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JP2011010791A - 咀嚼状態認識装置 - Google Patents

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JP2011010791A
JP2011010791A JP2009156615A JP2009156615A JP2011010791A JP 2011010791 A JP2011010791 A JP 2011010791A JP 2009156615 A JP2009156615 A JP 2009156615A JP 2009156615 A JP2009156615 A JP 2009156615A JP 2011010791 A JP2011010791 A JP 2011010791A
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Abstract

【課題】咀嚼時と発話時に検出される検知波形を区別して咀嚼動作を正確に検出し、会話しながらの食事の際にも咀嚼回数を正確に認識することができる。
【解決手段】外耳道内に挿入されて外耳道の変形量を検知する検知部15と、検知部15が検知する変形量を時系列的に取得して、その変形量の時系列データである検知波形を取得する検知波形取得部121と、検知波形の山部のピークの変形量に対する許容変形量を記憶する許容変形量記憶部122と、検知波形の山部が出現する間隔に対する許容間隔を記憶する許容間隔記憶部123と、取得した検知波形から、ピークの変形量が許容変形量以内で、且つ出現する間隔が許容間隔以内である連続する山部を認識し、その山部の個数をカウントする咀嚼動作検出部124とを備える咀嚼状態認識装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、使用者の咀嚼状態を認識する咀嚼状態認識装置に関する。
適切な咀嚼運動は、食物を細かく砕いて消化管による消化を助長する、上下頬骨の発育を促し、顎や脳への血流を促進する、消化吸収を緩慢にして食後に生ずる反応性の低血糖を防止し、食事量を抑制するなど、様々な面から健康に有益である。そのため、咀嚼回数を多くすることが奨励されているが、これを支援する技術も提案されており、例えば特許文献1には咀嚼回数を増やすための咀嚼回数検出装置が開示されている。
特許文献1の咀嚼回数検出装置は、咀嚼による顎関節等の動きを外耳孔等の軟組織を介して検知する検知部を外耳孔等に取り付け、検知部の検知結果に基づいて咀嚼運動を検出する咀嚼運動検出部を設け、前記検知部を、咀嚼による顎関節等の動きに応じた外耳孔等の軟組織の変位に応じて弾性変形する弾性部材と、前記弾性部材の変形を検出するトランスデューサーとを有する構成とし、前記トランスデューサーを圧力センサ、圧電素子、或いはスイッチとするものであり、容易な咀嚼回数の検出や小型化が可能である。
特開2008−48791号公報
ところで、食事は会話をしながら取られることも多いが、特許文献1の咀嚼回数検出装置は、使用者の咀嚼時に検出される検知波形と使用者の発話時に検出される検知波形とを区別する構成が、装置構成上、設けられていない。そのため、咀嚼時のみならず、発話時の弾性部材の変形も咀嚼回数として計測される事態を生じ、会話しながらの食事の際には咀嚼回数を正確に検出できなくなるという不具合がある。
本発明は上記不具合を解消するために提案するものであって、咀嚼時と発話時に検出される検知波形を区別して咀嚼動作を正確に検出し、会話しながらの食事の際にも咀嚼回数を正確に認識することができる咀嚼状態認識装置を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、使用者の咀嚼動作の左右の均等性を検出し、咀嚼時の噛み合わせの状態を認識することができる咀嚼状態認識装置を提供することにある。
本発明の咀嚼状態認識装置は、外耳道内に挿入されて外耳道の変形量を検知する検知部、若しくは耳孔周囲に装着されて耳孔周囲の筋肉の変形量を検知する検知部と、前記検知部が検知する変形量を時系列的に取得して、前記変形量の時系列データである検知波形を取得する検知波形取得部と、前記検知波形の山部のピークの変形量に対する許容変形量を記憶する許容変形量記憶部と、前記検知波形の山部が出現する間隔に対する許容間隔を記憶する許容間隔記憶部と、前記取得した検知波形から、前記ピークの変形量が前記許容変形量以内で、且つ前記出現する間隔が前記許容間隔以内である連続する山部を認識し、前記山部の個数をカウントする咀嚼動作検出部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の咀嚼状態認識装置は、左右両耳の外耳道内に挿入される前記検知部、若しくは左右両耳の耳孔周囲に装着される前記検知部とを有し、前記検知波形取得部を、前記左耳の検知部が検知する変形量の時系列データである第1の検知波形と、前記右耳の検知部が検知する変形量の時系列データである第2の検知波形とを取得する構成とし、対応する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部とが出現する間隔の許容間隔を規定する第1許容間隔を記憶する第1許容間隔記憶部と、対応する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部とが正常に出現する間隔の許容間隔を規定する第2許容間隔を記憶する第2許容間隔記憶部と、前記取得した第1の検知波形と第2の検知波形から、前記第1許容間隔以内に出現し、且つ前記第2許容時間超で出現する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部を認識し、前記認識に基づき咀嚼の異常を認識する咀嚼異常認識部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の咀嚼状態認識装置は、左右両耳の外耳道内に挿入されて外耳道の変形量を検知する検知部、若しくは左右両耳の耳孔周囲に装着されて耳孔周囲の筋肉の変形量を検知する検知部と、前記左耳の検知部が検知する変形量を時系列的に取得して、前記変形量の時系列データである第1の検知波形を取得すると共に、前記右耳の検知部が検知する変形量を時系列的に取得して、前記変形量の時系列データである第2の検知波形を取得する検知波形取得部と、対応する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部とが出現する間隔の許容間隔を規定する第1許容間隔を記憶する第1許容間隔記憶部と、対応する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部とが正常に出現する間隔の許容間隔を規定する第2許容間隔を記憶する第2許容間隔記憶部と、前記取得した第1の検知波形と第2の検知波形から、前記第1許容間隔以内に出現し、且つ前記第2許容時間超で出現する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部を認識し、前記認識に基づき咀嚼の異常を認識する咀嚼異常認識部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の咀嚼状態認識装置は、前記第1許容間隔以内に出現し、且つ前記第2許容時間超で出現する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部の個数の許容個数を記憶する許容個数記憶部と、前記第1許容間隔以内に出現し、且つ前記第2許容時間超で出現する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部の個数が前記許容個数を超える場合に咀嚼の異常を認識する咀嚼異常認識部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の咀嚼状態認識装置は、少なくとも前記検知部が設けられる本体若しくは左右の何れかの本体若しくは左右の本体を耳栓型とし、前記本体に、若しくは前記本体と前記検知部とに前記外耳道へ抜ける孔部を設け、前記孔部の基端側にスピーカを設け、前記スピーカから前記孔部を介して咀嚼状態情報を報知することを特徴とする。
また、本発明の咀嚼状態認識装置は、少なくとも前記検知部が設けられる本体若しくは左右の何れかの本体若しくは左右の本体を耳栓型とし、前記本体に、若しくは前記本体と前記検知部とに前記外耳道と外部とに連通する連通孔を設けることを特徴とする。
また、本発明の咀嚼状態認識装置は、少なくとも前記検知部が設けられる左右の本体を耳栓型とし、一方の本体に、若しくは前記一方の本体と前記検知部とに前記外耳道へ抜ける孔部を設け、前記孔部の基端側にスピーカを設け、前記スピーカから前記孔部を介して咀嚼状態情報を報知すると共に、他方の本体に、若しくは前記他方の本体と前記検知部とに前記外耳道と外部とに連通する連通孔を設けることを特徴とする。
本発明の咀嚼状態認識装置は、ピークの変形量が許容変形量以内で、且つ出現する間隔が許容間隔以内である連続する検知波形の山部を認識し、山部の個数をカウントすることにより、咀嚼時と発話時に検出される検知波形を区別して咀嚼動作を正確に検出し、会話しながらの食事の際にも咀嚼回数を正確に認識することができる効果を有する。
また、第1許容間隔以内に出現し、且つ第2許容時間超で出現する第1の検知波形の山部と第2の検知波形の山部を認識し、その認識に基づき咀嚼の異常を認識することにより、使用者の咀嚼動作の左右の均等性を検出し、咀嚼時の噛み合わせの状態を認識することができる効果を有する。従って、良好な噛み合わせへの矯正に資し、健康増進に寄与することができる。
また、第1許容間隔以内に出現し、且つ第2許容時間超で出現する第1の検知波形の山部と第2の検知波形の山部の個数が許容個数を超える場合に咀嚼の異常を認識することにより、使用者の咀嚼動作の均等性が定常的に異常である場合にのみ、咀嚼時の噛み合わせの異常として認識することができ、より正確に噛み合わせの異常を認識することができる。
また、本体等に外耳道へ抜ける孔部を設け、スピーカから孔部を介して咀嚼状態情報を報知することにより、使用者は通常の食事動作を維持しつつ、咀嚼状態の情報を認識することができると共に、外部に咀嚼状態の情報が報知されることを防止することができる。
また、本体等に外耳道と外部とに連通する連通孔を設けることにより、咀嚼状態認識装置の使用時に、検知部を取り付けた使用者の良好な聴力を確保することができる。
また、本体等に外耳道へ抜ける孔部を設け、スピーカから孔部を介して咀嚼状態情報を報知すると共に、本体等に外耳道と外部とに連通する連通孔を設けることにより、使用者は通常の食事動作を維持しつつ、咀嚼状態の情報を認識することができると共に、外部に咀嚼状態の情報が報知されることを防止することができると同時に、使用者の良好な聴力を確保することができる。
第1実施形態の咀嚼状態認識装置の縦断説明図。 第1実施形態の咀嚼状態認識装置の全体構成図。 検知波形を示す図。 第2実施形態の咀嚼状態認識装置の縦断説明図。 第2実施形態の咀嚼状態認識装置の全体構成図。 第3実施形態の咀嚼状態認識装置の全体構成図。
以下では、本発明の咀嚼状態認識装置の実施形態について図面に基づき説明する。
〔第1実施形態の咀嚼状態認識装置〕
第1実施形態の咀嚼状態認識装置10は、図1に示す耳栓型の形状であり、耳栓型の本体11を有し、本体11の内部には回路部12と、バッテリー13と、出力部に相当するスピーカ14が設けられ、本体11の先端側の小径部には傘状の検知部15が被覆するようにして取り付けられている。本体11には、その基端側に位置するスピーカ14から先端に向かって孔部16が形成され、孔部16と連通するようにして検知部15の中央にも孔部17が形成され、孔部16、17は外耳道へ抜けており、スピーカ14で出力される咀嚼状態情報が孔部16、17を介して使用者の外耳道に至り、使用者に報知されるようになっている。本体11の基端側にはスイッチ18が設けられており、スイッチ18のON/OFFで咀嚼状態認識装置10が駆動制御され、スイッチ18をON状態にすることにより、バッテリー13から回路部12に電源が供給され、回路部12、スピーカ14、検知部15が駆動するようになっている。
咀嚼状態認識装置10は、図2に示すハードウェア構成を有し、検知部15と、検知波形取得部121と、許容変形量記憶部122と、許容間隔記憶部123と、咀嚼動作検出部124と、出力制御部125と、設定個数記憶部126、出力データ記憶部127と、タイマー128と、バッテリー13と、スピーカ14とで構成される。検知波形取得部121、許容変形量記憶部122、許容間隔記憶部123、咀嚼動作検出部124、出力制御部125、設定個数記憶部126、出力データ記憶部127、タイマー128は回路部12に設けられる。
検知部15は、一方の耳の外耳道内に挿入され、外耳道の変形量を時系列的に検知し、検知した外耳道の変形量を検知波形取得部121に出力する。検知部11は、例えばストレインゲージ又は圧電素子等で構成するが、外耳道の変形量を時系列的に検知可能なものであれば適宜である。
検知波形取得部121は、ROM等に記憶された制御プログラムに従って処理を行うCPUやワーキングメモリ等で構成され、検知部15が検知する外耳道の変形量を時系列的に取得し、この変形量に対応する検知波形を取得する。検知波形の例を図3に示す。
許容変形量記憶部122は、ハードディスク等で構成され、検知波形の山部のピークの変形量に対する許容変形量を記憶しており、許容変形量には、上限値及び下限値或いは上限値のみが設定され、例えば2mm〜20mm、好適には2mm〜10mmの適宜数値として設定される。
許容間隔記憶部123は、ハードディスク等で構成され、検知波形の山部が出現する間隔に対する許容間隔を記憶しており、許容間隔には、上限値及び下限値或いは上限値のみが設定され、例えば0.3秒〜2秒、好適には0.5秒〜1秒の適宜数値として設定される。
咀嚼動作検出部124は、ROM等に記憶された制御プログラムに従って処理を行うCPUやワーキングメモリ等で構成され、取得した検知波形から、検知波形の山部のピークの変形量が許容変形量以内で、且つ検知波形の山部の出現する間隔、例えば山部のピークの出現する間隔が許容間隔以内である連続する山部を認識し、認識した山部の個数をカウントする。
出力制御部125は、ROM等に記憶された制御プログラムに従って処理を行うCPUやワーキングメモリ等で構成され、許容個数記憶部126、出力データ記憶部127は、ハードディスク等で構成されており、出力制御部125は、咀嚼動作検出部124で認識された山部の個数が設定個数記憶部126の設定個数未満である場合に、出力データ記憶部127に設定個数未満の場合に対応して記憶されている異常咀嚼情報を抽出し、スピーカ14から異常咀嚼情報を報知する。また、出力制御部125は、咀嚼動作検出部124で認識された山部の個数が設定個数記憶部126の設定個数以上である場合に、出力データ記憶部127に許容個数以上の場合に対応して記憶されている正常咀嚼情報を抽出し、スピーカ14から報知する、或いは許容個数以上である場合に特に出力を行わない。また、タイマー128は、時刻計測を行い、計測した時刻或いは時間が検知波形取得部121など所定の処理部によって使用される。
第1実施形態の咀嚼状態認識装置10で咀嚼状態を認識する際には、使用者は、咀嚼状態認識装置10を左右の何れかの耳に挿入して取り付け、検知部15を外耳道の内壁に当接或いは近接して配置し、咀嚼状態認識装置10のスイッチ18をON状態にして食事する。検知部15は、使用者の食事による外耳道の変形に伴って外耳道の変形量を取得し、検知波形取得部121は、検知部15が検知する外耳道の変形量を時系列的に取得し、この変形量に対応する検知波形を取得する。
そして、咀嚼動作検出部124は、取得した検知波形から、検知波形の山部のピークの変形量(図3のα)が許容変形量以内で、且つ検知波形の山部の出現する時間の間隔、例えば山部のピークの出現する間隔(図3のβ)が許容間隔以内である連続する山部を認識し、認識した山部の個数をカウントする。カウントした山部の個数が設定個数未満である場合には、出力制御部125は、咀嚼回数に関する異常咀嚼情報を抽出してスピーカ14から報知し、カウントした山部の個数が設定個数以上である場合には、出力制御部125は、咀嚼回数に関する正常咀嚼情報を抽出してスピーカ14から報知する。
第1実施形態の咀嚼状態認識装置10は、ピークの変形量が許容変形量以内で、且つ出現する間隔が許容間隔以内である連続する検知波形の山部を認識し、山部の個数をカウントすることにより、咀嚼時と発話時に検出される検知波形を区別して咀嚼動作を正確に検出し、会話しながらの食事の際にも咀嚼回数を正確に認識することができる。また、本体等に外耳道へ抜ける孔部を設け、スピーカから孔部を介して咀嚼状態情報を報知することにより、使用者は通常の食事動作を維持しつつ、咀嚼状態の情報を認識することができると共に、外部に咀嚼状態の情報が報知されることを防止することができる。また、一方の耳だけに咀嚼状態認識装置10を取り付ければよいので、使用者の良好な聴力を確保することができる。
〔第2実施形態の咀嚼状態認識装置〕
第2実施形態の咀嚼状態認識装置10aは、図4に示すように、対応する符号にaを付して示す第1実施形態と同様の、左右の一方の外耳道内に挿入される耳栓型の本体11a、回路部12a、バッテリー13a、スピーカ14a、検知部15a、孔部16a、17a、スイッチ18aを有し、これらの各部は第1実施形態と同様の構成と機能を有する。更に、本実施形態では、本体11aと有線或いは無線で通信可能に接続され、他方の耳の外耳道内に挿入される耳栓型の本体111aを有する。本体111aには、その先端側の小径部に被覆するように取り付けられ、検知部15aと同様の構成を有する検知部151aが設けられており、検知部151aは本体11aのスイッチ18aのON状態で駆動するようになっている。検知部151aには孔部17aと同様の孔部171aが形成され、本体111a内には、孔部17aと連通する位置に外部と連通する孔部161aが形成されており、孔部161a、171aは使用者の外耳道と外部とを連通する連通孔を構成する。
咀嚼状態認識装置10aは、図5に示すハードウェア構成を有し、対応する符号にaを付して示す第1実施形態と同様の、検知波形取得部121a、許容変形量記憶部122a、許容間隔記憶部123a、咀嚼動作検出部124a、出力制御部125a、設定個数記憶部126a、出力データ記憶部127a、タイマー128aを有し、これらの各部は第1実施形態と同様の構成と機能を有する。更に、本実施形態における検知波形取得部121aは、一方の耳の検知部15aが検知する外耳道の変形量を時系列的に取得し、この変形量に対応する第1の検知波形を取得すると共に、他方の耳の検知部151aが検知する外耳道の変形量を時系列的に取得し、この変形量に対応する第2の検知波形を取得する。
また、咀嚼状態認識装置10aは、第1許容間隔記憶部129aと、第2許容間隔記憶部1210aと、咀嚼異常認識部1211aとを備える。
第1許容間隔記憶部129aは、ハードディスク等で構成され、対応する第1の検知波形の山部と第2の検知波形の山部とが出現する間隔の許容間隔を規定する第1許容間隔、換言すれば対応関係を有する第1、第2の検知波形の山部を抽出するための許容間隔である第1許容間隔を記憶している。第1許容間隔には上限値が設定され、例えば0.4秒以内、好適には0.2秒以内として設定される。
第2許容間隔記憶部1210aは、ハードディスク等で構成され、対応する第1の検知波形の山部と第2の検知波形の山部とが正常に出現する間隔の許容間隔を規定する第2許容間隔、換言すれば対応関係を有する第1、第2の検知波形の山部の間隔が正常であるか否かを判定するための許容間隔である第2許容間隔を記憶しており、第2許容間隔には上限値が設定され、例えば0.1秒以内、好適には0.05秒以内として設定される。
咀嚼異常認識部1211aは、ROM等に記憶された制御プログラムに従って処理を行うCPUやワーキングメモリ等で構成され、検知波形取得部121aで取得した第1の検知波形と第2の検知波形から、第1許容間隔以内に出現し、且つ第2許容時間超で出現する第1の検知波形の山部と第2の検知波形の山部を認識し、その認識に基づき咀嚼の異常を認識する。
第2実施形態の咀嚼状態認識装置10aで咀嚼状態を認識する際には、第1実施形態と同様の処理で咀嚼回数による咀嚼状態を認識することに加え、検知波形取得部121aで一方の耳の第1の検知波形と他方の耳の第2の検知波形を取得し、咀嚼異常認識部1211aが、取得した第1の検知波形と第2の検知波形から、第1許容間隔以内に出現し、且つ第2許容時間超で出現する第1の検知波形の山部と第2の検知波形の山部の有無を判定して、該当する対応関係の山部を認識し、その認識に基づき咀嚼の異常を認識する。そして、出力制御部125aは、咀嚼異常認識部1211aで咀嚼の異常が認識された場合に、出力データ記憶部127aに記憶されている噛み合わせに関する異常咀嚼情報を抽出し、スピーカ14aから噛み合わせに関する異常咀嚼情報を報知する。
第2実施形態の咀嚼状態認識装置10aは、第1実施形態と同様の効果を得られると共に、第1許容間隔以内に出現し、且つ第2許容時間超で出現する第1の検知波形の山部と第2の検知波形の山部を認識し、その認識に基づき咀嚼の異常を認識することにより、使用者の咀嚼動作の左右の均等性を検出し、咀嚼時の噛み合わせの状態を認識することができる。従って、良好な噛み合わせへの矯正に資し、健康増進に寄与することができる。また、他方の耳の外耳道に挿入する本体111aに外耳道と外部とに連通する連通孔を設けることにより、咀嚼状態認識装置の使用時に、両耳に検知部11a、111aを取り付けた使用者の良好な聴力を確保することができる。
〔第3実施形態の咀嚼状態認識装置〕
第3実施形態の咀嚼状態認識装置10bは、設定個数記憶部1212bを設けると共に、咀嚼異常認識部1211bが設定個数記憶部1212bの設定個数を用いて処理することのみ第2実施形態の咀嚼状態認識装置10aと相違し、その他の構成は第2実施形態と同様である。咀嚼状態認識装置10bは外形的に図4の構成と同様の構成を有し、また、そのハードウェア構成は図6に示す構成であり、対応する符号にbを付して示す第2実施形態と同様の、検知波形取得部121b、許容変形量記憶部122b、許容間隔記憶部123b、咀嚼動作検出部124b、出力制御部125b、設定個数記憶部126b、出力データ記憶部127b、タイマー128bを有し、これらの各部は第2実施形態と同様の構成と機能を有する。
設定個数記憶部1212bは、ハードディスク等で構成され、第1許容間隔以内に出現し、且つ第2許容時間超で出現する第1の検知波形の山部と第2の検知波形の山部の個数の許容個数を記憶しており、許容個数には上限値が設定され、例えば3個〜5個の適宜個数として設定される。
咀嚼異常認識部1211bは、第1の検知波形と第2の検知波形から、第1許容間隔以内に出現し、且つ第2許容時間超で出現する第1の検知波形の山部と第2の検知波形の山部を認識し、更に、その条件に該当する山部の個数をカウントし、その山部の個数が許容個数を超える場合に咀嚼の異常を認識する。
第3実施形態の咀嚼状態認識装置10bで咀嚼状態を認識する際には、第2実施形態と同様の処理で咀嚼回数による咀嚼状態を認識することに加え、第2実施形態と同様の処理で第1許容間隔以内に出現し、且つ第2許容時間超で出現する第1の検知波形の山部と第2の検知波形の山部を認識し、その条件に該当する山部の個数をカウントし、その山部の個数が許容個数を超える場合に咀嚼の異常を認識する。そして、出力制御部125bは、咀嚼異常認識部1211bで咀嚼の異常が認識された場合に、出力データ記憶部127bに記憶されている噛み合わせに関する異常咀嚼情報を抽出し、スピーカ14bから噛み合わせに関する異常咀嚼情報を報知する。
第3実施形態の咀嚼状態認識装置10bは、第2実施形態と同様の効果を得られると共に、使用者の咀嚼動作の均等性が定常的に異常である場合にのみ、咀嚼時の噛み合わせの異常として認識することができ、より正確に噛み合わせの異常を認識することができる。
〔実施形態の変形例等〕
本明細書開示の発明は、各発明や各実施形態の構成の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものも包含し、下記変形例も包含する。
例えば第1〜第3実施形態における検知部15、15a、151a、15bは、外耳道内に挿入されて外耳道の変形量を検知するものとしたが、特許文献1に記載されているように、耳孔周囲に装着されて耳孔周囲の筋肉の変形量を検知する検知部として用いるようにしてもよい。
また、第2、第3実施形態では一方の耳にスピーカ14a、14bを有する本体11a等を設け、他方の耳に連通孔を設ける構成としたが、双方の耳にスピーカを有する本体を設ける構成、或いは双方の耳に連通孔を有する本体を設ける構成としてもよい。双方の耳に連通孔を設ける構成とする場合には、スピーカ14a等に代えて有機ELディスプレイ等の表示部を本体11aに接続して設け、出力制御部125a等が出力データ記憶部127a等に記憶されている咀嚼に関する異常情報や正常情報を表示部で表示するようにすると好適である。また、第1〜第3実施形態のそれぞれでスピーカ14等に代えて本体11等に接続する表示部を設け、表示部で咀嚼に関する異常情報や正常情報を表示する構成とすることが可能である。
また、各部の物理的な配置構成は適宜であり、例えば回路部12等を本体11等から離れて設けられ、本体11等と有線或いは無線で接続される、表示部を備える別の本体に設ける構成等とすることが可能である。
本発明は、例えば使用者の咀嚼回数等を認識する咀嚼状態認識装置として利用することができる。
10、10a、10b…咀嚼状態認識装置 11、11a、111a…本体 12、12a、12b…回路部 121、121a、121b…検知波形取得部 122、122a、122b…許容変形量記憶部 123、123a、123b…許容間隔記憶部 124、124a、124b…咀嚼動作検出部 125、125a、125b…出力制御部 126、126a、126b…設定個数記憶部 127、127a、127b…出力データ記憶部 128、128a、128b…タイマー 129a、129b…第1許容間隔記憶部 1210a、1210b…第2許容間隔記憶部 1211a、1211b…咀嚼異常認識部 1212b…設定個数記憶部 13、13a、13b…バッテリー 14、14a、14b…スピーカ 15、15a、151a、15b…検知部 16、17、16a、17a、161a、171a…孔部 18、18a…スイッチ

Claims (7)

  1. 外耳道内に挿入されて外耳道の変形量を検知する検知部、若しくは耳孔周囲に装着されて耳孔周囲の筋肉の変形量を検知する検知部と、
    前記検知部が検知する変形量を時系列的に取得して、前記変形量の時系列データである検知波形を取得する検知波形取得部と、
    前記検知波形の山部のピークの変形量に対する許容変形量を記憶する許容変形量記憶部と、
    前記検知波形の山部が出現する間隔に対する許容間隔を記憶する許容間隔記憶部と、
    前記取得した検知波形から、前記ピークの変形量が前記許容変形量以内で、且つ前記出現する間隔が前記許容間隔以内である連続する山部を認識し、前記山部の個数をカウントする咀嚼動作検出部とを備えることを特徴とする咀嚼状態認識装置。
  2. 左右両耳の外耳道内に挿入される前記検知部、若しくは左右両耳の耳孔周囲に装着される前記検知部とを有し、
    前記検知波形取得部を、前記左耳の検知部が検知する変形量の時系列データである第1の検知波形と、前記右耳の検知部が検知する変形量の時系列データである第2の検知波形とを取得する構成とし、
    対応する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部とが出現する間隔の許容間隔を規定する第1許容間隔を記憶する第1許容間隔記憶部と、
    対応する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部とが正常に出現する間隔の許容間隔を規定する第2許容間隔を記憶する第2許容間隔記憶部と、
    前記取得した第1の検知波形と第2の検知波形から、前記第1許容間隔以内に出現し、且つ前記第2許容時間超で出現する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部を認識し、前記認識に基づき咀嚼の異常を認識する咀嚼異常認識部とを備えることを特徴とする請求項1記載の咀嚼状態認識装置。
  3. 左右両耳の外耳道内に挿入されて外耳道の変形量を検知する検知部、若しくは左右両耳の耳孔周囲に装着されて耳孔周囲の筋肉の変形量を検知する検知部と、
    前記左耳の検知部が検知する変形量を時系列的に取得して、前記変形量の時系列データである第1の検知波形を取得すると共に、前記右耳の検知部が検知する変形量を時系列的に取得して、前記変形量の時系列データである第2の検知波形を取得する検知波形取得部と、
    対応する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部とが出現する間隔の許容間隔を規定する第1許容間隔を記憶する第1許容間隔記憶部と、
    対応する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部とが正常に出現する間隔の許容間隔を規定する第2許容間隔を記憶する第2許容間隔記憶部と、
    前記取得した第1の検知波形と第2の検知波形から、前記第1許容間隔以内に出現し、且つ前記第2許容時間超で出現する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部を認識し、前記認識に基づき咀嚼の異常を認識する咀嚼異常認識部とを備えることを特徴とする咀嚼状態認識装置。
  4. 前記第1許容間隔以内に出現し、且つ前記第2許容時間超で出現する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部の個数の許容個数を記憶する許容個数記憶部と、
    前記第1許容間隔以内に出現し、且つ前記第2許容時間超で出現する前記第1の検知波形の山部と前記第2の検知波形の山部の個数が前記許容個数を超える場合に咀嚼の異常を認識する咀嚼異常認識部とを備えることを特徴とする請求項2又は3記載の咀嚼状態認識装置。
  5. 少なくとも前記検知部が設けられる本体若しくは左右の何れかの本体若しくは左右の本体を耳栓型とし、
    前記本体に、若しくは前記本体と前記検知部とに前記外耳道へ抜ける孔部を設け、
    前記孔部の基端側にスピーカを設け、
    前記スピーカから前記孔部を介して咀嚼状態情報を報知することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の咀嚼状態認識装置。
  6. 少なくとも前記検知部が設けられる本体若しくは左右の何れかの本体若しくは左右の本体を耳栓型とし、
    前記本体に、若しくは前記本体と前記検知部とに前記外耳道と外部とに連通する連通孔を設けることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の咀嚼状態認識装置。
  7. 少なくとも前記検知部が設けられる左右の本体を耳栓型とし、
    一方の本体に、若しくは前記一方の本体と前記検知部とに前記外耳道へ抜ける孔部を設け、
    前記孔部の基端側にスピーカを設け、
    前記スピーカから前記孔部を介して咀嚼状態情報を報知すると共に、
    他方の本体に、若しくは前記他方の本体と前記検知部とに前記外耳道と外部とに連通する連通孔を設けることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の咀嚼状態認識装置。
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