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JP2011190743A - 内燃機関用排気再循環装置 - Google Patents

内燃機関用排気再循環装置 Download PDF

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JP2011190743A JP2010057296A JP2010057296A JP2011190743A JP 2011190743 A JP2011190743 A JP 2011190743A JP 2010057296 A JP2010057296 A JP 2010057296A JP 2010057296 A JP2010057296 A JP 2010057296A JP 2011190743 A JP2011190743 A JP 2011190743A
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temperature
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egr
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JP2010057296A
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Masashi Miyagawa
雅志 宮川
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Denso Corp
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Abstract

【課題】EGRガス中に含まれる水分の凝縮さらには凍結によるインタークーラ内の吸気流路の閉塞やEGR分配管の閉塞を防止する。
【解決手段】EGRガス中に含まれる水分が凝縮し、さらにその凝縮水がインタークーラ23にて冷却された吸気に冷却されることにより凍結する虞のある状況のとき、すなわち、インタークーラ23を循環する冷却水の温度が設定温度未満のときには、EGRガス通路51を閉じてEGRガスが吸気系に戻されないようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気系から取り出した排気ガスを吸気系に再循環させる内燃機関用排気再循環装置に関するものである。
近年、燃費向上を狙って、過給により内燃機関のダウンサイジングを図ることが行われている。この場合、過給時に吸気温度が上昇してしまい、高負荷時にノッキングが発生しやすくなるため、吸気を冷却するインタークーラが必要となる。
インタークーラには空冷式と水冷式があり、特に水冷式インタークーラでは、吸気マニホールド内に配置する事が出来るため、内燃機関の出力レスポンス面で利点がある。そして、吸気をより低温に冷やすため、メインラジエータとは別のサブラジエータを追加し、メインラジエータにて冷却された冷却水をサブラジエータにてさらに冷却し、サブラジエータにて外気温並まで冷却された冷却水をインタークーラに導入するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、同様に燃費向上を狙って、外部EGRにより大量の排気ガスを吸気系に戻して内燃機関のポンプロスの低減を図ったり、ノッキングの抑制を行うことが行われている。この場合、大量のEGRガスを確実に冷却するために、水冷式のガスクーラによりEGRガスを冷却する。なお、外部EGRにより吸気系に戻される排気ガスを、以下、EGRガスという。
そして、EGRガスをインタークーラよりも吸気流れ上流側に戻すものと、EGRガスをインタークーラよりも吸気流れ下流側に戻すものがある。後者の場合、内燃機関の気筒数と同数の分岐管を有するEGR分配管を設け、各分岐管を対応する吸気マニホールドの各枝管に接続して、EGRガスを気筒分配するようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−38891号公報 特開2002−89376号公報
しかしながら、水冷式インタークーラによる吸気冷却およびEGRを同時に行おうとする場合は、以下のような問題が発生する。
まず、EGRガス中に含まれる水分が、吸気と混合して冷却される時に凝縮点以下の温度となり、凝縮水が大量に発生する。そして、EGRガスを水冷式インタークーラよりも吸気流れ上流側に戻す場合は、外気温が極低温で内熱機関始動直後の冷却水温度が0℃以下となるような状況下において、インタークーラのコア部で凝縮水が凍結する虞がある。そして、凝縮水の凍結によりインタークーラ内の吸気流路が閉塞されると内燃機関が停止してしまう虞がある。
また、上記の問題を回避するには、EGRガスをインタークーラよりも吸気流れ下流側に戻すようにすればよいが、この場合にもインタークーラにより冷却された空気が極低温のため、EGR分配管が冷却されてEGR分配管内で凝縮水が凍結し、EGR分配管が閉塞する事が懸念される。
本発明は上記点に鑑みて、EGRガス中に含まれる水分の凝縮さらには凍結によるインタークーラ内の吸気流路の閉塞やEGR分配管の閉塞を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、吸入空気を加圧する過給機(40)と、加圧された吸入空気を循環する冷却水により冷却するインタークーラ(23)とを備える内燃機関(10)に搭載されるものであって、排気系から取り出した排気ガスを吸気系に再循環させるEGRガス通路(51)と、EGRガス通路(51)を通過する排気ガスを循環する冷却水により冷却するガスクーラ(53、54)と、EGRガス通路(51)を開閉するEGRバルブ(52)と、インタークーラ(23)を循環する冷却水の温度が凍結判定温度未満のときに、EGRガス通路(51)を閉じるようにEGRバルブ(52)を制御する凍結防止手段とを備えることを特徴とする。
これによると、EGRガス中に含まれる水分が凝縮し、さらにその凝縮水が凍結にまで至る虞のある状況のとき、すなわち、インタークーラ(23)を循環する冷却水の温度が凍結判定温度未満のときには、EGRガスは吸気系に戻されないため、凝縮水の凍結によるインタークーラ(23)内の吸気流路の閉塞やEGR分配管の閉塞を防止することができる。
請求項2に記載の発明では、冷却水を冷却するメインラジエータ(62)と、内燃機関(10)とメインラジエータ(62)との間で冷却水を循環させるメイン冷却水通路(61)と、メイン冷却水通路(61)から独立して設けられて冷却水を循環させるサブ冷却水通路(71)と、サブ冷却水通路(71)中に配置されてサブ冷却水通路(71)の冷却水を冷却するサブラジエータ(72)と、吸入空気を加圧する過給機(40)と、加圧された吸入空気をサブラジエータ(72)で冷却された冷却水により冷却するインタークーラ(23)とを備える内燃機関(10)に搭載されるものであって、排気系から取り出した排気ガスを吸気系に再循環させるEGRガス通路(51)と、EGRガス通路(51)を通過する排気ガスをメインラジエータ(62)で冷却された冷却水により冷却するガスクーラ(53)と、EGRガス通路(51)を開閉するEGRバルブ(52)と、サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度が凍結判定温度未満のときに、EGRガス通路(51)を閉じるようにEGRバルブ(52)を制御する凍結防止手段とを備えることを特徴とする。
これによると、EGRガス中に含まれる水分が凝縮し、さらにその凝縮水が凍結にまで至る虞のある状況のとき、すなわち、サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度が凍結判定温度未満のときには、EGRガスは吸気系に戻されないため、凝縮水の凍結によるインタークーラ(23)内の吸気流路の閉塞やEGR分配管の閉塞を防止することができる。
また、サブ冷却水通路(71)はメイン冷却水通路(61)から独立しているため、サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度をメイン冷却水通路(61)の冷却水の温度よりも低く設定することができ、したがって、サブ冷却水通路(71)の冷却水が導入されるインタークーラ(23)により、吸気をより低温に且つ確実に冷やすことができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の内燃機関用排気再循環装置において、メイン冷却水通路(61)とサブ冷却水通路(71)とを連通させる連通部(65)と、サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度が暖機判定温度未満のときに連通部(65)を開くとともに、サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度が暖機判定温度以上のときに連通部(65)を閉じる連通部開閉弁(74)とを備えることを特徴とする。
ところで、例えば低外気温下において内燃機関(10)を始動した際には、メイン冷却水通路(61)の冷却水は内燃機関(10)の発生熱により速やかに温度が上昇するが、サブ冷却水通路(71)の冷却水は温度が上昇しにくいため、サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度が凍結判定温度未満の状態が長く続いてしまう。
そして、サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度が凍結判定温度未満となる状態が長く続くと、その間はEGR停止状態となるため、EGRによる内燃機関(10)のポンプロス低減等の観点からは望ましくない。
そこで、サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度が暖機判定温度(≒凍結判定温度)未満のときには、連通部(65)を開いてメイン冷却水通路(61)の冷却水をサブ冷却水通路(71)に流通させることにより、サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度を速やかに上昇させて、早期にEGRを開始させることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の内燃機関用排気再循環装置において、凍結判定温度よりも高い沸騰判定温度とガスクーラ(53、54)を循環する冷却水の温度とを比較し、ガスクーラ(53、54)を循環する冷却水の温度が沸騰判定温度以上のときに、EGRガス通路(51)を閉じるようにEGRバルブ(52)を制御する沸騰防止手段を備えることを特徴とする。
ところで、ガスクーラ(53、54)を循環する冷却水の温度が高いときに大量の高温排気ガスを再循環すると、EGRガスの熱量によりガスクーラ(53、54)内部の冷却水が沸騰してしまい、十分な熱交換ができなくなる。その結果、高温のままのEGRガスが、樹脂製吸気マニホールド等の高耐熱設計のなされていない部品に到達してしまい、その部品が破損に至る虞がある。
そこで、ガスクーラ(53、54)を循環する冷却水の温度が沸騰判定温度以上のときにはEGRを停止することにより、ガスクーラ(53、54)内部の冷却水の沸騰を防止し、高耐熱設計のなされていない部品の破損を防止することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の内燃機関用排気再循環装置において、ガスクーラ(53、54)を通過後の排気ガスの温度が異常判定温度以上のときに、EGRガス通路(51)を閉じるようにEGRバルブ(52)を制御する異常時処置手段を備えることを特徴とする。
ところで、例えばガスクーラ(53、54)が冷却水漏れ等によりEGRガスを冷却できない場合、高温のままのEGRガスが、樹脂製吸気マニホールド等の高耐熱設計のなされていない部品に到達してしまい、その部品が破損に至る虞がある。
そこで、ガスクーラ(53、54)を通過後の排気ガスの温度が異常判定温度以上のときにはEGRを停止することにより、高耐熱設計のなされていない部品の破損を防止することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の内燃機関用排気再循環装置において、ガスクーラ(53、54)を通過後の排気ガスの温度が異常判定温度以上のときに異常を報知する報知手段を備えることを特徴とする。
これによると、使用者に異常があることを報知して、修理等の処置を促すことができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る排気再循環装置を適用した内燃機関の全体構成を示す図である。 (a)は図1のA部の低温時作動状態を示す図、(b)は図1のA部の高温時作動状態を示す図である。 第1実施形態のEGR系の制御処理を示す流れ図である。 本発明の第2実施形態に係る排気再循環装置を適用した内燃機関の全体構成を示す図である。 第2実施形態のEGR系の制御処理を示す流れ図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る排気再循環装置を適用した内燃機関の全体構成を示す図、図2(a)は図1のA部の低温時作動状態を示す図、図2(b)は図1のA部の高温時作動状態を示す図である。
図1に示す水冷式多気筒内燃機関(以下、内燃機関と略す)10は、図示しない車両に搭載されるものであり、内燃機関10に空気を導く樹脂製の吸気管21および樹脂製の吸気マニホールド22を備えるとともに、排気ガスを大気中まで導く排気マニホールド31および排気管32を備えている。因みに、樹脂製の吸気管21および吸気マニホールド22の耐熱温度は130℃程度である。
内燃機関10は、吸気を加圧するターボ過給機40を備えている。このターボ過給機40は、吸気管21内に配置されたコンプレッサ41と、排気管32内に配置されたタービン42とを備えている。そして、排気ガスのエネルギーによってタービン42が回転駆動され、さらにタービン42によりコンプレッサ41が回転駆動されることにより過給を行うようになっている。
吸気管21と吸気マニホールド22との間には、コンプレッサ41で圧縮されて高温となった吸気を冷却水と熱交換させて冷却する水冷式のインタークーラ23が配置されている。
内燃機関10は、排気系から取り出した排気ガスを吸気系に再循環させるEGRガス通路51を備えている。具体的には、EGRガス通路51は、排気管32のうちタービン42よりも排気ガス流れ上流側から分岐して、吸気管21のうちコンプレッサ41よりも吸気流れ下流側で且つインタークーラ23よりも吸気流れ上流側に接続されている。なお、EGRガス通路51を介して吸気系に再循環させる排気ガスを、以下、EGRガスという。
EGRガス通路51には、EGRガス通路51の通路面積を調整してEGRガスの流量を調整するEGRバルブ52と、EGRガスを冷却水と熱交換させて冷却する水冷式のメインガスクーラ53が配置されている。EGRバルブ52はメインガスクーラ53よりもEGRガス流れ下流側に配置されている。EGRバルブ52は、電動式であり、例えばステップモータにて駆動される。因みに、EGRバルブ52の耐熱温度は200℃程度である。
内燃機関10は、冷却水を循環させるメイン冷却水通路61およびサブ冷却水通路71を備えている。このメイン冷却水通路61とサブ冷却水通路71は、それぞれ独立している(すなわち分離されている)。
メイン冷却水通路61には、メインガスクーラ53と、冷却水と外気とを熱交換させて冷却水を冷却するメインラジエータ62と、内燃機関10に駆動されて水流を発生させるメインウォーターポンプ63とが配置されている。そして、メインウォーターポンプ63が作動することにより、内燃機関10とメインガスクーラ53とメインラジエータ62との間で冷却水が循環するようになっている。
また、メイン冷却水通路61には、メイン冷却水通路61の冷却水の温度に応じてメイン冷却水通路61を開閉するメインサーモスタット64が配置されている。このメインサーモスタット64は、メイン冷却水通路61の冷却水の温度が低いときにメイン冷却水通路61を閉じ、メイン冷却水通路61の冷却水の温度が高いときにメイン冷却水通路61を開くようになっている。
サブ冷却水通路71には、インタークーラ23と、冷却水と外気とを熱交換させて冷却水を冷却するサブラジエータ72と、電動モータに駆動されて水流を発生させるサブウォーターポンプ73が配置されている。そして、サブウォーターポンプ73が作動することにより、インタークーラ23とサブラジエータ72との間で冷却水が循環するようになっている。
図1、図2に示すように、サブ冷却水通路71は、内燃機関10の内部に形成された連通部65を介してメイン冷却水通路61と連通可能になっている。そして、サブ冷却水通路71と連通部65との合流部には、サブ冷却水通路71の冷却水の温度に応じて連通部65を開閉する連通部開閉弁としてのサブサーモスタット74が配置されている。
このサブサーモスタット74は、サブ冷却水通路71の冷却水の温度が低いときには、弁体741が連通部65を開く位置に移動してメイン冷却水通路61とサブ冷却水通路71とを連通状態にし(図2(a)参照)、サブ冷却水通路71の冷却水の温度が高いときには、弁体741が連通部65を閉じる位置に移動してメイン冷却水通路61とサブ冷却水通路71との間を遮断するようになっている(図2(b)参照)。
ECU80は、図示しないCPU、ROM、EEPROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを備え、マイクロコンピュータに記憶したプログラムに従って演算処理を行うものである。そして、ECU80には、車速、内燃機関10の回転数、アクセルペダルの踏み込み量に応じたスロットルバルブの開度、メイン冷却水通路61の冷却水の温度、サブ冷却水通路71の冷却水の温度等を検出する各種センサ(図示せず)からの信号が入力されるようになっている。また、ECU80は、演算結果に基づいて、EGRバルブ52を制御する。
次に、本実施形態の作動を説明する。内燃機関10の運転中は、ターボ過給機40により加圧された吸気が内燃機関10に供給される。ECU80の駆動信号に基づいてEGRバルブ52が開弁されると、排気系から取り出したEGRガスがEGRガス通路51を介して吸気系に再循環される。そして、EGRガスは、過給空気と混合されて内燃機関10に供給される。
また、内燃機関10の運転中は、メインウォーターポンプ63が内燃機関10に駆動される。そして、メイン冷却水通路61の冷却水の温度が高いときにはメインサーモスタット64がメイン冷却水通路61を開き、メインラジエータ62にて冷却された冷却水が内燃機関10に循環されて内燃機関10が冷却されるとともに、メインラジエータ62にて冷却された冷却水がメインガスクーラ53に循環されてメインガスクーラ53によりEGRガスが冷却される。
さらに、内燃機関10の運転中は、サブウォーターポンプ73が電動モータに駆動される。そして、サブラジエータ72にて冷却された冷却水がインタークーラ23に循環されてインタークーラ23により吸気が冷却される。
次に、EGR系の制御について図3に基づいて説明する。この図3は、ECU80にて実行されるEGR系の制御処理を示す流れ図であり、この制御処理は、内燃機関10の運転中は継続して実行される。
まず、別のルーチンにて内燃機関10の燃焼状態からEGRバルブ52の開度の要求値(以下、バルブ開度要求値という)θvが求められ、そのバルブ開度要求値θvがS1(Sはステップを表す)で入力される。
続くS2では、メイン冷却水通路61の冷却水の温度(以下、メイン冷却系水温という)Tw1が、第1設定温度Ts1(例えば、40℃)以上で且つ沸騰判定温度としての第2設定温度Ts2(例えば、105℃)未満であるか否かを判定し、メイン冷却系水温Tw1が第1設定温度Ts1以上で且つ第2設定温度Ts2であれば、S3に進む。
S3では、サブ冷却水通路71の冷却水の温度(以下、サブ冷却系水温という)Tw2が、凍結判定温度としての第3設定温度Ts3(例えば、15℃)以上であるか否かを判定し、サブ冷却系水温Tw2が第3設定温度Ts3以上であれば、S4に進む。
S4では、EGRバルブ52の開度がバルブ開度要求値θvになるように、EGRバルブ52を制御する。
S2において否定判定された場合、すなわち、メイン冷却系水温Tw1が、第1設定温度Ts1未満、或いは第2設定温度Ts2以上の場合は、S5に進む。このS5では、バルブ開度要求値θvが0(すなわち、EGRガス通路51を全閉)に設定される。そして、S5からS4に進み、S4では、EGRガス通路51が全閉になるように、EGRバルブ52を制御する。なお、S2、S5は、本発明の沸騰防止手段を構成する。
ここで、ガスクーラ53を循環する冷却水の温度(すなわち、メイン冷却系水温Tw1)が高いときに大量の高温排気ガスを再循環すると、EGRガスの熱量によりガスクーラ内部の冷却水が沸騰してしまい、十分な熱交換ができなくなる。その結果、高温のままのEGRガスが、樹脂製吸気マニホールド22等の高耐熱設計のなされていない部品に到達してしまい、その部品が破損に至る虞がある。
そこで、メイン冷却系水温Tw1が、ガスクーラ内部での冷却水の沸騰の虞がある温度(すなわち、第2設定温度Ts2以上)になり、S2において否定判定された場合は、EGRガス通路51を全閉してEGRを停止することにより、ガスクーラ内部の冷却水の沸騰を防止し、高耐熱設計のなされていない部品の破損を防止することができる。
また、S3において否定判定された場合、すなわち、サブ冷却系水温Tw2が第3設定温度Ts3未満の場合は、S5に進む。そして、S5からS4に進み、S4では、EGRガス通路51が全閉になるように、EGRバルブ52を制御する。なお、S3、S5は、本発明の凍結防止手段を構成する。
このように、EGRガス中に含まれる水分が凝縮し、さらにその凝縮水がインタークーラ23にて冷却された吸気に冷却されることにより凍結する虞のある状況のとき、すなわち、インタークーラ23を循環する冷却水の温度(サブ冷却系水温Tw2)が第3設定温度Ts3未満のときには、EGRガスは吸気系に戻されないため、凝縮水の凍結によるインタークーラ内の吸気流路の閉塞を防止することができる。
次に、サブサーモスタット74の作動について図1、図2に基づいて説明する。サブ冷却系水温Tw2が暖機判定温度としての第4設定温度Ts4(≒第3設定温度Ts3。例えば、15℃)未満の場合は、図2(a)に示すように、弁体741が連通部65を開く位置に移動してメイン冷却水通路61とサブ冷却水通路71とが連通状態になり、メイン冷却水通路61の冷却水がサブ冷却水通路71に流入する。
ここで、例えば低外気温下において内燃機関10を始動した際には、メイン冷却水通路61の冷却水は内燃機関10の発生熱により速やかに温度が上昇するが、サブ冷却水通路71の冷却水は温度が上昇しにくいため、サブ冷却系水温Tw2が第3設定温度Ts3未満となる状態が長く続いてしまう。
そして、サブ冷却系水温Tw2が第3設定温度Ts3未満の状態が長く続くと、その間はEGR停止状態となるため(図3のS3、S5参照)、EGRによる内燃機関10のポンプロス低減等の観点からは望ましくない。
そこで、前述のようにサブ冷却系水温Tw2が第4設定温度Ts4未満の場合は、内燃機関10の発生熱により暖められたメイン冷却水通路61の冷却水をサブ冷却水通路71に流通させることにより、サブ冷却水通路71の冷却水の温度が速やかに上昇する。そして、サブ冷却系水温Tw2が第4設定温度Ts4(≒第3設定温度Ts3)に達すると、図3のS3において肯定判定されてEGRが開始される。すなわち、サブ冷却系水温Tw2を速やかに上昇させて、早期にEGRを開始させることができる。
サブ冷却系水温Tw2が第4設定温度Ts4以上の場合は、図2(a)に示すように、弁体741が連通部65を閉じる位置に移動してメイン冷却水通路61とサブ冷却水通路71との間を遮断し、メイン冷却水通路61の冷却水がサブ冷却水通路71に流入するのを阻止する。これにより、サブ冷却系水温Tw2はメイン冷却系水温Tw1の影響を受けることがなく、サブ冷却系水温Tw2を低く調整することができる。具体的には、メイン冷却系水温Tw1が通常は90℃前後であるのに対し、メイン冷却系水温Tw1を30〜40℃程度に調整することができる。したがって、サブ冷却水通路71の冷却水が導入されるインタークーラ23により、吸気をより低温に且つ確実に冷やすことができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図4は第2実施形態に係る排気再循環装置を適用した内燃機関の全体構成を示す図である。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4に示すように、EGRガス通路51には、EGRガスを冷却水と熱交換させて冷却する水冷式のサブガスクーラ54と、メインガスクーラ53およびサブガスクーラ54を通過後のEGRガスの温度(以下、クーラ通過後ガス温という)Tg1を検出するガス温センサ55が配置されている。より詳細には、サブガスクーラ54はメインガスクーラ53よりもEGRガス流れ下流側に配置され、ガス温センサ55はサブガスクーラ54とEGRバルブ52との間に配置されている。
また、サブガスクーラ54は、サブ冷却水通路71に配置され、サブラジエータ72から流出した冷却水が、インタークーラ23からサブガスクーラ54の順に流れるようになっている。さらに、ガス温センサ55の信号はECU80に入力されるようになっている。
一方、本実施形態では、サブサーモスタット74および連通部65が廃止されている。
次に、本実施形態の作動を説明する。ECU80の駆動信号に基づいてEGRバルブ52が開弁されると、EGRガスがEGRガス通路51を介して吸気系に再循環される。そして、EGRガスは、メインガスクーラ53とサブガスクーラ54とによって冷却される。このように、メインガスクーラ53とサブガスクーラ54とによってEGRガスを冷却することにより、高負荷運転時のようにEGRガスの温度が非常に高いときでも、EGRガスを例えば60℃程度まで確実に冷却することができる。
次に、EGR系の制御について図5に基づいて説明する。この図5は、ECU80にて実行されるEGR系の制御処理を示す流れ図であり、この制御処理は、内燃機関10の運転中は継続して実行される。
S1でバルブ開度要求値θvが入力され、続くS6では、ガス温センサ55で検出したクーラ通過後ガス温Tg1が、異常判定温度としての第5設定温度Ts5(例えば、120℃)未満であるか否かを判定し、Tg1が第5設定温度Ts5未満であればS2に進む。この場合は、以下、第1実施形態と同様の制御処理が実行される。
一方、Tg1が第5設定温度Ts5以上であればS7に進む。この場合は、例えばメインガスクーラ53やサブガスクーラ54が冷却水漏れ等によりEGRガスを冷却できない状態であると推定し、S7では例えば図示しない警報ランプを点灯させて使用者に異常があることを報知して、修理等の処置を促す。なお、S6、S7は、本発明の報知手段を構成する。
さらに、Tg1が第5設定温度Ts5以上の場合は、S7からS5さらにはS4に進み、EGRガス通路51が全閉になるようにEGRバルブ52を制御して、EGRを停止する。このように、EGRを停止することにより、樹脂製の吸気管21および吸気マニホールド22の破損を防止することができる。なお、S5、S7は、本発明の異常時処置手段を構成する。
本実施形態では、サブラジエータ72から流出した冷却水は、インタークーラ23に導入された後にサブガスクーラ54に導入される。このようにすると、EGRガスよりも吸気の方が温度が十分低く、インタークーラ23を通過する間の冷却水の温度上昇は少ないので、サブガスクーラ54に導入される冷却水とサブガスクーラ54に導入されるEGRガスとの温度差を十分に確保することができる。したがって、サブラジエータ72から流出した冷却水がサブガスクーラ54に導入された後にインタークーラ23に導入される場合と比較して、吸気およびEGRガスを何れも効率よく冷却することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、EGRガスをインタークーラ23よりも吸気流れ上流側に戻すようにしたが、EGRガスはインタークーラ23よりも吸気流れ下流側に戻してもよい。なお、上記各実施形態は、実施可能な範囲で任意に組み合わせが可能である。
10 内燃機関
23 インタークーラ
40 過給機
51 EGRガス通路
52 EGRバルブ
53 メインガスクーラ
54 サブガスクーラ

Claims (6)

  1. 吸入空気を加圧する過給機(40)と、加圧された吸入空気を循環する冷却水により冷却するインタークーラ(23)とを備える内燃機関(10)に搭載されるものであって、
    排気系から取り出した排気ガスを吸気系に再循環させるEGRガス通路(51)と、
    前記EGRガス通路(51)を通過する排気ガスを循環する冷却水により冷却するガスクーラ(53、54)と、
    前記EGRガス通路(51)を開閉するEGRバルブ(52)と、
    前記インタークーラ(23)を循環する冷却水の温度が凍結判定温度未満のときに、前記EGRガス通路(51)を閉じるように前記EGRバルブ(52)を制御する凍結防止手段とを備えることを特徴とする内燃機関用排気再循環装置。
  2. 冷却水を冷却するメインラジエータ(62)と、
    内燃機関(10)と前記メインラジエータ(62)との間で冷却水を循環させるメイン冷却水通路(61)と、
    前記メイン冷却水通路(61)から独立して設けられて冷却水を循環させるサブ冷却水通路(71)と、
    前記サブ冷却水通路(71)中に配置されて前記サブ冷却水通路(71)の冷却水を冷却するサブラジエータ(72)と、
    吸入空気を加圧する過給機(40)と、
    加圧された吸入空気を前記サブラジエータ(72)で冷却された冷却水により冷却するインタークーラ(23)とを備える内燃機関(10)に搭載されるものであって、
    排気系から取り出した排気ガスを吸気系に再循環させるEGRガス通路(51)と、
    前記EGRガス通路(51)を通過する排気ガスを前記メインラジエータ(62)で冷却された冷却水により冷却するガスクーラ(53)と、
    前記EGRガス通路(51)を開閉するEGRバルブ(52)と、
    前記サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度が凍結判定温度未満のときに、前記EGRガス通路(51)を閉じるように前記EGRバルブ(52)を制御する凍結防止手段とを備えることを特徴とする内燃機関用排気再循環装置。
  3. 前記メイン冷却水通路(61)と前記サブ冷却水通路(71)とを連通させる連通部(65)と、
    前記サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度が暖機判定温度未満のときに前記連通部(65)を開くとともに、前記サブ冷却水通路(71)の冷却水の温度が前記暖機判定温度以上のときに前記連通部(65)を閉じる連通部開閉弁(74)とを備えることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関用排気再循環装置。
  4. 前記凍結判定温度よりも高い沸騰判定温度と前記ガスクーラ(53、54)を循環する冷却水の温度とを比較し、前記ガスクーラ(53、54)を循環する冷却水の温度が前記沸騰判定温度以上のときに、前記EGRガス通路(51)を閉じるように前記EGRバルブ(52)を制御する沸騰防止手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の内燃機関用排気再循環装置。
  5. 前記ガスクーラ(53、54)を通過後の排気ガスの温度が異常判定温度以上のときに、前記EGRガス通路(51)を閉じるように前記EGRバルブ(52)を制御する異常時処置手段を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の内燃機関用排気再循環装置。
  6. 前記ガスクーラ(53、54)を通過後の排気ガスの温度が前記異常判定温度以上のときに異常を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関用排気再循環装置。
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