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JP2011029131A - 光電変換装置 - Google Patents

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JP2011029131A
JP2011029131A JP2009222550A JP2009222550A JP2011029131A JP 2011029131 A JP2011029131 A JP 2011029131A JP 2009222550 A JP2009222550 A JP 2009222550A JP 2009222550 A JP2009222550 A JP 2009222550A JP 2011029131 A JP2011029131 A JP 2011029131A
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Hisashi Sakai
久 坂井
Junji Aranami
順次 荒浪
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Abstract

【課題】長期間、気密性を維持することにより、作動信頼性の高い光電変換装置を得ること。
【解決手段】光電変換装置X1は、第1の主面を有する透光性基板1と、第1の主面に対向する第2の主面を有する支持基板9と、透光性基板1と支持基板9間で形成された間隙内に配された電解質4と、透光性基板1と支持基板9を接合する、耐蝕材から成る第1の封止部材5と、第1の封止部材5の外側に第1の封止部材5と離間して配置され、透光性基板1と支持基板9を接合する、無機材料を含む第2の封止部材7と、を具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は光電変換装置に関するものであり、特に、色素増感型太陽電池に関するものである。
太陽電池には、バルク型結晶系のシリコン太陽電池、非晶質のシリコン薄膜を用いてなる薄膜型アモルファスシリコン系太陽電池等の様々な形態がある。また、シリコン原料の削減を目的とし、このようなシリコンを利用しない次世代太陽電池として、色素増感型太陽電池が注目されている。
このような色素増感型太陽電池としては、特許文献1のように増感色素が坦持された半導体層を有する第1の電極と、該第1の電極と対向するように配置された第2の電極と、この一対の電極間に注入された電解質と、を備えている。この電解質は、外部に漏れないように、一対の電極とそれらを接合する封止部とによって構成された電解質室に収納されている。
色素増感型太陽電池を長期にわたり安定して作動させるためには、電解質室を長期にわたり安定して気密封止する必要がある。特許文献1では、第1封止部13aと、この第1封止部13aの外面を覆うように設けられた第2封止部15aとで二重に封止することによって、電解質室の気密封止を行っている。
特開2004−119149号公報
特許文献1に開示された色素増感型太陽電池において、第1封止部と第2封止部とを、それぞれの機能に応じて異なる材料で構成するのが効果的である。しかしながら、異なる材料を用いる場合、第1封止部と第2封止部とで封止条件が異なることとなる。一方の封止部を封止した後、他方の封止部を封止しようとすると、他方の封止部の封止時の熱処理等によって、一方の封止部が劣化したり、破損したりする。その結果、気密封止の信頼性を高めることができないという問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、長期間、気密性を維持することにより、作動信頼性の高い光電変換装置を得ることである。
本発明の光電変換装置に係る一実施形態は、第1の主面を有する透光性基板と、前記第1の主面に対向する第2の主面を有する支持基板と、前記透光性基板と前記支持基板間で形成された間隙内に配された電解質と、前記透光性基板と前記支持基板を接合する、耐蝕材から成る第1の封止部材と、前記第1の封止部材の外側に前記第1の封止部材と離間して配置され、前記透光性基板と前記支持基板を接合する、無機材料を含む第2の封止部材と、を具備している。
このような構成により、耐蝕材から成る第1の封止部材で封止の電解質に対する耐性を高めることができる。また、無機材料を含む第2の封止部材で気密性を高めることができる。さらに、第1の封止部材および第2の封止部材が離間して配置されているので、一方の封止部材の封止の際、他方の封止部材へ熱等の影響を抑制することができる。以上の結果、長期間、気密性を維持し、作動信頼性の高い光電変換装置を得ることができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記耐蝕材は樹脂を含むことから、電解質により腐蝕しない樹脂を用いることより、封止の電解質に対する耐性を高めることができる。また、電解質の熱膨張を緩和できるため、機械的強度を向上することができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記透光性基板と前記第2の封止部材との間、および前記支持基板と前記第2の封止部材との間、の少なくとも一方に台部を具備しており、前記第2の封止部材は、400〜2400nmの領域のいずれかの波長に対する吸収係数が前記台部よりも大きい。上記台部を設けることにより、第2の封止部材の体積を小さくすることができ、封止時の熱歪、熱応力を低減でき、封止の信頼性を向上することができる。また、上記波長範囲の光は透光性基板を透過できるため、台部より上記波長範囲の吸収係数が大きい第2の封止部材を選択的に加熱することができ、封止時の熱歪、熱応力を低減でき、封止の信頼性を向上することができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記台部は、前記透光性基板および前記支持基板のそれぞれに設けられている。基板に台部を対称的に配置させ、前記第2の封止部により封止することより、基板への熱歪あるいは熱応力を低減することができ、封止の信頼性を向上することができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記第2の封止部材の軟化点は、前記台部の軟化点よりも低い。選択的に第2の封止部材を軟化させ、封着することにより、基板への熱歪あるいは熱応力を低減することができ、封止の信頼性を向上することができる。また、前記台部により前記透光性基板と前記支持基板間の距離を調整することができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記台部の軟化点は、前記台部が設けられた前記透光性基板の軟化点または前記台部が設けられた前記支持基板の軟化点よりも低い。これにより、前記透光性基板と前記支持基板上で台部を軟化させ、気密性の高い台部を形成することができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記台部は前記透光性基板に設けられており、前記第1の主面に電極が形成されているとともに該電極が前記台部と前記透光性基板との界面に延出している。これにより、台部の外側に電極を引き出すことができ、光電変換装置の電力を入出することができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記台部は前記支持基板に設けられており、前記第2の主面に電極が形成されているとともに該電極が前記台部と前記支持基板との界面に延出している。これにより、台部の外側に電極を引き出すことができ、光電変換装置の電力を入出することができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記第2の封止部材は、光吸収体を含む。これにより、光吸収体の濃度により光加熱封止時の加熱状態を調整することができ、封止の信頼性を向上することができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記無機材料は金属を含む。これにより、電気加熱、超音波と電気加熱との併用、レーザー加熱等により、透光性基板や支持基板の歪点よりも低い温度にて、透光性基板と支持基板とを接合することができるので、透光性基板や支持基板に熱歪あるいは熱応力が生じるのを低減することができ、封止の信頼性を向上することができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記透光性基板と前記第2の封止部材との間、および前記支持基板と前記第2の封止部材との間、の少なくとも一方に絶縁性の台部を具備している。これにより、電極の引き出しを良好に行うことができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記台部はガラスを含むことから、絶縁性、気密性、機械的強度を長期間維持することができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記第1の封止部材と前記第2の封止部材との間に、第2の封止部材よりも熱伝導が低い物質が充填されている。これにより、第1の封止部材の劣化を低減しながら、光加熱封止法等により無機材料を含む第2の封止部材を形成することができる。
本発明の光電変換装置において好ましくは、前記第1の封止部材は前記透光性基板に設けられた半導体層の外周部を覆う。これにより、前記電解質と前記透光性基板の表面に形成した電極間のリーク電流を抑制し、変換効率を向上することができる。
本発明によれば、長期間、気密性を維持し、作動信頼性の高い光電変換装置を得ることができる。
本発明に係る光電変換装置の第1の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係る光電変換装置の第2の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係る光電変換装置の第3の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係る光電変換装置の第4の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係る光電変換装置の第5の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係る光電変換装置の第6の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係る光電変換装置の第7の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係る光電変換装置の第7の実施の形態を示す平面透視図である。
以下に、本発明の光電変換装置に係る実施の形態について模式的に示した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の光電変換装置に係る第1の実施形態を示した断面図である。光電変換装置X1は、一主面同士が対向するように配置された一対の基板(以下、第1の基板1、第2の基板9とする)と、第1の基板1および第2の基板9の一主面にそれぞれ第1の電極2および第2の電極8が形成されている。また、第1の電極2上には、色素(図示していない)が坦持された半導体層3が形成されている。
また、光電変換装置X1は、第1の基板1と第2の基板9の一主面間における間隙内に電解質4が配されている。言い換えれば、電解質4は、第1の電極2と第2の電極8との間に挟まれるように配されている。この電解質4は、外部への漏れを抑制すべく、周囲が第1の封止部材5で覆われている。さらに、電解質4の外部への漏れを防止し、外界からの水分および酸素の浸入を防止する第2の封止部材7が、第1の封止部材5の外側に、第1の封止部材5と離間して形成されている(以下、この第1の封止部材5と第2の封止部材7との間の領域を空隙6という)。空隙6を設けることにより、第1の封止部材5を劣化させることなく、第1の封止部材5よりも高温処理が必要な第2の封止部材7を形成することができる。また、第2の封止部材7にクラックが生じても、第1の封止部材5までクラックが延長せず、電解質4の漏洩および外界の水分、酸素の電解質4への浸入を抑制することができる。
この空隙6は、第2の封止部材7で封止した際の熱が第1の封止部材5へ伝達するのをより効果的に抑制するという観点からは、第2の封止部材7よりも熱伝導率の低い物質が充填されているか、または、真空となっている。なお、この第2の封止部材7よりも熱伝導率の低い物質というのは、固体物質、液体物質および気体物質のいずれも含む。第2の封止部材7にクラックが生じた場合に、そのクラックが第1の封止部材5にまで延長したり、クラックが成長したりするのを抑制するという観点からは、空隙6は、気体で充たされているのがよい。特に、空隙6は、空気、窒素、酸素、および、電解質に含まれる溶媒、溶質の蒸気からなる群から選択された少なくとも1種類で充たされていることが好ましい。この場合、第1の封止部材5に生じたクラックを通じて、あるいは、第1の封止部材5を浸透して、空隙6を充たす物質が電解質4へ進入したとしても、電解質4への特性劣化を低減することができる。
以下に、上述した本発明の実施の形態に係る光電変換装置を構成する部材の詳細を示す。
<第1および第2の基板>
第1の基板1は、一主面上で第1の電極2、および該第1の電極2上に配置された半導体層3を支持するものである。また、第1の基板1は、主として光が入射される側に設けられるため、透光性を有している透光性基板である。
この第1の基板1の材質としては、例えば、可視光に対して透光性を有する青板ガラス、白板ガラス、無アルカリガラス等のガラス材料、またはPET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)等の樹脂材料が挙げられる。
第2の基板9は、一主面上で第2の電極8を支持するための支持基板である。この第2の基板9は、第1の基板1と同様に透光性を有する材質である青板ガラス、白板ガラス、無アルカリガラス等のガラス材料、またはPET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)等の樹脂材料で構成されていれば、光の入射面(受光面)をより拡大し、光電変換効率を高めることができる。また、この第2の基板9は、光の入射側に位置していなくとも良いため、透光性が小さいものであってもよい。このような透光性が小さい材質としては、例えば、チタン、タンタル、ニオブ、ニッケル、タングステン、ステンレスまたはアルミニウム合金等の金属材料が挙げられる。このような導電性を有する金属材料であれば、第1の基板1自体が電極として作用するため、第2の電極8は不要となり、部品点数を低減できる。また、第2の基板9は、電解質4に対する耐食性を向上させるという観点から、チタン、ニッケル、タングステン、アルミで構成すると好適である。
また、第1の基板1あるいは第2の基板9には、電解質4を外部から注入するための図示していない注入孔が形成されていてもよい。この注入孔は、電解質4を第1および第2の基板の間に注入できる大きさであれば、形状等は特に限定されるものではなく、例えば、横断面形状が円形状、楕円形、または四角形等の多角形等であってもよい。注入孔の大きさとしては、例えば、横断面形状が円形状であれば、直径が0.1〜3mm程度がよい。
<第1および第2の電極>
第1の電極2は、半導体層3で発電された電流を取りだす機能を有し、第1の基板1の一主面に設けられている。この第1の電極2は、第1の基板1の他主面側から光が入射されるため、可視光に対して透光性を有するほうが好ましい。
第1の電極2の材質としては、例えば、ITO(錫ドープインジウム酸化物:酸化インジウム錫)層、FTO(フッ素ドープ錫酸化物)層、ドープ酸化錫層、酸化錫層からなる群から選択された少なくとも1種類から形成される。また、第1の電極2の厚みは、製造の簡易さ、および適度なシート抵抗とするという観点から、0.3〜2μm程度がよい。このような第1の電極2は、例えば、CVD法、スパッタリング法、スプレー法等によって層状に形成される。
第2の電極8は、電解質4に電荷を渡すためのものであり、第2の基板9の一主面に設けられている。この第2の電極8の材質としては、第2の基板9も受光部として利用するのであれば、第1の電極2と同じ材料、即ち、上述した透光性を有する材料を用いればよい。一方、第2の基板9から光を受光しないのであれば、第2の電極8は、透光性材料で構成しなくてもよく、例えば、チタン、ニッケル、ステンレス、アルミニウム、アルミニウム合金またはタングステン等の金属材料で構成してもよい。
また、第2の電極8は、電解質4との接触面にプラチナ、パラジウム、ルテニウム、オスミニウム、ロジウム、イリジウム等や、カーボン、PEDOT:TsO(ポリエチレンジオキシチオフェン−トルエンスルフォネート)等から成る図示していない触媒層を形成すれば、電解質4への電荷移動を効率良く行うことができる。
<電解質>
電解質4は、第2の電極8から受けとった電荷を半導体層3に坦持された色素に渡す機能を有している。この電解質4は、基板に形成した注入孔から注入できる状態のものであればよく、例えば、液状(電解液)、ゲル状等を用いることができ、注入後に固体になるようなものであってもよい。また、色素を担持した半導体層3を形成した第1の電極2あるいは第2の電極8に電解質4をスクリーン印刷、ディスペンサ、ドクターブレード等で塗布してもよい。
電解質4は、電解液の場合、例えば、ヨウ素/ヨウ化物塩、臭素/臭化物塩、コバルト錯体、フェロシアン化カリウム等が挙げられる。なお、「ヨウ素/ヨウ化物塩」という表記は、電解質の化学反応によってヨウ素とヨウ化物塩の含有率が変化するものであることを意味する。また、電解質4は、注入時に液状またはゲル状であり、注入後に固体となるものの場合、ゲル電解質、タルクゲル電解質、ポリマー電解質等の固体電解質、ポリチオフェン・ポリピロール、ポリフェニレンビニレン等の導電性ポリマー、またはフラーレン誘導体、ペンタセン誘導体、ペリレン誘導体、トリフェニルジアミン誘導体等の有機分子電子輸送剤等が挙げられる。また、電解質4の厚み、即ち、第1の基板1の一主面と第2の基板9の一主面との間の距離は、1〜500μm程度がよい。
また、電解質4にゲル電解質を用いた場合、ゲル電解質はスクリーン印刷、メタルマスク印刷、ドクターブレード塗布、ディスペンサ塗布、スプレー塗布、ローラ塗布、カレンダー塗布、インクジェット塗布、ダイコーター等により塗布でき、低流動性のため、図5に示すように、第1の封止部材5と隙間11を配置して電解質4を形成することができる。これにより、腐食性の高い電解質4と第1の封止部材5が隙間11より離間されているため、第1の封止部材5の劣化を抑制することができ、長期間の封止ができる。
<第1および第2の封止部材>
第1の封止部材5は第1の基板1と第2の基板9との間に電解質4を閉じ込めるべく、電解質4の周囲に配され、電解質4の外部への漏れを低減するための部材である。この第1の封止部材5は、封止の電解質4に対する耐性を高めるあるいは変換効率を低減する電解質による封止部材の溶出を抑制するため、耐蝕材から成る。ここで耐蝕材とは、電解質に対して安定な材料であり、電解質と接触させた状態で1日静置した場合でも実質的に溶解しない材料をいう。耐蝕材としては、樹脂やガラスなどがある。好ましくは、耐蝕材は樹脂を含むのがよい。これにより、耐蝕性を高めることができるとともに、第1の基板1と第2の基板9とを第1の封止部材5で容易に1次封止することができ、封止工程を容易にすることができる。
樹脂を含む第1の封止部材5は、例えば、ポリエチレン、変性ポリエチレン、マレイン酸変性ポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、マレイン酸変性ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソブチレン樹脂、シリコーン樹脂またはアクリレート樹脂等の樹脂材料あるいは熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂、光硬化樹脂、光熱硬化樹脂、湿気硬化樹脂、二液混合硬化樹脂が挙げられる。300℃以下の封着温度や電解質4との耐蝕性からポリエチレン、変性ポリエチレン、マレイン酸変性ポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、マレイン酸変性ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソブチレン樹脂、シリコーン樹脂またはアクリレート樹脂等の樹脂材料あるいは熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂、光硬化樹脂、光熱硬化樹脂、湿気硬化樹脂、二液混合硬化樹脂が好ましい。
また、これらの第1の封止部材5は、機械的強度を高めるという観点から、必要に応じてフィラー等を含有させてもよい。このようなフィラーとしては、電解質4との耐蝕性があるフィラーが好ましい。また、第1の封止部材5は、液体、固体、フィルムまたは固体のフィラーを含有させた液体でもよい。また、フィルムの第1の封止部材5は、第1の封止部材5のフィルム厚により、第1の基板1と第2の基板9との間のギャップを制御してもよい。固体のフィラーを含有させた液体の第1の封止部材5のフィラーサイズにより、第1の基板1と第2の基板9との間のギャップを制御してもよい。
第1の封止部材5の外周に形成された空隙6は空気、窒素、酸素、電解質4に含まれる溶媒の蒸気、電解質揮発成分からなる群から選択された少なくとも1種類から形成されているのがよい。このような空隙6は第2の封止部材7にクラックが生じても、第1の封止部材5までクラックが延長せず、電解質4の漏洩および外界の水分、酸素の電解質4への浸入を抑制することができる。また、この空隙6は第1の封止部材5を劣化させることなく、第1の封止部材5よりも高温処理が必要な第2の封止部材7を形成することができる。
第2の封止部材7は第1の基板1と第2の基板9との間に電解質4を気密に閉じ込めるべく、空隙6の周囲に配され、電解質4の外部への漏れを抑制するための部材である。第2の封止部材7は気密性の高い材料である無機材料を含む。特に、気密性が高いとともに取り扱いが容易であるという観点からは、第2の封止部材7は、ガラス、ガラスフリット、金属からなる群から選択された少なくとも1種類から形成されているのがよい。例えば、第2の封止部材7は仮焼成(基板同士を接合する前の加熱処理)後の膜厚により、第1の基板1と第2の基板9との間のギャップを制御してもよい。
第2の封止部材7による第1の基板1と第2の基板9との接着は、圧着、湿気硬化封着、熱封着、UV封着、レーザー封着、光封着、超音波封着、マイクロ波封着でもよい。第2の封止部材7は軟化点が第1の基板1および第2の基板9の軟化点よりも低い方がよい。これにより、例えば、第2の封止部材7をマイクロ波加熱やレーザー加熱により選択的に熔融でき、第1の基板1や第2の基板9の熱歪を抑制しながら第1の基板1と第2の基板9とを良好に接着、封止することができる。第2の封止部材7をマイクロ波加熱する場合、第2の封止部材7にはマイクロ波を選択的に吸収するマイクロ波吸収体を含めた方がよい。また、第2の封止部材7をレーザー加熱する場合、第2の封止部材7にはレーザー光を吸収する光吸収体を含めた方がよい。
また、第2の封止部材7は、400〜2400nmの領域のいずれかの波長に対する吸収係数が透光性基板である第1の基板1よりも大きいことが好ましい。太陽電池の場合、400〜2400nmの太陽光を利用する必要があり、透光性基板は400〜2400nmの光を透過することができる。このような構成により、400〜2400nmの光を照射して第2の封止部材7を選択的に加熱することができ、第1の封止部材5への熱伝導を抑制しながら第2の封止部材7による封止を良好に行うことができる。
このような第2の封止部材7は、ガラス等のマトリックス材料にレーザー吸収成分等の光吸収体を含有させることによって構成できる。光吸収体の種類や含有量を調整することにより、第2の封止部材7の光吸収係数を容易に制御することができる。よって、第2の封止部材7の熔解、封着に必要な膜厚に対する熱量、光エネルギーを容易に制御でき、信頼性の高い封着を可能とすることができる。
第2の封止部材7の材質としては、レーザー吸収成分とガラス成分を含むガラスフリットであることが好ましい。このレーザー吸収成分は、レーザー光を選択的に吸収し、そのエネルギーを熱に変換することでガラスフリットを効率よく溶融し、焼結させる役割を担う。このレーザー吸収成分は、ガラスフリットを成すマトリックスの一部として溶融されていることが好ましいが、マトリックス中に偏析していてもよい。また、ガラスフリットの熱膨張係数は、第2の基板9の熱膨張係数と近くなるようにすれば、クラック等の不具合の発生を低減することができる。ガラスフリットを成すガラス成分としては、例えば、SiO−Bi−MO系、B−Bi−MO系、SiO−CaO−Na(K)O−MO系、P−MgO−MO系(Mは一種以上の金属元素で、Xは整数である。)などが挙げられる。また、レーザー吸収成分としては、例えば、クロム、鉄、ニッケル、コバルト、マンガン、銅、または炭素の単体または酸化物、もしくはこれら2種以上の化合物が挙げられる。
第2の封止部材7は金属を含むことが好ましい。この場合、第1の電極2および第2の電極8の短絡を防ぐために、絶縁性の台部10(後述する図2等で用いる台部10をいう)を設けることが好ましい。これにより、機械的強度を向上させ封止の信頼性を高めることができる。また、電気加熱、超音波と電気加熱との併用、レーザー加熱等により、第1の基板1や第2の基板9の歪点よりも低い温度にて、第1の基板1と第2の基板9とを接合することができるので、第1の基板1や第2の基板9に熱歪あるいは熱応力が生じるのを低減することができ、封止の信頼性をより向上することができる。
<半導体層>
半導体層3は、色素を担持する機能を有する多孔質体で構成されている。このように多孔質の半導体層3は、表面積が大きく、色素をより多く担持(吸着)させることができるため、効率良く光を吸収して光電変換効率向上に寄与する。
このような多孔質の半導体層3の材料としては、例えば、チタン(Ti)、亜鉛(Zn)、スズ(Sn)、ニオブ(Nb)、インジウム(In)、イットリウム(Y)、ランタン(La)、ジルコニウム(Zr)、タンタル(Ta)、ハフニウム(Hf)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、カルシウム(Ca)、バナジウム(V)、タングステン(W)等の金属の少なくとも1種の金属酸化物半導体がよく、また窒素(N)、炭素(C)、弗素(F)、硫黄(S)、塩素(Cl)、リン(P)等の非金属元素の1種以上を含有していてもよい。特に、酸化チタンは、電子エネルギーバンドギャップが可視光のエネルギーより大きい2〜5eVの範囲にあり、好ましい。また、多孔質の半導体層は、電子エネルギー準位においてその伝導帯が色素の伝導帯よりも低いn型半導体がよい。
また、半導体層3は、多孔質体であるため、内部に微細な空孔(空孔径が好ましくは10〜40nm程度のもの)を多数有している。また、半導体層3の厚みは、光電変換作用を最適化するという観点から、1〜50μmがよく、より好適には10〜30μmがよい。また、半導体層3と第1の電極2との間に、酸化チタンや酸化ニオブ等のn型酸化物半導体の極薄(厚み200nm程度)の緻密層を挿入するとよく、逆電流を抑制する効果があり、変換効率を向上することができる。
色素は、例えば、ルテニウム−トリス、ルテニウム−ビス、オスミウム−トリス、オスミウム−ビス型の遷移金属錯体、多核錯体、またはルテニウム−シス−ジアクア−ビピリジル錯体、またはフタロシアニンやポルフィリン、多環芳香族化合物、ローダミンB等のキサンテン系のものを用いること色素が好ましい。
多孔質の半導体層3に色素を吸着させるためには、色素に少なくとも1個以上のカルボキシル基、スルホニル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基、アリール基、ホスホリル基等を置換基として有することが有効である。ここで、置換基は色素自体を多孔質の半導体層3に強固に化学吸着させることができ、励起状態の増感色素から多孔質の半導体層3へ容易に電荷移動できるものであればよい。
半導体層3に色素を吸着させる方法としては、例えば、第1の基板1上に形成された半導体層3を、色素を溶解した溶液に浸漬する方法が挙げられる。半導体層3に色素を吸着させる際、色素を溶解させる溶液の溶媒としては、例えば、エタノール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、ジエチルエーテル等のエーテル類、アセトニトリル等の窒素化合物等を1種または2種以上混合したものが挙げられる。溶液中の色素の濃度は5×10-5〜2×10-3mol/l(l(リットル):1000cm3)程度が好ましい。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図2は、本発明の光電変換装置に係る第2の実施形態を示した断面図である。光電変換装置X2は、第2の封止部材7が台部10の上に形成されている点で光電変換装置X1と相違する。台部10は第1の基板1の主面または第2の基板9の主面から突出した台状の部位のことである。台部10は数μm程度の薄膜状のものも含む。
光電変換装置X2では、台部10を設けることにより、第2の封止部材7の膜厚を薄くすることができる。これにより、マイクロ波あるいはレーザー光により第2の封止部材7を熔融する熱量を少なくでき、熱歪が小さい状態で第2の封止部材7による第1の基板1と台部10との封着ができ、気密封止の信頼性を高めることができる。
台部10は、第1の基板1および第2の基板9の少なくとも一方に形成することができる。台部10はガラス、ガラスフリット、金属からなる群から選択された少なくとも1種類から形成されていることが、気密封止の信頼性を高める上で好ましい。
台部10の軟化点は、この台部10が設けられている第1の基板1の軟化点またはこの台部10が設けられている第2の基板9の軟化点よりも低い方がよい。すなわち、台部10が第1の基板1に設けられている場合、台部10の軟化点は第1の基板1の軟化点よりも低い方がよい。また、台部10が第2の基板9に設けられている場合、台部10の軟化点は第2の基板9の軟化点よりも低い方がよい。これにより、台部10を加熱して熔融させ、台部10を第1の基板1または第2の基板9に接合する際、第1の基板1または第2の基板9に歪が生じるのを抑制でき、気密封止の信頼性を高めることができる。
また、第2の封止部材7の軟化点は、台部10よりも低い方がよい。これにより、第2の封止部材7を選択的に熔融させることができ、台部10に熱歪が生じるのを抑制し、接合部に応力が生じるのを抑制できる。
また、第2の封止部材7は、400〜2400nmの領域のいずれかの波長に対する吸収係数が台部10よりも大きいことが好ましい。これにより、400〜2400nmのレーザー光を照射して第2の封止部材7を選択的に加熱することができ、第1の封止部材5への熱伝導を抑制しながら第2の封止部材7による封止を行うことができる。
台部10が第1の基板1に設けられている場合、第1の基板1の主面に形成されている第1の電極2は、台部10と第1の基板1との界面に延出していることが好ましい。これにより、容易に光電変換の出力を取り出すことができる。なお、同様の観点から、台部10が第2の基板9に設けられている場合、第2の基板9の主面に形成されている第2の電極8は、台部10と第2の基板9との界面に延出していることが好ましい。
第2の封止部材7が金属を含む場合、第2の封止部材7の材質としてはインジウム、鉛、ビスマス、銀、スズ系合金、インジウム系合金、ビスマス系合金、銀系合金、スズ−ビスマス系合金、スズ−鉛系合金、スズ−銀系合金、スズ−銅系合金、スズ−銀−銅系合金、インジウム−銀系合金、金−スズ系合金、セラソルザ(黒田テクノ(株)製)などが挙げられる。さらに第2の封止部材7の外部からの腐蝕等を抑制するために、外側に保護材を被覆させてもよい。
第2の封止部材7が金属を含む場合、台部10は絶縁性であることが好ましい。これにより、第1の電極2または第2の電極8の光電変換装置の外表面への引き出しを良好に行うことができる。すなわち、第1の電極2または第2の電極8が第2の封止部材7と接触してショート等の不良が生じるのを抑制できる。このような絶縁性の台部10は、絶縁性と封止性をともに高めるという観点から、ガラスを含むことが好ましい。台部10は第1の電極2あるいは第2の電極8と封止部材7とを絶縁するために配置する。台部10は第1の基板1あるいは第2の基板9の歪点よりも低い融点の材料が良い。さらに、台部10は第1の電極2と第2の電極8が不可逆的に高抵抗化する温度よりも低い融点の材料が良い。また、台部10は絶縁性だけでなく、封止性を兼ね備える材料が良い。台部10として、金属酸化物薄膜、金属酸化物ナノ粒子、低融点ガラス、低融点ガラスフリットが良い。台部10は特に低融点ガラスフリットの鉛系ガラスフリット(PbO−B系等)、ビスマス系ガラスフリット(SiO−Bi−MO系、B−Bi−MO系(Mは一種以上の金属元素で、Xは整数である。)、Bi−SnO系、Bi−B系、Bi−B−BaO系、Bi−ZnO−SiO−B系等)、バナジウム系ガラスフリット(V−ZnO−BaO系等)、燐酸系ガラスフリット(P−SnO系、P−CuO系、P−MgO−MO系(Mは一種以上の金属元素で、Xは整数である。)等)、ホウ珪酸系ガラスフリット(B−SiO系等)、亜鉛系ガラスフリット(ZnO−SiO−B−RO系等)等が良い。また、台部10は熱膨張調整のためのアルミナ、珪酸ジルコニウム等、着色のための顔料等、ギャップ制御のためのギャップ材等のフィラーを含んでも良い。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図3は、本発明の光電変換装置に係る第3の実施形態を示した断面図である。光電変換装置X3は、台部10が第1の基板1および第2の基板9のそれぞれに設けられており、第2の封止部材7を台部10の間に形成している点で光電変換装置X2と相違する。
光電変換装置X3では、第2の封止部材7を台部10の間に形成していることにより、第2の封止部材7の膜厚を薄くすることができる。また、第2の封止部材7を熔融する熱量を少なくでき、熱歪が小さい状態で第2の封止部材7による第1の基板1と第2の基板9との封着ができ、気密封止の信頼性を高めることができる。さらに、第2の封止部材7を中心に対称な部材構成で組めるため、封止歩留りを向上し、封止強度を高めることができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図4は、本発明の光電変換装置に係る第4の実施形態を示した断面図である。光電変換装置X4は、台部10が、第2の封止部材7の幅(図4における電解質4側の側面とその反対側の側面との間の厚み)よりも広い幅を有している点で光電変換装置X3と相違する。これにより、第2の封止部材7が金属を含む場合、第2の封止部材7が広がって第1の電極2または第2の電極8に接触することを有効に抑制できる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図5は、本発明の光電変換装置に係る第5の実施形態を示した断面図である。光電変換装置X5は、電解質4が隙間11により第1の封止部材5と離間している点で光電変換装置X1と相違する。
光電変換装置X5では、腐食性の高い電解質4が隙間11により第1の封止部材5と離間していることにより、第1の封止部材5の劣化を抑制することができ、長期間の封止ができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図6は、本発明の光電変換装置に係る第6の実施形態を示した断面図である。光電変換装置X6は、第1の封止部材5の一部が半導体層3の外周部を覆う点で光電変換装置X1と相違する。
光電変換装置X6では、第1の封止部材5の一部が半導体層3の外周部を覆うことにより、第1の電極2が直接電解質4に接触する面積を低減できるため、第1の電極2と電解質4間のリーク電流を抑制でき、変換効率を向上することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図7は、本発明の光電変換装置に係る第7の実施形態を示した断面図である。図8は、その平面透視図である。なお、図8においては、見やすくするため、保護材12を削除している。光電変換装置X7は、第2の封止部材7が第1の基板1と第2の基板9の少なくとも一方からはみ出し(図7では両方からはみ出している)、第1の基板1の側面または第2の基板9の側面と接合している点で光電変換装置X1と相違する。
ここでは、液体状の電解質4を注入する注入口13の実施形態例も示す。また、第1の電極2、第2の電極8、第1の封止部材5から形成されたセル内に本注入口13より色素溶液を循環させることにより多孔質酸化チタン等の半導体層3に色素を吸着させることもできる。多孔質酸化チタン等の半導体層3に色素を吸着させた後、本注入口13より電解質4をセル内および注入口13の途中まで注入し、第1の間隙15および第2の間隙16が形成されるようにアクリレート系UV硬化接着剤等の封止材14を注入した後、UV光を照射して封止材14をUV硬化させる。ここで、第2の間隙16は省略することもできる。次に、熱可塑性フィルム等の封孔部材17を注入口13上に貼付け、さらに蓋材19を封孔部材17に貼り付ける。ここで、注入孔13は封孔部材17を貼り付けた蓋材19を貼り付けて封孔しても良い。次に、隙18を設けて、セラソルザ(黒田テクノ(株)製)あるいはガラスフリット等の台体20を設置し、これを超音波加熱法あるいはレーザー加熱して蓋材19と第2の基板9とを接着し、注入孔13の封止することができる。
ここで、注入口13の途中に第1の間隙15あるいは第2の間隙16を設けることにより、光電変換装置X6が温度負荷を受けたときに、液体状の電解質4の熱膨張による容量変化に伴う内圧変化を吸収することができ、第1の封止部材5、第2の封止部材7、封止材14、封孔部材17あるいは台体20の破壊を抑制して、長期信頼性を確保することができる。また、封孔部材17と台体20間に空気等の隙18を設けることにより、高温で台体20を形成した場合、樹脂等の封孔部材17の熱劣化を抑制することができる。また、台体20にセラソルザ(黒田テクノ(株)製)あるいはガラスフリット等を用いることにより、蓋材19と第2の基板9の歪点以下で台体20を熔融させ、蓋材19あるいは第2の基板9を緻密な台体20で接着することができるため、気密封止により光電変換装置の長期信頼性を確保することができる。
また光電変換装置X7では、第2の封止部材7が第1の基板1と第2の基板9の少なくとも一方からはみ出し、第1の基板1の側面または第2の基板9側面と接合していることにより、第1の基板1の側面または第2の基板9の側面から直接、第2の封止部材7を超音波加熱等により熔融することができるため、第2の封止部材7周辺の部材の加熱を低減することができ、接合部への熱歪を低減できるため、第1の基板1や第2の基板9のクラック、第2の封止部材7のクラックや剥離等の封止歩留りを向上することができ、長期信頼性も向上することができる。第1の電極2あるいは第2の電極8間のギャップは第1の封止部材5の厚みや第1の封止部材5に含まれるフィラーサイズにより制御することができる。
第2の封止部材7の外周部に補強のために有機樹脂等の保護材12を配置してもよい。この場合、封止強度を高めることや外界からの第2の封止部材7の腐蝕を抑制することができる。この有機樹脂はポリエチレン、変性ポリエチレン、マレイン酸変性ポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、マレイン酸変性ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソブチレン樹脂、シリコーン樹脂またはアクリレート樹脂等の樹脂材料あるいは熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂、光硬化樹脂、光熱硬化樹脂、湿気硬化樹脂、二液混合硬化樹脂が好ましい。また、この有機樹脂は、機械的強度を高めるという観点から、必要に応じてフィラー等を含有させてもよい。
さらに、例えば、図7のように第1の基板1上の第1の電極2あるいは第2の基板上の第2の電極7の一部を除去し、基板に絶縁部を設けることにより、第2の封止部材7が金属を含む場合、第2の封止部材7による第1の電極2と第2の電極7との短絡を抑制することができる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何等差し支えない。例えば、光電変換装置X1〜X7において、半導体層3は透光性基板である第1の基板1側でなく、支持基板である第2の基板9側に設けてもよく、第1の基板1側と第2の基板9側の両方に設けてもよい。また、光電変換装置X1〜X6において、第2の封止部材7の外周部に補強のために有機樹脂を配置してもよい。この場合、封止強度を高めることができる。この有機樹脂はポリエチレン、変性ポリエチレン、マレイン酸変性ポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、マレイン酸変性ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソブチレン樹脂、シリコーン樹脂またはアクリレート樹脂等の樹脂材料あるいは熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂、光硬化樹脂、光熱硬化樹脂、湿気硬化樹脂、二液混合硬化樹脂が好ましい。また、この有機樹脂は、機械的強度を高めるという観点から、必要に応じてフィラー等を含有させてもよい。また、光電変換装置X2〜X4、X7における台部10は、第2の封止部材7の全周に沿って枠状に形成してもよく、図8に示すように、例えば、第1の電極2や第2の電極8と重なる部位のみに部分的に形成してもよい。
X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7:光電変換装置
1:第1の基板(透光性基板)
2:第1の電極
3:半導体層
4:電解質
5:第1の封止部材
6:空隙
7:第2の封止部材
8:第2の電極
9:第2の基板(支持基板)
10:台部
11:隙間
12:保護材
13:注入口
14:封止材
15:第1の間隙
16: 第2の間隙
17:封孔部材
18:隙
19:蓋材
20:台体

Claims (14)

  1. 第1の主面を有する透光性基板と、
    前記第1の主面に対向する第2の主面を有する支持基板と、
    前記透光性基板と前記支持基板間で形成された間隙内に配された電解質と、
    前記透光性基板と前記支持基板を接合する、耐蝕材から成る第1の封止部材と、
    前記第1の封止部材の外側に前記第1の封止部材と離間して配置され、前記透光性基板と前記支持基板を接合する、無機材料を含む第2の封止部材と、を具備していることを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記耐蝕材は樹脂を含むことを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  3. 前記透光性基板と前記第2の封止部材との間、および前記支持基板と前記第2の封止部材との間、の少なくとも一方に台部を具備しており、前記第2の封止部材は、400〜2400nmの領域のいずれかの波長に対する吸収係数が前記台部よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載の光電変換装置。
  4. 前記台部は、前記透光性基板および前記支持基板のそれぞれに設けられていることを特徴とする請求項3記載の光電変換装置。
  5. 前記第2の封止部材の軟化点は、前記台部の軟化点よりも低いことを特徴とする請求項3または4記載の光電変換装置。
  6. 前記台部の軟化点は、前記台部が設けられた前記透光性基板の軟化点または前記台部が設けられた前記支持基板の軟化点よりも低いことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の光電変換装置。
  7. 前記台部は前記透光性基板に設けられており、前記第1の主面に電極が形成されているとともに該電極が前記台部と前記透光性基板との界面に延出していることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の光電変換装置。
  8. 前記台部は前記支持基板に設けられており、前記第2の主面に電極が形成されているとともに該電極が前記台部と前記支持基板との界面に延出していることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の光電変換装置。
  9. 前記第2の封止部材は、光吸収体を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の光電変換装置。
  10. 前記無機材料は金属を含むことを特徴とする請求項1または2記載の光電変換装置。
  11. 前記透光性基板と前記第2の封止部材との間、および前記支持基板と前記第2の封止部材との間、の少なくとも一方に絶縁性の台部を具備していることを特徴とする請求項10記載の光電変換装置。
  12. 前記台部はガラスを含むことを特徴とする請求項11記載の光電変換装置。
  13. 前記第1の封止部材と前記第2の封止部材との間に、第2の封止部材よりも熱伝導が低い物質が充填されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の光電変換装置。
  14. 前記第1の封止部材は前記透光性基板に設けられた半導体層の外周部を覆うことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の光電変換装置。
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