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JP2011149775A - 半導体集積回路及びコアテスト回路 - Google Patents

半導体集積回路及びコアテスト回路 Download PDF

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JP2011149775A JP2010010376A JP2010010376A JP2011149775A JP 2011149775 A JP2011149775 A JP 2011149775A JP 2010010376 A JP2010010376 A JP 2010010376A JP 2010010376 A JP2010010376 A JP 2010010376A JP 2011149775 A JP2011149775 A JP 2011149775A
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Abstract

【課題】コアテストに伴う素子数の増加を抑制する半導体集積回路と、テストに必要な端子を増やさずにコア回路の連続パターンテストを可能にするコアテスト回路を提供する。
【解決手段】半導体集積回路が、コア回路と、組み合わせ回路と、組み合わせ回路の入出力端子に接続されたスキャンフリップフロップが縦続接続された組み合わせ回路のスキャンパスと、コア回路の出力信号をスキャンフリップフロップに入力できるようにしたマルチプレクサを含むスキャンパス共用化回路と、を含み、組み合わせ回路のスキャンパスを用いて組み合わせ回路に含まれないコア回路をテストできるようにする。また、コアテスト回路が、複数の結果パターンを格納するテストデータ出力用シフトレジスタをコアの出力端子毎に設け、複数パターンのテスト結果をテストデータ出力用シフトレジスタに取り込んでからスキャンアウトできるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路及びコアテスト回路に関する。特に、マイクロプロセッサ、DSP、アナログ回路、メモリなどの回路が固定されているコア回路を含む半導体集積回路及びそのテスト回路に関する。
半導体集積回路には、品種毎に機能や回路構成や回路配置が変更され、回路が固定されていないいわゆるユーザーロジックと、回路構成が固定されているコア回路と、を含むものがある。たとえば、マイクロプロセッサ、DSP、アナログ回路、メモリなどが、典型的なコア回路である。
これらユーザーロジックとコア回路を含む半導体集積回路においては、コア回路のテスト回路は、あらかじめ、コア回路内に内蔵しておくか、コア回路の外部に所定のコアテスト回路を設け、それとは別に、ユーザーロジックのテスト回路を設けてテストを行うのが一般的である。ユーザーロジックのテスト回路としては、ユーザーロジックにスキャンパステスト回路を挿入することが行われる。ユーザーロジックへのスキャンパステスト回路の挿入は、まず、ユーザーロジックを組み合わせ回路とクロックに同期して動作するフリップフロップにより構成される順序回路とに分ける。さらに、そのフリップフロップに他のフリップフロップとチェーン接続する機能を追加してスキャンフリップフロップに置換するとともに、ユーザーロジックにはないチェーン配線を追加する。また、ユーザーロジックに適当なフリップフロップが存在しない箇所では、スキャンフリップフロップを新たに追加して挿入する場合もある。大規模なユーザーロジックを有する半導体集積回路では、このスキャンフリップフロップの総数は数万から数十万個以上に及ぶ。
非特許文献1の11〜12頁には、上記のようなコア回路とユーザーロジックを含む半導体集積回路について、コア回路をテストする標準的なテスト方法の概要が開示されている。図9は、非特許文献1の図1に記載されているIEEE1500標準のテスト回路(Wrapper)の全体ブロック図である。非特許文献1によれば、コア回路のテストのため、シリアルにテストデータやテストモードを制御するためのポートであるWSP(Wrapper serial port)、オプションとしてパラレルにテストデータやテストモードを制御するためのポートであるWPP(Wrapper parallel port)、テストモードを制御するためのレジスタであるWIR(Wrapper instruction register)、シリアルインターフェースを用いてテストする場合にシリアルチェーンからコア回路をバイパスするためのレジスタであるWBY(Wrapper bypass register)、コア回路の入力端子に対するテストデータを直列又は並列に与え、コア回路の出力端子から出力されるテスト結果を格納し直列又は並列に出力するためのレジスタであるWBR(Wrapper boundary register)を設けることが記載されている。なお、上記WSPには、シリアル入力端子であるWSIとシリアル出力端子であるWSOが含まれる。また、コアテスト回路(Wrapper)として、シリアル、パラレルインターフェースのうち、シリアルインターフェースは必須であるが、パラレルインターフェースは任意とされている。
また、特許文献1には、埋め込みコアの周囲に(埋め込みコアの)テスト用シフトレジスタを設けることが記載されている。さらに、特許文献1では、埋め込みコアの周辺に設けられる組み合わせ回路のスキャンパス回路を上記テスト用シフトレジスタの後段に接続し、テスト用シフトレジスタの入力端子からスキャンインし、スキャンパス回路の出力端子からスキャンアウトすることが記載されている。
特開2004−320433号公報
IEEEスタンダーズ1500TM−2005、IEEEスタンダード・テスタビリティ・メソッド・フォア・エンベッディド・コアベースド・インテグレーテッド・サーキッツ、IEEEコンピュータ・ソサイエティ、7、11〜12頁
以下の分析は本発明により与えられる。上記非特許文献1や特許文献1によれば、コア回路とコア回路以外の組み合わせ回路とを備えた半導体集積回路において、コア回路に印加するテストパターンを保持するレジスタと、テスト結果を保持するレジスタ(非特許文献1のWBRや、特許文献1のテスト用シフトレジスタ13)を専用に設けなければならず、テスト回路のオーバーヘッドが大きかった。
また、コア回路をテストするコアテスト回路において、非特許文献1に記載されているシリアルポート(WSP)を用いてコアテストを行う場合や、特許文献1に記載されているように、シリアルにスキャンインしたパターンに基づいてコアテストを行ってスキャンアウトする場合、1パターンコアテストを行う毎にスキャンイン、スキャンアウトを繰り返さなければならず、連続したパターンのテストを行うことができない。
一方、非特許文献1のオプションとして記載されているようにコアテスト回路についてパラレルインターフェースを用いるコアテスト回路とすると、コアテスト回路や配線によるチップ面積が増大することに加えて、コアテストに必要な端子の数が増えて、通常のLSIのテストに用いるテスターではLSIテスターの端子数が不足してテストが困難になるといった問題も生じる。
本発明の1つの側面による半導体集積回路は、複数の入力端子と複数の出力端子とを備えるコア回路と、複数の入力端子と複数の出力端子とを備える組み合わせ回路と、前記組み合わせ回路の複数の入力端子及び出力端子に接続された複数のスキャンフリップフロップが縦続接続されスキャンインしたデータを前記組み合わせ回路の複数の入力端子に並列に与え、前記組み合わせ回路の複数の出力端子から並列に出力されたデータをスキャンアウトできるように構成された前記組み合わせ回路のスキャンパスと、前記コア回路の出力端子毎に設けられ、前記コア回路の出力信号又は前記スキャンパスをシフトする信号のいずれかを選択して前記複数のスキャンフリップフロップのうちいずれかのスキャンフリップフロップに入力できるように構成された複数の第1のマルチプレクサを含み、前記コア回路の前記複数の出力端子から出力されるテスト結果を前記複数のスキャンフリップフロップのうち、対応するスキャンフリップフロップに並列に取り込みスキャンアウトできるように構成されたスキャンパス共用化回路と、を含み、前記組み合わせ回路のスキャンパスを用いて前記組み合わせ回路に含まれないコア回路をテストできるようにする。
また、本発明の他の側面によるコアテスト回路は、複数のデータ入力端子と複数のデータ出力端子とを有するコア回路をテストするコアテスト回路であって、前記複数のデータ入力端子にそれぞれ対応して設けられ、テスト時に各データ入力端子に印加するn+1パターン(nは自然数)のテスト入力パターンを格納する複数のテストデータ入力用シフトレジスタと、前記複数のデータ出力端子にそれぞれ対応して設けられ、テスト時に各データ出力端子から出力されるn+1パターンのテスト結果パターンを格納する複数のテストデータ出力用シフトレジスタと、を備え、前記複数のテストデータ入力用シフトレジスタと前記複数のテストデータ出力用シフトレジスタはチェーン接続されてスキャンイン、スキャンアウトできるように構成され、前記複数のテストデータ入力用シフトレジスタにそれぞれn+1パターンのテストデータをスキャンインした後、前記テストデータ入力用シフトレジスタ及び前記テストデータ出力用シフトレジスタをシフトさせつつ前記テストデータ入力用シフトレジスタからn+1パターンのテストデータを前記コア回路に印加するとともにn+1パターンのテスト結果を前記テストデータ出力用シフトレジスタに取り込み、しかる後に、前記テストデータ出力用シフトレジスタに格納したテスト結果をスキャンアウトできるように構成されている。
本発明のさらに他の側面によるコアテスト回路は、複数のデータ入力端子と複数のデータ出力端子とを有するコア回路をテストするコアテスト回路であって、前記複数のデータ入力端子にそれぞれ印加する少なくともn+1パターン(nは自然数)のテスト入力パターンを自動発生するBIST回路と、前記複数のデータ出力端子にそれぞれ対応して設けられ、テスト時に各データ出力端子から出力されるn+1パターンのテスト結果パターンを格納する複数のテストデータ出力用シフトレジスタと、を備え、前記複数のテストデータ出力用シフトレジスタはチェーン接続されてスキャンアウトできるように構成され、テスト時には、前記BIST回路からn+1パターンのテストデータを前記コア回路に印加するとともに前記テストデータ出力用シフトレジスタをシフトさせて前記n+1パターンのテスト結果を前記複数のテストデータ出力用シフトレジスタに取り込み、しかる後に、前記テストデータ出力用シフトレジスタに格納したテスト結果をスキャンアウトできるように構成されている。
本発明の半導体集積回路によれば、組み合わせ回路のスキャンパスに用いられるスキャンフリップフロップをコアテストに用いるので、コアテストに伴う素子数の増加を抑制することができる。
また、本発明のコアテスト回路によれば、コア回路のデータ出力端子毎にシフトレジスタを設け、そのシフトレジスタをチェーン接続し、スキャンアウトできるようにしたので、テストに必要な端子の数を増やさずにコア回路の連続したパターンのテストを行うことができる。
実施例1による半導体集積回路のブロック図である。 図1の一部の拡大ブロック図である。 実施例1におけるコアテストの(a)スキャンシフトモード(スキャンイン)、(b)コアテストモード、(c)スキャンシフトモード(スキャンアウト)の各動作モードを説明する図面である。 実施例1における(a)組み合わせ回路スキャンテストの動作タイミング図と、(b)コアテストの動作タイミング図である。 実施例2によるコア回路及びそのテスト回路のブロック図である。 実施例3によるコア回路及びそのテスト回路のブロック図である。 実施例4によるコア回路及びそのテスト回路のブロック図である。 実施例5におけるスキャンパスを構成するフリップフロップ回路及びその周辺の回路ブロック図である。 非特許文献1の12頁の図1に記載されているIEEE1500標準のテスト回路(Wrapper)の全体ブロック図である。
本発明の各実施例について詳細に説明する前に、本発明の実施形態の概要について説明しておく。なお、概要の説明において引用する図面及び図面の符号は実施形態の一例として示すものであり、それにより本発明による実施形態のバリエーションを制限するものではない。
一例を図1に示すように、本発明の一実施例の半導体集積回路1は、コア回路21と、組み合わせ回路11と、組み合わせ回路11のスキャンパス(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)と、スキャンパス共用化回路(65、75)と、を含む。コア回路21は、複数の入力端子(CI1、CI2)と複数の出力端子(CO1、CO2)とを備える。組み合わせ回路11は、複数の入力端子(PI1〜PI10)と複数の出力端子(PO1〜PO13)とを備える。組み合わせ回路11のスキャンパス(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)は、組み合わせ回路11の複数の入力端子(PI1〜PI10)及び出力端子(PO1〜PO13)に接続された複数のスキャンフリップフロップ(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)が縦続接続されスキャンインしたデータを組み合わせ回路11の複数の入力端子(PI1〜PI10)に並列に与え、組み合わせ回路11の複数の出力端子(PO1〜PO13)から並列に出力されたデータをスキャンアウトできるように構成される。すなわち、複数のスキャンフリップフロップは、前段のスキャンフリップフロップ(例えば、41)のQ出力が次段のスキャンフリップフロップ(例えば、42)のデータ入力端子Dに縦続接続(カスケード接続)されている。スキャンパス共用化回路(65、75)は、コア回路21の出力端子(CO1、CO2)毎に設けられ、コア回路21の出力信号又はスキャンパス(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)をシフトする信号のいずれかを選択して複数のスキャンフリップフロップ(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)のうちいずれかのスキャンフリップフロップに入力できるように構成された複数の第1のマルチプレクサ(65、75)を含み、コア回路21の複数の出力端子(CO1、CO2)から出力されるテスト結果を複数のスキャンフリップフロップ(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)のうち、対応するスキャンフリップフロップに並列に取り込みスキャンアウトできるように構成される。上記構成により、組み合わせ回路11のスキャンパス(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)を用いて組み合わせ回路11に含まれないコア回路21をテストできる。
また、スキャンパス共用化回路(65、75、44、54)は、コア回路21の複数の入力端子(CI1、CI2)毎に設けられ、当該入力端子(CI1、CI2)に通常使用時に入力される信号(PO3、PO7)又は複数のスキャンフリップフロップの出力信号(43のQ、53のQ)のいずれかを選択して当該入力端子(CI1、CI2)に接続する複数の第2のマルチプレクサ(44、54)をさらに備えてもよい。これにより、コア回路21のテスト時に、スキャンパスにスキャンインしたデータを複数のスキャンフリップフロップ(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)から複数の第2のマルチプレクサ(44、54)を介してコア回路21の複数の入力端子(CI1、CI2)に並列に入力できる。
また、複数の第1のマルチプレクサ(65、75)は、縦続接続されたスキャンフリップフロップ(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)のうち、n個(一般的にはnは自然数。図1ではn=2)おきのスキャンフリップフロップ(61、71)に接続されており、コア回路21のテスト時にスキャンパス(特に61〜63と71〜73)をシフトさせつつ、コア回路21の複数の出力端子(CO1、CO2)から並列に出力されるテスト結果をn+1パターン(図1では3パターン)連続してスキャンパス(特に61〜63と71〜73)に取り込み、しかる後にスキャンアウト(SOT端子から出力)できるように構成されてもよい。
また、複数の第2のマルチプレクサ(44、54)は、複数の縦続接続されたスキャンフリップフロップ(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)のうち、当該スキャンフリップフロップ(43、53)の前段のn段(図1では2段)のスキャンフリップフロップ(41、42、51、52)の出力信号が第1、第2のいずれのマルチプレクサにも接続されていないスキャンフリップフロップ(41、42、51、52)に接続され、コア回路21のテスト時にスキャンパス(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)にスキャンインされたデータをさらにn+1(図1では3)パターンシフトさせつつ前記コア回路の複数の入力端子に並列にn+1(図1では3)パターン連続して印加できるように構成されてもよい。
さらに、一例を図5に示すように、コア回路21の複数の入力端子(CI1、CI2)に入力テストデータを与えるBIST回路81をさらに備え、複数の第1のマルチプレクサ75は、縦続接続されたスキャンフリップフロップ(61〜63、71〜73)のうち、n個(一般的にはnは自然数。図5ではn=2)おきのスキャンフリップフロップに接続されており、コア回路21のテスト時にBIST回路81からn+1(図5では3)パターンのテストデータをコア回路21の複数の入力端子(CI1、CI2)に並列に与えると共に、スキャンパスをシフトさせつつ、前記コア回路の複数の出力端子(CO1、CO2)から並列に出力されるテスト結果をn+1(図5では3)パターン連続してスキャンパス(61〜63、71〜73)に取り込み、しかる後にスキャンアウト(SOT端子から出力)できるように構成されてもよい。
さらに、一例を図6に示すように、コア回路(21、121)が複数含まれ、複数のコア回路(21、121)に対してそれぞれスキャンパス共用化回路(65、75、165、175。図6では、図1の44、54に相当するコア回路の入力端子(CI1、CI2、CI11、CI12)側のマルチプレクサは図示省略)が設けられ、複数のコア回路をそれぞれ組み合わせ回路11のスキャンパスを用いてテストできるように構成されてもよい。
また、一例を図7に示すように、スキャンパスがそれぞれスキャンイン端子(SIN1、SIN2)とスキャンアウト端子(SOT1、SOT2)を有する複数のスキャンパス(51〜53、61〜63と、41〜43、71〜73)を含み、スキャンパス共用化回路は、前記複数のスキャンパスを並列に用いて前記コア回路のテストを行えるように構成されてもよい。
さらに、一例を図8に示すように、第1のマルチプレクサ613と、スキャンフリップフロップ611とが一体として構成されたマルチプレクサ機能付スキャンフリップフロップ61Aを含み、マルチプレクサ機能付スキャンフリップフロップ61Aは、クロック信号TCKに応答して前段のスキャンフリップフロップの出力信号(531のQ)、組み合わせ回路の出力信号PO8、コア回路の出力信号CO1のいずれかを選択して取り込んで出力する半導体集積回路であってもよい。
また、本発明の一実施形態のコアテスト回路は、一例を図1に示すように、複数のデータ入力端子(CI1、CI2)と、複数のデータ出力端子(CO1、CO2)と、を有するコア回路21をテストするコアテスト回路である。そのコアテスト回路は、複数のデータ入力端子(CI1、CI2)にそれぞれ対応して設けられた複数のテストデータ入力用シフトレジスタ(41〜43と、51〜53)と、複数のデータ出力端子(CO1、CO2)にそれぞれ対応して設けられた複数のテストデータ出力用シフトレジスタ(61〜63と、71〜73)と、を備える。複数のテストデータ入力用シフトレジスタ(41〜43と、51〜53)はテスト時に各データ入力端子に印加するn+1パターン(nは自然数)のテスト入力パターンを格納する。また、複数のテストデータ出力用シフトレジスタ(61〜63と、71〜73)は、テスト時に各データ出力端子(CO1、CO2)から出力されるn+1パターンのテスト結果パターンを格納する。複数のテストデータ入力用シフトレジスタ(41〜43と、51〜53)と複数のテストデータ出力用シフトレジスタ(61〜63と、71〜73)はチェーン接続されてスキャンイン、スキャンアウトできるように構成される。すなわち、まず、複数のテストデータ入力用シフトレジスタ(41〜43と、51〜53)にそれぞれn+1パターンのテストデータをスキャンインする。次に、テストデータ入力用シフトレジスタ(41〜43と、51〜53)及びテストデータ出力用シフトレジスタ(61〜63と、71〜73)をシフトさせつつテストデータ入力用シフトレジスタ(41〜43と、51〜53)からn+1パターンのテストデータをコア回路21に印加するとともにn+1パターンのテスト結果をテストデータ出力用シフトレジスタ(61〜63と、71〜73)に取り込む。しかる後に、テストデータ出力用シフトレジスタに格納したテスト結果をスキャンアウトできるように構成される。
また、複数の第1のマルチプレクサ(65、75)と、複数の第2のマルチプレクサ(44、54)と、をさらに含む構成としてもよい。複数の第1のマルチプレクサ(65、75)は、複数のデータ出力端子(CO1、CO2)と、対応するテストデータ出力用シフトレジスタ(61〜63と、71〜73)との間に設けられ、前記複数のデータ出力端子(CO1、CO2)から出力される信号、又は、チェーン接続されてスキャンイン、スキャンアウトする信号(スキャンイン端子SINから入力される信号、スキャンアウト端子SOTから出力される信号)のいずれかを選択して当該テストデータ出力用シフトレジスタに入力させる。また、複数の第2のマルチプレクサ(44、54)は、複数のテストデータ入力シフトレジスタ(41〜43と、51〜53)と、対応するデータ入力用端子(CI1、CI2)との間に設けられ、通常動作時に当該データ入力用端子(CI1、CI2)に入力される信号(PO3、PO7)、又は、当該テストデータ入力シフトレジスタ(41〜43、又は、51〜53)の出力信号(43のQ、又は53のQ)のいずれかを選択して当該データ入力端子(CI1又はCI12)へ出力することができる。
さらに、複数のテストデータ入力用シフトレジスタ(41〜43と、51〜53)及び複数のテストデータ出力用シフトレジスタ(61〜63と、71〜73)は、コア回路21以外の組み合わせ回路11のスキャンパスの一部であってもよい。
以上で概要の説明を終わり、以下、実施例について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
図1は、実施例1による半導体集積回路のブロック図である。図1において、半導体集積回路1は、コア回路21と、組み合わせ回路11と、組み合わせ回路11及びコア回路21をテストする回路と、を備えている。コア回路21は、機能が固定されている回路であり、通常はレイアウトパターンも固定されたいわゆるハードマクロとして構成される回路である。典型的なコア回路としては、マイクロプロセッサ、DSP、アナログ回路、メモリなどが考えられるが、特に限定されるものではない。
コア回路に対して、組み合わせ回路11は、品種や仕様によって自由に回路構成を変えることができるいわゆるユーザーロジックに含まれる組み合わせ回路である。所望の機能を有する半導体集積回路を設計しようとする場合、すでに設計、検証が済んでいるコア回路をそのまま使用できる場合はそのまま使用し、コア回路に含まれないその品種固有の回路をユーザーロジックとして設計することにより、設計効率や全体の性能、設計品質を向上させることができる。ユーザーロジックには、クロックに同期して動作するフリップフロップなどの順序回路と、組み合わせ回路が含まれる。ユーザーロジックのテスト容易化のため、フリップフロップは、スキャンフリップフロップに置き換えられ、組み合わせ回路についてスキャンパスを使用してテストできるテスト回路が挿入される。ユーザーロジックへのスキャンパステスト回路の挿入は、多くの場合、CADを利用して自動又は半自動で行われる。図1に示すスキャンフリップフロップ41〜43、51〜53、61〜63、71〜73はこのようにしてユーザーロジックに元々含まれるフリップフロップが組み合わせ回路11のスキャンパステストのためにスキャンフリップフロップへ置き換えられたものである。また、組み合わせ回路のスキャンパステストに必要なフリップフロップが不足している場合は、テスト容易化のため、元々フリップフロップが存在していなかった箇所に、新たにスキャンフリップフロップが挿入される場合もある。
テスト制御回路31は、コア回路21及び組み合わせ回路11のテストを制御する回路である。これに限定されるものではないが、テスト制御回路31としては、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1149で標準が定められているバウンダリースキャン用のTAP(Test Access Port)コントローラを用いることもできる。
組み合わせ回路11のスキャンパステスト回路として、スキャンフリップフロップ41〜43、51〜53、61〜63、71〜73が直列に縦続接続され、その先頭がスキャンイン端子SINに接続され、末尾がスキャンアウト端子SOTに接続されている。組み合わせ回路11のテストパターンをスキャンインイン端子SINからスキャンパス回路に取り込み、テストパターンとして組み合わせ回路11の入力端子に与える。また、組み合わせ回路の出力端子から出力されるテスト結果をスキャンパス回路に取り込み、取り込んだテスト結果をスキャンアウト端子SOTから半導体集積回路1の外部へ出力できるように構成されている。
各スキャンフリップフロップ41〜43、51〜53、61〜63、71〜73の出力信号は、組み合わせ回路11の入力端子PI1〜PI10に接続されている。また、組み合わせ回路11の出力端子PO1〜PO13はいずれかのスキャンフリップフロップの入力端子に接続される。なお、図1で、組み合わせ回路11の出力端子PO3、PO7は、スキャンフリップフロップの入力端子に接続されていないが、組み合わせ回路11のテストのためには、いずれかのスキャンフリップフロップに接続することが望ましい。なお、図1では、組み合わせ回路11のスキャンパスを構成するスキャンフリップフロップは、コア回路との境界にしか記載していないが、実際は、組み合わせ回路の内部や外周部に組み込まれて配置されている。
テスト制御回路31は、これらのスキャンフリップフロップ41〜43、51〜53、61〜63、71〜73にシフトクロックTCKを供給し、各スキャンフリップフロップに前段のスキャンフリップフロップから送られてきたデータ信号をシフトするか、組み合わせ回路11の出力端子PO1〜PIO13から出力される信号を取り込むか、を制御するスキャンイネーブル信号SCNEを出力する。
図2は、図1におけるスキャンフリップフロップ53と61周辺の拡大ブロック図である。図2には、図1には記載を省略したスキャンフリップフロップ53と61の一部の構成を記載している。スキャンフリップフロップ53、61には、マルチプレクサ532、612とフリップフロップ531、611が含まれる。また、マルチプレクサ532、612を制御する信号としてスキャンイネーブル信号SCNEが接続されている。マルチプレクサ532、612の入力信号として、組み合わせ回路の出力端子PO6、PO8と前段のスキャンフリップフロップ52と53のQ出力信号がそれぞれ接続されており、スキャンイネーブル信号SCNE信号がロウレベル(論理値0)のときは、組み合わせ回路の出力端子PO6、PO8が、ハイレベル(論理値1)のときは、前段のスキャンフリップフロップのQ出力が選択されてフリップフロップ531、611のデータ入力端子Dに接続される。図1の各スキャンフリップフロップ41〜43、51〜53、61〜63、71〜73は、図2に示すスキャンフリップフロップ53、61と同一の構成である。従って、図1の各スキャンフリップフロップには、スキャンイネーブル信号SCNEが接続され、各スキャンフリップフロップは、スキャンイネーブル信号SCNEがロウレベルのときは、組み合わせ回路11の出力端子PO1〜PIO13から出力される信号を取り込み、スキャンイネーブル信号SCNEがハイレベルのときは、前段のスキャンフリップフロップが出力するデータ信号をテストクロック信号TCKの立ち上がりに同期して取り込み、後段のスキャンフリップフロップへデータをシフトする。なお、組み合わせ回路のスキャンパステストでは、テスト制御回路31は、コア出力イネーブル信号OUTEはロウレベル固定である。
図4(a)は、組み合わせ回路11についてスキャンテストを行うときの動作タイミング図である。まず、タイミングt01でスキャンイネーブル信号SCNEをハイレベルにしてスキャンシフトモードに設定する。スキャンシフトモードに設定するとテストクロック信号TCKの立ち上がりに同期して、スキャンイン端子SINから入力したテストパターンが直列接続されたスキャンフリップフロップに順次送られていく。必要なテストパターンの設定が終了したならば、タイミングt02でスキャンイネーブル信号SCNEをロウレベルに立ち下げ、スキャンフリップフロップ内部のマルチプレクサ(図2の532、612)を組み合わせ回路の出力端子側に切り替える。タイミングt03のテストクロックTCKの立ち上がりに同期して組み合わせ回路の入力端子PI1〜PI10にテストパターンが印加され、次のタイミングt04のテストクロックTCKの立ち上がりに同期して組み合わせ回路の出力端子PO1〜PO13から出力される信号をスキャンフリップフロップ41〜43、51〜53、61〜63、71〜73に取り込む。さらに、タイミングt05では、スキャンイネーブル信号SCNEを再びハイレベルにしてスキャンシフトモードに設定し、テストクロックTCKの立ち上がりに同期してテスト結果をスキャンアウトしてスキャンアウト端子から取り出す。この様に、スキャンイネーブル信号SCNEの論理レベルを切り替えながら、テストクロックTCKを与えることにより、組み合わせ回路のスキャンテストを行うことができる。なお、上記の組み合わせ回路のスキャンテスト回路及びスキャンテスト手順は一般的なものである。また、組み合わせ回路のスキャンテスト回路、手順は適宜変更することができる。例えば、タイミングt03、t04で与えるテストクロックをテストクロックTCK以外のクロックを用いることもできる。また、スキャンフリップフロップから組み合わせ回路に入力信号を与えるタイミングもクロックのエッジを用いずに他のゲート信号を用いることもできる。
実施例1では、上述した組み合わせ回路11のテストのために設けられたスキャンパス、スキャンフリップフロップをコア回路21の複数の入力端子へのテストパターンの並列入力、及びコア回路21の複数の出力端子から出力されるテスト結果信号の取り込みに用いる。このため、以下に述べる回路がさらに追加されている。
実施例1では、コア回路21の複数の出力端子CO1、CO2毎に第1のマルチプレクサ65、75を設け、この第1のマルチプレクサ65、75を介して組み合わせ回路11のスキャンパスを構成するスキャンフリップフロップ61、71の入力端子に接続している。第1のマルチプレクサ65、75の入力端子には、コア回路の出力端子CO1、CO2以外に前段のスキャンフリップフロップ53、63のデータ出力信号Qが接続されている。第1のマルチプレクサ65、75は、このコア回路の出力端子CO1、CO2又は、前段のスキャンフリップフロップ53、63のデータ出力信号Qのどちらかをテスト制御回路31が出力するコア出力イネーブル信号OUTEにより切り替えて、スキャンフリップフロップ61、71の入力端子に信号を送る。第1のマルチプレクサ65、75は、コア出力イネーブル信号OUTEがロウレベル(論理値0)のときは、前段のスキャンフリップフロップ53、63のデータ出力信号Qを選択し、コア出力イネーブル信号OUTEがハイレベル(論理値1)のときは、コア回路の出力端子CO1、CO2を選択して、スキャンフリップフロップ61、71へ接続する。
また、コア回路21の各入力端子CI1、CI2は、テスト時以外の通常使用時にコア回路21に入力される信号であるPO3、PO7をそのままコア回路21の入力端子C11、C12へ入力するか、通常使用時に入力される信号PO3、PO7に代えて、スキャンフリップフロップ43、53の出力信号をコア回路の入力端子CI1、CI2に接続するか切り替える第2のマルチプレクサ44、54をさらに備えている。第2のマルチプレクサは、テスト制御回路31が出力するスキャンイネーブル信号SCNEがロウレベルであるときは、通常使用時に入力される信号PO3、PO7が選択されてコア回路21の入力端子CI1、CI2に接続される。一方、スキャンイネーブル信号SCNEがハイレベルであるときは、スキャンフリップフロップ43、53の出力信号が選択されてコア回路21の入力端子CI1、CI2に接続される。なお、図1では、通常使用時にコア回路21の入力端子CI1、CI2には、組み合わせ回路の出力端子PO3、PO7が接続されることにして記載しているが、通常使用時にコア回路21の入力端子CI1、CI2に接続される信号は、自由に選択することができ、かならずしも組み合わせ回路11から直接出力されている信号に限られるわけではない。
以上のように、コア回路21の出力端子毎に第1のマルチプレクサ65、75、入力端子毎に第2のマルチプレクサ44、54を設け、これらの第1のマルチプレクサ65、75、第2のマルチプレクサ44、54を介して組み合わせ回路11のスキャンパスを構成するスキャンフリップフロップ61、71、43、53へ接続することにより、組み合わせ回路のスキャンパスを用いてコア回路21のテストを行うことができる。また、第1のマルチプレクサの切り替えを制御する信号として、テスト制御回路31はコア出力イネーブル信号OUTEを出力する。第2のマルチプレクサ44、54の切り替えを制御する信号は、組み合わせ回路のスキャンパス切り替え用としてすでにあるスキャンイネーブル信号SCNEをそのまま用いることができる。
さらに、実施例1では、第1のマルチプレクサ65、75を接続するスキャンフリップフロップは2個おきのスキャンフリップフロップに接続される。スキャンフリップフロップ61と71との間には、62、63と2個のスキャンフリップフリップフロップを置いている。この様に構成することにより、途中でスキャンアウトすることなく、組み合わせ回路のスキャンパスに3パターンの連続するテスト結果を格納することができる。
同様に、第2のマルチプレクサ44、54は、第2のマルチプレクサ44、54に出力信号が接続されるスキャンフリップフロップ43、53の前段2段のスキャンフリップフロップ41、42、51、52が、第1のマルチプレクサ65、75にも、第2のマルチプレクサ44、54にも接続されていないスキャンフリップフロップ43、53に接続されている。
第1の実施例において、第1のマルチプレクサ及び第2のマルチプレクサを連続するスキャンフリップフロップに接続せずに、一定の間隔をおいて接続する理由について、コアテストの動作とともに説明する。図3(a)〜(c)には、図1の回路構成のうち、コア回路21とコア回路のテストに直接関連するフリップフロップとマルチプレクサのみを記載している。コアテストに着目すると、コア回路21の各入力端子には、3段のフリップフロップが直列に接続されている。また、コア回路21の各出力端子には、マルチプレクサを介して3段のフリップフロップが直列接続されている。図3の(a)〜(c)で回路は同一であるが、コアテストのテスト工程に従って、活性化しているパスを太線で記載し、活性化していないパスを細線で記載している。また、図4(b)は、コアテストの動作タイミング図である。
図4(b)と図3(a)〜(c)を用いて、コアテストの動作を説明する。コアテストでは、スキャンイネーブル信号SCNEはハイレベルで固定する。したがって、第2のマルチプレクサ44、54、及びスキャンフリップフロップ内のマルチプレクサは、いずれもスキャンフリップフロップの出力信号を選択するように固定される。従って、図3(a)〜(c)では、第2のマルチプレクサ44、54は記載を省略している。
図4(b)において、タイミングt11からタイミングt16の6発のテストクロック信号TCKの立ち上がりに同期してスキャンイン端子SINから取り込まれたテストパターンがスキャンフリップフロップ41〜43、51〜53に取り込まれる。図1、図3の回路の場合、スキャンフリップフロップ53の後段には、コア回路21の入力端子に接続されるスキャンフリップフロップが存在しないので、スキャンフリップフロップ53にテストパターンが取り込まれるとスキャンインは終了する。次に、タイミングt17では、コア出力イネーブル信号OUTE信号をハイレベルに立ち上げ、第1のマルチプレクサ65、75は、コア回路21の出力端子側に切り替わり、図3(a)から図3(b)の接続に変化する。このとき、コア回路21の入力端子CI1から印加するテストパターンは、スキャンフリップフロップ41〜43に3パターンが格納されている。同様に、入力端子CI2から印加するテストパターンは、スキャンフリップフロップ51〜53に3パターンが格納されている。タイミングt18のテストクロックの立ち上がりでは、スキャンフリップフロップ61、71に1パターン目のテスト結果が取り込まれる。また、テスト結果の取り込みと同時に各スキャンフリップフロップはひとつずつシフトし、スキャンフリップフロップ43、53のテストパターンはスキャンフリップフロップ42、52のテストパターンによって更新される。
次のタイミングt19のテストクロック信号TCKの立ち上がりでは、スキャンフリップフロップ61、71に格納されていた最初のテスト結果は、スキャンフリップフロップ62、72へシフトされ、スキャンフリップフロップ61、71は2パターン目のテスト結果を取り込む。さらに、スキャンフリップフロップ43、53のテストパターンはスキャンフリップフロップ42、52のテストパターンによって3パターン目に更新される。
さらに、タイミングt20のテストクロック信号TCKの立ち上がりでは、スキャンフリップフロップ61、71に格納されていた2パターン目のテスト結果は、スキャンフリップフロップ62、72へシフトされ、スキャンフリップフロップ61、71は3パターン目のテスト結果を取り込む。その結果、1パターン目のテスト結果がスキャンフリップフロップ63、73に格納され、2パターン目のテスト結果がスキャンフリップフロップ62、72に格納され、3パターン目のテスト結果がスキャンフリップフロップ61、71に格納されることになる。
タイミングt21では、コア出力イネーブル信号OUTE信号をロウレベルに立ち下げ、マルチプレクサ65、75のパスを図3(b)から図3(c)に切り替える。タイミングt22からタイミングt26までテストクロック信号の立ち上がりに同期してテスト結果がスキャンアウト端子SOTから順次スキャンアウトされ、連続する3パターンのテスト結果をスキャンアウト端子SOTからまとめて観測することができる。
コアテストに着目すると、実施例1のコアテスト回路は、コア回路の入力端子毎にそれぞれn+1パターン(nは自然数)のテストパターンを格納するテストデータ入力用シフトレジスタを設けている。また、コア回路の出力端子毎にそれぞれn+1パターン(nは自然数)のテストパターンを格納するテストデータ出力用シフトレジスタを設けている。さらに、これらのテストデータ入力用シフトレジスタとテストデータ出力用シフトレジスタをチェーン接続することにより、コア回路のテストに要する端子の数を増やすことなく、n+1パターンのテストパターンをコア回路の各入力端子から連続して印加すると共に、そのn+1パターンのテスト結果をテストデータ出力用シフトレジスタに連続して取り込めるようにしている。このn+1パターンの連続したテストパターンのテスト中には、スキャンイン端子SINから新たなテストパターンをスキャンインしたり、各出力端子のテスト結果を取り出さなくとも後でまとめて取り出すことができる。
ユーザーロジックを含む大規模な半導体集積回路では、組み合わせ回路のテストのために用いるスキャンフリップフロップの数は数万から数十万個以上にも及ぶ。これに対してコア回路の入出力端子数は数十から数千程度である。半導体集積回路全体では、コア回路の入出力端子の数よりスキャンフリップフロップの数の方がはるかに大きい。従って、コア回路の近傍にあるスキャンフリップフロップを兼用にしてコア回路の入出力端子毎に複数のスキャンフリップフロップを設けることも比較的容易である。しかもコアテスト用に専用のフリップフロップを設ける必要がないので、面積オーバーヘッドを最小限に抑えることができる。
なお、実施例1の変形例として、コアテストにのみ着目した場合、テストデータ入力用シフトレジスタとテストデータ出力用シフトレジスタは、組み合わせ回路のスキャンパスと必ずしも兼用する必要はない。ただし、テストデータ入力用シフトレジスタとテストデータ出力用シフトレジスタをコアテストのため専用に設けるとコアテストのオーバーヘッドが大きくなる。従って、組み合わせ回路のスキャンパス以外にもコア回路の周辺に、容易にチェーン構成を組めるシフトレジスタやフリップフロップ等があれば、そのような回路をテストデータ入力用シフトレジスタやテストデータ出力用シフトレジスタに用いることにしてもよい。
図5は、実施例2によるコア回路及びそのテスト回路のブロック図である。図5において、実施例1と構成、動作がおおよそ同一であるブロックには、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。実施例2では、コア回路の入力端子側に設けるスキャンフリップフロップに代えて、BIST回路を設けている。また、コア回路の出力端子側には、実施例1と同様にコア回路21の出力端子毎に1段以上縦続接続したスキャンフリップフロップ(61〜63と71〜73)を設けている。出力端子側に設けるスキャンフリップフロップの段数をn+1(nは自然数)とした場合には、出力端子側のスキャンフリップフロップには、途中でスキャンアウトをすることなくn+1パターンのテスト結果を格納することができる。従って、BIST回路は、n+1パターンのテストパターンを発生できるBIST回路であることが望ましい。一般的には、BIST回路を設ける場合には、テスト結果についてもBIST回路により圧縮して出力するか、判定結果のみを出力することが多い。その様な場合は、万一、不良が発生した場合、その不良解析は困難になる。しかし、実施例2によれば、コア回路21に対する入力パターンはBIST回路により発生しているものの、テスト結果はBIST回路により圧縮や判定をしておらず、テスト結果をそのままSOT端子からスキャンアウトすることができる。従って、不良解析が容易である。また、BIST回路としては、SRAM BIST回路やロジック回路のBIST回路など一般的なBIST回路のテストパターン発生器を用いることができる。また、スキャンフリップフロップ(61〜63、71〜73)は実施例1と同様に組み合わせ回路のスキャンフリップフロップを共用すれば、コアテスト回路に要する面積の増加を最小限に抑えることができる。また、スキャンフリップフロップ(61〜63、71〜73)を他の機能を有するフリップフロップと兼用したり、専用のスキャンフリップフロップを設けることも可能である。
図6は、実施例3によるコア回路及びそのテスト回路のブロック図である。実施例3は、コア回路21、121が一つだけではなく、複数ある場合のコアテスト回路を示す。コア回路21、121が複数ある場合は、コア回路の入力端子(CI1、CI2、CI11、CI12)及び出力端子(CO1、CO2、CO11、CO12)毎に設けるスキャンフリップフロップ(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73、141〜143、151〜153、161〜163、171〜173)をチェーン接続することにより複数のコア回路21、121を並列にテストすることができる。また、コア回路21の入出力端子に設けるスキャンフリップフロップとコア回路121の入出力端子に設けるスキャンフリップフロップをチェーン接続することにより、全体をスキャンイン端子SINからスキャンインし、スキャンアウト端子SOTからスキャンアウトすることができるので、コア回路21、121が複数になってもテストに必要な端子の数は増えない。従って、従来のLSIテスターを使用して複数のコア回路21、121を並列にテストすることができる。なお、コア回路の入出力端子毎に設けるスキャンフリップフロップの段数をn+1(nは自然数)とする場合には、nの数は複数のコア回路で統一しておくことが望ましい。そのように構成すれば、複数のコア回路でn+1パターンの連続するテストを同時に並行して行うことができる。また、スキャンフリップフロップ(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73、141〜143、151〜153、161〜163、171〜173)は専用のフリップフロップであってもよいが、組み合わせ回路のスキャンパスなどチェーン接続されているフリップフロップを兼用にすればテストに要する素子数の増加を最小限に抑えることができる。
図7は、実施例4によるコア回路及びそのテスト回路のブロック図である。実施例1〜実施例3では、コア回路の入力端子、出力端子毎に設けるスキャンフリップフロップは、一つのチェーンに接続されていたが、スキャンチェーンは一つでなく、複数のスキャンチェーンを設け、複数設けたスキャンチェーンのうち、いずれかのスキャンチェーンに含まれるスキャンフリップフロップにそれぞれの入力端子、出力端子を接続することにより、コア回路21を複数のスキャンチェーンを用いて効率的にテストすることができる。複数のスキャンチェーンを設ける場合には、各スキャンチェーンの長さは短くできるので、スキャンイン、スキャンアウトに要するテスト時間を短くすることができる。ただし、LSIテスターのテストに必要な端子数は増えるので、トレードオフの関係にある。スキャンチェーンの数を増やすことによるスキャンイン、スキャンアウト時間の短縮と、テスターの端子数増加を比較考量してスキャンチェーンの数を決定すればよい。なお、実施例4においても、コア回路21の入出力端子毎に設けるスキャンフリップフロップの数をn+1段縦続接続することによりスキャンイン、スキャンアウトを途中で実施することなくn+1パターンの連続したテストを行うことができる。また、スキャンフリップフロップ(41〜43、51〜53、61〜63、71〜73)は他の組み合わせ回路のスキャンチェーンや既存のフリップフロップを用いることによりコアテスト回路に要する素子数の増加を最小限に抑制することができる。
図8は、実施例5におけるスキャンパスを構成するフリップフロップ回路及びその周辺の回路ブロック図である。実施例5は、実施例1におけるコア回路の出力端子に接続されるスキャンフリップフロップ61、71の変形例である。実施例1では、図2を参照すると、コア回路の出力端子C01は、第1のマルチプレクサ65を介してスキャンフリップフロップ61に接続していた。実施例5では、スキャンフリップフロップ61Aにこの第1のマルチプレクサ65の機能を取り込んでいる。図8において、スキャンフリップフロップ61Aの内部は、マルチプレクサ613とフリップフロップ611により構成されている。フリップフロップ611の機能は、図2のフリップフロップ611と同一である。マルチプレクサ613は、選択を制御する信号としてスキャンイネーブル信号SCNEとコア出力イネーブル信号OUTEの2つの信号により、組み合わせ回路11の出力端子PO8から出力される信号、前段のスキャンフリップフロップ531からシフトアウトされる信号、コア回路21の出力端子CO1から出力される信号のいずれかを選択してフリップフロップ611のデータ入力端子に接続する。マルチプレクサ613は、スキャンイネーブル信号SCNEがロウレベルであれば、コア出力イネーブル信号OUTEの論理レベルの如何に係わらず、組み合わせ回路11の出力端子PO8から出力される信号を選択して出力する。スキャンイネーブル信号SCNEがハイレベルで、かつ、コア出力イネーブル信号OUTEがロウレベルである場合は、前段のスキャンフリップフロップ531からシフトアウトされる信号を選択して出力する。また、スキャンイネーブル信号SCNEがハイレベルで、かつ、コア出力イネーブル信号OUTEがハイレベルである場合は、コア回路21の出力端子CO1から出力される信号を選択して出力する。実施例5も、第1のマルチプレクサ65の機能がスキャンフリップフロップ61に取り込まれているだけであり、全体の機能としては、実施例1と何ら変わらない。従って、実施例5は実施例1と同様な効果を発揮する。
以上、実施例について説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ制限されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1:半導体集積回路
11:組み合わせ回路
21、121:コア回路
31:テスト制御回路
41〜43、51〜53、61〜63、61A、71〜73、141〜143、151〜153、161〜163、171〜173:スキャンフリップフロップ
44、54:第2のマルチプレクサ(コア回路入力側マルチプレクサ)
65、75、165、175:第1のマルチプレクサ(コア回路出力側マルチプレクサ)
81:BIST回路
531、611:フリップフロップ
532、612、613:マルチプレクサ
CI1、CI2、CI11、CI12:コア回路入力端子(コア回路データ入力端子)
CO1、CO2、CO11、CO12:コア回路出力端子(コア回路データ出力端子)
PI1〜PI11:組み合わせ回路入力端子
PO1〜PO13:組み合わせ回路出力端子
SIN、SIN1、SIN2:スキャンイン端子
SOT、SOT1、SOT2:スキャンアウト端子
SCNE:スキャンイネーブル信号
TCK:テストクロック信号
OUTE:コア出力イネーブル信号

Claims (12)

  1. 複数の入力端子と複数の出力端子とを備えるコア回路と、
    複数の入力端子と複数の出力端子とを備える組み合わせ回路と、
    前記組み合わせ回路の複数の入力端子及び出力端子に接続された複数のスキャンフリップフロップが縦続接続されスキャンインしたデータを前記組み合わせ回路の複数の入力端子に並列に与え、前記組み合わせ回路の複数の出力端子から並列に出力されたデータをスキャンアウトできるように構成された前記組み合わせ回路のスキャンパスと、
    前記コア回路の出力端子毎に設けられ、前記コア回路の出力信号又は前記スキャンパスをシフトする信号のいずれかを選択して前記複数のスキャンフリップフロップのうちいずれかのスキャンフリップフロップに入力できるように構成された複数の第1のマルチプレクサを含み、前記コア回路の前記複数の出力端子から出力されるテスト結果を前記複数のスキャンフリップフロップのうち、対応するスキャンフリップフロップに並列に取り込みスキャンアウトできるように構成されたスキャンパス共用化回路と、
    を含み、前記組み合わせ回路のスキャンパスを用いて前記組み合わせ回路に含まれないコア回路をテストできるようにすることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記スキャンパス共用化回路は、
    前記コア回路の前記複数の入力端子毎に設けられ、当該入力端子に通常使用時に入力される信号又は前記複数のスキャンフリップフロップの出力信号のいずれかを選択して当該入力端子に接続する複数の第2のマルチプレクサをさらに備え、
    前記コア回路のテスト時に、前記スキャンパスにスキャンインしたデータを前記複数のスキャンフリップフロップから前記複数の第2のマルチプレクサを介して前記コア回路の複数の入力端子に並列に入力できるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記複数の第1のマルチプレクサは、前記縦続接続されたスキャンフリップフロップのうち、n個(nは自然数)おきのスキャンフリップフロップに接続されており、前記コア回路のテスト時に前記スキャンパスをシフトさせつつ、前記コア回路の複数の出力端子から並列に出力されるテスト結果をn+1パターン連続して前記スキャンパスに取り込み、しかる後にスキャンアウトできるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路。
  4. 前記複数の第2のマルチプレクサは、前記複数の縦続接続されたスキャンフリップフロップのうち、当該スキャンフリップフロップの前段のn段のスキャンスリップフロップの出力信号が前記第1、第2のいずれのマルチプレクサにも接続されていないスキャンフリップフロップに接続されており、前記コア回路のテスト時に前記スキャンパスにスキャンインされたデータをさらにn+1パターンシフトさせつつ前記コア回路の複数の入力端子に並列にn+1パターン連続して印加できるように構成されていることを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 前記コア回路の複数の入力端子に入力テストデータを与えるBIST回路をさらに備え、
    前記複数の第1のマルチプレクサは、前記縦続接続されたスキャンフリップフロップのうち、n個(nは自然数)おきのスキャンフリップフロップに接続されており、前記コア回路のテスト時に前記BIST回路からn+1パターンのテストデータを前記コア回路の複数の入力端子に並列に与えると共に、前記スキャンパスをシフトさせつつ、前記コア回路の複数の出力端子から並列に出力されるテスト結果をn+1パターン連続して前記スキャンパスに取り込み、しかる後にスキャンアウトできるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  6. 前記コア回路が複数含まれ、前記複数のコア回路に対してそれぞれ前記スキャンパス共用化回路が設けられ、前記複数のコア回路をそれぞれ前記組み合わせ回路のスキャンパスを用いてテストできるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の半導体集積回路。
  7. 前記スキャンパスがそれぞれスキャンイン端子とスキャンアウト端子を有する複数のスキャンパスを含み、
    前記スキャンパス共用化回路は、前記複数のスキャンパスを並列に用いて前記コア回路のテストを行えるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の半導体集積回路。
  8. 前記第1のマルチプレクサと、前記スキャンフリップフロップとが一体として構成されたマルチプレクサ機能付スキャンフリップフロップを含み、
    前記マルチプレクサ機能付スキャンフリップフロップは、クロック信号に応答して前段のスキャンフリップフロップの出力信号、前記組み合わせ回路の出力信号、前記コア回路の出力信号のいずれかを選択して取り込んで出力することを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項記載の半導体集積回路。
  9. 複数のデータ入力端子と、複数のデータ出力端子と、を有するコア回路をテストするコアテスト回路であって、
    前記複数のデータ入力端子にそれぞれ対応して設けられ、テスト時に各データ入力端子に印加するn+1パターン(nは自然数)のテスト入力パターンを格納する複数のテストデータ入力用シフトレジスタと、
    前記複数のデータ出力端子にそれぞれ対応して設けられ、テスト時に各データ出力端子から出力されるn+1パターンのテスト結果パターンを格納する複数のテストデータ出力用シフトレジスタと、
    を備え、
    前記複数のテストデータ入力用シフトレジスタと前記複数のテストデータ出力用シフトレジスタはチェーン接続されてスキャンイン、スキャンアウトできるように構成され、前記複数のテストデータ入力用シフトレジスタにそれぞれn+1パターンのテストデータをスキャンインした後、前記テストデータ入力用シフトレジスタ及び前記テストデータ出力用シフトレジスタをシフトさせつつ前記テストデータ入力用シフトレジスタからn+1パターンのテストデータを前記コア回路に印加するとともにn+1パターンのテスト結果を前記テストデータ出力用シフトレジスタに取り込み、しかる後に、前記テストデータ出力用シフトレジスタに格納したテスト結果をスキャンアウトできるように構成されていることを特徴とするコアテスト回路。
  10. 前記複数のデータ出力端子と、対応するテストデータ出力用シフトレジスタとの間に設けられ、前記複数のデータ出力端子から出力される信号、又は、チェーン接続されてスキャンイン、スキャンアウトする信号のいずれかを選択して当該テストデータ出力用シフトレジスタに入力させる複数の第1のマルチプレクサと、
    前記複数のテストデータ入力シフトレジスタと、対応するデータ入力用端子との間に設けられ、通常動作時に当該データ入力用端子に入力される信号、又は、当該テストデータ入力シフトレジスタの出力信号のいずれかを選択して当該データ入力端子へ出力する複数の第2のマルチプレクサと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項9記載のコアテスト回路。
  11. 前記複数のテストデータ入力用シフトレジスタ及び複数のテストデータ出力用シフトレジスタは、前記コア回路以外の組み合わせ回路のスキャンパスの一部であることを特徴とする請求項9又は10記載のコアテスト回路。
  12. 複数のデータ入力端子と、複数のデータ出力端子と、を有するコア回路をテストするコアテスト回路であって、
    前記複数のデータ入力端子にそれぞれ印加する少なくともn+1パターン(nは自然数)のテスト入力パターンを自動発生するBIST回路と、
    前記複数のデータ出力端子にそれぞれ対応して設けられ、テスト時に各データ出力端子から出力されるn+1パターンのテスト結果パターンを格納する複数のテストデータ出力用シフトレジスタと、
    を備え、
    前記複数のテストデータ出力用シフトレジスタはチェーン接続されてスキャンアウトできるように構成され、テスト時には、前記BIST回路からn+1パターンのテストデータを前記コア回路に印加するとともに前記テストデータ出力用シフトレジスタをシフトさせて前記n+1パターンのテスト結果を前記複数のテストデータ出力用シフトレジスタに取り込み、しかる後に、前記テストデータ出力用シフトレジスタに格納したテスト結果をスキャンアウトできるように構成されていることを特徴とするコアテスト回路。
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