サーバ4に利用制御部を設けると共に、データベースに、利用車番号に対応する利用制御フラグの格納領域を設けることにより、路側サーバ4で停止機能の制御を行うことができる。
また、上記実施形態では、チケットレス方式の駐車場に本発明を適用したが、チケット方式の駐車場に本発明を適用してもよい。駐車場がチケット方式である場合、精算装置9に、駐車券を発行する駐車券発行部や、ユーザから精算の実行を指令する入力を受ける入力部を設ける。ユーザの車両5が入庫する際、精算装置9が車載器6を特定できる情報を記録した駐車券を発行すると共に、車載器6の認証成功によって遮断機93のバーが開き、車両5が駐車位置に駐車する。駐車券には、利用車番号に紐付けられてセンターサーバ2に格納された広告情報を、路側サーバ4を経由して精算装置9が受信し、駐車券発行部で駐車券に印刷してユーザに通知するのが好ましい。一方、ユーザの車両5が出庫する際、ユーザが精算装置9に駐車券を挿入し、精算を指令する入力を行う。ユーザの入力に伴い、精算装置9が駐車券に記録された割引情報に基づいて駐車料金を算出し、決済金額を特定する。特定された決済金額は、精算装置9から路側サーバ4を経由してセンターサーバ2に送信され、データベース25の決済情報格納部255に格納された決済情報に基づいて決済が行われる。
また、チケット方式の駐車場としては、店舗等で駐車券に割引情報を書き込む代わりに、店舗等でユーザにサービス券が渡され、このサービス券を精算装置9もしくは駐車場に配置された事前精算装置に挿入して駐車料金の割引処理を行うものも該当する。さらに、チケット方式の駐車場としては、車両5の入庫の際に、入口で駐車券を発行する場合に加えて、駐車場に配置された発券装置又は事前精算装置で駐車券を発行し、店舗等の利用に応じて店舗等で駐車券に割引情報を書き込むものも該当する。いずれのチケット方式の駐車場も、事前精算装置が車両5の出口から離れた位置に配置されている場合、事前精算装置又は出口で車両5の車載器6の認証及び精算を行う。一方、精算装置9が車両5の出口に配置されている場合、出口で車載器6の認証及び精算を行う。
また、上記実施形態では、ユーザが駐車場を利用する際に、センターサーバ2と駐車場の路側サーバ4との間で実行する処理を説明したが、本発明の基盤システムは、駐車場以外の小売店舗や、レストランや、洗車場や、給油所等においても、各所に設置された路側サーバとセンターサーバ2との間で同様の処理を行うことができる。したがって、本発明の基盤システムは、複数のサービス事業者が提供する一部又は全部のサービスについて、ユーザの車載器6に関する基盤処理の停止を、ユーザの指令に基づいて制御することができる。この場合、センターサーバ2は、ユーザの指令に応じて、所定のサービスに限定してユーザの車載器6の基盤処理を停止してもよく、あるいは、全てのサービスに関するユーザの車載器6の基盤処理を一括して停止してもよい。所定のサービスに限定してユーザの車載器6の基盤処理を停止する場合、顧客ID格納部252の顧客ID毎に利用制御フラグの格納領域を設定する。この格納領域の利用制御フラグを、ユーザが停止を指令したサービスに対応する顧客IDに対応する利用制御フラグについて、「動作」から「停止」に書き換えればよい。これにより、サービス毎に、基盤処理の停止を設定することができる。
この場合、携帯電話7を通じてユーザがセンターサーバ2に指令を行う指令ページに、車載器6の利用を停止すべきサービスをユーザが選択するためのサービス選択ボタンを設けるのが好ましい。この指令ページにおいて、ユーザが、サービス選択ボタンをクリックしてサービスを選択することにより、選択されたサービスについて、ユーザの車載器6の利用の即時停止制御や、期間指定停止制御や、オートロック制御を実行させることができる。上記指令ページのサービス選択ボタンには、全てのサービスを一括して選択する一括選択ボタンが含まれるのが好ましい。さらに、オートロック制御では、ユーザのオートロック開始指令によって全ての事業者のサービスを停止する一方、ユーザのロック解除指令は、解除対象のサービスを選択可能にするのが好ましい。これにより、必要なサービスに限定して、一時的に車載器6の利用の停止を解除することができ、不正使用の機会を最小限に限定することができる。
また、上記実施形態では、ユーザは、センターサーバ2への指令を、携帯電話7への入力によって行ったが、携帯電話7以外の例えばPDA(Personal Digital Assistant)や、パーソナルコンピュータ等の他の情報端末を用いて、センターサーバ2へ指令を行ってもよい。
また、上記実施形態では、ユーザは、センターサーバ2への指令を、携帯電話7への入力によりインターネット回線を介して行ったが、電話機としての携帯電話7への音声入力により、電話回線を介して指令を行ってもよい。この場合、センターサーバ2に、電話回線に接続された音声入力サーバを接続し、音声入力サーバは、ユーザの音声の指令に応じてセンターサーバ2に制御信号を出力するように構成すればよい。この場合、ユーザの指令は、携帯電話7に限られず、固定電話や公衆電話等の種々の電話機への音声入力によって行うことができる。
また、上記実施形態では、ユーザは、センターサーバ2への指令を、携帯電話7への入力によりインターネット回線を介して行ったが、センターサーバ2の管理センターの係員に電話回線を介した音声で指令を行い、指令を受けた係員がセンターサーバ2の入力部を操作して停止機能を作動させてもよい。
また、上記実施形態では、ユーザによるセンターサーバ2への指令を、携帯電話7のインターネットブラウザで表示した指令ページを通して行ったが、指令ページの表示は、本人以外による不正利用を防止するため、IDとパスワード等によりユーザ認証を行い、認証が成功した場合にのみ行うのが好ましい。こうして認証を行うことにより、真正のユーザから指令を受け付けることができる。このユーザ認証は、携帯電話7以外の情報端末や、種々の電話機への音声入力によって指令を行う場合についても同様に行うことが好ましい。
ユーザ認証を行う場合、ユーザによるオートロック一時解除の指令は、操作が行われる頻度が特に多いため、認証の確実性と簡易な操作性とを両立することが好ましい。すなわち、オートロック開始指令情報がウェブサーバ3に送信され、ウェブサーバ3からセンターサーバ2に、オートロック開始指令情報が入力される都度、一意な乱数情報を生成する。メール送信部26は、一時解除の指令ページを表示するためのURLに上記乱数情報を含む情報を付加した鍵付メールを、携帯電話7に送信する。ユーザが、携帯電話7で受信した鍵付メールのURLを指定することによりウェブサーバ3に接続すると、この乱数情報の一致が判断されて認証が行われ、認証が成功した場合に限り、一時解除の指令ページを表示する。こうして、操作頻度の多くなるオートロック一時解除の指令を行う場合において、ユーザ認証の確実性を維持しつつ、簡易な操作性を実現することができる。
また、上記実施形態では、基盤処理として決済処理と情報授受処理が停止される場合を説明したが、ユーザの指令によって停止する基盤処理は、決済処理と情報授受処理のいずれかであってもよい。また、情報授受処理で扱われる情報は、ユーザ情報及び車両情報に限られず、ユーザの訪問店舗に関する情報や、ユーザが受けたサービスの内容や購入した商品の内容や、これらの履歴情報等であってもよい。すなわち、情報授受処理で扱われる情報は、ユーザを特定する情報であって、認証情報以外の情報が広く該当する。このような情報の授受処理を基盤処理とし、ユーザの指令に応じて基盤処理を停止することにより、ユーザの個人情報の漏洩を効果的に防止することができる。
また、上記実施形態では、ユーザのサービス利用料金の決済を、クレジット会社による立替払いで行ったが、ユーザのサービス利用料金の決済は、プリペイド口座や銀行口座からの引き落としによるデビット決済や、電子マネー会社との契約に基づくプリペイド又はポストペイ決済でもよい。或いは、基盤事業者が直接プリペイド決済を行ってもよく、この場合、センターサーバに決済サーバの機能を持たせてもよく、或いは、基盤事業者が決済サーバを別途設置してもよい。
また、ユーザが加入している携帯電話の通話料金と共にサービス利用料金を徴収するように、携帯電話事業者に徴収の代行を依頼してもよい。この場合、決済サーバ8に代えて、携帯電話事業者の徴収受付サーバに、ユーザの携帯電話を特定する情報及び決済金額を含む情報を送信すればよい。
また、上記実施形態の基盤システムは、車載器6の機器番号を変換してなる利用車番号に基づいて認証を行ったが、車載器6の機器番号に基づいて認証を行うシステムに対しても、本発明は適用可能である。
また、上記実施形態の基盤システムは、車載器6の機器番号を変換してなる利用車番号に基づいて認証を行ったが、DSRC通信時に車載器6から受信したWCN(Wireless Call Number)に基づいて認証を行ってもよい。