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JP2011030301A - 事故電流検出回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮断した事故電流を安価に計測する。
【解決手段】事故電流検出回路1において、補助変流器ST1及びST2は、配線L1及びL3の各変流器2次電流を変換し、抵抗R0に供給する。抵抗R0は、受けた電流を電圧に変換し、出力する。ダイオードDi1及びDi3は、出力電圧を整流し、抵抗R1経由により、正極電圧をキャパシタCpに充電し、負極電圧をキャパシタCnに充電する。キャパシタCp及びCnは、正極電圧及び負極電圧を合成した電圧を元に放電する。抵抗R2は、キャパシタCp及びCnから放電を受け、合成電圧を両端電圧とする。マイクロコントローラは、累積遮断量カウンタとして事故電流に相当する抵抗R2の電圧を検知する。抵抗R1及びR2の抵抗値、キャパシタCp及びCnの容量値を調整することにより、主回路2に事故発生後、遮断器B1〜B3が遮断した時にキャパシタCp及びCnの電圧を安定させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、遮断器の累積遮断量カウンタに対して、事故電流に相当する電圧を出力する事故電流検出回路に関する。
遮断器の内部点検は、遮断した事故電流の大きさ及び遮断の回数から計算される累積遮断量が所定値を超過した場合に行われ、その点検結果によって主回路接触子等、遮断により消耗した部品類の交換が実施される。
従って、遮断器の内部点検の計画を行う場合に累積遮断量の把握が重要となるため、超高圧の遮断器に関しては遮断した事故電流値を自動計測して記録する装置が開発されている。この自動計測装置は、遮断器への遮断指令を受けて主回路に流れる交流の事故電流を、CPU(Central Processing Unit)により高速にサンプリングして計測する装置であり、高額であることから一部の重要な遮断器に適用されている。
なお、遮断電流の自動計測装置が設置されていない場合には、送電線に設置された自動オシロ装置の記録から遮断電流を読み取って手計算する方法、又は、動作した継電器情報(種類、動作相等)から事故電流を計算する方法が用いられている。また、遮断器には、内部開放点検の要否を判断する累積遮断量を表示する装置がないことから、累積遮断量や残遮断量を別に管理している。
特開平9−224309号公報
遮断電流は、事故の様相により各相の事故電流値が異なったり、遮断タイミングにより事故電流が変化したり、系統条件により直流成分が重畳したりする。このことから、自動で遮断電流を記録する装置は、遮断器の各相の電流値を高速(1.5msecサンプリング以下の速度)にサンプリングして取り込んで記憶しておき、遮断器が動作した条件により過去の事故電流を計算するコンピュータを用いている。このため、自動記録装置は、高価となり、超高圧クラス以上の重要回線に至近年に設置された一部の遮断器に限定して適用されている。
以上の状況から、ほとんどの遮断器に自動記録装置が設置されておらず、遮断電流の把握には、次のような問題がある。
(1)自動オシロ装置の記録から事故電流を把握する方法では、送電線に自動オシロ装置が設置されていることが必要なので、適用できる遮断器が限定されるとともに、人手により計算する必要がある。
(2)継電器情報から事故電流を計算する方法では、運用している系統の構成や事故の様相により事故電流が異なることから、事故電流を正確に把握することが困難であり、過剰評価することとなる。従って、実際に遮断器の内部点検を実施しても、接点の消耗が少ないケースがある。
なお、特許文献1には、複数の遮断電流境界レベルにそれぞれ対応した複数のカウンタによるカウント値と、各カウンタに対応する遮断電流境界レベルとを用いて遮断電流積算値を求める遮断器の遮断電流計測装置が開示されている。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、遮断した事故電流を安価に計測することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、事故電流検出回路であって、送電線を流れる電流に応じた電流を出力する変流器と、前記変流器が出力した電流を整流する整流回路と、前記整流回路が整流した電流が第1の抵抗を通じてキャパシタに充電し、前記キャパシタから第2の抵抗に放電されるように構成されたRC回路と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、変流器が出力した電流をキャパシタに充電することにより、送電線電流のピーク値を所定時間保持するので、送電線電流を計測し続ける必要がなくなる。また、送電線電流に相当する直流電圧を第2の抵抗から計測できるので、高い周波数によるサンプリングが不要になる。これによれば、送電線電流の継続的な高速サンプリングが不要になるので、高性能、高速かつ高価なコンピュータが不要となり、低価格なマイクロコントローラにより事故電流を把握することができる。
また、本発明は、事故電流検出回路であって、3相の送電線を流れる電流のうち、2相の電流をそれぞれ変換する一対の変流器と、前記一対の変流器が変換した電流をそれぞれ整流する一対の整流回路と、前記一対の整流回路が整流した電流をそれぞれに対応して設けられた第1の抵抗を通じて一対のキャパシタに充電し、前記一対のキャパシタから当該キャパシタに共通の第2の抵抗に放電するRC回路と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、変流器の変換した電流をキャパシタに充電することにより、送電線電流のピーク値を所定時間保持するので、送電線電流を計測し続ける必要がなくなる。また、送電線電流に相当する直流電圧を計測できるので、高い周波数によるサンプリングが不要になる。これによれば、送電線電流の継続的な高速サンプリングが不要になるので、高性能、高速かつ高価なコンピュータが不要となり、低価格なマイクロコントローラにより事故電流を把握することができる。
また、本発明は、事故電流検出回路であって、前記一対のキャパシタと、前記第2の抵抗とが、並列に接続されることを特徴とする。
この構成によれば、第2の抵抗は、各キャパシタからの放電を並列に受電し、当該受電による2の直流電圧のうち、より高い方を両端電圧とする。これによれば、3相の事故電流のうち、最大となる相の事故電流を計測することができる。
また、本発明は、事故電流検出回路であって、前記キャパシタの容量値及び前記第1の抵抗の抵抗値により、事故の発生から前記キャパシタの電圧が飽和するまでの時間が設定され、前記キャパシタの容量値及び前記第2の抵抗の抵抗値により、前記キャパシタの電圧の飽和から10%の電圧降下となるまでの時間が設定されることを特徴とする。
この構成によれば、設定した時間によるタイミングに事故電流を計測することにより、その計測誤差を平均で95%にすることができる。
また、本発明は、事故電流検出回路であって、前記キャパシタの容量値及び前記第1の抵抗の抵抗値により、事故の発生から前記キャパシタの電圧が飽和するまでの時間が、事故の発生から遮断器が遮断するまでの時間になるように設定されることを特徴とする。
この構成によれば、遮断器が遮断するタイミングに第2の抵抗の電圧を計測することにより、事故電流を把握することができる。
また、本発明は、事故電流検出回路であって、送電線を流れる電流に応じた電流を出力する変流器と、前記変流器の変換した電流を正極側及び負極側を分けて整流し、分けて整流された電流をそれぞれ第1の抵抗を通じて正極側キャパシタ及び負極側キャパシタに充電し、前記正極側キャパシタ及び前記負極側キャパシタの電圧を合成し、合成した電圧を第2の抵抗に出力する倍電圧整流回路と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、変流器が出力した正負両側の電流をそれぞれ別のキャパシタに充電し、2つのキャパシタの電圧を合成した電圧を第2の抵抗に出力するので、全波高電圧を検知することができる。
その他、本願が開示する課題及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、遮断した事故電流を安価に計測することができる。
事故電流検出回路1の構成を示す図である。 直流成分を含まない事故電流の例を示す図であり、(a)は主回路2を流れる電流の変化を示し、(b)は、事故電流検出回路1がマイクロコントローラへ出力する電圧の変化を示す。 直流成分を含む事故電流の例を示す図であり、(a)は主回路2を流れる電流の変化を示し、(b)は事故電流検出回路1がマイクロコントローラへ出力する電圧の変化を示し、(c)は補助変流器の2次側回路に全波整流回路を適用した場合にマイクロコントローラへ出力する電圧の変化を示す。 キャパシタの充放電の際のキャパシタ電圧の変化を示す図であり、(a)はキャパシタCに充電する回路(充電回路)を示し、(b)は(a)の充電回路においてスイッチSWを投入した際にキャパシタCに出力される電圧V1の曲線を示し、(c)はキャパシタCから放電する回路(放電回路)を示し、(d)は(c)の放電回路においてスイッチSWを投入した際にキャパシタCに出力される電圧V1の曲線を示す。 事故電流検出回路1に発生する計測誤差を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。本発明の実施の形態に係る事故電流検出回路は、送電線の変流器の変換した電流を整流し、整流した電流をキャパシタに充電し、キャパシタからの放電による電圧を抵抗に出力するものである。これによれば、変流器の電流をキャパシタに充電するため、事故電流のピーク値を所定時間保持できるので、電圧を継続して計測する必要がなくなる。また、事故電流に相当する直流電圧を計測するので、高速サンプリングが不要になる。
≪回路の構成と概要≫
図1は、事故電流検出回路1の構成を示す図である。事故電流検出回路1は、主回路2に流れる事故電流に相当する電圧を所定時間保持した状態でマイクロコントローラに出力する回路であり、主回路2、遮断器B1〜B3、変流器CT1〜CT3、配線L1〜L3、補助変流器ST1、ST2及びリレーRyを備えるとともに、補助変流器ST1及びST2には、それぞれ抵抗R0及びR1、キャパシタCp及びCn、ダイオードDi1、Di2及びDi3が接続される。そして、2個のダイオードDi2は、抵抗R2に並列接続される。この回路は、補助変流器ST1及びST2の出力を正極側・負極側に分けて整流し、各出力を合成する倍電圧整流回路を含む。
主回路2は、第1相〜第3相の送電線からなり、各送電線には、遮断器B1〜B3及び変流器CT1〜CT3がそれぞれ取り付けられ、変流器CT1〜CT3にはリレーRyが接続される。遮断器B1〜B3は、各送電線における正常動作時の負荷電流を開閉するとともに、事故電流(特に短絡事故電流)を遮断する。変流器CT1〜CT3は、各送電線を流れる電流を取り込む計器用変流器(CT:Current Transformer)であり、所定の変流比によって送電線の1次電流を2次電流に変換する。リレーRyは、変流器CT1〜CT3で変換された2次電流をそれぞれ配線L1〜L3経由で受け付けて、その2次電流が所定値以上であり、短絡等による事故電流であると判断した場合には、遮断器B1〜B3に遮断指令の信号を送出する。
変流器CT1と、リレーRyとを接続する配線L1には、補助変流器ST1が取り付けられる。変流器CT3と、リレーRyとを接続する配線L3には、補助変流器ST2が取り付けられる。補助変流器ST1及びST2は、配線L1及びL3の各電流を変換し、変換した各電流をそれぞれ抵抗R0に供給する。抵抗R0は、補助変流器ST1又はST2から電流を受けて、電圧に変換し、出力する。
抵抗R0は、ダイオードDi1、キャパシタCp及び抵抗R1を含む直列回路に接続し、一方、抵抗R1、キャパシタCn及びダイオードDi3を含む直列回路にも接続する。そして、キャパシタCp及びCnは、ダイオードDi2及び抵抗R2を含む直列回路に接続する。ダイオードDi1、Di2及びDi3は、整流用であり、例えば、ショットキーバリアダイオード等の低損失ダイオードが用いられる。抵抗R2は、キャパシタCp及びCnから放電を受け、直流電圧を両端電圧とする。マイクロコントローラは、遮断器B1〜B3の累積遮断量カウンタとして機能し、抵抗R2の電圧を計測する。
キャパシタCpは、正極性の電圧を平滑化する。キャパシタCnは、負極性の電圧を平滑化する。キャパシタCp及びCnにより、正負両側の波高値が分かるので、直流成分によって正負のどちらかにずれたとしても、計測精度は高くなる。なお、キャパシタCp及びCnは必須ではなく、キャパシタCn及びダイオードDi3がない構成であってもよい。
≪回路の動作原理≫
次に、事故電流検出回路1の動作原理を説明する。
主回路2に電流が流れると、変流器CT1〜CT3に電流が流れ、そこで変換された電流がリレーRyに流れる。変流器CT1からの配線L1及び変流器CT3からの配線L3にそれぞれ設けられた補助変流器ST1及びST2により電流がさらに変換され、その変換された電流は抵抗R0を含む閉回路を流れる。そして、抵抗R0のインピーダンスを比較的大きな値に設定することにより、主回路2の電流に比例した電圧出力を得ることができる。なお、抵抗R0のインピーダンス値は、補助変流器ST1及びST2の仕様や必要とする電圧レシオに応じて調整される。
抵抗R0の電圧が正極性の場合には、抵抗R0→ダイオードDi1→キャパシタCp→抵抗R1の順に電流が流れ、キャパシタCpに正の電圧が蓄積される。また、抵抗R0の電圧が負極性の場合には、抵抗R0→抵抗R1→キャパシタCn→ダイオードDi3→抵抗R0の順に電流が流れ、キャパシタCnに負の電圧が蓄積される。
そして、キャパシタCp及びCnは直列に接続されていることから、キャパシタCp及びCnの両端子には、それぞれの電圧が加算された電圧が発生する。また、主回路2のうち、変流器CT1及びCT3による回路出力が抵抗R2に対して並列に接続されていることから、2つの回路出力のうち、電位の高い方の出力がマイクロコントローラへ供給されることとなる。そして、この電圧は、ダイオードDi2を通じて抵抗R2に流れ、補助変流器ST1及びST2からの電圧供給がなければ、時定数CRの特性により電圧は減衰し、やがてゼロとなる。
次に、主回路2の電流が事故発生時のように急増した場合、キャパシタCp及びCnに電流が流れ、キャパシタCp及びCnの電圧は時定数CRに従って上昇していく。そこで、キャパシタCp、Cnの容量値及び抵抗R1、R2の抵抗値を適切に選定することにより、事故発生時に遮断器B1〜B3が遮断するタイミングでキャパシタCp及びCnの電圧を安定させることができる。
主回路2の電流については、3相のうち、2相を取り込むことにより、送電線の回線をまたがる短絡事故の場合を除いて、事故電流の最大値を検出することができる。
図2は、直流成分を含まない事故電流の例を示す図である。図2(a)は、主回路2を流れる電流の変化を示す。横軸は時間軸を示し、縦軸は主回路2の電流値を示す。事故発生の時刻までは負荷電流が示され、事故発生の時刻以降は負荷電流より振幅の大きい事故電流が示されている。事故が発生してから事故電流が遮断されるまでの遮断時間は、リレー動作時間と、遮断器遮断時間との合計値になる。
図2(b)は、事故電流検出回路1がマイクロコントローラへ出力する電圧の変化を示す。横軸は時間軸を示し、縦軸は出力電圧の値を示す。上下に振れる曲線がキャパシタCp及びCnがない場合に抵抗R0に発生する電圧値である。上の折線がキャパシタCpの出力する正の電圧値である。下の折線がキャパシタCnの出力する負の電圧値である。そして、上下の折線の差分がキャパシタCp及びCnの出力電圧の合計値、すなわち、抵抗R2の直流電圧の値である。事故の発生した直後には出力電圧が低めとなっているが、事故の送電線につながる遮断器B1〜B3が動作する時には、出力電圧が実際の事故電流に相当する値まで回復する。従って、継続してサンプリングすることは必要なく、遮断器が動作する時点で出力電圧を取得すればよい。
図3は、直流成分を含む事故電流の例を示す図である。図3(a)は、主回路2を流れる電流の変化を示す。横軸は時間軸を示し、縦軸は主回路2の電流値を示す。直流成分は、事故が発生した直後に突出しているが、時間の経過とともに収束している。
図3(b)は、事故電流検出回路1がマイクロコントローラへ出力する電圧の変化を示す。横軸は時間軸を示し、縦軸は出力電圧の値を示す。曲線及び折線の説明は、図2(b)と同様である。事故電流が直流成分を含んでいても、遮断器が動作する時の事故遮断電流に近い出力電圧となる。
図3(c)は、補助変流器の2次側回路に全波整流回路を適用した場合にマイクロコントローラへ出力する電圧の変化を示す。横軸は時間軸を示し、縦軸は出力電圧の値を示す。全波整流回路は、交流の正・負の両方の電流を同一方向へ流れるようにする(整流する)ことによって電流を変換する回路であり、グラフに示す電圧値は2倍にする必要がある。図3(c)のAに示すように、事故直後の電圧によりキャパシタCp及びCnに高い電圧が充電されており、この電圧が補助変流器ST1及びST2から供給される電圧より高いため、キャパシタCp及びCnへの充電は行われない。また、出力電圧が直流成分を含んでいるため、事故直後の高い電圧の影響を受けて、その時点における実際の値より高い電圧値が出力されている。
事故電流検出回路1は、抵抗R1、R2及びキャパシタCp、Cnにより直流的に変換するので、マイクロコントローラは、高速でサンプリングする必要はなく、事故が起きてから出力電圧を取り始めて、出力電圧が安定した状態になったときに遮断電流の相当値として把握する。そして、抵抗R1、R2の抵抗値及びキャパシタCp、Cnの容量値を調整することにより、遮断器B1〜B3が遮断する時に出力電圧を安定させる。これにより、マイクロコントローラは、遮断器B1〜B3が遮断するタイミングで事故電流検出回路1の出力電圧を取ればよいことになる。具体的には、事故が起きた時にリレーRyから遮断器B1〜B3に対して遮断指令(トリップ指令)が入るので、その遮断指令をトリガにして出力電圧を取る。特に、事故電流を変換した電圧に等しい直流電圧になるように抵抗R1、R2の抵抗値及びキャパシタCp、Cnの容量値を設定することにより、事故電流を正しく測ることができる。
≪RC定数の設定≫
次に、事故電流検出回路1におけるRC定数の設定手法について説明する。まず、RC定数によるキャパシタ電圧の変化について説明する。
図4は、キャパシタの充放電の際のキャパシタ電圧の変化を示す図である。図4(a)は、キャパシタCに充電する回路(充電回路)を示す。電池BT、抵抗R、キャパシタC及びスイッチSWが直列に接続されている。電池BTは、電圧V0の起電力を持つ。スイッチSWを投入すると、電池BTからキャパシタCに充電される。図4(b)は、図4(a)の充電回路においてスイッチSWを投入した際にキャパシタCに出力される電圧V1の曲線を示す。電圧V1の曲線は、抵抗Rの値が小さいほど早く立ち上がり、抵抗Rの値が大きいほどゆるやかに上昇する。
図4(c)は、キャパシタCから放電する回路(放電回路)を示す。キャパシタCには、電圧V0が予め充電されている。スイッチSWを投入すると、キャパシタCから抵抗Rに放電される。図4(d)は、図4(c)の放電回路においてスイッチSWを投入した際にキャパシタCに出力される電圧V1の曲線を示す。電圧V1の曲線は、抵抗Rの値が小さいほど早く立ち下がり、抵抗Rの値が大きいほどゆるやかに下降する。
<計測誤差について>
短絡電流(事故電流)の値を電圧としてRC回路で換算することから、理論上出力される電圧には遅れが生じ、短絡事故直後の電圧値は極めて小さく、時間経過とともに短絡電流に相当する電圧値に近づく。しかし、キャパシタCからの放電に当たる時間帯では、次の充電に当たる時間帯まで放電動作となることから徐々に電圧が低下する。以上のことから、計測のタイミング(キャパシタCの放電動作中か、充電動作中か)により若干の誤差が生じることから、事故電流検出回路1には簡易型の累積遮断カウンタを接続する。
<RC定数設定>
事故電流検出回路1により計測する遮断電流は、事故直後の電流値ではなく、事故の送電線につながる遮断器B1〜B3の遮断時点における電流値が計測できれば問題ないため、充電特性は、事故発生時から65ms経過した時点で電圧が飽和するようなRC(R=R1)の定数によるものとする。また、放電特性は、電圧飽和から17ms後に10%の電圧降下となるような放電抵抗値(R=R2)による。以上の設定により、平均で95%の誤差(最低で90%)となる。図5は、事故電流検出回路1に発生する計測誤差を示す図である。
<事故発生から計測までの時間65msの根拠>
累積遮断量カウンタ(マイクロコントローラ)を設置する主な対象遮断器は、120kV以下であり、JEC(社団法人電気学会 電気規格調査会:Japanese Electrotechnical Committee)の規格(JEC2300−P35)上、リレー動作時間が15msであり、遮断器遮断時間が3サイクルとなっている。このことから、対象遮断器は、事故発生から65ms(≒15ms+16.7ms×3サイクル)だけ経過すると遮断する。
また、66kV以下の5サイクル遮断器は、リレー動作時間が30msであり、113ms程度(≒30ms+16.7ms×5サイクル)となり、同じRC定数のまま使用しても出力電圧が十分飽和した時間であり問題はない。
なお、240kV以上の2サイクル遮断器は、48ms(≒15ms+16.7ms×2サイクル)と若干短くなるが、同系統以上は有効接地系であり、系統の時定数が小さく直流成分が比較的小さいことから、問題となるケースは少ないと考えられる。50ms程度で電圧飽和する値としてもよい。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、マイクロコントローラは、事故発生時から所定時間後に遮断器B1〜B3が作動した時点で、事故電流検出回路1が出力する電圧から遮断電流を検知する。この際、安定した状態が保持された直流電圧を検知するので、従来のように高い周波数による継続的なサンプリングが不要になる。従って、累積遮断量カウンタとして安価なマイクロコントローラを用いることにより、遮断した事故電流を計測することができる。
これによれば、事故電流検出回路1の出力を受け付ける累積遮断量カウンタが安価に実現でき、多くの遮断器に対して設置することができる。事故電流検出回路1から得られた事故電流と、遮断回数とから累積遮断量を自動計算するように累積遮断量カウンタを動作させることにより、そのカウンタ値から累積遮断量及び残遮断量を容易に把握することができる。
そして、残遮断量を容易に把握できるので、遮断器B1〜B3のタンクを開けて内部を点検する内部開放点検に適切な予定時期を容易に設定できる。また、内部開放点検の時期が来る前に無用な点検を行うことを防止できるので、コストを低減できる。さらに、内部開放点検の時期を超過した使用を防止できるので、事故リスクを低減できる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
1 事故電流検出回路
2 主回路
B1〜B3 遮断器
CT1〜CT3 変流器
L1〜L3 配線
ST1、ST2 補助変流器
Ry リレー
R0 抵抗
R1 抵抗(第1の抵抗)
R2 抵抗(第2の抵抗)
Cp キャパシタ(正極側キャパシタ)
Cn キャパシタ(負極側キャパシタ)
Di1、Di2、Di3 ダイオード

Claims (6)

  1. 送電線を流れる電流に応じた電流を出力する変流器と、
    前記変流器が出力した電流を整流する整流回路と、
    前記整流回路が整流した電流が第1の抵抗を通じてキャパシタに充電し、前記キャパシタから第2の抵抗に放電されるように構成されたRC回路と、
    を備えることを特徴とする事故電流検出回路。
  2. 3相の送電線を流れる電流のうち、2相の電流をそれぞれ変換する一対の変流器と、
    前記一対の変流器が変換した電流をそれぞれ整流する一対の整流回路と、
    前記一対の整流回路が整流した電流をそれぞれに対応して設けられた第1の抵抗を通じて一対のキャパシタに充電し、前記一対のキャパシタから当該キャパシタに共通の第2の抵抗に放電するRC回路と、
    を備えることを特徴とする事故電流検出回路。
  3. 請求項2に記載の事故電流検出回路であって、
    前記一対のキャパシタと、前記第2の抵抗とは、並列に接続される
    ことを特徴とする事故電流検出回路。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の事故電流検出回路であって、
    前記キャパシタの容量値及び前記第1の抵抗の抵抗値により、事故の発生から前記キャパシタの電圧が飽和するまでの時間が設定され、
    前記キャパシタの容量値及び前記第2の抵抗の抵抗値により、前記キャパシタの電圧の飽和から10%の電圧降下となるまでの時間が設定される
    ことを特徴とする事故電流検出回路。
  5. 請求項4に記載の事故電流検出回路であって、
    前記キャパシタの容量値及び前記第1の抵抗の抵抗値により、事故の発生から前記キャパシタの電圧が飽和するまでの時間が、事故の発生から遮断器が遮断するまでの時間になるように設定される
    ことを特徴とする事故電流検出回路。
  6. 送電線を流れる電流に応じた電流を出力する変流器と、
    前記変流器の変換した電流を正極側及び負極側を分けて整流し、分けて整流された電流をそれぞれ第1の抵抗を通じて正極側キャパシタ及び負極側キャパシタに充電し、前記正極側キャパシタ及び前記負極側キャパシタの電圧を合成し、合成した電圧を第2の抵抗に出力する倍電圧整流回路と、
    を備えることを特徴とする事故電流検出回路。
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