JP2011000735A - 液体補給方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体吐出装置の液体吐出ヘッドと共に走行するサブタンクに対し、メインタンク内に貯溜された液体を間欠的に補給する際に、複雑な制御を必要とすることなく、簡便に液体の補給を行い得る方法が望まれている。
【解決手段】インクジェットヘッド14の吐出口16からインクLを吐出させるインクジェットプリント装置10において、メインタンク19からサブタンク15にインクLを補給する場合、キャッピング部材18にてインクジェットヘッド14の吐出口面17を覆い、容積規制手段43を作動させてサブタンク15の容積を最大容積まで変化し得るように規制し、昇降手段27を作動させてメインタンク19内に貯溜されたインクLの液面をインク補給通路24の他端よりも上方に位置させた後、供給弁29を開いてメインタンク19内のインクLをサブタンク15へと流下させ、サブタンク15内の容積が最大容積に達した後に供給弁29を閉止する。
【選択図】図1
【解決手段】インクジェットヘッド14の吐出口16からインクLを吐出させるインクジェットプリント装置10において、メインタンク19からサブタンク15にインクLを補給する場合、キャッピング部材18にてインクジェットヘッド14の吐出口面17を覆い、容積規制手段43を作動させてサブタンク15の容積を最大容積まで変化し得るように規制し、昇降手段27を作動させてメインタンク19内に貯溜されたインクLの液面をインク補給通路24の他端よりも上方に位置させた後、供給弁29を開いてメインタンク19内のインクLをサブタンク15へと流下させ、サブタンク15内の容積が最大容積に達した後に供給弁29を閉止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、水頭差を利用して第1のタンクから液体吐出ヘッドと一体の第2のタンクへと液体を間欠的に補給する方法に関し、特に液体吐出ヘッドを用いてプリント媒体に液体を吐出する液体吐出装置に用いて好適である。
なお、本明細書において記述される「プリント」とは、文字や図形など有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。つまり、広くプリント媒体上に画像,模様,パターンなどを形成したり、あるいはエッチングなどのようなプリント媒体の加工を行う場合も包含する。
また「プリント媒体」とは、一般的なプリント装置で用いられる紙片のみならず、布帛,樹脂フィルム,金属板,ガラス,セラミックス,木材,皮革などの液体を受容可能なものであり、シート状物体以外の三次元立体、例えば球体や円筒体なども包含する。
さらに「液体」とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈されるべきものである。より具体的には、プリント媒体上に付与されることによって、画像,模様,パターンなどの形成,エッチングなどのプリント媒体の加工,あるいはインクの処理、例えばプリント媒体に付与されるインク中の色材の凝固や不溶化に供され得る液体を指す。つまり、プリントに関して用いられるあらゆる液体を包含していることを理解されたい。
インクジェットヘッドを用いてインクなどの液体をプリント媒体へと吐出することにより、プリント媒体に画像などを形成するインクジェットプリント装置が知られている。このインクジェットプリント装置においては、プリント媒体に対してインクジェットヘッドを移動させつつ、その吐出口から液体(以下、便宜的にインクと記述する)を吐出させる型式のものが一般的である。また、このようなインクジェットプリント装置においては、インクジェットヘッドが大量のプリント媒体に対して安定したインクの吐出を連続的に行わなければならない。このため、インクの消費に応じたインクの補給や、各吐出口からの吐出条件を最適化するためのインクの圧力調整を行う必要がある。
かかるインクジェットプリント装置のインクジェットヘッドに対して適用可能なインクの供給方式には、大きく分けて2種類のものが知られている。
1つは、プリント動作で消費されるインク量に応じた量のインクが常にインクジェットヘッドへと供給されるように、言わば連続的にインクが供給されるように構成した方式のもの(以下、これを連続供給方式と記述する)である。
もう1つのものは、大量のインクを貯溜する主タンクとは別に、インクジェットヘッドの直近に少量のインクを貯溜すると共にインクの圧力を安定させるための副タンクを設けた方式のもの(以下、これを間欠供給方式と記述する)である。この間欠供給方式においては、所定のタイミングにて主タンクから副タンクへと間欠的にインクを補給するように構成されている。
上述した連続供給方式において、プリント媒体の搬送方向に対して直交する方向にインクジェットヘッドを移動させてプリントを行う、いわゆるシリアル方式のインクジェットプリント装置には、次の2つの種類のものが知られている。
1つは、プリント媒体に沿って往復移動するキャリッジにインクジェットヘッドと、インクの圧力を安定させる機能を持ってインクをインクジェットヘッドに供給するインクタンクとを取り付けたオンキャリッジ方式と呼称されるものである。このオンキャリッジ方式においては、キャリッジと共に移動するインクジェットヘッドやインクタンクの移動方向に対して直交する面の投影面積や体積が制約を受け、しかもキャリッジに対する駆動力の制約のために重量も制約を受けることとなる。このため、インクタンクの容量も必然的に限られたものとなってしまい、産業機器のような大量のプリント作業が要求されるインクジェットプリント装置において、オンキャリッジ方式のものを採用することは、実用的でないと考えられる。
もう1つのものは、プリント媒体に沿って往復移動するキャリッジに搭載されるインクジェットヘッドと、固定状態で配された主タンクとを可撓性のインク供給管を介して接続したチューブ供給方式と呼称されるものである。このチューブ供給方式のものは、移動するキャリッジ以外の部分に大容量のインクタンクを固定状態で配置することが可能となるため、大量のプリント作業が要求されるインクジェットプリント装置には好ましい言える。
しかしながら、連続供給方式かつチューブ供給方式のインクジェットプリント装置においては、キャリッジの移動に追従するインク供給管の揺動によって、インクの圧力変動が生じ、インクジェットヘッドからのインクの吐出に悪影響を与える可能性がある。このため、このような不具合を回避するための圧力調整手段を組み込む必要が必要である。
これと同様な理由から、先の間欠供給方式においても、キャリッジの移動中には主タンクと副タンクとを空間的に切り離すか、または開閉弁などを用いてこれらを接続するインク供給管を塞ぐことが必要である。これにより、キャリッジの移動に伴うインク供給管の揺動によって発生するインクの圧力変動をインクジェットヘッド側に伝えないようにすることができる。つまり、インク供給管の撓みによって発生するインクの圧力変動がインクジェットヘッド側に伝わらない構成を採用することにより、連続供給方式において課題となっているインク供給管の揺動による問題点の発生を基本的に解決することができる。しかも、大容量のインクタンクを用いることができるという利点がこの間欠供給方式にある。
一方において、チューブ供給方式は、主タンクから副タンクへとインクを所定量ずつ補給する以外に、インク供給管内や副タンク内に介在する気泡を排除する必要がある。このため、一般的には流量制御ポンプなどの流体制御機構を組み込み、インクの供給に要する時間や、気泡の排除(以下、これを泡抜きと記述する)のために消費されるインクの量を最小限に抑えることが望まれる。しかしながら、このような流体制御機構は、複数色のインクに対する制御が必要となることと相俟って、その構成が非常に複雑なものになりやすい。
このような観点から、インク供給や泡抜きを行うための簡便な方法が特許文献1や特許文献2などで提案されている。例えば、特許文献1には重力による気液分離を利用し、副タンクの上方から気泡を排除しつつ、インクを系全体で循環させるようにした構成が開示されている。また、特許文献2においては、2つのインク室の高低差を利用し、インクの補給と気泡の回収とを行うようにした構成が開示されている。
インクジェットプリント装置において、主タンクから副タンクへのインクの補給は、ポンプと弁とを用いて制御する方法が一般的である。しかしながら、複数色のインクを用いる場合、これらのインクを無駄なく補給するため、インクの色毎にポンプや弁が必要となり、部品点数が増大して複雑な構成となってしまう。
また、副タンク内に溜まった気泡を排出する場合、インク供給時に副タンクの上方に設けた出口から重力分離を利用して気泡を優先的に排出させる方法が提案されている。しかしながら、気泡と共に排出されるインクの量を抑えるためには、複雑な制御が必要な上に装置構成の複雑化を招いてしまう欠点があった。
本発明の目的は、間欠供給方式において課題であった諸問題、すなわち制御の複雑化および装置構成の複雑化を解消し、インクの間欠的補給をより簡略な機構で容易に制御し得る方法を提供することにある。
本発明による液体補給方法は、液体供給口が形成された第1のタンクと、この第1のタンクよりも下方に配され、容積が変化し得る第2のタンクと、この第2のタンクの容積が増大するように付勢する付勢手段と、この付勢手段による付勢力に抗して前記第2のタンクの容積をあらかじめ設定した最大容積に規制する容積規制手段と、前記第2のタンクの下端部に一端が連通すると共に前記液体供給口を介して前記第1のタンク内に他端が連通し、前記第1のタンク内の液体を前記第2のタンクへと供給するための液体補給通路と、この液体補給通路の途中に設けられて当該液体補給通路の開閉を行うための第1の開閉弁と、前記第1のタンクに貯溜される液体の液面位置に対する前記液体補給通路の他端の相対位置を変更するための昇降手段と、前記第1のタンクよりも下方に配されると共に前記第2のタンクの下端部に連通し、前記第2のタンクから供給される液体を吐出するための吐出口が形成された吐出口面を有する液体吐出ヘッドと、この液体吐出ヘッドの吐出口面を覆い得るキャッピング部材と、前記第2のタンクの上端部に一端が連通する排液通路と、この排液通路の途中に設けられて当該排液通路の開閉を行うための第2の開閉弁と、前記排液通路の他端に連通し、前記第2のタンク内の気泡を含んだ液体が当該排液通路を介して排出される排液タンクとを具え、前記液体吐出ヘッドの吐出口から液体を吐出させる場合、前記昇降手段が前記第1のタンクに貯溜された液体の液面を前記液体補給通路の他端以下に位置させ、前記容積規制手段が第2のタンクに対する規制を解除し、前記第1および第2の開閉弁が閉止され、前記キャッピング部材が前記液体吐出ヘッドの吐出口面から退避する液体吐出装置において、前記第1のタンクから前記第2のタンクに液体を補給する場合、前記キャッピング部材にて前記液体吐出ヘッドの吐出口面を覆うステップと、前記容積規制手段を作動させて前記第2のタンクの容積を前記最大容積まで変化し得るように規制するステップと、前記昇降手段を作動させて前記第1のタンク内に貯溜された液体の液面を前記液体補給通路の他端よりも上方に位置させた後、前記供給弁を開いて前記第1のタンク内の液体を前記第2のタンクへと流下させるステップと、前記第2のタンク内の容積が最大容積に達した後に前記供給弁を閉止するステップとを具えたことを特徴とするものである。
本発明の液体補給方法によると、第1のタンクから第2のタンクへ液体を間欠的に補給する場合、ポンプや液体の圧力制御が不要となり、より簡略な機構で容易にインクの間欠補給を制御することができる。
本発明による液体補給方法をインクジェットプリント装置に応用した実施形態について、図1〜図10を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明はこのような実施形態のみに限らず、必要に応じてこれらをさらに組み合わせたりすることができる。また、液体吐出ヘッドの吐出口から所定量の液体を吐出してプリント媒体にプリントを行う以外に、供給や分注または散布することが要求されるような、プリント以外の他の任意の技術にも本発明を応用することが可能である。
第1の実施形態におけるインクジェットプリント装置の外観を模式的に図1に示し、インク補給中の状態におけるそのインク補給機構を図2に模式的に示し、このインク補給機構のプリント作業中の状態を図3に模式的に示す。
インクジェットプリント装置10の筺体11には、図示しない媒体搬送機構により搬送される枚葉紙などのプリント媒体Pの搬送経路を直角に横切るように案内部材12が配されている。この案内部材12には、図示しないキャリッジ駆動機構により案内部材12に案内されながらプリント媒体Pに沿ってこれを横切るように往復移動するキャリッジ13が連結されている。このキャリッジ13には、プリント媒体PにインクLを吐出するための本発明の液体吐出ヘッドとしてのインクジェットヘッド14が搭載されており、従ってプリント媒体Pに対しインクジェットヘッド14は後述するサブタンク15と共に相対移動可能である。本実施形態におけるインクジェットヘッド14には、本発明の第2のタンクとしてのサブタンク15の下端部が一体的に連結されている。そして、インクジェットヘッド14に形成された吐出口16からのインクLの吐出に伴い、サブタンク15からインクLがインクジェットヘッド14へと供給されるようになっている。
プリント作業中には、プリント媒体Pの搬送とキャリッジ13の往復移動とが交互に繰り返される。そして、インクジェットヘッド14がプリント媒体Pの直上を通過する度にプリント媒体Pと対向する吐出口面17に開口した吐出口16からプリント媒体Pに向けてインクLの吐出が行われるようになっている。
上述したインクジェットヘッド14のプリント作業領域から外れたキャリッジ13の一方の移動端には、吐出口16からのインクLの吸引や、吐出口面17の払拭などの回復処理を行う回復位置が設定されている。この回復処理は、インクジェットヘッド14の吐出口16からのインクLの円滑な吐出状態を維持するためのものであり、キャリッジ13は定期的に回復位置に駆動される他、インクジェットプリント装置10の停止時にも回復位置に保持される。
また、この回復位置と先のプリント作業領域との間には、サブタンク15にインクLを補給したり、第2のタンク内、つまりサブタンク15内から気泡を排出するためのインク補給位置が設定されている。プリント作業中にサブタンク15内のインクLが少なくなった場合には、プリント作業を一時的に中断してキャリッジ13をインク補給位置に移動させ、サブタンク15に対するインクLの補給と、必要に応じて気泡の排出とが行われる。
回復位置およびインク補給位置には、これらの位置に停止したインクジェットヘッド14の吐出口面17に対し、これを覆うキャッピング部材18(インク補給位置に配されたキャッピング部材のみ示している)がそれぞれ配されている。これらキャッピング部材18は、図示しない駆動手段によりインクジェットヘッド14の吐出口面17と対向する上下方向にそれぞれ昇降可能であり、各上昇位置にて吐出口面17を覆うことができる。キャリッジ13がインク補給位置にあってインク補給中または気泡排出中の場合には、キャッピング部材18がインクジェットヘッド14の吐出口面17を覆った状態となる。
筺体11の上部には本発明の第1のタンクとしてのメインタンク19などを含むインク補給部20が設けられている。このインク補給部20とキャリッジ13に搭載されたサブタンク15とは、それぞれ可撓性を持つインク補給管21および気泡排出管22を介して連結されている。サブタンク15の下端部に形成された補給ポート23に一端が連通するインク補給管21は、本発明の液体補給通路としてのインク補給通路24を画成する。また、サブタンク15の上端部に形成された脱気ポート25に一端が連通する気泡排出管22は、本発明の排液通路としての気泡排出通路26を画成する。
インク補給部20は、先のメインタンク19と、昇降手段27と、本発明の排液タンクとしての廃インクタンク28と、本発明の第1の開閉弁としての供給弁29と、本発明の第2の開閉弁としての排出弁30とを具えている。
サブタンク15に供給されるインクLを貯溜するメインタンク19は、その上部に本発明の液体供給口としてのインク供給ポート31が形成されている。また、先のインク補給管21の他端がこのインク供給ポート31を介して第1のタンク内、つまりメインタンク19内に連通している。上端に大気連通孔32が形成されたメインタンク19の下部は蛇腹構造を有し、その底板33を上下動させることによってその容積を変更させることか可能である。
昇降手段27は、このメインタンク19に貯溜されるインクLの液面位置をインク供給ポート31に接続するインク補給管21の他端に対して昇降させるためのものである。本実施形態における昇降手段27は、メインタンク19の底板33に連結されたラック・ピニオン機構34と、このラック・ピニオン機構34を駆動するための駆動モーター35および図示しないエンコーダーと、液面センサー36とを有する。ラック・ピニオン機構34は、メインタンク19の底板33に連結されたラック37と、このラック37に噛み合うピニオン38とを含む。ステッピングモーターやDCモーターで一般的に構成される駆動モーター35は、ピニオン38に連結されてこれを正逆転させ、底板33の昇降位置がエンコーダによって検出される。エンコーダーの検出信号は、中央処理ユニット(CPU)39に出力される。液面センサー36は、メインタンク19のインク供給ポート31と対向する位置に配され、メインタンク19内に貯溜されたインクLの液面がインク供給ポート31以上にあるか否かを検出してこれをCPU39に出力することができる。
メインタンク19の底板33の位置は、メインタンク19からサブタンク15にインクLを補給するか、またはサブタンク15内の気泡を排出する時以外、図2に示す待機位置まで下降しており、この場合にはメインタンク19内の容積が最大となる。なお、メインタンク19内に貯溜可能な最大インク量は、底板33が待機位置にあってインクLの液面がインク供給ポート31を超えない位置に対応する。
廃インクタンク28は、サブタンク15と同様に、メインタンク19よりも下方に配されており、気泡排出管22の他端に連通してサブタンク15内の気泡を含んだインクLが気泡排出通路26を介して排出される。なお、この廃インクタンク28はメインタンク19よりも下方に配されていればよく、サブタンク15よりも上方に配する必然性はないことに注意されたい。また、このインクジェットプリント装置10が色相が異なる複数種類のインクLを用いる場合、廃インクタンク28を色相の異なるインクLに対応して個々に設ける必要はなく、すべてのインクLに対して共用させることが可能である。
インク補給管21の途中に設けられた供給弁29は、そのインク補給通路24の開閉を行うためのものであり、気泡排出管22の途中に設けられた排出弁30は、その気泡排出通路26の開閉を行うためのものである。
容積が変化し得るサブタンク15は、板状をなすばね受け40と、サブタンク15の容積の変化に伴って撓み変形し得る可撓膜41と、ばね受け40に押し当たる本発明の付勢手段としての圧縮ばね42とを有する。圧縮ばね42は、サブタンク15の容積が増大するようにばね受け40に接合された可撓膜41を撓ませ、サブタンク15内を所定の負圧状態に保持する。この圧縮ばね42の付勢力に抗してサブタンク15の容積をあらかじめ設定した最大容積に規制する容積規制手段43は、ストッパー44と、引張りばね45と、カム部材46と、このカム部材46の図示しないカム駆動手段とを有する。ストッパー44と共にインクジェットヘッド14に取り付けられた引張りばね45は、ベルクランク状をなすストッパー44の先端部がばね受け40から離れるようにストッパー44を付勢する。カム駆動手段と共にキャリッジ13側に設けられたカム部材46は、カム駆動手段により、引張りばね45のばね力に抗してストッパー44の基端側に当接する図1に示した容積規制位置と、図2に示す退避位置とにストッパー44の位置を切り替える。ストッパー44の退避位置は引張りばね45のばね力により達成され、この退避位置においてはカム部材46がストッパー44の基端から離れた状態となる。
上述した回復処理に加え、昇降手段27や容積規制手段43の作動およびその作動量や、供給弁29および排出弁30の開閉動作は、液面センサー36やエンコーダーからの検出信号に基づき、あらかじめ設定された手順に従ってCPU39により制御される。
インクジェットヘッド14の吐出口16からプリント媒体Pに向けてインクLを吐出させる図1に示すプリント作業状態の場合、昇降手段27がメインタンク19に貯溜されたインクLの液面がインク補給通路24の他端以下の位置まで下降している。本実施形態では、メインタンク19の底板33がその下降端である待機位置まで下降する。このため、待機位置におけるインクLの液面は、インク補給通路24の他端に対して常に最下端位置となる。また、容積規制手段43がサブタンク15に対する規制を解除してストッパー44を退避位置に移動させ、サブタンク15内を負圧状態に保持する。さらに、供給弁29および排出弁30が閉止状態となっている。
この状態から、インク補給位置にてメインタンク19からサブタンク15へのインクLの補給およびサブタンク15からの気泡を排出する手順に関し、図4のフローチャートを用いて以下に説明する。なお、インクジェットプリント装置10が色相が異なる複数種類のインクLを用いる場合、補給が必要なインクLに対してのみ行えばよく、すべてのインクLに対して同時に補給を行う必要はない。
キャリッジ13がインク補給位置に達すると、S11のステップにてキャッピング部材18にて液体吐出ヘッドの吐出口面17を覆い、S12のステップにて容積規制手段43を作動させ、サブタンク15の容積が最大容積まで変化し得るように規制する。この場合、供給弁29および排出弁30が閉止状態となっているため、ばね受け40の位置は変わらず、サブタンク15の容積に変化は生じない。次に、メインタンク19内に貯溜されたインクLの液面をインク補給通路24の他端の位置よりも所定量Hだけ上方に上昇させ、インク補給管21の他端に対するインクLの液面位置を一定に保つ。なお、この所定量Hは、少なくともサブタンク15の最大インク貯溜量に対応した量のインクLをサブタンク15に補給できるような値であることが必要である。これにより、メインタンク19からサブタンク15へのインクLの補給量を常に一定に保つことができる。このような観点から、図1中の二点鎖線で示すように、液面センサー36の取り付け位置をインク補給通路24の他端に対して所定量Hだけ高い位置に設定しておくことも有効である。また、気泡の確実な排除を意図するのであれば、インク補給通路24の容積と、画成される気泡排出通路26の容積とをさらに加えた量のインクLを補給できるような値であることが望ましい。これらS11〜S13のステップに関しては経時的な関係がないので、これらのステップの順番は任意であることに注意されたい。
しかる後、S14のステップにて供給弁29を開くと共にS15のステップにてタイマーのカウントアップを開始し、メインタンク19内のインク19をサブタンク15へと流下させる。これは、サブタンク15とメインタンク19との水頭差と、圧縮ばね42によるサブタンク15の容積膨張力とを利用して行われる。
タイマーのカウントアップによる所定時間経過後、S16のステップにて排出弁30を開くと共にS17のステップにてタイマーのカウントアップを開始する。これにより、排出弁30とサブタンク15との間の気泡排出通路26に介在するインクLがサブタンク15へと逆流し、ばね受け40が一気に移動してストッパー44に当接する。この状態が図2に示されている。この状態にあっても、メインタンク19からのインクLは、重力によって引き続きサブタンク15へと補給されるため、サブタンク15内に補給されるインクLの液面が再び上昇し始めることとなる。このため、その液面に介在する気泡がインクLと共に気泡排出通路26から廃インクタンク28へと排出される。上述した内容から明らかなように、排出弁30を開くタイミングは、サブタンク15が最大容積に達する前、つまりばね受け40がストッパー44に当接する前であることが望ましい。つまり、上述した所定時間は、メインタンク19内におけるインクLの液面位置やインクLの粘度およびインク補給通路24の流路抵抗などに基づいてあらかじめ設定される。
タイマーのカウントアップによる所定時間経過後、S18のステップにて供給弁29および排出弁30が閉止される。そして、キャッピング部材18をインクジェットヘッド14の吐出口面17から退避させ、昇降手段27を駆動してメインタンク19を元の待機位置まで下降させる。さらに、容積規制手段43を作動させてストッパー44を退避位置に移動させ、サブタンク15内に圧縮ばね42による負圧を発生させる。この状態において、インクLがサブタンク15から排出弁30に至る気泡排出通路26に介在しているように、上述した所定時間が適切に設定される。これも、メインタンク19内におけるインクLの液面位置やインクLの粘度ならびにインク補給通路24および気泡排出通路26の流路抵抗などに基づいてあらかじめ設定されるものであることは言うまでもない。
しかる後、S19のステップにてキャリッジ13を吐出回復位置を移動し、インクジェットヘッド14の吐出回復処理が必要に応じて行われる。この吐出回復処理は、インクジェットヘッド14の吐出口16からインクLを吸引したり、インクジェットヘッド14の吐出口面17を払拭したりすることを含む。
なお、上述したインクLの補給周期が比較的短い場合、排出しなければならない程度の気泡がサブタンク15内に介在していないと推定することができる。この場合には、上述したS16,S17のステップを行わず、インクLの補給のみ行うようにしてもよい。
上述した実施形態において、メインタンク19に貯溜されたインクLの残量などを昇降手段27の作動に伴うインク補給管21の他端に対するインクLの液面の相対変化に基づいて把握することも可能であり、この場合の作業手順を図5に示す。すなわち、S21のステップにて昇降手段27を作動させ、メインタンク19をその待機位置から上昇させ、S22のステップにて液面センサー36がインクLの液面位置を検出するまでの上昇量X1をエンコーダーからの検出信号に基づいて算出する。そして、この上昇量X1とあらかじめ設定した第1の閾値XLとを比較し、S23のステップにて上昇量X1が第1の閾値XL未満であるか否かを判定する。第1の閾値XLは、インクLの液面を図2のH位置まで上昇させることができるぎりぎりの値であり、従って一回分のインクの補給および気泡排出に要するインク量にほぼ匹敵する値である。
なお、本実施形態においても図4に示した先の実施形態におけるS11,S12のステップがS21のステップに先駆けて行われていることに注意されたい。
S23のステップにて上昇量X1が第1の閾値XL未満である、つまりメインタンク19に貯溜されているインク量に問題はないと判断した場合には、S24のステップに移行して図4に示したインク補給処理を行う。そして、インク補給処理を終えた後、インクタンク19を再び待機位置まで下降させるが、この時、液面センサー36がインクLの液面位置を検出するまでのインクタンク19の下降量X2をエンコーダーからの検出信号に基づいて算出する。そして、この下降量X2とあらかじめ設定した第3の閾値XAとを比較し、S25のステップにて下降量X2があらかじめ設定した第3の閾値XA以下であるか否かを判定する。この第3の閾値XAは、インクLの補給によって低下するインクLの液面予想位置に基づいて設定された値であり、従ってS25のステップではインク補給異常の有無が判定される。このS25のステップにて下降量X2が第3の閾値XA以上である、つまりインク補給が正常になされたと判断した場合には、そのまま終了する。しかしながら、S25のステップにて下降量X2が第3の閾値XA未満である、つまりインク補給が正常になされておらず、補給されずに残ったインクLの量が多いと判断した場合には、S26のステップに移行してインク補給異常警報を発する。
一方、先のS23のステップにて上昇量X1が第1の閾値XL以上であると判断した場合には、S27のステップに移行して今度は上昇量X1があらかじめ設定した第2の閾値XE未満であるか否かを判定する。第2の閾値XEは、メインタンク19にインクLがなくなっていることを判定するための値であり、待機位置にあるメインタンク19の底板33の表面からインク補給管21の他端までの高さに対応する。
S27のステップにて上昇量X1が第2の閾値XE未満である、つまりメインタンク19に貯溜されているインク量が一回分のインク補給および気泡除去に要するインク量を満たさない可能性があると判断した場合には、S28のステップに移行する。このS28のステップでは、インク残量が少ないという警告を発する。
また、S27のステップにて上昇量X1が第2の閾値XE以上である、すなわちメインタンク19にインクLがなくなっていると判断した場合には、S29のステップに移行してインクなしの警報を発する。
上述したインク供給異常警報や、インク残量警告およびインクなし警報は、インクジェットプリント装置10に設けられた視覚的または音響的手段により使用者に対して与えることができる。
上述した実施形態では、昇降手段27としてメインタンク19の下部を上下に伸縮可能な蛇腹構造を採用し、その底板33を昇降させてメインタンク19の容積を変更することにより、内部に貯溜されたインクLの液面の位置を変更させるようにしている。しかしながら、剛体構造のメインタンクであってもこれと同様なことが可能である。
このようなメインタンク19の他の実施形態を図6および図7に模式的に示すが、先の実施形態と同一機能の要素にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、本実施形態におけるメインタンク19は、水平な軸線回りに揺動可能な半円筒状をなす。インク供給ポート31は、メインタンク19の回動中心Oに開口し、ここにインク補給管21の他端が接続している。メインタンク19の外周面には、このメインタンク19の回動中心軸線Oを中心とするセクタギヤ47が装着されている。このセクタギヤ47と噛み合うピニオン38が駆動モーター35によって正逆転駆動され、メインタンク19の回動量が図示しないロータリーエンコーダーによって検出されるようになっている。液面センサー36は、メインタンク19の回動中心軸線Oを含む平面をインクLの液面が通過したことを検出する。本実施形態におけるインクLの補給量は、インクLの液面がメインタンク19の回動中心軸線Oを含む平面上にある図6に示す位置から、あらかじめ設定した一定量θだけメインタンク19を回動させた図7に示す位置まで上昇させることにより規定される。待機位置は、メインタンク19を時計回りに回動させた回動端位置となり、この場合には大気連通孔32が最も下降した状態となる。
杖術した実施形態では、メインタンク19を駆動することにより、このメインタンク19に貯溜されたインクLの液面の昇降を行うようにしている。しかしながら、本発明においては、インクLの液面とインク補給管21の他端との相対位置が問題となることを理解すべきである。つまり、メインタンク19とインク補給管21の他端とを相対的に昇降させることによっても、本発明で規定した昇降手段27を構成することができる。例えば、メインタンク19を固定とし、インク補給管21の他端をメインタンク19内で昇降させるような昇降手段27を採用することも可能である。
このような昇降手段27の他の実施形態を図8に示すが、先の実施形態と同一機能の要素にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、本実施形態おけるメインタンク19のインク供給ポート31は、メインタンク19の下端部に形成されている。このインク供給ポート31に対し、他端側のみ剛体構造となったインク補給管21の直管部48がシール状態で上下方向に摺動自在に嵌合している。従って、インク補給管21の他端側は、完全にメインタンク19内に位置した状態となっている。本実施形態における液面センサー36はラック37と一体に設けられ、その検出位置がインク補給管21の他端、つまり直管部48の上端となるように設定されている。ラック37と噛み合うピストン38には、インク補給管21を昇降させるための一対のローラー49が連結されている。従って、ピニオン38を駆動モーター35によって正逆転させることにより、液面センサー36とインク補給管21の直管部48とを同時に同じ量だけ昇降させること可能である。また、これらの昇降量は、ピニオン38に連結された図示しないエンコーダーによって検出可能である。
図8に示した実施形態の場合、メインタンク19に貯溜されたインクLの液面を基準とし、この液面からのインク補給管21の他端の下降量Hを制御することにより、サブタンク15へのインクLの補給量を常に一定に設定することができる。また、先の実施形態におけるプリント作業中などでのメインタンク19の待機位置は、インク補給管21の他端の上昇端位置に設定すればよい。
ところで、図1に示した実施形態においては、排出弁30の閉弁時期をタイマーのカウントアップによる時間で制御している。しかしながら、気泡排出管22内を気泡ではなく、インクLが流れていることを検出することにより、排出弁30の閉弁時期を制御することも有効である。より具体的には、排出弁30と廃インクタンク28との間に介在する気泡排出管22を光学的に透明な材質のもので形成し、この部分に透過型光学センサーとしての泡沫センサー50を配置する。この泡沫センサー50が気泡を含まないインクLの通過を継続的に検出した時点で、排出弁30を閉止すれば、インクLの不要な消費を最小限に抑えることが可能となる。
この場合のインク補給手順を図9に示すが、S11〜S16のステップは、図4に示した先の実施形態におけるS11〜S16のステップと同一である。S16のステップにて排出弁30を開いた後、S31のステップに移行し、泡沫センサー50の出力が継続的にオンになっているか否かを判定する。ここで、泡沫センサー50の出力が継続的にオンになっている、すなわち気泡排出通路26に気泡が存在していないと判断した場合には、先の実施形態と同じS18のステップに移行して供給弁29および排出弁30を閉じる。さらに、S19のステップにてインクジェットヘッド14の吐出回復処理を行う。
一方、S31のステップにて泡沫センサー50の出力が継続的にオンとならない、つまり気泡排出通路26から気泡が抜けないと判断した場合には、図5に示した実施形態と同じS29のステップに移行する。すなわち、インクなしの警報を発してメインタンク19へのインクLの補給を促す。
図1に示した実施形態において、液面センサー36の取り付け位置をインク補給通路24の他端に対して所定量Hだけ高い位置に設定した場合、インクLの補給時にインクLの液面位置を上昇させ、より安定した補給を可能とすることができる。この場合のインク補給手順の一例を図10に示す。すなわち、S41のステップにて昇降手段27を作動させ、メインタンク19をその待機位置から上昇させ、S42のステップにてメインタンク19の上昇量X1があらかじめ設定した第2の閾値XE以上であるか否かを判定する。この第2の閾値XEは、図5で示した実施形態と同じものであり、従ってここで上昇量X1が第2の閾値XE以上であると判断した場合には、S43のステップに移行してインクなしの警報を発する。
なお、本実施形態においても図4に示した先の実施形態におけるS11,S12のステップがS41のステップに先駆けて行われている。
S42のステップにて上昇量X1が第2の閾値XE未満である、つまりメインタンク19にインクLが貯溜されている可能性があると判断した場合には、S44のステップに移行して液面センサー36がインクLの液面を検出したか否かを判定する。ここで、液面センサー36がインクLの液面を検出していない場合、S41のステップに戻ってメインタンク19の上昇を継続する。S44のステップにて液面センサー36がインクLの液面を検出した、つまりインクLの液面がインク供給ポート31よりも所定量Hだけ上昇したと判断した場合には、S45のステップに移行して昇降手段27の作動を停止する。次いで、S46のステップにて供給弁29を開くと共にタイマーのカウントアップを開始し、メインタンク19内のインクLの補給を開始する。タイマーによる所定時間の経過後、S48のステップにて排出弁30を開き、気泡の排出を開始する。
しかる後、S49のステップにて再び液面センサー36がインクLの液面を検出したか否かを判定する。最初は、インクLの補給が行われているため、液面が下降しているのでS50のステップに移行して再び昇降手段27を作動させ、メインタンク19の上昇を開始してS49のステップに戻る。S49のステップにて液面センサー36がインクLの液面を検出した、つまりインクLの液面がインク供給ポート31よりも所定量Hだけ上昇したと判断した場合には、S51のステップに移行して昇降手段27の作動を停止する。このようにして、インクLの液面位置をインク供給ポート31よりも所定量Hだけ再び上昇させ、重力を利用したインクLの補給が安定してなされるようにする。
次に、S52のステップにて供給弁29および排出弁30を閉じ、S53のステップにてメインタンク19を待機位置まで下降させる。この場合、供給弁29および排出弁30の閉弁時期は、先の実施形態のようにタイマーのカウントアップに基づいて時間で制御したり、泡沫センサー50からの検出信号に基づいて制御したりすることができる。この後、必要に応じてインクジェットヘッド14の吐出回復処理を行うことも有効である。
なお、本発明はその特許請求の範囲に記載された事項のみから解釈されるべきものであり、上述した実施形態においても、本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が記載した事項以外に可能である。つまり、上述した実施形態におけるすべての事項は、本発明を限定するためのものではなく、本発明とは直接的に関係のないあらゆる構成を含め、その用途や目的などに応じて任意に変更し得るものである。
14 インクジェットヘッド
15 サブタンク
16 吐出口
17 吐出口面
18 キャッピング部材
19 メインタンク
20 インク補給部
21 インク補給管
22 気泡排出管
24 インク補給通路
26 気泡排出通路
27 昇降手段
28 廃インクタンク
29 供給弁
30 排出弁
31 インク供給ポート
43 容積規制手段
P プリント媒体
L インク
15 サブタンク
16 吐出口
17 吐出口面
18 キャッピング部材
19 メインタンク
20 インク補給部
21 インク補給管
22 気泡排出管
24 インク補給通路
26 気泡排出通路
27 昇降手段
28 廃インクタンク
29 供給弁
30 排出弁
31 インク供給ポート
43 容積規制手段
P プリント媒体
L インク
Claims (13)
- 液体供給口が形成された第1のタンクと、
この第1のタンクよりも下方に配され、容積が変化し得る第2のタンクと、
この第2のタンクの容積が増大するように付勢する付勢手段と、
この付勢手段による付勢力に抗して前記第2のタンクの容積をあらかじめ設定した最大容積に規制する容積規制手段と、
前記第2のタンクの下端部に一端が連通すると共に前記液体供給口を介して前記第1のタンク内に他端が連通し、前記第1のタンク内の液体を前記第2のタンクへと供給するための液体補給通路と、
この液体補給通路の途中に設けられて当該液体補給通路の開閉を行うための供給弁と、
前記第1のタンクに貯溜される液体の液面位置に対する前記液体補給通路の他端の相対位置を変更するための昇降手段と、
前記第1のタンクよりも下方に配されると共に前記第2のタンクの下端部に連通し、前記第2のタンクから供給される液体を吐出するための吐出口が形成された吐出口面を有する液体吐出ヘッドと、
この液体吐出ヘッドの吐出口面を覆い得るキャッピング部材と、
前記第2のタンクの上端部に一端が連通する排液通路と、
この排液通路の途中に設けられて当該排液通路の開閉を行うための第2の開閉弁と、
前記排液通路の他端に連通し、前記第2のタンク内の気泡を含んだ液体が当該排液通路を介して排出される排液タンクと
を具え、前記液体吐出ヘッドの吐出口から液体を吐出させる場合、前記昇降手段が前記第1のタンクに貯溜された液体の液面を前記液体補給通路の他端以下に位置させ、前記容積規制手段が第2のタンクに対する規制を解除し、前記第1および第2の開閉弁が閉止され、前記キャッピング部材が前記液体吐出ヘッドの吐出口面から退避する液体吐出装置において、前記第1のタンクから前記第2のタンクに液体を補給する場合、
前記キャッピング部材にて前記液体吐出ヘッドの吐出口面を覆うステップと、
前記容積規制手段を作動させて前記第2のタンクの容積を前記最大容積まで変化し得るように規制するステップと、
前記昇降手段を作動させて前記第1のタンク内に貯溜された液体の液面を前記液体補給通路の他端よりも上方に位置させた後、前記供給弁を開いて前記第1のタンク内の液体を前記第2のタンクへと流下させるステップと、
前記第2のタンク内の容積が最大容積に達した後に前記供給弁を閉止するステップと
を具えたことを特徴とする液体補給方法。 - 前記供給弁を閉止した後、前記液体吐出ヘッドの回復処理を行うステップをさらに具えたことを特徴とする請求項1に記載の液体補給方法。
- 前記液体吐出ヘッドの回復処理は、前記液体吐出ヘッドの吐出口から液体を吸引するステップおよび前記液体吐出ヘッドの吐出口面を払拭するステップのうちの少なくとも1つのステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の液体補給方法。
- 前記供給弁を閉止した後、前記昇降手段を作動させて前記第1のタンク内に貯溜された液体の液面を前記液体補給通路の他端以下に位置させるステップをさらに具えたことを特徴とする請求項1から請求項3に記載の液体補給方法。
- 前記第1のタンク内に貯溜される前記液体の液面は、前記第1のタンクから前記第2のタンクに液体を補給する場合を除き、前記液体補給通路の他端に対して常に最下端位置に保たれ、
前記第1のタンクから前記第2のタンクへの液体の補給のために前記第1のタンク内に貯溜された液体の液面を前記液体補給通路の他端に対して相対的に上方に位置させる前記昇降手段の作動量と、前記供給弁を閉止した後に前記液体の液面を前記最下端位置まで下降させる際に検出される液面の位置とに基づき、前記液体の補給異常の有無を判定するステップをさらに具えたことを特徴とする請求項4に記載の液体補給方法。 - 前記供給弁を開いて前記第1のタンク内の液体を前記第2のタンクへと流下させるステップは、前記第2の開閉弁を開き、前記第1のタンクから前記第2のタンクへの液体の補給に伴って前記第2のタンク内に介在する気泡を前記排液タンクへと排出させるステップを含み、前記第2のタンク内の容積が最大容積に達した後に前記供給弁を閉止するステップは、前記第2の開閉弁を閉止するステップを含むことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の液体補給方法。
- 前記気泡を含まない液体が前記第2の開閉弁と前記排液タンクとの間の前記排液通路に介在しているか否かを検出するステップをさらに具え、前記第1および第2の開閉弁を閉止するステップは、前記気泡を含まない液体が前記第2の開閉弁と前記排液タンクとの間の前記排液通路に検出された場合に行われることを特徴とする請求項6に記載の液体補給方法。
- 前記昇降手段を作動させて前記第1のタンク内に貯溜された液体の液面を前記液体補給通路の他端よりも上方に位置させた後、前記供給弁を開いて前記第1のタンク内の液体を前記第2のタンクへと流下させるステップは、前記液体補給通路の他端に対する前記液体の液面位置を一定に保つステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の液体補給方法。
- 前記昇降手段の作動に伴い、前記液体補給通路の他端に対する前記液体の液面位置の相対変化に基づいて前記第1のタンクに貯溜された液体の残量を推定するステップをさらに具えたことを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の液体補給方法。
- 前記昇降手段が前記第1のタンクの容積を変更する手段を含むことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の液体補給方法。
- 前記昇降手段が前記第1のタンクを水平な軸線回りに回動させる手段を含むことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の液体補給方法。
- 前記昇降手段は、前記第1のタンクと前記液体補給通路の他端との上下方向に沿った相対位置を変更する手段を含むことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の液体補給方法。
- 前記液体吐出ヘッドの吐出口から液体を吐出させる場合、前記第2のタンクと前記液体吐出ヘッドとが一体となって前記第1のタンクおよび前記排液タンクに対し相対移動可能であることを特徴とする請求項1から請求項12の何れかに記載の液体補給方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009143425A JP2011000735A (ja) | 2009-06-16 | 2009-06-16 | 液体補給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009143425A JP2011000735A (ja) | 2009-06-16 | 2009-06-16 | 液体補給方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011000735A true JP2011000735A (ja) | 2011-01-06 |
Family
ID=43559122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009143425A Pending JP2011000735A (ja) | 2009-06-16 | 2009-06-16 | 液体補給方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2011000735A (ja) |
-
2009
- 2009-06-16 JP JP2009143425A patent/JP2011000735A/ja active Pending
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