JP2011003231A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、記録済み領域の少ない光ディスクに対してスピンアップ処理をする場合であっても遅延が発生することのない光ディスク装置を提供する。
【解決手段】本発明の光ディスク装置は、光ディスクからの反射光を光電変換する光ピックアップを備えている。また、光電変換により得られた電気信号からトラッキングエラー信号又はフォーカスエラー信号を生成する信号生成部を備えている。また、上記信号に基づいて光ピックアップのトラッキング制御又はフォーカス制御を行うサーボ制御部を備えている。またトラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、光ディスクの回転軸から半径方向へ所定距離だけ離れた位置へ光ピックアップを移動させるようサーボ制御部を制御する主制御部を備えている。主制御部は、移動後の位置を基準位置としてトラッキングエラー信号の検出を試行してトラッキング制御を行うようサーボ制御部を制御する。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の光ディスク装置は、光ディスクからの反射光を光電変換する光ピックアップを備えている。また、光電変換により得られた電気信号からトラッキングエラー信号又はフォーカスエラー信号を生成する信号生成部を備えている。また、上記信号に基づいて光ピックアップのトラッキング制御又はフォーカス制御を行うサーボ制御部を備えている。またトラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、光ディスクの回転軸から半径方向へ所定距離だけ離れた位置へ光ピックアップを移動させるようサーボ制御部を制御する主制御部を備えている。主制御部は、移動後の位置を基準位置としてトラッキングエラー信号の検出を試行してトラッキング制御を行うようサーボ制御部を制御する。
【選択図】図3
Description
本発明は、光ディスクの再生又は記録を行う光ディスク装置に関するものであり、特に記録済み領域の少ない光ディスクに対するトラッキング処理の処理精度向上を目的とした光ディスク装置に関する。
近年、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)といった光ディスクが普及し、一般的に用いられるようになっている。そして光ディスクに記録された情報、例えば音声情報や画像情報を読み出して記録/再生するための装置として、光ディスク装置が存在する。広く知られている光ディスク装置としては、例えばCDプレイヤ、DVDプレイヤ、或いはパソコンに接続されるCD−ROMドライブ等があげられる。
光ディスク装置は、光ディスクに対して光ビームを照射して情報の読み取りを行うための光ピックアップ装置を備えている。光ピックアップ装置は、ターンテーブル上に固定されて回転している光ディスクの情報記録面に対して光ビームを照射する。
そして情報記録面からの反射光を光ピックアップ装置内に設けられた光検出器、例えばフォトダイオードによって受光する。そして光検出器により光を電気信号に変換し、得られた電気信号に基づいて光ディスクに記録されている情報を出力する。
光ディスクから正確に情報を読み取るためには、光ビームの光軸を光ディスク上に形成されたピット列の中心に追随させる処理(=トラッキング処理)を行う必要である。これをなすために光ピックアップ装置内には、対物レンズを光ディスクの径方向に駆動させるためのアクチュエータと、アクチュエータの制御を行うトラッキングサーボとが備えられている。
しかしながら光ディスクは、その規格等により記録可能領域の大きさが異なる。例えばショートトラックCD−Rは通常のCDよりも記録可能領域が小さい。このため、DPD(Differential Phase Detection)方式や3ビーム方式でトラッキングエラー信号を検出する光ディスク装置では、未記録領域においてはトラッキングエラー信号が正常に生成されないため、トラックオンに失敗する可能性があるという問題がある。
このため、記録可能領域の小さい光ディスクに対してスピンアップ処理を行う場合、記録済み領域を探索してトラックオンを行う必要がある。また記録可能領域の大きい光ディスクであっても、記録可能領域の大半が未記録領域であり、記録済み領域が小さい場合は、記録済み領域を探索してトラックオンを行う必要がある。しかしこの探索処理には時間がかかるため、結果としてスピンアップ処理に遅延が発生するという問題があった。
上記の問題に関して特許文献1には、光ディスクに追加記録を行う際における光ピックアップの最初の移動過程での所要時間を短縮することを目的とした光ディスク装置が開示されている。この光ディスク装置は、光ディスクの記録済み領域の最外周位置が半径方向の所定位置より外周寄りにある場合に、予めその最外周位置を求め、光ピックアップを最内周側の待機位置からその位置まで最短時間でシークさせるための速度制御情報を作成する。そしてこの速度制御情報を用いて、光ピックアップを記録済み領域の最外周位置へシークさせる。
また上記問題に関して特許文献2には、記録領域が小さい光ディスクを再生する場合に、予備移動に要する時間を短縮する光ディスク装置が開示されている。この光ディスク装置は、最外周位置の近傍と最内周位置の近傍とに光ピックアップを往復移動させる予備移動を行った後、光ピックアップを調整対応エリアに移動さる。光ディスクが交換された場合、予備移動を行うことなく光ピックアップを調整対応エリアに移動させる。また、温度センサにより検出された温度が高くなるのに対応して、予備移動における光ピックアップの往復移動の回数を少なくする。
また上記問題に関して特許文献3には、移動速度変動に関係なく、記録領域の先頭トラックに近いトラックであっても確実にアクセスすることが可能な光学的情報記録再生装置が開示されている。この光学的情報記録再生装置は、光ヘッドをホームポジションから目標トラックにアクセスする場合に、予め決められた所定トラックに光ヘッドを移動させた後、目標トラックに移動させる。
しかしながら上記特許文献1〜特許文献3に開示されている各装置はいずれも、記録済み領域を探索してからトラックオンを行うという点では従来技術と同様である。
本発明の目的は、DPD方式や3ビーム方式でトラッキングエラー信号を検出する光ディスク装置であって、未記録領域が比較的大きい光ディスクに対してトラッキングエラー信号検出処理を行う場合において、検出失敗による処理遅延が発生する確率を低減することが可能な光ディスク装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、光ディスクの記録面に光ビームを照射させる光源、及び前記記録面からの反射光を光電変換する光検出器を備えた光ピックアップと、前記光電変換により得られた電気信号からトラッキングエラー信号又はフォーカスエラー信号を生成する信号生成部と、前記トラッキングエラー信号又はフォーカスエラー信号に基づいて前記光ピックアップのトラッキング制御又はフォーカス制御を行うサーボ制御部とを備えた光ディスク装置において、前記トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、前記光ディスクの回転軸から半径方向へ予め定められた距離だけ離れた位置へ前記光ピックアップを移動させ、前記位置を基準位置として前記トラッキングエラー信号の取得を行うよう前記サーボ制御部を制御する主制御部を備えたことを特徴としている。
この構成によると、本発明の光ディスク装置は、光源により発生された光ビームを光ディスクの記録面に照射させ、その反射光を光検出器により光電変換する光ピックアップを備えている。また、光電変換により得られた電気信号からトラッキングエラー信号又はフォーカスエラー信号を生成する信号生成部を備えている。また、上記信号に基づいて光ピックアップのトラッキング制御又はフォーカス制御を行うサーボ制御部を備えている。また、トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合、例えばスピンアップ処理の開始指示を検知した場合に、光ディスクの回転軸から半径方向へ所定距離だけ離れた位置へ光ピックアップを移動させるようサーボ制御部を制御する主制御部を備えている。さらに主制御部は、移動後の位置を基準位置としてトラッキングエラー信号の検出を試行してからトラッキング制御を開始するようサーボ制御部を制御する。これにより、トラッキングエラー信号の検出成功率が高い位置を基準位置とし、トラックオンの成功率を高めることができる。
また上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、前記主制御部が、前記トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、前記光ディスクの種別を判別し、前記光ディスクの種別がCD(Compact Disc)であると判別された場合に、前記光ディスクの回転軸から半径方向へ予め定められた距離だけ離れた位置へ前記光ピックアップを移動させ、前記位置を基準位置として前記トラッキングエラー信号の取得を行うよう前記サーボ制御部を制御する。
この構成によると、主制御部は、トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、光ディスクの種別を判別するよう、サーボ制御部を制御する。そして光ディスクの種別がCDと判別された場合に、光ディスクの回転軸から半径方向へ所定距離だけ離れた位置へ光ピックアップを移動させるよう、サーボ制御部を制御する。そして移動後の位置を基準位置として、トラッキングエラー信号の検出を試行し、トラッキング制御を開始するようサーボ制御部を制御する。これにより、所定のトラッキング制御方式では未記録領域においてトラックオンできない光ディスク規格であるCDにおいて、トラックオンの成功率を高めることができる。
また上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、前記主制御部が、前記トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、前記光ディスクの回転軸から半径方向へ25ミリメートルの距離から26ミリメートルの距離の範囲内へ前記光ピックアップを移動させ、前記移動後の位置を基準位置として前記トラッキングエラー信号の取得を行うよう前記サーボ制御部を制御する。
この構成によると、主制御部は、トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、光ディスクの回転軸から半径方向へ25ミリメートルから26ミリメートルの範囲内の位置へ光ピックアップを移動させるよう、サーボ制御部を制御する。そして移動後の位置を基準位置としてトラッキングエラー信号の検出を試行し、トラッキング制御を開始するようサーボ制御部を制御する。これにより、半径方向に25ミリメートルの位置からデータ領域が開始され、且つリードアウトエリアが1ミリメートル存在することが規格で定められている光ディスク、例えばCDにおいて、トラックオンの成功率を高めることができる。
また上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、前記主制御部が、前記トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、前記光ディスクの回転軸から半径方向へ予め定められた距離だけ離れた位置へ前記光ピックアップを移動させ、前記位置において前記光ピックアップのフォーカス制御を行うことにより前記位置が記録領域/未記録領域のいずれであるかを判別し、未記録領域であると判別された場合に、前記位置から前記光ディスクの半径方向、且つ内周方向へ予め定められた距離だけ前記光ピックアップを移動させ、前記移動後の位置を基準位置として前記トラッキングエラー信号の検出を行うよう前記サーボ制御部を制御する。
この構成によると、主制御部は、トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、光ディスクの回転軸から半径方向へ所定距離だけ離れた位置へ光ピックアップを移動させるよう、サーボ制御部を制御する。そして移動後の位置でフォーカス制御を行うよう、サーボ制御部を制御する。そしてフォーカスオンの後、この位置が記録領域/未記録領域のいずれであるかを判別する。未記録領域と判別された場合、この位置から内周方向へ所定距離だけ光ピックアップを移動させ、移動後の位置を基準位置としてトラッキングエラー信号の検出を行うよう、サーボ制御部を制御する。これにより、光ピックアップの駆動装置に駆動誤差がある等により未記録領域が基準位置となってしまった場合でも、記録領域へ移動してトラッキングエラー信号の検出を行うことができる。
また上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、前記信号生成部が、DPD(Differential Phase Detection)方式、又は3ビーム方式によりトラッキングエラー信号を生成し、前記サーボ制御部が、前記方式により生成されたトラッキングエラー信号を取得してトラッキング制御を行う。
この構成によると、信号生成部は、DPD方式、又は3ビーム方式によりトラッキングエラー信号を検出する。また主制御部は、上記のいずれかの方式により生成されたトラッキングエラー信号を検出してトラッキング制御を行う。このため、未記録領域においてトラックオンができないトラッキング制御方式であるDPD方式、又は3ビーム方式において、トラックオンの成功率を高めることができる。
本発明によれば、スピンアップ処理の開始時等においてトラッキングエラー信号を検出する位置を、回転軸より半径方向に25ミリメートル〜26ミリメートルの位置に固定している。このため、例えばCDに対してDPD方式、又は3ビーム方式でトラッキングエラー信号を検出する場合のように、未記録領域においてトラッキングエラー信号を検出できない場合であっても、記録領域を探索することなくトラックオンできる。
これにより、サーボ外れが発生する確率を低減できる。また、トラックオン失敗によるリトライ動作が発生する確率を低減できるため、スピンアップ処理の処理時間を短縮することができる。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
〈1.内部構成について〉
〈1.内部構成について〉
図1は、本発明の一実施形態に係るディスクプレイヤ100(=光ディスク装置)を示す構成図である。ディスクプレイヤ100は、光ピックアップ1、信号生成回路21(=信号生成部)、DSP(Digital Signal Processor)31(=サーボ制御部)、再生処理回路32、出力回路33、システムコントローラ41(=主制御部)、ドライバ42、表示部43、操作部44、送りモータ51、及びスピンドルモータ52を備えている。
光ピックアップ1は、光ディスク2に光ビームを照射して、光ディスク2に記録された音声情報、画像情報等の各種情報の読み取りを行う。この光ピックアップ1には、CD用光ビーム、DVD用光ビーム、BD用光ビームが設けられている。なお、光ピックアップ1内部の詳細については後述する。
信号生成回路21は、光ピックアップ1が含む光検出器19(図2)により得られた信号をもとに演算処理を行い、RF信号、フォーカスエラー信号、及びトラッキングエラー信号等の各種信号を生成する。そして生成した各種信号を、DPS31へ出力する。
DSP31は、信号生成回路21より入力したRF信号をもとに画像処理を行う施すことにより画像信号を生成し、再生処理回路32へ与える。再生処理回路は、画像信号を不図示のモニタへ出力するためにD/A変換処理を行う。変換処理により得られた信号は、出力回路33により外部装置へ出力される。
またDSP31は、信号生成回路21より入力したフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号に基づいてサーボ信号を生成する。例えばトラッキングサーボを行うためのトラッキングサーボ信号や、フォーカスサーボを行うためのフォーカスサーボ信号を生成する。生成されたサーボ信号はドライバ42へ与えられる。これにより例えば、光ピックアップ1が含む対物レンズ17(図2)のトラッキング制御やフォーカス制御等が実施される。
システムコントローラ41は、DSP31を介して、光ピックアップ1、送りモータ51、及びスピンドルモータ52等の動作を制御する。なおシステムコントローラ41は、例えば複数のマイクロプロセッサ等の演算処理装置上で所定のプログラムを実行することにより実現される。システムコントローラ41は、操作部44からの情報を受け付けてDSP31に伝送すると共に、DSP31から受けた情報を表示部43に伝送する。
ドライバ42は、DSP31から与えられるサーボ信号等に基づいて、光ピックアップ1、送りモータ51、及びスピンドルモータ52の駆動を制御する。送りモータ51は、光ピックアップ1を光ディスク2の径方向に駆動する。スピンドルモータ52は、光ディスク2を回転方向に駆動する。
〈2.光ピックアップの構成について〉
〈2.光ピックアップの構成について〉
図2は、本発明の一実施形態に係る光ピックアップ1の光学系を示す概略図である。光ピックアップ1は、光ディスク2に対して、光ビームを照射して反射光を受光する。これにより、光ディスク2の記録面に記録されている情報を読み取る。
光ピックアップ1は、第一光源11a(=光源)と、第二光源11b(=光源)と、ダイクロプリズム12と、コリメートレンズ13と、ビームスプリッタ14と、立ち上げミラー15と、液晶素子16と、対物レンズ17と、検出レンズ18と、光検出器19と、アクチュエータ20とを備えている。
第一光源11aは、DVDに対応する650nm帯の光ビームと、CDに対応する780nm帯の光ビームとを出射できるレーザダイオードである。第二光源11bは、BDに対応する405nm帯の光ビームを出射できるレーザダイオードである。
なお、本実施形態では、第一光源11aとして、2種類の波長の光ビームを出射できる二つの発光点を有する2波長一体型のレーザダイオードを用いているが、これに限られる趣旨ではなく、例えば単一の波長の光ビームのみを出射するレーザダイオードを用いても構わない。
ダイクロプリズム12は、DVD用の光ビームを出射する第一光源11aから出射される光ビームを透過し、BD用の光ビームを出射する第二光源11bから出射される光ビームを反射する。そして、第一光源11a及び第二光源11bから出射される光ビームの光軸を一致させる。ダイクロプリズム12において、透過又は反射された光ビームは、コリメートレンズ13に送られる。
コリメートレンズ13は、ダイクロプリズム12を透過した光ビームを平行光に変換する。ここで、平行光とは、第一光源11a及び第二光源11bから出射された光ビームの全ての光路が光軸とほぼ平行である光をいう。コリメートレンズ13で平行光とされた光ビームは、ビームスプリッタ14に送られる。
ビームスプリッタ14は、入射する光ビームを分離する光分離素子として機能し、コリメートレンズ13から送られてきた光ビームを透過して、光ディスク2側へと導くとともに、光ディスク2で反射された反射光を反射して光検出器19側へと導く。ビームスプリッタ14を透過した光ビームは、立ち上げミラー15に送られる。
立ち上げミラー15は、ビームスプリッタ14を透過してきた光ビームを反射して光ディスク2へと導く。立ち上げミラー15は、ビームスプリッタ14からの光ビームの光軸に対して45°傾いた状態となっており、立ち上げミラー15で反射された光ビームの光軸は、光ディスク2の記録面と略直交する。立ち上げミラー15で反射された光ビームは、液晶素子16に送られる。
液晶素子16は、透明電極に挟まれた液晶(いずれも図示せず)に電圧を印加することで、液晶分子がその配向方向を変える性質を利用して、屈折率の変化を制御し、液晶素子6を透過する光ビームの位相の制御を可能とする素子である。
この液晶素子16を配置することによって、光ディスク2の記録面を保護する樹脂層の厚みの違い等によって生じる球面収差の補正が可能となる。液晶素子16を通過した光ビームは対物レンズ17へと送られる。
対物レンズ17は、液晶素子16を透過した光ビームを光ディスク2の記録面上に集光させる。また、対物レンズ17は後述するアクチュエータ20によって、例えば、図2の上下方向及び左右方向に移動可能とされており、フォーカスサーボ信号及びトラッキングサーボ信号に基づいてその位置が制御される。
光ディスク2で反射された反射光は、対物レンズ17、液晶素子16の順に通過し、立ち上げミラー15で反射された後、さらにビームスプリッタ14で反射されて、検出レンズ18によって光検出器19上に設けられる受光素子へと集光される。
光検出器19は、フォトダイオード等の受光素子を用いて受光した光を、電気信号に変換して信号生成回路21へ出力する。光検出器19は例えば四分割された受光領域を備えており、領域毎に個別に光電変換を行って電気信号を出力することが可能である。
アクチュエータ20は、ドライバ42で生成され出力された対物レンズ駆動信号に従って、対物レンズ17を光ディスク2の径方向に移動させる。アクチュエータ20はそれには限定されないが、ここでは、永久磁石(不図示)によって形成される磁界内にコイル(不図示)に駆動電流を流し、ローレンツ力にて対物レンズ17を駆動することができるものであってもよい。
またアクチュエータ20は、対物レンズ17を光ディスク2の記録面に沿う方向に移動させるトラッキング動作の他に、対物レンズ17より照射される光ビームの光軸が揺動するように対物レンズ17を傾動させるチルト動作や、対物レンズ17を光ディスク2に対して接近離反するように移動させるフォーカス動作も行うことができる。
〈3.スピンアップ処理について〉
〈3.スピンアップ処理について〉
次に、本発明の一実施形態に係るスピンアップ処理を、図3のフロー図を用いながら説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係るスピンアップ処理の処理フローを示したフローチャートである。図3に示す本処理は、ディスクプレイヤ100に対する光ディスク2の装着がシステムコントローラ41により検知され、且つスピンアップ処理の実行指示が検知された場合に開始される。
上記の指示を検知したシステムコントローラ41はステップS110において、光ディスク2の所定記録領域より、光ディスク2の種別を識別するための識別情報を読み取るよう、DSP31へ指示する。そして取得した識別情報より、光ディスクの種別、例えばCDやDVDといった種別を判別する。
次にシステムコントローラ41はステップS120において、判別された光ディスクの種別がCDであるか否かにより処理の分岐を行う。CDである場合、次のステップS130へ移行する。CDではない場合、例えばDVDであった場合、それぞれの規格に応じたスピンアップ処理、つまり従来技術と同様のスピンアップ処理を行うため、本処理を終了する。
次にシステムコントローラ41はステップS130において、光ディスク2の回転軸中心から25ミリメートル〜26ミリメートルの範囲内で、光ピックアップ装置1のリゼロ動作を行う。つまり、上記の範囲内に基準位置を設け、基準位置に対して光ピックアップ装置1を移動するよう、DSP31へ指示する。
なお、基準位置への位置調整は、例えば光ピックアップ1からみて光ディスク2の内周方向に設けられた検出スイッチ(不図示)を用いて行う。システムコントローラ41はまず、光ピックアップ1を内周方向へ駆動するようDSP31へ指示する。そして検出スイッチが光ピックアップ1の接触を検出すると、検出通知がシステムコントローラ41へ与えられる。
これを受けたシステムコントローラ41は、ドライバ42に対する制御を停止するよう、DSP31へ指示する。そしてこの状態からシステムコントローラ41は、光ピックアップ1を外周方向へ所定距離だけ駆動させるよう、DSP31へ指示する。これにより、基準位置に光ピックアップ1が位置する状態となる。
次にシステムコントローラ41はステップS140において、光ピックアップ装置1が光ディスク2の記録面に対してフォーカスオンを行うよう、DSP31へ指示する。これを受けたDSP31は、アクチュエータ20の駆動をドライバ42へ指示することにより、対物レンズ17のフォーカス制御を行う。
次にシステムコントローラ41はステップS150において、フォーカスオンがなされた状態で光ディスク2の記録面より情報の読み取りを試行するよう、DSP31へ指示する。そしてステップS160において、試行結果が記録/未記録のいずれの状態を示しているかを判別する。
記録状態を示している場合、トラックオンに成功したとみなし、本処理を終了する。未記録状態を示している場合、システムコントローラ41はステップS170において、読み取り位置を光ディスク2の内周方向へ1ミリメートルだけ移動するよう、DSP31へ指示する。
次にシステムコントローラ41は、ステップS180において、内周方向へ1ミリメートル移動した状態で光ディスク2の記録面より情報の読み取りを行うよう、DSP31へ指示する。そしてステップS190において、得られた読み取り結果が記録/未記録のいずれの状態を示すかを判別する。
記録状態を示している場合、トラックオンに成功したとみなし、本処理を終了する。未記録状態を示している場合、システムコントローラ41はステップS200において、トラックオンが不可能であるとみなし、エラー処理を行った後、本処理を終了する。具体的には例えば、スピンアップ処理を停止した後、読み取り不可を示すメッセージを表示部43に表示する。
以上に説明した本実施形態によれば、スピンアップ処理の開始時において、トラッキングエラー信号を検出する位置を、回転軸より半径方向に25ミリメートル〜26ミリメートルの位置に固定している。このため、例えばCDに対してDPD方式、又は3ビーム方式でトラッキングエラー信号を検出する場合のように、未記録領域においてトラッキングエラー信号を検出できない場合であっても、記録領域を探索することなくトラックオンできる。
従って、サーボ外れが発生する確率を低減できる。また、リトライ動作が発生する確率を低減できる。このため、スピンアップ処理の処理時間を短縮することができる。
また本実施形態によれば、光ピックアップ1を接触検知する検出スイッチの取り付け位置の誤差等により未記録領域に位置してしまった場合でも、一回だけ内周側に1ミリメートルだけ読み取り位置を移動させるため、より確実に記録領域にトラックオンすることが可能である。
[その他の実施の形態]
[その他の実施の形態]
以上、好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
従って本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)上記実施形態では、本発明のスピンアップ処理、及びトラックオン処理に関わる各機能がマイクロプロセッサ等の演算処理装置上でプログラムを実行することにより実現されているが、これら各機能が複数の回路により実現される形態でもよい。
(B)上記実施形態では、リゼロ動作を行い、且つ未記録領域にトラックオンした場合に、内周側に1ミリメートル移動させる動作を一回だけ行っているが、この動作を所定階数繰り返し行う形態でもよい。また移動距離についても1ミリメートルに限定されるものではなく、運用の形態にあわせて適宜変更可能である。
(C)上記実施形態では、本発明のスピンアップ処理を行う光ディスク装置としてディスクプレイヤ100を例示したが、これ以外の光ディスク装置において本発明を実施する形態でもよい。例えば、光ディスクに対して記録を行うCDレコーダにおいて実施する形態でもよい。
(D)上記実施形態では、光ピックアップ1がDPD(Differential Phase Detection)方式によりトラッキングエラー信号を検出しているが、記録/未記録領域に応じてトラッキングエラー信号の検出可/不可が変化する検出方式であれば、これ以外の検出方式において本発明を実施する形態でもよい。例えば、3ビーム方式の光ピックアップ1を備えた光ディスク装置において、本発明を実施する形態でもよい。
100 ディスクプレイヤ(光ディスク装置)
1 光ピックアップ
2 光ディスク
11a 第一光源(光源)
11b 第二光源(光源)
17 対物レンズ
19 光検出器
20 アクチュエータ
21 信号生成回路(信号生成部)
31 DSP(サーボ制御部)
41 システムコントローラ(主制御部)
1 光ピックアップ
2 光ディスク
11a 第一光源(光源)
11b 第二光源(光源)
17 対物レンズ
19 光検出器
20 アクチュエータ
21 信号生成回路(信号生成部)
31 DSP(サーボ制御部)
41 システムコントローラ(主制御部)
Claims (5)
- 光ディスクの記録面に光ビームを照射させる光源、及び前記記録面からの反射光を光電変換する光検出器を備えた光ピックアップと、
前記光電変換により得られた電気信号からトラッキングエラー信号又はフォーカスエラー信号を生成する信号生成部と、
前記トラッキングエラー信号又はフォーカスエラー信号に基づいて前記光ピックアップのトラッキング制御又はフォーカス制御を行うサーボ制御部とを備えた光ディスク装置において、
前記トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、前記光ディスクの回転軸から半径方向へ予め定められた距離だけ離れた位置へ前記光ピックアップを移動させ、前記位置を基準位置として前記トラッキングエラー信号の取得を行うよう前記サーボ制御部を制御する主制御部を備えたこと
を特徴とする光ディスク装置。 - 前記主制御部が、前記トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、前記光ディスクの種別を判別し、前記光ディスクの種別がCD(Compact Disc)であると判別された場合に、前記光ディスクの回転軸から半径方向へ予め定められた距離だけ離れた位置へ前記光ピックアップを移動させ、前記位置を基準位置として前記トラッキングエラー信号の取得を行うよう前記サーボ制御部を制御する、
請求項1に記載の光ディスク装置。 - 前記主制御部が、前記トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、前記光ディスクの回転軸から半径方向へ25ミリメートルの距離から26ミリメートルの距離の範囲内へ前記光ピックアップを移動させ、前記移動後の位置を基準位置として前記トラッキングエラー信号の取得を行うよう前記サーボ制御部を制御する、
請求項1に記載の光ディスク装置。 - 前記主制御部が、前記トラッキングエラー信号の取得指示を検知した場合に、前記光ディスクの回転軸から半径方向へ予め定められた距離だけ離れた位置へ前記光ピックアップを移動させ、前記位置において前記光ピックアップのフォーカス制御を行うことにより前記位置が記録領域/未記録領域のいずれであるかを判別し、未記録領域であると判別された場合に、前記位置から前記光ディスクの半径方向、且つ内周方向へ予め定められた距離だけ前記光ピックアップを移動させ、前記移動後の位置を基準位置として前記トラッキングエラー信号の検出を行うよう前記サーボ制御部を制御する、
請求項1に記載の光ディスク装置。 - 前記信号生成部が、DPD(Differential Phase Detection)方式、又は3ビーム方式によりトラッキングエラー信号を生成し、
前記サーボ制御部が、前記方式により生成されたトラッキングエラー信号を取得してトラッキング制御を行う、
請求項1に記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009144066A JP2011003231A (ja) | 2009-06-17 | 2009-06-17 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009144066A JP2011003231A (ja) | 2009-06-17 | 2009-06-17 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011003231A true JP2011003231A (ja) | 2011-01-06 |
Family
ID=43561080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009144066A Pending JP2011003231A (ja) | 2009-06-17 | 2009-06-17 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2011003231A (ja) |
-
2009
- 2009-06-17 JP JP2009144066A patent/JP2011003231A/ja active Pending
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