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JP2011132569A - プラチナ合金及びそれを用いた装飾品 - Google Patents

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JP2011132569A
JP2011132569A JP2009292483A JP2009292483A JP2011132569A JP 2011132569 A JP2011132569 A JP 2011132569A JP 2009292483 A JP2009292483 A JP 2009292483A JP 2009292483 A JP2009292483 A JP 2009292483A JP 2011132569 A JP2011132569 A JP 2011132569A
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JP
Japan
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platinum alloy
hardness
forging
weight
casting
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JP2009292483A
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English (en)
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Akihiko Kataoka
明彦 片岡
Yuichi Nishigaki
雄一 西垣
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】 硬度が高くなると鋳造性が低下し、鋳造時の凝固収縮に伴う引け巣、ガス吸収によるピンホールやクラック等が発生するおそれがあった。
【解決手段】 Ptを主成分とし、Inと、CoおよびNiから選ばれる一種以上の元素とを含有すること。
【選択図】なし

Description

本発明はプラチナ合金及びそれを用いた装飾品に関するものである。
装飾品として利用されているプラチナ合金は柔らかく、傷が付き易く、強度が低く変形し易すい。
したがって鋳造品においては、その硬度を向上させるためにInと、Pd、Rh、Ir、Ru、Au、Cuの元素を含有させたプラチナ合金が提案されていた(特許文献1参照)。
特開2005−29879号公報
しかしながら特許文献1では、鋳造時の凝固収縮に伴う引け巣、ガス吸収によるピンホールやクラック等が発生するおそれがあったため、外観上優れた装飾品を鋳造できない場合がある。
上記に鑑みて本発明のプラチナ合金は、Ptを主成分とし、Inと、CoおよびNiから選ばれる一種以上の元素とを含有するものである。
さらに、前記Ptが90.0〜99.6重量%含まれることを特徴とするものである。
さらに、前記Inが0.3〜5重量%含まれることを特徴とするものである。
さらに、前記元素が合計で0.1〜5重量%含まれることを特徴とするものである。
さらに、ビッカース硬度が130HV以上であることを特徴とするものである。
そして、本発明の装飾品は前記プラチナ合金を用いたことを特徴とするものである。
本発明によれば、Ptを主成分とし、Inと、CoおよびNiから選ばれる一種以上の元素とを含有することで、高いプラチナ品位を維持するとともに、鋳造時の凝固収縮に伴う引け巣、ガス吸収によるピンホールやクラック等が発生することを低減し、かつ、高い硬度を有することができる。
以下、本発明のプラチナ合金の各実施形態について説明をする。
本発明のプラチナ合金の一実施形態は、Ptを主成分とし、Inと、CoおよびNiから選ばれる一種以上の元素とを含有するものである。
これにより、鋳造時の凝固収縮に伴う引け巣、ガス吸収によるピンホールやクラック等が発生することを低減できるとともに、硬度を向上することができる。
これは状態図における固相線と液相線の幅を広げて凝固時の時間を長くすることができるためである。
ある実施形態においては、前記Ptが90.0〜99.6重量%含まれる。
これにより、高いプラチナ品位を維持することができる。
ある実施形態においては、前記Inが0.3〜5重量%含まれる。
ある実施形態においては、前記元素が合計で0.1〜5重量%含まれる。
さらに、前記元素がCo単体あるいはNiが単体の場合、2.5〜5重量%含まれるのがより好ましい。
また、前記元素がCoおよびNiがともに含まれる場合でも、2.5〜5重量%含まれるのがより好ましい。
これにより、さらに硬度を向上することができる。
また、さらに鋳造時の凝固収縮に伴う引け巣、ガス吸収によるピンホールやクラック等が発生することを低減できる。
ある実施形態においては、ビッカース硬度が130HV以上である。
これにより、高いプラチナ品位を維持するとともに、鋳造時の凝固収縮に伴う引け巣、ガス吸収によるピンホールやクラック等が発生することを低減した状態で、高い硬度を有することができるので、傷の付きにくい装飾品を得ることができる。
さらに、好ましくは、硬度が180HV以上であることがより好ましい。
そして、本発明の装飾品は上記プラチナ合金を用いたものであり、指輪、ペンダント、イアリングなどの装飾品の他、時計のハウジングやバンド、眼鏡のフレーム及び万年筆のペン先などにも使用することができる。
次に、本発明の製造方法に採用した一実施形態を示す。
(原料工程)
本実施形態においては、Ptと、Inと、CoおよびNiから選ばれる一種以上の元素とが、配合比Pt90.0〜99.6重量%、In0.3〜5重量%、前記元素合計0.1〜5重量%となり、かつ、総量で300gとなるように計量する。
(溶融工程)
本実施形態においては、高周波電気炉中に坩堝を置き、数分加熱させた後、原料を投入し、炉を密閉し、更に炉内を真空ポンプで排気して、更に数分700〜900℃で真空溶融加熱する。
(鍛造工程)
そして溶融工程の後の金属素材に圧力を加えて、塑性流動させて成形して鍛造する。
これにより、鍛流線が連続するために組織が緻密になり、鋳造するだけに比べて鋳巣ができにくいので、強度に優れた粗形材をつくることができる。
本実施形態においては、鍛造した板をインゴットとしたが、鍛造方法としては、型鍛造(鍛造用金型を用いて鍛造する)、自由鍛造(加工物を治具などにセットして、ハンマー等で成形する)などがあり、必要に応じて選択可能である。
鍛造の種類としては、熱間鍛造(素材の変形抵抗を減少させるために再結晶温度以上の高温に加熱して成形する)、冷間鍛造(再結晶温度以下の常温で成形することで、仕上がりの製品の寸法精度が熱間鍛造より優れる)、溶湯鍛造(凝固収縮による鋳巣の発生をふせぐため、半凝固状態で加圧する)などがあるが、本実施形態では熱間鍛造を用いる。
鍛造機械としては、エアハンマー、スプリングハンマー、鍛造プレスなどがあるが、本実施形態では圧延ロールを用いる。
(鋳造工程)
本実施形態においては、鍛造工程の後にインゴットを再度溶融加熱して、ロストワックス法により作製した温度800℃の鋳型中に鋳込温度1800〜1900℃で指輪形状に遠心鋳造する。
溶湯の温度を1900℃近くまで上昇させた後、るつぼの注湯口に鋳型の湯口が接するようにセットした溶融石英製の鋳型へ遠心力を加えて白金合金溶湯を注湯する。
注湯後は暫く待って白金合金溶湯が凝固した後、直ちにこの鋳型を水中へ投入して急冷する。
急冷方法としては、水冷の他に空冷のいずれでもよいが、最も巣の発生を低減できる条件(時間、温度など)を選択すればよい。
(研磨工程)
研磨手段としては、バフ研磨、化学研磨あるいはバレル研磨とバフ研磨と化学研磨の組み合わせなど、公知の研磨手段を用いればよく、特に本実施形態においては、最も指輪の研磨に適したバフ研磨を用いる。
(検査工程)
本実施形態においては、指輪の表面の中央部近くの3ヶ所においてビッカース硬度(Hv)の測定と、指輪表面の組織観察を行う。
ビッカース硬度を使用する理由は、材料の大小にかかわらず、すべての金属に使用することができて、硬さ試験法の中で最も汎用性が高いためである。
これは荷重が変わっても圧痕の形状が相似であるため、異なる種類の材料に対しても、荷重を変更するだけで同一の尺度で硬さが求められ、相互の比較ができるという利点があるからである。
検査方法としては、この他にロックウェル硬さ、ブリネル硬さ、ショア硬さで評価しても構わない。
(実施例1)
主成分となるPt300gに対して全体のIn、Co、Niの添加量を調整したPt−In−Co−Ni系合金を真空溶融の後に圧延ロールを用い800℃の鍛造処理でインゴットを作製した。
この地金120gを800℃に加熱された鋳型にセットし、鋳込温度1830℃で指輪形状にロストワックス法で遠心鋳造した(試料2〜6、16〜19)。
(実施例2)
主成分となるPt300gに対して全体のIn、Coの添加量を調整したPt−In−Co系合金を真空溶融の後に圧延ロールを用い800℃の鍛造処理でインゴットを作製した。
この地金120gを800℃に加熱された鋳型をセットし、鋳込温度1850℃で指輪形状にロストワックス法で遠心鋳造した(試料8〜11)。
(実施例3)
主成分となるPt300gに対して全体のIn、Niの添加量を調整したPt−In−Ni系合金を真空溶融の後に圧延ロールを用い800℃の鍛造処理でインゴットを作製した。
この地金120gを800℃に加熱された鋳型をセットし、鋳込温度1880℃で指輪形状にロストワックス法で遠心鋳造した(試料12〜15)。
一方、上記実施例1〜3に準じて、指輪形状にロストワックス法で遠心鋳造したPt−Co−Ni系合金(試料1)、Pt−In系合金(試料7)を作製した。
(評価方法)
以上、試料1〜19の指輪の鋳造品をバフ研磨し、指輪の表面の中央部近くの3ヶ所においてビッカース硬度(Hv)の測定を行った。
また、指輪表面3ヶ所を工場顕微鏡(20倍)で引け巣、ピンホール、クラックを確認し、指輪表面の組織観察を行った。
この結果を表1に示す。
Figure 2011132569
表1の外観の評価において、○は良好、△は使用可、×は使用不可であることを示すものである。
試料1ではInが含まれないため、鋳造性が劣る結果となり外観が満足せず、また、硬度も満足しなかった。
試料7ではCoもしくはNiが含まれないため鋳造性が劣る結果となる外観が満足しなかった。
一方、その他の試料3,4,5,8,9,10,12,13,14,16,17,18では十分な特性を得ることができた。
また、試料2はInが少なく硬度が低めであったが、実使用上問題なく使用可能な範囲であった。
また、試料6はCoおよびNiの合計量が少なく、試料11,15,19はCoおよびNiの合計量が多いことから、鋳造性がやや劣り外観に影響したが、実使用上問題なく使用可能な範囲であった。
このように本発明によれば、Inと、CoおよびNiから選ばれる一種以上の元素を制御することにより、高いプラチナ品位を維持するとともに、鋳造時の凝固収縮に伴う引け巣、ガス吸収によるピンホールやクラック等が発生することを低減し、かつ、高い硬度を有することができる。
これによって、指輪、ペンダント、イアリングなどの装飾品の他、時計のハウジングやバンド、眼鏡のフレーム及び万年筆のペン先など、硬度や鋳造性が必要とされる製品にも好適に使用することができる。

Claims (6)

  1. Ptを主成分とし、Inと、CoおよびNiから選ばれる一種以上の元素とを含有するプラチナ合金。
  2. Ptが90.0〜99.6重量%含まれることを特徴とする請求項1に記載のプラチナ合金。
  3. 前記Inが0.3〜5重量%含まれることを特徴とする請求項1または2に記載のプラチナ合金。
  4. 前記元素が合計で0.1〜5重量%含まれることを特徴とする請求項1〜3にいずれかに記載のプラチナ合金。
  5. ビッカース硬度が130HV以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプラチナ合金。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のプラチナ合金を用いたことを特徴とする装飾品。
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