JP2011199720A - クロックデータリカバリ回路および送受信半導体集積回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速ジッタに追従してクロック再生とデータ再生を可能とする。
【解決手段】クロックデータリカバリ回路1のパルス幅整形回路102はハイとローの期間のデューティ比が略5:5の第1多相クロックCLK’0〜9に応答して、デューティ比が略5−α:5+αの第2多相クロックCLK0〜9を生成する。サンプリング回路106は受信データ信号RXDATAを第2多相クロックでサンプリングして、複数のサンプリング信号を生成する。エッジ検出回路105は複数のエッジ検出信号を生成し、位相選択信号生成回路103は複数の位相選択信号を生成する。クロックデータ生成回路104は、複数のサンプリング信号Sample_Φ0〜9と受信データ信号RXDATAの一方の信号と複数の位相選択信号と第2の多相クロックに応答して、再生クロックRCLKと再生データRDATAを生成する。
【選択図】図2
【解決手段】クロックデータリカバリ回路1のパルス幅整形回路102はハイとローの期間のデューティ比が略5:5の第1多相クロックCLK’0〜9に応答して、デューティ比が略5−α:5+αの第2多相クロックCLK0〜9を生成する。サンプリング回路106は受信データ信号RXDATAを第2多相クロックでサンプリングして、複数のサンプリング信号を生成する。エッジ検出回路105は複数のエッジ検出信号を生成し、位相選択信号生成回路103は複数の位相選択信号を生成する。クロックデータ生成回路104は、複数のサンプリング信号Sample_Φ0〜9と受信データ信号RXDATAの一方の信号と複数の位相選択信号と第2の多相クロックに応答して、再生クロックRCLKと再生データRDATAを生成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、クロックデータリカバリ回路および送受信半導体集積回路に関し、特に高速ジッタに追従してクロック再生とデータ再生とを可能とするのに有効な技術に関するものである。
ホストとデバイスとの間における高速・大容量データの双方向通信を実現するために、USB、 シリアルATA(Advanced Technology Attachment)、PCI Express等の高速インターフェース規格が提唱され実用化されている。それらのインターフェース規格の多くはシリアル転送方式が採用されており、あらかじめ定められた周波数でデータが伝送される。データ受信部では受信したデータからクロックを再生し、再生したクロックに基づいて受信データを復元している。上述の復元動作を実現するのがクロックデータリカバリ回路である。一般に、送信部から転送されたデータは、ケーブルやLSI内配線などの伝送路に起因する信号歪み、データ信号パターンに依存する符号間干渉、送受信フロントエンド部の回路素子から発生する熱雑音、LSI内部の電源ラインの電圧変動、ホストとデバイス間に存在するクロック周波数の偏差等の影響によりジッタの重畳された信号となる。ジッタとは信号位相の時間的な変動であり、ジッタが重畳したデータ信号のエッジ位置は、時間的な変動量を持つことになる。クロックデータリカバリ回路は、上述のようなジッタが重畳したデータ信号からもクロックおよびデータを復元する必要がある。
下記特許文献1には、PLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路のジッタ等を無くし位相誤差を低減するために、入力クロックから逓倍用インタポレータによって多相クロックを生成して、スイッチによって多相クロックから2つのクロックを選択して、スイッチの2つの出力を微調用インタポレータに供給して、制御回路によってスイッチと微調用インタポレータを制御することが記載されている。制御回路は微調用インタポレータの出力クロックと基準クロックとの位相差に従って微調用インタポレータのタイミング差を可変して、また微調用インタポレータでの設定が限界に達した場合はスイッチに選択制御信号を出力する。
下記特許文献2には、クロックアンドデータリカバリ回路で周波数範囲の変更を容易とするために、位相シフト回路から生成される多相クロックを利用して複数のラッチ回路で入力データをラッチして、複数のラッチ回路の出力データをカウンタでカウントして、カウンタ出力をフィルタにより時間平均して、フィルタ出力をデコーダでデコードして、デコーダ出力で位相シフト回路を制御することが記載されている。
下記特許文献3には、クロックアンドデータリカバリ回路でジッタを低減するため、位相シフト回路から生成される多相クロックを利用して複数のフリップフロップ(FF)で入力データをサンプルして、FFの出力を位相比較して、位相比較出力をフィルタによって平均化して生成したアップダウン信号をアップダウンカウンタに供給して、カウンタからの位相制御信号を位相シフト回路に供給することが記載されている。
下記特許文献4には、ジッタを低減するために、データリカバリ回路を多相クロック生成部とオーバーサンプリング部とシンボルデータ復元部で構成することが記載されている。多相クロック生成部は、基準クロックから略等間隔の位相差を有する多相クロックを生成する。オーバーサンプリング部は、データ端子に入力された受信データを多相クロックのタイミングで取り込む複数のフリップフロップ(FF)と、複数のFFの出力からオーバーサンプルデータを出力する並列化部とを含む。シンボルデータ復元部は、選択信号生成部とデシリアライザとコンマ検出部とを含み、オーバーサンプルデータからシンボルデータを復元して位相調整されたシンボルクロックを生成する。選択信号生成部は、両エッジ検出部とエッジ補正部とエッジ補正データ生成部とデジタルPLLとオフセット加算部を含み、デジタルPLLは位相比較器とループフィルタとデジタルVCOとを含んでいる。デジタルPLLの位相比較器は位相差の絶対値が規定値を超える場合に位相差の絶対値が規定値にクリップするように位相データを補正するので、入力データのジッタが位相情報に及ぼす影響を低減させることが可能となる。
一方、下記非特許文献1には光通信システムで使用されるデータリカバリー回路が記載され、このデータリカバリー回路は位相比較器(PC)、アップダウン決定回路(DC)、サイクリッククロックフェーズポインタ(CPP)、クロック補間器(CI)、クロックセレクタ(CS)によって構成されている。2相内部クロック信号はクロック補間器(CI)によって多相クロック信号に変換され、ポインタ(CPP)の出力信号に応答してクロックセレクタ(CS)によって多相クロック信号から選択クロック信号が選択される。選択クロック信号と光通信システムの伝送入力信号は、位相比較器(PC)の3個のフリップフロップのトリガ入力端子とデータ入力端子とにそれぞれ供給され、3個のフリップフロップの出力信号は位相比較器(PC)の2個の排他的OR回路の入力端子に供給される。また、一方の排他的OR回路の出力信号と他方の排他的OR回路の出力信号はそれぞれアップリクエストとダウンリクエストとしてアップダウン決定回路(DC)の入力端子に供給され、アップダウン決定回路(DC)のインクリメント制御信号とディクリメント制御信号はサイクリッククロックフェーズポインタ(CPP)に供給される。このデータリカバリー回路によって伝送入力信号のデータエッジのタイミングが選択クロック信号のタイミングの略中央に位置するように制御され、低ビットエラーレートでデータの回復(リカバリー)が可能とされるものである。
更に、下記非特許文献2には、シリアルATAに準拠するシステムで使用可能なクロックデータリカバリ回路(CDR)が記載されている。3Gb/sで5倍のオーバーサンプリングを実現するために1.5GHzの10位相を出力するPLLは、電流制御インバータをベースとした差動5段リング発振器と分周器と位相比較器とローパスフィルタとを含む。差動受信信号は受信器の入力増幅器によって増幅され、入力増幅器の差動増幅信号は10個のラッチ回路の差動入力端子に供給され、10個のラッチ回路のサンプリング端子にPLLから出力される10位相のオーバーサンプリングクロックが供給される。10個のラッチ回路の10個の出力信号はシンボル境界検出器に供給され、シンボル境界検出器で同期とシンボル抽出とが実行される。ビット遷移を抽出する最も単純な方法は入力サンプルの排他的論理和(EXOR)での非ゼロ出力を観測するが、受信器のノイズ、ジッタまたはオフセットによって動作は不十分となる。従って、下記非特許文献2によればウィンドウアルゴリズムが採用され、2個のサンプルによって分離されたシンボルの相違を観測する単純なウィンドウ機能が使用される。尚、2個のサンプルは、8位相のクロックによってサンプルされた8個のシンボルである。ウィンドウ機能は、単純なAND−OR回路によって実現されことができる。200個のウィンドウエッジ検出の結果は重み付けされて、5つのグループに総和される前に200個の重み付けされたEXOR結果と結合される。
さらに、下記非特許文献3には、ΣΔ変調器の出力により分周器の2つの分周比の間をトグルするフラクショナルPLL回路によって、シリアルATAインターフェースのためのスプレッドスペトクラムクロック発生器(SSCG:Spread Spectrum Clock Generator)を構成することが記載されている。また下記非特許文献3では、ΣΔ変調器の出力により多重係数分周器(DMD:Dual Modulus Divider)の2つの分周比(73/75)の間をトグルするものである。このように、スプレッドスペトクラムクロック発生器(SSCG)は、電子機器におけるEMIのような不要輻射を軽減するため、クロック信号を周波数変調してクロックの基本波と高調波のピーク電力を低減するものである。トータルエネルギーは同一であるが、クロック信号の振幅と信号エッジの波形とを保ったままクロック信号が広周波数帯域にわたり拡散される(spread)ので、ピークエネルギーを低減することができる。分周比が整数のみの一般的なPLL回路ではロックド・ループの周波数解像度は基準周波数fREFとなるので、精密な周波数解像度は小さな基準周波数fREFを必要とし、従って小さなループ周波数帯域となる。狭ループ周波数帯域は長いスイッチング時間となるので望ましくなく、PLL回路の電圧制御発振器(VCO)の位相雑音の抑圧が不十分でPLL回路外部からの雑音の影響を受けやすい。それに対して、フラクショナルPLL回路を使用するフラクショナルシンセサイザは、基準周波数fREFよりも精密な周波数解像度を持つために開発され、フラクショナル−N分周器では分周比は周期的に整数Nから整数N+1に変更されて、結果的に、平均分周比はNよりも(N+1)分周のデューティー比分増加する。尚、EMIはElectromagnetic Interferenceの略であり、ATAはAdvanced Technology Attachmentの略である。
Yoshio Miki et al, "A 50−mW/ch 2.5−Gb/s/ch Data Recovery Circuit for the SFI−5 Interface With Digital Eye−Tracking", IEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS, VOL.39, NO.4, APRIL 2004, PP.613−621.
W Redman−White et al. "A Robust 1.5Gb/s + 3Gb/s Serial PHY with Feed−Forward Correction Clock and Data Recovery", 2008 IEEE European Solid−State Circuits Conference,15−19 Sept. 2008, PP.170−173.
Wei−Ta Chen et al. "A Spread Spectrum Clock Generator for SATA−II", 2005 IEEE International Symposium Circuits and Systems,23−26 May 2005, PP.2643−2646.
HDD(Hard Disk Drive)/CD(Compact Disk)/DVD(Digital Versatile Disk)/BD(Blu-ray Disc (“Blue-ray Disc”は、Blu-ray Disk Associationの商標である。)等の記録媒体を使用する半導体集積回路等のデバイスの開発では、汎用性が求められるので種々のホストとの接続可能性が要求される。また、このような汎用性が要求される半導体集積回路では、市場に安価に提供することが必須の課題となっている。このために、小さなチップ面積で、半導体集積回路を量産することが要求される。
本発明者等は本発明に先立って、種々のホストとの接続可能なHDD/CD/DVD/BD等の記録媒体を使用する半導体集積回路等のデバイスの研究・開発に従事した。
このデバイスの研究・開発においては、ホストとの接続において不要輻射を軽減するためスプレッドスペトクラムクロック発生器(SSCG)を利用するシリアルATAインターフェースが採用されることになった。
またこのデバイスの研究・開発では、スプレッドスペトクラムクロック発生器(SSCG)を利用するシリアルATAインターフェースによってホストからの受信信号のクロック信号周波数が拡散された状態で拡散クロックと送信信号とを高精度で再生するために、上記非特許文献1に記載のデータリカバリー回路の採用が検討された。
図1は、本発明に先立って本発明者等により検討された記録媒体を使用する半導体集積回路によって構成されるデバイスの構成を示す図である。
以下に、図1に示すデバイスを構成する送受信LSI7を、詳細に説明する。
一般に、光ディスク装置やハードディスク装置等の記憶メディア(周辺装置)をパーソナルコンピュータ等のコンピュータに接続するためのインターフェースとして、例えば、標準規格のシリアルATA型インターフェースユニットがある。シリアルATAを使用することにより、各種の記憶メディアが互換性を持つコマンドや制御ソフトウェアのもとで、コンピュータに接続されることができる。図1に示したデバイスでは、記憶メディアとして光ディスク装置が採用され、この周辺装置がホストコンピュータとシリアルATAPIで接続される。尚、ATAPIは、Advanced Technology Attachment Peripheral Interfaceの略である。
図1に示した光ディスク装置は、光ディスク5、光ピックアップ6、送受信LSI7、水晶発振子3によって構成され、ホストコンピュータ(HOST)2とシリアルATAPI方式で接続されている。
光ピックアップ6は、光ディスク5に光ビームを照射してデータの読み出し、書き込みを行なう。送受信LSI7は、光ピックアップ6のデータ書き込みおよびデータ読み出しの処理を行なう記録再生ユニット(READ/WRITE)8と、記録再生ユニット8のデータをホストコンピュータ(HOST)2へ入出力するためのインターフェースユニット(ATAPI)11とを含んでいる。
インターフェースユニット(ATAPI)11は、シリアライザ(SER)14、第1のPLL回路(PLL1)16、第2のPLL回路(PLL2)13、デシリアライザ(DES)15、クロックデータリカバリ回路(CDR)1から構成される。
周辺装置としての光ディスクからのデータ読み出しの処理では、パラレル・シリアル変換器としてのシリアライザ(SER)14は、記録再生ユニット8からのパラレル送信データを第2のPLL回路(PLL2)13から供給されるクロックに同期したシリアル送信信号に変換して、ホストコンピュータ2に出力する。すなわち、光ディスク5のデータ読み出しの処理では、インターフェースユニット(ATAPI)11のシリアライザ(SER)14は、記録再生ユニット8からパラレル送信データを第2のPLL回路(PLL2)13から供給されるクロックCLK02に同期したシリアル送信信号TXDATAに変換してホストコンピュータ2に出力する。その際、第2のPLL回路(PLL2)13は上記非特許文献3に記載のようなΣΔ変調器を含むフラクショナルPLL回路によるスプレッドスペトクラムクロック発生器(SSCG)を構成しているので、シリアル送信信号TXDATAによる不要輻射を軽減することが可能となる。
一方、周辺装置としての光ディスクへのデータ書き込みの処理では、クロックデータリカバリ回路(CDR)1は、ホストコンピュータ2から受信データ信号RXDATAを受信して第1のPLL回路(PLL1)16から供給されるクロックCLK01に応答してシリアル再生データRDATAと再生クロックRCLKを生成してデシリアライザ(DES)15に出力する。シリアル・パラレル変換器としてのデシリアライザ(DES)15はシリアル再生データと再生クロックとからパラレル受信データを生成して、光ディスクへのデータ書き込みの処理が実行される。すなわち、光ディスク5へのデータ書き込みの処理では、インターフェースユニット(ATAPI)11のクロックデータリカバリ回路(CDR)1は、ホストコンピュータ2から受信データ信号RXDATAを受信して第1のPLL回路(PLL1)16から供給されるクロックCLK01に応答してシリアル再生データRDATAと再生クロックRCLKを生成してデシリアライザ(DES)15に出力する。デシリアライザ(DES)15はシリアル再生データRDATAと再生クロックRCLKとからパラレル受信データを生成して記録再生ユニット8に出力して、光ディスク5へのデータ書き込みの処理が実行される。クロックデータリカバリ回路(CDR)1から再生される再生クロックRCLKは、基準周波数信号として第1のPLL回路(PLL1)16の入力端子に供給されている。その結果、スプレッドスペトクラムを利用するシリアルATAインターフェースによってホストコンピュータ2からの受信信号RXDATAのクロック信号周波数と再生クロックRCLKの周波数との変化に追従して、第1のPLL回路(PLL1)16から生成されるクロックCLK01の周波数が変化することができる。従って、スプレッドスペトクラムを利用するシリアルATAインターフェースによってクロック周波数が変化するような状態でも、インターフェースユニット(ATAPI)11のクロックデータリカバリ回路(CDR)1はシリアル再生データRDATAと再生クロックRCLKとを生成することが可能である。
しかし、本発明者等は図1に示す送受信LSI7は第1のPLL回路(PLL1)16と第2のPLL回路(PLL2)13とを含むので、半導体チップ面積が大きくなると言う問題を明らかとした。特に、PLL回路に含まれるループフィルタ(LP:Loop Filter)はチップ占有面積の大きな容量素子と抵抗素子とを含むものであり、PLL回路に含まれる電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)は多段のCMOSインバータ・チェインを含むものであるために、図1に示した送受信LSI7はチップ占有面積が大きくなるものである。
従って、本発明者等は図1に示した本発明に先立って本発明者等によって検討された送受信LSI7の半導体チップ面積を低減するために、第1のPLL回路(PLL1)16と第2のPLL回路(PLL2)13とを単一のPLL回路で共用化することを本発明に先立って検討した。
この共用化では、単一の共用化PLL回路が発生するクロックに応答してシリアライザ(SER)14は、記録再生ユニット8からのパラレル送信データをシリアル送信データTXDATAに変換してホストコンピュータ2に出力する。その際に、シリアル送信データTXDATAと単一の共用化PLL回路が発生するクロックの周波数の変化は、デバイス側のスプレッドスペクトラムによって決定される。
一方、この共用化では、単一の共用化PLL回路が発生するクロックに応答してクロックデータリカバリ回路(CDR)1はホストコンピュータ2から受信データ信号RXDATAを受信してシリアル再生データRDATAと再生クロックRCLKを生成してデシリアライザ(DES)15に出力する。しかしその際に、受信データ信号RXDATAと再生クロックRCLKの周波数の変化は、ホスト側のスプレッドスペクトラムによって決定される。
一方、シリアルATAインターフェースでは、ホストとデバイスとの間ではホストからの受信データ信号RXDATAとデバイスからの送信信号TXDATAとのみが伝送され、その他の信号の伝送が不可能な規格となっている。従って、デバイスでのホストからの受信データ信号RXDATAの受信用の受信クロックとデバイスでのホストへの送信信号TXDATAの送信用の送信クロックとは、非同期の関係となるものである。その結果、上述のような共用化によって、デバイス側のスプレッドスペクトラムによって決定される周波数を有するシリアライザ(SER)14のクロック周波数とホスト側のスプレッドスペクトラムによって決定される周波数を有するクロックデータリカバリ回路(CDR)1のクロック周波数とが不一致となるものである。その際の周波数の差(以下、周波数偏差)は、クロックデータリカバリ回路(CDR)1が受信する受信データ信号RXDATAに重畳する一種のジッタとみなすことができる。この周波数偏差に起因して起こるジッタは上述の周波数差に比例して増加して、その差が顕著となるとクロックデータリカバリ回路(CDR)1でのホストコンピュータ2からの受信信号RXDATAの受信によるシリアル再生データRDATAと再生クロックRCLKの生成での正常な動作が困難となると言う問題が、本発明に先立った本発明者等による検討によって明らかとされた。
このように、図1に示した送受信LSI7の第1のPLL回路(PLL1)16と第2のPLL回路13とを単一のPLL回路で共用化する際のジッタ対策に、上記特許文献1、上記特許文献2、上記特許文献3、上記特許文献4や上記非特許文献1、上記非特許文献2に記載された技術を適用することも、本発明に先立って本発明者等によって検討された。
しかし、その検討の結果によれば、上記特許文献1乃至上記特許文献4や上記非特許文献1に記載の技術はフィードバック制御であるので、ホストからの受信データのスプレッドスペクトラム受信クロックとホストの送信データのスプレッドスペクトラム送信クロックとの非同期に起因する高速ジッタに追従できずに、クロック再生とデータ再生とが不可能であることが明らかとなった。また、上記非特許文献2に記載の技術はフィードフォワード制御であるが、200個のウィンドウエッジ検出の結果と200個の重み付けされたEXOR結果と結合処理が必要であるので長時間の信号処理時間が必要となり、上述した非同期に起因する高速ジッタに追従できずに、クロック再生とデータ再生とが不可能であることが明らかとなった。
この検討結果に基づいて、本発明者等は本発明に先立ってオーバーサンプリング多相クロックを使用するクロックデータリカバリ回路(CDR)を高速ジッタに追従させクロック再生とデータ再生を可能とするため、クロック再生とデータ再生に使用するクロック信号のオーバーサンプリング多相クロックからの選択動作を高速ジッタの発生に応答して高速で更新する方式を検討した。
図13は、本発明に先立って本発明者等によって検討されたクロックデータリカバリ回路(CDR)の使用クロック信号のオーバーサンプリング多相クロックからの選択動作を高速更新する方式を説明する図である。
図13の一番上にはホストコンピュータ2からの受信信号RXDATAの波形が示され、図13の中間にはオーバーサンプリング多相クロックとしての10相クロック信号CLK‘0〜CLK‘9の波形が示され、図13の一番下にはクロック選択動作によって10相クロック信号CLK‘0〜CLK‘9から選択されたクロックデータリカバリ回路(CDR)の使用クロック信号の波形が示されている。尚、10相クロック信号CLK‘0〜CLK‘9のパルス信号のハイレベル期間とローレベル期間とは略等しく設定されているので、デューティ比は略5:5に設定されている。
図13の一番上に示した受信信号RXDATAの波形で、実線の波形はジッタ発生前の波形を示し、破線の波形はジッタ発生後の波形を示している。
シリアルATAに準拠するデータ信号パターン及び送信ジッタ特性、ホスト側とデバイス側との基本クロック周波数の偏差を全て考慮すると、受信データ信号RXDATAのエッジ位置は、一度に0.4UI(Unit Interval)変化する可能性がある。
図13で、ジッタ発生以前の受信データ信号RXDATAの波形を示す実線の波形の立ち上りエッジは時刻t0に位置している。従って、時刻t0の受信データ信号RXDATAの立ち上りをクロックデータリカバリ回路(CDR)によって再生するために、クロックデータリカバリ回路(CDR)の使用クロック信号として、時刻t0に先行する立ち上りエッジを持つ第7位相クロック信号CLK‘6が選択される。
図13に示したように、ジッタ発生以降の受信データ信号RXDATAの波形を示す破線の波形の立ち上りエッジは時刻t1に位置している。従って、ジッタ発生以降の時刻t1の受信データ信号RXDATAの立ち上りをクロックデータリカバリ回路(CDR)によって再生するためには、クロックデータリカバリ回路(CDR)の使用クロック信号として、時刻t1に先行する立ち上りエッジを持った第3位相クロック信号CLK‘2が選択される必要がある。そのためには、クロックデータリカバリ回路(CDR)の使用クロック信号の選択動作を、第7位相クロック信号CLK‘6から第3位相クロック信号CLK‘2へと選択を更新する必要がある。
図13には、クロックデータリカバリ回路(CDR)の使用クロック信号の選択更新動作に必要な演算処理時間が示され、この演算処理時間の終了後の時刻t2の以降に第3位相クロック信号CLK‘2の選択動作が開始される。一方、当然のこととして、演算処理時間の終了後の時刻t2の以前では第7位相クロック信号CLK‘6の選択動作が継続されている。
図13から理解されるように、クロック選択更新時刻t2の前後でクロックデータリカバリ回路(CDR)の使用クロック信号RCLKの波形は、第7位相クロック信号CLK‘6の波形から第3位相クロック信号CLK‘2の波形へ切り換えられる。この場合のクロック選択更新時刻t2の前後での波形の切り換え時間は、0.1UI(66ピコ秒)と極めて短時間である。この極めて短時間の波形の切り換え時間を持った使用クロック信号RCLKは、クロックデータリカバリ回路(CDR)の内部のクロックデータ生成回路等の後続ロジック回路に供給される。しかしながら、後続ロジック回路の動作速度マージンの不足が十分想定され、実際に動作速度マージン不足の場合には実効的にクロック選択更新時刻t2の前後で波形変化が無いものと等価となる。すなわち、時刻t2の以前の第7位相クロック信号CLK‘6のハイレベル波形と時刻t2の以後の第3位相クロック信号CLK‘2のハイレベル波形とが連続することになる。その結果、クロック選択更新時刻t2の前後でのクロックデータリカバリ回路(CDR)の使用クロック信号の選択更新動作が実行されないことになり、クロックデータリカバリ回路(CDR)はジッタ発生以降の時刻t1の受信データ信号RXDATAの立ち上りを再生することに失敗するものとなる。
また更に、図1に示した送受信LSI7では、クロックデータリカバリ回路(CDR)の出力に接続されるデシリアライザ(DES)15に供給される再生クロックRCLKのパルスが実効的に1個分消失するので、デシリアライザ(DES)15から記録再生ユニット8に供給されるパラレル受信データも消失して、受信エラーも発生するものとなる。
本発明は、以上のような本発明に先立った本発明者等による検討の結果、なされたものである。
従って、本発明の目的とするところは、高速ジッタに追従してクロック再生とデータ再生とを可能とするクロックデータリカバリ回路(CDR)を提供することにある。
また、本発明の他の目的とするところは、クロックデータリカバリ回路(CDR)でクロック再生とデータ再生に使用されるクロック信号のオーバーサンプリング多相クロックからの選択をジッタに応答して高速に更新する際の誤動作の確率を低減することにある。
また、本発明の更に他の目的とするところは、ホストと接続可能なデバイスを構成する送受信LSIにおいて、ホストからの受信信号の受信に際して再生クロックと再生データの生成での誤動作の可能性を低減することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうちの代表的なものについて簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態によるクロックデータリカバリ回路(1)は、パルス幅整形回路(102)とサンプリング回路(106)とエッジ検出回路(105)と位相選択信号生成回路(103)とクロックデータ生成回路(104)とを具備する。
前記パルス幅整形回路(102)は、各パルス信号のハイレベル期間とローレベル期間とのデューティ比が略5:5に設定された第1の多相クロック(CLK’0〜CLK’9)に応答して、各パルス信号のハイレベル期間とローレベル期間とのデューティ比が略5−α:5+αに設定された第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)を生成する。
前記サンプリング回路(106)は受信データ信号(RXDATA)を前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)によってサンプリングして、複数のサンプリング信号(Sample_Φ0〜Sample_Φ9)を生成する。
前記エッジ検出回路(105)は、前記複数のサンプリング信号(Sample_Φ0〜Sample_Φ9)と前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)に応答して、複数のエッジ検出信号(Edge_Φ0〜Edge_Φ9)を生成する。
前記位相選択信号生成回路(103)は、前記複数のエッジ検出信号(Edge_Φ0〜Edge_Φ9)と前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)に応答して、複数の位相選択信号(PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9)を生成する。
前記クロックデータ生成回路(104)は、前記複数のサンプリング信号(Sample_Φ0〜Sample_Φ9)と前記受信データ信号(RXDATA)の少なくともいずれか一方の信号と前記複数の位相選択信号(PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9)と前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)とに応答して、再生クロック(RCLK)と再生データ(RDATA)とを生成することを特徴とする(図2参照)。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、本発明によれば、高速ジッタに追従してクロック再生とデータ再生とを可能とするクロックデータリカバリ回路(CDR)を提供することができる。
1.実施の形態の概要
まず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面の参照符号は、それが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
まず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面の参照符号は、それが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態は、パルス幅整形回路(102)とサンプリング回路(106)とエッジ検出回路(105)と位相選択信号生成回路(103)とクロックデータ生成回路(104)とを具備するクロックデータリカバリ回路(1)である。
前記パルス幅整形回路(102)は、各パルス信号のハイレベル期間とローレベル期間が略等しく設定されることでデューティ比が略5:5に設定された第1の多相クロック(CLK’0〜CLK’9)に応答して、各パルス信号のハイレベル期間がローレベル期間よりも短く設定されることでデューティ比が略5−α:5+αに設定された第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)を生成する。
前記サンプリング回路(106)は受信データ信号(RXDATA)を前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)によってサンプリングすることで、複数のサンプリング信号(Sample_Φ0〜Sample_Φ9)を生成する。
前記エッジ検出回路(105)は、前記複数のサンプリング信号(Sample_Φ0〜Sample_Φ9)と前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)に応答して、複数のエッジ検出信号(Edge_Φ0〜Edge_Φ9)を生成する。
前記位相選択信号生成回路(103)は、前記複数のエッジ検出信号(Edge_Φ0〜Edge_Φ9)と前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)に応答して、複数の位相選択信号(PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9)を生成する。
前記クロックデータ生成回路(104)は、前記複数のサンプリング信号(Sample_Φ0〜Sample_Φ9)と前記受信データ信号(RXDATA)の少なくともいずれか一方の信号と前記複数の位相選択信号(PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9)と前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)とに応答して、再生クロック(RCLK)と再生データ(RDATA)とを生成することを特徴とするものである(図2、図11参照)。
前記実施の形態によれば、ジッタに追従した多相クロックからの使用クロックの選択更新を比較的小さな処理データ量のフィードフォワード制御によって実現可能となる。また第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)のデューティ比を5−α:5+αに設定したことで、旧使用クロックから新使用クロックへの切り換え時間余裕が得られて、クロックデータリカバリ回路の後続ロジック回路の動作速度マージンが不足した場合でも受信データ信号再生の誤動作の確率を低減することが可能となる。
このようにして、前記実施の形態によれば、高速ジッタに追従してクロック再生とデータ再生とを可能とするクロックデータリカバリ回路(CDR)を提供することができる。
好適な実施の形態によれば、前記複数のエッジ検出信号(Edge_Φ0〜Edge_Φ9)の中から、前記エッジ検出回路(105)は前記受信データ信号(RXDATA)のローレベルからハイレベルの立ち上りのタイミングと略一致する立ち上りタイミングを持つ1つのエッジ位置検出信号(Edge_Φ7)を選択する。
前記位相選択信号生成回路(103)は、前記1つのエッジ位置検出信号(Edge_Φ7)に応答して前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)の中から、前記1つのエッジ位置検出信号(Edge_Φ7)の位相(Φ7)と所定の位相差(0.5UI)を持つ選択クロック(CLK2)を選択するために前記複数の位相選択信号(PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9)の中の選択された1つの位相選択信号(PSEL_Φ2)をローレベルからハイレベルに設定する(図7参照)。
前記クロックデータ生成回路(104)は、前記選択された1つの位相選択信号(PSEL_Φ2)に応答して前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)の中から、前記所定の位相差(0.5UI)を持つ前記選択クロック(CLK2)を前記再生クロック(RCLK)として選択することによって、選択された前記再生クロック(RCLK)の立ち上りタイミングと略一致する立ち上りタイミングを持つ前記再生データ(RDATA)を生成することを特徴とするものである(図9、図12参照)。
他の好適な実施の形態によれば、前記位相選択信号生成回路(103)は、前記選択された1つの位相選択信号(PSEL_Φ2)によって選択される前記選択クロック(CLK2)との位相差(0.4UI)が前記所定の位相差(0.5UI)よりも小さな他の選択クロック(CLK6)を選択するための他の位相選択信号(PSEL_Φ6)の非選択(PSEL’ ’_Φ6=ローレベル)を確認して前記1つの位相選択信号(PSEL_Φ2)をローレベルからハイレベルに設定することを特徴とするものである(図8参照)。
より好適な実施の形態によれば、前記クロックデータ生成回路(104)は、前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)の中から前記選択クロック(CLK2)を前記再生クロック(RCLK)として選択するための選択論理回路(1040)を含む。
前記クロックデータ生成回路(104)は、前記再生データ(RDATA)の生成以前に、前記選択論理回路(1040)の遅延時間に相当する遅延時間を前記再生データ(RDATA)に付与するための遅延回路(1041、1044)を含むことを特徴とするものである(図9、図12参照)。
他のより好適な実施の形態によれば、前記クロックデータリカバリ回路(1)は、前記クロックデータリカバリ回路(1)の外部から供給される外部クロック信号(CLK_IN)に応答して前記第1の多相クロック(CLK’0〜CLK’9)を生成する多相クロック生成回路(107)を更に具備する。
前記クロックデータリカバリ回路(1)の内部で前記多相クロック生成回路(107)から生成される前記第1の多相クロック(CLK’0〜CLK’9)が前記パルス幅整形回路(102)に供給されることによって、前記パルス幅整形回路(102)は前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)を生成することを特徴とするものである(図15、図18参照)。
具体的な実施の形態によれば、前記多相クロック生成回路(107)は、ディレイド・ロックド・ループ(DLL)によって構成されたことを特徴とするものである(図16参照)。
より具体的な実施の形態によれば、前記クロックデータリカバリ回路(1)の前記パルス幅整形回路(102)に供給される前記第1の多相クロック(CLK’0〜CLK’9)は、前記クロックデータリカバリ回路(1)の外部のスプレッドスペクトラムクロック発生器を構成するPLL回路(13)から供給されることを特徴とするものである(図19、図21参照)。
他のより具体的な実施の形態によれば、前記クロックデータリカバリ回路(1)の前記多相クロック生成回路(107)に供給される前記外部クロック信号(CLK_IN)は、前記クロックデータリカバリ回路(1)の外部のスプレッドスペクトラムクロック発生器を構成するPLL回路(13)から供給されることを特徴とするものである(図19、図21参照)。
〔2〕本発明の別の観点の代表的な実施の形態は、クロックデータリカバリ回路(1)と、デシリアライザ(15)と、シリアライザ(14)と、PLL回路(13)とを含むインターフェースユニット(11)を有する送受信半導体集積回路(7)である。
パラレル・シリアル変換器としての前記シリアライザ(14)は、パラレル送信信号(DT)と前記PLL回路(13)から生成されるPLLクロックとからシリアル送信信号(TXDATA)を生成するものである。
前記クロックデータリカバリ回路(1)は、受信データ信号(RXDATA)と前記PLL回路(13)から生成される前記PLLクロックとに応答して、再生クロック(RCLK)と再生データ(RDATA)とを生成するものである。
シリアル・パラレル変換器としての前記デシリアライザ(15)は、前記クロックデータリカバリ回路(1)から生成される前記再生クロック(RCLK)と前記再生データ(RDATA)とからパラレル受信データ(DR) を生成するものである(図19参照)。
前記クロックデータリカバリ回路(1)は、パルス幅整形回路(102)とサンプリング回路(106)とエッジ検出回路(105)と位相選択信号生成回路(103)とクロックデータ生成回路(104)とを含むものである。
前記パルス幅整形回路(102)は、各パルス信号のハイレベル期間とローレベル期間が略等しく設定されることでデューティ比が略5:5に設定された第1の多相クロック(CLK’0〜CLK’9)に応答して、各パルス信号のハイレベル期間がローレベル期間よりも短く設定されることでデューティ比が略5−α:5+αに設定された第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)を生成する。
前記サンプリング回路(106)は前記受信データ信号(RXDATA)を前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)によってサンプリングすることで、複数のサンプリング信号(Sample_Φ0〜Sample_Φ9)を生成する。
前記エッジ検出回路(105)は、前記複数のサンプリング信号(Sample_Φ0〜Sample_Φ9)と前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)に応答して、複数のエッジ検出信号(Edge_Φ0〜Edge_Φ9)を生成する。
前記位相選択信号生成回路(103)は、前記複数のエッジ検出信号(Edge_Φ0〜Edge_Φ9)と前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)に応答して、複数の位相選択信号(PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9)を生成する。
前記クロックデータ生成回路(104)は、前記複数のサンプリング信号(Sample_Φ0〜Sample_Φ9)と前記受信データ信号(RXDATA)の少なくともいずれか一方の信号と前記複数の位相選択信号(PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9)と前記第2の多相クロック(CLK0〜CLK9)とに応答して、再生クロック(RCLK)と再生データ(RDATA)とを生成することを特徴とするものである(図2、図11参照)。
前記実施の形態によれば、ホストからの受信信号の受信に際して再生クロックと再生データの生成での誤動作の可能性を低減することができる。
2.実施の形態の詳細
次に、実施の形態について更に詳述する。尚、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、前記の図と同一の機能を有する部品には同一の符号を付して、その繰り返しの説明は省略する。
次に、実施の形態について更に詳述する。尚、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、前記の図と同一の機能を有する部品には同一の符号を付して、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
《クロックデータリカバリ回路の構成》
図2は、本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1の構成を示す図である。
《クロックデータリカバリ回路の構成》
図2は、本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1の構成を示す図である。
図2に示すクロックデータリカバリ回路1は、パルス幅整形回路102、サンプリング回路106、エッジ検出回路105、位相選択信号生成回路103、クロックデータ生成回路104から構成される。
パルス幅整形回路102は、クロックデータリカバリ回路1の外部に配置された図示されていないPLL13から生成された第1の10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9に応答して、ハイレベル期間とローレベル期間との比(デューティ比)が調整された第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9を生成する。すなわち、第1の10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9のデューティ比が略5:5であるのに対して、第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9のデューティ比は4:6または3:7の値に設定される。
サンプリング回路106は、パルス幅整形回路102から生成される第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9を使用してホストからの受信データ信号RXDATAを10倍オーバーサンプリングすることによってサンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9を生成する。
エッジ検出回路105は、サンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9と第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9とに応答することによって、受信データ信号RXDATAのエッジ位置検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ9を生成する。
位相選択信号生成回路103は、エッジ位置検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ9と第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9とに応答することによって、位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9を生成する。
クロックデータ生成回路104は、位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9と第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9とサンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9とに応答することによって、再生クロックRCLKと再生データRDATAを生成する。
《デューティ調整比α=1のパルス幅整形回路》
図5Aは、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1でデューティ調整比α=1を実現するためのパルス幅整形回路102の構成を示す図である。
図5Aは、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1でデューティ調整比α=1を実現するためのパルス幅整形回路102の構成を示す図である。
デューティ調整比α=1は、第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9のデューティ比が4:6であることを意味している。
図5Aに示すパルス幅整形回路102は、多相クロック信号の位相の数と同一の数である10個の2入力論理積回路1020〜1029から構成されている。10個の2入力論理積回路1020〜1029の2入力端子に、それぞれ隣接するクロック位相のクロック信号が入力される。例えば、2入力論理積回路1021には、CLK‘0とCLK’1が入力され、2入力論理積回路1020には、CLK‘9とCLK’0が入力される。
図5Bは、図5Aに示したパルス幅整形回路102に供給されるデューティ比が5:5の第1の10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9と、図5Aに示したパルス幅整形回路102から生成されるデューティ比が4:6の第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9の波形を示す図である。
デューティ比が5:5の第1の10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9の隣接するクロック位相同士のハイレベル期間は連続した0.4UIの時間でオーバーラップするため、2入力論理積回路1020〜1029の出力の第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9はハイレベル期間が0.4UIでローレベル期間が0.6UIの波形となる。
以上のように、図5Aに示したパルス幅整形回路を使用することによって、デューティ比4:6の第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9を生成することが可能となる。
《デューティ調整比α=2のパルス幅整形回路》
図6Aは、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1でデューティ調整比α=2を実現するためのパルス幅整形回路102の構成を示す図である。
図6Aは、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1でデューティ調整比α=2を実現するためのパルス幅整形回路102の構成を示す図である。
デューティ調整比α=2は、第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9のデューティ比が3:7であることを意味している。
図6Aに示すパルス幅整形回路102は、多相クロック信号の位相の数と同一の数である10個の2入力論理積回路1020〜1029から構成されている。10個の2入力論理積回路1020〜1029の2入力端子には、それぞれ2位相離間したクロック位相のクロック信号が入力される。例えば、2入力論理積回路1021にはCLK‘9とCLK’1が入力され、2入力論理積回路1020にはCLK‘8とCLK’0が入力される。
図6Bは、図6Aに示したパルス幅整形回路102に供給されるデューティ比が5:5の第1の10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9と、図6Aに示したパルス幅整形回路102から生成されるデューティ比が3:7の第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9の波形を示す図である。
デューティ比が5:5の第1の10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9の2位相離間したクロック位相同士のハイレベル期間は連続した0.3UIの時間でオーバーラップするため、2入力論理積回路1020〜1029の出力の第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9はハイレベル期間が0.3UIでローレベル期間が0.7UIの波形となる。
以上のように、図6Aに示したパルス幅整形回路を使用することによって、デューティ比3:7の第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9を生成することが可能となる。
《サンプリング回路》
図3は、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1のサンプリング回路106の構成を示す図である。
図3は、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1のサンプリング回路106の構成を示す図である。
図3に示すサンプリング回路106は、多相クロック信号の位相の数と同一の数である10個のDFF(Delay Flip−Flop:遅延型フリップフロップ)1060〜1069から構成されている。
10個のDFF1060〜1069の共通の入力信号Data_INにはホストから受信した受信データ信号RXDATAが供給され、10個のDFF1060〜1069に第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9がそれぞれ供給されることによって10倍オーバーサンプリングが実行され、サンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9が生成される。
図10は、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1の内部動作を説明するための内部各部の波形を示す図である。
図10に示すように、最初には位相選択信号PSEL_Φ6のみがハイレベルとされて他の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ5、PSEL_Φ7〜PSEL_Φ9はローレベルとされているので、第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9から第7の位相Φ6の第7クロック信号CLK6がクロックデータリカバリ回路1の使用クロックとして選択されるので、再生クロックRCLKの位相は第7クロック信号CLK6の位相によって決定されている。
次に、図10に示した波形図に示されるように、受信データ信号RXDATA(DATA_IN)のエッジがCLK7とCLK8との間のt=teのタイミングでローレベルからハイレベルに切り換わる場合を想定する。図10に示すように受信データ信号RXDATA(DATA_IN)のエッジが略第8クロック信号CLK7の立ち上りのタイミングであるので、このタイミングと0.5UI離間した第3の位相Φ2の第3クロック信号CLK2がロックデータリカバリ回路1の使用クロックとして選択されるように使用クロックの選択の切り換え更新が行われる。
この状況で、t0(0)≦t≦t9(0)の期間におけるサンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9は、次のようになる。すなわち、受信データ信号RXDATAのローレベル期間にCLK0〜CLK6によってサンプリングされたサンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ6はローレベルとなる一方、受信データ信号RXDATAのハイレベル期間にCLK7〜CLK9によってサンプリングされたサンプリング信号Sample_Φ7〜Sample_Φ9はハイレベルとなる。
《エッジ検出回路》
図4は、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1のエッジ検出回路105の構成を示す図である。
図4は、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1のエッジ検出回路105の構成を示す図である。
図4に示すエッジ検出回路105は、多相クロック信号の位相の数と同一の数である10個の2入力排他的論理和回路EXOR10500〜10509と10個のDFF10510〜10519とから構成さていれる。10個の2入力排他的論理和回路EXOR10500〜10509の各2入力排他的論理和回路には、サンプリング回路106の生成信号であるサンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9の隣接した2つのサンプリング信号がそれぞれ供給される。10個の2入力排他的論理和回路EXOR10500〜10509の演算結果は10個のDFF10510〜10519のデータ入力端子に供給される一方、10個のDFF10510〜10519のトリガ入力端子に第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9が供給され、10個のDFF10510〜10519の出力端子から10個のエッジ位置検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ9が生成される。
図10に示した波形図に示されるように、Sample_Φ0〜Sample_Φ6はローレベル、Sample_Φ7〜Sample_Φ9はハイレベルであり、第1の10相クロック信号中のCLK7とCLK8との間に受信データ信号RXDATA(DATA_IN)のエッジが存在するあるため、エッジ検出回路105の出力信号としてのエッジ位置検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ9のうち、エッジ検出信号Edge_Φ7にのみt=t7(1)のタイミングでハイレベルが出力され、その他のエッジ検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ6、Edge_Φ8、Edge_Φ9にはローレベルが出力される。つまり、図4に示すエッジ検出回路105に使用することによって、受信データ信号RXDATAのエッジ位置が適切に検出できたか否かが確認されることが可能となる。また、受信データ信号RXDATAのパターンが“11”または“00”等の同値の場合、もしくはデータエッジが存在しない期間では、エッジ位置検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ9は全てローレベルとなる。
《位相選択信号生成回路》
図7は、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1の位相選択信号生成回路103の構成を示す図である。
図7は、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1の位相選択信号生成回路103の構成を示す図である。
図7に示す位相選択信号生成回路103は、エッジ有無検出回路1030と位相選択制御回路1031とから構成される。
エッジ有無検出回路1030は、所定の期間において受信データ信号RXDATAにエッジが存在するか否かを判定する回路であり、エッジ検出回路105から生成されるエッジ位置検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ9からエッジ有無検出信号EX_Edgeを生成する。従って、受信データ信号RXDATAの所定の期間にエッジが存在する場合には、エッジ位置検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ9のいずれか1つの信号がハイレベルになるので、エッジ有無検出信号EX_Edgeはハイレベルとなる。しかし、受信データ信号RXDATAの所定の期間にエッジが存在しない場合には、エッジ位置検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ9の全てがローレベルになるので、エッジ有無検出信号EX_Edgeはローレベルとなる。
位相選択制御回路1031は、多相クロック信号の位相の数と同一の数である10個のΦM選択信号生成回路10310〜10319から構成される。尚、Mは、10位相のいずれかの数値である。
すなわち、第6位相選択信号PSEL_Φ5を生成するためのΦ5選択信号生成回路10310には、第6位相Φ5と0.5UI位相の異なる第1位相Φ0の第1エッジ位置検出信号Edge_Φ0と第1位相Φ0の第1クロック信号CLK0とが供給される。第7位相選択信号PSEL_Φ6を生成するためのΦ6選択信号生成回路10311には、第7位相Φ6と0.5UI位相の異なる第2位相Φ1の第2エッジ位置検出信号Edge_Φ1と第2位相Φ1の第2クロック信号CLK1とが供給される。第8位相選択信号PSEL_Φ7を生成するためのΦ7選択信号生成回路10312には、第8位相Φ7と0.5UI位相の異なる第3位相Φ2の第3エッジ位置検出信号Edge_Φ2と第3位相Φ2の第3クロック信号CLK2とが供給される。第9位相選択信号PSEL_Φ8を生成するためのΦ8選択信号生成回路10313には、第9位相Φ8と0.5UI位相の異なる第4位相Φ3の第4エッジ位置検出信号Edge_Φ3と第4位相Φ3の第4クロック信号CLK3とが供給される。第10位相選択信号PSEL_Φ9を生成するためのΦ9選択信号生成回路10314には、第10位相Φ9と0.5UI位相の異なる第5位相Φ4の第5エッジ位置検出信号Edge_Φ4と第5位相Φ4の第5クロック信号CLK4とが供給される。第1位相選択信号PSEL_Φ0を生成するためのΦ0選択信号生成回路10315には、第1位相Φ0と0.5UI位相の異なる第6位相Φ5の第6エッジ位置検出信号Edge_Φ5と第6位相Φ5の第6クロック信号CLK5とが供給される。第2位相選択信号PSEL_Φ1を生成するためのΦ1選択信号生成回路10316には、第2位相Φ1と0.5UI位相の異なる第7位相Φ6の第7エッジ位置検出信号Edge_Φ6と第7位相Φ6の第7クロック信号CLK6とが供給される。第3位相選択信号PSEL_Φ2を生成するためのΦ2選択信号生成回路10317には、第3位相Φ2と0.5UI位相の異なる第8位相Φ7の第8エッジ位置検出信号Edge_Φ7と第8位相Φ7の第8クロック信号CLK7とが供給される。第4位相選択信号PSEL_Φ3を生成するためのΦ3選択信号生成回路10318には、第4位相Φ3と0.5UI位相の異なる第9位相Φ8の第9エッジ位置検出信号Edge_Φ8と第9位相Φ8の第9クロック信号CLK8とが供給される。第5位相選択信号PSEL_Φ4を生成するためのΦ4選択信号生成回路10319には、第5位相Φ4と0.5UI位相の異なる第10位相Φ9の第10エッジ位置検出信号Edge_Φ9と第10位相Φ9の第10クロック信号CLK9とが供給される。
以上説明したように、10個のΦM選択信号生成回路10310〜10319のそれぞれの位相選択信号生成回路には、それぞれの位相から0.5UI離間した位相のエッジ位置検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ9と、それぞれの位相から0.5UI離間した位相の第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9と、エッジ有無判定回路1030からのエッジ有無検出信号EX_Edgeが供給されることによって、10個の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9が生成される。
その結果、図7に示す位相選択信号検出回路103は図4に示したエッジ検出回路105から生成される10個のエッジ位置検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ9中の受信データ信号RXDATA(DATA_IN)のエッジに対応する1個のエッジ位置検出信号(例えば、Edge_Φ7)と0.5UI離間した位相を持った位相選択信号(例えば、PSEL_Φ2)を選択する。従って、図2に示すクロックデータリカバリ回路1のクロックデータ生成回路は、図7に示した位相選択信号検出回路103から供給される位相選択信号PSEL_Φ2に応答して、10相クロック信号CLK0〜CLK9の中からクロック信号CLK2を再生クロックRCLKとして選択するものである。
図8は、図7に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1の位相選択信号生成回路103の10個のΦM選択信号生成回路10310〜10319の各位相選択信号生成回路の構成を示す図である。
図8には、一例としてM=2の場合の第3位相選択信号PSEL_Φ2を生成するためのΦ2選択信号生成回路10317の構成が示されている。
図8に示すΦ2選択信号生成回路10317は、セレクタ回路103171と、3個のDFF103172A、103172B、103172Cと、2入力論理和回路103173と論理否定回路103174と2入力否定論理和回路103175から構成されている。Φ2選択信号生成回路10317は、第8位相Φ7の第8エッジ位置検出信号Edge_Φ7と第8位相Φ7の第8クロック信号CLK7とエッジ有無検出信号EX_Edgeから、第1の位相選択信号PSEL’’_Φ2を生成する。更にΦ2選択信号生成回路10317から正方向に4位相離間した第7位相選択信号PSEL_Φ6を生成するためのΦ6選択信号生成回路10311からは、他の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ6が生成される。
図8のΦ2選択信号生成回路10317は第1の位相選択信号PSEL’’_Φ2と他の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ6とから、第2の位相選択信号PSEL’_Φ2と、第3の位相選択信号PSEL_Φ2とを生成する。
セレクタ回路103171は、エッジ有無検出信号EX_Edgeのローレベルとハイレベルとに応答して、セレクト出力信号SELOUT_Φ2を切り換える動作を実行する。すなわち、エッジ有無検出信号EX_Edgeがローレベルの場合にはDFF103172Aの出力信号であるSamp1_SEL_Φ2をセレクタ出力信号SELOUT_Φ2として選択する一方、エッジ有無検出信号EX_Edgeがハイレベルの場合にはエッジ位置検出信号Edge_Φ7をセレクト出力信号SELOUT_Φ2として選択する。セレクタ回路103171によるこの切り換え動作は、受信データ信号RXDATAの所定の期間にデータエッジが存在すれば、第1の位相選択信号PSEL’’_Φ2を更新する一方、反対に受信データ信号RXDATAの所定の期間にデータエッジが存在しなければ、1つ以前の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ2の結果を保持することを意味している。第1の位相選択信号PSEL’’_Φ2を生成するために、セレクタ出力信号SELOUT_Φ2を、2個のDFF103172A、103172Bを使用した2回のサンプリング信号Samp1_SEL_Φ2とSamp2_SEL_Φ2との論理和を論理和回路103173で実行するのは、受信データ信号RXDATAのデータエッジが正負いずれの方向に遷移しても、エッジ位置を漏れなく検出するためである。
第2の位相選択信号PSEL’_Φ2と第3の位相選択信号PSEL_Φ2を生成するために、Φ2選択信号生成回路10317から正方向に4位相離間したΦ6選択信号生成回路10311から生成された他の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ6を使用する理由を、以下に説明する。
パルス幅整形回路102により生成される第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9のデューティ比は、略4:6である。そのため、第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9において、ある任意のクロック位相のハイレベルからローレベルへの立ち下りタイミングと、任意のクロック位相から正方向に4位相離間したクロック位相のローレベルからハイレベルへの立ち上りタイミングとが一致する。位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9が、一度の更新において4位相分遷移する場合を想定する。例えば、位相選択信号がPSEL_Φ2からPSEL_Φ6へ切り換る場合には、CLK2の立ち下りエッジとCLK6の立ち上りエッジが一致する。もし、第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9のクロック間のスキューがある場合、スキューによってCLK2の立ち下りエッジとCLK6の立ち上りエッジの間に微小時間のローレベルが発生する。仮に、位相選択信号PSEL_Φ6とPSEL_Φ2との両者が同時にハイレベルとなるタイミングが存在する場合には、再生クロックRCLKにグリッチが発生する可能性がある。再生クロックRCLKにグリッチが発生した場合には、再生クロックRCLKのクロック数が実効的に実際のクロック数よりも1個増加したことと等価であるために、再生データRXDATAにエラーが発生するという問題がある。
この問題を生じさせないために、図8に示したΦ2選択信号生成回路10317において第1の位相選択信号PSEL’’_Φ2から第2の位相選択信号PSEL’_Φ2と第3の位相選択信号PSEL_Φ2とを生成する際、正方向に4位相離間したΦ6選択信号生成回路10311から生成された他の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ6と第1の位相選択信号PSEL’’_Φ2との否定論理和回路103175での否定論理和を実行することによって第2の位相選択信号PSEL’_Φ2と他の第2の位相選択信号PSEL’_Φ6とが同時にハイレベルとなることを防止している。
言い換えれば、第2の位相選択信号PSEL’_Φ2がハイレベルになるためには、Φ2選択信号生成回路10317から生成された第1の位相選択信号PSEL’’_Φ2がハイレベルであり、かつΦ6選択信号生成回路10311から生成された他の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ6がローレベルである必要がある。また、パルス幅整形回路102によるデューティ比調整量が、図6Aの例のように、3:7である場合には、グリッチが発生するタイミングは任意のクロック位相から正方向に3位相離間したクロック位相になるため、グリッチ対策のためには、Φ6選択信号生成回路10311ではなくΦ5選択信号生成回路10310から生成された他の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ5と第1の位相選択信号PSEL’’_Φ2との否定論理和を否定論理和回路103175で実行すれば良いものである。
図20は、図7に示す本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1の位相選択信号生成回路103のM=6の場合の第7位相選択信号PSEL_Φ6を生成するためのΦ6選択信号生成回路10311の構成を示す図である。
図20に示したM=6の場合のΦ6選択信号生成回路10311の構成は、図8に示したM=2の場合のΦ2選択信号生成回路10317の構成と同様である。
図20に示すΦ6選択信号生成回路10311は、セレクタ回路103111と、3個のDFF103112A、103112B、103112Cと、2入力論理和回路103113と論理否定回路103114と2入力否定論理和回路103115とから構成されている。Φ6選択信号生成回路10311は、第2位相Φ1の第2エッジ位置検出信号Edge_Φ1と第2位相Φ1の第2クロック信号CLK1とエッジ有無検出信号EX_Edgeから、第1の位相選択信号PSEL’’_Φ6を生成する。更にΦ6選択信号生成回路10311から正方向に4位相離間した第1位相選択信号PSEL_Φ0を生成するためのΦ0選択信号生成回路10315からは、他の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ0が生成される。
図20のΦ6選択信号生成回路10311は第1の位相選択信号PSEL’’_Φ6と他の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ0とから、第2の位相選択信号PSEL’_Φ6と、第3の位相選択信号PSEL_Φ6とを生成する。
セレクタ回路103111は、エッジ有無検出信号EX_Edgeのローレベルとハイレベルに応答して、セレクト出力信号SELOUT_Φ6を切り換える動作を実行する。すなわち、エッジ有無検出信号EX_Edgeがローレベルの場合にはDFF103112Aの出力信号であるSamp1_SEL_Φ6をセレクト出力信号SELOUT_Φ6として選択する一方、エッジ有無検出信号EX_Edgeがハイレベルの場合にはエッジ位置検出信号Edge_Φ1をセレクト出力信号SELOUT_Φ6として選択する。
図示されていないが、図7に示した位相選択信号生成回路103の第6位相選択信号PSEL_Φ5を生成するためのΦ5選択信号生成回路10310において第1の位相選択信号PSEL’’_Φ5から第2の位相選択信号PSEL’_Φ5と第3の位相選択信号PSEL_Φ5とを生成する際、正方向に4位相離間したΦ9選択信号生成回路10314から生成された他の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ9と第1の位相選択信号PSEL’’_Φ5との否定論理和回路103175での否定論理和を実行する。また、図7に示した位相選択信号生成回路103の第8位相選択信号PSEL_Φ7を生成するためのΦ7選択信号生成回路10312において第1の位相選択信号PSEL’’_Φ7から第2の位相選択信号PSEL’_Φ7と第3の位相選択信号PSEL_Φ7とを生成する際、正方向に4位相離間したΦ1選択信号生成回路10316から生成された他の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ1と第1の位相選択信号PSEL’’_Φ7との否定論理和回路103175での否定論理和を実行する。また、図7に示した位相選択信号生成回路103の第9位相選択信号PSEL_Φ8を生成するためのΦ8選択信号生成回路10313において第1の位相選択信号PSEL’’_Φ8から第2の位相選択信号PSEL’_Φ8と第3の位相選択信号PSEL_Φ8とを生成する際、正方向に4位相離間したΦ2選択信号生成回路10317から生成された他の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ1と第1の位相選択信号PSEL’’_Φ8の否定論理和回路103175での否定論理和を実行する。以下、同様に図7に示した位相選択信号生成回路103の第10位相選択信号PSEL_Φ9を生成するためのΦ9選択信号生成回路10314と第1位相選択信号PSEL_Φ0を生成するためのΦ0選択信号生成回路10315と第2位相選択信号PSEL_Φ1を生成するためのΦ1選択信号生成回路10316と第4位相選択信号PSEL_Φ3を生成するためのΦ3選択信号生成回路10318と第5位相選択信号PSEL_Φ4を生成するためのΦ4選択信号生成回路10319とは、上述と同様な規則に従って構成されているので、その説明は省略する。
図10に示した波形図を参照して、図7に示す本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1の位相選択信号生成回路103と、位相選択信号生成回路103の構成要素である位相選択制御回路1031の動作について説明する。
図10に示したt=t7(1)のタイミングで、位相選択信号生成回路103にはエッジ位置検出信号Edge_Φ7のハイレベルが供給されるので、ハイレベルのエッジ位置検出信号Edge_Φ7は位相選択信号生成回路103を構成するエッジ有無判定回路1030と位相選択制御回路1031との両者に供給される。
エッジ有無判定回路1030はエッジ位置検出信号Edge_Φ7のハイレベルを検出して、t=t7(1)のタイミングから有限のゲート遅延時間を経過した後に、ハイレベルのエッジ有無検出信号EX_Edgeを出力する。位相選択制御回路1031の構成要素である図8に示すΦ2選択信号生成回路10317では、ハイレベルのエッジ位置検出信号Edge_Φ7とハイレベルのエッジ有無検出信号EX_Edgeとに応答してセレクタ回路103171はハイレベルの出力信号SELOUT_Φ2を生成する。一方、同様に位相選択制御回路1031の他の構成要素である図20に示すΦ6選択信号生成回路10311は、ローレベルのエッジ検出信号Edge_Φ1とハイレベルのエッジ有無検出信号EX_Edgeとに応答してセレクタ回路103171はローレベルの出力信号SELOUT_Φ6を生成する。
次にt=t1(2)のタイミングにおいて、図20に示すΦ6選択信号生成回路10311の第1のDFF103112Aによってローレベルのセレクト出力信号SEL_OUT_Φ6がサンプリングされ、出力信号Samp1_SEL_Φ6はローレベルとなる。
次にt=t7(2)のタイミングにおいて、図8に示すΦ2選択信号生成回路10317の第1のDFF103172Aによってハイレベルのセレクト出力信号SEL_OUT_Φ2がサンプリングされ、出力信号Samp1_SEL_Φ2はハイレベルとなる。また、出力信号Samp1_SEL_Φ2のローレベルからハイレベルへの遷移によって、出力信号Samp1_SEL_Φ2と出力信号Samp2_SEL_Φ2の両者を入力信号とする論理和回路103173の出力信号PSEL’’_Φ2は、ローレベルからハイレベルへ遷移する。しかし、t=t7(2)のタイミングにおいては、まだΦ6選択信号生成回路10311の中の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ6はハイレベルのままであるので、図8に示すΦ2選択信号生成回路10317の中の第2の位相選択信号PSEL’_Φ2はローレベルのままである。
次にt=t1(3)のタイミングにおいて、図20に示すΦ6選択信号生成回路10311の第2のDFF103112BによってローレベルのSamp1_SEL_Φ6がサンプリングされ、出力信号Samp2_SEL_Φ6はローレベルとなる。また、t=t1(3)のタイミングにおいてもSamp1_SEL_Φ6はローレベルを維持しているため、Samp1_SEL_Φ6とSamp2_SEL_Φ6との両者を入力信号とする論理和回路103113の出力信号である第1の位相選択信号PSEL’’_Φ6はハイレベルからローレベルに遷移する。また、論理和否定回路103115の出力信号の第2の位相選択信号PSEL’_Φ6も、ハイレベルからローレベルに遷移する。その結果、図20に示すΦ6選択信号生成回路10311の第1の位相選択信号PSEL’’_Φ6のローレベルへの遷移に応答して、図8に示すΦ2選択信号生成回路10317の第2の位相選択信号PSEL’_Φ2はt=t1(3)のタイミングで、ローレベルからハイレベルに遷移する。
次にt=t7(3)のタイミングにおいて、図8に示すΦ2選択信号生成回路10317の第3のDFF103172Cによって、第2の位相選択信号PSEL’_Φ2のハイレベルがサンプリングされ、第3の位相選択信号PSEL_Φ2はローレベルからハイレベルに遷移する。従って、t=t7(3)のタイミングの第3の位相選択信号PSEL_Φ2のローレベルからハイレベルへの遷移によって、第3クロック信号CLK2のクロックデータリカバリ回路1の使用クロックとしての選択が開始される。
次にt=t1(4)のタイミングにおいて、図20に示すΦ6選択信号生成回路10311の第3のDFF103112Cによって、第2の位相選択信号PSEL’_Φ6のローレベルがサンプリングされ、第3の位相選択信号PSEL_Φ6は、ハイレベルからローレベルに遷移する。従って、t=t1(4)のタイミングの第3の位相選択信号PSEL_Φ6のハイレベルからローレベルへの遷移によって、第7クロック信号CLK6のクロックデータリカバリ回路1の使用クロックとしての選択が終了される。
その結果、t7(3)≦t≦t1(4)の期間では、図7の選択信号生成回路103の2つのクロック選択出力信号PSEL_Φ2、PSEL_Φ6が同時にハイレベルとなる期間が生じており、第3クロック信号CLK2と第7クロック信号CLK6がクロックデータリカバリ回路1の使用クロックとして2重選択される可能性が発生する。しかし、この期間では、第3クロック信号CLK2はローレベルに維持される一方、第7クロック信号CLK6のみがハイレベルからローレベルに遷移する。従って、このt7(3)≦t≦t1(4)の期間では、実効的に第7クロック信号CLK6がクロックデータリカバリ回路1の使用クロックとして選択されている。このt7(3)≦t≦t1(4)の期間の後のt=t2(4)のタイミングで第3クロック信号CLK2がローレベルからハイレベルに遷移してから、実効的な第3クロック信号CLK2のクロックデータリカバリ回路1の使用クロックとしての選択が開始される。
従って、t7(3)≦t≦t1(4)の期間の第7クロック信号CLK6のハイレベルからローレベルへの遷移のタイミングとその後のt=t2(4)のタイミングでの第3クロック信号CLK2のローレベルからハイレベルへの遷移との時間差は0.2UI(132ピコ秒)となって、図13の場合の波形切り換え時間の0.1UI(66ピコ秒)の2倍となる。従って、上述した図2、図3、図4、図7、図8、図10、図20を参照して説明した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1によれば、クロックデータリカバリ回路(CDR)の後続ロジック回路の動作速度マージンが不足した場合でも受信データ信号RXDATAの再生での誤動作の確率を低減することが可能となる。
《クロックデータ生成回路》
図9は、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1のクロックデータ生成回路104の構成を示す図である。
図9は、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1のクロックデータ生成回路104の構成を示す図である。
図9に示すクロックデータ生成回路104は、クロック生成回路1040と、データ生成回路1041と、シフトレジスタ1042と、DFF1043とから構成される。
《クロックデータ生成回路のクロック生成回路》
クロック生成回路1040は図7に示した位相選択生成回路103から生成される10個の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9と図5Aに示したパルス幅整形回路102から生成される第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9とに応答して、再生クロックRCLKを生成する。図10で詳細に説明したように図7に示す位相選択信号生成回路103から生成される10個の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9は、再生クロックRCLKの選択クロック相の選択切り換え時期以外は、10個の信号中のいずれか1個だけがハイレベルとなる。
クロック生成回路1040は図7に示した位相選択生成回路103から生成される10個の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9と図5Aに示したパルス幅整形回路102から生成される第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9とに応答して、再生クロックRCLKを生成する。図10で詳細に説明したように図7に示す位相選択信号生成回路103から生成される10個の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9は、再生クロックRCLKの選択クロック相の選択切り換え時期以外は、10個の信号中のいずれか1個だけがハイレベルとなる。
またクロック生成回路1040は、1段目の論理回路として10個の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9と10個の10相クロック信号CLK0〜CLK9とがそれぞれ供給される10個の2入力否定論理積回路を含んでいる。1段目の10個の2入力否定論理積回路の出力信号は、クロック生成回路1040の2段目の論理回路として5個の2入力否定論理積回路に供給される。2段目の論理回路として5個の2入力否定論理積回路の出力信号は、クロック生成回路1040の3段目の論理回路として3個の2入力否定論理和回路に供給される。3段目の論理回路として3個の2入力否定論理和回路の出力信号は、クロック生成回路1040の4段目の論理回路として2個の2入力否定論理積回路に供給される。4段目の論理回路として2個の2入力否定論理積回路の出力信号は、クロック生成回路1040の5段目の論理回路として1個の2入力否定論理和回路と否定論理回路との直列接続に供給される。否定論理回路の出力端子から、再生クロックRCLKが生成される。
従って、10個の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9で例えば位相選択信号PSEL_Φ6だけがハイレベルに選択される場合は、1段目の7個目の2入力否定論理積回路によって第7クロック信号CLK6が再生クロックRCLKとして選択される。すなわち、選択された1段目の7個目の2入力否定論理積回路の出力クロック信号は、2段目の4個目の2入力否定論理積回路と3段目の2個目の2入力否定論理和回路と4段目の1個目の2入力否定論理積回路と5段目の2入力否定論理和回路と否定論理回路との直列接続とを介して再生クロックRCLKとして出力される。
更に、10個の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9で、例えば位相選択信号PSEL_Φ2だけがハイレベルに選択される場合は、1段目の3個目の2入力否定論理積回路によって第3クロック信号CLK2が再生クロックRCLKとして選択される。すなわち、選択された1段目の3個目の2入力否定論理積回路の出力クロック信号は、2段目の2個目の2入力否定論理積回路と3段目の1個目の2入力否定論理和回路と4段目の1個目の2入力否定論理積回路と5段目の2入力否定論理和回路と否定論理回路との直列接続とを介して再生クロックRCLKとして出力される。
以上、説明したように、位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9でハイレベルに選択された位相選択信号に対応する第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9の選択クロック信号が、5段の論理ゲート遅延を経由して再生クロックRCLKとして出力される。また10個の10相クロック信号CLK0〜CLK9のいずれが再生クロックRCLKとして選択される場合でも、常に同一の5段の論理ゲート遅延となるので、ゲート遅延時間の差に起因するグリッチは発生せず、安定した再生クロックRCLKを出力することが可能となる。
《クロックデータ生成回路のシフトレジスタ》
図9に示すクロックデータ生成回路104のシフトレジスタ1042は、図3に示したサンプリング回路106から生成されるサンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9と図5Aに示したパルス幅整形回路102から生成される第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9とに応答して、10個の遅延サンプリングデータ信号SDATA_Φ0〜SDATA_Φ9を生成する。シフトレジスタ1042の入力サンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9と出力遅延サンプリングデータ信号SDATA_Φ0〜SDATA_Φ9との間の遅延時間は、第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9の略3サイクルに設定される。この略3サイクルのシフトレジスタ1042の遅延時間は、図10に示したタイミングt=teでの受信データ信号RXDATA(DATA_IN)の切り換えエッジからタイミングt=t2(4)での使用クロックの切り換え時点までの遅延時間を考慮したものである。
図9に示すクロックデータ生成回路104のシフトレジスタ1042は、図3に示したサンプリング回路106から生成されるサンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9と図5Aに示したパルス幅整形回路102から生成される第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9とに応答して、10個の遅延サンプリングデータ信号SDATA_Φ0〜SDATA_Φ9を生成する。シフトレジスタ1042の入力サンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9と出力遅延サンプリングデータ信号SDATA_Φ0〜SDATA_Φ9との間の遅延時間は、第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9の略3サイクルに設定される。この略3サイクルのシフトレジスタ1042の遅延時間は、図10に示したタイミングt=teでの受信データ信号RXDATA(DATA_IN)の切り換えエッジからタイミングt=t2(4)での使用クロックの切り換え時点までの遅延時間を考慮したものである。
《クロックデータ生成回路のデータ生成回路》
図9に示すクロックデータ生成回路104のデータ生成回路1041は、上述のクロック生成回路1040と同様の構成であるが、データ生成回路1041は図7に示す位相選択生成回路103から生成される位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9と上述のシフトレジスタ1042から生成される10個の遅延サンプリングデータ信号SDATA_Φ0〜SDATA_Φ9とに応答して第1の再生データRDATA’を生成する。
図9に示すクロックデータ生成回路104のデータ生成回路1041は、上述のクロック生成回路1040と同様の構成であるが、データ生成回路1041は図7に示す位相選択生成回路103から生成される位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9と上述のシフトレジスタ1042から生成される10個の遅延サンプリングデータ信号SDATA_Φ0〜SDATA_Φ9とに応答して第1の再生データRDATA’を生成する。
データ生成回路1041が上述のクロック生成回路1040と同様の構成であるので、10個の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9で例えば位相選択信号PSEL_Φ6だけがハイレベルに選択される場合には、1段目の7個目の2入力否定論理積回路によって第7出力遅延サンプリングデータ信号SDATA_Φ6が第1の再生データRDATA’として選択される。更に、10個の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9で、例えば位相選択信号PSEL_Φ2だけがハイレベルに選択される場合には、1段目の3個目の2入力否定論理積回路によって第3出力遅延サンプリングデータ信号SDATA_Φ2が第1の再生データRDATA’として選択される。
以上、説明したように、位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9でハイレベルに選択された位相選択信号に対応する10個の遅延サンプリングデータ信号SDATA_Φ0〜SDATA_Φ9が、5段の論理ゲート遅延を経由して第1の再生データRDATA’として出力される。また10個の遅延サンプリングデータ信号SDATA_Φ0〜SDATA_Φ9のいずれが第1の再生データRDATA’として選択される場合でも、常に同一の5段の論理ゲート遅延となるので、ゲート遅延時間の差に起因するグリッチは発生せず、安定した第1の再生データRDATA’を出力することが可能となる。
このようにして、データ生成回路1041の出力端子から生成される第1の再生データRDATA’は、データ生成回路1041の出力端子に接続された遅延型フリップフロップDFF1043のデータ入力端子に供給される。また、遅延型フリップフロップDFF1043のトリガ入力端子には上述したクロック生成回路1040から生成された再生クロックRCLKが供給されるので、遅延型フリップフロップDFF1043の出力端子からはクロックデータリカバリ回路1の最終的な再生データRDATAが生成されることが可能となる。図10の下部に示したように、再生データRDATAの立ち上がりエッジは、タイミングt=t2(4)での使用クロックの切り換え後の再生クロックRCLKの立ち上がりエッジのタイミングと略同期するものとなる。
《クロックデータリカバリ回路の内部動作》
図14は、上述した図2、図3、図4、図7、図8、図9、図10、図20を参照して説明した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1の内部動作を説明するための内部各部の波形を示す図である。
図14は、上述した図2、図3、図4、図7、図8、図9、図10、図20を参照して説明した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1の内部動作を説明するための内部各部の波形を示す図である。
図14の一番上にはホストコンピュータ2からの受信信号RXDATAの波形が示され、図14の中間にはオーバーサンプリング多相クロックとしての10相クロック信号CLK0〜CLK9の波形が示されて、図14の一番下にはクロック選択動作によって10相クロック信号CLK0〜CLK9から選択されたクロックデータリカバリ回路(CDR)の使用クロック信号の波形が示されている。尚、10相クロック信号CLK0〜CLK9のパルス信号のハイレベル期間とローレベル期間は略4:6に設定されているので、デューティ比は略4:6に設定されている。
図14の一番上に示した受信信号RXDATAの波形で、実線の波形はジッタ発生前の波形を示し、破線の波形はジッタ発生後の波形を示している。
図14で、ジッタ発生以前の受信信号RXDATAの立ち上りエッジはクロック信号CLK1の立ち上りエッジのタイミングとなっているので、エッジ位置検出信号Edge_Φ1と0.5UI離間した位相を持ったクロック信号CLK6が再生クロックRCLKとして選択されている。
図14に示したように、ジッタ発生以降の受信信号RXDATAの立ち上りエッジは、クロック信号CLK7の立ち上りエッジのタイミングとなっている。その結果、エッジ位置検出信号Edge_Φ7と0.5UI離間した位相を持ったクロック信号CLK2が、再生クロックRCLKとして選択される必要がある。
図14には、クロックデータリカバリ回路(CDR)の使用クロック信号の選択更新動作に必要な演算処理時間が示され、この演算処理時間の終了後の時刻t2の以降には第3位相クロック信号CLK2の選択動作が開始される。一方、演算処理時間の終了後の時刻t2の以前では、第7位相クロック信号CLK6の選択動作が継続されている。
図14から理解されるように、クロック選択更新時刻t2の前後でクロックデータリカバリ回路(CDR)の使用クロック信号RCLKの波形は、第7位相クロック信号CLK6の波形から第3位相クロック信号CLK2の波形へ切り換えられる。この場合のクロック選択更新時刻t2の前後での波形の切り換え時間は、0.2UI(132ピコ秒)となり、図13の場合の波形切り換え時間の0.1UI(66ピコ秒)の2倍となる。従って、上述した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1によれば、クロックデータリカバリ回路(CDR)の後続ロジック回路の動作速度マージンが不足した場合でも受信データ信号RXDATAの再生での誤動作の確率を低減することが可能となる。
以上の説明した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1によれば、高速ジッタに追従してクロック再生とデータ再生とを可能とすることが可能となる。また、クロックデータリカバリ回路1でクロック再生とデータ再生に使用されるクロック信号のオーバーサンプリング多相クロックからの選択をジッタに応答して高速に更新する際の誤動作の確率を、低減することが可能となる。更に、ホストと接続可能なデバイスを構成する送受信LSIにおいて、ホストからの受信信号の受信に際して、再生クロックと再生データの生成での誤動作の可能性を低減することが可能となる。
[実施の形態2]
図11は、本発明の実施の形態2によるクロックデータリカバリ回路1の構成を示す図である。
図11は、本発明の実施の形態2によるクロックデータリカバリ回路1の構成を示す図である。
図11に示す本発明の実施の形態2によるクロックデータリカバリ回路1は、図2に示す本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1と同様に、パルス幅整形回路102、サンプリング回路106、エッジ検出回路105、位相選択信号生成回路103、クロックデータ生成回路104から構成される。
しかし、図11に示すクロックデータリカバリ回路1のクロックデータ生成回路104には、図2に示すクロックデータリカバリ回路1のようにサンプリング回路106から生成される10個のサンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9が供給されていない。その代わりに、図11に示すクロックデータリカバリ回路1では、サンプリング回路106の入力端子に供給されるホストコンピュータ2からの受信データ信号RXDATAがクロックデータ生成回路104のデータ入力端子にも供給されている。
従って、図11に示す本発明の実施の形態2によるクロックデータリカバリ回路1のクロックデータ生成回路104は、サンプリング回路106から生成される10個のサンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ9を遅延するための図9に示したシフトレジスタ1042と、シフトレジスタ1042から生成される10個の遅延サンプリングデータ信号SDATA_Φ0〜SDATA_Φ9と位相選択生成回路103から生成される位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9とが供給されるデータ生成回路1041とを含んでいない。その代わりに、図11に示すクロックデータリカバリ回路1のクロックデータ生成回路104は、ホストコンピュータ2からサンプリング回路106の入力端子に供給される受信データ信号RXDATAを遅延するための遅延回路を含んでいる。しかし、図11に示す本発明の実施の形態2によるクロックデータリカバリ回路1のその他の構成は、図2に示した本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1の構成と同一である。
図12は、図11に示した本発明の実施の形態2によるクロックデータリカバリ回路1のクロックデータ生成回路104の構成を示す図である。
図9のクロックデータ生成回路104がクロック生成回路1040とデータ生成回路1041とシフトレジスタ1042とDFF1043とから構成されていたのに対して、図12に示すクロックデータ生成回路104はクロック生成回路1040とDFF1043と遅延回路1044とから構成されている。従って、図12に示すクロックデータ生成回路104では、図9のクロックデータ生成回路104の内部に含まれていたシフトレジスタ1042とデータ生成回路1041とが省略され、図9のクロックデータ生成回路104の内部に含まれていなかった遅延回路1044が追加されている。
図12に示すクロックデータ生成回路104のクロック生成回路1040は、図9に示すクロックデータ生成回路104のクロック生成回路1040と全く同様に構成されている。従って、図12に示すクロック生成回路1040でも、位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ9でハイレベルに選択された位相選択信号に対応する第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9の選択クロック信号が、5段論理ゲート遅延を経由して再生クロックRCLKとして出力される。また更に10個の10相クロック信号CLK0〜CLK9のいずれが再生クロックRCLKとして選択される場合でも、常に同一の5段の論理ゲート遅延となるので、ゲート遅延時間の差に起因するグリッチは発生せず、安定した再生クロックRCLKを出力することが可能となる。
更に図12に示すクロックデータ生成回路104に追加された遅延回路1044の5段のダミーゲート(1段目の2入力否定論理積回路と、2段目の2入力否定論理積回路と、3段目の2入力否定論理和回路と、4段目の2入力否定論理積回路と、5段目の2入力否定論理和回路と否定論理回路との直列接続)は、図12に示すクロックデータ生成回路104のクロック生成回路10405段論理ゲート遅延と同等の遅延時間を生成する。
従って、図12に示す本発明の実施の形態2によるクロックデータリカバリ回路1のクロックデータ生成回路104によれば、ホストからクロックデータ生成回路104のデータ入力端子に供給される受信データ信号RXDATAは遅延回路1044の5段のダミーゲートによって、クロックデータ生成回路104から生成される再生クロックRCLKの同等の遅延時間を持つように調整される。従って、遅延回路1044の出力端子に生成される遅延受信データ信号SRXDATAがDFF1043のデータ入力端子に供給され、DFF1043のトリガ入力端子にクロック生成回路1040から生成された再生クロックRCLKが供給されるので、DFF1043の出力端子からはクロックデータリカバリ回路1の最終的な再生データRDATAが生成されることが可能となる。
以上説明したように、図11と図12に示した本発明の実施の形態2によるクロックデータリカバリ回路1によれば、本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1と同様に、高速ジッタに追従してクロック再生とデータ再生とを可能とすることが可能となる。また、クロックデータリカバリ回路1でクロック再生とデータ再生に使用されるクロック信号のオーバーサンプリング多相クロックからの選択をジッタに応答して高速に更新する際の誤動作の確率を、低減することが可能となる。更に、ホストと接続可能なデバイスを構成する送受信LSIにおいて、ホストからの受信信号の受信に際して、再生クロックと再生データの生成での誤動作の可能性を低減することが可能となる。
[実施の形態3]
図15は、本発明の実施の形態3によるクロックデータリカバリ回路1の構成を示す図である。
図15は、本発明の実施の形態3によるクロックデータリカバリ回路1の構成を示す図である。
図15に示す本発明の実施の形態3によるクロックデータリカバリ回路1は、図2に示す本発明の実施の形態1によるクロックデータリカバリ回路1と同様に、パルス幅整形回路102、サンプリング回路106、エッジ検出回路105、位相選択信号生成回路103、クロックデータ生成回路104から構成されているだけではなく、多相クロック生成回路107が追加されている。
図15に示す本発明の実施の形態3によるクロックデータリカバリ回路1の多相クロック生成回路107には、クロックデータリカバリ回路1の外部に配置された図示されていないPLL13から生成された差動クロック信号CLK_INが供給される。多相クロック生成回路107は差動クロック信号CLK_INに応答して、デューティ比が略5:5に設定された10相クロック信号CLK‘0〜CLK‘9を生成する。多相クロック生成回路107から生成されるデューティ比が略5:5の10相クロック信号CLK‘0〜CLK‘9はパルス幅整形回路102の入力端子に供給されることによって、デューティ比が略4:6の第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9がパルス幅整形回路102から生成される。
《多相クロック生成回路》
図16は、図15に示す本発明の実施の形態3によるクロックデータリカバリ回路1の多相クロック生成回路107の構成を示す図である。
図16は、図15に示す本発明の実施の形態3によるクロックデータリカバリ回路1の多相クロック生成回路107の構成を示す図である。
図16に示す多相クロック生成回路107は、位相比較器(PD)10701と、チャージポンプ(CP)10702と、ループフィルタ(LP)10704と、電圧制御遅延線路(VCDL)10703とを含むディレイド・ロックド・ループ(DLL)によって構成されている。
位相比較器10701はクロックデータリカバリ回路1の外部に配置された図示されていないPLL13から生成されたクロック信号CLK_INと電圧制御遅延線路10701の出力信号の10相クロック信号CLK‘0〜CLK‘9の1個のクロック信号CLK’0との位相差を比較して、位相差に対応する時間のパルス幅を有するアップ信号UPもしくはダウン信号DNを生成する。チャージポンプ10702はアップ信号UPもしくはダウン信号DNに応答してループフィルタ10704に位相差に比例した充電電流か放電電流を供給して、ループフィルタ10704に制御電圧Vcを生成する。電圧制御遅延線路10703は、制御電圧Vcに応答してクロック信号CLK_INを遅延して、10相クロック信号CLK‘0〜CLK‘9を出力する。このフィードバックループによって、位相比較器10701の入力クロック信号CLK_INとフィードバッククロック信号CLK’0の位相は略一致する。
図17は、図16に示した多相クロック生成回路107の電圧制御遅延線路(VCDL)10703の構成を示す図である。
図17に示す電圧制御遅延線路10703は、5段の縦続接続された差動電圧制御遅延線路107030〜107034によって構成されている。1段目の差動電圧制御遅延線路107030の差動入力端子にはPLL13から生成された差動クロック信号CLK_INが供給され、1段目の差動電圧制御遅延線路107030の差動出力信号CLK’1、CLK’9は2段目の差動電圧制御遅延線路107031の差動入力端子に供給され、2段目の差動電圧制御遅延線路107031の差動出力信号CLK’2、CLK’7は3段目の差動電圧制御遅延線路107032の差動入力端子に供給され、3段目の差動電圧制御遅延線路107032の差動出力信号CLK’3、CLK’8は4段目の差動電圧制御遅延線路107033の差動入力端子に供給され、4段目の差動電圧制御遅延線路107033の差動出力信号CLK’4、CLK’5は5段目の差動電圧制御遅延線路107034の差動入力端子に供給され、5段目の差動電圧制御遅延線路107034から差動出力信号CLK’0、CLK’6が生成される。このようにして、図17に示した電圧制御遅延線路10703は、デューティ比が略5:5に設定された10相クロック信号CLK‘0〜CLK‘9を生成するものである。
図16に示した多相クロック生成回路107では、ループフィルタ10704の容量値を数pF程度の小さな値に設定することが可能である。従って、本発明に先立って本発明者等によって検討された図1に示す送受信LSI7の受信用の第1のPLL回路(PLL1)16と送信用の第2のPLL回路(PLL2)13とを含むよりも、送受信LSI7の半導体チップ占有面積を大幅に削減することが可能となる。
また、図15乃至図17で説明した本発明の実施の形態3によるクロックデータリカバリ回路1により、高速ジッタに追従してクロック再生とデータ再生とを可能とすることが可能となったため、受信用の第1のPLL回路(PLL1)16と送信用の第2のPLL回路(PLL2)13とを単一のPLL回路で共用化することが可能となったので、送受信LSI7の半導体チップ占有面積を大幅に削減することが可能となる。
一方、上述した本発明の実施の形態1と本発明の実施の形態2とでは、クロックデータリカバリ回路1の外部に配置された図示されていないPLL13から生成される10相クロック信号CLK‘0〜CLK‘9をクロックデータリカバリ回路1に供給する必要がある。
そのためには、外部のPLL13からクロックデータリカバリ回路1まで、10本の10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9を送受信LSI7の内部信号配線によって伝送する必要がある。この内部信号配線は、送受信LSI7の半導体チップレイアウト設計のフロアプランにも依存するが、数百μm〜1mmの比較的長い配線長となる。長距離内部配線では、10本の10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9の内部配線を、等長配線とする必要がある。しかし、10本の10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9の内部配線を等長配線としても、1GHzを超過するクロック信号周波数では等長配線の相互容量および相互インダクタンスの差異によって内部配線を均等負荷とするのは極めて困難である。その結果、等長配線で、クロック間スキューが発生すると言う問題がある。10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9のクロック間にスキューが存在する場合、クロック間スキューは、クロックデータリカバリ回路1内部のパルス幅整形回路102でも改善できず、パルス幅整形回路102の出力信号である第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9でもクロック間スキューが残留する。第2の10相クロック信号CLK0〜CLK9に存在するスキューはクロックデータリカバリ回路1のジッタマージンを縮小するので、クロックデータリカバリ回路1のジッタ耐性は悪化するものとなる。
図15乃至図17で説明した本発明の実施の形態3によるクロックデータリカバリ回路1は、その内部に多相クロック生成回路107を含んでいる。従って、外部のPLL13からクロックデータリカバリ回路1までは、差動クロック信号CLK_INを伝送する差動信号配線2本で十分なものとなる。また、クロックデータリカバリ回路1の内部の多相クロック生成回路107から生成される10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9は、比較的短い内部配線によってクロックデータリカバリ回路1の内部のパルス幅整形回路102に伝送されることが可能となる。その結果、送受信LSI7の半導体チップのチップ占有面積の削減が可能となり、差動クロック信号CLK_INを伝送する差動信号配線2本が数百μm〜1mmの比較的長い配線長としても、その差動信号間スキューの低減も比較的容易となる。更に、クロックデータリカバリ回路1の内部で10相クロック信号CLK‘0〜CLK’9を伝送する短距離内部配線では、クロック間スキューの低減も極めて容易となる。
[実施の形態4]
図18は、本発明の実施の形態4によるクロックデータリカバリ回路(CDR)1の構成を示す図である。
図18は、本発明の実施の形態4によるクロックデータリカバリ回路(CDR)1の構成を示す図である。
図18に示す本発明の実施の形態4によるクロックデータリカバリ回路1は、図11に示した本発明の実施の形態2によるクロックデータリカバリ回路1に、図15に示した発明の実施の形態3による多相クロック生成回路107を適用したものである。
図18に示す本発明の実施の形態4によるクロックデータリカバリ回路1に関するこれ以上の構成とその動作とは、自明であるので、その説明を省略する。
[実施の形態5]
図19は、本発明の実施の形態5による送受信LSI7のインターフェースユニット11の構成を示す図である。
図19は、本発明の実施の形態5による送受信LSI7のインターフェースユニット11の構成を示す図である。
図1に示した本発明に先立って本発明者等によって検討された送受信LSI7のインターフェースユニット(ATAPI)11は、シリアライザ(SER)14、第1のPLL回路(PLL1)16、第2のPLL回路(PLL2)13、デシリアライザ(DES)15、クロックデータリカバリ回路(CDR)1から構成されていた。
それに対して、図19に示した本発明の実施の形態5による送受信LSI7のインターフェースユニット11では、受信用のPLL回路と送信用のPLL回路とに単一のPLL回路13が共用化されることが可能となったので、送受信LSI7の半導体チップ占有面積が大幅に削減されたものである。
図19に示したインターフェースユニット11では、クロックデータリカバリ回路(CDR)1はホスト2から受信した受信データ信号RXDATAと単一のPLL回路13から生成されるデューティ比が略5:5に設定された10相クロック信号CLK‘0〜CLK‘9または差動クロック信号CLK_INに応答して再生クロックRCLKと再生データRDATAとを再生するものである。シリアル・パラレル変換器としてのデシリアライザ(DES)15は、クロックデータリカバリ回路(CDR)1によって再生された再生クロックRCLKと再生データRDATAとから、パラレル受信データDRを生成するものである。
また、パラレル・シリアル変換器としてのシリアライザ(SER)14は、単一のPLL回路13から生成されるデューティ比が略5:5に設定された10相クロック信号CLK‘0〜CLK‘9または差動クロック信号CLK_INを使用して、パラレル送信データDTからシリアル送信データTXDATAを生成してホスト2へ転送するものである。
上述のように単一の共用化PLL回路13は、ホスト2へのシリアル送信データTXDATAの送信クロックをデバイス側のスプレッドスペクトラムで決定している。一方、単一の共用化PLL回路13から生成されるシリアル送信データTXDATAの送信クロックが供給されるクロックデータリカバリ回路(CDR)1には、ホスト2側のスプレッドスペクトラムで決定された周波数を有する受信データ信号RXDATAが供給される。その結果、クロックデータリカバリ回路(CDR)1では、ホストからの受信データ信号RXDATAのホスト側スプレッドスペクトラム周波数とホストへの送信データTXDATAのデバイス側スプレッドスペクトラム周波数の相違によるジッタが発生する。
図19に示した本発明の実施の形態5によるインターフェースユニット11で受信用のPLL回路と送信用のPLL回路とに単一のPLL回路13を共用化しても、クロックデータリカバリ回路(CDR)1を高速ジッタに追従させて安定に再生クロックRCLKと再生データRDATAとを再生することが必要である。この目的を達成するために、図19に示した本発明の実施の形態5によるインターフェースユニット11のクロックデータリカバリ回路(CDR)1に、上述した本発明の実施の形態1乃至実施の形態4のいずれか1つによるクロックデータリカバリ回路(CDR)1が使用されている。
図19に示す本発明の実施の形態5によるインターフェースユニット11に関するこれ以上の構成とその動作とは、自明であるので、その説明を省略する。
[実施の形態6]
図21は、本発明の実施の形態6による送受信LSI7の構成を示す図である。
図21は、本発明の実施の形態6による送受信LSI7の構成を示す図である。
図21に示す送受信LSI7は、図19で説明した本発明の実施の形態5による送受信LSI7のインターフェースユニット11に、記録再生ユニット(READ/WRITE)8を接続したものである。記録再生ユニット(READ/WRITE)8は、光ディスク5に光ビームを照射してデータの読み出しと書き込みとを実行する光ピックアップ6と接続可能とされている。記録再生ユニット(READ/WRITE)8はインターフェースユニット11を介してホスト2から供給される書き込み信号を信号処理して光ピックアップ6に供給することによって光ディスク5へのデータの書き込みを実行する一方、光ディスク5からのデータの読み出しでは光ピックアップ6から供給される読み出し信号を信号処理してンターフェースユニット11に供給する。図21に示す送受信LSI7には水晶振動子3に接続され、この水晶振動子3によって記録再生ユニット(READ/WRITE)8に供給される動作クロックの周波数Frefが決定される。また、この周波数Frefは、インターフェースユニット11内部の単一の共用化PLL回路13のデバイス側スプレッドスペクトラム周波数のベース周波数を決定する。スプレッドスペクトラムクロック発生器(SSCG)として構成される単一の共用化PLL回路13は、このベース周波数よりも低い周波数を持つクロック信号を生成する。スプレッドスペクトラムクロック信号の周波数は、例えば3角波形状に周期的に変化されることによって、クロック信号の不要輻射が軽減されることが可能となる。
図21に示す本発明の実施の形態6による送受信LSI7に関するこれ以上の構成とその動作とは、自明であるので、その説明を省略する。
以上、本発明者によってなされた発明を種々の実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、図2に示したインターフェースユニット11のクロックデータリカバリ回路(CDR)1において、外部PLL13からデューティ比が略5:5に設定された8相クロック信号CLK’0〜CLK’7を生成してパルス幅調整回路102に供給して、パルス幅調整回路102から生成されるデューティ比が略4:6に設定された8相クロック信号CLK0〜CLK7をサンプリング回路106とエッジ検出回路105と位相選択信号生成回路103とクロックデータ生成回路104に供給することができる。この場合には、サンプリング回路106からは8個のサンプリング信号Sample_Φ0〜Sample_Φ7が生成され、エッジ検出回路105からは8個のエッジ位置検出信号Edge_Φ0〜Edge_Φ7が生成され、位相選択信号生成回路103からは8個の位相選択信号PSEL_Φ0〜PSEL_Φ7が生成される。更に、この場合には、受信信号RXDATAの立ち上りエッジが、例えばエッジ位置検出信号Edge_Φ1であれば、エッジ位置検出信号Edge_Φ1と0.4UI離間した位相のクロック信号CLK5が再生クロックRCLKとして選択される。
また更にデータ記録ための記録媒体5は、回転駆動されるHDD/CD/DVD/BD等のディスク記録媒体に限定されるものではなく、大容量半導体不揮発性メモリファイルを使用することも可能である。
1…クロックデータリカバリ回路
102…パルス幅整形回路
1020〜1029…論理積回路
103…位相選択信号生成回路
1030…エッジ有無判定回路
1031…位相選択制御回路
10310〜10319…ΦM選択信号生成回路
103171…セレクタ回路
103172A〜103172C…DFF
103173…論理和回路
103174…論理否定回路
103175…否定論理和回路
104…クロックデータ生成回路
1040…クロック生成回路
1041…データ生成回路
1042…シフトレジスタ
1043…DFF
1044…遅延回路
105…エッジ検出回路
10500〜10509…排他的論理和回路
10510〜10519…DFF
106…サンプリング回路
1060〜1069…DFF
107…多相クロック生成回路
10701…位相比較器
10702…チャージポンプ回路
10703…電圧制御遅延線路
107030〜107034…差動電圧制御遅延線路
10704…ループフィルタ
11…インターフェースユニット
13…PLL回路
14…シリアライザ
15…デシリアライザ
16…PLL回路
2…ホスト
3…水晶発振回路
5…光ディスク
6…光ピックアップ
7…送受信LSI
8…記録再生ユニット
102…パルス幅整形回路
1020〜1029…論理積回路
103…位相選択信号生成回路
1030…エッジ有無判定回路
1031…位相選択制御回路
10310〜10319…ΦM選択信号生成回路
103171…セレクタ回路
103172A〜103172C…DFF
103173…論理和回路
103174…論理否定回路
103175…否定論理和回路
104…クロックデータ生成回路
1040…クロック生成回路
1041…データ生成回路
1042…シフトレジスタ
1043…DFF
1044…遅延回路
105…エッジ検出回路
10500〜10509…排他的論理和回路
10510〜10519…DFF
106…サンプリング回路
1060〜1069…DFF
107…多相クロック生成回路
10701…位相比較器
10702…チャージポンプ回路
10703…電圧制御遅延線路
107030〜107034…差動電圧制御遅延線路
10704…ループフィルタ
11…インターフェースユニット
13…PLL回路
14…シリアライザ
15…デシリアライザ
16…PLL回路
2…ホスト
3…水晶発振回路
5…光ディスク
6…光ピックアップ
7…送受信LSI
8…記録再生ユニット
Claims (16)
- パルス幅整形回路とサンプリング回路とエッジ検出回路と位相選択信号生成回路とクロックデータ生成回路とを具備するクロックデータリカバリ回路であって、
前記パルス幅整形回路は、各パルス信号のハイレベル期間とローレベル期間が略等しく設定されることでデューティ比が略5:5に設定された第1の多相クロックに応答して、各パルス信号のハイレベル期間がローレベル期間よりも短く設定されることでデューティ比が略5−α:5+αに設定された第2の多相クロックを生成して、
前記サンプリング回路は受信データ信号を前記第2の多相クロックによってサンプリングすることで、複数のサンプリング信号を生成して、
前記エッジ検出回路は、前記複数のサンプリング信号と前記第2の多相クロックに応答して、複数のエッジ検出信号を生成して、
前記位相選択信号生成回路は、前記複数のエッジ検出信号と前記第2の多相クロックに応答して、複数の位相選択信号を生成して、
前記クロックデータ生成回路は、前記複数のサンプリング信号と前記受信データ信号の少なくともいずれか一方の信号と前記複数の位相選択信号と前記第2の多相クロックとに応答して、再生クロックと再生データとを生成する
ことを特徴とするクロックデータリカバリ回路。 - 請求項1において、
前記複数のエッジ検出信号の中から、前記エッジ検出回路は前記受信データ信号のローレベルからハイレベルの立ち上りのタイミングと略一致する立ち上りタイミングを持つ1つのエッジ位置検出信号を選択して、
前記位相選択信号生成回路は、前記1つのエッジ位置検出信号に応答して前記第2の多相クロックの中から、前記1つのエッジ位置検出信号の位相と所定の位相差を持つ選択クロックを選択するために前記複数の位相選択信号の中の選択された1つの位相選択信号をローレベルからハイレベルに設定して、
前記クロックデータ生成回路は、前記選択された1つの位相選択信号に応答して前記第2の多相クロックの中から、前記所定の位相差を持つ前記選択クロックを前記再生クロックとして選択することによって、選択された前記再生クロックの立ち上りタイミングと略一致する立ち上りタイミングを持つ前記再生データを生成する
ことを特徴とするクロックデータリカバリ回路。 - 請求項2において、
前記位相選択信号生成回路は、前記選択された1つの位相選択信号によって選択される前記選択クロックとの位相差が前記所定の位相差よりも小さな他の選択クロックを選択するための他の位相選択信号の非選択を確認して前記1つの位相選択信号をローレベルからハイレベルに設定する
ことを特徴とするクロックデータリカバリ回路。 - 請求項2において、
前記クロックデータ生成回路は、前記第2の多相クロックの中から前記選択クロックを前記再生クロックとして選択するための選択論理回路を含み、
前記クロックデータ生成回路は、前記再生データの生成以前に、前記選択論理回路の遅延時間に相当する遅延時間を前記再生データに付与するための遅延回路を含む
ことを特徴とするクロックデータリカバリ回路。 - 請求項4において、
前記クロックデータリカバリ回路は、前記クロックデータリカバリ回路の外部から供給される外部クロック信号に応答して前記第1の多相クロックを生成する多相クロック生成回路を更に具備して、
前記クロックデータリカバリ回路の内部で前記多相クロック生成回路から生成される前記第1の多相クロックが前記パルス幅整形回路に供給されることによって、前記パルス幅整形回路は前記第2の多相クロックを生成する
ことを特徴とするクロックデータリカバリ回路。 - 請求項5において、
前記多相クロック生成回路は、ディレイド・ロックド・ループによって構成される
ことを特徴とするクロックデータリカバリ回路。 - 請求項5において、
前記クロックデータリカバリ回路の前記パルス幅整形回路に供給される前記第1の多相クロックは、前記クロックデータリカバリ回路の外部のスプレッドスペクトラムクロック発生器を構成するPLL回路から供給される
ことを特徴とするクロックデータリカバリ回路。 - 請求項5において、
前記クロックデータリカバリ回路の前記多相クロック生成回路に供給される前記外部クロック信号は、前記クロックデータリカバリ回路の外部のスプレッドスペクトラムクロック発生器を構成するPLL回路から供給される
ことを特徴とするクロックデータリカバリ回路。 - クロックデータリカバリ回路と、デシリアライザと、シリアライザと、PLL回路とを含むインターフェースユニットを有する送受信半導体集積回路であって、
パラレル・シリアル変換器としての前記シリアライザは、パラレル送信信号と前記PLL回路から生成されるPLLクロックとからシリアル送信信号を生成するものであり、
前記クロックデータリカバリ回路は、受信データ信号と前記PLL回路から生成される前記PLLクロックとに応答して、再生クロックと再生データとを生成するものであり、
シリアル・パラレル変換器としての前記デシリアライザは、前記クロックデータリカバリ回路から生成される前記再生クロックと前記再生データとからパラレル受信データを生成するものであり、
前記クロックデータリカバリ回路は、パルス幅整形回路とサンプリング回路とエッジ検出回路と位相選択信号生成回路とクロックデータ生成回路とを含むものであり、
前記パルス幅整形回路は、各パルス信号のハイレベル期間とローレベル期間が略等しく設定されることでデューティ比が略5:5に設定された第1の多相クロックに応答して、各パルス信号のハイレベル期間がローレベル期間よりも短く設定されることでデューティ比が略5−α:5+αに設定された第2の多相クロックを生成して、
前記サンプリング回路は前記受信データ信号を前記第2の多相クロックによってサンプリングすることで、複数のサンプリング信号を生成して、
前記エッジ検出回路は、前記複数のサンプリング信号と前記第2の多相クロックに応答して、複数のエッジ検出信号を生成して、
前記位相選択信号生成回路は、前記複数のエッジ検出信号と前記第2の多相クロックに応答して、複数の位相選択信号を生成して、
前記クロックデータ生成回路は、前記複数のサンプリング信号と前記受信データ信号の少なくともいずれか一方の信号と前記複数の位相選択信号と前記第2の多相クロックとに応答して、前記再生クロックと前記再生データとを生成する
ことを特徴とする送受信半導体集積回路。 - 請求項9において、
前記複数のエッジ検出信号の中から、前記エッジ検出回路は前記受信データ信号のローレベルからハイレベルの立ち上りのタイミングと略一致する立ち上りタイミングを持つ1つのエッジ位置検出信号を選択して、
前記位相選択信号生成回路は、前記1つのエッジ位置検出信号に応答して前記第2の多相クロックの中から、前記1つのエッジ位置検出信号の位相と所定の位相差を持つ選択クロックを選択するために前記複数の位相選択信号の中の選択された1つの位相選択信号をローレベルからハイレベルに設定して、
前記クロックデータ生成回路は、前記選択された1つの位相選択信号に応答して前記第2の多相クロックの中から、前記所定の位相差を持つ前記選択クロックを前記再生クロックとして選択することによって、選択された前記再生クロックの立ち上りタイミングと略一致する立ち上りタイミングを持つ前記再生データを生成する
ことを特徴とする送受信半導体集積回路。 - 請求項10において、
前記位相選択信号生成回路は、前記選択された1つの位相選択信号によって選択される前記選択クロックとの位相差が前記所定の位相差よりも小さな他の選択クロックを選択するための他の位相選択信号の非選択を確認して前記1つの位相選択信号をローレベルからハイレベルに設定する
ことを特徴とする送受信半導体集積回路。 - 請求項10において、
前記クロックデータ生成回路は、前記第2の多相クロックの中から前記選択クロックを前記再生クロックとして選択するための選択論理回路を含み、
前記クロックデータ生成回路は、前記再生データの生成以前に、前記選択論理回路の遅延時間に相当する遅延時間を前記再生データに付与するための遅延回路を含む
ことを特徴とする送受信半導体集積回路。 - 請求項12において、
前記クロックデータリカバリ回路は、前記クロックデータリカバリ回路の外部から供給される外部クロック信号に応答して前記第1の多相クロックを生成する多相クロック生成回路を更に具備して、
前記クロックデータリカバリ回路の内部で前記多相クロック生成回路から生成される前記第1の多相クロックが前記パルス幅整形回路に供給されることによって、前記パルス幅整形回路は前記第2の多相クロックを生成する
ことを特徴とする送受信半導体集積回路。 - 請求項13において、
前記多相クロック生成回路は、ディレイド・ロックド・ループによって構成される
ことを特徴とする送受信半導体集積回路。 - 請求項13において、
前記クロックデータリカバリ回路の前記パルス幅整形回路に供給される前記第1の多相クロックは、前記クロックデータリカバリ回路の外部のスプレッドスペクトラムクロック発生器を構成する前記PLL回路から供給される
ことを特徴とする送受信半導体集積回路。 - 請求項13において、
前記クロックデータリカバリ回路の前記多相クロック生成回路に供給される前記外部クロック信号は、前記クロックデータリカバリ回路の外部のスプレッドスペクトラムクロック発生器を構成する前記PLL回路から供給される
ことを特徴とする送受信半導体集積回路。
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