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JP2011000894A - 制御装置及び制御方法 - Google Patents

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JP2011000894A JP2009142855A JP2009142855A JP2011000894A JP 2011000894 A JP2011000894 A JP 2011000894A JP 2009142855 A JP2009142855 A JP 2009142855A JP 2009142855 A JP2009142855 A JP 2009142855A JP 2011000894 A JP2011000894 A JP 2011000894A
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Abstract

【課題】制御プログラムの更新処理のための充分な時間を確保しながらも、著しい補機バッテリの電力量低下を招くことなく、確実に制御プログラムの更新処理が可能なプラグイン充電車両を提供する。
【解決手段】車両外部の電源から充電ケーブル300を介して供給される電力により蓄電装置150を充電制御するシステム制御装置10と、車両外部から送信される更新用の制御プログラムを受信して記憶部15dに記憶する通信制御装置15と、車両を制御する複数の制御装置11,12,13とを備え、各制御装置がネットワーク接続されているプラグイン充電車両1であって、システム制御装置により充電ケーブルの接続が検知され、プログラム更新指令が出力されると、通信制御装置から更新対象となる制御装置に制御プログラムが送信され、更新対象となる制御装置により制御プログラムの更新が実行されるプラグイン充電車両。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両外部の電源から充電ケーブルを介して車両に供給される電力に基づいて、蓄電装置を充電するプラグイン充電車両、システム制御装置、通信制御装置及び制御装置に関する。
近年、環境に配慮した車両として、電気自動車やハイブリッド車等が注目されている。これらの車両には、走行駆動力を発生する電動機と、その電動機に供給される電力を蓄える高圧の蓄電装置とが搭載されている。ハイブリッド車には、動力源として電動機とともに内燃機関がさらに搭載されている。
ハイブリッド車には、電動機、内燃機関の駆動制御を実行する駆動制御用の複数の電子制御装置(Electric Control Unit)(以下、「ECU」と記す。)が搭載されている。
各ECUには、単一または複数のCPUと、CPUで実行される制御プログラムや制御データが格納されたフラッシュROM(登録商標)と、CPUのワーキングエリアとして使用されるRAMなどが備えられ、制御プログラムなどに仕様変更などが発生した場合に備えて、制御プログラムの書き換えが可能なように構成されている。
特許文献1に記載されているように、従来、制御プラグラムの書き換え処理が必要な場合には、エンジンやモータの駆動、或いは車両の各部を制御するECUに不正にプログラムの書換え処理が実施されないように、サービス工場に車両を持ち込み、ツールなどを使用して制御プログラムの書き換え処理を実行していた。また、駆動制御用ECUの制御プログラム等の書き換え処理を実行する場合であっても、車両をアイドリング状態に設定して書き換え処理を実行していた。
しかし、サービス工場で制御プログラムなどの書き換え処理を実行する場合には、ユーザがサービス工場に出向く手間があり、また、書き換え処理の完了までの待ち時間が生じるなど煩雑であった。
そこで、通信回線を介して受信した書き換え用の制御プログラムなどで、プログラムの書き換え処理が実行されるようになれば、サービス工場に出向くことなく、煩雑さが低減される。
特許文献2には、不揮発性メモリの書き換え可能な領域に格納されている車載機器を制御するための制御プログラム及び制御データの少なくとも一方が無線通信によって外部から得られる書き換え用のデータに基づき書き換え可能に構成され、前記制御プログラム及び制御データの少なくとも一方の書き換えに際して前記書き換え用のデータが一時的に格納される記憶手段と、該記憶手段に格納された書き換え用のデータの適正性を判断する判断手段と、該判断手段により前記記憶手段に格納されている書き換え用のデータが適正であることが判断されることを条件に、同書き換え用のデータを用いて前記制御プログラム及び制御データの少なくとも一方を書き換える書換制御手段と、設定されたタイマ時間に到達すると車載制御装置を自動起動させるソークタイマとを備え、車両の状態が制御プログラム及び制御データの少なくとも一方の書き換えに適した状態にあるか否かの判定を行い、車両の状態が書き換えに適した状態にあると判定されることを条件に該記憶手段に格納されている制御プログラム及び制御データの少なくとも一方の書き換えを開始する車載制御装置が提案されている。
特許文献2に記載の車載制御装置は、ソークタイマにより設定したタイマ時間になると自動起動されて、書換制御手段により書き換え用のデータが適正であり、車両の状態がデータの書き換えに適した状況にあると判断されると、プログラムの書き換え処理が実行される。
尚、車両の状態がデータの書き換えに適した状況とは、「車載エンジンの運転停止に伴ってその回転数が「0」となった時刻から予め設定された時間が経過していること、及び車載バッテリの電圧が予め設定されている下限値以上であること」と記載されている。
特開2007−237905号公報 特開2007−11734号公報
特許文献2によれば、プログラムの書き換え処理(更新処理)が実行される場合には、プログラムの更新処理が実行されるのに充分な所定のバッテリ残量を確保しておく必要があり、また、エンジンが所定の時間以上停止している必要がある。
しかしながら、例えば、車両に搭載されたECUに電力を供給するバッテリである補機バッテリの残量が所定量に満たない場合には、今回のプログラムの更新処理を中断して、次にプログラムの更新処理に適した状況になった時に再度更新処理を実行するため、プログラムの更新処理の実行機会が減少し、プログラムの更新処理が確実に実行される保障がないという問題がある。
また、エンジンが所定の時間以上停止している場合であっても、例えば、一時的な停車中に書き換えに適した状況が成立した書き換え処理の実行中には、車両を発進させる必要が生じても、ユーザは書き換え処理が完了するまで車両の走行操作ができなくなるという問題がある。
近年では、上述したハイブリッド車等に加え、車両の駆動用の蓄電装置を一般家庭の電源から直接充電するプラグイン車が開発されつつある。このような車両には、従来より多くのECUが搭載され、それに伴い制御プログラムの更新機会が増大すると予想される。
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、制御プログラムの更新処理のための充分な時間を確保しながらも、著しい補機バッテリの電力量の低下を招くことなく、確実に制御プログラムの更新処理が可能なプラグイン充電車両、システム制御装置、通信制御装置及び制御装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、車両外部の電源から充電ケーブルを介して供給される電力により蓄電装置を充電制御するシステム制御装置と、車両外部から送信される更新用の制御プログラムを受信して記憶部に記憶する通信制御装置と、車両を制御する複数の制御装置とを備え、各制御装置がネットワーク接続されているプラグイン充電車両であって、システム制御装置により充電ケーブルの接続が検知され、プログラム更新指令が出力されると、通信制御装置から更新対象となる制御装置に制御プログラムが送信され、更新対象となる制御装置により制御プログラムの更新が実行される点にある。
上述の構成によれば、システム制御装置により充電ケーブルの接続が検知されて充電制御処理が実行され、プログラム更新指令が出力されると、通信制御装置から更新対象となる制御装置に制御プログラムを送信されて、更新対象となる制御装置の制御プログラムが更新されるので、充電制御処理中には走行時と比較して駆動される制御装置が少ないために制御プログラムの更新を安全な状態で実行することができ、また、補機バッテリの充電状態が安定した状態で制御プログラムの更新が実行できるようになる。
以上説明した通り、本発明によれば、制御プログラムの更新処理のための充分な時間を確保しながらも、著しい補機バッテリの電力量の低下を招くことなく、確実に制御プログラムの更新処理が可能なプラグイン充電車両、システム制御装置、通信制御装置及び制御装置を提供することができるようになった。
プラグインハイブリッド車の全体概略構成図 制御装置と蓄電装置への充電系統を示す概略図 充電ケーブルとシステム制御装置との信号接続を示す回路図 システム制御装置が実行する充電制御を示すタイミングチャート プログラム更新処理の説明図 システム制御装置により実行される制御プログラムの更新処理のフローチャート 通信制御装置により実行される制御プログラム受信処理のフローチャート 通信制御装置により実行される制御プログラムの更新処理のフローチャート 制御装置により実行される制御プログラムの更新処理のフローチャート
以下、本発明によるプラグイン充電車両、システム制御装置、通信制御装置、及び制御装置の実施形態について説明する。
図1、及び図2に示すように、車両外部の電源から車両に搭載された高圧の蓄電装置を直接充電することが可能なプラグイン車の一例であるハイブリッド車1(以下、「プラグインハイブリッド車」と記す。)は、車両のシステムを統括制御し、車両外部の電源から充電ケーブル300を介して供給される電力により蓄電装置を充電制御するシステム制御装置であるプラグインハイブリッドビークルECU(以下、「PIHV−ECU」と記す。)10が搭載され、PIHV−ECU10により制御されて車両を制御する複数の制御装置(EUC)、また、動力源として内燃機関(エンジン)及び二つの電動機(第1MG(Motor Generator)110、第2MG(Motor Generator)120)が備えられている。
PIHV−ECU10を含めた各ECUには、単一または複数のCPUと、CPUで実行される制御プログラム及び制御データ(以下、「制御プログラム」と記す。)が格納された書換え可能な半導体メモリであるフラッシュROM(登録商標)と、制御情報が格納されCPUのワーキングエリアとして使用されるRAMと、入出力回路とを備え、バス型ネットワークであるCAN(Controller Area Network)用のインタフェース回路(以下、「CAN−I/F」と記す。)等を備え、各ECUは、CAN−I/Fを介してCAN通信線(以下、「CAN」と記す。)で接続され、ECU間で必要な各種の制御情報がCANを介して授受されるように、ネットワーク接続されて構成されている。
各ECUは、補機バッテリ20から供給されるDC12V程度の直流電圧から所定レベルの制御電圧(例えば、DC5V)を生成するレギュレータを備え、当該レギュレータの出力電圧がCPU等の制御回路に供給されるように構成されている。即ち、各ECUは、補機バッテリ20から給電されて駆動し、それぞれ所期の制御動作が実行される。
エンジンECU(以下、「ENG−EUC」と記す。)11は、CANを介して出力されるPIHV−ECU10の制御指令に基づいて、内燃機関(エンジン)を制御する。
モータECU(以下、「MG−ECU」と記す。)12は、CANを介して出力されるPIHV−ECU10からのアクセルペダルの踏み込み量などに応じた制御指令に基づいて、第1MG(Motor Generator)110及び第2MG(Motor Generator)120を制御する。
さらに、例えば、車両に搭載された蓄電装置150を充電制御する充電ECU(以下、「CHG−ECU」と記す。)13、タッチパネルなどの表示部を制御するナビゲーション装置であるナビゲーションECU(以下、「NAVI−ECU」と記す。)15の他、盗難防止機能を実現する防盗ECU等のECUが搭載されている。
パワートレーン系ECUである上述した各ECU11,12,13,15は、給電系統31に接続され、給電線30に介装された給電リレーRY1を介して補機バッテリ20の電力が供給されて起動するように構成されている。
給電線30には、給電リレーRY1以外にも複数の給電リレーRY2,RY3が介装され、車両のシステムスイッチとして機能する電源スイッチIGSWの操作状態に応じて各給電リレーRY1,RY2,RY3が制御されるように構成され、各給電リレーが介装された給電系統には、電源スイッチIGSWの操作状態に応じて起動されるべきECUが接続されている。
例えば、駆動制御用ECU及びCHG−ECU13は、給電リレーRY1を介して補機バッテリ20から給電されており、給電リレーRY2が設けられた各給電系統にはヘッドライトを制御するECU、給電リレーRY3が設けられた給電系統にはエアコンディショナを制御するECUなどが接続されている。
PIHC−ECU10は、例えば、電源スイッチSWの操作状態に応じたシステムの稼動状態つまり電源ポジションを、RAM10b(図5参照)に電源ポジションデータとして記憶管理し、当該電源スイッチIGSWの操作エッジの入力に応じて電源ポジションを遷移させる。当該電源ポジションデータは、車両の制御に関する情報として記憶されている。
電源スイッチIGSWが操作されずシステム停止状態である場合には、電源ポジションは「OFF」に設定されており、このとき、各給電リレーRY1,RY2,RY3はオフされている。
この状態で電源スイッチIGSWが一度操作されると、PIHV−ECU10は、電源ポジションを「ACC」に遷移させ、給電リレーRY3をオンにし、その後、電源スイッチIGSWが再度操作されると、PIHV−ECU10は、電源ポジションを「IG−ON」に遷移させ、さらに給電リレーRY2をオンにする。
電源ポジションが「IG−ON」の状態で、PIHV−ECU10にブレーキペダルの操作信号が入力されるとともに電源スイッチIGSWが一度操作されると、PIHV−ECU10は、電源ポジションを「HV起動」に遷移させ、さらに給電リレーRY1をオンにする。
電源ポジションが「HV起動」の状態で、PIHV−ECU10はシステムチェックを実行し、走行条件が成立すると、車両の走行制御可能な状態である電源ポジションの「Ready−ON」に遷移させるように構成されている。
電源ポジションが「Ready−ON」の状態で、PIHV−ECU10は、システムメインリレーSMRを閉じ、運転者のアクセル操作等に基づいてMG−ECU12及び必要に応じてENG−ECU11を制御して車両を走行制御する。
電源ポジションが「OFF」の状態で、ブレーキペダルの操作信号が入力されるとともに電源SWが一度操作されると、PIHV−ECU10は、電源ポジションを「HV起動」に遷移させ、給電リレーRY1、RY2、RY3をオンにし、システムチェックが完了して走行条件が成立すると、電源ポジションを「Ready−ON」に遷移させる。
電源ポジションが「IG−ON」、「HV起動」、「Ready−ON」の何れの状態で電源スイッチIGSWが一度操作された場合であっても、PIHV−ECU10は、電源ポジションを「OFF」に遷移させ、各ECUのシャットダウン処理を促すとともに、全ての給電リレーRY1、RY2、RY3をオフにして車両のシステムが停止するように制御する。
尚、シャットダウン処理とは、イグニッションスイッチIGSWのオフに伴って、駆動中の各種のアクチュエータの停止処理や、制御データのメモリへの退避処理等をいい、例えばエンジンECU11であれば、エンジンの停止処理、空燃比等の各種の学習データを含むエンジン制御用のデータの不揮発性メモリへの退避処理をいう。各ECUには、必要に応じて補機バッテリ20から常時給電されるSRAM、または読み書き可能な不揮発性メモリであるEEPROM等がバックアップ用メモリとして搭載されているのである。
RAMに記憶された、例えば電源ポジションデータなどの制御に関する情報は、電源スイッチIGSWがオフされた場合等、各ECUに搭載されたCPUへの給電が停止する前に行われるシャットダウン処理により、車両に備えられたEEPROM等の不揮発性メモリに退避される。
プラグインハイブリッド車1は、エンジン及び第2MG120の少なくとも一方からの駆動力によって走行可能なように、エンジン、第1MG110及び第2MG120が動力分割機構に連結されている。
第1MG110及び第2MG120は、交流回転電機で構成され、例えば、U相コイル、V相コイル及びW相コイルを備える三相交流同期回転機が用いられる。
動力分割機構は、サンギヤと、ピニオンギヤと、キャリアと、リングギヤとを含み、ピニオンギヤがサンギヤ及びリングギヤと係合する遊星歯車機構で構成されている。
ピニオンギヤを自転可能に支持するキャリアがエンジンのクランクシャフトに連結され、サンギヤが第1MG110の回転軸に連結され、リングギヤが第2MG120の回転軸及び減速機に連結され、エンジン、第1MG、及び第2MGとの間で動力が分配されている。
プラグインハイブリッド車1には、エンジン100の駆動力によって第1MG110で発電された電力、及び、車両の制動時等に減速機140を介して駆動輪160により駆動される第2MG120の制動エネルギーにより発電された電力によって、充電される蓄電装置150と補機バッテリ20が搭載されている。
蓄電装置150は、例えばニッケル・水素電池等の二次電池で構成されたDC280V程度の高圧バッテリであり、充電ケーブル300及び電力変換部40,41を介して車両の外部電源から供給される交流電力により充電可能に構成されている。
蓄電装置150は、PIHV−ECU10により制御されるシステムメインリレーSMRを介して、所定の直流電圧に調整するための昇降圧コンバータ200に接続され、昇降圧コンバータ200の出力電圧が第1インバータ210及び第2インバータ220で交流電圧に変換された後に、第1MG110及び第2MG120に印加されるように構成されている。
第1インバータ210は、昇降圧コンバータ200から供給される直流電力を交流電力に変換して第1MG110へ供給し、或は、第1MG110により発電された交流電力を直流電力に変換してコンバータ200へ供給する。
第2インバータ220は、昇降圧コンバータ200から供給される直流電力を交流電力に変換して第2MG120へ供給し、或は、第2MG120により発電された交流電力を直流電流に電力してコンバータ200へ供給する。
補機バッテリ20は、例えば鉛蓄電池等の二次電池で構成されたDC12V程度の低圧バッテリであり、蓄電装置150の出力電圧をDC/DCコンバータ21により降圧して充電可能に構成されている。
PIHV−ECU10は蓄電装置150の温度、電流、電圧を検知する各種センサを介して蓄電装置150の温度、電流及び電圧情報を受信すると、制御に関する情報の一部として記憶管理し、蓄電装置150の充電状態(以下、「SOC(State Of Charge)」と記す。)を監視する。
蓄電装置150のSOCが所定範囲内にあるとき、蓄電装置150に蓄えられた電力または第1MG110により発電された電力の少なくとも一方を用いて第2MG120を駆動し、エンジン100の動力をアシストする。第2MG120の駆動力は減速機を介して駆動輪に伝達される。
PIHV−ECU10は、蓄電装置150のSOCが予め定められた値よりも低いと判断すると、ENG−ECU11を介してエンジン100を始動し、動力分割機構130を介して駆動される第1MG110の発電電力を蓄電装置150に充電する、或いは、当該発電電力を、補機バッテリ用DC/DCコンバータ21を介して低圧電力に変換し、補機バッテリ20に充電するように制御する。
一方、PIHV−ECU10は、蓄電装置150のSOCが予め定められた値よりも高いと判断すると、ENG−ECU11を介してエンジン100を停止し、MG−ECU12を介して蓄電装置150に蓄えられた電力を用いて第2MG120を駆動する。
MG−ECU12は、PIHV−ECU10からの制御指令に基づいて、モータ走行時には昇降圧コンバータ200の電力スイッチング素子を制御して、蓄電装置150からの直流電圧を所定レベルに昇圧し、第2インバータ220の各相アームを制御して第2MG120を駆動し、充電時には第1インバータ210の各相アームを制御して、第1MG110からの発電電力を直流電力に変換し、さらに昇降圧コンバータ200で降圧された直流電力を供給する。
第1インバータ210は、昇降圧コンバータ200から供給される直流電力を交流電力に変換して第1MG110へ供給し、或いは、第1MG110により発電された交流電力を直流電力に変換して昇降圧コンバータ200へ供給し、第2インバータ220は、昇降圧コンバータ200から供給される直流電力を交流電力に変換して第2MG120へ供給し、或は、第2MG120により発電された交流電力を直流電流に電力して昇降圧コンバータ200へ供給している。
さらに、PIHV−ECU10は、車両の制動時に、減速機140を介して駆動輪160により駆動される第2MG120を発電機として制御し、第2MG120により発電された電力を供給するようにMG−ECU12に制御指令を発し、当該電力を蓄電装置150に充電する。即ち、第2MG120は、制動エネルギーを電力に変換する回生ブレーキとして用いられる。
即ち、PIHV−ECU10は、車両の要求トルクと蓄電装置150のSOC等に基づいて、エンジン100、第1MG110及び第2MG120を制御するように構成されている。
ナビゲーション装置は、NAVI−ECU15により制御され、各種情報を設定操作するタッチパネルや、走行経路を音声通知するスピーカ等を備えてなる表示部と、音楽データや動画データなどユーザが任意にダウンロードするデータを記憶するハードディスク(HDD)15d(図5参照)やメモリ等の記憶媒体とを備えている。
また、ナビゲーション装置は、通信制御装置としても機能し、例えば、通信回路15c(図5参照)を備え、携帯電話500に搭載されているBluetooth(ブルートゥース:商標登録)を経由した携帯電話回線網や、公衆回線網、インタネット等の通信ネットワークを介して通信可能に構成されている。
図1から図4で示すように、プラグインハイブリッド車1は、車両前部に充電口200を備え、車両外部の電源から蓄電装置150へ充電電力を供給するための充電ケーブル300を接続するための充電インレット270を充電口200に備えている。尚、図1では、充電口200が車体前部に設けられているが、車体後部に設けられるものであってもよい。
充電ケーブル300は、例えば、一端側に、家屋に設けられた電源コンセント等の外部電源に接続するプラグ320を備え、他端側に充電インレット270と接続するコネクタ330を備えている。
充電ケーブル300には、外部電源から車両に給電可能な定格電流に対応するパルス信号であるコントロールパイロット信号(以下、「CPLT信号」と記す。)を生成する信号生成部と、給電用のリレー361が組み込まれたCCID(Charging Circuit Interrupt Device)360が設けられている。
信号発信部362には、外部電源から供給される電力によって動作するCPU,ROM,RAM及び、コントロールパイロット信号を生成する発振部363とコントロールパイロット信号の信号レベルを検出する電圧検知部364等を備えている。
コネクタ330には、接続検出回路が組み込まれ、充電インレット270への接続検出時にケーブル接続信号PISWを出力するように構成されている。
PIHV−ECU10には、ケーブル接続信号PISWが入力されるサブCPU10aと、システムを制御するメインCPU10bが搭載され、各CPUはDMAコントローラにより通信可能に構成されている。
電源スイッチIGSWがオフで、サブCPU10aが待機状態に移行している状態で、コネクタ330が充電インレット270に挿入されると、サブCPU10aのポートP2にCPLT信号のエッジが入力され、サブCPU10aは待機状態から通常の動作状態に復帰し、給電リレーRY1をオンにしてメインCPU10bに給電を開始することにより、メインCPU10bを立ち上げる。
メインCPU10bは、サブCPU10aに充電モード信号を出力し、メインCPU10bは充電可能モードであれば、CHG−ECU13に充電指令を出力して、蓄電装置150の充電制御を開始する。
さらに、充電ケーブル300のプラグ320が外部電源に接続されると、CCID360の信号生成部から所定レベルの直流電圧V1(例えば、+12V)を示すCPLT信号が出力され、PIHV−ECU10に入力される。
PIHV−ECU10は、CPLT信号が入力されたことを検知すると、給電リレーRY1を閉じて補機バッテリ20からの給電を開始して各ECUを起動後、システムメインリレーSMRを閉じ、CHG−ECU13を制御して、蓄電装置150への充電を制御する。
蓄電装置150の充電制御処理が開始されると、補機バッテリ20にも同時に充電が実行される。
CHG−ECU13は、PIHV−ECU10から出力された充電指令としてパルス幅変調信号(PWM信号)を受信し、当該パルス幅変調信号(PWM信号)、つまり、満充電状態を意味する目標充電状態まで充電するのに必要な電力情報に基づいて、電力変換部40,41の出力電力を制御する。
電力変換部40,41は、車両の外部電源から充電ケーブル300を介して供給される交流電力を直流電力に変換するインバータ41と、直流電圧を所定の充電電圧に昇圧するDC/DCコンバータ40とで構成されている。
即ち、充電インレット270に接続された充電ケーブル300を介して給電される交流電力がインバータ41に供給され、DC/DCコンバータ40で直流電力に変換された後に蓄電装置150に充電されるように構成されている。
充電用インレット270から、ダイオードD1を介して入力されるCPLT信号の信号レベルを低下させる抵抗R7とスイッチSW1でなる第一降圧回路と、抵抗R8とスイッチSW2でなる第二降圧回路を備え、CPLT信号の信号レベルを検出するとともに、当該信号レベルを二段階に変化させるように構成されている。
ダイオードD2を介して入力されるCPLT信号の電圧レベルがマイナスレベルになると、メインCPU10bにLレベルの信号を入力し、CPLT信号の電圧レベルがプラスレベルになると、メインCPU10bにHレベルの信号を入力する抵抗回路(R9,R10,R11)と、バッファ回路と、電源電圧181にプルアップされている抵抗R9を備え、CPLT信号のLレベルを検出するように構成されている。
サブCPU10aが待機状態に移行している場合に、時刻t0で充電ケーブル300が充電用インレット270に装着され、外部電源のコンセントにプラグ320が接続されると、信号発信部362から所定レベルの直流電圧V1(例えば、+12V)を示すCPLT信号が出力される。
ケーブル接続信号PISWがポートP3に入力されるとともにCPLT信号の立ち上がりエッジがサブCPU10aのポートP2に入力されると、サブCPU10aは待機状態から通常の動作状態に復帰して、給電リレーRY1を閉じてメインCPU10bを立ち上げ、メインCPU10bにHレベルの充電モード信号を出力する。
サブCPU10aから入力された充電モード信号がHレベルであることが検出されると、メインCPU10bは、充電制御の開始を示す旨の充電終了信号をハイレベルに設定して、サブCPU10aに出力する。
続いて、メインCPU10bは、A/D変換入力端子P5に入力される直流電圧V1のCPLT信号を検出すると、時刻t1で、第二降圧回路のスイッチSW2をオンしてCPLT信号の電圧レベルをV1からV2(例えば、+9V)に降圧する。
信号発信部362は、CPLT信号がV1からV2に低下したことを電圧検知部364により検出すると、時刻t2で、発振部363から所定のデューティ比で所定周波数(例えば1KHz)のパルス信号を生成して出力するように制御する。当該パルス信号の信号レベルは±V1であるが、上限レベルは第二降圧回路により降圧されている。
デューティ比は、車両外部の商用電源から充電ケーブル300を介して車両へ供給可能な電流容量に基づいて設定される値で、充電ケーブル300毎に予め設定されている。例えば、電流容量が12Aの場合には20%、電流容量が24Aの場合には40%に設定されている。
メインCPU10bは、CPLT信号を所定時間計測してデューティ比を検知し、充電ケーブル300の電流容量を認識すると、時刻t3で、さらに第一降圧回路のスイッチSW1をオンして、システムメインリレーSMRをオンにし、CPLT信号の電圧レベルをV2からV3(例えば、+6V)に降圧する。
信号発信部362は、CPLT信号の信号レベルがV2からV3に低下したことを検出すると、リレー361を閉じて車両側に電力ケーブル310から交流電力を供給する。
メインCPU10bは、充電ケーブル300の電流容量に基づいて蓄電装置150のSOCを目標SOCまで充電するための充電電流を設定し、CHG−ECU13に充電指令を出力する。
充電指令を受けたCHG−ECU13は、電力変換部40,41から所定の充電電力が出力されるように制御し、蓄電装置150に充電電力を供給する。
メインCPU10bは、蓄電装置150の充電電流と電圧と温度をモニタして蓄電装置150のSOCを算出し、時刻t4で、目標とするSOCになると、充電が終了したと判定し、CHG−ECU13に充電終了指令を出力するとともに、システムメインリレーSMRをオフし、第一降圧回路のスイッチSW1をオフして、電圧レベルをV3からV2に昇圧する。
信号発信部362は、CPLT信号がV3からV2に上昇したことを検出すると、リレー361を開放して電力ケーブル310を介した車両側への交流電力の供給を停止する。
メインCPU10bは、時刻t5で、第二降圧回路のスイッチSW2をオフして、CPLT信号のレベルを当初のV1に戻し、サブCPU10aへLレベルの充電終了信号を出力してシャットダウン処理に入る。
サブCPU10aは、充電終了信号がLレベルに変化したことを検知すると、給電リレーRY1をオフして、メインCPU10b、及び補機バッテリ20から各ECUへの給電を停止し、その後待機状態に戻る。
尚、メインCPU10bは、常時ケーブル接続信号PISWをモニタしており、充電制御中にケーブル接続信号PISWがHレベルに変わると、充電ケーブル300が車両から引き抜かれたと判断して、上述した時刻t4以降の充電終了処理を実行する。
上述したように、PIHV−ECU10は、充電ケーブル300の接続を検知すると、車両外部の電源から供給される電力により蓄電装置150を充電する充電制御処理を実行するのである。
上述したような制御動作を実行する各ECUに備えたフラッシュROM(登録商標)に記憶される制御プログラムの仕様変更やバージョンアップなどによって、制御プログラムの修正が必要な場合は制御プログラムの更新処理(書換え処理)が実行される。
フラッシュROM(登録商標)のメモリ領域には、ブートプログラムが記憶されるブート領域、車両の制御動作するためのプログラムが記憶される制御プログラム領域など、複数のデータ領域に分割された固定のアドレス領域に割り当てられて記憶され、ECUの起動時にブート領域、制御プログラム領域のプログラムデータがRAMに展開されることによって、CPUによりプログラムが実行されるように構成されている。
さらに、フラッシュROM(登録商標)には、制御プログラム領域のプログラムデータを更新するためのプログラムであるプログラムローダーが、別途割り当てられたローダー領域に記憶されている。
各ECUには、制御プログラムの更新処理の必要の有無を判断するための、プログラム更新フラグが定義され、ECUは起動時にプログラム更新フラグの設定値を参照することで、実行するプログラムを判断する。
詳述すると、プログラム更新フラグがセットされていれば、制御プログラムの更新処理が必要であることを示し、ECUは起動時にプログラムローダーをRAMに展開して、プログラムの更新処理が実行され、プログラム更新フラグがクリアされていれば、制御プログラムの更新処理は不要であるため、ブート領域、制御プログラム領域などのデータをRAMに展開して、車両の制御動作するための制御処理が実行される。
制御プログラムの更新処理が必要な場合には、プログラムローダーを実行することで、制御プログラム領域のプログラムデータが修正された制御プログラムに更新されるのである。
修正した制御プログラムは、NAVI−ECU15により更新対象となるECUの情報とともに、携帯電話回線網を介してデータセンタ501からハードディスクにダウンロードされる。つまり、NAVI−ECU15は、車両外部から送信される更新用の制御プログラムを受信して記憶部(ハードディスク)に記憶する制御プログラム受信処理を実行するのである。
ナビゲーション装置に備えたハードディスクには、音楽データや動画データなどユーザが任意にダウンロードするデータを記憶するユーザデータ領域とは別途に更新用の制御プログラムを記憶するプログラムデータ領域が予め確保されている。それにより、ユーザによる記憶領域の使用状況に関わらず、更新用の制御プログラムを記憶することができる。
尚、ハードディスクの容量が充分に大きな場合にはプログラムデータ領域が予め確保されていなくてもよく、その場合には、更新用の制御プログラムは、ユーザデータ領域の使用されていない領域に更新用の制御プログラムが記憶される。制御プログラムの更新処理が終了するとともに、更新処理で使用した制御プログラムを消去することでユーザデータ領域は元の領域に戻る。
NAVI−ECU15は、データセンタ501から更新用の制御プログラムのダウンロード要求を受信することで、更新用の制御プログラムのダウンロードを実行するように構成されている。
NAVI−ECU15は、データセンタ501から更新用の制御プログラムの受信が完了すると、更新対象となるECUの情報及び更新用の制御プログラムを受信したことなどを示す情報(以下、「プログラム更新情報」と記す。)をPIHV−ECU10に通知する。
PIHV−ECU10は、NAVI−ECU15から通知されたプログラム更新情報を記憶部(フラッシュROM(登録商標))10a(図5参照)に記憶して、更新対象となるECUに制御プログラムの更新が必要であることを認識する。
尚、NAVI−ECU15は、更新用の制御プログラムの受信が完了するとPIHV−ECU10にプログラム更新情報を通知するように説明したが、例えば、走行中に更新用の制御プログラムを受信した場合には、シャットダウン処理の前にPIHV−ECU10にプログラム更新情報を通知するように構成されていてもよいし、PIHV−ECU10が定期的にNAVI−ECU15にプログラム更新情報が存在するか確認するように構成されていてもよい。
PIHV−ECU10は、プログラム更新情報に基づいて制御プログラムの更新が必要であることを認識しているので、充電ケーブル300の接続を検知し、プログラム更新指令を出力すると、NAVI−ECU15から更新対象となる制御装置(ECU)に制御プログラムが送信され、更新対象となる制御装置(ECU)により制御プログラムの更新処理であるプログラム更新処理が実行されるように構成されている。プログラム更新指令とは、PIHV−ECU10がプログラム更新情報に基づいて、更新対象となるECUにプログラム更新を実行するように指示する制御指令を示している。
尚、プログラム更新指令は、通信制御装置(NAVI−ECU15)から更新対象となる制御装置(ECU)に出力されるのであってもよい。そのような構成の場合には、プログラム更新情報が存在すると判断されると、システム制御部(PIHV−ECU10)は、通信制御装置(NAVI−ECU10)に制御プログラムの更新処理を開始するように通知し、当該通知を受領した通信制御装置(NAVI−ECU15)が更新対象となる制御装置にプログラム更新指令を出力するように構成すればよい。
PIHV−ECU10は、充電ケーブル300が接続されたことを検知するとプログラム更新情報を参照し、更新用の制御プログラムが記憶されていれば、充電ケーブル300の接続を検知してから所定時間(例えば、1時間)経過後の充電制御処理の実行中に、更新対象となるECUへプログラム更新処理を実行するようにプログラム更新指令を出力する。
尚、PIHV−ECU10は、充電制御処理を開始してから所定時間(例えば、1時間)経過後の充電制御処理の実行中に、更新対象となるECUへプログラム更新処理を実行するようにプログラム更新指令を出力するのであってもよい。そうすることで、例えば、タイマなどに設定された時刻から充電制御処理が実行される場合であっても、充電制御処理が実行される補機バッテリ20の状態が安定した状態でプログラム更新処理を実行することができるのである。
充電制御処理の実行中には、車両外部の電源からの電力によって蓄電装置150の充電を実行し、動力源(エンジン、第1MG、第2MG)の駆動を必要とせずに更新処理ができるため、駆動制御用ECUから優先的にプログラム更新処理が実行される。尚、早急に対応が必要な仕様変更に対応した制御プログラムの更新がある場合などには、この限りではない。
例えば、PIHV−ECU10に備えた不揮発性メモリなどに、予めプログラム更新処理の優先順位が設定されたテーブルを記憶しておき、PIHV−ECU10は、当該テーブルに基づいた優先順位によりプログラム更新処理を実行させるECUの順序を決定する、または、NAVI−ECU15が受信するプログラム更新情報にプログラム更新処理の優先順位を示す符号が付加され、PIHV−ECU10は当該符号に基づいた優先順位によりプログラム更新処理を実行させるECUを決定するように構成すればよい。
また、充電制御処理中にオンされていない給電リレーを設けた給電系統に接続されるECUが更新対象となるECUである場合には、PIHV−ECU10は、更新対象となるECUが接続された給電系統に設けた給電リレーをオンにして、更新対象となるECUを起動するようにする。
PIHV−ECU10は、充電ケーブル300の接続を検知した状態で、NAVI−ECU15に更新用の制御プログラムが存在するとプログラム更新指令を出力するプログラム更新起動処理を実行する。
PIHV−ECU10からプログラム更新指令を受信した更新対象となるECUは、再起動を実行して、フラッシュROM(登録商標)のローダー領域に予め記憶されたプログラムローダーを実行して、NAVI−ECU15を介してナビゲーション装置のハードディスクに記憶された更新用の制御プログラムを受信し、フラッシュROM(登録商標)の制御プログラム領域に受信した更新用の制御プログラムの更新処理を実行する。
このように、NAVI−ECU15は、記憶部(ハードディスク)に記憶された制御プログラムを読み出して、更新対象となるECUに送信するプログラム送信処理を実行し、更新対象となるECUは、NAVI−ECU15から送信される制御プログラムを受信して、半導体メモリであるフラッシュROM(登録商標)に記憶された制御プログラムを更新処理し、プログラム更新処理が終了すると、プログラム更新終了信号を出力するプログラム更新処理部を実行するのである。
更新対象となるECUは、受信した更新用の制御プログラムの更新処理が完了すると、再起動を実行して車両の制御動作するための制御処理を実行し、PIHV−ECU10にプログラム更新処理が完了したこと示すプログラム更新終了信号を出力する。
PIHV−ECU10は、更新対象となるECUからのプログラム更新終了信号を検知すると、NAVI−ECU15にプログラム更新完了信号を出力してプログラムの更新処理が終了したことを通知し、NAVI−ECU15は、更新対象となる制御装置でプログラム更新処理が終了すると、記憶部(ハードディスク)から制御プログラムを消去するプログラム消去処理を実行するとともに、制御プログラムの更新履歴情報を記憶部(ハードディスク)に記憶する更新履歴管理処理を実行する。
NAV−ECU15は、制御プログラムの更新履歴情報として、更新用の制御プログラムの受信日時、更新対象となるECU、更新用の制御プログラムのバージョン情報、更新処理完了日時などを管理している。
PIHV−ECU10は、蓄電装置150の充電完了を検知し、且つ、更新対象となるECUによるプログラムの更新処理の終了を検知すると、システムの電源を遮断するシャットダウン処理を実行する。
以下、更新対象となるECUをENG−ECU11とした場合の、システム制御装置、通信制御装置、制御装置の夫々の装置で実行される制御プログラムの更新処理について説明する。まず、図5及び図6に基づいて、PIHV−ECU(システム制御装置)10が実行する制御プログラムの更新処理について説明する。
PIHV−ECU10は、充電ケーブル300の車両への接続状態を確認して、充電ケーブル300が車両に接続されていることを検知すると(SA1)、給電リレーRY1をオンにして(SA2)、充電制御処理を実行する(SA3)。
PIHV−ECU10は、フラッシュROM(登録商標)10aにプログラム更新情報が記憶されているか確認し、プログラム更新情報が存在すれば(SA4)、充電ケーブル300が接続されたことを検知してから所定時間(例えば、1時間)経過後、プログラム更新情報に基づいてENG−ECU11にプログラム更新指令を出力する(SA5)。
PIHV−ECU10は、プログラム更新終了信号を受信するまで待機して、ENG−ECU11からのプログラム更新終了信号を受信するとプログラム更新処理が終了したと判定して、NAVI−ECU15にプログラム更新完了信号を出力し(SA6)、蓄電装置150が目標SOCまで充電されたと判定すると(SA8)、各ECUにシャットダウン処理を促して(SA9)、各ECUのシャットダウン処理が完了したと判定するとともに、給電リレーRY1をオフにする(SA10)。
尚、PIHV−ECU10は、蓄電装置150への充電制御処理が終了したと判定してから、プログラム更新処理の終了の判定をするのであってもよく、例えば、充電制御処理が終了し、プログラム更新処理が終了していない場合があれば、プログラム更新終了信号を受信した後に、つまりプログラム更新処理が終了してから給電リレーRY1をオフにするようにする。
図5及び図7に基づいて、NAVI−ECU(通信制御装置)15が実行する制御プログラム受信処理について説明すると、NAVI−ECU15は、携帯電話回線網を介してデータセンタ501から更新用の制御プログラムのダウンロード要求を受信すると(SB1)、制御プログラム受信処理を実行して、更新用の制御プログラムをハードディスク15dにダウンロードする(SB2)。
NAVI−ECU15は、制御プログラム受信処理が完了するまで継続して更新用の制御プログラムを受信して、制御プログラム受信処理が完了すると(SB3)、プログラム更新情報をPIHV−ECU10に出力して、例えば、ENG−ECU11に対応した更新用の制御プログラムを受信したこと、受信データサイズなどを通知する(SB4)。
続いて、図5及び図8に基づいて、NAVI−ECU(通信制御装置)15が実行する制御プログラムの更新処理について説明すると、NAVI−ECU15は、ENG−ECU11から更新用の制御プログラムの送信要求を受信すると(SC1)、ハードディスクに記憶されたENG−ECU11に対応した更新用の制御プログラムを読み出して、当該制御プログラムデータをENG−ECU11に送信するプログラム送信処理を実行する(SC2)。
NAVI−ECU15は、PIHV−ECU10からプログラム更新完了信号を受信するまで待機し、プログラム更新完了信号を受信すると、ENG−ECU11のプログラム更新処理が終了したと判定して(SC3)、ENG−ECU11の制御プログラムが更新用の制御プログラムに更新されたことを更新履歴情報としてハードディスクに記憶する更新履歴管理処理を実行する(SC4)。
NAVI−ECU15は、更新履歴管理処理が完了すると、ハードディスクに記憶された、プログラム送信処理でENG−ECU11に送信した更新用の制御プログラムを消去するプログラム消去処理を実行する(SC5)。
さらに、NAVI−ECU15は、制御プログラムの更新処理が完了すると、携帯電話回線網を介してデータセンタ501に制御プログラムの更新履歴情報を送信して、受信した制御プログラムの更新処理が完了したことを通知するように構成されていてもよい。そのような構成にすることで、データセンタ501で車両毎のプログラムの更新状態を一元管理することができ、制御プログラムの更新処理の漏れを防止することができる。
また、NAVI−ECU15は、制御プログラム受信処理を実行した場合に、その時点で保有している制御プログラムの更新履歴情報をハードディスクに記憶するように構成してもよい。
図5及び図9に基づいて、ENG−ECU(制御装置)11が実行するプログラム更新処理について説明すると、PIHV−ECU10からプログラム更新指令を受信すると(SD1)、再起動を実行して起動時にプログラムローダーをRAM11bに展開して実行する(SD2)。
ENG−ECU11は、NAVI−ECU15に更新用の制御プログラムの送信要求を出力して、更新用の制御プログラムデータの受信を開始する(SD3)。
尚、NAVI−ECU15からENG−ECU11に更新用の制御プログラムが送信される際の転送速度よりも、制御プログラムのフラッシュROM11aへの書き込み速度が遅い場合には、RAM11bに更新用の制御プログラムデータが格納された後に、制御プログラムの更新処理が実行され、RAM11bには、更新用の制御プログラムデータを記憶するための充分なメモリ容量が確保されるように構成すればよい。それにより、ENG−ECU11で受信される更新用の制御プログラムの取りこぼしが低減される。
また、RAM11bに更新用の制御プログラムを一時記憶させてプログラム更新処理を実行する場合には、受信した制御プログラムが適切であるかチェックしてもよい。例えば、更新用の制御プログラムに対して巡回的なアルゴリズム(生成多項式)を適用することで生成される巡回冗長検査コードであるCRCコードと更新用の制御プログラムデータがNAVI−ECU15から送信されて、ENG−ECU11は更新用の制御プログラムの受信が完了すると、更新用の制御プログラムに生成多項式を適用してCRCコードを生成し、NAVI−ECU15から送信されたCRCコードと一致するかチェックすることで、受信したデータが適切であるかを判定すればよい。
受信した制御プログラムが適切であるかチェックすることにより、受信したデータの妥当性を判断することができ、不正な受信データよるプログラム更新処理のエラーなくすことができる。加えて、NAVI−ECU15が制御プログラム受信処理を実行する際に、データセンタ501から制御プログラムとCRCコードを受信して、同様にして当該チェックを実行するのであってもよい。
ENG−ECU11は、更新用の制御プログラムデータの受信が完了するまで継続して受信して、更新用の制御プログラムデータの受信が完了すると(SD4)、フラッシュROM(登録商標)11aの制御プログラム領域のデータを受信した更新用の制御プログラムデータに更新する(SD5)。
ENG−ECU11は、制御プログラムの更新処理が完了するまで更新処理を継続し、更新処理が完了すると(SD6)、再起動を実行して起動時に更新した制御プログラムをRAM11bに展開して実行する(SD7)。
起動すると、ENG−ECU11は、PIHV−ECU10にプログラム更新終了信号を出力して、プログラム更新処理が終了したことを通知する(SD8)。
尚、ENG−ECU11は、PIHV−ECU10及びNAVI−ECU15に同時にプログラム更新終了信号を出力するように構成してもよい。そのように構成することで、NAVI−ECU15はプログラム更新処理の終了をより早く認識して、更新履歴管理処理及びプログラム消去処理を実行することができるため、シャットダウン処理までの時間が短縮でき、効率的に各ECUの処理を実行することができる。この場合、PIHV−ECU10からNAVI−ECU15にプログラム更新完了信号を出力する処理は不要となる。
上述したように、PIHV−ECU10は、充電ケーブル300が接続されたことを検知してから所定時間経過後にプログラム更新指令を出力するように説明したが、充電制御処理が実行されるとともに、プログラム更新指令を出力してプログラム更新処理が実行されるように構成してもよいし、充電制御処理が夜間に実行される場合に、所定時間(例えば、深夜0時)になるとプログラム更新指令を出力してプログラム更新処理が実行されるように構成してもよい。
また、PIHV−ECU10は、プログラム更新情報に含まれる制御プログラムのサイズに基づいて、プログラム更新処理に必要な時間であるプログラム更新時間を算出するとともに、蓄電装置150が満充電になるまで充電するのに必要な時間である充電時間を現在のSOCに基づいて算出し、充電制御処理中に確実にプログラム更新処理が実行されるようにスケジューリングして、プログラム更新指令を出力するのであってもよい。つまり、車両の走行要求が発生する可能性が比較的低く、補機バッテリ20(図2参照)の蓄電状態が安定したタイミングでプログラム更新処理が実行されるように構成されていれば、特に限定しない。
つまり、PIHV−ECU10は、充電ケーブル300の接続を検知した後であって、少なくとも充電制御処理が開始された後にプログラム更新起動処理を実行するように構成されているのである。
このように構成することで、制御プログラムの更新処理のための充分な時間を確保しながらも、著しい補機バッテリの電力量の低下を招くことなく、確実に制御プログラムの更新処理が可能となるのである。
また、制御プログラムがRAMに展開されて実行されるように説明したが、RAMに展開せずに制御プログラムが実行するのであってもよい。その場合、上述と同様にして、半導体メモリのメモリ領域は、少なくとも制御プログラム領域と分離したローダー領域を設定し、起動時にプログラム更新フラグがセットされていれば、ローダー領域に記憶されたプログラムローダーが実行されてプログラム更新処理が実行され、一方、起動時にプログラム更新フラグがクリアされていれば、制御プログラム領域に記憶した制御プログラムが実行されるように構成すればよい。
さらに、NAVI−ECU15及びENG−ECU11は、給電リレーRY1がオンされることによって起動するように説明したが、PIHV−ECU10がENG−ECU11にプログラム更新指令を送信する前に、NAVI−ECU15及びENG−ECU11を起動するように構成するのであってもよい。そのように構成することで、より一層消費電力を低減することができる。
上述では更新対象となる制御装置(ECU)をENG−ECU11として説明したが、何れのECUであっても適用可能である。例えば、CHG−ECU13を更新対象となるECUに適用する場合、CHG−ECU13は、充電制御処理を制御するECUであり充電制御処理中にはプログラム更新処理を実行することができないため、蓄電装置150の充電制御処理が完了するとPIHV−ECU10からプログラム更新指令が出力されてプログラム更新処理が実行されるように構成してもよいし、また、車両の走行中にCHG−ECU13が駆動されることがないため、走行中にプログラム更新処理が実行されるように構成してもよい。
PIHV−ECU10を更新対象となるECUに適用する場合においては、PIHV−ECU10が車両のシステムを統括制御する必要のない場合、例えば、充電制御処理が完了した後に、自身のプログラム更新処理を実行するように構成すればよい。即ち、更新対象となるECUが駆動する必要のない場合にプログラム更新処理が実行されるように構成すればよいのである。
上述したように、通信制御装置は、通信回路を備えて携帯電話500に搭載されているBluetooth(ブルートゥース:商標登録)を経由した携帯電話回線網や、公衆回線網、インタネット等の通信ネットワークを介して通信可能に構成されるように説明したが、無線LANなどの通信回路により通信可能に構成するのであってもよい。
また、例えば、制御プログラム受信処理の実行中、またはプログラム更新処理中に、搭乗状態に関わらず通信制御装置などに備えた表示部等を介して各処理が実行中であることを視覚情報によってユーザに報知するように構成されていてもよい。このような構成にすることによって、ユーザは処理が実行されていることを認識することができ、プログラム更新処理が中断される虞が低減される。
上述した説明では、システム制御装置をPIHV−ECU10、通信制御装置をNAVI−ECU15、制御装置をENG−ECU11として説明したが、特にこれに限定するものではない。例えば、システム制御装置にNAVI−ECU15が適用されるのであってもよいし、通信制御装置には通信回路を備えて通信可能に構成された新たなECUを適用するのであってもよく、制御装置に関しては上述した通り何れのECUであっても適用可能である。
また、通信制御装置に備えて記憶部であるハードディスクに更新用の制御プログラムを記憶するように説明したが、補機バッテリ20から常時給電されるSRAMや、別途備えた更新用の制御プログラムを記憶するための不揮発性メモリに記憶するように構成されるのであってもよい。
さらに、上述した書換え可能なフラッシュROM(登録商標)に制御プログラムが記憶されているように説明したが、補機バッテリ20から常時給電されるSRAM、フラッシュROM(登録商標)以外のEEPROMなどであってもよく、書換え可能な半導体メモリであればよい。
上述した実施形態では、いずれも動力分割機構によりエンジンの動力を分割して駆動輪と第一MG110とに伝達可能なシリーズ/パラレル型のハイブリッド車について説明したが、本発明は、その他の形式のハイブリッド車にも適用可能である。
例えば、第一MG110を駆動するためにのみエンジンを用い、第二MG120のみで車両の駆動力を発生する、所謂シリーズ型のハイブリッド車や、エンジンで生成した運動エネルギーのうち回生エネルギーのみが電気エネルギーとして回収されるハイブリッド車や、エンジンを主動力として必要に応じてモータがアシストするモータアシスト型のハイブリッド車等にも、本発明は適用可能である。
さらに、エンジンを備えずに電力で走行するモータのみを備えた電気自動車や、燃料電池を搭載した車両であっても、さらに蓄電装置を備えている燃料電池車であっても、プラグイン車両であれば本発明を適用することができる。
上述した実施形態は、何れも本発明の一例であり、該記載により本発明が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明の作用効果が奏される範囲で適宜変更設計可能であることはいうまでもない。
10:システム制御装置(PIHV―ECU,プラグインハイブリッドビークルECU)
11,12,13:制御装置(ENG−ECU,MG−ECU,CHG−ECU)
11a:半導体メモリ(フラッシュROM(登録商標))
13:RAM(記憶部)
15:通信制御装置(NAVI−ECU)
15d:記憶部(HDD,ハードディスク)
150:蓄電装置
300:充電ケーブル

Claims (5)

  1. 車両外部の電源から充電ケーブルを介して供給される電力により蓄電装置を充電制御するシステム制御装置と、車両外部から送信される更新用の制御プログラムを受信して記憶部に記憶する通信制御装置と、車両を制御する複数の制御装置とを備え、各制御装置がネットワーク接続されているプラグイン充電車両であって、
    システム制御装置により充電ケーブルの接続が検知され、プログラム更新指令が出力されると、通信制御装置から更新対象となる制御装置に制御プログラムが送信され、更新対象となる制御装置により制御プログラムの更新が実行されるプラグイン充電車両。
  2. 請求項1記載のプラグイン充電車両に組み込まれるシステム制御装置であって、
    充電ケーブルの接続を検知すると、車両外部の電源から供給される電力により蓄電装置を充電する充電制御処理と、
    充電ケーブルの接続を検知した状態で、通信制御装置に更新用の制御プログラムが存在するとプログラム更新指令を出力するプログラム更新起動処理と、
    蓄電装置の充電完了を検知し、且つ、更新対象となる制御装置によるプログラムの更新処理の終了を検知すると、システムの電源を遮断するシャットダウン処理と、
    を実行するシステム制御装置。
  3. 充電ケーブルの接続を検知した後であって、少なくとも充電制御処理が開始された後にプログラム更新起動処理を実行する請求項2記載のシステム制御装置。
  4. 請求項1記載のプラグイン充電車両に組み込まれる通信制御装置であって、
    車両外部から送信される更新用の制御プログラムを受信して記憶部に記憶する制御プログラム受信処理と、
    記憶部に記憶された制御プログラムを読み出して、更新対象となる制御装置に送信するプログラム送信処理と、
    更新対象となる制御装置でプログラム更新処理が終了すると、記憶部から当該制御プログラムを消去するプログラム消去処理と、
    制御プログラムの更新履歴情報を記憶部に記憶する更新履歴管理処理と、
    を実行する通信制御装置。
  5. 請求項1記載のプラグイン充電車両に組み込まれる制御装置であって、
    制御プログラムを記憶する書換え可能な半導体メモリと、
    通信制御装置から送信される制御プログラムを受信して、半導体メモリに記憶された制御プログラムを更新処理し、プログラム更新処理が終了すると、プログラム更新終了信号を出力するプログラム更新処理部と、
    を備えている制御装置。
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