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JP2011011608A - 自転車 - Google Patents

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JP2011011608A
JP2011011608A JP2009156619A JP2009156619A JP2011011608A JP 2011011608 A JP2011011608 A JP 2011011608A JP 2009156619 A JP2009156619 A JP 2009156619A JP 2009156619 A JP2009156619 A JP 2009156619A JP 2011011608 A JP2011011608 A JP 2011011608A
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Hidetoshi Sato
英敏 佐藤
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】子供用座席に着座する子供の体重によらず、安定した操車特性(操作特性)を得ることができる自転車を提供する。
【解決手段】前輪14を保持するためのヘッドチューブ10に固着されるダウンチューブ43および後輪30を保持するためのチェンスティを有するフレーム固定部と、フレーム固定部に対してシートチューブ回動軸を中心として回動可能とされるシートチューブ44と、シートチューブ44を回動させるシートスティ45と、サドル25を一端に備え、他端はシートチューブ44に連結されるシートポスト24と、シートポストの長さを変化させるシートポスト長可変アクチュエータ54と、フレーム固定部に固着された座席15、31と、重量を検出する重量センサ17a、17b、33a、33bと、重量に応じて、シートスティ45とシートポスト長可変アクチュエータ54とを制御する制御部23と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、自転車に関し、特に、積載量に応じて座席位置を変化させることができる自転車に関するものである。
自転車に関して以下のような公知技術が知られている。サドルの位置を低くしてそれと同程度又はそれ以上の高さに駆動軸を設けペダルで足踏駆動するには、サドルの高さ調整だけの座席移動調整ではハンドルやペダルに対する運転者の姿勢調整が十分にできなかった。そこで、自転車等の車体フレームに、前後方向に水平若しくはやや傾斜を有する水平ガイド部を設け、該水平ガイド部に沿って座席シートを前後方向に手動で移動調整可能に設けた移動調整機構の技術が開示されている(特許文献1)。また、図10に示すように、運転者の体重と運転者が所望するドライビングポジションとを関連付けて着座データとして記憶し、運転席201に着座した運転者の体重を検出し、検出した体重の所定範囲(例えば、誤差10%)にある体重を有する着座データを検出する。そして、その検出した着座データに含まれるドライビングポジションに運転席301を自動的に移動させる技術が開示されている(特許文献2)。また、近年は3人乗り自転車の公道での走行が認められる動きがあり、これに鑑み、図11に示すような、自転車本体にコンパクト車輪を使用し、前輪303を左右並列2輪で、後輪304を1輪とし、それぞれの上部に子供用座席306,315を前後に設け、後部座席315を前向き、または、後向きに変更可能とする3人乗り3輪自転車の技術が開示されている。
特開平2004−276754号公報 特開平2007−152997号公報 実用新案登録第3142736号公報
通常の自転車(人力駆動のみの自転車)、電動補助自転車(電動アシスト自転車)、電動二輪車(電動自転車)(これら3種類の自転車を自転車と総称する)では、種々の重さの異なる荷物を荷物籠に積載して運搬する場合がある。また、3人乗り自転車では、子供用前座席または子供用後座席のいずれかの一方、若しくは、その両方に着座するなど種々の場合がある。このように積載の条件が大きく変化する場合には、自転車における重心の位置が大きく変化し、自転車を操車する者の高度の操車技術が要求されるのみならず、安全性の面からも問題がある。そこで、このような課題を解決する技術が要望されている。しかしながら、従来の技術では、これらの問題の解決を図ることが困難である。特許文献1に開示された技術は、手動で座席位置を調整するものである。また、特許文献3に開示された技術は、手動で座席の方向を調整するものである。その都度の調整は煩わしく現実的ではない。特許文献2に開示された技術は、運転者の体重等に合わせて座席位置を自動調整するものであり、積載する荷物の重量には依存しない。
本発明はかかる課題を解決し、自転車の荷物籠に積載する荷物の重量、または、子供用座席に着座する子供の体重によらず、安定した操車特性(操作特性)を得ることができる自転車を提供するものである。
本発明の自転車は、前輪を保持するためのヘッドチューブに固着されるダウンチューブおよび後輪を保持するためのチェンスティを有するフレーム固定部と、前記フレーム固定部に対してシートチューブ回動軸を中心として回動可能とされるシートチューブと、前記シートチューブを回動させるシートチューブアクチュエータと、サドルを一端に備え、他端は前記シートチューブに連結されるシートポストと、前記シートポストの長さを変化させるシートポスト長可変アクチュエータと、前記フレーム固定部に固着された積載部と、前記積載部に積載する物の重量を検出する重量センサと、前記重量センサで検出する前記積載物の重量に応じて、前記シートチューブアクチュエータと前記シートポスト長可変アクチュエータとを制御する制御部と、を備える。
本発明の自転車では、フレーム固定部に対してシートチューブ回動軸を中心として回動可能とされるシートチューブと、シートチューブを回動させるシートチューブアクチュエータと、サドルを一端に備え他端は前記シートチューブに連結されるシートポストの長さを変化させるシートポスト長可変アクチュエータと、フレーム固定部に固着された積載部と、積載部に積載する物の重量を検出する重量センサと、積載物の重量に応じて、シートチューブアクチュエータとシートポスト長可変アクチュエータとを制御する制御部と、を備えるので、サドルの位置の移動をさせることができる。
本発明の自転車は、自転車を操車する者のサドル位置が、積載する荷物の重量、または、子供の体重に応じて自動的に変化して、自転車の操車性能を向上させ、安全性を高めることができる。
実施形態の自転車を示す図である。 自転車の主要機構部材であるフレームの主要部を示す図である。 シートスティの断面を模式的に示す図である。 サドル回動軸を中心として回動するサドルの位置変化を示す図である。 シートポスト長可変アクチュエータの断面構造を示す図である。 各種アクチュエータによって各部材の位置、各部材の相互の位置関係が、どのように変化するかを模式的に示す図である。 制御系を示す図である。 第1実施例の制御方法を模式的に示す図である。 第1実施例の制御をどのようにおこなうかについてのフローチャートである。 背景技術を示す図である。 背景技術を示す図である。
実施形態の自転車は、前輪を保持するためのヘッドチューブに固着されるダウンチューブおよび後輪を保持するためのチェンスティを有するフレーム固定部と、フレーム固定部に対してシートチューブ回動軸を中心として回動可能とされるシートチューブと、シートチューブを回動させるシートチューブアクチュエータと、サドルを一端に備え、他端はシートチューブに連結されるシートポストと、シートポストの長さを変化させるシートポスト長可変アクチュエータと、フレーム固定部に固着された積載部と、積載部に積載する物の重量を検出する重量センサと、重量センサで検出する積載物の重量に応じて、シートチューブアクチュエータとシートポスト長可変アクチュエータとを制御する制御部と、を備える。
(実施形態の自転車の構造の説明)
図1は、実施形態の自転車を示す図である。図2は、自転車の主要機構部材であるフレームの主要部を示す図である。図1に示す自転車1は、図2に示すフレーム2を主要機構部材として、このフレーム2に各種の部品が組み付けられて構成されている。図1、図2を参照して実施形態の自転車1の構造について説明をする。
実施形態の自転車1は電動アシスト自転車である。電動アシスト自転車は、人力を電動モータで補助して人間の労力軽減を図るものであり、周知の技術であるので電動アシスト部についての説明は省略する。
図2を参照して、まず、フレーム2について簡単に説明する。フレーム2は、自転車の骨格をなす部分であり、フレーム固定部材41と、フレーム固定部材41に固着されるチェンスティ42およびダウンチューブ43と、フレーム固定部材41に対して回動可能とされるシートチューブ44とを有している。フレーム固定部材41とチェンスティ42およびダウンチューブ43とは溶接によって相互に固着しても良い。また、これらの3つを一体成型して、これらの全体をフレーム固定部とするものであっても良い。フレーム固定部は、シートチューブ44以外の部分を総称するものであり、固定部に含まれる部材は、固定部に含まれる他の部材との位置関係を変化させることがない。フレーム固定部材41に固着されたダウンチューブ43はチューブ形状(管形状)とされている。また、チェンスティ42に固着される部材であるシートスティ左固定部453aおよびシートスティ右固定部453bとシートチューブ44との間にはシートスティ45が配されている。
フレーム固定部にはクランク軸46が回転可能に取り付けられている。クランク軸46には、左クランク(図示せず)を介して左側のペダル20a(図1を参照)が取り付けられ、右クランク32bを介してペダル20b(図1を参照)が取り付けられている。そして、左側のペダル20a、ペダル20bからの駆動力がチェン(図示せず)に伝達されるようになされている。
チェンスティ42はチェンスティ左部材42aとチェンスティ右部材42bとを有しており、チェンスティ左部材42aとチェンスティ右部材42bとの間に後輪30(図1を参照)が回転可能に配される。チェンスティ左部材42aには左後輪軸受47aが設けられ、チェンスティ右部材42bには右後輪軸受47bが設けられて、左後輪軸受47aと右後輪軸受47bとからなる後輪軸受47によって後輪30が回転可能に保持される。
実施形態の自転車では、シートチューブ44がフレーム固定部材41に対して回動可能とされる特徴を有している。例えば、クランク軸46の近傍に配されたシートチューブ回動軸48を中心として、シートチューブ44がフレーム固定部材41(または、フレーム固定部)に対して回動可能とされている。シートチューブ44はチューブ形状とされ、シートポスト24(図1を参照)を内部に保持する部材とされている。
シートチューブ44はフレーム固定部材41に対して、シートチューブ回動軸48を中心としてチェンスティ42およびダウンチューブ43の伸びる前後方向に回動可能に連結されている。シートチューブ44の回動の方向は図2の角度θを付した矢印で示す方向である。なお、クランク軸46の近傍とは、クランク軸46の外周にシートチューブ回動軸48を設けて、クランク軸46とシートチューブ回動軸48との回転中心が同一軸上に存在することを含み、クランク軸46からシートチューブ回動軸48までの距離が、例えば20cm以内であることをいうものである。クランク軸46とシートチューブ回動軸48との回転中心が同一軸上に存在するようになす場合には、固定部に固着されたシートチューブ回動軸48の内側でクランク軸46が回転運動をし、シートチューブ回動軸48の外側でシートチューブ44が回動することとなる。
シートチューブ44の回動量は、シートスティ45の長さに応じたものとなる。つまり、シートチューブ44とチェンスティ42とシートスティ45とシートスティ固定部(シートスティ左固定部453a、シートスティ右固定部453b)とで略3角形の形状が形成され、シートスティ45の長さを、図2の矢印Aの方向に変化させることによって、シートチューブ44とチェンスティ42とのなす角度θが定められるようになされている。どのようにしてシートスティ45の長さを変化させるかについては後述する。
シートスティ45は、シートスティ外筒451とシートスティ外筒451の内部で長さ方向(チューブの伸びる方向)に可動するシートスティ内筒452とを有している。シートスティ内筒452はチューブ形状をしており、シートスティ外筒451の、少なくともシートスティ内筒452と接する部分はチューブ形状とされている。シートスティ外筒451とシートスティ内筒452とでシートスティ45を形成している。また、シートスティ外筒451のシートスティ内筒452と接しない側には、シートスティ外筒451を保持するためのシートスティ左固定部453aとシートスティ右固定部453bと(両方を合わせてシートスティ固定部453と称する)が配されている。シートスティ左固定部453aの一端はチェンスティ左部材42aに固着され、シートスティ右固定部453bの一端はチェンスティ右部材42bに固着されている。そして、シートスティ左固定部453aとシートスティ右固定部453bとの間に後輪30が回転可能に配される。
シートスティ内筒452は、図2の表面から裏面方向に伸びるシートスティ内筒回動軸49を中心として回動可能とされており、シートスティ内筒回動軸49の両端はシートチューブ44に連結されている。一方、シートスティ外筒451は、図2の表面から裏面方向に伸びるシートスティ外筒回動軸50を中心として回動可能とされており、シートスティ外筒回動軸50の両端はシートスティ左固定部453aの他端とシートスティ右固定部453bの他端とに各々固着されている。
図1に戻り、自転車1の全体の構造を簡単に説明する。フレーム2には各種部品が取り付けられている。ダウンチューブ43の先端にはヘッドチューブ10が溶接等で固着されている。ヘッドチューブ10はチューブ形状とされ、ヘッドチューブ10の内部にハンドルポスト11が挿入されている。ハンドルポスト11はヘッドチューブ10の内部で回動する。ハンドルポスト11の一方の先端にはハンドルレバー12が連結され、他方の先端には前ホーク13が連結されて、ハンドルレバー12によって、前ホーク13に取り付けた前輪14の進行方向を操縦できるようにされている。
また、ハンドルポスト11には前方座席取付板16が取り付けられている。前位置重量センサ17a、後位置重量センサ17bの2個の重量センサを介して、前方座席取付板16の上に取り付けられた前方座席15は、所謂、チャイルドシートである。重量センサ(荷重センサ)は、周知技術である。磁気歪み、電気抵抗,歪み、起電力、バネ変位等を検出する、磁気センサ、感圧センサ、ポテンショメータ等を重量センサとして用いることができる。前方座席15には、背もたれ18と足台19と図示しない安全ベルトが装備されている。
また、図1の裏面側に配置されるチェンスティ左部材42aとシートスティ左固定部453aの接合部付近に2本の左側後部座席支持棒34a(図示せず)と左側後部座席支持棒35a(図示せず)とが連結されている。チェンスティ右部材42bとシートスティ右固定部453bの接合部付近に2本の右側後部座席支持棒34bと右側後部座席支持棒35bとが連結されている。そして、左側後部座席支持棒34a、左側後部座席支持棒35a、右側後部座席支持棒34b、右側後部座席支持棒35bによって後方座席取付板37が取り付けられている。
前位置重量センサ33a、後位置重量センサ33bの2個の重量センサを介して、後方座席取付板37の上に取り付けられた後方座席31は、幼児が座るためのチャイルドシートである。これらの重量センサ(荷重センサ)は、前位置重量センサ17aと後位置重量センサ17bと同様のものである。後方座席31には、背もたれ34と足台36と図示しない安全ベルトが装備されている。
以上の説明において、前方座席15、前方座席取付板16、後方座席31、後方座席取付板37について説明をした。しかしながら、前方座席15に替えて前方荷物籠(図示せず)、前方座席取付板16に替えて前方荷物籠取付板(図示せず)、後方座席31に替えて後方荷物籠(図示せず)、後方座席取付板37に替えて後方荷物籠取付板(図示せず)を用いても本実施形態の効果を奏することができる。また、それらのいかなる組み合わせを用いても、本実施形態の効果を奏することができる。以下、前方座席15と前方荷物籠とを総称して前方積載部の用語を用い、前方座席取付板16と前方荷物籠取付板とを総称して前方積載部取付板の用語を用いる。また、後方座席31と後方荷物籠とを総称して後方積載部の用語を用い、後方座席取付板37と後方荷物籠取付板とを総称して後方積載部取付板の用語を用いる。さらに、前方積載部または後方積載部のいずれか一方、もしくは、その両方を総称して積載部の用語を用い、前方積載部取付板または後方積載部取付板のいずれか一方、もしくは、その両方を総称して積載部取付板の用語を用いる。
また、本実施形態では、前方積載部または後方積載部、もしくは、前方積載部と後方積載部とに重量物を積載した場合における重心の移動の影響を軽減するものであるので、前方積載部が前輪14の上方部に取り付けられおり、後方積載部が後輪30の上方部に取り付けられておれば、同様の作用が生じる。よって、前方積載部は、ハンドルポスト11のみならず、ハンドルレバー12、前ホーク13、さらには、ヘッドチューブ10に固着されている場合でも同様の作用・効果を奏する。同様に、後方積載部は、チェンスティの部材とシートスティ固定部453の接合部付近に固着された支持棒で保持するのみならず、チェンスティの部材にのみに固着され、または、シートスティ固定部のみに固着されている場合でも同様の作用・効果を奏する。
シートチューブ44には電池22と制御部23とが固着されている。チェンスティカバー21の内部には、チェンスティ42と、いずれも図示しない部材である、電動モータ、チェン、ギヤ、電磁クラッチ等の機構部品が配されている。電池22は、電動モータ、各アクチュエータ、制御部23および周辺回路の電力源である。
制御部23は、クランク軸46を回転中心として人力によって回転されるペダル20a、ペダル20bからの駆動力を検出して、アシストの電動モータからの駆動力の大きさを制御する。そして、両方の機動力を加算して、チェンによって後輪30に伝達する。また、前位置重量センサ17aと後位置重量センサ17b、前位置重量センサ33aと後位置重量センサ33bからの信号を検出して、後述する各アクチュエータを制御する。
シートチューブ44の内部にはチューブ形状のシートポスト24が嵌めあわされている。シートチューブ44から突出するシートポスト24の長さを調整することによって、シートポスト24の先端に取り付けられたサドル25の地面からの高さを調整できるようにされている。従来は、シートポスト24のシートチューブ44から突出する部分の長さは手動で設定されている。実施形態では、シートチューブ44とシートポスト24とをアクチュエータの構成の一部とし、シートチューブ44の中で、シートポスト24が矢印Bの方向に移動することを可能とするものである。この点については後述する。
実施形態の自転車1のサドル25はシートポスト24に対して回動する特徴ある角度回動機構を有している。サドル25はサドル回動軸26を中心として、図1の紙面内で回動するように取り付けられている。そして、サドル25に固着されたサドルスティ内筒272が、シートポスト24に固着されたサドルスティ外筒271の内部で矢印Cの方向へ移動するサドルスティ27によって、サドル25はサドル回動軸26を中心としてチェンスティ42の伸びる方向、シートポスト24の前後方向に回動するようにされている。サドルスティ27の詳細な構造については、後述する。
また、サドル25の内部には、サドル重量センサ38が配されて、サドル25に付与される重量(荷重)を検出することができるようになされている。
(実施形態の自転車の特徴部である角度回動機構、移動機構の詳細なる説明)
実施形態の自転車1の機構部の特徴は、シートチューブ回動軸48を中心としてシートチューブ44を回動させる角度回動機構、サドル回動軸26を中心としてサドル25を回動させる角度回動機構、シートチューブ44の中で、シートポスト24を移動させる移動機構を有する点にある。シートチューブ44を回動させるためのシートチューブアクチュエータがシートスティ45であり、サドル25を回動させるサドルアクチュエータがサドルスティ27であり、シートポスト24を移動させるアクチュエータがシートポスト長可変アクチュエータ54である。以下、各部を回動、移動させるアクチュエータについて順に説明をする。
図3はシートスティ外筒451とシートスティ内筒452とからなるシートスティ45の断面を模式的に示す図である。シートスティ内筒452の一端には内筒孔452aが設けられ、この内筒孔452aにシートスティ内筒回動軸49を貫通させて回動可能とされる。シートスティ内筒452の他端には、他の部分よりも直径が大きい突出部452bが設けられている。そして、シートスティ外筒451にねじ込まれたストッパ451eによって突出部452bが係止されてシートスティ外筒451からシートスティ内筒452が抜けることがないようにされている。シートスティ内筒452の内部には溝付軸受452cが配されている。
シートスティ外筒451の一端には外筒孔451aが設けられ、この外筒孔451aにシートスティ外筒回動軸50を貫通させて回動可能とされる。シートスティ外筒451の内部には内筒移動モータ固定部451bとシートスティ外筒451の中心から長さ方向に伸びるネジ付回転軸451cとを有する内筒移動モータが装着されている。
ネジ付回転軸451cと溝付軸受452cとは螺合しており、内筒移動モータに電力が供給されることによって、内筒移動モータ固定部451bに対してネジ付回転軸451cが回転してシートスティ外筒451の内部に取り込まれるシートスティ内筒452の長さが変化させられる。ここで、内筒移動モータ固定部451bに加えられる電圧の極性を切替えることによってネジ付回転軸451cの回転方向を切替えることができ、シートスティ外筒451に対するシートスティ内筒452の移動方向を制御できる。
また、内筒移動モータのネジ付回転軸451cには、ネジ付回転軸451cの回転角度を検出するレゾルバ451dが連結されている。ネジ付回転軸451cの1回転を2πラジアンとして、基準の位置から何ラジアン回転したかをレゾルバ451dによって検出して、シートスティ外筒451に対するシートスティ内筒452の位置を検出することができるようになされている。そして、レゾルバ451dからの信号が制御部23に入力されてシートスティ45の外筒孔451aの中心から内筒孔452aの中心までの距離LSTの検出を制御部23ができるようになされている。
具体的には、ネジ付回転軸451cが2πラジアン回転することによって、距離LSTは、ネジ付回転軸451cの1ピッチ分の長さ変化する。つまり、基準位置から正負に何ラジアン変化したかを検出し、これに1ピッチ分の長さを掛け、基準の位置を加算して、距離LSTを正確に知ることができる。
サドルスティ27の構造は、図3に示すシートスティ45と同様なものとされている。サドルスティ27はサドルスティ外筒271と、サドルスティ内筒272とを有している。サドルスティ外筒271には、外筒孔271a、内筒移動モータ固定部271bとネジ付回転軸271cとを有する内筒移動モータ、レゾルバ271d、ストッパ271eが、設けられている。また、サドルスティ内筒272には、内筒孔272a、突出部272b、溝付軸受272cが、設けられている。
サドルスティ27の内筒移動モータ固定部271bに電力が供給されることによって、内筒移動モータ固定部271bに対してネジ付回転軸271cが回転してサドルスティ外筒271の内部に取り込まれるサドルスティ内筒272の長さが変化させられ、内筒孔272aと外筒孔271aとの間の距離を変化させることができるようになされている。
サドルスティ27の内筒孔272aにはサドルスティ内筒回動軸29が貫通して、サドルスティ27の外筒孔271aにはサドルスティ外筒回動軸28が貫通している。このために、内筒孔272aと外筒孔271aとの間の距離に応じてサドル25のシートポスト24に対する角度を変化させることができるようになされている。
図4はサドル回動軸26を中心として回動するサドル25の位置変化を示す図である。図4(a)は、地面が傾いていない場合に好適なサドル25の位置を示すものである。図4(b)はサドル25が前傾し、シートポスト24と、サドル25の着座面との角度が角度ψである場合のサドル25の位置を示すものである。サドル25が前傾する場合(角度ψの値を小さくする場合)には通常位置におけるよりも内筒孔272aと外筒孔271aとの間の距離(Lst)、つまり、サドルスティ内筒回動軸29とサドルスティ外筒回動軸28との間の距離が大きなものとされている。
図5は、シートポスト長可変アクチュエータ54の断面構造を示す図である。シートポスト長可変アクチュエータ54は上述したシートチューブ44とシートポスト24とを組み合わせ、さらに、可動機構をシートチューブ44とシートポスト24との各々の内部に組み込んだものである。
シートチューブ44の内部には、シートポスト回転防止板441aとシートポスト移動モータ固定部441bとシートポスト移動モータ固定部441bに対して回転するネジ付回転軸441cが配されている。シートポスト24の内部には、ネジ付回転軸441cと螺合する溝付軸受241cが配されている。シートポスト24の先端には、他の部分よりも直径が大きい突出部241bが設けられている。そして、シートチューブ44にねじ込まれたストッパ441eによって突出部241bが係止されてシートチューブ44からシートポスト24が抜けることがないようにされている。
シートポスト回転防止板441aはシートチューブ44の長手方向に伸びる部材であり、シートポスト回転防止板441aの表面は、シートポスト24に設けられた細長い溝状の回転防止スリット241aの表面と対面するようにされている。回転防止スリット241aの溝幅はシートポスト回転防止板441aの幅よりも広くされ、シートチューブ44の内部でシートポスト24が回転することがないようにしながら、回転防止スリット241aの表面とシートポスト回転防止板441aの表面の一部が接触して、シートポスト24は自由に矢印Bの方向(図1を参照)に移動可能とされている。
なお、シートチューブ44の内面とシートポスト24の外面の相互に接する部分の断面形状を円形状ではなく、角形状(例えば、四角形状)とすれば、シートポスト回転防止板441aも回転防止スリット241aも設けなくとも、シートチューブ44の内部でシートポスト24が回転することはない。
シートポスト移動モータ固定部441bに電力が供給されることによって、ネジ付回転軸441cが回転してシートチューブ44の内部に取り込まれるシートポスト24の長さが変化させられる。ここで、シートポスト移動モータ固定部441bに加えられる電圧の極性を切替えることによってネジ付回転軸441cの回転方向を切替えることができ、シートポスト24の移動方向を切替えることができる。
また、シートポスト移動モータ固定部441bから伸びる、ネジ付回転軸441cには、ネジ付回転軸441cの回転角度を検出するレゾルバ441dが連結されている。ネジ付回転軸441cの1回転を2πラジアンとして、基準の位置から何ラジアン回転したかをレゾルバ441dによって検出して、シートポスト長可変アクチュエータ54の長さを検出することができるようになされている。そして、レゾルバ441dからの信号は、図7に示す制御部23に入力されて、制御部23がシートポスト長可変アクチュエータ54の長さを検出することができるようになされている。
図6は、実施形態の自転車の機構の特徴部である各種アクチュエータによって各部材の位置、各部材の相互の位置関係が、どのように変化するかを模式的に示す図である。水平路面が、X軸、Y軸を含む平面であり、Z軸の負方向(矢印の反対方向)が重力の向かう方向(垂線方向)であるとして、相互に直交する、X軸、Y軸、Z軸によって、角度回動機構の動作の説明をする。Y軸の正方向は図6の紙面の表面から裏面に向かう向きとする。
シートチューブ回動軸48を中心とするシートチューブ44の回動角度は、例えば、角度θ、角度θのように変化する。サドル回動軸26を中心とするサドル25の回動角度は、例えば、角度ψ、角度ψのように変化する。また、シートチューブ回動軸とサドル25の腰かけ面の中央との間の距離は、例えば、距離L1、距離L2のように変化する。これらの角度変化、距離変化はX軸とZ軸とを含む平面内(図6の紙面内)で生じる。
(実施形態の制御系の説明)
図7は実施形態の制御系を示す図である。図7を参照して実施形態の制御系について説明する。制御系は制御部23を中心として構成されている。制御部23には、操作入力部・表示部62、センサ部63、電力増幅部64、電力増幅部65、電力増幅部66、シートポスト長可変アクチュエータ54のレゾルバ441d、シートスティ45のレゾルバ451d、サドルスティ27のレゾルバ271d、の各々が接続されている。
操作入力部・表示部62は、どのように自転車を制御するかを入力する。例えば、シートポスト長可変アクチュエータ54、シートスティ45、サドルスティ27を作動可能として実施形態の制御をおこなうか、通常の自転車と同様にこのような部分を稼動させることなく用いるか、を選択する。また、操作入力部・表示部62は、液晶ディスプレイ等を用いて、現在どのようなモードで制御されているか、走行速度、電池の残り残量等を表示する。
センサ部63から制御部23に対しては、サドル重量センサ38からのサドル重量信号Sdが入力される。また、前方座席15における前位置の重量を検出する前位置重量センサ17aからの重量信号Sfaが入力される。また、後位置の重量を検出する後位置重量センサ17bからの重量信号Sfbが入力される。また、後方座席31における前位置の重量を検出する前位置重量センサ33aからの重量信号Sbaが入力される。また、後位置重量センサ33bからの重量信号Sbbが入力される。
また、制御部23に対しては、シートポスト長可変アクチュエータ54のレゾルバ441dからのレゾルバ信号Rnが入力される。また、シートスティ45のレゾルバ451dからのレゾルバ信号Rsが入力される。また、サドルスティ27のレゾルバ271dからのレゾルバ信号Rdが入力される。
制御部23には電力増幅部64と電力増幅部65と電力増幅部66が接続されている。電力増幅部64にはシートポスト長可変アクチュエータ54のシートポスト移動モータ固定部441b、電力増幅部65にはシートスティ45の内筒移動モータ固定部451b、電力増幅部66にはサドルスティ27の内筒移動モータ固定部271bの各々が接続されている。そして、電力増幅部64からはシートポスト移動モータ固定部441bに供給される駆動信号Dnが出力されている。また、電力増幅部65からは内筒移動モータ固定部451bに供給される駆動信号Dsが出力されている。また、電力増幅部66からは内筒移動モータ固定部271bに供給される駆動信号Ddが出力されている。
なお、図7では電動アシスト自転車の例で制御系の説明をしているが、アシストモータを備えない自転車、常時電動機で駆動力が与えられる電動自転車(電動二輪車)においても、実施形態の機構部および後述するこれらの制御方法は適用できる。
制御部23は、いずれも図示しない、CPU(中央演算装置)、RAM(ラム)、書き換え可能な不揮発性メモリ、ROM(ロム)、I/Oインターフェイス回路(入出力インターフェイス回路)を有している。CPUのバスライン(アドレスバスライン・データバスライン)にはCPU、RAM(ラム)、ROM(ロム)、I/Oインターフェイス回路が接続されている。
ROMはCPUで実行されるプログラムを記憶し、RAMはCPUでの演算データを一時記憶する。また、I/Oインターフェイス回路は外部回路とCPUとの間での信号の入出力を助けるためのA/D変換器、D/A変換器等を有している。また、ROMには、シートポスト長可変アクチュエータ54の制御のためのルックアップテーブル、シートスティ45の制御のためのルックアップテーブル、サドルスティ27の制御のためのルックアップテーブルの各々が格納されている。不揮発性メモリには、記憶内容の書き換え後、電源を切断しても保持したい記憶内容が記憶される。
(実施形態における制御系の作用)
実施形態の自転車1は、図7に示すような制御系を有して、自転車1を様々に制御することが可能となる。図7に示す制御系では、シートポスト長可変アクチュエータ54、シートスティ45、サドルスティ27、さらには、電動アシストモータの4つのアクチュエータの各々を制御することができ、種々の制御方法を採用できる。以下に実施例としての制御方法を述べる。
まず、自転車の重心の位置について説明をする。自転車に人間が乗車せず、さらに、荷物または幼児を搭載しない場合の重量は、通常のアシスト機能なしの自転車では15〜20kg前後で、電動アシスト自転車の場合には、さらに、5kg程度重くなり、20〜25kg前後である。また、チャイルドシートの重さは、1個2kg程度であるので、2個備える場合には、4kgとなる。本実施形態の電動アシスト自転車では、例えば、自転車の重さは24〜29kg程度である。一方、人間の体重は、4才の幼児の平均的な体重は15kg程度であり、成人の体重は、全世代を平均して57kg程度である。よって、自転車自体の重量よりも成人の体重のほうが重く、成人、幼児を含めた人間の体重が自転車の操車性能に大きく影響を与えることが理解できる。また、成人の体重は、例えば、40kg〜90kgの範囲で広く分布をしている。
実施形態の3人乗り自転車では、自転車を操車する者1人、自転車を操車する者1人と前方座席15の幼児1人、自転車を操車する者1人と後方座席31の幼児1人、自転車を操車する者1人と前方座席15の幼児1人と後方座席31の幼児1人、の4種類の組み合わせがある。このような4つの組み合わせのいずれにおいても、快適な操車性能を得ることは、従来の自転車では困難であった。
実施形態の3人乗り自転車では、例えば、平均的な体重の自転車を操車する成人が1人乗車した状態における自転車の重心の位置がサドル付近となるように調整されている。このような重心位置(最適重心位置)が設定された自転車において、幼児用の座席の位置が固定されていると、幼児1人を搭乗させるに際して、前方座席15に幼児1人を搭乗させたときと、後方座席31に幼児1人を搭乗させたときとでは操車性能が大きく異なることとなる。例えば、前方座席15に幼児1人を搭乗させたときには、ハンドルレバー12を動かすのが重く感じられ、後輪30がスリップし易くなる。一方、後方座席31に幼児1人を搭乗させたときには、ハンドルレバー12を動かすのが軽く感じられ、また、前輪14がスリップし易くなり、方向転換が思い通りとならない場合がある。
(制御方法の第1実施例)
このような、問題を解決するのが第1実施例の制御方法である。図8は第1実施例の制御方法を模式的に示す図である。なお、図8では自転車を操車する者の図は省略されているが、実際は自転車を操車する者が搭乗している。図8(a)は、自転車を操車する者1人と前方座席15の幼児1人と後方座席31の幼児1人の状態を示すものである。図8(b)は、自転車を操車する者1人と前方座席15の幼児1人の状態を示すものである。図8(c)は、自転車を操車する者1人と後方座席31の幼児1人の、各搭乗の状態を示すものである。
図8(a)に示すように、幼児2人が搭乗し、幼児が同一の体重である場合には、、シートチューブ44とチェンスティ42とのなす角度は角度θaとされ、シートポスト24とシートチューブ44との合成した長さは長さLaとされ、シートポスト24に対するサドル25の面のなす角度は角度ψaとされている。ここで、角度ψa=角度θaと、設定されている。これによって、サドル25の面と路面とは平行面となされ、サドル25に快適に着座することができる用になされる。
図8(b)に示す搭乗の状態では、シートチューブ44とチェンスティ42とのなす角度は角度θbとされ、シートポスト24とシートチューブ44との合成した長さは長さLbとされ、シートポスト24に対するサドル25の面のなす角度は角度ψbとされている。ここで、角度θb<角度θaと設定され、長さLb>長さLaと設定され、角度θb=角度ψbと設定されている。角度θb<角度θaとすることによって、前方座席15の幼児1人による重心の移動を減殺している。また、長さLb>長さLaとすることによって、サドル25が後方に移動してハンドルレバー12とサドル25との位置が長くなることを減殺している。また、角度ψb=角度θbとして、サドル25の面と路面とを平行としている。なお、通常は、シートチューブ44の伸びる方向の延長線は、垂線に対して、より後方に位置する(角度θb<90°)ので、長さLb>長さLaとすることによっても、重心の位置は、長さLaにおけるよりも、より後方に移動することとなる。
図8(c)に示す搭乗の状態では、シートチューブ44とチェンスティ42とのなす角度は角度θcとされ、シートポスト24とシートチューブ44との合成した長さは長さLcとされ、シートポスト24に対するサドル25の面のなす角度は角度ψcとされている。ここで、角度θc>角度θaと設定され、長さLc<長さLaと設定され、角度ψc=角度θcと設定されている。角度θc>角度θaとすることによって、後方座席31の幼児1人による重心の移動を減殺している。また、長さLc<長さLaとすることによって、サドル25が前方に移動してハンドルレバー12とサドル25との位置が短くなることを減殺している。また、角度ψc=角度θcとして、サドル25の面と路面とを平行としている。なお、角度θc<90°の場合には、長さLc<長さLaとすることによっても、重心の位置は、長さLaにおけるよりも、より前方に移動することとなる。
図8(a)、図8(b)、図8(c)における、角度θa、角度θb、角度θc、長さLa、長さLb、長さLcの各々は実験に基づいて決めるようにしても良い。この場合には、以下のような実験を繰り返すこととなる。図8(a)に示すように、自転車を操車する者1人と前方座席15の幼児1人と後方座席31の幼児1人の状態とし、実際に走行をおこない、操作性が良好となる、角度θaと長さLaとを求め、このときの角度θaと長さLaとをROMに記憶する。次に、図8(b)に示すように、自転車を操車する者1人と前方座席15の幼児1人の搭乗状態とし、実際に走行をおこない、操作性が良好となる、角度θbと長さLbとを求め、このときの角度θbと長さLbとをROMに記憶する。さらに、図8(c)に示すように、自転車を操車する者1人と後方座席31の幼児1人の搭乗状態とし、実際に走行をおこない、操作性が良好となる、角度θcと長さLcとを求め、このときの角度θcと長さLcとをROMに記憶する。
しかしながら、このような、実験を繰り返しおこない、操作性が良好となる組み合わせを探すのは、手間がかかり、感覚に頼っているので正確さに欠ける場合もある。
この点に鑑み、人間の感覚に頼らない方法で、角度θa、角度θb、角度θc、長さLa、長さLb、長さLcの各々を求めることもできる。この方法は、前輪14に付与される荷重と、後輪30に付与される荷重との比を一定とする場合に、略同様の操作性が得られるという原理に基づき成立するものである。
成人が1人のみ搭乗した場合における重心の位置(最適重心位置)から伸ばす垂線上に、自転車を操車する者1人と前方座席15の幼児1人の搭乗状態における重心の位置があれば、前輪14に付与される荷重と後輪30に付与される荷重との比は一定(同じ値)となる。
同様にして、この垂線上に、自転車を操車する者1人と後方座席31の幼児1人の搭乗状態における重心位置を配置すれば、前輪14に付与される荷重と後輪30に付与される荷重との比は同じ値となる。つまり、人間の感覚によらずに、操作性の良い条件を見つける一つの目安としては、成人が1人のみ搭乗した場合の重心位置(最適重心位置)から下方に伸ばす垂線上に、各状態における重心位置が配置されるようにするのが望ましいこととなる。このようにすれば、前輪14に付与される荷重と後輪30に付与される荷重との比を、図8(a)、図8(b)、図8(c)の3つの状態のいずれであるかによらず一定とすることができ、操作特性に大きな影響を及ぼすことなく走行が可能となる。
このように、重心位置が垂線上を移動するように、角度θa、角度θb、角度θc、長さLa、長さLb、長さLcの各々を求める具体的な手法を以下に説明する。
成人の1人の体重に相当する、例えば、57kgの錘をサドル25に固着する。そして、自転車のサドル25にワイヤを架けて、自転車を空中に浮かせ、自転車が水平路面を走行すると等価な状態である水平状態となるように、角度θaと長さLaとを調整する。このようにして、最適重心位置を有する自転車をまず実現する。
次に、自転車を操車する者1人と前方座席15の幼児1人の搭乗状態と等価な状態を作る、具体的には、サドル25に固着した57kgの錘に加えて、前方座席15に幼児の体重、例えば、15kgの錘を搭載する。この状態で自転車が水平状態となるように、角度θbと長さLbとを調整する。
次に、自転車を操車する者1人と後方座席31の幼児1人の搭乗状態と等価な状態を作る、具体的には、サドル25に固着した57kgの錘に加えて、後方座席31に幼児の体重、例えば、15kgの錘を搭載する。この状態で自転車が水平状態となるように、角度θcと長さLcとを調整する。
上述した手法により、角度θa、角度θb、角度θc、長さLa、長さLb、長さLcの各々を調整するということは、57kgの錘をサドル25に固着したときの自転車の重心の位置と、サドル25に固着した57kgの錘と前方座席15に15kgの錘を搭載したときの自転車の重心の位置と、サドル25に固着した57kgの錘と後方座席31に15kgの錘を搭載したときの自転車の重心の位置のすべてを垂線上に位置させることと等価であることは明らかである。
また、自転車を空中に浮かせる上述の手法ではなく、2つの重量測定台を用いることによって、より簡単に、角度θa、角度θb、角度θc、長さLa、長さLb、長さLcの各々を求めることもできる。
まず、上述した、自転車を空中に浮かせる方法で、角度θaと長さLaとを調整して、最適重心位置を有する自転車の構成を定める。そして、自転車を空中から下ろし、前輪14に付与される荷重と後輪30に付与される荷重との比である最適重量配分比を計測する。荷重の計測は以下のようにしておこなう。前輪14に付与される荷重を、前輪14を載せた第1の重量測定台を用いて計測し、後輪30に付与される荷重を、後輪30を載せた第2の重量測定台を用いて計測する。
次に、自転車を操車する者1人と前方座席15の幼児1人の搭乗状態と等価な状態を作る、具体的には、サドル25に固着した57kgの錘に加えて、前方座席15に幼児の体重、例えば、15kgの錘を搭載する。この状態で自転車の前輪14に付与される荷重を、第1の重量測定台を用いて計測し、後輪30に付与される荷重を、第2の重量測定台を用いて計測しながら、最適重量配分比となるように角度θbと長さLbとを調整する。
次に、自転車を操車する者1人と後方座席31の幼児1人の搭乗状態と等価な状態を作る、具体的には、サドル25に固着した57kgの錘に加えて、後方座席31に幼児の体重、例えば、15kgの錘を搭載する。この状態で自転車の前輪14に付与される荷重を、第1の重量測定台を用いて計測し、後輪30に付与される荷重を、第2の重量測定台を用いて計測しながら、最適重量配分比となるように角度θcと長さLcとを調整する。このようにして、重量測定台を用いて、角度θa、角度θb、角度θc、長さLa、長さLb、長さLcの各々を求める場合においても、最適重量配分比であれば、垂線上を自転車の重心は移動することとなる。
上述した重心位置を垂線上に配置する方法においては、角度θaと長さLaの組み合わせは無数に存在する。そこで、例えば、サドル25とハンドルレバー12との間の距離が予め定める距離になるように長さLaを設定した後に、角度θaを設定すると一つの組み合わせが選択できる。ここで、サドル25とハンドルレバー12との間の距離を予め定める距離とするということは、自転車を操作する者の腕の長さを考慮して決められるものである。このような決め方をすれば、無理に腕を伸ばし、無理に腕を曲げて、ハンドルレバー12を操作することが避けられる。角度θbと長さLbの組み合わせ、角度θcと長さLcの組み合わせについても同様の決め方ができる。そして、得られた、角度θa、角度θb、角度θc、長さLa、長さLb、長さLcの各々はROMに記憶される。
上述した、図8(a)、図8(b)、図8(c)において、成人の体重を57kgとし、幼児の体重を15kgとしたが、これは、典型例であって、他の体重の場合には、その体重に応じた、角度θa、角度θb、角度θc、長さLa、長さLb、長さLcの各々の値をROMに記憶しておくことができる。
図9は、第1実施例の制御をどのようにおこなうかについてのフローチャートである。図7に示す制御系のブロック図を参照しながら、図9に沿って説明をする。
ステップST10で、CPUは、タイマー割り込みを受け付ける。
処理は所定周期ごとのタイマー割り込み処理とされる。タイマー割り込みとしたのは、制御系が常に一定の特性を有するようにするためであり、周知の技術である。タイマー割り込みの周期は100m秒〜100μ秒程度とされている。
ステップST11で、CPUは、前方座席にのみ幼児が搭乗か否かを判断する。
前方座席にのみ幼児が搭乗していると判断する場合(Yes)には、処理はステップST12に移る。前方座席に幼児が搭乗していると判断しない場合(No)には、処理はステップST14に移る。
前方座席にのみ幼児が搭乗しているという判断(Yesの判断)は、以下のようにしておこなう。
重量信号Sfaと重量信号Sfbとを加算して、その値が、所定閾値、例えば、7kgに対応する値以上であれば、前方座席に幼児が搭乗しているという判断をする。そうでなければ、前方座席に幼児が搭乗していないという判断をする。ここで、7kgを判断の閾値としたのは、7kg未満であれば操作性(操車性)に与える影響は小さいと考えられるためである。
次に、重量信号Sbaと重量信号Sbbとを加算して、その値が、所定閾値、例えば、7kgに対応する値以上であれば、後方座席に幼児が搭乗しているという判断をする。そうでなければ、後方座席に幼児が搭乗していないという判断をする。
以上の2つの判断結果を総合して、前方座席に幼児が搭乗しており、後方座席に幼児が搭乗していないという判断の場合は、前方座席にのみ幼児が搭乗しているという判断(Yesの判断)をする。
それ以外は、前方座席にのみ幼児が搭乗している状態ではないという判断(Noの判断)をする。
ステップST12で、CPUは、角度θbに対応する目標検出値Rθb、長さLbに対応する目標検出値RLb、角度ψbに対応する目標検出値RψbをROMから読み出す。
ROMはルックアップテーブルとして機能する。目標検出値Rθbは、予め定めた角度θbに対応するレゾルバ451dの検出値である。目標検出値RLbは、予め定めた長さLbに対応するレゾルバ441dの検出値である。目標検出値Rψbは、予め定めた角度ψbに対応するレゾルバ271dの検出値である。
ステップST13で、CPUは、目標検出値Rθbとなるように駆動信号Dsを出力し、目標検出値RLbとなるように駆動信号Dnを出力し、目標検出値Rψbとなるように駆動信号Ddを出力する。
具体的には、目標検出値Rθbから現在のレゾルバ451dの検出値を引き算して誤差信号を得て、この誤差信号を電力増幅した駆動信号Dsを出力する。また、目標検出値RLbから現在のレゾルバ441dの検出値を引き算して誤差信号を得て、この誤差信号を電力増幅した駆動信号Dnを出力する。また、目標検出値Rψbから現在のレゾルバ271dの検出値を引き算して誤差信号を得て、この誤差信号を電力増幅した駆動信号Ddを出力する。
ここで、以上の各々の駆動信号の極性は、各々の誤差信号の値が小さくなる極性とされている。つまり、誤差信号が0に収束するフィードバック制御系として構成されている。
そして、ステップST13での処理が終了すると処理はステップST10へ戻る。
このような、ステップST11〜ステップST13までの処理を繰り返して、シートチューブ44とチェンスティ42とのなす角度は、角度θbに収束し、シートポスト24とシートチューブ44との合成した長さは、長さLbに収束し、シートポスト24に対するサドル25の面のなす角度は、角度ψbに収束する。
ステップST14で、CPUは、後方座席にのみ幼児が搭乗か否かを判断する。
後方座席にのみ幼児が搭乗していると判断する場合(Yes)には、処理はステップST15に移る。後方座席に幼児が搭乗していると判断しない場合(No)には、処理はステップST17に移る。
後方座席にのみ幼児が搭乗しているという判断(Yesの判断)は、以下のようにしておこなう。
重量信号Sfaと重量信号Sfbとを加算して、その値が、所定閾値、例えば、7kgに対応する値以上であれば、前方座席に幼児が搭乗しているという判断をする。そうでなければ、前方座席に幼児が搭乗していないという判断をする。
次に、重量信号Sbaと重量信号Sbbとを加算して、その値が、所定閾値、例えば、7kgに対応する値以上であれば、後方座席に幼児が搭乗しているという判断をする。そうでなければ、後方座席に幼児が搭乗していないという判断をする。
以上の2つの判断結果を総合して、後方座席に幼児が搭乗しており、前方座席に幼児が搭乗していないという判断の場合は、後方座席にのみ幼児が搭乗しているという判断(Yesの判断)をする。
それ以外は、後方座席にのみ幼児が搭乗している状態ではないという判断(Noの判断)をする。
ステップST15で、CPUは、角度θcに対応する目標検出値Rθc、長さLcに対応する目標検出値RLc、角度ψcに対応する目標検出値RψcをROMから読み出す。
ROMはルックアップテーブルとして機能する。目標検出値Rθcは、予め定めた角度θcに対応するレゾルバ451dの検出値である。目標検出値RLcは、予め定めた長さLcに対応するレゾルバ441dの検出値である。目標検出値Rψcは、予め定めた角度ψcに対応するレゾルバ271dの検出値である。
ステップST16で、CPUは、目標検出値Rθcとなるように駆動信号Dsを出力し、目標検出値RLcとなるように駆動信号Dnを出力し、目標検出値Rψbとなるように駆動信号Ddを出力する。
具体的には、目標検出値Rθcから現在のレゾルバ451dの検出値を引き算して誤差信号を得て、この誤差信号を電力増幅した駆動信号Dsを出力する。また、目標検出値RLcから現在のレゾルバ441dの検出値を引き算して誤差信号を得て、この誤差信号を電力増幅した駆動信号Dnを出力する。また、目標検出値Rψcから現在のレゾルバ271dの検出値を引き算して誤差信号を得て、この誤差信号を電力増幅した駆動信号Ddを出力する。
ここで、以上の各々の駆動信号の極性は、各々の誤差信号の値が小さくなる極性とされている。つまり、誤差信号が0に収束するフィードバック制御系として構成されている。
そして、ステップST16での処理が終了すると処理はステップST10へ戻る。
このような、ステップST14〜ステップST16までの処理を繰り返して、シートチューブ44とチェンスティ42とのなす角度は、角度θcに収束し、シートポスト24とシートチューブ44との合成した長さは、長さLcに収束し、シートポスト24に対するサドル25の面のなす角度は、角度ψcに収束する。
ステップST17に処理が移ったということは、前方座席にも後方座席にも幼児が搭乗していない状態か、前方座席にも後方座席にも幼児が搭乗している状態のいずれかであるが、第1実施例では、この両者に対して同様の取扱いをする。
ステップST17で、CPUは、角度θaに対応する目標検出値Rθa、長さLaに対応する目標検出値RLa、角度ψaに対応する目標検出値RψaをROMから読み出す。
ROMはルックアップテーブルとして機能する。目標検出値Rθaは、予め定めた角度θaに対応するレゾルバ451dの検出値である。目標検出値RLaは、予め定めた長さLaに対応するレゾルバ441dの検出値である。目標検出値Rψaは、予め定めた角度ψaに対応するレゾルバ271dの検出値である。
ステップST18で、CPUは、目標検出値Rθaとなるように駆動信号Dsを出力し、目標検出値RLaとなるように駆動信号Dnを出力し、目標検出値Rψaとなるように駆動信号Ddを出力する。
具体的には、目標検出値Rθaから現在のレゾルバ451dの検出値を引き算して誤差信号を得て、この誤差信号を電力増幅した駆動信号Dsを出力する。また、目標検出値RLaから現在のレゾルバ441dの検出値を引き算して誤差信号を得て、この誤差信号を電力増幅した駆動信号Dnを出力する。また、目標検出値Rψaから現在のレゾルバ271dの検出値を引き算して誤差信号を得て、この誤差信号を電力増幅した駆動信号Ddを出力する。
ここで、以上の各々の駆動信号の極性は、各々の誤差信号の値が小さくなる極性とされている。つまり、誤差信号が0に収束するフィードバック制御系として構成されている。
そして、ステップST18での処理が終了すると処理はステップST10へ戻る。
このような、ステップST17〜ステップST18までの処理を繰り返して、シートチューブ44とチェンスティ42とのなす角度は、角度θaに収束し、シートポスト24とシートチューブ44との合成した長さは、長さLaに収束し、シートポスト24に対するサドル25の面のなす角度は、角度ψaに収束する。
以上のようにして、前方座席にのみ幼児が搭乗してい状態、後方座席にのみ幼児が搭乗している状態、それ以外の状態(2つの状態があるが区別はしない)と、3つの状態に分類して、この3つの状態のいずれであるかに応じて、サドルの位置を変化させて操車性の向上を図ることができる。なお、ステップST12の処理を経ることなく、直接にROMテーブルから、目標検出値Rθc、目標検出値RLc、目標検出値Rψcを求め、ステップST13の処理をおこなうようにしても良い。同様に、ステップST15の処理を経ることなく、直接にROMテーブルから、目標検出値Rθb、目標検出値RLb、目標検出値Rψbを求め、ステップST16の処理をおこなうようにしても良い。同様に、ステップST17の処理の処理を経ることなく、直接にROMテーブルから、目標検出値Rθa、目標検出値RLa、目標検出値Rψaを求め、ステップST18の処理をおこなうようにしても良い。
なお、ステップST18でサドル25を路面に対して水平にする処理は、基準の位置からのシートチューブ44の回動量が小さい場合には、必ずしも必要とされず、このような場合には、目標検出値Rψaとなるように駆動信号Ddを出力する必要がなく、サドルスティ27を設ける必要もない。
(制御方法の第2実施例)
第1実施例では、自転車を操車する者の体重、前方座席15に着座する子供の体重および着座位置、後方座席31に着座する子供の体重および着座位置は、問題とすることなく、3つの状態によって、目標検出値Rθa、目標検出値Rθb、目標検出値Rθc、目標検出値RLa、目標検出値RLb、目標検出値RLc、目標検出値Rψa、目標検出値Rψb、目標検出値Rψcを求めるようにした。しかしながら、実際には、自転車を操車する者の体重が重くなるほど、子供の体重の操車性に及ぼす影響は小さくなる。また、子供の着座する位置が進行方向前方に移動する程、搭乗者を含めた自転車の重心の位置が前方に移動してしまう。また、子供の着座する位置が進行方向後方に移動する程、搭乗者を含めた自転車の重心の位置が後方に移動してしまう。このような問題を解決するのが第2実施例である。
第2実施例では、以下の、式(1)で表す目標検出値Rθを求める。目標検出値Rθを求めた後、式(2)で表す目標検出値Rψ、式(3)で表す目標検出値RL、を得る。そして、ステップST13と同様にして制御はおこなわれる。ここで、K1、K2は実験から求められる係数、Rθnは子供を乗せないときに設定される目標検出値Rθの値(基準目標値Rθn)、Lnは子供を乗せないときに設定される目標検出値Lの値(基準目標値Ln)、Sdnは、平均的な成人の体重によるサドル重量信号の大きさである。

目標検出値Rθ=
Rθn+K1×(Sdn/Sd)×{(Sba+Sbb)−(Sfa+Sfb)+K2×(Sbb−Sba+Sfb−Sfa)}・・(1)

目標検出値Rψ=Rθ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)

目標検出値RL=RLn{1−Sin(Rθ−Rθn)}・・・・・(3)
式(1)の、K1×(Sdn/Sd)は、サドル重量センサ38で検出する自転車を操車する成人の体重が重いほど、シートチューブ44とチェンスティ42とのなす角度の変更が少なくても良いことを表す項である。(Sba+Sbb)−(Sfa+Sfb)は、後方座席31に着座する子供の体重から前方座席15に着座する子供の体重を差し引いた値であり、この値が大きくなる程、目標検出値Rθの大きさは大きくなる。(Sfb−Sfa)は、前方座席15に着座する子供の体重の後方への移動量を表し、この値が大きくなる程、目標検出値Rθの大きさは大きくなる。(Sbb−Sba)は、後方座席31に着座する子供の体重の後方への移動量を表し、この値が大きくなる程、目標検出値Rθの大きさは大きくなる。式(1)は、厳密解を求めるための式の第1次近似式である。
式(2)は、第1実施例と同様にサドル25を路面に対して水平にするための処理をおこなうためのものである。なお、サドル25を路面に対して水平にする処理は、基準の位置からのシートチューブ44の回動量が小さい場合には、必ずしも必要とされず、このような場合には、サドルスティ27を設ける必要はない。
式(3)は、目標検出値Rθが基準目標値Rθnより大きくなると、サドル25がハンドルレバー12に近づくこととなるが、この近づく距離をサドル25とシートチューブ回動軸48までの距離を減ずることによって相殺する場合の、目標検出値RLの厳密解を求めるための式の第1次近似式である。
実験によって、係数K1、係数K2の値を適切に定め、制御部23で式(1)、式(2)、式(3)を用いて、目標検出値Rθ、目標検出値Rψ、目標検出値RLを求め、フィードバック制御によってこれらの各々の目標値となるように各々のアクチュエータを制御することによって、第1実施例のように条件分岐をせずに、より、精度の高い制御が可能となり、良好な操車特性(操作特性)が得られる。
また、第2実施例の制御方法を採用すれば、前後の座席で幼児たちが動いた(あばれた)としても、その状況を、前位置重量センサと後位置重量センサとによって検出することができる。そして、幼児の動きに応じて、自転車を操車する成人の着座するサドルの位置を変化させることができる。つまり、座席は、前位置重量センサと、後位置重量センサとを有する。これによって、前位置重量センサで検出する荷重と後位置重量センサで検出する荷重との差に応じて、自転車を操車する成人の着座するサドルの位置を、操車性能が向上するように自動的に前後方向、高さ方向に調整することができるので、自転車のふらつき、転倒を防止することができる。
上述した実施形態では幼児用の座席を2つ備える3人乗り自転車について説明をしたが、前方座席のみ、または、後方座席のみを備える場合にも、上述した技術が適用できる。
実施形態の自転車に積載する積載物は幼児に限るものではなく、一般的な荷物としても同様の効果を得ることができる。すなわち、前方に配置した前方積載部は、前方座席に替えて前方荷物籠とすることもできる。また、後方に配置した後方積載部は、後方座席に替えて後方荷物籠とすることもできる。さらに、座席と荷物籠との4つの組み合わせのいかなる組み合わせであっても良い。
1 自転車、 10 ヘッドチューブ、 11 ハンドルポスト、 12 ハンドルレバー、 13 前ホーク、 14 前輪、 15 前方座席、 16 前方座席取付板、 17a 前位置重量センサ、 17b 後位置重量センサ、 19 足台、 20a ペダル、 20b ペダル、 21 チェンスティカバー、 22 電池、 23 制御部、 24 シートポスト、 25 サドル、 26 サドル回動軸、 27 サドルスティ、 28 サドルスティ外筒回動軸、 29 サドルスティ内筒回動軸、 30 後輪、 31 後方座席、 32b 右クランク、 33a 前位置重量センサ、 33b 後位置重量センサ、 34b 右側後部座席支持棒、 34a 左側後部座席支持棒、 35b 右側後部座席支持棒、 35a 左側後部座席支持棒、 36 足台、 37 後方座席取付板、 38 サドル重量センサ、 41 フレーム固定部材、 42 チェンスティ、 42b チェンスティ右部材、 42a チェンスティ左部材、 43 ダウンチューブ、 44 シートチューブ、 45 シートスティ、 46 クランク軸、 47b 右後輪軸受、 47 後輪軸受、 47a 左後輪軸受、 48 シートチューブ回動軸、 49 シートスティ内筒回動軸、 50 シートスティ外筒回動軸、 54 シートポスト長可変アクチュエータ、 62 操作入力部・表示部、 63 センサ部、 64 電力増幅部、 65 電力増幅部、 66 電力増幅部、 241a 回転防止スリット、 241c 溝付軸受、 241b 突出部、 271 サドルスティ外筒、 271e ストッパ、 271c ネジ付回転軸、 271d レゾルバ、 271a 外筒孔、 271b 内筒移動モータ固定部、 272 サドルスティ内筒、 272c 溝付軸受、 272b 突出部、 272a 内筒孔、 441b シートポスト移動モータ固定部、 441a シートポスト回転防止板、 441e ストッパ、 441c ネジ付回転軸、 441d レゾルバ、 451 シートスティ外筒、 451e ストッパ 、451c ネジ付回転軸、 451d レゾルバ、 451a 外筒孔、 451b 内筒移動モータ固定部、 452 シートスティ内筒、 452c 溝付軸受、 452b 突出部、 452a 内筒孔、 453b シートスティ右固定部、 453 シートスティ固定部、 453a シートスティ左固定部











Claims (9)

  1. 前輪を保持するためのヘッドチューブに固着されるダウンチューブおよび後輪を保持するためのチェンスティを有するフレーム固定部と、
    前記フレーム固定部に対してシートチューブ回動軸を中心として回動可能とされるシートチューブと、
    前記シートチューブを回動させるシートチューブアクチュエータと、
    サドルを一端に備え、他端は前記シートチューブに連結されるシートポストと、
    前記シートポストの長さを変化させるシートポスト長可変アクチュエータと、
    前記フレーム固定部に固着された積載部と、
    前記積載部に積載する物の重量を検出する重量センサと、
    前記重量センサで検出する前記積載物の重量に応じて、前記シートチューブアクチュエータと前記シートポスト長可変アクチュエータとを制御する制御部と、を備えることを特徴とする自転車。
  2. 前記シートポストは、前記シートチューブに挿入され、
    前記シートポスト長可変アクチュエータは、前記シートポストの挿入量を変化させることを特徴とする請求項1に記載の自転車。
  3. 前記サドルと前記シートチューブとのなす角度を変化させるサドルアクチュエータを備え、
    前記前記シートチューブの回動量に応じて前記サドルアクチュエータを制御することを特徴とする請求項1に記載の自転車。
  4. 前記積載部は、前記前輪の上方に配されることを特徴とする請求項1に記載の自転車。
  5. 前記積載部は、前記後輪の上方に配されることを特徴とする請求項1に記載の自転車。
  6. 前記積載部は、前記前輪の上方と前記後輪の上方とに配されることを特徴とする請求項1に記載の自転車。
  7. 前記積載部は、幼児用座席であり、前記積載物は幼児であることを特徴とする請求項1に記載の自転車。
  8. 前記積載部は、幼児用座席と、荷物籠の両方からなることを特徴とする請求項1に記載の自転車。

  9. 前記積載部は、幼児用座席であり、前記積載物は幼児であり、
    前記重量センサは、前位置重量センサと後位置重量センサとからなり、
    前記制御部は、前記前位置重量センサから検出される信号と前記後位置重量センサから検出される信号との差に応じて、前記シートチューブアクチュエータと前記シートポスト長可変アクチュエータとを制御することを特徴とする請求項1に記載の自転車。




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