JP2011182971A - 甲出しトレーニング用具およびそれを用いた甲出しトレーニング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の甲出しトレーニング用具のような一人で使用することによる危険を防止し、何処でも、いつでも、初心者が一人でも、使用できるトレーニング用具であり、甲入れ部が破損して頻繁に修理しないで済む、低廉な価格のトレーニング用具とその用具を用いたトレーニング方法を提供する。
【解決手段】本発明は、足の甲に倣って左右に湾曲した甲を挿入するための甲入れ部2と、平坦状部分を有し、甲入れ部2を固定するための基板1とを備え、基板1が、甲入れ部2の長手方向寸法の2倍以上に伸びた長手状の板材から成り、この基板1の一端側の幅方向の両側面で甲入れ部2の両端部をそれぞれ挟み込み固定していることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】本発明は、足の甲に倣って左右に湾曲した甲を挿入するための甲入れ部2と、平坦状部分を有し、甲入れ部2を固定するための基板1とを備え、基板1が、甲入れ部2の長手方向寸法の2倍以上に伸びた長手状の板材から成り、この基板1の一端側の幅方向の両側面で甲入れ部2の両端部をそれぞれ挟み込み固定していることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、バレリーナがつま先立ちする際の甲出しを練習するための甲出しトレーニング用具および甲出しトレーニング方法に関するものである。
バレリーナがつま先立ち出来るのは、体を支える足の甲を出し、足裏のアーチを支えるからである。このため、つま先立ちすることを可能にするように足の甲出しを練習する必要がある。
しかしながら、素人にはなかなかその姿勢が取れない。それは足首を伸ばして、つま先立ちすることに慣れていないので、体を支えるために足の甲を出すトレーニングをする必要がある。
足の甲を出すということは、足の甲付近の靱帯や筋肉を伸長させることを意味し、この靱帯や筋肉を伸長させるトレーニングを毎日十分行う必要がある。トレーニングをしないと姿勢も悪くなりがちで、立って踊っているときの姿も美しく見えない。また、足の甲を伸長させるトレーニングをしていないと、踊っているときに足のつま先を痛めてしまったり、足首を捻挫したりする弊害も起こりやすい。
こうした足の甲出しの姿勢や動作を身につけるための甲出しトレーニング用具としては、例えば、特許文献1にあるように、トウで立つ練習を容易にするためのトレーニング用具が提案されている。
このトレーニング用具は、足の爪先と甲の一部を挿入すべき足入れ部を足裏の面積にほぼ等しい大きさの基板の表面の先端側に取付けたサポートを一対に設けてある。各サポートの裏面の爪先側とかかと側の間には、所定の可変的な角度で両サポートを固定する固定部材が組合わせてあり、垂直、又は垂直に対し或る角度で履いて使用するようにしている。
また、サポートの足入れ部は、ちょうどスリッパのつま皮のような形体になっている。材質は、トウで立つのに慣れていない人が爪先と足の甲をもたせかけて体重の一部を支えることができるようにするため、或る程度の剛性が必要である。足入れ部を取り付ける基板は、ほぼ直立状態で又は或る傾斜角度で使用されるもので、練習者の体重を支えなければならないから、これも或る剛性を備えた材質で、十分な厚さのものとする必要がある。
こうして両サポートは練習者が片足ずつを入れてほぼ爪先立ちした姿勢で立つのを支持する用具となるが、両サポートはバラバラにならないように互いに或る相対角度で固定されている必要がある。
このような特許文献1に記載された技術は、剛性を備えたサポートにより体重の少なくとも一部を支えることができるから、生身の爪先と足首だけで立つのとは異なって、比較的容易にトウで立つ訓練をすることができるという。
しかしながら、足入れ部に全体重がかかるので、硬質材料で作成し丈夫にする必要がある。ところが、固い材料では足の甲を圧迫して痛いという相矛盾した欠点がある。また、立った状態で使用するので、不安定であり、初心者が一人で練習するには危険が伴い、コーチなどの指導のもとに使用し、常に誰かに支えて貰う必要がある。そのため、家庭で一人で練習するわけにはいかない。
このような立って使用するトレーニング用具の問題を解消するため、2mm程度の硬質ゴムで甲入れ部を作り、足裏と同じ位の長さ幅の板材に鋲で打ち付けて固定したスリッパ状のトレーニング用具を床に置いて使用してみたが、立って甲出しする不安定さは解消したものの、トレーニング用具が踵を支点に回転してしまい、甲出しのトレーニングにならなかった。そこで、先端部を棚などの隙間に入れて固定したり、床にネジ止めして動かないように固定して使用してみた。
この場合は甲出しトレーニング効果はあったが、甲出しのために甲入れ部に加わる力が意外に大きく、鋲で硬質ゴムを板材に打ち付けた個所に亀裂が入りやすく、寿命は短かった。
つまり、スリッパ状のトレーニング用具の先端部を床面に固定したり、重しになるもので抑えるようにしたのでは、使用場所が制限されてしまい、何処にでも持ち運んでトレーニングするわけにいかないという欠点を生じてしまった。
本発明は、従来の甲出しトレーニング用具のような一人で使用することによる危険を防止し、何処でも、いつでも、初心者が一人でも、使用できるトレーニング用具であり、甲入れ部が破損して頻繁に修理しないで済む、低廉な価格のトレーニング用具とその用具を用いたトレーニング方法を提供することを目的とするものである。
請求項1の発明は、足の甲に倣って左右に湾曲しつま先と甲が挿入される甲入れ部と、つま先から踵にかかる足裏に接する平坦状部分を有し、前記甲入れ部を固定するための基板とを備えた甲出しトレーニング用具において、前記基板は、前記甲入れ部の長手方向寸法の2倍以上に伸びた長手状の板材から成り、この基板の一端側の幅方向の両側面で前記甲入れ部の両端部をそれぞれ挟み込み固定していることを特徴とする甲出しトレーニング用具である。
請求項2の発明は、前記甲出しトレーニング用具の基板を地面に水平に載置する段階と、前記甲出しトレーニング用具の甲入れ部に膝を折り曲げた状態で足のつま先と甲を挿入させる段階と、腿を地面に密着させるように膝を伸ばしながら前記甲出しトレーニンング用具を前後へ相対移動させる段階とを備えた甲出しトレーニング方法である。
請求項1記載の発明は、基板が、甲入れ部の長手方向寸法の2倍以上に伸びた長手状の板材から成り、この基板の一端側の幅方向の両側面で前記甲入れ部の両端部をそれぞれ挟み込み固定しているので、踵と基板との接触部分を支点にして甲部分は上方に移動するが、その移動は甲押えによって規制され、その反作用として甲部分が強制的に伸ばされ、トレーニング効果が十分ありながら、構造がシンプルな形状なので、収納・設置場所もとらず、しかも、甲出しトレーニング場所の制約が全くない制限されることがないので、自由に持ち運びでき、練習場で多数の生徒の用具の保管も楽である。
また、立った状態でコーチの指導のもとに使用する甲出し用具と異なり、床に座った状態で、膝の曲げ伸ばしをゆっくり行いながらの甲出しトレーニングなので、初心者でも家庭で手軽に甲出しトレーニングが出来る。
さらに、甲押えの両端は、基板の側部に設けられた溝に差し込まれ固定されているので、甲に強い伸長力を与えるために上方への強い力を与えた場合でも、その力を基板の側部との長い接触部分で力を分散して受けるため、破断しにくく耐久性が高い。
請求項2記載の発明は、甲出しトレーニング用具の基板を床面に水平に載置し、甲出しトレーニングを座った状態で行え、甲入れ部に足のつま先と甲を挿入し、腿を地面に密着させるように膝を伸ばしながら前記甲出しトレーニンング用具を前後へゆっくりと相対移動させることで、力学的に甲を伸長させるという安定で楽な姿勢で、甲出しのトレーニングをしっかり行うことができるという極めて優れた利点を有し、立って甲出しを行い転倒してしまうなどの危険性も少ないなど、安全面でも優れている甲出しトレーニング方法である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図3に示すようには、本発明による甲出しトレーニング用具の外観形状は、足のつま先から踵までの寸法の2倍から3倍の長さの長手状に伸びた矩形状の物体である。それぞれの図において横長の矩形で示された部分は、基板1であり、上面、下面とも平坦な木製あるいは合成樹脂からなる。実際の寸法は、幅Wが約9cm、長さL1がほぼ50cm、厚さがほぼ2cmである。
図1〜図3に示すようには、本発明による甲出しトレーニング用具の外観形状は、足のつま先から踵までの寸法の2倍から3倍の長さの長手状に伸びた矩形状の物体である。それぞれの図において横長の矩形で示された部分は、基板1であり、上面、下面とも平坦な木製あるいは合成樹脂からなる。実際の寸法は、幅Wが約9cm、長さL1がほぼ50cm、厚さがほぼ2cmである。
この基板1の一端側には、基板1の幅方向に湾曲したゴム製あるいは皮製の湾曲した甲入れ部2が設けられている。甲入れ部2の長手方向の寸法L2は、使用者の年齢、体型に応じて異なる。標準的には、10cmから20cm位あれば、足の甲を十分押さえることができる。また、基板1の上面から湾曲した部分の内側までの高さは、4cm〜10cm位あればよい。したがって、寸法に合わせ、大中小と用意しておくとよい。
この基板1と甲入れ部2との固定方法は、以下のように構成されている。
甲入れ部2は、基板1の一端側表面を覆うように湾曲させられて、図6に示すように、基板1の両側面に設けられた溝3に甲入れ部2が十分に入り込んで、幅方向両端が基板1内に挟み込まれて、底面側からネジ止め、接着剤(ともに図示せず)などの方法でしっかりと固定されている。
甲入れ部2は、基板1の一端側表面を覆うように湾曲させられて、図6に示すように、基板1の両側面に設けられた溝3に甲入れ部2が十分に入り込んで、幅方向両端が基板1内に挟み込まれて、底面側からネジ止め、接着剤(ともに図示せず)などの方法でしっかりと固定されている。
甲入れ部2の足のつま先側は、輪切り状態に開口させて開口部5を有するように基板1に固定されている。このように開口部5を設けたことにより、トレーニングで発生した汗や汚れを水で洗い落とすことが容易になり、洗った後は、甲出しトレーニング用具を立てかけておけば、水は開口部5から流れ落ち、早く乾燥するという効果もある。
また、甲入れ部2の両端部を溝3に入れて、ネジ止めした後に、このネジ止め跡を隠すとともに、この甲出し用具をフローリングなど床面に置く際に、床面に傷をつけるなどしないように保護するために、フェルト等からなる薄いパッド4が基板1板の底面側に貼り付けられている。(図2〜図8)
つぎに、この甲出しトレーニング用具を使用して甲出しトレーニングをする方法について説明する。
甲出しトレーニングに使用する場合、この甲出しトレーニング用具を床の上に置き、使用者自身も床の上に腰を降ろす。
すなわち、図7の使用状態を示す参考断面図のように、先ず初めに、床面に基板1を水平に置く。次に、足の膝を立てた状態で、足のつま先を甲入れ部2へ挿入し、甲の部分まで甲入れ部2内にしっかり入るように挿入する。
つぎに、図7の中に矢印Cで示している方向へ膝をゆっくりと降ろしながら、甲出しトレーニング用具を前方へ押しやるような気持ちで、足の甲を伸ばしながら、足と甲出しトレーニング用具を矢印D方向へ移動させる。
この動作により、図8の使用状態を示す参考断面図に示すように、踵と基板1との接触部分を支点にして甲部分は上方に移動するが、その移動は甲押えによって規制され、その反作用として甲部分が強制的に伸ばされる。
以上、説明したように膝を伸ばしたり、縮めたりする動作を繰り返しながら、甲出しのトレーニングを行う。
基板1の長さは成人女性の足の平均的なサイズの2倍以上(50cm近く)あって、踵との接触部分はそのほぼ中心位置であり、基板1後端までの距離が十分長いため、甲部分の上方への力がかなりあっても基板1の先端側が持ち上がることがなく、甲部分に大きな伸長力を与えることができる。
なお、甲入れ部2の両端は、基板1の側部に設けられた溝3に差し込まれ、底面側(パッド4に覆われている)からネジ止め固定されていて、足の甲に強い伸長力を与えるために上方への強い力を与えた場合でも、その力を基板1の側部との長い接触部分でうけるため、甲入れ部2が破断したり、切れが発生することがなく、前述したように鋲でゴムを押さえ、基板に打ち付けて固定したものに比べて、格段に耐久性が高くなった。
1……基板、2……甲入れ部、3……溝、4……パッド、5……開口部
Claims (2)
- 足の甲に倣って左右に湾曲した甲を挿入するための甲入れ部(2)と、つま先から踵にかかる足裏に接する平坦状部分を有し、前記甲入れ部を固定するための基板(1)とを備えた甲出しトレーニング用具において、
前記基板は、前記甲入れ部の長手方向寸法の2倍以上に伸びた長手状の板材から成り、この基板の一端側の幅方向の両側面で前記甲入れ部の両端部をそれぞれ挟み込み固定していることを特徴とする甲出しトレーニング用具。 - 前記甲出しトレーニング用具の基板を地面に水平に載置する段階と、前記甲出しトレーニング用具の甲入れ部に膝を折り曲げた状態で足のつま先と甲を挿入させる段階と、腿を地面に密着させるように膝を伸ばしながら前記甲出しトレーニンング用具を前後へ相対移動させる段階とを備えた甲出しトレーニング方法。
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