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JP2011122034A - ポリウレタン樹脂エマルション - Google Patents

ポリウレタン樹脂エマルション Download PDF

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JP2011122034A
JP2011122034A JP2009279985A JP2009279985A JP2011122034A JP 2011122034 A JP2011122034 A JP 2011122034A JP 2009279985 A JP2009279985 A JP 2009279985A JP 2009279985 A JP2009279985 A JP 2009279985A JP 2011122034 A JP2011122034 A JP 2011122034A
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Koichi Mori
宏一 森
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

【課題】 耐溶剤性と柔軟性に優れる乾燥被膜を与えるポリウレタン樹脂エマルションを提供する。
【解決手段】 ポリウレタン樹脂(U)及び水を含有するポリウレタン樹脂エマルションであって、前記ポリウレタン樹脂(U)が、ポリオール成分の少なくとも1種としてポリカーボネートポリオールを用いたイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー(u)から得られ、かつ前記ポリウレタン樹脂(U)の重量に基づき0.1〜1.5重量%のカルボキシル基、3.0〜8.0重量%のウレタン基及び0.1〜9.0重量%のウレア基を含有するポリウレタン樹脂エマルション。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリウレタン樹脂エマルションに関する。
従来、ポリウレタン樹脂エマルションにはポリウレタン樹脂中にカルボキシル基を有する自己乳化型のエマルションがある。
例えば、酸価、ヒドロキシル基及びウレタン基の含有量を規定して柔軟性、耐溶剤性を改良したポリエステル−ポリウレタン水性分散液(特許文献1参照)及びウレア基の含有量を規定して接着性を改良したポリウレタン水性分散液(特許文献2参照)が提案されている。
しかしながら、これらのポリウレタン樹脂エマルションでは、乾燥皮膜の耐溶剤性を更に上げようとすると柔軟性が低くなってしまうという問題があり、従来以上の耐溶剤性の向上と柔軟性の保持の両立は困難であった。
特開平7−247333号公報 特開平6−340860号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、耐溶剤性と柔軟性に優れる乾燥被膜を与えるポリウレタン樹脂エマルションを提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達した。即ち本発明は、ポリウレタン樹脂(U)及び水を含有するポリウレタン樹脂エマルションであって、前記ポリウレタン樹脂(U)が、ポリオール成分の少なくとも1種としてポリカーボネートポリオールを用いたイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー(u)から得られ、かつ前記ポリウレタン樹脂(U)の重量に基づき0.1〜1.5重量%のカルボキシル基、3.0〜8.0重量%のウレタン基及び0.1〜9.0重量%のウレア基を含有するポリウレタン樹脂エマルションである。
本発明のポリウレタン樹脂エマルションは、柔軟性を犠牲にすることなく耐溶剤性に優れた乾燥皮膜を与える。
また、本発明のポリウレタン樹脂エマルションは、特に水性塗料用途に好適であり、柔軟性が高いことで水性塗料を塗布した塗膜の耐衝撃性が良好となり、耐溶剤性が高いことで水性塗料に有機溶剤を使用した場合に有機溶剤によるウレタン樹脂の膨潤が抑えられ水性塗料の経時安定性が良好となる。
本発明のポリウレタン樹脂エマルションは、末端の少なくとも一部がイソシアネート基であるウレタンプレポリマー(u)から得られるポリウレタン樹脂(U)及び水を含有するポリウレタン樹脂エマルションである。
(U)中のカルボキシル基[−COOH]含量は、乾燥皮膜の柔軟性の観点から、通常0.1〜1.5%、好ましくは0.2〜1.4%、更に好ましくは0.3〜1.3%、特に好ましくは0.4〜1.2%でである。尚、本発明におけるカルボキシル基含量は、カルボキシル基が中和されたカルボキシレートアニオン基(−COO−)であっても該カルボキシレート基からカルボキシル基に換算した含有量をカルボキシル基含量とする。上記及び以下において、特に限定しない限り%は重量%を表す。
(U)中のウレタン基[−NH−COO-]含量は、乾燥皮膜の柔軟性の観点から、通常3.0〜8.0%、好ましくは3.5〜7.9%、更に好ましくは4.0〜7.8%、特に好ましくは4.5〜7.7%である。
(U)中のウレア基[−NH−CO−NH−]含量は、乾燥皮膜の柔軟性の観点から、通常0.1〜9.0%、好ましくは0.2〜8.0%、更に好ましくは0.3〜6.0%、特に好ましくは0.4〜4.0%でである。
(U)の平均粒子径は、ポリウレタン樹脂エマルションの安定の観点から、好ましくは50〜300nm、更に好ましくは50〜280nm、特に好ましくは50〜260nm、最も好ましくは50〜250nmである。
以下において、本発明のポリウレタン樹脂エマルションの構成、並びにカルボキシル基、ウレタン基及びウレア基を特定の含有量にする方法について詳述する。
本発明におけるポリウレタン樹脂(U)は、ポリイソシアネート成分(a1)、ポリオール成分(a2)、親水基含有活性水素含有成分(a3)及び必要によりその他の成分(a4)とから構成される。
(U)を構成するポリイソシアネート成分(a1)としては、従来のポリウレタンに使用されているものが使用できる。(a1)としては、2個以上のイソシアネート基を有し、炭素数6〜20(イソシアネート基中の炭素を除く、以下同様)の芳香族ポリイソシアネート(a11)、炭素数2〜18の脂肪族ポリイソシアネート(a12)、炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネート(a13)、炭素数8〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネート(a14)及びこれらのポリイソシアネートの変性物(a15)が挙げられる。(a1)は1種で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
炭素数6〜20の芳香族ポリイソシアネート(a11)としては、例えば1,3−又は1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−又は2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、4,4’−又は2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、粗製MDI[粗製ジアミノフェニルメタン〔ホルムアルデヒドと芳香族アミン(アニリン)又はその混合物との縮合生成物;ジアミノジフェニルメタンと少量(たとえば5〜20%)の3官能以上のポリアミンとの混合物〕のホスゲン化物:ポリアリールポリイソシアネート(PAPI)]、4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3 ’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトジフェニルメタン、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’,4”−トリフェニルメタントリイソシアネート、m−又はp−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネート等が挙げられる。
炭素数2〜18の脂肪族ポリイソシアネート(a12)としては、例えばエチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ドデカメチレンジイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエート、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレート、ビス(2−イソシアナトエチル)カーボネート、2−イソシアナトエチル−2,6−ジイソシアナトヘキサノエート等が挙げられる。
炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネート(a13)としては、例えばイソホロンジイソシアネート(IPDI)、4,4−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水添MDI)、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート(水添TDI)、ビス (2−イソシアナトエチル)−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレート、2,5−又は2,6−ノルボルナンジイソシアネート等が挙げられる。
炭素数8〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネート(a14)としては、例えばm−又はp−キシリレンジイソシアネート(XDI)、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)等が挙げられる。
ポリイソシアネートの変性物(a15)としては、上記ポリイソシアネートの変性物(ウレタン基、カルボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレット基、ウレトジオン基、ウレトイミン基、イソシアヌレート基及び/又はオキサゾリドン基含有変性物等;遊離イソシアネート基含量が通常8〜33%、好ましくは10〜30%特に12〜29%のもの)、例えば変性MDI(ウレタン変性MDI、カルボジイミド変性MDI、トリヒドロカルビルホスフェート変性MDI等)、ウレタン変性TDI、ビウレット変性HDI、イソシアヌレート変性HDI、イソシアヌレート変性IPDI等のポリイソシアネートの変性物が挙げられ、ウレタン変性ポリイソシアネート[過剰のポリイソシアネート(TDI、MDI等)とポリオールとを反応させて得られる遊離イソシアネート含有プレポリマー]の製造に用いるポリオールとしては、後述の低分子ポリオールが挙げられる。2種以上の併用としては、変性MDIとウレタン変性TDI(イソシアネート含有プレポリマー)との併用が挙げられる。
これらポリイソシアネート成分(a1)のうちで好ましいのは、炭素数2〜18の脂肪族ポリイソシアネート(a12)及び炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネート(a13)であり、更に好ましいのは炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネート(a13)、特に好ましいのはIPDI及び水添MDIである。
ポリオール成分(a2)としては、数平均分子量(以下、Mnと略記)400〜5,000の高分子ポリオール(a21)及びMn400未満の低分子ポリオール(a22)が挙げられる。
高分子ポリオール(a21)としては、ポリカーボネートポリオール(a211)、(a211)以外のポリエステルポリオール(a212)及びポリエーテルポリオール(a213)等が挙げられる。本発明において、ポリカーボネートポリオール(a211)は高分子ポリオール(a21)としての必須成分である。
(a21)のMnは通常400〜5,000、好ましくは500〜5,000、更に好ましくは1,000〜3,000である。Mnはゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下GPC)を用いて、テトラヒドロフランを溶媒として、ポリスチレンを標準として測定することができる。
ポリカーボネートポリオール(a211)としては、炭素数4〜12、好ましくは炭素数6〜10、更に好ましくは炭素数6〜9のアルキレン基を有するアルキレンジオールの1種又は2種以上と、低分子カーボネート化合物(例えば、アルキル基の炭素数1〜6のジアルキルカーボネート、炭素数2〜6のアルキレン基を有するアルキレンカーボネート及び炭素数6〜9のアリール基を有するジアリールカーボネート等)から、脱アルコール反応させながら縮合させることによって製造されるポリカーボネートポリオールが挙げられる。
炭素数4〜12のアルキレン基を有するアルキレンジオールとしては、直鎖アルキレンジオール(例えばテトラメチレンジオール、ペンタメチレンジオール、ヘキサメチレンジオール、ヘプタメチレンジオール、オクタメチレンジオール、ノナメチレンジオール等)及び分岐アルキレンジオール(例えば2−メチルペンタンジオール、3−メチルペンタンジオール、2−メチルヘキサンジオール、3−メチルヘキサンジオール、2−メチルヘプタンジオール、3−メチルヘプタンジオール、4−メチルヘプタンジオール、2−メチルオクタンジオール、3−メチルオクタンジオール及び4−メチルオクタンジオール等)であり、特に好ましいのは、直鎖のものではテトラメチレンジオール、ペンタメチレンジオール、ヘキサメチレンジオール及びノナメチレンジオール、分岐のものでは3−メチル−1,5−ペンタンジオール及び2−メチル−1,8−オクタンジオールである。
ポリカーボネートジオール(a211)としては結晶性のポリカーボネートジオールと非晶性のポリカーボネートジオールが挙げられ、結晶性のポリカーボネートジオールの例としては「デュラノール T6002」(旭化成ケミカルズ(株)製)、「ETERNACOLL UH−200」(宇部興産(株)製)、「ニッポラン−980R」(日本ポリウレタン(株)製)、「プラクセルCD220」(ダイセル(株)製)等が、非晶性ポリカーボネートジオールとしては「PCDL T4672」(旭化成ケミカルズ(株)製)、「PCDL T5652」(旭化成ケミカルズ(株)製)、「クラレポリオールC−2090」(クラレ(株)製)等が挙げられる。
(a211)以外のポリエステルポリオール(a212)としては、縮合型ポリエステルポリオール及びポリラクトンポリオール等が挙げられる。
縮合型ポリエステルポリオールは、後述のMn400未満の低分子ポリオール(a22)と多価カルボン酸又はそのエステル形成性誘導体とを反応(縮合)させることによって得られるポリエステルポリオールである。
多価カルボン酸又はそのエステル形成性誘導体としては、脂肪族ジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、フマル酸、マレイン酸等)、脂環式ジカルボン酸(ダイマー酸等)、芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸等)及び3価又はそれ以上のポリカルボン酸(トリメリット酸、ピロメリット酸等)、これらの無水物(無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水トリメリット酸等)、これらの酸ハロゲン化物(アジピン酸ジクロライド等)、これらの低分子量アルキルエステル(コハク酸ジメチル、フタル酸ジメチル等)及びこれらの併用が挙げられる。
縮合型ポリエステルポリオールとしては、例えばポリエチレンアジペートジオール、ポリブチレンアジペートジオール、ポリヘキサメチレンアジペートジオール、ポリヘキサメチレンイソフタレートジオール、ポリネオペンチルアジペートジオール、ポリエチレンプロピレンアジペートジオール、ポリエチレンブチレンアジペートジオール、ポリブチレンヘキサメチレンアジペートジオール、ポリジエチレンアジペートジオール、ポリ(ポリテトラメチレンエーテル)アジペートジオール、ポリ(3−メチルペンチレンアジペート)ジオール、ポリエチレンアゼレートジオール、ポリエチレンセバケートジオール、ポリブチレンアゼレートジオール、ポリブチレンセバケートジオール、ポリネオペンチルテレフタレートジオール等が挙げられる。
ポリラクトンポリオールは、後述のMn400未満の低分子ポリオール(a22)へのラクトンの重付加物であり、ラクトンとしては、炭素数4〜12のラクトン、例えばε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン等の単独又は2種以上の混合物等が挙げられる。ポリラクトンポリオールとしては、例えばポリカプロラクトンジオール、ポリバレロラクトンジオール及びポリカプロラクトントリオール等が挙げられる。
ポリエーテルポリオール(a213)としては、脂肪族ポリエーテルポリオール及び芳香族環含有ポリエーテルポリオールが挙げられる。
脂肪族ポリエーテルポリオールとしては、脂肪族低分子量活性水素原子含有化合物(水酸基当量が30以上150未満の2価〜8価又はそれ以上の脂肪族多価アルコール及び活性水素原子含有基として1級又は2級アミノ基を含有する化合物)のアルキレンオキサイド(以下、AOと略記)付加物が使用できる。
AOが付加される脂肪族多価アルコールには、直鎖又は分岐の脂肪族2価アルコール[(ジ)エチレングリコール、(ジ)プロピレングリコール、1,2−,1,3−,2,3−又は1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール及び1,12−ドデカンジオール等]及び脂環式2価アルコール[環状基を有する低分子ジオール、たとえば特公昭45−1474号公報記載のもの]、脂肪族3価アルコール[グリセリン、トリメチロールプロパン、トリアルカノールアミン等]及び脂肪族4価以上のアルコール[ペンタエリスリトール、ジグリセリン、トリグリセリン、ジペンタエリスリトール、ソルビット、ソルビタン、ソルバイド等]が挙げられる。
AOが付加される1級又は2級アミノ基を含有する化合物としては、アルキル(炭素数1〜12)アミン及び(ポリ)アルキレンポリアミン(アルキレン基の炭素数2〜6、アルキレン基の数1〜4、ポリアミンの数2〜5)等が挙げられる。
芳香族環含有ポリエーテルポリオールとしては芳香族低分子量活性水素原子含有化合物(水酸基当量が30以上150未満の2価〜8価又はそれ以上の、フェノール類及び芳香族アミン)のAO付加物が使用できる。
AOが付加されるフェノール類としては、ヒドロキノン、カテコール、レゾルシン、ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールF等、芳香族アミンとしてはアニリン及びフェニレンジアミン等が挙げられる。
AO付加物の製造に用いるAOとしては、炭素数2〜12又はそれ以上のAO、例えばエチレンオキサイド(以下、EOと略記)、プロピレンオキサイド(以下、POと略記)、1,2−、2,3−又は1,3−ブチレンオキサイド、テトラヒドロフラン(THF)、α−オレフィンオキサイド、スチレンオキサイド、エピハロヒドリン(エピクロルヒドリン等)及びこれらの2種以上の併用が挙げられる。
脂肪族ポリエーテルポリオールとしては、例えばポリオキシエチレンポリオール[ポリエチレングリコール(以下PEGと略記)等]、ポリオキシプロピレンポリオール[ポリプロピレングリコール(以下PPGと略記)等]、ポリオキシエチレン/プロピレンポリオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(以下、PTMGと略記)等が挙げられる。
芳香族環含有ポリエーテルポリオールとしては、ビスフェノール骨格を有するポリオール、例えばビスフェノールAのEO付加物[ビスフェノールAのEO2モル付加物、ビスフェノールAのEO4モル付加物、ビスフェノールAのEO6モル付加物、ビスフェノールAのEO8モル付加物、ビスフェノールAのEO10モル付加物、ビスフェノールAのEO20モル付加物等]及びビスフェノールAのPO付加物[ビスフェノールAのPO2モル付加物、ビスフェノールAのPO3モル付加物、ビスフェノールAのPO5モル付加物等]、並びにレゾルシンのEO又はPO付加物等が挙げられる。
Mn400未満の低分子ポリオール(a22)としては、炭素数2〜15の多価アルコール類[2価アルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコール等);3価アルコール(例えばグリセリン、トリメチロールプロパン等);これらの多価アルコールのEO及び/又はPO低モル付加物(Mn400未満)等]が挙げられる。
(a2)としては、(a21)及び(a21)と少割合(たとえば20%以下)の(a22)の併用が好ましく、(a21)のうちで好ましいのは(a211)であり、特に好ましいのは乾燥皮膜の耐溶剤性観点から、Mn1,000〜3,000のポリカーボネートジオールであり、最も好ましいのはMn1,000〜3,000の結晶性ポリカーボネートジオールである。
親水基含有活性水素含有成分(a3)としては、炭素数6〜24のジアルキロールアルカン酸が使用でき、例えば2,2−ジメチロールプロピオン酸(DMPAと略記)、2,2−ジメチロールブタン酸、2,2−ジメチロールヘプタン酸、2,2−ジメチロールオクタン酸等が挙げられる。これらの塩、例えばアミン類(トリエチルアミン、アルカノールアミン、モルホリン等)の塩及び/又はアルカリ金属塩(ナトリウム塩等)も使用できる。
その他の成分(a4)としては鎖伸長剤(a41)及び停止剤(a42)等が挙げられる。
(a41)としては、炭素数2〜10のジアミン類(例えばエチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミン、トルエンジアミン、ピペラジン等)、ポリアルキレンポリアミン類(例えばジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン等)、ヒドラジン又はその誘導体(二塩基酸ジヒドラジド例えばアジピン酸ジヒドラジド等)、炭素数2〜10のアミノアルコール類(例えばエタノールアミン、ジエタノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、トリエタノールアミン等)等が挙げられる。
(a42)としては、炭素数1〜8のモノアルコール類(メタノール、エタノール、イソプロパノール、セロソルブ類、カルビトール類等)、炭素数1〜10のモノアミン類(モノメチルアミン、モノエチルアミン、モノブチルアミン、ジブチルアミン、モノオクチルアミン等のモノ又はジアルキルアミン;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等のモノ又はジアルカノールアミン等)等が挙げられる。
(a41)及び(a42)の使用量の合計は、(a1)のNCO基の当量に基づいて通常0.8当量以下、好ましくは0.7当量以下であり、(a42)の使用量は、(a1)のNCO基の当量に基づいて通常0.3当量以下、好ましくは0.2当量以下である。
本発明におけるポリウレタン樹脂(U)は、末端基の少なくとも一つがイソシアネート基であるウレタンプレポリマー(u)から得られるウレタン樹脂であることが好ましい。
(u)の製造時の水酸基含有成分の平均の水酸基当量は、好ましくは、300〜1000、更に好ましくは、350〜950、特に好ましくは、400〜900である。
(u)の製造時の[(a1)の仕込み当量数]/[(a2)と(a3)の仕込み当量数の合計]は、好ましくは1.20〜1.90、更に好ましくは、1.25〜1.85、特に好ましくは、1.30〜1.80である。
本発明の(U)中のカルボキシル基含量が本発明の範囲内の目標値となるようにするためには、下記式に従って(u)の製造時の(a3)の仕込み量を設定することが好ましい。
尚、以下において重量の単位はいずれもgである。
目標とするカルボキシル基含量(%)=[(a3)の仕込量に基づくCOOHに相当する重量÷エマルション製造後の樹脂成分の全重量]×100
ここで、エマルション製造後の樹脂成分の全重量=(プレポリマー製造時の溶媒以外の仕込重量)+((a4)の仕込重量)+(伸長剤として作用する水の重量)、であり、伸長剤として作用する水の重量は以下の式によって計算される。(NCO基2分子と水1分子が反応する)
伸長剤として作用する水の重量={プレポリマーの残存NCOの当量数−((a4)の当量数)}
尚、当量数は当該分子のモル数×1分子当たりの平均官能基数である。
(U)中のウレタン基含量を目標値とするためには下記式に従って、(u)の製造時の(a2)と(a3)の仕込み当量数の合計を設定することが好ましい。
目標とするウレタン基含量(%)=[(a2)と(a3)の仕込み当量数の合計×59÷エマルション製造後の樹脂成分の全重量]×100
(U)中のウレア基含量を目標値とするためには、(u)に使用される(a1)の仕込み当量数等から下記式に従って設定するのが好ましい。
ウレア基の生成量は、水伸長の場合とアミン伸長の場合で異なるため、次のアミン伸長剤比率を定義する。
アミン伸長剤比率=((a4)の当量数)÷((a4)の当量数+伸長剤として作用する水の当量数)
目標とするウレア基含量(%)=100×[{(a1)の仕込み当量数−(a2)と(a3)の仕込み当量数の合計}×58×アミン伸長剤比率]+{(a1)の仕込み当量数−(a2)と(a3)の仕込み当量数の合計}÷2×58×(1−アミン伸長剤比率)]÷エマルション製造後の樹脂成分の全重量
本発明におけるプレポリマー(u)の製造は、通常20℃〜150℃、好ましくは60℃〜110℃の反応で行われ、反応時間は通常2〜15時間である。(u)の製造は、NCO基と実質的に非反応性の有機溶剤の存在下又は非存在下で行うことができる。プレポリマーは通常0.1〜9.0%の遊離NCO基含量を有する。
上記ウレタン化反応においては反応を促進させるため、必要により通常のウレタン反応に使用される触媒を使用してもよい。触媒としては、アミン触媒、たとえばトリエチルアミン、N−エチルモルホリン、トリエチレンジアミン及び米国特許第4524104号明細書に記載のシクロアミジン類[1,8−ジアザ−ビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン(サンアプロ株式会社製、DBU)等];錫系触媒、たとえばジブチル錫ジラウリレート、ジオクチル錫ジラウリレート及びオクチル酸錫;チタン系触媒、たとえばテトラブチルチタネートが挙げられる。
本発明のポリウレタン樹脂エマルションは、(u)を必要により親水化(中和)した後、あるいは親水化しながら、必要により鎖伸長剤(a41)及び/又は停止剤(a42)を含む水性媒体と混合してポリウレタン樹脂エマルションとし、NCO基が実質的に無くなるまで反応[水又は(a41)による鎖伸長及び/又は(a42)による反応停止]を行うことにより製造することができる。水性媒体との混合及び反応における温度は、通常10℃〜60℃、好ましくは20℃〜50℃である。
水性媒体の使用量は、ポリウレタン樹脂(U)の含有量がエマルションの重量に基づいて20〜60%、好ましくは30〜50%となるような量である。
親水化(中和)はポリウレタン樹脂エマルション製造後に行ってもよい。(a41)による鎖伸長及び/又は(a42)による反応停止を行う場合には、(u)を水性媒体中に分散させた後に、(a41)及び/又は(a42)を加えて(u)と反応させるのが好ましい。
また、有機溶剤(S)の存在下に(a1)と上記活性水素含有成分を反応させて(u)の溶液を製造し(a41)及び/又は(a42)を反応させるか、有機溶剤の存在下に(a1)と上記活性水素含有成分及び必要により(a41)及び/又は(a42)を一段で反応させることにより、(U)の有機溶剤溶液を製造し、水性媒体中に分散させることにより、(U)のポリウレタン樹脂エマルションを製造することもできる。この場合も、親水化(中和)はポリウレタン樹脂エマルションの製造前に行っても製造の段階で行っても製造後に行ってもよい。
上記の反応の際に用いる(S)及び水性媒体に含有させる親水性溶剤としては、NCO基と実質的に非反応性のもの及び親水性(水混和性)のものであれば問題なく使用でき、例えば、アセトン、エチルメチルケトン等のケトン類、エステル類、エーテル類、アミド類及びアルコール類が挙げられる。これらのうち好ましいのはアセトンである。
水性媒体中の水と親水性溶剤との重量比は通常100/0〜50/50、好ましくは100/0〜80/20、特に好ましくは100/0である。
(S)及び/又は水性媒体に含有させる親水性溶剤を使用した場合には、ポリウレタン樹脂エマルション製造後に必要によりこれらを留去してもよい。
ポリウレタン樹脂(U)、(U)の溶剤溶液、ウレタンプレポリマー(u)又は(u)の溶剤溶液を水性媒体に乳化分散させる装置は特に限定されず、例えば下記の方式の乳化機が挙げられる。:1)錨型撹拌方式、2)回転子−固定子式方式[例えば「エバラマイルダー」(荏原製作所(株)製)]、3)ラインミル方式[例えばラインフローミキサー]、4)静止管混合式[例えばスタティックミキサー]、5)振動式[例えば「VIBRO MIXER」(冷化工業(株)製)]、6)超音波衝撃式[例えば超音波ホモジナイザー]、7)高圧衝撃式[例えばガウリンホモジナイザー(ガウリン社)]、8)乳化式[例えば膜乳化モジュール]及び9)遠心薄膜接触式[例えばフィルミックス]。これらのうち、好ましいのは、1)、2)、5)、8)及び9)である。
(a41)による鎖伸長及び/又は(a42)による反応停止を行う場合には、連続式の乳化機[好ましくは上記2)例えばエバラマイルダー]を用いてプレポリマーを水性媒体中に分散させ、次いでバッチ式乳化機[好ましくは上記1)錨型撹拌方式]を用いて(a41)及び/又は(a42)を加えて混合してプレポリマーと反応させるのが好ましい。
本発明のポリウレタン樹脂エマルションの固形分濃度は、好ましくは20〜60%、更に好ましくは30〜50%である。尚、本発明において「固形分」とは、水以外の成分をいう。
以下において本発明のポリウレタン樹脂エマルジョンを用いて、水性塗料を調製する方法について説明する。
水性塗料には、塗膜形成補助やバインダー機能の向上等を目的として、必要により本発明のポリウレタン樹脂エマルション以外に、他の樹脂エマルション又は水溶性樹脂を併用していてもよい。
水性塗料に併用される他の樹脂エマルション又は水溶性樹脂としては、例えば本発明のポリウレタン樹脂エマルション以外のポリウレタン樹脂エマルション、ポリアクリル樹脂エマルション、ポリエステル樹脂エマルション、水溶性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリアクリル樹脂及び水溶性ポリエステル樹脂等が挙げられる。これらの他の樹脂エマルション又は水溶性樹脂は、水性塗料の用途毎に、各用途で常用されるもの等から適宜選択することができる。
水性塗料における本発明のポリウレタン樹脂エマルションの固形分の含有量は、水性塗料の重量に基づいて通常0.1〜60%、好ましくは1〜50%である。
また、水性塗料における他の樹脂エマルション及び水溶性樹脂の固形分の含有量は、水性塗料の重量に基づいて通常60%以下、好ましくは50%以下である。
水性塗料は、更に架橋剤、顔料、顔料分散剤、粘度調整剤、消泡剤、防腐剤、劣化防止剤、安定化剤及び凍結防止剤等を1種又は2種以上含有することができる。
架橋剤としては水溶性又は水分散性のアミノ樹脂、水溶性又は水分散性のポリエポキシド、水溶性又は水分散性のポリイソシアネート化合物、ポリエチレン尿素等が挙げられる。
架橋剤の添加量は水性分散体の固形分重量を基準として、通常0〜30%、好ましくは0.1〜20%である。
顔料としては、水への溶解度が1以下の無機顔料、例えば白色顔料、黒色顔料、灰色顔料、赤色顔料、茶色顔料、黄色顔料、緑色顔料、青色顔料、紫色顔料及びメタリック顔料;並びに有機顔料、例えば天然有機顔料合成系有機顔料、ニトロソ顔料、ニトロ顔料、顔料色素型アゾ顔料、水溶性染料からつくるアゾレーキ、難溶性染料からつくるアゾレーキ、塩基性染料からつくるレーキ、酸性染料からつくるレーキ、キサンタンレーキ、アントラキノンレーキ、バット染料からの顔料、フタロシアニン顔料等が挙げられる。顔料の含量は、水性塗料の重量に基づいて通常50%以下、好ましくは30%以下である。
顔料分散剤は各種の界面活性剤[アニオン性、カチオン性、ノニオン性又は両性]及び高分子型乳化分散剤(Mn1,000〜20,000)が挙げられ、好ましいのは高分子型乳化分散剤である。顔料分散剤の含量は、顔料の重量に基づいて通常20%以下、好ましくは15%以下である。
粘度調整剤としては増粘剤、例えば無機系粘度調整剤(ケイ酸ソーダやベントナイト等)、セルロース系粘度調整剤(メチルセルロール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等、Mnは通常20,000以上)、タンパク質系(カゼイン、カゼインソーダ、カゼインアンモニウム等)、アクリル系(ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アンモニウム等、Mnは通常20,000以上)及びビニル系(ポリビニルアルコール等、Mnは通常20,000以上)が挙げられる。
粘度調整剤の含量は水性塗料の重量に基づいて通常5%以下、好ましくは3%以下である。
消泡剤としては、長鎖アルコール(オクチルアルコール等)、ソルビタン誘導体(ソルビタンモノオレート等)、シリコーンオイル(ポリメチルシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン等)等が挙げられる。消泡剤の含量は、水性塗料の重量に基づいて通常5%以下、好ましくは3%以下である。
防腐剤としては、有機窒素硫黄化合物系防腐剤、有機硫黄ハロゲン化物系防腐剤等が挙げられる。防腐剤の含量は、水性塗料の重量に基づいて通常5%以下、好ましくは3%以下である。
劣化防止剤及び安定化剤(紫外線吸収剤、酸化防止剤等)としてはヒンダードフェノール系、ヒンダードアミン系、ヒドラジン系、リン系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系等が挙げられる。劣化防止剤及び安定化剤(紫外線吸収剤、酸化防止剤等)の含量は、水性塗料の重量に基づいて通常5%以下、好ましくは3%以下である。
凍結防止剤としては、エチレングリコール、プロピレングリコール等が挙げられる。
凍結防止剤の含量は、水性塗料の重量に基づいて通常5%以下、好ましくは3%以下である。
水性塗料には、更に溶剤を添加してもよい。追加する溶剤としては例えば1価アルコール(メタノール、エタノール、プロパノール等)、グリコール類(エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール等)、3価以上のアルコール(GL等)、セロソルブ類(メチル及びエチルセロソルブ等)等が使用できる。追加する溶剤の含有割合は、水性塗料の重量に基づいて、好ましくは20%以下、更に好ましくは15%以下である。
本発明のポリウレタン樹脂エマルジョンを用いた水性塗料は、本発明のポリウレタン樹脂エマルジョンと上記記載のものを混合、撹拌することで製造する。混合の際は全ての成分を同時に混合しても、各成分を段階的に投入・混合してもよい。
水性塗料の固形分濃度は、好ましくは10〜70%、更に好ましくは15〜60%である。
以下、実施例を以て本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。以下、部は重量部を意味する。
実施例1
撹拌機及び加熱器を備えた簡易加圧反応装置に、Mn2,000の結晶性ポリカーボネートジオール[デュラノールT6002、旭化成ケミカルズ(株)製]287.9部、1,4ブタンジオール3.6部、DMPA8.9部、水添MDI98.3部及びアセトン326.2部を、窒素を導入しながら仕込んだ。その後90℃に加熱し、8時間かけてウレタン化反応を行い、プレポリマーを製造した。反応混合物を40℃に冷却後、トリエチルアミン6.8部を添加・混合し、更に水568.8部を加え回転子−固定子式方式の機械乳化機で乳化することで水性分散体を得た。得られた水性分散体に撹拌下、10%のエチレンジアミン水溶液を28.1部加え、50℃で5時間撹拌し、鎖伸長反応を行った。その後、減圧下に65℃でアセトンを除去し、ポリウレタン樹脂エマルション(No.1)を得た。
実施例2〜6及び比較例1〜3
実施例1と同様の方法で、表1に記載の原料を用いて実施例2〜6及び比較例1〜3のポリウレタン樹脂エマルションNo.2〜No.9を製造した。尚「PCDL T4672」[旭化成ケミカルズ(株)製]は、Mn2,000の非晶性ポリカーボネートジオール、「PTMG2000」[三菱化学(株)製]はMn2,000のポリテトラメチレングリコールである。得られたポリウレタン樹脂エマルションにおけるウレタン樹脂中のカルボキシル基含量、ウレタン基含量及びウレア基含量及びウレタン樹脂エマルションの平均粒子径を表1に示した。
Figure 2011122034
これらのポリウレタン樹脂エマルションの乾燥皮膜の耐溶剤性と脆化温度について以下の評価方法に基づいて評価した結果を表2に示した。
<耐溶剤性>
JIS K7114に記載の方法に基づき行った。測定サンプルは、ポリウレタン樹脂エマルションをフィルム状にキャストし、105℃で3時間、循風乾燥機で乾燥後、切り取り、正方形試験片(4cm×4cm×厚さ0.2mm)としたものを使用した。試験液としてはn−ヘプタン又はトルエンを使用した。試験片は23℃の試験液に24時間浸漬して、試験片の浸漬前後の2辺の長さの増加量を測定して平均値を求め、次式から変化率を求めた。
変化率(%)=[(浸漬後の長さ−浸漬前の長さ)÷浸漬前の長さ]×100
変化率が小さいほど耐溶剤性が良好である。
<脆化温度>
JIS K7216に記載の方法に基づき行った。測定サンプルは、ポリウレタン樹脂エマルションをフィルム状にキャストし、105℃で3時間、循風乾燥機で乾燥後、切り取ったもの(4cm×0.6cm×厚さ0.2mm)を使用し、伝熱媒体としてはメタノールを使用した。脆化温度が低いものほど柔軟性が良好である。
Figure 2011122034
評価例1[水性塗料としての評価]
イオン交換水90部、増粘剤[「ビスライザーAP−2」、三洋化成工業(株)製]70部、顔料分散剤[「キャリボンL−400」、三洋化成工業(株)製]10部、酸化チタン[「CR−93」、石原産業(株)製]140部、カーボンブラック[「FW200P」、デグサ(株)製]、炭酸カルシウム160部をペイントコンディショナーにより30分間混合分散した。ここに1−ノナノール20部、アクリルエマルション[「ポリトロンZ330」、旭化成(株)製]200部、更に上記で得たポリウレタン樹脂エマルションNo.1を200部撹拌下混合した。更にイオン交換水を用いて粘度が150mPa・s[25℃、TOKIMEC(株)回転式粘度計(60rpm)]となるよう調製し、水性塗料(A−1)を得た。
評価例1と同様の方法で、ポリウレタン樹脂エマルジョンNo.1の代わりにポリウレタン樹脂エマルションNo.2〜No.9を用いて水性塗料(A−2)〜(A−9)を製造した。得られた水性塗料について、以下の評価方法に基づいて水性塗料の保存安定性及び塗膜の耐衝撃性を評価した結果を表3に示した。
<水性塗料の保存安定性試験>
水性塗料130gを内径4.0cm、容積140mlのガラス瓶に入れ、25℃で24時間又は20日間保管後の外観(凝集物の有無)及び粘度変化を評価した。粘度の測定は25℃においてTOKIMEC(株)製回転式粘度計(60rpm)により行った。
<塗膜の耐衝撃性試験>
水性塗料を10cm×20cmの鋼板にスプレー塗布し、150℃で20分加熱して25μmの塗膜を作製した。この塗装した鋼板を用いてJIS K−5600−5−3に準拠してデュポン式にて荷重500gで耐衝撃試験を行い、以下の評価基準で評価した。
◎:試験後の塗膜表面のキズがごくわずか。
○:試験後の塗膜表面のキズが少ない。
△:試験後の塗膜表面のキズは大きいが、鋼板は露出していない状態。
×:試験後の塗膜表面のキズが大きく、鋼板が露出している状態。
Figure 2011122034
本発明のポリウレタン樹脂エマルションは、自動車用、建材用、家電用、プラスチック用等の水性塗料用として、また接着剤用及び繊維加工用(顔料捺染用、不織布用、補強繊維用集束剤及び抗菌剤用バインダー等)のポリウレタン樹脂エマルションとして利用可能である。

Claims (5)

  1. ポリウレタン樹脂(U)及び水を含有するポリウレタン樹脂エマルションであって、前記ポリウレタン樹脂(U)が、ポリオール成分の少なくとも1種としてポリカーボネートポリオールを用いたイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー(u)から得られ、かつ前記ポリウレタン樹脂(U)の重量に基づき0.1〜1.5重量%のカルボキシル基、3.0〜8.0重量%のウレタン基及び0.1〜9.0重量%のウレア基を含有するポリウレタン樹脂エマルション。
  2. 前記ポリカーボネートポリオールが、結晶性ポリカーボネートジオールである請求項1記載のポリウレタン樹脂エマルション。
  3. ウレタンプレポリマー(u)が、イソホロンジイソシアネート及び/又は4,4−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートを用いて得られるウレタンプレポリマーである請求項1又は2記載のポリウレタン樹脂エマルション。
  4. ポリウレタン樹脂(U)の平均粒子径が50〜300nmである請求項1〜3のいずれか記載のポリウレタン樹脂エマルション。
  5. 水性塗料用である請求項1〜4のいずれか記載のポリウレタン樹脂エマルション。
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