JP2011032960A - 太陽熱ガスタービン発電装置及び太陽熱ガスタービン発電方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】受熱器の耐久性の低下を抑制すること。
【解決手段】太陽熱ガスタービン発電装置1は、太陽光を集めるヘリオスタット18と、作動流体を圧縮する圧縮機14と、ヘリオスタット18で集められた太陽光の熱を圧縮機14で圧縮された作動流体に伝える受熱器20と、受熱器20で熱交換した作動流体を受けて回転力を得るタービン16と、タービン16から回転力が入力されることで発電する発電機12と、受熱器20に出入りする熱量を調節する熱量調節手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】太陽熱ガスタービン発電装置1は、太陽光を集めるヘリオスタット18と、作動流体を圧縮する圧縮機14と、ヘリオスタット18で集められた太陽光の熱を圧縮機14で圧縮された作動流体に伝える受熱器20と、受熱器20で熱交換した作動流体を受けて回転力を得るタービン16と、タービン16から回転力が入力されることで発電する発電機12と、受熱器20に出入りする熱量を調節する熱量調節手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、太陽光の熱を作動流体に伝えて発電する太陽熱ガスタービン発電装置及び太陽熱ガスタービン発電方法に関する。
従来、太陽光を集める装置として太陽光集光装置がある。例えば、特許文献1には、集光レンズと、反射鏡と、受光部とを備え、太陽の高度及び方向に関わらず常に一定の位置に結像させることができる太陽光集光装置が開示されている。このような太陽光集光装置を用いた技術として、太陽光集光装置で集めた太陽光の熱を作動流体に伝えて、その作動流体をタービンに供給して回転体を回転させることで発電機を駆動させる太陽熱ガスタービン発電装置を考案した。
太陽熱ガスタービン発電装置に特許文献1に開示されている太陽光集光装置を仮に用いると、作動流体は、常に、太陽光集光装置が集めることができる太陽光のすべてから熱を受けることとなる。この場合、受熱器の温度が適温を超えてさらに上昇するおそれがある。ここで、適温とは、受熱器の耐久性を確保できる温度である。よって、特許文献1に開示されている太陽光集光装置では、受熱器の温度が適温を超えて、受熱器の耐久性が低下するおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、受熱器の耐久性の低下を抑制することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、太陽光を集める太陽光集光装置と、作動流体を圧縮する圧縮機と、前記太陽光集光装置で集められた太陽光の熱を前記圧縮機で圧縮された作動流体に伝える受熱器と、前記受熱器で熱交換した作動流体を受けて回転力を得るタービンと、前記タービンから回転力が入力されることで発電する発電機と、前記受熱器に出入りする熱量を調節する熱量調節手段と、を備えることを特徴とする。
太陽熱ガスタービン発電装置は、例えば、受熱器に持ち込まれる熱量が変化すると、受熱器の温度が変化する。また、太陽熱ガスタービン発電装置は、例えば、受熱器から持ち出される熱量が変化すると、受熱器の温度が変化する。ここで、太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の温度が必要以上に上昇すると、受熱器の耐久性が低下するおそれがある。しかしながら、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、熱量調節手段を備えることにより、受熱器の温度を調節できる。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記熱量調節手段は、前記受熱器による作動流体への受熱状況に基づいて、前記受熱器に出入りする熱量を調節することが望ましい。
上記構成により、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器による作動流体への受熱状況が適当になるように、受熱器に出入りする熱量を調節できる。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、より好適に受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記受熱状況とは、前記受熱器の温度である受熱器温度と、前記受熱器から前記タービンに導かれる作動流体の温度である作動流体温度と、のうちの少なくとも一方の温度であることが望ましい。
受熱器温度に基づいて受熱器に出入りする熱量を調節する構成の場合、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器のより正確な温度に基づいて受熱器の温度を調節できる。よって、太陽熱ガスタービン発電装置は、より好適に受熱器の耐久性の低下を抑制できる。一方、作動流体温度に基づいて受熱器に出入りする熱量を調節する構成の場合、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、作動流体のより正確な温度に基づいて、作動流体に伝える熱量をより精度よく調節できる。
ここで、作動流体温度をより正確に調節することで、太陽熱ガスタービン発電装置は、より精度よく発電機による発電量を調節できる。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、より精度よく発電機による発電量を調節できる。なお、作動流体温度と受熱器温度とは相関しており、作動流体温度が上昇すると、受熱器温度も上昇する。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、作動流体温度に基づいて受熱器に導かれる太陽光の量を調節する構成であっても、結果として受熱器の温度に基づいて受熱器の温度を調節することになるため、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
また、受熱器温度と作動流体温度との両方に基づいて受熱器に導かれる太陽光の量を調節する構成の場合、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器のより正確な温度に基づいて受熱器の温度を調節できると共に、作動流体のより正確な温度に基づいて、作動流体に伝える熱量をより精度よく調節できる。よって、太陽熱ガスタービン発電装置は、より好適に受熱器の耐久性の低下を抑制できると共に、より精度よく発電機による発電量を調節できる。
本発明の好ましい態様としては、前記熱量調節手段は、前記太陽光集光装置から前記受熱器に導かれる太陽光の量と、前記圧縮機から前記受熱器に導かれる作動流体の流量とのうちの少なくとも一方を調節することで、前記受熱器に出入りする熱量を調節することが望ましい。
ここで、太陽熱ガスタービン発電装置は、太陽光集光装置から受熱器に導かれる太陽光の量が減少すると、受熱器の温度が低下する。本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、上記構成により、太陽光集光装置から受熱器に導かれる太陽光の量を調節できる。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の温度が適温を超えてさらに上昇するおそれを抑制できる。結果として、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
ここで、太陽熱ガスタービン発電装置は、圧縮機から受熱器に導かれる作動流体の流量が増加すると、受熱器の温度が低下する。これは、太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器により多くの作動流体が導かれるほど、受熱器から持ち出される熱量が増加するためである。本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、上記構成により、圧縮機から受熱器に導かれる作動流体の流量を調節できる。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の温度が適温を超えてさらに上昇するおそれを抑制できる。結果として、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、上記構成により、太陽光集光装置から受熱器に導かれる太陽光の量と、圧縮機から受熱器に導かれる作動流体の流量との2つを調節できる。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、例えば、圧縮機から受熱器に導かれる作動流体の流量をこれ以上調節できない場合でも、太陽光集光装置から受熱器に導かれる太陽光の量を調節することで、受熱器の温度を調節できる。結果として、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の温度が適温を超えてさらに上昇するおそれをより好適に抑制し、受熱器の耐久性の低下をより好適に抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記熱量調節手段は、前記受熱器温度または前記作動流体温度が上昇するほど、前記受熱器に導かれる太陽光の量を減少させることが望ましい。
太陽熱ガスタービン発電装置は、太陽光集光装置から受熱器に導かれる太陽光の量が減少すると、受熱器の温度が低下する。本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、上記構成により、受熱器の温度が適温を超えてさらに上昇するおそれを抑制できる。結果として、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記熱量調節手段は、前記受熱器温度または前記作動流体温度が上昇するほど、前記受熱器に導かれる作動流体の流量を増加させることが望ましい。
太陽熱ガスタービン発電装置は、圧縮機から受熱器に導かれる作動流体の流量が増加すると、受熱器の温度が低下する。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の温度が適温を超えてさらに上昇するおそれを抑制できる。結果として、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記熱量調節手段は、前記受熱器の温度である受熱器温度と、前記受熱器から前記タービンに導かれる作動流体の温度である作動流体温度との2つの温度に基づいて、前記受熱器温度に基づいた場合の前記受熱器に導かれる太陽光の第1の量と、前記作動流体温度に基づいた場合の前記受熱器に導かれる太陽光の第2の量とを算出し、前記第1の量と前記第2の量とのうち小さい方の値になるように、前記受熱器に導かれる太陽光の量を調節することが望ましい。
上記構成により、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器に導かれる太陽光の第1の量が、受熱器に導かれる太陽光の第2の量とのうちの小さい方の値となるように、受熱器に導かれる太陽光の量を調節する。ここで、太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器に導かれる太陽光の量が少なければ少ないほど、受熱器の温度の上昇が抑制される。つまり、受熱器に導かれる太陽光の第1の量と受熱器に導かれる太陽光の第2の量とのうちの小さい方の値は、他方の値よりもより安全側の値である。よって、太陽熱ガスタービン発電装置は、より安全側の値を目標値として受熱器に導かれる太陽光の量を調節する。結果として、太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の温度の上昇と、受熱器による作動流体の温度の上昇とのうちの少なくとも一方を、より好適に抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記熱量調節手段は、前記受熱器の温度である受熱器温度と、前記受熱器から前記タービンに導かれる作動流体の温度である作動流体温度との2つの温度に基づいて、前記受熱器温度に基づいた場合の前記受熱器に導かれる作動流体の第1の流量と、前記作動流体温度に基づいた場合の前記受熱器に導かれる作動流体の第2の流量とを算出し、前記第1の流量と前記第2の流量とのうち大きい方の値になるように、前記受熱器に導かれる太陽光の量を調節することが望ましい。
上記構成により、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器に導かれる作動流体の流量が、第1の流量と第2の流量とのうちの大きい方の値となるように、受熱器に導かれる作動流体の流量を調節する。ここで、太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器に導かれる作動流体の量が多ければ多いほど、受熱器の温度の上昇が抑制される。つまり、第1の流量と第2の流量とのうちの大きい方の値は、他方の値よりもより安全側の値である。よって、太陽熱ガスタービン発電装置は、より安全側の値を目標値として、受熱器に導かれる作動流体の流量を調節する。結果として、太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の温度の上昇をより好適に抑制し、受熱器の耐久性の低下をより好適に抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記熱量調節手段は、前記圧縮機から前記受熱器に導かれる作動流体の流量が所定値に到達してから、前記受熱器に導かれる太陽光の量を調節することが望ましい。
ここで、太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の温度が上昇すると、まず、受熱器が受ける太陽光の量の低減を開始し、次に、受熱器に導かれる作動流体の流量が調節される構成でも、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。但し、太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器が受ける太陽光の量が低下すると、発電機による発電量も低下する。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、まず、圧縮機へ導かれる作動流体の流量を調節して、受熱器の温度の上昇を抑制し、それでも受熱器の温度が上昇する場合に、受熱器に導かれる太陽光の量を調節する。これにより、太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の耐久性の低下を抑制することと、発電機による発電量の低下を抑制することとを両立できる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電方法は、太陽光を集める太陽光集光装置と、作動流体を圧縮する圧縮機と、前記太陽光集光装置で集められた太陽光の熱を前記圧縮機で圧縮された作動流体に伝える受熱器と、前記受熱器で熱交換した作動流体を受けて回転力を得るタービンと、前記タービンから回転力が入力されることで発電する発電機と、を備える太陽熱ガスタービン発電装置を制御する制御方法であって、前記圧縮機から前記受熱器に導かれる前記作動流体の流量と、前記太陽光集光装置から前記受熱器に導かれる太陽光の量とのうちの少なくとも一方を、前記受熱器による作動流体への受熱状況に基づいて調節することを特徴とする。
上述のように、太陽熱ガスタービン発電装置は、太陽光集光装置から受熱器に導かれる太陽光の量が減少すると、受熱器の温度が低下する。また、太陽熱ガスタービン発電装置は、圧縮機から受熱器に導かれる作動流体の流量が増加すると、受熱器の温度が低下する。本発明に係る太陽熱ガスタービン発電方法を用いれば、太陽光集光装置から受熱器に導かれる太陽光の量を調節できる。また、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電方法を用いれば、圧縮機から受熱器に導かれる作動流体の流量を調節できる。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電方法を用いれば、受熱器の温度が適温を超えてさらに上昇するおそれを抑制できる。結果として、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電方法を用いれば、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記圧縮機から前記受熱器に導かれる前記作動流体の流量が所定値に到達してから、前記受熱器に導かれる太陽光の量を調節することが望ましい。
上述のように、太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器が受ける太陽光の量が低下すると、発電機による発電量も低下する。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電方法は、まず、圧縮機へ導かれる作動流体の流量を調節して、受熱器の温度の上昇を抑制し、それでも受熱器の温度が上昇する場合に、受熱器に導かれる太陽光の量を調節する。これにより、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電方法を用いれば、受熱器の耐久性の低下を抑制することと、発電機による発電量の低下を抑制することとを両立できる。
本発明の好ましい態様としては、前記太陽光集光装置は、前記受熱器に対する角度が調節できるように支持される複数の鏡を含んで構成され、前記熱量調節手段は、前記複数の鏡にそれぞれ設けられ、前記複数の鏡のそれぞれの角度を調節する鏡角度調節装置であることが望ましい。
上記構成により、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、太陽光集光装置から受熱器に導かれる太陽光の量を調節できる。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の温度が適温を超えてさらに上昇するおそれを抑制できる。結果として、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記圧縮機は、作動流体の流れに対する角度が調節できるように前記圧縮機に設けられ、前記圧縮機に作動流体を導く入口案内翼を含んで設けられ、前記熱量調節手段は、前記入口案内翼の角度を調節する入口案内翼角度調節装置であることが望ましい。
上記構成により、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、太陽光集光装置から受熱器に導かれる作動流体の流量を調節できる。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の温度が適温を超えてさらに上昇するおそれを抑制できる。結果として、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記圧縮機から前記受熱器に作動流体を導く受熱器前通路と、前記受熱器から前記タービンに作動流体を導く受熱器後通路と、一方の端部が前記受熱器前通路に開口し、他方の端部が前記受熱器後通路に開口するバイパス通路と、を含んで構成され、前記熱量調節手段は、前記受熱器に導かれる作動流体と、前記バイパス通路を介して前記受熱器後通路に導かれる作動流体との流量の割合を調節する流量調節弁を含んで構成されることが望ましい。
上記構成により、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、太陽光集光装置から受熱器に導かれる作動流体の流量を調節できる。よって、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の温度が適温を超えてさらに上昇するおそれを抑制できる。結果として、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
本発明は、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施の形態により、本発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る太陽熱ガスタービン発電装置を示す構成図である。実施形態1に係る太陽熱ガスタービン発電装置1は、図1に示すように、発電機12と、圧縮機14と、タービン16とを備える。発電機12は、回転が入力されると回転運動の運動エネルギーを電気エネルギーに変換する。圧縮機14は、回転が入力されると作動流体を圧縮する。なお、本実施形態の作動流体は、空気である。タービン16は、作動流体が供給されると、作動流体から回転力を得て回転体26が回転する。回転体26の回転は、圧縮機14に入力される。また、回転体26は、発電機12の入力軸28と連結される。これにより、回転体26の回転は、発電機12に入力される。
図1は、実施形態1に係る太陽熱ガスタービン発電装置を示す構成図である。実施形態1に係る太陽熱ガスタービン発電装置1は、図1に示すように、発電機12と、圧縮機14と、タービン16とを備える。発電機12は、回転が入力されると回転運動の運動エネルギーを電気エネルギーに変換する。圧縮機14は、回転が入力されると作動流体を圧縮する。なお、本実施形態の作動流体は、空気である。タービン16は、作動流体が供給されると、作動流体から回転力を得て回転体26が回転する。回転体26の回転は、圧縮機14に入力される。また、回転体26は、発電機12の入力軸28と連結される。これにより、回転体26の回転は、発電機12に入力される。
太陽熱ガスタービン発電装置1は、さらに、太陽光集光装置としてのヘリオスタット18と、受熱器20と、再熱器22と、煙突24とを備える。また、太陽熱ガスタービン発電装置1は、作動流体が流れる配管として、受熱器前通路30と、受熱器後通路32と、排気通路34とを備える。ヘリオスタット18は、受熱器20へ太陽光を集める。ヘリオスタット18は、例えば、複数の鏡18aを含んで構成される。ヘリオスタット18は、鏡18aが回動できるように支持されて構成される。太陽熱ガスタービン発電装置1は、受熱器20に対する鏡18aの角度がそれぞれ調節されることにより、受熱器20に太陽光を導く鏡18aの枚数が調節される。結果として、太陽熱ガスタービン発電装置1は、受熱器20に供給される太陽光の量が調節される。以下、受熱器20に対する鏡18aの角度を単に鏡18aの角度という。
受熱器20は、受熱器前通路30で圧縮機14と接続される。なお、本実施形態に係る太陽熱ガスタービン発電装置1は、圧縮機14と受熱器20との間の受熱器前通路30に再熱器22が設けられる。受熱器20は、受熱器前通路30を介して圧縮機14から導かれた新たな作動流体に太陽光の熱を伝える。受熱器20は、複数の金属製の受熱管21と、入口側タンク21aと、出口側タンク21bとを含んで構成される。入口側タンク21aと、出口側タンク21bとは、受熱管21で連結される。入口側タンク21aは、受熱器前通路30が接続される。
受熱管21は、例えばフィンが設けられる。受熱器20は、受けた太陽光の熱を、受熱管21の内部を流れる作動流体に伝える。これにより、受熱器20は、受熱管21の内部を流れる作動流体の温度を上昇させて前記作動流体を膨張させる。受熱器20は、受熱器後通路32でタービン16と接続される。太陽熱ガスタービン発電装置1は、受熱器20によって膨張させられた作動流体を、受熱器後通路32を介してタービン16に導く。
煙突24は、排気通路34でタービン16と接続される。なお、本実施形態に係る太陽熱ガスタービン発電装置1は、タービン16と煙突24との間に再熱器22が設けられる。煙突24は、排気通路34を介してタービン16から導かれた排気ガスを大気へ排出する。再熱器22は、受熱器前通路30及び排気通路34に設けられる。再熱器22は、排気通路34を流れる排気ガスの熱(廃熱)を回収し、受熱器前通路30を流れる作動流体に前記熱を伝える。
具体的には、再熱器22は、作動流体用通路と、排気ガス用通路とを備える。再熱器22は、作動流体用通路の入口に圧縮機14側の受熱器前通路30が接続され、作動流体用通路の出口に受熱器20側の受熱器前通路30が接続される。また、再熱器22は、排気ガス用通路の入口にタービン16側の排気通路34が接続され、排気ガス用通路の出口に煙突24側の排気通路34が接続される。再熱器22は、作動流体用通路を流れる流体に、排気ガス用通路を流れる流体の熱を伝える。これにより、再熱器22は、排気ガスの熱(廃熱)を回収し、前記熱を作動流体に伝える。
なお、太陽熱ガスタービン発電装置1は、再熱器22を備えなくてもよい。太陽熱ガスタービン発電装置1は、再熱器22を備えなくても発電機12による発電を実現できる。但し、太陽熱ガスタービン発電装置1は、再熱器22を備える方が好ましい。再熱器22を備えることにより、太陽熱ガスタービン発電装置1は、排気ガスから廃熱を回収して前記廃熱で作動流体の温度を上昇させ、作動流体を膨張させることができる。これにより、受熱器20のみで作動流体を膨張させる場合よりも再熱器22を備える方が、太陽熱ガスタービン発電装置1は、作動流体をさらに膨張させることができる。結果として、太陽熱ガスタービン発電装置1は、再熱器22を備える方が、作動流体の運動エネルギーをタービン16により多く与えることができるため、発電機12の発電量を増加させることができる。
以上が、太陽熱ガスタービン発電装置1の基本的な構成である。太陽熱ガスタービン発電装置1は、以上のように、圧縮機14が新たな作動流体を大気から吸い込み、タービン16で仕事をさせた作動流体を煙突24を介して大気に放出するオープンサイクル型の発電装置である。
ここで、太陽熱ガスタービン発電装置1は、例えば天候によって受熱器20が受ける太陽光の量が変動する。太陽熱ガスタービン発電装置1は、受熱器20が受ける太陽光の量が多くなればなるほど、受熱器20に持ち込まれる熱量が増加するため、受熱器20の温度、特に受熱管21の温度も上昇する。そこで、太陽熱ガスタービン発電装置1は、受熱管21の温度を適温に保つための構成を有する。以下に前記構成を説明する。
太陽熱ガスタービン発電装置1は、制御装置36と、受熱器温度センサー38とヘリオスタット角度調節装置40とを備える。制御装置36は、例えば、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)や、メモリなどによって構成されるコンピューターである。受熱器温度センサー38は、受熱器20の受熱管21に取り付けられて、受熱器20の温度、具体的には受熱管21の温度、さらに具体的には受熱管21の外表面の金属部材の温度を検出する。受熱器温度センサー38は、制御装置36と電気的に接続される。これにより、制御装置36は、受熱器温度センサー38から受熱管21の温度を取得する。ヘリオスタット角度調節装置40は、ヘリオスタット18の鏡18aの角度を調節する。
ヘリオスタット角度調節装置40は、例えば、サーボモータである。制御装置36は、ヘリオスタット角度調節装置40と電気的に接続される。これにより、制御装置36は、ヘリオスタット角度調節装置40の動作を制御してヘリオスタット18の鏡18aの角度を調節する。ここで、本実施形態のヘリオスタット18は、複数の鏡18aを有し、ヘリオスタット角度調節装置40は、前記複数の鏡18aにそれぞれ設けられる。これにより、制御装置36は、前記複数の鏡18aのそれぞれの角度を個別に調節する。制御装置36は、受熱器20に太陽光を導く鏡18aの数を調節することにより、受熱器20が受ける太陽光の量を調節する。ここで、ヘリオスタット18が有する複数の鏡18aのうち受熱器20に太陽光を導く鏡18aの数を、以下、有効鏡枚数という。
図2は、受熱器温度と有効鏡枚数との関係を示すマップである。制御装置36は、有効鏡枚数Nを図2に示すように調節することにより受熱器20が受ける太陽光の量を調節する。以下、受熱器20の温度を受熱器温度T1という。なお、受熱器温度T1は、具体的には受熱管21の温度であり、より具体的には受熱管21の外表面の金属部材の温度である。制御装置36は、受熱器温度T1が第1所定温度T1aを超えるまでは、有効鏡枚数Nを最大値にする。つまり、制御装置36は、ヘリオスタット18が有するすべての鏡18aから受熱器20に太陽光を導く。そして、制御装置36は、受熱器温度T1が第1所定温度T1a越えると、受熱器温度T1が上昇するほど、有効鏡枚数Nを低減する。そして、制御装置36は、受熱器温度T1が第2所定温度T1bを越えると、有効鏡枚数Nを0にする。
ここで、受熱管21は、温度が高くなればなるほど耐久性が低下しやすくなる。第1所定温度T1aは、受熱器温度T1が第1所定温度T1a以下であれば、受熱器温度T1をさらに上昇させても受熱管21の耐久性を十分に確保できる値である。また、第2所定温度T1bは、受熱器温度T1が第2所定温度T1b以下であれば、受熱管21の耐久性低下を抑制できる値である。
制御装置36は、受熱器温度T1が第1所定温度T1a以下であればヘリオスタット18が有するすべての鏡18aから受熱器20に太陽光を導いて、受熱器温度T1を第1所定温度T1aに近づけようとする。また、制御装置36は、受熱器温度T1が第1所定温度T1aよりも大きく、かつ、第2所定温度T1b以下の場合は、有効鏡枚数Nを低減して、受熱器温度T1を第1所定温度T1aに近づけようとする。また、制御装置36は、受熱器温度T1が第2所定温度T1bよりも大きい場合は、有効鏡枚数Nを0にして、受熱器温度T1を迅速に第2所定温度T1b以下にしようとする。
これにより、制御装置36は、受熱器温度T1を適温である第1所定温度T1aに近づけようとする。ここでいう適温とは、受熱管21の耐久性の低下を抑制でき、かつ、作動流体の温度の低下に起因する発電機12による発電量の低下を抑制できる値である。以上により、太陽熱ガスタービン発電装置1は、発電機12による発電量の低下を抑制しつつ、受熱管21の耐久性の低下を抑制できる。次に、制御装置36が上述の機能を実現するための制御装置36の構成と、制御装置36が実行する手順の一例を説明する。以下の説明では、図2に示すグラフをマップM1という。
図3は、実施形態1に係る制御装置の構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御装置36は、動作制御部36aと、演算部36bと、情報取得部36cと、記憶部36dとを含んで構成される。ここで、制御装置36は、動作制御部36aから記憶部36dまでの各機能を別々の装置が実現し、それらの複数の装置が電気的に接続されて構成されてもよいし、1つの装置が動作制御部36aから記憶部36dまでの各機能を実現してもよい。本実施形態では、制御装置36は、1つの装置で構成され、動作制御部36aから記憶部36dまでの各機能を1つの装置で実現するものとして説明する。
動作制御部36aは、図1に示すヘリオスタット角度調節装置40と電気的に接続されてヘリオスタット角度調節装置40の動作を制御する。これにより、制御装置36は、有効鏡枚数を調節する。演算部36bは、動作制御部36a及び情報取得部36cと情報のやり取りを行う。演算部36bは、情報取得部36cから取得した情報を他の情報と比較したり、情報取得部36cから取得した情報を用いて所定の演算を実行したり、動作制御部36aに指令を出したりする。情報取得部36cは、図1に示す受熱器温度センサー38と電気的に接続されて受熱器温度センサー38から受熱器温度T1を取得する。また、情報取得部36cは、記憶部36dから記憶部36dに記憶されている情報を取得する。記憶部36dは、マップM1や、その他の情報を記憶する。
図4は、実施形態1の制御装置が実行する手順を示すフローチャートである。図4に示すステップST101で、図3に示す情報取得部36cは、受熱器温度センサー38から受熱器温度T1を取得する。次に、ステップST102で、情報取得部36cは、記憶部36dから図2に示すマップM1を取得する。次に、ステップST103で、情報取得部36cは、有効鏡枚数の目標値を設定する。具体的には、情報取得部36cは、ステップST101で取得した受熱器温度T1を、ステップST102で取得した図2に示すマップM1に当てはめることで算出された有効鏡枚数Nを目標値に設定する。
例えば、受熱器温度T1が図2に示すマップM1の第1所定温度T1a以下である場合、演算部36bは、最大値である有効鏡枚数Nを目標値に設定する。また、例えば、受熱器温度T1が図2に示すマップM1の第2所定温度T1bよりも大きい場合、演算部36bは、0である有効鏡枚数Nを目標値に設定する。また、例えば、受熱器温度T1が図2に示すマップM1の第1所定温度T1aより大きく、かつ、第2所定温度T1b以下場合、演算部36bは、1以上最大値未満の有効鏡枚数Nを目標値に設定する。
次に、ステップST104で、動作制御部36aは、実際の有効鏡枚数がステップST103で設定された目標値になるように、ヘリオスタット角度調節装置40を動作させる。これにより、図1に示す太陽熱ガスタービン発電装置1は、受熱器温度T1が適温になるように、有効鏡枚数を調節できる。よって、太陽熱ガスタービン発電装置1は、受熱管21の耐久性の低下を抑制できる。ここで、太陽熱ガスタービン発電装置は、受熱器温度T1が低下して作動流体の温度が低下すると、発電機12による発電量が低下する。太陽熱ガスタービン発電装置1は、受熱器20が受ける太陽光の量の必要以上の低下を抑制できるため、作動流体の温度の必要以上の低下を抑制できる。よって、太陽熱ガスタービン発電装置1は、発電機12による発電量の低下も抑制できる。
ここで、本実施形態の演算部36bは、図2に示すように、有効鏡枚数Nを0及び最大値以外にも、0と最大値との間の数に設定するが、演算部36bは上記構成に限定されない。演算部36bは、有効鏡枚数Nを、0または最大値のどちらかのみに設定する構成でもよい。この場合、演算部36bは、受熱器温度T1が第1所定温度T1a以下であれば、有効鏡枚数Nを最大値に設定する。また、演算部36bは、受熱器温度T1が第1所定温度T1aより大きければ、有効鏡枚数Nを0に設定する。
この構成でも、太陽熱ガスタービン発電装置1は、受熱管21の温度を適温に近づけるように、受熱器20が受ける太陽光の量を調節できる。よって、太陽熱ガスタービン発電装置1は、作動流体の温度の低下に起因する発電機12による発電量の低下を抑制しつつ、受熱管21の耐久性の低下を抑制できる。但し、演算部36bは、有効鏡枚数Nを0及び最大値以外にも、0と最大値との間の数に設定できる構成の方が、より細かく受熱器20が受ける太陽光の量を調節できる。よって、有効鏡枚数Nを、0及び最大値以外にも、0と最大値との間の数に設定できる構成の方が、太陽熱ガスタービン発電装置1は、より好適に受熱器20が受ける太陽光の量の必要以上の低下を抑制できる。よって、太陽熱ガスタービン発電装置1は、より好適に発電機12による発電量の低下を抑制しつつ、受熱管21の耐久性の低下を抑制できる。
ここで、本実施形態に係る太陽熱ガスタービン発電装置1は、受熱器20に導かれる太陽光の量を調節する熱量調節手段として、ヘリオスタット角度調節装置40を有する構成であるが、太陽熱ガスタービン発電装置1は、熱量調節手段として、ブラインド装置を備える構成でもよい。前記ブラインド装置は、例えば、ヘリオスタット18と受熱器20との間に設けられ、ヘリオスタット18から受熱器20に導かれる太陽光の少なくとも一部を遮断する装置である。この場合、太陽熱ガスタービン発電装置1は、ヘリオスタット18から受熱器20に導かれる太陽光のうち、ブラインド装置によって遮断される太陽光の量が調節されることにより、受熱器20に導かれる太陽光の量が調節される。
(実施形態2)
図5は、実施形態2に係る太陽熱ガスタービン発電装置を示す構成図である。実施形態2に係る太陽熱ガスタービン発電装置2は、図5に示すように、入口案内翼42と、熱量調節手段としての入口案内翼角度調節装置44と、制御装置46とを備える。入口案内翼42は、圧縮機14の部分のうち、作動流体が圧縮機14の内部に導入される部分に設けられる。太陽熱ガスタービン発電装置2は、入口案内翼42の作動流体の流れに対する角度が調節されることにより、圧縮機14に導かれる作動流体の流量が変化する。ここでいう流量とは、作動流体の流れの中のある断面を単位時間に通過する作動流体の体積である。入口案内翼角度調節装置44は、入力される電気信号に基づいて、入口案内翼42の角度を調節する装置である。結果として、入口案内翼角度調節装置44は、圧縮機14に導かれる作動流体の流量を調節する。
図5は、実施形態2に係る太陽熱ガスタービン発電装置を示す構成図である。実施形態2に係る太陽熱ガスタービン発電装置2は、図5に示すように、入口案内翼42と、熱量調節手段としての入口案内翼角度調節装置44と、制御装置46とを備える。入口案内翼42は、圧縮機14の部分のうち、作動流体が圧縮機14の内部に導入される部分に設けられる。太陽熱ガスタービン発電装置2は、入口案内翼42の作動流体の流れに対する角度が調節されることにより、圧縮機14に導かれる作動流体の流量が変化する。ここでいう流量とは、作動流体の流れの中のある断面を単位時間に通過する作動流体の体積である。入口案内翼角度調節装置44は、入力される電気信号に基づいて、入口案内翼42の角度を調節する装置である。結果として、入口案内翼角度調節装置44は、圧縮機14に導かれる作動流体の流量を調節する。
制御装置46は、動作制御部46aと、演算部46bと、情報取得部46cと、記憶部46dとを有する。動作制御部46aは、入口案内翼角度調節装置44と電気的に接続される。これにより、制御装置46は、入口案内翼角度調節装置44の動作を制御して入口案内翼42の角度を調節する。結果として、制御装置46は、圧縮機14に導かれる作動流体の流量を調節する。演算部46bと、情報取得部46cと、記憶部46dとは、それぞれ、上述の実施形態1で説明した演算部と、情報取得部と、記憶部と同様の機能を有する。
ここで、太陽熱ガスタービン発電装置2は、圧縮機14に導かれる作動流体の流量が増加すると、受熱器20に導かれる作動流体の流量も増加する。すると、受熱器20は、より多くの作動流体が受熱管21から熱を持ち出すため、受熱管21の温度が低下する。制御装置46は、圧縮機14に導かれる作動流体の流量を調節することで、結果として、受熱管21の温度、つまり受熱器温度T1を調節する。
図6は、受熱器温度と作動流体流量との関係を示すマップである。以下、圧縮機14へ導かれる作動流体の流量を作動流体流量Qにする。制御装置46は、作動流体流量Qを図6に示すように調節することにより、結果として受熱器20へ導かれる作動流体の流量を調節する。制御装置46は、受熱器温度T1が第1所定温度T1cを超えるまでは、作動流体流量Qを増加させない。そして、制御装置46は、受熱器温度T1が第1所定温度T1c越えると、受熱器温度T1が上昇するほど、作動流体流量Qを徐々に増加させる。そして、制御装置46は、受熱器温度T1が第2所定温度T1dを越えると、作動流体流量Qを所定値、ここでは最大値にする。なお、ここでいう最大値とは、作動流体流量Qがこの値以下であれば太陽熱ガスタービン発電装置2を十分安全に運転できる値である。
第1所定温度T1cは、受熱器温度T1が第1所定温度T1c以下であれば、受熱器温度T1をさらに上昇させても受熱管21の耐久性を十分に確保できる値である。また、第2所定温度T1dは、受熱器温度T1が第2所定温度T1d以下であれば、受熱管21の耐久性低下を抑制できる値である。制御装置46は、受熱器温度T1が第1所定温度T1c以下であれば、作動流体流量Qを増加させずに、受熱器温度T1を第1所定温度T1cに近づけようとする。また、制御装置46は、受熱器温度T1が第1所定温度T1cよりも大きく、かつ、第2所定温度T1d以下の場合は、作動流体流量Qを徐々に増加させて、受熱器温度T1を第1所定温度T1cに近づけようとする。また、制御装置46は、受熱器温度T1が第2所定温度T1dよりも大きい場合は、作動流体流量Qを最大値にして、受熱器温度T1を迅速に第2所定温度T1d以下にしようとする。
これにより、制御装置46は、受熱器温度T1を適温である第1所定温度T1cに近づけようとする。以上により、太陽熱ガスタービン発電装置2は、作動流体の温度の低下に起因する発電機12による発電量の低下を抑制しつつ、受熱管21の耐久性の低下を抑制できる。ここで、図6に示すマップでは、説明の便宜上、受熱器温度T1が第1所定温度T1c以下の場合に作動流体流量Qを一定に維持するように直線で作動流体流量Qが描かれているが、実際は、圧縮機14に導かれる作動流体流量Qは、例えば、回転体26の回転速度や、発電機12による発電量の目標値によって変動することがある。次に、制御装置46が上述の機能を実現するために、制御装置46が実行する手順の一例を説明する。以下の説明では、図6に示すグラフをマップM2という。
図7は、実施形態2の制御装置が実行する手順を示すフローチャートである。図7に示すステップST201で、情報取得部46cは、受熱器温度センサー38から受熱器温度T1を取得する。次に、ステップST202で、情報取得部46cは、記憶部46dから図6に示すマップM2を取得する。次に、ステップST203で、情報取得部46cは、図5に示す圧縮機14に導かれる作動流体流量の目標値を設定する。具体的には、情報取得部46cは、ステップST201で取得した受熱器温度T1を、ステップST202で取得した図6に示すマップM2に当てはめることで算出された作動流体流量Qを目標値に設定する。なお、作動流体流量Qは、図5に示す入口案内翼42の角度によって変化する。よって、結果的には、情報取得部46cは、作動流体流量Qを実現できる入口案内翼42の角度を導き、入口案内翼42の前記角度を実現するために入口案内翼角度調節装置44に入力する電気信号を生成する。
次に、ステップST204で、動作制御部46aは、入口案内翼42の角度が、ステップST203で設定された目標値である作動流体流量Qを実現できる入口案内翼42の角度になるように、入口案内翼角度調節装置44を動作させる。これにより、図5に示す太陽熱ガスタービン発電装置2は、受熱器温度T1が適温になるように、作動流体流量Qを調節できる。よって、太陽熱ガスタービン発電装置2は、受熱管21の温度上昇を抑制し、受熱管21の耐久性の低下を抑制できる。
ここで、本実施形態の演算部46bは、図6に示すように、作動流体流量Qを徐々に増加させて設定する構成に限定されない。演算部46bは、作動流体流量Qを、最小値または最大値のどちらかのみに設定する構成でもよい。この場合、演算部46bは、受熱器温度T1が第1所定温度T1c以下であれば、作動流体流量Qを最小値に設定する。また、演算部46bは、受熱器温度T1が第1所定温度T1cより大きければ、作動流体流量Qを最大値に設定する。
この構成でも、太陽熱ガスタービン発電装置2は、受熱管21の温度を適温に近づけるように、作動流体流量Qを調節できる。よって、太陽熱ガスタービン発電装置2は、受熱管21の耐久性の低下を抑制できる。但し、演算部46bは、作動流体流量Qを、最小値及び最大値以外にも、最小値と最大値との間で徐々に増加させて設定する構成の方が、より細かく作動流体流量Qを調節できる。よって、作動流体流量Qを、最小値及び最大値以外にも、最小値と最大値との間で徐々に増加させて設定する構成の方が、太陽熱ガスタービン発電装置2は、より好適に受熱管21の耐久性の低下を抑制できる。
(実施形態3)
図8は、実施形態3に係る太陽熱ガスタービン発電装置を示す構成図である。実施形態3に係る太陽熱ガスタービン発電装置3は、実施形態2に係る太陽熱ガスタービン発電装置2とは異なる方法で、受熱器20に導かれる作動流体の流量を調節する。太陽熱ガスタービン発電装置3は、図8に示すように、制御装置48と、熱量調節手段としての三方弁50と、第1バイパス通路52と、第2バイパス通路54と、熱量調節手段としてのバイパス弁56及び遮断弁58とを備える。制御装置48は、動作制御部48aと、演算部48bと、情報取得部48cと、記憶部48dとを有する。演算部48bと、情報取得部48cと、記憶部48dとは、それぞれ、上述の実施形態で説明した演算部と、情報取得部と、記憶部と同様の機能を有する。三方弁50は、受熱器前通路30に設けられる。制御装置48は、三方弁50は、第1開口50aと、第2開口50bと、第3開口50cとを有する。
図8は、実施形態3に係る太陽熱ガスタービン発電装置を示す構成図である。実施形態3に係る太陽熱ガスタービン発電装置3は、実施形態2に係る太陽熱ガスタービン発電装置2とは異なる方法で、受熱器20に導かれる作動流体の流量を調節する。太陽熱ガスタービン発電装置3は、図8に示すように、制御装置48と、熱量調節手段としての三方弁50と、第1バイパス通路52と、第2バイパス通路54と、熱量調節手段としてのバイパス弁56及び遮断弁58とを備える。制御装置48は、動作制御部48aと、演算部48bと、情報取得部48cと、記憶部48dとを有する。演算部48bと、情報取得部48cと、記憶部48dとは、それぞれ、上述の実施形態で説明した演算部と、情報取得部と、記憶部と同様の機能を有する。三方弁50は、受熱器前通路30に設けられる。制御装置48は、三方弁50は、第1開口50aと、第2開口50bと、第3開口50cとを有する。
太陽熱ガスタービン発電装置3は、第1開口50aに圧縮機14側の受熱器前通路30が接続され、第2開口50bに受熱器20側の受熱器前通路30が接続される。第1バイパス通路52は、一方の端部が三方弁50の第3開口50cに接続され、他方の端部が受熱器後通路32に接続される。これにより、第1バイパス通路52は、三方弁50の第1開口50aと第3開口50cとが連通する場合に、受熱器20を介さずに受熱器前通路30を流れる作動流体を受熱器後通路32に導く。
三方弁50は、動作制御部48aと電気的に接続される。これにより、制御装置48は、動作制御部48aが三方弁50の動作を制御する。具体的には、制御装置48は、第1開口50aから第2開口50bへ導かれる作動流体の流量と、第1開口50aから第3開口50cへ導かれる作動流体の流量との割合を調節する。第2バイパス通路54と、バイパス弁56と、遮断弁58とは、三方弁50または第1バイパス通路52に万が一不具合が生じた際でも、受熱器20に導かれる作動流体の流量を調節できるように設けられる。
第2バイパス通路54は、一方の端部が三方弁50と圧縮機14との間の受熱器前通路30に接続され、他方の端部が受熱器後通路32に接続される。バイパス弁56は、第2バイパス通路54に設けられる。バイパス弁56は、受熱器後通路32に向かって第2バイパス通路54を流れる作動流体の流量を調節する。遮断弁58は、三方弁50と受熱器20との間の受熱器前通路30に設けられる。遮断弁58は、受熱器20に向かって受熱器前通路30を流れる作動流体の流量を調節する。
バイパス弁56及び遮断弁58は、それぞれ制御装置48の動作制御部48aと電気的に接続される。これにより、制御装置48は、動作制御部48aがバイパス弁56及び遮断弁58のそれぞれの動作を制御する。具体的には、制御装置48は、バイパス弁56の開度を調節してバイパス弁56を通過させる作動流体の流量を調節する。また、制御装置48は、遮断弁58の開度を調節して遮断弁58を通過させる作動流体の流量を調節する。ここで、バイパス弁56及び遮断弁58は、三方弁50または第1バイパス通路52に不具合が生じた場合に制御装置48によって制御される。
三方弁50または第1バイパス通路52に不具合が生じていない場合、太陽熱ガスタービン発電装置3は、バイパス弁56の開度が0に設定され、遮断弁58の開度が最大値に設定される。また、本実施形態では、バイパス弁56及び遮断弁58は、それぞれ、0と最大値との間の開度を有する弁であるが、バイパス弁56及び遮断弁58は、それぞれ、0及び最大値のみの開度を有する弁、いわゆるオンオフバルブであってもよい。但し、バイパス弁56及び遮断弁58が、それぞれ、0と最大値との間の開度を有する弁である構成の方が、太陽熱ガスタービン発電装置3は、三方弁50または第1バイパス通路52に不具合が生じた場合であっても、受熱器20に導かれる作動流体の流量をより細かく調節できるため好ましい。
図9は、実施形態3の制御装置が実行する手順を示すフローチャートである。図9に示すステップST301からステップST303の各手順は、図7に示すステップST201からステップST203の各手順と同様である。ステップST302で用いられるマップM3は、図7に示すステップST202で用いられるマップM2と同様のマップである。但し、図7に示すマップM2は、縦軸が作動流体流量Qを示すが、マップM3は、縦軸が作動流体流量qを示す。作動流体流量qは、受熱器20に導かれる作動流体の流量である。なお、マップM3は、図7に示すマップM2と同様のため図示は省略する。
図9に示すステップST304で演算部48bは、三方弁50または第1バイパス通路52に不具合が生じていないか否かを判断する。制御装置48は、例えば、遮断弁58と受熱器20との間の受熱器前通路30に設けられて、受熱器20に導かれる作動流体の流量や圧力を検出するセンサーや、第1バイパス通路52に設けられて、受熱器後通路32に導かれる作動流体の流量や圧力を検出するセンサーから情報取得部48cが検出結果を取得し、その検出結果から演算部48bが三方弁50または第1バイパス通路52に不具合が生じているか否かを判断する。
例えば、制御装置48が受熱器20に作動流体を導かないように三方弁50を制御しているのにも関わらず、受熱器20に作動流体が導かれている場合、演算部48bは、三方弁50に不具合が生じていると判断する。また、例えば、制御装置48が受熱器20に作動流体を導かないように三方弁50を制御しているのにも関わらず、第1バイパス通路52を作動流体が流れていない場合、演算部48bは、三方弁50と第1バイパス通路52とのうち少なくとも一方に不具合が生じていると判断する。
三方弁50または第1バイパス通路52に不具合が生じていない場合(ステップST304、Yes)、ステップST305で、動作制御部48aは、ステップST303で設定された目標値である作動流体流量qを実現できるように三方弁50を動作させる。つまり、動作制御部48aは、作動流体流量qを実現できるように、受熱器20に導かれる作動流体の流量と、第1バイパス通路52に導かれる作動流体の流量との割合を変化させる。次に、制御装置48は、一連の手順を終了して、ステップST301に戻る。
三方弁50または第1バイパス通路52に不具合が生じている場合(ステップST304、No)、ステップST306で、動作制御部48aは、ステップST303で設定された目標値である作動流体流量qを実現できるように、バイパス弁56及び遮断弁58を動作させる。つまり、動作制御部48aは、作動流体流量qを実現できるように、受熱器20に導かれる作動流体の流量と、第2バイパス通路54に導かれる作動流体の流量との割合を変化させる。次に、制御装置48は、一連の手順を終了して、ステップST301に戻る。
これにより、図8に示す太陽熱ガスタービン発電装置3は、受熱器温度T1が適温になるように、受熱器20に導かれる作動流体の流量を調節できる。ここで、上述のように、受熱器20は、導かれる作動流体の流量が変化すると、受熱管21から作動流体に持ち出される熱量が変化するため、受熱管21の温度が変化する。結果として、太陽熱ガスタービン発電装置3は、受熱管21の温度上昇を抑制し、受熱管21の耐久性の低下を抑制できる。
(実施形態4)
図10は、実施形態4に係る太陽熱ガスタービン発電装置を示す構成図である。実施形態4に係る太陽熱ガスタービン発電装置4は、受熱器20に導かれる太陽光の量と、受熱器20に導かれる作動流体の流量との両方を調節する点に特徴がある。太陽熱ガスタービン発電装置4は、図10に示すように、制御装置60を備える。制御装置60は、動作制御部60aと、演算部60bと、情報取得部60cと、記憶部60dとを有する。動作制御部60aは、ヘリオスタット角度調節装置40と、入口案内翼角度調節装置44とが電気的に接続される。これにより、制御装置60は、ヘリオスタット角度調節装置40の動作を制御する。よって、制御装置60は、有効鏡枚数を調節する。結果として、制御装置60は、受熱器20に導く太陽光の量を調節する。演算部60bと、情報取得部60cと、記憶部60dとは、それぞれ、上述の実施形態で説明した演算部と、情報取得部と、記憶部と同様の機能を有する。
図10は、実施形態4に係る太陽熱ガスタービン発電装置を示す構成図である。実施形態4に係る太陽熱ガスタービン発電装置4は、受熱器20に導かれる太陽光の量と、受熱器20に導かれる作動流体の流量との両方を調節する点に特徴がある。太陽熱ガスタービン発電装置4は、図10に示すように、制御装置60を備える。制御装置60は、動作制御部60aと、演算部60bと、情報取得部60cと、記憶部60dとを有する。動作制御部60aは、ヘリオスタット角度調節装置40と、入口案内翼角度調節装置44とが電気的に接続される。これにより、制御装置60は、ヘリオスタット角度調節装置40の動作を制御する。よって、制御装置60は、有効鏡枚数を調節する。結果として、制御装置60は、受熱器20に導く太陽光の量を調節する。演算部60bと、情報取得部60cと、記憶部60dとは、それぞれ、上述の実施形態で説明した演算部と、情報取得部と、記憶部と同様の機能を有する。
また、制御装置60は、入口案内翼角度調節装置44の動作を制御する。これにより、制御装置60は、圧縮機14に導かれる作動流体の流量を調節する。結果として、制御装置60は、受熱器20に導かれる作動流体の流量を調節する。ここで、太陽熱ガスタービン発電装置4が図8に示す三方弁50またはバイパス弁56及び遮断弁58を備える場合、制御装置60は、動作制御部60aが三方弁50またはバイパス弁56及び遮断弁58と電気的に接続されて、これらの弁の動作を制御してもよい。つまり、制御装置60は、受熱器20に導かれる作動流体の流量を調節できる構成であればよい。
図11は、受熱器温度と有効鏡枚数との関係と、受熱器温度と作動流体流量との関係とを示すマップである。制御装置60は、作動流体流量Qを図11に示すように調節することにより受熱器20へ導かれる作動流体の流量を調節する。制御装置60は、受熱器温度T1が第1所定温度T1eを超えるまでは、作動流体流量Qを増加させない。そして、制御装置60は、受熱器温度T1が第1所定温度T1e越えると、受熱器温度T1が上昇するほど、作動流体流量Qを増加させる。そして、制御装置60は、受熱器温度T1が第2所定温度T1fを越えると、作動流体流量Qを最大値にする。
第1所定温度T1eは、受熱器温度T1が第1所定温度T1e以下であれば、受熱器温度T1をさらに上昇させても受熱管21の耐久性を十分に確保できる値である。また、第2所定温度T1fは、受熱器温度T1が第2所定温度T1f以下であれば、受熱管21の耐久性の低下を十分に抑制できる値である。第2所定温度T1fは、第1所定温度T1eよりも高い温度である。制御装置60は、受熱器温度T1が第1所定温度T1e以下であれば、作動流体流量Qを増加させずに、受熱器温度T1を第1所定温度T1eに近づけようとする。また、制御装置60は、受熱器温度T1が第1所定温度T1eよりも大きく、かつ、第2所定温度T1f以下の場合は、作動流体流量Qを徐々に増加させて、受熱器温度T1を第1所定温度T1eに近づけようとする。また、制御装置60は、受熱器温度T1が第2所定温度T1fよりも大きい場合は、作動流体流量Qを最大値にして、受熱器温度T1を迅速に第2所定温度T1f以下にしようとする。
また、制御装置60は、有効鏡枚数Nを図11に示すように調節することにより、受熱器20が受ける太陽光の量を調節する。制御装置60は、受熱器温度T1が第2所定温度T1fを超えるまでは、ヘリオスタット18が有するすべての鏡18aから受熱器20に太陽光を導く。そして、制御装置60は、受熱器温度T1が第2所定温度T1f越えると、受熱器温度T1が上昇するほど、有効鏡枚数Nを低減する。そして、制御装置60は、受熱器温度T1が第3所定温度T1gを越えると、有効鏡枚数Nを0にする。
ここで、第3所定温度T1gは、受熱器温度T1が第3所定温度T1g以下であれば、受熱管21の耐久性の低下を抑制できる値である。第3所定温度T1gは、第2所定温度T1fよりも高い温度である。制御装置60は、受熱器温度T1が第2所定温度T1f以下であればヘリオスタット18が有するすべての鏡18aから受熱器20に太陽光を導いて、受熱器温度T1を第2所定温度T1fに近づけようとする。また、制御装置60は、受熱器温度T1が第2所定温度T1fよりも大きく、かつ、第3所定温度T1g以下の場合は、有効鏡枚数Nを徐々に低減して、受熱器温度T1を第2所定温度T1fに近づけようとする。また、制御装置60は、受熱器温度T1が第3所定温度T1gよりも大きい場合は、有効鏡枚数Nを0にして、受熱器温度T1を迅速に第3所定温度T1g以下にしようとする。
図12は、実施形態4の制御装置が実行する手順を示すフローチャートである。図12に示すステップST401及びステップST402の各手順は、図9に示すステップST301及びステップST302の各手順と同様である。但し、ステップST402では、マップM3ではなく図11に示すマップM4が用いられる。ステップST403で、演算部60bは、作動流体流量の目標値である作動流体流量目標値を設定する。具体的には、情報取得部60cは、ステップST401で取得した受熱器温度T1を、ステップST402で取得した図11に示すマップM4に当てはめることで、作動流体流量Qを算出された作動流体流量Qを作動流体流量目標値に設定する。また、ステップST403で、演算部60bは、有効鏡枚数の目標値である有効鏡枚数目標値を設定する。具体的には、演算部60bは、ステップST401で取得した受熱器温度T1を、ステップST402で取得した図11に示すマップM4に当てはめることで算出された有効鏡枚数Nを有効鏡枚数目標値に設定する。
次に、ステップST404で、動作制御部60aは、入口案内翼42の角度が、ステップST403で設定された作動流体流量目標値である作動流体流量Qを実現できる入口案内翼42の角度になるように、入口案内翼角度調節装置44を動作させる。また、ステップST404で、ステップST403で設定された有効鏡枚数目標値である有効鏡枚数Nになるように、ヘリオスタット角度調節装置40を動作させる。ここで、例えば、現在の入口案内翼42の角度が、ステップST403で設定された作動流体流量Qを実現できる入口案内翼42の角度と同一である場合、動作制御部60aは、入口案内翼角度調節装置44の動作を制御して入口案内翼42の角度を維持させる。また、例えば、ヘリオスタット18が有する複数の鏡18aのうち、受熱器20に太陽光を導く鏡18aの現在の数が、設定されている数と同一である場合、動作制御部60aは、ヘリオスタット角度調節装置40の動作を制御して、有効鏡枚数Nを維持させる。次に、制御装置60は、一連の手順を終了して、ステップST401に戻る。
以上の一連の手順を制御装置60が実行することにより、太陽熱ガスタービン発電装置4は、受熱器温度T1が上昇すると、まず、作動流体流量Qを増加させる。これにより、受熱器20は、作動流体によって持ち出される熱量が増加するため、受熱管21の温度の上昇が抑制される。さらに、この時、太陽熱ガスタービン発電装置4は、受熱器20に導かれる作動流体の流量が増加することにより、結果的にタービン16に導かれる作動流体の流量も増加する。よって、太陽熱ガスタービン発電装置4は、タービン16が受ける運動エネルギーの量も増加するため、発電機12による発電が促される。
そして、太陽熱ガスタービン発電装置4は、圧縮機14へ導かれる作動流体流量Qが所定値である最大値に到達し、それでも受熱器温度T1が上昇する場合に、受熱器温度T1が上昇するほど有効鏡枚数Nが低減される。よって、太陽熱ガスタービン発電装置4は、受熱器20が受ける太陽光の量が低減される。結果として、太陽熱ガスタービン発電装置4は、受熱器温度T1の上昇を抑制し、受熱管21の耐久性の低下を抑制できる。
ここで、太陽熱ガスタービン発電装置4は、受熱器温度T1が上昇すると、まず、受熱器20が受ける太陽光の量の低減を開始し、次に、受熱器20に導かれる作動流体の流量が調節される構成でも、受熱管21の耐久性の低下を抑制できる。但し、太陽熱ガスタービン発電装置4は、受熱器20が受ける太陽光の量が低下すると、発電機12による発電量も低下する。よって、太陽熱ガスタービン発電装置4は、まず、圧縮機14へ導かれる作動流体流量Qを調節して、受熱管21の温度の上昇を抑制し、それでも受熱管21の温度が上昇する場合に、受熱器20に導かれる太陽光の量が調節されると好ましい。これにより、太陽熱ガスタービン発電装置4は、受熱管21の耐久性の低下を抑制することと、作動流体の温度の低下に起因する発電機12による発電量の低下を抑制することとを両立できる。
ここで、実施形態1から実施形態4の各実施形態に係る太陽熱ガスタービン発電装置1−4は、受熱器温度T1に基づいて、受熱器20に導かれる作動流体の流量と、受熱器20に導かれる太陽光の量とのうちの少なくとも一方を調節する構成であるが、太陽熱ガスタービン発電装置1−4は、例えば、受熱器20で熱交換をした作動流体の温度に基づいて、受熱器20に導かれる作動流体の流量と、受熱器20に導かれる太陽光の量とのうちの少なくとも一方を調節する構成でもよい。以下、受熱器20で熱交換をした作動流体の温度を作動流体温度T2という。
太陽熱ガスタービン発電装置1−4は、作動流体温度T2と受熱器温度T1とは相関しており、作動流体温度T2が上昇すると、受熱器温度T1も上昇する。よって、作動流体温度T2に基づいて、受熱器20に導かれる作動流体の流量と、受熱器20に導かれる太陽光の量とのうちの少なくとも一方を調節する構成であっても、太陽熱ガスタービン発電装置1−4は、受熱器の耐久性の低下を抑制できる。但し、受熱器温度T1と、作動流体温度T2とは、多くの場合で一致しない。よって、作動流体温度T2に基づいて、受熱器20に導かれる作動流体の流量と、受熱器20に導かれる太陽光の量とのうちの少なくとも一方を調節する構成の場合に用いられるマップは、図2、図6、図11に示す各マップに類似はするが、各所定温度の値が図2、図6、図11に示す各マップと異なる場合がある。
作動流体温度T2に基づいて、受熱器20に導かれる作動流体の流量と、受熱器20に導かれる太陽光の量とのうちの少なくとも一方を調節する構成の場合、太陽熱ガスタービン発電装置1−4の制御装置は、受熱器温度T1に基づく場合よりも、発電機12による発電量の制御を好適に行える。これは、受熱器温度T1と、作動流体温度T2とは、一致しない場合があるためである。タービン16に導かれる作動流体の流量が一定であれば、発電機12による発電量は、作動流体温度T2によって変化する。よって、より正確な作動流体温度T2に基づいて、制御装置60が受熱器20に導かれる作動流体の流量と、受熱器20に導かれる太陽光の量とのうちの少なくとも一方を調節することにより、太陽熱ガスタービン発電装置1−4は、より精度よく、発電機12による発電量を調節できる。
但し、受熱管21の耐久性の低下の抑制を優先する場合、太陽熱ガスタービン発電装置1−4は、受熱器温度T1に基づいて、受熱器20に導かれる作動流体の流量と、受熱器20に導かれる太陽光の量とのうちの少なくとも一方を調節する構成の方が好ましい。これは、この構成の場合、制御装置が受熱管21の外表面の金属部材の温度を直接取得するためである。これにより、制御装置は、より正確な受熱器温度T1に基づいて受熱器20の温度を調節できる。よって、この構成の場合、太陽熱ガスタービン発電装置1−4は、受熱管21の耐久性の低下をより好適に抑制できる。
(実施形態5)
図13は、実施形態5に係る太陽熱ガスタービン発電装置を示す構成図である。実施形態5に係る太陽熱ガスタービン発電装置5は、受熱器温度T1と、作動流体温度T2との2つの温度に基づいて、受熱器20に導かれる作動流体の流量と、受熱器20に導かれる太陽光の量との2つを調節する点に特徴がある。太陽熱ガスタービン発電装置5は、図13に示すように、制御装置62と、作動流体温度センサー64とを備える。作動流体温度センサー64は、受熱器20に設けられる。ここで、出口側タンク21bには、受熱管21と熱交換をした作動流体が溜められる。作動流体温度センサー64は、例えば、出口側タンク21bに設けられる。これにより、作動流体温度センサー64は、作動流体温度T2を検出する。
図13は、実施形態5に係る太陽熱ガスタービン発電装置を示す構成図である。実施形態5に係る太陽熱ガスタービン発電装置5は、受熱器温度T1と、作動流体温度T2との2つの温度に基づいて、受熱器20に導かれる作動流体の流量と、受熱器20に導かれる太陽光の量との2つを調節する点に特徴がある。太陽熱ガスタービン発電装置5は、図13に示すように、制御装置62と、作動流体温度センサー64とを備える。作動流体温度センサー64は、受熱器20に設けられる。ここで、出口側タンク21bには、受熱管21と熱交換をした作動流体が溜められる。作動流体温度センサー64は、例えば、出口側タンク21bに設けられる。これにより、作動流体温度センサー64は、作動流体温度T2を検出する。
制御装置62は、動作制御部62aと、演算部62bと、情報取得部62cと、記憶部62dとを有する。動作制御部62aは、入口案内翼角度調節装置44と、ヘリオスタット角度調節装置40とに電気的に接続される。動作制御部62aは、入口案内翼角度調節装置44の動作を制御して、圧縮機14に導かれる作動流体の流量を調節し、結果として受熱器20に導かれる作動流体の流量を調節する。また、動作制御部62aは、ヘリオスタット角度調節装置40の動作を制御して、有効鏡枚数を調節し、結果として受熱器20に導かれる太陽光の量を調節する。演算部62bは、上述の他の実施形態で説明した演算部と同様の機能を有する。
情報取得部62cは、受熱器温度センサー38と、作動流体温度センサー64と電気的に接続される。情報取得部62cは、受熱器温度T1を受熱器温度センサー38から取得する。また、情報取得部62cは、出口側タンク21b内の作動流体の作動流体温度T2を作動流体温度センサー64から取得する。記憶部62dは、上述の他の実施形態で説明した記憶部と同様の機能を有する。次に、制御装置62が実行する手順を説明する前に、制御装置62が用いるマップを説明する。制御装置62は、図11に示すマップM4と、以下に説明するマップM5とを用いる。
図14は、受熱器温度と有効鏡枚数との関係と、受熱器温度と作動流体流量との関係とを示すマップである。制御装置62は、受熱器20に導かれる作動流体の第2の流量としての作動流体流量Q’を図14に示すように調節することにより受熱器20へ導かれる作動流体の流量を調節する。ここで、受熱器20に導かれる作動流体の第1の流量は、図11に示す作動流体流量Qである。作動流体流量Q’は、圧縮機14に導かれる作動流体の流量である。制御装置62は、作動流体温度T2が第1所定温度T2aを超えるまでは、圧縮機14へ導かれる作動流体流量Q’を増加させない。そして、制御装置62は、作動流体温度T2が第1所定温度T2a越えると、作動流体温度T2が上昇するほど、圧縮機14へ導かれる作動流体流量Q’を増加させる。そして、制御装置62は、作動流体温度T2が第2所定温度T2bを越えると、圧縮機14へ導かれる作動流体流量Q’を最大値にする。
第1所定温度T2aは、作動流体温度T2が第1所定温度T2a以下であれば、作動流体温度T2をさらに上昇させても発電機12による発電量を許容できる範囲に保つことができる値である。また、第2所定温度T2bは、作動流体温度T2が第2所定温度T2b以下であれば、発電機12による発電量を十分に許容できる範囲に保つことができる値である。第2所定温度T2bは、第1所定温度T2aよりも高い温度である。
制御装置62は、作動流体温度T2が第1所定温度T2a以下であれば、圧縮機14へ導かれる作動流体流量Q’を増加させずに、作動流体温度T2を第1所定温度T2aに近づけようとする。また、制御装置62は、作動流体温度T2が第1所定温度T2aよりも大きく、かつ、第2所定温度T2b以下の場合は、圧縮機14へ導かれる作動流体流量Q’を徐々に増加させて、作動流体温度T2を第1所定温度T2aに近づけようとする。また、制御装置62は、作動流体温度T2が第2所定温度T2bよりも大きい場合は、圧縮機14へ導かれる作動流体流量Q’を最大値にして、作動流体温度T2を迅速に第2所定温度T2b以下にしようとする。
また、制御装置62は、受熱器20に導かれる太陽光の第2の量としての有効鏡枚数N’を図14に示すように調節することにより、受熱器20が受ける太陽光の量を調節する。制御装置62は、作動流体温度T2が第2所定温度T2bを超えるまでは、ヘリオスタット18が有するすべての鏡18aから受熱器20に太陽光を導く。そして、制御装置62は、作動流体温度T2が第2所定温度T2b越えると、作動流体温度T2が上昇するほど、有効鏡枚数N’を低減する。そして、制御装置62は、作動流体温度T2が第3所定温度T2cを越えると、有効鏡枚数N’を0にする。
ここで、第3所定温度T2cは、作動流体温度T2が第3所定温度T2c以下であれば、発電機12による発電量を許容できる範囲に保つことができる値である。第3所定温度T2cは、第2所定温度T2bよりも高い温度である。制御装置62は、作動流体温度T2が第2所定温度T2b以下であればヘリオスタット18が有するすべての鏡18aから受熱器20に太陽光を導いて、作動流体温度T2を第2所定温度T2bに近づけようとする。
また、制御装置62は、作動流体温度T2が第2所定温度T2bよりも大きく、かつ、第3所定温度T2c以下の場合は、有効鏡枚数N’を徐々に低減して、作動流体温度T2を第2所定温度T2bに近づけようとする。また、制御装置62は、作動流体温度T2が第3所定温度T2cよりも大きい場合は、有効鏡枚数N’を0にして、作動流体温度T2を迅速に第3所定温度T2c以下にしようとする。
図15は、実施形態5の制御装置が実行する手順を示すフローチャートである。ステップST501で、情報取得部62cは、受熱器温度センサー38から受熱器温度T1を取得する。また、情報取得部62cは、作動流体温度センサー64から作動流体温度T2を取得する。次に、ステップST502で、情報取得部62cは、記憶部62dから図11に示すマップM4及び図14に示すマップM5を取得する。次に、ステップST503で、演算部62bは、作動流体流量Qが作動流体流量Q’以上であるか否かを判断する。こここで、作動流体流量Qは、ステップST501で取得した受熱器温度T1が図11に示すマップM4に当てはめられることで算出される値である。また、作動流体流量Q’は、ステップST501で取得した作動流体温度T2が図14に示すマップM5に当てはめられることで算出される値である。
作動流体流量Qが作動流体流量Q’以上である場合(ステップST503、Yes)、ステップST504で、演算部62bは、作動流体流量Qを作動流体流量目標値に設定する。また、作動流体流量Q’が作動流体流量Qよりも大きい場合(ステップST503、No)、ステップST505で、演算部62bは、作動流体流量Q’を作動流体流量目標値に設定する。つまり、演算部62bは、作動流体流量Qと作動流体流量Q’とのうち、大きい値の方を作動流体流量目標値に設定する。
ステップST504の手順またはステップST505の手順の後、ステップST506で、演算部62bは、有効鏡枚数Nが有効鏡枚数N’以上であるか否かを判断する。こここで、有効鏡枚数Nは、ステップST501で取得した受熱器温度T1が図11に示すマップM4に当てはめられることで算出される値である。有効鏡枚数Nは、受熱器20に導かれる太陽光の第1の量に相当する。また、有効鏡枚数N’は、ステップST501で取得した作動流体温度T2が図14に示すマップM5に当てはめられることで算出される値である。有効鏡枚数N’は、受熱器20に導かれる太陽光の第2の量に相当する。
有効鏡枚数Nが有効鏡枚数N’以下である場合(ステップST506、Yes)、ステップST507で、演算部62bは、有効鏡枚数Nを有効鏡枚数目標値に設定する。また、有効鏡枚数N’が有効鏡枚数Nよりも小さい場合(ステップST503、No)、ステップST508で、演算部62bは、作動流体流量Q’を有効鏡枚数目標値に設定する。つまり、演算部62bは、有効鏡枚数Nと有効鏡枚数N’とのうち、小さい方を有効鏡枚数目標値に設定する。
ステップST507の手順またはステップST508の手順の後、ステップST509で、動作制御部62aは、入口案内翼42の角度が、ステップST504またはステップST505で設定された作動流体流量目標値を実現できる入口案内翼42の角度になるように、入口案内翼角度調節装置44を動作させる。また、ステップST509で、動作制御部62aは、有効鏡枚数NがステップST507またはステップST508で設定された有効鏡枚数目標値になるように、ヘリオスタット角度調節装置40を動作させる。次に、制御装置62は、一連の手順を終了して、ステップST501に戻る。
以上の手順を実行することにより、制御装置62は、受熱器20に導かれる作動流体の流量が、作動流体流量Qと作動流体流量Q’とのうちの大きい方の値となるように、入口案内翼42の角度を調節する。ここで、太陽熱ガスタービン発電装置5は、受熱器20に導かれる作動流体の量が多ければ多いほど、受熱管21の温度の上昇が抑制される。また、太陽熱ガスタービン発電装置5は、受熱器20による作動流体の温度の上昇も抑制される。つまり、作動流体流量Qと作動流体流量Q’とのうちの大きい方の値は、他方の値よりもより安全側の値である。よって、制御装置62は、より安全側の値を目標値として入口案内翼42の動作を制御する。結果として、太陽熱ガスタービン発電装置5は、受熱管21の温度の上昇と、受熱器20による作動流体の温度の上昇とのうちの少なくとも一方を、より好適に抑制できる。
また、制御装置62は、有効鏡枚数が、有効鏡枚数Nと有効鏡枚数N’とのうちの小さい方の値となるように、ヘリオスタット18の鏡18aの角度を調節する。ここで、太陽熱ガスタービン発電装置5は、有効鏡枚数が少なければ少ないほど、受熱管21の温度の上昇が抑制される。また、太陽熱ガスタービン発電装置5は、受熱器20による作動流体の温度の上昇も抑制される。つまり、有効鏡枚数Nと有効鏡枚数N’とのうちの小さい方の値は、他方の値よりもより安全側の値である。よって、制御装置62は、より安全側の値を目標値としてヘリオスタット角度調節装置40の動作を制御する。結果として、太陽熱ガスタービン発電装置5は、受熱管21の温度の上昇と、受熱器20による作動流体の温度の上昇とのうちの少なくとも一方を、より好適に抑制できる。
また、図11に示すマップM4を用いることで、制御装置62は、受熱器温度T1が上昇すると、まず作動流体流量Qを調節し、次に、有効鏡枚数Nを調節する。これにより、太陽熱ガスタービン発電装置5は、まず、圧縮機14へ導かれる作動流体流量Qを調節して、受熱管21の温度の上昇や、受熱器20による作動流体の温度の上昇を抑制し、それでも受熱器20の温度が上昇する場合に、受熱器20に導かれる太陽光の量が調節される。よって、太陽熱ガスタービン発電装置5は、受熱管21の耐久性の低下を抑制しつつ、作動流体の温度の必要以上の低下を抑制することで発電機12による発電量の低下を抑制できる。
また、図14に示すマップM5を用いることで、制御装置62は、作動流体温度T2が上昇すると、まず作動流体流量Q’を調節し、次に、有効鏡枚数N’を調節する。これにより、太陽熱ガスタービン発電装置5は、まず、作動流体流量Q’を調節して、受熱器20による作動流体の温度の上昇を抑制し、それでも作動流体の温度が上昇する場合に、受熱器20に導かれる太陽光の量が調節される。よって、太陽熱ガスタービン発電装置5は、作動流体の温度の必要以上の上昇を抑制しつつ、発電機12による発電量の低下を抑制できる。ここで、太陽熱ガスタービン発電装置5は、作動流体の温度の必要以上の上昇を抑制することで、発電機12による発電量をより精度よく調節できる。
以上のように、本発明に係る太陽熱ガスタービン発電装置は、太陽光の熱を用いて発電する技術に有用であり、特に、受熱器の耐久性の低下を抑制することに適している。
1−5 太陽熱ガスタービン発電装置
12 発電機
14 圧縮機
16 タービン
18 ヘリオスタット(太陽光集光装置)
18a 鏡
20 受熱器
21 受熱管
21a 入口側タンク
21b 出口側タンク
22 再熱器
24 煙突
26 回転体
28 入力軸
30 受熱器前通路
32 受熱器後通路
34 排気通路
36、46、48、60、62 制御装置
36a、46a、48a、60a、62a 動作制御部
36b、46b、48b、60b、62b 演算部
36c、46c、48c、60c、62c 情報取得部
36d、46d、48d、60d、62d 記憶部
38 受熱器温度センサー
40 ヘリオスタット角度調節装置(熱量調節手段)
42 入口案内翼
44 入口案内翼角度調節装置(熱量調節手段)
50 三方弁(熱量調節手段)
50a 第1開口
50b 第2開口
50c 第3開口
52 第1バイパス通路
54 第2バイパス通路
56 バイパス弁(熱量調節手段)
58 遮断弁(熱量調節手段)
64 作動流体温度センサー
M1、M2、M3、M4、M5 マップ
N、N7’ 有効鏡枚数
Q、Q’、q 作動流体流量
T1 受熱器温度
T1a、T1c、T1e、T2a 第1所定温度
T1b、T1d、T1f、T2b 第2所定温度
T1g、T2c 第3所定温度
T2 作動流体温度
12 発電機
14 圧縮機
16 タービン
18 ヘリオスタット(太陽光集光装置)
18a 鏡
20 受熱器
21 受熱管
21a 入口側タンク
21b 出口側タンク
22 再熱器
24 煙突
26 回転体
28 入力軸
30 受熱器前通路
32 受熱器後通路
34 排気通路
36、46、48、60、62 制御装置
36a、46a、48a、60a、62a 動作制御部
36b、46b、48b、60b、62b 演算部
36c、46c、48c、60c、62c 情報取得部
36d、46d、48d、60d、62d 記憶部
38 受熱器温度センサー
40 ヘリオスタット角度調節装置(熱量調節手段)
42 入口案内翼
44 入口案内翼角度調節装置(熱量調節手段)
50 三方弁(熱量調節手段)
50a 第1開口
50b 第2開口
50c 第3開口
52 第1バイパス通路
54 第2バイパス通路
56 バイパス弁(熱量調節手段)
58 遮断弁(熱量調節手段)
64 作動流体温度センサー
M1、M2、M3、M4、M5 マップ
N、N7’ 有効鏡枚数
Q、Q’、q 作動流体流量
T1 受熱器温度
T1a、T1c、T1e、T2a 第1所定温度
T1b、T1d、T1f、T2b 第2所定温度
T1g、T2c 第3所定温度
T2 作動流体温度
Claims (11)
- 太陽光を集める太陽光集光装置と、
作動流体を圧縮する圧縮機と、
前記太陽光集光装置で集められた太陽光の熱を前記圧縮機で圧縮された作動流体に伝える受熱器と、
前記受熱器で熱交換した作動流体を受けて回転力を得るタービンと、
前記タービンから回転力が入力されることで発電する発電機と、
前記受熱器に出入りする熱量を調節する熱量調節手段と、
を備えることを特徴とする太陽熱ガスタービン発電装置。 - 前記熱量調節手段は、
前記受熱器による作動流体への受熱状況に基づいて、前記受熱器に出入りする熱量を調節することを特徴とする請求項1に記載の太陽熱ガスタービン発電装置。 - 前記受熱状況とは、
前記受熱器の温度である受熱器温度と、
前記受熱器から前記タービンに導かれる作動流体の温度である作動流体温度と、
のうちの少なくとも一方の温度であることを特徴とする請求項2に記載の太陽熱ガスタービン発電装置。 - 前記熱量調節手段は、
前記太陽光集光装置から前記受熱器に導かれる太陽光の量と、前記圧縮機から前記受熱器に導かれる作動流体の流量とのうちの少なくとも一方を調節することで、前記受熱器に出入りする熱量を調節することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の太陽熱ガスタービン発電装置。 - 前記熱量調節手段は、
前記受熱器温度または前記作動流体温度が上昇するほど、前記受熱器に導かれる太陽光の量を減少させることを特徴とする請求項4に記載の太陽熱ガスタービン発電装置。 - 前記熱量調節手段は、
前記受熱器温度または前記作動流体温度が上昇するほど、前記受熱器に導かれる作動流体の流量を増加させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の太陽熱ガスタービン発電装置。 - 前記熱量調節手段は、
前記受熱器の温度である受熱器温度と、前記受熱器から前記タービンに導かれる作動流体の温度である作動流体温度との2つの温度に基づいて、
前記受熱器温度に基づいた場合の前記受熱器に導かれる太陽光の第1の量と、前記作動流体温度に基づいた場合の前記受熱器に導かれる太陽光の第2の量とを算出し、
前記第1の量と前記第2の量とのうち小さい方の値になるように、前記受熱器に導かれる太陽光の量を調節することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の太陽熱ガスタービン発電装置。 - 前記熱量調節手段は、
前記受熱器の温度である受熱器温度と、前記受熱器から前記タービンに導かれる作動流体の温度である作動流体温度との2つの温度に基づいて、
前記受熱器温度に基づいた場合の前記受熱器に導かれる作動流体の第1の流量と、前記作動流体温度に基づいた場合の前記受熱器に導かれる作動流体の第2の流量とを算出し、
前記第1の流量と前記第2の流量とのうち大きい方の値になるように、前記受熱器に導かれる太陽光の量を調節することを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか一項に記載の太陽熱ガスタービン発電装置。 - 前記熱量調節手段は、
前記圧縮機から前記受熱器に導かれる作動流体の流量が所定値に到達してから、前記受熱器に導かれる太陽光の量を調節することを特徴とする請求項4から請求項8のいずれか一項に記載の太陽熱ガスタービン発電装置。 - 太陽光を集める太陽光集光装置と、
作動流体を圧縮する圧縮機と、
前記太陽光集光装置で集められた太陽光の熱を前記圧縮機で圧縮された作動流体に伝える受熱器と、
前記受熱器で熱交換した作動流体を受けて回転力を得るタービンと、
前記タービンから回転力が入力されることで発電する発電機と、
を備える太陽熱ガスタービン発電装置を制御する制御方法であって、
前記圧縮機から前記受熱器に導かれる前記作動流体の流量と、前記太陽光集光装置から前記受熱器に導かれる太陽光の量とのうちの少なくとも一方を、前記受熱器による作動流体への受熱状況に基づいて調節することを特徴とする太陽熱ガスタービン発電方法。 - 前記圧縮機から前記受熱器に導かれる前記作動流体の流量が所定値に到達してから、前記受熱器に導かれる太陽光の量を調節することを特徴とする請求項10に記載の太陽熱ガスタービン発電方法。
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|---|---|---|---|
| JP2009181466A JP2011032960A (ja) | 2009-08-04 | 2009-08-04 | 太陽熱ガスタービン発電装置及び太陽熱ガスタービン発電方法 |
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|---|---|
| JP2011032960A true JP2011032960A (ja) | 2011-02-17 |
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ID=43762275
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|---|---|---|---|
| JP2009181466A Withdrawn JP2011032960A (ja) | 2009-08-04 | 2009-08-04 | 太陽熱ガスタービン発電装置及び太陽熱ガスタービン発電方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2009
- 2009-08-04 JP JP2009181466A patent/JP2011032960A/ja not_active Withdrawn
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