JP2011002063A - 動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストの上昇を極力抑えながら、電源ケーブルや制御用ハーネスの損傷を回避し得る拡開部を効率的に形成する。
【解決手段】ケーシング20内に装置全体を貫通する中空部H1を備えた動力伝達装置10において、該動力伝達装置10は、その軸方向端部に、自身の内周面48Aが前記中空部H1の端部を構成する中空の第2キャリヤ(フランジ体)48を備える。第2キャリヤ48の内周面48Aに、開口端に近づくにつれて内径が大きくなる拡開部EP1が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】ケーシング20内に装置全体を貫通する中空部H1を備えた動力伝達装置10において、該動力伝達装置10は、その軸方向端部に、自身の内周面48Aが前記中空部H1の端部を構成する中空の第2キャリヤ(フランジ体)48を備える。第2キャリヤ48の内周面48Aに、開口端に近づくにつれて内径が大きくなる拡開部EP1が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、装置全体を貫通する中空部を備えた動力伝達装置に関する。
ロボットや工作機械等の産業機械においては、装置全体を貫通する中空部を備えた動力伝達装置がよく利用されている。中空部は、モータの電源ケーブルや制御用のハーネス等を通すために用いられる。
特許文献1においては、このような中空部を備えた動力伝達装置を、内歯歯車の内側で外歯歯車が揺動回転する偏心揺動型の減速機構で構成した例が開示されている。この動力伝達装置では、減速装置全体を貫通する中心孔を有する中心管を、内歯歯車又はキャリヤに固定すると共に、この内歯歯車又はキャリヤに固定された中心管の中心孔の端部に、開口端に向けて径が拡大する拡開部を形成している。
この中心管10は、図6に示されるような形状をしており、内周側に前記径が拡大する拡開部10A、外周側に前記内歯歯車又はキャリヤ(図示略)と嵌合するための嵌合面10B、及び円筒部10Cを備えている。「拡開部10Aを形成するための部材」として、このような「中心管10」を組み込むことにより、該中心管10の中を通るケーブルやハーネス(図示略)が、当該中心管10の端部に擦れて摩耗したり損傷したりするのを緩和している。
しかしながら、前記特許文献1に開示されている技術においては、開口端に向けて径が拡大する拡開部10Aが形成されている中心管10を別途用意し、これを内歯歯車又はキャリヤに固定する構成を採用していたため、製造コストが大きく増大するという問題があった。
即ち、再び図6を参照して、この中心管10は、その機能上、開口端に向けて径が拡大する拡開部10Aを有しているため、必然的に、「拡開部10Aの付近のみが半径方向に厚い部材」となっている。また、内歯歯車又はキャリヤに嵌合・固定させるために外周にも複雑な形状の嵌合面10Bを形成する必要がある。そのため、これを、例えば切削等によって製造しようとした場合には、(長く且つ薄い)円筒部10C部分の削り代が非常に多くなって材料の歩留まりが低くなり、加工時間も膨大となる。鍛造と切削等を組み合わせることにより、ある程度形を整えた素材を切削するようにした場合には、製作工数が増大してしまう。また、鋳物で成形する場合には、別途専用の金型を設計・作製しなければならない。即ち、実際に拡開部10Aを有する中心管10を製造しようとした場合には、結果として、少なくないコスト増を招いてしまうというのが実情であった。
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、コスト増を回避しながら、中空部に通された電源ケーブルやハーネス等を有効に保護することのできる動力伝達装置を提供することをその課題としている。
本発明は、装置全体を軸方向に貫通する中空部を備えた動力伝達装置において、該動力伝達装置は、その軸方向端部に、当該動力伝達装置の固定部材または出力部材のいずれかを構成すると共に自身の内周面が前記中空部の端部を構成する中空のフランジ体を備え、且つ、該フランジ体の内周面に、開口端に近づくにつれて内径が大きくなる拡開部が形成されている構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
本発明では、当該動力伝達装置の「フランジ体」を有効に利用する。本発明において「フランジ体」とは、動力伝達装置の軸方向端部に備えられ、当該動力伝達装置の固定部材または出力部材のいずれかを構成する部材である。例えば、該動力伝達装置のケーシングが固定される場合には出力体となり、ケーシング自体が回転する場合には固定体となる部材(ケーシングの回転に対して反力を与える部材)である。このため、いずれの場合でも、このフランジ体は、動力伝達装置の軸方向端部にあって減速後の大きなトルクを扱う部材ということになる。したがって、該フランジ体は、その機能上、軸方向にある程度の厚さを有しており、且つ半径方向にも十分な厚みのある大物部材である。
本発明では、この大物部材であるフランジ体を積極的に利用し、該フランジ体を中空としてその内周面によって(ケーブル等を通す)中空部の端部を直接構成すると共に、該フランジ体の内周面に、開口端に近付くにつれて内径が大きくなる拡開部を形成する。
フランジ体は、大物部材であるため鋳物で成形されることが多い。そのため、成形の際に「拡開部」を合わせて成形してしまえば、(フランジ体の成形と同時に拡開部を形成でき)わざわざ別途の金型を用意する必要が無い。また、仮に切削等によって拡開部を形成する場合であっても、フランジ体は、その機能上、半径方向にも十分な厚みのある素材であることから、その内周側の一部を半径方向に若干削除すれば足りるため、簡易であり且つ材料や加工時間の無駄も少ない。
本発明によれば、コストの上昇を極力抑えながら、電源ケーブルや制御用ハーネスの損傷を回避し得る拡開部を効率的に形成することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例が適用されたロボットの関節駆動装置(動力伝達装置)の断面図である。図2は、図1の矢示II−II線に沿う断面図である。
この関節駆動装置10は、ロボット(全体は図示略)の一部を構成するベース部材12に固定された状態で、ロボットの他の一部を構成する回動部材14を回動可能に支持・駆動するものである。なお、関節駆動装置10が2段目以降の関節駆動に用いられる場合は、ベース部材12は前段の可動部材に相当している。したがって、この場合には、ベース部材12自体も動くことが可能であり、該(動くことが可能な)ベース部材12に対し、回動部材14が相対的に回動することになる。更には、ベース部材、あるいは回動部材という用語は、相対的なものであり、どちらか一方を(固定状態の)ベース部材と見るならば、他方は(回動可能な)回動部材と言えるものであり、また、その逆とも言えるものである。なお、この実施形態において、「回動」とは、同一の方向に回り続けのではなく、「定まった範囲内で回転往復動する」という意味で用いられている。
関節駆動装置10は、ベース部材12上に固定・配置された電源(図示略)と、回動部材14上に固定・配置されたモータ16と、該電源から電力をモータ16に供給するケーブル17と、内接噛合遊星歯車構造の減速機構部18とから主に構成されている。減速機構部18のケーシング20は、ベース部材12にボルト22を介して連結されている。ベース部材12と回動部材14との関係は、上述した通りであるが、この実施形態では、便宜上、ベース部材12が固定状態にあり、したがって、ベース部材12に連結されているケーシング20が固定部材として機能していると見ることにする。
モータ16のモータ軸24の先端にはピニオン26が形成されており、ギヤ28と噛合している。ギヤ28は、スプライン30を介して伝動軸32と連結されている。伝動軸32には伝動ピニオン34が形成されている。伝動ピニオン34は、伝動内歯車36と噛合している。
図2を合わせて参照して、この伝動内歯車36は、前記伝動ピニオン34と噛合すると共に、3個の偏心体軸歯車42A〜42C(42Aのみ図示)とも同時に噛合している。各偏心体軸歯車42A〜42Cは、それぞれ偏心体軸44A〜44Cと一体化されている。偏心体軸44A〜44Cは、後述する(フランジ体である)第1、第2キャリヤ46、48にテーパードローラ軸受50A〜50C、52A〜52C(50A、52Aのみ図示)を介して回転自在に支持されている。偏心体軸44Aは、該偏心体軸44Aの軸心から偏心した偏心体60A、62Aを備える。偏心体軸44Bは、偏心体60B、62B(図2に60Bのみ図示)を備える。偏心体軸44Cは、偏心体60C、62C(図2に60Cのみ図示)を備える。偏心体60A〜60C、62A〜62Cには、それぞれ外歯歯車66、68が嵌合している。外歯歯車66、68の偏心位相差は180°である。
外歯歯車66、68は、内歯歯車72に揺動しながら内接噛合している。外歯歯車66、68の歯数はこの例では118である。内歯歯車72は、ケーシング20と一体化されている。この実施形態では内歯歯車72の内歯はころ状の外ピン74によって構成されている。内歯歯車72の内歯(外ピン74)は、本来120個あるべきであるが、このうち、2つずつが交互に間引いた状態で形成(配置)されている。この構成でも、機構学的な内歯の数は、120である。
ここで、外歯歯車66、68の軸方向両側の端部には、中空の第1、第2キャリヤ(フランジ体)46、48が、軸受78、80を介してケーシング20に回転自在に支持されている。ケーシング20は、ベース部材12とボルト22を介して一体化されている。第1、第2キャリヤ46、48は、キャリヤピン82A〜82F(図2参照)によって連結・一体化されている。前述の回動部材14は、第1キャリヤ46にボルト84を介して連結されている。第1、第2キャリヤ46、48は、外歯歯車66、68の自転を偏心体軸44A〜44Cを介して取り出し可能である。即ち、ケーシング20を固定部材と見る場合には、フランジ体としての第1、第2キャリヤ46、48が、出力部材を構成していることになる。
また、この関節駆動装置10は半径方向中央に軸方向に貫通する中空部H1を有している。本実施形態では、中空部H1は、第2キャリヤ48、後述する円筒パイプ85、及び回動部材14によって構成されている。即ち、第2キャリヤ48は、その内周面48Aが中空部H1の端部を直接構成している。この中空部H1を電源(図示略)から電力をモータ16に供給するためのケーブル17が貫通している。この関節駆動装置10では、電源がベース部材12側に配置されており、モータ16が回動部材14側に配置されている。この配置構成では、いかなる構造で中空部H1を構成したとしても、ケーブル17は、該中空部H1を構成する部材のいずれかの部分と必ず相対回転してしまうことになる。
そこで、この実施形態では、中空部H1の電源が存在する側の第2キャリヤ48の内周面48Aに、開口端に近づくにつれて内径が大きくなる拡開部EP1を形成している。拡開部EP1は、その軸方向長L1より、径方向長R1の方が長い。これは、ケーブル17と第2キャリヤ48の内周面48Aとの接触をできるだけ回避するための構成である。この実施形態では、第2キャリヤ48の内周面48Aのほぼ全体が「拡開部EP1」とされ、該拡開部EP1を含め鋳物で1回の成形によって製造されている。
第2キャリヤ48の内周面(拡開部)48Aの起端には、中空部H1を構成する円筒パイプ(中空部材)85が接続されている。円筒パイプ85は、回動部材14及び第2キャリヤ48に挟持されており、該回動部材14及び第2キャリヤ48との間には、それぞれOリング82、84が介在されている。この円筒パイプ85は、鋼や鋳物によって形成された円筒部材であり、第2キャリヤ48とも、また、回動部材14とも別体で、且つ、その内周部85Aは、面積が均一な(拡開していない)断面を有している(内周面が軸方向に直線状とされている)。前述したように、本実施形態では、第2キャリヤ48、円筒パイプ85、及び回動部材14によって中空部H1が構成されている。
なお、本実施形態では、電源が固定されたベース部材12側の第2キャリヤ48の側にのみ拡開部EP1を形成し、モータ16が固定された回動部材14側には、拡開部は特に形成していない。これは、下記(A)、(B)の理由に因る。
(A)この実施形態では、第2キャリヤ48(及び該第2キャリヤ48と一体に回転する円筒パイプ85)と相対回転のあるベース部材12に電源が固定されているため、(電源と繋がれている)ケーブル17と第2キャリヤ48(及び円筒パイプ85)との間に擦れや磨耗・損傷が発生し易い。よって、拡開部EP1を形成して中空部H1の角を丸める。
(B)この実施形態では、回動部材14にモータ16が固定されているため、(モータ16と繋がれている)ケーブル17と、該回動部材14(及び該回動部材14と一体的に回転する円筒パイプ85)との間には相対回転が無い。よって、ケーブル17と回動部材14とが擦れる恐れは殆どなく、よって回動部材14には拡開部は特に必要ない。
次にこの関節駆動装置10の作用を説明する。
モータ16の動力は、モータ軸24に形成されたピニオン26、該ピニオン26と噛合するギヤ28、該ギヤ28とスプライン30によって連結されている伝動軸32を介して伝動ピニオン34に至る。伝動ピニオン34が回転すると、これと噛合している伝動内歯車36が回転し、更に、該伝動内歯車36と同時に噛合している3個の偏心体軸歯車42A〜42Cに回転が振り分けられ、偏心体軸44A〜44Cが同一方向に同一の回転速度で回転する。この結果、偏心体軸44A〜44C上の偏心体60A〜60Cによって外歯歯車66が内歯歯車72に内接しながら揺動回転する。又、これと同時に、偏心体軸44A〜44Cの偏心体62A〜62Cによって外歯歯車68が前記外歯歯車66と180°の位相差を持って同様に内歯歯車72に内接噛合しながら揺動回転する。
内歯歯車72と外歯歯車66、68との歯数差(本来の内歯歯車72の歯数120と外歯歯車66、68の歯数118との差)は、それぞれ2であるため、外歯歯車66、68が1回揺動を行なうと、その歯数差分だけ外歯歯車66、68は自転することになる。この自転成分が偏心体軸44A〜44Cを介して(フランジ体である)第1、第2キャリヤ46、48に伝達される。
第1、第2キャリヤ46、48及び円筒パイプ85は、ともに一体的に回転する。第1キャリヤ46は、ボルト84を介して回動部材14と一体化されているため、回動部材14は該回動部材14に配置されているモータ16ごと減速された回転速度で回動する。
ケーブル17は、モータ16と連結されているが、ケーブル17、モータ16、及び回動部材14の3者は一体で回動するため、ケーブル17と回動部材14との間には相対回転はほとんど生じることはなく、(回動部材14に拡開部が特に形成されていなくても)基本的にケーブル17の擦れや損傷は生じにくい。
一方、この実施形態では、電源がベース部材12側に固定されているため、電源に繋がっているケーブル17は、特に、第2キャリヤ48との間で相対回転が生じる。しかしながら、この実施形態では、第2キャリヤ48の内周面48Aの全体に、拡開部EP1が形成されており、且つ、ケーブル17には相応の剛性があるため、該内周面48Aとケーブル17とが接触すること自体が効果的に防止される。又、仮に接触したとしても、(内周面48Aに拡開部が形成されていない場合と比べて)その接触圧を激減でき、該ケーブル17の損傷を大きく低減できる。
しかも、第2キャリヤ48の拡開部EP1は、その軸方向長L1よりも径方向長R1の方が長く設定されているため、ケーブル17と内周面48との接触は非常に生じにくくなっている。
また、この実施形態においては、第2キャリヤ48は、元々鋳物で形成されているため、最初から金型を当該拡開部EP1を含めた設計としておくだけで足り、別途の金型の作製は不要である。また、円筒パイプ(中空部材)85は、均一径の(拡開していない)単なる円筒部材であるため、低コストである。このため、(鋳肌面が荒れた場合に、追加加工をすることはあるものの)製造に当たってコストの増大は、極小である。
なお、上記実施形態においては、第2キャリヤ48と回動部材14との間に別途の円筒パイプ(中空部材)85を介在させるようにしていたが、本発明においては、第2キャリヤと回動部材との間をどのような構成で連結するかについては、特に限定されない。
例えば、図3に示されるように、該パイプ87の内周部87Aの一部を、第2キャリヤ89の内周面89Aによって形成されている拡開部EP2を延長した拡大拡開部EP3の形状とすることもできる。この場合は、大きな曲率半径の拡開部EP2、EP3を容易に構成できる。なお、その他の構成は先の実施形態と同様であるため、図中で同一又は類似する機能を有する部位に同一符号を付すに止め、重複説明を省略する。他の実施形態でも同一又は類似する機能を有する部位には同一符号を付すものとする。
更に、例えば、図4に示されるように、回動部材90側から中空部H3を構成する円筒部90Fを一体的に突出させるようにしてもよい。この例では、回動部材90は、鋳物で形成されているため、該回動部材90の金型に対して当該円筒部90Fを含めた部材が形成されるように設計変更することにより、製造コストや製造工数を増大させることなく、該円筒部90Fを含めた回動部材90を製造することができる。また、円筒部90Fが回動部材90と一体化されており、且つOリング84も1個で済むため、部品点数を削減することもできる。
また、例えば、図5に示されるように、第2キャリヤ92側から中空部H4を構成する円筒部92Fを一体的に突出させるようにしてもよい。この場合も、第2キャリヤ92は、鋳物で形成されているため、該第2キャリヤ92の金型に対して円筒部92Fを含めた部材が形成されるように設計変更することにより、製造コストや製造工数を増大させることなく、該円筒部92Fを含めた第2キャリヤ92を製造することができる。また、この例でも、円筒部92Fの内周部92F1の一部を、第2キャリヤ92の内周面92Aによって形成されている拡開部EP4を延長した拡大拡開部EP5の形状とすることもできる。更に、円筒部92Fは第2キャリヤ92と一体化されており、且つOリング82も1個で済むため、部品点数を削減することもできる。
なお、この図5に示された関節駆動装置94は、伝動内歯車(36)を有していない。即ち、モータ16の動力は、モータ軸24に形成されたピニオン26、該ピニオン26と噛合するギヤ28に伝達された後、スプライン30を介して、直接3本ある偏心体軸94A〜94C(94A、94Bのみ図示)のうちの1本の偏心体軸94Aに伝達される。外歯歯車66、68は、この1本の偏心体軸94Aの偏心体96A、98Aによって揺動される。他の2本の偏心体軸94B、94Cは、外歯歯車66、68の揺動によって回転され、従動偏心体軸として機能している。即ち、外歯歯車66、68は、結果として偏心体軸94Aのみから駆動力を得、3本の偏心体軸94A〜94Cによって支持されながら揺動する。
外歯歯車66、68の揺動によって内歯歯車72との間で発生する相対回転により、外歯歯車66、68が自転し、この自転成分を、偏心体軸94A〜94Cを介して第1、第2キャリヤ(フランジ体)46、92から取り出す減速原理は先の実施形態と同様である。
本発明は、このように、減速機構そのものの構成は、特に限定されない。この図5の例のように、第2キャリヤと中空部材とを一体化する構成を図1〜図4までの伝動内歯車を有する構成の減速機構に適用することも可能である。また、掲げられた構成以外の減速機構の動力伝達装置であっても、ケーシング内に装置全体を軸方向に貫通する中空部を備えており、且つ、その軸方向端部に、自身の内周面が前記中空部の端部を構成する中空のフランジ体を備えているような構成の動力伝達装置であれば本発明を適用可能であり、相応の効果が得られる。
また、本発明では、前述した実施形態のように、例えばフランジ体が動力伝達装置の軸方向両側にあったとしても、必ずしも両方のフランジ体に拡開部を設ける必要はなく、状況に応じ、片側のフランジ体のみに拡開部を設けるだけにしてもよい。フランジ体自体が片側にしか存在しないときは、当然、当該片側のフランジ体にのみ設けられることになる。
更に、ケーシングとフランジ体は、いずれが固定でいずれが可動とされていてもよいことは、既に述べたが、実際、フランジ体側が固定で、ケーシング側が回転するいわゆる枠回転タイプの動力伝達装置にも本発明は適用できる。この場合でも、駆動源であるモータは、必ずいずれかの側に配置されることになるため、その電源ケーブルが中空部を通っていると、(たとえ中空部を構成しているフランジ体は不動でも、モータ自体がケーシングと共に回動する際に捩れたケーブルが該中空部の内周面と擦れるという現象が生じる。したがって、このような枠回転構造の動力伝達装置においても、本発明を適用することによって相応の効果を得ることができる。
また、本発明の適用対象も上記例に限定されるものではなく、モータ以外、あるいは電源のケーブル以外の対象物、例えばエアシリンダ用のエアのホースや各種機械のセンサの配線等を通す中空部を有する動力伝達装置にも本発明を適用することができる。
例えば、ロボットや工作機械等の産業機械の動力伝達装置として適用可能である。
12…ベース部材
14…回動部材
16…モータ
17…ケーブル
28…ギヤ
30…スプライン
32…伝動軸
34…伝動ピニオン
36…伝動内歯車
36A…軸部
44A〜44C…偏心体軸
46、48…第1、第2キャリヤ(フランジ体)
48A…内周面
EP1…拡開部
60A〜60C、62A〜62C…偏心体
85…円筒パイプ(中空部材)
H1…中空部
14…回動部材
16…モータ
17…ケーブル
28…ギヤ
30…スプライン
32…伝動軸
34…伝動ピニオン
36…伝動内歯車
36A…軸部
44A〜44C…偏心体軸
46、48…第1、第2キャリヤ(フランジ体)
48A…内周面
EP1…拡開部
60A〜60C、62A〜62C…偏心体
85…円筒パイプ(中空部材)
H1…中空部
Claims (6)
- 装置全体を軸方向に貫通する中空部を備えた動力伝達装置において、
該動力伝達装置は、その軸方向端部に、当該動力伝達装置の固定部材または出力部材のいずれかを構成すると共に自身の内周面が前記中空部の端部を構成する中空のフランジ体を備え、且つ
該フランジ体の内周面に、開口端に近づくにつれて内径が大きくなる拡開部が形成されている
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1において、
前記拡開部の軸方向長より、径方向長の方が長い
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1または2において、
前記中空部の一部を構成する中空部材が、前記フランジ体の前記拡開部の起端に接続されている
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項3において、
該中空部材の内周が、拡開していない
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1または2において、前記中空部の一部を構成する中空部材が、前記フランジ体と一体に延在され、且つ該中空部材の内周の一部が前記拡開部を延長した形状とされている
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1〜5のいずれかにおいて、
前記フランジ体が鋳物で形成されている
ことを特徴とする動力伝達装置。
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