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JP2011188569A - 車両およびその制御方法 - Google Patents

車両およびその制御方法 Download PDF

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JP2011188569A JP2010048636A JP2010048636A JP2011188569A JP 2011188569 A JP2011188569 A JP 2011188569A JP 2010048636 A JP2010048636 A JP 2010048636A JP 2010048636 A JP2010048636 A JP 2010048636A JP 2011188569 A JP2011188569 A JP 2011188569A
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JP2010048636A
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】二次電池の充電可能な最大電力が小さくなる低温領域において、二次電池の放電をより適正に制限して二次電池の残容量低下を抑制しつつ走行性能を確保する。
【解決手段】バッテリ50のバッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下であると共に運転者によりECOモードが選択されているときに、バッテリ50のバッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下であると共に運転者によりECOモードが選択されていないときに比べてバッテリ50の放電に許容される電力である放電許容電力としての制御用出力制限Woutfが小さくなるようにバッテリ50の状態に基づいて制御用出力制限Woutfを設定し(ステップS110,S120およびS240)、制御用出力制限Woutfの範囲内で要求トルクTr*が得られるようにエンジン22とモータMG1およびMG2を制御する(ステップS140〜S230)。
【選択図】図4

Description

本発明は、走行用の動力を出力可能な電動機と、当該電動機と電力をやり取り可能であると共に所定の低温領域では放電可能な最大電力より充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有する二次電池とを含む車両およびその制御方法に関する。
従来、この種の車両としては、エンジンと、駆動軸に動力を入出力可能なモータと、当該モータに接続されると共に所定温度未満では放電可能な最大電力より充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有するバッテリとを備え、バッテリの温度が所定温度未満かつ残容量が所定値以上のときには当該バッテリを放電可能な電力である出力制限に制限を課す車両が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、上述のように、バッテリが比較的低温の状態にあると共に残容量が所定値以上であってバッテリの充電が制限されるときに、バッテリの放電を制限することで残容量の低下を抑制している。
特開2009−214588号公報
しかしながら、上述の車両のように、バッテリの温度が所定温度未満であると共に残容量が所定量以上であるときにバッテリの出力制限に制限を課すと、バッテリの放電を制限することで残容量の低下を抑制することができるものの、電動機の出力が制限されることで運転者により要求される動力を出力し得なくなり、運転者に違和感を与えてしまうおそれもある。
本発明の車両およびその制御方法は、二次電池の充電可能な最大電力が小さくなる低温領域において、二次電池の放電をより適正に制限して二次電池の残容量低下を抑制しつつ走行性能を確保することを主目的とする。
本発明の車両およびその制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
走行用の動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能であると共に所定の低温領域では放電可能な最大電力よりも充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有する二次電池とを含む車両であって、
走行性能よりもエネルギ効率を優先する効率優先モードの選択を運転者に許容する効率優先モード選択手段と、
前記二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により前記効率優先モードが選択されているときに、該二次電池の温度が前記所定温度以下であると共に運転者により前記効率優先モードが選択されていないときに比べて前記二次電池の放電に許容される電力である放電許容電力が小さくなるように前記二次電池の状態に基づいて該放電許容電力を設定する放電許容電力設定手段と、
前記放電電力設定手段により設定された放電許容電力の範囲内で走行に要求される要求駆動力が得られるように前記電動機を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
本発明の車両では、二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により効率優先モードが選択されているときに、二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により効率優先モードが選択されていないときに比べて二次電池の放電に許容される電力である放電許容電力が小さくなるように二次電池の状態に基づいて放電許容電力を設定すると共に、放電許容電力の範囲内で走行に要求される要求駆動力が得られるように電動機を制御する。すなわち、効率優先モードが選択されているときには、運転者は、走行性能よりもエネルギ効率の改善を優先していることになるので、車両の走行性能が若干低下したとしても運転者が違和感を覚える可能性は低い。従って、二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により効率優先モードが選択されているときには、二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により効率優先モードが選択されていないときに比べて放電許容電力を小さくすることで二次電池の放電を制限して残容量の低下を抑制することができる。また、二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により効率優先モードが選択されていないときには、二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により効率優先モードが選択されているときに比べて放電許容電力すなわち二次電池の放電が制限されないことになるので、運転者の要求に応じた走行性能を確保することができる。従って、本発明の車両では、二次電池の充電可能な最大電力が小さくなる低温領域において、二次電池の放電をより適正に制限して二次電池の残容量低下を抑制しつつ走行性能を確保することが可能となる。
また、前記放電許容電力設定手段は、前記二次電池の温度が前記所定温度以下であると共に運転者により前記効率優先モードが選択されているときに、該二次電池の温度が低いほど小さくなる傾向に前記放電許容電力を設定するものであってもよい。これにより、二次電池が低温領域にあるときに、二次電池の放電をよりきめ細かく制限することができる。
更に、前記車両は、走行用の動力を出力可能な内燃機関を更に備えてもよく、前記放電許容電力設定手段は、前記二次電池の温度が前記所定温度以下の温度として定められた基準温度以下であると共に、運転者により前記効率優先モードが選択されているときに前記放電許容電力を値0に設定するものであってもよく、前記制御手段は、前記放電許容電力設定手段により設定された放電許容電力の範囲内で前記要求駆動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御するものであってもよい。これにより、二次電池の温度が基準温度以下になったときに二次電池の残容量をより確実の確保すると共に、放電許容電力が値0に設定されるときであっても、内燃機関からの動力を用いて走行することが可能となる。
また、前記車両は、前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を用いて発電可能であると共に前記電動機および前記二次電池と電力をやり取りすることができる発電機と、駆動輪に連結される駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続され該3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記二次電池の状態に基づいて該二次電池の充電に許容される電力である充電許容電力を設定する充電許容電力設定手段とを更に備え、前記制御手段は、前記放電許容電力設定手段により設定された放電許容電力および前記充電許容電力設定手段により設定された充電許容電力の範囲内で前記要求駆動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機と前記発電機とを制御するものであってもよい。これにより、二次電池の放電が大幅に制限されるとき等に、充電許容電力の範囲内で内燃機関からの動力を用いて発電する発電機から電動機に電力を供給して走行性能を確保することができる。
更に、前記二次電池はリチウムイオン二次電池であってもよい。すなわち、本発明は、所定の低温領域で放電可能な最大電力より充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有するリチウムイオン二次電池を搭載した車両に極めて好適なものである。ただし、二次電池は、所定の低温領域で放電可能な最大電力より充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有するものであれば、リチウムイオン二次電池に限られるものではない。
本発明の車両の制御方法は、
走行用の動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能であると共に所定の低温領域では放電可能な最大電力よりも充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有する二次電池と、走行性能よりもエネルギ効率を優先する効率優先モードの選択を運転者に許容する効率優先モード選択手段とを備える車両の制御方法であって、
(a)前記二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により前記効率優先モードが選択されているときに、該二次電池の温度が前記所定温度以下であると共に運転者により前記効率優先モードが選択されていないときに比べて前記二次電池の放電に許容される電力である放電許容電力が小さくなるように前記二次電池の状態に基づいて該放電許容電力を設定し、
(b)ステップ(a)にて設定された放電許容電力の範囲内で走行に要求される要求駆動力が得られるように前記電動機を制御する、
ことを要旨とする。
本発明の車両の制御方法によれば、二次電池の充電可能な最大電力が小さくなる低温領域において、二次電池の放電をより適正に制限して二次電池の残容量低下を抑制しつつ走行性能を確保することが可能となる。
本発明の一実施例に係る車両としてのハイブリッド自動車20の概略構成図である。 バッテリ50のバッテリ温度Tbと入出力制限Win,Woutの基本値との関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の残容量SOCと入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す説明図である。 実施例のハイブリッドECU70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示す説明図である。 ノーマルモード時アクセル開度設定用マップおよびECOモード時アクセル開度設定用マップを例示する説明図である。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインと目標回転数Ne*と目標トルクTe*との相関曲線とを例示する説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を例示する共線図である。 トルク制限Tm1min,Tm1maxを設定する様子を説明する説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る車両としてのハイブリッド自動車の概略構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「ハイブリッドECU」という)70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24による燃料噴射量や点火時期、吸入空気量等の制御を受ける。エンジンECU24には、例えばクランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサといったエンジン22に対して設けられて当該エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号が入力される。そして、エンジンECU24は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号や上記センサからの信号等に基づいてエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介して二次電池であるバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理される。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧、バッテリ50の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からのバッテリ温度Tb等が入力される。バッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッドECU70に出力する。更に、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(バッテリの充電容量に対する充電残量の比率)SOCを算出したり、当該残容量SOCに基づいてバッテリ50の充放電要求パワーPb*を算出したり、残容量SOCとバッテリ温度Tbとに基づいてバッテリ50の充電に許容される電力である充電許容電力としての入力制限Winとバッテリ50の放電に許容される電力である出力制限Woutとを算出したりする。ここで、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、充電側を負,放電側を正として、バッテリ温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。図2中の実線にバッテリ温度Tbと入出力制限Win,Woutの基本値との関係の一例を示し、図3にバッテリ50の残容量SOCと入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す。図示するように、実施例では、バッテリ50として、バッテリ温度Tbが所定温度Tbref(例えば、0℃や5℃,10℃など)以下では放電可能な最大電力より充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有するリチウムイオン二次電池を用いるものとした。
ハイブリッドECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッドECU70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッドECU70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。また、実施例のハイブリッド自動車20の運転席近傍には、運転モードとして走行性能よりもエンジン22の燃費や車両全体のエネルギ効率を優先するECOモード(効率優先モード)を選択するためのECOスイッチ(モード選択手段)89が設けられており、このECOスイッチ89もハイブリッドECU70に接続されている。
上述のように構成された実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*が計算され、この要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1とモータMG2とが制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御モードとしては、要求トルクTr*に見合うパワーがエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力されるパワーのすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや、要求トルクTr*とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合うパワーがエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力されるパワーの全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22を停止して要求トルクTr*に基づくトルクをリングギヤ軸32aに出力するようにモータMG2を駆動制御するモータ運転モード等がある。
更に、ハイブリッド自動車20において、ECOスイッチ89がオフされた状態では、運転モードとしてノーマルモードが選択されることになり、この状態では、ハイブリッドECU70により、所定のECOフラグFecoが値0に設定されると共に予め定められたノーマルモード選択時用の各種制御手順に従ってハイブリッド自動車20が制御されることになる。また、ECOスイッチ89がオンされてハイブリッド自動車20の運転モードとしてECOモードが選択されると、ハイブリッドECU70により、上記ECOフラグFecoが値1に設定されると共に予め定められたECOモード選択時用の各種制御手順に従ってハイブリッド自動車20が制御されることになる。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。図4はハイブリッドECU70により所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッドECU70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2、バッテリ50のバッテリ温度Tb、残容量SOC、充放電要求パワーPb*、入出力制限Win,Wout、ECOフラグFecoの値など制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、モータECU40から通信により入力される。また、バッテリ50のバッテリ温度Tb、残容量SOC、充放電要求パワーPb*および入出力制限Win,Woutは、バッテリECU52から通信により入力される。
ステップS100にて必要なデータを入力したならば、ECOフラグFecoが値0であるか否かを判定し(ステップS110)、ECOフラグFecoが値0であるとき、すなわち、運転モードとしてノーマルモードが選択されていると判定されたときには、制御用出力制限WoutfにステップS100で入力した出力制限Woutを設定する(ステップS120)。続いて、ステップS100にて入力したアクセル開度Accとノーマルモード時アクセル開度設定用マップとを用いて制御上のアクセル開度である実行用アクセル開度Acc*を設定する(ステップS130)。実施例のノーマルモード時アクセル開度設定用マップは、図5中の実線に示すように、0〜100%の範囲でアクセル開度Accに対して実行用アクセル開度Acc*が線形性をもつように予め作成されてROM74に記憶されている。すなわち、ノーマルモード時アクセル開度設定用マップは、アクセル開度Accをそのまま実行用アクセル開度Acc*として設定するように作成されたものである。
こうして制御用出力制限Woutfおよび実行用アクセル開度Acc*を設定すると、実行用アクセル開度Acc*と車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定すると共に(ステップS140)、設定した要求トルクTr*に基づいてエンジン22に要求される要求パワーPe*を設定する(ステップS150)。要求トルクTr*は、実施例では、実行用アクセル開度Acc*と車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、実行用アクセル開度Acc*と車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図6に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じること(Nr=k・V)によって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ること(Nr=Nm2/Gr)によって求めることができる。
続いて、設定した要求パワーPe*に基づいてエンジン22を運転すべき運転ポイントとしての目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS160)。この設定は、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPe*とに基づいて行なわれる。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図7に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
次に、エンジン22の目標回転数Ne*とモータMG2の回転数Nm2と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と入力したモータMG1の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1に対するトルク指令値Tm1*を計算する(ステップS170)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。エンジン22からパワーを出力している状態で走行しているときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図8に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1から出力されたトルクTm1がリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) …(1)
Tm1*=-ρ/(1+ρ)・Te*+k1・(Nm1*-Nm1)+k2・∫(Nm1*-Nm1)dt …(2)
続いて、式(3)および式(4)を共に満たすモータMG1から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tm1min,Tm1maxを設定し(ステップS180)
、設定した仮トルクTm1tmpを式(5)によりトルク制限Tm1min,Tm1maxで制限してモータMG1のトルク指令Tm1*を設定する(ステップ190)。ここで、式(3)はモータMG1やモータMG2によりリングギヤ軸32aに出力されるトルクの総和が値0から要求トルクTr*までの範囲内となる関係であり、式(4)はモータMG1とモータMG2とにより入出力される電力の総和が入力制限Winおよび制御用出力制限Woutfの範囲内となる関係である。トルク制限Tm1min,Tm1maxの一例を図9に示す。トルク制限Tm1min,Tm1maxは、図中斜線で示した領域内のトルク指令Tm1*の最大値と最小値として求めることができる。
0≦−Tm1/ρ+Tm2・Gr≦Tr* …(3)
Win≦Tm1・Nm1+Tm2・Nm2≦Woutf …(4)
Tm1*=max(min(Tm1tmp,Tm1max),Tm1min) …(5)
そして、要求トルクTr*に設定したトルク指令Tm1*を動力分配統合機構30のギヤ比ρで除したものを加えて更に減速ギヤ35のギヤ比Grで除してモータMG2から出力すべきトルクの仮の値である仮トルクTm2tmpを次式(6)により計算すると共に(ステップS200)、バッテリ50の入力制限Winおよび制御用出力制限Woutfと設定したトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tm2min,Tm2maxを次式(7)および式(8)により計算すると共に(ステップS210)、設定した仮トルクTm2tmpを式(9)によりトルク制限Tm2min,Tm2maxで制限してモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS220)。ここで、式(6)は、図8の共線図から容易に導くことができる。
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr …(6)
Tm2min=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 …(7)
Tm2max=(Woutf-Tm1*・Nm1)/Nm2 …(8)
Tm2*=max(min(Tm2tmp,Tm2max),Tm2min) …(9)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信し(ステップS230)、再度ステップS100以降の処理を実行する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。こうした制御により、実施例のハイブリッド自動車20は、運転モードとしてノーマルモードが選択されているときに、バッテリ50の入力制限Winおよび制御用出力制限Woutfすなわち出力制限Woutの範囲内でエンジン22とモータMG1およびMG2とを運転して駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力して走行する。
一方、ステップS110にてECOモードフラグFecoが値1であると判定されたとき、すなわち、運転モードとしてECOモードが選択されているときには、ステップS100にて入力したバッテリ温度Tbおよび残容量SOCに基づいて制御用出力制限Woutfを設定する(ステップS240)。具体的には、バッテリ温度Tbに基づいて運転モードとしてECOモードが選択されているときの制御用出力制限Woutfの基本値を設定し、設定した制御用出力制限Woutfの基本値に図3に例示した残容量SOCに基づく補正係数を乗じることにより制御用出力制限Woutfを設定する。実施例では、運転モードとしてECOモードが選択されているときのバッテリ温度Tbと制御用出力制限Woutfの基本値との関係を予め定めてECOモード選択時出力制限基本値設定用マップとしてROM74に記憶しておき、バッテリ温度Tbが与えられると記憶したマップから対応する制御用出力制限Woutfの基本値を導出して設定するものとした。図2中の点線に、ECOモードが選択されているときのバッテリ温度Tbと制御用出力制限Woutfの基本値との関係の一例を示す。図示するように、ECOモードが選択されているときには、バッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下になると、ノーマルモードの選択時に比べてバッテリ温度Tbが低くなるほど小さくなる傾向に制御用出力制限Woutfの基本値が設定される。また、実施例では、バッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下の温度として予め定められる基準温度Tbref2以下になると、制御用出力制限Woutfの基本値は値0に設定される。ここで、基準温度Tbref2は、バッテリ50の充電性能の低下に伴ってバッテリ50の残容量SOCが極端に低下してしまうことを抑制するために、バッテリ50からの放電を禁止する温度として実験・解析等に予め定められるものである。なお、基準温度Tbref2は、所定温度Tbrefと同一とされてもよい。これにより、運転モードとしてECOモードが選択されているときには、バッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下の領域では、運転モードとしてノーマルモードが選択されており制御用出力制限Woutfとして出力制限Woutが設定されるときよりも制御用出力制限Woutfが小さな値に設定されてバッテリ50からの放電が制限されることになる。
また、運転モードとしてECOモードが選択されているときには、ステップS100にて入力したアクセル開度Accと図5中の点線に示すECOモード時アクセル開度設定用マップとを用いて制御上のアクセル開度である実行用アクセル開度Acc*を設定する(ステップS250)。図5に示すように、ECOモード時アクセル開度設定用マップは、アクセル操作に対するトルク出力の応答性を低下させるべくノーマルモード時アクセル開度設定用マップにより設定されるものよりも小さな値を実行用アクセル開度Acc*として設定するように作成されてROM74に記憶されている。これにより、アクセル開度ACCに対する駆動力の発生が穏やかに制御されるため、燃費やエネルギ効率を向上させることができる。
こうして運転モードとしてECOモードが選択されているときの制御用出力制限Woutfおよび実行用アクセル開度Acc*を設定したならば、上述のステップS140〜S230の処理を実行してエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定してエンジンECU24に送信すると共にモータMG1およびMG2の目標トルクTm1*,Tm2*を設定してモータECU40に送信し、再度ステップS100以降の処理を実行する。こうした制御により、実施例のハイブリッド自動車20は、運転モードとしてECOモードが選択されているときに、バッテリ50の入力制限WinおよびステップS240にて設定した制御用出力制限Woutfの範囲内でエンジン22とモータMG1およびMG2とを運転して駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力して走行する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリ50のバッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下であると共に運転者によりECOモード(効率優先モード)が選択されているときに、バッテリ50のバッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下であると共に運転者によりECOモードが選択されていないときに比べてバッテリ50の放電に許容される電力である放電許容電力としての制御用出力制限Woutfが小さくなるようにバッテリ50の状態すなわちバッテリ温度Tbに基づいて制御用出力制限Woutfを設定し(ステップS110,S120およびS240)、制御用出力制限Woutfの範囲内で走行に要求される要求駆動力が得られるようにエンジン22とモータMG1およびMG2とを制御する(ステップS140〜S230)。すなわち、ECOモードが選択されているときには、運転者は、走行性能よりも燃費やエネルギ効率の改善を優先していることになるので、車両の走行性能が若干低下したとしても運転者が違和感を覚える可能性は低い。従って、バッテリ50のバッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下であると共に運転者によりECOモードが選択されているときには、バッテリ50のバッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下であると共に運転者によりECOモードが選択されていない(ノーマルモードが選択されている)ときに比べて制御用出力制限Woutfを小さくすることでバッテリ50の放電を制限して残容量SOCの低下を抑制することができる。また、バッテリ50のバッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下であると共に運転者によりECOモードが選択されていないときには、バッテリ50のバッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下であると共に運転者によりECOモードが選択されているときに比べて制御用出力制限Woutfすなわちバッテリ50の放電が制限されないことになるので、運転者の要求に応じた走行性能を確保することができる。従って、実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリ50の充電可能な最大電力が小さくなる低温領域において、バッテリ50の放電をより適正に制限してバッテリ50の残容量SOC低下を抑制しつつ走行性能を確保することが可能となる。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリ50のバッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下であって基準温度Tbref2を超えていると共に運転者によりECOモードが選択されているときに、バッテリ50のバッテリ温度Tbが低いほど小さくなる傾向に制御用出力制限Woutfを設定し、バッテリ温度Tbが基準温度Tbref2以下であると共に運転者によりECOモードが選択されているときに制御用出力制限Woutfを値0に設定する。これにより、バッテリ50が所定温度Tbrefから基準温度Tbref2までの範囲内にあるときに、バッテリ50の放電をよりきめ細かく制限すると共に、バッテリ温度Tbが基準温度Tbref2以下になったときにバッテリ50の残容量SOCをより確実の確保することができる。ただし、バッテリ温度Tbが基準温度Tbref2以下であるときに制御用出力制限Woutfを値0に設定する代わりに、バッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下であるときに、バッテリ温度Tbが低いほど小さくなる傾向に制御用出力制限Woutfを設定してもよい。また、バッテリ温度Tbが基準温度Tbref2以上であるときには、ECOモードが選択されていてもノーマルモード選択時と同様に制御用出力制限Woutfを設定すると共にバッテリ温度Tbが基準温度Tbref2以下になったときに制御用出力制限Woutfを値0に設定してもよい。
また、エンジン22と、エンジン22からの動力の少なくとも一部を用いて発電可能であると共にモータMG2およびバッテリ50と電力をやり取りすることができるモータMG1とを備えた実施例のハイブリッド自動車20では、入力制限Winと制御用出力制限Woutfの範囲内で要求トルクTr*が得られるようにエンジン22とモータMG1およびMG2とを制御する。これにより、バッテリ50の放電が大幅に制限されたり、制御用出力制限Woutfが値0に設定されたりするときに、入力制限Winの範囲内でエンジン22からの動力を用いて発電するモータMG1からモータMG2に電力を供給して走行性能を確保することができる。なお、本発明が実施例におけるモータMG1に相当する発電用電動機を有していない、いわゆるパラレル式のハイブリッド自動車にも適用され得ることはいうまでもない。
更に、実施例のバッテリ50はリチウムイオン二次電池であるが、バッテリ50は、所定の低温領域で放電可能な最大電力より充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有するものであれば、リチウムイオン二次電池に限られるものではない。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、減速ギヤ35を介して駆動軸としてのリングギヤ軸32aにモータMG2を取り付けるものとしたが、リングギヤ軸32aにモータMG2を直接取り付けるものとしてもよいし、減速ギヤ35に代えて2段変速や3段変速,4段変速などの変速機を介してリングギヤ軸32aにモータMG2を取り付けるものとしても構わない。また、実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図10の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図10における駆動輪64a,64bに接続された車軸)に出力するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、走行用の動力を出力可能なモータMG2が「電動機」に相当し、当該モータMG2と電力をやり取り可能であると共に所定の低温領域では放電可能な最大電力よりも充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有するバッテリ50が「二次電池」に相当し、走行性能よりもエネルギ効率を優先するECOモード(効率優先モード)の選択を運転者に許容するECOスイッチ89が「効率優先モード選択手段」に相当し、バッテリ50のバッテリ温度Tbが所定温度Tbref以下であると共に運転者によりECOモードが選択されているときに、図4のステップS110,S120およびS240の処理を実行するハイブリッドECU70が「放電許容電力設定手段」に相当し、図4のステップS140〜S230の処理を実行するハイブリッドECU70とエンジンECU24とモータECU40との組み合わせが「制御手段」に相当し、走行用の動力を出力可能なエンジン22が「内燃機関」に相当し、エンジン22からの動力の少なくとも一部を用いて発電可能であると共にモータMG2およびバッテリ50と電力をやり取りすることができるモータMG1が「発電機」に相当し、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当する。
なお、「内燃機関」は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料の供給を受けて動力を出力するエンジン22に限られず、水素エンジンといったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「電動機」や「発電機」は、モータMG1,MG2のような同期発電電動機に限られず、誘導電動機といったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「二次電池」は、バッテリ50のようなリチウムイオン二次電池に限られず、電動機や電力動力入出力手段と電力をやり取り可能であると共に所定の低温領域で放電可能な最大電力より充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有するものであれば他の如何なる形式のものであっても構わない。「効率優先モード選択手段」は、走行性能よりもエネルギ効率を優先するECOモード(効率優先モード)の選択を運転者に許容するものであれば、ECOスイッチ89に限られず、他の如何なる形式のものであっても構わない。「放電許容電力設定手段」は、二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により効率優先モードが選択されているときに、二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により効率優先モードが選択されていないときに比べて二次電池の放電に許容される電力である放電許容電力が小さくなるように二次電池の状態に基づいて放電許容電力を設定するものであれば、他の如何なる形式のものであっても構わない。「制御手段」は、放電電力設定手段により設定された放電許容電力の範囲内で走行に要求される要求駆動力が得られるように電動機を制御するものであれば、ハイブリッドECU70とエンジンECU24とモータECU40との組み合わせに限られるものではなく、単一の電子制御ユニットのような他の如何なる形式のものであっても構わない。何れにしても、これら実施例および変形例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施例はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業等に利用可能である。
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a〜64d 駆動輪 70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 ECOスイッチ、MG1,MG2 モータ

Claims (6)

  1. 走行用の動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能であると共に所定の低温領域では放電可能な最大電力よりも充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有する二次電池とを含む車両であって、
    走行性能よりもエネルギ効率を優先する効率優先モードの選択を運転者に許容する効率優先モード選択手段と、
    前記二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により前記効率優先モードが選択されているときに、該二次電池の温度が前記所定温度以下であると共に運転者により前記効率優先モードが選択されていないときに比べて前記二次電池の放電に許容される電力である放電許容電力が小さくなるように前記二次電池の状態に基づいて該放電許容電力を設定する放電許容電力設定手段と、
    前記放電電力設定手段により設定された放電許容電力の範囲内で走行に要求される要求駆動力が得られるように前記電動機を制御する制御手段と、
    を備える車両。
  2. 前記放電許容電力設定手段は、前記二次電池の温度が前記所定温度以下であると共に運転者により前記効率優先モードが選択されているときに、該二次電池の温度が低いほど小さくなる傾向に前記放電許容電力を設定する請求項1に記載の車両。
  3. 走行用の動力を出力可能な内燃機関を更に備え、
    前記放電許容電力設定手段は、前記二次電池の温度が前記所定温度以下の温度として定められた基準温度以下であると共に、運転者により前記効率優先モードが選択されているときに前記放電許容電力を値0に設定し、
    前記制御手段は、前記放電許容電力設定手段により設定された放電許容電力の範囲内で前記要求駆動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御する請求項1または2に記載の車両。
  4. 前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を用いて発電可能であると共に前記電動機および前記二次電池と電力をやり取りすることができる発電機と、
    駆動輪に連結される駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続されて該3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、
    前記二次電池の状態に基づいて該二次電池の充電に許容される電力である充電許容電力を設定する充電許容電力設定手段とを更に備え、
    前記制御手段は、前記放電許容電力設定手段により設定された放電許容電力および前記充電許容電力設定手段により設定された充電許容電力の範囲内で前記要求駆動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機と前記発電機とを制御する請求項3に記載の車両。
  5. 前記二次電池はリチウムイオン二次電池である請求項1から4の何れか一項に記載の車両。
  6. 走行用の動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能であると共に所定の低温領域では放電可能な最大電力よりも充電可能な最大電力が小さくなる充放電特性を有する二次電池と、走行性能よりもエネルギ効率を優先する効率優先モードの選択を運転者に許容する効率優先モード選択手段とを備える車両の制御方法であって、
    (a)前記二次電池の温度が所定温度以下であると共に運転者により前記効率優先モードが選択されているときに、該二次電池の温度が前記所定温度以下であると共に運転者により前記効率優先モードが選択されていないときに比べて前記二次電池の放電に許容される電力である放電許容電力が小さくなるように前記二次電池の状態に基づいて該放電許容電力を設定し、
    (b)ステップ(b)にて設定された放電許容電力の範囲内で走行に要求される要求駆動力が得られるように前記電動機を制御する、
    車両の制御方法。
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