JP2011131629A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011131629A JP2011131629A JP2009290520A JP2009290520A JP2011131629A JP 2011131629 A JP2011131629 A JP 2011131629A JP 2009290520 A JP2009290520 A JP 2009290520A JP 2009290520 A JP2009290520 A JP 2009290520A JP 2011131629 A JP2011131629 A JP 2011131629A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- steering angle
- hysteresis
- control amount
- vehicle speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
【課題】構成簡素且つ容易に、操舵角に基づく代替制御時のヒステリシス特性を最適化することのできる電動パワーステアリング装置を提供すること。
【解決手段】代替アシスト制御部30は、基礎制御量演算部32と、ヒステリシス制御量演算部33とを備え、操舵角に基づく基礎制御量ε_bsにヒステリシス制御量ε_hyを付加することにより代替アシスト制御量Isb*を出力する。そして、車速Vの上昇に従って減少する第1ヒス幅ε_hy1を演算する第1ヒス幅演算部35と、操舵角θsの増大及び車速Vの上昇に従って増大する第2ヒス幅ε_hy2を演算する第2ヒス幅演算部36とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】代替アシスト制御部30は、基礎制御量演算部32と、ヒステリシス制御量演算部33とを備え、操舵角に基づく基礎制御量ε_bsにヒステリシス制御量ε_hyを付加することにより代替アシスト制御量Isb*を出力する。そして、車速Vの上昇に従って減少する第1ヒス幅ε_hy1を演算する第1ヒス幅演算部35と、操舵角θsの増大及び車速Vの上昇に従って増大する第2ヒス幅ε_hy2を演算する第2ヒス幅演算部36とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、車両用のパワーステアリング装置には、モータを駆動源とする電動パワーステアリング装置(EPS)があり、通常、このようなEPSでは、ステアリングシャフトの途中にトルクセンサが設けられている。そして、操舵系に付与するアシスト力の制御は、その検出される操舵トルクに基づいて行なわれる。
また、EPSには、ステアリングに生じた操舵角に基づいて、そのパワーアシスト制御を実行するものがある。そして、こうした操舵角(操舵速度)を用いたパワーアシスト制御の態様としては、そのパワーアシスト制御の基礎成分を補償すべく実行される各種補償制御の他、その基礎成分となる制御目標値(目標アシスト力)自体を演算する代替制御が挙げられる。
具体的には、操舵角(操舵速度)を用いた補償制御としては、例えば、ステアリング中立位置への復帰性(ステアリング戻り性)を向上させる所謂ステアリング戻し制御等が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。また、操舵角(及び操舵速度)に基づく代替制御については、例えば、特許文献2等にその開示がある。そして、このように操舵角をパワーアシスト制御に用いることにより、優れた操舵フィーリングを実現し、或いはトルクセンサに異常が生じた後においても、その操舵系に対するアシスト力付与を継続することが可能になる。
ところで、従来、パワーステアリング装置においては、その操舵トルクに対する軸力(ステアリング操作に際してラック軸に作用する軸方向反力)のヒステリシス特性を最適化することで良好な操舵フィーリングが得られることが知られている。例えば、特許文献3には、トルクセンサにより検出される操舵トルクの大きさに基づいて、そのヒステリシスを増大させる構成が開示されている。そして、特許文献4には、操舵角に基づく基礎成分に操舵速度に応じたヒステリシス成分を付加することにより目標操舵トルクを演算し、その目標操舵トルクに実際の操舵トルクが追従するようにフィードバック制御を実行することにより、その目標アシスト力に対応する電流指令値を演算する構成が開示されている。
即ち、通常、ステアリング操作時に生ずる軸力は、操舵角の増大に従って大となり、これにより操舵トルクもまた大となる。従って、例えば、上記特許文献3の構成を適用することにより、バタフライ状のヒステリシス特性が得られる(同文献第5図及び第6図参照)。そして、操舵角に基づく代替制御においてもまた、その操舵角に基づく目標アシスト力の基礎成分に対し、操舵方向に応じて同様のヒステリシス成分を付加することで、そのヒステリシス特性を制御することができる。
しかしながら、実際には、操舵角の大きさのみによって、一義的に、ステアリング操作時に生ずる軸力を求めることはできない。このため、操舵角に基づく代替制御の場合、そのヒステリシス特性を如何に最適なものとするかが問題となる。
即ち、トルクセンサにより検出される操舵トルクには、当然にその検出時点における実際の軸力が反映される。従って、その検出値を用いたヒステリシス制御では、そのヒステリシス特性が自動的に最適化されることになる。ところが、操舵角に基づく代替制御では、そのヒステリシス制御に実際の軸力を反映させることができない。このため、従来、そのヒステリシス特性を最適化するための適合データが必要となっており、その収集に多大な時間及び労力を要するとともに、実装段階においても大容量のメモリが必要である等の課題を残しており、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、構成簡素且つ容易に、操舵角に基づく代替制御時のヒステリシス特性を最適化することのできる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、モータを駆動源として操舵系にアシスト力を付与する操舵力補助装置と、ステアリングに生じた操舵角を検出する操舵角検出手段と、前記操舵角に基づいて前記操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記操舵角に基づく目標アシスト力の基礎成分に対して操舵方向に応じたヒステリシス成分を付加する電動パワーステアリング装置において、前記制御手段は、前記ヒステリシス成分として、車速の上昇に従って減少する第1のヒステリシス成分と、前記操舵角の増大及び車速の上昇に従って増大する第2のヒステリシス成分と、を演算すること、を要旨とする。
即ち、ステアリング操作に伴いラック軸に生じる軸方向反力(軸力)を構成する次の二つの要素、転舵輪のグリップ力に基づく「路面摩擦力」、及び走行時、転舵輪に生じた転舵角を中立状態に復元させる方向に作用する「路面抵抗力」は、その車速との関連性において、相反した傾向を有する。しかしながら、上記構成のように、その車速の上昇に従って減少する路面摩擦力に対応する第1のヒステリシス成分、及び操舵角の増大及び車速の上昇に従って増大する路面抵抗力に対応する第2のヒステリシス成分を、それぞれ独立に演算することで、そのヒステリシス特性に関する適合データの収集が容易になる。そして、実装段階においてまた、その必要とするメモリ容量を小さく抑えることができる。特に、上記車速と路面抵抗力との関係を考慮して当該車速が速いほど基礎制御量の絶対値を大とする構成を有するものについては、第2のヒステリシス成分を調整することにより、容易に、その車速の上昇に応じて増大するアシスト力に合わせてヒステリシスを拡大することができる。従って、上記構成によれば、構成簡素且つ容易に、操舵角に基づく代替制御時のヒステリシス特性を最適化することができる。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記操舵角がステアリング中立に対応する小舵角領域にある場合には、前記ヒステリシス成分を低減すること、を要旨とする。
上記構成によれば、ステアリング中立付近においては、そのアシスト力を低減させて、ステアリング戻り性を向上させることができる。加えて、ステアリングの「ふらつき」を抑えて所謂ステアリング剛性感を高めることができ、これにより「節度ある操舵フィーリング」を確保することができる。
上記構成によれば、ステアリング中立付近においては、そのアシスト力を低減させて、ステアリング戻り性を向上させることができる。加えて、ステアリングの「ふらつき」を抑えて所謂ステアリング剛性感を高めることができ、これにより「節度ある操舵フィーリング」を確保することができる。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、前記操舵角に基づく目標アシスト力が上限値を超えないように制限するとともに該上限値を前記車速に応じて可変すること、を要旨とする。
即ち、所謂ステアリングエンドに対応する最大舵角近傍の領域においては、通常、車両のホイールアライメント(キャスター角等)の影響により、その操舵角の増加に応じた軸力の増大が鈍化する傾向がある。従って、上記構成によれば、その最大舵角近傍の領域において発生するアシスト過剰を抑制することができ、これにより、そのアシスト過剰を要因する問題、即ち急激に手応えが軽くなる所謂「抜け感」の発生、及びそれに起因したステアリングエンドへの衝突を抑制することができる。また、低車速領域では、車速に応じて増大する「路面抵抗力」に対応した第2のヒステリシス成分が小さな値となる。従って、上記構成により、その車速に応じてガード処理を低減することによって、当該ガード処理による最大舵角領域でのアシスト過剰の抑制を適切なものとすることができる。
請求項4に記載の発明は、ステアリングシャフトを介して伝達される操舵トルクを検出するトルクセンサと、前記トルクセンサの異常を判定する異常判定手段とを備え、前記制御手段は、前記トルクセンサが正常である場合には、前記操舵トルクに基づき前記操舵力補助装置の作動を制御するとともに、前記トルクセンサに異常が生じた場合には、前記操舵角に対応した前記アシスト力を発生させるべく前記操舵力補助装置の作動を制御すること、を要旨とする。
上記構成によれば、簡素な構成にて、トルクセンサの異常時においても、安定的に、操舵系に対するアシスト力付与を継続することができる。
本発明によれば、構成簡素且つ容易に、操舵角に基づく代替制御時のヒステリシス特性を最適化することのできる電動パワーステアリング装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の電動パワーステアリング装置(EPS)1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。尚、本実施形態のステアリングシャフト3は、コラムシャフト3a、インターミディエイトシャフト3b、及びピニオンシャフト3cを連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド6を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪7の舵角、即ち車両の進行方向が変更される。
図1に示すように、本実施形態の電動パワーステアリング装置(EPS)1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。尚、本実施形態のステアリングシャフト3は、コラムシャフト3a、インターミディエイトシャフト3b、及びピニオンシャフト3cを連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド6を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪7の舵角、即ち車両の進行方向が変更される。
また、EPS1は、操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置としてのEPSアクチュエータ10と、該EPSアクチュエータ10の作動を制御する制御手段としてのECU11とを備えている。
本実施形態のEPSアクチュエータ10は、駆動源であるモータ12が減速機構13を介してコラムシャフト3aと駆動連結された所謂コラム型のEPSアクチュエータとして構成されている。尚、本実施形態では、モータ12には、ブラシ付の直流モータが採用されている。そして、EPSアクチュエータ10は、同モータ12の回転を減速してコラムシャフト3aに伝達することにより、そのモータトルクをアシスト力として操舵系に付与する構成となっている。
一方、ECU11には、トルクセンサ14、車速センサ15及び操舵角検出手段を構成するステアリングセンサ(操舵角センサ)16が接続されている。そして、ECU11は、これら各センサの出力信号に基づいて、操舵トルクτ、車速V及び操舵角θsを検出する。
詳述すると、本実施形態では、コラムシャフト3aの途中、詳しくは、上記EPSアクチュエータ10を構成する減速機構13よりもステアリング2側にトーションバー17が設けられている。そして、本実施形態のトルクセンサ14は、このトーションバー17の捩れに基づいて、ステアリングシャフト3を介して伝達される操舵トルクτを検出可能なセンサ信号Sa,Sbを出力するセンサ素子14a,14bを備えて構成されている。
尚、このようなトルクセンサは、例えば、特開2003−149062号公報に示されるように、トーションバー17の捩れに基づき磁束変化を生ずるセンサコア(図示略)の外周に、二つの磁気検出素子(本実施形態ではホールIC)を上記各センサ素子14a,14bとして配置することにより形成することが可能である。
即ち、回転軸であるステアリングシャフト3に対するトルク入力によりトーションバー17が捻れることで、その各センサ素子14a,14bを通過する磁束が変化する。そして、本実施形態のトルクセンサ14は、その磁束変化に伴い変動する各センサ素子14a,14bの出力電圧を、それぞれセンサ信号Sa,Sbとして、ECU11に出力する構成となっている。
また、本実施形態のステアリングセンサ16は、トルクセンサ14よりもステアリング2側においてコラムシャフト3aに固定された回転子18と、該回転子18の回転に伴う磁束変化を検出するセンサ素子(ホールIC)19とを備えた磁気式の回転角センサにより構成されている。
そして、ECU11は、これら検出される各状態量に基づいて目標アシスト力を演算し、当該目標アシスト力をEPSアクチュエータ10に発生させるべく、その駆動源であるモータ12への駆動電力の供給を通じて、該EPSアクチュエータ10の作動、即ち操舵系に付与するアシスト力を制御する構成となっている(パワーアシスト制御)。
次に、本実施形態のEPSによるパワーアシスト制御の態様について説明する。
図2に示すように、ECU11は、モータ制御信号を出力するマイコン21と、そのモータ制御信号に基づいて、EPSアクチュエータ10の駆動源であるモータ12に駆動電力を供給する駆動回路22とを備えている。
図2に示すように、ECU11は、モータ制御信号を出力するマイコン21と、そのモータ制御信号に基づいて、EPSアクチュエータ10の駆動源であるモータ12に駆動電力を供給する駆動回路22とを備えている。
尚、以下に示す各制御ブロックは、マイコン21が実行するコンピュータプログラムにより実現されるものである。そして、同マイコン21は、所定のサンプリング周期で各状態量を検出し、所定周期毎に以下の各制御ブロックに示される各演算処理を実行することにより、モータ制御信号を生成する。
詳述すると、マイコン21は、モータ12に対する電力供給の目標値、即ち目標アシスト力に対応する電流指令値I*を演算する電流指令値演算部25と、電流指令値演算部25により算出された電流指令値I*に基づいてモータ制御信号を出力するモータ制御信号出力部26とを備えている。
電流指令値演算部25には、基本アシスト制御部27が設けられており、上記車速V及び操舵トルクτは、この基本アシスト制御部27に入力される。そして、この基本アシスト制御部27において、上記目標アシスト力の基礎成分となる基本アシスト制御量Ias*が演算される。
ここで、本実施形態では、このように目標アシスト力の基礎となる操舵トルクτは、マイコン21に設けられた操舵トルク検出部28において、上記トルクセンサ14が出力するセンサ信号Sa,Sbに基づき検出される。そして、本実施形態の基本アシスト制御部27は、当該操舵トルク検出部28の出力する操舵トルクτ(の絶対値)が大きいほど、また車速Vが小さいほど、より大きなアシスト力を付与すべき値を有した基本アシスト制御量Ias*を演算するように構成されている。
更に、本実施形態では、上記操舵トルク検出部28には、トルクセンサ14の出力するセンサ信号Sa,Sbに基づき同トルクセンサ14の異常を判定する異常判定手段としての機能が備えられており、電流指令値演算部25には、その判定結果を示す異常判定信号Strが入力されるようになっている。そして、電流指令値演算部25は、その入力される異常判定信号Strが正常である旨を示すものである場合、即ちトルクセンサ14が正常に作動している通常時には、この基本アシスト制御量Ias*に基づく値を、上記目標アシスト力に対応する電流指令値I*として、モータ制御信号出力部26に出力する構成となっている。
一方、モータ制御信号出力部26には、電流指令値演算部25が出力する電流指令値I*とともに、電流センサ29により検出されたモータ12の実電流値Iが入力される。即ち、本実施形態のモータ制御信号出力部26は、目標アシスト力に対応する電流指令値I*に実電流値Iを追従させるべく電流フィードバック制御を実行することによりモータ制御信号を生成する。そして、本実施形態では、このようにして生成されたモータ制御信号が、マイコン21から駆動回路22へと出力され、同駆動回路22により当該モータ制御信号に基づく駆動電力がモータ12へと供給されることにより、その目標アシスト力に対応するアシスト力が操舵系に付与される構成となっている。
また、本実施形態の電流指令値演算部25には、上記のように操舵トルクτ(及び車速V)に基づいて基本アシスト制御量Ias*を演算する基本アシスト制御部27とともに、ステアリング2に生じた操舵角θsに基づいて代替アシスト制御量Isb*を演算する代替アシスト制御部30が設けられている。そして、トルクセンサ14に何らかの異常が発生した場合には、その操舵トルクτに基づく通常のアシスト制御に代えて、操舵角θsに基づく代替アシスト制御を実行すべく、代替アシスト制御部30が演算する代替アシスト制御量Isb*を、その代替アシスト制御における目標アシスト力に対応する制御成分とする構成になっている。
具体的には、本実施形態の電流指令値演算部25には、切替制御部31が設けられており、代替アシスト制御部30において演算された代替アシスト制御量Isb*は、上記基本アシスト制御部27において演算された基本アシスト制御量Ias*及び上記操舵トルク検出部28の出力する異常判定信号Strとともに、この切替制御部31に入力される。そして、その入力される異常判定信号Strがトルクセンサ14の異常を示すものである場合には、同切替制御部31が、上記基本アシスト制御量Ias*に代えて、代替アシスト制御量Isb*を出力することにより、その操舵角θsに基づく代替アシスト制御が実行されるようになっている。
(操舵角に基づく代替アシスト制御時におけるヒステリシス制御)
次に、本実施形態における代替アシスト制御部の構成、及び操舵角に基づく代替アシスト制御時におけるヒステリシス制御の態様について説明する。
次に、本実施形態における代替アシスト制御部の構成、及び操舵角に基づく代替アシスト制御時におけるヒステリシス制御の態様について説明する。
図2に示すように、本実施形態の代替アシスト制御部30は、操舵角θsに基づく目標アシスト力の基礎成分となる基礎制御量ε_bsを演算し、当該基礎制御量ε_bsに対してヒステリシス成分となるヒステリシス制御量ε_hyを付加することにより、上記代替アシスト制御量Isb*を演算する。
詳述すると、本実施形態では、代替アシスト制御部30には、基礎制御量演算部32及びヒステリシス制御量演算部33が設けられており、これらの各演算部には、それぞれ、操舵角θs及び車速Vが入力される。そして、これら操舵角θs及び車速Vに基づいて、基礎制御量演算部32は、基礎制御量ε_bsを演算し、ヒステリシス制御量演算部33は、ヒステリシス制御量ε_hyを演算する。
具体的には、本実施形態のヒステリシス制御量演算部33において、これら基礎制御量ε_bs及びヒステリシス制御量ε_hy(ε_hy´)は、付加演算部34に入力される。また、この付加演算部34には、操舵速度ωsが入力されるようになっており、同付加演算部34は、その操舵速度ωsに基づいて操舵方向を特定する。そして、付加演算部34は、その操舵方向に応じて基礎制御量ε_bsにヒステリシス制御量ε_hyを付加する。
より具体的には、付加演算部34は、操舵方向が「+」方向(本実施形態では、右操舵に対応)である場合には、当該「+」方向にヒステリシス制御量ε_hyを付加(加算)し、操舵方向が「−」方向(同じく、左操舵に対応)である場合には、当該「−」方向にヒステリシス制御量ε_hyを付加(減算)する。そして、本実施形態の代替アシスト制御部30は、このように基礎制御量ε_bsにヒステリシス制御量ε_hyを付加することにより得られる合算制御量ε_cm(ε_cm´)を代替アシスト制御量Isb*として上記切替制御部31に出力することにより、操舵角θsに基づく代替制御におけるヒステリシス特性を制御する。
さらに詳述すると、図3に示すように、基礎制御量演算部32は、検出される操舵角θsの絶対値が大きいほど、また、車速Vが速いほど、より大きな絶対値を有した基礎制御量ε_bsを演算する。具体的には、本実施形態では、基礎制御量ε_bsは、操舵角θsと比例関係となるように設定されている。そして、本実施形態の基礎制御量演算部32は、車速Vに応じて、その傾きαを変化させることにより、上記基礎制御量ε_bsの演算を実行する。
一方、図2に示すように、本実施形態のヒステリシス制御量演算部33には、第1ヒス幅演算部35及び第2ヒス幅演算部36が設けられている。第1ヒス幅演算部35は、図4に示すように、車速Vの上昇に従って減少する第1のヒステリシス成分としての第1ヒス幅ε_hy1を演算する。尚、本実施形態では、第1ヒス幅ε_hy1は、車速Vの上昇に対して略反比例状に減少する設定となっている。また、第2ヒス幅演算部36は、図5に示すように、車速Vの上昇に従って大となる乗算係数βを演算し、当該乗算係数βを操舵角θs(の絶対値)に乗ずることにより、操舵角θsの増大及び車速Vの上昇に従って増大する第2のヒステリシス成分としての第2ヒス幅ε_hy2を演算する(ε_hy2=|θs|×β)。尚、本実施形態では、所定速度V1以下の低速度領域(V≦V1)においては、乗算係数βは「ゼロ」となるように設定されている(β=0)。そして、ヒステリシス制御量演算部33は、これら第1ヒス幅ε_hy1及び第2ヒス幅ε_hy2を加算器37において合算することにより、ヒステリシス制御量ε_hyを演算する。
そして、本実施形態の代替アシスト制御部30は、このヒステリシス制御量ε_hy(ε_hy´)を、上記付加演算部34において基礎制御量ε_bsに付加することにより、図6に示すように、操舵角θs(の絶対値)の増大に従って、そのヒステリシスの大きさ(ヒス幅)が大となる所謂バタフライ状のヒステリシス特性が得られるような代替アシスト制御量Isb*を演算する。
尚、図6中、操舵角θsに基づく基礎成分としての基礎制御量ε_bsは、直線Lに表すことができる。そして、第1のヒステリシス成分として第1ヒス幅ε_hy1は、破線に示す囲みM内の領域、第2のヒステリシス成分としての第2ヒス幅ε_hy2は、その囲みMと実線に示す囲みNとの間の領域(ハッチング部分)に表される。
即ち、ステアリング操作に伴いラック軸5に生じる軸方向反力(軸力)は、転舵輪7のグリップ力に基づき当該転舵輪7と路面との間に生ずる摩擦力、及び走行時、転舵輪7に生じた転舵角を中立状態に復元させる方向に作用する路面抵抗力(セルフアライニングトルクに相当する力)の二つを主たる構成要素とする。そして、前者の路面摩擦力は、車速Vが上昇するに従って減少する一方、後者のセルフアライニングトルクに相当する路面抵抗力は、その舵角が大きいほど、また車速Vが上昇するほどに大となる。つまり、ステアリング操作により生ずる軸力の二つの構成要素、上記「路面摩擦力」及び「路面抵抗力」は、車速Vとの関連性において、相反した傾向を有している。
この点を踏まえ、本実施形態では、車速Vの上昇に従って減少する路面摩擦力に対応する第1ヒス幅ε_hy1、及び操舵角θsの増大及び車速Vの上昇に従って増大する路面抵抗力に対応する第2ヒス幅ε_hy2を、それぞれ独立して演算する。即ち、これらを独立に演算することで、適合データの収集が容易になるとともに、実装段階において必要となるメモリ容量を小さく抑えることが可能になる。そして、本実施形態では、これにより、簡素な構成にて容易に、そのヒステリシス特性を最適化することが可能となっている。
また、本実施形態では、ヒステリシス制御量演算部33には、舵角ゲイン演算部38が設けられており、当該舵角ゲイン演算部38は、操舵角θs(の絶対値)に基づいて舵角ゲインKθ(0≦Kθ≦1)を演算する。
具体的には、図7に示すように、舵角ゲイン演算部38は、検出される操舵角θsがステアリング中立に対応する小舵角領域にある場合(|θs|≦θ1)には、当該操舵角θs(の絶対値)の減少に従って、より小さな値の舵角ゲインKθを演算する。尚、舵角ゲイン演算部38は、操舵角θsが小舵角領域にない場合(|θs|>θ1)には、舵角ゲインKθとして「1」を演算する。そして、操舵角θsがステアリング中立を示す場合(θs=0)には、舵角ゲインKθとして「1」を演算する。
図2に示すように、本実施形態では、舵角ゲイン演算部38の出力する舵角ゲインKθは、上記ヒステリシス制御量ε_hyとともに乗算器39に入力される。そして、本実施形態のヒステリシス制御量演算部33は、上記付加演算部34に対し、この舵角ゲインKθを乗ずることにより補正された後のヒステリシス制御量ε_hy´を出力する。
即ち、図8に示すように、このような舵角ゲインKθによる補正を行うことにより、操舵角θsが小舵角領域にある場合には、当該操舵角θsがステアリング中立位置に近づくほど、補正後のヒステリシス制御量ε_hy´が減少することにより、その操舵系に付与されるアシスト力が減少する。尚、同図中の二点鎖線は、舵角ゲインKθによる補正を行わなかった場合のアシスト力の推移を示している。そして、本実施形態では、これにより、そのステアリング戻り性を向上させるとともに、ステアリング2の「ふらつき」を抑えて所謂ステアリング剛性感を高めることにより、「節度ある操舵フィーリング」を確保することが可能となっている。
更に、図2に示すように、本実施形態のヒステリシス制御量演算部33には、ガード処理部40が設けられており、上記付加演算部34において基礎制御量ε_bsにヒステリシス制御量ε_hyを付加することにより得られた合算制御量ε_cmには、このガード処理部40によるガード処理が施される。具体的には、ガード処理部40は、合算制御量ε_cmの絶対値が上限値(εth)を超えないように制限する。そして、ヒステリシス制御量演算部33は、そのガード処理後の合算制御量ε_cm´を代替アシスト制御量Isb*として上記切替制御部31に出力する。
即ち、所謂ステアリングエンドに対応する最大舵角近傍の領域においては、通常、車両のホイールアライメント(キャスター角等)の影響により、上述のような操舵角θsの増加に応じた軸力の増大が鈍化する傾向がある。この点を踏まえ、本実施形態では、上記ガード処理によって、代替アシスト制御量Isb*となる合算制御量ε_cmを制限することにより、図9に示すように、操舵角θsが最大舵角領域にある場合において発生するアシスト過剰を抑制する。そして、これにより、当該最大舵角近傍の領域において、急激に手応えが軽くなる所謂「抜け感」の発生、及びそれに起因したステアリングエンドへの衝突を抑制する構成となっている。
さらに詳述すると、本実施形態のガード処理部40は、セルフアライニングトルクに相当する上記「路面抵抗力」に対応して演算される第2ヒス幅ε_hy2の影響を考慮して、図10に示すように、車速Vに応じて、そのガード処理における上限値εthを可変する。具体的には、ガード処理部40は、検出される車速Vが所定値V2以下である場合には、その車速Vが低いほど上限値εthを低減する。即ち、上記のように「路面抵抗力」は、車速Vに応じて増大する。そして、本実施形態では、この「路面抵抗力」に対応した第2ヒス幅ε_hy2が小さくなる低車速領域では、そのガード処理の上限値εthを低減することにより、当該ガード処理の実行による最大舵角領域でのアシスト力の低減を適切なものとする構成になっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)代替アシスト制御部30は、基礎制御量演算部32と、ヒステリシス制御量演算部33とを備え、操舵角に基づく基礎制御量ε_bsにヒステリシス制御量ε_hyを付加することにより代替アシスト制御量Isb*を出力する。そして、車速Vの上昇に従って減少する第1ヒス幅ε_hy1を演算する第1ヒス幅演算部35と、操舵角θsの増大及び車速Vの上昇に従って増大する第2ヒス幅ε_hy2を演算する第2ヒス幅演算部36とを備える。
(1)代替アシスト制御部30は、基礎制御量演算部32と、ヒステリシス制御量演算部33とを備え、操舵角に基づく基礎制御量ε_bsにヒステリシス制御量ε_hyを付加することにより代替アシスト制御量Isb*を出力する。そして、車速Vの上昇に従って減少する第1ヒス幅ε_hy1を演算する第1ヒス幅演算部35と、操舵角θsの増大及び車速Vの上昇に従って増大する第2ヒス幅ε_hy2を演算する第2ヒス幅演算部36とを備える。
即ち、ステアリング操作に伴いラック軸5に生じる軸方向反力(軸力)を構成する次の二つの要素、転舵輪7のグリップ力に基づく「路面摩擦力」、及び走行時、転舵輪7に生じた転舵角を中立状態に復元させる方向に作用する「路面抵抗力」は、その車速Vとの関連性において、相反した傾向を有する。しかしながら、上記構成のように、その車速Vの上昇に従って減少する路面摩擦力に対応する第1ヒス幅ε_hy1、及び操舵角θsの増大及び車速Vの上昇に従って増大する路面抵抗力に対応する第2ヒス幅ε_hy2を、それぞれ独立に演算することで、ヒステリシス特性に関する適合データの収集が容易になる。そして、実装段階においてまた、その必要とするメモリ容量を小さく抑えることができる。従って、上記構成によれば、構成簡素且つ容易に、操舵角に基づく代替制御時のヒステリシス特性を最適化することができる。
(2)基礎制御量演算部32は、検出される操舵角θsの絶対値が大きいほどより大きな絶対値を有した基礎制御量ε_bsを演算するとともに、併せて、その車速Vが速いほど、当該基礎制御量ε_bsの絶対値を大とする。
即ち、車両走行時においては、車速Vが大となるほど、そのセルフアライニングトルクに相当する路面抵抗力が大となる。従って、上記構成によれば、車速Vによらず、より適切なアシスト力を付与することができる。そして、ヒステリシス特性については、上記第2ヒス幅ε_hy2により、車速Vの上昇に応じて増大するアシスト力に合わせて、ヒステリシスを拡大することで、容易に最適化を図ることができる。
(3)ヒステリシス制御量演算部33は、操舵角θs(の絶対値)に基づき舵角ゲインKθ(0≦Kθ≦1)を演算する舵角ゲイン演算部38を備える。そして、この舵角ゲインKθをヒステリシス制御量ε_hyに乗ずることにより、操舵角θsがステアリング中立に対応する小舵角領域にある場合(|θs|≦θ1)には、当該操舵角θsがステアリング中立位置に近づくほど、その補正後のヒステリシス制御量ε_hy´を低減させる。
上記構成によれば、ステアリング中立付近においては、そのアシスト力を低減させて、ステアリング戻り性を向上させることができる。加えて、ステアリング2の「ふらつき」を抑えて所謂ステアリング剛性感を高めることができ、これにより「節度ある操舵フィーリング」を確保することができる。
(4)ヒステリシス制御量演算部33は、ガード処理部40を備え、当該ガード処理部40は、基礎制御量ε_bsにヒステリシス制御量ε_hyを付加することにより得られる合算制御量ε_cm(の絶対値)が上限値(εth)を超えないように制限する。そして、ガード処理部40は、車速Vに応じて、そのガード処理における上限値εthを可変する。
即ち、所謂ステアリングエンドに対応する最大舵角近傍の領域においては、通常、車両のホイールアライメント(キャスター角等)の影響により、その操舵角θsの増加に応じた軸力の増大が鈍化する傾向がある。従って、上記構成によれば、その最大舵角近傍の領域において発生するアシスト過剰を抑制することができ、これにより、そのアシスト過剰を要因する問題、即ち急激に手応えが軽くなる所謂「抜け感」の発生、及びそれに起因したステアリングエンドへの衝突を抑制することができる。また、低車速領域では、車速Vに応じて増大する「路面抵抗力」に対応した第2ヒス幅ε_hy2が小さな値となる。従って、上記構成のように、車速に応じてガード処理の上限値εthを低減することにより、当該ガード処理の実行による最大舵角領域でのアシスト力の低減を適切なものとすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、本発明を所謂コラム型のEPS1に具体化したが、本発明は、所謂ピニオン型やラックアシスト型のEPSに適用してもよい。
・上記実施形態では、本発明を所謂コラム型のEPS1に具体化したが、本発明は、所謂ピニオン型やラックアシスト型のEPSに適用してもよい。
・上記実施形態では、本発明をブラシ付の直流モータを駆動源とするEPS1に具体化したが、ブラシレスモータを駆動源とするEPSに適用してもよい。
・上記実施形態では、本発明を、トルクセンサ異常後の代替アシスト制御に具体化したが、常時、操舵角θsに基づくアシスト力を操舵系に付与する構成に適用してもよい。
・上記実施形態では、本発明を、トルクセンサ異常後の代替アシスト制御に具体化したが、常時、操舵角θsに基づくアシスト力を操舵系に付与する構成に適用してもよい。
・上記実施形態では、第2ヒス幅演算部36は、車速Vの上昇に従って大となる乗算係数βを演算し、当該乗算係数βを操舵角θs(の絶対値)に乗ずることにより、操舵角θsの増大及び車速Vの上昇に従って増大する第2のヒステリシス成分としての第2ヒス幅ε_hy2を演算することとした(ε_hy2=|θs|×β)。しかし、これに限らず、マップ演算等により、操舵角θs及び車速Vから直接的に第2のヒステリシス成分を演算する構成であってもよい。
・上記実施形態では、舵角ゲインKθをヒステリシス制御量ε_hyに乗ずることにより、操舵角θsがステアリング中立に対応する小舵角領域にある場合(|θs|≦θ1)には、当該操舵角θsがステアリング中立位置に近づくほど、その補正後のヒステリシス制御量ε_hy´を低減させることとした。しかし、これに限らず、同様にヒステリシス制御量ε_hyを低減させる低減成分を演算してヒステリシス制御量ε_hyに加算する構成としてもよい。
・上記実施形態では、基礎制御量演算部32は、検出される操舵角θsの絶対値が大きいほどより大きな絶対値を有した基礎制御量ε_bsを演算するとともに、併せて、その車速Vが速いほど、当該基礎制御量ε_bsの絶対値を大とすることとした。しかし、これに限らず、操舵角θsのみ、或いは車速V以外の状態量との組み合わせに基づいて基礎制御量ε_bsを演算する構成に適用してもよい。
・上記実施形態では、操舵角θsがステアリング中立に対応する小舵角領域にある場合(|θs|≦θ1)には、当該操舵角θsがステアリング中立位置に近づくほど、その補正後のヒステリシス制御量ε_hy´を低減させることとした。しかし、これに限らず、その低減の態様については、例えば、小舵角領域の全域に亘って一律に低減する、或いはステップ状に段階的に低減する等としてもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、前記制御手段は、前記車速の上昇に従って大となる乗算係数を演算し、該乗算係数を前記操舵角に乗ずることにより、第2のヒステリシス成分を演算すること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。これにより、適合データを格納するためのメモリ容量を抑えることができる。
(イ)請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、前記制御手段は、前記車速の上昇に従って大となる乗算係数を演算し、該乗算係数を前記操舵角に乗ずることにより、第2のヒステリシス成分を演算すること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。これにより、適合データを格納するためのメモリ容量を抑えることができる。
(ロ)請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、前記制御手段は、前記小舵角領域においては、前記操舵角の減少に従って、前記ヒステリシス成分を低減すること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。これにより、アシスト力の変動を抑えて良好な操舵フィーリングを確保することができる。
(ハ)上記(ロ)又は請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、前記制御手段は、前記操舵角がゼロである場合には、前記基礎成分に付加する前記ヒステリシス成分をゼロとすること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。これにより、そのステアリング戻り性を更に向上させることができる。
1…電動パワーステアリング装置(EPS)、2…ステアリング、3…ステアリングシャフト、3a…コラムシャフト、5…ラック軸、7…転舵輪、10…EPSアクチュエータ、11…ECU、12…モータ、14…トルクセンサ、15…車速センサ、16…ステアリングセンサ、21…マイコン、22…駆動回路、25…電流指令値演算部、26…モータ制御信号出力部、27…基本アシスト制御部、28…操舵トルク検出部、30…代替アシスト制御部、31…切替制御部、32…基礎制御量演算部、33…ヒステリシス制御量演算部、34…付加演算部、35…第1ヒス幅演算部、36…第2ヒス幅演算部、37…加算器、38…舵角ゲイン演算部、39…乗算器、40…ガード処理部、I*…電流指令値、Ias*…基本アシスト制御量、τ…操舵トルク、Sa,Sb…センサ信号、Str…異常検出信号、Isb**…代替アシスト制御量、θs…操舵角、V…車速、ε_bs…基礎制御量、ε_hy,ε_hy´…ヒステリシス制御量、ε_hy1…第1ヒス幅、ε_hy2…第2ヒス幅、ε_cm,ε_cm´…合算制御量、εth…上限値、Kθ…舵角ゲイン。
Claims (4)
- モータを駆動源として操舵系にアシスト力を付与する操舵力補助装置と、ステアリングに生じた操舵角を検出する操舵角検出手段と、前記操舵角に基づいて前記操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記操舵角に基づく目標アシスト力の基礎成分に対して操舵方向に応じたヒステリシス成分を付加する電動パワーステアリング装置において、
前記制御手段は、前記ヒステリシス成分として、
車速の上昇に従って減少する第1のヒステリシス成分と、
前記操舵角の増大及び車速の上昇に従って増大する第2のヒステリシス成分と、
を演算すること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記制御手段は、前記操舵角がステアリング中立に対応する小舵角領域にある場合には、前記ヒステリシス成分を低減すること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記制御手段は、前記操舵角に基づく目標アシスト力が上限値を超えないように制限するとともに該上限値を前記車速に応じて可変すること、
を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
ステアリングシャフトを介して伝達される操舵トルクを検出するトルクセンサと、前記トルクセンサの異常を判定する異常判定手段とを備え、
前記制御手段は、前記トルクセンサが正常である場合には、前記操舵トルクに基づき前記操舵力補助装置の作動を制御するとともに、前記トルクセンサに異常が生じた場合には、前記操舵角に対応した前記アシスト力を発生させるべく前記操舵力補助装置の作動を制御すること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009290520A JP2011131629A (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009290520A JP2011131629A (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011131629A true JP2011131629A (ja) | 2011-07-07 |
Family
ID=44344856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009290520A Pending JP2011131629A (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2011131629A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014201258A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | 富士重工業株式会社 | 操舵制御装置 |
| JP2016088274A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2016088311A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2016107903A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2018500235A (ja) * | 2014-12-22 | 2018-01-11 | ティーアールダブリュー・リミテッド | 電気動力補助ステアリング・システム |
| WO2018147371A1 (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
| JPWO2018084190A1 (ja) * | 2016-11-07 | 2019-03-14 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
| WO2019167661A1 (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-06 | 日本精工株式会社 | 車両用操向装置 |
| WO2020100411A1 (ja) * | 2018-11-15 | 2020-05-22 | 日本精工株式会社 | 車両用操向装置 |
| WO2020213285A1 (ja) * | 2019-04-15 | 2020-10-22 | 日本精工株式会社 | 車両用操向装置 |
| JP2022160308A (ja) * | 2021-04-06 | 2022-10-19 | 株式会社ジェイテクト | 操舵制御装置 |
-
2009
- 2009-12-22 JP JP2009290520A patent/JP2011131629A/ja active Pending
Cited By (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014201258A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | 富士重工業株式会社 | 操舵制御装置 |
| JP2016088274A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2016088311A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2016107903A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2018500235A (ja) * | 2014-12-22 | 2018-01-11 | ティーアールダブリュー・リミテッド | 電気動力補助ステアリング・システム |
| US11292512B2 (en) | 2014-12-22 | 2022-04-05 | Trw Limited | Electrical power assisted steering system |
| CN109963772B (zh) * | 2016-11-07 | 2021-07-20 | 日本精工株式会社 | 电动助力转向装置 |
| JPWO2018084190A1 (ja) * | 2016-11-07 | 2019-03-14 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
| CN109963772A (zh) * | 2016-11-07 | 2019-07-02 | 日本精工株式会社 | 电动助力转向装置 |
| US10589780B2 (en) | 2016-11-07 | 2020-03-17 | Nsk Ltd. | Electric power steering apparatus |
| CN110248860A (zh) * | 2017-02-09 | 2019-09-17 | 日本精工株式会社 | 电动助力转向装置 |
| EP3511227A4 (en) * | 2017-02-09 | 2019-10-23 | NSK Ltd. | POWER ASSISTED STEERING DEVICE |
| US10562562B2 (en) | 2017-02-09 | 2020-02-18 | Nsk Ltd. | Electric power steering apparatus |
| WO2018147371A1 (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
| CN110248860B (zh) * | 2017-02-09 | 2021-11-23 | 日本精工株式会社 | 电动助力转向装置 |
| JPWO2018147371A1 (ja) * | 2017-02-09 | 2019-03-28 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
| WO2019167661A1 (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-06 | 日本精工株式会社 | 車両用操向装置 |
| JPWO2019167661A1 (ja) * | 2018-02-27 | 2021-03-25 | 日本精工株式会社 | 車両用操向装置 |
| JPWO2020100411A1 (ja) * | 2018-11-15 | 2021-09-24 | 日本精工株式会社 | 車両用操向装置 |
| WO2020100411A1 (ja) * | 2018-11-15 | 2020-05-22 | 日本精工株式会社 | 車両用操向装置 |
| JP2020175693A (ja) * | 2019-04-15 | 2020-10-29 | 日本精工株式会社 | 車両用操向装置 |
| WO2020213285A1 (ja) * | 2019-04-15 | 2020-10-22 | 日本精工株式会社 | 車両用操向装置 |
| JP7153239B2 (ja) | 2019-04-15 | 2022-10-14 | 日本精工株式会社 | 車両用操向装置 |
| JP2022160308A (ja) * | 2021-04-06 | 2022-10-19 | 株式会社ジェイテクト | 操舵制御装置 |
| JP7602956B2 (ja) | 2021-04-06 | 2024-12-19 | 株式会社ジェイテクト | 操舵制御装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2011131629A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP4367383B2 (ja) | 車両の操舵アシスト装置 | |
| JP5512924B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP6030459B2 (ja) | 車両の操舵制御装置 | |
| JP4984110B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| US20080217099A1 (en) | Electric Power Steering Apparatus, Control Method Thereof and Program for Electric Power Steering Apparatus | |
| JP7099892B2 (ja) | 操舵制御装置 | |
| JP5860568B2 (ja) | パワーステアリング装置及びこれに用いる制御装置 | |
| JP2003175850A (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
| JP2010162954A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP2006224750A (ja) | 車両用操舵装置 | |
| CN114194283B (zh) | 转向操作控制装置 | |
| JP2017159833A (ja) | 操舵制御装置 | |
| JP5772137B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP2010274842A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP2012025262A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP5381536B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP7147473B2 (ja) | 操舵制御装置 | |
| CN115339512B (zh) | 转向操纵控制装置 | |
| JP2011079459A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP4586258B2 (ja) | 車両の操舵制御装置 | |
| JP7376290B2 (ja) | 操舵制御装置 | |
| JP2012171523A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP2012056402A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP5560754B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 |