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JP2011165088A - 電力取引システム及び電力取引システムの制御方法 - Google Patents

電力取引システム及び電力取引システムの制御方法 Download PDF

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JP2011165088A JP2010029409A JP2010029409A JP2011165088A JP 2011165088 A JP2011165088 A JP 2011165088A JP 2010029409 A JP2010029409 A JP 2010029409A JP 2010029409 A JP2010029409 A JP 2010029409A JP 2011165088 A JP2011165088 A JP 2011165088A
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康男 吉村
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賢二 中北
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Abstract

【課題】分散型発電装置である太陽光発電装置を設置した集合住宅や地域内での余剰電力の取引をする際に太陽光発電装置の発電量の差による不公平感を解消することができる電力取引システム及び電力取引システムの制御方法を提供する。
【解決手段】複数の住宅1の夫々に設けられた太陽光発電装置6と、複数の住宅1の夫々に設けられ、住宅毎の太陽光発電装置6の発電量を計測する発電量計測部7と、複数の発電量計測部7の夫々が計測した発電量を用いて単位面積あたりの発電量の平均値を算出する第1の平均電力量算出部21と、住宅毎に発電量計測部7で計測された発電量と第1の平均電力量算出部21で算出された平均値との比である電力係数を算出する第1の電力係数算出部22と、複数の住宅1の間で電力を取引するときに第1の電力係数算出部22で算出された電力係数を用いて取引価格を調整する電力価格調整部23と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光発電装置等の分散型発電装置で発電された電力の余剰分について集合住宅内や地域内での取引を可能にした電力取引システム及び該電力取引システムの制御方法に関する。
集合住宅や分譲住宅において太陽光発電装置等の分散型発電装置が住宅の資産の1つとなっている。個人所有の分散型発電装置が普及すると、当該発電装置で発電した電力を集合住宅内や地域内でやりくりして、集合住宅全体や地域としてエネルギーの自給を行う社会の姿が予想される。例えば、集合住宅や地域内で自住宅の太陽光発電装置の発電から自住宅で使用する電力を差し引いて余った電力を他の住宅に提供する一方、自住宅の太陽光発電装置の発電だけでは自住宅で使用する電力を賄いきれないときは足りない電力を他の住宅から購入する。発電装置による電力を増やし住宅で使用する電力を減らすことで、集合住宅や地域全体で余剰電力を生み出し、他の集合住宅や地域あるいは電力会社に売電することも可能となる。
太陽光発電装置が発電した電力を利用するに際し、昼間に在宅する人と、昼間は不在になる機会の多い人(例えば独身サラリーマン)とでは、発電による利益に不公平が生じる。この問題に対して、例えば特許文献1で開示された「集合住宅における電力分配システム」では、太陽光発電装置により発電した電力を、利用した割合に応じて各住宅の電気料金に反映させるようにしている。
特開2005−295670号公報
ところで、集合住宅や分譲住宅等では、各住宅に同様のサイズの太陽光発電装置を設置し、その資産価値を略同じ価格で見積もって住宅購入者に販売される場合が考えられるが、実際には太陽光発電装置の設置場所や日照環境により発電量が異なる場合がある。発電した電力から自住宅で使用する電力を差し引いて余った余剰電力を集合住宅や分譲住宅の地域内で電力取引を行うと、住宅毎の太陽光発電装置の発電量や売電量が集合住宅や分譲住宅内で把握でき比較できるようになる。
使用電力量が同じ住宅で比較すれば、太陽光発電量の多いほうが、余剰電力が増えて売電に有利になるから、略同じ資産価値で購入した太陽光発電であるのに実際の発電量に大きな差があることが太陽光発電装置の所有者にわかると不公平感が生じ、集合住宅や地域内での電力取引に関する連帯感を阻害してしまう課題がある。このような課題は太陽光発電装置に限らず、風力発電や燃料電池等の分散型発電装置を含めて電力取引を行うと、略同じ資産価値で購入した、発電量を制御できないような発電装置について起こりうる。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、太陽光発電装置等の分散型発電装置を設置した集合住宅や地域内での電力取引をする際に、発電装置の発電量の差による不公平感を解消することができる電力取引システム及び電力取引システムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の電力取引システムは、複数の住宅の夫々に設けられる分散型発電装置で発電した電力を前記複数の住宅の間で取引する電力取引システムにおいて、前記複数の住宅の夫々に設けられ、住宅毎の前記分散型発電装置の発電量を計測する発電量計測手段と、前記複数の発電量計測手段の夫々が計測した発電量の平均値を算出する第1の平均電力量算出手段と、住宅毎に前記発電量計測手段で計測された発電量と前記第1の平均電力量算出手段で算出された平均値との比である電力係数を算出する第1の電力係数算出手段と、前記複数の住宅の間で電力を取引するときに前記第1の電力係数算出手段で算出された電力係数を用いて取引価格を調整する電力価格調整手段と、を備えた。
上記構成によれば、住宅毎に発電量計測手段で計測された発電量と第1の平均電力量算出手段で算出された平均値との比である電力係数を算出し、複数の住宅の間で電力の取引をするときに、算出した住宅毎の電力係数を用いて取引価格を調整するので、住宅毎に設けられる分散型発電装置の発電量の差による各住宅間での不公平感を解消することができる。
本発明の電力取引システムは、複数の住宅の夫々に設けられる分散型発電装置で発電した電力を前記複数の住宅の間で取引する電力取引システムにおいて、前記複数の住宅の夫々に設けられ、住宅毎の使用電力量を計測する使用電力量計測手段と、前記複数の使用電力計測手段の夫々が計測した使用電力量の平均値を算出する第2の平均電力量算出手段と、住宅毎に前記使用電力量計測手段で計測された使用電力量と前記第2の平均電力量算出手段で算出された平均値との比である電力係数を算出する第2の電力係数算出手段と、前記複数の住宅の間で電力を取引するときに前記第2の電力係数算出手段で算出された電力係数を用いて取引価格を調整する電力価格調整手段と、を備えた。
上記構成によれば、住宅毎に使用電力量計測手段で計測された使用電力量と第2の平均電力量算出手段で算出された平均値との比である電力係数を算出し、複数の住宅の間で電力を取引するときに、算出した住宅毎の電力係数を用いて取引価格を調整するので、住宅毎に設けられる分散型発電装置の発電量の差による各住宅間での不公平感を解消することができる。
本発明の電力取引システムは、複数の住宅の夫々に設けられる分散型発電装置で発電した電力を前記複数の住宅の間で取引する電力取引システムにおいて、前記複数の住宅の夫々に設けられ、住宅毎の前記分散型発電装置の発電量を計測する発電量計測手段と、前記複数の住宅の夫々に設けられ、住宅毎の使用電力量を計測する使用電力量計測手段と、前記複数の発電量計測手段の夫々が計測した発電量の平均値を算出するとともに、前記複数の使用電力計測手段の夫々が計測した使用電力量の平均値を算出する第3の平均電力量算出手段と、住宅毎に前記発電量計測手段で計測された発電量と前記第3の平均電力量算出手段で算出された発電量の平均値との比と前記使用電力量計測手段で計測された使用電力量と前記第3の平均電力量算出手段で算出された使用電力量の平均値との比との積を算出する第3の電力係数算出手段と、前記複数の住宅の間で電力を取引するときに前記第3の電力係数算出手段で算出された電力係数を用いて取引価格を調整する電力価格調整手段と、を備えた。
上記構成によれば、住宅毎に発電量計測手段で計測された発電量と第3の平均電力量算出手段で算出された発電量の平均値との比を算出するとともに、使用電力量計測手段で計測された使用電力量と第3の平均電力量算出手段で算出された使用電力量の平均値との比を算出し、さらに、これらの算出結果の積を算出し、複数の住宅の間で電力を取引するときに、第3の電力係数算出手段の算出結果である電力係数を用いて取引価格を調整するので、住宅毎に設けられる分散型発電装置の発電量の差による各住宅間での不公平感を解消することができる。
上記構成において、前記電力価格調整手段は、前記分散型発電装置で発電された電力を他の住宅に売るときは、売電する住宅の前記電力係数の逆数を標準価格に積算して売電価格を求める。
上記構成において、前記電力価格調整手段は、他の住宅の前記分散型発電装置で発電された電力を購入するときは、購入する住宅の前記電力係数を標準価格に積算して購入価格を求める。
本発明の電力取引システムの制御方法は、複数の住宅の夫々に設けられる分散型発電装置で発電した電力を前記複数の住宅の間で取引する電力取引システムの制御方法であって、住宅毎に前記分散型発電装置の発電量を計測する発電量計測ステップと、前記発電量計測ステップで計測された前記住宅毎の発電量の平均値を算出する第1の平均電力量算出ステップと、前記発電量計測ステップで計測された前記住宅毎の発電量と前記第1の平均電力量算出ステップで算出された発電量の平均値との比である電力係数を算出する第1の電力係数算出ステップと、前記複数の住宅の間で電力を取引するときに前記第1の電力係数算出ステップで算出された電力係数を用いて取引価格を調整する電力価格調整ステップと、を備えた。
上記方法によれば、住宅毎に計測された発電量と第1の平均電力量算出ステップで算出された平均値との比である電力係数を算出し、複数の住宅の間で電力の取引をするときに、算出した住宅毎の電力係数を用いて取引価格を調整するので、住宅毎に設けられる分散型発電装置の発電量の差による各住宅間での不公平感を解消することができる。
本発明のプログラムは、前記充電システムの制御方法をコンピュータに実行させるものである。
上記プログラムによれば、住宅毎に設けられる分散型発電装置の発電量の差による各住宅間での不公平感を解消することができる。
本発明は、太陽光発電装置等の発電装置を設置した集合住宅や地域内での電力取引をする際に、住宅毎に設けられる発電装置の発電量の差による各住宅間での不公平感を解消することができる。
本発明の実施の形態1に係る電力取引システムの概略構成を示すブロック図 図1の電力取引システムにて余剰電力を売電するときの売電単価と売電価格の一例を示す図 図2の一例をグラフ化した図 図1の電力取引システムにて不足電力を購入するときの購入単価と購入価格の一例を示す図 図4の一例をグラフ化した図 図1の電力取引システムの動作を説明するためのフロー図 図1の電力取引システムの動作を説明するためのフロー図 本発明の実施の形態2に係る電力取引システムの概略構成を示すブロック図 図8の電力取引システムにて余剰電力を売電するときの売電単価と売電価格の一例を示す図 図9の一例をグラフ化した図 図8の電力取引システムにて不足電力を購入するときの購入単価と購入価格の一例を示す図 図11の一例をグラフ化した図 図8の電力取引システムの動作を説明するためのフロー図 図8の電力取引システムの動作を説明するためのフロー図 本発明の実施の形態3に係る電力取引システムの概略構成を示すブロック図 図15の電力取引システムにて余剰電力を売電するときの売電単価と売電価格の一例を示す図 図16の一例をグラフ化した図 図15の電力取引システムにて不足電力を購入するときの購入単価と購入価格の一例を示す図 図18の一例をグラフ化した図 図15の電力取引システムの動作を説明するためのフロー図 図15の電力取引システムの動作を説明するためのフロー図
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力取引システムの概略構成を示すブロック図である。分散型発電装置の一例として太陽光発電装置で説明する。同図において、本実施の形態に係る電力取引システム100は、集合住宅や分譲住宅で太陽光発電装置を導入した各住宅1A、1B、1C、…に設けられる各種機器と、各住宅1A、1B、1C、…の太陽光発電装置で発電された電力のうち、使用しなかった余剰電力を地域内の住宅の間で取引する電力取引装置2とを備えて構成される。太陽光発電装置及び該太陽発電装置を導入した各住宅1A、1B、1C、…に設けられる各種機器は全て共通のものであり、図1ではアルファベット(A、B、C、…)を付加してどの住宅に設置されたものかを区別するようにしている。
例えば、住宅1Aには、太陽光発電装置6A、発電量計測部7A、電力メータ8A、使用電力量計測部9A、報知部10A、電気機器11A、余剰電力売電部12A及び不足電力購入部13Aが設けられている。また、住宅1Bには、太陽光発電装置6B、発電量計測部7B、電力メータ8B、使用電力量計測部9B、報知部10B、電気機器11B、余剰電力売電部12B及び不足電力購入部13Bが設けられている。また、住宅1Cには、太陽光発電装置6C、発電量計測部7C、電力メータ8C、使用電力量計測部9C、報知部10C、電気機器11C、余剰電力売電部12C及び不足電力購入部13Cが設けられている。上述したように、各住宅1A、1B、1C、…に設けられる上記各種機器は同一のものであるので、ここでは住宅1Aに設けられる各種機器について説明する。
発電量計測部7Aは、太陽光発電装置6Aで発電された電力を計測し、計測結果を出力する。電力メータ8Aは、電力会社15から供給された電力を計測し、計測結果を出力する。使用電力量計測部9Aは、電力メータ8Aで計測された電力会社15からの電力と発電量計測部7Aで計測された太陽光発電装置6Aからの電力の合計から住宅での使用電力量を計測し、計測結果を出力する。報知部10Aは、使用電力量計測部9Aで計測された使用電力量や売電価格又は購入価格を住宅1Aの住人に報知するための情報を出力する。電気機器11Aは電力を使用して運転動作しているときの使用電力量や売電価格又は購入価格を表示するインジケータを備えた機器であり、報知部10Aから出力された情報から売電価格と購入価格を表示する。余剰電力売電部12Aは、住宅1Aで余剰となった電力を売電する。売電する電力は電力取引装置2へ送られる。不足電力購入部13Aは、住宅1Aが電力不足に陥ったときに不足電力を購入する。不足電力の購入は電力取引装置2に対して行う。
電力取引装置2は、第1の平均電力量算出部21、第1の電力係数算出部22、電力価格調整部23、余剰電力回収部24及び不足電力提供部25を備えて構成される。第1の平均電力量算出部21は、各住宅1A、1B、1C、…の発電量計測部7A、7B、7C、…の夫々が計測した発電量を用いて太陽光発電装置6A、6B、6C、…の単位面積あたりの発電量の平均値を算出し、算出結果を出力する。第1の電力係数算出部22は、各住宅1A、1B、1C、…の発電量計測部7A、7B、7C、…の夫々が計測した発電量と第1の平均電力量算出部21で算出された平均値との比である電力係数を算出し、算出結果を出力する。
電力価格調整部23は、各住宅1A、1B、1C、…の間で電力を取引するときに第1の電力係数算出部22で算出された電力係数を用いて取引価格を調整する。電力価格調整部23は、調整した取引価格を本システム外の地域の精算システム(図示略)へ通知する。電力価格調整部23は、太陽光発電装置6で発電された電力を他の住宅に売るときは標準価格に前記電力係数の逆数を積算して売電価格を求める。また、電力価格調整部23は、他の住宅の太陽光発電装置6で発電された電力を購入するときは標準価格に前記電力係数を積算して購入価格を求める。なお、図示しない地域の精算システムは、電力価格調整部23より通知された取引価格(売電価格と購入価格)を元に、集合住宅・地域全体の売電・購入金額を精算して集合住宅の管理費や地域の自治会費で精算する。
余剰電力回収部24は、各住宅1A、1B、1C、…で余剰となった電力を回収するとともに、回収した余剰電力を電力価格調整部23に通知する。不足電力提供部25は、各住宅1A、1B、1C、…で電力不足に陥った住宅1に余剰電力回収部24で回収された電力を供給し、供給した不足電力を電力価格調整部23に通知する。余剰電力回収部24で回収した電力だけでは住宅1A、1B、1C、…の不足電力を賄いきれないときは余剰電力回収部24から住宅1の不足電力購入部13にその旨を通知し、通知を受け取った住宅1の使用電力量計測部9は不足電力を電力会社15から電力メータ8を介して供給する。
なお、図示しないが、余剰電力回収部24に蓄電池や蓄エネルギー装置を備えて余剰電力を蓄えるようにすれば、日中に太陽光発電装置6で発電した電力の余剰を蓄えて夜間に供給することができる。
図2は、住宅1A、1B、1Cにおいて余剰電力を売電するときの売電単価と売電価格の一例を示す図である。説明を簡単にするために住宅1A、1B、1Cの太陽光発電装置の発電パネル面積を1mとする。実際には住宅の太陽光発電装置の発電パネルの面積は1mではないが、略同じ資産価値で購入し略同じ発電量が期待される太陽光発電装置ということで、一例として単位面積当たりの発電量を比較して説明する。住宅1A、1B、1Cの太陽光発電装置が同じであり発電パネル面積が略同じ大きさであれば、各住宅の発電量を比較すればよい(単位面積で比較しなくともよい)。
この図に示すように、住宅1Aでは、太陽光発電装置6Aの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が50(kWh)であるので、売電した電力量は50(kWh)である。住宅1Bでは、太陽光発電装置6Bの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が70(kWh)であるので、売電した電力量は30(kWh)である。住宅1Cでは、太陽光発電装置6Cの発電量が60(kWh/m)、使用電力量が30(kWh)であるので、売電した電力量は30(kWh)である。
住宅1A〜1Cの太陽光発電装置6A〜6Cにおける発電量の平均値は、260/3≒86.7となり、各住宅1A〜1Cにおける発電量の電力係数の逆数は、発電量の平均値/各住宅の発電量であるから、住宅1Aでは0.87(86.7/100)、住宅1Bでは0.87(86.7/100)、住宅1Cでは1.44(86.7/60)となる。売電する電力の標準価格(標準単価で示す)を40(円/kWh)とすると、売電単価は、住宅1Aでは34.7(円/kWh)、住宅1Bでは34.7(円/kWh)、住宅1Cでは57.8(円/kWh)となり、売電価格は、住宅1Aでは1,733(円)、住宅1Bでは1,040(円)、住宅1Cでは1,733(円)となる。
住宅1Cが売電した電力量は住宅1Bと同じ30(kWh)であるが、太陽光発電装置の発電量(つまり住宅1C、住宅1Bで使用可能な電力)が異なるので売電する電力の重みが住宅1Cと住宅1Bとでは異なる。上記のように、住宅1Cの太陽光発電装置6Cの発電量が他の住宅1A、1Bの太陽光発電装置6A、6Bより低いと売電単価を高くするので、不公平感を補うことができる。
電力係数を演算しその逆数を標準価格に積算して売電価格を算出しているが、電力係数は上述に限らず発電量の差分や比を演算して売電価格に反映させてもよい。例えば、発電量の平均値と各住宅の発電量との差を演算して電力係数に含める、発電量の最小値(または最大値)と各住宅の発電量との差を演算して電力係数に含める、発電量の最小値(または最大値)と各住宅の発電量との比を演算して電力係数に含める等である。また、平均の発電量を電力係数に含めることで後述するように、標準価格を中心にして売電価格を設定することができるが、その必要がなければ第1の平均電力量算出部21で発電量の平均値を求める必要はない。また、太陽光発電装置の発電量の差を図る数値として、設置状況を示すような係数(発電パネルを設置する階数や発電パネルの向く方向を数値化した係数)を電力係数に含めても良い。
図3は、図2の一例をグラフ化したものであり、横軸が発電量による電力係数の逆数、縦軸が売電単価である。この図に示すように、発電量による電力係数の逆数は、各住宅1A〜1Cでの発電量が平均の発電量と等しいときに1.0となり、集合住宅内の標準価格に設定される。この標準価格を中心にして各住宅1A〜1Cでの発電量が平均の発電量より大きくなると売電単価は小さくなり、各住宅1A〜1Cでの発電量が平均の発電量より小さくなると売電単価は大きくなる。
また、電力価格調整部23は集合住宅内の標準価格を余剰電力回収部24に回収されている電力量に応じて変動させ、余剰電力が所定値未満のときは電力会社から供給される電力価格よりも標準価格を高くし、余剰電力が所定値以上のときは電力会社から供給される電力価格よりも標準価格を安くすることで集合住宅内の売電量を増やしたり減らしたりして調整することが可能である。
図4は、住宅1D、1E、1Fにおいて不足電力を購入するときの購入単価と購入価格の一例を示す図である。説明を簡単にするために住宅1D、1E、1Fの太陽光発電装置の発電パネル面積を1mとする。この図に示すように、住宅1Dでは、太陽光発電装置6Dの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が120(kWh)であるので、購入した電力量は20(kWh)である。住宅1Eでは、太陽光発電装置6Eの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が150(kWh)であるので、購入した電力量は50(kWh)である。住宅1Fでは、太陽光発電装置6Fの発電量が60(kWh/m)、使用電力量が110(kWh)であるので、購入した電力量は50(kWh)である。
住宅1D〜1Fの太陽光発電装置6D〜6Fにおける発電量の平均値は、260/3≒86.7となり、各住宅1D〜1Fにおける発電量の電力係数は、各住宅の発電量/発電量の平均値であるから、住宅1Dでは1.15(100/86.7)、住宅1Eでは1.15(100/86.7)、住宅1Fでは0.69(60/86.7)となる。購入する電力の標準価格を40(円/kWh)とすると、購入単価は、住宅1Dでは46.2(円/kWh)、住宅1Eでは46.2(円/kWh)、住宅1Fでは27.7(円/kWh)となり、購入価格は、住宅1Dでは923(円)、住宅1Eでは2,308(円)、住宅1Fでは1,385(円)となる。
住宅1Fが購入した電力量は住宅1Eと同じ50(kWh)であるが、太陽光発電装置の発電量(つまり住宅1F、住宅1Eで使用可能な電力)が異なるので購入する電力の重みが住宅1Fと住宅1Eとでは異なる。上記のように、住宅1Fの発電量が他の住宅1D、1Eの発電量より低いと購入単価を低くするので、不公平感を補うことができる。
電力係数を演算し標準価格に積算して購入価格を算出しているが、電力係数は上述に限らず発電量の差分や比を演算して購入価格に反映させてもよい。例えば、発電量の平均値と各住宅の発電量との差を演算して電力係数に含める、発電量の最小値(または最大値)と各住宅の発電量との差を演算して電力係数に含める、発電量の最小値(または最大値)と各住宅の発電量との比を演算して電力係数に含める等である。また、平均の発電量を電力係数に含めることで後述するように、標準価格を中心にして購入価格を設定することができるが、その必要がなければ第1の平均電力量算出部21で発電量の平均値を求める必要はない。
図5は、図4の一例をグラフ化したものであり、横軸が発電量による電力係数、縦軸が購入単価である。発電量による電力係数は、各住宅1D〜1Fでの発電量が平均の発電量と等しいときに1.0となり、集合住宅内の標準価格に設定される。この標準価格を中心にして各住宅1D〜1Fでの発電量が平均の発電量より大きくなると購入単価は大きくなり、各住宅1D〜1Fでの発電量が平均の発電量より小さくなると購入単価は小さくなる。
また、電力価格調整部23は集合住宅内の標準価格を不足電力提供部25で提供可能な電力量に応じて変動させ、提供可能な電力が所定値未満のときは電力会社から供給される電力価格よりも標準価格を高くし、提供可能な電力が所定値以上のときは電力会社から供給される電力価格よりも標準価格を安くすることで集合住宅内の不足電力の購入量を増やしたり減らしたりして調整することが可能である。
次に、図6及び図7に示すフローチャートを参照して、本実施の形態に係る電力取引システム100の動作を説明する。なお、各ステップの説明中に当該ステップを実行するエレメント(例えば、発電量計測部7)を併せて記載する。また特に必要としない場合、A、B、C、…の文字は省略する。
まず住宅1毎に太陽光発電装置6の発電量を計測して記憶し(ステップ1、発電量計測部7)、次いで住宅1毎に使用電力量を計測して記憶する(ステップ2、使用電力量計測部9)。次いで、住宅1毎に発電量と使用電力量との比較を行い、発電量が使用電力量を超える場合はその差を余剰電力として売電し(使用電力売電部12)、発電量が使用電力量未満である場合はその差を不足電力として購入する(ステップ3、不足電力購入部13)。
次いで、電力取引装置2で住宅1の余剰電力を回収し、電力不足の住宅1に対して供給するとともに、このときの売電電力量と購入電力量とを記憶する(ステップ4、余剰電力回収部24、不足電力提供部25)。不足電力を購入しても電力が足りない住宅1があれば、その住宅1に電力会社15から電力が供給される(ステップ5、電力メータ8)。
次いで、所定期間(例えば1日)を経過したか否かを判断し(ステップ6、第1の平均電力算出部21)、1日未満の場合はステップ1に戻り、1日を経過した場合は電力取引装置2で各住宅1の発電量を集計し、所定期間(例えば1日)における全住宅1の太陽光発電装置6の平均発電量を算出する(ステップ7、第1の平均電力量算出部21)。そして、算出した平均発電量が所定値(例えば太陽光発電装置6で日射1時間に相当する発電量)以上あるか否かを判断し(ステップ8、第1の平均電力量算出部21)、所定値以上である場合は住宅1毎に発電量による電力係数を算出する(ステップ9、第1の電力係数算出部22)。これに対し、算出した平均発電量が所定値未満の場合は天候が雨や曇り等で太陽光発電装置6が十分な発電をしていないと判断し、天気発電量による電力係数を“1”として図2の売電価格調整や図4の購入価格調整は実質的に行わない(ステップ10、第1の電力係数算出部22)。
ステップ9及びステップ10のいずれか一方の処理を行った後、発電量による電力係数にて住宅1毎の売電単価と購入単価を算出する。そして、売電時の売電電力量から売電価格を、購入時の購入電力量から購入価格を算出しそれぞれ記憶する。さらに、各住宅1にある報知部10を介して売電価格と購入価格を各住宅1の使用者に報知する(ステップ11、電力価格調整部23)。
次に、所定期間(例えば1ヶ月)を経過したか否かを判断し(ステップ12、第1の平均電力量算出部21)、1ヶ月未満の場合はステップ1に戻り、1ヶ月を経過した場合は電力価格調整部23の記録から、住宅1毎の所定期間内(例えば1ヶ月間)の売電時の売電量及び売電価格と、購入時の購入量及び購入価格の合計を精算する。そして、これを報知部10で各住宅1の使用者に報知するとともに、地域の精算システム(図示略)へ送信する(ステップ13、電力価格調整部23)。
地域の精算システムは、集合住宅・地域全体の売電・購入金額を精算して集合住宅の管理費や地域の自治会費で精算する(ステップ14)。
このように本実施の形態の電力取引システム100によれば、住宅毎に発電量計測部7で計測された発電量と第1の平均電力量算出部21で算出された平均値との比である電力係数を算出し、複数の住宅1の間で電力の取引をするときに、算出した住宅毎の電力係数を用いて取引価格を調整するので、住宅毎に設けられる太陽光発電装置6の発電量の差による各住宅間での不公平感を解消することができる。
電力価格調整部23は、太陽光発電装置6で発電された電力を他の住宅に売るときは売電する住宅の電力係数の逆数を標準価格に積算して売電価格を求め、他の住宅の太陽光発電装置6で発電された電力を購入するときは購入する住宅の電力係数を標準価格に積算して購入価格を求める。あるいは、売電するときのみ住宅の電力係数の逆数を標準価格に積算する、又は購入するときのみ購入する住宅の電力係数を標準価格に積算するように取引価格を調整してもよい。
また本実施の形態の電力取引システム100は、電力価格調整部23で上記と逆にして、売電するときは売電する住宅の電力係数を標準価格に積算し、電力を購入するときは購入する住宅の電力係数の逆数を標準価格に積算して太陽光発電装置6の発電量の多い住宅を優遇するようにすることも可能である。例えば、太陽光発電装置6を設置した住宅については設置してから最初の1年間(あるいは電力取引した電力量が所定値になるまでの間)は電力価格調整部23によって太陽光発電装置6の発電量の多い住宅を優遇して、住宅に太陽光発電装置6を設置する際により大きな発電量の太陽光発電装置6を設置させ地域全体の発電量を増やすようなインセンティブを含めた電力取引システムが考えられる。
なお、電力価格調整部23は、発電量計測部7が計測した発電量が所定値以上のときにのみ、または前記発電量の平均値が所定値以上のときにのみ有効として取引価格の調整を行うようにしてもよい。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係る電力取引システム110の概略構成を示すブロック図である。なお、同図において前述した図1の電力取引システム100と共通する部分には同一の符号を付けてその説明を省略する。
前述した実施の形態1の電力取引システム100は、太陽光発電装置7の発電量から電力係数を求めて売電単価及び購入単価を決めているが、本実施の形態の電力取引システム110は住宅1での使用電力量から電力係数を求めて売電単価及び購入単価を決めている。
本実施の形態の電力取引システム110では、住宅1での使用電力量から電力係数を求めるため、各住宅1には、測定した使用電力量を電力取引装置3へ出力する機能を有する使用電力量計測部91が設けられている。また、このシステム110の電力取引装置3は、各住宅1の使用電力計測部91で計測された使用電力量の平均値を算出する第2の平均電力量算出部31と、住宅毎に使用電力量計測部91で計測された使用電力量と第2の平均電力量算出部31で算出された平均値との比である電力係数を算出する第2の電力係数算出部32とを有しており、電力価格調整部23は、複数の住宅1の間で電力を取引するときに第2の電力係数算出部32で算出された電力係数を用いて取引価格を調整する。
図9は、住宅1A、1B、1Cにおいて余剰電力を売電するときの売電単価と売電価格の一例を示す図である。説明を簡単にするために住宅1A、1B、1Cの太陽光発電装置の発電パネル面積を1mとする。この図において、住宅1Aでは、太陽光発電装置6Aの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が50(kWh)であるので、売電した電力量は50(kWh)である。住宅1Bでは、太陽光発電装置6Bの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が70(kWh)であるので、売電した電力量は30(kWh)である。住宅1Cでは、太陽光発電装置6Cの発電量が60(kWh/m)、使用電力量が30(kWh)であるので、売電した電力量は30(kWh)である。
住宅1A〜1Cでの使用電力量の平均値は、150/3≒50.0となり、各住宅1A〜1Cにおける使用電力量の電力係数の逆数は、使用電力量の平均値/各住宅の使用電力量であるから、住宅1Aでは1.00(50.0/50)、住宅1Bでは0.71(50.0/70)、住宅1Cでは1.67(50.0/30)となる。売電する電力の標準価格を40(円/kWh)とすると、売電単価は、住宅1Aでは40.0(円/kWh)、住宅1Bでは28.6(円/kWh)、住宅1Cでは66.7(円/kWh)となり、売電価格は、住宅1Aでは2,000(円)、住宅1Bでは857(円)、住宅1Cでは2,000(円)となる。
住宅1Cが売電した電力量は住宅1Bと同じ30(kWh)であるが、住宅での使用電力量が異なるので売電する電力の重みが住宅1Cと住宅1Bとでは異なる。上記のように、住宅1Cでの使用電力量が他の住宅1A、1Bでの使用電力量より低いと売電単価を高くするので、不公平感を補うことができる。
電力係数を演算しその逆数を標準価格に積算して売電価格を算出しているが、電力係数は上述に限らず使用電力量の差分や比を演算して売電価格に反映させてもよい。例えば、使用電力量の平均値と各住宅の使用電力量との差を演算して電力係数に含める、使用電力量の最小値(または最大値)と各住宅の使用電力量との差を演算して電力係数に含める、使用電力量の最小値(または最大値)と各住宅の使用電力量との比を演算して電力係数に含める等である。また、平均の使用電力量を電力係数に含めることで後述するように、標準価格を中心にして売電価格を設定することができるが、その必要がなければ第2の平均電力量算出部31で使用電力量の平均値を求める必要はない。
図10は、図9の一例をグラフ化したものであり、横軸が使用電力量による電力係数の逆数、縦軸が売電単価である。この図に示すように、使用電力量による電力係数の逆数は、各住宅1A〜1Cでの使用量が平均の使用量と等しいときに1.0となり、集合住宅内の標準価格に設定される。この標準価格を中心にして各住宅1A〜1Cでの使用量が平均の使用量より大きくなると売電単価は小さくなり、各住宅1A〜1Cでの使用量が平均の使用量より小さくなると売電単価は大きくなる。
図11は、住宅1D、1E、1Fにおいて不足電力を購入するときの購入単価と購入価格の一例を示す図である。説明を簡単にするために住宅1D、1E、1Fの太陽光発電装置の発電パネル面積を1mとする。この図において、住宅1Dでは、太陽光発電装置6Dの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が120(kWh)であるので、購入した電力量は20(kWh)である。住宅1Eでは、太陽光発電装置6Eの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が150(kWh)であるので、購入した電力量は50(kWh)である。住宅1Fでは、太陽光発電装置6Fの発電量が60(kWh/m)、使用電力量が110(kWh)であるので、購入した電力量は50(kWh)である。
住宅1D〜1Fでの使用電力量の平均値は、380/3≒126.7となり、各住宅1D〜1Fにおける使用電力量による電力係数は、各住宅の使用電力量/使用電力量の平均値であるから、住宅1Dでは0.95(120/126.7)、住宅1Eでは1.18(150/126.7)、住宅1Fでは0.87(110/126.7)となる。購入する電力の標準価格を40(円/kWh)とすると、購入単価は、住宅1Dでは37.9(円/kWh)、住宅1Eでは47.4(円/kWh)、住宅1Fでは34.7(円/kWh)となり、購入価格は、住宅1Dでは758(円)、住宅1Eでは2,368(円)、住宅1Fでは1,737(円)となる。
住宅1Fが購入した電力量は住宅1Eと同じ50(kWh)であるが、住宅での使用電力量が異なるので購入する電力の重みが住宅1Fと住宅1Eとでは異なる。上記のように、住宅1Fでの使用電力量が他の住宅1D、1Eでの使用電力量より低いと購入単価を安くするので、不公平感を補うことができる。
電力係数を演算し標準価格に積算して購入価格を算出しているが、電力係数は上述に限らず使用電力量の差分や比を演算して購入価格に反映させてもよい。例えば、使用電力量の平均値と各住宅の使用電力量との差を演算して電力係数に含める、使用電力量の最小値(または最大値)と各住宅の使用電力量との差を演算して電力係数に含める、使用電力量の最小値(または最大値)と各住宅の使用電力量との比を演算して電力係数に含める等である。また、平均の使用電力量を電力係数に含めることで後述するように、標準価格を中心にして購入価格を設定することができるが、その必要がなければ第2の平均電力量算出部31で使用電力量の平均値を求める必要はない。
図12は、図11の一例をグラフ化したものであり、横軸が使用電力量による電力係数、縦軸が購入単価である。使用電力量による電力係数は、各住宅での使用量が平均の使用量と等しいときに1.0となり、集合住宅内の標準価格に設定される。この標準価格を中心にして各住宅1D〜1Fでの使用量が平均の使用量より大きくなると購入単価は大きくなり、各住宅1D〜1Fでの使用量が平均の使用量より小さくなると購入単価は小さくなる。
次に、図13及び図14に示すフローチャートを参照して、本実施の形態に係る電力取引システム110の動作を説明する。なお、各ステップの説明中に当該ステップを実行するエレメント(例えば、発電量計測部7)を併せて記載する。また特に必要としない場合、A、B、C、…の文字は省略する。
まず住宅1毎に太陽光発電装置6の発電量を計測して記憶し(ステップ1、発電量計測部7)、次いで住宅1毎に使用電力量を計測して記憶する(ステップ2、使用電力量計測部91)。次いで、住宅1毎に発電量と使用電力量との比較を行い、発電量が使用電力量を超える場合はその差を余剰電力として売電し(余剰電力売電部12)、発電量が使用電力量未満である場合はその差を不足電力として購入する(ステップ3、不足電力購入部13)。
次いで、電力取引装置3で住宅1の余剰電力を回収し、電力不足の住宅1に対して供給するとともに、このときの売電電力量と購入電力量とを記憶する(ステップ4、余剰電力回収部24、不足電力提供部25)。不足電力を購入しても電力が足りない住宅1があれば、その住宅1に電力会社15から電力が供給される(ステップ5、電力メータ8)。
次いで、所定期間(例えば1日)を経過したか否かを判断し(ステップ26、第2の平均電力算出部31)、1日未満の場合はステップ1に戻り、1日を経過した場合は電力取引装置3で各住宅1の発電量と使用電力量を集計し、所定期間(例えば1日)における全住宅1の太陽光発電装置6の平均発電量と平均使用電力量を算出する(ステップ27、第2の平均電力量算出部31)。そして、算出した平均発電量が所定値(例えば太陽光発電装置6で日射1時間に相当する発電量)以上あるか否かを判断し(ステップ18、第2の平均電力量算出部31)、所定値以上である場合は住宅1毎に使用電力量による電力係数を算出する(ステップ29、第2の電力係数算出部32)。これに対し、算出した平均発電量が所定値未満の場合は天候が雨や曇り等で太陽光発電装置6が十分な発電をしていないと判断し、使用電力量による電力係数を“1”として図9の売電価格の調整や図11の購入価格の調整は実質的に行わない(ステップ30、第2の電力係数算出部32)。
また図示しないが、このときに算出した平均使用電力量が所定値(例えば平均使用電力量の33%以上)以上あるか否かを判断し(第2の平均電力量算出部31)、所定値以上である場合は住宅1毎に使用電力量による電力係数を算出する(第2の電力係数算出部32)。これに対し、算出した平均発電量が所定値未満の場合は使用電力量による電力係数を“3”として限度を設けてもよい。
ステップ29及びステップ30のいずれか一方の処理を行った後、使用電力量による電力係数にて住宅1毎の売電単価と購入単価を算出する。そして、売電時の売電電力量から売電価格を、購入時の購入電力量から購入価格を算出しそれぞれ記憶する。さらに、各住宅1にある報知部10を介して売電価格と購入価格を各住宅1の使用者に報知する(ステップ31、電力価格調整部23)。
次に、所定期間(例えば1ヶ月)を経過したか否かを判断し(ステップ32、第2の平均電力量算出部31)、1ヶ月未満の場合はステップ1に戻り、1ヶ月を経過した場合は電力価格調整部23の記録から、住宅1毎の所定期間内(例えば1ヶ月間)の売電時の売電量及び売電価格と、購入時の購入量及び購入価格の合計を精算する。そして、これを報知部10で各住宅1の使用者に報知するとともに、地域の精算システム(図示略)へ送信する(ステップ13、電力価格調整部23)。
地域の精算システムは、集合住宅・地域全体の売電・購入金額を精算して集合住宅の管理費や地域の自治会費で精算する(ステップ14)。
このように本実施の形態の電力取引システム110によれば、住宅毎に使用電力量計測部91で計測された使用電力量と第2の平均電力量算出部31で算出された平均値との比である電力係数を算出し、複数の住宅1の間で電力を取引するときに、算出した住宅毎の電力係数を用いて取引価格を調整するので、住宅毎に設けられる太陽光発電装置6の発電量の差(太陽光発電装置6での発電量が多ければ住宅の使用電力量が同じであっても売電量が多くなる)による各住宅間での不公平感を解消することができる。また、使用電力量の少ない住宅が売電価格も購入価格も有利になるので使用電力の削減が進み、集合住宅全体で余剰電力が増えれば他の集合住宅等に余剰電力を売電することも可能となる。また、住宅の使用電力量で電力係数を求めるので太陽光発電装置6を備えていない住宅も本実施の形態の電力取引システム110に参加し使用電力の削減を進めることができる。
電力価格調整部23は、太陽光発電装置6で発電された電力を他の住宅に売るときは売電する住宅の電力係数の逆数を標準価格に積算して売電価格を求め、他の住宅の太陽光発電装置6で発電された電力を購入するときは購入する住宅の電力係数を標準価格に積算して購入価格を求める。あるいは、売電するときのみ住宅の電力係数の逆数を標準価格に積算する、又は購入するときのみ購入する住宅の電力係数を標準価格に積算するように取引価格を調整してもよい。
また本実施の形態の電力取引システム110は、電力価格調整部23で上記と逆にして、売電するときは売電する住宅の電力係数を標準価格に積算し、電力を購入するときは購入する住宅の電力係数の逆数を標準価格に積算して電力使用量の多い住宅を優遇するようにすることも可能である。例えば、太陽光発電装置6を設置した住宅については設置してから最初の1年間(あるいは電力取引した電力量が所定値になるまでの間)は電力価格調整部23によって電力使用量の多い住宅を優遇して、電力使用量の大きな住宅に太陽光発電装置6を設置させるようなインセンティブを含めた電力取引システムが考えられる。
(実施の形態3)
図15は、本発明の実施の形態3に係る電力取引システム120の概略構成を示すブロック図である。なお、同図において前述した図1の電力取引システム100及び図8の電力取引システム110と共通する部分には同一の符号を付けてその説明を省略する。
前述した実施の形態1の電力取引システム100は、太陽光発電装置6の発電量から電力係数を求めて売電単価及び購入単価を決めているが、本実施の形態の電力取引システム120は住宅1での太陽光発電装置6の発電量と使用電力量とから電力係数を求めて売電単価及び購入単価を決めている。
本実施の形態の電力取引システム120では、住宅1での太陽光発電装置6の発電量と使用電力量とから電力係数を求めるため、各住宅1には、実施の形態2と同様に、測定した使用電力量を電力取引装置4へ出力する機能を有する使用電力量計測部91が設けられている。また、このシステム120の電力取引装置4は、各住宅1の発電量計測部7で計測された発電量を用いて単位面積あたりの発電量の平均値を算出するとともに、各住宅1の使用電力計測部91で計測された使用電力量の平均値を算出する第3の平均電力量算出部41と、住宅毎に発電量計測部7で計測された発電量と第3の平均電力量算出部41で算出された平均値との比と、使用電力量計測部91で計測された使用電力量と第3の平均電力量算出部41で算出された平均値との比とで積算する第3の電力係数算出部42とを有しており、電力価格調整部23は、複数の住宅1の間で電力を取引するときに第3の電力係数算出部42の算出結果(電力係数)を用いて取引価格を調整する。
図16は、住宅1A、1B、1Cにおいて余剰電力を売電するときの売電単価と売電価格の一例を示す図である。説明を簡単にするために住宅1A、1B、1Cの太陽光発電装置の発電パネル面積を1mとする。この図において、住宅1Aでは、太陽光発電装置6Aの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が50(kWh)であるので、売電した電力量は50(kWh)である。住宅1Bでは、太陽光発電装置6Bの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が70(kWh)であるので、売電した電力量は30(kWh)である。住宅1Cでは、太陽光発電装置6Cの発電量が60(kWh/m)、使用電力量が30(kWh)であるので、売電した電力量は30(kWh)である。
住宅1A〜1Cでの太陽光発電装置6の発電量の平均値は、260/3≒86.7、使用電力量の平均値は、150/3≒50.0となり、各住宅1A〜1Cにおける発電量と使用電力量による電力係数の逆数は、(発電量の平均値/各住宅の発電量)×(使用電力量の平均値/各住宅の使用電力量)であるから、住宅1Aでは0.87((86.7/100)×(50/50))、住宅1Bでは0.62((86.7/100)×(50/70))、住宅1Cでは2.41((86.7/60)×(50/30))となる。売電する電力の標準価格を40(円/kWh)とすると、売電単価は、住宅1Aでは34.7(円/kWh)、住宅1Bでは24.8(円/kWh)、住宅1Cでは96.3(円/kWh)となり、売電価格は、住宅1Aでは1,733(円)、住宅1Bでは743(円)、住宅1Cでは2,889(円)となる。
住宅1Cが売電した電力量は住宅1Bと同じ30(kWh)であるが、太陽光発電装置の発電量(つまり住宅1C、住宅1Bで使用可能な電力)が異なり、加えて住宅での使用電力量が異なるので売電する電力の重みが住宅1Cと住宅1Bとでは異なる。上記のように、住宅1Cでの発電量及び使用電力量が他の住宅1A、1Bでの発電量及び使用電力量より低いと売電単価を高くするので、不公平感を補うことができる。
電力係数を演算しその逆数を標準価格に積算して売電価格を算出しているが、電力係数は上述に限らず発電量や使用電力量の差分や比を演算して売電価格に反映させてもよい。また、平均の発電量と使用電力量を電力係数に含めることで後述するように、標準価格を中心にして売電価格を設定することができるが、その必要がなければ第3の平均電力量算出部41で発電量の平均値と使用電力量の平均値を求める必要はない。
図17は、図16の一例をグラフ化したものであり、横軸が発電量と使用電力量による電力係数の逆数、縦軸が売電単価である。この図に示すように、発電量と使用電力量による電力係数の逆数は、各住宅1A〜1Cでの発電量と使用電力量の積が平均の発電量と使用電力量の積と等しいときに1.0となり、集合住宅内の標準価格に設定される。この標準価格を中心にして、各住宅1A〜1Cでの発電量と使用電力量の積が平均の発電量と使用電力量の積より大きくなると売電価格は小さくなり、各住宅1A〜1Cでの発電量と使用電力量の積が平均の発電量と使用電力量の積より小さくなると売電価格は大きくなる。
図18は、住宅1D、1E、1Fにおいて不足電力を購入するときの購入単価と購入価格の一例を示す図である。説明を簡単にするために住宅1D、1E、1Fの太陽光発電装置の発電パネル面積を1mとする。この図において、住宅1Dでは、太陽光発電装置6Dの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が120(kWh)であるので、購入した電力量は20(kWh)である。住宅1Eでは、太陽光発電装置6Eの発電量が100(kWh/m)、使用電力量が150(kWh)であるので、購入した電力量は50(kWh)である。住宅1Fでは、太陽光発電装置6Fの発電量が60(kWh/m)、使用電力量が110(kWh)であるので、購入した電力量は50(kWh)である。
住宅1D〜1Fでの太陽光発電装置の発電量の平均値は、260/3≒86.7、使用電力量の平均値は、380/3≒126.7となり、各住宅1D〜1Fにおける発電量と使用電力量による電力係数は、(各住宅の発電量/発電量の平均値)×(各住宅の使用電力量/使用電力量の平均値)であるから、住宅1Dでは1.09((100/86.7)×(120/126.7))、住宅1Eでは1.37((100/86.7)×(150/126.7))、住宅1Fでは0.60((60/86.7)×(110/126.7))となる。購入する電力の標準価格を40(円/kWh)とすると、購入単価は、住宅1Dでは43.7(円/kWh)、住宅1Eでは54.7(円/kWh)、住宅1Fでは24.0(円/kWh)となり、購入価格は、住宅1Dでは847(円)、住宅1Eでは2,733(円)、住宅1Fでは1,202(円)となる。
住宅1Fが購入した電力量は住宅1Eと同じ50(kWh)であるが、太陽光発電装置の発電量(つまり住宅1F、住宅1Eで使用可能な電力)が異なり、加えて住宅での使用電力量が異なるので購入する電力の重みが住宅1Fと住宅1Eとでは異なる。上記のように、住宅1Fでの発電量と使用電力量が他の住宅1D、1Eでの発電量と使用量より低いと購入単価を安くするので、不公平感を補うことができる。
電力係数を演算し標準価格に積算して購入価格を算出しているが、電力係数は上述に限らず発電量や使用電力量の差分や比を演算して購入価格に反映させてもよい。また、平均の使用電力量を電力係数に含めることで後述するように、標準価格を中心にして購入価格を設定することができるが、その必要がなければ第3の平均電力量算出部41で発電量の平均値と使用電力量の平均値を求める必要はない。
図19は、図18の一例をグラフ化したものであり、横軸が発電量と使用電力量による電力係数、縦軸が購入単価である。発電量と使用電力量による電力係数は、各住宅1D〜1Fでの発電量と使用電力量の積が平均の発電量と使用量の積と等しいときに1.0となり、集合住宅内の標準価格に設定される。この標準価格を中心にして各住宅1D〜1Fでの発電量と使用電力量の積が平均の発電量と使用量の積より大きくなると購入単価は大きくなり、各住宅1D〜1Fでの発電量と使用電力量の積が平均の発電量と使用量の積より小さくなると購入単価は小さくなる。
次に、図20及び図21に示すフローチャートを参照して、本実施の形態に係る電力取引システム120の動作を説明する。なお、各ステップの説明中に当該ステップを実行するエレメント(例えば、発電量計測部7)を併せて記載する。また特に必要としない場合、A、B、C、…の文字は省略する。
まず住宅1毎に太陽光発電装置6の発電量を計測して記憶し(ステップ1、発電量計測部7)、次いで住宅1毎に使用電力量を計測して記憶する(ステップ2、使用電力量計測部91)。次いで、住宅1毎に発電量と使用電力量との比較を行い、発電量が使用電力量を超える場合はその差を余剰電力として売電し(余剰電力売電部12)、発電量が使用電力量未満である場合はその差を不足電力として購入する(ステップ3、不足電力購入部13)。
次いで、電力取引装置4で住宅1の余剰電力を回収し、電力不足の住宅1に対して供給するとともに、このときの売電電力量と購入電力量とを記憶する(ステップ4、余剰電力回収部24、不足電力提供部25)。不足電力を購入しても電力が足りない住宅1があれば、その住宅1に電力会社15から電力が供給される(ステップ5、電力メータ8)。
次いで、所定期間(例えば1日)を経過したか否かを判断し(ステップ46、第3の平均電力算出部41)、1日未満の場合はステップ1に戻り、1日を経過した場合は電力取引装置4で各住宅1の発電量と使用電力量を集計し、所定期間(例えば1日)における全住宅1の太陽光発電装置6の平均発電量と平均使用電力量を算出する(ステップ47、第3の平均電力量算出部41)。そして、算出した平均発電量が所定値(例えば太陽光発電装置6で日射1時間に相当する発電量)以上あるか否かを判断し(ステップ48、第3の平均電力量算出部41)、所定値以上である場合は住宅1毎に発電量と使用電力量による電力係数を算出する(ステップ49、第3の電力係数算出部42)。これに対し、算出した平均発電量が所定値未満の場合は天候が雨や曇り等で太陽光発電装置6が十分な発電をしていないと判断し、発電量と使用電力量による電力係数を“1” として図16の売電価格調整や図18の購入価格調整は実質的に行わないとする(ステップ50、第3の電力係数算出部42)。
ステップ49及びステップ50のいずれか一方の処理を行った後、発電量と使用電力量による電力係数にて住宅1毎の売電単価と購入単価を算出する。そして、売電時の売電電力量から売電価格を、購入時の購入電力量から購入価格を算出しそれぞれ記憶する。さらに、各住宅1にある報知部10を介して売電価格と購入価格を各住宅1の使用者に報知する(ステップ51、電力価格調整部23)。
次に、所定期間(例えば1ヶ月)を経過したか否かを判断し(ステップ52、第3の平均電力量算出部41)、1ヶ月未満の場合はステップ1に戻り、1ヶ月を経過した場合は電力価格調整部23の記録から、住宅1毎の所定期間内(例えば1ヶ月間)の売電時の売電量及び売電価格と購入時の購入量及び購入価格の合計を精算する。そして、これを報知部10で各住宅1の使用者に報知するとともに、地域の精算システム(図示略)へ送信する(ステップ13、電力価格調整部23)。
地域の精算システムは、集合住宅・地域全体の売電・購入金額を精算して集合住宅の管理費や地域の自治会費で精算する(ステップ14)。
このように本実施の形態の電力取引システム120によれば、住宅毎に発電量計測部7で計測された発電量と第3の平均電力量算出部41で算出された平均値との比である電力係数(これを第1の電力係数と呼ぶ)を算出するとともに、使用電力量計測部91で計測された使用電力量と第3の平均電力量算出部41で算出された平均値との比である電力係数(これを第2の電力係数と呼ぶ)を算出し、さらに、第1及び第2の電力係数の積を算出し(これを第3の電力係数と呼ぶ)、複数の住宅の間で電力を取引するときに、第3の電力係数を用いて取引価格を調整するので、住宅毎に設けられる太陽光発電装置6の発電量の差による各住宅間での不公平感を解消することができる。
電力価格調整部23は、太陽光発電装置6で発電された電力を他の住宅に売るときは売電する住宅の電力係数の逆数を標準価格に積算して売電価格を求め、他の住宅の太陽光発電装置6で発電された電力を購入するときは購入する住宅の電力係数を標準価格に積算して購入価格を求める。あるいは、売電するときのみ住宅の電力係数の逆数を標準価格に積算する、又は購入するときのみ購入する住宅の電力係数を標準価格に積算するように取引価格を調整してもよい。
また本実施の形態の電力取引システム120は、電力価格調整部23で上記と逆にして、売電するときは売電する住宅の電力係数を標準価格に積算し、電力を購入するときは購入する住宅の電力係数の逆数を標準価格に積算して発電量や電力使用量の多い住宅を一時的に優遇するようにすることも可能である。
なお、上記実施の形態1〜3の電力取引システム100〜120は、太陽光発電装置6で発電した電力の売電と購入を行うものであったが、風力発電装置等の自然エネルギーを利用して発電する装置や燃料電池等のコージェネレーション装置といった分散型発電装置を備える住宅で発電した電力の売電と購入を行うことも勿論可能である。設置場所等の自然条件によって発電量の差が生じる自然エネルギー利用の発電装置や、電力と同時に発生する熱エネルギーの需要によって発電量の差が生じるコージェネレーション装置を備えた住宅や施設等の建物においても複数の住宅の間で発電装置の発電量の差による不公平感を解消することができる。
また、発電量が多い住宅は勿論のこと、発電量が少ない住宅においても使用電力を減らすことで電力購入を減らし売電を増やすようなインセンティブを与えることができる。集合住宅や地域全体で電力の自給自足を促し、余剰になった電力を他に売ることで分散型発電装置の資産価値を高めることができる。
なお、上記実施の形態1〜3の電力取引システム100〜120は、集合住宅内や分譲住宅内の電力取引に限らず、小型分散型発電を結び、地域内で効率的に運用して電力の需給バランスを調整するマイクログリッドにおいても有効である。
本発明は、太陽光発電装置等の分散型発電装置を設置した集合住宅や地域内での余剰電力の取引をする際に、発電装置の発電量の差による不公平感を解消することができるといった効果を有し、発電装置で発電された電力の余剰分の地域内で取引を可能にした電力取引システムへの適用が可能である。
1A、1B、1C、1D、1E、1F 住宅
2、3、4 電力取引装置
6A、6B、6C 太陽光発電装置
7A、7B、7C 発電量計測部
8A、8B、8C 電力メータ
9A、9B、9C、91A、91B、91C 使用電力量計測部
10A、10B、10C 報知部
11A、11B、11C 電気機器
12A、12B、12C 余剰電力売電部
13A、13B、13C 不足電力購入部
15 電力会社
21 第1の平均電力量算出部
22 第1の電力係数算出部
23 電力価格調整部
24 余剰電力回収部
25 不足電力提供部
31 第2の平均電力量算出部
32 第2の電力係数算出部
41 第3の平均電力量算出部
42 第3の電力係数算出部
100、110、120 電力取引システム

Claims (7)

  1. 複数の住宅の夫々に設けられる分散型発電装置で発電した電力を前記複数の住宅の間で取引する電力取引システムにおいて、
    前記複数の住宅の夫々に設けられ、住宅毎の前記分散型発電装置の発電量を計測する発電量計測手段と、
    前記複数の発電量計測手段の夫々が計測した発電量の平均値を算出する第1の平均電力量算出手段と、
    住宅毎に前記発電量計測手段で計測された発電量と前記第1の平均電力量算出手段で算出された平均値との比である電力係数を算出する第1の電力係数算出手段と、
    前記複数の住宅の間で電力を取引するときに前記第1の電力係数算出手段で算出された電力係数を用いて取引価格を調整する電力価格調整手段と、
    を備えた電力取引システム。
  2. 複数の住宅の夫々に設けられる分散型発電装置で発電した電力を前記複数の住宅の間で取引する電力取引システムにおいて、
    前記複数の住宅の夫々に設けられ、住宅毎の使用電力量を計測する使用電力量計測手段と、
    前記複数の使用電力計測手段の夫々が計測した使用電力量の平均値を算出する第2の平均電力量算出手段と、
    住宅毎に前記使用電力量計測手段で計測された使用電力量と前記第2の平均電力量算出手段で算出された平均値との比である電力係数を算出する第2の電力係数算出手段と、
    前記複数の住宅の間で電力を取引するときに前記第2の電力係数算出手段で算出された電力係数を用いて取引価格を調整する電力価格調整手段と、
    を備えた電力取引システム。
  3. 複数の住宅の夫々に設けられる分散型発電装置で発電した電力を前記複数の住宅の間で取引する電力取引システムにおいて、
    前記複数の住宅の夫々に設けられ、住宅毎の前記分散型発電装置の発電量を計測する発電量計測手段と、
    前記複数の住宅の夫々に設けられ、住宅毎の使用電力量を計測する使用電力量計測手段と、
    前記複数の発電量計測手段の夫々が計測した発電量の平均値を算出するとともに、前記複数の使用電力計測手段の夫々が計測した使用電力量の平均値を算出する第3の平均電力量算出手段と、
    住宅毎に前記発電量計測手段で計測された発電量と前記第3の平均電力量算出手段で算出された発電量の平均値との比と前記使用電力量計測手段で計測された使用電力量と前記第3の平均電力量算出手段で算出された使用電力量の平均値との比との積を算出する第3の電力係数算出手段と、
    前記複数の住宅の間で電力を取引するときに前記第3の電力係数算出手段で算出された電力係数を用いて取引価格を調整する電力価格調整手段と、
    を備えた電力取引システム。
  4. 前記電力価格調整手段は、前記分散型発電装置で発電された電力を他の住宅に売るときは、売電する住宅の前記電力係数の逆数を標準価格に積算して売電価格を求める請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電力取引システム。
  5. 前記電力価格調整手段は、他の住宅の前記分散型発電装置で発電された電力を購入するときは、購入する住宅の前記電力係数を標準価格に積算して購入価格を求める請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電力取引システム。
  6. 複数の住宅の夫々に設けられる分散型発電装置で発電した電力を前記複数の住宅の間で取引する電力取引システムの制御方法であって、
    住宅毎に前記分散型発電装置の発電量を計測する発電量計測ステップと、
    前記発電量計測ステップで計測された前記住宅毎の発電量の平均値を算出する第1の平均電力量算出ステップと、
    前記発電量計測ステップで計測された前記住宅毎の発電量と前記第1の平均電力量算出ステップで算出された発電量との平均値の比である電力係数を算出する第1の電力係数算出ステップと、
    前記複数の住宅の間で電力を取引するときに前記第1の電力係数算出ステップで算出された電力係数を用いて取引価格を調整する電力価格調整ステップと、
    を備えた電力取引システムの制御方法。
  7. 請求項6に記載の電力取引装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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