JP2011162323A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】かごでの保守点検の作業効率を向上させることができるエレベータ装置を得る。
【解決手段】かご2には、かごガイドレールに案内されながらかごガイドレールに沿ってかご2を移動させるガイド装置10,11が設けられている。かご2の上部及び下部には整風カバー13,14が設けられている。整風カバー13,14は、かご用カバー16,19と、かご用カバー16,19に着脱可能に設けられ、ガイド装置10,11を覆うガイド用カバー17,20とを有している。かご2には、かご用カバー16,19から取り外されたガイド用カバー17,20を上下方向へ案内するカバーレール装置31,32が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】かご2には、かごガイドレールに案内されながらかごガイドレールに沿ってかご2を移動させるガイド装置10,11が設けられている。かご2の上部及び下部には整風カバー13,14が設けられている。整風カバー13,14は、かご用カバー16,19と、かご用カバー16,19に着脱可能に設けられ、ガイド装置10,11を覆うガイド用カバー17,20とを有している。かご2には、かご用カバー16,19から取り外されたガイド用カバー17,20を上下方向へ案内するカバーレール装置31,32が設けられている。
【選択図】図1
Description
この発明は、かごの周囲における気流の乱れを抑制する整風カバーがかごに設けられたエレベータ装置に関するものである。
従来、かごの周囲における気流の乱れを抑制するために、かご室の上部及び下部のそれぞれに湾曲カバーを設けたエレベータが提案されている。かごには、昇降路内に設置されたガイドレールに案内されるガイドローラが設けられている。湾曲カバーには、ガイドローラでの気流の乱れを抑制するために、ガイドローラを覆う整流カバーが設けられている(例えば特許文献1参照)。
上記のような従来のエレベータでは、ガイドローラが整流カバーで覆われているので、ガイドローラに対する保守点検作業(例えばガイドローラの交換等)を行うときには、整流カバーを湾曲カバーから取り外す必要がある。しかし、取り外した整流カバーを置いておくためのスペースを確保する必要があり、保守点検作業を行うスペースが狭くなってしまう。これにより、保守点検の作業効率が低下してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かごでの保守点検の作業効率を向上させることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、かご、かごに設けられ、かごガイドレールに案内されながらかごガイドレールに沿ってかごを移動させるガイド装置、かごの上部及び下部の少なくともいずれかに設けられたかご用カバーと、かご用カバーに着脱可能に設けられ、ガイド装置を覆うガイド用カバーとを有する整風カバー、及びかごに設けられ、かご用カバーから取り外されたガイド用カバーを上下方向へ案内するカバーレール装置を備えている。
この発明に係るエレベータ装置では、ガイド用カバーがかご用カバーに着脱可能に設けられ、かご用カバーから取り外されたガイド用カバーがカバーレール装置によって上下方向へ案内されるので、ガイド用カバーを運ぶ作業を容易にすることができるとともに、ガイド用カバーを置くスペースも不要とすることができる。これにより、かごでの保守点検の作業効率を向上させることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置のかごを示す斜視図である。また、図2は、図1のかごの上部を示す一部破断背面図である。さらに、図3は、図1のかごの下部を示す一部破断背面図である。図において、昇降路1内には、かご2が懸架体(図示せず)により吊り下げられている。懸架体としては、例えばロープやベルト等が用いられている。かご2は、昇降路1内に設置された一対のかごガイドレール(図示せず)間に配置されている。かご2は、図示しない巻上機の駆動力により、各かごガイドレールに沿って昇降路1内を上下方向へ移動される。
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置のかごを示す斜視図である。また、図2は、図1のかごの上部を示す一部破断背面図である。さらに、図3は、図1のかごの下部を示す一部破断背面図である。図において、昇降路1内には、かご2が懸架体(図示せず)により吊り下げられている。懸架体としては、例えばロープやベルト等が用いられている。かご2は、昇降路1内に設置された一対のかごガイドレール(図示せず)間に配置されている。かご2は、図示しない巻上機の駆動力により、各かごガイドレールに沿って昇降路1内を上下方向へ移動される。
かご2は、かご室3と、かご室3を支持するかご枠4とを有している。かご室3の正面には、一対のかごの戸5により開閉されるかご出入口6が設けられている。かご枠4は、かご室3の下方に配置された下枠7と、かご室3の上方に配置され、懸架体が接続された上枠8と、下枠7及び上枠8の両端部間を結ぶ一対の縦枠9とを有している。かご室3は各縦枠9間に配置されている。
かご枠4の上部には一対の上部ガイド装置10が設けられ、かご枠4の下部には一対の下部ガイド装置11が設けられている。各上部ガイド装置10及び各下部ガイド装置11は、かごガイドレールに接触しながら転動される複数のガイドローラ12をそれぞれ有している。
一方の上部ガイド装置10及び一方の下部ガイド装置11は、ガイドローラ12を一方のかごガイドレールに接触させながら一方のかごガイドレールに案内される。他方の上部ガイド装置10及び他方の下部ガイド装置11は、ガイドローラ12を他方のかごガイドレールに接触させながら他方のかごガイドレールに案内される。かご2は、各上部ガイド装置10及び各下部ガイド装置11が各かごガイドレールに案内されることにより、各かごガイドレールに沿って上下方向へ移動される。
かご2の上部には、かご2の周囲における気流の乱れを抑制するための上部整風カバー13が設けられている。かご2の下部には、かご2の周囲における気流の乱れを抑制するための下部整風カバー14が設けられている。
上部整風カバー13は、かご室3の正面の上部にかご2の移動方向に沿って設けられた上部エプロン板15と、上部エプロン板15に設けられ、かご室3の天井と上枠8とをまとめて覆う上部かご用カバー16と、上部かご用カバー16に着脱可能に設けられ、各上部ガイド装置10を個別に覆う一対の上部ガイド用カバー17とを有している。
下部整風カバー14は、かご室3の正面の下部にかご2の移動方向に沿って設けられた下部エプロン板18と、下部エプロン板18に設けられ、かご室3の床と下枠7とをまとめて覆う下部かご用カバー19と、下部かご用カバー19に着脱可能に設けられ、各下部ガイド装置11を個別に覆う一対の下部ガイド用カバー20とを有している。
上部かご用カバー16、上部ガイド用カバー17、下部かご用カバー19及び下部ガイド用カバー20のそれぞれの形状は、水平断面積がかご室3に近くなるほど連続的に大きくなる流線形状とされている。これにより、かご2の移動時にかご2の周囲に生じる気流の乱れが抑制される。
上部かご用カバー16の内側(即ち、上部かご用カバー16とかご室3の天井との間)には、空間が存在している。上部エプロン板15には、上部かご用カバー16の内側の空間と外部とを連通する図示しない上部点検口と、上部点検口を開閉する上部点検用ドアとが設けられている。これにより、上部かご用カバー16の内側の空間に対する保守員の出入りが上部点検口を通して可能になっている。
下部かご用カバー19の内側(即ち、下部かご用カバー19とかご室3の床との間)にも、空間が存在している。下部エプロン板18には、下部かご用カバー19の内側の空間と外部とを連通する図示しない下部点検口と、下部点検口を開閉する下部点検用ドアとが設けられている。これにより、下部かご用カバー19の内側の空間に対する保守員の出入りが下部点検口を通して可能になっている。なお、下部かご用カバー19の内側の空間には、かご室3に支持された足場が設けられている。
上部かご用カバー16の上部ガイド用カバー17で覆われる部分には、図2に示すように、上部開口部21と、上部開口部21を開閉する上部開閉蓋22とが設けられている。上部開口部21は、上部ガイド装置10の近傍に設けられている。これにより、保守員は、上部かご用カバー16の内側の空間から上部開口部21を通して上部ガイド装置10に到達可能になっている。
上部開閉蓋22は、上部かご用カバー16の内側から上部かご用カバー16に着脱可能になっている。上部開閉蓋22は、上部かご用カバー16に取り付けられることにより上部開口部21を閉じ、上部かご用カバー16から取り外されることにより上部開口部21を開く。
下部かご用カバー19の下部ガイド用カバー20で覆われる部分には、図3に示すように、下部開口部23と、下部開口部23を開閉する下部開閉蓋24とが設けられている。下部開口部23は、下部ガイド装置11の近傍に設けられている。これにより、保守点検員は、下部かご用カバー19内の空間から下部開口部23を通して下部ガイド装置11に到達可能になっている。
下部開閉蓋24は、下部かご用カバー19に着脱可能になっている。下部開閉蓋24は、下部かご用カバー19に取り付けられることにより下部開口部23を閉じ、下部かご用カバー19から取り外されることにより下部開口部23を開く。
図4は、図2のかご2の上部を示す側面図である。即ち、図4は、図2の矢印IVに沿って見たときの状態を示す図である。上部開閉蓋22は、上部かご用カバー16の内面に重ねられた状態で、上部開口部21を閉じる位置に配置されている。また、上部開閉蓋22は、上部開口部21を閉じる位置に配置された状態で、複数の取付ボルト25により上部かご用カバー16に取り付けられる。上部かご用カバー16には、各取付ボルト25が螺合される複数のねじ穴が設けられている。上部開閉蓋22は、上部開閉蓋22を通された各取付ボルト25が上部かご用カバー16の内側からねじ穴に螺合されることにより、上部かご用カバー16に取り付けられる。
下部開閉蓋24も、上部開閉蓋22と同様にして、複数の取付ボルト26(図3)により下部かご用カバー19に取り付けられる。下部開閉蓋24は、下部かご用カバー19の内面に重なった状態で、下部開口部23を閉じる位置に配置される。
図5は、図4のV-V線に沿った断面図である。上部ガイド用カバー17は、複数の取付ボルト27により上部かご用カバー16に取り付けられている。上部かご用カバー16には、取付ボルト27が通される複数の貫通穴16aが設けられている。
上部ガイド用カバー17の縁部には、上部かご用カバー16に接触する接触部28が設けられている。接触部28は、上部ガイド用カバー17の本体部分から上部ガイド用カバー17の内側へ突出する板状部である。接触部28には、取付ボルト27が通される複数の貫通穴28aが設けられている。また、接触部28には、複数のウェルドナット30が各貫通穴28aの位置に合わせて固定されている。
上部ガイド用カバー17は、上部かご用カバー16の内側の空間から貫通穴16a及び貫通穴28aの順に通された取付ボルト27がウェルドナット30に螺合されることにより、上部かご用カバー16に取り付けられる。従って、上部かご用カバー16に対する上部ガイド用カバー17の着脱は、上部かご用カバー16の内側の空間での各取付ボルト27の着脱により行われる。
下部ガイド用カバー20も、上部ガイド用カバー17と同様にして、複数の取付ボルトにより下部かご用カバー19に取り付けられる。従って、下部かご用カバー19に対する下部ガイド用カバー20の着脱は、下部かご用カバー19の内側の空間での取付ボルトの着脱により行われる。
かご室3には、図1に示すように、上部かご用カバー16から取り外された各上部ガイド用カバー17と、下部かご用カバー19から取り外された各下部ガイド用カバー20とをかご2に対して上下方向へ個別に案内する一対のカバーレール装置31,32が設けられている。一方のカバーレール装置31は、一方の上部ガイド用カバー17及び一方の下部ガイド用カバー20をそれぞれ案内する。他方のカバーレール装置32は、他方の上部ガイド用カバー17及び他方の下部ガイド用カバー20をそれぞれ案内する。
一方のカバーレール装置31は、かご室3の一方の側面に取付金具35を介して取り付けられた一対のカバーガイドレール33を有している。各カバーガイドレール33は、かご室3の奥行き方向について互いに対向した状態で、上下方向に沿って配置されている。一方の上部ガイド用カバー17及び一方の下部ガイド用カバー20は、各カバーガイドレール33間に配置されている。
他方のカバーレール装置32は、かご室3の他方の側面に取付金具を介して取り付けられた一対のカバーガイドレール34を有している。各カバーガイドレール34は、かご室3の奥行き方向について互いに対向した状態で、上下方向に沿って配置されている。他方の上部ガイド用カバー17及び他方の下部ガイド用カバー20は、各カバーガイドレール34間に配置されている。
各カバーガイドレール33の互いに対向する面、及び各カバーガイドレール34の互いに対向する面のそれぞれには、レール溝36がカバーガイドレール33,34の長さ方向に沿って設けられている。
各上部ガイド用カバー17及び各下部ガイド用カバー20には、図4に示すように、レール溝36に嵌る樹脂製の摺動部材(ガイドシュー)37がそれぞれ設けられている。一方の上部ガイド用カバー17及び一方の下部ガイド用カバー20は、摺動部材37が各カバーガイドレール33のレール溝36に沿って移動されることにより上下方向へ案内される。他方の上部ガイド用カバー17及び他方の下部ガイド用カバー20は、摺動部材37が各カバーガイドレール34のレール溝36に沿って移動されることにより上下方向へ案内される。
図6は、図1の各上部ガイド用カバー17及び各下部ガイド用カバー20が上部かご用カバー16及び下部かご用カバー19から取り外されているときのかご2を示す斜視図である。図において、上部かご用カバー16から取り外された各上部ガイド用カバー17は、押し上げ棒38で押し上げられることにより、各カバーガイドレール33,34に案内されながら上方へ変位される。下部かご用カバー19から取り外された各下部ガイド用カバー20は、ロープ39により吊り下げられた状態で、各カバーガイドレール33,34に案内されながら下方へ変位される。
図7は、図6のかご2の上部を示す背面図である。また、図8は、図7のかご2の上方へ案内された上部ガイド用カバー17を示す側面図である。即ち、図8は、図7の矢印VIIIに沿って見たときの状態を示す図である。なお、図7では、かご2の背面側に位置するカバーガイドレール33,34を省略している。各カバーガイドレール33,34のそれぞれの上部には、図8に示すように、複数のねじ穴(取付穴)40がカバーガイドレール33,34の長さ方向について互いに間隔を置いて設けられている。各ねじ穴40は、レール溝36の底面からカバーガイドレール33,34を水平方向へ貫通している。
各カバーガイドレール33,34のそれぞれの上部には、各上部ガイド用カバー17を各カバーガイドレール33,34に保持する保持ボルト(保持装置)41と、各上部ガイド用カバー17が各カバーガイドレール33,34から外れることを防止する外れ防止ボルト42とが取り付けられる。保持ボルト41及び外れ防止ボルト42は、各ねじ穴40のいずれかに螺合されることにより各カバーガイドレール33,34に取り付けられる。また、保持ボルト41及び外れ防止ボルト42は、レール溝36内に突出した状態で各カバーガイドレール33,34に取り付けられる。
保持ボルト41は、最上の位置に存在するねじ穴40以外の各ねじ穴40のいずれかに螺合される。各カバーガイドレール33,34に案内されながら上方へ変位された各上部ガイド用カバー17は、摺動部材37が保持ボルト41に上方から係合することにより、各カバーガイドレール33,34に保持される。
各外れ防止ボルト42は、最上の位置に存在するねじ穴40に螺合される。摺動部材37が外れ防止ボルト42に下方から当たることにより、各上部ガイド用カバー17が各カバーガイドレール33,34から外れることが防止される。
図9は、図6のかご2の下部を示す背面図である。図において、各下部ガイド用カバー20には、フック用穴44が設けられた固定板43が設けられている。各下部ガイド用カバー20を吊り下げるロープ39のそれぞれの端部には、フック用穴44を通して固定板43に掛けられるフック45が設けられている。ロープ39は、フック45が固定板43に掛けられることにより、下部ガイド用カバー20に接続される。
各カバーガイドレール33,34のそれぞれの下部にも、上部と同様に、複数のねじ穴(取付穴)(図示せず)がカバーガイドレール33,34の長さ方向について互いに間隔を置いて設けられている。また、各カバーガイドレール33,34のそれぞれの下部には、各下部ガイド用カバー20を各カバーガイドレール33,34に保持する図示しない保持ボルト(保持装置)(図示せず)が取り付けられる。保持ボルトは、各ねじ穴のいずれかに螺合されることにより各カバーガイドレール33,34に取り付けられる。また、保持ボルトは、レール溝36内に突出した状態で各カバーガイドレール33,34に取り付けられる。
各カバーガイドレール33,34に案内されながら下方へ変位された各下部ガイド用カバー20は、摺動部材が保持ボルトに上方から係合することにより、各カバーガイドレール33,34に保持される。
次に、上部ガイド装置10の保守点検作業を行うときの手順について説明する。上部ガイド装置10の保守点検作業を行う場合、保守員は、まず上部点検口を開き、上部点検口から、上部かご用カバー16で覆われたかご室3の天井に乗る。この後、保守員は、上部かご用カバー16の内側の空間で各取付ボルト25を外して上部開閉蓋22を上部かご用カバー16から取り外す。これにより、上部開口部21が開放される。このとき、保守員は、各取付ボルト27も上部かご用カバー16から外しておく。
この後、保守員は、上部開口部21から押し上げ棒38を繰り出しながら、押し上げ棒38で上部ガイド用カバー17を押し上げる。これにより、上部かご用カバー16は、カバーガイドレール33,34に案内されながら上方へ変位される。なお、保守員は、押し上げ棒38を用いずに、上部ガイド用カバー17を手で持ち上げてもよい。
この後、保守員は、上部ガイド用カバー17を押し上げ棒38で支持した状態で、上部ガイド用カバー17の下方に位置するねじ穴40に保持ボルト41を螺合する。この後、上部ガイド用カバー17の支持を外しながら、上部ガイド用カバー17の摺動部材37を保持ボルト41に載せる。これにより、上部ガイド用カバー17は、上部かご用カバー16から上方へ離れた位置でカバーガイドレール33,34に保持される。なお、カバーガイドレール33,34の上端部には、上部ガイド用カバー17がカバーガイドレール33,34から外れることを防止するために、外れ防止ボルト42を取り付けておく。
この後、上部かご用カバー16の内側の保守員は、上部開口部21を通して上部ガイド装置10の保守点検作業(例えば上部ガイド装置10の交換等)を行う。
上部ガイド装置10の保守点検作業の完了後、保守員は、上記と逆の手順により、上部ガイド用カバー17及び上部開閉蓋22を上部かご用カバー16に取り付ける。この後、保守員は、上部かご用カバー16の内側から上部点検口を通って外へ出る。
次に、下部ガイド装置11の保守点検作業を行うときの手順について説明する。下部ガイド装置11の保守点検作業を行う場合、保守員は、まず下部点検口を開き、下部点検口から、下部かご用カバー19で覆われた足場に乗る。この後、保守員は、下部かご用カバー19の内側の空間で各取付ボルト26を外して下部かご用カバー19から下部開閉蓋24を取り外す。これにより、下部開口部23が開放される。
この後、保守員は、固定板43にフック45を掛けて、下部ガイド用カバー20にロープ39を接続する。この後、このとき、保守員は、下部かご用カバー19に下部ガイド用カバー20を取り付けている各取付ボルトを外す。これにより、下部ガイド用カバー20が下部かご用カバー19から取り外され、下部ガイド用カバー20がロープ39により吊り下げられる。
この後、保守員は、下部ガイド用カバー20をロープ39で吊り下げながら、ロープ39を下部開口部23から繰り出す。これにより、下部ガイド用カバー20は、カバーガイドレール33,34に案内されながら下方へ変位される。
この後、保守員は、下部ガイド用カバー20をロープ39で吊り下げた状態で、下部ガイド用カバー20の下方に位置するねじ穴に保持ボルトを螺合する。この後、保守員は、ロープ39をさらに繰り出して、下部ガイド用カバー20の摺動部材を保持ボルトに載せる。これにより、下部ガイド用カバー20は、下部かご用カバー19から下方へ離れた位置でカバーガイドレール33,34に保持される。
この後、下部かご用カバー19の内側の保守員は、下部開口部23を通して下部ガイド装置11の保守点検作業を行う。
下部ガイド装置11の保守点検作業の完了後、保守員は、上記と逆の手順により、下部ガイド用カバー20及び下部開閉蓋24を下部かご用カバー19に取り付ける。この後、保守員は、下部かご用カバー19の内側から下部点検口を通って外へ出る。
このようなエレベータ装置では、上部ガイド用カバー17及び下部ガイド用カバー20が上部かご用カバー16及び下部かご用カバー19に着脱可能に設けられ、上部かご用カバー16及び下部かご用カバー19から取り外された上部ガイド用カバー17及び下部ガイド用カバー20が各カバーレール装置31,32によって上下方向へ案内されるので、上部ガイド用カバー17及び下部ガイド用カバー20を運ぶ作業を容易にすることができるとともに、上部ガイド用カバー17及び下部ガイド用カバー20を置くスペースも不要とすることができる。これにより、かご2での上部ガイド装置10及び下部ガイド装置11の保守点検の作業効率を向上させることができる。
また、上部かご用カバー16の上部ガイド用カバー17で覆われる部分には上部開口部21と、上部開口部21を開閉する上部開閉蓋22とが設けられ、下部かご用カバー19の下部ガイド用カバー20で覆われる部分には下部開口部23と、下部開口部23を開閉する下部開閉蓋24とが設けられているので、かご2の上部又は下部に乗った保守員が上部開口部21又は下部開口部23を通して上部ガイド装置10又は下部ガイド装置11に達することができる。これにより、かご2の上部又は下部に乗ったまま、上部ガイド装置10又は下部ガイド装置11の保守点検作業を行うことができる。従って、上部ガイド装置10及び下部ガイド装置11の保守点検作業を行うために昇降路1内に足場を組む必要がなくなり、かご2での保守点検の作業効率をさらに向上させることができる。
また、カバーガイドレール33,34には、上部かご用カバー16から取り外された上部ガイド用カバー17と、下部かご用カバー19から取り外された下部ガイド用カバー20とを保持する保持ボルトが取り付けられるので、上部かご用カバー16から上方へ離れた位置で上部ガイド用カバー17を保持することができ、下部かご用カバー19から下方へ離れた位置で下部ガイド用カバー20を保持することができる。これにより、保守点検作業の邪魔にならない位置に上部ガイド用カバー17及び下部ガイド用カバー20を保持しておくことができ、かご2での保守点検の作業効率をさらに向上させることができる。
なお、上記の例では、保持ボルト41及び外れ防止ボルト42を取り付けるためのねじ穴40が各カバーガイドレール33,34に設けられているが、ねじ穴40ではなく、内面が滑らかなボルト通し穴を各カバーガイドレール33,34に設けてもよい。この場合、保持ボルト41及び外れ防止ボルト42は、ボルト通し穴に差し込まれることにより各カバーガイドレール33,34に取り付けられる。
また、上記の例では、保持ボルト41が保持装置として各カバーガイドレール33,34に取り付けられるようになっているが、これに限定されず、例えばピンやしゃこ万力等を保持装置として各カバーガイドレール33,34に取り付けるようにしてもよい。
また、上記の例では、上部ガイド用カバー17が各カバーガイドレール33,34から外れることを防止するために、外れ防止ボルト42が各カバーガイドレール33,34に取り付けられるようになっているが、例えばピンやしゃこ万力等を各カバーガイドレール33,34に取り付けることにより、上部ガイド用カバー17の外れを防止するようにしてもよい。また、上部ガイド用カバー17が各カバーガイドレール33,34から外れる可能性が低いのであれば、外れ防止ボルト42はなくてもよい。
また、上記の例では、下部ガイド用カバー20に設けられた固定板43にフック45が掛けられることにより、ロープ39が下部ガイド用カバー20に接続されるようになっているが、ロープ39を下部ガイド用カバー20に着脱可能であれば、これに限定されない。例えば、環状のスリーブをロープ39の端部に取り付け、スリーブに通されたボルトを下部ガイド用カバー20に螺合することにより、ロープ39を下部ガイド用カバー20に接続するようにしてもよい。
また、上記の例では、各カバーガイドレール33,34がかご室3に取り付けられているが、各カバーガイドレール33,34はかご2に設けられていればよく、例えば、各カバーガイドレール33,34をかご枠4に取り付けてもよい。
また、上記の例では、かご2の上部に上部整風カバー13が設けられ、かご2の下部に下部整風カバー14が設けられたエレベータ装置にこの発明が適用されているが、かご2の上部及び下部のいずれかにのみ整風カバーが設けられたエレベータ装置にこの発明を適用してもよい。
2 かご、10 上部ガイド装置、11 下部ガイド装置、13 上部整風カバー、14 下部整風カバー、16 上部かご用カバー、17 上部ガイド用カバー、19 下部かご用カバー、20 下部ガイド用カバー、21 上部開口部、22 上部開閉蓋、23 下部開口部、24 下部開閉蓋、41 保持ボルト(保持装置)。
Claims (3)
- かご、
上記かごに設けられ、かごガイドレールに案内されながら上記かごガイドレールに沿って上記かごを移動させるガイド装置、
上記かごの上部及び下部の少なくともいずれかに設けられたかご用カバーと、上記かご用カバーに着脱可能に設けられ、上記ガイド装置を覆うガイド用カバーとを有する整風カバー、及び
上記かごに設けられ、上記かご用カバーから取り外された上記ガイド用カバーを上下方向へ案内するカバーレール装置
を備えていることを特徴とするエレベータ装置。 - 上記かご用カバーの上記ガイド用カバーで覆われる部分には、開口部と、上記開口部を開閉する開閉蓋とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
- 上記かご用カバーから取り外された上記ガイド用カバーを上記カバーレール装置に保持する保持装置
をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010027791A JP2011162323A (ja) | 2010-02-10 | 2010-02-10 | エレベータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010027791A JP2011162323A (ja) | 2010-02-10 | 2010-02-10 | エレベータ装置 |
Publications (1)
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