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JP2011180484A - 画像表示装置 - Google Patents

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JP2011180484A
JP2011180484A JP2010046269A JP2010046269A JP2011180484A JP 2011180484 A JP2011180484 A JP 2011180484A JP 2010046269 A JP2010046269 A JP 2010046269A JP 2010046269 A JP2010046269 A JP 2010046269A JP 2011180484 A JP2011180484 A JP 2011180484A
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JP2010046269A
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Yasuo Nishikawa
恭生 西川
Norimi Yasue
範巳 安江
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】利用者が画像表示装置の状態を迅速かつ容易に知ることができる画像表示装置を提供すること。
【解決手段】画像表示装置が所定状態となったことを検知する検知部と、所定状態を報知する画像に応じた形状の透過面又は反射面を有し、走査部によって所定範囲で走査された光束のうち一部を透過又は反射する画像形成部材97a〜97gと、検知部で当該画像表示装置の所定状態を検知すると、走査部を制御して、走査部による光束の走査範囲を、所定範囲を含む範囲に変更する制御部とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像信号に応じて形成される画像光を利用者の眼に入射させ、当該利用者に画像光に応じた画像を視認させる画像表示装置に関する。
このような画像表示装置には、画像信号に応じて光源から出射された光束を走査部により2次元走査した後、利用者の眼に投射して網膜を走査することにより、利用者に画像を視認させる網膜走査型画像表示装置(Retinal Scanning Display:以下、「RSD」という。)がある。
特許文献1では、このRSDにおいて、走査部によって走査された光の一部を装置外に出射することで、RSDの状態を利用者に知らせる技術が提案されている。
特開2009−244796号公報
RSDでは、光源から出射した光束を走査部により走査することで画像を表示するため、光源や走査部が故障したり調整が必要になったりすると、利用者に画像を視認させることが困難となる場合がある。
しかし、上記特許文献1に記載の技術では、光源及び走査部の動作によって装置外にRSDの状態を知らせる光を出射する。そのため、光源や走査部が故障したことや調整が必要であることをRSDの利用者に知らせることが困難な場合があった。
また、頭部に装着するRSDの場合、上記特許文献1に記載の技術では、RSDの状態を利用者が知るためには、RSDを頭部から取り外す必要があり、RSDの状態を迅速かつ容易に把握することができない恐れがある。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたものであり、利用者が画像表示装置の状態を迅速かつ容易に知ることができる画像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、光源と、前記光源から出射された光束を2次元走査する走査部と、前記走査部により走査された光束を被投射対象に投射する投射部と、前記投射部よりも上流側の光路に前記光束による像面を形成する光学部と、を備えた画像表示装置において、当該画像表示装置が所定状態となったことを検知する検知部と、前記所定状態を報知する画像に応じた形状の透過面又は反射面を有し、前記走査部によって所定範囲で走査された光束のうち一部を透過又は反射する画像形成部材と、前記検知部で当該画像表示装置の所定状態を検知すると、前記走査部を制御して、前記走査部による光束の走査範囲を、前記所定範囲を含む範囲に変更する制御部と、を備えることとした。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像表示装置において、前記走査部は、前記光束を第1の方向へ走査する高速走査部と、第2の方向へ走査する低速走査部とを同期させながら2次元走査するものであり、前記検知部は、前記高速走査部と前記低速走査部との少なくともいずれか一方が故障した状態、又は、前記高速走査部と前記低速走査部との同期が外れた状態を前記所定状態として検知することに特徴を有する。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像表示装置において、前記制御部は、前記検知部で当該画像表示装置の所定状態を検知すると、前記走査部により前記所定範囲を含む範囲で走査された光束が通過する位置に前記画像形成部材を移動させることに特徴を有する。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の画像表示装置において、前記走査部と前記画像形成部材との間に、前記光束の径を拡大させて前記画像形成部材へ入射させる光束径変更機構を設けたことに特徴を有する。
また、請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像形成部材を複数設けており、前記制御部は、前記走査部による光束の走査範囲を前記所定状態に応じて変更し、前記所定状態に応じた前記画像形成部材に前記走査部による光束を入射させることに特徴を有する。
また、請求項6に係る発明は、請求項3又は4に記載の画像表示装置において、前記画像形成部材を複数設けており、前記制御部は、前記画像形成部材を前記所定状態に応じた位置に移動することに特徴を有する。
また、請求項7に係る発明は、請求項6に記載の画像表示装置において、前記複数の画像形成部材のうち最も使用頻度が高い画像形成部材を、前記制御部による移動量が小さい位置に配置したことに特徴を有する。
また、請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記透過面又は反射面にはカラーフィルタが形成されていることに特徴を有する。
また、請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記透過面又は反射面は平坦であることに特徴を有する。
また、請求項10に係る発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記制御部は、前記検知部で当該画像表示装置の所定状態を検知すると、前記光源から白色の光束を出射させることに特徴を有する。
また、請求項11に係る発明は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記制御部は、前記所定状態に応じて前記光源から出射させる光束の強度を変更することに特徴を有する。
本発明によれば、画像表示装置が所定状態となったときに、走査部による光束の走査範囲を所定範囲を含む範囲として光束の一部を画像形成部材により透過又は反射し、この透過又は反射した光束を、画像表示装置が所定状態であることを報知する画像を形成する。そのため、簡素な構成で、利用者が画像表示装置の状態を迅速かつ容易に知ることができる。
本実施形態に係るRSDの外観を示す図である。 本実施形態に係るRSDの電気的構成及び光学的構成を示した説明図である。 走査部による光束の走査の状態を示した説明図である。 光束出射範囲定義テーブルを示した図である。 画像形成部材の配置を示した説明図である。 画像形成部材の構成を示した説明図である。 制御部及び周辺装置との接続を示したブロック図である。 所定状態対応テーブルを示した図である。 レンズシフト信号対応テーブルを示した図である。 移動信号対応テーブルを示した図である。 本実施形態に係るRSDのメイン処理を示したフローチャートである。 メイン処理にて実行される同期外れ時処理を示したフローチャートである。 メイン処理にて実行される片側走査故障時処理を示したフローチャートである。 メイン処理にて実行される両側走査故障時処理を示したフローチャートである。 故障連絡先の表示を示す図である。 同期外れ処理時の走査範囲の説明図である。 画像形成部材による表示の説明図である。 画像形成部材による表示の説明図である。 ぼけスポットの形成の説明図である。 画像形成部材による表示の説明図である。 画像形成部材による表示の説明図である。 画像形成部材による表示の説明図である。 画像形成部材の別の配置を示した説明図である。 異常の内容と優先度との対応を示す説明図である。 異常の内容と優先度との対応を示す説明図である。 異常の内容と優先度との対応を示す説明図である。 異常の内容と優先度との対応を示す説明図である。
以下、本実施形態に係る網膜走査型画像表示装置(以下、「RSD」という。)の一例を説明する。
[1.RSDの構成]
まず、本発明の一実施形態に係るRSDの構成について、図面を参照して具体的に説明する。
[1.1.RSDの外観]
図1に示すように、本実施形態に係るRSD1は、コントロールユニット2、頭部装着具5を有しており、コントロールユニット2と頭部装着具5とは伝送ケーブル部4を介して接続されている。伝送ケーブル部4は、コントロールユニット2から出射されたレーザ光を伝送する光ファイバケーブル50(図2参照)を有する。また、この伝送ケーブル部4には、後述の投影部6に備えられる高速走査部80及び低速走査部90と後述の光源部20との間で同期をとるための高速駆動信号61及び低速駆動信号62を伝送する駆動信号伝送用ケーブルも有する。
コントロールユニット2は、外部入力端子7から入力した画像信号Sに応じた強度のレーザ光を伝送ケーブル部4へ出射する。
頭部装着具5は、投影部6と、この投影部6を支持する眼鏡型フレーム14とから構成される。投影部6は、伝送ケーブル部4の光ファイバケーブル50を介して伝送されてきたレーザ光を2次元方向に走査し、利用者の眼へ投射する。これにより、利用者の眼の網膜には、2次元方向に走査された画像が投影され、利用者は画像信号Sに応じた画像を視認する。
また、投影部6には、利用者の眼101と対向する位置にハーフミラー15が設けられている。外光Lyはハーフミラー15を透過して利用者の眼101に入射され、投影部6から出射されるレーザ光Lxはハーフミラー15で反射して利用者の眼101に入射される。これにより、利用者は外光Lyによる外景にレーザ光Lxによる画像を重ねて視認することができる。
このようにRSD1は、画像信号Sに応じた画像と外景とを重ねて利用者の眼101の網膜に結像させるつまり、シースルー型RSDである。なお、ここでは、光束の一例として、効率面で有利であるレーザ光を用いているが、光束はレーザ光に限られるものではない。
[1.2.RSD1の電気的構成及び光学的構成]
次に、RSD1の電気的構成及び光学的構成について、図2を参照して説明する。
コントロールユニット2は、制御部10と、光源部20とを有している。
制御部10は、外部入力端子7から入力された画像信号S(例えば、NTSCコンポジット信号、コンポーネント信号)に基づいて、画像を形成するための要素となる各信号を画素単位で生成する。すなわち、制御部10からは、R(赤色)駆動信号60r,G(緑色)駆動信号60g,B(青色)駆動信号60bが生成されて出力される。また、制御部10は、高速走査部80で使用される高速駆動信号61と、低速走査部90で使用される低速駆動信号62とをそれぞれ出力する。
光源部20には、Rレーザドライバ66,Gレーザドライバ67,Bレーザドライバ68が設けられる。Rレーザドライバ66,Gレーザドライバ67,Bレーザドライバ68は、それぞれ駆動信号供給回路13から出力されるR駆動信号60r,G駆動信号60g,B駆動信号60bをもとに、Rレーザ63,Gレーザ64,Bレーザ65へそれぞれ駆動電流を供給する。各レーザ63,64,65は、各レーザドライバ66,67,68から供給される駆動電流に応じて強度変調されたレーザ光を出射する。各レーザ63,64,65は、例えば、半導体レーザや高調波発生機構付き固体レーザとして構成することが可能である。なお、半導体レーザを用いる場合は駆動電流を直接変調して、レーザ光の強度変調を行うことができるが、固体レーザを用いる場合は、各レーザそれぞれに外部変調器を備えてレーザ光の強度変調を行う必要がある。
さらに、光源部20には、コリメート光学系71,72,73と、このコリメートされたレーザ光を合波するためのダイクロイックミラー74,75,76と、結合光学系77とが設けられている。各レーザ63,64,65から出射したR(赤色)レーザ光Lr,G(緑色)レーザ光Lg、B(青色)レーザ光Lbは、コリメート光学系71,72,73によってそれぞれ平行光化された後に、ダイクロイックミラー74,75,76に入射される。その後、これらのダイクロイックミラー74,75,76により、3原色の各レーザ光Lr,Lg,Lbが波長選択的に反射・透過して結合光学系77に達し、合波されて光ファイバケーブル50へ出射される。このように光ファイバケーブル50へ出射されるレーザ光は、強度変調された各色のレーザ光が合波されたものである。
投影部6は、光源部20と利用者の眼101との間に配置されており、走査部30、第2リレー光学系95、マスク部96、マスク移動機構107を有している。なお、マスク部96及びマスク移動機構107については、制御部10の動作と共に後で詳述する。
走査部30は、コリメート光学系79、レンズシフト機構201、第1ハーフミラー105、高速走査部80、低速走査部90、第1リレー光学系85、BDセンサ103により構成される。
コリメート光学系79は、光源部20で生成され、光ファイバケーブル50を介して出射されるレーザ光を平行光化する。
レンズシフト機構201は、コリメート光学系79を構成するレンズの光軸方向へコリメート光学系79を移動させるための機構である。
高速走査部80及び低速走査部90は、光ファイバケーブル50から入射されたレーザ光を画像として利用者の網膜101bに投影可能な状態にするために、第1方向Xと第2方向Yに走査する光学系である。高速走査部80は、コリメート光学系79で平行光化されて入射するレーザ光を第1方向Xに往復走査する。また、低速走査部90は、高速走査部80で第1方向Xに走査され、第1リレー光学系85を介して入射するレーザ光を第2方向Yに走査する。この第2方向Yは第1方向Xに略直交する方向である。例えば、第1方向を水平方向、第2方向を垂直方向とすることができる。
高速走査部80は、レーザ光を第1方向Xに走査するため偏向面(反射面)82を有する共振型の偏向素子81と、この偏向素子81を共振させて偏向素子81の偏向面82を揺動させる駆動信号を高速駆動信号61に基づいて発生する高速走査駆動回路83を備えている。
一方、低速走査部90は、レーザ光を第2方向Yに走査するため偏向面(反射面)92を有する非共振型の偏向素子91と、この偏向素子91の偏向面92を非共振状態で揺動させる駆動信号を低速駆動信号62に基づいて発生する低速走査駆動回路93とを備える。この低速走査部90は、表示すべき画像の1フレームごとに、画像を形成するためのレーザ光を最初の走査線から最後の走査線に向かって第2方向Yに走査する。ここで「走査線」とは、高速走査部80による第1方向Xへの片側1走査にて形成されるビーム軌跡を意味する。
なお、偏向素子81,91は、ここではガルバノミラーを用いることとするが、レーザ光を走査するようにその偏向面82,92を揺動又は回転させられるものであれば、圧電駆動、電磁駆動、静電駆動等いずれの駆動方式によるものであってもよい。
図3には、高速走査部80及び低速走査部90の偏向素子81,91による最大走査範囲Gと有効走査範囲Zとの関係が示されている。ここで、「最大走査範囲G」とは、高速走査部80の偏向素子81及び低速走査部90の偏向素子91がレーザ光を走査できる最大の範囲を意味する。また、「有効走査範囲Z」は、偏向素子81の走査位置が−X1〜+X1の範囲であり、かつ偏向素子91の走査位置が−Y1〜+Y1の範囲にあるときに走査部30にて形成される走査領域である。なお、偏向素子81は高速駆動信号61を入力しない状態のときに、その走査位置は走査中心X0となり、偏向素子91は低速駆動信号62を入力しない状態のときに、その走査位置は走査中心Y0となる。また、最大走査範囲G内であって、有効走査範囲Z以外の領域を「無効走査領域W」という。
最大走査範囲Gのうち、偏向素子81及び偏向素子91による走査位置が有効走査範囲Zにあるタイミングで光源部20から画像信号Sに応じて強度変調されたレーザ光が出射される。具体的には、制御部10は、同制御部10内にある図示しない記憶部に記憶された光束出射範囲定義テーブル(図4)を参照し、偏向素子81及び偏向素子91が、画像表示時の光束出射可能範囲にあるタイミングで、光源部に対し、画像信号Sに応じて強度変調されたレーザ光を出射させる。これにより、偏向素子81及び偏向素子91によってレーザ光が有効走査範囲Zで走査され、1フレーム分の画像形成用レーザ光が有効走査範囲Z内で走査される。この走査が1フレームの画像ごとに繰り返される。なお、図4に示す異常コードや、異常コードが付された設定及び光束の出射可能範囲については、後に本図を参照しながら説明する。
第1ハーフミラー105は、高速走査部80と第1リレー光学系85との間に設けられており、第1方向Xに走査されたレーザ光の一部を反射するとともに、残りを透過させる。第1ハーフミラー105により反射されるレーザ光の走査角α内には、BDセンサ103が配設されている。このBDセンサ103は、第1ハーフミラー105により反射されたレーザ光を受光すると、BD信号を生成して制御部10へ送信する。
また、高速走査部80と低速走査部90との間でレーザ光を中継する第1リレー光学系85は、偏向素子81の偏向面82によって第1方向Xに走査されたレーザ光を偏向素子91の偏向面92に収束させる。なお、符号202は、第1リレー光学系85により形成される像面(以下、「第1中間像面」という)である。そして、第1リレー光学系85により偏向素子91の偏向面92に収束されたレーザ光は、偏向素子91の偏向面92によって第2方向Yに走査される。偏向素子91によって走査されたレーザ光は、正の屈折力を持つ2つのレンズ95a,95bが直列配置された第2リレー光学系95を介して、眼101の前方に位置させたハーフミラー15で反射されて利用者の瞳孔101aに入射する。これにより、網膜101b上に画像信号Sに応じた画像が投影され、利用者は瞳孔101aに入射するレーザ光(レーザ光)を画像として認識する。また、ハーフミラー15は外光Lyを透過して利用者の瞳孔101aに入射させるようにしており、これにより利用者は外光Lyに基づく外景にレーザ光に基づく画像を重ねた画像を視認することができる。
なお、第2リレー光学系95においては、レンズ95aによって、それぞれのレーザ光束がその主光線を相互に略平行にされ、かつそれぞれ収束レーザ光に変換される。そして、レンズ95bによってそれぞれ略コリメートされたレーザ光となると共に、これらのレーザ光束の主光線が利用者の瞳孔101aの中心を通って収束するように変換される。なお、本実施形態においては、レンズ95bとハーフミラー15により投射部が構成される。
第2リレー光学系95により形成される像面(以下、「第2中間像面」という)位置又はその近傍には、中央部に開口を有する額縁状に形成されたマスク本体106からなるマスク部96が設けられている。このマスク本体106は、有効走査範囲Z外の走査光のレンズ95bへの入射を遮断する遮光板から構成されており、有効走査範囲Zの範囲は、上述のように開口を有している。なお、第2中間像面は、網膜101bと像共役の関係にある。
マスク本体106の縁部には、複数(本実施形態では7コ)の開口部が設けられている。これらの開口部には、図5に示すように、それぞれ画像形成部材97(97a〜97g)が嵌め込まれている。それぞれの画像形成部材97は、図6に示すように、透明のガラス板で形成されており、使用者に対して報知する情報の光の透過性を維持したまま、その周囲を遮光性のインクで遮光した状態としている。具体的には、例えば図6に示す画像形成部材97aのように、報知する画像(以下、単に「報知画像」ともいう。)に応じた文字形状の透過面120の周囲を網掛けで示すように遮光インクで塗りつぶして形成している。そして、画像形成部材97bにレーザ光が入射すると、透過面120に入射したレーザ光が透過することにより、RSD1が所定状態である旨の報知画像を形成する光に変換されて出射されることとなる。透過面120は、平坦面であり、スペックルの発生を抑制するようにして報知画像の視認性を高めている。これらの報知画像は画像形成部材97a〜97g毎に異ならせている。例えば、ある画像形成部材にレーザ光を入射させた場合には、低速走査部90の異常を報知する画像を形成する表示光が出射され、また、別の画像形成部材にレーザ光を入射させた場合には、高速走査部80の異常を報知する画像を形成する光が出射される。なお、透過面120の表面は、有色透明のフィルムでコーティングされてカラーフィルタが形成されており、画像形成部材97に白色のレーザ光を入射させた場合には、そのフィルムの色に応じた光が出射される。これにより、異常状態の報知を容易に種々のカラー表示することができる。なお、カラーフィルタとして、色素を用いたものを採用しても良いし、表面に使用する範囲の波長以下のスケールで形成された特定の構造(サブ波長構造)によって色を視認させる,いわゆる構造色の原理を用いてももちろん良い。また、以下においては、画像形成部材97a〜97gのいずれか又は全てを示すときに、画像形成部材97とする場合がある。
また、図2に示すように、マスク本体106の下縁部には、走査部30の有効走査範囲Z外で走査されるレーザ光を検出するBDセンサ104が設けられている。このBDセンサ104は、レーザ光を受光すると、BD信号を生成して制御部10へ送信する。
なお、マスク部96は中間像面に配置されていることから、マスク本体106の開口には、レンズ95bによって形成される射出瞳の実効径を拡大する瞳拡大素子を配置するようにしてもよい。瞳拡大素子として、透過型回折格子を用いることができる。例えば、瞳拡大素子は、透明樹脂板略中央に第1方向Xに沿った複数の溝を形成した透過型回折格子と、透明樹脂板86の略中央に第2方向Yに沿った複数の溝を形成した透過型回折格子とを、レーザ光の進行方向に順次配設した透過型回折格子から構成される。
[1.3.RSD1の状態報知]
本実施形態に係るRSD1では、上述したように、コリメート光学系79を移動させるレンズシフト機構201、複数の画像形成部材97a〜97g、マスク移動機構107を有している。制御部10は、RSD1が所定状態となったときに、画像形成部材97a〜97gのいずれかに、レーザ光を入射することによって、RSD1が所定状態であることを報知する画像を利用者の網膜101bに投投影するようにしている。以下、この点につき、具体的に説明する。
(制御部10について)
まず、制御部10において、RSD1の状態報知に関する構成を図7を参照して具体的に説明する。
制御部10は、高速走査部コントローラ110と、低速走査部コントローラ111と、RGBレーザコントローラ112と、異常検知部113と、注意表示コントローラ114とを備えている。
高速走査部コントローラ110は、高速走査部80の高速走査駆動回路83へ高速駆動信号61を送信して、高速走査部80の偏向素子81を動作させ、光源部20から出射されたレーザ光を偏向素子81により第1方向Xに走査させる。また、高速走査部コントローラ110は、BDセンサ103からのBD信号を受信して、偏向素子81が高速駆動信号61に基づいた動作を行っているか監視している。例えば、偏向素子81を駆動させているにもかかわらず、BD信号を受信できない場合、高速走査部コントローラ110は、偏向素子81が故障していると判断する。また、偏向素子81を駆動させているにもかかわらず、BD信号の間隔などが規定範囲を超えている場合、高速走査部コントローラ110は、偏向素子81の調整が必要であると判断する。
高速走査部コントローラ110は、BD信号に基づき、偏向素子81が高速駆動信号61に基づいた動作を行っていないと判断した場合、異常検知部113に対して異常通知信号を送信する。この異常通知信号には、高速走査部コントローラ110が判断した所定の状態を示す情報が含まれている。
低速走査部コントローラ111は、低速走査部90の低速走査駆動回路93へ低速駆動信号62を送信して、低速走査部90の偏向素子91を動作させ、光源部20から出射されたレーザ光を偏向素子91により第2方向Yに走査させる。また、低速走査部コントローラ111は、BDセンサ104からのBD信号を受信して、偏向素子91が低速駆動信号62に基づいた動作を行っているか監視している。例えば、偏向素子91を駆動させているにもかかわらず、BDセンサ104からのBD信号を受信できない場合、低速走査部コントローラ111は、偏向素子91が故障していると判断する。また、偏向素子91を駆動させているにもかかわらず、BDセンサ104からのBD信号の間隔などが規定範囲を超えている場合、低速走査部コントローラ111は、偏向素子91の調整が必要であると判断する。
低速走査部コントローラ111は、偏向素子91が低速駆動信号62に基づいた動作を行っていないと判断した場合、異常検知部113に対して異常通知信号を送信する。この異常通知信号もまた、低速走査部コントローラ111が判断した所定の状態を示す情報が含まれている。
RGBレーザコントローラ112は、画像信号Sを入力し、この画像信号SからR駆動信号60r,G駆動信号60g,B駆動信号60bを画素単位で生成する。このRGBレーザコントローラ112は、各レーザドライバ66,67,68に電気的に接続しており、各レーザドライバ66,67,68に対して各駆動信号60r,60g,60bを送信する。なお、RGBレーザコントローラ112は、後述の注意表示コントローラ114とも電気的に接続されており、同注意表示コントローラ114の命令に従って、各レーザドライバ66,67,68に対して各駆動信号60r,60g,60bを送信する。
また、RGBレーザコントローラ112は、各光センサ51,52,53からの光量信号を受信して、レーザ63,64,65からレーザ光が、駆動信号60r,60g,60bに基づいて適切なタイミングや適切な強度で出射されているか監視している。例えば、RGBレーザコントローラ112が、R駆動信号60rを制御しても、光センサ51で検出するレーザの強度が最大値以上にならないときや、光センサ51で検出するレーザの強度が定格値以上にならないときに、RGBレーザコントローラ112は、Rレーザ63が故障であると判断する。また、R駆動信号60rによりRレーザ63から規定範囲の強度のレーザ光を出射させようとしたときに、光センサ51で検出するレーザの強度が規定範囲にならないときには、RGBレーザコントローラ112は、Rレーザ63の調整が必要であると判断する。なお、このことは、Gレーザ64、Rレーザ65も同様である。
また、前述の高速走査部コントローラ110と、低速走査部コントローラ111と、RGBレーザコントローラ112とは、それぞれ互いに同期通信が行われている。したがって、偏向素子81や偏向素子91の揺動や、各レーザ63,64,65からのレーザ光の出射タイミングは、互いに同期するよう制御されている。高速走査部コントローラ110、低速走査部コントローラ111、RGBレーザコントローラ112は、それぞれ同期制御が適切に行われているか監視しており、同期外れが生じた場合には、異常検知部113に対して異常通知信号を送信する。具体的には、例えば、高速走査部コントローラ110及び低速走査部コントローラ111は、それぞれに接続されたBDセンサ103,104から受信するBD信号を互いに監視しており、一方が受信したBD信号と、他方が受信したBD信号とを比較して、位相が同期していない場合や、位相が安定していない場合、所定のタイミングでBD信号が受信されていない場合には、同期外れが生じているとして異常通知信号を送信する。
異常検知部113は、前述の高速走査部コントローラ110、低速走査部コントローラ111、RGBレーザコントローラ112から送信された異常通知信号を受信して所定状態となっていることを検知し、所定状態の内容に応じた異常コードを注意表示コントローラ114に対して送信する。特に、本実施形態では、高速走査部80と低速走査部90との少なくともいずれか一方が故障した状態や、高速走査部80と低速走査部90との同期が外れた状態を所定状態として検知する。
具体的には、異常検知部113は、図示しない記憶部を有しており、記憶部には、図8に示す所定状態対応テーブルが格納されている。この所定状態対応テーブルは、異常通知信号に含まれる所定状態の内容と異常コードとを対応付けるテーブルである。異常検知部113は、異常通知信号を受信すると、所定状態対応テーブルを参照し、異常通知信号に対応する異常コードを注意表示コントローラ114へ出力する。例えば、異常検知部113は、「低速走査部同期外れ」の情報を含む異常通知信号を受信すると、注意表示コントローラ114に対し、「1」の値を異常コードとして送信する。
注意表示コントローラ114は、異常検知部113から送信される異常コードを受信すると、必要に応じて、高速走査部コントローラ110や低速走査部コントローラ111に対して、それぞれ偏向素子81、偏向素子91の動作を停止させる異常時停止信号を送信したり、RGBレーザコントローラ112に対して、各レーザ63,64,65から出射され合波された光が白色光となるよう命令する白色光出射信号を送信する。また、注意表示コントローラ114は、必要に応じて光束径変更機構であるレンズシフト機構201に対し、コリメート光学系79を光軸方向へ移動させるためのレンズシフト信号を送信する。
具体的には、注意表示コントローラ114は、図示しない記憶部を有しており、この記憶部には、図9に示すレンズシフト信号対応テーブルが格納されている。このレンズシフト信号対応テーブルは、異常コードと、レンズシフト信号の情報となる移動位置とを対応付けるテーブルである。これらの移動位置は、第2中間像面位置を移動させるのに必要となるコリメート光学系79の移動位置を示している。注意表示コントローラ114は、異常コードを受信すると、レンズシフト対応テーブルを参照し、異常コードに対応する移動位置の情報を含むレンズシフト信号をレンズシフト機構201へ出力する。例えば、注意表示コントローラ114は、「3」の値の異常コードを受信すると、レンズシフト機構201に対し、「位置Za」の情報を含む移動信号を送信する。
また、注意表示コントローラ114は、必要に応じてマスク移動機構107に対し、異常コードに応じた動きでマスク本体106を移動させるための移動信号を送信する。移動信号には、マスク本体106の第1方向(X方向)及び第2方向(Y方向)への移動座標を示す情報が含まれている。
具体的には、注意表示コントローラ114は、図示しない記憶部を有しており、この記憶部には、図10に示す移動信号対応テーブルが格納されている。この移動信号対応テーブルは、異常コードと、移動信号の情報となる移動座標とを対応付けるテーブルである。これらの移動座標は、走査を停止した走査部30からのレーザ光が通過する位置(以下、「レーザ光通過位置」という。)Loに、所定の画像形成部材97a〜97gを移動させるのに必要となるマスク本体106の移動座標を示している。注意表示コントローラ114は、異常コードを受信すると、移動信号対応テーブルを参照し、異常コードに対応する移動座標の情報を含む移動信号をマスク移動機構107へ出力する。例えば、注意表示コントローラ114は、「3」の値の異常コードを受信すると、マスク移動機構107に対し、「座標Xa,Ya」の情報を含む移動信号を送信し、レーザ光通過位置Loに画像形成部材97aの略中央部を配置する。
なお、注意表示コントローラ114は、異常検知部113から異常コードを受信するまでは、マスク本体106はデフォルト位置にある。このマスク本体106のデフォルト位置とは、マスク本体106により有効走査範囲Zで走査されたレーザ光が遮断されない位置である。また、同様に、注意表示コントローラ114は、異常検知部113から異常コードを受信するまでは、コリメート光学系79をデフォルトの位置としている。このコリメート光学系79のデフォルト位置とは、前述のマスク本体106のデフォルト位置と、第2中間像面位置とが同じとなる位置である。
(レンズシフト機構201について)
レンズシフト機構201は、コリメート光学系79を光軸方向に移動可能に支持する構成を有している(図示せず)。例えば、レンズシフト機構201は、コリメート光学系79と連結したラック部と、同ラック部を光軸方向へ進退させるピニオン部と、同ピニオン部を制御する制御部10とにより構成される。ピニオン部は、ステッピングモータを内蔵しており、このステッピングモータを制御部10により制御することによって、コリメート光学系79が移動する。制御部10は、レンズシフト機構201から受信する移動位置の情報に基づいて、ステッピングモータを制御し、コリメート光学系79を光軸方向へ移動する。
レンズシフト機構201は、レンズシフト信号を受信すると、指示された位置へコリメート光学系79を移動させる。
(マスク移動機構107について)
マスク移動機構107は、マスク本体106を第1方向及び第2方向に移動可能に支持する構成を有している。例えば、マスク移動機構107は、マスク本体106に連結されてマスク本体106を第1方向に移動する第1可動部と、第1可動部に連結されて第1可動部を第2方向に移動する第2可動部と、第1可動部と第2可動部とを制御する制御部とにより構成される。第1可動部及び第2可動部は、ステッピングモータを内蔵しており、このステッピングモータを制御部により制御することによって、マスク本体106が移動する。制御部は、注意表示コントローラ114から受信する移動座標の情報に基づいて、ステッピングモータを制御し、マスク本体106を移動する。
マスク移動機構107は、移動信号を受信すると、指示された座標へマスク本体106を移動させる。
(制御部10による処理動作)
次に、制御部10の動作について、図11〜図14に示すフローを参照しながら説明する。図11は、本実施形態に係るRSD1のメイン処理を示したフローチャートであり、図12はメイン処理にて実行される同期外れ時処理を示したフローチャートであり、図13はメイン処理にて実行される片側走査故障時処理を示したフローチャートであり、図14は、メイン処理にて実行される両側走査故障時処理を示したフローチャートである。
まず、図11のメイン処理から順に説明する。RSD1の電源が投入されると、制御部10は、起動処理を行う(ステップS10)。この起動処理では、まず、低速走査部コントローラ111が、所定の低速駆動信号62を低速走査駆動回路93に入力して、低速走査部90の偏向素子91による走査位置が有効走査範囲Z外の所定位置Yx(図示しない)に移動させる。このとき、高速走査部コントローラ110からは、高速走査駆動回路83に対して高速駆動信号61が出力されておらず、偏向素子81の走査位置が走査中心X0となる。
次に、RGBレーザコントローラ112は、R駆動信号60r、G駆動信号60g、B駆動信号60bを出力して、Rレーザ63、Gレーザ64、Bレーザ65からRレーザ光Lr、Gレーザ光Lg、Bレーザ光Lbを出射させる。このとき、RGBレーザコントローラ112は、R光センサ51、G光センサ52、B光センサ53から出力される信号に基づき、Rレーザ63、Gレーザ64、Bレーザ65がR駆動信号60r、G駆動信号60g、B駆動信号60bに基づいて適切なタイミングや適切な強度で出射されているか監視する。RGBレーザコントローラ112は、Rレーザ63、Gレーザ64、Bレーザ65のいずれかが故障していると判断したときや、Rレーザ63、Gレーザ64、Bレーザ65のいずれかが調整が必要であると判断したとき、異常検知部113に対して異常通知信号を送信する。
次に、RGBレーザコントローラ112は、R駆動信号60rを出力して、Rレーザ63からRレーザ光Lrを出射させる。偏向素子91による走査位置が所定位置Yxにあり、かつ偏向素子81の走査位置が走査中心X0にあるため、光源部20から出射されたRレーザ光Lrは、走査部30を介して、BDセンサ104に入射する。このとき、BDセンサ104からBD信号が受信できなければ、低速走査部コントローラ111は、偏向素子91が低速駆動信号62に基づいた動作を行っていないと判断し、異常検知部113に対して異常通知信号を送信する。
その後、高速走査部コントローラ110は、所定の高速駆動信号61を高速走査駆動回路83に入力して、高速走査部80の偏向素子81を駆動し、光源部20から出射されたRレーザ光Lrを走査させる。このとき、高速走査部コントローラ110は、BDセンサ103からのBD信号に基づいて、偏向素子81が高速駆動信号61に基づいた動作を行っているか監視する。高速走査部コントローラ110は、偏向素子81が故障していると判断したときや、偏向素子81のいずれかが調整が必要であると判断したとき、異常検知部113に対して異常通知信号を送信する。
次に制御部10は、異常が検出されたか否かについて判断を行う(ステップS11)。具体的には、異常検知部113が、高速走査部コントローラ110、低速走査部コントローラ111、RGBレーザコントローラ112から異常通知信号を受信したか否かを判定する。
制御部10は、異常が検出されていないと判断した場合(ステップS11:No)には、制御部10は、画像表示処理を実行する(ステップS13)。具体的には、高速走査部コントローラ110は、所定の高速駆動信号61を高速走査駆動回路83に入力して、高速走査部80の偏向素子81を駆動する。低速走査部コントローラ111は、所定の低速駆動信号62を低速走査駆動回路93に入力して、低速走査部90の偏向素子91を駆動する。これにより、走査部30による走査が図3に示す状態となる。その後、RGBレーザコントローラ112は、入力される画像信号SからR駆動信号60r,G駆動信号60g,B駆動信号60bを画素単位で生成し、光束出射範囲定義テーブル(図4)に基づき、駆動信号60r,60g,60bをレーザドライバ66,67,68へ送信する。これにより、画像信号Sに応じた強度で変調されたレーザ光が光源部20から出射され、走査部30で走査されて、利用者の眼101に入射する。
一方、ステップS11において、異常が検出されたと判断した場合(ステップS11:Yes)には、制御部10は、処理をステップS13へ移す。
ステップS13において制御部10は、検出した異常が同期外れであるか否かについての判断を行う。具体的には、異常検知部113は、「低速走査部同期外れ」や「高速走査部同期外れ」の情報を含む異常通知信号を受信すると、検出した異常が同期外れであると判断し、注意表示コントローラ114に対し、「1」や「2」の値を異常コードとして送信する。
検出した異常が同期外れであると判断すると(ステップS13:Yes)、制御部10は、処理をステップS14へ移す。ステップS14において制御部10は、同期外れ時処理を実行する。この同期外れ時処理については、後に図12を参照しながら説明する。
ステップS13において、検出した異常が同期外れではないと判断した場合(ステップS13:No)には、制御部10は、処理をステップS15へ移す。
ステップS15において制御部10は、検出した異常が片側走査故障であるか否かについての判断を行う。具体的には、異常検知部113は、「低速走査部故障」や「高速走査部故障」の情報を含む異常通知信号を受信すると、検出した異常が片側走査故障であると判断し、注意表示コントローラ114に対し、「3」や「4」の値を異常コードとして送信する。ここで、検出した異常が片側走査故障であると判断する(ステップS15:Yes)と、制御部10は、片側走査故障時処理を実行する(ステップS16)。この片側走査故障時処理については、後に図13を参照しながら説明する。
ステップS15において、検出した異常が片側走査故障ではないと判断した場合(ステップS15:No)には、制御部10は、処理をステップS17へ移す。ステップS17において制御部10は、高速走査部80及び低速走査部90の両者が故障しているものとして、両側走査故障時処理を実行する。この両側走査故障時処理については、後に図14を参照しながら説明する。
ステップS14,S16,S17の処理を終了すると、制御部10は、検出した異常の復旧処理を行う(ステップS18)。この復旧処理は、ステップS10の起動処理と同様の処理である。この復旧処理を実行した後、制御部10は、異常の復旧が完了したか否かについて判断を行う(ステップS19)。ここで、復旧が完了したと判断した場合(ステップS19:Yes)には、制御部10は処理を再びステップS11へ戻す。一方、復旧が完了していないと判断した場合(ステップS19:No)には、制御部10は、故障連絡先の表示(図15参照)を行い(ステップS20)、処理を終了する。この故障連絡先の表示は、図示しない画像形成部材によって行う。この画像形成部材による表示は、画像形成部材97a〜97gによる表示と同様に行われる。
次に、図12を参照しながら、メインフローのステップS14にて実行される同期外れ時処理について説明する。
同期外れ時処理において制御部10は、光源部20より出射されるレーザ光の色を白色とするよう、各レーザドライバ66,67,68に対して各駆動信号60r,60g,60bを送信する(ステップS30)。具体的には、異常検知信号を受信した注意表示コントローラ114は、RGBレーザコントローラ112に対して、光源部20より白色光を出射させるための白色光出射命令を送信する。白色光出射命令を受信したRGBレーザコントローラ112は、白色光を形成するのに必要な各駆動信号60r,60g,60bを各レーザドライバ66,67,68に送信する。
次に制御部10は、同期外れ状態の走査部30で最大走査範囲G内を走査しながら、検出した異常の内容に応じた走査範囲内で、白色光を出射させて、画像形成部材97a〜97gのいずれかを照明する(ステップS31)。具体的には、注意表示コントローラ114は、RGBレーザコントローラ112を制御して、光束出射範囲定義テーブル(図4)に基づき、白色光を出射させて、画像形成部材97a〜97gのいずれかを照明する(ステップS31)。例えば異常コードが”1”である場合には、注意表示コントローラ114は、RGBレーザコントローラ112を制御して、図16(a)に示すように、X1≦X≦−X1及びY4≦Y≦Y2の範囲内でレーザ光(白色光)の出射を行って、図17(a)に示すように画像形成部材97a上を走査して照明する。そして、図17(b)に示すように、画像形成部材97の透過面120を透過したレーザ光の残像により、利用者の視界のやや上方に「低速走査異常」の文字が所定状態の報知画像として表示されることとなる。
また、異常コードが”2”である場合には、注意表示コントローラ114は、RGBレーザコントローラ112を制御して、光束出射範囲定義テーブル(図4)に基づき、図16(b)に示すように、−X2≦X≦−X4及びY1≦Y≦−Y1の範囲内でレーザ光(白色光)の出射を行って画像形成部97b上を走査して照明する。これにより、異常コードが”1”である場合と同様に、利用者に対して「高速走査異常」の画像(図17(c)参照)が報知画像として表示されることとなる。なお、これらの報知画像は、透過面120の表面にコーティングしたフィルムの色に応じた色で表示される。
また、このステップS31において、報知画像を表示するに際し、高速走査と低速走査の同期は保たれていないが、レーザ光は各画像形成部材97a,97bを照明できれば良いため、同期不良の状態であっても利用者への報知にあたっては問題ない。換言すれば、同期不良の状態であっても、RSD1を頭部から取り外す必要なく、RSD1の状態を迅速かつ容易に利用者に対して、視覚的にその旨を報知することができる。
ステップS31の処理が終了すると、制御部10は、処理をメインフローへ戻す。
次に、図13を参照しながら、メインフローのステップS16にて実行される片側走査故障時処理について説明する。
片側走査故障時処理において制御部10は、まず、マスク移動機構107に対して、マスク本体106を移動させる移動信号を送信する(ステップS40)。具体的には、注意表示コントローラ114は、異常検知部113から出力される異常コードに応じてマスク移動機構107に移動信号(図10参照)を送信して、マスク本体106を移動させる。例えば異常コードが”3”である場合には、注意表示コントローラ114は、マスク移動機構107に対して、移動座標Xa,Yaの情報を含む移動信号(図10参照)を送信する。この移動信号を受信したマスク移動機構107は、図18(a)の状態から、図18(b)に示すように、マスク本体106上に設けられたマスク本体基準点Pを移動座標Xa,Yaへ移動させて、画像形成部材97aの中央部が、走査中心X0,Y0の位置となるようにする。
次に、制御部10は、光源部20より出射されるレーザ光の色を白色とするよう、各レーザドライバ66,67,68に対して各駆動信号60r,60g,60bを送信する(ステップS41)。具体的には、注意表示コントローラ114は、RGBレーザコントローラ112を制御して、光束出射範囲定義テーブル(図4)に基づき、白色光を出射させて、画像形成部材97a〜97gのいずれかを照明する。
次に制御部10は、レンズシフト機構201に対し、レンズシフト信号を送信する。具体的には、注意表示コントローラ114は、異常コードに応じてレンズシフト機構201にレンズシフト信号(図9参照)を送信して、マスク本体106を移動させる。例えば異常コードが”3”である場合には、注意表示コントローラ114は、レンズシフト機構201に対して、移動位置Zaの情報を含むレンズシフト信号(図9参照)を送信する。このレンズシフト信号を受信したレンズシフト機構201は、コリメート光学系79を光軸方向へ移動させて、第2中間像面位置をマスク部96の配設位置からずらして、マスク部96の配設位置にデフォーカスによるレーザ光のぼけスポットを形成する。
ここで、ぼけスポットの形成について図19を用いながら更に詳細に説明する。図19は、本実施形態に係るRSD1の光路図である。図19(a)はマスク部96の位置と第2中間像面位置とを同じ位置とした状態(以下、「合ピン状態」という。)における無効走査領域へ向かう光路を示し、図19(b)はコリメート光学系79を光軸方向へ移動させた状態(以下、「デフォーカス状態」という。)の無効走査領域へ向かう光路の状態を示している。なお、図中「Co」はコリメート光学系79、「HS」は高速走査部80、「1d−IM」は第1中間像面位置、「LS」は低速走査部90、「2d−IM」は第2中間像面位置である。また、図19(b)では、説明を容易とするため、第1ハーフミラー105及びBDセンサ103の構成を省略して記載している。さらに、光学系・レンズは正パワーレンズを示す略記号の両矢印にて略記し、HS・LSについては実際には偏向面(反射面)82,92であるが、光学的に等価である絞りで表現している。加えてファイバ端面Qより出射される光線については、主光線および上線だけとしているほか、HS・LSにて走査されたレーザ光の表現も走査の片側最大走査位置における光線しか記していない。
図19(a)に示すように、光ファイバケーブル50の投影部6側ファイバ端面Qより出射されたレーザ光は、コリメート光学系79、高速走査部80、低速走査部90を介して走査部30より出射され、第2リレー光学系95の集束レンズで集束され、マスク部96の位置で第2中間像面を形成している。
このとき、無効走査領域Wに配設された各画像形成部材97a〜97gに入射するレーザ光は中間像を結ぶためにビームウェストがマスク部96と略一致するようにされており、照射範囲が狭くなっている。そこで、図19(b)では、マスク部96から焦点位置を外す、すなわちマスク部96の光軸方向位置とビームウェスト形成位置をずらして照射範囲を拡大し、各画像形成部材97a〜97gを広く照明している。
すなわち、本実施形態では、コリメート光学系79を、光軸方向でファイバ端面Qから遠ざかる方向に距離Rだけ移動させることとしている。すると、ファイバ端面Qより出射されるレーザ光により、第1中間像面位置は、合ピン状態の第1中間像面位置よりも距離S分だけ第1リレー光学系85の集束レンズ85a側に移動し、第2中間像面位置は、合ピン状態の第2中間像面位置よりも距離T分だけ第2リレー光学系95の集束レンズ95a側に移動する。したがって、マスク部96の位置ではデフォーカスされ、ぼけスポットが形成され、例えば異常コードが”3”である場合には、図20(a)に示すように、画像形成部材97aを広範囲に照明することとなる。
図13の片側走査故障時処理の説明に戻ると、次に、制御部10は、故障していない水平・垂直いずれかの走査素子で、1次元方向に走査を行う(ステップS43)。具体的には、注意表示コントローラ114は、例えば異常コードが”3”である場合には、図20(b)に示すように、RGBレーザコントローラ112を制御し、光束出射範囲定義テーブル(図4)に基づき、X1≦X≦−X1及びY=Y0の範囲内でレーザ光(白色光)の出射を行って、画像形成部材97a上を走査して照明する。そして、図20(c)に示すように、画像形成部材97の透過面120を透過したレーザ光の残像により、利用者の視界の略中央部に「低速走査異常」の文字が所定状態の報知画像として表示されることとなる。
また、異常コードが”4”である場合には、注意表示コントローラ114は、図21(a)の状態から図21(b)に示す状態になるように、マスク移動機構107に対して、移動座標Xb,Ybの情報を含む移動信号(図10参照)を送信するとともに、レンズシフト機構201に対して、移動位置Zbの情報を含むレンズシフト信号(図9参照)を送信する。注意表示コントローラ114は、さらに、RGBレーザコントローラ112を制御して、光束出射範囲定義テーブル(図4)に基づき、X=X0及びY1≦Y≦−Y1の範囲内でレーザ光(白色光)の出射を行って画像形成部97b上をぼけスポットにて走査して照明する。これにより、異常コードが”3”である場合と同様に、利用者に対して「高速走査異常」の画像(図21(c)参照)が報知画像として表示されることとなる。なお、これらの報知画像についても、透過面120の表面にコーティングしたフィルムの色に応じた色で表示される。
次に、図14を参照しながら、メインフローのステップS17にて実行される両側走査故障時処理について説明する。
両側走査故障時処理において制御部10は、まず、マスク移動機構107に対して、マスク本体106を移動させる移動信号を送信する(ステップS50)。具体的には、両走査部故障時には、異常コードが”5”であり、注意表示コントローラ114は、マスク移動機構107に対して、移動座標Xc,Ycの情報を含む移動信号(図10参照)を送信する。この移動信号を受信したマスク移動機構107は、図22(a)に示す状態から、マスク本体106上に設けられたマスク本体基準点Pを移動座標Xc,Ycへ移動させて、図22(b)に示すように、画像形成部材97gの中央部が、走査中心X0,Y0の位置Loとなるようにする。
次に、制御部10は、光源部20より出射されるレーザ光の色を白色とするよう、各レーザドライバ66,67,68に対して各駆動信号60r,60g,60bを送信する(ステップS51)。具体的には、注意表示コントローラ114は、RGBレーザコントローラ112を制御して、白色光を出射する。
次に制御部10は、レンズシフト機構201に対し、レンズシフト信号を送信する(ステップS52)。具体的には、注意表示コントローラ114は、異常コードに応じてレンズシフト機構201にレンズシフト信号(図9参照)を送信して、マスク本体106を移動させる。両走査部故障時には、異常コードが”5”であり、注意表示コントローラ114は、レンズシフト機構201に対して、移動位置Zcの情報を含むレンズシフト信号(図9参照)を送信する。このレンズシフト信号を受信したレンズシフト機構201は、コリメート光学系79を光軸方向へ移動させて、第2中間像面位置をマスク部96の配設位置からずらしてデフォーカスし、マスク部96の配設位置にレーザ光のぼけスポットを形成する。これにより、利用者に対して所定の画像(図5参照)が報知画像として表示されることとなる。なお、これらの報知画像についても、透過面120の表面にコーティングしたフィルムの色に応じた色で表示される。
なお、ステップS50において、画像形成部材97aの「低速走査異常」の「走」が、走査中心X0,Y0の位置Loとなるように、注意表示コントローラ114は、マスク移動機構107に対して移動信号を出力させるようにしてもよい。このとき、ステップS52の処理の後に、注意表示コントローラ114は、マスク移動機構107に対して、マスク本体106を移動させる移動信号を送信し、画像形成部材97aの「査」、「異」、「常」を照射するようにする。このようにすることで、時分割で「走査異常」を報知画像として表示することができる。
上述してきたように、本実施形態に係るRSD1によれば、内部に異常が生じたときに、その旨を容易に投射対象に表示することができるRSDを提供することができる。より具体的には、レーザ光を異常状態を報知する画像を形成する画像形成部材97を設けることにより、簡素な構成で、光源や走査部が故障したとき、光源や走査部が故障であることを表示対象に表示することができる。
また、上述の実施形態では、画像形成部材97aの透過面により所定状態を報知する画像を形成することとしたが、透過面に替えて反射面を用いるようにしてもよい。この場合、例えば、図23に示すように、第2リレー光学系95において、レンズ95aとマスク本体106との間にハーフミラー99を設ける。レンズ95a及びハーフミラー99を介してレーザ光を画像形成部材97aに入射したレーザ光は、画像形成部材97aの反射面で反射し、さらにハーフミラー99で反射してレンズ95bへ入射する。なお、画像形成部材97aの反射面にカラーフィルタが形成される。この場合、例えば反射して欲しくない箇所につや消しの黒塗りをするかしないかで報知する画像を形成することができる。なお、画像形成部材97aの反射面に黒塗りをせずに透過させ、画像形成部材97aを支持している図示しないフレーム部の内面に施した黒塗りもしくは黒化処理にて反射光を生じないようにすることもできる。その際は、前記反射面にて反射が起きないように、反射防止コート(ARコート)を形成し、コートの有無により報知画像を形成する事ができる。ARコートとして,誘電体多層膜構造を用いても良いし,サブ波長構造を利用して、AR効果が発揮されるようにしても良い。
なお、上述では、異常が検出されたと判断すると、走査部30の動作を停止し、その後、マスク本体106を移動させるようにしたが、マスク本体106の移動後に、走査部30の動作を停止するようにしてもよい。また、走査部30の動作の停止とマスク本体106の移動を同時に開始するようにしてもよい。
〔第1の変形例〕
次に、第1の変形例に係るRSD1について説明する。この第1の変形例に係るRSD1は、異常内容の優先度に応じて、画像形成部材97a〜97gを配置している点に特徴を有している。なお、前述の実施形態と同様の構成に関しては、同じ符号を付して説明を省略する。
異常状態において、利用者に異常を報知するに際し、緊急を要する異常は可及的速やかな報知が望まれる。しかし、マスク本体106を移動させる必要がある場合、マスク本体106の移動が完了するまでに時間がかかる場合がある。
一方、画像形成部材97をレーザ光が通過する位置に移動させるためのマスク本体の移動距離は、例えば、図24に示すように、上下方向略中央部にある画像形成部材97eと、両端部に位置する画像形成部材97c,97gとで異なっている。
そこで、本第1の変形例では、図25に示すように、異常の内容に応じて予め優先度を定めておき、マスク本体106の移動距離が小さい画像形成部材ほど、優先度の高い異常を表示することとしている。具体的には、まず、注意表示コントローラ114からレンズシフト機構201に対してレンズシフト信号を送信することによりデフォーカス状態とし、次いで、マスク本体106を移動させる。この際、優先度の高い異常の内容ほどマスク本体106を移動させる距離が少なくてすむため、利用者に対して速やかに報知することができることとなる。しかも、優先度の高い異常の内容を走査部30の停止に関するものとした場合には、レーザ光が網膜上の一点に留まる状態を可及的速やかに回避することができる。
〔第2の変形例〕
次に、第2の変形例に係るRSD1について説明する。この第2の変形例に係るRSD1は、異常内容の優先度に応じて、各レーザ63,64,65から出射されるレーザ光の出力を変更する点に特徴を有している。
すなわち、本第2の変形例では、図26に示すように、異常の内容に応じて予め優先度を定めておき、発生した異常の内容の優先度が高いほど、各レーザ63,64,65から出射されるレーザ光の出力を高くすることとしている。したがって、優先度の高い異常の内容ほど、使用者に明るく視認させることができ、使用者にわかりやすく報知することができる。
第2変形例のRSD1では、異常検知部113は、異常通知信号の内容と優先あ度とを関連づけたテーブル(図示せず)を記憶しており、受信した異常通知信号の内容に応じた優先度の情報をRGBレーザコントローラ112へ送信する。RGBレーザコントローラ112は、図26に示すように、優先度とレーザ強度とを関連づけたテーブルを記憶しており、このテーブルに基づき、異常検知部113から通知される優先度の情報に対応するレーザ強度でレーザ63,64,65を駆動する。
〔第3の変形例〕
次に、第3の変形例に係るRSD1について説明する。この第3の変形例に係るRSD1は、異常内容の優先度に応じて、第2リレー光学系95から出射されるレーザ光の色を変更する点に特徴を有している。
すなわち、本第3の変形例では、図27に示すように、異常の内容に応じて予め優先度を定めておき、発生した異常の内容の優先度が高いもの程、比視感度の高い色で表示するよう構成している。したがって、優先度の高い異常の内容ほど、利用者に対して明瞭に視認させることができる。なお、レーザ光の色は、比視感度にかかわらず、利用者が直感的に緊急度を認識できる色を採用しても良い。例えば、交通信号の色に対応させて、優先度の最も高いものが赤、優先度が中程度のものは黄、優先度の低いものは緑で表示しても良い。また、緊急度の高いものについては点滅させるなどの処理をしてもよい。このような構成とすることにより、利用者は、異常状態の緊急性や深刻度合いを直感的に認識することができる。
第3変形例のRSD1では、第2変形例と同様に、異常検知部113は、異常通知信号の内容と優先度とを関連づけたテーブル(図示せず)を記憶しており、受信した異常通知信号の内容に応じた優先度の情報をRGBレーザコントローラ112へ送信する。RGBレーザコントローラ112は、図27に示すように、優先度と駆動するレーザとを関連づけたテーブルを記憶しており、このテーブルに基づき、レーザ63,64,65のうち、異常検知部113から通知される優先度の情報に対応するレーザを駆動する。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を、上述してきた実施形態を通して説明したが、本実施形態のRSD1によれば、以下の効果が期待できる。
(1)光源(レーザ63,64,65)と、光源から出射された光束を2次元走査する走査部30と、走査部30により走査された光束を被投射対象(網膜101b)に投射する投射部(レンズ95b,ハーフミラー15)と、投射部よりも上流側の光路に前記光束による像面を形成するレンズ95a(光学部)と、を備えるRSD1(画像表示装置)であって、当該RSD1が所定状態となったことを検知する異常検知部113と、前記所定状態を報知する画像に応じた形状の透過面又は反射面を有し、走査部30によって所定範囲で走査された光束のうち一部を透過又は反射する画像形成部材97(97a〜97g)と、異常検知部113で当該RSD1の異常状態(所定状態)を検知すると、走査部30を制御して、走査部30による光束の走査範囲を、所定範囲を含む範囲に変更する注意表示コントローラ114(制御部)を備えるので、簡素な構成で、利用者がRSD1の状態を迅速かつ容易に知ることができる。
(2)走査部30は、光束を第1の方向へ走査する高速走査部80と、第2の方向へ走査する低速走査部90とを同期させながら2次元走査するものであり、異常検知部113は、高速走査部80と低速走査部90との少なくともいずれか一方が故障した状態、又は、高速走査部80と低速走査部90との同期が外れた状態を所定状態として検知するので、RSD1に故障や同期ずれが発生したことを、利用者が迅速かつ容易に知ることができる。
(3)注意表示コントローラ114(制御部)は、異常検知部113で当該RSD1の所定状態を検知すると、走査部30により所定範囲を含む範囲で走査された光束が通過する位置に画像形成部材97を移動させるので、走査部30で同期ずれや故障などが発生した場合であっても、RSD1の状態を容易に報知することができる。
(4)走査部30と画像形成部材97との間に、光束の径を拡大させて画像形成部材97へ入射させるレンズシフト機構201(光束径変更機構)を設けたので、走査部30での走査を行うことなく、画像形成部材97によって、RSD1の状態を報知することができる。
(5)画像形成部材97を複数設けており、注意表示コントローラ114(制御部)は、走査部30による光束の走査範囲を異常状態(所定状態)に応じて変更し、所定状態に応じた画像形成部材97a〜97gに走査部30による光束を入射させるので、画像形成部材97を移動させることなく、RSD1の状態を報知することができる。
(6)画像形成部材97を複数設けており、注意表示コントローラ114(制御部)は、画像形成部材97を所定状態に応じた位置に移動するので、RSD1の複数の状態を報知することができる。
(7)複数の画像形成部材97のうち最も使用頻度が高い画像形成部材を、注意表示コントローラ114(制御部)による移動量が小さい位置に配置するので、使用頻度が高い異常状態(所定状態)をより速やかに報知することが可能となる。
(8)画像形成部材97の透過面又は反射面にはカラーフィルタが形成されているので、異常状態(所定状態)の報知を容易にカラー表示することができる。
(9)画像形成部材97a〜97gの透過面又は反射面は平坦としているので、スペックルの発生を抑制することができる。
(10)注意表示コントローラ114(制御部)は、異常検知部で当該画像表示装置の所定状態を検知すると、光源(レーザ63,64,65)から白色の光束を出射させるので、例えば、カラーフィルタを用いることで、異常状態(所定状態)の報知を容易に種々のカラー表示することができる。
(11)注意表示コントローラ114(制御部)は、異常状態(所定状態)態に応じて前記光源から出射させる光束の強度を変更するので、異常状態(所定状態)を使用者にわかりやすく報知することができる。
1 RSD(画像表示装置)
10 制御部
15 ハーフミラー
20 光源部
30 走査部
63,64,65 レーザ(光源)
95a,95b レンズ
97a〜97g 画像形成部材
101b 網膜(被投射対象)
113 異常検知部(検知部)
114 注意表示コントローラ(制御部)

Claims (11)

  1. 光源と、前記光源から出射された光束を2次元走査する走査部と、前記走査部により走査された光束を被投射対象に投射する投射部と、前記投射部よりも上流側の光路に前記光束による像面を形成する光学部と、を備えた画像表示装置において、
    当該画像表示装置が所定状態となったことを検知する検知部と、
    前記所定状態を報知する画像に応じた形状の透過面又は反射面を有し、前記走査部によって所定範囲で走査された光束のうち一部を透過又は反射する画像形成部材と、
    前記検知部で当該画像表示装置の所定状態を検知すると、前記走査部を制御して、前記走査部による光束の走査範囲を、前記所定範囲を含む範囲に変更する制御部と、を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記走査部は、前記光束を第1の方向へ走査する高速走査部と、第2の方向へ走査する低速走査部とを同期させながら2次元走査するものであり、
    前記検知部は、前記高速走査部と前記低速走査部との少なくともいずれか一方が故障した状態、又は、前記高速走査部と前記低速走査部との同期が外れた状態を前記所定状態として検知することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記制御部は、前記検知部で当該画像表示装置の所定状態を検知すると、前記走査部により前記所定範囲を含む範囲で走査された光束が通過する位置に前記画像形成部材を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記走査部と前記画像形成部材との間に、前記光束の径を拡大させて前記画像形成部材へ入射させる光束径変更機構を設けたことを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記画像形成部材を複数設けており、
    前記制御部は、前記走査部による光束の走査範囲を前記所定状態に応じて変更し、前記所定状態に応じた前記画像形成部材に前記走査部による光束を入射させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記画像形成部材を複数設けており、
    前記制御部は、前記画像形成部材を前記所定状態に応じた位置に移動することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像表示装置。
  7. 前記複数の画像形成部材のうち最も使用頻度が高い画像形成部材を、前記制御部による移動量が小さい位置に配置したことを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記透過面又は反射面にはカラーフィルタが形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  9. 前記透過面又は反射面は平坦であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  10. 前記制御部は、前記検知部で当該画像表示装置の所定状態を検知すると、前記光源から白色の光束を出射させることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  11. 前記制御部は、前記所定状態に応じて前記光源から出射させる光束の強度を変更することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018180356A (ja) * 2017-04-17 2018-11-15 パイオニア株式会社 投影装置、投影方法及びプログラム
CN111684336A (zh) * 2018-02-09 2020-09-18 国立大学法人福井大学 使用了视网膜扫描型显示部的图像显示装置及其方法
WO2025187497A1 (ja) * 2024-03-08 2025-09-12 ソニーグループ株式会社 光学系および画像表示装置

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