JP2011018838A - メモリセル - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で書込/消去の制御が容易な多値のメモリセルを提供する。
【解決手段】メモリセルは、スイッチ素子と抵抗回路を有する。抵抗回路は、小さな抵抗値と大きな抵抗値に変化して保持する可変抵抗素子を有する第1回路と第2回路の並列形態で構成される。第1状態は、第1回路の第1抵抗値は、第2回路の第2抵抗値よりも小さく設定されて流れる第1電流が上記第1抵抗値により支配的に決定される。第2状態は、第1電流により第1回路の抵抗値が上第1抵抗値及び第2抵抗値よりも大きな第4抵抗値に変化し、第4抵抗値に変化した後に流れる第2電流が第2抵抗値により支配的に決定される。第3状態は、第2電流により第2回路の抵抗値が第2抵抗値よりも大きな第5抵抗値に変化する。第4抵抗値、第5抵抗値は、それに対応して流れる電流によりそれぞれ第1抵抗値と第2抵抗値に復帰可能にされる。
【選択図】図1
【解決手段】メモリセルは、スイッチ素子と抵抗回路を有する。抵抗回路は、小さな抵抗値と大きな抵抗値に変化して保持する可変抵抗素子を有する第1回路と第2回路の並列形態で構成される。第1状態は、第1回路の第1抵抗値は、第2回路の第2抵抗値よりも小さく設定されて流れる第1電流が上記第1抵抗値により支配的に決定される。第2状態は、第1電流により第1回路の抵抗値が上第1抵抗値及び第2抵抗値よりも大きな第4抵抗値に変化し、第4抵抗値に変化した後に流れる第2電流が第2抵抗値により支配的に決定される。第3状態は、第2電流により第2回路の抵抗値が第2抵抗値よりも大きな第5抵抗値に変化する。第4抵抗値、第5抵抗値は、それに対応して流れる電流によりそれぞれ第1抵抗値と第2抵抗値に復帰可能にされる。
【選択図】図1
Description
この発明は、メモリセルに関し、例えば多値記憶を行う相変化メモリ(Phase Change RAM)のメモリセルに利用して有効な技術に関するものである。
4値記憶を行う相変化メモリの例として、特許文献1がある。この特許文献1においては、4値記憶を行うために2つの抵抗を並列接続し、2個の抵抗素子の抵抗値を相変化により2値に変化させ、4つの組み合わせを形成して4値を記憶させることが述べられている。
特許文献1の表1においては、第1の状態は第1抵抗と第2は共に結晶化である。第2の状態では、第1抵抗は結晶化のまま維持させ、第2抵抗をアモルファス化する。そして、第3の状態では、第1抵抗をアモルファス化し、アモルファスした第2抵抗を再び結晶化に戻す。そして、第4状態で、第1抵抗をアルモファス化に維持したまま再度第2抵抗をアモルファス化する。さらに、第4状態から第1状態に戻すために第1抵抗及び第2抵抗を共にアモルファス化から結晶化に戻す。このような4通りの状態とその変化を実現するためには、特に第2抵抗において要求される特性として、結晶化からアモルファス化された後に結晶化に戻し、再度アモルファス化できるような材料を見つけ出すことが必要である。第2抵抗単独での上記のような状態変化は簡単にできるが、同じ電圧が印加された状態の第1抵抗においては、上記のように第1状態と第2状態では結晶化を維持し、第3と第4状態ではアモルファス化を維持しなければならないという条件が加わるために、図13A〜図13Dの電流−パルス幅特性図のような材料を見つけ出すことが難しい。
特許文献1の並列抵抗回路では、第1抵抗と第2抵抗には同じ電圧が印加され、それぞれの抵抗に流れる電流が抵抗値により設定される。第1抵抗及び第2抵抗は、結晶化時の抵抗値、アルモファス化時の抵抗値と印加電圧で決まる電流が流れる。したがって、図13A〜図13Dの電流−パルス幅特性図のような材料が存在したとしても、製造上の素子バラツキやその時々の第1抵抗、第2抵抗の結晶化やアルモファス化の程度により抵抗値に変動やバラツキが生じると考えられるので、図13A〜図13Dに示されているような状態1、状態2、状態3及び状態4に対応した電流、パルス幅を正確にしかも安定的に実現することが難しくなると考えられる。
この発明の目的は、簡単な構成で書込/消去の制御が容易な多値のメモリセルを提供することにある。この発明の他の目的は、高集積化が可能な多値のメモリセルを提供することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される1つの実施例は、以下の通りである。メモリセルは、スイッチ素子と抵抗回路を有する。抵抗回路は、小さな抵抗値と大きな抵抗値の2つの状態に変化して保持する可変抵抗素子を有する第1回路と第2回路の並列形態で構成される。第1状態は、第1回路の第1抵抗値は、第2回路の第2抵抗値よりも小さく設定されて上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して流れる第1電流が上記第1抵抗値により支配的に決定される。第2状態は、上記第1電流により上記第1回路の抵抗値が上記第1抵抗値及び上記第2抵抗値よりも大きな第4抵抗値に変化し、上記第4抵抗値に変化した後の上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して流れる第2電流が上記第2抵抗値により支配的に決定される。第3状態は、上記第2電流により上記第2回路の抵抗値が第2抵抗値よりも大きな第5抵抗値に変化する。上記第1回路と第2回路の上記第4抵抗値、第5抵抗値は、それぞれに対応して流れる電流によりそれぞれ上記第1状態の第1抵抗値と第2抵抗値に復帰可能にされる。
並列回路での抵抗比に対応して分配して流れる電流により可変抵抗素子の抵抗制御が可能となり、簡単な構成で書込/消去の制御が容易な多値の記憶動作を実現できる。
添付の図面に沿って、この発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。以下の説明において、抵抗素子1,2,3は、抵抗材料との関係を明確にするためにそれぞれ抵抗素子30,31,32とする場合もある。また、抵抗素子1,2,3は、それぞれ抵抗素子R1,R2,R3とする場合もある。
図1には、この発明に係るメモリセルの一実施例の説明図が示されている。図1(A)には、上面図とそれに対応した断面図が示され、図1(B)には拡大された概略斜視図が示されている。メモリセルは、選択用のスイッチ素子としてのダイオードと、記憶部としての並列形態にされた3つの抵抗素子とで構成される。
図1(A)の上面図はメモリセルの記憶部としての抵抗部が示されており、同心状の抵抗素子30、31及び32で構成される。つまり、抵抗素子30は角柱状に形成され、抵抗素子31はその外周を取り囲むようにドーナツ型に形成され、抵抗素子32は更に上記抵抗素子31の外周を取り囲むようにドーナツ型に形成されて、上記3つの抵抗素子30,31及び32が同心状になるようにされる。これらの抵抗素子30〜32は、結晶化とアモルファス化とに相変化する相変化材料,相変化素子で形成される。上記の抵抗素子30〜32のリセット順序(アモルファス化、高抵抗化順序、融点)は、抵抗素子30<抵抗素子31<抵抗素子32のようにされる。
図1(A)の断面図は、メモリセルの選択用のスイッチとしてのダイオード自身及び上記抵抗部が積層構造にされる。上記積層構造にされたダイオード部と抵抗部は、互いに直交して配置される下側配線層10aと上側配線層10bの交点部に配置される。例えば、下側配線層10aは、ワード線WLを構成し、第1方向(例えばX軸方向)に延長される。上側配線層10bは、ビット線BLを構成し、上記第1方向と直交する第2方向(例えばY軸方向)に延長される。
下側配線層10aと上側配線層10bとの交差部において、上記図1(A)の断面図及び図1(B)の外観斜視図に示されているように、下側配線層10a上にダイオードを構成するN型半導体層20が形成される。特に制限されないが、この実施例では、ダイオードを構成するP型半導体層22との間にリーク電流を低減させるための真性半導体層21が設けられる。上記P型半導体層22上には、特に制限されないが、コンタクト抵抗を下げたり、熱伝導を良くしたりするためにW(タングステン)プラグ12が形成されて、上記同心状の抵抗素子30〜32が積層構造に配置される。これら同心の四角柱状にされた抵抗素子30〜32の上部には、上側配線層10bが配置される。
図2には、図1のメモリセルの説明図が示されている。図2(A)には、記憶状態の説明図であり、図2(B)は等価回路が示されている。メモリセルは、図2(B)のように、ワード線WLとビット線BLの交点部に選択素子としてのダイオードDと、記憶部としての抵抗回路が直列形態に接続される。抵抗回路は、3つの抵抗素子R1〜R3が並列形態にされて構成される。ワード線WLは、上記ダイオードDのアノード側に接続され、カソード側が上記抵抗回路の一端側に接続される。上記抵抗回路の他端側は、上記ビット線BLに接続される。
ワード線WLがハイレベルの選択状態で、ビット線BLが選択状態のロウレベルにされると、ダイオードDがオン状態となり、上記抵抗回路に電流が流れる。それ以外の組み合わせであるワード線WLのハイレベル−ビット線BLのハイレベル、ワード線のロウレベル−ビット線BLのハイレベル、ワード線WLのロウレベル−ビット線BLのロウレベルでは、いずれの場合も上記ダイオードDがオフ状態であり、抵抗回路には電流が流れない非選択状態となる。
図2(A)において、抵抗素子 1(R1)、抵抗素子2(R2)及び抵抗素子3(R3)と、状態(1)〜(4)及び流れる電流の関係が示されている。状態(1)は、抵抗素子1(R1)〜抵抗素子3(R3)は、全て論理0である。状態(2)は、抵抗素子1(R1)のみが論理0から論理1に変化する。状態(3)は、抵抗素子2(R2)のみが論理0から論理1に変化する。状態(4)は、抵抗素子3(R3)のみが論理0から論理1に変化する。上記各状態(1)〜(4)での抵抗回路に流れる電流は、上記抵抗素子1〜3(R1〜R3)の論理0から論理1への変化に対応して電流I0、I1、I2及びI3のようにそれぞれ変化する。
図3には、図1のメモリセルの動作の一例の説明図が示されている。図3(A)は、抵抗素子 1、抵抗素子2及び抵抗素子3、印加電圧、書き換え電流及び読み出し電圧と状態(1)〜(4)の関係説明図が示されている。同図のセットは、結晶化の状態であり、リセットはアモルファス化の状態である。図3(A)のセットは、前記図2(A)の論理0に対応し、図3(A)のリセットは前記図2(A)の論理1に対応している。図3(B)は、状態(1)〜(4)での各抵抗素子 1、抵抗素子2、抵抗素子3及び抵抗比の一例が示されている。
状態(1)では、前記各抵抗素子1〜3はセット(結晶化)のときであり、それぞれは低抵抗値にされる。かかる低抵抗値状態における抵抗素子1〜3の抵抗比は、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1:10:100のように設定される。この状態で、読み出し電圧V0を加えると、抵抗回路に流れる読み出し電流は、最も小さな抵抗比1の可変抵抗素子1に流れる電流によりほぼ決定される電流となる。
状態(2)では、前記抵抗素子1がリセット(アモルファス化)されたものであり、抵抗素子1が低抵抗値(抵抗比の1)から高抵抗値(抵抗比の1000)のように変化し、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1000:10:100のように抵抗比を持つようにされる。この抵抗素子1のアモルファス化では、上記状態(1)から状態(2)に変化させるために、メモリセルに印加電圧V1を印加すると、前記状態(1)の抵抗比の逆比に対応して抵抗素子1に大半の電流が流れて、抵抗素子1のみが結晶化からアモルファス化に変化する。つまり、抵抗素子1をアモルファス化にするに必要な電流は、抵抗素子1の結晶化状態での低抵抗値(抵抗比で1)と印加電圧V1により設定できる。
状態(3)では、前記抵抗素子2がリセット(アモルファス化)されたものであり、抵抗素子2が低抵抗値(抵抗比の10)から高抵抗値(抵抗比の1000)のように変化し、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1000:1000:100のように抵抗比を持つようにされる。上記状態(2)から状態(3)に変化させるために、メモリセルに印加電圧V2を印加すると、前記状態(2)の抵抗比の逆比に対応して抵抗素子2に大半の電流が流れて、抵抗素子2のみが結晶化からアモルファス化に変化する。つまり、抵抗素子2をアモルファス化にするに必要な電流は、抵抗素子2の結晶化状態での低抵抗値(抵抗比で10)と印加電圧V2により設定できる。
状態(4)では、前記抵抗素子3がリセット(アモルファス化)されたものであり、抵抗素子2が低抵抗値(抵抗比の100)から高抵抗値(抵抗比の1000)のように変化し、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1000:1000:1000のように抵抗比を持つようにされる。上記状態(3)から状態(4)に変化させるために、メモリセルに印加電圧V3を印加すると、前記状態(3)の抵抗比の逆比に対応して抵抗素子3に大半の電流が流れて、抵抗素子3のみが結晶化からアモルファス化に変化する。つまり、抵抗素子3をアモルファス化にするに必要な電流は、抵抗素子3の結晶化状態での低抵抗値(抵抗比で100)と印加電圧V3により設定できる。このとき、合成抵抗比でみると、アモルファス化された抵抗素子1や2にも、抵抗素子3の約1/10の電流が流れるが、すでにこれらの抵抗素子1や2はアモルファス化されており、抵抗素子3をアモルファス化させるために高温度にして急速に冷却しても結晶化に戻るような影響はない。
図3(B)の各状態の抵抗比は、状態(1)では、抵抗素子1の抵抗値(抵抗比で1)が抵抗回路の合成抵抗比(1)を支配していることを示している。状態(2)では、抵抗素子1の抵抗値が高抵抗値に変化するので、抵抗素子2の低抵抗値(抵抗比で10)が抵抗回路の合成抵抗比(10)を支配していることを示している。状態(3)では、抵抗素子2の抵抗値が高抵抗値に変化するので、抵抗素子3の低抵抗値(抵抗比で100)が抵抗回路の合成抵抗比(100)を支配していることを示している。
状態(4)において、各抵抗素子1〜3の高抵抗比は、それぞれ1000のように等しくされている。このため、状態(4)の各抵抗素子1〜3を結晶化に戻すようにするために、メモリセルに印加電圧を印加すると、各抵抗素子1〜3に同じ電流が流れる。したがって、結晶状態にするために低い温度で長時間維持して徐々に冷却することが容易になり抵抗素子1〜3を同時に結晶化する上で都合がよい。
図4には、図1のメモリセルの動作の他の一例の説明図が示されている。図4(A)ないし(D)は、前記図3(B)の変形例である。ただし、図4(C)は、前記図3(B)と同じ例が参考のために再度示されている。
図4(A)は、抵抗比が小さい場合である。状態(1)では、前記各抵抗素子1〜3は前記セットのときであり、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1:5:10のような小さな抵抗比を持つようにされる。状態(2)では、前記抵抗素子1がリセットされて、高抵抗値(比で50)にされる。状態(3)では、前記抵抗素子2がリセットされて、高抵抗値(比で50)にされる。状態(4)では、前記抵抗素子3がリセットされて、高抵抗値(比で50)にされる。このような組み合わせは、状態(1)〜(4)での並列合成抵抗比も小さくなるので、個々の抵抗素子1〜3を選択的にアモルファス化するための電流設定やそのときの電流により相変化する抵抗材料の選択が、参考として示された図4(C)比べて難しくなると考えられる。
図4(B)は、抵抗比が前記図4(A)よりは大きいが前記図4(C)よりは小さい場合である。状態(1)では、前記各抵抗素子1〜3はセットのときであり、それぞれは低抵抗値にされるが、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1:20:50のような抵抗比を持つようにされる。状態(2)では、前記抵抗素子1がリセットされて、高抵抗値(比で1000)にされる。状態(3)では、前記抵抗素子2がリセットされて、高抵抗値(比で1000)にされる。状態(4)では、前記抵抗素子3がリセットされて、高抵抗値(比で1000)にされる。このような組み合わせは、状態(1)〜(4)での並列合成抵抗比も比較的小さくなるので、個々の抵抗素子1〜3を選択的にアモルファス化するための電流設定や材料選択が、参考として示された図4(C)比べて難しくなると考えられる。
図4(D)は、抵抗比が前記図4(C)よりは大きい場合である。状態(1)では、前記各抵抗素子1〜3はセットのときであり、それぞれは低抵抗値にされるが、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1:100:10000のような抵抗比を持つようにされる。状態(2)では、前記抵抗素子1がリセットされて、高抵抗値(比で100000)にされる。状態(3)では、前記抵抗素子2がリセットされて、高抵抗値(比で100000)にされる。状態(4)では、前記抵抗素子3がリセットされて、高抵抗値(比で100000)にされる。このような組み合わせは、状態(1)〜(4)での並列合成抵抗比が大きくなるので、個々の抵抗素子1〜3を選択的にアモルファス化するための電流設定は容易であるが、逆に所望の電流を得るための印加電圧を高くする必要があり、あるいは上記のように結晶化とアモルファス化で大きく抵抗値が変化する材料選択が、参考として示された図4(C)比べて難しくなると考えられる。
図5には、相変化メモリの動作原理の説明図が示されている。この発明が適用される相変化メモリ(Phase Change RAM)は、記録素子に相変化材料(抵抗素子)が使われる半導体メモリである。記憶原理は、相変化材料にジュール熱を与え、図5(A)に示されているように、材料の一部をアモルファス(非結晶)状態や結晶状態に変化させて情報を記録する。相変化材料がアモルファス(非結晶)状態のとき高抵抗であり、それをデータ‘1’と割り当てて‘リセット’状態と呼び、相変化材料が結晶状態のとき低抵抗であり、それをデータ‘0’と割り当てて‘セット’状態と呼んでいる。
図5(B)に示されているように、アモルファス状態(データ‘1’)にするためには、相変化材料の熱を融点付近(約610℃)まで高めてから急速に(nsオーダー)冷却する。結晶状態(データ‘0’)にするためには、それより低い温度(約450℃)で長時間維持し徐々に(usオーダー)冷却する。相変化メモリの材料としては、主にカルコゲナイド材料(GST:Ge2Sb2Te5)が使われているが、他にもGSTに他の元素をドープして性質を変えた材料をはじめ、2元系〜4元系の材料が多く発見されている。
図6には、この発明に係るメモリセルの他の一実施例の説明図が示されている。この実施例では、前記図1の実施例の変形例であり、中心に形成された抵抗素子30と最外周に形成された抵抗素子31が入れ換えられている。例えば、図1の抵抗回路の例では、内側の抵抗素子30、31及び32の順でアモルファス化が容易である場合とすると、図10の抵抗回路の例では、外側の抵抗素子32、31及び30の順でアモルファス化が容易になるものとなる。このように、アモルファス化の容易度とその配置は種々の変形を取ることができる。
図7と図8には、前記図1のメモリセル抵抗部の一実施例の製造方法を説明する概略製造工程断面図が示されている。図7と図8においては、メモリセルが形成される半導体基板は省略して示されている。
図7(A)は、例えばワード線WLとなる下側配線層10a上の後述する上側配線層10bとの交差部にダイオードを構成するN型半導体層、真性半導体層21及びP型半導体層22が形成される。上記ワード線WLの加工寸法は、例えば微細化のために最小加工寸法で形成される。したがって、交差部の加工寸法は4F2のように最小にされる。このP型半導体層22上には、前記コンタクト抵抗値を下げつつ、ヒーターとしても作用させるWプラグ12が設けられる。上記ダイオードを構成する各層21〜22及び12の周囲は絶縁膜11が形成されている。つまり、絶縁膜11に埋め込まれた状態で上記ダイオードを構成する各層21〜22及び12が形成されている。ここまでの工程は、例えば1つの抵抗素子を用いて2値の記憶を行う相変化メモリの技術をそのまま利用することができる。同図工程では、上記Wプラグ12及び絶縁膜11の表面に抵抗素子1を構成する相変化材料30が堆積される。
図7(B)ではレジスト膜40が上記交差部に対応して選択的に形成される。図7(C)では、上記最小加工寸法4F2で形成されたレジスト膜40を更にエッチングして加工寸法以下の小さなレジスト膜(細線化)40’にする。図7(D)では、上記レジスト膜40’をマスクとして相変化材料30が選択的に除去される。図7(E)では、上記レジスト膜40’が除去されて前記抵抗素子1に対応した抵抗素子30が形成される。
図7(F)では上記抵抗素子30が形成された基板表面に抵抗素子2を構成する相変化材料31が堆積される。図7(G)では、CMP(Chemical Mechanical Polishing) 装置を用いて基板表面の平坦化が行われる。図7(H)ではレジスト膜40が上記交差部に対応して選択的に形成される。図8(I)では、上記最小加工寸法4F2で形成されたレジスト膜40を更にエッチングして加工寸法以下の小さなレジスト膜(細線化)40”され、それをマスクとして抵抗材料31が選択的に状態される。レジスト膜(細線化)40”は、例えばエッチング時間等の制御によって前記レジスト膜(細線化)40’よりも大きなサイズにされ、上記抵抗素子1に対応した抵抗素子30の周囲に抵抗材料31がドーナツ型に残るように形成される。図8(J)では、上記レジスト膜40”が除去されて前記抵抗素子2に対応した抵抗素子31が前記抵抗素子1に対応した抵抗素子30の周囲を囲むようドーナツ型に形成される。
図8(K)では上記抵抗素子30,31が形成された基板表面に抵抗素子3を構成する相変化材料32が堆積される。図8(L)では、前記(G)と同様に基板表面が平坦化される。図8(M)ではレジスト膜40が上記交差部に対応して選択的に形成される。図8(N)では、上記最小加工寸法4F2で形成されたレジスト膜40をマスクとして抵抗材料32が選択的に状態される。レジスト膜(細線化)40は、前記のように細線化がされないので前記レジスト膜(細線化)40”よりも大きなサイズにされ、上記抵抗素子2に対応した抵抗素子31の周囲に抵抗材料32がドーナツ型に残るように形成される。図8(O)では、上記レジスト膜40が除去されて前記抵抗素子3に対応した抵抗素子32が前記抵抗素子2に対応した抵抗素子31の周囲を囲むようドーナツ型に形成される。
図8(P)では、半導体基板上に凸状に形成された抵抗素子の周囲を埋めるように絶縁膜が堆積及び平坦化され、その表面部にビット線BLを構成する金属配線層10bが選択的に形成されてメモリセルが完成される。
図9には、この発明に係るメモリセルの他の一実施例の説明図が示されている。この実施例では、抵抗素子30と31の間及び抵抗素子31と32の間にそれぞれ境界層13が形成される。これらの境界層13は、例えば金属層により形成される。この境界層13を配置することにより、抵抗材料30,31及び32が分離できるので、所望の特性を持つ抵抗素子1、抵抗素子2及び抵抗素子3を安定的に形成することができる。
図10には、この発明に係るメモリセルの他の一実施例の説明図が示されている。この実施例では、前記図9の実施例の変形例であり、前記図6の場合と同様に中心に形成された抵抗素子1と最外周に形成された抵抗素子3の抵抗材料が入れ換えられている。例えば、図9の抵抗回路の例では、内側の抵抗素子30、31及び32の順でアモルファス化が容易である場合とすると、図10の抵抗回路の例では、外側の抵抗素子32、31及び30の順でアモルファス化が容易になるものとなる。このように、アモルファス化の容易度とその配置は種々の変形を取ることができる。
図11ないし図14には、前記図9のメモリセル抵抗部の一実施例の製造方法を説明する概略製造工程断面図が示されている。図11ないし図14においては、前記実施例と同様にメモリセルが形成される半導体基板は省略して示されている。
図11(A)は、前記図7(A)と同様に、例えばワード線WLとなる下側配線層10a上の後述する上側配線層10bとの交差部にダイオードを構成するN型半導体層、真性半導体層21及びP型半導体層22が形成されている。同図工程では、上記Wプラグ12及び絶縁膜11の表面に抵抗素子1を構成する相変化材料30が堆積される。
図11(B)ではレジスト膜40が上記交差部に対応して選択的に形成される。図11(C)では、上記最小加工寸法4F2で形成されたレジスト膜40を更にエッチングして加工寸法以下のより小さなレジスト膜(細線化)にする。図11(D)では、上記レジスト膜をマスクとして相変化材料30が選択的に除去される。図11(E)では、上記レジスト膜が除去されて前記抵抗素子1に対応した抵抗素子30が形成される。ここまでは、前記図8(A)〜(E)と同様である。ただし、前記2つの境界層13を形成する分だけ抵抗素子30は小さく形成される。
図11(F)では、上記抵抗素子30が形成された基板表面に境界層を構成する金属材料13が堆積される。上記境界層としては、金属材料13のように高熱伝導率かつ相変化材料の拡散を防ぐ材料であれば金属材料以外のものでもよい。図11(G)では、CMP(Chemical Mechanical Polishing) 装置を用いて基板表面が平坦化される。図11(H)ではレジスト膜40が上記交差部に対応して選択的に形成される。図12(I)では、上記最小加工寸法4F2で形成されたレジスト膜40を更にエッチングして加工寸法以下の小さなレジスト膜にされ、それをマスクとして金属材料13が選択的に除去される。このレジスト膜(細線化)は、上記抵抗素子1を形成した前記レジスト膜(図12(D))よりも上記境界層の厚さ分だけ大きなサイズにされ、上記抵抗素子1に対応した抵抗素子30の周囲に上記金属材料13で構成された境界層13が残るように形成される。図12(J)では、上記レジスト膜が除去されて、周囲に境界層13を有する前記抵抗素子1が形成される。
図12(K)では上記抵抗素子30及び境界層13が形成された基板表面に抵抗素子2を構成する相変化材料31が堆積される。図12(L)では、前記(G)と同様に基板表面が平坦化される。図12(M)ではレジスト膜40が上記交差部に対応して選択的に形成される。図12(N)では、上記最小加工寸法4F2で形成されたレジスト膜40を更にエッチングして加工寸法以下の小さなレジスト膜にされ、それをマスクとして抵抗材料31が選択的に除去される。このときのレジスト膜(細線化)は、抵抗材料31がドーナツ型に残るように形成される。図12(O)では、上記レジスト膜が除去されて前記抵抗素子2に対応した抵抗素子31が前記抵抗素子1に対応した抵抗素子31の周囲に形成された境界層13を介して囲むようドーナツ型に形成される。
図12(P)では上記抵抗素子30、境界層13及び抵抗素子31が形成された基板表面に境界層を構成する金属材料13が堆積される。図13(Q)では、基板表面が平坦化される。図13(R)ではレジスト膜40が上記交差部に対応して選択的に形成される。図13(S)では、上記レジスト膜40を更にエッチングして加工寸法以下の小さなレジスト膜にされ、それをマスクとして金属材料13が選択的に除去される。このレジスト膜(細線化)は、上記抵抗素子2を形成した前記レジスト膜よりも上記境界層の厚さ分だけ大きなサイズにされ、上記抵抗素子2に対応した抵抗素子31の周囲に上記金属材料13で構成された境界層13が残るように形成される。図13(T)では、上記レジスト膜が除去されて、周囲に境界層13をそれぞれ有する前記抵抗素子1と2が形成される。
図13(U)では上記抵抗素子30−境界層13−抵抗素子31−境界層13が形成された基板表面に抵抗素子3を構成する相変化材料32が堆積される。図13(V)では、前記と同様に基板表面が平坦化される。図13(W)ではレジスト膜40が上記交差部に対応して選択的に形成される。図13(X)では、上記最小加工寸法4F2で形成されたレジスト膜40をマスクとして抵抗材料32が選択的に除去される。レジスト膜(細線化)40は、前記のように細線化がされないので上記抵抗素子2に対応した境界層13の周囲に抵抗材料32がドーナツ型に残るように形成される。図14(Y)では、上記レジスト膜40が除去されて前記抵抗素子3に対応した抵抗素子32が前記抵抗素子2に対応して形成された境界層13の周囲を囲むようドーナツ型に形成される。
図14(Z)では、半導体基板上に凸状に形成された抵抗素子の周囲を埋めるように絶縁膜が堆積及び平坦化され、その表面部にビット線BLを構成する金属配線層10bが選択的に形成されてメモリセルが完成される。
図15には、この発明に係るメモリセルの他の一実施例の平面及び断面図が示されている。平面図は、メモリセルの記憶部としての抵抗部が示されており、中心部の抵抗素子30を第1方向から第2抵抗素子31がサンドイッチ状に挟む込み、上記第1抵抗素子及び第2抵抗素子を上記第1方向と直交する第2方向から第3抵抗素子32サンドイッチ状に挟み込むように構成される。これらの抵抗素子30〜32は、前記図1(A)の実施例と同様に結晶化とアモルファス化とに相変化する相変化材料,相変化素子で形成される。上記の抵抗素子30〜32のリセット順序(アモルファス化、高抵抗化順序、融点)は、例えば抵抗素子30<抵抗素子31<抵抗素子32のようにされる。
図15の断面図は、上記平面図のa−b破線に対応しており、前記図1(A)と同様に、メモリセルの選択用のスイッチとしてのダイオード自身及び上記抵抗部が積層構造にされる。上記積層構造にされたダイオード部と抵抗部は、互いに直交して配置される下側配線層10aと上側配線層10bの交点部に配置される。例えば、下側配線層10aは、ワード線WLを構成し、第1方向(例えばX軸方向)に延長される。上側配線層10bは、ビット線BLを構成し、上記第1方向と直交する第2方向(例えばY軸方向)に延長される。
前記図1(A)と同様に、下側配線層10a上にダイオードを構成するN型半導体層20が形成される。特に制限されないが、この実施例では、ダイオードを構成するP型半導体層22との間にリーク電流を低減させるための真性半導体層21が設けられる。上記P型半導体層22上には、特に制限されないが、コンタクト抵抗を下げたり、熱伝導を良くしたりするためにW(タングステン)プラグ12が形成されて、上記サンドイッチ状の抵抗素子30〜32が積層構造に配置される。これらサンドイッチ状にされた抵抗素子30〜32の上部には、上側配線層10bが配置される。
図16には、この発明に係るメモリセルの他の一実施例の説明図が示されている。この実施例では、前記図15の実施例の変形例であり、図15では中心側に形成された抵抗素子30が同図では最外側に形成された抵抗素子30にされ、図15では最外側に形成された抵抗素子32が同図では中心側に形成された抵抗素子32にされる。例えば、図15の抵抗回路の例では、内側の抵抗素子30、31及び32の順でアモルファス化が容易である場合とすると、図16の抵抗回路の例では、外側の抵抗素子30、31及び32の順でアモルファス化が容易になるものとなる。このように、アモルファス化の容易度とその配置は種々の変形を取ることができる。
図17ないし図27には、図15のメモリセルの一実施例の製造方法を説明する概略製造工程斜視図が示されている。図17ないし図27においては、前記実施例と同様にメモリセルが形成される半導体基板は省略して示されている。
図17では、ラインスペース加工が行われる。つまり、図示しない半導体基板上に形成された保護膜(TEOS)11上に、例えばワード線WLとなる下側配線層10aが形成され、その上にダイオードを構成するN型半導体層20、真性半導体層21及びP型半導体層22が積層構造に形成される。そして、更にWプラグ12−抵抗素子1を構成する相変化材料30−保護膜(TEOS)11と膜41が堆積される。最上層には、レジスト膜40が形成される。このレジスト膜40は、例えばワード線WLのパターンを持つように形成される。
図18では、エッチングによりワード線WLが形成される。つまり、上記レジスト膜40により前記下側配線層10aまでが選択的に除去されて、ワード線WL上にダイオード、抵抗素子30が形成される。この抵抗素子30の上側には前記保護膜(TEOS)11が残っている。
図19では、上記保護膜11が残った状態で、抵抗素子2を形成するためのイオンXドープが行われる。上記図19に示したイオンXドープによって、図20に示すように、ワード線WLの延長方向に沿った抵抗素子30の側面にイオンXがドープされて抵抗素子2に対応した抵抗素子31が形成される。
図21には、上記図20の詳細説明図が示されている。図21(A)には、図20における1つのワード線WLを、その延長方向と直交する方向で2つに切断した例が示されている。上記のような切断面に示されているように、上記抵抗素子1を構成する抵抗素子30が中心側に残っている。図21(B)に示すように、中心側に抵抗素子30が残り、そのワード線WLの延長方向に沿って両側に上記イオンXドープによって抵抗素子31が形成される。つまり、上記イオンXドープによって抵抗素子31が上記抵抗素子30をサンドイッチ状に挟み込むように形成される。
図22では、上記半導体基板表面に絶縁膜(SOG)11が堆積されてスペースの埋め込みが行われる。図23では、CMP(Chemical Mechanical Polishing) 装置を用いて基板表面が平坦化される。図24では、例えばビット線BLとなる上側配線層10bと膜41が堆積される。最上層には、レジスト膜40が形成される。このレジスト膜40は、例えば前記ワード線WLと直交する方向に延長されるビット線BLのパターンを持つように形成される。
図25では、エッチングによりビット線WLが形成される。つまり、上記レジスト膜40によりダイオードまでが選択的に除去されて、ワード線WLとビット線BLの交点部には上記ダイオード、抵抗素子30,31が形成される。図25以降においては、ワード線WL間には上記保護膜11が残った状態であるが、交点部のそれぞれに形成されたダイオード及び抵抗素子の状態を判り易くするために保護膜11が省略されている。
図26では、抵抗素子3を形成するためのイオンYドープが行われる。上記図26に示したイオンYドープによって、図27(A)に示すように、ビット線BLの延長方向に沿った抵抗素子30、31の側面にイオンYがドープされて抵抗素子3に対応した抵抗素子32が形成される。図27(B)に示すように、中心側に抵抗素子30,31が残り、そのビット線BLの延長方向に沿って両側に上記イオンYドープによって抵抗素子32が形成される。つまり、上記イオンYドープによって抵抗素子32が上記抵抗素子30,31をサンドイッチ状に挟み込むように形成される。
図28には、この発明に係るメモリセルの他の一実施例の説明図が示されている。図28(A)には、上面図とそれに対応した断面図が示され、図28(B)には拡大された概略斜視図が示されている。メモリセルは、選択用のスイッチ素子としてのダイオードと、記憶部としての3つの抵抗素子とで構成される。ただし、3つの抵抗素子は、2つの抵抗素子が直列接続されて、残る1つの抵抗素子と並列形態に接続される。
図28(A)の上面図はメモリセルの記憶部としての抵抗部が示されており、同心状の抵抗素子30、31と抵抗素子30、32が積層構造に構成される。つまり、抵抗部は、上下に2つに分けられ、下層には抵抗素子30、32が配置され、上層に抵抗素子30と32が角柱状に形成される。下層の抵抗素子31は抵抗素子30の外周を取り囲むようにドーナツ型に形成され、上層の抵抗素子32は上記抵抗素子30の外周を取り囲むようにドーナツ型に形成される。上記2つの抵抗素子31,32は、上記抵抗素子30と同心状になるようにされる。これらの抵抗素子30〜32は、結晶化とアモルファス化とに相変化する相変化材料,相変化素子で形成される。上記の抵抗素子30〜32のリセット順序(アモルファス化、高抵抗化順序、融点)は、抵抗素子30<抵抗素子31<抵抗素子32のようにされる。
図28(A)の断面図は、メモリセルの選択用のスイッチとしてのダイオード自身及び上記抵抗部が積層構造にされる。上記積層構造にされたダイオード部と抵抗部は、互いに直交して配置される下側配線層10aと上側配線層10bの交点部に配置される。前記同様に、下側配線層10aは、ワード線WLを構成し、例えばX軸方向に延長される。上側配線層10bは、ビット線BLを構成し、例えばY軸方向に延長される。
下側配線層10aと上側配線層10bとの交差部において、上記図28(A)の断面図及び図28(B)の外観斜視図に示されているように、下側配線層10a上にダイオードを構成するN型半導体層20が形成される。特に制限されないが、この実施例では、ダイオードを構成するP型半導体層22との間にリーク電流を低減させるための真性半導体層21が設けられる。上記P型半導体層22上には、特に制限されないが、コンタクト抵抗を下げたり、熱伝導を良くしたりするためにW(タングステン)プラグ12が形成されて、上記2つの同心状の抵抗素子30,31及び抵抗素子30,32が積層構造に配置される。これら同心の四角柱状にされた抵抗素子30,31及び30,32の上部には、上側配線層10bが配置される。
図29には、図28のメモリセルの等価回路図が示されている。メモリセルは、ワード線WLとビット線BLの交点部に選択素子としてのダイオードDと、記憶部としての抵抗回路が直列形態に接続される。抵抗回路は、2つの抵抗素子R2とR3が直列形成に接続される。この直列抵抗素子R2,R3と抵抗素子R1は並列形態に接続される。この実施例の抵抗回路は、直並列抵抗回路により構成される。例えば、抵抗素子R1は前記抵抗素子1(抵抗素子30)、抵抗素子R2は前記抵抗素子2(抵抗素子31)、抵抗素子R3は前記抵抗素子3(抵抗素子32)にそれぞれ対応している。
図30には、この発明に係るメモリセルの一実施例の説明図が示されている。同図は、前記図28(A)に示したメモリセルの抵抗部の上面図と断面図に対応している。
図31には、図30のメモリセルの動作の一例の説明図が示されている。同図においては、抵抗素子 1、抵抗素子2及び抵抗素子3及び抵抗比と状態(1)〜(4)の関係説明図が示されている。抵抗素子(R1)1,抵抗素子2(R2),抵抗素子3(R3)のそれぞれについて、各状態(1)〜(4)での抵抗比の一例が数値で示されている。各抵抗比は、セット(結晶化)を白枠で示され、リセット(アモルファス化)はハッチング枠で示されている。そして、太枠は大半の電流が流れる素子を表している。
状態(1)では、前記各抵抗素子1〜3はセット(結晶化)のときであり、それぞれは低抵抗値にされる。かかる低抵抗値状態における抵抗素子1(R1)〜抵抗素子3(R3)の抵抗比は、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1:10:10のように設定される。
状態(2)では、前記抵抗素子1がリセット(アモルファス化)されたものであり、抵抗素子1が低抵抗値(抵抗比の1)から高抵抗値(抵抗比の1000)のように変化し、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1000:10:10のように抵抗比を持つようにされる。この抵抗素子1のアモルファス化では、上記状態(1)から状態(2)に変化させるために、メモリセルに印加電圧V1を印加すると、前記状態(1)の抵抗比の逆比に対応して抵抗素子1に大半の電流が流れて、抵抗素子1のみが結晶化からアモルファス化に変化する。つまり、抵抗素子1をアモルファス化にするに必要な電流は、抵抗素子1の結晶化状態での低抵抗値(抵抗比で1)と印加電圧V1により設定できる。
状態(3)では、前記抵抗素子2がリセット(アモルファス化)されたものであり、抵抗素子2が低抵抗値(抵抗比の10)から高抵抗値(抵抗比の100)のように変化し、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1000:100:10のように抵抗比を持つようにされる。上記状態(2)から状態(3)に変化させるために、メモリセルに印加電圧V2を印加すると、前記状態(2)の抵抗比の逆比に対応して抵抗素子2と抵抗素子3に大半の電流が流れて、かかる電流では抵抗素子2が結晶化からアモルファス化に変化し、抵抗素子3は結晶化を維持するようにされる。つまり、抵抗素子2をアモルファス化にするに必要な電流は、抵抗素子2と3の結晶化状態での合成低抵抗値(抵抗比で20)と印加電圧V2により設定できる。
状態(4)では、前記抵抗素子3がリセット(アモルファス化)されたものであり、抵抗素子3が低抵抗値(抵抗比の10)から高抵抗値(抵抗比の1000)のように変化し、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1000:100:1000のように抵抗比を持つようにされる。上記状態(3)から状態(4)に変化させるために、メモリセルに印加電圧V3を印加すると、前記状態(3)の抵抗比の逆比に対応して抵抗素子2と抵抗素子3に大半の電流が流れて、抵抗素子3のみが結晶化からアモルファス化に変化する。つまり、抵抗素子3をアモルファス化にするに必要な電流は、抵抗素子2のアモルファス化と抵抗素子3の結晶化状態での合成抵抗値(抵抗比で110)と印加電圧V3により設定できる。このとき、合成抵抗比でみると、同じ電流がアモルファス化された抵抗素子2にも流れるが、すでに抵抗素子2はアモルファス化されており、抵抗素子3をアモルファス化させるために高温度にして急速に冷却しても結晶化に戻るような影響はない。
図31の各状態の抵抗比は、状態(1)では、抵抗素子1の抵抗値(抵抗比で1)が抵抗回路の合成抵抗比(1)を支配していることを示している。状態(2)では、抵抗素子1の抵抗値が高抵抗値に変化するので、抵抗素子2と3の低抵抗値(抵抗比で10+10)が抵抗回路の合成抵抗比(20)を支配していることを示している。状態(3)では、抵抗素子2の抵抗値が高抵抗値(100)に変化するので、抵抗素子2と抵抗素子3の合成抵抗値(抵抗比で10+100)が抵抗回路の合成抵抗比(110)を支配していることを示している。
状態(4)において、各抵抗素子1〜3の高抵抗比は、それぞれ1000、100及び1000のようにされている。このため、状態(4)での合成抵抗比(523)のようにされる。各抵抗素子1〜3を結晶化に戻すようにするために、メモリセルに印加電圧を印加すると、各抵抗素子1と抵抗素子2と3にほぼ同じ電流が流れる。したがって、結晶状態にするために低い温度で長時間維持して徐々に冷却することが容易になり抵抗素子1〜3を同時に結晶化する上で都合がよい。上記各状態(1)〜(4)での合成抵抗比は、読み出し動作電流と逆比の関係にあり、その電流の判別は容易にできる。
図32には、この発明に係るメモリセルの他の一実施例の説明図が示されている。図32は、前記図30のメモリセルの変形例であり、上面図とそれに対応した断面図が示されている。同図の上面図はメモリセルの記憶部としての抵抗部が示されており、同心状の抵抗素子32、30と抵抗素子32、31が積層構造に構成される。この実施例の抵抗部は、前記図30の抵抗素子30と32とが入れ換えられている。つまり、上下に2つに分けられ、下層には抵抗素子33、30が配置され、上層に抵抗素子32と31が角柱状に形成される。下層の抵抗素子30は抵抗素子32の外周を取り囲むようにドーナツ型に形成され、上層の抵抗素子31は上記抵抗素子32の外周を取り囲むようにドーナツ型に形成される。上記2つの抵抗素子30,31は、上記抵抗素子32と同心状になるようにされる。
同図の断面図においては、メモリセルの選択用のスイッチとしてのダイオード自身及び上記抵抗部が積層構造にされる。上記積層構造にされたダイオード部と抵抗部は、互いに直交して配置される下側配線層10aと上側配線層10bの交点部に配置される。前記同様に、下側配線層10aは、ワード線WLを構成し、例えばX軸方向に延長される。上側配線層10bは、ビット線BLを構成し、例えばY軸方向に延長される。
下側配線層10aと上側配線層10bとの交差部において、断面図に示されているように、下側配線層10a上にダイオードを構成するN型半導体層20が形成される。特に制限されないが、この実施例では、ダイオードを構成するP型半導体層22との間にリーク電流を低減させるための真性半導体層21が設けられる。上記P型半導体層22上には、特に制限されないが、コンタクト抵抗を下げたり、熱伝導を良くしたりするためにW(タングステン)プラグ12が形成されて、上記2つの同心状の抵抗素子32,30及び抵抗素子32,31が積層構造に配置される。これら同心の四角柱状にされた抵抗素子32,30及び32,32の上部には、上側配線層10bが配置される。
この実施例のメモリセルの等価回路は、図示を省略するが、図30のメモリセルの等価回路図の抵抗R1とR3が入れ換えられたものとなる。つまり、抵抗R1とR2が直列形態にされる。抵抗R3は、上記抵抗R1とR2の直列回路に並列形態に接続される。
図33には、図32のメモリセルの動作の一例の説明図が示されている。同図においては、前記同様に抵抗素子(R1)1,抵抗素子2(R2),抵抗素子3(R3)が、各状態(1)〜(4)での抵抗比の一例が数値で示されている。各抵抗比は、セット(結晶化)を白枠で示し、リセット(アモルファス化)はハッチング枠で示している。
状態(1)では、前記各抵抗素子1〜3はセット(結晶化)のときであり、それぞれは低抵抗値にされる。かかる低抵抗値状態における抵抗素子1(R1)〜抵抗素子3(R3)の抵抗比は、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=1:1:100のように設定される。この状態で、読み出し電圧V0を加えると、抵抗回路に流れる読み出し電流は、最も小さな抵抗比値1の可変抵抗素子1(R1)と可変抵抗素子2(R2)の直列回路(抵抗比で2)に流れる電流によりほぼ決定される。
状態(2)では、前記抵抗素子1がリセット(アモルファス化)されたものであり、抵抗素子1が低抵抗値(抵抗比の1)から高抵抗値(抵抗比の10)のように変化し、抵抗素子2は結晶化を維持するようにされる。抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=10:1:100のように抵抗比を持つようにされる。この抵抗素子1のアモルファス化では、上記状態(1)から状態(2)に変化させるために、メモリセルに印加電圧V1を印加すると、前記状態(1)の抵抗比の逆比に対応して抵抗素子1と抵抗素子2に大半の電流が流れて、抵抗素子1のみが結晶化からアモルファス化に変化する。つまり、抵抗素子1をアモルファス化にするに必要な電流は、抵抗素子1と抵抗素子2の結晶化状態での低抵抗値(抵抗比で2)と印加電圧V1により設定できる。
状態(3)では、前記抵抗素子2がリセット(アモルファス化)されたものであり、抵抗素子2が低抵抗値(抵抗比の1)から高抵抗値(抵抗比の1000)のように変化し、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=10:1000:100のように抵抗比を持つようにされる。上記状態(2)から状態(3)に変化させるために、メモリセルに印加電圧V2を印加すると、前記状態(2)の抵抗比の逆比に対応して抵抗素子1と抵抗素子2に大半の電流が流れて、かかる電流では抵抗素子2が結晶化からアモルファス化に変化する。つまり、抵抗素子2をアモルファス化にするに必要な電流は、抵抗素子1と抵抗素子2の合成低抵抗値(抵抗比で11)と印加電圧V2により設定できる。
状態(4)では、前記抵抗素子3がリセット(アモルファス化)されたものであり、抵抗素子3が低抵抗値(抵抗比の100)から高抵抗値(抵抗比の1000)のように変化し、抵抗素子1:抵抗素子2:抵抗素子3=10:1000:1000のように抵抗比を持つようにされる。上記状態(3)から状態(4)に変化させるために、メモリセルに印加電圧V3を印加すると、前記状態(3)の抵抗比の逆比に対応して抵抗素子3に大半の電流が流れて、抵抗素子3のみが結晶化からアモルファス化に変化する。つまり、抵抗素子3をアモルファス化にするに必要な電流は、抵抗素子1と抵抗素子2のアモルファス化の合成抵抗値(抵抗比で約100)と印加電圧V3により設定できる。
図33の各状態の抵抗比は、状態(1)では、抵抗素子1と抵抗素子の抵抗値(抵抗比で1)が抵抗回路の合成抵抗比(2)を支配していることを示している。状態(2)では、抵抗素子1の抵抗値が高抵抗値に変化するので、抵抗素子2と3の低抵抗値(抵抗比で10+1)が抵抗回路の合成抵抗比(11)を支配していることを示している。状態(3)では、抵抗素子2の抵抗値が高抵抗値(1000)に変化するので、抵抗素子3の抵抗値(抵抗比で100)が抵抗回路の合成抵抗比(100)を支配していることを示している。
状態(4)において、各抵抗素子1〜3の高抵抗比は、それぞれ10、1000及び1000のようにされている。このため、状態(4)での合成抵抗比(502)のようにされる。各抵抗素子1〜3を結晶化に戻すようにするために、メモリセルに印加電圧を印加すると、各抵抗素子1と抵抗素子2と3にほぼ同じ電流が流れる。したがって、結晶状態にするために低い温度で長時間維持して徐々に冷却することが容易になり抵抗素子1〜3を同時に結晶化する上で都合がよい。上記各状態(1)〜(4)での合成抵抗比は、読み出し動作電流と逆比の関係にあり、その電流の判別は容易にできる。
図34には、この発明に係るメモリセルの更に他の一実施例の説明図が示されている。図34は、前記図30のメモリセルの変形例であり、上面図とそれに対応した断面図が示されている。図34の上面図はメモリセルの記憶部としての抵抗部が示されており、同心状の抵抗素子30、31と抵抗素子30、32が積層構造に構成される。この実施例の抵抗部は、前記図28の抵抗素子30と31,32とが入れ換えられている。つまり、上下に2つに分けられ、下層には抵抗素子30、31が配置され、上層に抵抗素子30と31が角柱状に形成される。ただし、下層の抵抗素子30は抵抗素子31の外周を取り囲むようにドーナツ型に形成され、上層の抵抗素子30は上記抵抗素子32の外周を取り囲むようにドーナツ型に形成される。上記1つの抵抗素子30は、上記抵抗素子31と32と同心状になるようにされる。
断面図においては、メモリセルの選択用のスイッチとしてのダイオード自身及び上記抵抗部が積層構造にされる。上記積層構造にされたダイオード部と抵抗部は、互いに直交して配置される下側配線層10aと上側配線層10bの交点部に配置される。前記同様に、下側配線層10aは、ワード線WLを構成し、例えばX軸方向に延長される。上側配線層10bは、ビット線BLを構成し、例えばY軸方向に延長される。
下側配線層10aと上側配線層10bとの交差部において、断面図に示されているように、下側配線層10a上にダイオードを構成するN型半導体層20が形成される。特に制限されないが、この実施例では、ダイオードを構成するP型半導体層22との間にリーク電流を低減させるための真性半導体層21が設けられる。上記P型半導体層22上には、特に制限されないが、コンタクト抵抗を下げたり、熱伝導を良くしたりするためにW(タングステン)プラグ12が形成されて、上記2つの同心状の抵抗素子31,30及び抵抗素子32,30が積層構造に配置される。これら同心の四角柱状にされた抵抗素子31,30及び32,30の上部には、上側配線層10bが配置される。この実施例のメモリセルの等価回路は、前記図28と同様である。
図35には、図34のメモリセルの動作の一例の説明図が示されている。同図においては、前記同様に抵抗素子(R1)1,抵抗素子2(R2),抵抗素子3(R3)が、各状態(1)〜(4)での抵抗比の一例が数値で示されている。各抵抗比は、セット(結晶化)を白枠で示し、リセット(アモルファス化)はハッチング枠で示している。
前記図30のメモリセルは、中心部に抵抗素子1を配置し、その外周側に直列形態にされる抵抗素子2と抵抗素子3が上下に配置されるのに対して、図35のメモリセルでは中心部に抵抗素子2と抵抗素子3が上下に配置され、その外周側に抵抗素子1が配置される関係になるだけである。したがって、図35に示した説明図は、前記図31の説明と同様となるので省略する。
図36には、この発明に係るメモリセルの更に他の一実施例の説明図が示されている。図36は、前記図32のメモリセルの変形例であり、上面図とそれに対応した断面図が示されている。図36の上面図はメモリセルの記憶部としての抵抗部が示されており、同心状の抵抗素子30,32と抵抗素子31,32が積層構造に構成される。この実施例の抵抗部は、前記図32の抵抗素子32と30,31とが入れ換えられている。つまり、上下に2つに分けられ、下層には抵抗素子30,32が配置され、上層に抵抗素子31,32が角柱状に形成される。ただし、下層の抵抗素子32は抵抗素子30の外周を取り囲むようにドーナツ型に形成され、上層の抵抗素子32は上記抵抗素子31の外周を取り囲むようにドーナツ型に形成される。上記1つの抵抗素子32は、上記抵抗素子30と31と同心状になるようにされる。
断面図においては、メモリセルの選択用のスイッチとしてのダイオード自身及び上記抵抗部が積層構造にされる。上記積層構造にされたダイオード部と抵抗部は、互いに直交して配置される下側配線層10aと上側配線層10bの交点部に配置される。前記同様に、下側配線層10aは、ワード線WLを構成し、例えばX軸方向に延長される。上側配線層10bは、ビット線BLを構成し、例えばY軸方向に延長される。
下側配線層10aと上側配線層10bとの交差部において、断面図に示されているように、下側配線層10a上にダイオードを構成するN型半導体層20が形成される。特に制限されないが、この実施例では、ダイオードを構成するP型半導体層22との間にリーク電流を低減させるための真性半導体層21が設けられる。上記P型半導体層22上には、特に制限されないが、コンタクト抵抗を下げたり、熱伝導を良くしたりするためにW(タングステン)プラグ12が形成されて、上記2つの同心状の抵抗素子30,32及び抵抗素子31,32が積層構造に配置される。これら同心の四角柱状にされた抵抗素子30,32及び31,32の上部には、上側配線層10bが配置される。この実施例のメモリセルの等価回路は、前記図32と同様である。
図37には、図36のメモリセルの動作の一例の説明図が示されている。同図においては、前記同様に抵抗素子(R1)1,抵抗素子2(R2),抵抗素子3(R3)が、各状態(1)〜(4)での抵抗比の一例が数値で示されている。各抵抗比は、セット(結晶化)を白枠で示し、リセット(アモルファス化)はハッチング枠で示している。
前記図32のメモリセルは、中心部に抵抗素子3を配置し、その外周側に直列形態にされる抵抗素子1と抵抗素子2が上下に配置されるのに対して、図36のメモリセルでは中心部に抵抗素子1と抵抗素子2が上下に配置され、その外周側に抵抗素子3が配置される関係になるだけである。したがって、図37に示した説明図は、前記図33の説明と同様となるので省略する。
図38には、この発明に係るメモリセルの更に他の一実施例の概略外観斜視図が示されている。この実施例では、前記ワード線WLとビット線BLのクロスポイント上にダイオード、及び抵抗素子30、31及び32がそれぞれ分離して形成される。同図では、各ダイオード及び抵抗素子30,31及び32の間に設けられる前記説明した絶縁膜11が省略されている。
図39には、この発明に係るメモリセルの更に他の一実施例の概略外観斜視図が示されている。この実施例では、前記図1等の実施例と同様にワード線WLとビット線BLのクロスポイント上に1つのダイオードが設けられ、その上に角柱状の3つの抵抗素子30〜32が配置される。これらの抵抗素子30〜32は、角柱平面の1つの対角線に沿って中央部に抵抗素子32が形成され、両側に抵抗素子30と31が形成される。このため、両側に配置された抵抗素子30と31は、三角柱状に形成される。このような抵抗素子の組み合わせは他にもある。
3ビット(8値)の記憶を行わせる場合、理論的には7個の抵抗素子を並列形態に接続して順次にアモルファス化することも考えられる。しかしながら、7個もの抵抗素子をワード線とビット線とのクロスポイントに形成しなければならず、メモリセルのサイズが大型化する可能性が高いので現実的ではない。そこで、3つの抵抗素子を並列形態にし、それに対して4つの抵抗素子の直列回路を並列に接続する。このようにすると、前記図28の実施例と同様な発想により4個分の抵抗素子を形成し、そのうちの1個の抵抗素子を4層構造にして上記4つの抵抗素子の直列回路を構成する。
例えば、上記7個の抵抗素子をR1〜R7とし、R1、R2、R3は1個ずつが並列形態に接続される。残り、4個の抵抗R4〜R7は直列回路として上記抵抗R1〜R3と同様に並列形態に接続される。この場合、抵抗R1〜R7の順にアモルファス化した場合の各状態(1)〜(8)の抵抗比は、例えば1:10:100:4000:22000:11200:1111000:10000000にする。この場合の各抵抗R1〜R7の結晶化とアモルファス化の抵抗変化の例は、次の通りである。抵抗R1は1→1E+7、R2は1E+1→1E+7、R3は1E+2→1E+7、R4は1E+3→1E+4、R5は1E+4→1E+5、R6は1E+3→1E+6、R7は1E+3→1E+7にされる。ここで、E+N(10のN乗を表す)。
以上のように2ビット(4値)又は3ビット(8値)の記憶を行う例を説明したが、2つ抵抗素子を並列形態にして3値の記憶を行うようにするものであってもよい。例えば、3つのメモリセルを用いて、1の画素に赤/青/緑等の3原色を割り当て、それぞれのメモリセルに非点灯/半点灯/点灯の3値を割り当てて簡単な多色表示を行うにするができる。更に、抵抗素子を4個用いて5値の記憶を行い、5個を用いて6値の記憶を行わせるよう種々の実施形態を取ることができる。
以上説明した本願発明に係るメモリセルにおいては、1ビットの記憶を行うメモリセルに比べて大容量のメモリセルが実現可能である。そして、抵抗素子を順次に結晶化からアモルファス化にするだけであるので動作シーケンスが単純化できる。そして、現在のプロセスの延長で製造できる。ダイオードを共有化して並列形態にされる素子分離領域を排除したため小型化ができる。
本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、ダイオードに替えてMOSFETやBJT(バイポーラ・ジャンクション・トランジスタ)等のようなスイッチ素子を用いるものであってもよい。結晶化とアモルファス化の抵抗値や抵抗比の設定は種々の実施形態をとることができる。書込動作、読出動作及び消去動作を考えると、各記憶状態の抵抗比が1桁以上ついていることが望ましい。メモリセルは、物質の抵抗変化を記憶原理とするものであればよい。例えば、前記のような相変化メモリ、MRAM(磁気抵抗メモリ:Magnetoresistive RAM)、RRAM(電場誘起抵抗変化メモリ)などにも同様に適用できる。
この発明は、可変抵抗素子を用いて多値記憶を行う前記各種メモリセルに広く利用することができる。
10a…下側配線層、10b…上側配線層、11…保護膜、12…タングステンプラグ、20…N型半導体層、21…真正半導体層、22…P型半導体層、30,31,32,R1,R2,R3…抵抗素子、WL…ワード線、BL…ビット線、D…ダイオード、13…境界層、40…レジスト膜、41…膜、R1,R2,R3…抵抗素子。
Claims (9)
- ワード線とビット線との交点に配置され、
直列形態に接続されたスイッチ素子と抵抗回路を有し、
上記抵抗回路は、
並列形態にされた第1回路と第2回路を有し、
上記第1回路と第2回路は、相対的に小さな抵抗値と大きな抵抗値の2つの状態に変化して保持する可変抵抗素子を有し、
第1状態では、第1回路の第1抵抗値は、第2回路の第2抵抗値よりも小さく設定されて上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して流れる第1電流が上記第1抵抗値により支配的に決定され、
第2状態では、上記第1電流により上記第1回路の抵抗値が上記第1抵抗値及び上記第2抵抗値よりも大きな第4抵抗値に変化し、上記第1回路が上記第4抵抗値に変化した後の上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して流れる第2電流が上記第2抵抗値により支配的に決定され、
第3状態では、上記第2電流により上記第2回路の抵抗値が第2抵抗値よりも大きな第5抵抗値に変化し、
上記第1回路は、上記第4抵抗値に対応し上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して流れる電流により上記第1状態の第1抵抗値に復帰可能にされ、
上記第2回路は、上記第5抵抗値に対応し上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して流れる電流により上記第1状態の第2抵抗値に復帰可能にされる、
メモリセル。 - 請求項1において、
相対的に小さな抵抗値と大きな抵抗値の2つの状態に変化して保持する可変抵抗素子を有し、上記第2回路及び第2回路と並列形態に接続された第3回路を更に有し、
上記第3回路における相対的に小さな第3抵抗値は、上記第1状態において上記第1電流が上記第1抵抗値により支配的に決定され、かつ、上記第2状態において上記第2電流が上記第2抵抗値により支配的に決定されるとともに、上記第3状態において上記第1回路及び第2回路が第4抵抗値及び第5抵抗値に変化した後の上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して流れる第3電流を支配的に決定し、
第4状態では、上記第3電流により上記第3回路の抵抗値が第3抵抗値よりも大きな第6抵抗値に変化し、
上記第3回路は、上記第6抵抗値に対応し上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して流れる電流により上記第1状態及び第2状態の第3抵抗値に復帰可能にされる、
メモリセル。 - 請求項2において、
上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して、上記第1回路、第2回路及び第3回路に流れる電流が同等になるよう上記第4抵抗値、第5抵抗値及び第6抵抗値が設定される、
メモリセル。 - 請求項1において、
上記第1回路は、第1可変抵抗素子により構成され、
上記第2回路は、第2可変抵抗素子と第3可変抵抗素子の直列回路を有し、
上記第3状態において、上記第2可変抵抗素子が上記第2電流により相対的に小さな抵抗値から大きな第5抵抗値に変化し、上記第2回路の第2可変抵抗素子の抵抗値が上記第5抵抗値に変化した後の上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して流れる第3電流を上記第2回路が支配的に決定し、
第4状態において、上記第3電流により上記第3可変抵抗素子が相対的に小さな抵抗値から大きな抵抗値に変化して上記第2回路の抵抗値が第6抵抗値にされ、
上記第2回路の第2可変抵抗素子及び第3可変抵抗素子は、上記第6抵抗値に対応し上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して流れる電流によりそれぞれ上記相対的に小さな抵抗値に復帰可能にされる、
メモリセル。 - 請求項4において、
上記抵抗回路に加えられた電圧に対応して、上記第1回路、第2回路に流れる電流が同等になるよう上記第4抵抗値と第6抵抗値が設定される、
メモリセル。 - 請求項2又は3において、
上記メモリセルは、第1方向に延長されるワード線と、上記第1方向と直交する第2方向に延長されるビット線との交点部に積層構造に配置され、
上記スイッチ素子は、ダイオードであり、
上記第1回路を構成する可変抵抗素子は、上記ダイオード上に配置された柱状体として形成され、
上記並列形態にされた第2回路の可変抵抗素子は、上記第1回路を構成する柱状体の側面を覆うよう形成されて上記柱状体と同心状され、
上記並列形態にされた第3回路の可変抵抗素子は、上記第1回路を含んだ柱状体の側面を覆うよう形成されて上記柱状体と同心状にされる、
メモリセル。 - 請求項6において、
上記第1回路の可変抵抗素子と上記第2回路の可変抵抗素子との間には第1金属層が形成され、
上記第2回路の可変抵抗素子と上記第3回路の可変抵抗素子との間には第2金属層が形成される、
メモリセル。 - 請求項2又は3において、
上記メモリセルは、第1方向に延長されるワード線と、上記第1方向と直交する第2方向に延長されるビット線との交点部に積層構造に配置され、
上記スイッチ素子は、ダイオードであり、
上記第1回路を構成する可変抵抗素子は、上記ダイオード上に配置された柱状体に形成され、
上記第2回路の第1可変抵抗素子は、上記第1回路を構成する柱状体の側面下部に形成されて上記柱状体と同心状され、第2可変抵抗素子は上記第1回路を構成する柱状体の側面上部に形成されて上記柱状体と同心状される、
メモリセル。 - 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
結晶化とアモルファス化との間を相変化し、上記結晶化のときが上記比較的小さな抵抗値となり、上記アモルファス化のときが上記比較的大きな抵抗値となる、
メモリセル。
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