JP2011018750A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】柱状電極形成用メッキレジスト膜に露光不良が生じても、柱状電極の形状が歪になるのを軽減するCSP型半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】配線用の上部金属層9の接続パッド部上面に電解メッキにより下部柱状電極10を形成した後、上部金属層9を含む下地金属層8の上面にネガ型のドライフィルムレジストからなる上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27をパターン形成する。下部柱状電極10およびその周囲(上部柱状電極11形成領域)に対応する部分における上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27には、フォトリソグラフィ法により、開口部28を形成する。開口部28の直径を下部柱状電極10の直径より例えば1〜2μm大きく形成すると、柱状電極形成用メッキレジスト膜27に露光不良が生じても、開口部28の内壁面底部に発生する裾引きが下部柱状電極10の側面で抑制され、上部柱状電極11の形状が歪になるのを軽減できる。
【選択図】図6
【解決手段】配線用の上部金属層9の接続パッド部上面に電解メッキにより下部柱状電極10を形成した後、上部金属層9を含む下地金属層8の上面にネガ型のドライフィルムレジストからなる上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27をパターン形成する。下部柱状電極10およびその周囲(上部柱状電極11形成領域)に対応する部分における上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27には、フォトリソグラフィ法により、開口部28を形成する。開口部28の直径を下部柱状電極10の直径より例えば1〜2μm大きく形成すると、柱状電極形成用メッキレジスト膜27に露光不良が生じても、開口部28の内壁面底部に発生する裾引きが下部柱状電極10の側面で抑制され、上部柱状電極11の形状が歪になるのを軽減できる。
【選択図】図6
Description
この発明は半導体装置およびその製造方法に関する。
従来の半導体装置には、CSP(Chip Size Package)と呼ばれるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この半導体装置では、半導体基板の上面に複数の接続パッドが設けられ、その上面において接続パッドの中央部以外の部分に絶縁膜が設けられ、接続パッドの中央部が絶縁膜に設けられた開口部を介して露出されている。絶縁膜の開口部を介して露出された接続パッドの上面およびその周囲における絶縁膜の上面には下地金属層が設けられている。下地金属層の上面には柱状電極が設けられている。絶縁膜の上面において柱状電極の周囲には封止膜が設けられている。
上記従来の半導体装置の製造方法では、まず、ウエハ状態の半導体基板(以下、半導体ウエハという)の上面に複数の接続パッドが形成され、その上面において接続パッドの中央部以外の部分に絶縁膜が形成され、接続パッドの中央部が絶縁膜に形成された開口部を介して露出されたものを準備する。
次に、上面全体に下地金属層を形成する。次に、下地金属層の上面に、柱状電極形成領域に対応する部分に開口部を有するメッキレジスト膜を形成する。次に、下地金属層をメッキ電流路とした電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜の開口部内の下地金属層の上面に柱状電極を形成する。次に、メッキレジスト膜を剥離する。次に、柱状電極をマスクとして柱状電極下以外の領域における下地金属層をエッチングして除去する。次に、絶縁膜の上面において柱状電極の周囲に封止膜を形成する。
しかしながら、上記従来の半導体装置の製造方法では、柱状電極の高さを例えば80〜100μmと比較的高くする場合には、ネガ型のドライフィルムレジストからなる柱状電極形成用のメッキレジスト膜の厚さが80〜100μm超と比較的厚くなってしまう。一方、メッキレジスト膜に開口部をフォトリソグラフィ法により形成するとき、露光、現像を行なうが、メッキレジスト膜の厚さが80〜100μm超と比較的厚いと、露光部のメッキレジスト膜を透過する光が屈折した影響や、未露光部分が現像液により上から徐々に除去されるため、底部に現像液と共に一部のメッキレジストが残りやすく、メッキレジスト膜の底部に露光光量の変化により露光不良が発生することがある。このような露光不良が発生すると、メッキレジスト膜の開口部の内壁面底部に数μm〜10μmの比較的大きな裾引きが発生し、形成される柱状電極の形状が歪になってしまうという問題があった。
そこで、この発明は、柱状電極の形状が歪になるのを軽減することができる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられた複数の電極用接続パッド部と、前記電極用接続パッド部上に設けられた下部柱状電極と、前記下部柱状電極の上面および側面に設けられ、該下部柱状電極よりも高さが高い上部柱状電極と、前記下部柱状電極および前記上部柱状電極の周囲に設けられた封止膜とを備えていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記上部柱状電極の直径は前記下部柱状電極の直径よりも1〜2μm大きくなっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記下部柱状電極の側面に設けられた前記上部柱状電極は前記電極用接続パッド部の上面に直接設けられていないことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記電極用接続パッド部は、前記絶縁膜上に設けられた配線の接続パッド部であることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記上部柱状電極上に半田ボールが設けられていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に形成された絶縁膜を含む上面全体に下地金属層を形成する工程と、前記下地金属層上に、配線用上部金属層形成領域に対応する部分に開口部を有する配線用上部金属層用メッキレジスト膜を形成する工程と、前記下地金属層をメッキ電流路とした電解メッキを行なうことにより、前記配線用上部金属層用メッキレジスト膜の開口部内の前記下地金属層上に配線用上部金属層を形成する工程と、前記配線用上部金属層用メッキレジスト膜を剥離する工程と、前記配線用上部金属層を含む前記下地金属層上に、前記配線用上部金属層の接続パッド部に対応する部分に開口部を有する下部柱状電極形成用メッキレジスト膜を形成する工程と、前記下地金属層をメッキ電流路とした電解メッキを行なうことにより、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜の開口部内の前記配線用上部金属層の接続パッド部上に下部柱状電極を形成する工程と、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜を剥離する工程と、前記配線用上部金属層を含む前記下地金属層上に、前記下部柱状電極およびその周囲に対応する部分に開口部を有し、且つ、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜よりも厚さが厚い上部柱状電極形成用メッキレジスト膜を形成する工程と、前記下地金属層をメッキ電流路とした電解メッキを行なうことにより、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜の開口部内の前記下部柱状電極の上面および側面に、前記下部柱状電極よりも高さが高い上部柱状電極を形成する工程と、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜を剥離する工程と、前記配線用上部金属層下以外の領域における前記下地金属層を除去する工程と、を有することを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項6に記載の発明において、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜はネガ型のドライフィルムレジストによって形成し、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜は前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜用のドライフィルムレジストよりも厚さが厚いネガ型のドライフィルムレジストによって形成することを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項7に記載の発明において、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜の厚さは5〜10μmであり、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜の厚さは85〜100μmであることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項8に記載の発明において、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜はその開口部の直径が前記下部柱状電極の直径よりも1〜2μm大きくなるように形成することを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項6に記載の発明において、前記下部柱状電極の側面に形成される前記上部柱状電極は前記配線用上部金属層の接続パッド部の上面に直接形成されないことを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項6に記載の発明において、前記下部柱状電極および前記上部柱状電極の周囲に封止膜を形成する工程を有することを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項11に記載の発明において、前記上部柱状電極上に半田ボールを形成する工程を有することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記上部柱状電極の直径は前記下部柱状電極の直径よりも1〜2μm大きくなっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記下部柱状電極の側面に設けられた前記上部柱状電極は前記電極用接続パッド部の上面に直接設けられていないことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記電極用接続パッド部は、前記絶縁膜上に設けられた配線の接続パッド部であることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記上部柱状電極上に半田ボールが設けられていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に形成された絶縁膜を含む上面全体に下地金属層を形成する工程と、前記下地金属層上に、配線用上部金属層形成領域に対応する部分に開口部を有する配線用上部金属層用メッキレジスト膜を形成する工程と、前記下地金属層をメッキ電流路とした電解メッキを行なうことにより、前記配線用上部金属層用メッキレジスト膜の開口部内の前記下地金属層上に配線用上部金属層を形成する工程と、前記配線用上部金属層用メッキレジスト膜を剥離する工程と、前記配線用上部金属層を含む前記下地金属層上に、前記配線用上部金属層の接続パッド部に対応する部分に開口部を有する下部柱状電極形成用メッキレジスト膜を形成する工程と、前記下地金属層をメッキ電流路とした電解メッキを行なうことにより、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜の開口部内の前記配線用上部金属層の接続パッド部上に下部柱状電極を形成する工程と、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜を剥離する工程と、前記配線用上部金属層を含む前記下地金属層上に、前記下部柱状電極およびその周囲に対応する部分に開口部を有し、且つ、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜よりも厚さが厚い上部柱状電極形成用メッキレジスト膜を形成する工程と、前記下地金属層をメッキ電流路とした電解メッキを行なうことにより、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜の開口部内の前記下部柱状電極の上面および側面に、前記下部柱状電極よりも高さが高い上部柱状電極を形成する工程と、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜を剥離する工程と、前記配線用上部金属層下以外の領域における前記下地金属層を除去する工程と、を有することを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項6に記載の発明において、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜はネガ型のドライフィルムレジストによって形成し、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜は前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜用のドライフィルムレジストよりも厚さが厚いネガ型のドライフィルムレジストによって形成することを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項7に記載の発明において、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜の厚さは5〜10μmであり、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜の厚さは85〜100μmであることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項8に記載の発明において、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜はその開口部の直径が前記下部柱状電極の直径よりも1〜2μm大きくなるように形成することを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項6に記載の発明において、前記下部柱状電極の側面に形成される前記上部柱状電極は前記配線用上部金属層の接続パッド部の上面に直接形成されないことを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項6に記載の発明において、前記下部柱状電極および前記上部柱状電極の周囲に封止膜を形成する工程を有することを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項11に記載の発明において、前記上部柱状電極上に半田ボールを形成する工程を有することを特徴とするものである。
この発明によれば、柱状電極を下部柱状電極と上部柱状電極とによって形成し、且つ、下部柱状電極の上面および側面に、該下部柱状電極よりも高さが高い上部柱状電極を形成することにより、下部柱状電極および上部柱状電極の形状が歪になるのを軽減することができる。
図1はこの発明の一実施形態としての半導体装置の断面図を示す。この半導体装置は、一般的にはCSPと呼ばれるものであり、シリコン基板(半導体基板)1を備えている。シリコン基板1の上面には所定の機能の集積回路を構成する素子、例えば、トランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサ等の素子(図示せず)が形成され、その上面周辺部には、上記集積回路の各素子に接続されたアルミニウム系金属等からなる接続パッド2が設けられている。接続パッド2は2個のみを図示するが、実際にはシリコン基板1の上面周辺部に多数配列されている。
シリコン基板1の周辺部および接続パッド2の中央部を除くシリコン基板1の上面には酸化シリコン等からなるパッシベーション膜(絶縁膜)3が設けられ、接続パッド2の中央部はパッシベーション膜3に設けられた開口部4を介して露出されている。パッシベーション膜3の上面にはポリイミド系樹脂等からなる保護膜(絶縁膜)5が設けられている。パッシベーション膜3の開口部4に対応する部分における保護膜5には開口部6が設けられている。
保護膜5の上面には複数の配線7が設けられている。配線7は、保護膜5の上面に設けられた銅等からなる下地金属層8と、下地金属層8の上面に設けられた銅からなる上部金属層9との2層構造となっている。配線7の一端部は、パッシベーション膜3および保護膜5の開口部4、6を介して接続パッド2に接続されている。
配線7の平面円形状の接続パッド部(電極用接続パッド部)の上面中央部には銅からなる平面円形状の下部柱状電極10が設けられている。下部柱状電極10の上面および側面上部には銅からなる平面円形状の上部柱状電極11が設けられている。この場合、上部柱状電極11の高さは下部柱状電極10の高さよりもかなり高くなっている。また、上部柱状電極11の直径は下部柱状電極10の直径よりもやや例えば1〜2μm大きくなっている。
配線7を含む保護膜5の上面において下部柱状電極10および上部柱状電極11の周囲にはエポキシ系樹脂等からなる封止膜12が設けられている。ここで、上部柱状電極11は、その上面が封止膜12の上面と面一乃至数μm低くなるように設けられている。上部柱状電極11の上面には半田ボール13が設けられている。
次に、この半導体装置の製造方法の一例について説明する。まず、図2に示すように、ウエハ状態のシリコン基板(以下、半導体ウエハ21という)の上面にアルミニウム系金属等からなる接続パッド2、酸化シリコン等からなるパッシベーション膜3およびポリイミド系樹脂等からなる保護膜5が形成され、接続パッド2の中央部がパッシベーション膜3および保護膜5の開口部4、6を介して露出されたものを準備する。なお、図2において、符号22で示す領域はダイシングストリートである。そして、ダイシングストリート22およびその両側に対応する部分におけるパッシベーション膜3および保護膜5は除去されている。
次に、図3に示すように、パッシベーション膜3および保護膜5の開口部4、6を介して露出された接続パッド2の上面を含む保護膜5の上面並びにダイシングストリート22およびその両側に対応する部分における半導体ウエハ22の上面に下地金属層8を形成する。この場合、下地金属層8は、無電解メッキにより形成された銅層のみであってもよく、またスパッタにより形成された銅層のみであってもよく、さらにスパッタにより形成されたチタン等の薄膜層上にスパッタにより銅層を形成したものであってもよい。
次に、下地金属層8の上面に裾引きが発生しないボジ型の液状レジストからなる上部金属層用メッキレジスト膜23をパターン形成する。この場合、上部金属層9形成領域に対応する部分における上部金属層用メッキレジスト膜23には、フォトリソグラフィ法により、開口部24が形成されている。次に、下地金属層8をメッキ電流路とした銅の電解メッキを行なうことにより、上部金属層用メッキレジスト膜23の開口部24内の下地金属層8の上面に上部金属層9を形成する。次に、上部金属層用メッキレジスト膜23を剥離する。
次に、図4に示すように、上部金属層9を含む下地金属層8の上面にネガ型のドライフィルムレジストからなる下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25をパターン形成する。この場合、上部金属層9の接続パッド部の上面中央部(下部柱状電極10形成領域)に対応する部分における下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25には、フォトリソグラフィ法により、開口部26が形成されている。
ここで、下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25の厚さは5〜10μmであることが望ましい。下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25の厚さが5μm未満であると、下部柱状電極10と上部柱状電極11との合計高さをある程度の高さとする場合、後述する上部柱状電極形成用メッキレジスト膜の厚さを比較的厚くする必要があり、上部柱状電極形成用メッキレジスト膜に露光不良が発生し、好ましくない。
一方、下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25の厚さが10μm超であると、下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25に露光不良が発生しやすくなり、好ましくない。したがって、下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25の厚さを10μm以下とすると、下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25に露光不良が発生することがなく、下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25の開口部26の内壁面底部に裾引きが発生することもない。
次に、下地金属層8をメッキ電流路とした銅の電解メッキを行なうと、下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25の開口部26内の上部金属層9の接続パッド部の上面中央部に下部柱状電極10が形成される。この場合、下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25の開口部26の内壁面底部に裾引きが発生していないので、下部柱状電極10の形状が歪になることはない。
次に、下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25を剥離する。次に、図5に示すように、上部金属層9を含む下地金属層8の上面に、厚さが下部柱状電極形成用メッキレジスト膜25よりもかなり厚いネガ型のドライフィルムレジストからなる上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27をパターン形成する。この場合、下部柱状電極10およびその周囲(下部柱状電極10形成領域)に対応する部分における上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27には、フォトリソグラフィ法により、直径が下部柱状電極10の直径よりも例えば1〜2μm大きい開口部28が形成されている。
ここで、下部柱状電極10と上部柱状電極11との合計高さを80〜100μmとする場合、上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27の厚さは85〜100μmと比較的厚くなる。しかるに、上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27の開口部28の直径を下部柱状電極10の直径よりも1〜2μm大きくすると、上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27の開口部28の内壁面底部に数μm〜10μmの裾引きが発生しようとしても、下部柱状電極10の側面により裾引きの発生が0.5〜1μmで抑制される。このため、下部柱状電極10の周囲における上部金属層9の接続パッド部上面は、上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27で覆われたままであり、露出されない。
次に、図6に示すように、下地金属層8をメッキ電流路とした銅の電解メッキを行なうと、上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27の開口部28内の下部柱状電極10の上面および側面に上部柱状電極11が形成される。この場合、上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27の開口部28の内壁面底部における裾引きの発生が下部柱状電極10の側面により0.5〜1μmと抑制されているので、上部柱状電極11の形状が歪になるのを軽減することができる。
ところで、以上のことから、上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27の材料としては、フォト解像性が良好なものが好ましいが、フォト解像性がそれほど良好でないものであっても、裾引きの発生を抑えることができる。ここで、一般に、ドライフィルムレジストのフォト解像性を良くすると、レジストの樹脂構造として剛直であったり、疎水性となったりして、剥離液として有機系のものを使用しなければ、剥離しにくいという傾向にある。しかるに、フォト解像性がそれほど良好である必要性がなくなるので、一般的なアルカリ系剥離液を用いて比較的容易に剥離することが可能となるばかりでなく、環境的にもやさしくなると言える。
次に、上部柱状電極形成用メッキレジスト膜27を剥離する。次に、上部金属層9をマスクとして上部金属層9下以外の領域における下地金属層8をエッチングして除去すると、図7に示すように、上部金属層9下にのみ下地金属層8が残存される。この状態では、上部金属層9とその下に残存された下地金属層8とにより、2層構造の配線7が形成されている。
次に、図8に示すように、配線7、下部柱状電極10および上部柱状電極11を含む保護膜5の上面並びにダイシングストリート22およびその両側における半導体ウエハ21の上面に、スピンコート法等により、エポキシ系樹脂等からなる封止膜12をその厚さが上部柱状電極11の高さよりもやや厚くなるように形成する。したがって、この状態では、上部柱状電極11の上面は封止膜12によって覆われている。
次に、封止膜12の上面側を適宜に研磨し、図9に示すように、上部柱状電極11の上面を露出させ、且つ、この露出された上部柱状電極11の上面を含む封止膜12の上面を平坦化する。次に、図10に示すように、上部柱状電極11の上面に半田ボール13を形成する。次に、図11に示すように、封止膜12および半導体ウエハ21をダイシングストリート22に沿って切断すると、図1に示す半導体装置が複数個得られる。
1 シリコン基板
2 接続パッド
3 パッシベーション膜
5 保護膜
7 配線
10 下部柱状電極
11 上部柱状電極
12 封止膜
13 半田ボール
21 半導体ウエハ
22 ダイシングストリート
23 上部金属層用メッキレジスト膜
24 開口部
25 下部柱状電極用メッキレジスト膜
26 開口部
27 上部柱状電極用メッキレジスト膜
28 開口部
2 接続パッド
3 パッシベーション膜
5 保護膜
7 配線
10 下部柱状電極
11 上部柱状電極
12 封止膜
13 半田ボール
21 半導体ウエハ
22 ダイシングストリート
23 上部金属層用メッキレジスト膜
24 開口部
25 下部柱状電極用メッキレジスト膜
26 開口部
27 上部柱状電極用メッキレジスト膜
28 開口部
Claims (12)
- 半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられた複数の電極用接続パッド部と、前記電極用接続パッド部上に設けられた下部柱状電極と、前記下部柱状電極の上面および側面に設けられ、該下部柱状電極よりも高さが高い上部柱状電極と、前記下部柱状電極および前記上部柱状電極の周囲に設けられた封止膜とを備えていることを特徴とする半導体装置。
- 請求項1に記載の発明において、前記上部柱状電極の直径は前記下部柱状電極の直径よりも1〜2μm大きくなっていることを特徴とする半導体装置。
- 請求項1に記載の発明において、前記下部柱状電極の側面に設けられた前記上部柱状電極は前記電極用接続パッド部の上面に直接設けられていないことを特徴とする半導体装置。
- 請求項1に記載の発明において、前記電極用接続パッド部は、前記絶縁膜上に設けられた配線の接続パッド部であることを特徴とする半導体装置。
- 請求項1に記載の発明において、前記上部柱状電極上に半田ボールが設けられていることを特徴とする半導体装置。
- 半導体基板上に形成された絶縁膜を含む上面全体に下地金属層を形成する工程と、
前記下地金属層上に、配線用上部金属層形成領域に対応する部分に開口部を有する配線用上部金属層用メッキレジスト膜を形成する工程と、
前記下地金属層をメッキ電流路とした電解メッキを行なうことにより、前記配線用上部金属層用メッキレジスト膜の開口部内の前記下地金属層上に配線用上部金属層を形成する工程と、前記配線用上部金属層用メッキレジスト膜を剥離する工程と、
前記配線用上部金属層を含む前記下地金属層上に、前記配線用上部金属層の接続パッド部に対応する部分に開口部を有する下部柱状電極形成用メッキレジスト膜を形成する工程と、
前記下地金属層をメッキ電流路とした電解メッキを行なうことにより、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜の開口部内の前記配線用上部金属層の接続パッド部上に下部柱状電極を形成する工程と、
前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜を剥離する工程と、
前記配線用上部金属層を含む前記下地金属層上に、前記下部柱状電極およびその周囲に対応する部分に開口部を有し、且つ、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜よりも厚さが厚い上部柱状電極形成用メッキレジスト膜を形成する工程と、
前記下地金属層をメッキ電流路とした電解メッキを行なうことにより、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜の開口部内の前記下部柱状電極の上面および側面に、前記下部柱状電極よりも高さが高い上部柱状電極を形成する工程と、
前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜を剥離する工程と、
前記配線用上部金属層下以外の領域における前記下地金属層を除去する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項6に記載の発明において、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜はネガ型のドライフィルムレジストによって形成し、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜は前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜用のドライフィルムレジストよりも厚さが厚いネガ型のドライフィルムレジストによって形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
- 請求項7に記載の発明において、前記下部柱状電極形成用メッキレジスト膜の厚さは5〜10μmであり、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜の厚さは85〜100μmであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
- 請求項8に記載の発明において、前記上部柱状電極形成用メッキレジスト膜はその開口部の直径が前記下部柱状電極の直径よりも1〜2μm大きくなるように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
- 請求項6に記載の発明において、前記下部柱状電極の側面に形成される前記上部柱状電極は前記配線用上部金属層の接続パッド部の上面に直接形成されないことを特徴とする半導体装置の製造方法。
- 請求項6に記載の発明において、前記下部柱状電極および前記上部柱状電極の周囲に封止膜を形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
- 請求項11に記載の発明において、前記上部柱状電極上に半田ボールを形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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-
2009
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| US9620468B2 (en) * | 2012-11-08 | 2017-04-11 | Tongfu Microelectronics Co., Ltd. | Semiconductor packaging structure and method for forming the same |
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