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JP2011158065A - 無段変速装置の冷却構造 - Google Patents

無段変速装置の冷却構造 Download PDF

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JP2011158065A
JP2011158065A JP2010022237A JP2010022237A JP2011158065A JP 2011158065 A JP2011158065 A JP 2011158065A JP 2010022237 A JP2010022237 A JP 2010022237A JP 2010022237 A JP2010022237 A JP 2010022237A JP 2011158065 A JP2011158065 A JP 2011158065A
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continuously variable
pulley half
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variable transmission
belt
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Masaki Ono
正樹 小野
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

【課題】エンジンの始動に対する強度上の信頼性が高く、プーリおよびベルトを効率的に冷却可能な羽根車を備えた無段変速装置の冷却構造を提案する。
【解決手段】無段変速装置の冷却構造は、ベルト溝を形成する固定プーリ半体86および可動プーリ半体87を有しクランク軸49に回転一体に設けられたドライブプーリ81と、ドライブプーリ81に巻掛けられたVベルト83と、固定プーリ半体86の外周部に形成されたスタータリングギヤ86aと、スタータリングギヤ86aを介してクランク軸49を回転させるスタータモータ111と、クランク軸49の回転軸方向視において非直線形状の羽根122を複数有し固定プーリ半体86の反ベルト溝側面に隣接させて設けられた変速装置冷却ファン103と、を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、無段変速装置の冷却構造に関する。
例えばスクーター形の自動二輪車は、変速比を無段階的に調整可能な無段変速装置を備える。
この無段変速装置は、エンジンのクランクシャフトに回転一体に設けられたドライブプーリと、駆動輪へトルクを伝達するドリブンシャフトに回転一体に設けられたドリブンプーリと、ドライブプーリとドリブンプーリとの間に無端状に巻き掛けられたベルトと、を備える。
ドライブプーリは、互いに向かい合う固定プーリ半体および可動プーリ半体を備える。固定プーリ半体および可動プーリ半体の互いに向かい合う側面はベルト溝を形成する。可動プーリ半体は固定プーリ半体に対して遠近方向に移動可能である。
ドリブンプーリも、互いに向かい合う固定プーリ半体および可動プーリ半体を備える。固定プーリ半体および可動プーリ半体の互いに向かい合う側面もベルト溝を形成する。可動プーリ半体は固定プーリ半体に対して遠近方向に移動可能である。
ベルトは、ドライブプーリのベルト溝とドリブンプーリのベルト溝との間に無端状に巻き掛けられ、それぞれのベルト溝において固定プーリ半体と可動プーリ半体との間に挟み込まれる。
無段変速装置は、ベルトと各プーリとの間の摩擦力によってドライブプーリのトルクをドリブンプーリに伝える。したがって、無段変速装置は、各プーリにおいてベルトを挟み込む力を大きくするほど各プーリとベルトとの間のスリップを防止してより大きなトルクを伝達できる。
このように構成された従来の無段変速装置は、各プーリとベルトとの接触部分に生じる摩擦抵抗によって発熱する。
そこで、ドライブプーリの固定プーリ半体の側面のうちベルト溝を形成する側面の反対側に位置する側面に複数の羽根を備えた無段変速装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。これらの羽根は固定プーリ半体とともに羽根車を構成する。羽根車はドライブプーリとともに回転して無段変速装置が収容されたケースの内部に冷却風を発生させてプーリおよびベルトを冷却する。
他方、従来よりスタータモータを駆動させると飛び込みギヤが突出する飛び込みギヤ機構と、飛び込みギヤの突出位置において飛び込みギヤに噛み合わされるスタータリングギヤを有するドライブプーリと、を備えたエンジンの始動装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−170288号公報 特開平9−250320号公報
先ず、特許文献1に記載された無段変速装置において、プーリおよびベルトを効率的に冷却するために、羽根は略直線形状のもの(所謂、ラジアル形状)よりも回転方向に対して前向きまたは後ろ向きに湾曲した非直線形状のもの(所謂、シロッコファン、ターボファン)の方が好ましい。
他方、特許文献2に記載された無段変速装置において、エンジンを始動可能な程度にスタータリングギヤの強度を要するために、ドライブプーリ(より詳しくは、固定プーリ半体)は鋼材を用いることが好ましい。
ところで、プーリおよびベルトを効率的に冷却可能な形状の羽根、すなわち非直線形状の羽根を固定プーリ半体に形成する場合、その成形性の観点からプレス加工によって成形することや、その組立性の観点から湾曲した板材を固定プーリ半体に植設して形成することは困難であり、一般には鋳造法、特に金型鋳造法によって成形することとなる。このとき、スタータリングギヤの強度を確保するために羽根を含む固定プーリ半体を鋼材によって鋳造すると、その全体の重量が増加してしまうという課題がある。他方、羽根を含む固定プーリ半体を軽量化するために羽根を含む固定プーリ半体をアルミニウム合金によって鋳造すると、スタータリングギヤの強度が不足する虞がある。
そこで、本発明は、エンジンの始動に対する強度上の信頼性が高く、プーリおよびベルトを効率的に冷却可能な羽根車を備えた無段変速装置の冷却構造を提案する。
前記の課題を解決するため本発明に係る無段変速装置の冷却構造は、ベルト溝を形成する固定プーリ半体および可動プーリ半体を有し前記クランクシャフトに回転一体に設けられたドライブプーリと、前記ドライブプーリに巻掛けられたベルトと、前記固定プーリ半体の外周部に形成されたギヤと、前記ギヤを介して前記クランクシャフトを回転させる始動モータと、前記クランクシャフトの回転軸方向視において非直線形状の羽根を複数有し前記固定プーリ半体の反ベルト溝側面に隣接させて設けられた羽根車と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、エンジンの始動に対する強度上の信頼性が高く、プーリおよびベルトを効率的に冷却可能な羽根車を備えた無段変速装置の冷却構造を提供できる。
本発明の実施形態に係る無段変速装置の冷却構造を備えたスクーター形の自動二輪車を示した左側面透視図。 本発明の実施形態に係る無段変速装置の冷却構造を備えたパワーユニットを示した左側面図。 本発明の実施形態に係る無段変速装置の冷却構造を備えたパワーユニットを示した平面図。 本発明の実施形態に係る無段変速装置の冷却構造を備えたパワーユニットを示した図2のIV−IV線における断面図。 本発明の実施形態に係る無段変速装置の冷却構造を備えたパワーユニットを示した図2のV−V線における本発明断面図。 本発明に係る無段変速装置の冷却構造の変速装置冷却ファンを示した図。 本発明に係る無段変速装置の冷却構造の変速装置冷却ファンを示した図。
以下、本発明に係る無段変速装置の冷却構造の実施の形態について、図1から図7を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る無段変速装置の冷却構造を備えたスクーター形の自動二輪車を示した左側面透視図である。
なお、自動二輪車1の構造を説明するにあたり、図1中の実線矢Fを前方、図1中の実線矢Rを後方と定義する。左右に関しては、自動二輪車1のライダーが前方を見たとき、ライダーの左手側を自動二輪車1の左方、その反対側を自動二輪車1の右方と定義する。上下に関しては、ライダーの頭部側を自動二輪車1の上方、その反対側を自動二輪車1の下方と定義する。また、自動二輪車1を構成する各部の方向については自動二輪車1に準ずる。
図1に示すように、自動二輪車1は、鋼管製の車体フレーム3と、車体フレーム3に左右回動自在に軸支されたフロントフォーク4と、フロントフォーク4に軸支された前輪5と、車体フレーム3に上下揺動自在に軸支されたパワーユニット6と、パワーユニット6に軸支された後輪7と、パワーユニット6および後輪7の揺動を緩衝および復元させるショックアブソーバー8と、パワーユニット6の前上部に配置された吸気装置9と、パワーユニット6の後上部に配置されたエアクリーナー11と、車体フレーム3に設けられた着座シート12と、着座シート12によって閉塞された物品収納ボックス13と、物品収納ボックス13の後方に配置された燃料タンク15と、車体フレーム3を覆うフロントフレームカバー16およびリヤフレームカバー17と、を備える。
車体フレーム3は、前頭部に位置されたヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から後下方に延ばされたダウンパイプ22と、ダウンパイプ22の後端付近から後斜め上方に延ばされた左右一対のリヤパイプ23と、ダウンパイプ22が下方に湾入された部分に配置されたステップフレーム24と、ダウンパイプ22とリヤパイプ23との接合部付近に設けられたエンジンブラケット25と、を備える。ヘッドパイプ21は、ハンドルバー27、ヘッドランプ28およびフロントフェンダー29を左右回動自在に軸支する。エンジンブラケット25は、リンク31を介してパワーユニット6に連結される。
パワーユニット6は、後輪7とともにリンク31の後端に架設されたピボット軸32回りに上下揺動して後輪7のスイングアームの役割を果たす。
ショックアブソーバー8はリヤパイプ23の後部とパワーユニット6の後部との間に連結される。
着座シート12は物品収納ボックス13の開口部を閉塞するようにその上方に設置される。着座シート12は前端のヒンジ部33を軸に後端を持ち上げることによって物品収納ボックス13の開口部を開く。
物品収納ボックス13は、上方に開口する有底箱形容器であり、リヤパイプ23の上部に設置される。
燃料タンク15は物品収納ボックス13の上縁から後方に延びるトレー部34を貫通して上方に臨む給油部35を備える。
フロントフレームカバー16は車体フレーム3の前部を覆う樹脂製のカバーである。
リヤフレームカバー17は車体フレーム3の後部を覆う樹脂製のカバーである。
また、自動二輪車1は、リヤフレームカバー17の後端に設けられたテールランプ36と、後輪7の上方に設けられたリヤフェンダー37と、ステップフレーム24の上部に配置された樹脂製のステップボード38と、を備える。
フロントフレームカバー16、リヤフレームカバー17およびステップボード38は連続的に繋がれる。
図2は、本発明の実施形態に係る無段変速装置の冷却構造を備えたパワーユニットを示した左側面図である。図3は、本発明の実施形態に係る無段変速装置の冷却構造を備えたパワーユニットを示した平面図である。
図4は、本発明の実施形態に係る無段変速装置の冷却構造を備えたパワーユニットを示した図2のIV−IV線における断面図である。
図2から図4に示すように、自動二輪車1のパワーユニット6は、一体化させたエンジン41および変速ユニット42を備え、スクーター形の自動二輪車用としては一般的なレイアウトを持つものである。
エンジン41は、例えば強制空冷式の4サイクルエンジンであり、クランクケース43と、クランクケース43の前方に設けられ略水平に前傾させて配置された単気筒のシリンダーアッセンブリー44と、クランクケース43の左方に設けられ後方に延ばされた変速ユニット42と、クランクケース43の右方に設けられたジェネレータ45と、を備える。
クランクケース43は、左右に分割された左ケース半身47および右ケース半身48を組み合わせて構成される。クランクケース43は、車幅方向(左右方向)に沿う回転軸を有するクランク軸49を軸支する。クランク軸49の両端は、クランクケース43の左右それぞれに突出する。
シリンダーアッセンブリー44は、クランクケース43の前方に設けられたシリンダーブロック51と、シリンダーブロック51の前方に設けられたシリンダーヘッド52と、シリンダーヘッド52の前方に設けられたヘッドカバー53と、を備える。シリンダーブロック51はシリンダーボア55を区画する内周面を有し、シリンダーヘッド52はシリンダーボア55に整合する燃焼室56を区画する内周面を有する。
また、シリンダーアッセンブリー44は、シリンダーボア55の内部を往復動自在なピストン57と、ピストン57およびクランク軸49のクランクピン58に連結されたコネクティングロッド59と、シリンダーヘッド52に装着され燃焼室56を臨む点火プラグ60と、シリンダーヘッド52の内部に車幅方向(左右方向)に軸支されたカム軸61と、シリンダーブロック51およびシリンダーヘッド52を貫いてクランク軸49に設けられたカムドライブスプロケット62とカム軸61に設けられたカムドリブンスプロケット63との間に巻掛けられた無端状のカムチェーン64と、を備える。
シリンダーアッセンブリー44は、コネクティングロッド59によってピストン57の往復運動をクランク軸49の回転運動に変換する。
カムドライブスプロケット62およびカムドリブンスプロケット63によって、クランク軸49の回転は1/2に減速されてカム軸61に伝達される。このカム軸61の回転は、カム軸に形成された吸気カム66および排気カム67とロッカーアーム68とを介して吸気バルブ(図示省略)および排気バルブ(図示省略)のそれぞれを所定のタイミングで開閉させる。
カムチェーン64はシリンダーブロック51、シリンダーヘッド52およびヘッドカバー53の左側方に区画されたカムチェーン室69に収容される。
変速ユニット42は、左ケース半身47の左方に設けられ後方に延ばされた変速ケース71と、変速ケース71の内部に収容されたベルト式変速装置72および減速ミッション機構73と、を備える。変速ケース71は左ケース半身47に一体に形成された変速ケース本体74と、変速ケース本体74の左側開口部を閉塞する変速ケースカバー75と、を備える。
また、変速ユニット42は、変速ケース本体74および変速ケースカバー75の後部に軸支されたドリブン軸77と、ドリブン軸77の後下方に配置させて変速ケースカバー75に軸支された中間軸78と、中間軸78の後上方に配置させて変速ケースカバー75に軸支された後輪軸79と、を備える。後輪軸79は、変速ケースカバー75の右側面から突出する。この後輪7の突出部分には、後輪7が回転一体に取り付けられる。なお、クランク軸49は変速ユニット42のドライブ軸を兼ねている。
ベルト式変速装置72は、変速ケース71の内部に収容されており、変速ケース71の内部に延びたクランク軸49の左端部に回転一体に設けられたドライブプーリ81と、ドリブン軸77に設けられたドリブンプーリ82と、両プーリ81、82の間に巻掛けられて掛け渡された無端状のVベルト83と、ドリブンプーリ82の左側に並設された遠心クラッチ84と、を備える。ベルト式変速装置72は、ドライブプーリ81はクランク軸49の回転にともなう遠心力の増加によって有効径を拡大させ、他方、ドリブンプーリ82は有効径を縮小させことによってクランク軸49の回転を無段階に自動変速(増速)させてドリブン軸77に伝達する。
ドライブプーリ81は、互いに向かい合う固定プーリ半体86および可動プーリ半体87を備える。固定プーリ半体86および可動プーリ半体87の互いに向かい合う側面はベルト溝を形成する。
固定プーリ半体86は、鋼材を用いて形成されるとともにクランク軸49に固定される。他方、可動プーリ半体87は、固定プーリ半体86に対して遠近方向に移動可能である。また、可動プーリ半体87は、固定プーリ半体86に向かい合う側面を有する可動プーリハウジング88と、可動プーリハウジング88の左側に位置させてクランク軸49に固定された固定プレート89と、可動プーリハウジング88と固定プレート89との間に配置されたウェイトローラ90と、を備える。可動プーリハウジング88はクランク軸49の軸方向に移動可能に構成される。可動プーリ半体87は、クランク軸49の回転による遠心力によってウェイトローラ90を可動プーリハウジング88および固定プレート89の外周側へ移動させて可動プーリハウジング88を固定プーリ半体86に接近させる。
遠心クラッチ84はドリブンプーリ82の回転速度が所定の回転速度以上に達するとドリブン軸77とドリブンプーリ82とを回転一体に摩擦係合させる。
減速ミッション機構73は、ドリブン軸77の右端近傍に設けられた一次ドライブギヤ93と、中間軸78に設けられて一次ドライブギヤ93に噛み合わされた一次ドリブンギヤ94と、中間軸78に設けられた二次ドライブギヤ95と、後輪軸79に設けられて二次ドライブギヤ95に噛み合わされた二次ドリブンギヤ96と、を備える。これら4つのギヤ93、94、95、96は、変速ケース本体74の後部に装着されたミッションカバー97によって液密に隔離されて潤滑油に浸される。
ジェネレータ45は、クランクケース43(右ケース半身48)に固定されたステータ98と、クランク軸49の右端部に回転一体に設けられたロータ99と、を備える。ジェネレータ45は、クランク軸49の回転によってロータ99をステータ98の周囲に周回させて発電する。
エンジン41は、シリンダーアッセンブリー44の作動によるクランク軸49の回転をドライブプーリ81、Vベルト83、ドリブンプーリ82、遠心クラッチ84を順次に経てドリブン軸77に伝達し、ドリブン軸77の回転を減速ミッション機構73によって減速させて後輪軸79および後輪7に伝達する。
また、エンジン41は、シリンダーアッセンブリー44の冷却風を発生させるエンジン冷却ファン101と、シリンダーアッセンブリー44およびクランクケース43の右側を覆う樹脂製の冷却カウリング102と、ベルト式変速装置72の冷却風を発生させる変速装置冷却ファン103(羽根車)と、を備える。
エンジン冷却ファン101は、クランク軸49の右端部、より詳しくはジェネレータ45のロータ99に固定されており、クランク軸49の回転にともなってロータ99とともに回転する。
冷却カウリング102は、エンジン冷却ファン101の右側に開口された冷却空気吸入口104と、シリンダーアッセンブリー44の下方に開口された冷却空気排出口(図示省略)とを有する。
変速装置冷却ファン103は、クランク軸49の左端部、より詳しくはドライブプーリ81の左側に並設されてクランク軸49に固定されており、クランク軸49の回転にともなってドライブプーリ81とともに回転する。
エンジン41は、エンジン冷却ファン101を回転させて冷却空気吸入口104から空気を吸入し、エンジン冷却ファン101から吐出される空気を冷却風として冷却カウリング102の内部空間を流動させてシリンダーアッセンブリー44を強制的に冷却し、温められた冷却風を冷却空気排出口から排出する。また、エンジン41は、変速装置冷却ファン103を回転させて変速ケースカバー75に開口された冷却空気吸入口106から空気を吸入し、変速装置冷却ファン103から吐出される空気を冷却風として変速ケース71の内部空間を流動させてベルト式変速装置72を冷却し、温められた冷却風を変速ケースカバー75に開口された冷却空気排出口107から排出する。
図5は、本発明の実施形態に係る無段変速装置の冷却構造を備えたパワーユニットを示した図2のV−V線における断面図である。
図5に示すように、自動二輪車1のパワーユニット6は、クランクケース43の上方に位置させて変速ケース71に設けられた始動装置109を備える。
始動装置109は、ドライブプーリ81の固定プーリ半体86を介してクランク軸49を回転させてエンジン41を始動させる。また、始動装置109は、変速ケース本体74の上部に配置されたスタータモータ111(始動モータ)と、スタータモータ111に連結された飛び込みギヤ機構112と、ドライブプーリ81の固定プーリ半体86の外周部に歯切りされたスタータリングギヤ86a(ギヤ)と、を備える。
スタータモータ111は、左方に向けて変速ケース71の内側に突出させた出力軸114を有し、出力軸114の先端にギヤ115を備える。
飛び込みギヤ機構112は、変速ケース本体74および変速ケースカバー75に挟持され中心軸を車幅方向(左右方向)に指向させてスタータモータ111と固定プーリ半体86との間に設けられる。飛び込みギヤ機構112は、スタータモータ111のギヤ115に噛み合わされた入力ギヤ117と、左方に飛び出すと固定プーリ半体86のスタータリングギヤ86aに噛み合う飛び込みギヤ118と、を備える。
始動装置109はスタータモータ111を駆動させるとギヤ115の回転が飛び込みギヤ機構112の入力ギヤ117を回転させる。これによって、左方に飛び出した飛び込みギヤ118が固定プーリ半体86のスタータリングギヤ86aに噛み合わされて固定プーリ半体86をクランク軸49とともに回転させてエンジン41を始動させる。スタータモータ111を停止させると飛び込みギヤ118は右方に引っ込みスタータリングギヤ86aとの噛み合わせが解かれる。
ところで、変速装置冷却ファン103は、固定プーリ半体86の側面のうちベルト溝を形成する側面の反対側に位置する側面(以下、「反ベルト溝側面」と呼ぶ。)に配置されるとともに固定プーリ半体86に隣接させて設けられる。また、変速装置冷却ファン103は、固定プーリ半体86の反ベルト溝側面に隣接させて配置されたベースプレート部121と、ベースプレート部121に設けられた複数の羽根122と、を備える。さらに、変速装置冷却ファン103は、アルミニウム合金を素材として鋳造法、特に金属鋳造法によってベースプレート部121および複数の羽根122が一体に成形された部材である。
ベースプレート部121は、円板状に形成され、固定プーリ半体86よりも小さい径を有するとともに、Vベルト83の巻掛け径(より詳しくは、最小巻掛け径r)よりも小さい径を有する。
羽根122は、ベースプレート部121の外周縁部よりも径外方向に突出した羽根端を有する。また、羽根122は、ベースプレート部121の板厚に相当する部分についても形成されて固定プーリ半体86の反ベルト溝側面に隣接する部分を有する。
図6および図7は、本発明に係る無段変速装置の冷却構造の変速装置冷却ファンを示した図である。なお、図6および図7は、クランク軸49の回転軸方向視において変速装置冷却ファン103を示した図である。
図6および図7に示すように、エンジン41の変速装置冷却ファン103は、クランク軸49の回転軸方向視においてベースプレート部121の径方向へ放射状に延びる非直線状の複数の羽根122を備える。
羽根122は、例えば、図6に示すようにクランク軸49の回転方向(図6中、実線矢R)に対して前向きに湾曲した羽根122a(換言すると、クランク軸49の回転方向の反対向きに円弧を描く。所謂、シロッコファン103a。)または図7に示すようにクランク軸49の回転方向(図7中、実線矢R)に対して後向きに湾曲した羽根122b(換言すると、クランク軸49の回転方向に円弧を描く。所謂、ターボファン103b。)のように非直線状の羽根を用いて構成される。
このように構成された無段変速装置の冷却構造は、ドライブプーリ81に隣接させて変速装置冷却ファン103を配置させる。
本実施形態に係る無段変速装置の冷却構造は、ドライブプーリ81の固定プーリ半体86と変速装置冷却ファン103とを別部材を用いて構成できるので、それぞれの部材を別々の素材から成型することができる。すなわち、本実施形態に係る無段変速装置の冷却構造は、エンジン41始動時のトルクを伝達するために十分な強度を必要とする固定プーリ半体86を鋼材で成型し、他方、軽量化が望まれる変速装置冷却ファン103をアルミニウム合金で成型することができる。また、本実施形態に係る無段変速装置の冷却構造は、変速装置冷却ファン103を金属鋳造法で成形できるので、非直線状の羽根122を採用できる。これらによって、本実施形態に係る無段変速装置の冷却構造によれば、ベルト式変速装置72に対する高い冷却性能を得るのと同時にドライブプーリ81を介したエンジン41の始動装置109を備えることができる。また、本実施形態に係る無段変速装置の冷却構造によれば、クランク軸49にエンジン41の始動専用ギヤを備える必要がなくなり、エンジン41の部品点数を削減することができる。
また、本実施形態に係る無段変速装置の冷却構造は、ベースプレート部121の外周縁部よりも径外方向に突出した羽根122を備え、この羽根122はベースプレート部121の板厚に相当する部分についても形成することができる。これによって本実施形態に係る無段変速装置の冷却構造によれば、羽根面積を減少させることなく変速装置冷却ファン103の回転軸方向(クランク軸49の回転軸方向と同じ)の幅を抑制することが可能となり、エンジン41の幅を小型化することができる。
さらに、本実施形態に係る無段変速装置の冷却構造は、固定プーリ半体86よりも小さい径を有するとともにVベルト83の巻掛け径(より詳しくは、最小巻掛け径r)よりも小さい径を有するベースプレート部121と、ベースプレート部121の外周縁部よりも径外方向に突出した羽根122と、を備える。これによって本実施形態に係る無段変速装置の冷却構造によれば、羽根122の間に発生する冷却風の流れ(変速装置冷却ファン103の中心部側から径外方向へ向かう空気の流れ)を直接的に固定プーリ半体86に当てて冷却できる。また、本実施形態に係る無段変速装置の冷却構造によれば、可動プーリ半体87が移動してVベルト83の巻掛け径が変化しても、常にVベルト83と可動プーリ半体87とが接触する部分を冷却できる。
したがって、本実施形態に係る無段変速装置の冷却構造によれば、エンジン41の始動に対する強度上の信頼性が高く、両プーリ81、82およびVベルト83を効率的に冷却可能な変速装置冷却ファン103を備えることができる。
1 自動二輪車
3 車体フレーム
4 フロントフォーク
5 前輪
6 パワーユニット
7 後輪
8 ショックアブソーバー
9 吸気装置
11 エアクリーナー
12 着座シート
13 物品収納ボックス
15 燃料タンク
16 フロントフレームカバー
17 リヤフレームカバー
21 ヘッドパイプ
22 ダウンパイプ
23 リヤパイプ
24 ステップフレーム
25 エンジンブラケット
27 ハンドルバー
28 ヘッドランプ
29 フロントフェンダー
31 リンク
32 ピボット軸
33 ヒンジ部
34 トレー部
35 給油部
36 テールランプ
37 リヤフェンダー
38 ステップボード
41 エンジン
42 変速ユニット
43 クランクケース
44 シリンダーアッセンブリー
45 ジェネレータ
47 左ケース半身
48 右ケース半身
49 クランク軸
51 シリンダーブロック
52 シリンダーヘッド
53 ヘッドカバー
55 シリンダーボア
56 燃焼室
57 ピストン
58 クランクピン
59 コネクティングロッド
60 点火プラグ
61 カム軸
62 カムドライブスプロケット
63 カムドリブンスプロケット
64 カムチェーン
66 吸気カム
67 排気カム
68 ロッカーアーム
69 カムチェーン室
71 変速ケース
72 ベルト式変速装置
73 減速ミッション機構
74 変速ケース本体
75 変速ケースカバー
77 ドリブン軸
78 中間軸
79 後輪軸
81 ドライブプーリ
82 ドリブンプーリ
83 Vベルト
84 遠心クラッチ
86 固定プーリ半体
86a スタータリングギヤ
87 可動プーリ半体
88 可動プーリハウジング
89 固定プレート
90 ウェイトローラ
93 一次ドライブギヤ
94 一次ドリブンギヤ
95 二次ドライブギヤ
96 二次ドリブンギヤ
97 ミッションカバー
98 ステータ
99 ロータ
101 エンジン冷却ファン
102 冷却カウリング
103 変速装置冷却ファン
105 変速装置冷却ファン
104 冷却空気吸入口
106 冷却空気吸入口
107 冷却空気排出口
109 始動装置
111 スタータモータ
112 ギヤ機構
114 出力軸
115 ギヤ
117 入力ギヤ
118 飛び込みギヤ
121 ベースプレート部
122 羽根

Claims (4)

  1. ベルト溝を形成する固定プーリ半体および可動プーリ半体を有しクランクシャフトに回転一体に設けられたドライブプーリと、
    前記ドライブプーリに巻掛けられたベルトと、
    前記固定プーリ半体の外周部に形成されたギヤと、
    前記ギヤを介して前記クランクシャフトを回転させる始動モータと、
    前記クランクシャフトの回転軸方向視において非直線形状の羽根を複数有し前記固定プーリ半体の反ベルト溝側面に隣接させて設けられた羽根車と、を備えたことを特徴とする無段変速装置の冷却構造。
  2. 前記羽根車は、前記固定プーリ半体よりも小さい径を有し前記固定プーリ半体の反ベルト溝側面に隣接させて配置されたベースプレート部を備え、
    前記羽根は、前記ベースプレート部の外周縁部よりも径方向に突出した羽根端を有することを特徴とする請求項1に記載の無段変速装置の冷却構造。
  3. 前記ベースプレート部は、前記ベルトの巻掛け径よりも小さい径を有することを特徴とする請求項2に記載の無段変速装置の冷却構造。
  4. 前記羽根車は金型鋳造法によって一体に成型されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の無段変速装置の冷却構造。
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